『言の葉の庭』『クロスロード』…新海誠の秘蔵資料と「ことば」を見る展覧会が好評! 

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』などの劇場作品を手がけた新海誠監督が、通信教育で知られるZ会とコラボレーションした、受験生応援ストーリー『クロスロード』を公開したのは去る2月。キャラクターデザイン&作画監督として『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の田中将賀、歌にアーティストのやなぎなぎが参加したことからもWEBなどで評判となった(外部参照)。  そして現在、Z会本社のある三島市・大岡信ことば館では「新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。―」が10月19日まで開催中だ。 「おたぽる」で続きを読む

脱いでない写真集『脱ぎやがれ!』あえて言う!大島優子は脱ぐべきだった

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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大島優子写真集『脱ぎやがれ!』(幻冬舎)
 6月にAKB48を卒業、今後は「女優でいく」と宣言している大島優子。そんな大島が、卒業後初となる写真集を出したのだが、世間ではその中身に賛否両論が巻き起こっている。『脱ぎやがれ!』(幻冬舎)とタイトルから挑発的なこの写真集を撮影したのは、大島が初めてセンターを務めた「ヘビーローテーション」のミュージックビデオも担当した蜷川実花。気心が知れていることと撮影者が女性ということもあってか、今回の写真集にはかなり大胆なショットも収録されているのだ。  まず、表紙からしてすごい。腰まで海に浸かった状態で上半身は裸に手ブラ。水着も淡いピンク色なので、波の屈折や反射によっては全裸にも見える。一見かなり過激でエロい構図に思えるが、そんな姿と大島の無邪気な笑顔のギャップによって、エロすぎず、元気で健康的な彼女のイメージにピッタリな作品に仕上がっている。  ほかにも、自分を抱きしめるようにクロスした腕で胸を隠したり、手で胸を押さえながら、自ら水着を脱ぎ捨てる過程を収めたものや、片手で両乳首を隠す手ブラ写真などもあり、胸の谷間や横乳、下乳までも存分に拝める。巨乳としても知られる大島だけに、赤いマニキュアを塗った指が柔らかそうな胸にめり込む様子も、かなりそそられるのではないか。

「破れたパンスト3万円」……整形手術のために衣装を売り続けるアイドルの懺悔

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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無限ループにハマってしまったアイドルのお話です。
 売れない地下アイドルの姫乃たまです。どこの事務所ももらってくれないので、フリーランスで活動しています。そのため、仕事用にメールアドレスを公開しているのですが、プライベートのアドレスと勘違いして私的なメールを送ってくる人がたくさんいます。  特に5年間活動してわかってきたのですが、季節の変わり目は「衣装を売ってくれ」という内容のメールが多く届きます。衣替えの手伝いなのかもしれません。ちなみにこういう類のメールを送ってくる人は、だいたい面識のない人です。 「おたぽる」で続きを読む

“ママ友いじめ”江角マキコを大物作家、弁護士が味方でマスコミ右往左往

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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「江角マキコ オフィシャルブログ」より
 長嶋一茂宅への落書きが暴露されるなど、芸能メディアによる総バッシングといった様相を見せていた江角マキコの“ママ友いじめ”問題。だがここにきてその状況が変化しつつあるらしい。ママ友の江角批判を最初に掲載した「女性セブン」(小学館)10月2日号が一転、「江角マキコ号泣! そして復讐を誓った「魔女狩り教室」全内幕」と題して、江角に対するママ友側の卑劣な仕打ちを詳細に掲載したのだ。今後は、他メディアも江角バッシングから擁護へとトーンを変えていくのでは、との見方がメディア界で急速に広まっている。  まず、要因のひとつとして囁かれているのがある大物作家の存在だ。NHK『花子とアン』絡みでも話題になった作家の林真理子がさまざまなメディアに、江角擁護を働きかけているのだという。

the原爆オナニーズ・TAYLOWが語る34年のバンド史、そして若手世代へのメッセージ

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日本のパンク・シーンを牽引してきたthe原爆オナニーズ。(写真:イシバシ・トシハル)

【リアルサウンドより】  結成から34年、現在でも精力的に活動を続ける日本のパンクロック界の重鎮バンド、the原爆オナニーズ。過激なバンド名のため毀誉褒貶を受けつつも、海外で先駆的にライブ活動を展開するなど、現在のパンク・シーンの礎を築いてきた。後進からのリスペクトも厚く、過去には元Blankey Jet Cityの中村達也や、PIZZA OF DEATH RECORDSを率いる横山健も参加、永久メンバーとして名を連ねている。バンドを牽引してきたボーカリスト・TAYLOW氏は、どのような信念のもとに活動してきたのか。洋邦のアンダーグラウンドシーンにも深く精通する同氏に、バンドの歩みや当時のシーンについて、そして新しい世代に伝えたい事を聞いた。聞き手はハードコア・パンクバンド、FORWARDのボーカリストISHIYA氏。(編集部)

the原爆オナニーズの歩みについて

ーー原爆オナニーズが結成したのはいつですか? TAYLOW:原爆オナニーズ自体は1980年に結成した。その前は前身バンド、THE STAR CLUBのマネージャーをやっていて、そこからボーカルのHIKAGEを除いて全員引き抜いたのが原爆オナニーズ。今のバンド形態になって、「the」が付いたのは1982年からだね。 ーー原爆オナニーズって相当ショッキングなネーミングですよね。名前の由来は? TAYLOW:当時「スタークラブ改名計画」っていうのがあって、バンド名を変えようって話が出ていたんだ。スタークラブはちょっとビートルズっぽいからヤダねって感じで。その時にギターの良次雄の友達が、SEX PISTOLSをもじって「じゃあ原爆オナニーズしか無い! パンクは」って発案したんだよね。 ーーなるほど、SEX PISTOLSをもじったんですか! バンド名で得した事とか損した事とかはありますか。 TAYLOW:損ばっかりでしょう(笑)。広島では10年ぐらい前にGUY君(広島DISK SHOP MISERY、BLOOD SUCKERレーベル)がセッティングしてくれるまで、全然ライブが出来なかった。83年ぐらいに広島で反戦運動している人達から「どうしてこんなバンド名なんだ」ってクレームの電話がかかってきたこともある。「バンド名が許せない」って。でも、このバンド名の理由を「あなた達と同じような気持ちで、核・反戦について問題意識を持ってもらえればと思って付けています」ってちゃんと説明したら、その場で和解したけどね。 ーーそれだけバンド名のインパクトが凄かったって事ですよね。 TAYLOW:ロックバンドが認知されていないようなところにも、名前だけで広まっていった。反戦・反核って思想以前に、絶対日本人が嫌がる言葉だから。 ーー1stアルバム出るのは、結成から少し経ってからですよね? TAYLOW:1stの『NUCLEAR COWBOY』は85年だね。それまでは20cm盤っていうミニアルバムだった。それ以来2~3年に1枚ずつリリースして、14~15枚ぐらい出している。 ーーワンマンやった時にとてつもない曲数を演奏したと聞きましたが、楽曲は全部で何曲ぐらいあるんですか? TAYLOW:100曲以上あって、ワンマンの時はたしか58曲演奏した。拷問だよ、ありゃ(笑)。GAUZEがワンマンで60曲やったじゃん。そこに挑戦しようとしたんだよね。 ーー今のメンバーになるまでどれぐらい移り変わってますか? TAYLOW:僕とEDDIEが82年からずっとやっていて、ギターは良次雄からSHIGEKI、SHINOBUと変わったぐらい。ドラムは大口ミキオ君からタッちゃん(中村達也)に変わってJOHNNYかな。横山健君も、ちゃんとメンバーとして入った。Hi-STANDARDは終わっていないけれど、止めている間にパンクロックをやりたいって言っていたから、じゃあやってみようかっていう簡単なノリで。

結成当時のパンクシーンと、"原爆サウンド”の秘密

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the 原爆オナニーズ『Nuclear Cowboy+O'dd On Liveitself+PUNK ROCK MONSTER』(テイチクエンタテインメント)

ーー当時の名古屋のシーンは、スタークラブと原爆が活動していましたが、そのほかはどんな感じでしたか? TAYLOW:CFDLとかが出てくるぐらいまで、後進は無かったんだよね。ROSE JETSとか割礼ペニスケースとかいたけどね。僕はハードコアが好きで、すぐ東京とか大阪から良いバンド連れて来て観せるんだけど、そうするとみんな、やりたいけど出来ない状態になっちゃって。バンドはいっぱいいたんだけど、観に行くともう一息頑張りましょうっていうバンドばっかりだった。それでCFDLがもう全然違うハードコアを出して、あそこから名古屋のハードコアは結構平気でやれるようになったかな。それまでは「ジャップコアをやらなきゃいけない」みたいな固定観念があった。それを壊したところから始まったと思うんだよね。 ーーその間も原爆は変わらない活動を続けていますよね。メンバーが変わるとサウンドも変わったりするものだと思いますが、一貫して“原爆のサウンド”に聴こえるのはなぜでしょう? TAYLOW:たぶんEDDIEのベースの音だろうね。スタークラブの時からEDDIEの音はずーっと変わってないもん。日本のパンクロックのベースの音って、FRICTIONタイプかEDDIEタイプかどっちかで、その二つの主流を作ったうちの一人だから。 ーーパンクだけに限らず、ハード系の日本のアンダーグラウンドのベースの音を確立したって事ですよね。それが未だに現役バリバリでやっているっていうのがすごいです。昔観た人が今観たら、衝撃だと思うんですよ。あの時に観た原爆が、まだ全然変わらずやっているってすごく嬉しいと思いますよ。 TAYLOW:昔のリスナーが知っている曲も未だにやるしね(笑)。まぁ、やっている側としては進歩もしているつもりなんだけど。

シド・ヴィシャスとの遭遇と海外進出

ーー原爆で海外に行った経験についても話を訊かせてください。 TAYLOW:1992年にアメリカ・サンフランシスコでギルマン(老舗DIYライブハウス)とカメレオンっていうところでやった。こういう形態のパンクバンドでは、たぶん日本で最初に海外に行ったと思う。ROSEROSEとGAUZEがヨーロッパに行っているけど、アメリカに行ったのは僕等が最初じゃないかな。 ーーアメリカのお客さん達も衝撃を受けていましたか? TAYLOW:一番、楽しそうだったのはジェロ・ビアフラ(DEADKENNEDYS・ボーカル)だね。大喜びで暴れていたよ(笑)。クリス・ドッジ(SPAZZ)も暴れていた。日本のパンクに興味深かった人はみんな来ていたんじゃないかな。ニューヨークからも来ていたし。 ーーアメリカに行く時は、バンド名は翻訳するのですか? TAYLOW:アメリカのレーベルからシングルを出した時は、そのまんまバンド名をローマ字にした。カリフォルニアUCSSっていう、カリフォルニアの大学のカレッジラジオでは、プロモーションとしてライブをやる前々日ぐらいからそのバンドの曲がすごくかかるんだよね。アメリカに到着した時、車のラジオでいきなり原爆がかかった時はビックリしたよ。 ーーTAYLOWさんは個人的にも海外に沢山行っていますね。シド・ビシャスと会った事があるって聞いたんですけど......。 TAYLOW:イギリスは78年からもう何回も行っている。シド・ビシャスは会ったというか、見た。普通に同じ場にいたんだよ(笑)。何かみんな彼が歩くと道を開けたりしていたけれど、普通の人のイメージ。みんなが思い描いているシド・ビシャスとは違うと思うよ。たぶんみんな、シド・ビシャス伝説に騙され過ぎなんだよ(笑)。 ーーほかにイギリスではどんなライブに行ったりしましたか。 TAYLOW:色々なところに行っているんだけど、個人的に一番衝撃的だったのはWIRE。彼らのライブを観て「こりゃもうバンドやるしか無い」と思った。それまではバンドのマネージャーをやっていて「マルコム・マクラーレンみたいで面白いじゃん」とか思っていたけど、WIREを観てからね、もう何でもアリ。 ーーイギリスでパンクロックが隆盛の時? TAYLOW:パンクロック・ムーブメントの最後の方、DISCHARGEが出てくる頃だね。DISCHARGEのシングル買って「ヘタクソなU.K.Subsだな」って思ったよ(笑)。78年から80年の間は、U.K.SubsかKillingJokeの時代だから、街中に出て行くと大体イキったパンクスはそのどちらかが好きだった。 ーーU.K.Subsは今もイギリスですごい人気ですよね。それで帰って来てどうしたんですか? TAYLOW:日本に帰って来た時は、周りはやっと77年型のパンクに追いつき始めたぐらいだった。それで「そんなもんじゃ無い。音楽は壊さなきゃいけない」ってみんなに言ってまわったの。でも名古屋の人達はみんなワケがわからないよね。でも、本場で体験しちゃっているから、こっちはサイケデリックなモノとパンクが頭の中で一緒になっているわけ。ちょうどその頃のイギリスはハードコア・パンクが出始めた時で、観に行っても暴れ方がそれまでのポゴじゃなくて、今で言うスラムみたいな暴れ方するから衝撃だった。SPECIALSみたいなバンドを観に行っても、みんないきなり暴れ回るから。2TONE(イギリスのSKAレーベル)とハードコアが出てきたのがほぼ同時期で、暴れ方も大体一緒だったんだけど、2TONEの客が一番ヤバかったな。喧嘩しに来ているだけの本当の悪い人達だから。まだ本当に全部スキンヘッズの頃。今まで観たライブで一番怖かったよ(笑)。

若手バンドたちへのメッセージ

the 原爆オナニーズ - 発狂目覚ましくるくる爆弾 @ お年玉GIG2014

ーー原爆がアメリカで活動したのはなぜですか? TAYLOW:1984年に初めてアメリカに行って、アメリカのバンドも日本のバンドも一緒なんだなって思ったんだよね。イギリスのバンドってシステム的なところがちょっと違っているけれど、アメリカの場合はDIYだから「ああ、ちゃんと自分達で機材片付けるんだ」って感じだった。アンプもちゃんと自分で運ぶし。だったらアメリカのバンドとは友達になってもいいなって思ったんだ。彼らは結構メジャーになっても自分でやっているもんね。ただ、日本に帰って来たらZOUOとかOUTOとか関西のハードコアでカッコいいのいっぱいいたし、東京にはEXECUTEもGAUZEもCOMESもいたから、基盤とするのは日本の方がいいかなって感じだったよ。 ーーアンプを持っていないバンドが当たり前になるくらい、日本のライブハウスは優れていますしね。 TAYLOW:日本のライブハウスは素晴らしいよ。どこに行っても任せられるっていうのが、まずビックリ。ただ、だからこそ若いバンドを観ると、ついみんなに「アメリカに行け」って言ってしまう。アメリカに行くとなったら、ちゃんと基礎体力のあるバンドにしないといけないじゃない? 日本だと、そんなに大きな音でドラムを叩けなくても、前に出してもらえるもんね。アメリカに行ったら聞こえないから、自分でちゃんと叩けるドラマーにならなきゃいけないし、楽器も弾ける人にならなきゃいけない。バンドがちゃんとした音を出さないと、聞こえないし伝わらない。日本だとモニターがあるけど、モニターが無いところもあるし、ボーカルなんか自分で音程取れなきゃできない。耳おさえて歌うみたいな感覚を、自分で持っていないとできない。そういう事ができるようになると、バンドは確実に成長するよ。 ーーそういうアメリカでのライブ特有の感覚を日本に持ち込んだのも、原爆が最初ですよね。今ではバンドがサンフランシスコに行ったらまずギルマンでライブをする、という流れがありますが、それも原爆が道を作ったのでは。 TAYLOW:ギルマンでやってから向こうの人たちと話が出来るようになって、それがみんなに伝わっていったから、流れは繋がっているのかもね。あそこは全部ボランティアスタッフでやっていて、素晴らしいライブスペースだよ。 ーー当時のアメリカ人にしたら、日本人のパンクは珍しかったんですかね。 TAYLOW:日本人でパンクをやっているということで興味半分にライブを観たら、ちゃんと音が出ているから、気に入ったんじゃないかな。 ーー向こうの客はシビアですからね。演奏さえ良ければライブが終わった後に態度がコロッと変わります。 TAYLOW:そういう風に客がコロッと変わるぐらいの力を、みんな付けて欲しいよね。今の日本のバンドって、ライブハウスが良すぎるから、それに甘え過ぎている面があると思う。そのままアメリカに行くと「ひ弱な日本人」というイメージが付いてしまう。だから、大げさに「行きなさい行きなさい」とは言い辛い。小さいところでやるならまだしも、ガチンコ勝負でライブやって、ちょっとでもダメだとその後がマズいからね。 ーー日本と比べると、治安の面とか恐ろしい部分はありますが、昔に比べて海外に行きやすくなってきていると思います。 TAYLOW:そういうのを知った上で、みんなはなぜ海外にライブしに行こうと思わないのかな? 日本のバンドってすごく沢山良いバンドがいるのに。メインストリームの音楽より、インディペンデントのバンドの方がアメリカとかヨーロッパでは好まれるから、むしろチャンスがあると思うんだけど。若い20代のバンドとかに、行けば?って言うと、海外はちょっと...って言う。行ってみなきゃわかんないじゃん。百聞は一見に如かずっていうのは、バンドで海外に行って一番感じたことだね。 ーー海外でバンドをやると、ものすごい人数の友達が出来ますしね。 TAYLOW:バンドって楽しいんだけどなぁ。日本国内だっていっぱい廻れるしさ。たぶんバンドやってなかったら行かないようなところにだって行くじゃない。それぞれの地域に行って友達作って帰ってくるワケだし。 ーーそうした繋がりをよく見ると、アンダーグラウンドなシーンで活躍していたバンドは、原爆みたいに息の長い活動を続けている場合が多いですしね。 TAYLOW:メジャーじゃない人で、アンダーグラウンドでずっと続いている人はいっぱいいる。それで飯を食うことを辞めて、仕事しながら表現するっていう方法に変えた人、パンクでも結構いるよ。ひょっこりCDを出したりとか、CDを出さずにサウンドクラウドに上げたりとかしていてね。そういえば日本のバンドって、バンドキャンプとかサウンドクラウドを何で使わないの? みんなにいくら教えてもやらない。iTunesを勧めても、JASRACと同じような事ばっかり言うし。 ーー原爆もネットを活用していますね。 TAYLOW:やっているよ。それで原爆を知った人もいたりする。言い方が悪いけど、音楽聞きたいだけの若い子とかにしてみれば、過去の作品なんてフォーマット関係無いじゃん。自分達が10代の時だって、ただ音楽が聞きたかっただけでしょう。そういう感覚で、自分たちの音楽を届けられる状況をちゃんと作っているインディペンデントのバンドがすごく少ないよね。音楽好きな中学生や高校生は、1枚のCD買うよりも100個のバンドが聞きたいんだよ。自分達だってラジオから流れる曲をカセットテープに録音とかしていたワケでしょ。歳食っちゃった自分たちとしては、1枚のCDを買ってほしいってついつい言っちゃうんだけど、自分たちだって本当は100の音楽を聞きたいじゃない。やっぱり、どんな形であれまずは聞いて貰えた方がいい。それが結果として、ライブとかにも繋がるから。海外に行くのもそうだし、ネットでもなんでも、日本の若いバンドはどんどん幅を広げていってほしいな。 (取材・文=ISHIYA)

『日本のアニメは何がすごいのか』著者・津堅信之に聞いたアニメとアニメーション区別の重要性 

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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日本のアニメは何がすごいのか-世界が惹かれた理由(祥伝社)。
――『海外では、もはや「アニメ」と「アニメーション」とは、別もの!』。今年2月28日に祥伝社より上梓された日本のアニメは何がすごいのか-世界が惹かれた理由は、そんなオビに書かれた惹句が印象的な新書だ。“アニメ”と“アニメーション”が別物である点について、日本人にはピンと来ないのは、“アニメ”が“アニメーション”の略称でしかないためである。ところが、海外では“Anime”と“Animation”で表記が完全に区別されている。日本のマンガが“Manga”で通じているのと同じく、日本の“アニメ”が“Anime”で通じているのだ。  では“Animation”は何なのかというと、主に日本ではいわゆる「商業」ではなく「アート」として扱われるテイストの作品が多くを占める(ちなみに日本人が制作した「アート」方面の作品も“Animation”になるので注意したい)。今回、このあたりの話のややこしさを整理すべく、アニメーション史研究家で、京都精華大学マンガ学部アニメーション学科准教授でもある著者の津堅信之さんに、第15回広島国際アニメーションフェスティバル(以下、広島)の会場で、“アニメ”と“アニメーション”について話を伺った。 「おたぽる」で続きを読む

早死にしやすい職業が判明! 美容師、SE、営業がなりやすい病気とは

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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『早死にする仕事、長生きする仕事 働き方を変えれば、寿命は10年延びる!』(古井祐司/マガジンハウス)
 テレビの健康番組や週刊誌が日々必死に訴えている、生活習慣病の脅威。しかし、20・30代の人の多くは、「まだまだ先の話」と受け流しているのが実情ではないだろうか。ところが生活習慣病とはその名の通り、日々の食生活や習慣の蓄積によって発症するもの。さらにいえば、生活習慣病に大きな影響を与えるのは仕事環境。職種ごとに罹患しやすい病気も異なるという。 『早死にする仕事、長生きする仕事 働き方を変えれば、寿命は10年延びる!』(古井祐司/マガジンハウス)によると、早ければ20代から健康診断時の数字として表れてくる職種もあるのだという。一体どんな職業がどんな病気のリスクを抱えているというのだろうか?  たとえば、美容師。オシャレや体型に気を使い、健康的なイメージが強いが、実は意外なリスクを抱えているのだとか。従業員の平均年齢は26歳と若く、見た目にも痩せている人が多かったという某企業。その一方で、空腹時の血糖値の平均は、なんと50代並み! つまり、平均よりも糖尿病のリスクがとても高いのだとか。

『龍が如く0 誓いの場所』出演のセクシー女優・紗倉まなちゃん&上原亜衣ちゃん直撃インタビュー!!

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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インタビューに応じてくれた紗倉まなちゃん(写真右)と上原亜衣ちゃん(写真左)!
 9月18日に千葉県の幕張メッセで開幕した東京ゲームショウ2014、セガブースでは『龍が如く0 誓いの場所』のイベントを開催。名越稔洋総合監督と横山昌義チーフプロデューサーが登壇、最新情報をまじえてゲーム内容を紹介した。『龍が如く』シリーズの前日譚にあたる本作は、「金」「暴力」「女」と、男の世界を潔く(!?)抽出したゲームシステムを搭載。バトルシステム自体が経験値ではなく金で強くなるものに刷新され、殴り飛ばした相手からチャリンチャリンとこぼれた金を頂戴する仕様に。  これだけでも「大丈夫なのか!?」といい意味で心配したくなるが、さらにすごいのは「女」。舞台が1988年ということもあり、テレクラが隆盛、あやしいテレホンカードが登場したり、キャットファイトがあったり、すてきな映像が流れたりと、男の欲を反映した仕掛けが満載だ。名越総合監督はこれらの「女」部分について、「横山に任せてあるので……」と苦笑いで言うにとどめたが、それだけ充実したものになっているのだろう。 「おたぽる」で続きを読む

たかじんのもうひとつの謎!反骨の芸人がなぜ安倍首相に擦り寄ったのか

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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『たかじんnoばぁ〜DVD-BOX THEガォー!LEGEND II』(東宝)
 先日、本サイトで『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』(角岡伸彦/小学館)を紹介し、たかじんの小心な一面とコンプレックス、そして彼が「在日」というルーツをひた隠しにしていたこと取り上げた。だが、たかじんについては、どうしてももうひとつ触れておかなければならないことがある。それは安倍晋三総理をはじめとする政治家との関係だ。  既に報道されているように、安倍首相は今年3月3日に行われた「たかじんを忍ぶ会」の筆頭発起人をつとめるなど、生前からたかじんと親しい関係にあった。安倍首相は『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)に計10回も出演し、自民党総裁選への再出馬の際もたかじんの励ましがあったことを認めている。  かつては、反骨の人というイメージの強かったたかじんがどうして、最高権力者である政治家とここまでべったりになってしまったのか。  本書でもまた、たかじんと安倍の関係について言及している。2人の出会いは04年『委員会』の特番で当時、自民党幹事長だった安倍を訪ねたことだった。

初音ミク生みの親=クリプトン伊藤博之社長インタビュー「今は“いかに狭く売るか”という試みが大事」

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【リアルサウンドより】  音楽文化を取り巻く環境についてフォーカスし、キーパーソンに今後のあり方を聞くインタビューシリーズ。第3回目は、ボーカロイド「初音ミク」の生みの親としても知られるクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長が登場。「初音ミク」がここまでの支持を集めた理由や、クリエイターの新しいあり方とその支援方法、さらには初音ミクのコンサートと展示スペースなどを併催した一大イベント『マジカルミライ』について、存分に語ってもらった。

「初音ミクというドリルで堀った先に資源があった」

――クリプトン・フューチャー・メディア社が北海道札幌市で設立されたのは1995年。インターネットの黎明期ですね。 伊藤:Windows95が出た年、つまり一般の人が使えるパソコンが出た年です。このときはお客さんも東京にいたため、東京に拠点を構えたほうが圧倒的にメリットが大きかった。しかし、あえて札幌にとどまりました。通常であれば商品のPRをするために、営業マンを東京に派遣するんですが、「今後はインターネットでPRしていくことが主流になってくるだろうから、北海道でも仕事ができる」と考えたんです。そこで、インターネットのことを勉強し、北海道で最初にOCNの専用回線を引いて、サーバーを立ち上げました。「北海道でやると決めた以上、発信するためにはインターネットを活用しよう」と発想をシフトできたことは、田舎にいたおかげなのかもしれません。 ――その予見は当たり、今やインターネットは生活に欠かせないインフラとなりました。 伊藤:そうなると考えていましたし、インターネットが社会のインフラになるという前提であれば、産業はインターネットの作法にしたがわなければ死んでしまうと思いました。音楽の場合は原盤というものがありますが、「コピーできるものはことごとくコピーされる」ということがインターネットの作法であり、コンピューターを使う以上、避けては通れない仕様のようなものです。プロテクトすることはできますが、それをまた掻い潜ることもできるため、あまり効果がない。コピーされないことを前提とするビジネスは、「それは仕様なので仕方がない」としたうえで組み立てていかなければならないと思っています。僕はその答えを持っているわけではなく、音楽ビジネスはこう進むべきだ、とは言えません。ただ、そういう原理と状況があるということですね。 ――そうした新しい環境の中で、初音ミクがここまでの支持を集めた理由についてはどう捉えていますか。 伊藤:日本レコード協会が発表した「2012年度音楽メディアユーザー実態調査報告書」(http://www.riaj.or.jp/report/mediauser/pdf/softuser2012.pdf)で、「未知アーティストに関する楽曲ファイル購入のきっかけ」のトップが「動画共有サイト」でした。このことから、けしからん複製が行われている場も、未知のアーティストを知る場もインターネットであり、プロモーションと権利侵害が同時に起きているということがわかる。そのなかで初音ミクというボーカロイドソフトが支持された背景には、3つの事柄が挙げられます。  ひとつは、拡散するツール、場所としてのインターネットや動画共有サイトの普及。ふたつ目は、個人の創造性をサポートするツールとして、コンピューターとソフトウェアが高性能・低価格化し、DIY革命のようなものが起こったこと。最後は「人は案外クリエイティブだ」ということです。つまり、音楽は一部の天才が生みだすものではない。人間はきっかけがあれば誰でも創造する生き物で、ルネッサンス的にそれを再認識したことが重要でした。石油のような天然資源は、やみくもに地面を掘っても出ない。過去に何かの蓄積があったから石油が生まれ、それをうまく掘り当ててはじめて油田が出るんです。同じように、いくらインターネットが普及し、ツールも高性能で安くても、何もない地面を掘り進めても油は出ません。初音ミクというドリルで堀った先に資源があったから、このような油田ができたのだと思っています。 ――クリエイティビティーという資源が、日本にあったと? 伊藤:そうですね。他の国で同じことをやって同じ結果になったかと言えば、そこはクエスチョンマークがつきます。クラスの女子の半分以上がきれいな絵を描く国は珍しい。そもそも外国の人の多くは、あまりきちんと「丸と線」が描けません。それをもってクリエイティブだというと違うかもしれませんが、きちんと図を把握して形にすることができる――そういう美意識を持っている、というのは日本の文化的な資産です。
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「原盤を買うのではなく価値を買う、共感を与える」

――音楽面でいうと、日本に以前からあったボカロに繋がる文化的な資産としては、MIDI等を使った音楽制作の蓄積がありますね。 伊藤:日本人は、フィジカルな部分でマッチョに自分を表現してノリを鼓舞する…ということについては得意ではないけれど、繊細なメロディや歌詞や歌世界を表現する分野では独特のものがあると思います。フォアグラウンドな音楽で世界に太刀打ちしようとしても、身体能力の制約上、短距離走で金メダルを狙うこととが難しいのと同様に、やはり難しい。しかし、UGC(User Gnerated Contents)、CGM(Consumer Generated Media)の世界ではその価値観だけが唯一絶対というわけではありません。そうではない価値観を持つ人々同士でクラスタ化される側面があります。初音ミクから派生したボーカロイドシーンの盛り上がりは、「歌を歌う」という機能を持つソフトウェアが派生した結果、ある種の世界観や音楽的な雰囲気がひとつの文化圏を作っていき、クラスタ化していった状況だと思っています。 ――それがアジア圏をはじめとする諸外国にも飛び火していきました。 伊藤:2007年に初音ミクをリリースしてから7年間経ちますが、海外からの問い合わせは翌08年から少しずつ増えています。もともと弊社は音楽ソフトウェアの輸入からスタートしているので、海外展開に対しても気負うことなく普通に対応してきました。初音ミクのfacebookページは2010年に開設して、「微博」という中国語版ツイッターでの情報発信も始めました。現在はfacebookのユーザー数が240万、微博のフォロワー数が60万人ほど、海外向けのファンコミュニティには約20万人の登録者がいます。これだけのユーザーがいると、海外で何かアクションを起こす際の下敷きになる。海外で展開する際に難しいのはPRですが、このように情報発信活動を何年間もやったうえでお客さんにリーチできるようにしておけば、何か情報を出す際に価値を持つわけです。「お客さんと接点を作ること」だけをずっとやってきた結果として、アメリカやインドネシアでもいい展開ができているのでしょう。 ――その効果として、多くのクリエイターを世の中に登場させることになりました。一方で「ボーカロイド楽曲のダウンロード数が頭打ちではないか」という議論もあり、その意見について伊藤社長は「少し違う取り組みが必要」ともおっしゃっています。 伊藤:90年代までは「いかに広く宣伝して、広く売るか」ということを競っていたように思いますが、そこから一気に営業の数字が伸びなくなりました。今は『アナ雪』やEXILEと同じ売り方ができない99.9%のミュージシャンにとっては、「いかに狭く売るか」という試みが大事だと思います。例えばLD&Kさん(参照:LD&K大谷秀政社長インタビュー「CDの売上が3分の1でもアーティストが存続できる形を作ってきた」)などは、音楽だけではなくファッションやライブ空間といったライフスタイルを一気通貫でひとつの価値観に束ねて、ブランドにしている。そういった意味での「レーベル」なんです。それを価値として提示する、深くお客さんに楽しんでもらうことが重要ですね。  僕が考えることもそれと同じです。同人CDをいきなり一般の流通で売ってブレイクするかと言えば、そうではない。一方で、同人イベントで行列ができるような人もいます。ある種のクラスタを形成できる価値を中心軸に、いかにピンポイントでキャッチーにブランディングするか、その価値をいかに顧客に伝えて情報を提供するか、ということが重要です。それはカフェやフェス、書籍という形もいい。音楽とは違う形を利用することにより、音楽、アーティストの価値をより深く消費してもらう。それが「いかに狭く売るか」ということであり、これからのプロデュース方法だと思います。そこで「原盤というものはコピーできる」という事実を前提として、コピーできるものを気持ちよく買ってもらうために「原盤を買うのではなく価値を買う、共感を与える」という見せ方や売り方が大事になってきます。

「レコード会社がPRをクリエイターに頼るケースも増えた」

――例えば、今回開催される『マジカルミライ』のようなイベントも、クラスタを形成しうる価値を作る、という発想なのでしょうか。 伊藤:文化としての初音ミクなりボーカロイドというものが、単に一般消費財と同じように、「コンサートに行って、盛り上がって、帰って」ということの繰り返しでいいのだろうか、という考えがあります。ボーカロイドの裏にはクリエイターがいて、コンサートはその人たちが作り上げた作品の発表の場でもある。そして、そこにイラストやワークショップやシンポジウムというものを重ねあわせることによって、単に音楽のライブを聴きに来るのではなく、その後ろにある価値を理解してもらう。それをきっかけに、音楽ないし、何か創作を始めるきっかけにしてもらえたらいいな、と思います。それが次のクリエイティブな動きになって、文化が永続的に続いていくことを望んだことが企画の意図です。 ――「少数精鋭の天才的なクリエイターがいる」というより、「多くの人が多彩な形で才能を発揮している」方が望ましいというお考えですね。 伊藤:商売として何かを成立させることは難しいことです。プロを目指して上京して頑張って、ダメだったら田舎に帰る…というようなケースを僕自身がたくさん見てきました。そのなかで「音楽ってそういう風に、イチかバチかで人生を賭けるほどのものなのかな?」という疑問があったんです。もちろん良い音楽を聴きたいし、良い音楽を作りたい、ということは僕にもわかる。しかし、「メジャーレコードという装置に乗らなければ、自分の作った音楽はないに等しい」という状況は違うと思ったんです。  ただ、今はメジャーレコード会社を通さずとも自分の力だけで、たくさんの人に聴いてもらうことができる。その背景には「音楽産業が果たしていた制作・流通・プロモーションの3つの力を一般のユーザーが持てるようになった」ことが挙げられます。制作は、パソコンにDAWを入れればありとあらゆる音が作れますし、昔は非常に高価だったプラグインソフトも安価に手に入れられるようになったので、マスタリングも自分でできます。当社のDTMソフトウエアの配信サイト『SONICWIRE』(http://sonicwire.com)では、定番から最新のものまで世界の音源ソフトウエアが手軽にダウンロード購入できます。流通に関しても、iTunesを使って自身の音楽を配信して販売することが可能ですし、同人系のイベントなどで直接売る機会も作ることができる。当社で運営している音楽アグリゲートサイト『ROUTER.FM』(http://router.fm)を使えば、自分の作品をiTunesやAmazon、BeatPortなど世界中の主要配信サイトでまとめて販売できる。現在2,000以上のデジタルレーベルがROUTER.FMを通じて世界中で音楽を販売しています。一番のネックはプロモーションで、ここに多くのレコード会社が生きていく道があったと思うのですが、今はどちらかというとクリエイター側にPR力があるという状況になってきています。フォロワーが何万人もいるボカロPも珍しくありませんし、レコード会社が自社の商品のPRをクリエイターの発信力に頼るケースも増えていますね。 ――音楽の世界でも今までと違うプロダクトが生まれ、初音ミクはそのきっかけのひとつを作りました。新しく生まれた文化を育てるために、伊藤社長が心がけたこととは? 伊藤:「できること」と「できないこと」を整理して考えました。「できないこと」は、初音ミクの使い方をこちらが決めること。誘導することはできますが、完全にコントロールすることはできません。著作権のようなものを確実にコントロールすることを前提に、すべての物事を管理するのはとても難しい。逆にオープンにする方向で考えたほうが、いつかビジネスになってくれる可能性もあるので、誹謗中傷や商業的な使われ方にならないような最低限のルールだけ設け、後は自由に使ってもらえるようにしました。また、独占契約をしてPさんを抱えるようなことも、インターネットの自由な世界に縛りを入れてしまう無駄なことだと考え、距離を置いてきました。  「できること」に関しては、「自分たちにしかできないこと」をやっていく、ということだと思います。今でこそ海外でも広がっているという認識が共有されていますが、初期の段階から「海外からも見られているな」という実感はあって。「CDを国内でリリースしました」というだけで終わらないように、08年くらいから、海外のリスナー向けにiTunesやAmaszonMP3と契約して、世界に出口を作ってあげていました。
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「『何を作るか』ではなくて、『何が求められているか』」

――自社で運営されているCGM型音楽レーベル『KARENT』ですね。配信リリースに特化しており、一般的なレーベルのようにアーティストと専属契約を結ぶ形とはまた違った方向性を示しています。 伊藤:特定のクリエイターだけをフォローするようなことをこちらがやると、平等に扱えなくなるので、それならば最初から誰も扱わない方がいい。音楽のプロダクションなどから見れば逆の発想なのかもしれませんが、囲えば逃げますし、囲わない方が長続きします。文化として定着させることを優先すると、後者に注目した方がいいと思います。また、『KARENT』の売上の半分以上は海外です。初音ミクのfacebookページに『KARENT』の新しい情報を載せていくことで、240万人に対するPRを行った効果であり、大きくメディアとして伝えるプラットフォームを作ったからこそここまで伸びたんだと思います。 ――これからもクリプトン・フューチャー・メディア社の役割は「制作においてクリエイターを支援していくこと」になるのでしょうか。 伊藤:先ほど「狭く売る」と言いましたが、それは「セコく売る」ということではなくて、いかに価値を共感してくれる人に届けるか、ということです。単に原盤として音楽を作って、出版して営業してカラオケに入れて…という繰り返しは、すごく作業的・機械的に行われているように感じてしまうし、そういうものはいい加減もういいなと思う。うちは「何を作るか」ではなくて、「何が求められているか」「どういう価値がどこで喜ばれるか」ということを念頭にやっていきたいと考えているんです。  うちが提供するのは完成物ではなくて、「作る雰囲気」や「作るツール」、「作るきっかけ」であり、その例が初音ミクやピアプロというサイト(投稿されたイラスト、楽曲などの作品を、非営利などの条件下で会員同士が融通し合い、新たな作品を生みだせる創作の場として作られたもの)です。ネットで活動するアーティストは今後も増えるし、インターネット自体がなくなることはない。うちはアーティストを抱え込んでプロモーションしたりはできませんが、いろんなアーティストが活躍する機会、視聴されるサービスやツールを作ることが自分たちのやるべきこと、自分たちにしかできないことだと考えて取り組んでいます。 ――そうしたアイデアは、社内のディスカッションなどから生まれるのですか? 伊藤:僕が考える場合もあるし、社員から上がってくる場合もあります。例えば、音楽ライブの情報を集める『gigle(ギグる)』(http://gigle.jp/)というサイトがありますが、これはうちの若手社員から出てきた発想です。チケット屋が独占的に持っているコンサート情報は、ほかのチケット屋からは出てこないし、多くの情報を俯瞰できる場所がないから、作ってしまおうと。立ち上げたあとに忙しくなって放置していてビジネスにはなっていないのですが、アクセスだけは常に右肩上がりです(笑)。

「『いろいろな価値』が数値化・相対化されれば世の中は大きく変わる」

――クリプトン社でボーカロイドソフトウェアの開発を中心に担った佐々木渉さんなどはメディアの登場機会も多いですね。他の方を含め、社内の雰囲気はどういう感じでしょう? 伊藤:個性豊かですね。佐々木は実際にすごく音楽好きで詳しいです。DJをやってるネットワーク管理者がいたり、バリバリのギタリストがプログラマーだったり。どんな部署でも「何かを作っていること」が入社条件です。弊社のお客さんはクリエイターであり、彼らが必要とするものを作るのもまたクリエイターですから。プログラマーや経理であっても、クリエイターが大事にするものを理解できないときちんとした対応ができないと思っています。 ――ボーカロイドを中心とするムーブメントは、とても盛り上がった分、これがピークだと見ている人もいるかもしれません。今後も広がっていきそうですか? 伊藤:これからでしょうね。現在のクリエイティブな動きをさらに定着させるためには、クリエイターにお金を分配する仕組みが必要ですが、それがなかなか難しい。例えば、iTunesで2012年にビートルズの配信が始まったときには、サンフランシスコの街中の看板が全てビートルズになりました。こういった動きをみると、「今のアーティストは過去のアーティストとも競争しなければいけない」と思う。有名になった過去のアーティストは、すでにブランドが出来上がっているので、それだけである程度のパーセンテージが売れていきますから。コンテンツが積み重なる量に応じて人々の収入が増えていけばいいのですが、そうはならないので、1アーティストあたりの期待値が下がっていくことになってしまう。こうしてお金という価値ですべてのものを評価してしまうと、次第に割に合わなくなっていくのは必然です。 ――クリエイティブなものには、単にお金では測れない価値がありますね。 伊藤:音楽には「世の中の人にどれだけ勇気や元気を与えたか」という目に見えない価値があります。例えば、自殺しようと考えていた人がある曲を聴いて、踏みとどまることだってある。数年前にMITのメディアラボを訪問したとき、入り口に大きなディスプレイがあり、画像認識してその人がスマイルしているかを測り、ある程度笑顔にならないと入れないというシステムがありました。そういった実感・感覚のようなものが、世の中で数値化できるものが仮にあったとしたら、クリエイターはそのために頑張ることができるかもしれませんね。例えば、体にセンサーをつけて、血流などのパラメーターから幸せの数値が測れたりすると、ゲーム感覚で楽しいこと、幸せなことをクリエイティブして競えるようになるのではないでしょうか。色々なものが「見える化」する方向性に世の中の技術は向かっていますから、お金だけじゃない「いろいろな価値」が数値化・相対化されれば世の中は大きく変わるきっかけになるでしょうね。 (取材=神谷弘一/構成=中村拓海/撮影=下屋敷和文) ■公演情報 『初音ミク「マジカルミライ2014」in TOKYO』 日時:2014年9月20日(土) 昼公演 OPEN 12:00/START 13:00 夜公演 OPEN 17:00/START 18:00 会場:東京体育館 公式HP