りえママ伝説!宮沢りえとたけしや勘三郎との不倫まで“プロデュース”

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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宮沢りえ写真集『Santa Fe』(朝日出版社)
 宮沢りえの母で、“りえママ”と呼ばれてきた宮沢光子さんが、今月23日に亡くなっていたことが発表された。強烈なステージママとして有名だった光子さんだったが、そんな母の死に際し、「最期に、生きるということの美しさと、凄まじさと、その価値を教えてもらいました」とコメントしたりえ。出演中の舞台に穴を空けることもなく気丈に振る舞う姿には「大女優の貫禄」との声も挙がっている。  そもそも、女優・宮沢りえの軌跡は“りえママ”抜きには語れない。11歳でデビューする以前は、母自ら六本木に娘を連れ出しては業界関係者に売り込み、デビュー後も16歳のりえに“ふんどしルック”のカレンダーをプロデュース。さらに人気絶頂だった18歳のときにヘアヌード写真集を出版するなど、世間の度肝を抜いてきた。  そんな“話題づくり”に長けたりえママだったが、そのプロデュースは恋愛にまで及んだ。19歳のりえが貴乃花(当時、貴花田)と婚約を発表したのも「りえママ戦略の一環」といわれているが、婚約破棄後のスキャンダルにも、りえママの影がつきまとっていた。その最たる例が、ビートたけしとの“不倫”疑惑だ。

NoGoDが語るエンターテインメント論「バンドは浮世離れしていて、たくさんの人を楽しませるもの」

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【リアルサウンドより】  本格的なヘヴィ・メタルを中心にした音楽性と奇抜なファッションによって、ファンからの強い支持を得ているNoGoDがニューアルバム『Make A New World』を完成させた。卓越した演奏テクニックに支えられたサウンド、前向きなメッセージ性を感じさせる歌詞をさらに突き詰めた本作は、来年10周年を迎える彼ら自身にとってもひとつのターニングポイントになりそうだ。今回は団長(Vo)、Kyrie(G)にインタビュー。新作の制作過程、バンドのルーツ音楽、現在の音楽シーンに対するスタンスまで幅広く語ってもらった。

「とにかくグッドメロディでエッジの効いた音楽をやりたいと思って」(団長)

――オーセンティックなヘビィメタルを軸にしたNoGoDの音楽は、現在のシーンにおいてはかなり異色ですよね。 団長:今回のアルバムもそうですけど、音源を作るたびに「いい音だな」という自信はあるんですけどね。いま、こういうメタルっぽいバンドサウンドは主流の音ではないと思うんですよ。スクリーモ、メタルコアみたいな音ではなくて、ダイナミクスを大事にした骨太のロックだなと思うので。 ――音数も抑えられていて、バンドの生音が伝わる作りになってるというか。 団長:同期の音を使ってないですからね。ぜんぶ人力なんで。 Kyrie:まあ、何も考えてないだけなんですけどね。 団長:そう、もともと同期を使うっていう概念を持ってないから。メンバーが5人いれば、大体のことは出来るんで。 Kyrie:同期は、要はオケを流しながら演奏するわけじゃないですか。極端なことを言えば、「オケを使うんだったら、その音だけでいいんじゃないか?」って思ってしまうので。 団長:別の音を足すという発想もないし、生で足せる音以外は(CDにも)入れるべきじゃないと思ってるんですよ。真っ当じゃないのは見た目だけで、こんなにピュアなバンドはいないですよ。 Kyrie:(笑)。 ――バンドのルーツになっているのは、やはりヘヴィ・メタルなんですか? Kyrie:うーん…。メタルっぽい精神性を持ってるのは、僕とベース(華凛)くらいですけどね。 団長:え、俺は? Kyrie:君はどっちかっていうと、メロコア、パンクの精神性の方が強いでしょ。 団長:…しょうがないよ、ハイスタ(Hi-STANDARD)世代だから。 Kyrie:相方のギター(Shinno)はJ-POPだし。 団長:J-POPとLUNA SEAさんね。 Kyrie:だから純然たるメタル・バンドではないんですよね。もともとメタルをやりたいと思って始めたわけでもないし、いまのNoGoDは生粋のメタル・バンドなのか? って言われれば、そうではないと思うので。 団長:ぶっちゃけメタルは大好きだし、ベーシックな部分にメタリックなテイストは入ってますけどね。ただ、我々は90年代の豊かな音楽を聴いてきたので。日本の音楽も豊富だったし、海外の音楽もどんどん入ってきて。そういう要素も自然と入ってくるんですよね、自分たちの音楽に。 Kyrie:あと、「何でもやれるバンドでいたい」っていうもあって。年月をかけて「ここまでやっても大丈夫」っていう範囲を広げてきたというか。 団長:とにかくグッドメロディでエッジの効いた音楽をやりたいと思ってたんですよね、僕は。自分自身のことを言うと、10代の頃はオーソドックスなメタルバンドをやってたんですよ。でも、徐々に限界を感じ始めて。メタルのフィールドって、良くも悪くもスタイルを重んじるところがあって、新しいことをやろうとすると受け入れてもらえなかったんです。で、「じゃあ、いっそのこと化粧してやる!」って思って始めたのがNoGoDなんですよ。もともと筋肉少女帯さんや人間椅子さんも好きだったし。ただ、日本で化粧してバンドをやると、ビジュアル系に括られるんですよ。 ――ビジュアル系のシーンに対しては、窮屈さを感じなかった? 団長:ビジュアル系と言われることに抵抗はなかったです。でも、化粧をしているだけで出演出来ないライブハウスもあるから、結局、ビジュアル系のハコでやるしかないんですけどね。 Kyrie:ジャンルで括りづらいバンドだとは思うんですよね。今回のアルバムもそうですけど、同じジャンル、ひとつの方向性を突き詰めているわけではないので。もちろん、どんな曲をやってもNoGoDらしさは在るべきだと思ってるんですが。

「聴いてくれた人が新しいNoGoDを感じてくれたら嬉しい」(Kyrie)

――新作『Make A New World』はどんなテーマで制作されたんですか? Kyrie:いままでのアルバムはテーマやコンセプトを掲げて制作を進めるんですけど、今回はそれをやらなかったんですよね。「こういうアルバムにしよう」と決めず、書いた曲のひとつひとつに向き合ったというか。 団長:それまではコンセプチュアルなアルバムしか作ってこなかったんです。でも、長年バンドをやってきて、NoGoDらしさだったり、バンドの力をしっかり実感できるようになってきて。このタイミングで違う作り方をやってみてもいいんじゃないかな、と。アルバムに英語のタイトルを付けるのも初めてなんですよ。 Kyrie:曲が出そろった段階で、歌詞のなかに“世界”とか“ワールド”という言葉が何回か出てくることに気づいて。それぞれの曲のなかにも、いままでのNoGoDにはなかったエッセンスが入ってるし、それも含めて「新しい世界」だなと思ったんです。 ――新しいトライが多いアルバムだった、と。 Kyrie:新しいトライは多いですね、地味に(笑)。細かく説明すると新しいポイントがいっぱいあるんですけど、それはプレイヤーとしての挑戦だったりするので。具体的なことはともかく、聴いてくれた人が新しいNoGoDを感じてくれたら嬉しいですね。まあ、「いつも通りだな」と思ってくれてもいいんですが。 ――あくまでも自分たちがやりたいことをやるのが先決? Kyrie:賞賛してもらえることもあるし、批判の言葉をもらうこともあるんですけど、まずは納得できる作品を作ることがスタートラインですからね。もちろん、より多くの人に届けたいという気持ちはありますけど。 団長:アーテイストが自信を持ってやってないと、誰にも届かないと思うんですよ。特にウチはメッセージソングを歌うバンドなので。音楽はあくまでもメッセージを届けるものだと思ってるんですよ、僕は。 ――今回のアルバムも歌詞も驚くほどストレートですよね。 団長:英語の歌もたくさん聴いてるし、大好きですけど、自分がやるとなれば「日本人なんだから、英語では歌わない」っていうタイプなんです。海外を視野に入れていれば、英語で歌うのもいいと思いますけど、俺は日本語という言葉がすごく好きなんですよ。こんなに豊かで、品がある言葉って、他にないんじゃないかなと。 Kyrie:顔は品がないんですけどね。 団長:そうなんだよね(笑)。日本語を大事に扱えば、ひとつの言葉の意味を何倍、何十倍に膨らませることもできるし、景色を見せることもできますからね。聴いてくれる人を悲しませたり、傷を舐め合うような歌は好きじゃなくて、とにかく元気になってほしいんですよ。ロックバンドは言葉を大事にするべきだと思いますね、ホントに。

「さらに視野を広げていきたいですね。日本のロックバンドとして」(団長)

――7月にパリで行われたJAPAN EXPOに出演しましたが、そのときも…。 団長:もちろん日本語で歌いました! JAPAN EXPOだから日本語が通じるのかと思ったら、ぜんぜん通じなくて(笑)。「英語もフランス語もできないから、日本語で歌います!」って言ったら、シーンってなちゃったんですよ。で、慌てて「Are you ready?」って言って。でも、サウンドのカッコ良さはちゃんと伝わったと思います。こういうサウンドはもともとヨーロッパから生まれたものでもあるし。 Kyrie:日本とは環境も違うし、人の雰囲気も違ったけど、僕達がやることは何も変わらないというか。ライブを見てくれた人、関わったスタッフを含めて、みんな音楽が好きなんだっていうのはすごく伝わってきたんですよ。音楽を愛する気持ちには国境はないなって思えましたね。 ――JAPAN EXPOは日本のカルチャーを発信するというテーマのイベントですが、そこはどんなふうに捉えてますか? Kyrie:このバンドがジャパン・カルチャーだって言われたら、「え、やめて。日本人はこんなんじゃない」って客観的に思いますね(笑)。 団長:そんなことないよ。白塗り、舞妓、芸者だから(笑)。でも、JAPAN EXPOの中心はコスプレ、アニメ、マンガ、ゲームだと思うんですよね、きっと。バンドにはそこまで興味がなくて、アニソンを歌っていればちょっと興味を持つという感じじゃないかな、と。それでもNoGoDを見るために集まってくれた人がいた、ということに意味があると思うんです。握手会にも100人以上参加してくれたんですけど、イタリアとかドイツとか、他国から来てくれた人もいて。その人たちの熱量は本物だったし、励みになりましたね。ヨーロッパでもツアーをやりたいと思ったし…実はツアーの計画があったんですけど、いろんな事情で頓挫しちゃったんです。来年はぜひ行きたいですね。ヨーロッパだけではなく、アジアでもライブしたいし。そのために昔の曲をYoutubeに再アップしたんですよ。SoundCloudにも曲を上げたし、さらに視野を広げていきたいですね。日本のロックバンドとして。 ――国内においても、もっといろんなシーンに切り込んでいけるバンドだと思うんですが。 団長:切り込みたいですよ! 個人的にはずっとフェスに出たいと思ってるんですけど、化粧しているバンドはなかなか出づらいみたいで。もしかしたら偏見を持ってるんじゃないかなって感じることもあるんですよね。僕ら、炎天下のライブでもぜんぜんいけるんですけどね。白塗りしてるから、紫外線対策もバッチリだし(笑)。 Kyrie:何のインタビューだよ(笑)。 団長:結局、今年もフェスに出れなかったら、自分でやりました(6月14日、川崎CLUBCITTA‘で開催された団長主催のフェス「Big mouth ROCK FESTIVAL 2014」)。Jealkb、THE冠、MEANING、石鹸屋に出てもらって。 ――個性的なメンツですね~。 団長:アーティスト主催のフェスはおもしろいじゃないですか。氣志團万博もそうだし、西川貴教さんがやってるイナズマロックフェスもそうだし。ジャンルに関係なく、その方が「いいな」と思うバンドを呼んでるというか。 ――エンターテインメントに対する意識も高いんでしょうね。 団長:そうですね。リンプ・ビズキットのボーカルのフレッド・ダーストが「俺は90年代のオルタナ・ブームが大嫌いだった」って言ったことがあるんです。80年代の煌びやかなショービジネスの世界に憧れてたのに、’90年代になったらネルシャツを着て、足元を見ながら「俺は弱い人間だ」って歌うバンドばっかりになった。俺はそうじゃなくて、キッズが憧れるロックスターになるんだって。ホントにその通りだなって思うんですよ。バンドっていうのは浮世離れしていて、たくさんの人を楽しませるものだな、と。だから俺は派手なメイクをするんです。意見が合わないメンバーは派手なメイクをしてくれないんだけど(笑)。 Kyrie:だって、中身が俗物なんだもん。ぜんぜん浮世盤れしてないでしょ、君は。 団長:浮世離れしてる人は「浮世離れしたい」なんて言わないからね。憧れだから。 ――(笑)。いま、多くの人を楽しませるエンターテインメント性を担ってるのは、アイドルでしょうね。 団長:中学2年のときにモーニン娘。さんのライブを観に行ったんですけど、8人くらいの女の子がステージにいて、何千人のファンが「ウォーッ!」って盛り上がってて。この熱狂こそがライブなんだって思ったんですよね。あと、「AIR JAM」も大好きだったんですけど、そっちは全力、汗だくでライブをやることがエンターテインメントなんですよね。で、お客さんはジャンプして暴れまくって。そういうショーマンシップにはリスペクトを持っているし、自分たちもそうありたいと思いますね。 ――『Make A New World』のツアーでも、NoGoDの新しいエンターテインメントが見られそうですね。 Kyrie:全曲新曲のアルバムも初めてだし、どういうライブになるかはまだ分からないですけどね。フルアルバムのツアーは毎回、空気が違うんですよ。今回はどんな雰囲気になるか、すごく楽しみです。いままで以上にライブを想定して作った曲ばかりだし、新しい世界を感じられるツアーになると思います。 団長:来年は10周年だし、このアルバムと次のツアーがひとつの節目になるかもしれないですね。バンドのポテンシャルも上がってきてるし、「いま見るべき、いま聴くべきバンドです」と言っておきます! (取材・文=森朋之)
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NoGoD『Make A New World(通常仕様)』(キングレコード)

■リリース情報 『Make A New World』 発売:2014年9月17日 価格:¥3,000(税抜) 【初回生産分のみの2大特典】 ・スペシャル“New World”BOX仕様 ・Japan Expo 2014 メモリアル・フォトブック封入 ■ツアー情報 『ONE MAN TOUR -2014-AUTUMN 「Follow Your World」』 9月27日(土) 神戸VARIT 9月28日(日) OSAKA MUSE 10月4日(土) 横浜BAYSIS 10月5日(日) 水戸LIGHT HOUSE 10月10日(金) 仙台MACANA 10月11日(土) 盛岡CLUB CHANGE WAVE 10月13日(月.祝) 札幌KRAPS HALL 10月18日(土) 名古屋E.L.L 10月19日(日) 浜松窓枠 10月25日(土) 長野JUNK BOX 10月26日(日) 新潟RED 10月30日(木) 広島ナミキジャンクション 11月1日(土) 熊本DRUM Be-9 V2 11月2日(日) 福岡DRUM Be-1 11月8日(土) 福井CHOP 11月9日(日) 金沢AZ 11月15日(土) 高崎CLUB FLEEZ 11月16日(日) HEAVEN’S ROCK 宇都宮VJ-2 11月29日(土) 品川ステラボール [TOUR FINAL!!] その他イベント出演有り。詳細は公式頁を参照 ■NoGoD公式頁 http://www.artpop.org/nogod/ ■『Make A New World』特設サイト http://cnt.kingrecords.co.jp/nogod_manw/

自分専用の筐体を持つほどだった! 大山のぶ代が見せる『アルカノイド』の超絶テクニック

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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株式会社アクターズセブン公式サイトより。
 先日の「敬老の日」にかけて芸能界の“シルバーゲーマー”を紹介。これまでに『バイオハザード』シリーズにアツい情熱を見せる鈴木史郎さん、加山雄三さんをクローズアップしていきました。加山さんはなんと『バイオハザード1』において、難易度の高いナイフ使用限定クリアというプロフェッショナルな縛りプレイを成し遂げるなど、高齢ながら若者ゲーマーも顔負けのテクニックの持ち主です(参考記事)。3回にわたりお送りしてきた有名“シルバーゲーマー”特集ですが、最後はとあるゲームのプロである、国民的声優を紹介していきます。 ■大山のぶ代 “『アルカノイド』のプロフェッショナル”   大山のぶ代さんと言えば、1979年~2005年まで『ドラえもん』のドラえもん、またスパイク・チュンソフトよりリリースされているゲーム『ダンガンロンパ』シリーズのモノクマなどでお馴染みの国民的声優であると同時に、ゲーマーとしても有名です。 「おたぽる」で続きを読む

嫌韓でも人気のK-POP!国策化で韓国芸能界の性犯罪にメスは入るのか

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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ムック『ザ・韓流スキャンダル! 』(宝島社)シリーズの第三弾には、恐るべき韓国芸能界のダークサイドが……
 一時はあれだけ盛り上がっていた日本のK-POP人気だが、ここ数年、嫌韓のムーブメントで一気に下火になった感がある。一部では、このままK-POPが消滅するのでは?という声も上がっているほどだ。ところが、実際は少し事情が違うようだ。抗議を恐れたテレビがK-POPアーティストの起用を控えているだけで、その人気はほとんど衰えておらず、むしろ違う形でブームが起きつつあるらしい。  その兆候と言えるのが、超大型新人グループの相次ぐ登場だ。今年4月、日本本格デビュー前ながら日本に初上陸し、埼玉スーパーアリーナに10万人を動員した「EXO」の存在は記憶に新しい。韓国で2012年にデビューして以来、爆発的な人気を誇ってきた11人組だ。件の埼玉スーパーアリーナの公演には、動員数の約4倍、実に40万人の応募者が殺到したという。その潜在力はすでに日本、韓国を含めたアーティストの中でトップクラスと言って間違いない。  こうした大型新人グループの受け入れられ方を見ていると、日本で根強い人気を誇る「東方神起」が活動開始した2005年頃に比べて、新人グループがスターダムにのし上がるまでのスパンが格段に短縮されていることがわかる。明らかにファンの裾野が広がっているということだろう。  ところが、供給元である韓国では、そのK-POPをめぐってさまざまな問題が発生しているようだ。 そのひとつが、芸能界志望の若者を食い物にするプロダクションの性犯罪だ。韓国ではここ数年、彼らトップアイドルのような一瀉千里の成功を求めて芸能人を志望する若者が急増。K-POPだけでも、デビューする新人が年間数百組と言われているが、そこにつけこむ悪質なプロダクションが後を絶たないのだ。  最近、『ザ・韓流スキャンダル!』(宝島社)というMOOKが出版された。韓国芸能界のゴシップ、不祥事、事件がまとめられた一冊だが、この中でも、プロダクションの信じられないような犯罪行為がいくつも紹介されている。

ニコ動No.1歌姫 ユリカ/花たん、新作を語る 「“流行りの曲、歌い方”は、ちょっと苦手です」

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【リアルサウンドより】  ニコニコ動画を中心に活動する歌い手として、歌唱力・表現力ともにNo.1と評されるユリカ/花たんが、ロック&メタルをコンセプトにした3rdアルバム『The flower of dim world』をリリース。今作でも冴える力強いハイトーンボイス&“美ブラート”と、ほんわかした人柄には大きなギャップがあるが、そのマイペースさがブレない芯の強さを感じさせる。今作に込めた思いとともに、「歌い手」として活動をはじめた経緯と“現在地”を語ってもらった。

「“歌手になりたい”という気持ちはありませんでした」

――当サイト初登場ということで、まずはこれまでの歩みを振り返っていただきたいと思います。ニコニコ動画の「歌ってみた」カテゴリに投稿をはじめたきっかけとは? 花たん:昔からカラオケが大好きで、歌が趣味だったんです。でも、「歌手になりたい」みたいな気持ちは一切なくて、本格的な音楽活動はしていませんでした。ニコニコ動画に出会う前は、イラストや音楽を共有する「ピアプロ」というサイトで、音楽ではなくイラストを投稿していて。そんななかで、ニコニコ動画で活躍していた歌い手さんから、「イラストを使わせてもらいました!」というメッセージをいただいて、初めて「歌ってみた」というカテゴリがあることを知ったんです。 ――当時は、どんな曲を歌っていたんですか? 花たん:世代的に、浜崎あゆみさんだったり、宇多田ヒカルさんだったり。アニメも好きなので、今回のアルバムにも収録させていただいた、『魔法騎士レイアース』のOPテーマ「光と影を抱きしめたまま」 もよく歌っていました。でも、自信はまったくなくて、家族や友だちがほめてくれることがあっても、「信用しないぞ!」という感じでしたね(笑)。ただ、多くの人に聴いてもらったことがなかったので、どんな反応があるんだろう、という興味本位で投稿してみました。 ――08年の初投稿から間もなく、初音ミク初期の難曲「恋は戦争」を見事に歌いこなし、09年4月にはdoriko氏の「ロミオとシンデレラ」で大ブレイク。現在では330万再生を超えていますが、投稿はオリジナルが発表された5日後でした。そもそも幅広い楽曲を歌いこなせる歌唱力があるからかもしれませんが、選曲が独特だという印象があります。 花たん:単純に、私はもともと「みんなと同じ」というのが苦手なんです(笑)。それに、ランキングに載っていなくても素敵な曲はたくさんあるし、聴いていて「こんな風に歌いたいな」と思える曲を歌うことが多くて。「こんないい曲があるんだよ!」って伝えたくて、自然とそういう曲選びになっているのかもしれないですね。

「“この音は出ないだろう”という難しい曲の方が、気合が入ります」

――そんななか、11年に1stアルバム『Flower Drops』でメジャーデビュー。今作は3枚目のアルバムで、ロックとメタルをフィーチャーした刺激的な作品になっています。1曲目の「泡沫の砦」をはじめ、これまでもコラボレーションを重ねてきたOSTER projectの書き下ろし曲が4曲収録されていますが、どの曲も音域の幅が広く、メロディの動きが独特で歌いこなすのが難しそうです。 花たん:とても難しいです! でも、そっちのほうがやる気が出ますね。例えば「この音は出ないだろう」っていう高音のパートがあっても、それにチャレンジするのが好きなんです。OSTERさんの曲は、特に気合いが入った歌い方になっていると思います。「泡沫の砦」は壮大なイメージで盛り上がる楽曲なので、すぐに一曲目にしたいと思いました。 ――ギターサウンド全開のハイテンションなロックチューン「Live with a ghost mind」も、このアルバムを象徴する1曲です。こちらはホワイトスネイクなどにも参加した世界的ギタリスト、ダグ・アルドリッチ氏が作曲を担当していますね。 花たん:母が世代なので、大興奮でした(笑)。邦楽とは違う、洋楽のロックですよね。「これが歌えるのかな」と不安な部分もありましたが、洋楽っぽく、カッコよく歌えたと思います。田村直美さんの歌詞も、80年代のロックっぽくてカッコいいです! いまっぽい言葉ではないので、歌うときちょっとだけ恥ずかしかったですけど(笑)。 ――シンガーソングライター・天野月さんの提供曲「CRITICAL ERROR」は歌が前面に出ていて、持ち味の伸びやかな高音が印象的でした。 花たん:天野さんの曲を歌わせていただくのは3曲目で、いつも「どんなイメージの曲にしますか」とやりとりしています。それで、今回は「花たんのファンが好きになってくれるような楽曲を作りました」って。天野さんは尊敬する歌手で、私のことをすごく考えてくださるし、期待に応えたいというプレッシャーは大きいですね。聴き手の方も好きと言ってくれるので、いつもうれしく思っています。 ――そしてカバー曲ですが、先ほどもお話に出た「光と影を抱きしめたまま」や、『ドラゴンボールGT』のEDテーマ「Blue Velbet」(工藤静香)など、懐かしいアニメ主題歌も収録されました。 花たん:特にアニメ縛りではなかったんですが、自分がよく観ていたアニメで「この曲はカッコいい!」という4曲を選ぶことになりました。カラオケで歌い慣れていたので、収録も早かったですね。歌手になろうと思っていたわけではないのに、当時から「自分だったらこう歌う!」というこだわりがあって(笑)。自分が好きなオリジナルの細かいクセの部分は取り入れさせていただきつつ、丁寧に歌いました。 ――今回はご自身の書き下ろし曲も2曲収録されています。 花たん:自分で曲を作ってみないかと言われて、最初はソフトを使ってきちんと作ろうと思ったんですけど、結局、鼻歌を収録して「後はお願いします!」になりました(笑)。8曲目の「餓えた野獣」は、私がいますごくハマっている『弱虫ペダル』という漫画に登場する、荒北靖友という大好きなキャラクターをモチーフにしています。その思いだけで作ったので、自分が歌うことをすっかり忘れてしまっていて、キーがすごく低いんです(笑)。 ――キャラ愛が勝ってしまったと(笑)。一方の「アネモネ」は、歌い上げるタイプの壮大なバラードです。 花たん:最初はラプンツェルをモチーフにした恋愛ソングをと考えていたのですが、書き進めるにつれて、病んでいる女の子の曲になってしまいました(笑)。でも、もともと物語のある歌詞や曲が好きなので、これも好きかもって。歌としては、中音域から一気に高音域に進む、自分らしく歌える曲をイメージしました。

「“みんなと同じ曲、同じ歌い方”は嫌なんです」

――どの楽曲にもこだわりがあることが伝わってきます。ニコ動での選曲にも通じますが、歌いやすい曲だったり、わかりやすい人気曲に走らない、というか。 花たん:いまのニコ動では、ランキング上位に上がってくる人気曲を歌う、という人が多いと思います。それが良い悪いということでは全然ないのですが、「この曲が流行ったらみんなこの曲、この歌い方が流行ったらこの歌い方」となってしまうのが、私はちょっと苦手で。そうなると、刹那的な楽しみ方になってしまうんじゃないかなって思うんです。もちろん、いまだけ楽しむのだってアリだし、聴いてくださっている方がどう思っているかはわからないですけど、ほかの人とは違う歌い方をしたい、違うアプローチをしたい、というのは心がけています。 ――本当に好きになった曲を歌ってきた、ということですよね。 花たん:単純に人と合わせるのが苦手なんです(笑)。ニコ動の中でも求められるものは変わっていくし、自分が変えた方がいい部分もあると思うんですけど、そこにとらわれると、もともと好きでやってきたことなのに疲れちゃったり、嫌になってしまったりするんじゃないかなって。その場に合わせてキャラ作りをするのって、すごく面倒ですよね。私はお仕事でも、「この曲はあんまり歌いたくないな」と思うと、つい態度に出ちゃうので、社会人としては扱いづらいだろうなと思います(笑)。自由奔放にやらせてくださっているレーベルや担当さんに感謝ですね。 ――例えば、順調にヒットを重ねてタイアップ曲が増えてくると、より多くの人の意向が入ってくるようになると思いますが、そのときはどうしますか? 花たん:「これは嫌、あれは嫌」なんて言ってちゃいけないな、とは思うんです。あまり態度に出しちゃいけないな…とも思いつつ、それはまだ遠い話というか、売れたら考えればいいやと思っています(笑)。いまはもう少しだけ、自由に活動させてもらえればなって。 ――あらためて、今回のアルバムをどんなふうに聴いてもらいたいですか? 花たん:ロックとメタルをコンセプトに、聴き手の方がどんな楽曲を聴きたいか、ということをすごく考えて作りました。自分のなかで好きな曲を一曲でも見つけて、落ち込んだとき、テンションを上げたいときに聴いていただけたらうれしいです。初めて聴いてくださる方は、「出すの辛くない?」というくらいの高音部分、パワフルに歌った部分にビリビリきていただけたら幸せです! 今後はライブツアーも積極的にやっていきたいですし、投稿するペースは常に遅いのですが、育ててもらった場所でもあるニコニコでの活動はこれからも続けていくので、ニコ厨のみなさんもよろしくお願いします(笑)。 (取材・文=橋川良寛) ■リリース情報 『The Flower of dim world』 発売:2014年9月24日(水) 価格:¥2,916(税込) ※初回生産分のみスリーブケース仕様

フランスでアニメ化熱望!? 青春の“切なさ”と“残酷さ”を描く『聲の形』が海外でも話題

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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『聲の形』第一巻(講談社)

 コミックナタリーが主催する「コミックナタリー大賞」。この賞の2014年度のランクイン作品が発表された。コミックナタリー大賞の特徴は、選者が現役のマンガ編集者という点。2013年7月1日から2014年6月30日の間に発売されたマンガ単行本から選出され、もちろん投票者が担当したものには投票できないようになっている。  では、マンガを日頃読み、仕事としている編集者たちはどのような作品を選んだお伝えしよう! 第1位『聲の形』大今良時 第2位『魔法使いの嫁』ヤマザキコレ 第3位『かくかくしかじか』東村アキコ 同じく第3位に『私がモテてどうすんだ』ぢゅん子 「おたぽる」で続きを読む

江角マキコは女性の性の伝道者だった!TVで「体がオナニーしてしまう」発言

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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「江角マキコ オフィシャルブログ」より
 最近はメディアでもすっかり市民権を得た感のある「女性のオナニー」。女性誌のセックス特集では当たり前のようにオナニーが紹介され、書店には、『ひとりHマニュアル 女の子の気持ちいいオナニー』(データハウス)、『女性のための LOVE GOODS BOOK』(マイウェイ出版)など、女性向けオナニーマニュアル本も並ぶようになった。  女性向けのAVや“エロメン”と称される人気AV男優のヌード写真集、官能小説、TLなど、女性のオナニーの“オカズ”も豊富に流通するようになり、女子会でも「バイブよりローター派かな」などと堂々とオナニー談義が行われている。  だが、10年ちょっと前にはこんな状況は考えられなかった。セックス談義についてはオープンでも、オナニーが公然と語られていることはほとんどなく、その言葉は男性向けエロ本やAV、フェミニストの著作くらいでしか見ることはできなかった。「an・an」(マガジンハウス)だけはセックス特集をはじめた当初からオナニー研究の記事を掲載していたが、それ自体がニュースになるくらい珍しいことだった。「オナニーをする女性はごく一部」というような神話を信じている男性も少なくなかった。  だが、そんな時代に、なんとテレビで、堂々と女性のオナニーの必要性を訴えた有名女優がいる。いま、ママ友騒動で世間を賑わせている江角マキコだ。

江角マキコは女性の性の伝道者だった!TVで「体がオナニーしてしまう」発言

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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「江角マキコ オフィシャルブログ」より
 最近はメディアでもすっかり市民権を得た感のある「女性のオナニー」。女性誌のセックス特集では当たり前のようにオナニーが紹介され、書店には、『ひとりHマニュアル 女の子の気持ちいいオナニー』(データハウス)、『女性のための LOVE GOODS BOOK』(マイウェイ出版)など、女性向けオナニーマニュアル本も並ぶようになった。  女性向けのAVや“エロメン”と称される人気AV男優のヌード写真集、官能小説、TLなど、女性のオナニーの“オカズ”も豊富に流通するようになり、女子会でも「バイブよりローター派かな」などと堂々とオナニー談義が行われている。  だが、10年ちょっと前にはこんな状況は考えられなかった。セックス談義についてはオープンでも、オナニーが公然と語られていることはほとんどなく、その言葉は男性向けエロ本やAV、フェミニストの著作くらいでしか見ることはできなかった。「an・an」(マガジンハウス)だけはセックス特集をはじめた当初からオナニー研究の記事を掲載していたが、それ自体がニュースになるくらい珍しいことだった。「オナニーをする女性はごく一部」というような神話を信じている男性も少なくなかった。  だが、そんな時代に、なんとテレビで、堂々と女性のオナニーの必要性を訴えた有名女優がいる。いま、ママ友騒動で世間を賑わせている江角マキコだ。

ももクロ、モー娘。から、リリスク、ベルハーまで…動員力から考察するアイドル界の現在

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モーニング娘。'14『モーニング娘。'14コンサートツアー春~エヴォリューション~ (Blu-ray)』(アップフロントワークス(ゼティマ))

【リアルサウンドより】  活況が続くグループアイドルシーン。CD不況の今、ライブアイドルにとってワンマンライブでの動員力は人気を示す最も分かりやすい指標となっている。2014年9月現在においてその状況はどうなっているのか。データをまとめ、分析して行こう。 (※表の詳細は<IDOL NEWSING『アイドルライブ動員数表』>を参照のこと)

アリーナクラスに返り咲くモー娘。 武道館級の増加が意味すること

 まず国立&ドーム級(約4~7万人)から。48系、ももいろクローバー、Perfumeなど、トップの動員力を誇るグループがここに位置している。国立競技場は国内最大規模の会場であるため、今後は連続開催日数で動員力を推し量ることができそうだが、あまりそこに意味はないかもしれない。彼女たちは既にこの規模以下のグループとは別のルールでショービズ界を成り上がるゲームを戦っているからだ。それは芸能界や音楽業界で人気を維持、拡大し続けることだったり、海外進出だったり、といった具合に。  続いてアリーナ&武道館級(約6000~2万人)だが、まずBABYMETALに触れておきたい。さいたまスーパーアリーナでの公演を来年1月に控えているが、今年7月からフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本を回るワールドツアーを行い、レディー・ガガのアメリカツアーに帯同したりと、その人気は既に世界規模。動員力表ではここに置くしかないが、実際にはこの枠には収まらない異質な存在といえる。  続いてはモーニング娘。だが、2010年12月以来、約4年ぶりに横浜アリーナで単独コンサートを行うことを発表している。4年ぶりにアリーナクラスに返り咲く、というわけだ。人生を娘。に捧げた道重さゆみというアイドルの卒業公演でもあり、これをブースターとして年末の紅白歌合戦への切符を狙っている。  そしてでんぱ組.inc。来年2月にキャパ1万人の国立代々木競技場第一体育館での2days公演を控えている。48系、ももクロ率いるスタダ系、ハロプロ系、BABYMETALに続いて、勢いのあるグループといえる。  この動員力表で最も注目すべきは、武道館クラスのグループが増加していることだ。Berryz工房、℃-ute、東京女子流、SUPER☆GiRLS、E-Girls、チームしゃちほこ、9nine、ベイビーレイズ、スマイレージと、数年前に比べて実に数多くのグループが武道館規模の人気を獲得している。これはつまりAKBだけ、ももクロだけの"専オタ"だけでなく、アイドルの多様性が世間的にも認められ、「アイドル」というジャンル自体のファンが増加したことを証明している。このことはのちほど詳しく説明する。

リリスク、ベルハー、ゆるめるモ!…リキッドルーム級の増加はインディーズアイドル希望の象徴

 Zepp&青年館級(約1200~2700人)では、日本人ガールズグループとして史上最速となる「メジャーデビュー後4カ月半」でZeppツアーを発表した、東京パフォーマンスドールに要注目だ。異例の出世スピードだが、一度ステージを観れば誰もがその理由に納得できるはず。以前当連載でもその魅力を詳述した(参照:初代から受け継ぐ、東京パフォーマンスドールの先進性とは? 楽曲とライブから読み解く)。  その他、中野サンプラザ(約2300人)のアップアップガールズ(仮)、TSUTAYA O-EAST(約1300人)のEspeciaも、早いスピードで規模を拡大させている。  そして、武道館に続いて注目すべき会場は、恵比寿・LIQUIDROOM(約900人)。ゆるめるモ!、バニラビーンズ、BELLRING少女ハート、lyrical schoolなど、バニラビーンズを除けば、ほとんどが大手ではない事務所に所属しているグループだ。これは芸能界的な力や資本力に頼らなくとも約1000人の規模には到達できる、ということを意味している。地下アイドル、インディーズアイドルの可能性と希望を象徴する事象だ。

BiS横アリ成功は"アイドルファン"の増加を証明している

 最後にBiSについて。7月に横浜アリーナでラストライブを開催し、約8000人を動員、解散した。事前には、普段の集客力(例えば13年10月の両国国技館でのワンマンは関係者を入れて約4000人とされている)を考えると成功は難しいという下馬評が多数だったが、実際には大成功。これには、先に述べた「アイドル」というジャンル自体のファンが増加したことが影響したのではないかと、筆者は推測している。BiSは元々、アイドルカルチャーをメタ的な視点で捉えた展開を行うことを活動の肝としていた。「解散」すらメタ化して集客の材料とし、「アイドル」というジャンルに揺さぶりを掛けるような、"アイドルファン"の琴線に触れるような展開を数多く行って来た。結果「アイドルファンなら観ておかなければならない」という意識を強く喚起し、解散ライブという演出も加わり、アイドルファン全体の"お祭り"のようなイベントにまで昇華できたのではないだろうか。8月に開催された国内最大規模のアイドルフェスである『TOKYO IDOL FESTIVAL 2014』の動員数は2日間でのべ4万1282人だったと発表されている。この数字も「アイドルファン」の増加を証明している。  このように2014年の上半期はアイドルファンの増加と、アイドルというジャンル、カルチャーの世間への定着がさらに進んだ期間だったといえるだろう。今後もこの傾向はより強まって行くに違いない。 ■岡島紳士(おかじま・しんし)(@ok_jm) 1980年生まれ。アイドル専門ライター。著書、共著に『グループアイドル進化論』、『AKB48最強考察』、『アイドル10年史』『アイドル楽曲ディスクガイド』など。埼玉県主催「メディア/アイドルミュージアム」のアドバイザーと、会期中に行われた全9回の番組&イベントMCを担当。DVDマガジン『IDOL NEWSING vol.1』を手掛けている。 オフィシャルサイト

ももクロ、モー娘。から、リリスク、ベルハーまで…動員力から考察するアイドル界の現在

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モーニング娘。'14『モーニング娘。'14コンサートツアー春~エヴォリューション~ (Blu-ray)』(アップフロントワークス(ゼティマ))

【リアルサウンドより】  活況が続くグループアイドルシーン。CD不況の今、ライブアイドルにとってワンマンライブでの動員力は人気を示す最も分かりやすい指標となっている。2014年9月現在においてその状況はどうなっているのか。データをまとめ、分析して行こう。 (※表の詳細は<IDOL NEWSING『アイドルライブ動員数表』>を参照のこと)

アリーナクラスに返り咲くモー娘。 武道館級の増加が意味すること

 まず国立&ドーム級(約4~7万人)から。48系、ももいろクローバー、Perfumeなど、トップの動員力を誇るグループがここに位置している。国立競技場は国内最大規模の会場であるため、今後は連続開催日数で動員力を推し量ることができそうだが、あまりそこに意味はないかもしれない。彼女たちは既にこの規模以下のグループとは別のルールでショービズ界を成り上がるゲームを戦っているからだ。それは芸能界や音楽業界で人気を維持、拡大し続けることだったり、海外進出だったり、といった具合に。  続いてアリーナ&武道館級(約6000~2万人)だが、まずBABYMETALに触れておきたい。さいたまスーパーアリーナでの公演を来年1月に控えているが、今年7月からフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本を回るワールドツアーを行い、レディー・ガガのアメリカツアーに帯同したりと、その人気は既に世界規模。動員力表ではここに置くしかないが、実際にはこの枠には収まらない異質な存在といえる。  続いてはモーニング娘。だが、2010年12月以来、約4年ぶりに横浜アリーナで単独コンサートを行うことを発表している。4年ぶりにアリーナクラスに返り咲く、というわけだ。人生を娘。に捧げた道重さゆみというアイドルの卒業公演でもあり、これをブースターとして年末の紅白歌合戦への切符を狙っている。  そしてでんぱ組.inc。来年2月にキャパ1万人の国立代々木競技場第一体育館での2days公演を控えている。48系、ももクロ率いるスタダ系、ハロプロ系、BABYMETALに続いて、勢いのあるグループといえる。  この動員力表で最も注目すべきは、武道館クラスのグループが増加していることだ。Berryz工房、℃-ute、東京女子流、SUPER☆GiRLS、E-Girls、チームしゃちほこ、9nine、ベイビーレイズ、スマイレージと、数年前に比べて実に数多くのグループが武道館規模の人気を獲得している。これはつまりAKBだけ、ももクロだけの"専オタ"だけでなく、アイドルの多様性が世間的にも認められ、「アイドル」というジャンル自体のファンが増加したことを証明している。このことはのちほど詳しく説明する。

リリスク、ベルハー、ゆるめるモ!…リキッドルーム級の増加はインディーズアイドル希望の象徴

 Zepp&青年館級(約1200~2700人)では、日本人ガールズグループとして史上最速となる「メジャーデビュー後4カ月半」でZeppツアーを発表した、東京パフォーマンスドールに要注目だ。異例の出世スピードだが、一度ステージを観れば誰もがその理由に納得できるはず。以前当連載でもその魅力を詳述した(参照:初代から受け継ぐ、東京パフォーマンスドールの先進性とは? 楽曲とライブから読み解く)。  その他、中野サンプラザ(約2300人)のアップアップガールズ(仮)、TSUTAYA O-EAST(約1300人)のEspeciaも、早いスピードで規模を拡大させている。  そして、武道館に続いて注目すべき会場は、恵比寿・LIQUIDROOM(約900人)。ゆるめるモ!、バニラビーンズ、BELLRING少女ハート、lyrical schoolなど、バニラビーンズを除けば、ほとんどが大手ではない事務所に所属しているグループだ。これは芸能界的な力や資本力に頼らなくとも約1000人の規模には到達できる、ということを意味している。地下アイドル、インディーズアイドルの可能性と希望を象徴する事象だ。

BiS横アリ成功は"アイドルファン"の増加を証明している

 最後にBiSについて。7月に横浜アリーナでラストライブを開催し、約8000人を動員、解散した。事前には、普段の集客力(例えば13年10月の両国国技館でのワンマンは関係者を入れて約4000人とされている)を考えると成功は難しいという下馬評が多数だったが、実際には大成功。これには、先に述べた「アイドル」というジャンル自体のファンが増加したことが影響したのではないかと、筆者は推測している。BiSは元々、アイドルカルチャーをメタ的な視点で捉えた展開を行うことを活動の肝としていた。「解散」すらメタ化して集客の材料とし、「アイドル」というジャンルに揺さぶりを掛けるような、"アイドルファン"の琴線に触れるような展開を数多く行って来た。結果「アイドルファンなら観ておかなければならない」という意識を強く喚起し、解散ライブという演出も加わり、アイドルファン全体の"お祭り"のようなイベントにまで昇華できたのではないだろうか。8月に開催された国内最大規模のアイドルフェスである『TOKYO IDOL FESTIVAL 2014』の動員数は2日間でのべ4万1282人だったと発表されている。この数字も「アイドルファン」の増加を証明している。  このように2014年の上半期はアイドルファンの増加と、アイドルというジャンル、カルチャーの世間への定着がさらに進んだ期間だったといえるだろう。今後もこの傾向はより強まって行くに違いない。 ■岡島紳士(おかじま・しんし)(@ok_jm) 1980年生まれ。アイドル専門ライター。著書、共著に『グループアイドル進化論』、『AKB48最強考察』、『アイドル10年史』『アイドル楽曲ディスクガイド』など。埼玉県主催「メディア/アイドルミュージアム」のアドバイザーと、会期中に行われた全9回の番組&イベントMCを担当。DVDマガジン『IDOL NEWSING vol.1』を手掛けている。 オフィシャルサイト