「持ち物検査は一切なかった」福島第一原発潜入ジャーナリスト・鈴木智彦の見た景色(後編)

IMG_9407_.jpg前編はこちらから ――先ほど、原発内で覚せい剤の注射器が見つかったという話がありましたが、今回鈴木さんが潜入した時も持ち物チェックなどはなかったんですか? 鈴木智彦氏(以下、鈴木) ない、何にもない。オレ自身、ラップトップ(パソコン)と一眼レフカメラを持って行ったし。もし事故が起こったら、その場で発信しようと思ってさ。フクイチの敷地内では携帯電話の回線もつながる。 ――作業員の持ち物検査なんかしている余力はなかった、ということでしょうか? 鈴木 通常の原発というのは本当に厳格なセキュリティーでタバコも持ち込めないんだけど、当時のフクイチだけはすべての規則が当てはまらない。拠点となっていたJヴィレッジからのバス乗ってフクイチに向かうんだけど、オレが入った時に、バスの中から外にいる民間の警備員に向かって身分証を見せるということを始めたんだよ。オレがいる間はその身分証に顔写真が入っていなかったんだけど、出た後には顔写真入りになっていったから、どんどん厳しくなっていった。震災直後はチェックは何もなかったそうだけど、時間が経つにつれて東電が徐々に「通常」を取り戻していったんだろうね。 ――作業中に危険を感じたことはありましたか? 鈴木 ないない。だって、何も知らされないもん。何かあったとしても、宿泊先である温泉旅館のテレビで知るんだもん。作業員たちは自分たちの持ち場の状況しか知らないし、東電としても作業員にグランドデザインを話す必要はないと考えているんだろうね。情報が漏れることに気を使っているようだったからさ。週刊誌とかに作業員の話が載ったりすると問題になって、「テレビや雑誌のインタビューを受けるな」という指示があったよ。なので、実際に原発の中で作業員をしているより、外で取材したほうがよく分かった。 ――鈴木さんは原発に入る前に、造血幹細胞を採取(編註2)しています。その費用は医療関係者の厚意を受けても、10万円という高額な費用をご自身で払っています。作業員のほとんどはそういった施術を受けず作業をしていますね。 鈴木 もちろん彼らも頭のどこかでは「遠い未来に白血病とかになったらイヤだな~」と思っているんだろうし、若い子にも造血幹細胞の話とかもしたんだけど、なかなかみんな行かなくて。考えないようにしてるんだろうね。そもそも、危険性を真剣に考えたら原発では働けないよ。事故が起こって、協力企業もすぐに撤収したところもあったし、辞めた人もいた。「原発で働く=死んでくれ」だから。 ――作業員の被曝リスクに関する話というのは、東電側から説明があるんですか? 鈴木 ちょっとはあるけど、「ちゃんと管理するからなんともないですよ」って話。管理というのは数字の話なんだけどね。 ――鈴木さんがいたころは作業員に高額な日当が付き、作業員が高級外車を乗り回すようになったそうですね。 鈴木 ただね、東電はいまだに「危険手当」を出していないから。東電がそれを出しちゃうと、フクイチが危険だと認めたことになるわけだから、協力企業が作業員に出していたわけ。でも今や日当は2,000円~3,000円ぐらいにまで下がってきているし、協力会社も経営が苦しくなって今後原発から撤退する企業が増えていくでしょう。 ――日立、東芝などプラントメーカーは事故収束に関するアイデアなどを持っているのに、情報共有ができていないことも指摘されていますね。 鈴木 日本のプラントメーカーは、日立、東芝、三菱があるんだけど、これまで三菱はフクイチに入っていなかったのね。去年の年末に三菱がフクイチに入ってきたから、企業間のパワーバランスが崩れて、情報共有もできているんじゃないかな。でも、「冷温停止状態」=「通常状態」になったということで、東電からお金が出ないのね。事故収束にお金を出すべきだと思うんだけどね。 ――フクイチだけじゃなく、福島第二原子力発電所の危険性も指摘されていますね。 鈴木 直接行ったわけじゃないんだけど、いまだにオレは福島第二原発が怪しいと思っている。12月の終わりに東芝が3号機に入る予定だったのに、入らなかったんですよ。8月の終わりに4号機に日立が入ったあとで、「4号機が爆発してるんじゃないか」というウワサが広がったの。メディアも事実確認に行ったけど、掴めなかったみたい。現状に関しても、現場のごくごく一部の人しか知らないみたい。第二原発は一見普通に見えるんだけど、炉心周りの業者に聞くと、みんな「怪しい」と口をそろえるわけ。いろんな専門家に聞いてみたけど、可能性は否定できないと言ってた。 ――フクイチを目の当たりにし、原発で働いた鈴木さんでさえ「脱原発とは言えない」と書かれたことが驚きでした。 鈴木 この目で見て、ここまで調べて、今のフクイチが「完全にアウトな状態」と分かっているのに、今すぐ「脱原発」って言えないのよ。それだけ原発というものが共同体に組み込まれていて、今の日本から原発を抜くのは相当に難しいし、実際に原発をなくしたら大変なことになる。今はフクイチから帰ってきたから、「基本的には原発はないほうがいいな」と言えるけど、オレみたいな一時的に働いただけの人間でも、あそこで友達もできたし、雇用を生み出しているのを見ると、「原発はいらない」とは言えなくなるんだ。オレも"原発ムラ"の一員になったということなんじゃないのかな。だから、地元の人なんてもっと言えないと思うよ。 (取材・文=小島かほり) ※編註2:血液の細胞(造血幹細胞)を前もって保存しておくことで、放射線被曝などで血液になんらかの障害・症状が出た時に移植する治療法 ●すずき・ともひこ 1966年、北海道生まれ。ジャーナリスト、写真家。広告カメラマンを経てヤクザ専門誌「実話時代」編集部に入社。「実話時代BULL」編集長を務めフリーに。以降、暴力団専門ジャーナリストとして取材活動を続けている。近著に『潜入ルポ ヤクザの修羅場』(文春新書)、『ヤクザ1000人に会いました!』(宝島社)など。東日本大震災後の7月から約2カ月間にわたって事故を起こした福島第一原発に作業員として潜入。取材をまとめた『ヤクザと原発~福島第一潜入記~』(文藝春秋)を上梓。
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【関連記事】 ・「シャブ中の作業員も......」福島第一原発潜入ジャーナリスト・鈴木智彦の見た景色(前編)原発依存症に陥った福島を生んだのは「中央への服従心」だった!?「住民票を移すか、子どもを関東に戻すか」原発事故 自主避難家族に迫られる理不尽な選択

「持ち物検査は一切なかった」福島第一原発潜入ジャーナリスト・鈴木智彦の見た景色(後編)

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IMG_9407_.jpg前編はこちらから ――先ほど、原発内で覚せい剤の注射器が見つかったという話がありましたが、今回鈴木さんが潜入した時も持ち物チェックなどはなかったんですか? 鈴木智彦氏(以下、鈴木) ない、何にもない。オレ自身、ラップトップ(パソコン)と一眼レフカメラを持って行ったし。もし事故が起こったら、その場で発信しようと思ってさ。フクイチの敷地内では携帯電話の回線もつながる。 ――作業員の持ち物検査なんかしている余力はなかった、ということでしょうか? 鈴木 通常の原発というのは本当に厳格なセキュリティーでタバコも持ち込めないんだけど、当時のフクイチだけはすべての規則が当てはまらない。拠点となっていたJヴィレッジからのバス乗ってフクイチに向かうんだけど、オレが入った時に、バスの中から外にいる民間の警備員に向かって身分証を見せるということを始めたんだよ。オレがいる間はその身分証に顔写真が入っていなかったんだけど、出た後には顔写真入りになっていったから、どんどん厳しくなっていった。震災直後はチェックは何もなかったそうだけど、時間が経つにつれて東電が徐々に「通常」を取り戻していったんだろうね。 ――作業中に危険を感じたことはありましたか? 鈴木 ないない。だって、何も知らされないもん。何かあったとしても、宿泊先である温泉旅館のテレビで知るんだもん。作業員たちは自分たちの持ち場の状況しか知らないし、東電としても作業員にグランドデザインを話す必要はないと考えているんだろうね。情報が漏れることに気を使っているようだったからさ。週刊誌とかに作業員の話が載ったりすると問題になって、「テレビや雑誌のインタビューを受けるな」という指示があったよ。なので、実際に原発の中で作業員をしているより、外で取材したほうがよく分かった。 ――鈴木さんは原発に入る前に、造血幹細胞を採取(編註2)しています。その費用は医療関係者の厚意を受けても、10万円という高額な費用をご自身で払っています。作業員のほとんどはそういった施術を受けず作業をしていますね。 鈴木 もちろん彼らも頭のどこかでは「遠い未来に白血病とかになったらイヤだな~」と思っているんだろうし、若い子にも造血幹細胞の話とかもしたんだけど、なかなかみんな行かなくて。考えないようにしてるんだろうね。そもそも、危険性を真剣に考えたら原発では働けないよ。事故が起こって、協力企業もすぐに撤収したところもあったし、辞めた人もいた。「原発で働く=死んでくれ」だから。 ――作業員の被曝リスクに関する話というのは、東電側から説明があるんですか? 鈴木 ちょっとはあるけど、「ちゃんと管理するからなんともないですよ」って話。管理というのは数字の話なんだけどね。 ――鈴木さんがいたころは作業員に高額な日当が付き、作業員が高級外車を乗り回すようになったそうですね。 鈴木 ただね、東電はいまだに「危険手当」を出していないから。東電がそれを出しちゃうと、フクイチが危険だと認めたことになるわけだから、協力企業が作業員に出していたわけ。でも今や日当は2,000円~3,000円ぐらいにまで下がってきているし、協力会社も経営が苦しくなって今後原発から撤退する企業が増えていくでしょう。 ――日立、東芝などプラントメーカーは事故収束に関するアイデアなどを持っているのに、情報共有ができていないことも指摘されていますね。 鈴木 日本のプラントメーカーは、日立、東芝、三菱があるんだけど、これまで三菱はフクイチに入っていなかったのね。去年の年末に三菱がフクイチに入ってきたから、企業間のパワーバランスが崩れて、情報共有もできているんじゃないかな。でも、「冷温停止状態」=「通常状態」になったということで、東電からお金が出ないのね。事故収束にお金を出すべきだと思うんだけどね。 ――フクイチだけじゃなく、福島第二原子力発電所の危険性も指摘されていますね。 鈴木 直接行ったわけじゃないんだけど、いまだにオレは福島第二原発が怪しいと思っている。12月の終わりに東芝が3号機に入る予定だったのに、入らなかったんですよ。8月の終わりに4号機に日立が入ったあとで、「4号機が爆発してるんじゃないか」というウワサが広がったの。メディアも事実確認に行ったけど、掴めなかったみたい。現状に関しても、現場のごくごく一部の人しか知らないみたい。第二原発は一見普通に見えるんだけど、炉心周りの業者に聞くと、みんな「怪しい」と口をそろえるわけ。いろんな専門家に聞いてみたけど、可能性は否定できないと言ってた。 ――フクイチを目の当たりにし、原発で働いた鈴木さんでさえ「脱原発とは言えない」と書かれたことが驚きでした。 鈴木 この目で見て、ここまで調べて、今のフクイチが「完全にアウトな状態」と分かっているのに、今すぐ「脱原発」って言えないのよ。それだけ原発というものが共同体に組み込まれていて、今の日本から原発を抜くのは相当に難しいし、実際に原発をなくしたら大変なことになる。今はフクイチから帰ってきたから、「基本的には原発はないほうがいいな」と言えるけど、オレみたいな一時的に働いただけの人間でも、あそこで友達もできたし、雇用を生み出しているのを見ると、「原発はいらない」とは言えなくなるんだ。オレも"原発ムラ"の一員になったということなんじゃないのかな。だから、地元の人なんてもっと言えないと思うよ。 (取材・文=小島かほり) ※編註2:血液の細胞(造血幹細胞)を前もって保存しておくことで、放射線被曝などで血液になんらかの障害・症状が出た時に移植する治療法 ●すずき・ともひこ 1966年、北海道生まれ。ジャーナリスト、写真家。広告カメラマンを経てヤクザ専門誌「実話時代」編集部に入社。「実話時代BULL」編集長を務めフリーに。以降、暴力団専門ジャーナリストとして取材活動を続けている。近著に『潜入ルポ ヤクザの修羅場』(文春新書)、『ヤクザ1000人に会いました!』(宝島社)など。東日本大震災後の7月から約2カ月間にわたって事故を起こした福島第一原発に作業員として潜入。取材をまとめた『ヤクザと原発~福島第一潜入記~』(文藝春秋)を上梓。

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「"気持ち悪い"って言われるのは大歓迎」ゴールデンボンバー・樽美酒はサービス精神旺盛?

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 ただいま音楽業界を席巻中のヴィジュアル系エアバンド・ゴールデンボンバー。代表曲「女々しくて」はニコニコ動画をきっかけに盛り上がり、今では「カラオケで盛り上がる曲」の定番になりつつある。1月4日発売のアルバム『ゴールデン・アルバム』(Zany Zap)はオリコン週間チャート初登場2位を記録し、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)や年末の『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2011⇒2012』(TBS系)にも出演し、話題を呼んだ。いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのゴールデンボンバー。そんな中でも異様な存在感を発揮する白塗り男の樽美酒研二(だるびっしゅ・けんじ)が、このたびブログ本を上梓するとのこと。激動の1年を終えた彼に話を聞いた。 ――『ベスト オブ オバマブログ』(扶桑社)出版おめでとうございます! 樽美酒研二さんといえば、いま一番勢いのあるヴィジュアル系エアバンド「ゴールデンボンバー」のメンバーですが、バンドにおいてはどういったポジションなんですか? 樽美酒研二(以下、樽美酒) あっ、まだ正式じゃなくて暫定メンバーなんですけど......ゴールデンボンバー・ドラムの樽美酒研二と申します。エアバンドですので、まったく叩いてないですし、ドラムにも興味がございません! これからも練習して上手くなろうという気もサラサラありません!(キッパリ) ――じゃあライブ中は何してるんですか? 樽美酒 曲のカラオケが入っているiPodを再生する......これは僕らの心臓部分なんですね、エアーバンドですから。僕が基本的に再生してるんですけど、緊張がゆえに手が震えてうまく再生できないこともありまして。それをいかにうまく再生できるか、そこに非常にこだわってます! しかもですね、汗で反応が悪くなるから、シッカリ拭いとかないといけないんですよ!(衣装で指を拭きながら) ――衣装といえば、樽美酒さんはブログでもステージでも、スグ脱ぐというか......何かとよく裸になってますよね。それも何かのこだわりなんでしょうか? 樽美酒 僕としては、もう衣装は着たくないんですよ! 本当は素っ裸でやりたいんですけど、世の中が許してくれなくて......。事務所から必死に押さえられているのが現状です。昔はもっと自由だったじゃないですか。僕が子どもの頃なんか、夜中のテレビにお姉ちゃんのおっぱいとか普通に出てましたし、男の芸人さんも裸で暴れてた。それを見てゲラゲラ笑ってた気がするんですよね。それで「裸は面白い」と洗脳されて、そのまま大人になっちゃったんです。一種の病気ですね(笑)。 ――アメーバブログに裸の画像を載せて、運営側から削除されることもあると聞きました。 樽美酒 そうなんですよ! あんまり売れてなかった頃は、消されたりすることはなかったんですよね。それが最近はバンバン消されるようになってしまって。完全に僕が悪いんですけど、監視の目をいかにかいくぐって載せられるか、モザイクをかけたりして戦っています。戦ってるというか、僕が勝手にアメーバさんに挑戦を挑んでいるような形になってしまってるんですけど。アメーバさんは何も悪くないです。でも、僕から裸をとったら何も残んないですよ! ――裸以外にも相当いろんなネタを仕込んでますよね。その中でも辛かったことというと、思い出すことは何がありますか? 樽美酒 ネタで、「便器に頭をつっこむ」というテイで写真を撮ろうとしたんですけど、そのまま頭をつっこんだらものすごく痛くて、結局ヘルメットを被って撮ったんですよね。これを読んでいる皆さんも、便器に頭をつっこむ際は必ずヘルメットを被ってほしいと思いますね! 危険です! dalsub.jpg  基本的に、寒いとか痛いとか、いろんな無茶はしてますけど、人って他人が苦しんでる姿を見るのが好きなモンじゃないですか。だから僕が苦しむ側になってやろうじゃないかと。サービス精神的な。だから、キツいことこそ僕的には頑張れるというか(スポーツマンのような笑顔で)。 ――でも、アルバイトをクビになったとかルームシェアを解消されるという事件は、ご本人的には全然笑えないと思うんですけど......。 樽美酒 あー! あれはメチャメチャ辛かったですよ。ちょうどゴールデンボンバーが忙しくなってきた頃で、パチンコ屋のアルバイトが週に1回しか入れなくて、月に4万5000円くらいしかそっちで稼げなかったんですよ。その頃の家賃が4万円だったからギリギリ生きてる状態だったのが、バイト先から突然呼び出されて「来月からもう来なくていいから」と言い渡されて......。「週1シフトじゃ、いられたほうが逆に迷惑だ」みたいな感じで。  そのときはさすがにもうどうしようかなと思いましたよ。バンドも辞めようかと。「こんな思いまでしてやるモンなのかな......」って......ホームレスも覚悟しましたからね。そのくらい辛かったです。いっそ実家に帰ろうにも、僕は九州出身なので、旅費がなくて帰るに帰れないという(苦笑)。半年くらい自販機でジュースを買えないくらい貧乏でした。しかも当時もう28歳くらいですからね。あのクビ宣告はショックでしたね。ちょっと恨んでます、今でも(笑)。 ――ですが、その後、無事ゴールデンボンバーはブレイクし、ブログの書籍化も決まって、順風満帆じゃないですか。 樽美酒 書籍化は前からオファーはいただいていたんですけど、本にするまでの自信がなかったというか、自分では「どうせ売れないだろう」って感じで断ってたんですよね。「無理です無理ですー!」って。だけどある日、友達から「本は儲かるぞ!」って話を聞いて。売れれば億万長者か......お金が儲かるなら出そうかなぁ、と(笑)。世の中、金ですよ。お金ですね! 僕はギャンブルも好きなので、もし今後バンドが終わったときは儲けたお金をギャンブルにつぎ込みたいです! パチンコ、スロット、競馬、競艇......。 ――ほぼオールジャンルじゃないですか!(笑) 売るための戦略なのか、今回のブログ本は、普段の白塗りから綾波コス、ナルシストヴィジュアル系、某AKB48メンバー写真集風など、撮り下ろしの写真も満載ですね。 樽美酒 今までいろいろなキャラクターをやってきて、ファンの間で人気のあるものばかりなので......。その中では、「ムックー」がすごく気に入ってます。撮影中も担当の編集さんから「気持ち悪い! 気持ち悪い!」と大絶賛されました!  ホント「気持ち悪い」って言われるのは大歓迎です! 最高の褒め言葉です。昔はよく白塗りのままで電車乗ってたんですけど、電車はビックリされますねぇ、そして遠くから「カシャッ」って音がするんですよねぇ(笑)。「あー、撮ったな、今」って(笑)。それで僕は注目を浴びることができてるって思えるので、逆にありがたいですね。このメイクしたまんま吉野家に入ったりしますよ。店員さんも面と向かって注文受けてるときは平常心を保ってるんですけど、厨房の奥に入っていくとチラチラ見てたりして。  さすがに最近は白塗りで街中を歩くというのはなくなりましたけどね。昔はこのメイクでバイクに乗って帰ってたりもしてました。一回それで警察の検問に捕まったことがあって、普通に通過しようとしたら、警察の人が「うぉーい! ちょっと待って!」ってなって(笑)。「こういうバンドやってるんです」と、このブログを見せて、納得してもらったんですけど。 ――ブログが役に立ったと。警察官以外で(笑)、今回の本を読んでほしい人は? 樽美酒 インターネットの世の中になってきてるじゃないですか。僕の実家は貧乏で、インターネットをするとお金がかかるっていうのがずっと脳裏に焼き付いてるんですよ。で、今でもそういう人って実はいっぱいいると思うんです。そういう人たちに、ネットをしなくても980円で楽しんでもらえるといいかなと。むしろ、今までずっとブログを読んでくれてる人たちには申し訳ないってのはあります......もちろん撮り下ろしとかの新企画もあるんですけど。   それと、僕の親が、すごく僕のグッズを買うんですよね。なんでかって、僕がバンドの中で一番人気がないってわかってるから(苦笑)。「研二を少しでも助けるために、協力してやろうじゃないか、グッズを買ってやろうじゃないか」って。今回の本も、ウチのお母さんがひとりで10冊予約してるんですよ。だからそういう負担をなくせるように、この本を売りたいですね......。ホント親には心配をかけてますねぇ。「(裸になって)捕まるんじゃないのか」みたいな心配もしてますし(笑)。「どうせオマエは2~3年したらバンドもなくなるだろうし......」って言うんですよ。そこを「大丈夫だ、心配すんな」と言えるようにしたいですね。  だから、今回サイン会も全国でやるんですけど、みなさん同情してサイン会に来てください! より多くの方に来てもらって、「人気があるんだぞ」と親を安心させたいです!  ゴールデンボンバーも春からツアーが始まります。今までは会場の規模の問題でチケットがすぐ売り切れちゃうことが多かったんですが、今回は広い会場ばかりなので大丈夫かなと。ぜひとも皆さん遊びにきてください!  (取材・構成=藤谷千明/写真=堀哲平) だるびっしゅ・けんじ 1980年11月28日、福岡県生まれ。09年春より、ヴィジュアル系エアバンド・ゴールデンボンバーの三代目ドラム(暫定)。主にバンド内の仕事としては、白塗りでドラムのポジションで踊りつつiPodを再生すること。愛用しているドラムスティックは発泡スチロール製。ゴールデンボンバーオフィシャルサイト<http://sound.jp/g_b/
ベスト オブ オバマブログ 著/樽美酒研二 発行/扶桑社 価格/980円(税込) 発行日/発売中 大ブレイク中のエアバンド、ゴールデンボンバーのドラム・樽美酒研二のブログを書籍化。厳選記事のほか、豪華撮りおろしグラビアや「研二de福笑い」など、追加企画も満載。現在、アメーバブログ「V系ランキング」で1位を独走中のブログをまとめた1冊、ファンでなくとも楽しめるはず。 ※サイン会情報はこちら。<http://sound.jp/g_b/kokuti.html#instore> amazon_associate_logo.jpg
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「シャブ中の作業員も……」福島第一原発潜入ジャーナリスト・鈴木智彦の見た景色(前編)

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ジャーナリストの鈴木智彦氏
 ジャーナリストとしては初めて、福島第一原子力発電所(以下、フクイチ)に「作業員」として潜入した鈴木智彦氏。上梓した『ヤクザと原発』(文藝春秋)は暴力団専門ライターとしての経験、人脈を駆使してひもといた「ヤクザ」と「原発」という巨大利権の関係、そして作業員だからこそ見ることができた「フクイチ」の真実が記されている。今回は鈴木氏に、「震災とヤクザ」「原発の問題点」をテーマに話を聞いた。 ――『ヤクザと原発』の冒頭には、鈴木さんが暴力団に同行し、被災地に炊き出しに行った記述がありますね。震災直後には暴力団の炊き出しが報道されていましたが、組織側には人道支援以外の意図はあったのでしょうか? 鈴木智彦氏(以下、鈴木) お巡りさんは震災直後から記者クラブにも「(暴力団が支援を行うことで)復興利権への足がかりを意図している」と注意を促していたけど、そこまで計算して動いていないと思うんだよね。そんな状況じゃなかったじゃない。ボランティア自体は神戸(阪神・淡路大震災)の時もやってたし、ヤクザの伝統ではある。震災におけるヤクザのシノギで太いのは、土建がメインだけど、そんなの地元の組織ががっちり守っているんだろうから、炊き出しや物資の輸送ぐらいでどうにかなるような簡単なものじゃない。それでも「本当に純粋な人道支援なのか?」ということを知りたくて付いて行ったんだけど、僕が知っている限り、ボランティアによって何か復興利権に関わったという話は聞いていないなぁ。 ――本でも書かれているように、ヤクザと原発の関係も本当に深いですね。原発建設の話が浮上した段階から、電力会社と交渉し、反対派を押さえ込み、用地整理をして、地元の建設業者に仕事を振り、漁業権の事前補償の"代理人"まで務めている。今回の事故による補償にはヤクザは絡んでいないんですよね? 鈴木 原発を作る段階で、海が汚染されて漁ができなくなることを想定した、事前補償というのが支払われる。実際に何かあってからでは、補償が支払われるには何年もかかるからね。今回の事故による補償というのは東電との話し合いになると思うけど、難航するだろうね。ただそこにはヤクザはもう入ってこれないと思う。暴力団排除条例もあるし、警察がものすごくうるさいから。 ――ヤクザが直接的に原発にかかわっている部分は? 鈴木 原発というのは電力会社の下に東芝や日立など原発プラントメーカーがあって、その下には10次請け以上の協力会社がある。仕事を右から左に流して、賃金を中抜きするのよ。ただね、例えば5次請けの下にヤクザの企業が入ってくるとするじゃん。でもそこが友達同士だったりするから、ペーパーを交わさないの。だから表面的には5次請けしかないんだけど、実際は10次請けまであったりする。 ――契約書がないから、東電は気づいてないということですか? 鈴木 うん。ただ、事故後に協力企業に「暴力団と関係ありません」という誓約書・確認書は出させている。でもそれは"調べる"んじゃなくて、なんか問題が露見した時に「調べてましたよ」と言うためのアリバイ作りだから。実際に東電が暴力団のフロント企業を排除したケースもあったんだけど、言わないんだよね。ヤクザがいたってことを証明する形になっちゃうから。その企業は地元では誰でもヤクザがやっているって分かるから契約を解除されたんだけど、今は原発周辺のガレキの撤去に回ってる。そっちのほうがお金がいいみたいよ。原発は日当が下がってて、割に合わないから。 ――実際に、鈴木さんが原発に入った時にヤクザは作業員としていましたか? 鈴木 刺青している人は本当にいっぱいいた。だけど、実際にその場でヤクザと確認できたのは、一人だけ。でも帰ってきてから調べたら、わんさかヤクザがいたね。というのも、帰ってきてから仲良くなった人と連絡を取り合うと、「鈴木さん、実は......」と教えてくれたり。あと、自分がヤクザ経由で入ってきたと知らない人もいたしね。 ――どういうことですか? 鈴木 実際に現場で仲良くなった人がいたんだけど、戻ってきてから知り合いのヤクザから電話がかかってきて「鈴木さん、原発いたらしいね。うちの○○から聞いたよ」と言われたの。要はその作業員は、「人集めろっていうから来ました」といった感じで、集められた一人だったわけ。だから自分がヤクザ経由で原発に入っているなんて気づいていないんですよ。 ――地方ならではの人間関係を使っているんですね。本書の中でもう一つ衝撃的だったのは、15年前の話とはいえ、フクイチの作業員にヤクザの覚せい剤中毒者がいて、注射器が落ちていたという証言です。 鈴木 実は、今回のフクイチ事故後にも作業員が覚せい剤で逮捕されているんだよ。地元メディアも一切報道していないけど。いわゆる"工場労働"に覚せい剤というのはものすごく相性がいいわけ。単純作業だし。 ――本書にも書かれていましたね。シャブを打てば時間が経つのも早いし、「掃除してろ」と命令すれば一心不乱に掃除してくれるから、使う側もシャブ中をコントロールしやすいと。話は逸れますが、震災後1~2カ月の間で、いわゆるドヤ街から人がいなくなり、原発に連れて行かれたというウワサがネット上を飛び交ってましたが。 鈴木 本当に? それ原発じゃなくて、建築なんじゃないの? オレもゴールデンウィークの前ぐらいにドヤ街に行ったけど、そんなことなかった気がするけど。原発関連の求人票はあったけどね。実際に行った人もいたと思うけど......。でもまだそのころは緊急対応で、スキルのない人はまだ要らなかったはず。ガレキの撤去とかはやってたけど、そのほかの仕事は本当のプロにしかできないから、人手が必要になるのはこれからだと思うけどなぁ。オレも原発に入った時に、西成とか山谷から来ている人を探そうと思ったんだけど、確認できなかった。 ――「被災地での求人」とあったのに、実は原発での作業だったという騒動がありました(※編註1)が、これは稀なケースだったんですか? 鈴木 その報道が出てからすごく厳しくなって、今はもう"騙し"はなくなったよね。ドヤ街に、ちゃんと「原発内のお仕事です」という求人票はあったけど。 (後編につづく/取材・文=小島かほり) ※編註1:大阪・西成地区の男性労働者が「宮城県で運転手」という求人に応募したところ、実際は福島第一原発付近でガレキの撤去作業をさせられたことが発覚。 ●すずき・ともひこ 1966年、北海道生まれ。ジャーナリスト、写真家。広告カメラマンを経てヤクザ専門誌「実話時代」編集部に入社。「実話時代BULL」編集長を務めフリーに。以降、暴力団専門ジャーナリストとして取材活動を続けている。近著に『潜入ルポ ヤクザの修羅場』(文春新書)、『ヤクザ1000人に会いました!』(宝島社)など。東日本大震災後の7月から約2カ月間にわたって事故を起こした福島第一原発に作業員として潜入。取材をまとめた『ヤクザと原発~福島第一潜入記~』(文藝春秋)を上梓。
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【関連記事】 ・原発依存症に陥った福島を生んだのは「中央への服従心」だった!?「住民票を移すか、子どもを関東に戻すか」原発事故 自主避難家族に迫られる理不尽な選択「私たちはどこへ向かうべきなのか」写真家・広川泰士氏が語る"日本の風景"としての原発 

「休日は猫ちゃんを探す旅をしてます」"かわいすぎる"日南響子はひとり遊び好き?


IMG_6853.jpg  昨年11月にスタートし、絶賛放送中の『おまかせ!アニマックスナビ』(アニマックス)。毎月第1日曜、2時間に渡ってアニマックスのお勧め番組やその見どころを紹介している。MCを務めるのは、オリエンタルラジオと、"かわいすぎる"と話題沸騰中のモデル・日南響子。そんな響子ちゃんの素顔に迫るべく、番組の見どころとプライベートの過ごし方などについて話を聞いた。 ――この『おまかせ!アニマックスナビ』は、どういう番組なんですか? 日南響子(以下、日南) 毎回3本のアニメを放送しながら、スタジオパートではこれらのアニメを中心に、アニマックスのお勧め作品の魅力や見どころ、そして裏話などを紹介しています。 ――今回が初MCということですが。 日南 最初は少し不安だったんですが、オリラジさんにうまくカバーしてもらいながら、今ではすごく楽しんでします!  ――響子ちゃんはもともと、アニメ好きなんですか?  IMG_6766.jpg 日南 はい! 『ちょびっツ』や『鋼の錬金術師』(ともにTBS系列)、『狼と香辛料』『らき☆すた』(ともにTOKYO-MXほか)とか、なんでも好きです。小さいころからずっとアニメを見て育ったので、そこから抜け出せなくて(笑)。中学生になっても夜までずっと起きてアニメを見ていて、これが『終わったら寝よう』って思うんですけど、そうすると次のアニメが始まって......という感じでした。かわいい女の子が出ているアニメだとすごくキュンキュンして、『また見なきゃ!』って思っちゃうんです。 ――じゃあ、今回のお仕事は願ったり叶ったりという感じですね。現在はモデル業のほか、女優、歌手としても活躍している響子ちゃんですが、昨年夏に発売した「デジタル写真集 日南響子」は、ネット上でかわいすぎると話題になりました。そのことは知ってますか? 日南 詳しくは知らないんですよー。 ――大胆な水着や黒猫のコスプレなど、これまでの"正統派美少女"のイメージを覆すセクシーなカットが多くて、みんなびっくりしたみたいですよ。響子ちゃんとしてもけっこうなチャレンジだったと思いますが、抵抗はなかったんですか? IMG_6837.jpg 日南 今まではずっと黒髪のロングだったんですが、昨年4月から「non-no」(集英社)の専属モデルになったのをきっかけに茶髪にしたり、今回は水着ということもあって不安はありました。女の子のファンも多いので、引かれないかなとか、大丈夫かなーと思っていたんですが、新しいことにチャレンジできて、結果的にはよかったんじゃないかなって思います。 ――では、プライベートについても少しおうかがいします。響子ちゃんは「音楽がないと生きていけない」というくらい音楽好きだそうですが、普段はどんなジャンルを聞いてるんですか?  日南 Acid Black Cherryとかアニソンで有名なALI PROJECTさん、それにGO!GO!7188や島谷ひとみさんなんかが好きでよく聞いてます。 ――ジャンル広いですね~。ひとりカラオケも行くそうですね。 日南 はい。嫌なことがあったら歌って、楽しいことがあったら歌って、行きたくなったらすぐ行きます! ひとりだと寂しい日もありますけど、その分気を使わなくていいので楽しいですよ! ――お休みの日は何してるんですか? IMG_6833.jpg 日南 猫ちゃんを探す旅に出てます。野良猫を見つけたら写真を撮ったり、ときどきキャットフードとか猫缶を持ち歩いているんで、それをあげたりすることもありますね。あとはゲームをやったり、マンガを描いたり詩を書いたりするのも好きで、とにかく何かを作るのが好きなんです。 ――ひとり遊びが得意なんでしょうか? 日南 そうですね(笑)。 ――自分ではどういう性格だと思いますか? 日南 本当、変な強がりかなって思います。意地張っちゃうんです。親とか知り合いの前だと本音が言えなくて、つらくても平気って言っちゃったりするんだけど、本当はすごく寂しがり屋で甘えん坊なんです。直ったらいいなって思うんですけどね。 ――そんなところもまたかわいいですね! では最後に、今後の目標を教えてください。 日南 モデル業を軸に、ドラマとか女優業や歌もやりたいですね。今はいろんな経験させてもらってすごく楽しいんですが、いろんなことを学ぶ時期なのかなとも思います。これからつらいことなどもたくさんあるとは思うんですが、この仕事を選んだから頑張れるかな。これからが楽しみです。

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●『おまかせ!アニマックスナビ』http://www.animax.co.jp/recommend/navi> ※次回放送は2月5日(日)11:00~ ●ひなみ・きょおこ 1994年愛知県生まれ。2006年ファッション誌「nicola」(新潮社)の第10回モデルオーディションでグランプリを受賞し、専属モデルとして活動を始める。11年4月よりファッション誌「non-no」(集英社)の専属モデルとして活動。11年8月には『七つまでは神のうち』で映画初出演、主演を務める。また主題歌の「Save me」も担当。現在、幅広く活躍中。 公式ブログ<http://ameblo.jp/kyoko-173/
日南響子 [2012年 カレンダー] 天使! amazon_associate_logo.jpg
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超異質ゾンビ映画『ライフ・イズ・デッド』主演のヒガリノちゃんに急接近!

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 自分の家族、親友、恋人が少しずつゾンビ化していったら......そんな非現実な状況を見事に実感させてくれる映画『ライフ・イズ・デッド』。原作は、古泉智浩の同名漫画。世界中で体液によって感染するアンデッド・ウィルス(UDV)が蔓延する近未来、風光明媚な田舎町を舞台に、感染者とその周囲の人間の揺れ動く心情が丁寧に描かれていく。  世界が混乱に包まれる中、UDVに感染してしまった兄を献身的に支える妹・消子。演じるのは沖縄県出身の19歳、注目の若手女優・ヒガリノだ。フリーペーパー『沖縄美少女図鑑』や、「ウィルコム沖縄」のCMで注目を浴び、以降、女優として数々の作品をはじめ音楽情報番組のMCとしても活躍中の彼女に話を聞いた。 ――『ライフ・イズ・デッド』は、とても異質なゾンビ映画ですよね。 ヒガリノ 田舎町に普通にゾンビが存在する、っていうところから今までのゾンビ映画とは違うと思います。家族愛や兄妹愛も描かれているので、怖いのが苦手な人にもぜひ見てほしいです。 ――ヒガリノさんが演じた消子は、ゾンビ化していく兄をひたむきに支える魅力的な女の子ですね。 ヒガリノ 消子は、家族の中心となってポジティブな行動や発言をしたりして、自信満々な子に見えるんですけど、本当は自分が一番不安なんです。 ――主演の荒井敦史さんとの共演はいかがでした?
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ヒガリノ 荒井くんが兄妹関係を作ってくれたので、撮影はすごくやりやすかったです。カメラがまわってないところでも「お兄ちゃん」って呼んじゃうくらい。本当は荒井くんの方が年下なんですけど(笑)。 ――もしも、ヒガリノさん自身がUDVにかかってしまったらどうなっちゃうと思いますか? ヒガリノ 引きこもっちゃうと思いますね。人に迷惑かけたくないし、隠したいだろうし......。やっぱり周りに支えてくれる人がいることが大事だなあって思いますね。 ――ちなみにヒガリノちゃんは普段、ゾンビ映画は見るの? ヒガリノ 以前、主演させていただいた『セーラー服黙示録』(ジョン・ケアンズ監督)という作品もゾンビ映画だったんですけど、私すっごい怖がりなので基本的にはゾンビもホラーも見ないです。今回、監督に「『ショーン・オブ・ザ・デッド』(エドガー・ライト監督)を見て」って言われて見たんですけど、やっぱり怖かったです......。 ――消子が血しぶきを浴びるシーンなんかすごい迫力でしたけど、そんなに怖がりなのに大丈夫でした? ヒガリノ 血のりって分かってるので撮影は大丈夫だったんですけど、血のりが耳の奥まで入っちゃったみたいで。いまだに耳掃除すると血のりが出てくるんです。 ――え、撮影から3カ月は経ってるよね!? ヒガリノ 私の耳掃除の仕方が悪いのかな......。 ――ところで、昨年4月に沖縄から上京したそうですが、東京には慣れました? ヒガリノ 高校生の頃からお仕事で東京に通ってたので、人の多さや電車にはもう慣れたんですけど、ただ一つ......東京に友達がいなくて寂しいです(笑)。学校とかにも行ってないので作る場がなくて。 ――ご飯とかは一人で? ヒガリノ 家族で住んでるんです。元々、お父さんが単身赴任で東京にいたんですけど、お母さんや兄や妹も一緒に上京してくれたので。 ――沖縄に帰りたいって思うことは? ヒガリノ よく思いますね。東京って「空がないなあ」って感じなんですよ。建物が高くて空を見渡せないなって思った時、沖縄の空が見たいなあって。 ――プライベートでハマッてることはありますか?
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ヒガリノ ゆで卵の皮をむくのにハマッてます。私、基本、皮のようなものをむいたりする行為が大好きなんですよ! ちっちゃい頃から手にバーッてのりを塗って、乾かしてむいてました。授業中も机の下でずっとむいてて。これがすごい楽しいんですよぉー! 恥ずかしながら、今でもたまにやります(笑)。 ――リンゴの皮むきとかも好きなの? ヒガリノ 物を使ってむくのはイヤで、自分の手でむきたいんです。だから人の日焼けの皮とかむきたいです。楽しくて楽しくて、もう皮をむくおもちゃとか出ればいいのにって思うくらい! ――完全にフェチじゃないですか(笑)。ちなみにプロフィールに「運命と幽霊と宇宙人を本気で信じています」って書いてありますけど、宇宙人を信じてるんですか? ヒガリノ 高校生の時に、バイトの仲間の話で「小学校の時に仲の良いA君という友達がいて、写真も残っているんだけど、最近周りの同級生と話す機会があった時に、仲の良かったその子の話をしても、なぜかみんな知らないんだ」っていう不思議な話を聞いて「これは宇宙人の仕業かも......」って思いました。 ――それ以来、宇宙人を信じてると。 ヒガリノ はい! ほかにも結構いますよ、「記憶消されてたけど思い出してきたんだよ」とか言う人。 ――普段から、宇宙人に思いを馳せたりするんですか? ヒガリノ 中高生の時はよく考えてましたね。「どうやったら呼べるのか」とか、「でも会ってしまったら、私は記憶を消されちゃうからどうしよう......」とか。ずっと妄想してました。 ――運命と幽霊の件も聞きたいんですが、そろそろお時間なので、最後に今後の目標を教えてください。 ヒガリノ 今は女優だけとかって決めずに、いろんなことに挑戦していきたいです。憧れてるのはベッキーさんなんですけど、ベッキーさんになりたいわけじゃなくて、今までいなかったようなタレントになりたいなあって思ってます。 (取材・文=林タモツ) ●『ライフ・イズ・デッド』 監督・脚本:菱沼康介/出演:荒井敦史 ヒガリノ 川村亮介 阿久津愼太郎 しほの涼 永岡卓也 中島愛里 円城寺あや 小林すすむ/原作:古泉智浩『ライフ・イズ・デッド』(「漫画アクション」連載/双葉社・刊)/(c)2012「ライフ・イズ・デッド」製作委員会/<http://lifeisdead.com/> 2012年2月11日 六本木シネマートにて公開予定 衣装協力 ・ロングカーディガン¥6,930/プードゥドゥ(ギャラリー・ド・ポップ) ・ワンピース¥1万7,850/カメオ(ヒーズン バイ ミッドウエスト) ・ネックレス¥2万6,250 ・リング¥2万6,250、¥1万3,550ともに(ノジェス)
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オリエンタルラジオさんの至言「"変わってるって思われたい自分"も見透かされてる」(後編)

akari_oriradi03_s.jpg前編中編はこちらから ――えー......えっと、あの、すみません、唐突に相談なんですが、私、グラビアアイドルでデビューして、売れないまま今年でちょうど10年目。売れないまま10年続けるのは辛いんです! そこでメディアに出続けてるおふたりに相談なんですが、なんか......こう......どうしたらいいですかね? 最近は水着すらやらせてもらえなくて、たまに写真の仕事だと思うとゾンビとか......。 藤森 ゾンビ!? ゾンビ界ではブレークしてるの!? ――していないです。その業界もないです。 中田 あはは! すごい興味ありますけどね。女性のタレントさんがどこを目指して走っているのか、みんな口にしないし、女性のすごろくと男性のすごろくは違うので。 ――27歳っていったら、同年代はどんどん家庭を築いていって、すごろくでいったら第一ステージくらいはあがってたりします。恐いです。 中田 今はどうしたいんですか? ――恐れながら、自分はグラビアアイドルになりたいです。 中田 なるほど......。分かりました(ニヤリ)。グラビアに関していうと、僕はいろいろ思うところがあって。グラドルの人たちって、グラビアではあんまりお金がもらえないじゃないですか。ということはお金じゃなくて、グラビアをやったという達成感がほしいということですよね。 ――達成した人から辞めていくんですよ。野球選手と結婚したり、IT社長とかと結婚したり、次は女子アナを目指してみたり......。私はどこにも行き着けず、変な立ち位置になってしまった。 中田 27歳ですもんね。この歳でグラビアをするとなるとなにかフックが必要となってくると思う。僕はコンセプトのある写真集がすごく好きなんです。最近だと、『SCHOOL GIRL COMPLEX』(イースト・プレス)とか、ちょっと前だと『妄撮』(講談社)とか。フェチ系に訴えたもの。そういうコンセプトから切り崩すっていうことだと思うんですよね。エロいようでエロくない、哲学的なエロ。やっぱり、"はつらつとした水着姿でビーチ"というのは王道ではあるけど、そこに食傷気味になっている人達も多いし、やっぱりグラビアは10代のものじゃないですか。ほしのあきさんなどのレアケースをのぞいて、10代~20代前半のものですよね。なので、一個、インリン的なものを乗せるか、ヒットネタみたいなのを出さなきゃいけないのではと思うんですよね。素材のままっていうのは、年齢的にできないと思うし、露出度を高める方向に行ってしまったらその先はガケですから。......でも、グラビアがゴールというのは非常に興味深いですね。僕の中では、グラビアって通過点なのかなって思っていたので。 ――たいていのグラドルは通過点にしてるんですけど、その通過点にも行き着けない人が結構いるもんなんですよ。私、トークも芝居も一通りできないらしいことにも気づきまして。えへへ。 藤森 具体的にあっちゃんのフェチはないの? 中田 僕が今温めてるコンセプトは、場所とのギャップで行くしかないと思っていて。例えば区、役所前だけで撮るとか。 ――えっ。 中田 区役所前で、それもパンツスーツがいいと思うんですよ。パンツスーツのズボンをずり下げて白い水着が見える。それをすごい真面目な顔で23区撮ったらいい! 藤森 なるほど! ――ドエロじゃないですか。ド変態じゃないですか。あの、もしや中田さんはずいぶん鬱屈した性癖をお持ちの方ですか? 中田 (無視して)そこのニッチな層に訴えるしかないと思います。3ページくらいまではちゃんと役所で受付をしている写真があって、4ページ目で必ず直立不動で水着を出す。 藤森 それなら見たいね! 中田 これ、23区ありますから。60~70ページくらいの厚みで売れます。間違いなく売れます。5,000部は売れます。 ――5,000!! 自費出版で5,000部売れたとしたら、えーと、えーと、ヒー! 家賃10年分くらい払える!! 中田 男の性欲が何か、ということを究極まで分析している研究熱心な人が勝つと思います。そこを研究するか、自分の体をどう見せればいいのかですよ。年齢的にも、構図的にも、必ず勝つ方法はあるんです。必要なのは才能ではなく工夫だと、僕は思います。 ――名言! 少し元気が出ました、今日はどうもありが...... 中田 では、別案なんですけど、次は教卓です。これもギャップなので、まず教室を借りまして、できれば小学生の男女20人くらいを座らせておきます。そしてそこで、スーツ姿の女教師が授業をしている風景なんです。正面からは子どもたちの顔がワーって見えていて、サイドのカットになった時に......下だけ水着なんですよ! でも、子どもたちには見えていない。「子どもたちは純朴に授業を受けているが、この先生は教壇で勝手に脱ぎ始め、そのスリルを味わっている変態」っていうのがほんのり分かるのがいい。子どもの顔が無邪気であればあるほど、そのギャップで興奮します......! ――中田さん、目が充血しています! でも参考になりました、今日は本当にありが...... 中田 あと、露出度は高めないほうがいいです。それでもいかにエロくできるのかが、エロへの近道だと思います。例えば、社長室の椅子がありますよね。服を着て、この椅子の前に座っているだけでいいんですよ。ちょっと来て、ここに。 ――ここですか? これでいいんですか? 私エロいですか? 藤森 見たわ~。こういうのAVのシーンで見たわ~。 中田 服を着てて、男との絡んでいないのにもうエロい。これがエロスなんです......! 男の中には補完する脳みそがいっぱいあるんです。だから、ベタなところでいうとバナナを食べたりするじゃないですか。あれは象徴的なんですけど、社長室のソファーの下に座っているっていうのは...... 藤森 (腕時計を見ながら)ねぇ、もういいかな? 俺飽きちゃったんだけど......。やっぱりあっちゃん変態じゃん。 中田 だから、変態は5,000人は絶対いるんです! 藤森 僕、女の子の裸は好きですけど、グラビアを買おうという人間ではないんです。でも、買いたいと思う人は今みたいなことをやらないと手に取って買わないんでしょ。だから僕は5,000人にカウントされてないね。 ――あの、できれば5,000人にカウントされてない藤森さんにこそ伺いたいことがあるんですが、今、チャラ男をやられてるじゃないですか? 私はチャラ男にチャラチャラされないんですよ。プレイボーイにプレイされないし、ヤリチンにスルーされます。 中田 だから、チャラ男のターゲットからは外れているんですよ! ――どうすればターゲットに入るんですか! どうすれば! 中田 完全にニッチな層に強い需要のある人なんですって! 影が! あるから! 藤森 それは、ちょっと感じますね。僕もそういう人には、あまりいかないかもですね(興味なさそうに)。 ――チャラ男の人はいろんな女を見ているので、「これは違うな」というふうに地雷を見分けるのでしょうか......。 中田 そこら辺の層を一手に担っているのが僕ですよ! 僕は暗い女の子に関しては、非常に得意としている。 藤森 何が怖いかって、中田さんが、結構ガチで狙ってる可能性があるんですよ。 中田 藤森くん、語弊がありますよ。 藤森 本当にダメだね、相方やってると分かるから。あっちゃんはこういう目の奥が怯えたような女が大好きだ。ガチのタイプなんですよ。 中田 僕がこれ以上かかわると、ガチで抱いてしまう。 ――......!!!! こんなにステキな対談があるんですね......!!!! 中田 Twitterとかもされているみたいですから、ま、フォローしあってみたらいいのではないかな。 藤森 そこからかよ! 知り合いになろうとしやがって! ――あ、ありがとうございました......(完全に目を潤ませながら退場)! (中田さんの暖かいお言葉のおかげで、夜更かしや酒などの不健康な生活の影響で止まっていた生理が再開! ヨッシャー! と歓喜感涙でオリラジさんの活動を見守っていたら、中田さんと福田萌さんがまさかの熱愛......ちょっと気持ちの持っていきどことがわかりませんが、一時の夢をありがとうございます。藤森さんはお体に気をつけてください/取材・文=小明) ●おりえんたるらじお 中田敦彦と藤森慎吾からなるお笑いコンビ。2004年結成。翌年、「武勇伝」ネタで大ブレーク。以降、数々のテレビレギュラーをこなしつつ、トークライブ活動なども精力的に行っている。11年11月より『おまかせ!アニマックスNAVI』放送中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
オリエンタルラジオ 全国漫才ライブツアー 才(ザイ) 武勇伝だけじゃないんす。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第30回】 大槻ケンヂさんの至言「ネガティブを売りにすると自家中毒に陥るんです」 【第29回】 辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」 【第28回】 みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

オリエンタルラジオさんの至言「"変わってるって思われたい自分"も見透かされてる」(後編)

akari_oriradi03_s.jpg前編中編はこちらから ――えー......えっと、あの、すみません、唐突に相談なんですが、私、グラビアアイドルでデビューして、売れないまま今年でちょうど10年目。売れないまま10年続けるのは辛いんです! そこでメディアに出続けてるおふたりに相談なんですが、なんか......こう......どうしたらいいですかね? 最近は水着すらやらせてもらえなくて、たまに写真の仕事だと思うとゾンビとか......。 藤森 ゾンビ!? ゾンビ界ではブレークしてるの!? ――していないです。その業界もないです。 中田 あはは! すごい興味ありますけどね。女性のタレントさんがどこを目指して走っているのか、みんな口にしないし、女性のすごろくと男性のすごろくは違うので。 ――27歳っていったら、同年代はどんどん家庭を築いていって、すごろくでいったら第一ステージくらいはあがってたりします。恐いです。 中田 今はどうしたいんですか? ――恐れながら、自分はグラビアアイドルになりたいです。 中田 なるほど......。分かりました(ニヤリ)。グラビアに関していうと、僕はいろいろ思うところがあって。グラドルの人たちって、グラビアではあんまりお金がもらえないじゃないですか。ということはお金じゃなくて、グラビアをやったという達成感がほしいということですよね。 ――達成した人から辞めていくんですよ。野球選手と結婚したり、IT社長とかと結婚したり、次は女子アナを目指してみたり......。私はどこにも行き着けず、変な立ち位置になってしまった。 中田 27歳ですもんね。この歳でグラビアをするとなるとなにかフックが必要となってくると思う。僕はコンセプトのある写真集がすごく好きなんです。最近だと、『SCHOOL GIRL COMPLEX』(イースト・プレス)とか、ちょっと前だと『妄撮』(講談社)とか。フェチ系に訴えたもの。そういうコンセプトから切り崩すっていうことだと思うんですよね。エロいようでエロくない、哲学的なエロ。やっぱり、"はつらつとした水着姿でビーチ"というのは王道ではあるけど、そこに食傷気味になっている人達も多いし、やっぱりグラビアは10代のものじゃないですか。ほしのあきさんなどのレアケースをのぞいて、10代~20代前半のものですよね。なので、一個、インリン的なものを乗せるか、ヒットネタみたいなのを出さなきゃいけないのではと思うんですよね。素材のままっていうのは、年齢的にできないと思うし、露出度を高める方向に行ってしまったらその先はガケですから。......でも、グラビアがゴールというのは非常に興味深いですね。僕の中では、グラビアって通過点なのかなって思っていたので。 ――たいていのグラドルは通過点にしてるんですけど、その通過点にも行き着けない人が結構いるもんなんですよ。私、トークも芝居も一通りできないらしいことにも気づきまして。えへへ。 藤森 具体的にあっちゃんのフェチはないの? 中田 僕が今温めてるコンセプトは、場所とのギャップで行くしかないと思っていて。例えば区、役所前だけで撮るとか。 ――えっ。 中田 区役所前で、それもパンツスーツがいいと思うんですよ。パンツスーツのズボンをずり下げて白い水着が見える。それをすごい真面目な顔で23区撮ったらいい! 藤森 なるほど! ――ドエロじゃないですか。ド変態じゃないですか。あの、もしや中田さんはずいぶん鬱屈した性癖をお持ちの方ですか? 中田 (無視して)そこのニッチな層に訴えるしかないと思います。3ページくらいまではちゃんと役所で受付をしている写真があって、4ページ目で必ず直立不動で水着を出す。 藤森 それなら見たいね! 中田 これ、23区ありますから。60~70ページくらいの厚みで売れます。間違いなく売れます。5,000部は売れます。 ――5,000!! 自費出版で5,000部売れたとしたら、えーと、えーと、ヒー! 家賃10年分くらい払える!! 中田 男の性欲が何か、ということを究極まで分析している研究熱心な人が勝つと思います。そこを研究するか、自分の体をどう見せればいいのかですよ。年齢的にも、構図的にも、必ず勝つ方法はあるんです。必要なのは才能ではなく工夫だと、僕は思います。 ――名言! 少し元気が出ました、今日はどうもありが...... 中田 では、別案なんですけど、次は教卓です。これもギャップなので、まず教室を借りまして、できれば小学生の男女20人くらいを座らせておきます。そしてそこで、スーツ姿の女教師が授業をしている風景なんです。正面からは子どもたちの顔がワーって見えていて、サイドのカットになった時に......下だけ水着なんですよ! でも、子どもたちには見えていない。「子どもたちは純朴に授業を受けているが、この先生は教壇で勝手に脱ぎ始め、そのスリルを味わっている変態」っていうのがほんのり分かるのがいい。子どもの顔が無邪気であればあるほど、そのギャップで興奮します......! ――中田さん、目が充血しています! でも参考になりました、今日は本当にありが...... 中田 あと、露出度は高めないほうがいいです。それでもいかにエロくできるのかが、エロへの近道だと思います。例えば、社長室の椅子がありますよね。服を着て、この椅子の前に座っているだけでいいんですよ。ちょっと来て、ここに。 ――ここですか? これでいいんですか? 私エロいですか? 藤森 見たわ~。こういうのAVのシーンで見たわ~。 中田 服を着てて、男との絡んでいないのにもうエロい。これがエロスなんです......! 男の中には補完する脳みそがいっぱいあるんです。だから、ベタなところでいうとバナナを食べたりするじゃないですか。あれは象徴的なんですけど、社長室のソファーの下に座っているっていうのは...... 藤森 (腕時計を見ながら)ねぇ、もういいかな? 俺飽きちゃったんだけど......。やっぱりあっちゃん変態じゃん。 中田 だから、変態は5,000人は絶対いるんです! 藤森 僕、女の子の裸は好きですけど、グラビアを買おうという人間ではないんです。でも、買いたいと思う人は今みたいなことをやらないと手に取って買わないんでしょ。だから僕は5,000人にカウントされてないね。 ――あの、できれば5,000人にカウントされてない藤森さんにこそ伺いたいことがあるんですが、今、チャラ男をやられてるじゃないですか? 私はチャラ男にチャラチャラされないんですよ。プレイボーイにプレイされないし、ヤリチンにスルーされます。 中田 だから、チャラ男のターゲットからは外れているんですよ! ――どうすればターゲットに入るんですか! どうすれば! 中田 完全にニッチな層に強い需要のある人なんですって! 影が! あるから! 藤森 それは、ちょっと感じますね。僕もそういう人には、あまりいかないかもですね(興味なさそうに)。 ――チャラ男の人はいろんな女を見ているので、「これは違うな」というふうに地雷を見分けるのでしょうか......。 中田 そこら辺の層を一手に担っているのが僕ですよ! 僕は暗い女の子に関しては、非常に得意としている。 藤森 何が怖いかって、中田さんが、結構ガチで狙ってる可能性があるんですよ。 中田 藤森くん、語弊がありますよ。 藤森 本当にダメだね、相方やってると分かるから。あっちゃんはこういう目の奥が怯えたような女が大好きだ。ガチのタイプなんですよ。 中田 僕がこれ以上かかわると、ガチで抱いてしまう。 ――......!!!! こんなにステキな対談があるんですね......!!!! 中田 Twitterとかもされているみたいですから、ま、フォローしあってみたらいいのではないかな。 藤森 そこからかよ! 知り合いになろうとしやがって! ――あ、ありがとうございました......(完全に目を潤ませながら退場)! (中田さんの暖かいお言葉のおかげで、夜更かしや酒などの不健康な生活の影響で止まっていた生理が再開! ヨッシャー! と歓喜感涙でオリラジさんの活動を見守っていたら、中田さんと福田萌さんがまさかの熱愛......ちょっと気持ちの持っていきどころがわかりませんが、一時の夢をありがとうございます。藤森さんはお体に気をつけてください/取材・文=小明) ●おりえんたるらじお 中田敦彦と藤森慎吾からなるお笑いコンビ。2004年結成。翌年、「武勇伝」ネタで大ブレーク。以降、数々のテレビレギュラーをこなしつつ、トークライブ活動なども精力的に行っている。11年11月より『おまかせ!アニマックスNAVI』放送中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
オリエンタルラジオ 全国漫才ライブツアー 才(ザイ) 武勇伝だけじゃないんす。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第30回】 大槻ケンヂさんの至言「ネガティブを売りにすると自家中毒に陥るんです」 【第29回】 辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」 【第28回】 みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

「調子にだけは乗りたくない!」サブカル界を賑わす"劔樹人"って誰?

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IMG_9746_.jpg  劔樹人32歳、あるときは「神聖かまってちゃん」「撃鉄」のマネジャー、またあるときは鬼束ちひろに振り回されるネット番組の司会者。そしてバンド「あらかじめ決められた恋人たちへ」のベーシストとしてライブ活動をし、最近は雑誌の連載なども手掛ける。  取材部屋に着いた彼に「インタビュー中も写真撮ります」と伝えても、「はい」と答えるばかりで髪形も衣服も全く整えようとする気配がない。これは人前に出る人間なのか、それとも裏方なのか......かたくなに素のままで勝負しようとする彼の正体を暴くべく、話を聞いた。 ――今日はよろしくお願いします。ぶしつけですが、いつも前髪短いですね。 劔樹人(以下、劔) これ自分で切ってるんですよ。僕、初対面の人への苦手意識が強くて、大学以降は美容院に行くのやめちゃって、自分で切るようにしたんです。そうするとこれが不思議なことに、見える範囲は切れるけど、見えないところは切れないっていう問題が出てきまして。 ――目が前に付いてるから、前髪をたくさん切っちゃうと。  そうなんです。それにカッコつけたい気持ちはめちゃくちゃあるんですけど、僕がモテヘアとかしたら「お前がやったら馬鹿だろう」って言われるんじゃないのかなって。 ――誰にですか?  分かんないですけど、言われるんじゃないですかねえ。僕、この変な自意識が昔からほんと治らないんですよ......。 ――そんな劔さんは最近、活動の幅が広すぎて、もはや何の人か分からない感じになってきてますけど、本業はバンドのマネジャーさんですよね。  株式会社パーフェクトミュージックの社員として、マネジメントやプロモートをしてます。 ――パーフェクトミュージックに入ったきっかけは?  渋谷の「LUSH」っていうライブハウスでブッキングのバイトをしてたときに、今の社長から誘われたんです。そのときにちょうどネットで見たかまってちゃんが気になっていたので、会社に入ってかまってちゃんのマネジメントを始めたって感じですね。 ――本業以外の仕事に関して、会社は寛容なんですか?  うちの社長は、僕にアーティストっぽいことをやらせたいって気持ちがちょっとあるんです。僕も頼まれたことはやりたいと思ってるので、いろいろやらせてもらってます。ただ、僕が逮捕されたときの肩書きは「会社員」になると思いますし、お給料もいただいてるのでそこは裏切れないという感じですね。 ――かまってちゃんのファンからは「5人目のメンバー」として見られていると思うのですが、マネジャーが目立つことについてはどうお考えですか? IMG_9708_.jpg  僕の場合、狙ってやったわけじゃなくて、成り行きでそうなったんですが......。ただ、バンドを"自分を含めて見せる"ことで、ほかと差が生まれるならそれも悪くないんじゃないかなって気はしてます。それに昔から「自分の名前で仕事したい」という夢があるので、それにちょっとは近づいてきてるのかなと。 ――前に出ることで批判を受けることはありますか?  もう批判なんて死ぬほどありますよ。僕を"サポートする人間"だと思ってる人は「でしゃばんなよ」とか「プロフェッショナル性に欠ける」って言いますし。でも「頑張るんで許してください」としか言えないっすよ......。 ――自身のブログでも「調子に乗ってる」と言われることへの恐怖心について綴ってらっしゃいましたが。  その恐怖心はめちゃくちゃありますね。僕、本当に調子にだけは乗りたくないと思ってるんです。初心を忘れると必ずツライ目に遭うし、上に行ったところで落ちるんで。 ――昨年4月に公開された映画『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(入江悠監督)では、重要な役どころを演じてましたが、出演オファーが来た時、"その恐怖心"はよぎりませんでしたか?  あのときは一応、劇中にドキュメンタリーシーンがあって、そこに自分がいたんで、自分が演じざるを得ない......っていうのを言い訳に自分の中で納得しましたね。でも僕もずっとバンドをやってる人間なので、"出たがり"っていうのは否めないというか......。でも一流の裏方の人は表には出てこないから、やっぱり僕って中途半端ですよね......。 ――でも劔さんが器用だからこそなせるワザですよね。  器用貧乏ってやつですかね。でもそのせいでほかにない感じの立ち位置にはなってきたので、これからは道なき道を行くのみって感じです。 ■中心人物になるのは最初っからあきらめている ――映画のほかにも、昨年9月にスタートした『鬼束ちひろの包丁の上でUTATANETS』(ニコニコ動画)にMCとして出演されてますが、毎回どんな心境でやられてるんですか?  普通の司会をやるならプロの司会者や芸人さんがやったほうがうまいわけですから、僕は自分の立場を考えて「鬼束さんに振り回されつくさないと」って気持ちでやってます。あんなにエネルギーがあって人間力の高い人と接することってあまりないので、毎回わくわくしてますね。鬼束さんて台本とか関係ないし、何考えてるのかは全然分からないので、不安はめちゃくちゃありますけど。 ――番組中は、鬼束さんも楽しそうですよね。  鬼束さんがやりたいと言ったことをやってる番組ですから。「闇鍋やりたい」とか「黒ひげ危機一発やりたい」って言ったら、単純にそれをやるだけです。みんな鬼束さんのことを「変わった」って言いますけど、鬼束さんが昔に出た『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の「テレフォンショッキング」の動画とか見ると、外見以外はそんなに変わってないんですよ。 ――みんなが気付かなかっただけなんですね。さらに昨年は、杉作J太郎さん主催の『エアセックス世界大会』で優勝されたとか(笑)。  あれは別に僕が普段からエアセックスをやってたわけじゃなくて、杉作さんからある日、「いざ鎌倉」ってタイトルのメールが送られてきて、何だろうと思って見たら「エアセックス選手の皆さんお疲れ様です」って大会の詳細が送られてきたんですよ。「いざ鎌倉」と言われたらもうやるしかないじゃないですか。そしたら優勝してしまったっていう。まあ、ビギナーズラックですよ。 ――どこが評価されたんですか?  審査員の評では、「エアセックスの世界に『顔芸』という新しい風を吹き込んだ」って言われました。その場にいた杉作さんや吉田豪さんが、昔から僕の顔を面白いって言ってくださるんですよ。 ――そんな活動の一方で、ピアニカ・ダブエレクトロバンド"あらかじめ決められた恋人たちへ"のベーシストとしてクールなプレイを見せてますが。 IMG_9744_.jpg  あれは池永正二っていう中心の人がいて、そっちの世界観に引っ張られてるんです。僕、そもそもああいうかっこいい感じのことをやる人間じゃないんで、ほかでしょぼい感じにしてバランスをとらないと気が済まなくて。 ――の子さんのような"中心人物になりたい"という気持ちは?  それはもう最初からあきらめてます。僕は若い頃から自分の限界を常に意識してて、何かやりたくても自分ができないなと思ったら、「それを支える立場だったらできるんじゃないか」ってほうにシフトしてきたんです。それがバンドのベーシストであったり、マネジャーであったり、司会進行の男であったりするんだと思います。 ――そんな活動の広さが評価されて、昨年末には『大根仁が選ぶ2011 マン・オブ・ザ・イヤー』を受賞されたわけですが。  昨年は、自分のバンドもそれなりに人気が出てきたし、いろいろやることによって、まとめていい感じになれたかなとは思ってます。 ■アイドルをプロデュースしたい! ――ところで劔さんといえばアイドル好きとしても有名ですが、現在はKARAにお熱だそうで。KARAの魅力は?  KARAはみんなかわいいし、キャラも立ってるし、戦隊ものみたいな感じがいいですよね。でも実はKARAって、韓国ですごい苦労してたストーリーがあるんですよ。そういう雑草魂も含めてグッとくるんですよね。 ――劔さんにとってKARAとはどんな存在ですか?  ふと一人になった時に、唯一考えることですね。そこを持っとけば足取りも軽く歩いていこうって気持ちになれるっていうか。そうでなかったら気の重いことばっかりなんで。 ――劔さんの推しメンはどなたですか?  二コルなんですけど、これもまた悩んでて......。最近、メンバーの人間性を見てたら、僕と性格が合うのはハラちゃんじゃないかって思いだしちゃって......。ハラちゃんの男らしい性格とかを見てると、「この子はきっと僕のことを分かってくれるなあ」みたいなことを勝手に思うんですよね。それからというもの、ほんと......ちょっと......どうしよう......。いっそのこと、二コルに一度、フラれたらいいと思うんですけど、会ったこともないし......。 ――悩んでるんですね......。劔さんはよく「アイドルグループを作りたい」と発言されてますが、具体的な構想はありますか?  Perfumeやバニラビーンズみたいに、音楽で付加価値を付けたいですね。そのほうがブレてなくていいと思うんです。音楽性をどんどん変えることで失敗し続けてるアイドルって、大人に振り回されてるみたいでかわいそうじゃないですか。だからアイドルが一緒に成長していく感じは、音楽も込みで見てみたいなって思います。今年はそこまで手がまわれば、ぜひアイドルを作りたいですね。 ――今日はいろいろお話いただきありがとうございました。最後に日刊サイゾー読者へメッセージがあれば。  僕、男気への憧れがずっとあって、『トラック野郎』(菅原文太演じる"一番星桃次郎"が主人公の映画シリーズ)が大好きでして。より具体的に自分の中に『トラック野郎』イズムを入れるために、今後、星柄の服を中心に着ていくことに決めたんです。だから星柄の服があったらみなさん教えてください! (取材・文=林タモツ) ●つるぎ・みきと 1979年新潟県生まれ。「神聖かまってちゃん」、「撃鉄」のマネジャーを務めるかたわら、「あらかじめ決められた恋人たちへ」のベース担当。(株)パーフェクトミュージック所属。

男の花道 Jさんを敬愛しているそうで。 amazon_associate_logo.jpg
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「調子にだけは乗りたくない!」サブカル界を賑わす"劔樹人"って誰?

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IMG_9746_.jpg  劔樹人32歳、あるときは「神聖かまってちゃん」「撃鉄」のマネジャー、またあるときは鬼束ちひろに振り回されるネット番組の司会者。そしてバンド「あらかじめ決められた恋人たちへ」のベーシストとしてライブ活動をし、最近は雑誌の連載なども手掛ける。  取材部屋に着いた彼に「インタビュー中も写真撮ります」と伝えても、「はい」と答えるばかりで髪形も衣服も全く整えようとする気配がない。これは人前に出る人間なのか、それとも裏方なのか......かたくなに素のままで勝負しようとする彼の正体を暴くべく、話を聞いた。 ――今日はよろしくお願いします。ぶしつけですが、いつも前髪短いですね。 劔樹人(以下、劔) これ自分で切ってるんですよ。僕、初対面の人への苦手意識が強くて、大学以降は美容院に行くのやめちゃって、自分で切るようにしたんです。そうするとこれが不思議なことに、見える範囲は切れるけど、見えないところは切れないっていう問題が出てきまして。 ――目が前に付いてるから、前髪をたくさん切っちゃうと。  そうなんです。それにカッコつけたい気持ちはめちゃくちゃあるんですけど、僕がモテヘアとかしたら「お前がやったら馬鹿だろう」って言われるんじゃないのかなって。 ――誰にですか?  分かんないですけど、言われるんじゃないですかねえ。僕、この変な自意識が昔からほんと治らないんですよ......。 ――そんな劔さんは最近、活動の幅が広すぎて、もはや何の人か分からない感じになってきてますけど、本業はバンドのマネジャーさんですよね。  株式会社パーフェクトミュージックの社員として、マネジメントやプロモートをしてます。 ――パーフェクトミュージックに入ったきっかけは?  渋谷の「LUSH」っていうライブハウスでブッキングのバイトをしてたときに、今の社長から誘われたんです。そのときにちょうどネットで見たかまってちゃんが気になっていたので、会社に入ってかまってちゃんのマネジメントを始めたって感じですね。 ――本業以外の仕事に関して、会社は寛容なんですか?  うちの社長は、僕にアーティストっぽいことをやらせたいって気持ちがちょっとあるんです。僕も頼まれたことはやりたいと思ってるので、いろいろやらせてもらってます。ただ、僕が逮捕されたときの肩書きは「会社員」になると思いますし、お給料もいただいてるのでそこは裏切れないという感じですね。 ――かまってちゃんのファンからは「5人目のメンバー」として見られていると思うのですが、マネジャーが目立つことについてはどうお考えですか? IMG_9708_.jpg  僕の場合、狙ってやったわけじゃなくて、成り行きでそうなったんですが......。ただ、バンドを"自分を含めて見せる"ことで、ほかと差が生まれるならそれも悪くないんじゃないかなって気はしてます。それに昔から「自分の名前で仕事したい」という夢があるので、それにちょっとは近づいてきてるのかなと。 ――前に出ることで批判を受けることはありますか?  もう批判なんて死ぬほどありますよ。僕を"サポートする人間"だと思ってる人は「でしゃばんなよ」とか「プロフェッショナル性に欠ける」って言いますし。でも「頑張るんで許してください」としか言えないっすよ......。 ――自身のブログでも「調子に乗ってる」と言われることへの恐怖心について綴ってらっしゃいましたが。  その恐怖心はめちゃくちゃありますね。僕、本当に調子にだけは乗りたくないと思ってるんです。初心を忘れると必ずツライ目に遭うし、上に行ったところで落ちるんで。 ――昨年4月に公開された映画『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(入江悠監督)では、重要な役どころを演じてましたが、出演オファーが来た時、"その恐怖心"はよぎりませんでしたか?  あのときは一応、劇中にドキュメンタリーシーンがあって、そこに自分がいたんで、自分が演じざるを得ない......っていうのを言い訳に自分の中で納得しましたね。でも僕もずっとバンドをやってる人間なので、"出たがり"っていうのは否めないというか......。でも一流の裏方の人は表には出てこないから、やっぱり僕って中途半端ですよね......。 ――でも劔さんが器用だからこそなせるワザですよね。  器用貧乏ってやつですかね。でもそのせいでほかにない感じの立ち位置にはなってきたので、これからは道なき道を行くのみって感じです。 ■中心人物になるのは最初っからあきらめている ――映画のほかにも、昨年9月にスタートした『鬼束ちひろの包丁の上でUTATANETS』(ニコニコ動画)にMCとして出演されてますが、毎回どんな心境でやられてるんですか?  普通の司会をやるならプロの司会者や芸人さんがやったほうがうまいわけですから、僕は自分の立場を考えて「鬼束さんに振り回されつくさないと」って気持ちでやってます。あんなにエネルギーがあって人間力の高い人と接することってあまりないので、毎回わくわくしてますね。鬼束さんて台本とか関係ないし、何考えてるのかは全然分からないので、不安はめちゃくちゃありますけど。 ――番組中は、鬼束さんも楽しそうですよね。  鬼束さんがやりたいと言ったことをやってる番組ですから。「闇鍋やりたい」とか「黒ひげ危機一発やりたい」って言ったら、単純にそれをやるだけです。みんな鬼束さんのことを「変わった」って言いますけど、鬼束さんが昔に出た『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の「テレフォンショッキング」の動画とか見ると、外見以外はそんなに変わってないんですよ。 ――みんなが気付かなかっただけなんですね。さらに昨年は、杉作J太郎さん主催の『エアセックス世界大会』で優勝されたとか(笑)。  あれは別に僕が普段からエアセックスをやってたわけじゃなくて、杉作さんからある日、「いざ鎌倉」ってタイトルのメールが送られてきて、何だろうと思って見たら「エアセックス選手の皆さんお疲れ様です」って大会の詳細が送られてきたんですよ。「いざ鎌倉」と言われたらもうやるしかないじゃないですか。そしたら優勝してしまったっていう。まあ、ビギナーズラックですよ。 ――どこが評価されたんですか?  審査員の評では、「エアセックスの世界に『顔芸』という新しい風を吹き込んだ」って言われました。その場にいた杉作さんや吉田豪さんが、昔から僕の顔を面白いって言ってくださるんですよ。 ――そんな活動の一方で、ピアニカ・ダブエレクトロバンド"あらかじめ決められた恋人たちへ"のベーシストとしてクールなプレイを見せてますが。 IMG_9744_.jpg  あれは池永正二っていう中心の人がいて、そっちの世界観に引っ張られてるんです。僕、そもそもああいうかっこいい感じのことをやる人間じゃないんで、ほかでしょぼい感じにしてバランスをとらないと気が済まなくて。 ――の子さんのような"中心人物になりたい"という気持ちは?  それはもう最初からあきらめてます。僕は若い頃から自分の限界を常に意識してて、何かやりたくても自分ができないなと思ったら、「それを支える立場だったらできるんじゃないか」ってほうにシフトしてきたんです。それがバンドのベーシストであったり、マネジャーであったり、司会進行の男であったりするんだと思います。 ――そんな活動の広さが評価されて、昨年末には『大根仁が選ぶ2011 マン・オブ・ザ・イヤー』を受賞されたわけですが。  昨年は、自分のバンドもそれなりに人気が出てきたし、いろいろやることによって、まとめていい感じになれたかなとは思ってます。 ■アイドルをプロデュースしたい! ――ところで劔さんといえばアイドル好きとしても有名ですが、現在はKARAにお熱だそうで。KARAの魅力は?  KARAはみんなかわいいし、キャラも立ってるし、戦隊ものみたいな感じがいいですよね。でも実はKARAって、韓国ですごい苦労してたストーリーがあるんですよ。そういう雑草魂も含めてグッとくるんですよね。 ――劔さんにとってKARAとはどんな存在ですか?  ふと一人になった時に、唯一考えることですね。そこを持っとけば足取りも軽く歩いていこうって気持ちになれるっていうか。そうでなかったら気の重いことばっかりなんで。 ――劔さんの推しメンはどなたですか?  二コルなんですけど、これもまた悩んでて......。最近、メンバーの人間性を見てたら、僕と性格が合うのはハラちゃんじゃないかって思いだしちゃって......。ハラちゃんの男らしい性格とかを見てると、「この子はきっと僕のことを分かってくれるなあ」みたいなことを勝手に思うんですよね。それからというもの、ほんと......ちょっと......どうしよう......。いっそのこと、二コルに一度、フラれたらいいと思うんですけど、会ったこともないし......。 ――悩んでるんですね......。劔さんはよく「アイドルグループを作りたい」と発言されてますが、具体的な構想はありますか?  Perfumeやバニラビーンズみたいに、音楽で付加価値を付けたいですね。そのほうがブレてなくていいと思うんです。音楽性をどんどん変えることで失敗し続けてるアイドルって、大人に振り回されてるみたいでかわいそうじゃないですか。だからアイドルが一緒に成長していく感じは、音楽も込みで見てみたいなって思います。今年はそこまで手がまわれば、ぜひアイドルを作りたいですね。 ――今日はいろいろお話いただきありがとうございました。最後に日刊サイゾー読者へメッセージがあれば。  僕、男気への憧れがずっとあって、『トラック野郎』(菅原文太演じる"一番星桃次郎"が主人公の映画シリーズ)が大好きでして。より具体的に自分の中に『トラック野郎』イズムを入れるために、今後、星柄の服を中心に着ていくことに決めたんです。だから星柄の服があったらみなさん教えてください! (取材・文=林タモツ) ●つるぎ・みきと 1979年新潟県生まれ。「神聖かまってちゃん」、「撃鉄」のマネジャーを務めるかたわら、「あらかじめ決められた恋人たちへ」のベース担当。(株)パーフェクトミュージック所属。

男の花道 Jさんを敬愛しているそうで。 amazon_associate_logo.jpg
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