ロビン・ウィリアムズの自殺、原因を妻が語る

ロビン・ウィリアムズ(享年63歳)の妻スーザン・シュナイダーはロビンがレビー小体型認知賞(DLB)をわずらっていたと告白した。アルツハイマー型認知症の次に多く事例がみられるという神経変性疾患DLBは極度の不安、妄想、自傷行為という症状を引き起こすようで、スーザンはこの疾患が原因でロビンが昨年8月に自殺を遂げたと考えていると『グッド・モーニング・アメリカ』の出演時に語った。「うつがロビンを死に追いやったわけではないのです。うつは50の症状の1つにすぎず、小さなものでした」 さらにスーザンは自殺を遂げる直前にロビンの症状が急速に進行する中で診断に何か間違いがあるのでは疑いをぬぐいきれない状態であり、検死でその疾患があったと結果がでるまで府に落ちなかったようだ。「医師団、全チームが適切な対応をしていたということが今ならわかります。この疾患は我々のペースよりも早く大きいものなのです。私たちは最終的にそこにいきつきました」 2011年にロビンと結婚したスーザンは、ロビンがみずから命を絶ったのは、自分の人生の主導権を得る感覚を取り戻すためだったからだと解釈しているという。「ここ1年、何がロビンを死に至らしめたか考えるのに時間を費やしました。私たちが何と闘っていたのか、様々なことと闘うことになった原因はなんだったのかを理解するために。1人の医師は『ロビンは自分が思考を失いつつあること、そしてそれに対して自分が無力であることをわかっています』と言っていました」「彼はそれをわかっていました。できるだけ最善を尽くしてうまくやろうとしていましたが、最後の月はそれができていませんでした。かなり混乱していました」「ただ彼はノーと言いたかっただけだと思いますし、私はそのことを1ミリたりとも責めるつもりはありません」

『下町ロケット』視聴率好調なのに、土屋太鳳は存在感ゼロの“名ばかり”ヒロイン状態

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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『下町ロケット』(TBS系)公式サイトより。
『半沢直樹』でおなじみの池井戸潤の原作である、阿部寛主演ドラマ『下町ロケット』(TBS系/日曜午後9時~)が絶好調だ。  初回は16.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好発進し、第2話は17.8%。11月1日放送の第3話は18.6%をマークし、『相棒season14』(水谷豊主演/テレビ朝日系/水曜午後9時~)初回(10月14日)の18.4%を抜いて、今クールの民放連ドラの最高視聴率を記録した。  今年放送された民放連ドラの視聴率トップは、『相棒season13』(14年10月~15年3月)最終回(第19話=3月18日)の20.3%。この調子でいけば、『下町ロケット』がこれを更新する可能性は十分にある。 「おたぽる」で続きを読む

「安保法制は非常に不安」発言も!『あしたのジョー』のマンガ家ちばてつやが語る壮絶な戦争体験と反戦への思い

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ちばてつや公式サイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  本サイトでもたびたび報じているが、安保法制が国民の大多数が反対するなか強行採決されてしまった後も、桂歌丸や瀬戸内寂聴など、多くの文化人が引き続き戦争へと向かいつつあるこの国を憂慮する声をあげつづけている。特に、実際に先の戦争を体験した方々は、自らのトラウマをえぐり出してでも、再び聞こえつつある軍靴の音に対し反対の声をあげている。  そんななか、『あしたのジョー』などで知られる漫画界の重鎮・ちばてつやも安保法制に対し言葉を紡いだ。それは、10月24日にゲスト出演した『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(TBSラジオ)での発言である。 〈非常に私は不安に感じてますね。そっちの方向に行っていいのかな? そっちの方向に行かない方がいいんじゃないのかな? 日本はもっと良い方向がある。戦争をしない国っていうふうにみんなが認め始めてるんでしょ。日本には憲法があるんだから、絶対戦争できないんだよあの国は。戦争をしない代わりに、色んなところでね、橋つくったり、井戸を掘ったり、そういうことで困った人に薬をつくってね、この間もノーベル賞でいい仕事しましたよね。そういうことで世界中の人に、みんなから尊敬される国になったらいいのに、怖がられる国になりたいのかな? もう少しくらい経済経済っていうけど、慎ましくていいから、あの国はみんなから愛されるいい国だよ、あの国は滅ぼしちゃいけないよって言われるような国になって欲しいなと私は思うんですよね。それは難しいんでしょうけど、今はそうなりつつあるのに、もったいないな、せっかくいい方向に行きかけてたのにということは、ちょっと私は感じますけれども〉  ちばてつやがこのような発言をせずにはいられなかった背景には、彼の壮絶な戦争体験がある。  ちばは、6歳のとき、満州の奉天で終戦を迎えた。ひどい空襲などにもさらされず、それまで、日本とアメリカが戦争をしていることすら知らなかったというほど牧歌的だったちば少年の生活は、終戦の時期を境に一変。父・母・3人の弟とともに1年にもおよぶ壮絶な引き揚げ体験を経験するのである。その時期のことを彼は『ちばてつやが語る「ちばてつや」』(集英社)のなかでこのように語っている。 〈六歳だった私は、終戦の意味もわからず、弟三人と一緒に、両親の決死の逃避行についていくばかりだった。幼いながら、一歩間違えば死んでしまう、殺されてしまうという危険な状況にいることだけは、本能で理解していたように思う。今思えば、家族が誰一人欠けることなく帰国できたのは、奇跡に近い〉  そして、この満州からの引き揚げ体験は、ちばてつやの「漫画家」としての根幹をつくっているという。 〈この時生きて日本に帰れたからこそ私の漫画家人生もあるのだが、漫画家となった私の意識の底には、常にこの時の体験が潜んでいる〉(前掲書より)  幼きちば少年がくぐり抜けた満州引き揚げ体験とはいかなるものだったのか? 前掲の『ちばてつやが語る「ちばてつや」』では、このように綴られている。 〈戦争とは無縁と思われた私たちの住環境は、終戦に近づくに連れ、次第に不穏な雰囲気に包まれていった。何より私たちを見る中国の人々の視線が、どんどん厳しくなっていった。それまでは「日本人のお子様」という感じで見ていたのが、「日本鬼子のガキ」という感じに変わっていた。「日本はいよいよ負けそうだ」という情報が中国人の間にも広まっていたので、「今に見ろよ」と自分たちを支配していた日本人への憎しみが一気に加速していたのだと思う。  そして終戦の日の八月十五日を境に、日本人と中国人の立場は逆転した、中国人は日本人とわかると石をぶつけたり、見境なく襲撃しては物を盗ったりするようになった〉 〈このまま社宅にいては危険だというので、冬になってから私たち一家はそこから避難し、同じ印刷会社の社員どうし、家族で固まって各地を転々と逃げ回ることになる。そのころすでに蒋介石の国民党軍と毛沢東の八路軍の間で内戦が始まっていて、昼間の移動は危険だった。そのため昼は学校の校舎や工場の倉庫に隠れ、夜陰に乗じて移動した〉  終戦後、ちば一家はこのような逃避行を続けるわけだが、冬の奉天は零下20℃ほどになる厳しい寒さに加え、ほとんど食べるものもない環境。一緒になって逃げ回った仲間のなかには、道半ばで倒れる者もたくさんおり、彼は子どもながらたくさんの「死」を見つめてきた。前述のラジオでちばてつやはこう語る。 〈ああ、人間ってすぐ死ぬんだなってことは思いましたね。昨日まで一緒に遊んでた子が次の日にもう息してないんですよね、冷たくなってる。あんな元気だった子が、死んでる。それから一生懸命こう元気にこう、みんなを叱咤激励して引き連れてたおじいちゃんが冷たくなってる。簡単に人間は死ぬってことを、その時は刷り込まれたっていうか、だから私のキャラクターはすぐ死んでしまうっていうことが、私の感覚なんですよね。そう言いながらしぶといんですよ、私みたいに何日も食べない子供たちもいるのに、生き残って日本に帰ってきた人もいるし、あんなに元気だったのに、ころっと死んでる人も見たし、死んでる人たちを跨いで乗り越えて帰ってきたという現実もあったし、引き揚げの一年間の体験っていうのは、私の人間形成において、大事な色んなことが刷り込まれたのかなと感じますけどね〉  しかし、そんな暗黒の引き揚げ生活のなかにも、ひとつだけ、ちばてつやの未来を明るく照らす灯火があった。 〈逃避行が続く中、私たち一家は中国人の徐集川さんと再会した。徐さんは父の会社の部下だった人で、父とも親しく、私たち兄弟のこともかわいがってくれていた。徐さんは見つかれば自らも危険なことを覚悟で、「ここにいたら凍え死んでしまう」と、私たち一家を、中国人街にある自宅の屋根裏にかくまってくれたのだった〉(前掲書より)  こうして、ひとまず身の安全を確保した屋根裏生活は、冬が過ぎるまでの間数週間続く。そして、この屋根裏生活での体験が、後の漫画家・ちばてつやをつくる礎となったという。 〈その屋根裏では、寒かったですけども、母親が一生懸命本を読んでくれたり、それから、一生懸命つくり話をしたり、してくれたんですけども、尽きちゃったもんだから、私に今度絵を描いてあげなさいとか、弟たちは小さいですから、私が六歳ですから長男の。下が4歳の、2歳の、それから産まれて何ヵ月っていう。それがすぐに泣くんですよね、外へ出たがって。狭いところにいるから。そういうところで弟たちのために、まあ、昔は漫画は知らないから、ただ絵を描いているだけなんだけど、その絵の説明をすると、弟たちがもうワクワクするわけね、目を輝かして。この人はどこへ行くの、とか、この馬はどこへ行くのっていうようなことを聞くわけ。すると一生懸命考えて、そうなるんだろうってことを、ストーリーをつくっているようなものですよね、つくりながらお話して、そういうことがね、私が漫画家になるための原点、その時は気がつかなかったけど、とても大事な時間だったのかなというように思いますけども〉(前掲ラジオ番組より)  この時の体験は、前掲の『ちばてつやが語る「ちばてつや」』でも、以下のように綴られている。 〈私がそれまでに読んだ童話や昔話を混ぜこぜにして考えただけの話なのだが、絵にして見せると弟たちがわっと喜ぶ。そのわくわくする様子を見て、子供ながらに「描いてよかった」と満足感を感じたのだ。思えば「自分が作った絵と話で人を喜ばせることができる」と読者を意識したのは、この時が最初だったように思う〉  前述した通り、徐さんの力添えもあり、その後、ちば一家は誰ひとり欠けることなく、無事に日本に帰ってこられた。しかし、それはもう「死」と隣り合わせの、ギリギリの状態だったようだ。 〈引揚船に乗ったからといって、安心はできなかった。相変わらず乏しい食糧事情の中、私の弟たちはあばら骨が浮いてお腹が異常に膨らんでいるような栄養状態だった。遊び仲間の子はそこで力尽きて亡くなり、出航したその船から水葬に付された。昨日まで一緒に船の中を遊び回っていたのに、今日はもういない。「どうしていないの?」と母に尋ねると、「あの子は死んだのよ。かわいそうに......」と赤い目をして涙ぐんでいた〉(前掲書より)  この時の壮絶な体験は後に『家路』という作品に描かれたり、同じく満州引き揚げ体験をもつ赤塚不二夫や森田拳次らとともに『ボクの満州』(亜紀書房)という一冊を上梓したりと、ちばは自らの心の傷をえぐり出してでも、日本人が絶対に忘れてはならない悲惨な戦争体験を伝え続けていくことになる。それは、戦争というものが本当に愚かなもので、人間が誰しも持つ「闇」「鬼」の面を否応なく引きずりだしてしまう醜いものだからだ。戦後70年、せっかく平和の時を築いてきたのにも関わらず、それをこんな簡単に壊してしまっていいものだろうか? 「戦争なんて怖くない」とのたまう人々は、実際に戦争で地獄を見たちばてつやの以下の言葉を読んで、それでも本当に戦争は愚かではないものなのか、怖くはないものなかのかどうか、もう一度よく考えてみてほしい。昨日まで仲の良かった隣人が、ある日を境に「鬼」になる。そんな状況をつくりだすのが「戦争」なのだ。 〈あんなに優しそうな人が、もうおなかがすいてしまう、もしくは自分の家族を守るためということになると鬼になってしまう、というようなことを何度か見てるんで。逆に鬼みたいな人も優しいところがあったりね。だから人間ってね、ちょっとしたことでね、がらっと(変わる)。だから色んな要素があるんですね、悪い部分、悪魔的な要素も、天使的な要素も、悪魔みたいなところも、みんな持ってる。でも、その人がどういう生き方をしてるか、環境によって神様みたいな人になったり、悪魔みたいになってしまったり、鬼になってしまったり、そういうようなことってよくある〉(前掲ラジオ番組より) (新田 樹)

ロマン・ポランスキー監督の淫行事件被害者が擁護

映画監督ロマン・ポランスキーの淫行事件被害者であるサマンサ・ゲイマーさんはポランスキーが「いい人」であったと擁護している。1977年に当時13歳であったサマンサさんと写真撮影を行っていた際、『戦場のピアニスト』などで知られるポランスキー監督はサマンサさんに薬物とシャンパンを与えて、トップレス写真を撮ったり性行為を行ったとして有罪判決を受けた。だが被害者であるサマンサさんはポランスキー監督に対して同情の気持ちが芽生えており、この事件はもう過去のこととして扱われていいはずだとNBCニュースに語っている。「彼は自分の行為を認めたわ。それに有罪を受けて刑務所へ行った。みんなが彼から何を求めているのか分からないわ」「彼はとてもいい人だと思うし、家族だっているのよ。もうこのことは終わりにして過去の事にしてもいいと思うのだけど」 さらにサマンサさんはポランスキー監督がアメリカへ強制送還されていないことを嬉しく思っておりロサンゼルス市警察の追跡はこっけいであるとも話す。ポーランド政府が先週下したポランスキー監督をアメリカには引き渡さないという決断についてサマンサさんは「彼らは正しいことをしたと思うし、すべての事実に基づいて正しい判断をしたと思うわ」「私はこの一件がいかに長く続いているかを良く知っているから、とても嬉しいしハッピーなの」「まさにジョークだわ。こっけい。ハリウッドの究極の正義ね」と語っている。 ポランスキー監督は42日間服役した後、司法取引が拒否され再び刑務所に戻されることを恐れ、アメリカ国外に逃亡していた。

バイオレンスに徹したEXILE『HiGH&LOW』 ドラマ要素を切り詰めて獲得したものは?

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『HiGH&LOW』

【リアルサウンド映画部より】  『HiGH&LOW』は、EXILEのリーダーとしてEXILE TRIBEを束ねるLDHの代表取締役社長のHIROが総合プロデュースを務めるビッグプロジェクト。EXILE TRIBEをはじめ、窪田正孝、小泉今日子、ゴールデンボンバーといった豪華キャストが出演し、様々なメディアコンテンツで物語が展開されることが話題となっている。  来年7月には映画公開が決まっており、Huluでの特別版ドラマの配信、別冊少年チャンピオン&ヤングチャンピオンでの漫画連載、Instaguramでの写真の公開、そして劇中でかかっている音楽をまとめたオリジナルアルバムの発表と、イベントが目白押し。もちろんEXILE率いるLDHならではのライブツアーを予定している。  その中心に置かれているのが現在、日本テレビ系で放送中の深夜ドラマだ。  舞台は、かつて「ムゲン」というギャングチームと、「雨宮兄弟」という二人組のギャングが戦いを繰り広げていた、とある区域。ある事件をきっかけに突如「ムゲン」が解散し、「雨宮兄弟」も姿を消した。その後、「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」という5つのチームがしのぎを削るようになった。  テレビドラマでは、おそらくクライマックスとなるであろう激しいギャングチーム同士の抗争が第一話で描かれており、そこから時間をさかのぼり、抗争のきっかけとなった鬼邪高校のチハル(佐藤大樹・EXILE)と山王連合会のヤマト(鈴木伸之・劇団EXILE)の出会いが二話では描かれている。  今後は各ギャング同士の激しい抗争が描かれることとなるのだろうが、この時点で何を置いても印象に残るのは、そのアクションシーンだ。  EXILEのPV『EXILE PRIDE~こんな世界を愛するため~』等の作品でMTV Video Music Awards Japan2014を受賞している映像ディレクター・久保茂昭が監督を務めているためか、どこを切ってもEXILE印といった感じのカッコいい映像で、特に不良が集団で殴りあっている場面などの、モブシーンの出来がすばらしい。  なんというか深夜ドラマとは思えなくくらい映像がゴージャスなのだ。  もちろん『クローズZERO』や『TOKYO TRIBE』等の映画からの影響は強くうかがえ、物語自体はヤンキーモノの変種でしかない。しかし、彩度を落とした暗めの映像で見せるPV的でありながら、暴力の香りがうかがえるアクション映像には、今までのEXILEドラマとは違う気迫のようなものを感じられる。  おそらく、ヤンキーモノ自体がかつてのヤクザ映画のような役割をはたしているのだろう。ナレーションと状況説明をあっさり済ませるとすぐに見せ場である抗争場面に画面をつないでいく極端な物語構成は深作欣二監督の映画『仁義なき戦い』シリーズを思わせる。  見ていて面白いのは、こちらが考えているテレビドラマらしさをどんどんと覆してくれるところだ。普通、物語というものは一人の主人公がいて、その人を中心に展開していくのだが、2話まで見ても正直、誰が物語の中心なのかが、よくわからない。あえて言うならば山王連合会のコブラ(岩田剛典・EXILE/三代目J Soul Brothers)とヤマトなのだろうが、窪田正孝や林遣都といった主演級の俳優がライバルチームのボスとして登場することから考えて、全員を均等に描くのかもしれない。おそらく各キャラクターに物語があるという作りなのだろう。  様々なジャンルを横断するメディアミックス的な作りや複数のキャラクターを並列的に描く展開は、漫画やアニメではかなり定番化しているが、EXILEというグループでそれを展開するというのが本作の面白いところだろう。今までにも漫画とアニメで展開した『エグザムライ』のような作品があったことから、HIROの中には、EXILEのメンバーのことを、漫画やアニメのキャラクターグッズのように売り出したいという狙いは当初からあったのかもしれない。  今までのEXILEドラマに不満だったのは、彼らの武器であるダンスで鍛えた身体能力の高さを生かし切れていなかったからだ。それはつまりエロスとバイオレンスが足りなかった、ということだ。EXILEの俳優は、外見的にはアウトローの危険な匂いを漂わせながらも、演じる物語は、よくある人情ドラマばかりだったために、どこか本領を出し切れていない感じがしていた。  それに対し『HiGH&LOW』は、ドラマパートが短く一話のうちに何回もビジュアル的な見せ場がある。そこに劇伴としてEXILEの歌が毎回かかるのだが、これがめちゃくちゃカッコよく、毎回30分のPVを観せられているような感じなのだ。  つまり、今まで無理して展開していたドラマ要素を極限まで切り捨てた結果、EXILEドラマという新しい映像文体を獲得しつつあるのだ。おそらく物語は、楽しく仲間同士でつるんでいただけなのに、いつしか組織同士の抗争に発展して暴力の連鎖となり、とりかえしのつかないことが起きてしまう、というヤンキーモノの定型をなぞるのだろう。この物語を、どれだけPV的なカッコよさだけで突き進めるかが今後の課題だ。下手にドラマらしさなど意識せずに、このまま突っ走ってほしい。 ■成馬零一 76年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。

創価学会との繋がり、覚醒剤所持に、清純派アイドルとの不倫愛……etc. 悪漢プロデューサーの爆裂人生!!

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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牧村康正+山田哲久『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』(講談社)
 この男がいなければ、日本のアニメ文化はずいぶんと異なるものになっていたに違いない。『機動戦士ガンダム』はあれほどのハイクオリティーの作品に仕上がっていなかったかもしれない。『新世紀エヴァンゲリオン』は作られていなかったかもしれない。そして、何よりも第1次アニメブームを巻き起こした『宇宙戦艦ヤマト』は誕生していなかった。この男の名前は西崎義展(にしざき・よしのぶ)。職業はプロデューサー。西崎義展が原案・製作総指揮を務めた『宇宙戦艦ヤマト』のテレビシリーズ&劇場版の与えた影響力はそれほど大きく、アニメ界の常識を次々と破った。  1974年に『宇宙戦艦ヤマト』のテレビ放映が始まったことで、アニメ番組の視聴者は大人へと成長していくに従ってアニメからは卒業していくもの、というそれまでの固定観念が覆された。松本零士が描いたキャラクターとメカデザインのフォルムの美しさ、高揚感を煽る宮川泰の音楽、放射能汚染という環境問題、地球滅亡まで1年間というタイムリミットの設定、そして未知なる宇宙へ旅立つという壮大なロマンに、オタクという言葉がまだなかった 70年代の元祖オタクたちは夢中になった。 「おたぽる」で続きを読む

学費のためにソープで働く慶大生、売り専に走る男子学生も…カラダを売るしかない「貧困大学生」が急増中

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『女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル』(朝日新書/中村淳彦)
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  親のスネをかじり、勉強もせずにコンパ三昧で青春を謳歌する。かつて大学生がこんな風に揶揄されていた時代が確かにあった。今思えばそれは良き時代だったのかもしれない。  身体を売って学費や生活費を捻出するしかない。そんな大学生が急増しているという。そんな学生たちの実態をルポした『女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル』(朝日新書/中村淳彦)は衝撃的だ。 「今の女の子たちは昔みたいに遊ぶためじゃなくて、生活するため、学費を払うために、自分の意志でカラダを売っている」  高齢の祖父母と統合失調症を患った母親を介護しながらデリヘルで学費を稼ぐ中堅大3年生。父親の稼ぎは介護や通院で精一杯なためだ。また父親がリストラされ月々10万円の奨学金を貰いながらデリヘルで働く明治学院大4年生も登場する。  しかし、彼女たちのように家庭に特別な事情があるケースばかりではない。中流といわれる家庭でもそれは例外ではないことだ。現在、親の世代も生活することだけで精一杯で、バイトもせずに生活できるほどの仕送りを貰っている学生は今どき“いない”という。地方出身なら尚更だ。東北出身で慶応義塾大学に進学し、現在は大手一部上場企業に務める山城亜里沙さん(仮名24)は現在の学生が抱える様々な問題を集約したようなケースだ。  山城さんは父親が地元サラリーマンで母親も訪問介護のパートをしており世帯収入は600万円ほどの一般家庭に育った。地元大学に進学することを希望した両親だが、優秀でもあった山城さんは慶応への進学を選び学費は自分で払うことを条件に両親を納得させた。仕送りは月5万円。しかし慶応の入学金は20万円で、毎年の授業料は約130万円。毎月11万円ほどが学費として必要だ。その他家賃、食費、交通費などで毎月14万5000円ほどかかってしまう。 「普通のアルバイトを1年間やってみたけど、経済的に時間的に無理だった。地方出身の大学生は、常に不安があるんですね。近くに頼れる人がいない。本当にお金がかかるから真面目に勉強したい、将来はちゃんと就職したいって意識がある。ちゃんと将来を見据えている女の子ほど、風俗を選択する傾向がある」  そのため山城さんが選んだのは吉原の高級ソープだった。しかも単に学費や生活費を稼ぐためではない。来るべく就職活動に備えるためでもあった。普通のバイトでは就職活動中でもバイトを止められない。それではきちんとした活動さえできない。そんな思いから風俗を選択したのだ。  そのため必死で性的サービスの技を学び大学3年の夏までの間の1年半、合計1620万円ほどソープで稼ぎ、540万円の貯金をした。 「まったく遊ばないで風俗までやって、それでやっと手にした就職活動という権利ですから。風俗をやっている女の子ほど本気で活動するんです。このときのためにがんばってお金を貯めてきたって。吉原の店には早稲田、明治、青山学院の現役大学生の友達がいました。慶応の学校内でも風俗やってるんだろうなっていう子は何人もいた。そういう子たちはみんな良いところに就職しましたね」  勉強をする時間を確保し、将来のため、きちんとした就職活動をするために風俗を選択する。本書でもそれは「特別なことではない」と指摘されているが、ここまでしなければきちんとした就職はできず、エリートコースから脱落し、貧困層に陥ることが容易に想像できる。それが現在の“普通の学生”が置かれた暗澹たる状況なのだ。  しかも風俗で学費や生活費を稼ぐのは何も女性だけではない。売り専や出張ホストなどカラダを使った風俗には男子学生が数多く流れてくるという。  本書にはそんな一人である大学院生の山下亮太くん(仮名24)が登場する。山下くんは年金生活の祖母と2人暮らし。大学4年間は奨学金をもらい、家庭教師、新聞配達、デリバリーピザの配達などを掛け持ちし、昼夜問わずひたすらバイト漬けの生活を送ったという。だがこの時点で奨学金という“有利子借金”は480万円と膨大に膨れ上がっている。修士課程に進むにあたり、これ以上借金を増やすわけにはいかない。普通のバイト生活を続けると健康さえ害する可能性もあり限界を感じたと言う。  そんな時見つけたのが時給7000円という“男娼”、売り専の世界だった。慎重な山下くんはまずは客として売り専を買い、その上でこの世界にはいることを決意した。 「男相手に性的行為なんてしたことないし、したいとも思わなかったから、果たして自分ができるのって不安まみれだった」  案の定、初めて客にフェラチオをした時は「ウェっとなった。どうしようもない拒絶反応」だったという。しかもイカせることもできない。これではマズい、稼げないと思った山下くんは友人を温泉に誘い、必死に説得して友人を練習台にしたという。涙ぐましい努力をした末、山下くんは現在月に70〜80万円ほどの稼ぎを得るまでに至ったという。山下くんは現在のバイトをこう語っている。 「バイト詰めで寝る時間がないという生活より、単価が高くて短い時間でカラダを売った方がいい。それは今も代わらないです」  勉強をするため、将来の夢を叶えるためにカラダを売るしかない。学生生活を支えるためカラダを売る学生たち。これが現在の格差・貧困が叫ばれる“平成型苦学生”の実情だ。  さらに本書では高校を卒業したばかりの未成年に莫大な有利子借金を貸し付ける奨学金=貧困ビジネスの問題、公的予算を抑えるため高騰し続ける学費、学生を縛るブラックバイトなどに焦点を当てているが、そんな中で奨学金問題やブラックバイトに警鐘を鳴らす中京大学の大内裕和教授のこんなコメントが紹介されていた。 「日本はもう、壊れていますよ……メチャクチャです」  だが、こうした“メチャクチャさ”は今後もどんどん加速するだろう。さらなる格差・貧困の固定化、教育の格差はものすごい勢いで広がり、さらに若者たちに貸し付けられた奨学金が将来を大きく抑圧する。そして安倍政権が謳う一億総活躍社会とは、こんなメチャクチャな格差社会を是正することなくひたすら拡充するものでしかないのだ。 (林グンマ)

デビッド・ベッカム、娘がデザインしたタトゥーを入れる!

デビッド・ベッカムが入れた新たなタトゥーは娘がデザインしたものだという。デビッドはインスタグラムで手の平に彫った4歳になるハーパーちゃんがデザインした女の子の絵のタトゥーを公開し、「ハーパーがパパに落書きをしちゃったよ」とキャプションを添えている。妻のヴィクトリア・ベッカムも同じような画像を投稿し「ハーパーは本物の小さなアーティストよ」とコメントした。 さらにデビッドの新タトゥーはハーパーちゃんのものだけに留まらず、ブルックリン(16)、ロメオ君(13)、クルス君(10)の1人が手書きで書いた「We love you Daddy(パパ愛してる)」のメッセージを元にしたものも胸郭に入れたようで、そのタトゥーの写真の横には「息子たちがパパのことをどう感じているか表現しているんだ」とキャプションを付けている。 そんな中、デビッドはハーパーちゃんのことを意する「Pretty Lady(かわいい女性)」というタトゥーの近くに入れた首のバラのタトゥーも「かわいい女性...タトゥーをまた増やすというのは僕にとって本当に意味があるんだ...」とコメントと共に披露していたばかりだった。 タトゥーが大好きなデビッドはその1つ1つに強い意味を込めたものを入れているようで、ヴィクトリアと結婚した年でありその時期のサッカー界での功績を祝う数字の99も入れている。

国内アニメ映画の勢力図が変わる!? 『ここさけ』興収10億突破が日本映画界にもたらすもの

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【リアルサウンド映画部より】  先週末の11月1日(日)は割引料金で映画が観られるファーストデー。通常、ファーストデーが週末に重なると全国のシネコンはいつにも増してごった返すものだが、先週末はそのような光景はほとんど見られなかったようだ。  2週連続の1位は三谷幸喜監督の『ギャラクシー街道』。週末2日間で動員15万6502人、興収1億8248万4300円。公開初週の先週末から比べて動員は22%減、興収は33%減。動員に比べて興収の落ちが激しい理由は日曜がファーストデーだったから。先週の当コラムでも触れたように、あまり評判の芳しくない本作だが、先週土曜にフジテレビ系がプライムタイムに放送した『THE 有頂天ホテル』の番宣効果もあったのか、2週目の極端な落ち込みはなんとか回避している。  2位と3位はいずれも新作。『PAN ネバーランド、夢のはじまり』は全国672スクリーンで動員12万1467人、興収1億5575万5100円。『俺物語!!』は全国292スクリーンで動員11万8921人、興収1億3795万4800円。いずれもヒットとは言い難い数字だが、こうして並べてみると『俺物語!!』の2倍以上の館数で公開された『PAN ネバーランド、夢のはじまり』の苦戦ぶりが際立つ。  外国映画を中心に空前の活況を呈した夏とは打って変わって、秋枯れ状態が続いている映画興行だが、そんな中で明るいニュースを一つ。9月19日に公開された『心が叫びたがってるんだ。』が、公開から8週目に入った先週末に興収10億円を突破。これは、監督に長井龍雪、脚本に岡田麿里、キャラクターデザインに田中将賀という同じスタッフによって制作され、2013年にスマッシュヒットを記録した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』よりも12日も早い記録だという。  人気テレビアニメの映画版だった『あの花』に対して、『ここさけ』は完全オリジナル作品。その点を考慮すると、これは快挙と言うべきだろう。公開直後の瞬発力こそぼちぼちだったが、アニメ作品としての新鮮さと優れた内容が口コミで広がったのと、日本全国55回にも及ぶ舞台挨拶行脚が効いたようだ。オリジナル劇場用アニメ作品で興収10億突破となると、スタジオジブリが制作部門を休止させた今となっては、国内には細田守監督作品しか存在しない領域。自分も公開直後に劇場で『ここさけ』を観たが、子供連れやオタク層が中心の他のアニメ映画とは違って、観客のほとんどがいわゆるリア充系の10代20代の若者たちで、カップルがやたら多かったことに少なからず驚かされた。もし、このまま『ここさけ』チームがアニメ映画界の第二勢力として根付いていくことができたら、新たな観客層の開拓という意味でも、日本映画界&日本アニメ界全体にとって大きな刺激となるだろう。 ■宇野維正 音楽・映画ジャーナリスト。「リアルサウンド映画部」主筆。「MUSICA」「クイック・ジャパン」「装苑」「GLOW」「NAVI CARS」「ワールドサッカーダイジェスト」ほかで批評/コラム/対談を連載中。今冬、新潮新書より初の単著を上梓。Twitter

“まいんちゃん”福原遥が新垣結衣に激似? 「クッキンアイドル時代がピーク」説を一蹴できるか

オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

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『福原遥オフィシャルブログ』より。
 先月28日、子役時代“まいんちゃん”の愛称で親しまれた福原遥が、『ハロウィン』と題して自身のブログに投稿した写真が「ガッキーに似てる!」「いつの間にか、大人の女性に?」など、ネット上では、その姿が新垣結衣に似ていると話題になっているようだ。 「福原は11歳の時、子ども向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(NHK)で、メイン・キャラクターの柊まいんを演じ、“まいんちゃん”の愛称で一躍人気子役となりました。同番組には15歳まで出演。現在17歳となり、ファッション雑誌『ピチレモン』(学研パブリッシング)で専属モデルを務めるなど、すっかり子役時代のイメージを払拭したようです。以前から、ネット上では福原と新垣が似ていると指摘する声は上がっていたのですが、…… 「おたぽる」で続きを読む