乃木坂46、プリンシパル公演初日レポ 最も演技力を発揮したメンバーは?

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初日公演で見事主役のポリン姫を演じきった生田絵梨花。

【リアルサウンドより】  5月30日、乃木坂46が東京・赤坂ACTシアターで『「16人のプリンシパル」trois』の初日公演を行った。  同公演は”キャスティング参加型演劇”と呼ばれる方式で行われ、1幕、第2幕の2部で構成される。第1幕にて全キャストが立候補した役柄を勝ち取るため自己PRを行い、終了後にそれを受けて観客がキャストを対象に投票を行う。その結果として選出された10名と、選からは漏れたものの得票数の多い6人が”アンサンブル”として第2幕のコメディ『レッツゴーっ! ポリン姫』に出演。今回は脚本・演出を『勇者ヨシヒコ』シリーズや『指原の乱』などで知られる福田雄一が務め、「コントを演じることによる笑いのセンス」を競い合う趣向だ。  冒頭、『勇者ヨシヒコ』シリーズの「仏」役でお馴染みの佐藤二朗が、”ソニーのコンノ”役として説明VTRに出演。スクリーンに映し出された佐藤は次々とボケを繰り出しながら、観客への注意事項を説明した。  その後、1幕がスタート。各メンバーが『レッツゴーっ! ポリン姫』の中から役柄を決め、立候補したもの同士で即興コントを披露し合った。立候補者と配役は以下の通り。 ・ポリン姫(主役)ーー生田絵梨花、能條愛未 ・ロザリオ(ポリン姫の父・唯一の男役)ーー生駒里奈、斎藤ちはる ・クリスティーヌ(ポリン姫の母)ーー星野みなみ、深川麻衣、和田まあや ・エルザ(教育係)ーー伊藤かりん(研究生)、齋藤飛鳥、寺田蘭世(研究生)、 ・キャサリン(司令官)ーー白石麻衣、新内眞衣 ・ベル(しもべのリーダー)ーー中田花奈、樋口日奈、西野七瀬 ・マキア(天然なしもべ)ーー秋元真夏、斉藤優里、高山一実、中元日芽香、畠中清羅、堀未央奈 ・パム(病弱なしもべ)ーー桜井玲香、大和里菜、松村沙友理 ・ルイーダ(悪役)ーー衛藤美彩、川村真洋、若月佑美 ・エステル(悪役)ーー伊藤万理華、井上小百合、川後陽菜、北野日奈子、永島聖羅、松井玲奈
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左から、北野日奈子、松井玲奈、永島聖羅。第1幕のオーディションでエステル役を競い合った3人。

 今回はコントの設定を抽選で決めていたことや、3人の立候補者がぶつかり合う場面が多かったため、設定が何度も被る場面が見受けられた。同一設定が重なるほど、演技の仕方に変化が求められるため、後半のグループになればなるほど、強いキャラを作りこんで挑むメンバーの姿があった。
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2幕公演中の1シーン。左から生駒里奈、中田花奈、高山一実、西野七瀬、桜井玲香、生田絵梨花。

 昨年、一昨年と圧倒的な演技力で舞台に上がり続けた生田絵梨花は今年も健在。緊張している能條を尻目に、コントの設定にすぐさま適応した演技を見せ、見事主役の座を射止めた。公演前の会見で要注意人物として挙げた斎藤(参考:乃木坂46、プリンシパル公演でコントに挑戦 桜井玲香「室内でオナラしてもよろしいですか!?」)と初日でぶつかることになった生駒は、ハキハキと自分の役柄を演じきるものの、マイペースな演技で観客を笑わせた斎藤がロザリオ役を射止めた。    普段、『乃木坂って、どこ?』や。他のバラエティ番組などで卓越した笑いのセンスを発揮している高山、永島も今回2幕の常連になるであろう二人だ。初日公演では、高山はコント「不動産屋」で完成度の高いギャル男役を熱演し、マキア役に抜擢。同じ舞台で見ていたメンバーや客席から、この日一番の笑いが生まれていた。
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初参加の松井玲奈は、見事女戦士役を演じきった。

 また、この日は初日公演と言うこともあり、プリンシパル初参加のメンバーには若干の緊張が見られたものの、演技では奮闘していた。松井は「今回の立候補した役は女戦士です。幾多の戦を勝ち抜いてきた私にピッタリの役なので」とコント前に意気込みを語り、これまでSKE48での活動でも見せたことの無いような、コミカルな演技や変顔などを披露し、エステル役に選ばれた。その他にも伊藤かりんが初めてとは思えないハジケっぷりを見せ、アンサンブルに選出されるなど、研究生の活躍も目立った公演だった。  ほか、エルザ役には研究生二人を圧倒する演技を披露した齋藤、キャサリン役には”楽屋ノリ”で挑んだ白石、ベル役には映画『デスブログ』の主演を務める中田、パム役には大和&松村の天然コンビを冷静に対応した桜井、ルイーダ役には新境地の”ぶりっ子キャラ”を開拓した若月佑美がそれぞれ選ばれた。また、アンサンブルの6名には伊藤の他に、生駒里奈、西野七瀬、能條愛未、星野みなみ、松村沙友理が選出され、劇中ではさまざまな役柄を演じきった。  投票時にはシステムに不具合が生じ、一時現場が混乱するというアクシデントがあったが、その後の待ち時間では舞台裏の様子がスクリーンに映し出された。松井・堀・生駒の3人からは、時間が押したことによる謝罪やクロストークが繰り広げられたほか、怪我と体調不良で公演を欠席した橋本奈々未、伊藤寧々が中継に生出演。全身の肉離れ・筋断裂で公演を欠席した橋本は、松村・和田とともに中継の場に現れ、あまりに痛々しい姿のため、買い物にも行けないことや、昨日の夕食がカップラーメンと”お湯に浸したパン”であることを明かし、会場の笑いを誘うなど、精神的には元気であることをアピールし、会場の笑いを誘った。また、声帯炎により欠席した伊藤は、筆談でファンに向けて謝罪の言葉とともに早期の復活を誓い、客席からは激励の言葉が彼女に贈られた。  この後の公演もあるため2幕の詳細は語らないが、有名作品や時事ネタのパロディが数多く繰り広げられるなど、脚本には『勇者ヨシヒコ』シリーズを手掛ける福田雄一ならではの演出が随所に見られた。メンバーも恥じらいのあるネタを全力で披露しており、若月・斎藤の二人は、他メンバーの台詞が飛ぶアクシデントに対しても全力でアドリブを使いこなし、笑いに変えた姿が印象的だった。  劇場公演後にはメンバーによるミニライブがスタート。ライブは当初の予定を1時間ほどオーバーし、22時を過ぎてからスタートしたため、18才以下のメンバーを除く編成で「気づいたら片想い」「ロマンスのスタート」を披露した。2曲の間に行われたMCでは、サプライズとして『真夏の汗は気にしない!』という煽り文とともに、夏の全国ツアー開催が発表された。ツアーは大阪、福岡、宮城、愛知の4都市で開催されるほか、ファイナルの舞台として、彼女たちの単独ライブとしては最大規模の東京・明治神宮野球場での公演が決定した。この発表に桜井は「初日にこんなサプライズがあると思わなかった!」と歓喜するなど、ファンも一体となってこのサプライズを祝福。4時間半に及んだ波乱の初日公演は幕を下ろした。 (文=中村拓海)

朝ドラ好調の裏に『まどマギ』 !? 『花子とアン』と『まどマギ』の共通点とは?

【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

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NHKの連続テレビ小説『花子とアン』より。
 過去10年の朝ドラで最高視聴率と言われる前作『ごちそうさん』を上回り、7週を終えた今も視聴率21%超えをキープするなど、絶好調である現在放送中のNHK朝ドラ『花子とアン』。『赤毛のアン』を初めて日本で翻訳した村岡花子がモデルの、安東はな(村岡花子の旧名)を主人公にしたこの作品は、彼女が幼少時から翻訳家を目指し、戦時中に『赤毛のアン』を翻訳するまでの半生を描いている。  そんな『花子とアン』と、あの大人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ(以下、『まどマギ』)には、ある共通点があるという。朝ドラとアニメでは遠すぎて似ても似つかない気もするが、実はどちらも音楽を担当しているのが梶浦由記なのだ。梶浦ファンの中には『花子とアン』の作中で流れるBGMや仲間由紀恵演じる伯爵家の令嬢・葉山蓮子が登場するシーンで流れるシャララーンという効果音などを聞くと、「『まどマギ』を思い出す」という人も少なくない。  朝ドラとアニソンというとミスマッチに感じる向きもあるかもしれないが、NHKとアニソンの関係は実は深い。前作の朝ドラ『ごちそうさん』でも、『カウボーイビバップ』や『創聖のアクエリオン』など、さまざまなアニメ・ゲーム関係の楽曲で活躍する菅野よう子が音楽を担当。紅白でも水樹奈々が出場するなど、民放の音楽番組では排除されていたアニソンに対しても、NHKは早くから門戸を開いていた。 【「おたぽる」で続きを読む】

49歳にして連続1位の自己記録更新! 「稲葉浩志を生きる」ということ

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稲葉浩志『Singing Bird(初回限定盤)(DVD付)』(バーミリオンレコード)

【リアルサウンドより】 参考:2014年05月19日~2014年05月25日のCDアルバム週間ランキング(2014年06月02日付)(ORICON STYLE)  78.196枚と77.698枚。僅か約500枚の差で『アナ雪』サントラの4週連続1位を阻止したのは稲葉浩志、約4年ぶり、5作目のオリジナルアルバム。男性ソロアーティストによる1stアルバムから5作連続のアルバム1位は、93年に氷室京介が記録して以来、21年4ヶ月ぶりとのこと。ちなみに氷室京介の記録は97年の7作目のソロアルバムまで続いたので、まだまだ先は長い。と言える一方で、93年の時点で氷室京介はまだ33歳。稲葉浩志は現在49歳。記録達成時点で16歳という大きな歳の開きがあることを考えると、稲葉浩志の記録の凄味がよくわかります。  グループ活動と並行してのソロと、バンドが解散してからのソロではもちろん意味合いが違ってきますが、それにしてもこの領域までいくと、「新たな音楽的新境地を開拓」だとか、「同時代の音楽シーンから刺激を受けて」だとか、そういう段階はとっくに通り過ぎて、「稲葉浩志をいかに生きるか」というテーマと常に向き合い続けなくてはいけないわけで。そこには、凡人には計り知れない相当なしんどさがあるはず。極度にストイックであることで知られている稲葉浩志。先日のミュージックステーションでタモリに「最近何してるの?」と訊かれて、「……散歩」と答えている姿を見て、底知れない闇の深さを感じずにはいられなかったわけですが、ちょうど昨日(5月29日)ホームページで公開された福山雅治との対談(YouTubeで見れます)でUFCへの愛を無邪気に語る姿を見て、「稲葉浩志も格闘技好きの普通の男だったんだ」と、ちょっとホッとしました。

福山雅治 × 稲葉浩志 / UFC対談

 今週のチャートで他に注目したいのは、初登場4位のマイケル・ジャクソン、初登場7位のコールドプレイ、4週目にしてまだ9位に踏みとどまっているファレル、さらに新しいタイプの洋楽コンピレーションアルバムと言える『TERACE HOUSE TUNES』に『アナ雪』サントラを加えると、実質上、トップ10の半分が洋楽だということ。  「最近の若い子は洋楽を聴かなくなった」というありがちな言説に触れるたびに自分がよく思うのは、「それって『洋楽』じゃなくて、『洋楽ロック』のことでしょ?」ということ。今週のトップ10の洋楽5枚のうち、ロックと言えるのはコールドプレイだけで、そのコールドプレイだってロックの中では極めてポップ寄りのバンド。確かに、洋楽ロックは以前ほど聴かれなくなったし、日本の若いバンドには洋楽ロックからの影響を感じさせないバンドが増えてきた。でも、『TERACE HOUSE TUNES』におけるマニアックな洋楽曲の受容のされ方とか、ファレルの売れ方とかを見てると、そのファッション性において若者を引きつける洋楽の魅力というのは、昔も今も、それほど変わりはないと思うのです。 ■宇野維正 音楽・映画ジャーナリスト。音楽誌、映画誌、サッカー誌などの編集を経て独立。現在、「MUSICA」「クイック・ジャパン」「装苑」「GLOW」「BRUTUS」「ワールドサッカーダイジェスト」「ナタリー」など、各種メディアで執筆中。Twitter

“座席に余裕あり”『黒子のバスケ』イベントで異例の事態 その原因は“円盤商法”!?

【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

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アニメ『黒子のバスケ』公式HPより。
 去年から今年にかけて、男子高校生の水泳を題材にしたアニメ『Free!』から、同じく男子高校生のロードレースを描いた『弱虫ペダル』(秋田書店)へのファンの移動が“腐女子のトライアスロン”と名づけられたことに象徴されるように、女性人気の高いジャンルの変化は激しい。そんな中、爆発的流行から2年経った今でも、多くのファンから圧倒的支持を得ているのが、『黒子のバスケ(以下黒バス)』(集英社)だ。5月28日、アニメ3期の放送が決定とネットで情報が流れると、Twitterでは「嬉しすぎる」といった喜びの声が殺到するなど、その人気は衰え知らずだ。(公式発表はまだされていない)  そんな『黒バス』だけあって、出演する人気声優陣が参加するイベントとなると、そのチケットは入手困難のプラチナチケットに変身する。現に2013年7月に舞浜アンフィシアターで開催された初のオフィシャルイベント「KUROBAS CUP2013」は、転売防止のためにチケットの本人確認が設けられたにもかかわらず、チケットは高倍率に。チケットが入手できず泣く泣くイベントの参加をあきらめるファンが続出した。  しかし“黒バスのイベントは入手困難”という従来のイメージを覆す出来事が起こった。5月29日、『黒バス』の主要キャラのひとりである火神大我を演じている声優・小野友樹が「6/15は黒ラジイベント!申し込み締め切り、6/1に迫ってます。座席まだ余裕ある模様!」とTwitterで発言し、ファンの間で「黒バスのイベントなのに座席に余裕があるの!?」と話題になった。 【「おたぽる」で続きを読む】

ORANGE RANGEからdelofamiliaまで…変化し続けるコンポーザー=NAOTOの実力とは?

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delofamilia『Carry on Your Youth [国内盤CD]』(SUPER ((ECHO)) LABEL)

【リアルサウンドより】  ORANGE RANGEのリーダーでほとんどの曲の作曲やアレンジを手がけるギタリストNAOTOこと廣山直人と、メジャーから独立し独自の音楽を追求するシンガーソングライターのRie fuによるユニットdelofamiliaが6月11日にアルバム『Carry on Your Youth』をリリースする。元々NAOTOのソロ活動として2007年にスタートしたdelofamilia。昨年3月にリリースされた前作『archeologic』以来、通算5枚目のアルバムとなる本作には元HIGH and MIGHTY COLORのmACKAzやSASSYも参加。インスト2曲を含むバラエティ豊かな作品に仕上がっている。

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 シングル9作連続でオリコン1位を獲得。2004年にリリースしたセカンドアルバム『musiQ』では累計265万枚以上を売り上げ、日本ゴールドディスク大賞でアーティストオブザイヤーを獲得するなど2000年代のJ-POPを代表するバンドのひとつであるORANGE RANGE。その屋台骨を支えるNAOTOが音楽人としてのキャリアを歩むきっかけとなったのは電気グルーヴとの出会い。シンセから発せられる変幻自在のサウンドに魅了され、その後はYMOやハウスミュージックにのめり込んでいったという。そのため現在でも曲作りはギターではなくシンセが中心。プライベートスタジオで曲を作ったりミックス作業をするのが好きで「今でも机に座って延々と作業したりマイクを立てている時間の方が圧倒的に多い」という。ORANGE RANGEといえばキャッチーなバンドサウンドが印象的だが、2010年には全編ほぼ打ち込みで制作されたアルバム『orcd』もリリースしている。  好きなモノは何でも取り入れ、自己流に仕上げるまるで「おもちゃ箱」のような作風。他の類を見ないNAOTOの音楽性は以前からミュージシャンや音楽関係者の間でも評価が高い。事実、SCANDALやHOME MADE 家族、でんぱ組.incなど人気ミュージシャンに楽曲提供やプロデュースを行っていることが何よりの証明だろう。元ストーン・ローゼスのシンガー、イアン・ブラウンはロンドンで行われた自身のソロツアーにNAOTOを招き入れ「今夜はスペシャル・ゲストを呼んでいるんだ。はるばる東京から、日本一の音楽スター、ナオトだよ」と紹介し共演も果たしている。ORANGE RANGEはあくまで「歌が中心」と公言し、バンドでの響きや組み立てを重視している彼だが、ソロ・プロジェクトとして始まったDelofamiliaでは才気煥発。これまでリリースされた4枚のアルバムでも何が飛び出すか分からないその「変態性」を遺憾なく発揮してきた。本作でもそれは変わらず、さらに進化したNAOTO流ポップミュージックを堪能できるだろう。  Delofamiliaはアルバム『Carry on Your Youth』のリリースに合わせ6月から7月にかけ全国5カ所で行われるトリオ編成でのプライベイトなツアー、そして9月に東名阪3カ所で行われるフル・バンド編成のツアーが決定している。NAOTOの「いま」を生で観ることのできるチャンス、ファンはこちらもぜひチェックしておこう。 (文=北濱信哉)

“アニメに救われた”新進声優・タカオユキが語った! 声優にかける想いとアニメへの偏愛

【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

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注目の若手声優・タカオユキ。
 今期アニメ『ブレイドアンドソウル』の主役・アルカを演じるタカオユキ。2013年のアニメ『君のいる町』で、主人公に思いを寄せるクラスメイト・神咲七海に抜擢されて声優デビューをし、一躍注目を集めた新進気鋭の声優だ。デビューまもなくして主人公キャラを務めるなど、シンデレラ声優ともいえる彼女が声優になったきっかけから、つらい時にアニメに救われたというエピソード、“憧れオタク”と自称する自身のオタク遍歴までを聞いた。 ――まず、タカオさんが声優になるきっかけとは何だったのでしょうか? タカオユキ(以下、タカオ) もともと、中学校時代から声優のオーディションなどを受けていたりしたんです。独学だったんですが……。そんな中で、今の事務所に入ってレッスンをして、『君のいる町』のオーディションを受けたんです。実は、オーディションは、(実際に演じた神咲七海役ではなく)全然別の役で受けたんです。でも、原作を読んでいた時から私は七海がすごく好きだったんですね。それで当日、(原作者の)瀬尾公治先生が「タカオさんに七海を試しにやってもらいたい」と言ってくださって、5分間トイレで練習してやってみて、七海役をいただけました! そこから今につながっていますね。 ――アフレコのレッスンなどもやられたのですね? タカオ 声優のためのレッスンでしたね。レッスンに加えて、自分でも好きなアニメ(のセリフ)をWordで書き起こして、映像を消音にしながらアテレコしてみたり。それをマネージャーさんに送ったりしました。自分がアテレコをやりたいだけかもしれないですけど(笑)。 【「おたぽる」で続きを読む】

細野晴臣が語る“音楽の鉱脈”の探し方「大きな文化の固まりが地下に埋もれている」

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【リアルサウンドより】  はっぴいえんど、YMOなどで活躍した日本を代表するミュージシャンであり、今もなお第一線で作品を発表し続ける細野晴臣。彼がLA、ハワイからロンドン、パリ、東京まで、世界各地の土地柄と音楽について語り尽くした書籍『HOSONO百景』(河出書房新社)が評判を呼んでいる。雑誌『TRANSIT』人気連載を元にした同書は、氏の旅行記の体裁を取りつつ、随所で音楽に関する深い考察が披露されており、音楽ファンにとっても必読の一冊といえる。今回、リアルサウンドでは同書の刊行を期にインタビューが実現。聞き手に音楽評論家の小野島大氏を迎え、現在の音楽観や、ルーツに対する考え方を中心にじっくりと話を聞いた。(編集部)

「知れば知るほど、自由が効かなくなるっていうのはある」

――非常に楽しく拝読させていただきました。興味深い記述はいくつもあったんですが、まずニュー・オリンズの音楽の話のところで(「ニュー・オリンズの”ガンボ”に誘われて」144P)、ニュー・オリンズの音楽に惹かれたのならニュー・オリンズ詣でしようと思わなかったのか、と問われて「レコードがすべてを与えてくれるから。何かと何かが交じり合ったところにいつもおもしろい音楽ができる。それはある特定の場所ではなく、音楽家の頭の中でごった煮になるんだ。だから、どこへ行って録音しようとかは全然思わない」と答えられているくだりです。非常に印象的なご発言であると同時に、細野さんの音楽家としての基本的なスタンスを表していると思いました。 細野:あのね、自分の好きな音楽って漠然と聴いてたんですけど、聴いていくうちに、やはり混じりあった音楽がとても面白く聴こえるんです。それはいろんな混じり方があって、西と東だったり、時間軸でも混じりあってるし。過去と未来とか。あるいは人種間だったりね。もちろんそれも文化ですけど。で、自分自身も、音楽に限らず、混沌として混じりあったものが好きなんだってことが、だんだんわかってきたんですね。たとえば、東京で言えば下町の商店街の混沌とした感じとか。阿佐ヶ谷の街の作り具合とかね。そういうのを整理しちゃってる港区がほんとうに面白くないな、と。港区に住んでますけど(笑)。綺麗になりすぎてて。歩いてて楽しいのはビルの下じゃない。そのまま入っていけるような小さな商店が並んでいる道が面白いんで。ビルばっかりになっちゃったのが、あまり好きじゃない。そういう混沌としたところが好きなんですね。
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細野 晴臣 (著)中矢 俊一郎 (編集)『HOSONO百景』(河出書房新社)

――その土地のことは現地に行かないとわからない、というのが一般的な考えなのかもしれませんが、細野さんは、現地に行かなくても、音楽家が自分の頭の中でイマジネーションを働かせることで、ミクスチャーされた音楽ができるんだというお考えですね。 細野:そうですね。そうやって作ってきましたから。たとえば『トロピカル・ダンディー』(1975年)ってアルバムを作ったのは六畳一間の…一間じゃないか。二間ぐらいあったかな(笑)…アパートですよ。エアコンもない。夏になると熱帯夜に襲われる部屋で「熱帯夜」って曲を作ったりね。 それでイマジネーションが湧いてくるわけですよ。実際に見るとイマジネーション湧かないですから。固定されちゃうんで。自由にならなくなっちゃう。知れば知るほど、自由が効かなくなるっていうのはあるんですね。 ――なるほど。しかしそうは言っても、この本にもある通り、世界中いろいろな場所を訪ね歩いておられるわけです。事前に思い描いていたイメージと、実際に見聞きするもののギャップを感じることもおありになる。 細野:うん、だいたい行くときはね、あまり音楽的なことは考えないで行くんです。さっき言ったように、街を歩いて楽しいかどうかが僕の基準。だからヨーロッパの都市は面白いですよね。なんかこう…想像以上でも以下でもない。ここに僕は住めるなっていう等身大の感覚があって、唯一例外がインドですかね。インドは…僕にはとても巨大なエキゾティシズムの固まりの国だったんですけど、そこに行っちゃうと、呑まれちゃうぞと。本体のエネルギーにね。楽しめないんじゃないかと、行くなら最後だろうと思ってたんですけど、早々に行っちゃいましたね、横尾(忠則)さんに誘われて。(1978年。本書184ページ) ――インドは合う人と合わない人がはっきりしてるって言いますよね。 細野:横尾さんや三島由紀夫がそんなことを言ってたんですけど。で、誘われるままに行って、病気になっちゃって。 ――そのエピソードも本に登場しますね。この本の冒頭で「本当は地球上で誰も訪れたことがない場所に行ってみたいんだ。でも、そこは必ずしも辺境の地とは限らなくて、都会にも人を寄せ付けない場所がある」(19P)と述べられてますね。これはすごく至言だと思ったんですが、音楽への接し方にしても、誰も知らない辺境の音楽だけではなく、人が見過ごしがちな、たとえば過去の音楽とか、そういうものを見つけ出してくるのも、ひとつの新しいものとの出会いに繋がるのかなと。 細野:うん、うん。最近特にそうですね。まだまだ知らない音楽がいっぱいある。なんかこう…鉱脈っていうのがあって。昔の森が埋没して地下に埋まっているような。それを掘るとエネルギーが出てくるわけですけど、それに近いことですね。音楽の鉱脈が埋もれている。それはひとつやふたつじゃなくて、大きな文化の固まりが地下に埋もれている。 ――文化の固まり。 細野:ええ。50’sとか。20世紀のど真ん中の時代の文化っていうのが、すごいなと、今思うんですよ。エネルギーがね。うるさいぐらい騒々しかったので、一時期僕は苦手だったんですけどね。今はそれが貴重なエネルギーに思えてね。 ――本書でも、50年代から60年代初頭までの――とは、ビートルズ登場までの、ということだと思うんですが――ポピュラー・ソングは、印象が変わらず飽きないと。そして特に50年代の歌詞は特殊で「世界を信じていた時代のものだった」と語られているのが印象的でした(50P)。やはりそのあたりを境にポピュラー音楽の質が変わっていったとお考えですか。 細野:うん、その頃は毎年劇的に変わっていったんですけどね(笑)。 ――特にロックに関しては60年代後半以降、「悩みながら聴くもの」というものになっていきましたね。 細野:うん、そういう時代も経験してますね。ヒッピー・カルチャーが出てきてサイケデリックが出てきて。踊らせない音楽っていうのが出てきたんですね。それまではたぶん踊ってたんですね。 ――ロックはそもそもダンス・ミュージックだった。 細野:ええ。それが座って聴く音楽になった。それを日本ではアート・ロックと言ってたりね。そんな時代を20代の前半で経験してますから。それに影響されてそういうバンドを作ったりしてましたからね。はっぴいえんどもそうですし。

「1940年代の音楽は洗練されていて、今の僕にも真似ができない」

――それが今になって、それ以前の音楽に惹かれるようになった。 細野:うんうん。まったく知らない音楽じゃなくて、とてもわかりやすい、知ってる音楽。聴いたことないけど、構造がほかと同じだし。サウンドも似てるし。でも知らない未知の部分が入ってる…という音楽が面白くてね。それを最近またライヴでやりだしたりしてるんですけど…。40年代の音楽について言うと、それは本当に知らない音楽だったんです。日本とアメリカが戦争をしてたんで、日本には一切入ってこなかった。そういう音楽を20年ぐらい前に聴きだして。こんなに面白い音楽があったんだって発見があった。 ――何が面白かったんですか。 細野:洗練されてますね。30年代っていうのは非常にプリミティヴな音楽がいっぱい生まれた時代だったんです。ラグタイムとかブギとか、あるいはブルースとか、ジャズの初期のころとか。それが40年代に録音技術が、たぶん軍事技術から転用していったようなハイファイ技術とかね。そういう録音技術が向上したんですね。だから音が良くなったんです。音が良くなったし、演奏者のテクニックがモロに出てくるようなレコーディングになってきて。歌手もほんとにうまい人が出てきたわけですね。クルーナーっていう、マイクを使って歌う唱法ですね。シャウトしない。マイクがあるからこそできる。静かに歌う。そんな時代が40年代に始まって。洗練の度合いがかなり飛躍的に高まったんです。それは今の僕にも真似ができない。 ――今となっては機材も揃わないし、録音技術も含め作り方もわからない、だから同じ音が出せない、ということですか。 細野:そういうことです。もちろんその時代の生活とか空気とか、そういうことも再現できないわけで。その中にさっき話に出た、歌詞の話もあるし。 ――細野さんぐらいになると、だいたい巷に流れてる音楽がどうやって作られたか、構造まで一発でわかってしまうんじゃないかと思うんですけど(笑)。 細野:それはね、70年代以降ですね(笑)。途切れてるんですよ。ビートルズが変えちゃったということもあるんでしょうけど。専門的になっちゃいますけど、マルチ・レコーディングといって、音を一個一個録っていく時代になったんですね。トラックがいっぱいあって、16とか24とか。バラバラに録っていける時代になって、そこから音が変わっちゃったんですよ。僕たちはそういう時代に音楽をやり始めたんで、それが当然だと思ってやってたんですけど、今思えば、特殊な時代なんですね。今はマルチ・トラックって概念が崩壊してますから。ていうのは、デジタル・レコーダーで、好きなだけ録れるし、一発でも録れるし、どうにでもできるって時代になった。なんでもありになっちゃったんですね。 ――トラックの制限がないし。 細野:ないし。逆にトラックのことを考えなくなっちゃったんですね。ある種、マルチ・トラックの時代が終わったと思うんですよ。だからこそ過去の音に惹かれて、これどうやって録ったんだろうなって好奇心が出てくるわけですね、今は。 ――それはさきほどの、見過ごされているものにこそ価値がある、というお考えにも通じますね。 細野:そうですね。みんな、そこに興味持ってる人が少ないんで(笑)。少なくとも自分は持ってるんだから、やんなきゃなと(笑)思うわけですね。 ――「ポップスの真髄は常に新鮮な驚きがなきゃいけない」と述べられてますね(51P)。 細野:あのね、8割方は新しくないんですよ。僕が中学校の頃に聴いてたヒット曲はアメリカ製が多いんですけど、8割方は、勝手知ったるパターンなんです。でも2割ぐらい、プラスアルファの未知の領域があって、これなんだろうって思わせるんです。それがね、子供を興奮に掻き立てる(笑)。頭で考えるより先にカラダが反応しちゃうんですね。ゾクゾクっとくるわけですよ。それがヒットの要因なんですね、実は。 ――8割はよく知ってるものだけど、2割だけ新しいものが入っている。 細野:数字に特に意味はないけど、まあそういうことです。それがポップ・ミュージックの醍醐味なんですね。だからみんながまったく知らない音楽はダメなんです(笑)。 ――まったく知らないのもダメだし、全部わかっちゃうのも面白くない。 細野:うん。今でいう「予定調和」とか言われるようなことになるんですよね。そういうものはやっぱり退屈なんです。その点、今の人たちは違う聴き方をしているような気がするね。 歌詞で反応したり。「共感」っていうことで聴いてるような気がしますね。 ――それは私も感じるところですが、そういう傾向はいつごろから顕著になったんでしょうか。 細野:うーん…いつからだろう? 70年代のころからそういう兆候はありましたね。はっぴいえんどをやってるころは、ほんとうに次から次へと、さっき言ったような新しいものが出てきて。これどうやって作ったんだろう、みたいなことばかりですけど。そういうものが西海岸あたりからいっぱい出てきてね。それに強く影響されてやってきたんですけど。はっぴいえんどが終わったあとぐらいから、なんかこう…変わってきた。それを変えたのはイーグルズかな。『ホテル・カリフォルニア』あたりから。 ――それはどういう意味でですか。 細野:うーん、新しくないな、ってことですね(笑)。完成度が高くて、綺麗で。わかりやすくて。その分、さっきの「2割」がないっていうか。 ――マルチトラック・レコーディングの技術の粋を尽くした音作りという印象ですね。 細野:そうそう。洗練の極みですね。 ――音楽のマジックというか、そういうものが、マルチトラックによってクリアになってしまった分、なくなってしまったと。 細野:ないですね。そこから先、ずっとないですね。うん。 ――あ、ずっとないですか? 細野:まああの…「主流」はね。ふふふふ。

「僕はどっちかというと不況に強い音楽です(笑)」

――逆に言えば、細野さんのリスナーとしての人生は、そこから隠れた薄暗がりというか、残りの2割の見えない謎を探す旅でもあったと。 細野:ええ。実はそういう音楽やってる人も聴いてる人もいっぱいいてね。世界中に。表にはあまり出てこないだけなんですね。主流じゃないから。メディアに乗れない音楽っていうのがあるわけで。そこがやっぱり「宝物」の山なんですね。昔はそうじゃなかったんですよ。単純だったんです。そういうものがヒットしてたから。ヒットしない曲はやっぱりつまんなかったんですね。フックがないんです。さっき言った「2割」っていうのはフックってことでしょうね。鈎っていうかひっかけというか。高尚なことではなくてフィジカルなことだし、下世話なことかもしれないんですけど、そのフックっていうのが大事なんですね。最近そのフックが変わってきたんです。言葉だったり、歌手のキャラクターだったり。うん…最近の音楽のことは僕はわかんないんで語れないや(笑)。 ――昔の音楽に興味を持つことは決して懐古趣味ではない、と。細野さんも「江戸時代にタイムスリップしてみたいという気持ちは誰にでもあるけど、それは決して懐古趣味じゃない」とも仰ってますね(24P)。確かに江戸時代をリアリタイムで知ってる人なんて誰もいないんだから、ノスタルジーにはなりようがないし、むしろ新鮮ですらある。 細野:若い人がそういうのに憧れるのは…楽な生活っていうのか、楽しく、楽な生活を求めてるからだと思う。たとえば職人たちがいっぱいいて、月に何日しか働かないで、あとは遊んでるとかね。そこの根底にあるのは、お金がなくても幸せになれるんじゃないかっていう願いがあると思うんですよね。バブル崩壊以降の世代ですから。そういうことが身についてる世代だと思うんですよ。これからの時代も、決して豊かな未来像はないわけでね。そういうことに対する免疫っていうのかな、もっといい生活、スタイル、あるいは文化のあり方があるんじゃないかなってことじゃないかな。 ――経済状況と文化状況は実は密接に繋がっていて、たとえばワールド・ミュージックのブームはバブル経済の隆盛と無関係ではなかったし、そのいっぽうで、特にイギリスなどは経済状況が悪くなって、政府が抑圧的になればなるほど面白い音楽が出てくるという現実もある。 細野:両方ありますよね。 ――細野さんは、今はどういう時代だとお考えですか。 細野:うーん、どっちもないなあ(笑)。狭間っていうか。停滞感があるなあ…ええとね、今世紀初頭にエレクトロニカという音楽のスタイルのブームがあって、その中心にいたのがアイスランドなんですね。北にいくほど面白い音楽があったっていう印象だったんです。最初はわかんなかったんだけど、当時アイスランドはバブルだったんですね。それが破綻して以降、面白いものが出てこなくなっちゃった。すごく関係があると思いますね。自分にはバブルは無縁なんですけど…うーん、どうなんだろ。YMOっていつやってたんだろうな(笑)。バブル関係あるの? ――86年~87年ぐらいからバブルは始まったとされてますから、YMOはその前ですね(YMOの散開は83年)。 細野:そう、バブルの登場と共に消えたんですよ(笑)。だから僕はどっちかというと不況に強い音楽です(笑)。たとえば3.11の年ね。その時CDの新譜が出ちゃったんですよ(4月。『HoSoNoVa』)。自分としてはそんな時に出すつもりなかったんだけど、予定通り出ちゃったんですね。特殊な時にCD出しちゃったんで、その印象がすごい強くて。でもそういう時にできる音楽ってあるかもしれないなって、うすうす感じたことはあったんです。 ――というと? 細野:僕は3.11の時にCDが出ちゃったというのが、すごく負い目だったんですね。 ――負い目ですか。 細野:こんな時にどうやって聴かれるんだろうって。ていうのは、自分でも音楽聴きたくないし…演奏する人たちもみんなキャンセルしたりライヴがなくなったりとか、ちょっと消沈しちゃったんですね。でも出ちゃったんで。それで、聴いてる人もいて、あとでみんなに「助けられた」って言われたんで、出してよかったんだと思ったことがあった。逆に、あれから3年たった今の時代に出すのが難しいっていうかね。

「ノリが伝染していくのがポップ・ミュージック」

――ああ、なるほど。 細野:ええ。だから…非常時に強いミュージシャンですね、僕は(笑)。考えてみると、アメリカで大恐慌っていうのが1930年前後に起こりますよね(1929年にウォール街大暴落)。その頃の音楽が豊かなんですよ。ガーシュインが名曲をいっぱい書いたり、アーヴィング・バーリンもいて。名曲が出揃ったんですね。そういう時に人々は音楽に何かを求めたんでしょうね。癒やしをね。現実逃避なのかわかんないけど。でもバブルの時は商業主義的な音楽が豊かになるし、捨てたもんじゃない。アイスランドの音楽は素晴らしかったですからね。ふだん出てこられないものが出られる時代がバブルで。それはそれで素晴らしいなと思いますね。不況の時はもっとこう…本質的なものが出ざるをえないというか。ガーシュインみたいな人がね。そういう風にはなりたいと思うんですけど。 ――今はどういう音楽が求められているとお感じですか。 細野:求められてるとは思わないんですね。自分で勝手にやってるだけで。若い人は若い人たちの音楽聴いてるからそれでいいじゃん、と思いますよね。で、僕の世代はみんなポール・マッカートニーを見に行く(取材は5月15日)、それでいいじゃん、と思いますね。僕は何をやってるかっていうと、周りのミュージシャンに何かを伝えたいから、演奏をやってる。かっての40年代50年代のノリを…自分の中にもあるノリを、表現して、ミュージシャンに伝えたいっていう。いわばプレイヤーですね。それまで僕はかなり脳みそで音楽を作っていて、ひとりでここ(白金のオフィス)で、コラージュしたり電子的に作ってたんですけど、今は身体感覚で伝えていかないと残らないんです。ノリっていうんですかね、ほんとにずーっとやってないと伝わっていかない。それをやってるんです。 ――そういえば最近カヴァー曲を歌われるケースが非常に増えてますよね。 細野:そう、それもそうなんです。 ――何か関係してますか。 細野:ええ。自分で作るよりもそっちのほうが大事なんですね。 ――「自己表現」よりも「伝える」こと。 細野:うん。…ちょっとまじめに聞こえるけど…ノリが伝染していくっていうか。それがポップ・ミュージックなんで。自分もそういうとこに生きて育ってきたから。 ――以前キース・リチャーズが、自分たちの役目は先人から伝統を受け継いで後輩に渡していくことなんだと言ってました。 細野:長くやってる人はみんなそこに気がつくんですね。自分はその中の「繋ぐ存在」に過ぎない…っていうか。そこにプラスαを付け加えていくっていう、ね。 ――それに気づいたのはいつごろなんですか。 細野:うーん…60歳前後ですね(現在、細野氏は66歳)。歳とってから。ははははっ。 ――じゃあそこに気づくまでは、伝えるというよりは、自分がオリジンになってやろうという。 細野:うん、それも強いですよね。曲作らなきゃ!とかね。ソロ・アルバムっていうリクエストがあるわけで。するとやっぱり全曲オリジナルを求められてるんですよね。カヴァー入れるといやがられる(笑)。めんどくさいですからね。版権とか。 ――ああ、著作権の処理がめんどくさいと(笑)。 細野:ええ。大変なんですこれが(笑)。 (後編に続く) (取材・文=小野島 大)
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細野 晴臣 (著)中矢 俊一郎 (編集)『HOSONO百景』(河出書房新社)

■リリース情報 『HOSONO百景』(河出書房新社) 発売:3月25日 価格:1,836円

固定給はありません! 地下アイドルライブにおけるチケットの「予約」システムが生んだ悲劇のお話

【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

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今回は世知辛い金銭事情編ですよ。
――地下アイドルの“深海”で隙間産業を営む姫乃たまが、ちょっと“耳の痛~い”業界事情をレポートします。  あなただけ今晩は、アダルトライター兼、地下アイドル姫乃たまです。  今回のテーマは「地下アイドルのライブにおける収入」です。最初に言っておきますけど、地下アイドルに固定の給料なんかありません。しかし、あの客数でどうやって“仕事”を成立させているのでしょう。  “アダルトライター兼”って……「アイドルがアダルトの仕事を兼ねていいのか?」という疑問の声が耳元まで押し寄せていますが、聞き入れませんよ。聞き入れてしまったら、その通りにするしかないので……。  そんな私ですが、小さな胸を張って「肩書きは地下アイドルです」と言えるように、定期的に地下アイドルのイベントに出演して歌い続けています(ほかにも、首から下に穴がないため“性交と排泄ができない設定”にしているとかいろいろあるのですが、テーマにそぐわないため割愛します……)。 【「おたぽる」で続きを読む】

海外におけるミュージシャン/セレブのセキュリティ問題 トラブルの事例と回避方法は?

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ビヨンセ『BEYONCÉ』(SMJ)

【リアルサウンドより】  岩手県滝沢市で行われたアイドルグループAKB48の握手会で、メンバーの川栄李奈と入山杏奈、そして男性スタッフ1人がのこぎりのような刃物を持った男に襲われた事件の波紋が広がっている。今回の事件では犯人が「AKBには興味がなかった」という旨の供述していると伝えられており、アイドルとファンのトラブルというよりも、有名人をめぐるセキュリティ管理の問題と捉えたほうが適切であろう。実際、アーティストを取り巻くトラブルはいま世界的な問題となりつつある。本稿では海外で発生した事例に目を向けながら、トラブルの回避方法について探っていく。  いま海外のミュージシャンを悩ませる問題のひとつに「コンサートにおける観客のマナーの悪さ」がある。近年では会場を有効活用しパフォーマーと観客の距離が近いアリーナ席を設けるのがトレンドだが、一部の観客が設置された柵を乗り越えミュージシャンを「触る」「掴む」「引っ張る」等の行為に及ぶことが問題視されている。歌手のビヨンセは昨年セルビアで行われたコンサートで髪を引っ張られたり額を叩かれるといった被害に遭遇。またデンマークで行われたコンサートでは男性客のひとりが彼女のおしりを触るという行為に及んだため、ビヨンセはパフォーマンスを中断するなりその男を指さし一言「アンタをここから退場させるからね。分かる?」。会場は一時騒然となったという。  同様の被害に見舞われたのは同じく歌姫のリアーナ。昨年イギリスのバーミンガムで行われたコンサートで、興奮した観客に衣装や腕を掴まれた彼女は、持っていたマイクで相手をゴツン。思い切り殴りつけた後も怒りは収まらなかったそうだ。少女時代のテヨンに至っては公演中に乱入した男性客に連れ去られそうになり、警備員にかろうじて助けられたこともある。このようなトラブルが後を絶たないため、現在では警備を強化したり花道と客席の間に距離を取るようにしているミュージシャンも多いようだ。  また有名人ならではのトラブルにストーカー被害がある。韓国の人気グループJYJは記者会見で「ファンが僕たちの身分証を盗用して通話履歴を流出させ、車に位置を追跡するGPSをこっそり取り付け、追いかけてきた。頻繁に無断侵入して私物を撮影し、寝ている僕に近づきキスしようとしてきたこともある」と打ち明け、デビュー以来10年近くもストーカー被害に悩まされてきたことを吐露した。また女優のアシュレイ・ティスデイルは配達員を装っては自宅に侵入し、執拗にツイートしてくるストーカーに悩まされていた。「僕以外の男と交際するようなら君を撃つよ。君は僕だけのもの」といったアシュレイへの異常な執着が感じられるツイートの数は、驚くことに1万8千以上にも上ったという。また俳優アレック・ボールドウィンをストーカーした女は「愛しているの」「赤ちゃんが産みたい」「お金が必要なの」などとアレックにメールを送りつけ、時に自宅まで押しかけることもあったという。このようなストーカー行為は海外では厳罰によって処されるため、アシュレイのストーカー男は罰金と接近禁止命令、アレックのストーカー女には禁固刑が下されている。  また最近増えているのがインターネット上におけるサイバー犯罪。カナダのシンガーソングライター、カーリー・レイ・ジェプセンはハッキングにより複数のヌード写真が不正入手され、それらを高額でメディアに売りつけようとしていた男が逮捕された。またアメリカでは歌手で女優のスカーレット・ヨハンソンやクリスティーナ・アギレラ、ミラ・クニスら50人以上にのぼるセレブたちのメールアカウントを不正入手した男が逮捕された。ハッキングによってスカーレットのヌード写真を流出させたこの男には懲役10年の禁固刑が下されている。  このように知名度が高いぶんだけトラブルに巻き込まれる可能性の高いミュージシャンやセレブたち。警察による事後対応は進み厳罰化が進んでいるものの、事前の対策についてはイタチごっこが続いているのが現状だ。日本でも、警備の強化など改めてトラブル回避に向けての議論を深めていく必要がありそうだ。 (文=北濱信哉)

なぜ福井県? 『電脳コイル』『メガネブ!』に続き、『グラスリップ』など“聖地”が続々誕生中

【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

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『グラスリップ』公式HPより。
 このところメガネを特産品としている鯖江市が、ARメガネをフィーチャーしたアニメ『電脳コイル』や、そのものズバリのタイトルを冠する『メガネブ!』とコラボするなど、何かとアニメで話題の福井県。今年に入っても同県とアニメの関わりは、失速することなく勢いがついてきている。5月25日には今夏新作アニメ『グラスリップ』の製作発表会が行われ、放送日・放送時間、追加キャラクター&キャストが発表された。7月3日からの本放送に向けて盛り上がりを見せている状況だ。 『グラスリップ』は、富山県に本拠を置くアニメ制作スタジオ・P.A.WORKSのオリジナル作品である。P.A.WORKSはこれまで、富山県を舞台とした『true tears』、石川県を舞台とした『花咲くいろは』などを制作してきた。そして今回の『グラスリップ』で福井県を舞台としたことにより、同社アニメの舞台として北陸3県が揃うことになった(特に設定として言及されていなかった『凪のあすから』のロケ地が福井県ではないかとアニメファンの間で囁かれていたが、こちらはファンにより三重県をロケ地としていることが突き止められた)。 『グラスリップ』の製作発表会は、福井県坂井市の「みくに文化未来館」で実施された。本作は同市三国町を主な舞台としているが、主人公・深水透子の家は先のPV第1弾の公開後、福井市のガラス工房「ワタリグラススタジオ」がモデルと特定されて、早速ファンが訪れている。今回公開されたPV第2弾を見て、新規カットからそのロケ地を判明させるファンも出てくることだろう。 【「おたぽる」で続きを読む】