tofubeatsがメジャーで挑戦しようとすること「パーソナルな部分を突き詰めた先に全体がある」

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【リアルサウンドより】  新世代のトラックメイカーとして活躍の場を広げるtofubeats。2012年のシングル『水星 feat.オノマトペ大臣』はジャンルの垣根を越えて多くのリスナーに愛され、その結果、個人作品であるにもかかわらずiTunes Storeシングル総合チャートで1位を獲得した。その翌年には森高千里、の子(神聖かまってちゃん)とコラボレーションしたミニアルバム『Don't Stop the Music』でワーナーミュージック・ジャパン傘下のunBORDEよりメジャーデビューし、『ディスコの神様 feat. 藤井隆』では藤井隆とのコラボを披露。さらにYUKIももいろクローバーZなどのリミックスや、9nine・lyrical schoolへの楽曲提供など、日本のポップシーンにおけるキーパーソンの一人となりつつある。  そしてtofubeatsは今回、10月2日(トーフの日)に1stフルアルバム『First Album』をリリースした。PES(RIP SLYME)やBONNIE PINKをはじめとする豪華ゲスト陣を迎えた今作は、楽曲構成についてはインディーズ時代のままに、ビートはより強固に、ウワモノはよりポップに仕上がっている。今回、リアルサウンドではtofubeatsへ前後編に渡るインタビューを実施。前編では『First Album』制作の舞台裏や、今作での新たな挑戦について話を訊いた。

「Sound Cloudの音源と聴き比べて、メジャー感が出てるなーと(笑)」

――『First Album』は、ゲストボーカルを迎えた歌モノとトラックオンリーの楽曲とのバランスにおいて、インディーズ時代のフルアルバム『lost decade』に近い面もありつつ、ゲストボーカルの人選や音の迫力によって、さらにポップなものに仕上がっていますね。 tofubeats:メジャーに行った分、シングルが豪華になるので、それに対してバランスを取るための曲を作っているという手法は以前と変わりません。ただ、自分でマスタリングしていた『lost decade』とは違って、今回はマスタリングを他人に任せているので、自分でアップロードしたSound Cloudの音源と聴き比べて「メジャー感が出てるなー」と思います(笑)。ちなみに配信シングル「Come On Honey! feat. 新井ひとみ(東京女子流)」のマスタリングは自分で、基本的にパッケージにならない細かい仕事…Webで上がっているものはだいたい自分で完結させてます。 ――2曲目「#eyezonyou」では、tofubeats流の自己紹介ラップを披露されています。 tofubeats:これは、アルバム頭の曲でレペゼンするというヒップホップに対するパロディでもあり、「僕がヒップホップを本気でやってたらこうなった」という曲です。頭にこの曲を持ってきたのは、コラボアルバムと思われないためにも良いかなと思って。 ――なるほど。コラボ主体のアルバムに見せないように攻めのトラックを作りつつも、EP2枚(『Don't Stop The Music』『ディスコの神様』)の、森高千里さん、藤井隆さん、の子(神聖かまってちゃん)さんに加え、アルバムではlyrical school さん、PES(RIP SLYME)さん、LIZさん、新井ひとみ(東京女子流)さん、BONNIE PINKさんといった豪華なゲストボーカルを揃えましたね。 tofubeats:lyrical schoolに関しては、彼女たちの楽曲制作を手掛けている縁もありますし、どちらかというとお世話になっている部分が多くて。だから少しだけでも参加してもらいたかったんです。「poolside feat. PES(RIP SLYME)」は、杏里さんの「プライベートSold out」をサンプリングした状態で2年前からあったんですが、絶対日の目を見ないだろうと思ってました。でも、ワーナーの担当者が「これ、PESさんを呼んで作り直すのはどうか?」と提案してくれ、その結果、杏里さん側のクリアランスも取れ、参加していただくことになりました。  新井ひとみ(東京女子流)さんは、過去にdancinthruthenights名義の『マジ勉NOW! feat.新井ひとみ』でご一緒していて。もう一回この面子を揃えたらMVは自分の範疇で撮れると思ったのと、前回はavexさんからお話を頂いたので今度はこっち側仕切りでもう一回やりたいと思ってオファーしました。LIZは『BBC Radio 1Xtra - Diplo and Friends』もそうですけど、Mad Decentとある程度繋がったところで「tofubeatsと一緒にやってもいいよ」と言ってくれるアーティストが何人かいて。その中から今回はLIZと組むことになりました。今後もMad Decent周りのアーティストとは何かできればと思ってますね。 ――「衣替え feat. BONNIE PINK」は、同曲のtofubeatsさんが歌唱したバージョンが先に『ディスコの神様』のカップリングに収録されていました。なぜこのタイミングでBONNIE PINKさん歌唱バージョンに変わったのでしょうか。 tofubeats:実は、この曲って最初からBONNIE PINKさんに歌っていただきたくて作った曲なんです。本来、『ディスコの神様』には「衣替え」ではない、とある曲のカバーが入る予定だったんですけど、申請の問題がギリギリまで行ってしまって。最終的にマスタリングの少し前に「入れることが不可能だ」という判断になり、先に出来ていた「衣替え」のデモバージョンを入れることになったんです。そして今回、アルバムのタイミングでオファーしたところ、快諾していただいて。BONNIE PINKさんはワーナーミュージックに所属しているアーティストの中で正直一番好きなミュージシャンなので、コラボレーション出来て嬉しかったですね。 ――「CAND¥¥¥LAND feat. LIZ」では、Mad Decentの看板娘であるLIZを迎えたことも衝撃ですが、そんな彼女にパラパラを歌わせていて驚きました。この曲については「パラパラを作る方法をやっと習得」したということで。 tofubeats:仕事でEDMっぽい楽曲を作ることがなくて、このトラックを作れるようになるまで苦労しました。EDMに興味がないから、そういう音色とかを集めてなくて…。やつい(いちろう)さんに提供した「そりゃそうよ」というおもしろEDMみたいなのがあるんですが、あれをやるためだけにMassive(ベースやリードなどに向いた分厚いサウンドのソフトシンセ)を初めて買って「バカみたいな音ばっか出んなー」と思ってました。そんなこんなで素材が集まって、レイヤーの感じがわかるようになってきて、初めて人前に出せるパラパラができたなと。パラパラとトリルが合うってアイデアはずっとあったので、着想から2年間、誰かがやるんじゃないかって気が気じゃなかったです。

「人が増えれば増えるほど、“tofubeats”を制御するのが難しくなってくる」

――アルバム最後のトラックである「20140803」は、Sonud Cloudに上がっていたデモバージョンに歌詞を加え、フェードアウトする形になっています。 tofubeats:この曲は、アルバムが制作終盤でどうしようもないけど「とりあえずサンプリングで曲作るか」って息抜きにデモを作ったら上手くいったもので…その後、打ち込みし直して収録しました。あとは、『lost decade』の最後に入っている「LOST DECADE Feat. 南波志帆」みたいな、嬉しい曲に悲しいことを合わせることが美しいと思っていて。あの曲は杏里さんの「愛は誰のものでもなく」っていうシャッフルビートの失恋ソングが元ネタなんですけど、曲調は悲しく聴こえなくて、リプライズ、カーテンコール的な作りが好きで。「衣替え feat. BONNIE PINK」でアルバムを終わるなんてことは絶対したくなかったし、「ありがとうございましたー!」ってみんなで言う時間が欲しくて、アウトロは徐々にフェードアウトしていく形になった。 ――最後のワンフレーズである「君が好きな音楽で/てゆか毎日 音楽で」は、雑誌『WIRED』のコラムにある「日々を良くするために音楽をやろう」と連動しているように感じさせられました。 tofubeats:実は、それに加えてアルバムの最後には、僕が書いた手書き風のメッセージが入っているんです。そのメッセージは「we have to make it better day by day looks make music」っていう一文で締めていて、「20140803」や『WIRED』の原稿と関連付けるようにしてあるんです。 ――さらに奥があったんですね。 tofubeats:そう。だからCDを買って、ブックレットを読んで、最後の1ページを見ると、そこを補完できるんです。 ――フィジカルで最後を補完できるというのは、面白いですね。 tofubeats:この文章が先にある形で、『WIRED』の原稿があって…我ながらキレイだなーって思いますね(笑)。でもCDにブックレットを入れるというのは、宇多田ヒカルさんの『First Love』のオマージュなんです。このアルバムの『パーソナルな部分を突き詰めたものが日本で一番売れた』というのは、自分がパーソナルなことを目指してやるうえで、ずっと希望になっている。“みんなに向けて曲を書かなくていいんだ”っていう回答に思えて。一点に向かっていった先には全体があるというか、精神は細部に宿るという感じですかね。 ――宇多田さん以外にもいくつか影響を受けたアーティストを挙げるとすれば誰なんでしょうか。 tofubeats:他には、杏里さんとか、角松敏生さんとか…。でも、ブックオフで売ってるアルバムで一番オススメを教えてと言われたら宇多田ヒカルさんの『First Love』か中澤真由さんの『STEP INTO MY HEART』を選びますね。中澤さんのこの作品は本当に名盤だと思っていて、良い意味でうだつの上がらないポップス~R&Bの、決して100点満点のアルバムだとは思わないんですけど、逆に隙があるところ含めて100点なんですよね。ただ、これを各所でオススメするもんだから、amazonでの価格が徐々に上がってて(笑)。 ――ほかにも、『WIRED』の記事には、メジャーアーティスト故のメリットとデメリットも書いてありました。 tofubeats:得しているなって思うのは、今、まさにプロモーション段階ですね。自分で金銭的なリスクを背負わないし、在庫を抱えなくていい。あとはフルストリーミング試聴だったり、ゲストボーカルの提案や実現に向けての動きなどを見てると、メジャーなのに自由にやらせてもらってるなって思います。それに対して、損という部分では、人が増えれば増えるほど、作品…つまり“tofubeats”を制御するのが難しくなってくる。でも、一番はタイムラグに尽きると思います。慌ただしくしていると「すぐリリースされた」って思うんですけど、「20140809 with lyrical school」や「20140803」みたいに、日付を曲名に入れとくのってそういう理由があって。8月に作った曲が10月に出るって、メジャーのなかでは詰めて頂いている方なんですけど、それでもやっぱりなんかちょっと遠いと思うこともあったりしますね。 ――Sound Cloudにアップして、リスナーの反応を見ながら洗練させていけるインディーズ時代と比べてしまうんですね。 tofubeats:まあ、その期間がないとMVが撮影できないというのもわかっていますし、大きいコラボとかプロジェクトを動かせるのに対し、個人として動ける範囲が以前より限られてくるのもきちんと理解しています。以前がCDを作って納品するところまでやっていたので、操作し過ぎてただけなのかもしれないですが(笑)。

「今は色んな童貞を捨ててる時期なんです」

――今作の「おしえて検索 feat. の子(神聖かまってちゃん)」でもコラボされているの子さん(神聖かまってちゃん)に先日インタビューをした際、「(tofubeatsくんからの)影響は大きいですよ、DTM始めたのもそうですし、『俺は負けてんな』って」とtofubeatsさんについて発言していました。(参照:神聖かまってちゃん・の子が音楽を作り続ける理由「すごく負けず嫌いで、飢餓感もかなりある」) tofubeats:あ、見ました。頻繁に名前が出ていてビックリしました。 ――お二人はインターネットを駆使して自分の音楽を届けるところからメジャーのフィールドまで上がってきましたが、世代もやり方も違いますよね。逆にtofubeatsさんから見たの子さんはどう映るのでしょう? tofubeats:これに関しては、の子さんが僕に言った言葉がすごく印象的で。「もう5年間始めるのが遅かったらDTMから入ってた」って。インターネットに出会ったのは同時期だと思うんですけど、最初にギターを持ってしまったが故の違いというか。僕は最初にベースを持ったんですけど、すぐ捨てたんで(笑)。だから僕もDTMを選択しなければ、の子さんのようになっていたかもしれません。先日の『YANO MUSIC FESTIVAL 2014』で人生初のバンド演奏を行ったくらいですから。 ――バンド演奏を体感された感想、是非お伺いしたいです。 tofubeats:それまでは人とアンサンブルすることなんてなかったんですけど、最高でしたね。「バンドっていいな」って思いました。全員がトップクラスのアーティストだし、打ち込みも鳴らしてくれて同期もバッチリだったし、バンドマスターが矢野(博康)さんだし、僕はもうカラオケするだけでしたから(笑)。 ――そんな中、今回の作品では「20140803」でtofubeatsさん自身がギターを弾いています。 tofubeats:買って半年経って初めて使いましたね。下の3弦・2小節だけですけど、弾いてみて「ウワァー! これが楽器か!」って高揚感がありました。あとは『YANO MUSIC FESTIVAL 2014』で「LOST DECADE Feat. 南波志帆」をEWI(ウインドシンセサイザー・電気笛)で演奏したり、初めて人前で生歌を5小節だけ歌ったりと、今は色んな童貞を捨ててる時期なんです(笑)。 ――これは今後の音源にも大きく影響してきそうですね。 tofubeats:今回のアルバムでも、「poolside feat. PES(RIP SLYME)」のイントロでは僕がEWIを吹いていますし、の子さんの打ち込みと同じく、そこまでガッツリやるわけではないですが出番は増えるかもしれませんね。今は長いスパンで習得できていけばいいと思っていて、ずっと「Just the Two of Us」を練習してます。 (後編へ続く) (取材・文=中村拓海)
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tofubeats『First Album(通常盤)』(WARNER MUSIC JAPAN)

■リリース情報 『First Album』 発売日:10 月2日(木)トーフの日 初回盤:¥2,400(抜)(2CD/オリジナル・アルバム+インスト・トラック盤) 通常盤:3,000(抜)(1CD/アルバムのみ) 【『First Album』全曲フル試聴サイト】 【First Album特設サイト】 【収録曲】 Disc1 M1 20140809 with lyrical school M2 #eyezonu M3 poolside feat. PES(RIP SLYME) M4 Come On Honey! feat. 新井ひとみ(東京女子流) & okadada M5 ディスコの神様 feat. 藤井隆 M6 おしえて検索 feat. の子(神聖かまってちゃん) M7 CAND\LAND feat. LIZ M8 朝が来るまで終わる事の無いダンスを(Album version) M9 Populuxe M10 zero to eight M11 framed moments M12 content ID M13 Her Favorite feat. okadada M14 Don’t Stop The Music feat. 森高千里(Album Version) M15 way to yamate M16 衣替え feat. BONNIE PINK M17 ひとり M18 20140803
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tofubeats『First Album(初回限定盤)』(WARNER MUSIC JAPAN)

disc2(Instrumental disc) M1 #eyezonu (Instrumental) M2 poolside feat. PES(RIP SLYME) (Instrumental) M3 Come On Honey! Feat. 新井ひとみ(東京女子流) & okadada (Instrumental) M4 ディスコの神様 feat. 藤井隆 (Instrumental) M5 おしえて検索 feat. の子(神聖かまってちゃん) (Instrumental) M6 CAND\LAND feat. LIZ (Instrumental) M7 朝が来るまで終わる事の無いダンスを(Album version) (Instrumental) M8 Her Favorite feat. okadada (Instrumental) M9 Don’t Stop The Music feat. 森高千里(Album Version) (Instrumental) M10 way to yamate (Instrumental) M11 衣替え feat. BONNIE PINK (Instrumental) M12 ひとり (Instrumental) M13 20140803 (Instrumental) ■配信情報 配信限定シングルtofubeats 「Come On Honey! feat. 新井ひとみ(東京女子流)」絶賛配信中 <iTunes Store> 公式ウェブサイト

『STAND BY ME ドラえもん』まさかの大ヒット! その人気の秘密をオタ的目線で分析

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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STAND BY ME ドラえもん公式サイトより。
 現在テレビアニメ35周年キャンペーン中の国民的マンガ&アニメ作品『ドラえもん』。日本人なら誰もが一度は見たことがあるこのアニメを、原作者である藤子・F・不二雄先生の生誕80周年を記念してフル3DCG映画として製作されたものが、山崎貴・八木竜一監督による『STAND BY ME ドラえもん』です。  製作が発表された時点では、アニメファンのみならず一般層からも「CGでドラえもん映画?」「トヨタのCMの続きっぽいよね」的ネガティブ意見が多かったものの、フタを開けるとこの夏の映画の興行収入をダントツで更新。  9月29日発表の興行通信社のランキングによれば、全国動員集計は公開8週目にしていまだ3位。9月17日の「日刊スポーツ電子版」によれば興行収入70億2415万8300円、動員529万3090人を記録したと報じています。(外部参照) また本作を見て感動して観客が感極まって泣いてしまう“ドラ泣き”なる現象も大流行している模様。  従来のアニメ映画の枠にあてはまらない、もはや異常と言っていいくらいのヒットを記録している本作ですが、いったい何がここまで人々の心を惹きつけているのでしょうか? 本稿では、その人気の秘密をオタク的見地から検証解析してみようと思います。 「おたぽる」で続きを読む

仲間由紀恵の相手も! 大手芸能プロが仕掛けるタレントの結婚“妨害”工作

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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プロダクション尾木公式サイト「仲間由紀恵 プロフィール」より
 NHKの朝ドラ『花子とアン』の白蓮役で大好評を博した仲間由紀恵の結婚が発表された。お相手は14歳年上の俳優・田中哲司。6年越しの恋を実らせたということだったが、この間、交際はけっして順調ではなかった。  すでに、いくつかのメディアが報道しているが、仲間の所属プロダクションから猛反対にあい、さまざまな妨害をされていたというのだ。  2人の交際は2009年11月に「日刊スポーツ」のスクープで発覚するのだが、ちょうどその時、2人はテレビ朝日のドラマ『アンタッチャブル~事件記者・鳴海遼子~』で共演をしていた。ところが、「日刊スポーツ」のスクープ記事の2日後の放送で突如、週刊誌編集長役だった田中が怪死するという展開になったのである。これが仲間との交際に反対した所属事務所の嫌がらせではないか、といわれているのだ。

テンテンコに姫乃たまが訊く(前編) 北海道生まれの音楽好き少女がBiSに加入するまで

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左・テンテンコ、右・姫乃たま。テンテンコの公式ブログはこちら。

【リアルサウンドより】  突然降り始めた窓の外の雨を眺めていたら、編集者のケータイにテンテンコさんから電話が入った。この雨の中、道に迷ったという。ケータイから漏れる彼女の声は、いつかライブで聞いた嫌味のないアニメにでてくる女の子のような声だった。しばらくして、ふらふらと部屋に入ってきた彼女は、舞台で見るよりもずいぶん小さかった。私は改めて彼女を見ながら、あの感じを思い出した。  BiSの解散ライブで一番衝撃を受けたのは、「テンテンコは、事務所に所属せず、フリーランスで活動していく」と発表された時だったと思う。しかもすでに決定している直近のイベントには“DJテンテンコ”として出演するという。フリーランス? DJ? 私は彼女がひとりで険しい道を歩もうとしていることが不思議でならなかった。しかし同時に、それを実現することが可能な人だと感じたことを、不思議と全く雨に濡れていない彼女を見て思い出したのだ。  自分がどうしてフリーランスの地下アイドルになってしまったのかわからない私は、どうして彼女がフリーランスの道を選択したのか知りたかった。ひとりの少女が、テンテンコになるまで、何があったのだろう。

「中学生からライジングサンに行って、色々知りました」

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当日はリアルサウンド編集部にてインタビューが行われた。

——生まれの北海道はどんなところですか。 テンテンコ:北海道の中でもずっと田舎に住んでいました。お父さんの仕事の関係で二、三年置きに海のある街を転々としてたんです。お父さんは音楽が好きな人で、車の中ではよく細野晴臣が流れていました。家の周りはなにもなくて、海と、あとセイコーマート……って知ってますか? 北海道のコンビニがあって、遊びに行く場所はそこだけでした。海っていっても海水浴とかできる海じゃないから、ずっと海沿いでアリの巣を眺めてました。みんな、よく見ると思うんですけど、アリの巣。 ——アリの巣を眺める……おとなしい子どもだったのでしょうか。 テンテンコ:どっちだろう。友達の前とかだとわがままな自分を隠してて、大人しかったかもしれません。ひとりでいるのが好きで、ひとりになれる方法をいつも考えていました。海にもひとりで行ってました。幼稚園には年長で初めてちゃんと通い始めたんです。それまでは遠くて通えなかったので。当然、周りとは全然仲良くできなくて、毎朝行きたくなくて泣いていました。家には虫の図鑑とかがいっぱいあったから、本はよく読んでたと思います。姉の影響で初めてCDを買ったのは小学一年生くらいの頃です。細長いSPEEDの「white love」でした(8センチシングル)。 ——どんな小学生になりましたか。 テンテンコ:小学校六年生で中学受験のために、札幌に家をうつしてから生活が変わりました。海でアリを見たり、チャリで山に行ってた生活が、プリクラもゲーセンもカラオケもある生活になったんですよ。びっくりですよ。隣のクラスなんか流行りの学級崩壊になってるし、なんかもうすごい! って感じでした。 ——中学受験はテンテンコさんの希望なんですか。 テンテンコ:いえ、両親が転校続きで友達ができなかった私でも、中高一貫校なら大丈夫だろうって。女子高だったんですけど、仲の良い子が四人くらいできました。いま好きなもの全てできたのが、この六年間でしたね。そういえば世代的にモーニング娘。が流行ってましたけど、アイドルにはあまり興味なかったです。 ——趣味が合う友達と四人も出会えるなんて貴重ですね。 テンテンコ:ライブハウスにも行くようになりました。最初は中学一年か二年の時に見たスパルタローカルズのライブです。北海道にはライジングサン(野外ロックフェス)があるので、中学生から行くようになって、色々知るようになりました。ゆらゆら帝国とか、フジファブリックとか。その後バンドの音楽はあまり聞かなくなっちゃうんですけど。 ——ご両親は心配されなかったですか。 テンテンコ:心配はしてましたけど、両親も音楽好きなので理解があったんです。北海道にいた頃は、よくPENNY LANEっていうライブハウスに行ってました。あとはBESSIE HALL。ここはBiSに加入してからライブに行ったんですよ。 ——おお、それは感慨深い。バンドの音楽を聞かなくなったあとは何に傾倒していったんですか。 テンテンコ:高校生で、札幌にある「ウィアード・メドル・レコード」っていう、変なCDとかレコードばっかり売ってるレコード屋に通うようになって、そこでしかCD買わなくなるくらいどっぷりハマりました。そこで私の音楽の趣味は厳選されたんです。元々、Bruce Haack の音源が買えるお店を探してて見つけたんですけど、実際にレジで「Bruce Haackあります」って言われた時に感動しちゃって。他にもThe Residentsとか教えてもらって、いまでも大好きです。自分だと英語が読めないけど、海外の音源も取り寄せてくれるのでよくお願いしてました。

「いつか東京で暮らすんだろうなって勝手に思ってました」

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「久しぶりに同年代の女の子と話した!」という姫乃たま。

——店員さんも熱心な女の子が来て、嬉しかったでしょうね。当時は自分自身で音楽をやろうと思わなかったんですか。 テンテンコ:本当にただの遊びなんですけど、高校の友達と作ったカセットテープを、お店に置いてもらっていました。ラジカセを二台使って、鍵盤ハーモニカとかの音を録って流して、もう一台にその音と歌を録音して……。 ——いまその音源が出てきたら、ファン同士で戦争が起こりそうですね。東京で暮らし始めたのはいつ頃ですか。 テンテンコ:大学進学をきっかけに上京して一人暮らしを始めました。東京へは以前から夏休みとかに遊びに来てて、憧れというよりは、いつかここで暮らすんだろうなって勝手に思ってました。田舎にいても何もないんですよ。バンドだってツアーで来るか来ないかで。でも東京ならしょっちゅうやってるし、このままじゃいけないと思って東京に来ました。 ——では、東京での大学生活は華やかに遊び倒して……。 テンテンコ:いや、東京に来てからはぐうたらしてました。根がぐうたらなんです。大学でも友達全くできなかったですし。相変わらずライブには行ってましたけど、いま思い返してもひどい生活でした(笑)。大学の人とは趣味が合わないっていうか、みんな同じように見えちゃって。ライブも結局ひとりか、一年遅れで上京してきた中高の同級生と行ってました。 ——BiSに加入するまでは活動されていないんですか? テンテンコ:ちょっとだけバンドのボーカルをやってました。大学四年生になっても何もやってなくて、当時よく通ってた桜台にあるpoolって変なライブハウスにいつも通りライブを見に行ったんです。そこでドラムを叩いてた人から、「バンドのボーカルが辞めちゃうんだけど次のライブ決まっちゃってるから、君、歌わない?」って誘われて。私も暇だったし、まあいっかって、向こうも私の歌とか一切聞かないまま加入しました。 ——えっ!それでデビュー? テンテンコ:はい。一ヶ月後くらいにみんなで車に乗って、名古屋まで遠征してデビューしました。バンドはポップにちょっとノイズを足した感じで、ごちゃごちゃした演奏に私の声を乗せたギャップのある感じでしたよ。 ——バンドはBiSに加入するために辞めたんでしょうか。 テンテンコ:特に理由はなく、私が大学を卒業する頃くらいに休止することになったんです。就職とかなんも決めてなかったので、やばいと思ってバイトでもすることにしました。どうせなら人目につくところにしようと思って、秋葉原のディアステージで働き始めたんです。二月から働き始めて、三月にツイッターでBiSのオーディションの話を見て、面白そうだから受けたら受かりました。だから私、ディアステージも二ヶ月しか働いてないんですよね。ぐうたら……。 ——受けたら受かったBiSで“テンテンコ”になるんですね。テンテンコさんってもしかして、転校続きだったからテンテンコなんですか? テンテンコ:えっ、違います。キョンシーの映画(『幽玄道士』)に出てくるヒロインのテンテンが可愛くて憧れてたからです。  テンテンに憧れていたぐうたら女子大生がみんなの憧れになるのは、このすぐあとの話です。 ■姫乃たま 1993年2月12日下北沢生まれの地下アイドル。2009年より都内でのライブ活動を中心に地下アイドル活動を開始、2011年よりライターとしても活動している。他に司会やDJ、イベンターなど活動は多岐にわたる。 [twitter] [地下アイドル姫乃たまの恥ずかしいブログ] [姫乃たまのあしたまにゃーな] (写真=金子山)

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楳図かずお映画監督デビュー! 母との深い関係を描いた映画『マザー』を通して創作の秘密を語る

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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(撮影/髙橋明宏)
 恐怖漫画界の巨匠・楳図かずおが映画監督デビューをした。デビュー作『マザー』は、楳図監督自身を主人公に、母との関係性を描いたホラー映画。楳図かずお漫画のおどろおどろしい世界を、楳図本人が映画でどう表現するのかと思ったら、強烈な恐怖の世界をエンタテインメントとして成立させ、怖いけれど楽しい仕上がりになっている。その監督デビュー作『マザー』の裏話を、楳図かずお監督に語ってもらった。 ――楳図監督の映画監督デビュー作、拝見させていただきました。怖いのですが、同時にとても楽しい作品でした。映画を監督することになったのはどういった経緯があったのでしょうか? 楳図かずお監督(以下、楳図)怖いけど楽しいと言ってもらえるのが一番ありがたいので、うれしいです! 映画監督の話は前からいただいていたのですが、これまでは実現には至らなかったのです。今回は旧知のプロデューサーから依頼があって、わりと急な話だったのですが、自分自身は心の準備ができていたので、焦ることなく映画監督の仕事に向き合うことができました。 「おたぽる」で続きを読む

大物芸能人との熱愛でグラビアアイドルが引退に追い込まれるのはなぜか

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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Hey! Say! JUMPの高木雄也に熱愛が発覚&破局、お相手のグラドルは芸能界引退……なぜ?
 芸能人の熱愛や不倫報道の中で、男性が大物タレント、女性が無名のグラビアアイドルというのは、昔からよくあるパターン。ところが、最近、そのパターンのスキャンダルにちょっとした異変が起きている。報道のされ方が変わったわけではない。報道後、女性のほうが芸能界を引退するケースが相次いでいるのだ。 「フライデー」(講談社)10月3日号が報じたHey! Say! JUMP高木雄也とグラビアアイドル原愛実の熱愛もそうだった。高木と原は既に1年ほどの付き合いで、合鍵を渡す関係であり、一緒に事務所の車で高木のマンションにまで送迎するなど事務所もその関係を認識していた。  しかし熱愛報道が出るやいなや、高木と原は破局を余儀なくされたばかりか、グラドルだった原は芸能界を引退してしまった。 「原は『フライデー』発売の前日、突然ブログを閉鎖し、芸能界も引退してしまった。事務所はマスコミに対し、『そもそも熱愛報道以前の9月頭に、原との契約は切れていたので高木の件とは無関係』と説明しています」(週刊誌記者)   しかし、それを信じる記者などいないだろう。

「JCブーム」を巻き起こす? 現役中学生ダンス・ボーカル・モデルグループ、J☆Dee’Zの未来

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【リアルサウンドより】  現役中学生ダンス・ボーカル・モデル・グループのJ☆Dee'Zが、9月24日リリースのシングル『Beasty Girls/Let the music flow』でメジャーデビューを果たす。  同グループは、メジャーデビュー前からダンス・キッズ向けのストリート・ファッション雑誌『DANCE STYLE KIDS』のモデルとして活躍し、「ポケモンゲット☆TV」や「おはスタ」でレギュラーを務めたことで、小学生の頃から同世代の女子からは高い支持を獲得していた。また、『JAPAN EXPO』に史上最年少ゲストとして出演したり、史上最年少でLINE公式アカウントを取得、メジャーデビューシングル『Beasty Girls/Let the music flow』がトリプルタイアップに起用されるなど、話題性だけではなく各方面からの評価も高い。  アイドルシーンが盛り上がりを見せている昨今において、彼女たちはあくまで“ダンス・ボーカル・モデル・グループ”として活動を展開している。そこには、同世代に支持されてスターダムへとのし上がった先行ガールズグループへのリスペクトも伺える。本稿ではJ-POPシーンにおける二大ガールズ・グループの功績を改めて振り返りつつ、J☆Dee'Zへの期待の高さと、彼女たちの魅力を検証していきたい。  J☆Dee'Zを語ろうとする際にまず思い浮かぶのは、1995年にデビューしたスーパーグループ、SPEEDの存在だ。彼女たちもデビュー当時は小・中学生のメンバーで構成されており(最年少・島袋寛子が11歳、今井絵理子と上原多香子が12歳、最年長・新垣仁絵が14歳)、人数も4人で見事に合致。さらにMeikのパフォーマンスや出で立ちはどこか新垣仁絵を連想させる部分もあり、一部では『SPEEDの再来』という声も挙がるほどだ。2グループのデビュー曲である「Body & Soul」(SPEED)と「Beasty Girls」(J☆Dee'Z)を比較してみると、前者はR&Bやディスコ・ブギーサウンドを主体としたトラックを用いながら、TKサウンド全盛期の流行を取り入れたウワモノのシンセで、当時のJ-POP本流の楽曲へと落とし込んでいる。後者はこれも現在の流行である、EDMマナーを踏まえたTRAP感のあるビートに、80’sのディスコサウンドを彷彿とさせるチープなシンセサウンドを加えており、どちらも当時の最先端なダンスミュージックを捉えながら、あくまで日本向けに落とし込んだ仕上がりとなっている。その音をフレッシュで抜けの良い声によって、さらにポップなものへと変えるMOMOKAとNonoの歌は、当時の今井絵理子と島袋寛子に近しいものを感じることができる。彼女たちは成長と共にそのボーカルも進化してきたことから、J☆Dee'Zにも大きな期待がもてそうだ。  パフォーマンスのあり方においては、現在のJ-POP界で女子中高生に絶大な人気を誇っているE-girlsを連想させる。J☆Dee'Zとはグループの構成は異なるものの、パフォーマンスや活動の幅広さという点で共通する部分はいくつか存在する。E-girlsは各自がモデル活動なども行い、ファッションアイコンとしても支持される存在であるとともに、バラエティなどでも高い能力を発揮。また、ヒップホップ・クラブミュージックを上手くポップに表現したトラックはもちろん、高いダンスパフォーマンスやボーカルも特徴的だ。一方のJ☆Dee'Zは、ストリート雑誌でモデルを飾ったかと思えば、デビュー曲の「Beasty Girls」では、ダフト・パンク以降のクラブミュージックを上手くポップスに昇華。タイトルからビースティー・ボーイズをも連想させるこの楽曲で、ヒップホップ・クラブミュージック界隈へのアプローチも行っている。さらに、彼女たちは「中学生による中学生のための中学生限定イベント」というコンセプトの『JC☆DISCO』を定期的に開催。同イベントはいわば“JC向けのクラブイベント”といったところで、ゲストDJが会場を大いに盛り上げたり、ホスト役のJ☆Dee'Zがライブを披露する場であり、メジャーデビュー以降も同世代を巻き込んだイベントとして発展していくことだろう。  昨年までJCアイドルだった橋本環奈(Rev. from DVL)や、子役“まいんちゃん”やJCモデル“はるん”として活躍していた福原遥は今や高校生になり、次のJCカルチャーの担い手が待望されている。J☆Dee'Zがその担い手となり、さらなる“JCブーム”の火付け役として活躍する可能性は十分あるだろう。 (文=向原康太) ■リリース情報 『Beasty Girls/Let the music flow』 発売:9月24日(水) 価格:CD+DVD 1形態永久仕様 ¥1,500(税込) <CD収録内容> 01.「Beasty Girls」 02.「Let the music flow」 03.「DISCO WINNER」 04.「Beasty Girls-instrumental-」 05.「Let the music flow -instrumental-」 06.「DISCO WINNER -instrumental-」 <DVD収録内容> 01.「Beasty Girls」 Music Video 02.「Let the music flow」 Music Vide 03. J☆Dee'Z Dance Exercise ■リリースイベント情報 2014年9月13日(土)16:00~ たまプラーザテラス 2014年9月14日(日)14:00~ アリオ川口 1F センターコート 2014年9月20日(土)16:00~ イオンモール浦和美園 1F セントラルコート 2014年9月21日(日)16:00~ 大宮アルシェ 1Fイベントステージ 2014年9月24日(水)19:00~ イオンモール幕張新都心 グランドモール1F グランドコート 2014年9月28日(日)15:00~ タワーレコード渋谷店 1F

【実録・アイドルオーディションの裏側】審査員が重視した、応募者を“落とす“基準とは

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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オーディションには魅力ある女の子たちが集まった。
 アイドルのライブが見られるカフェとして1周年を迎え、東京・秋葉原での認知度がますます高まるAKIBAドラッグ&カフェ(アキドラ)。そのアキドラを運営するダイコクドラッグが、この度、ダイコクプロダクションを設立。アキドラを広めるための専属のアイドル “天空アイドル”を募集するオーディションを開催された。今後も随時開催していくというアキドラのアイドルオーディションの舞台裏を、3回シリーズでお届けする。これまでにオーディションの審査基準や2次審査の模様をレポートしたが、最終回は9月13日に行われた公開オーディションの舞台裏に潜入した。 ■第1回「誰でもOK!? “天空アイドル”を目指すオーディションの審査基準とは」はこちら ■第2回「面接時間は5分! アイドルは 「見たい」と興味を抱かせる第一印象が大切!?」はこちら 「おたぽる」で続きを読む

AKBの影響力低下必至?トークアプリ「755」でネット制圧画策も…

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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『FLASH増刊 AKB48じゃんけん大会公式ガイドブック2014』(光文社)
 近ごろ、AKB48ファン界隈で話題となっているトークライブアプリ「755」。有名人の“トークライブ”をのぞき見し、“やじうまコメント”を投稿するなどして交流を深めるというアプリで、総合プロデューサー・秋元康氏ほか、高橋みなみ、指原莉乃など、多くのAKBメンバーたちが参加している。特に秋元氏のトークでは、運営に関する情報が次から次へと飛び出し、ファンにとっては重要な情報源となっているのだ。 「755」は、サイバーエージェントの藤田晋社長とホリエモンこと堀江貴文氏の企画で誕生、運営会社の7gogoはサイバーエージェントと堀江氏が関わるロケット開発会社SNSが50%ずつ出資して設立された。ちなみに、755という数字は堀江氏が収監されていたときの囚人番号だ。  9月の初めに、秋元氏が各メンバーに勧めたことで、AKB内で一気に浸透した「755」。全メンバーが参加しているわけではないが、プロデューサー直々に勧めているということで、半強制的に「755」に参加させられているのではないかとの指摘もある。また、「怪しげなアプリをメンバーに使わせるのはどうなのか?」「個人情報が漏れてしまうことはないのか?」などと、心配する声あり、メンバーの「755」参加に否定的なファンも多いのも事実だ。