W杯出場決定試合、“偶然の失点”招いたザッケローニ迷走采配に潜む本大会への懸念

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 維新の会より出馬、アントニオ猪木の“ダークな”真実…金銭スキャンダルの過去 auのiPhone 5実人口カバー率96%、実際は14%のカラクリ…改善見通しは? ユニバ社巨額賄賂疑惑、経営陣は一従業員に責任転嫁し裁判…浮かぶパチンコ業界の闇 ■特にオススメ記事はこちら! W杯出場決定試合、“偶然の失点”招いたザッケローニ迷走采配に潜む本大会への懸念 - Business Journal(6月5日)
『監督ザッケローニの本質』(光文社/片野道郎、アントニオ・フィンコ)
 昨日(6月4日)、2014年サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会のアジア最終予選B組で、日本代表はオーストラリア代表と1-1で引き分け、W杯出場決定を決めた。試合後、日本代表のザッケローニ監督が会見場に登場すると、メディアからは拍手が巻き起こった。  確かにザッケローニ監督が日本に与えたものは大きい。日本代表チームをワールドスタンダード化し、約束通りW杯にも出場させた。  だが、それと今回の試合での采配は別である。ヨルダン戦、ブルガリア戦と連敗を喫したのが嘘のように、この日の日本は強かった。オーストラリアの策に工夫がなかったことや、コンディションが重かったもこともあるかもしれないが、試合は日本のリズムで進んでいた。時にカウンターでピンチを招くものの、ピンチ以上のチャンスを生み出す。J2のチーム(ガンバ大阪)にいることに違和感を覚える遠藤保仁のスキルや、本田圭佑の圧倒的な存在感の前に、記者席にいるオーストラリアメディアは頭を抱えっぱなしだった。  その反面、この試合でも決定力不足が顔をのぞかせる。79分、ザッケローニ監督が交代への動きをみせた時、前田遼一が交代となると感じた方は少なくないはず。問題は、どのアタッカーを入れるのか。それがポイントかと思ったが、ザッケローニ監督のチョイスは、ディフェンスの栗原勇蔵だった。流れの良い中で、あえてチームの陣形が変わる交代を選ぶ。失敗すれば、批判は免れない奇をてらったもの。  ザッケローニ監督はこの采配を、「本田のペースが少し落ちてきたところで交代のカードを考えたが、そこで空中戦も考えて、彼を外さないチョイスを選んだ。栗原というチョイスをして、香川(真司)をトップ下に持ってきて、長友(佑都)を1個前に上げて、彼のスピードを生かそうと思った。そこで走力のバロメーターがプラスになり、攻撃力も上がった。交代のカードを切ってからチャンスを演出した」と説明するが、その策にピッチの布陣からは、迷いが感じたれた。  3-4-3なのか、選手のポジションを変えた4-2-3-1なのか--。 「どう考えても守備固めの意図だったと思います。直接は言われなかったけど、そういう感じで入った」(栗原) 「人手が足りていた分、行くか行かないかって感じでした。逆に1対1のほうが良かったかなと。長友さんが1つ前に上がっているし、高さ対策はあったと思いますけど」(内田篤人) ●崩れ始めた陣形  この交代後、守備に間が生まれてしまう。選手交代からわずか3分後。内田は、ポジショニングを掴めず、岡崎慎司も遠藤もアプローチの距離感を掴み損なった。そこから、「偶然の失点」(ザッケローニ監督)が生まれるが、その偶然をつくり出したのは、ザッケローニ監督自身である。交代をきっかけに、バランスの良かった陣形が崩れ始めたのは、埼玉スタジアムにいた人たちには一目瞭然だったはずだ。  その後もザッケローニ監督の采配の迷走は止まらない。  ハーフナー・マイク投入の意図を、「パワープレーという感じではなく、しっかりつないで、最後のところでマイクを使うと意思統一していました」と遠藤は言うが、ゲームのリズムは変わっており、なかなかチャンスをつくれなくなっていた。そこで、清武弘嗣を投入するが、決断が遅く、出場時間が短すぎる。これで救世主となることを望むのは酷といえる。そもそも、栗原を入れるタイミングでマイクを投入すれば良かったのではないか。  このような事実を、“祝”W杯出場でなかったことにすべきではない。    試合後、選手たちは「本気でW杯で優勝を目指しています」と力強く語った。格上のチームとの勝負では、“監督力”がモノを言うのは史実が物語っている。ザッケローニ監督にその資質があるのか。浮かれモードは今日で終わりにし、強豪とぶつかるコンフェデレーションズ杯で、ザッケローニ監督の“監督力”を検証していくべきだ。そういったオルタナティブな世論は、W杯に向けてチームを強くすると断言できる。 (文=石井紘人/Japan Journal ) ■おすすめ記事 維新の会より出馬、アントニオ猪木の“ダークな”真実…金銭スキャンダルの過去 auのiPhone 5実人口カバー率96%、実際は14%のカラクリ…改善見通しは? ユニバ社巨額賄賂疑惑、経営陣は一従業員に責任転嫁し裁判…浮かぶパチンコ業界の闇 auでトラブルが頻発する理由 通信障害、表示法違反…もう“ズル”はできない!? 6月も株価が暴落? 海外投資家が破産危機で国債市場が大混乱! 安倍政権は大丈夫か?

auのiPhone 5実人口カバー率96%、実際は14%のカラクリ…改善見通しは?

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KDDI本社が所在するガーデンエアタワー(「Wikipedia」より/呉)
 KDDIのau版iPhone 5ユーザーの中で「どうもLTE(携帯電話の高速通信規格)がつながらない」と思っていた人がいたならば、その感覚は当たっていたようだ。5月21日、「実人口カバー率96%」とされていたものが、実はたった14%だったということが公表された。  あまりにも数字が違うこと、今後よくなる予定も特になさそうであることが露見したことで、ネット上ではiPhone 5ユーザーが騒然としているようだ。 ●問題の対象はiPhone 5のみ  一部で誤解されているようだが、「au 4G LTE」がまったく整備されていなかった、という話ではない。あくまでもiPhone 5向け「au 4G LTE」の75Mbpsで通信できるエリアの話だ。なぜiPhone 5だけがそんな不遇な目に遭っているのかといえば、au端末の中でiPhone 5が特殊な周波数帯を使っているからだ。  まず、iPhoneシリーズでLTEに対応したのがiPhone 5から。つまりiPhone 4Sまでのユーザーに今回の話は関係ない。そしてLTEに対応しているほかのスマートフォンが800MHz帯と1.5GHz帯を使っているのに対して、iPhone 5は2.1GHz帯を利用している。  つまりauの端末の中で、iPhone 5が使うためのアンテナが、ほんの少ししか配置されていなかった、というのが今回の騒動なのだ。 ●今後も、iPhone 5向けLTEアンテナは増えない?  問題は、「2013年春までには整備します」といわれていたものが間に合わなかった、というのではなく、そもそもその時期に「実人口カバー率96%」を目指したアンテナ敷設を行う予定はなかったということだろう。販売の際に、「4G LTE (iPhone 5含む) 対応機種なら」カバー率96%だと表示して、いかにもiPhone 5でも高速通信が広いエリアで楽しめるように書かれていたのに騙された、と感じる人が多いのも無理はない。  では今後急速にアンテナが取り付けられて96%を目指すのかというと、これについてはKDDIから言及されていない。多少増えるのは確かだろうが、同社がどこまで投資するのかは疑問だ。  今後出てくるであろうiPhone 5SやiPhone 6のために、どんどんアンテナを増やすべきだと考える人もいるだろう。ただ現段階では、そこに注力するのが今後のためになるかどうか微妙なところだ。  次世代のiPhoneについて、いろいろな噂がある。「日本で利用される800MHz帯も利用できるマルチバンド機が出るのではないか?」というような期待まじりの予測をしている人もいるようだ。もしそうなれば、次のiPhoneからは本当に96%になるわけだ。また次世代LTEではまた違った周波数帯を利用するため、将来を見据えた投資として、どう判断されるかは微妙なところだろう。ユーザーとしては“今”使えるエリアを増やしてほしいところだが、なかなか難しい部分はあるのかもしれない。 ●「実人口カバー率」って何?  もう1つ、今回出てきたキーワードでわかりづらい「実人口カバー率」についても解説しよう。少し前までは「人口カバー率」と言われていた記憶がある人も多いだろうが、これとは少し違う言葉だ。  まず「人口カバー率」とは何かといえば、「人がいるところ」の中で通話・通信ができる場所がどれだけあるかということを示したものだ。たとえば山岳地帯や湖など、国土ではあるけれど人が住んでいない場所は、そもそも分母として計算に入れない。そして、どこを基準に測るかといえば市町村役場と支所だ。  この計測方法は、いろいろな問題がある。仮に市内のほとんどのエリアで通話ができても、役所で通じなければ、市が丸ごと圏外ということになる。逆に広大な面積のある自治体でも、役場で通じさえすれば圏内だ。都市部ならばそれほど問題がないかもしれないが、郊外や農村部だと、かなり実態とズレが出てくる。  もう少し実情に近そうなのが「実人口カバー率」だ。日本地図の上に500メートル区切りの方眼紙を載せて、その500メートル四方の中で通話ができるかどうかを計測する。そしてその枠の中に何人の人口があるかと併せて「実人口カバー率」というものを算出するのだ。  エリアという点では「実人口カバー率」の方が細かくわかるが、500メートル四方のどこでどれだけ通話できたら圏内なのかという詳細は公表されていない。しかも計測方法はキャリアごとに違うから単純比較はできないし、各社だいたい90%台の後半の数字を出しているから、「なんとなく全体的に通じるらしい」という程度の目安にしかならないものではある。  しかし、いくらなんでも「世の中だいたい通じるだろう」と感じられる96%という数字が、実は14%だった、というのは衝撃的だ。どうしても納得がいかない、解約したいというような人は、一応消費者センターが相談に乗ってくれる模様なので、気になる人は相談してみてもよいかもしれない。 (文=エースラッシュ) ■おすすめ記事 維新の会より出馬、アントニオ猪木の“ダークな”真実…金銭スキャンダルの過去 W杯出場決定試合、“偶然の失点”招いたザッケローニ迷走采配に潜む本大会への懸念 ユニバ社巨額賄賂疑惑、経営陣は一従業員に責任転嫁し裁判…浮かぶパチンコ業界の闇 auでトラブルが頻発する理由 通信障害、表示法違反…もう“ズル”はできない!? 6月も株価が暴落? 海外投資家が破産危機で国債市場が大混乱! 安倍政権は大丈夫か?

auのiPhone 5実人口カバー率96%、実際は14%のカラクリ…改善見通しは?

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KDDI本社が所在するガーデンエアタワー(「Wikipedia」より/呉)
 KDDIのau版iPhone 5ユーザーの中で「どうもLTE(携帯電話の高速通信規格)がつながらない」と思っていた人がいたならば、その感覚は当たっていたようだ。5月21日、「実人口カバー率96%」とされていたものが、実はたった14%だったということが公表された。  あまりにも数字が違うこと、今後よくなる予定も特になさそうであることが露見したことで、ネット上ではiPhone 5ユーザーが騒然としているようだ。 ●問題の対象はiPhone 5のみ  一部で誤解されているようだが、「au 4G LTE」がまったく整備されていなかった、という話ではない。あくまでもiPhone 5向け「au 4G LTE」の75Mbpsで通信できるエリアの話だ。なぜiPhone 5だけがそんな不遇な目に遭っているのかといえば、au端末の中でiPhone 5が特殊な周波数帯を使っているからだ。  まず、iPhoneシリーズでLTEに対応したのがiPhone 5から。つまりiPhone 4Sまでのユーザーに今回の話は関係ない。そしてLTEに対応しているほかのスマートフォンが800MHz帯と1.5GHz帯を使っているのに対して、iPhone 5は2.1GHz帯を利用している。  つまりauの端末の中で、iPhone 5が使うためのアンテナが、ほんの少ししか配置されていなかった、というのが今回の騒動なのだ。 ●今後も、iPhone 5向けLTEアンテナは増えない?  問題は、「2013年春までには整備します」といわれていたものが間に合わなかった、というのではなく、そもそもその時期に「実人口カバー率96%」を目指したアンテナ敷設を行う予定はなかったということだろう。販売の際に、「4G LTE (iPhone 5含む) 対応機種なら」カバー率96%だと表示して、いかにもiPhone 5でも高速通信が広いエリアで楽しめるように書かれていたのに騙された、と感じる人が多いのも無理はない。  では今後急速にアンテナが取り付けられて96%を目指すのかというと、これについてはKDDIから言及されていない。多少増えるのは確かだろうが、同社がどこまで投資するのかは疑問だ。  今後出てくるであろうiPhone 5SやiPhone 6のために、どんどんアンテナを増やすべきだと考える人もいるだろう。ただ現段階では、そこに注力するのが今後のためになるかどうか微妙なところだ。  次世代のiPhoneについて、いろいろな噂がある。「日本で利用される800MHz帯も利用できるマルチバンド機が出るのではないか?」というような期待まじりの予測をしている人もいるようだ。もしそうなれば、次のiPhoneからは本当に96%になるわけだ。また次世代LTEではまた違った周波数帯を利用するため、将来を見据えた投資として、どう判断されるかは微妙なところだろう。ユーザーとしては“今”使えるエリアを増やしてほしいところだが、なかなか難しい部分はあるのかもしれない。 ●「実人口カバー率」って何?  もう1つ、今回出てきたキーワードでわかりづらい「実人口カバー率」についても解説しよう。少し前までは「人口カバー率」と言われていた記憶がある人も多いだろうが、これとは少し違う言葉だ。  まず「人口カバー率」とは何かといえば、「人がいるところ」の中で通話・通信ができる場所がどれだけあるかということを示したものだ。たとえば山岳地帯や湖など、国土ではあるけれど人が住んでいない場所は、そもそも分母として計算に入れない。そして、どこを基準に測るかといえば市町村役場と支所だ。  この計測方法は、いろいろな問題がある。仮に市内のほとんどのエリアで通話ができても、役所で通じなければ、市が丸ごと圏外ということになる。逆に広大な面積のある自治体でも、役場で通じさえすれば圏内だ。都市部ならばそれほど問題がないかもしれないが、郊外や農村部だと、かなり実態とズレが出てくる。  もう少し実情に近そうなのが「実人口カバー率」だ。日本地図の上に500メートル区切りの方眼紙を載せて、その500メートル四方の中で通話ができるかどうかを計測する。そしてその枠の中に何人の人口があるかと併せて「実人口カバー率」というものを算出するのだ。  エリアという点では「実人口カバー率」の方が細かくわかるが、500メートル四方のどこでどれだけ通話できたら圏内なのかという詳細は公表されていない。しかも計測方法はキャリアごとに違うから単純比較はできないし、各社だいたい90%台の後半の数字を出しているから、「なんとなく全体的に通じるらしい」という程度の目安にしかならないものではある。  しかし、いくらなんでも「世の中だいたい通じるだろう」と感じられる96%という数字が、実は14%だった、というのは衝撃的だ。どうしても納得がいかない、解約したいというような人は、一応消費者センターが相談に乗ってくれる模様なので、気になる人は相談してみてもよいかもしれない。 (文=エースラッシュ) ■おすすめ記事 維新の会より出馬、アントニオ猪木の“ダークな”真実…金銭スキャンダルの過去 W杯出場決定試合、“偶然の失点”招いたザッケローニ迷走采配に潜む本大会への懸念 ユニバ社巨額賄賂疑惑、経営陣は一従業員に責任転嫁し裁判…浮かぶパチンコ業界の闇 auでトラブルが頻発する理由 通信障害、表示法違反…もう“ズル”はできない!? 6月も株価が暴落? 海外投資家が破産危機で国債市場が大混乱! 安倍政権は大丈夫か?

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 KDDIのau版iPhone 5ユーザーの中で「どうもLTE(携帯電話の高速通信規格)がつながらない」と思っていた人がいたならば、その感覚は当たっていたようだ。5月21日、「実人口カバー率96%」とされていたものが、実はたった14%だったということが公表された。  あまりにも数字が違うこと、今後よくなる予定も特になさそうであることが露見したことで、ネット上ではiPhone 5ユーザーが騒然としているようだ。 ●問題の対象はiPhone 5のみ  一部で誤解されているようだが、「au 4G LTE」がまったく整備されていなかった、という話ではない。あくまでもiPhone 5向け「au 4G LTE」の75Mbpsで通信できるエリアの話だ。なぜiPhone 5だけがそんな不遇な目に遭っているのかといえば、au端末の中でiPhone 5が特殊な周波数帯を使っているからだ。  まず、iPhoneシリーズでLTEに対応したのがiPhone 5から。つまりiPhone 4Sまでのユーザーに今回の話は関係ない。そしてLTEに対応しているほかのスマートフォンが800MHz帯と1.5GHz帯を使っているのに対して、iPhone 5は2.1GHz帯を利用している。  つまりauの端末の中で、iPhone 5が使うためのアンテナが、ほんの少ししか配置されていなかった、というのが今回の騒動なのだ。 ●今後も、iPhone 5向けLTEアンテナは増えない?  問題は、「2013年春までには整備します」といわれていたものが間に合わなかった、というのではなく、そもそもその時期に「実人口カバー率96%」を目指したアンテナ敷設を行う予定はなかったということだろう。販売の際に、「4G LTE (iPhone 5含む) 対応機種なら」カバー率96%だと表示して、いかにもiPhone 5でも高速通信が広いエリアで楽しめるように書かれていたのに騙された、と感じる人が多いのも無理はない。  では今後急速にアンテナが取り付けられて96%を目指すのかというと、これについてはKDDIから言及されていない。多少増えるのは確かだろうが、同社がどこまで投資するのかは疑問だ。  今後出てくるであろうiPhone 5SやiPhone 6のために、どんどんアンテナを増やすべきだと考える人もいるだろう。ただ現段階では、そこに注力するのが今後のためになるかどうか微妙なところだ。  次世代のiPhoneについて、いろいろな噂がある。「日本で利用される800MHz帯も利用できるマルチバンド機が出るのではないか?」というような期待まじりの予測をしている人もいるようだ。もしそうなれば、次のiPhoneからは本当に96%になるわけだ。また次世代LTEではまた違った周波数帯を利用するため、将来を見据えた投資として、どう判断されるかは微妙なところだろう。ユーザーとしては“今”使えるエリアを増やしてほしいところだが、なかなか難しい部分はあるのかもしれない。 ●「実人口カバー率」って何?  もう1つ、今回出てきたキーワードでわかりづらい「実人口カバー率」についても解説しよう。少し前までは「人口カバー率」と言われていた記憶がある人も多いだろうが、これとは少し違う言葉だ。  まず「人口カバー率」とは何かといえば、「人がいるところ」の中で通話・通信ができる場所がどれだけあるかということを示したものだ。たとえば山岳地帯や湖など、国土ではあるけれど人が住んでいない場所は、そもそも分母として計算に入れない。そして、どこを基準に測るかといえば市町村役場と支所だ。  この計測方法は、いろいろな問題がある。仮に市内のほとんどのエリアで通話ができても、役所で通じなければ、市が丸ごと圏外ということになる。逆に広大な面積のある自治体でも、役場で通じさえすれば圏内だ。都市部ならばそれほど問題がないかもしれないが、郊外や農村部だと、かなり実態とズレが出てくる。  もう少し実情に近そうなのが「実人口カバー率」だ。日本地図の上に500メートル区切りの方眼紙を載せて、その500メートル四方の中で通話ができるかどうかを計測する。そしてその枠の中に何人の人口があるかと併せて「実人口カバー率」というものを算出するのだ。  エリアという点では「実人口カバー率」の方が細かくわかるが、500メートル四方のどこでどれだけ通話できたら圏内なのかという詳細は公表されていない。しかも計測方法はキャリアごとに違うから単純比較はできないし、各社だいたい90%台の後半の数字を出しているから、「なんとなく全体的に通じるらしい」という程度の目安にしかならないものではある。  しかし、いくらなんでも「世の中だいたい通じるだろう」と感じられる96%という数字が、実は14%だった、というのは衝撃的だ。どうしても納得がいかない、解約したいというような人は、一応消費者センターが相談に乗ってくれる模様なので、気になる人は相談してみてもよいかもしれない。 (文=エースラッシュ) ■おすすめ記事 維新の会より出馬、アントニオ猪木の“ダークな”真実…金銭スキャンダルの過去 W杯出場決定試合、“偶然の失点”招いたザッケローニ迷走采配に潜む本大会への懸念 ユニバ社巨額賄賂疑惑、経営陣は一従業員に責任転嫁し裁判…浮かぶパチンコ業界の闇 auでトラブルが頻発する理由 通信障害、表示法違反…もう“ズル”はできない!? 6月も株価が暴落? 海外投資家が破産危機で国債市場が大混乱! 安倍政権は大丈夫か?

auでトラブルが頻発する理由 通信障害、表示法違反…もう“ズル”はできない!?

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ビビビビ。(「KDDI HP」より)
 KDDI(au)は5月30日、高速データ通信サービス「LTE」が利用できなくなる通信障害が、5月29日と30日の二日間連続で生じたと発表した。auでは今年だけですでに4件の大規模な通信障害が発生している。  日本経済新聞は5月31日の朝刊で、頻発する通信障害の原因を「急激な顧客獲得策の影響で、急増する通信料に設備の運用面が追いつかなくなっている可能性がある」と指摘した。  同紙によると、これまでスマホ顧客獲得競争で劣勢にあったauだが、2011年秋にiPhoneの販売を開始し、2012年秋に始めたLTEでは先行するNTTドコモに追いつこうと、サービス提供地域を急速に広げた。その結果、auは2012年度のMNP(番号持ち運び制度)による契約数は101万件を超え、携帯電話キャリア3社でトップを獲得している。  しかし、この急激な顧客獲得策の影響で通信量は急増。通信網や設備の運用面が追いつかず、通信障害が頻発しているというのだ。4月には最大で59万人が約6時間、LTEを利用しにくくなった通信障害が発生したほか、iPhoneなどでメールの送受信ができなくなり、288万人に影響が出たトラブルも生じている。  経済ニュースサイトSankeiBizによると、最近の通信障害はauに集中しており、NTTドコモは2012年8月以来約9カ月、ソフトバンクモバイルは2011年5月以来約2年間、大規模な通信障害は起きていない。顧客獲得競争での劣勢を覆そうと必死になるあまり、設備対応が後手にまわり、予期せぬトラブルを招いているのがauの現状だと、同サイトは分析している。  ただ、調査会社MM総研の横田英明取締役の「大規模な通信障害はたまたまKDDIに集中しているだけで、NTTドコモやソフトバンクモバイルにも通信障害が起こるリスクがある」とのコメントも掲載し、過当競争による携帯業界の厳しい状況を伝えた。  また、auは5月21日、LTEサービスの広告でiPhone5に対応するエリアを「カバー率96%」と実際より広く表示したとして、消費庁から景品表示法違反で再発防止と、誤りの周知徹底を命じられている。  5月22日の朝日新聞朝刊によると、auは昨年9月から12月にかけて、LTEのうち最大通信速度が75Mbpsの「4G LTE」サービスについて、自社サイトやカタログで「2013年3月末には実人口カバー率96%に拡大」と表示。しかし、実際にはiPhone5向けに広範囲でこのサービスを提供する計画はなく、2013年3月末のカバー率は14%だった。  この不当表示は明らかに虚偽の内容だったが、「誤解を招きかねない表示は、auだけでなくソフトバンクモバイルやNTTドコモといったライバル会社でもよく見かける」とauを擁護するのは、スマホ/ケータイジャーナリストの石川温氏だ。  石川氏は5月22日配信の日本経済新聞web刊の連載記事で、ソフトバンクがうたうiPhone5におけるLTEの実人口カバー率「91%」も37.5Mbpsをメインにしたものであり、75Mbpsのエリアはauと同様に一部に限られていると指摘している。また、近年は端末のスペックがほぼ横並びの状況で、接続率でも96.7%と96.2%といった小数点で争っているため、各社とも自社サービスを魅力的に見せるギリギリの競争をしているという。そんな中、auが「うっかり一歩踏み越えてしまった」と、石川氏は分析している。  さらに、石川氏によると、au版iPhoneの次期モデルでは800MHzの周波数帯に対応する可能性が高く、これが今回の表示法違反に繋がったという。800MHzの周波数帯は現在、auがAndroid端末で使用しており、最大通信速度75Mbpsの4G LTEのサービスを実人口カバー率96%で提供している。次期iPhoneが800MHzに対応すれば、Androidと同じ96%のカバー率で同サービスを提供できる見込みだ。  また、2013年中に800MHz帯のプラチナバンドをiPhone向けに提供できるのはauだけで、年内は2GHz帯しか使えないソフトバンクモバイルを大きくリードすることができる。2GHz帯で厳しい競争をするよりも、800MHz帯への対応に備えるべきだと、2GHz帯での設備投資を怠った結果が、頻発する通信障害と表示法違反を招いたと、石川氏は述べている。  携帯電話キャリア各社は来年度をめどに、通信速度や接続エリアなど「つながりやすさ」の表示方法を業界で統一する。5月28日配信の日本経済新聞web刊の記事によると、総務省や消費庁の指導のもとで統一基準を設け、利用者の混乱を回避し、各社のサービス比較を容易にするという。  通話品質が明確になれば、今回のような“ズル”はできなくなるだろう。スマホ顧客獲得競争でauは再び、厳しい状況に立たされることになるかもしれない。 (文=blueprint) ■おすすめ記事 矢口真里自宅不倫報道、中村昌也所属事務所によるリークが原因か? 山岸舞彩アナへのセクハラ疑惑、『NEWS ZERO』は無視貫き通常放送 ドコモ、社内人事異動受け業界内で高まるiPhone販売観測…Tizenにも影響か FacebookもInstagramもキケン!?悪用の犯罪急増中 サイバーエージェント・ヒットメーカーに聞く、人気サービス生む秘訣は収益性度外視?

FacebookもInstagramもキケン!?悪用の犯罪急増中

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簡単にいい写真が撮れるのだが…。
(「インスタグラム HP」より)
 人気アプリはIT犯罪者の目に留まりやすいのだろうか? セキュリティ企業が、写真共有アプリ「Instagram」を悪用した事例を報告している。  まず、2012年4月には、セキュリティ企業のソフォスが、InstagramのAndroid偽アプリを発見している。偽アプリは、公式マーケットである「Google Play」ではなく、一般のサイトで配布されていたようだ。  この偽アプリは、裏でSMSを勝手に送信する仕組みになっている。海外ではSMSの通信料という形でコンテンツ利用料を支払うサービスがある。偽アプリ作成者は、このサービスを悪用して、SMSを勝手にどんどん送信させ、通信料から自分の懐にお金を入れていたというわけだ。  また、12年12月には、トレンドマイクロ社によってInstagramとFacebookを悪用したケースが報告されている。  手口としては、Facebook上の投稿から危険なウェブサイトへと誘導し、そこでInstagramアプリを表示させると見せかけたポップアップウィンドウを表示する。ユーザーがポップアップウィンドウをクリックすると、Facebookの偽サイトへと飛ばされる。  この偽サイトでは、ユーザーがアルバム「Instagram Photos」を作成し、不正なリンクを拡散するように誘導される。こうして、危険なウェブサイトへのリンクが拡散していくことになる。  13年4月にはトレンドマイクロ社が、InstagramのAndroid版偽アプリの存在を確認した。このケースでは、まずInstagramの正規インストールサイトを真似た偽サイトが作成されていた。ユーザーがこの偽サイトを正規サイトと思い込んでインストールを開始すると、不正アプリがインストールされてしまう。  さらに5月には、Instagramを悪用したアンケート詐欺が発見された。これは、Instagram上でフォローを要求し、フォロワーに詐欺用アカウントのページにアクセスさせる。ページには、「Get Free Followers!(訳:無料でフォロワーを手に入れよう!)」という写真が投稿されているのだが、この写真をクリックすると、「Get Followers」という不正アプリの配布サイトに飛ばされる。  さらに、この「Get Followers」という不正アプリをインストールしてもしなくても、アンケート詐欺サイトに飛ばされるようになっているという。そこでさまざまな個人情報を入力してしまうと、IT犯罪者によって2次利用されてしまうというわけだ。  なお、この手のアンケート詐欺は、写真共有ウェブサービス「Pinterest」上でも発見されている。このように、IT犯罪者はInstagramやPinterestといった人気サービスを悪用しようと手ぐすね引いて待っているのである。 (文=宮島理) ■おすすめ記事 矢口真里自宅不倫報道、中村昌也所属事務所によるリークが原因か? 山岸舞彩アナへのセクハラ疑惑、『NEWS ZERO』は無視貫き通常放送 ドコモ、社内人事異動受け業界内で高まるiPhone販売観測…Tizenにも影響か auでトラブルが頻発する理由 通信障害、表示法違反…もう“ズル”はできない!? サイバーエージェント・ヒットメーカーに聞く、人気サービス生む秘訣は収益性度外視?

NHK、あまちゃん好調で加速する“クドカン推し”は戦略勝ち?一抹の不安も…

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「あまちゃん 公式サイト」(NHK HP)より
 主要なテレビ番組はほぼすべて視聴し、「週刊新潮」などに連載を持つライター・イラストレーターの吉田潮氏が、忙しいビジネスパーソンのために、観るべきテレビ番組とその“楽しみ方”をお伝えします。  今、まさに「クドカンブーム」である。  朝の連続ドラマ小説『あまちゃん』の好調で、味をしめたNHKがこぞってクドカンこと宮藤官九郎を推している。映画『中学生円山』(東映/5月18日公開)の宣伝もここぞとばかりに便乗して、うまいこと軌道に乗っているようだ。映画公開日が大幅に遅れたのも、あまちゃん効果を見計らってのことか、と勘繰ってしまった。単純に、本人が忙しいだけなんだろうけれど。  ドラマ好きの間では、クドカン作品は鉄板である。正直、視聴率なんかどうでもいいと思っているし、低かろうが高かろうが最後までねっとり観続ける。劇中の細かいギャグや、日常で「あるある感」あふれる設定、キャラクターの凡庸性の中に滲み出るおかしみ。個人的には『タイガー&ドラゴン』(TBS系)が大好物だったし、ここ数年で言えば『うぬぼれ刑事』(同)や『11人もいる!』(テレビ朝日系)で毎回毎回涙した記憶がある(面白すぎて、涙どころか失禁寸前)。  でも、クドカンワールドにもクドカン本人にも親しみのない人々は「なんだか朝ドラが話題になっていて、すごい人らしい」と新鮮な心持ちなのだろう。そこで画面に現れたクドカンの、なんともいえない脱力感。帽子によれっとしたシャツ、無精ひげで猫背気味、キュートな歯並びで、テンション低め(血圧もたぶん低め)のしゃべり口。NHK信奉の年輩者が一瞬言葉を失う感じが想像できる。そもそも名前からして「歌舞伎役者?」と言いそうな気もする。うちの両親に聞いたら、たぶんそう返ってくるだろうな。  先日はNHK朝の情報番組『あさイチ』のプレミアムトークに出るわ、NHK Eテレの『SWITCHインタビュー 達人達』に葉加瀬太郎と出演するわ、と大忙し。これで一気に全国津々浦々のクドカン認識度が高まったことだろう。爺さんも婆さんもオッサンもオバチャンも「クドカン」をしっかり認識&把握。思えば、かなり前からNHKはクドカン推しを始めていた。深夜の生放送『おやすみ日本 眠いいね!』でMCをさせたり。それもこれも巧妙な「あまちゃん推しの包囲網」だったのかもしれない。パンクコントバンド「グループ魂」で紅白歌合戦に出場したときは、完全にノーマークだったのにね。 ●NHK、民放での成果をかっさらう?  今までは、クドカンドラマ=TBSのイメージが強かったが、NHKがガーッとかっさらった感もある。民放で、丁寧にこっそりサブカル混じりの良質ドラマを育てていたのに、その成果をNHKが根こそぎ奪う、みたいな。ま、NHKも虎視眈々とクドカンブームの導火線を時間かけてあちこちに張り巡らしていたのだから、作戦勝ちともいえるだろう。 『あまちゃん』は手放しで面白いし、毎朝15分間もクドカンワールドを堪能できて、今は本当に幸せである。ただ、NHKがクドカンを囲い込んだりしないか、不安でもある。大河ドラマの脚本をふっちゃったりしないか、心配でもある。うっすら三谷幸喜が頭をよぎる。NHKの「ウチ的には、ソレちょっとNGなんで……」が脚本の鮮度や味を奪わないとは限らない。スポンサー様にへりくだる民放局も、同じといえば同じだろうけれど。  気が早いとは思うが、今後、クドカンに期待したいのは、大御所系や煮ても焼いても食えない系をうまいこと料理するドラマである。高倉健とか吉永小百合とか藤原紀香とか酒井法子とか。この人たちに1ミクロンも興味はないが、クドカン作品だったら絶対観る。 (文=吉田潮/ライター・イラストレーター) ■おすすめ記事 ガンホー株価100万円超 ソフトバンクによるたくみな株価吊り上げの実態 【衝撃動画】ロイターがイランの「女忍者」報道で取材停止→解除の珍事件 動画は海外で大ウケ!! 西川史子、矢口真里について「酔うと大変なことになる」肉食キャラへ変身勧める 東京の五輪招致に赤信号!? アジア票に期待できず、公式サイトは“世界最悪”…… 新橋のビジネスマン133人が選ぶ、一足早い“勝手に”AKB総選挙結果…主力陣苦戦

ガンホー株価100万円超 ソフトバンクによるたくみな株価吊り上げの実態

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(「ガンホー・オンライン・エンターテイメント HP」より)
「営業利益が初めて1兆円の大台を突破する」。ソフトバンクの孫正義社長は4月末の決算説明会で、2014年3月期の連結営業利益の超強気の見通しを明らかにした。「営業益が1兆円を超えたことがあるのは、トヨタ自動車とNTTの2社だけで、われわれが3社目になるのではないか」と胸を張った。1兆円超の根拠として、連結子会社にしたガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下、ガンホー)分の1500億円の利益計上があげられる。  ジャスダック上場のゲーム会社・ガンホーは、もの凄い勢いで株価が上昇し、5月14日に年初来高値の163万3000円をつけた。時価総額は1兆8807億円に達し、ソーシャルゲームのグリー、DeNAを抜き去り、任天堂をも越えた。ソニーに迫る勢いだ。  “1兆円クラブ”に新たに登場したのは富士重工業、ユニ・チャームとガンホーの3社だ。  ガンホーは、株式を10分割したにもかかわらず株価は160万円を突破したのである。分割前に換算すると1株1633万円になる。1年前の12年5月15日の安値は14万2700円だったから、1年間で株価は114倍に暴騰したことになる。その後、株価は5月21日に22万7000円安(18%安)の103万4000円となった。高値から60万円近く下げたわけだが、それでも時価総額は1兆円を超えていた。  ところが5月23日の東京株式市場の暴落の連鎖でガンホーの株価は17万円安(15.5%安)の93万円まで下げた。営業日数で約1週間で高値から70万円下げた計算。高値からの調整率は4割を超えた。  むろん自然に株価が上昇したわけではない。そこには孫社長によるガンホー株価の引き上げ大作戦があった。  ガンホーは98年7月、米国のオークションサイトとソフトバンクの合弁会社、オンセールとして発足。孫正義社長の弟、孫泰蔵氏が初代社長で、現在は会長を務める。  泰蔵氏は福岡県の久留米大学附設中学・高校を経て東京大学経済学部卒。中学・高校時代の同級生にライブドア元社長のホリエモンこと堀江貴文氏がいる。  しかし、オークション事業は軌道に乗らず撤退。02年8月、韓国のゲーム会社から国内営業権を獲得しパソコン向けオンラインゲームに業種転換。現行の社名、ガンホーに変更した。05年3月に大証ヘラクレス(その後ジャスダックと統合)に上場。当初は人気を集めたが、その後は長期低迷が続く。ソーシャルゲームで急成長を遂げるDeNAやグリーに株価で大差をつけられ影が薄かった。  鳴かず飛ばずだったガンホーが大化けしたのは、12年2月に提供したスマートフォン(スマホ)向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(通称パズドラ)がヒットしたことによる。パズドラはモンスターを育て、パズルでバトルするゲーム。パズドラの人気が高まってきたのを好機到来と判断したのが孫社長である。  これにより株価を上昇させる3本の矢作戦が作動した。  1本目の矢がはなたれたのは2月14日。ガンホーの12年12月期連結決算と株式の10分割を発表した。売上高は前期比2.7倍の258億円(その前の期は96億円)、営業利益は同7.9倍の92億円(同11億円)、当期利益は同4.9倍の82億円(同16億円)。市場の事前予想を大きく上回る決算に市場関係者は仰天した。  同時に3月末を基準日として1対10の株式分割を実施すると発表した。ここから株価の暴騰劇が始まる。  2本目の矢は、3月25日にソフトバンクは持ち分法適用会社であるガンホーを4月1日付けで連結子会社にすると発表した。ガンホーの筆頭株主はソフトバンクBB(議決権ベースの保有株比率33.63%)、第2位はハーティス(同18.50%)、第3位はアジアングルーヴ合同会社(同14.47%)となっている。  ソフトバンクの孫社長が、弟の泰蔵氏の資産管理会社である第2位株主・ハーティスとの間で、同社が持つガンホー株式の議決権行使の委任を受けた。次にソフトバンクの子会社ソフトバンクモバイルが、泰蔵氏が代表社員を務める第3位株主・アジアングルーヴが持つ株式のうち、6.37%を上限にTOB(株式公開買い付け)を実施する。買い付け価格は1株34万276円、投資額は250億円。  これによりソフトバンクグループは、ガンホー株式の保有比率(議決権ベース)を33.63%から58.50%に引き上げ、ガンホーを連結子会社にした。  3本目の矢は、5月9日、13年12月期第1四半期(1~3月)連結決算と株式分割を発表した。売上高は前年同期比9.4倍の309億円(前期は32億円)、営業利益は同75倍の186億円(同2億円)。パズドラの人気で、わずか3カ月で12年1年間の売り上げを上回ったわけだ。パズドラの収益が営業利益全体のおよそ9割を占めた。  同時に6月末を基準日として1対10の株式分割を実施すると発表した。これにより、3カ月間で株式が100分割されることになる。  株式の100分割を株価高騰を生み出す錬金術として使ったのが、堀江貴文氏が率いるライブドアだった。03年11月19日に100分割を発表した日の株価212円(終値)が2カ月後には1802円(同)と、8.5倍に高騰した。ライブドアを真似た大幅な株式分割が流行り、100~200分割をする新興企業が相次いだ。  孫社長が仕掛けた3本の矢作戦は見事に的中した。10分割を発表した2月14日の株価は157万4000円(終値)、分割前日の3月26日には415万円(終値)と2.6倍に上昇した。5月9日、さらに株式の10分割を発表。5月14日には155万円(終値)に高騰した。分割前に戻して計算し直すと1株1550万円である。2度の株式分割で株価は9.8倍になったことになる。  安倍政権の経済政策アベノミクスによる株式市場のにぎわい、スマホ向けゲームのパズドラの大ヒット、それに株式100分割のトリプル効果でガンホー株は暴騰した。  最大の受益者は、仕掛け人のソフトバンク孫正義社長だった。ソフトバンクは2014年3月期第1四半期(13年4~6月)から国際会計基準(IFRS)を適用する。ガンホーを連結子会社にしたのに伴い、「既存の投資持分について公正価値による再測定を行った結果、1500億円の利益を計上する」と発表した。ガンホー株の高騰で1500億円の含み益が生じたという意味だ。250億円のTOB資金を投じて得た利益は1500億円。わずか数日で6倍のリターンを得た。ノーリスク・ハイリターンとはこのことだ。  ガンホーを連結子会社にしたことで1500億円の利益の押し上げ効果が発生し、営業利益は初めて1兆円の大台を突破する。 (文=編集部) ■おすすめ記事 東京の五輪招致に赤信号!? アジア票に期待できず、公式サイトは“世界最悪”…… NHK、あまちゃん好調で加速する“クドカン推し”は戦略勝ち?一抹の不安も… 西川史子、矢口真里について「酔うと大変なことになる」肉食キャラへ変身勧める 新橋のビジネスマン133人が選ぶ、一足早い“勝手に”AKB総選挙結果…主力陣苦戦 芸能プロ大手オスカー芸能マネジャーに聞く「“ポスト武井・剛力”のマネジメント」

壇蜜「いま最高でしょ?とか聞かれるのがキツイ」と語る理由とは?『情熱大陸』神回…

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「情熱大陸 公式サイト」(「TBS HP」)より
 経済ドキュメンタリー番組を日夜ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で裏読みレビューします。 【今回取り上げる番組】 『情熱大陸』(TBS系/5月26日放送)  これが『情熱大陸』なのかと驚いた。でもワクワクした。だって壇蜜さんだもの。いつも通りのノーマルなことをしてちゃ、彼女を満足させることはできない。最初の数分で作り手がノってるのが伝わって来た。  窪田等氏によるお馴染みのナレーションで「女は誘う、謎めいた言葉で」と紹介するだけでは飽き足らず、「死と生と性を体現したもの、それが壇蜜です」とテロップが現れ、さらにセクシーな女性のナレーションと共に撮影現場のオフショットが続く。手持ちカメラの荒々しいカットと共に展開されるモンタージュ。なんだか「いっぱい撮ったけど、カットするのが悔しいからここで見せちゃいます」と言わんばかり。  その気持ち、よく分かります。  僕も「この表情を公開せずにいられるものか。HDに残しては罪だ」という思いを込めて、ミュージックビデオのように映像文法を無視して暴走したことが多々ある。そしてプロデューサーに「あれ、いらないよね。やりすぎだよ」と怒られる。苦笑いをされながら。で、僕も「『情熱大陸』にこのモンタージュは浮いちゃってるよ」と思ってしまった。でも、なんか、いい。 「SPA!」(扶桑社)の連載「グラビアン魂」で壇蜜さんが登場した時のことは今も覚えている。土俵が違った。こういうタイプの才能はピンク映画や舞台で活躍するのが「これまで」だった。その一線が超えられたんだな、と憂いを帯びた表情のグラビアを見て思った。  仏壇とお供え物を意味する芸名と、冠婚葬祭の専門学校に通い、死を身近に感じていたこと、中学生の頃から「愛人」とあだ名が付けられていたといった語られるエピソードも凄過ぎる。そして彼女は誰もが認める事件になった。この成果は10年後、彼女の活躍をぼんやりと目にした現在の少年少女が証明することになると思う。「壇蜜さんで性に目覚めた」と公言する有名人が登場し、「僕も私も」と名を挙げる人がどんどん現れるはずだ。ちょうど僕らの世代にとっての飯島愛さんがそうであったように。性の革命者はこんな形で現れるのだ。  そしてきっと今回の『情熱大陸』も今後、語られることになるのは間違いない。インタビューもこんなにも無音が続くのは珍しいのではないか。先週の林先生は「語りすぎる」くらいに語ることで、どこか質問自体をはぐらかすような答えが多かったが、彼女は「本音とか裸のとか、そういうのが困ります」と言い切り、答えたくないことには答えない。  グラビアの撮影でもブレがない。カメラマンが「幸せな感じで」と注文しても「幸せって何?」と聞き返す。テロップではこの漢字が使われたが、僕には「シアワセッテナニ」と聞こえた。周囲のスタッフが笑ってその場を取り繕うが、彼女は折れない。納得出来るまで待つ。僕がこの場にいたらと思うとゾッとする。その一方でここは絶対に誤摩化してはいけない場だということも分かる。女優はカメラマンの意図を問い、その答えを待つ。これは創作の場において、とても健全な答えだと思う。多分、編集者であると思われる人から「元気とか活発ということではないと思います、自分なりの……」という言葉で彼女は頷いた。  以後はプロフェッショナルな仕事が続いていた。泥水の中にも躊躇なく入り、スカートを脱いで、と言われれば即座に降ろす。映された写真も壇蜜なりの「幸せ」が見えたような気がした。 「そこにあるもの以外に裏側をどんなにめくったって出てこない」と言う壇蜜を『情熱大陸』のスタッフは北海道の一泊旅行へ誘う。彼女の希望した50ccのバイク、本場の味噌ラーメン、ヒヨコの選別を満喫してもらった後、温泉宿へ。個人的には入浴シーンを期待したが、湯上がりの彼女を待つカメラのアングルが素晴らしかった。据え置きの固定アングルで「偶然撮れてしまった」風だからこそ伝わる、ほのかなエロティシズム。これを写真で伝えるのは難しい。 就寝前、カメラマンとディレクターが彼女の部屋へと向かう。ただの和室なのに、なんだかエロい。まるで「これから」を期待してしまうような空間だ。スマートフォンを布団に置いた彼女は「すみませんでした」と笑い、すっぴんの素顔でインタビューに答える。制約のない今回の収録を「不安もあったけど楽しかった」と微笑んだ。ファインダー越しにこんな表情が見れたら最高だろうな、と想像出来る。 「自分がこうなりたい、とちゃんとまとまる前にこうなったから、今、最高でしょとか聞かれるのがキツイ」と現在、自分がもてはやされる状況を分析し、「もうちょっとだけ時がゆっくり流れないかな、って」と寂しそうに笑う。その瞬間、お馴染みの葉加瀬太郎氏の曲が流れたのだが、それまで僕は『情熱大陸』を見ていたことを忘れていた。  パーソナルな視点で壇蜜さんを見れたことが嬉しかった。いつか一回り下の世代の人と「壇蜜さんの、こんな情熱大陸って見た?」と語り合いたい。そんな想像さえしてしまった。主観で撮られた映像は、観る側の個々に響く可能性を秘めている。マスに開かれたテレビでは珍しい手法だが、壇蜜さんを被写体にして、そんなノーマルな発想で向き合うことは許されないのだ。 (文=松江哲明) ■おすすめ記事 不倫騒動の矢口真里、酔うと大変なことになる?復帰のカギは肉食キャラへの路線変更? 新橋のビジネスマン133人が選ぶ、一足早い“勝手に”AKB総選挙結果…主力陣苦戦 芸能プロ大手オスカー芸能マネジャーに聞く「“ポスト武井・剛力”のマネジメント」 岡村隆史、“妹分”矢口真里の離婚に「マジでか…という噂も耳に。謝罪の必要ない」 地下化された下北沢駅周辺の跡地用途は白紙?公園?小田急電鉄に直撃!

下北沢駅地下化の跡地、今後の使用用途は白紙!?小田急電鉄さんに聞いた

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下北沢駅周辺も再開発される?
(「足成」より)
 知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決する連載「だから直接聞いてみた」。今回は放送作家・山名宏和氏が、3月に地下化された小田急線世田谷代田〜東北沢駅間の跡地の使用用途について、小田急電鉄さんに聞いてみた。 [回答者]小田急電鉄お客様センター 様  小田急線の世田谷代田〜東北沢間が地下化され、悪評高かった開かずの踏切がなくなった。周囲の住民にとっては、さぞや便利なことだろう。  しかし、小田急線を使う身からすると新しい駅は使い勝手が非常に悪い。  まだ建設途中とはいえ、下北沢駅のあのエスカレーターの少なさはなんだ。しかも1つはやけに奥まったところにあって、これまた不便。その途中に階段はあるが、2階分を一気に登り降りするような階段で、下から見上げると絶望的な気分になるし、上に立つと足がすくむ。そのうち足を踏み外し、派手な階段落ちをやらかす人が現れそうだ。  ようやくたどり着いたホームが、これまた狭い。特に階段付近が狭いので、常にそこには誘導員が立ち、もっと先まで進むよう誘導している。あれはいつまで続けるつもりなのだろうか。駅が完成してもホームの大きさは変わらないはずだ。とはいえ、ずっと続けるわけにもいかないだろう。  しかしながら、今回直接聞いてみたのは、下北沢駅の話ではない。線路の話である。先日、下北沢に行った折、かつて開かずの踏切があった場所に行ってみた。踏切があったその両側には、線路が撤去された長い長い空き地が広がっていた。  この空いた土地は何に使うんだろうか?  気になったので、駅構内にあった予定図を見てみたが、駅舎や線路の説明はあったが、跡地の説明はどこにもなかった。  そこで小田急電鉄お客様センターに直接聞いてみた。 「世田谷代田〜東北沢の地下化で空いた地上の線路跡地はどうなるんですか?」 担当者 そちらに関しては、現在協議中でございます。 --それは小田急さんの中でですか? 担当者 小田急電鉄と、東京都や世田谷区といった行政機関でございます。 --線路があった土地は小田急さんのものなんじゃないんですか? 担当者 基本的にはそうなんですけれども、線路が含まれている土地が東京都や区のものですので、エリアによるのですが、そこを含めて協議させていただいております。 --たとえば、どんな計画が挙がっているんですか? 担当者 公園にする案や、災害用の施設にするなどの案を含めて、協議は行なっているのですが、まだなにも決まっておりません。 --再開発の予定とかはあるんですか? 担当者 そこに関しても……。本当に皆様から沢山のお問合わせいただいているのですが、皆様が思われている以上に話は進んでませんでして……。先ほどの案も、あくまで1つの案としてであって、これから、小田急と行政側で案を出しあって、いい方向に進めて行きたいと思っております。 --ちなみにいつ頃から協議しているんですか? 担当者 これからでございます。本当にほぼ白紙の状況でして、今後話が進んで参りましたら、事項が確定次第、ニュースリリースで発表させていただきます。  ここまで堂々と「何も決まっていない」「まだ白紙である」と言われるとは思わなかった。しかし行政が絡んでいるとなると、方向性を決めるだけでもかなり時間がかかるんだろうなあ。それから正式決定するまでさらに時間がかかり、計画を立て、設計を行い、実際に工事が始まって……完成するのはいったいいつになるんだ。開かずの踏切はなくなったが、その代わりしばらくそこに、“建たずの空き地”ができてしまったようだ。 (文=山名宏和/放送作家) ■おすすめ記事 不倫騒動の矢口真里、酔うと大変なことになる?復帰のカギは肉食キャラへの路線変更? 新橋のビジネスマン133人が選ぶ、一足早い“勝手に”AKB総選挙結果…主力陣苦戦 芸能プロ大手オスカー芸能マネジャーに聞く「“ポスト武井・剛力”のマネジメント」 『情熱大陸』がまたも神回! 丸裸にできない壇蜜は、永遠に語り継がれる!? 岡村隆史、“妹分”矢口真里の離婚に「マジでか…という噂も耳に。謝罪の必要ない」