LOVE PSYCHEDELICOのビンテージサウンドはなぜ新鮮に響く? ベストアルバムに見る“ブレなさ”

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【リアルサウンドより】  デビュー15周年を迎えたLOVE PSYCHEDELICOがベストアルバム『LOVE PSYCEDELICO THE BEST I・Ⅱ」を2枚同時に発表した。2005年にリリースされたベストアルバム『Early Times』は完全生産限定であったため、現在は入手困難。つまり、今回リリースされる「THE BEST Ⅰ」「THE BEST Ⅱ」はカタログとして残る初のベスト盤となる。  収録曲は各盤とも16曲。「THE BEST Ⅰ」には「Freedom」(’07年)「Your song」(’00年)「Beautiful World」(’12年)、「THE BEST Ⅱ」には「Everything needs somebody」(’04年)「LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~」(’00年)「Good times,bad times」(’14年)などを収録。初期の曲から最新曲までがランダムに収められているのだが、違和感はまったくなく、新しいオリジナルアルバムのような感覚で楽しむことができる。それはつまり、彼らの音楽のスタイル、精神性がデビュー当初からまったくブレていないことを示唆しているのだと思う。  LOVE PSYCHEDELICOのデビューは2000年。1STシングル「LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~」が全国FM局などを中心に大きな注目を集め、1STアルバム『THE GREATEST HITS』(’01年)はヒットを記録。瞬く間に音楽シーンの頂点に立った。NAOKIの印象的なギターリフ、KUMIが手がける英語と日本語が共存するリリックなど、このバンドの基本的なスタイルは既に完全に出来上がっていたと言える。  当時の音楽シーンはまさにJ-POP全盛。「TSUNAMI」(サザンオールスターズ)、「らいおんハート」(SMAP)、「桜坂」(福山雅治)、「ボーイフレンド」(aiko)などのヒット曲が次々と生まれ、ビッグセールスを叩きだしていた。歌謡曲の流れを汲むポップスが中心だったシーンにおいて、LOVE PSYCHEDELICOの音楽はかなり異質だった。60~70年代のロックミュージックをルーツに持つ彼らの楽曲が――まさに曲の魅力そのものによって――大衆に受け入れられたことは、ひとつの事件だったと断言したい。  彼らの音楽が大きなポピュラリティを獲得した要因のひとつは、現代的なセンスに裏打ちされたサウンド・プロダクトだろう。デビュー当初から「ルーツミュージックをそのままやるつもりはない。常に“時代の音”を意識している」という趣旨の発言を繰り返してきた彼らだが、そのスタンスは今回のベスト盤にも継承されている。まずはすべての曲のデータをアナログテープに落とし、それをマスタリングエンジニアのジョー・ガストワート(ジミ・ヘンドリクス、ビーチ・ボーイズ、グレイトフルデッドなどの作品に関わった伝説的マスタリングエンジニア)とともに「2015年のLOVE PSYCHEDELICOサウンド」を実現しているのだ。特に初期の楽曲はかなり聴こえ方が変わっていて、よりビンテージ感のあるロックンロール・サウンドへと進化している。オーセンティックなブラックミュージックへと回帰したダフト・パンクの「ランダム・アクセス・メモリーズ」の世界的なヒット、そして、生楽器とストリングスを中心とした音作りの「Morning Phase」が今年のグラミー賞でAlbum Of The Yearを獲得するなど、海外の音楽シーンはオーガニックなサウンドへと移行しつつある。「THE BEST Ⅰ」「THE BEST Ⅱ」のマスタリングの方向性も、現在の音楽シーンの流れとリンクしているのかもしれない。普遍的なソングライティングと現代的なサウンド・メイクの絶妙なバランス感覚もまた、彼らの大きな魅力なのだと思う。  もうひとつLOVE PSYCHEDELICOの歌についても記しておきたい。楽曲のスタイルと同様、歌詞の内容、そこに含まれるメッセージ性も完全に一貫している。それは“LOVE&PEACE”というワードに集約されるのだが、デビュー当初はそのアプローチが懐古主義的な捉えられることも多かったように思う。しかし9・11以降、メッセージの響き方は明らかに変わった。そう、変貌したのは彼らの楽曲ではなく、社会の在り方とこちら側の意識なのだ。  今回のベストアルバムのリリースに際してKUMIは「時の流れは直線上にはなく、出会った感動が積み重なってゆくものだと思います。みなさんの人生のどこかで、また曲と共に出会えたらと願っています」という言葉を寄せている。ルーツに根差し、時代や流行に流されることのない楽曲、そして、常に進化を続けるサウンド。LOVE PSYCHEDELICOの楽曲はこれからも新しい感動を生み出し続けていくことになるだろう。 (文=森朋之) ■LOVE PSYCHEDELICO THE BESTスペシャルサイト(PC、スマホ共通) http://jvcmusic.co.jp/delico
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LOVE PSYCHEDELICO『LOVE PSYCHEDELICO THE BEST I』(ビクターエンタテインメント)

■リリース情報 『LOVE PSYCHEDELICO THE BEST Ⅰ』 発売:2月18日 価格:¥2,500(税抜) VICL-64273 〈収録曲〉 1. Freedom 2. Your Song 3. Beautiful World 4. Free World 5. Shining On 6. It's You 7. Standing Bird 8. all over love 9. This way 10. Help! 11. Happy birthday 12. My last fight 13. life goes on 14. Aha!(All We Want) 15. These days 16. 裸の王様
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LOVE PSYCHEDELICO『LOVE PSYCHEDELICO THE BEST Ⅱ』(ビクターエンタテインメント)

『LOVE PSYCHEDELICO THE BEST Ⅱ』 発売:2月18日 価格:¥2,500(税抜) VICL-64274 〈収録曲〉 1. Everybody needs somebody 2. LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~ 3. Last Smile 4. Good times, bad times 5. Abbot Kinney 6. Shadow behind 7. Dry Town ~Theme of Zero~ 8. No Reason 9. fantastic world 10. Carnation 11. I will be with you 12. I saw you in the rainbow 13. waltz 14. Beautiful days 15. I am waiting for you 16. Happy Xmas 2枚同時購入特典 『LOVE PSYCHEDELICO THE BEST SPECIAL BOX』(初回限定出荷) ¥5,000(税抜) VIZL-795 <収蔵内容> 「LOVE PSYCHEDELICO THE BEST Ⅰ」 「LOVE PSYCHEDELICO THE BEST Ⅱ」 「LOVE PSYCHEDELICO OFFICIAL GUIDE BOOK」 「REMASTER BOX」に収蔵されていたスペシャルBOOKが新たに追加編集され、全てのオリジナルアルバムの解説と今回のベストアルバムの全曲解説が掲載。また40ページに及ぶフルカラー写真を含む、全60ページ豪華ブックレット。 ○「LOVE PSYCHEDELICO THE BEST LIVE SELECTION」 2013年6月14日に渋谷公会堂で行われた「IN THIS BEAUTIFUL WORLD TOUR」のファイナル公演よりセレクトされた全6曲収録されたライブ音源CD 1. Your Song 2. Free World 3. Abbot Kinney 4. It's Ok, I'm Alright 5. No Reason 6. LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~ ■iTunes IGTプレオーダーURL LOVE PSYCHEDELICO THE BEST I https://itunes.apple.com/jp/album/love-psychedelico-the-best-i/id955727990 LOVE PSYCHEDELICO THE BEST II https://itunes.apple.com/jp/album/love-psychedelico-the-best-ii/id955731234 ■ツアー情報 「LOVE PSYCHEDELICO 2015 -15th ANNIVERSARY TOUR-『THE BEST』」 5月23日(土) 富山 富山 MAIRO 18:00/19:00 FOB金沢 076-232-2424 5月24日(日) 新潟 新潟LOTS 18:00/19:00 FOB新潟 025-229-5000 5月27日(水) 静岡 浜松 窓枠 18:00/19:00 JAILHOUSE 052-936-6041 5月30日(土) 東京 昭和女子大学人見記念講堂 17:30/18:00 SOGO TOKYO 03-3405-9999 6月6日(土) 高知 高知キャラバンサライ 17:30/18:30 デューク高知 088-822-4488 6月7日(日) 香川 高松オリーブホール 17:30/18:30 デューク高松 087-822-2520 6月12日(金) 宮城 仙台 Rensa 18:00/19:00 ジー・アイ・ピー 022-222-9999 6月14日(日) 北海道 札幌 ペニーレーン24 17:30/18:00 ウエス 011-614-9999 6月19日(金) 大阪 サンケイホールブリーゼ 18:30/19:00 YUMEBANCHI 06-6341-3525 6月20日(土) 大阪 サンケイホールブリーゼ 17:30/18:00 YUMEBANCHI 06-6341-3525 6月26日(金) 愛知 Zepp Nagoya 18:00/19:00 JAILHOUSE 052-936-6041 6月27日(土) 広島 広島クラブクアトロ 18:00/19:00 夢番地(広島) 082-249-3571 7月2日(木) 宮崎 宮崎 WEATHER KING 18:30/19:00 BEA 092-712-4221 7月4日(土) 熊本 熊本B.9 V1 17:30/18:00 BEA 092-712-4221 7月5日(日) 福岡 DRUM LOGOS 17:00/18:00 BEA 092-712-4221 東京・大阪・名古屋2F :指定席¥6,800(税込、名古屋のみドリンク代別) その他の公演 :オールスタンディング¥6,000(税込、ドリンク代別) ■オフィシャルサイト http://lovepsychedelico.net

4700万円で損切り…大阪府の“アニメの拠点化”構想、完全に断念

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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「りんくうタウン」内COOL JAPAN FRONT構想公式サイトより。
 関西空港対岸の「りんくうタウン」(大阪府泉佐野市)にアニメ、マンガ、ゲームなどポップカルチャーの拠点を建設する「クールジャパンフロント構想」。大阪府が進めていた同構想だが、この度、撤回されることが決まった。この事業をめぐっては昨年10月に事業者の公募が行われたものの、応募した企業が一つもなかったことでも注目を集めていた。  応募者ゼロという事態を受けて、大阪府は当初、問い合わせを行っていた企業などにヒアリングを実施。その結果、事業の継続は困難だと判断。今月23日から始まる府議会で、開発業者を審査する委員会を廃止する条例案を提案することを決めた。 「おたぽる」で続きを読む

同期が売れていく中、苛酷な建築現場に…「プロレタリア芸人」の怨嗟の声を聞け!

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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『プロレタリア芸人』(扶桑社)
 一時期のお笑いブームが過ぎ去ってから数年。テレビからはネタ番組が消え、お笑い芸人たちにとっては厳しい時代となっている。売れているのはテレビで見かける一握りの芸人のみで、ほとんどが仕事もなく食べていけない状況なのは言うまでもない。  そんな厳しいお笑い界のなかで、まったく仕事がない中堅芸人の現実を、アルバイトという側面から浮き彫りにするのが、お笑いコンビ「ソラシド」のボケ担当・本坊元児の著書『プロレタリア芸人』(扶桑社)だ。  本坊元児は、1978年生まれの愛媛県出身、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの養成所・NSC大阪の20期生。麒麟やアジアンが同期で、1期後輩にはロバートや森三中(ともにNSC東京)、2期後輩にはキングコングやウーマンラッシュアワー村本大輔などがいる。  2001年に同期の水口靖一郎とソラシドを結成し、大阪を拠点に活動していたが、同期や後輩たちが次々とブレイクするなか、売れないままの生活が続く。  当時、「baseよしもと」という若手芸人が出演する劇場のレギュラーメンバーだったソラシド。劇場内では芸人内での“貧富の差”が如実に出ていたという。

Cyntiaが語る、ターニングポイントと新たな挑戦「全員引きずり倒して、大爆発を起こそうかな」

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【リアルサウンド】  高度なテクニックとファッション性を兼ね備えた、本格派ガールズ・ロックバンドとして脚光を浴びたCyntiaが、今まさに大きなターニングポイントを迎えている。ロックバンドとしての一体感はもちろん、ポップスとしての親しみやすさ、ダンス音楽としての楽しさをたっぷりと詰め込んだ最新のサウンドを、もはやジャンルで縛ることは難しい。ニューアルバム『WOMAN』、そして同時リリースのシングル『暁の華』(TVアニメ「暁のヨナ」OPテーマ)は、自分たちのやりたい音への飽くなき挑戦、限界のその先へと突っ走る姿をそのまま詰め込んだ自信作。「今年はみんなを引きずり回す」。SAKIが語った決意の言葉と共に、2015年、Cyntiaの勝負の年が始まった。

「一から作り上げたものを、人に見てもらえることって、なんて尊いことなんだろう」(SAKI)

――Cyntiaって、それぞれのプロフィールがほんとに面白くて。この5人がバンドをやってることがちょっとした奇跡だと思うんですけど、もともとメンバーの中でバンド歴が一番長いのは、YUIさんでしたっけ? YUI:そうですね。いろいろサポートをやらせていただきつつ、バンドをずっとやっていた感じです。 AZU:私の場合はガールズバンドをずっとやってます。前もガールズだったんで。 KANOKO:私は固定のバンドというよりも、サポートが多かったです。あとはソロ活動が多かったです。 AYANO:私はこれが鍵盤で初めて入ったバンドです。高校の時にお遊び程度のガールズバンドを、ギターでやってましたけど。 ――そしてSAKIさんは、初めてのバンドがCyntiaということで。 SAKI:はい、まったく初めてのバンドです。 ――どうですか、バンドって。 SAKI:バンドですか? 自分、もともとやってたのがアイドルだったんで。めんどくさいっすね、バンドって。 全員:(笑)。 SAKI:愛があるから言えるんですけどね。愛がないとできないです。だって呼ぶ側からしたら、アイドルだったら身ひとつで、CDとマイクがあれば成立するじゃないですか。でもバンドって、機材重いし、機材多いし、うち、めっちゃ機材多いし。 AYANO:3回言った(笑)。 SAKI:ライトバンみたいなので、みんなで移動しなきゃいけないし。一個の楽曲を作るのも全部メンバーで、もちろん手作業だし。ワンマンだったらセッティングするのに何時間もかかるのに、本公演は1時間30分ちょいで、いろんな人の手を借りながら撤収して。こんなこと、愛がなきゃできねぇなって思ってます。 ――あははは。YUIさん、何か言ってやってください(笑)。 YUI:でも私は逆に、アイドルをやってて、身ひとつなのはすごいと思います。私はギターを持ってないと、歌ったり踊ったりしゃべったり、“あーどうしよう!”って感じになるので。 AZU:手持ちぶたさになるよね。 SAKI:ぶさた。 AZU:ぶさた(笑)。に、なりますよね。 ――でもバンドだからこそ、楽しいことがある。 SAKI:そうですね。
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SAKI(Vo)

――そこを語りましょうよ。このままだと“バンドは機材が重い”で終わるんで(笑)。 SAKI:やっぱり自分たちで一から作り上げたものを、人に見てもらえることって、なんて尊いことなんだろうってすごく感じてます。曲も自分たちで作って、演奏するのも自分たちで、ライブ演出を考えるのも自分たちで、そういうふうにゼロから作っていくことは、今までやったことがなかったので。単純に“なんて恵まれてるんだろう”と思います。そういう時間を賭しても、重い荷物を賭しても、“やってよかったな”と思うことなんだなと思いますね。 ――すごくいい話。AYANOさんは、このバンドだから楽しいことというと? AYANO:私をわかってくれる人って、一体世の中にどれぐらいいるんだろう?と思うんですよ。たとえばOLをやって生きていたとして、誰かと運命共同体として生きていく経験がどれぐらいできたかな?と思うと、5人が出してる音だけで何かを表現していくのはすごい素晴らしいことだと思いますし。そんな絆を持った人生ってすごい素敵だなと思っているので、やっててよかったなって思います。 KANOKO:バランスがいいと思うんですよ。ビジュアルもそうだし、役割的なことも、キャラが全然バラバラなので、だからこそ面白いのかなと思います。

「自分たちの元々の路線とは違うところに、自分たちは今来ている」(SAKI)

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YUI(Gt & Cho)、KANOKO(Dr, Per & Cho)

――Cyntiaは、デビュー当初はヘヴィメタルやハードロックの色を強く打ち出してましたけど、だんだん変化してきてますよね。そういう、音楽性の変化については? SAKI:元々はハードロック路線から始まってますけど、いろんなことに挑戦してきて、5人のメンバーが5通りの影響を受けながらバンドが進んできているので。それがどういうジャンルなのか?って、私は当てはめようとは思わないです。Cyntiaはノージャンルのことをやってると思っているので、私たちがいつか何かのジャンルになれればいいなと思ってます。 ――まさに今回の『WOMAN』は、そういうアルバムになったんじゃないですか。 SAKI:そうですね。前作の『Limit Break』を作り終えた時に、テクニカルな面を見せるという意味では、一回落ち着いてもいいのかな?と思ったんですよ。メンバー共通認識で、やりきった感があったので。それからみんなでデモを作っていく中で、「WOMAN」という曲が、メンバー全員すごく引っかかった曲で。AYANOの曲なんですけど、これを基軸にしてアルバムを作っていけば、新しい世界が見えそうだよねという話から、コンセプトを決めていった感じだと思います。 AYANO: デモを作っていく中で、“お客さんのノリを重要視したい”というテーマが出てきたんですね。四つ打ちとか、自然とノれるようなものを入れたらどうだろう?って。たぶん今までの思考で止まっていたら、四つ打ちをやろうなんて思わなかったと思うんですけど、『Limit Break』を作ったことによって、みんなの中に自由な曲が生まれてきたんです。 ――では、それぞれの感じているアルバムの手応えと、お気に入り曲を、ひとりずつ聞いていきますね。まずKANOKOさんから。 KANOKO:お客さんが勝手に盛り上がっているバンドって、いいなと思うんですよ。なんでみんなライブに来るのかな?というと、暴れたいとか、発散したいとか、楽しみたくて来るんだろうなと思うから、勝手に暴れられるような曲を発信していきたいなと思って、作っていきました。このアルバムの感じをやっているバンドは、ほかにいないんじゃないか?とすごく思っているので、まずはいろんな人に一回は聴いてほしいなとすごく思います。お気に入り曲は、やっぱり「WOMAN」ですかね。ダンスビートの中のロックの割合が、うまくマッチしてるんじゃないかと思います。 ――YUIさんは? YUI:私、ハードロックが好きでしょ?って見られることが多くて、自分でもわかってるんですけど(笑)。実は逆で、いろんなことをやりたい人なんですよ。『WOMAN』は自分のやりたいことができたし、等身大の自分だと思います。前はがむしゃらに、“ぜってー負けねーし!”みたいな感じだったんですけど、今回はそうじゃなくて、ギターをがちゃがちゃ重ねたりとか、“私のピロピロ見て!”みたいなものではなくて。 AYANO:私のピロピロ(笑)。やばーい。 YUI:さっき言った“踊る”という部分だと、一番最後の「リックリリック」のずーっと同じカッティングのループ感とか、すっごい気持ちいいです。気に入ってます。 ――そんなSAKIさんは。 SAKI:そうですね、自己評価じゃなくて、対外的な評価として、大炎上するのかなと思ってます。 ――あははは。なんですかいきなり(笑)。 SAKI:いや、もうすでにいろいろ言われてるんですけど(笑)。自分たちの元々の路線とは違うところに、自分たちは今来ているので。それを裏切りと感じるお客さんもいるだろうし、逆に“俺たちの想像を超えてきたな”という評価をしてくれる人もいると思うし、たぶん賛否両論になると思うんですよ。でも私はそれを怖いとは思っていなくて、批判されてナンボだと思ってるんで。 ――はい。なるほど。 SAKI:受け入れてもらえば、もちろんそれがベストですけど。そうやって論じてもらえる幸せというものもすごく感じていて、対外的にはそういうアルバムになってると思います。自分たち的には“やりたいことをやらせてもらいました”という、今の名刺になっているので、とても満足しています。
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「自分たちが憧れてきたアーティストに、また一歩近づけたような気がしています」(AYANO)

――歌詞も、相当攻めてる歌詞が多いんじゃないですか。がんばれ女の子! 強くあれ女性!という歌詞が多いから、勇気付けられる人も多いと思います。ちなみに、一番よく書けたという思う歌詞は? SAKI:それは、お気に入りの歌詞と、よく書けた歌詞は、変わってくるんですけど。 ――じゃあ両方行きましょう。 SAKI:好きな曲は「WOMAN」で、よく書けたのは「シニシズム」。アーティストさんの作詞には大きく分けて2パターンあって、自分の体験談を書く人と、空想やファンタジーを書く人がいると思っていて。私はファンタジー派だったんですけど、今回は両方入っていて、「シニシズム」はもろに自分の汚い部分や、見下して生きている感を出してます(笑)。せっかく表現者として、音楽を生業とさせてもらっているので、汚いところ、底意地の悪いところ、ヘドが出るほど嫌いな自分の面とかを、思い切り出してみました。 AYANO:ツイッターでプチ炎上したんだよね。 SAKI:そうそう(笑)。まだアルバムを作ってることは言えなかった時期に、“こういう曲を書きました”と言って、歌詞の内容を紹介したら、“それはファンのことが嫌いということですか?”って。“僕たちが何かしましたか?”みたいな、優しい方もいて、すごい心配させてしまって。 ――ああー。 SAKI:それは違うんだお!って、弁解したりして。言いたいことを言って生きるのは難しいんだなって、そこでも感じました。 ――それに対して「WOMAN」は…。 SAKI:「WOMAN」は、同世代の女性が抱えている悩みとか…たとえば仕事に生きると決めたけど、周りはどんどん結婚していって、フェイスブックを見ると結婚式の写真ばかり載ってる昨今、みたいな。ちょうどメンバーもそういう世代で、自分たちは音楽でメシ食ってくぞという、ちょっと変わった集団なんですけど(笑)。女性で、バンドで食べていく? はぁ?みたいな、周りからけっこう言われるんですよ。逆に“うらやましいよ”と言ってもらうこともあって、反応は様々なんですけど、自分たちは好きなことをやって前を向いて歩いていこうと思っているので。同じように、何かをやっていこうとする女性の背中を押せる曲を書きたいなと思って、「WOMAN」を書きました、この曲がアルバムの基軸になっているので、とても思い入れはありますね。
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AZU(Ba & Cho)

――AZUさん。どんなアルバムですか? AZU:等身大の自分たちを表現するということを、今回は一番大事にしました。そういう意味では歌詞も生々しいし、サウンドも聴きやすいし、普段の生活になじむような音楽が作れたんじゃないかな?と思ってます。たとえば家事をしながら流しても、心地よく乗りながら聴けると思うし、いい感じで力が抜けたようなアルバムだなと思います。お薦めの曲は「リックリリック」ですね。イントロに入ってるプニョっていう音、ベースのワウで作っていて、シンセ音じゃないんです。ベースは支える役割ですけど、「リックリリック」では飛び道具になっているのが気に入ってます。 ――お待たせしました。AYANOさん。 AYANO:私は今すごく感動していることがあって。音楽をやっている人って、その人の生き方、考え、思想とか、哲学的なものが表れているのに共感して、人間自体がヒーロー、ヒロインになれるということがあって、生き様をエンタテインメントにできる人間ってすごいなと思うんですけど。このアルバムを作ることによって、自分たちが憧れてきたそういうアーティストに、また一歩近づけたような気がしています。お気に入りは、一番化学変化を起こして面白い曲になったと思うのは「リックリリック」ですね。で、一番衝撃を受けて、泣きそうになったのは「WOMAN」の歌詞です。“そうだよね。あるある”みたいな。
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AYANO(Key, Pf & Cho)

――今年はまだ始まったばかりで、3月にはツアーもありますが。2015年はどんな気持ちで活動していきますか。 AZU:名刺代わりのアルバムができたので、これを持って1年間突っ走りたいと思います。ライブも作りこんで、“こういうアクションしたら面白いよね”とか、いつも話してるので。そういうことも含めて、ストイックというか、常に貪欲でありたいなと思います。 SAKI:最近、個人的な心境の変化がとてもあったんです。私たちのデビューシングルは「Run to the Future」という曲で、未来に向かって走るんだという曲でデビューしまして。節目のライブのたびに、お客さんに、私たちのうしろについてくるんじゃなくて“一緒に走ってください”というふうに言ってきて。それはたぶん、自分が先頭を切って走る自信のなさとか、一緒に歩みを進めて行くことの尊さとか、いろんな意味を含めて“隣を走ってほしい”とずっと言ってきたんですけど。今年の初めにすごく心境の変化があって、私は、全員を引きずり回そうと思います。 ――おおー。 SAKI:先頭を切って走るだけじゃ足りなくて、誰よりも加速したい。走り続けるのはたぶん当たり前で、止まったらバンドは終わっちゃうので。AZUが言ったみたいに、常に新しいことに挑戦していって、すべてをカオスの状態にして、全員引きずり倒して、大爆発を起こしてやろうかなぐらいの気持ちで、2015年は、斬り込んでいこうかなと思います。 AYANO:Cyntia専用のドMを作るということ? SAKI:…はい? AYANO:私たち何されてもいいよもう! ちょうだい!みたいな。 ――何か、AYANOさんに突然火がつきましたけど。大丈夫ですか(笑)。 SAKI:こういう子なんです(笑)。彼女が一番最初に言った“自分のことを理解してくれる人が少ない”というところに着目すると、こういうところなんです。いきなり大爆発を起こして、ひとりで炎上し始めるんで。 AYANO:それを、みなさんの大爆発につなげていけるようにしていきたいです。 ――うまくまとめた(笑)。じゃあ今年は、それぞれが大爆発する年にしましょう。 SAKI:はい! (取材・文=宮本英夫/写真=石川真魚)
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Cyntia『WOMAN(通常盤)』(ビクターエンタテインメント)

■リリース情報 『WOMAN』 発売:2月18日 初回限定盤A:[CD+DVD] ¥3,400(税抜) CD: M1. 暁の華 M2. Woman M3. シニシズム M4. chapter/1 M5. 君がいない世界 M6. KISS KISS KISS M7. GIRL to WOMAN -prologue- M8. lucky☆star M9. 勝利の花束を-gonna gonna be hot!- M10. letter M11. リックリリックDVD: 1. Made in Jakarta – Cyntia Live & Press Tour Footage – ドキュメンタリー 初回限定盤B:[CD+Blu-ray] ¥4,000(税抜) CD: M1. 暁の華 M2. Woman M3. シニシズム M4. chapter/1 M5. 君がいない世界 M6. KISS KISS KISS M7. GIRL to WOMAN -prologue- M8. lucky☆star M9. 勝利の花束を-gonna gonna be hot!- M10. letter M11. リックリリックDVD: 1. Made in Jakarta – Cyntia Live & Press Tour Footage – ドキュメンタリー 2. 勝利の花束を-gonna gonna be hot !- ミュージック・ビデオ 3. KISS KISS KISS ミュージック・ビデオ 通常盤:[CD] ¥2,800(税抜) CD: M1. 暁の華 M2. Woman M3. シニシズム M4. chapter/1 M5. 君がいない世界 M6. KISS KISS KISS M7. GIRL to WOMAN -prologue- M8. lucky☆star M9. 勝利の花束を-gonna gonna be hot!- M10. letter M11. リックリリック 『暁の華』 発売:2月18日 ¥1,000(税抜) M1. 暁の華 M2. lucky☆star ※「暁の華」TVアニメ『暁のヨナ』新オープニングテーマ(1月20日~TV放送開始) ■ライブ情報 Cyntia LIVE TOUR 2015「PRETTY WOMAN」 3月8日(日) 渋谷TSUTAYA O-EAST 3月13日(金) 福岡DRUM Be-1 3月21日(土) 名古屋CLUB QUATTRO 3月22日(日) 梅田CLUB QUATTRO ■オフィシャルサイト http://cyntia.jp/

2018年、ゲーム機の主役はタブレット端末!? ゲーム専用機の時代は終わったのか?

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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「Electronic Arts」のEA Games公式HPより。
 日本でも人気の『グランド・セフト・オート』や『アサシンクリード』など、壮大なストーリーと広域のフィールドマップを舞台にきめ細かい精緻なグラフィックで表現されたいわゆる「AAAタイトル」のゲームはPlayStationやXbox、あるいは高性能PCでプレイするのが相場だ。しかし「3~4年後にはタブレットでも感動的なゲーム体験が味わえるだろう」と語るゲーム業界のキーパーソンの発言が注目を集めている。数年後にはタブレット端末がゲーム業界の主戦場になるということなのだろうか。 「おたぽる」で続きを読む

シンクロ日本代表選手はなぜAV女優になったのか!? 元アスリートを狙うAV業界

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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MUTEKI公式サイトより
「女柔道家VSレイプ魔」「全裸バレエ」「あの伝説の本物空手チャンピオンがデビュー!」……。  AVのいちジャンルとして確立しているアスリートモノ。プロ顔負けの技を魅せつつ、最終的には犯される彼女たちは、まさか“本物”のはずがなかった。たいていは営業時の面接で、特技欄を埋めたスポーツ名をチェックされ、「じゃあ柔道モノできる?」「バレエ歴10年なんだ、プロレベルじゃん」「県大会出たことあるんだ? 世界チャンピオンってことにしちゃおうか、どうせ分からないし」なんてやりとりがあるかは分からないが、とにかく“設定”を被せられてデビューする、企画物女優たちである。  しかし、今年1月1日に「MUTEKI」からAVデビューしたアスリート「シンクロ元日本代表・片平あかね」は、“本物”だった。

SKE48とNMB48、なぜシングル同日リリース? 次世代への流れを”保留”した戦略を読む

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SKE48『12月のカンガルー (CD+DVD) (Type-A) (初回盤)』(avex trax)

【リアルサウンドより】  先週2月13日放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)にNMB48が出演し、11thシングル曲「Don't look back!」を披露した。同曲は3月31日発売予定、卒業直前の山田菜々がセンターを務めることで、彼女のグループ在籍期間のラストを飾る楽曲となっている。  そもそも、先月の「AKB48リクエストアワー セットリストベスト1035 2015」で3月にシングルがリリースされる旨の報が出た際、このシングルに置かれた力点は山田へのはなむけとはやや異なる場所にあった。当初発表されていたのは、3月31日にNMB48と同時にSKE48もシングルを発売するということ、すなわち、姉妹グループ同士の「対決」を促すような意味がこのリリースには込められていた。  しかし、NMB48がまず披露した新曲「Don't look back!」が、あくまで山田の卒業に合わせて彼女をセンターに据えるものであり、歌詞にも山田の背中を押すような前向きな言葉が織り込まれたことで、同曲の意義を姉妹グループ同士の「対決」に回収するには違和感も強くなったように思う。その印象を跡づけるようにAKB48グループ総合プロデューサーの秋元康は、「ミュージックステーション」放送翌日の14日朝に、トークアプリ「755」で両グループの同日発売について、「それぞれのレコード会社の調整がつかなかったから」とやむない事情であることを説明し、48グループの「対決」を目的としたものではないことを強調した。レコード会社等の諸事情によるものというこの説明は、同日発売となることが発表された1月23日に、すでにSKE48劇場支配人今村悦朗がGoogle+に投稿していた内容の繰り返しではあるが、48グループのトップに立つ秋元がこのタイミングで言明したことで、運営の立場があらためて示されたかたちになる。  もとより、今回のSKE48、NMB48両者のシングルを、同じ水準で「対決」の俎上にのせるのは少し難しい。繰り返すように、NMB48にとっては昨年から表明されていた山田卒業へのカウントダウンの時期である。山田センターで発表する同シングルの焦点はなにより、初期からの功労者をいかに盛りたてるかにあるはずだ。他方、SKE48は同日発売予定の17thシングルの劇場盤を、CDとミュージックカードのセットで発売することを発表している。先に発表されていたようにオリコン・リサーチ株式会社は、今年4月6日付のデイリーランキング以降、ミュージックカードを合算集計しないことを決めている。つまり、現行の集計方針下の最後に、売り上げランキングのルールを目一杯活用した販売方法を試みようとしているのだ。この試みは、「対決」ともまた異なる事情からくるものといえるだろう。「755」内で秋元が述べているように、48グループの「対決」を主眼とするならば、両者の販売にあたってのルールや兼任メンバーの調整等、正当に「祭り」にするべくリリースに向けた環境づくりを整備した方が、メンバーや運営にとっても、ファンにとっても納得度は高いはずだ。その意味で、3月の同日発売は見かけほど、「対決」という言葉に似つかわしいものではないことがわかる。  すでに楽曲を発表しているNMB48に関してさらに言えば、今回のシングルに山田卒業以外の意味を過剰に付与してしまうことは、彼女の在籍期間のフィナーレをぼかしてしまうことにもなりかねない。山田の卒業発表以降、NMB48は寂しさを感じる隙間を与えないかのような動きを見せてきた。山田のTwitterアカウント開設と同時に多くのメンバーのアカウントも開設してすぐさま活発なやりとりをしてみせたり、「ポスト山田菜々」のオーディションを開催し、選出された植村梓をはやくもお披露目させたりといったトピックはまだ記憶に新しい。それらは盛り上げるための話題を絶やさない機能を果たしてはきたが、初期からの貢献度に比べて充分な位置が与えられてこなかった山田の功績をシンプルに称えるうえではノイズにもなってしまう。一方で、CDとミュージックカードのセットという販売方法が先行して話題になっているSKE48だが、当然のことながら作品やメンバーのパフォーマンスをもって、次回シングルの意味付けはなされるべきである。SKE48は今週20日の「ミュージックステーション」出演が決まっており、そこで新曲の披露が見込まれる。楽曲として、またパフォーマンスとしてどのようなものを見せてくるのかによって、NMB48「Don't look back!」との対照は鮮明になるはずだ。
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『らしくない (通常盤Type-C)』(laugh out loud records)

 今回の同日発売シングルに関してSKE48、NMB48両者の共通点を挙げるならば、昨年、直近のシングルで見せたような次世代への継承の流れを、一旦保留していることだ。NMB48は『らしくない』で白間美瑠と矢倉楓子を、SKE48は『12月のカンガルー』で北川綾巴と宮前杏実をWセンターに起用して、現在の主軸メンバーの次を担う世代を中心に置いた。3月31日発売のシングルではSKE48は磯原杏華、江籠裕奈、神門沙樹といった新鮮なメンバーを選出しつつも松井珠理奈、松井玲奈のセンターを戻して盤石を期し、NMB48は山田をセンターに両サイドを山本彩、渡辺美優紀が支えるシフトになっている。双方のグループの文脈の中で、定番のメンバーを中央に置いているが、それぞれにその意味合いは異なり、姉妹グループの両者が同じベクトルを向いたものとは言いにくい。  昨年は48グループ全体を通じて、次世代への継承の意思がうかがえた年だった。大きな流れとしては現在もその途上にあるといえる。白間、矢倉は現在放送中のドラマ『マジすか学園4』(日本テレビ系)でもスポットの当たる役どころを用意され、引き続き山本、渡辺らに次ぐポジションをグループ内で得つつある。他方、NMB48に比べると若手メンバーの目立つポイントがまだ少なく、一旦W松井の絶対的な体制に戻ったかに見えるSKE48は、次世代をどう位置づけていくのか。両グループの世代継承を巡る動きは、3月31日のシングルではなく、来年度前半の展開でこそより明確になるだろう。 ■香月孝史(Twitter) ライター。『宝塚イズム』などで執筆。著書に『「アイドル」の読み方: 混乱する「語り」を問う』(青弓社ライブラリー)がある。

オフィスに人気はなく…業界内を駆け巡るイメージエポック社、危機の噂を追う

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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イメージエポック社の手がけるSTELLA GLOW(ステラ グロウ)公式サイトより。
2015年初冬発売予定となっているが…。
 PlayStation Portable用ソフト『最後の約束の物語』など、数々のゲームタイトルで知られるゲーム会社・イメージエポックの経営が危機に陥っているという情報が、業界を駆け巡っている。  同社は2004年に創業。『最後の約束の物語』をはじめ、『時と永遠~トキトワ~』の開発、『ブラック★ロックシューター THE GAME』『ソニプロ』の製作、アリスソフトの名作をコンシューマー化した『闘神都市』の発売などで知られてきた。同社代表取締役の御影良衛氏は、2009年に日本最大のゲーム開発者向けカンファレンスであるCEDECの講演で上場準備中であることを発表。翌2010年には「面白いJRPGを作り続ける」という「JRPG宣言」を発表し、注目を集めた。ところが、2013年には一部代金が未払いであるとして訴訟を提起される事件も発生。上場も実現せずに、さまざまな憶測が流れていた。 「おたぽる」で続きを読む

資産数十億円? ビートたけしの「孫を養子に」は相続税対策だった!?

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
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オフィス北野ホームページより
 2015年から改正された相続税。2つの大きな改正ポイントの1つめが相続税の算定から控除される基礎控除が現行の6割にまで大きく減少することだ。  現在の基礎控除額である「5000万円+(法定相続人の数×1000万円)」が「3000万円+(法定相続人の数×600万円)」となり、標準的な「両親と子供が2人いる家庭」で父親が亡くなった場合、法定相続人は母親と子供2人の合計3人となり、これまでの基礎控除額「8000万円」が「4800万円」にまで下げられてしまうのだ。「相続税の申告者は今年度見込みの約7万人から首都圏を中心に約11万人に増える」と見られている。  大きな改正ポイントの2つめが相続税の税率が引き上げられたこと。相続税は故人(被相続人)が残した財産にかかるものではなく、遺族が分けてもらった遺産にかかるもの。相続税は累進課税になっており、もらった遺産が多いほど税率が高くなる仕組みだ。今回の改正で遺産の取得金額の6億円超部分(最高税率)が55%になったのだ(これまでは「50%」だった)。

吉澤嘉代子、大森靖子、水曜日のカンパネラ……個性豊かな「妄想系女子」に脚光

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【リアルサウンドより】  「妄想系個性派」と呼ばれるシンガーソングライターの吉澤嘉代子が、初のフルアルバム『箒星図鑑』を3月4日に発表する。2013年にインディーズで発表したデビュー作のタイトルは『魔女図鑑』だったが、小・中と学校に行けなかった彼女は、「魔女になりたい」と本気で思い、家で一人箒にまたがって、魔女修行をしていたのだという。かつてはその「魔女時代」を許せなかったが、徐々にそれを受け入れ、今なら「あの頃があったからこそ、今の自分が存在する」と思える。本作のタイトルには、そんな想いが込められている。  おそらく誰にでもひとつやふたつ、記憶から消し去りたい黒歴史があることだろう。当時の自分にとって、それはとてもシリアスな問題なのだが、時間を経て振り返ってみると、そういうときの人間はとても滑稽で、笑えたりするもの。『箒星図鑑』に収められた13の楽曲の主人公たちも、やはりそれぞれの問題を抱えているが、吉澤はそれをシュールな世界観の歌詞や、キュートな歌唱によって、普遍的なポップスへと昇華して見せる。  不良に憧れる真面目な女の子が背伸びして悪ぶってみる「ブルーベリーシガレット」、一人ぼっちになりたくないから、仲良しグループの悪口話に参加する「なかよしグルーヴ」、三島由紀夫の『黒蜥蜴』に魅了され、ストリッパーを主人公に書いたという「シーラカンス通り」など、シチュエーションは実にさまざまだが、真剣であればあるほど、主人公たちの姿はやはりどこか滑稽。また、女の子ならだれでも共感できるのであろう“脱毛”をテーマにした「ケケケ」は、吉澤のダンスや変顔が印象的なミュージックビデオも含め、妄想全開の一曲で実に楽しい。この日常からの跳躍力こそが、彼女の最大の武器だ。そして、大人になりきれない少女を描写した〈ストッキングの網目で あやとりするのも飽きたよ〉というラインが秀逸なオープニングの「ストッキング」と、“自分自身について書いた”というラストの「23歳」があることで、アルバムに吉澤嘉代子印の判が押され、作品としてギュッとまとまった印象を受ける。

吉澤嘉代子「ストッキング」

 音楽的にも、ホーンセクションを配した華やかなファンクをはじめ、多彩なアプローチで聴かせるagehaspringsの横山裕章と、フィル・スペクターが手掛けたガールズ・グループのような雰囲気が懐かしくも新しいcafelonの石崎光という2人のプロデューサーが脇を固め、吉澤の多面的な魅力を見事に引き出している。東京カランコロンのいちろーや、オワリカラのタカハシヒョウリなど、バンドシーンからも彼女の才能を称賛する声は多く聞かれ、本作をきっかけによりその知名度を増すことは間違いないだろう。  ただ曲を作って歌うだけのシンガーソングライターではなく、かといってアイドルでもなく、しかし、その両方の要素を併せ持ち、吉澤同様にたくましい想像力を武器にして、個性的な活動をする女性アーティストの数は、近年増えているように思う。おそらく、その先陣を切ったと言えるのが、大森靖子だろう。椎名林檎の系譜に位置するシンガーソングライターであると同時に、アイドルのファンも公言し、DIYで活動を続けてきた彼女が、2013年に渋谷クアトロでのワンマンを成功させ、昨年メジャーデビューを果たしたということは、「妄想系女子」たちにとって、ひとつの契機になったと言えそうだ。昨年末リリースされた最新作『洗脳』でも、誰もが脳内に抱えているはずの感情や思考を、ビビッドな表現で言語化し、J-POPのど真ん中へと邁進している。  新人の注目株は、何と言っても水曜日のカンパネラのコムアイだろう。デビュー当初は高校生のときからNGOやNPOに関わっていたという経歴や、ステージでの鹿の解体ショーといった奇抜な行動が多く取り上げられたが、徐々に元hydeout ProductionsのKenmochi Hidefumiによるサウンドプロデュースや、コムアイのラップ、コンテンポラリー・ダンスを取り入れたステージングが話題となり、今やフェスにイベントに引っ張りだことなっている。最新作は昨年11月にリリースの『私を鬼ヶ島に連れてって』で、収録曲は“桃太郎”や“ドラキュラ”など、タイトルからして妄想全開。コムアイ自身が作詞に携わる割合は少ないが、「意味は特になくとも、楽しいのがいい」というのが今の気分か。  20代前半のコムアイよりもさらに若い、現在17歳の女子高生ラッパーdaokoにも要注目。2012年12月、まだ15歳のときに『HYPERGIRL-向こう側の女の子-』でデビューした1997年生まれの少女は、m-floとのコラボレーションなどで注目度が急上昇。椎名林檎や大森靖子のファンでもありながら、ニコ動世代なので音楽活動の入口はラップというのが新しい。2月4日に発表されたばかりのサード『Dimension』をもって、これまで所属していたネット発のレーベルLOW HIGH WHO? PRODUCTIONでの活動を終了し、メジャーデビューが決定。その若さゆえか、リリックはどこか儚く、ヒリヒリとした心象を感じさせるが、曲自体は徐々にポップになってきているので、ここで挙げた他のアーティスト同様に、その表現が「陽」へと変化していくのか、今後の動向が注目される。  吉澤嘉代子、大森靖子、水曜日のカンパネラ、daoko。表現のスタイルこそ違えども、この4者に共通するのは、同調圧力に反発し、「私は自分の好きな道を選ぶ」という強い自信を感じさせる一方で、今にも崩れそうなフラジャイルな部分も持ち合わせていること。そのギリギリのバランスから生まれる、妄想力豊かで個性的な世界観は、むしろ非常に人間臭く、だからこそ、今の音楽シーンの中でもひときわ光って見えるのかもしれない。 (文=金子厚武)
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吉澤嘉代子『箒星図鑑』(日本クラウン)

■リリース情報 『箒星図鑑』 発売:3月4日 CRCP-40399 ¥2,778(税抜) 1. ストッキング 2. 逃飛行少女 3. 未成年の主張 4. ブルーベリーシガレット 5. なかよしグルーヴ 6. キルキルキルミ 7. 美少女 8. チョベリグ 9. ケケケ 10. シーラカンス通り 11. 泣き虫ジュゴン  12. 雪 13. 23歳 ■ライブ情報 「吉澤嘉代子 箒星ツアー '15」 5月9日(土) 岡山MO:GLA(開場17:30/開演18:00) 問)夢番地岡山086-231-3531 5月10日(日) 福岡Gate’s7(開場17:30/開演18:00) 問)つくす092-771-9009 5月12日(火) 名古屋CLUB QUATTRO(開場18:00/開演19:00) 問)ジェイルハウス052-936-6041 5月15日(金) 大阪 UMEDA CLUB QUATTRO(開場18:00/開演19:00) 問)夢番地大阪06-6341-3525 5月16日(土) 東京 赤坂BLITZ(開場17:00/開演18:00) 問)ネクストロード03-5712-5232 【料金】各会場同一 ¥3,800(全自由/Drink代別/整理番号順) 【一般発売日】2015年3月21日(土) ※「箒星図鑑」CD購入者チケット先行受付 期間:2015年3月4日(水)正午~2015年3月12日(木)18時迄 ※FCスマフォサイト「ほうきの会」チケット優先受付 ただ今、無料会員登録受付中。 会員登録は https://fc.yoshizawakayoko.com 「箒星図鑑」予約会イベント 2月21日(土)開始 13:00 タワーレコード池袋店 6Fイベントスペース 「箒星図鑑」発売記念イベント 3月4日(水) 開始 19:30 タワーレコード渋谷店 1F店内イベントスペース 3月7日(土) 開始 14:00 タワーレコード秋葉原店 7F店内イベントスペース 3月15日(日) 開始 13:00 タワーレコード名古屋近鉄パッセ店 9Fイベントスペース 3月15日(日) 開始 17:00 HMV栄 イベントスペース 4月5日(日) 開始 17:00 dues新宿 4月5日(日) 開始 21:00 ヴィレッジヴァンガード下北沢店 ※各イベントの詳細はこちらから:http://www.crownrecord.co.jp/artist/yoshizawa/whats.html ■オフィシャルHP http://yoshizawakayoko.com/