嵐ツアーのチケット争奪戦に心配の声……解決の鍵は“価格の弾力化”にあり?

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最近では、プラチナチケットをネットオークションを使って転売する業者もある。

 嵐のツアー『ARASHI Live Tour2013 “LOVE“』の東京公演が12月10日から東京ドームにて開催され、その公演のチケットを直前まで求めるファンの姿が、ネット上で話題になっている。「なんでもするのでチケット譲ってください」などと書かれたプラカードを持ち、東京ドームのある水道橋駅の前にたむろする若い女性ファンたちの写真がTwitter上で拡散され、よからぬことに巻き込まれはしないかと心配する声も多く上がっている。「嵐のチケットはそんなに取れないのか」という驚きの声も多い。  チケットの優先販売が売りのファンクラブに入会しても、ほとんど取れないという嵐のチケット。ジャニーズのタレントは総じてその傾向が強く(ファンの絶対数が多いので当たり前の話だが)、チケット申し込みのために携帯を何個も契約し優先予約に備えているジャニオタなんてざら。それでも取れずヤフオクを覗いてみれば、一枚8500円のチケットが10倍近い値段になっていることもある。タレントたちが連続公演出来る日程にもコンサート会場のキャパにも限界があるので仕方のないことだが、その結果、水道橋駅前にスケッチブックを持った女の子たちが並ぶことになる。  この傾向はなにもジャニーズタレントたちに限った話ではない。ほぼチケットが取れないと噂なのは、大人気のももいろクローバーZ。ファンクラブに入会していても年に1度程度しか当選しないこともあるほど、その人気は白熱している。その不満を少しでも解消するために生まれたシステムが”ライブビューイング“(全国の劇場でライブの生中継が見れる)だが、やはり生で見たいのがファン心理というもの。「クレジット決済にすれば取れやすい」など、ウソかホントかわからない噂も飛び交い、チケット争奪戦は激化の一途を辿る。  そしてロック系では、BUMP OF CHICKEN、ONE OK ROCKなど人気バンドはやはりチケット入手が困難なようだ。だが、ワンマンでなくても良ければフェスなどで見れる機会は多少あるため、そういった機会を狙うという方法もある。だが、今年の年越しに開催される最大規模の年越しフェス『COUNTDOWN JAPAN 2013/2014』(エレファントカシマシ、RADWIMPS、サカナクションなどロックバンドからから前田敦子、きゃりーぱみゅぱみゅ、でんぱ組.incといったアイドルまで幅広く出演するフェス)は、今年がブッキングの当たり年だと言われており、会場が幕張メッセにも関わらずチケットは即完、入手困難な状態が続いている。  果たして、このような状況を打開する策はあるのか? コンサート事業に詳しい音楽雑誌の編集者は次のように語る。 「人気のある公演のチケットが取れないのは昔から変わらないことなので、明快にこうすれば良い、という手だてがあるわけではありません。しかし、海外のコンサートのように、運営側がチケットの価格に差を付けるというのはひとつの手でしょう。プラチナチケットに関しては、初めからオークション形式にするなどして価格に弾力性を持たせれば、市場原理が働き、チケットが発売後に急に売り切れになったりする傾向が緩和される可能性があります。また、ダフ屋行為も確実に減っていくと思われます。もちろん、お手頃な価格で多くのファンに平等に観て貰いたいというアーティストも多いでしょうから、一概に良いとは言えないことですが……」  CDが売れなくなり、人々が「音楽そのもの」よりもライブという「体験」にお金を払うようになったといわれる昨今。従来とは異なるチケットの販売方法も必要なのかもしれない。 (文=椎名ゆい)

ミッキーのエロコスが来たらどうする!? コミケ初出展のディズニーが頭を悩ます問題

【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

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『エンダーのゲーム』公式HPより。
 今月29日から開催されるコミックマーケット85(以下、コミケ)。その中で、発表以来話題になっているのが、ウォルト・ディズニー・ジャパンの企業ブースへの出展である。著作権的にはグレー……いや、黙認されているだけで、アウトなものも数多く並ぶコミケ。そこに、著作権に厳しいことで知られる企業の筆頭格が登場するのだから、話題になるのは当然。しかし、開催当日まで同社は頭のイタイ問題を抱えているらしい……。  今回、ウォルト・ディズニー・ジャパンがコミケへの出展を決めた理由は映画の宣伝。出展内容は、来年1月から公開予定の映画『エンダーのゲーム』がメインになるとされている。『エンダーのゲーム』は、SF小説の最も権威のある賞「ネビュラ賞」と「ヒューゴー賞」をダブル受賞した傑作。太陽系に侵攻した異星人に抗戦する人類が、衛星軌道に作った「戦いを終わらせるもの」を養成するバトル・スクールで天才的な能力を発現させた主人公の成長と戦いを描くストーリーである。  ディズニーといえば、キャラクタービジネスが主流のように見られているが、近年は映画製作にも力を注いでいる。そこでは、名作とされるSF小説の映画化への挑戦も続けられている。2012年には“ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品”として『ジョン・カーター』を製作。これは、SF小説の古典『火星のプリンセス』を原作にしたものである。しかし「『アバター』の原点」といった謳い文句と共に宣伝されたものの、興行は惨憺たるものに終わった。本作は、本来ならSFファンが一番興味をもちそうな題材だったのだが、宣伝文句は万人受けしそうなものとなっている。一方、アメリカ本国で本作はPG13(13歳未満は保護者の同伴が必要……要は子供向けではない)の扱い。「そもそも、誰に見てほしい映画なのかわからない」というのが、各国の映画評であった。  この失敗を経て、今回の『エンダーのゲーム』では、SFファン、さらには世界各国のオタク層を取り込むための宣伝が行われている。そのため、日本ではコミケへの出展が決まったと考えられている。 【「おたぽる」で続きを読む】

AKB48『鈴懸-』が初日ミリオンならず 作風の変化が意味するものとは?

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AKB48『鈴懸(すずかけ)の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの(Type S)』(キングレコード)

【リアルサウンドより】  AKB48の34枚目のシングル『鈴懸(すずかけ)の木の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』が12月11日に発売され、初日売り上げが91.7万枚を記録したものの、連続4作目の「発売初日ミリオン」達成はならなかった。  同曲は、9月に行われた「第4回じゃんけん大会」の上位16人が歌唱。優勝したSKE48の松井珠理奈がソロでは初のセンターを務めた。曲名が長いことでも話題を集め、公式の略称として「鈴懸なんちゃら」と呼ばれている。  初日ではミリオンを達成できなかったが、今後100万枚に到達するのはほぼ確実。前作の『ハートエレキ』では、B’zと並ぶ歴代1位タイ記録の「通算ミリオン獲得数15作」を達成しており、「鈴懸‐」により通算16作の新記録を達成する可能性は高い。しかし、AKB48が今回売り上げを落としたことは、同グループにとって決して楽観視できることではないだろう。『AKB商法とは何だったのか』の著者であり物語評論家のさやわか氏は、今回の結果を次のように分析する。 「『鈴懸‐』は、タイトルには目新しさがありますが、歌詞の内容は2008年ごろのAKB48が得意としていたパターンに近いです。主語が“僕”になっていて、『今の距離がちょうどいい』や『君を見守りたい』といった、アイドルに対する男性ファンの心情に重ねることのできるフレーズが目立ちます。最近は『恋するフォーチュンクッキー』など、メンバー自体のストーリーを歌うパターンが多かったですが、ここに来て前のパターンに戻した、という印象です」  『恋するフォーチュンクッキー』は、AKB48の熱心なファン以外にも訴求した。指原莉乃がセンターになることによって「普通の女の子でも一番になれる」というストーリーを描いた同曲は、誰もが踊れるダンスとともに、日本中で流行した。しかしAKB48の人気が拡大する一方で、握手会や劇場公演といった、コアなファンにとって重要なイベントがうまく機能しなくなってきた部分もある。そこで運営は、今回の楽曲を「一般層の目線ではなく、オタク層の目線にシフトしたのでは」とさやわか氏。さらに、その方向性についても「間違ってはいない」と評価する。 「そもそも『じゃんけん大会』の楽曲は、これまで目立っていないメンバーにスポットを当てるという実験的なもの。松井珠理奈はそれなりに有名なメンバーでしたが、それでも人気は10位前後で、大島優子がセンターになるのとは違います。最近の流れの通りやるならば松井珠理奈のストーリーを歌った歌詞が用意されたはずでしょうが、今回の“実験”は大きな方向転換を試したということになるのかもしれません。セールス的には大成功とは言えないかもしれませんが、今後の方向性を決めるうえでも、今回のような新しい切り口の曲は必要なのではないでしょうか。ただ、来年の選抜総選挙を盛り上げることを考えると、それまでファンを繋ぎとめるためにも、次にリリースされるはずの来春の曲では良い結果を出さなければいけないでしょうね」  今年、世代交代やドラフト制度の導入など、そのシステムに大きな変化が起こったAKB48。新曲では“王道パターンへの回帰”ともいえる変化が示されたが、その舵取りはうまくいくのだろうか。 (文=編集部)

男の娘ブームが止まらない! BLの世界でも“男の娘モデル”が大人気!!

【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

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『ブランニュー(はぁと)スター』(竹書房/鬼嶋兵伍)。
 男なのに女の子みたいにかわいい容姿の男子や、普段は普通の男なのに女装すると見違えるほどかわいくなる男子などを指して「男の娘」と呼ぶが、今では「わぁい!」(一迅社)といった男の娘専門のマンガ雑誌や、男の娘だらけの写真集が発売されるほどの人気を博している。二次元だけでなく、芸人、ジャニーズのアイドルやイケメン俳優が、さらに11月9日に発売された「声優グランプリ」(主婦の友社)12月号の別冊付録「おまえらのためだろ!BOOK」内では人気男性声優までもが女装写真を披露しており、中にはかなりのクオリティを誇るものも。一方、やはり男の娘を好きなのは、男性というイメージが強いかもしれない。  ところが、実はBL好き女子の間でも男の娘、特に見た目もずば抜けている“男の娘モデル”の人気は高いよう。そこで、人気女装モデルが登場する『さよなら僕のプリンセスロリイタ』(海王社)や、ネットで人気の男の娘コスプレアイドルの初恋を描いた『ブランニュー(はぁと)スター』(竹書房)、男の娘モデルとしてスカウトされた高校生と親友たちの甘い関係が覗ける『ハニー・トライアングル~蕩ける蜜の味~』(リブレ出版)といったBL作品に登場する男の娘モデルたちを紹介してみよう。 『さよなら僕のプリンセスロリイタ』に出てくる人気女装モデル・ユキは、幼い頃から母親のストレス発散としてドレスを着せられていた。ただ、本人も決してイヤイヤ女装していたわけではないので、大きくなってもそのまま女装を続け、仕事にまでしていたのだ。 【「おたぽる」で続きを読む】

BiSメンバーが全裸写真公開へ 彼女たちはなぜ過激なパフォーマンスを続けるのか

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BiS『STUPiG(CD+DVD)(アニメ盤)』(avex trax)

【リアルサウンドより】  BiSのメンバー全員が全裸姿で撮影された写真が、カルチャー誌『Quick Japan 111号』(12月12日発売)の裏表紙と特集記事に掲載されている。BiSは2011年8月に公開された「My Ixxx」のMVでも、現メンバーのプー・ルイとヒラノノゾミが野外で全裸撮影に挑戦。今回は来年に予定されている“解散”に向けて、全力で駆け抜けるという意志を込めて、メンバー全員で撮影に臨んだという。  これまでもBiSは衝撃的なパフォーマンスを繰り返し、話題を集めていた。2012年のライブでは「今揉めるアイドル」をキャッチフレーズに、スクール水着姿で客席に飛び込むパフォーマンスを披露し、その動画がネットで炎上。先述の「My Ixxx」発表の後は、AV風のMVに仕上がった「DiE」が注目を集めた。2013年8月には世界的ノイズバンドの非常階段とコラボし、BiS階段として活躍。同年10月には、ファッションデザイナーのコシノジュンコが正式メンバーとして加入、翌月には終身名誉メンバーに就任するなど、先の読めない活動は常に衆目を集めている。  アイドルグループとしては極めて特異な道を歩んできたBiSだが、なぜ彼女たちは過激なパフォーマンスを続けるのだろうか。そして、その姿勢はシーンにどんな影響を与えるのか。BiSの映像コンテンツに携わる、スペースシャワーTVの映像プロデューサー・高根順次氏は、その活動方針について次のように語る。 「BiSのマネージャーの渡辺淳之介さんはよく『僕らはパンクバンドなんです』と言っていますが、彼女たちの姿勢はまさしくパンクなのではないかと思います。プロモーションの手法として、ほかのアイドルはもちろん、ロックバンドでもできないようなやり方を常に模索しています。しかも、同じことはせず、さらにそれを越えるインパクトを追い続けている。人によってはそれを、表層的な表現だとか、やり過ぎだとか感じる場合もあると思いますが、彼女たちはそれさえも自覚しながら、あえて過激なことに挑戦します。常にかぶき続けているのが、BiSというグループなんです」  また、BiSとその運営側には、特殊な関係性が見られるという。 「BiSのパフォーマンスは、彼女たちが発案しているわけじゃないところも特徴的ですね。運営側が『こういうことできる?』って過激な提案をして、彼女たちがそれでも『やります!』って食らいつく姿勢を見せるという関係性があります。メンバーのプー・ルイは最初ソロ活動からスタートしたのですが、『やりたい歌をやっても、客がほとんどいないっていう状況が一番つらかった』といった趣旨の発言をしています。彼女たちにとっては、たとえイロモノ扱いされたとしても、ちゃんとファンがいて、シーンの一旦を担っているほうがずっと幸せなのでしょう。確かに飼い殺し状態のアイドルよりはずっと健全だと思います。BiSは普通のアイドルがやらないようなことだけに挑戦していますが、そのパフォーマンスはほかのアイドルが二番煎じで真似をしたからといって面白いわけじゃない。彼女たちはそれを知っているからこそ、覚悟をもって過激なパフォーマンスをやり遂げようとしているんだと思います。その姿勢には、倫理観を揺さぶられるものがありますね」  アイドルが多様化し、さまざまなコンセプトを持ったグループが溢れる昨今。BiSが進む方向性は、アイドルシーンのみならず、音楽シーン全体に「表現とはなにか」を問いかけているのではないだろうか。来年の“解散”に向けて、BiSはどんな活動を展開するのか、心の準備をして見届けたい。 (文=編集部)

政治家声優も夢じゃない? 三原じゅん子の"ハマーン"ブームに当人も困惑

【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

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三原じゅん子議員の公式HPより。
 現在、自民党議員・三原じゅん子氏の発言をめぐって、ネット界隈が沸いている。すわ政治スキャンダルか? というわけではなく、先の12月5日、参院本会議で行われた岩城光英委員長解任決議の際の討論があまりに痛快、かつ物怖じせず対抗勢力を一刀両断にする物言いが『機動戦士Zガンダム』及び『機動戦士ガンダムZZ』内のネオ・ジオンを率いる首魁ハマーン・カーンにそっくりだと話題になっているのだ。  件の討論の中で、三原議員は「あらためて言います。民主党の皆さん、恥を知りなさい!」「その滑稽さと、馬鹿さ加減に気がつかないところが、まさに民主党の民主党たる所以であります」など、富野由悠季風セリフ回しを彷彿させる強烈なパンチライン(決め台詞)を言い放つ。女優出身なだけによく通る声で、理路整然と相手の矛盾点・欺瞞を次々と指摘する物怖じしない姿勢が、人々に若き女指導者ハマーンを彷彿させたのかもしれない。  三原議員は2010年夏の第22回参院選で自民党から出馬し初当選。以来積極的な活動を通じて現在は党役職の女性局長を務める身である。…… 【「おたぽる」で続きを読む】

EDMブーム、ダンス規制、変化する客層…クラブシーンは今どうなっているのか?

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ダンス・ミュージックの発信源であるクラブは今、どのような状況を迎えているのか。(写真/josemanuelerre)

【リアルサウンドより】  ダンス・ミュージックが本格的にJPOPに採用されるようになってから随分経つ。そんな中、新しいカルチャーを絶えず発信し続けている場所が、ダンス・ミュージックの“現場”と呼ばれるクラブだ。そんなクラブの現状はどのようなものか。レコード・ショップ『CISCO』のヒップホップ・チーフバイヤーとして渋谷宇田川町の一時代を築き、DJはもちろん、ラジオ・ディレクターやライターとしても活躍するYANATAKEが、クラブ・カルチャーの“今”を切り取る。

今のクラブは最高に楽しい場所

 「最近のクラブってどうなのよ?」よく聞かれる質問ですね。ハッキリ言っておきますけど、今は最高に楽しいですよ! 「クラブ全盛期は20年前」という意見もあるようですが、ラウンジ・スタイルのような営業形態の店がオープンしたり、大なり小なりクラブの数は増え続けているし、ジャンルが細分化されても、SNSなどを通して好みの音楽がかかっているクラブを探すのは難しいことではなくなりましたからね。これって最高じゃないですか。  都内であれば平日でも、自分好みのパーティは必ず見つかる時代。「最近のクラブは面白くない」という人の話は信じなくていいですよ。それは現代音楽のスピード感についてこれなくなった世代のひがみに過ぎません。人気DJ/プロデュース・ユニット:HABANERO POSSEのGUNHEADくんの名言で「最近良い曲がないとか思ってる人は自分のDIG能力を疑え! 」とまったく同意見で、クラブを楽しむにも「自らが嗅ぎ分ける情報収集能力が必要」になってきた、ということでもあるのです。もしくは内容面でネガティブなイメージを抱く人がいるのは、主に“EDM”(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)というジャンルに対するアンチな物言いでしょう。これも間違っています。  ヒップホップ系のDJが流行を取り入れた先に生まれたのがEDMブームのひとつの側面。結果的に一般リスナーにも浅く広がり、それが飽和した途端に、EDM自体が悪く言われている。それが現状でしょう。  でも、EDMはレディー・ガガやリアーナのようなアーティストのヒット曲からもわかるように音楽業界を席巻しているジャンルだし、世界で何十億円も稼ぐトップDJはEDMをプレイしている人たちばかり。これからは日本でも本職として追求して、活躍していけるDJがたくさん生まれていくはず。  “チャラ箱”と言われるようなクラブでは、何年経っても同じEDMの曲が繰り返しプレイされることがあるので、こういう意見が出てしまうのは仕方ないかもしれませんが、実は新しいジャンル/新しい層へのマーケティングとしての結果であり、チャラいことを振り切ってやっているという意味では意識が高いんです。つまり、半端に触って放り出してしまった人たちよりも遥かにプロフェッショナル。実際、そういうことに徹底しているクラブのほうが集客があったりします。

ライトな層も気軽にクラブを楽しめる時代

 「楽しい=人が大勢いる」いう考え方もあるので、ビジネスとしての成功を考えるのであれば間違ったやり方ではありません。このような場所を好む新しい客層に関しては、クラブの楽しみ方自体の本質も変わりました。それは、カラオケ的な感覚で遊ぶ層が参入した、ということ。カラオケで知らない曲を歌われても盛り上がりませんよね? みんなと一緒に知ってる曲で騒ぎたい! という人口が圧倒的に増えたんです。裏を返せば、それだけライトな層も気軽にクラブを楽しめるようになったわけです。コアな層もこれをひとつのチャンスだと思わないとね。今は多くのクラブがセキュリティを雇い、入場時にはIDの確認や荷物のチェックもされるし、安全面でもキチンとしているところがほとんどです。  健全に遊べるのは、むしろクラブかもしれない。これから初めてクラブに行くような人たちも、興味が沸いたらまずはSNSで情報収集をしてみてはどうでしょうか。そこにはディスカウント合戦のような触れ込みも多数存在しますが、自分に合った音楽の情報をしっかり発信してくれているDJもたくさんいます。それらとうまく合致すれば、安くカッコイイ音楽で遊べるチャンスはいくらでもあるのです。  メディアでも取り沙汰されている風営法では、都内よりも地方都市の方がそのイメージは深刻な問題となっていますが、これをきっかけに問題が改善されたり、より遊びやすい環境になるよう働きかけている業界人や政治家もたくさん出てきました。オリンピックの開催も見据えて、世界水準に合わせたエンターテインメントの場所として成長していけることを目指して、さらに盛り上がっていく可能性を秘めているのです。  冒頭にも書きましたが、日本のクラブ/DJは好みの音楽を追究できる素晴らしいシーンでもあるので、僕らは様々な音楽を楽しんでもらうための場所を作り続けますよ。期待してください! ■YANATAKE  レコード・ショップ『CISCO』のヒップホップ・チーフバイヤーとして渋谷宇田川町の一時代を築き、レコード・レーベル「Def Jam Japan」の立ち上げやMTV Japanに選曲家として参加するなどヒップホップ・シーンの重要な場面を担う。DJとしてはClub Harlemでのイベント『Honey Dip』やYellowでの『FOWL』など、DJ HasebeやDJ Wataraiらと長期に渡り活動中。 Twitter facebook Blog block.fm

オリンピック対策へ向けた布石か? 次回コミケットスペシャルが幕張メッセに決定

【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

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東京ビッグサイトから幕張メッセへ?(写真はコミックマーケット84の様子)
 8日、今月29日より東京ビッグサイトに開催されるコミックマーケット85を前に、第三回拡大準備集会が開催された。拡大準備集会は毎回、コミックマーケット前に開催されるもの。スタッフのみならず一般参加者も参加し、準備会に対して質疑が行われる場だ。  ここは、毎回、コミックマーケットをとりまくさまざまな問題などについて、コミックマーケットを主催するコミックマーケット準備会が直接回答し、今後の方針を示す場所でもある。  今回の準備会で最も注目を浴びたのは、2015年に開催予定のコミケットスペシャルの開催地が千葉県の幕張メッセで開催されるという発表だった。コミケットスペシャルは、年2回の通常開催以外に行われるもの。過去には沖縄、水戸での“地方開催”、24時間で搬入から撤収までを行う“24耐開催”も行われている。  いわば、通常のコミケとは異なるやり方が目玉となるコミケット。今回の幕張メッセでの開催がどのような形になるかは未定だが、大きく注目される理由は、いくつかある。一つは、コミックマーケットの事件史に刻まれる「コミケ幕張メッセ追放事件」が、いよいよ精算されたのか? と考えられることだ。 【「おたぽる」で続きを読む】

アイドリング!!!リーダーの遠藤舞が卒業……アイドルはソロシンガーとして活躍できるのか

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遠藤舞『Today is The Day』(binyl records)

【リアルサウンドより】  アイドリング!!!のワンマンライブ『アイドリング!!! 13th LIVE 史上最大!25人の大作戦グ!!! 晴れ、時々神』が12月8日に東京・中野サンプラザで行われ、その夜公演にてアイドリング!!!リーダーの遠藤舞が、来年2月24日の東京・Zepp DiverCity TOKYOのライブで卒業することを、自らの口から発表した。  アイドリング!!!結成から7年。もともとアイドルどころか芸能界にすら興味が無かった彼女は、昨年にシングル『Today is The Day』でソロデビューを飾った。その後、ソロシンガーとしての活動に専念したいという思いが芽生え、卒業を決断したとのことだ。アイドリング!!!では「鉄の女」と呼ばれ、今まで慕っていた前「自称」リーダー加藤沙耶香の卒業や、テレビ収録で行われた様々なドッキリでも涙を見せたことがなかった彼女(ケツバットでの痛みによる涙は除く)は、今回の発表後に初めて涙を見せ、その決断の大きさを改めて感じさせた。  アイドリング!!!にスカウトされていなければ、今頃、美容師になっていたかもしれない彼女。ライブでの生歌にこだわるアイドリング!!!において、高い歌唱力を持つ彼女は、様々な楽曲の落ちサビでソロパート担当することも多い。また、絶対音感を持ち、正確無比な音程で時に美しいハーモニーを聴かせてくれる。まっすぐで憂いと艶のある遠藤の歌声は、アイドリング!!!にとって他のアイドルグループにはない絶対的な武器となっていた。そんな彼女の圧倒的なボーカル力を再確認させられたのが、テレビ番組の「アイドリング!!!」のMCを務めるバカリズムが作詞、シンガーソングライターの奥村愛子が作曲を担当した「勇者の憂鬱」という曲だ。現在この曲はバカリズムの単独ライブDVD『勇者の冒険』のエンディングテーマとして聴くことが出来る(DVD上では『バカリズム少女歌劇団』と表記されている)。RPGゲームの勇者の悲哀をコメディタッチに歌い上げるピアノの旋律が印象的なバラードなのだが、正直コメディソングでは収まらない勇者の憂鬱……というよりわがままに近い独白を、遠藤の温かく優しい歌声でつつみ込み、切なさの先の笑いへと見事に導いてくれる。  2012年5月には、アイドルとしては初めてBillboard Live Tokyoでソロライブを開催した遠藤。生バンドを従え、ジャズアレンジを加えたアイドリング!!!楽曲のセルフカバーを中心としたライブでは、圧巻のパフォーマンスを見せてくれた。実際にこのライブを目の当たりにした人間なら、彼女のボーカリストとしての力を思い知らされたはずだ。当時アイドリング!!!のプロデューサーだった門澤清太氏は、インタビューにて「遠藤の才能がどこまでいけるか、自分の目で見てみたかった」と語っており、彼女の可能性を見据えてのライブだったことが伺える。  「アイドルは何者でもない」以前、彼女から聞いた一言が強烈に印象に残っている。アイドルはミュージシャンでも、女優でも、芸人でもない。ジャンルではあるが、芸能人として明確な肩書を持ち合わせているわけではない。アイドルという期間は、歌でも、ダンスでも、芝居でも、バラエティでも、どんなことにでも挑戦出来る。ファンに応援してもらいながら、様々な経験を積み、そこから自分のあるべき姿を見つけ出す。アイドルとは本来そういうものだったように思われる。何も知らず、何も興味もなく、アイドリング!!!としてアイドルとして様々な経験を積み、アイドルという時間の中で見つけたソロアーティストとしての可能性と未来。そして今回の卒業という決断こそ、本当にアイドルという時間をアイドルらしく生きたのという証明なのではないのだろうか?  グループアイドル全盛の現在。そんな中から、一歩踏み出しソロアーティストとして活躍することは難しい時代かもしれない。しかし、遠藤舞が持つポテンシャルなら、その苦難すらも乗り越え、アイドルの新しいステップアップの形を見せてくれるという期待をせずにはいられない。だからこそ、ソロアーティスト遠藤舞としての飛躍を目撃する前に、残り僅かとなった「職業:アイドル」としての遠藤舞の姿を、しっかり目に焼き付けておきたい。 ■エドボル 放送作家。『妄想科学デパートAKIBANOISE』(TOKYO FM水曜25:00-)『安田大サーカスクロちゃんのIdol St@tion』(目黒FM隔週木20:00-)、『Tokyo Idol Festival2013』(フジテレビNEXT)など、テレビ・ラジオなどの構成を担当。サイゾー、SPA!などでもアイドル関連のインタビューを中心に執筆中。

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