なぜかサイゾーに降臨!! 新アルバム『D+SECT』についてクールに語る!!

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 ヴィジュアル系バンド界のカリスマ、MALICE MIZER(マリスミゼル)のリーダーManaが12月15日、バンドMoi dix Mois(モワ・ディス・モワ)名義でアルバム『D+SECT』(Midi:Nette M.+.M)を発売する。最近では分島花音【チェロを弾きながら歌う、ゴスロリ系女性アーティスト】のプロデュースをして話題を集めたが、Mana自身の活動としては、久しぶりのアルバムとなる。  「ライブでは一言も話さない」「いついかなる時でもゴシックな衣装でキメているらしい」など、その存在のすべてが謎に包まれている、Mana。そのカリスマ性からファンの間では「Mana様」と呼ばれることも多い彼を、サイゾー本誌においてヴィジュアル系バンド・インタビュー連載「ヴィジュアルさん、いらっしゃい!!」(2010年11月号で終了)を担当していた、ヴィジュアル系好き"鬼畜ライター"角川慶子が直撃!! Mana(以下、M) よろしくお願いします!! ――うわ! Mana様がしゃべってる! 肉声を聞けただけでうれしいですよ。 M フフフフ。 ――以前から、ライブではしゃべらないキャラだったんですか? M 基本的にはそうですね。 ――では、今活動しているMoi dix Moisは、一体どんなバンドなんしょう? M マリスミゼルとは若干違っていて、Moi-meme-Moitie(モワ・メーム・モワティエ)ってブランドを立ち上げた流れで作ったバンドで、そのブランドの服をカスタマイズして、それを着て演奏するっていうスタイルなんです。要は、モワ・メーム・モワティエの世界を表現するための音楽というか。 ――以前から、衣装デザインもやっていましたよね? M 絵を描くのが好きなんです。バンドの衣装も、自分でラフを描いてデザインからすべてやっていました。その流れで、99年にこのブランドを立ち上げたんです。僕の中では、ファッションと音楽は、自分を表現するために必要なもので、その表現のためにブランドを立ち上げたんです。 ――この業界の噂で、Mana様は近所のコンビニに行く時もゴシックな服を着ているというのがありますが、本当なんですか? M それは分かりませんが(笑)、実際、黒い服しか持ってないんですよ。Gパンも持ってないし。 ――寝る時は何を着ているんですか? ジャージ? パジャマ? M ジャージは持ってないです。最近スヌーピーのパジャマを購入したんで、寝る時はそれを着てます。スヌーピーが好きなんです。 ――スヌーピーのキャラが好き?
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M 子どもの頃にスヌーピーの布団で寝てて、それにすごく愛着があったんで、そのままスヌーピー好きになってしまったんですよ。 ――そのパジャマは何色ですか? M 水色です。 ――きゃー、Mana様が黒以外を着てるんですね。見たいっ! さて、今回発売されるアルバムは、どんな感じのものなんですか? M そうですね......ダークですね。 ――いつぐらいから構想があったんですか? M 曲は前からちょこちょこ書いてたんですけど、ここ数年、分島花音のプロデュースなんかをやっていたので、そっちのほうでずっと忙しかったんです。それが一段落したので、いまは自分のものをどんど作っている感じですね。 ――今後、また自分以外のミュージシャンのプロデュースすることなどは考えているんですか? M 積極的に誰かをプロデュースしたいってわけではないんです。ただ、もちろんいい出会いがあって、刺激になることであれば、またプロデュースしてみたいですね。でも、やっぱり自分の音楽を作りたいっていうのが、いちばんの願望です。 ――アルバムの話に戻りますが、内容をもう少し具体的に言うと......。 M 僕はパイプオルガンとチェンバロの音が昔からすごく好きなんですけど、僕の原点に帰って、そういった楽器の音がフィーチャーされたアルバムになってます。僕的な意味での「宗教的」な雰囲気がうまく出てる作品になったと思います。 ――もともとクラシックをやっていたんですよね? M いや、クラシックを取り入れた音楽をやってはいるんですけど、クラシックをきちんと学んだことはないんですよ。 ――えー! ピアノが基礎にあるのかなって、ずっと思ってました。 M 親が音楽の教師をしているので、子どもの頃からずっと家でクラシックが流れている環境だったんです。それで、クラシック音楽が自然と自分の中に入ってきたんじゃないかな。 ――でも、聴くのと作るのでは大違いでしょう。独学でできるものなんですね。 M できる......みたいですね(笑)。 ――自分の中で、どのようにして音楽が生まれるんですか? M 自分のイメージ通りの音楽が作りたいので、ポンポンとそんなにすぐには生まれてこないんですよ。結構緻密な計算のもとに音楽を作っているので、スタジオで「いっせーのせっ!」ってやってバンドでアレンジをするんじゃなくて、基本的には完全に僕の中で緻密に作り込むっていうのがスタイルです。 ――レコーディングにも、かなり時間をかけるんですか? M そこまでではないと思いますけどね。どちらかっていうと、レコーディングそのものよりも、それ以前のアレンジに時間をかけますね。曲の構成、展開、そういうものをいちばん最高な状態にもっていきたいので、そのためには周到な準備をしないと。 ――歌詞は、曲ができてから書いているんですか? M 歌詞から先に作ることはほとんどないですね。音のイメージがまず最初にあって、それを具体的な音にしていって、その音ができたあとに歌詞を作る。 ――素朴な疑問なんですけど、Mana様は、ヴィジュアル面の作り込みもハンパないですよね? メイクはもちろん、衣装とかPVとかライブとか。ああいう壮大なものをやる時に、最初のイメージを具現化するにあたって、コスト面とか会場の問題とかで、最初にやりたかったことを軌道修正せざるを得ないってことはあるんですか? マリスミゼルの時とか、どう考えたって金かかってますよね!? M 結構リアルな話だね(笑)。 ――やりたいのに、予算が足りないとか。 M 基本的に、それは常に......(笑)。舞台監督に「それは不可能です」って言われることもしょっちゅうなんで(笑)。 ――じゃあ、もし予算を考えないとしたら、どんなことをやりたいですか? M ヨーロッパの廃墟とか、例えば教会の崩れた跡とか、寺院の崩れた跡とかでライブをやってみたいですね。 ――PVを撮るんじゃないくて、そこでライブですか!? M うん、ライブ! なかなか難しいと思うんですけどね。でも、廃墟の美しさ、崩れたものの中にある美しさっていうのがずっと好きなんですよね。 ――あ、もしかしてMana様って、かなりの廃墟萌えですか? M ああ、かなりありますね。 ――最後に。音楽は一生やりたいと思ってますか? M もちろん。やっぱり、音楽を作っていて、「これだ!」っていうのが生まれた時に、ものすごい幸福感を感じるんですよ。どんな形にせよ、音楽は一生やりたいと思っています。 (構成=角川慶子) ●Mana(まな) 音楽プロジェクトMoi dix Moisリーダー。そして、現在活動休止中の大御所ヴィジュアル系バンドMALICE MIZERのリーダーとしても、つとに有名。ファンからは「Mana様」と呼ばれ、「様」までが名前と言っても過言ではない。常にゴシックロリータファッションに身を包んでいるMana様ですが、趣味が高じてか、ブランド「Moi-meme-Moitie」を立ち上げ、デザインおよびプロデュースまでも手がけている。つまりMana様は、ヴィジュアル系女形の神なんです!! Moi dix Mois公式サイト<http://www.midi-nette.com/mdm/> Mana公式ブログ「Monologue†Garden」<http://manamonologue.blog16.fc2.com/> Moi-meme-Moitie公式サイト<http://moi-meme-moitie.shop-pro.jp/
D+SECT 12月15日発売の、Mana様待望のニューアルバム。一言で言うと「ホンモノ」。この手のことをやろうとしたV系バンドはとても多いのですが、これほどまでに完成度の高い作品を聴いたことがありません! 楽曲の良さ、歌詞のセンス、演奏力のクオリティ、聴き手に情景までを見せてくれるアーティストなんて、ほかにいません。耽美系でMana様に敵う人間なんていません。ほかの者どもは、Mana様の真似でしかないのですよ!! amazon_associate_logo.jpg
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キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」(中編)

IMG_9454.jpg前編はこちらから   ──もう「貸せ」じゃなくて「くれ」って言った方がいいですね。よく耐えていらっしゃる。 高橋 だから、その時にさんざん説教したんですよ。俺だっていつまで一緒にいられるか分からないし、今まで40年一緒にいてここまで来て、親孝行もしたいよ。あと、何年生きているかも分からないし、正直、父一人、子一人じゃ、何もできないよって、2時間くらい男と男で話して寝たんですよ。親父にも何か心打つものあるかなと思っていたら、朝、親父が「おい、50万いつ貸してくれるんだよ!」って。 ──アハハハ! 何も響かない! 高橋 もう本当に駄目な人なんだなって。破産しちゃうとか、いろいろやりようはあるんだろうけど、自分が住んでいるところが親父の不手際で一方的に取られるのが癪っていうのが、抵抗している理由かな。 ──ちょっと私の父と似てます。父は、三代続いた会社を潰したんですよ。 高橋 はいはい、羽振りがいいと駄目になりますね。 ──羽振りがいいうちに会社が潰れちゃって、母も父に惚れていたもんですから、お金がなくなったあとも夢を追う父に騙されて、一家心中の一歩手前で私と姉を連れて逃亡したんです。助かりました。 今野 じゃあ、よかった。すごいエピソード持ってますね。 ──今野さんのお父様もフィリピンに飛ばれてますし、ぜんぜん負けてないと思います! 今野 それ、どっちが勝ちなんですか? 高橋 こういうエピソードがない人が勝ちですよ。 今野 我々負けですよね、全員......。 ──すみません、悲しい勝負をしてしまいました。えっと、話が変わるんですけど、お二人とも人見知りだと聞いてるんですけれど、どう克服されたのかを......。 今野 僕、人見知りしないです。僕は逆の発想でいきましたよ。 ──え? 今野 「どうでもいい」っていう。人見知りって人と話そうとするから起きる現象じゃないですか。だから、僕はもう話さないですし。 高橋 それが人見知りだよ! ──今野さんは楽屋でやることがない時、ずっと鏡を見て「何かをしている人のふり」をしてやり過ごすんですよね。私も学生時代は休み時間の度に寝たふりしてました。 今野 寝たふりしますよね~。友達いなかったんですか? ──あんまりいなかったですね。とにかく寝てるふり! 高橋 どっかに行くふりとか、どこかに到着していないふり。 今野 休み時間なきゃいいのにって思いますよね。 ──あと、無駄にトイレ行ってました。便所飯も余裕でした。 高橋 分かります、分かります。 ──イヤホンつけて音楽がすごく好きな人のふり、とか。 今野 僕もずっとRPGやっているふりですよ。 ──えっ! やってないんですか? 今野 やってるんですけど、同じところをぐるぐる。好きでもないのに。 高橋 分かる、分かる。 ──とにかく何かをしている人って周りから認識されたいんですよね。だから話しかけられないんだよっていう言い訳づくり。 高橋 こっちは何かしてるんですからね。物理的に理由があるからね。 今野 こっちは寄せ付けないわけじゃないんだ。 高橋 忙しいからなんだ。 今野 話したい人はすごくいるけど、ゲームやってるから気を使って話しかけてこない。 高橋 話してもいいっていう状況にしちゃうと、話しかけられないこっちの責任になっちゃうからね。 今野 何回も机の中を見たり。 ──あれ~? とか言いながら筆箱の中身を入れたり出したり。 高橋 分かる、よく分かる。あれ~? カバンの中かな? って、何も探していないのに。 ──あと、かかってきてもない電話に出ます。友達からかかってきた風を装って。 高橋 分かる分かる。電波入んねーな、とか言っちゃう。 今野 僕はそういう時ね、留守電を聞いているふりをするんですよ。 ──それ、いいですね! あっ、でも、「キングオブコント」の後に、お二人ともすごいたくさんメールがきてるじゃないですか! 今野・高橋 ああ......。 ──今野さん40件、高橋さん200件! 友達たくさんいるじゃないですか! 高橋 その時だけですよ。 今野 ほとんど、仕事で会った人ですから。 ──それでも羨ましいですよ! 気軽に電話やメールをもらえるようになるにはどうしたら良いんですか? 高橋 その留守電を聞いてるふりとか辞めて、話しかけられるようにすればいい。 ──その電話をしているふりっていうのが、「友達が多くて話しかけやすい私」のアピールだったんですが......。 高橋 でも結局、バレるんすよ。バレてるんすよ。 今野 「あいつ誰ともしゃべってねぇ」って。 高橋 「あいつ、誰も話す相手がいないから話すふりしてるんだな、そのままにしとこう」みたいな。洩れますよ、やはり。本当に忙しい人とか話しやすい人とか話しますもん、本当に。 今野 本当に電話していると動きが違いますもん。 ──バレていたのか......恥ずかしすぎてどうしたら良いのか分からない。すごく恥ずかしいです、今日。 高橋 分かるなぁ、分かりますよ。それを私はあなたよりも15年くらい長くやってきてますから、分かりますよね。でも、25歳でこういう仕事をしている時点で十分世に出ているし、大丈夫じゃないですか。25歳の時なんて、僕はまだ芸人にもなっていないですから。 ──その頃は機械の静電気をチェックする仕事をされていたんですよね。 高橋 そうです、コピー機の。 ──私も工場で働いていた時があるんですよ。小規模な工場だったんですけど。 今野 ベルトコンベア似合いそう! ──イラン人とかと一緒にタグを付けてました。 今野 似ー合うー! 高橋 似合うなぁ、上手そうですね。なんのタグですか ──洋服についている値札とかそういうのを......すごく早かったですよ。 今野・高橋 似合うなぁ! ──カッチンカッチン、映画の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』みたいな感じで。あれが一番向いていたんですけど、おばあちゃんとかリアルに指がなかったりして、怖いなあと思って。 高橋 どこまで使われるんですか? これは。 ──高橋さんのはそういう現場ではないんですか? 高橋 まあ、室温35度、湿度80%みたいなところでパンツ一丁で、もう髪がしっとりしてきた時に「出ましたよ!」って一週間に1回言ったり。 ──おお。ぜんぜん想像がつきません。どうしてそこから芸人さんに? 高橋 そこで2年間くらい働いたときに、社員さんに「いや~、高橋くんはこの仕事に向いているね」って言われて。逆にマズイと思って。すごい良い会社だったんですけど、やっぱ25、6歳って考える時期じゃないですか。 ──現状、まさに考え中です! 将来の不安が半端ない! 続けられる自信が年々減少していきます! 今野さんは、他の仕事に就かれることもなく、芸人さんに? 今野 僕は高卒で入ってますね。バイトもしたことない。 高橋 エリートですよ。 ──お笑いエリート! 今野さんはおしゃれですし、立ち振る舞いからも育ちの良さが出ますよね。 今野 育ちは良かったんですよね。 高橋 ある意味、社長の息子ですよね、それなりに。 ──そしてそのうち、お父様がフィリピンに。 今野 ええ、フィリピンに行きまして。 ──甲斐性がありすぎちゃったんですかね。 今野 単純に潰れて、借金から逃げたんです。うちは破産をしましたから。 ──みなさんご事情がおありだ......。「キングオブコント」の優勝、本当に良かったです。自分のことのように嬉しい。コント日本一になってどうですか? 変わったこととかありますか? モテたりとか! 高橋 ないですねぇ。 今野 モテないですよ。 ──でも、芸人さんとはすごくモテるものだと聞きました。 今野 それはないですよ。 高橋 もう1年以上セックスもしてないですし。 今野 僕なんてセックスもしてないのに最近性病になっちゃって、謎ですよ。めっちゃかゆいですよ、今。今朝もかゆくて目が覚めた。 ──えっ......(ちょっと席を離す)。 高橋 温泉でうつったらしくって。俺、お前に衣装貸すのは本当に嫌だ。 今野 だからココは僕はね、あえて今は皮を完全にかぶせている状況です。広がるんじゃないかと思って。 高橋 ATフィールド!  ──あやまれ! エヴァにあやまれ! 高橋 インキンってことはないの? 僕、昔、夏に汗でインキンになったことがあってね、金玉の裏がすごく赤くかゆくなる。それで、ホントすごいなと思ったのが、しわしわになっている皮が、最後にちょっとずつ剥がれて、それが全部剥がれた時にピカピカのライチみたいな、本当に顔が映るくらい輝くあの瞬間。あの一回の花咲く瞬間。卵肌。本当に自分の身体に自分の顔が映っているっていう、その瞬間があれば頑張れるよ。 今野 そこじゃないもの、僕がかゆいところは。 ──お医者さん行ってないんですか? 今野 行ってないよ。 高橋・小明 行ったほうがいいよ! 今野 知らない人にチンチン見られたくないじゃない。 高橋 今、試しに見せてみ、免疫つくよ。 ──ひー!! やめて!! グホッフ(咳込む)! 高橋 僕らは大丈夫なんですけど、大丈夫ですか? ──大丈夫です、なんていうか、日本一になられてもお変わりなさそうで、ええ、なにより......えっと、お二人は年代もけっこう違うのに仲が良いですよね、趣味が合うんですか? 今野 全然合わないですよ。 高橋 でも、面白がる部分が似ている感じがしますよ。全然冴えない生活を送ってきましたし。 ──日本一になったのに? 高橋・今野 冴えないですよ。『ニコニコキング・オブ・コメディ』見てますよね? あの番組冴えてます? ──冴えては......いない......かも。でも、面白いですよ! お二人のコント以外の顔がたくさん見られて貴重です! 今野さんは髪型をツーブロックにされてるの、コントでは気付かなかったから、おしゃれだなぁって思って。 今野 してないですよ。こっち側でしょ? こっち側は薄いんですよ。ツーブロックじゃないです、ハゲです。 ──おおう。失礼しました。 今野 僕はこの髪型は美容院行って「たけしさんみたいにしてください」って言ったの。だから、今日もたけしさんみたいにって(うれしそうに)。 高橋 へー、恥ずかしいな、芸人として。だから、こいつはもっといろいろしたいらしいんですけど、やっぱりコントやるのに邪魔じゃないですか。ところが、夏休みの間で突然羽を伸ばし始めて......。 今野 金髪とかモヒカンとかしたかったんですよ。でも、いつ戻ってくるか分からないから全部やりたいと思って、一気に、金髪のモヒカンになったんです。 ──高橋さんが痴漢冤罪騒動で活動自粛を余儀なくされたときですね! (後編につづく/取材・文=小明) ●キングオブコメディ 高橋健一と今野浩喜からなるお笑いコンビ。2000年結成。「キングオブコント2010』王者。『キングオブコメディのカネとコメ』(ラジオ大阪)、サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にてトーク番組『ニコニコキングオブコメディ』(隔週木曜)出演中 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
キングオブコメディ単独ライブ Vol.6 「葉桜」 コント一筋。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」(前編) 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

肩肘張らず、心をフリチンに! 玉袋筋太郎が推奨する「夜のコミュニケーション」

tamasnac01.jpg  夜の酒場に紫の明かりを灯すスナック。どんな小さな町にもある「夜の社交場」の扉を開け続けるスカパー! の人気番組『玉袋筋太郎のナイトスナッカーズ』のDVDが発売される。そこで、新宿生まれ新宿育ち、両親はかつてホモスナックを営んでいたという生粋のスナッカー・玉袋隊長に、スナックにかける熱い想いからコミュニケーション術まで、さまざまなお話を伺った! ■心をフリチンにしないとダメな場所 ――DVD発売おめでとうございます。もともとテレビ番組として開始した『ナイトスナッカーズ』ですが、この番組では企画から手掛けられていますね。 「もともとは"夜の毒蝮三太夫"みたいな番組をやりたくて始めたんですよ。スナックに行くことで自分の腕も上がるしね」 ――DVDで改めて拝見すると、スナックへの愛が溢れていますね。 「AVを見たら抜きたくなるのと一緒で、このDVDを見たら呑みに行きたくなるという効果・効能があります。スナックは個人的にも頻繁に行くんで、この番組は普段の自分にカメラがついてきた、という感じです」 ――週にどれくらい行かれるんですか? 「週2、3回くらいかな。全国どこでも行った先のスナックに入ります。すでに数百軒は入ってるんじゃねえかな」 ――数百軒! その中でもいちばん印象に残っているスナックは? 「いっぱいあるよね。その土地によってそれぞれいい思い出をくれるんだけど、最近じゃ奄美大島の先にある喜界島という場所にロケで行って、スナック3軒くらいはしごしたんだよ。ママと仲良くなって空港まで見送りに来てくれたんだけど、ローカル駅みたいな空港でさ、涙ぐみながらプロペラ機に向かって手を振ってくれるんだよ。『ウルルン滞在記』(TBS系)どころじゃないよ、うれしかったね~」 ――DVDを拝見すると、ママやお客さんともすぐに打ち解けていますね。 「溶け込むことは大事。お店の空気を壊しちゃいけないんだよ。カラオケボックスのように自分の好きな歌を歌っているだけではお店の空気を壊しちゃうよね。一見(いちげん)さんなんて、外来魚"ナイルパーチ"みたいなもんなんだから。そこの水に馴染むように溶け込むことが大事なんだよ」 tama_snac03.jpg ――お店に馴染むコツはありますか? 「肩肘張らず、威張らずに心をフリチンにしないとダメだよね。構えないってことが一番の方法かな」 ――玉さんがスナックに行き出したきっかけは何でしょうか? 「昔から飯も飲み屋もマニュアルでやっているところには行きたくないんですよ。マニュアルなんかに乗せられねえぞ、っていう信念があるんです。それを突き詰めていったらスナックになったんだよね。だから、普段からチェーン店の居酒屋も行かないしファミレスにも行きません」 ――スナックというと一見さんお断りというイメージがあると思いますが、このDVDではアポなしでどんどん入っていってしまいますね。 「もちろん一見さんでも大丈夫なんですよ。だってそこに扉があるんだから! 俺、スナックのドアは『どこでもドア』だと思ってんだよ。異次元に行けるドアがあるのにそれを開けないのはもったいないと思うな。もちろん威張って入ったらダメだよ。向こうもお客を見ているんだから。ちゃんと礼儀正しく『呑ませてもらっていいですか?』って入ってったら『いいよ』っていう話になる。そっから始まるんだよ」 ――撮影で思い出深いエピソードは? 「下北沢の『北花』のマスターなんか始めは『出ない出ない』って言ってたんだけど、最終的には1時間30分べらべら喋ってたからね。行き当たりばったりなんだけど、ドラマが生まれるんだよ。そういう意味では、この番組には『田舎に止まろう』(テレビ東京系)と『ウルルン滞在記』と、『ちい散歩』(テレビ朝日系)と『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)と『いい旅夢気分』(テレビ東京系)すべてのエッセンスが詰まってる」 ■"クリック"よりも"スナック" ――このスナック巡りによって玉さんが見せたいのは、やはり「人間ドラマ」なんでしょうか? 「『マニュアルがないところがマニュアルだ』っていう楽しさを若い人に知ってほしいんだよ。今は客が楽しさを与えられて当然になっちゃってるよね。でもマニュアルに乗っけられて喜んでいたら、喜びを自分で見つけるセンサーが鈍っちゃう。スナックでは自分でも楽しさを与えなきゃならないし、与えてもらえる。相互でやりあうよさ、気持ちよさがあるんです。『お客もママを気持ちよくさせて当然じゃん』っていうのが俺の考えだね。場の雰囲気をよくするのもお客がやらなきゃいけない。そうやってお店の空気が出来上がってくるんだよね」 ――スナックに行くことは芸の肥やしになってるんでしょうか? 「芸については分からないけど、人間力だろうな。気持ちいい男になりたいっていうのがあるんだよね。『あいつ気持ちいいやつだな』って言われるようになりたいんだけど、40歳なんてまだ鼻っ垂らしなんだから。だけど、少しは近づけるのがスナックなのかもしれない」 ――修行の場所ですね。 「だからスナックは人間力アップのための教室だよね。今はクリック一つで友達ができる世の中になっているけど、それじゃ物足りないんだよ。だから"クリックよりもスナック"だと思うよ」 ――以前にも、「会社の新人研修にスナックで働け」と書いていましたね。 「スナックで働けば、一方通行の応対じゃなくて縦横無尽に動けるようになるんだよ。いろんなお客さんが来るからすごいいいと思う。本気で言ってるんだけどな」 ――社会人としての人間力も身に付きそうですね。 「スナックで働けば、たとえ気が合わない人だったとしても、商売だから仏頂面なんかできないわけよ。そこでまたそういうテクニックを覚えたら、人間としてのステージが上がるよね」 ――玉さんにとって、スナックとはどういう場所でしょうか? 「ライフワークであり、居場所であり、源泉掛け流しってのは温泉だけど、『人間掛け流し』の場所かな。その湯加減の気持ちよさったらないんだよ!」 ■『かっちゃんすげえよ』って言ってやれる男になりたい ――『キッドのもと』(学習研究社)でも「心で握手」と語られていましたが、玉さんのそういう熱い考え方はどのようにして培われたんでしょうか? tama_snac02.jpg 「昔からそういう仲間がいたからだろうな。だからガキの頃の友達にはすごく感謝してるよ。いい奴らばっかりいたから。貧乏な奴もいたし、勉強ができる奴もバカな奴もいろいろいた。その中の友情みたいなもので人付き合いを学んだんだよね。例えば俺がいくら走ったってかっちゃんの足には適わない。だからって妬むんじゃなくて『かっちゃんすげえよ』って言ってやれる男になりたいと思ってたんだよね」 ――キッドの芸風にも通じるところがありますね。 「自分がいかに神輿の上に乗らないで神輿を担ぐかっていう芸風でやって来たわけだね。いろんな人にスポットを当てて、"わっしょいわっしょい"って。そういう仕事にプロフェッショナルな誇りもある。ただ、よく考えたらそれってスナックでいつもやってることなんだよね」 ――玉さんが求める熱いコミュニケーションのよさは何だと思いますか? 「何だろう......ご褒美くれるよね。それは物じゃなくて言葉とかになるんだけど、絶対にお金じゃ買えないご褒美だよね」 ――そういったご褒美は、例えばSNSやインターネット上の関係では難しいですね。 「そんなの嘘だぜって思うもん、やっぱり。いざっていう時に助けてくれねえよ」 ――玉さん自身も助けられた経験はあるんでしょうか? 「あるんじゃねえかな。免許事件で謹慎していた時もそうだし、謹慎明けもお金ねえからってタダで呑ませてもらったりしたからね」 ――キッドの漫才にも濃密なコミュニケーションが広がっていますよね。玉さんと博士の間然り、キッドと客席の間然り。 「紀伊国屋ホールで550人しか入らないすごくミクロな世界だけどね。でも俺はそれでも構わないと思うんだ。あれはあれで一つの形として成立しているんじゃないかな」 ――トーキョーカルチャーカルチャーで行われている「スナック玉ちゃん」のイベントも1周年を迎えましたね。 「1周年イベントの時に高田文夫先生が来てくれたんだよ。楽しんでくれてカラオケまで歌ってくれて。で、次の日に高田先生が『お客さんがちゃんと出来上がっている、あれは立派だよ』って言ってくれたんだよ。それはうれしかったね。俺もお客さんに育てられてるし、お客さんも一緒に育っているイベントだと思う。ちょうどこの日は台風が直撃して、『誰も来ないだろ』って思ってたらみんなちゃんと来るんだよね。あの一体感は奇跡的だったな。スナックにもそういう出会いがあって、大雨とか嵐の日にスナックに行っても誰もいないじゃん。そういう時に行くとママは嬉しいんだよ。それにママを独り占めできるでしょ。......って思ってると同じ考えの奴が入ってくるんだよな(笑)」 ――玉さん自身もいつも濃密なコミュニケーションをしようと心がけていますか? 「殿に『お前は人を好きになりすぎる』って怒られたことがあるんだけどね。俺、好きになっちゃうと全部軸足をのっけちゃうんだよ。それで思いっきり裏切られて、結構落ち込んだこともある。だから端から見ると熱いようだけど、今は50/50なんだよね。もちろん、困ってる奴だったら軸足を全部乗っけて助けようと思うよ」 ――玉さんが今、一番愛している人は誰ですか? 「それはもう家族だろうな。73才のおふくろともう2年くらい暮らしているんだけど、一緒に暮らしてくれるっていうことは本当にありがたいよね」 ――殿に対してはどうでしょうか? 「殿は......俺にとっては永遠に輝き続ける星だからさ、ずっと見上げっぱなしだよね。......何か本当にスナックで喋ってるみてえだな(笑)」 (取材・文=萩原雄太[カモメマシーン]) ●DVD発売記念サイン会 日時:12月18日(土)19:00スタート 会場:タワーレコード新宿店10階 ●たまぶくろ・すじたろう 1967年東京生まれ。高校時代からビートたけしの「追っかけ」として名を馳せ、86年に弟子入り。浅草フランス座での修業を経て、翌年、水道橋博士とお笑いコンビ「浅草キッド」を結成。月に1回、お台場で「スナック玉ちゃん」を開店し、マスターを務める。近著に『絶滅危惧種見聞録』(廣済堂出版)、浅草キッドの共著として『キッドのもと』(学研)。
玉袋筋太郎のナイトスナッカーズ スカパー!にて放送された伝説の人気バラエティー番組。毎回、玉袋筋太郎を隊長として、東京近郊のさまざまな駅に降り立ち、秘境の地「スナック」を探し、突入取材を敢行。ママさんやお客さんとの愉快なおしゃべりを中心に、店の自慢や歴史、そこに集う人間模様などを紹介していく。コレを見ればスナックが分かる! 12月15日発売/定価:3,675円(税込)/販売元:アミューズソフトエンタテインメント amazon_associate_logo.jpg
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キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」(前編)

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 モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第19回のゲストは、「キングオブコント2010」で見事"コント日本一"の座に輝いた、キングオブコメディさんです! [今回のお悩み] 「人見知りをどうにかしたく......」 ──わー、キングさんだ! サイゾーテレビの『ニコニコキングオブコメディ』見てます! 高橋 ありがとうございます。 今野 いや、あなたもやってる方だから。 ──いやいや、私のチンケな番組も初回にキングさんが出てくれたおかげで箔がつきました! 今野 あれ、初回だったの? 初回からゾンビの格好してやるテレビなんて見たことない。 ──あ、顔を晒すのが苦手なんですよ。だから気合いを入れるためにゾンビになろうと思って......。でも、結局アワアワしちゃって、まともにお話しできなかったんですよね。 高橋 今日が初めてだもんね、ちゃんとお会いするのは。......こういう顔をしてるんだね。 今野 あの時は「うわっ」て思ったけど、こんなに綺麗な人だったなんて。 高橋 お肌も綺麗だしねぇ。 ──......えっ!? 褒められるのも苦手なので勘弁して下さい! あ、あの、それで、キングさんの番組のアクセス数が、優勝して以来すごいアップしていてですね......。 高橋 マジっすか? 俺、知らないよ! 今野 さっき聞いたけど、その数がやっと小明さんと並んだんですよ。 高橋 やっと並んだか。今までなんだったんだろう。ねぇ、優勝もしていないのに、小明さん。 ──いや、いや、褒められるのも苦手だけど、絡まれるのはもっと苦手なので、やめて下さい! ゾンビでやった初回がまぐれでアクセス数が良くて、今はもう10分の1くらいなんですよ! このまま、どこまで下がるか怖くて! 今野 よしよし、俺らもゾンビの格好をしよう。ガンガン上がるかもしれない。 高橋 でも、僕らもどんどん下がって、一時、生放送で60人くらいしか見てなくてびっくりしたわ。今は「キングオブコント」の力を借りてアクセスを上げてるんです。 今野 これで、小明さんも何かで優勝してもらえればまた並びますね。いろんな大会がありますから、種飛ばし大会とか。 高橋 ありますね、地方のどこかの街で。何かありますよ。B-1グランプリとかね。 ──B-1グランプリのBってなんですか? ブス? B級アイドル? 高橋 B級グルメのBです。 ──あ、そう言えばありますね、そういうの。 高橋 そうです、たしかあずきホルモンとか。 ──なるほど、そういう地方の1位になってアクセス数を伸ばそうっていう不思議な啓蒙活動を......(狼狽して)ウッ、ゴホォッ! 今野 何ですか! 今のは!? ──あああ、いや、ええと、すみませんちょっと咳込んでしまって、こちらの事情で、ええ。 高橋 分かる分かる。頭で用意した質問を整理しつつ、相手の目も見なきゃいけないからね、分かりますよ。 ──こうやって人と会話をするのも久しぶりで、ましてや昨日もテレビで見ていた人たち......すみません、ちょっと耐性がついていないみたいで......! 高橋 分かります、分かります。僕も日陰の人間ですから、分かりますよ。 ──もう、目が見られなくて、2人いるから余計に。 今野 大丈夫? 1人なら見られるの? ──1人ならなんとかごまかしごまかし。2人だと、眼力が2倍になるから。 今野 ああ......。 ──とてつもなく恥ずかしくなってしまうんです。 高橋 分かります、よく分かりますよ。 ──良かった、いや良くない、えーと、あ、「キングオブコント」優勝おめでとうございます! 高橋 このタイミングで!? ありがとうございます。 今野 これは何ですか? また0から始めるとかですか? 高橋 今までの話は使わない気ですか? 今野 仕切り直しですか? 高橋 一回息をハーってして。 ──ハーっ、......緊張しいなんです。 高橋 分かります、分かりますよ。緊張してないようにごまかしているだけで、こっちもそれなりにしていますから。 ──本当ですか? 高橋 はい。でも、攻めて行けば割とごまかせるじゃないですか。緊張も誰かに押し付けちゃえば。 ──先に攻められるともう、ダメですね。負けます。もう私、今日はダメです。 今野 帰りますか、じゃあ。 高橋 では、改めて後日。 ──いや、すみません、いてください! えっと、今野さんは賞金のうち50万円を後輩芸人さんにあげるっておっしゃってましたけど、本当にあげちゃうんですか? 今野 まだ賞金が手元に着てないですけど、約束していることですから。 高橋 もったいないよ。 ──50万あげるってすごいですよ。太っ腹すぎますね! 今野 はい、太っ腹ですよ、僕は。お金に対してそんなに執着がないですから。 高橋 いいね、言ってみたいね。俺なんてどんだけ人が残した弁当がもったいなく思えるか。新しい弁当があるのにちょっと残っている方を食べたくなる。もったいないから。俺だって親父の借金がなければ、なんの執着もないよ(笑)。俺、お金使わないもの。 今野 じゃあ、いいじゃん。もう、全部親にあげなさいよ。 ──あげましょうよ。私も借金を返し終わったんですけど、爽快ですよ。 高橋 借金あったんですか? どういった借金?  ──学費などのいろんなもので、まぁ何百万って額じゃないんですけども。 今野 偉いですね、学費とか払ってたんですね。 ──でも、そのあとコツコツ貯めた貯金を今度は貸してしまって、また貧乏に......。 今野 貸しちゃった? 高橋 良くない男に? ──いえ、親に。 高橋 え!? うわー! ──父の遺産の配分がうまくいかなかったりで、実家も売ることになって、もう帰る家もなくなってしまって。 高橋 あらー、境遇が似てますね、非常に。僕も親に200万勝手に使われましたから。 ──200万!! それは賞金からですか? 高橋 いや、ナチュラルに。おふくろが死んだときに、生前俺のために貯めておいてくれたお金を親父がいつの間にか使ってた。 ──その上、借金が2500万円でしたっけ。 高橋 初めはもっとあったんですよ。それで家が半分なくなって......。 今野 隠されてたんですよ。 高橋 埋蔵金ですよ、秘宝ですよ、我が家の秘宝。高橋家の秘宝。ハムナプトラ。 ──いらないなー、その秘宝。マイナスの埋蔵金なんて嫌だ。 高橋 それで家が半分なくなったのに、まだ2500万あるって言われて。 ──賞金の取り分が250万だと、全額あげても10分の1で、そんなに足しにならないですね......。 高橋 でも、優しいんですよ、親父。半年も放っておいたワイシャツを突然クリーニングに出してくれたりして。このタイミングで。 ──それは回収準備に入ってますね。ちなみにお父様のお仕事は? 高橋 運送屋の社長です。社長って言っても小さいやつ。社長ってひとりでも社長って言うじゃない? 仕事が順調だったら返せるけれど、会社のドアを開けると親父と従業員のみんながキャッチボールしてたりするんですよ。膝から崩れ落ちますよ。 ──アハハハ! 時間と体力を持て余している! 高橋 そうなんですよ。うわー、今日も仕事が無いんだって思って。 ──でも、これから仕事がうまくいって返せたりするんじゃ? 高橋 もう70歳ですから。 ──あー、返せない。 今野 そこまで生きてきて返せないものは返せない。 ──やっぱり賞金はあげよう。 高橋 今、さりげなく親父の寿命を示唆していますね......。親父にあげると親父がだめになるでしょ! 本当に、俺がいくら親父にあげていると思っているの? その200万だって「あの200万どうなってるんだよ!」って怒ったら、「あの200万はもう無理だよ」って開き直られて、そのあげくに「50万入れないと会社がうまくいかないから」って言われて......。競馬もしてるみたいだし、女遊びもしてるみたいだし、200万無理だって言ってる人間が、50万返すわけないじゃないですか! (中編につづく/取材・文=小明) ●キングオブコメディ 高橋健一と今野浩喜からなるお笑いコンビ。2000年結成。「キングオブコント2010』王者。『キングオブコメディのカネとコメ』(ラジオ大阪)、サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にてトーク番組『ニコニコキングオブコメディ』(隔週木曜)出演中 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
キングオブコメディ単独ライブ Vol.6 「葉桜」 コント一筋。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」(前編) 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

アンチ意見に共感!? "雑草の国のシンデレラ"たんぽぽの素顔に迫る!

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いま一番旬な女芸人・たんぽぽを直撃!
 人気バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で、この11月から新メンバーに加わった女芸人コンビ・たんぽぽ。学級委員長キャラの白鳥久美子と、薄幸顔がボケと絶妙に絡み合う川村エミコ、これまでほぼ無名だった2人がここに来て『めちゃイケ』を筆頭に、「ほんだし」のCM(小栗旬と共演中)や、映画『サビ男サビ女』(来年1月公開)への出演など、一気に活躍の場を広げている。そんなブレイクの波が押し寄せている"雑草の国のシンデレラ"を直撃した。 白鳥久美子(以下、白鳥) どうも~、根っこが残ればまた生える。 川村エミコ(以下、川村) 花も咲くけど嗅ぐと臭い。 2人 たんぽぽです! よろしくお願いしま~す。 ――ジメっとした自己紹介ありがとうございます(笑)。まず、『めちゃイケ』の新メンバーに決まった時、どんなお気持ちでしたか? 川村 全然、実感沸かなくて......。 白鳥 「あれ? これ現実かな?」ってフワッフワしてました。あと友達の友達とか、知らない人からたくさんメールが来て、対応が大変でした。 ――『めちゃイケ』という大舞台に不安はありませんでしたか? 白鳥 新メンバーに決まった時、すぐ伊集院さん(公私共に親交のある伊集院光氏)に電話したんですよ。そこで「誰もお前たちに期待してないし、『めちゃイケ』は絶対お前たちをオイシくしてくれるから、身を任せるくらいの気持ちでやれ」って言ってもらったのが救いでしたね。 tanpopo03.jpg 川村 どうせうまく出来ないんだし、今は元々いるすごいメンバーの方々に身を任せて、楽しくやらせてもらってます。 ――11月27日の放送で岡村隆史さんが復帰されましたが、岡村さんを前に新メンバーの皆さんが緊張されているのが印象的でした。 川村 現場では江頭(2:50)さんの企画と聞いていたので、岡村さんが出てきてもしばらく「誰?」って感じで。理解した時にはビックリしすぎて、(岡村の前でコントをするくだりで)ネタを忘れちゃいました......。 ――『めちゃイケ』に出てから、お2人の周りの環境に変化はありましたか? 白鳥 「ばかうけだ!」(顔がお菓子の「ばかうけ」に似ていることから)って、声をかけられる機会が増えました。昨日も家の前に小学生が集まってて、駅までずっとつけられたんですよ。 川村 私も電車とかで顔を指さされて、「アパアパ!」(顔がアパホテルの社長に似ていることから)とかって言われるようになりました。 ――ネット上では、未だに新メンバーに対する賛否両論が飛び交っていますが、「たんぽぽって番組にいらなくね?」みたいなアンチ意見は、どのように受け止めていますか? 白鳥 このポジションにはオアシズさんがいますし、ウチらも思ってたことなので「その意見、分かる分かる~」って感じです。その人(アンチ)たちとお茶会とかしたら話が合いそう(笑)。 川村 「ウチらこれからどうしたらいい?」って逆に相談したいくらいです。未だに何で自分たちが受かったのか、全く分からないですし。 ――傷付いてなくて良かったです。ところで白鳥さんは『めちゃイケ』でヴァージンであることを暴露されていましたが、大切にしていらっしゃるんですか? 白鳥 そうですね~、今は言い寄ってくる人がいたとしても、「ちょっと待って!」とそう簡単にカラダを許す気はないですね。よく人からは「出来なかっただけだろ」って言われるんですけど、私の中では守ってきたつもりですし、これからも守っていきたいなと思ってます。 ――以前、伊集院さんのラジオで、"長年片想いしている地元(福島県)の男性から、白鳥さんが気持ち悪がられている"という切ないエピソードを聞いたことがあるんですが。 白鳥 そうなんです。ずっとメールも無視されてたんですけど、『めちゃイケ』が決まった途端に「決まって良かったな」みたいな上目線のメールが来たんですよ!(不満そうに)「今まで私のこと迷惑がってたくせに、テレビに食いついてるだけじゃないか!」と思って、この機会に断ち切ろうか1カ月間悩んだんですけど......、この前やっぱもったいなくなって、メール返しちゃったんですよ~。 川村 あ~あ。 白鳥 でも本当の私を好きじゃない感じがするので断ち切ります! これもいい女になるためのワンステップかなって。 ――川村さんは、男性経験の方は? 川村 私は1人だけ。5年も前なんですけど......。 ――なぜ別れちゃったんですか? 川村 『Qさま!!』(テレビ朝日系)で「女芸人の彼氏は誰だクイズ」っていう企画があって、その時彼氏がいたので番組オーディションに参加して、合格したんです。そしたら収録直前に彼が「出たくない」って言い出して、「テレビ出んの大変なんだから、出てよ~!」「うるせえブス!」みたいな大喧嘩になって......結局、彼氏も出演の機会も失いました。 白鳥 でもエミちゃん(川村)は貪欲なんでいつも恋はしてるんです。男性から「飲み物飲む?」って言われただけで好きになっちゃうんで。 川村 はい、私、すぐに好意があるって勘違いしちゃうんです。で、告白すると「え、何で?」みたいな感じのパターンが3人くらい続いてて......。 tanpopo02.jpg ――ちなみに川村さんは『めちゃイケ』では"隠れ巨乳"キャラですよね。 川村 はい、Hカップあります。大きいから垂れてきてはいますけど、形も悪くないと思ってます。すっごい柔らかいですし。 ――読者に感触を伝えたいので、(当方女につき)触ってみてもいいですか? 川村 全然いいですよ(と言って胸を差し出す)。 ――(服の上から触りながら)ぅわっ! 超柔らか~い! っていうか、本当に大っきいですね!! 川村 私、全体的にポニョポニョしてるんで。ふふ。 ――いいおっぱいでした! では最後に今後の目標を教えてください。 川村 2人でよく「将来、劇場作りたいね」って言ってるんです。後輩芸人とかが、出られるライブがなかなか見つからなかったり、自分たちでライブしようと思ってもお金が無くて出来なかったりする様子をよく見てるので、そういうコたちが立てる劇場が作れたらいいな~って。 白鳥 だから目標は、劇場を買うためにまず3億円貯めることですね。今はそんなことを考えながら、「そのためにはあれも頑張んなきゃ! これも頑張んなきゃ!」ってやってるのが楽しいです。 (取材・文=林タモツ/撮影=佐久間ナオヒト) ●たんぽぽ 川村エミコ(1979年、神奈川県生まれ)と白鳥久美子(1981年、福島県生まれ)の女性二人組お笑いコンビ。08年コンビ結成。現在、『IJP イジュウインパーク』(TOKYO MX)、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)にレギュラー出演中。映画『サビ男サビ女』は来年1月ヒューマントラストシネマ渋谷他にて公開予定 川村ブログ<http://ameblo.jp/sienne04/> 白鳥ブログ<http://ameblo.jp/sienne07/
伊集院光のでぃーぶいでぃー~みんなでチカラをあわせていろいろつくってみようの巻d またもや伊集院ジンクス!? amazon_associate_logo.jpg
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日本の未来に警鐘を鳴らす問題作!? 舞台『Lock the ROCK』

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12月11日にはDMMライブトークに出演する森山栄治氏(左)と伊阪達也氏(右)。
 12月21~26日に東京・六行会ホールで行なわれる舞台『Lock the ROCK』。この舞台は、アメリカに統治された日本という架空の近未来がテーマ。アメリカは"日本古来の文化をすべて消去する"という政策を推し進め、その一つとして日本の伝統芸能を継承する血筋を一カ所に収容し、幼い頃からアメリカのダンスや文化を徹底して強要し、潜在意識からも抹殺しようとした。しかし若者たちは、あることに気付き、行動に出るが──。  ここまで聞くと、もしかして近い将来、現実に起こりうることかもしれない、と感じる人も多いのでは(アメリカではなく、相手は中国かもしれないが)。そこで今回は、演劇ユニット*pnish*の副リーダーで人気舞台俳優の森山栄治氏と、第12回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞し、舞台を中心に活躍する伊阪達也氏の主演2人に、舞台の様子をお尋ねしました! ──本日はよろしくお願いいたします! まず、最初に台本を読んだときの感想は? 森山 初めに読んだときは、なかなか考えさせられる話だと思いましたね。 伊阪 そうそう、すごく考えさせられましたね。劇中に「伝統」というセリフが出て来るんですが、日本って伝統を重んじる文化のはずなのに、最近では日常生活で伝統を意識することがなく、「日本人だ」という感覚も弱い。サッカーを応援してるときくらい(笑)。 森山 「名を継ぐ」というセリフが出て来るんですよ。今でも、歌舞伎の世界などには襲名はあるけど、私たちにはない。この舞台は、「先人たちが作り上げてきたことを継承していかなきゃ」「それこそが日本人なんだ」というテーマなんです。でも、日本人であることに誇りを持ちたいと思いつつ、あらためて考えると、なかなか難しいですよね。 ──2人はどういう役を? 森山 僕の役は、昭和気質の熱い男。でも、名前はカタカナなんですよ。ゴン、っていうんですけど。 伊阪 違います、ゴウです! 森山 あ、間違えた(笑)......で、ゴウがお兄ちゃんで、弟がいて。 伊阪 それが僕で、シンノスケ。シンノスケはアメリカ支配の影響でヒップホップダンスをやっているんです。 ──今回の舞台はダンスも盛りだくさんだとお聞きしましたが。 森山 そうなんです。今回は激しいダンスをたくさん踊りますよ! 伊阪 あと和太鼓も出てくるんですよ。 森山 だから、もしかしたら本番はふんどし姿になるかもしれないね。 伊阪 いいですね! ついでにふんどし姿でヒップホップ踊れば、アメリカと日本が融合された文化が生まれますね(笑)。 ──ふんどしが取れたら大変なことになりますよ(笑)。ちなみに2人は今まで一緒に舞台に出たことは? 森山 あります。この5年くらい、年末年始は一緒に舞台に出てますね。そういう点では慣れているので楽ですね。 伊阪 しかも今回のシンノスケは、甘えん坊の弟の役。栄治さんが普段から兄貴キャラなので、やりやすいです。 ──ちなみにプライベートで一緒に飲みに行ったり? 森山 行きます。稽古期間だって行きます。"飲みニケーション"は大切ですからね。 伊阪 便利な言葉ですよね(笑)。あと、栄治さんには「言うな」と言われてるんですけど、麻雀によく連れて行かれます。で、いつもコテンパンにやられてます(笑)。 森山 いや、あれは運だって。でも、最初は勝たしてあげてるじゃん、最終的には僕が勝っちゃうんだけど(笑)。 ──森山さん、ポーカーフェイスとかうまそうですもんね。 伊阪 そう、うまいんですよ。絶対に態度に出さない。普段から役者として完璧に演じてますよね。 森山 そういう意味では、伊阪くんはすぐ顔に出るよね。 伊阪 放っておいてください! ──仲いいんですね(笑)。では、最後にファンの方たちへ意気込みをお願いします! 森山 ダンスと和太鼓の調和はかなり迫力あるので、ぜひそこを注目して見ていただきたいと思います。 伊阪 切なくて感動する、でも最後にダンスでどっかーん! という舞台にするので、楽しみに見に来てください。最高のクリスマスプレゼントにしたいですね。 森山 まあ、まったくクリスマスとは全然関係ないですけどね(笑)。 ──本日はありがとうございました! ぜひ楽しみにしています。  なお、現在チケットはFREE(S)オンラインチケットにて好評発売中。12月11日には、2人は人気の「DMMライブトーク」にも出演予定なので、さらなる舞台秘話を聞けるかも!? お楽しみに!
名前で呼ぶなって!伊阪達也~I get over the trial~ キャー!! amazon_associate_logo.jpg
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冷戦と高度経済成長が生んだ、『機動戦士ガンダム』という賜物

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著者でフリーライターの多根清史氏。
 11月に刊行された多根清史『ガンダムと日本人』(文春新書)。大東亜共栄圏や、高度経済成長、55年体制と小沢一郎など、日本の政治・戦争をテキストに、アニメ『機動戦士ガンダム』はなぜ生まれ、なぜ愛されるのかに迫る一冊だ。国際政治学の大家・高坂正堯に師事した政治史通にして、雑誌「オトナアニメ」(洋泉社)のスーパーバイザーを務める名うてのアニメライターは、ガンダムの向こうにどんな日本人像を見たのだろう。 ――そもそも、なぜ、ガンダム本を? 多根清史氏(以下、多根) 去年、1/1スケール等身大ガンダムが立ったことが一番大きな理由ですかねぇ。1/1ガンダムを作るとなれば、技術も予算も必要だし、「景観を壊す」って声があがることも考えられた。ところが、ちゃんとコンセンサスを得て「ガンダム、お台場に立つ」が実現できた上に、オタクだけでなく、多くの人がこぞって見に行っていた。そんなガンダムの姿が、新しい日本のイコン(聖像)、ちょっと大げさな言い方をしてしまえば、大仏にも似た信仰の対象のようにも見えたんです。そんなことをつらつらと考えてたら「日本の歩みのいろんな局面をガンダムの中に見出せるんじゃないか」と思えてきて、執筆に至った、と。 ――しかし、「ガンダムと日本人」って大きなテーマですよね。何がふたつを結びつけたんですか? 多根 「量産」ですね。それまではワンオフもの(専用機)の主役メカが、毎回、ワンオフものの敵メカを倒すアニメが主流だったけど、ガンダムの世界では、ザクやジムという量産兵器がどんどん工場からロールアウトされていた。つまり、地球連邦とジオンの戦いとは、技術の粋を結集して作り上げた兵器をいかに効率よく量産できるかという工業国同士の戦いだった。で、この文脈がどこから出てきたかと言えば、高度経済成長期の日本の姿からでしょう。あと、戦前と戦後の日本の関係や、戦中の日米関係とも似ている。スペースノイド(宇宙居住者)の団結を掲げて連邦=大国に反旗を翻したものの、結局負けた小国のジオンは、戦前・戦中の日本の似姿だろうし、奇襲攻撃によって開戦当初こそ劣勢を強いられたものの、ガンダム開発後の物量作戦で巻き返した連邦は、真珠湾攻撃を受けながらも、フォーディズム(大量生産)によって第二次大戦に勝利したアメリカや、戦後の復興を成し遂げた日本のようですよね。 ――富野(由悠季)監督は、ガンダム制作当時、そのような政治史、産業史を研究していたんでしょうか? 多根 時事問題が好きな人ではあるものの、深くは掘り下げてないでしょうね。ただ、だからこそ、ガンダムは信頼できるとも言える。 ――信頼できる? 多根 戦争に対する変な先入観がないんですよ。戦争作品というと、得てして悲惨で貧乏くさいものになりがちだし、確かに「ひもじいからイヤだ」という感覚は、戦争に対するブレーキにはなるけど、そればかりが声高に叫ばれると、戦争観は歪んでしまう。だって、アメリカはひもじい戦争なんてしたことないし、外交において軍事力に頼らざるを得ない局面は残念ながら存在しますから。その点、1941年生まれの富野さんは、実質的には最初の戦後世代。戦争の記憶はほとんどなく、三種の神器に代表される家電製品や工業製品が身の回りに揃い始めた高度経済成長期を生きてきた人です。その生活感覚をストレートに投影したからこそ、「戦争万歳!」とは言わないけど、ダメとも言わず、ひもじくない、物量による戦争をニュートラルに描けたんだと思いますよ。 ――それが戦後育ちなら信用できるはずだ、と。 多根 で、もうひとつ、ガンダムは70年代後半に構想されたからこそ生まれた作品でもある。日本が貧しい時代なら、工業力に裏打ちされた物量作戦なんて思いつかなかっただろうし、単に技術力の高いほう=ジオンが勝つわけではない物語にはベトナム戦争の影響も見て取れる。あと、制作当時、ソ連のアフガン侵攻によって米ソが新冷戦に突入する直前だったことも影響を与えているんじゃないですか。 ――ふたつの大国が激突するわけですしね。 多根 その一方で、冷戦って、日本人にとってはスゴく絵空ごとっぽいんですよ。まず、自分たちのあまり知らないところで二大勢力が対立している。そして、どちらも最終兵器を持っている。でも、どちらかが最終兵器を一発撃てば、みんな死んじゃうから、結局、戦争は起きない。この『人類の滅亡と隣り合わせなんだけど、ある意味平和』という気の狂った大状況が、富野さんたちのSF的想像力を刺激した面もあるんじゃないですか(笑)。そして、当時の視聴者も『リアルだよね』と受け入れた、と。 ――では、今も愛される理由はなんなんでしょう。 多根 群像劇だからでしょうね。主人公はアムロなんだけど、ホワイトベースのクルーや、連邦のお歴々、そして、ジオン側についてもシャアのようなエリートから一兵卒まで、大勢の内面にかなり深く踏み込むから、視聴者はいくつになっても、物語のなかに自分を見つけられるんですよ。たいていの子はアムロやシャアに思い入れるんだろうけど、跳ねっ返りの子ならカイ・シデンに感情移入できるし、年齢が長じてきたらブライトさんにもハマれるし、左遷でもされようものなら、ランバ・ラルに涙できるかもしれない(笑)。ガンダムって「このキャラが物語の中心になる回はこの人が書く」というふうに、脚本家ごとに持ちキャラがあって、だから、いろんな人格のキャラクターが生まれたらしいんです。つまり、アニメならではの共同作業によって多彩なアイデアを盛り込みつつ、物語の骨子・大筋は富野さんがきちんと監督していた。そんな映像作品ならではの利点が最大限発揮されているところも魅力なんですよね。 (構成=成松哲)
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◆お知らせ 『ガンダムと日本人』(文春新書)と、弊社発行『別冊サイゾーvol.1 タブー破りの本300冊』フェアが、あおい書店町田店にて同時開催中! 同店で『ガンダムと日本人』をお買い上げの方には、特製フリーペーパーがついてくるとのこと。<あおい書店 町田店 東京都町田市原町田6-2-6 町田モディ8階>
ガンダムと日本人 ガンダムこそ、日本の象徴? amazon_associate_logo.jpg
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前バリは逆に恥ずかしい!? 範田紗々が体当たりで挑むサイコホラー

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 人気の絶頂から一転、今年7月に突然のAV引退を宣言した範田紗々。現在は女優として活躍している彼女の初主演ホラー映画『愛のえじき 女教師ハルカの告白』が12月1日より公開される。最新のCG技術を駆使していることでも話題の今作、彼女も血糊まみれになりながらトラウマを抱える女教師「ハルカ」を熱演している。今回、日刊サイゾーでは映画の見所や、それにかける意気込み、そして今だから話せるAVへの想いを語ってもらった。 ■「男優さんに囲まれてドキドキしました」 ――『愛のえじき』はホラーということですが、ホラー映画はよく見るんですか? 「そうですね。好きな映画のジャンルはホラーとかドキュメンタリーなんです。特にホラーは、日本とか韓国の黒髪の女優さんが出ている方が親しみやすくて怖いんですよ。洋画で金髪の女優さんがキャーキャー言ってても、別世界な感じがしちゃってあんまり怖くないんです。母がすごくホラー映画が大好きな人だったので、その影響で小さい時から見ています。もちろん映画館で見るのは怖いんですけど」 ――ホラー映画が情操教育だったんですね。 「逆に普通のアニメを全然見ずに育ってきたんです。だから私、ジブリアニメとか見ていないんですよ」 DSC2381.jpg ――そんな範田さんが主演する今作ですが、撮影期間はどれくらいだったんですか? 「1週間くらいですね。ちょうど一年前くらいに撮影したんですが、廃工場みたいな場所での撮影だったのですごく怖かったんですよ」 ――撮影でのいちばん思い出深い出来事は何でしょうか? 「今作ではバレー部顧問の女教師を演じています。AVでも『いけない!紗々先生』などで女教師ものはやってるんですけど、生徒役のAV男優さんはだいたい40歳くらいの方々なんです。今回は19歳とか20歳とかリアルな学生に近い年齢だったので、ちょっとドキドキしました。私は女子校、女子大出身で若い男の子に囲まれるっていう経験がなかったので、『あ、映画なんだ』って思いました(笑)」 ――今作は「勝ったらおっぱいを見せる」というストーリーですが、これは......あの作品ですよね? 本家を見て参考にされましたか? 「ちょっと監督には聞けなかったんですが......あれですよね? 予告編は見たんですけど、本編は見てないです。だって、別モノですから!」 ――確かに(笑)。ところで、映画の撮影とAVの撮影はやっぱり違うものなのでしょうか? 「スタッフさんがいっぱいいるのはAVと変わらないんですが、映画だとリハがあるのが違いますね。AVは一発本番なので」 ――慣れない環境だったかと思いますが、緊張しましたか? 「いや、もう楽しくて仕方なかったんです。監督さんがすごく優しい方で、何をやっても『素晴らしい!』と褒めてくれたんです。その言葉で頑張れました」 ――そこまで褒められると逆に不安になりませんか? 「なりました(笑)。歩くだけでも『素晴らしい!』って褒めてくれるんですよ。監督さんとの相性もよくて、大好きなホラー映画で、しかも初主演ということで、すごく楽しい撮影になりました」 ■「本当は前バリはしたくない」 ――範田さんにとって、AVと映画ではどちらが楽しいんでしょうか? 「うーん、AVの方が気持ちいいですね(笑)。今回もセクシーシーンはあるんですが、残念ながら前バリがあるので......。股間が肌色になる方が、パイパンみたいで逆に恥ずかしいんですよ。剥がすのもすごく痛いので、本当は前バリなしのほうがいいですね。日活ポルノとか昔の映画では前バリをしない人もいたらしくて、『いいなー』って思うんですよね」 DSC2388.jpg ――人前でセックスするのは、もう抵抗ないんでしょうか? 「AVを4年間やって慣れたっていうか、撮影を楽しめるようになりましたね。だからカメラがあった方が安心してセックスができるんです。プライベートでは全然してないんで、カメラが回ってないと恥ずかしいんです......」 ――それってちょっと変態なんじゃ......。 「病気ですね(笑)」 ――今年の7月にAVを引退してから生活は変わりましたか? 「そうですね。よくファンの方から『どうやって欲求不満を解消するんですか?』って聞かれるんですが、元のオナニストに戻りました」 ――AVに復帰したいと思うことは? 「引退した当初はしばらくはありましたね。いつか熟女路線とかで戻って来られたらと思っています(笑)。スーパー帰りの人妻みたいなシチュエーションでやれたらいいなー」 ――今の範田さんの夢は何でしょうか? 「ずっと昔から将来台湾に住みたいと思ってるんです。日本だとモテないんですけど、台湾だとすごくモテるんですよ! すごくかわいがってもらえるんで、もう台湾が私を呼んでいるんじゃないかと思っちゃいます。総統の愛人とかにしてくれないですかね」 ――愛人ですか!? 「体張って頑張りますよ! 中学校の頃から『紗々は愛人タイプだ』って言われていたので、結婚よりは愛人の方が向いてるんだろうなと思っているんです」 ――最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします! 「ホラーが大好きなので、初主演でやらせてもらってすごくうれしいです。ホラーが苦手な人もいると思いますが、紗々が体当たりで血飛沫を上げながら頑張ってます! ホラーといっても残酷なだけではなく、しっかりとメッセージ性が込められた作品なので、ぜひ劇場に見に来てほしいです!」 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン]/撮影=佐久間ナオヒト〕 aieji.jpg 『愛のえじき 女教師ハルカの告白』 校内でのレイプ事件をきっかけに、加害者の男子高校生3人が姿を消した。被害者である女性教師(範田紗々)は、その事件を隠しながら、自分の過去に向き合おうとする。人気AV女優としてSODの一世代を築いた範田紗々が、ゆうばり映画祭出身でハリウッドからも評価される筒井勝彦監督によって初主演を飾るホラー作品。  東京では12月1日〜5日まで原宿KINEATTIC(1日は舞台挨拶、2~5日はトークショーあり)、大阪では12月18日〜30日までシネ・ヌーヴォと来年1月8日〜14日までプラネットプラスワンで公開。 監督・脚本/筒井勝彦 出演/範田紗々、野崎純平、未童、尾田量生、佐藤英征他 制作/オルスタックピクチャーズ 配給/『愛のえじき』配給委員会 HP <http://oveneyes.com/haruka/int.html>
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アイドルグループ「ぱすぽ☆」の振付担当・竹中夏海が語るアイドルダンスの魅力とは?

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「スキちゃんのかにょん(スマイレージの福田花音)が可愛くてむせる」 「あーりん(ももいろクローバーの佐々木彩夏)て天使、って気付きました(・∀・)」  ......などなどと、アイドルへの惜しみない愛をネット上に綴る、とある"美人振付師"が、一部のアイドルファンの間で話題になっている。  彼女の名は、竹中夏海。単にアイドルオタクの振付師というだけでない。彼女が振付を担当しているのは、現役アイドルたち。つまり、"アイドルオタク兼アイドル振付師"という、実益をかねた(?)肩書きの持ち主なのだ。  彼女が主に担当しているアイドルは、アイドルグループ「ぱすぽ☆」。若槻千夏、岩佐真悠子、木下優樹菜などを擁する芸能プロ・プラチナムの子会社であるプラチナム・パスポート所属の10人組で、アメリカン・ロックテイストな曲調が特徴的なライブ系アイドルグループとして、現在人気急上昇中である。  "竹中先生"は、ぱすぽ☆のライブ現場には常に顔を出しており、ファンからは顔も名前も認知されている人気者である。そんな竹中先生に直撃取材を敢行。アイドルオタクとなった経緯、そして振付師から見たアイドルダンスの魅力について話を聞いた。 ──アイドルはいつくらいから好きだったんですか? 竹中夏海(以下、竹中) 私が中高生の頃にモーニング娘。が全盛期で、カラオケで歌ったりはしてたんですけど、まだオタクと呼べるほどではなかったんです。覚醒したのは大学を卒業してから。07年末の『紅白歌合戦』(NHK)でBerryz工房が「付き合ってるのに片思い」を歌っているのを見て、ですね。メンバーのりさこ(菅谷梨沙子)のあまりのかわいさにどっぷりハマっちゃっいました。全人類の中でりさこが一番好きです。親兄弟を超えて、一番好きです!(笑) ──今はどんなアイドルが好きですか?
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竹中 AKB48派かハロプロ(ハロー!プロジェクト)派かでいえば、ハロプロ派。どちらも魅力的なんですけど、AKB48が「普通っぽい子があか抜けていく過程を見せていくもの」だとすれば、ハロは「生まれながらの美少女」というイメージ。私は後者のほうがタイプなんです。女優でもグラドルでもなく、歌って踊るアイドルに最も惹かれますね。特に最近だと、スマイレージが大好き。ほかには、ももいろクローバーや東京女子流、バニラビーンズやTomato n' Pineも。基本、DD(誰でも大好き)なんです。 ──ダンスはいつから? 竹中 5歳から習いごとでモダンバレエを始めました。さらに中学時代には習いごとでバレエを、高校時代は部活で新体操部とバトン部を掛け持ち。大学は体育大のダンス科で、モダンダンス、ジャズダンス、コンテンポラリーダンス......などなど、いろんなダンスを勉強しました。 ──ダンス漬けの人生なんですね。なぜそこで、アイドルダンスの振付をお仕事にしようと思ったんですか? 竹中 なんらかの振り付けを仕事にしていきたいけど、でもなんのジャンルでやっていけばいいか分からない......。悩んだ挙げ句に、エンタテインメント性を突き詰めたダンスは「アイドルの振りコピだ!」って気付いたんです。 ──「アイドルの振りコピが、最もエンタテインメント」? 竹中 ダンスのショーって、映画やライブみたいに、デートで行くって感じではないですよね。でも、私はもっと気軽に、お客さんとの距離が近いものをやりたい。それはなんだろうって考えているうちに、大学時代にチアダンスをやっていたことを思い出したんです。チアって、ラインダンスの時にお客さんから「ハイ! ハイ!」って掛け声が入るんですよ。  でも、「チアよりももっとお客さん参加型のダンスがあった気がする......」って記憶を辿っていって、「そうだ! アイドルの振りコピだ!」って気付いて。私、アイドルオタクの方たちが、ステージ上のアイドルの振付を完コピする"振りコピ文化"がものすごく好きなんですね。振付師がアイドルの数人に振付を教えるだけで、その何十倍何百倍もの数のお客さんが勝手に覚えて踊ってくれる。なんて効率がいいんだ! と(笑)。 ──では、ぱすぽ☆の振付を担当することになったきっかけは?
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女性10名からなるアイドルグループ。
竹中 去年の4月に「振り付け 募集 アイドル」でネットで検索したら、ぱすぽのブログに行き着いて。そこで実際に振付師を募集してたわけではないんですが、ダメ元で問い合わせてみたところ、すぐに返事が来て面接。私のほかにも応募者がいたらしんですが、私が一番アイドルに詳しかったから採用してくれたらしいです(笑)。 ──アイドルオタクだったことが功を奏したんですね。最初にやった振り付けは? 竹中 ぱすぽ☆が本格始動する前に、同じプラチナム所属の「セクシーオールシスターズ」内の2人組ユニット「D-Rive」を担当しました。いかにダンスを歌詞に連動させるか、意識して作りました。今よりも、かなり時間がかかってましたが。ぱすぽ☆で最初に振付をした曲は、デビューシングルの「Let It Go!!」と、それと一緒にお披露目された「無敵Girl!!」。D-Riveの2人からぱすぽ☆の10人に数は増えたけど、私はダンスをフォーメーションから先に作るタイプなので、10人のほうが逆にやりやすかったですね。 ──現在のアイドルシーンにおける「アイドルダンス」というものをどう捉えていますか? 竹中 ダンスそのものの実力に関しては、ハロプロのクオリティの高さがブッチ切っていると思っています。例えば今、K-POPアイドルが本格派ダンスグループとして評価されてますが、実はハロプロのアイドルも同じくらいのスキルがあります。もちろん、K-POPアイドルも実力はありますよ。ただ、やっている振付自体は、結構ベーシックなものなんです。見せ方が上手いので、より本格派に見えるんですね。  ところがハロプロは、K-POPのように大衆向けに作っていない。かわいい動きやコミカルな動きをやっていても、実はスゴく難しいことをやっていたりします。その、「本格的にできるのに、あえてやらない贅沢さ」が素晴らしいんですよね。つまり、K-POP的なベーシックなダンスがまずあって、その発展系として、ハロプロやPerfumeがあるんじゃないかと。 ──では、先生にとって最強のアイドルダンサーは誰ですか?
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ファーストアルバム『TAKE☆OFF』
(ジョリー・ロジャー)
竹中 Perfumeののっち(大本彩乃)です。彼女はもう別格! Perfumeの振付師であるMIKIKOさんが伝えたいことを、メンバーの中で最も体現できているように思えます。ひとつひとつの動きが丁寧で、肩が入るべきところではちゃんと肩が入り、動きが止まるべきところではちゃんと動きが止まっている。完璧な振付と、それを体現する表現者としてのアイドル、という関係ですよね。すごい!  それから、好みでいえば、AKB48のあっちゃん(前田敦子)のダンスがグッと来ますね。動きがコンパクトなので"省エネダンス"とも揶揄されることもありますけど、全然そんなことはないんですよ。手を抜いてるんじゃなくて、全部出来た上で、コンパクトに凝縮して表現してるんです。通常、グループアイドルのセンターポジションって、派手なダンスをする子が多いんです。でも彼女は、ドセンターなのにコンパクト。その「はりきってなさ」が、逆にカッコイイなぁーっ! て思います。計算でやってるわけじゃなくて、きっと天才肌なんでしょうね。 ──では、竹中先生が担当しているぱすぽ☆は、アイドルオタク的に見てみるとどういうグループなんでしょう? 竹中 今は、ライブに来てもらえるとがすごく楽しいと思いますよ。まだそんなに大きな会場ではやれてないですが、どんどんお客さんも増えてきていて、いちばん成長している時期だと思います。ダンスの未経験者が10人中8人もいたんですが、やっとダンスの基礎がひと通り入って、今年の夏あたりから、彼女たちのパフォーマンスも第2段階に入ったかなという手ごたえがあります。  ダンスで注目してほしいメンバーは、まずは経験者だったあんな(玉井杏奈)とさこちゃん(槙田紗子)。2人ともK-POPアイドルが好きで、動きや表情の作り方に影響が見えますね。それから、もりし(森詩織)は表情がものすごくいい子です。私は、個人が自分の判断でやったダンスの"アレンジ"は、個性として尊重して残すようにしてるんですが、そうしたアレンジをあまりやらずに、私の振付を最も正確に表現しているのは、もりしだと思います。この3人が、ぱすぽ☆のダンスの要ですね。 ──大変おきれいな竹中先生。ご自身がアイドルにはなろうとは思わなかったんですか? 竹中 今26歳だからというわけではなくて、昔から振付師志向なんです。ダンサーになりたい、人前で踊りたいという欲求がなくて。でも、"男のアイドル"にはなってみたいですね(笑)。嵐が好きで、ファーストライブからずっと観てるんですけど、いつか嵐のメンバーになって、ステージ上で一緒に踊ってみたいなって思います。女の子にキャーキャー言われたい! 何百人ものお客さんが私の写真を貼ったうちわを持って、同じ振りをやってくれたら、きっと楽しいんだろうなー。将来の夢は、嵐になることです(笑)。 (取材・構成=岡島紳士<http://oshinshi.web.fc2.com/>/写真=名和真紀子) ●たけなか・なつみ 1984年6月10日、東京都生まれ。振付師。小学校5年生で子役デビュー。ミュージカル『美少女戦士セーラームーンSupers~夢戦士・愛・永遠に~』や、映画『学校の怪談2』などに出演。現在はぱすぽ。や、セクシー☆オールシスターズ(D-Rive、爆乳ヤンキー、爆乳甲子園)などの振付を担当している。 公式ブログ「チロリアン Nats*to You」<http://takenakanaketa.laff.jp/blog/●ぱすぽ☆ 2009年に結成された、10人組の女性アイドルグループ。グループ名は「パスポート」に由来しており、衣装もキャビンアテンダントをイメージしている。そのため、メンバーはクルー、リーダーはキャプテン、サブリーダーはチーフパーサー、ライブはフライト、観客はパッセンジャーと呼ばれる。12月6日にファースト写真集が、12月8日にはファーストアルバムが発売される予定。 公式サイト<http://www.passpo.jp/> 公式ブログ<http://ameblo.jp/passpo/> ●ファースト写真集『ぱすぽ☆プレミアム写真集 Vol.1~ CIELO passpo official photo book ~』 ぱすぽ☆のクルーたちがみずからプロデュースした、1000冊限定のファースト写真集。シリアルナンバー付き!! 価格/5000円(税込) 発売/SymBook
TAKE☆OFF 10人組ロックアイドルユニット、ぱすぽ☆のデビュー以来の軌跡がここに。CDのみの「エコノミークラス」と、DVD付きの「ファーストクラス」の2種類をご用意!! 価格/2,990円(エコノミークラス・税込)、3,990円(ファーストクラス、税込) 発売/ジョリー・ロジャー amazon_associate_logo.jpg
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「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の7回目です! 今回は"宍戸留美の妹オーディション"で見事妹の座を勝ち取った蝦名恵ちゃんです! ――ちくしょう! お前が来るまではその立ち位置は私のものだったのに(なぜか敵意むき出しで)。......あ、なんでもないです、こっちの話です。ルンルンの妹オーディション優勝、おめでとうございます!  ありがとうございます(笑)。 ――あのオーディションからまだ3カ月しか経ってないんですね、何か変わりましたか? ebimeg000003.jpg  うーん、どうだろう。舞台を見に行く機会が増えたりしたので、とても勉強になってます。あとは、まだあんまり変わったことはないです。 ――まだ学生さんですしね。女子大生、電車の中とかテレビで一方的に見ることはあっても、会話してもらうのって久しぶりだ......! ちなみに、数ある中からどうしてこのオーディションに?  最初は"何かを表現できること"がしたいと思って、いろいろな事務所に履歴書を出したりしてたんですけど、途中でダメだったりが続いてたので......。そこにたまたま『De☆View』のサイトで宍戸留美さんのオーディションを見つけて、その応募コンセプトが「なんでもいいです」みたいなかんじだったので(笑)。 ――「表現したい人集まれ! 年齢制限なし! 男でもいいよ!」みたいなノリでしたもんね。  それがすごく良いなあと思って、軽い気持ちで受けてみました。 ――前回この連載に出ていただいた江里夏さんも受けていたし、強豪揃いのオーディションでしたね~。  びっくりしました。控室に入ったときに、みんな「おはようございます!」って言ってて、すごい、なんか、もう......。 ――芸能界は昼でも夜でも「おはようございます!」なんですけど、そんなルール教えてもらわなきゃわからないですよね。  いっぱいいっぱいになっちゃって、どうしたらいいかわからなくて、ずっとひとりで下向いてました......。 ebimeg000004.jpg ――初々しい! 無事グランプリになって、これからどういう方面で活動したいですか?  私は映画が好きなので、映画に出たいなって。あと、やっぱり声を使う仕事もできたらいいなって思ってます。大学も、最初はお芝居がやりたくて入ったんですけど、いろいろ学んでいくうちに舞台よりも映像のほうが好きだなって。 ――どんな映画が好きなんですか?  一番好きなのは『奇跡のシンフォニー』かなぁ。あの、ものすごい有名なアメリカの子役が出てる......。 ――マコーレー・カルキンですか?  違います! あ、フレディ・ハイモア! その子は物心付いた頃から孤児院で暮らしているんだけど、もともと音楽の才能があって、音楽を通して両親を見つけていく話なんです。 ――そういえば前に宍戸さんと3人で撮影ついでにカラオケに行ったときもミュージカルの『アニー』を歌ってましたけど、あれも孤児院の話ですね。  オーディションの時に歌った『オリバー』も孤児院の話の歌です。 ――......孤児院になにか思い入れが? もしやすごく重い過去を背負っているとか......? 蝦 そんなことはないんですけど(笑)。 ――ちなみに幼少期はどんなお子さんだったんですか?  活発で、男女関係なく遊んでいる感じでした。あと、習い事をたくさんしていて、ピアノと習字と英会話と、書道、水泳、エレクトーンとかもやらせてもらいました。 ――わあ、お金持ちの子だ!  全然そんなことない(笑)! ――今はダンスもやってるし、バトンも回せるんですよね。宍戸さんも昔バトンを回しながら歌ってたし、私も昔やってましたよ! 同じだっ! バトンって綺麗だけど少しのズレも許されないし、練習で腕がボコボコになりますよね。けっこう本格的に習ってたんですか?  バトンの大会に出る選抜チームのひとりだったんですけど、トスの高さ合わせたりするのも合わなかったり、大変ですよね。 ――そう、そう! 私、よくひとりだけ落として「あ~あ」って顔もされてました。蝦名さんも落としてましたか?  しょっちゅうは落とさないですけど、難しいですよね。スリースピンとか、イリュージョンとか。 ebimeg000002.jpg ――知らない技の名前ばかりだ。イリュージョン? 引田天功さん?   バトンを投げて2周まわって取ったり、投げて足を半回転させたりする技で......。 ――何それ、体の仕組みがもうわからない! 私とはレベルが違ったようです! そういったダンスとかお芝居を通じて、一番表現したいことは何ですか?  表現したいことは、その時によってちがうと思うんですけど、その時思っていることとか、その時に伝えたいことを伝えられたらいいなぁ。やっぱり、演じることは続けたい。 ――宍戸さんは今後"姉"として、彼女をどうしていきたいですか?  映画とかも出てもらいたいけど、必要なシーンで脱いでいる人をどう思う? 無駄なところで脱いでいる人とかもたくさんいるけど、必要なシーンだったら?  えー......まだわからないです......どうなんですかね......(消え入りそうに)。 ebimeg000001.jpg  すごくスタイルがいいから、求められると思うんだよね。  えーと......信頼できる環境だったら......うーん......? ――でも、足が長いし、胸に私にはついてない山脈がついてますし、例えば、グラビアとかはどうですか?   うーん......ビキニを、着たことないんですよ......。 ――えっ! いまどきの娘さんがビキニ着たことないって!!   歌舞伎町も行ったことなかったんだよ。 ――じゃあ、一気に耐性をつけるために、歌舞伎町のギラギラガールズ(女の子がビキニで踊りまくるガールズバー)で働いてみるっていうのは......?   ......(澄んだ瞳で)? ――なんでもないです! 宍戸さん、この汚れを知らない妹を今後どう料理しますか?  ひとまず来月ある声優のオーディションを受けてもらって、いろんなところにガンガン入れ込んでいこうと思うよ! ――頼もしい! 蝦名さん、頑張ってくださいね! 今日はすみませんでした!  はい、ありがとうございました(笑)。 (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ebimeg000005.jpg ●えびな・めぐみ 東京都出身20歳短大生 『2010年☆宍戸留美☆妹オーディション』グランプリ受賞 趣味:絵を描くこと、映画鑑賞 ブログ http://gree.jp/ebina_megumi/blog ツイッター http://twtr.jp/user/Meguml/ お仕事ご依頼お問合せは下記アドレスまで。 sundaliru@rumi-shishido.com ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。今年デビュー20周年! 先日のドイツでのライブも大盛況でした!! ★映画「死刑台のエレベーター」 サントラがポニーキャニオンより発売中!! ★下北沢発インターネット音楽市場【Majix】 宍戸留美2010年の新曲が独占ダウンロード販売中。 待望のニュー・アルバムは12月12日午前0時より配信で発売予定。こちらも【Majix】完全独占、宍戸留美の新曲が買えるのはココだけです! http://www.majix.jp/ ★宍戸留美「宍戸留美コンサート2010」 2010年12月12日(日) 下北沢 GARDEN 開演 17:00 / 開場16:00 前売¥4,000 (1ドリンク代込・自由・整理番号付・税込) ■お問合せ 0570-00-3337 サンライズプロモーション東京 ■チケット発売日 9月26日(日)午前10 時発売開始 ■チケット発売所 ・チケットぴあ 0570-02-9999(音声対応/Pコード) http://t.pia.jp ・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード) 0570-000-777(音声対応) http://l-tike.com ・イープラス http://eplus.jp 詳細は公式HPまで http://rumi-shishido.com/ http://twitter.com/RumiShishido http://www.myspace.com/rumishishido ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
アイドル墜落日記 小明ちゃんは芸歴9年目です! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート