2014年のテレビを振り返ろうとするなら、フジテレビ『笑っていいとも!』の終了に触れないわけにはいかないだろう。日本に住むすべての人々にとって、そこにあることが当たり前の風景は、2014年3月をもって失われた。テレビ番組とは終わることを宿命付けられたものだと頭では理解していても、一つの時代の喪失を目の当たりにするというのはなかなかに寂しいものだ。しかしだからといって、もちろん「テレビ」そのものが終わってしまったわけではない。 『笑っていいとも!』の最後のセレモニーは、絶対に共演はあり得ないとされていた芸人たちを一つのフレームに収めた。あって当たり前の風景が失われたのならば、あり得ない風景を見ることができるかもしれない。喪失とは、次の誕生への第一歩である。『笑っていいとも!』のセレモニーは最後を告げる葬式であり、同時に新たな時代の誕生を呼ぶ祝祭でもあったはずだ。テレビは新しくなる。新しくならなくてはいけない、そういう時期だ。そんな2014年。テレビで何が起こっていたのか、タレントという視点から振り返ってみたい。 <1>ベテラン勢が見せた「強さ」 『笑っていいとも』が終了した今年、タモリは新番組『ヨルタモリ』(フジテレビ系)をスタートさせた。年齢も年齢であり、大人向けのトーク番組あたりに落ち着くのではという周囲の予想は、いい意味で完全に覆された。タイトルにあるように、まさしく「夜のタモリ」全開のエキセントリックに振り切れたアナーキーな番組。なんというか、ものが違う。第一線で活躍し続けたタレントの「強さ」を、あらためて認識させられたのだった。 また今年は、TBS『水曜日のダウンタウン』が開始された記念すべき年でもある。演出の藤井健太郎氏は1980年生まれであり、いわばダウンタウン直撃世代といえるが、松本人志や浜田雅功に媚びることなく、変に恐れることなく、ただただまっすぐに面白いVTRをぶつけてくる。それを見て笑うダウンタウンの笑顔が、また愛おしい。それでいてこの番組は、小さく閉じることなく世間に向かっている。情報性がないと見てもらえないだとか、このタレントだと数字が取れないだとか、そんな下らない意見には耳を貸さず、自分たちが面白いと思うものは視聴者も面白いと思うはずだという信念。そして、その信念に見合った技術としつこさ。今のダウンタウンだからこそできる出演者とスタッフの化学反応が、この番組には確かにある。 そしてとんねるずは、フジテレビ『みなさんのおかげでした』で新たな秀逸な企画を量産し、ハライチの澤部佑ではなく岩井勇気に「チンピラ」という視点を与えるなど、とんねるずにしかできないやり方で多くの種をまいている。内村光良はNHK『LIFE!』にコントの場を求め、南原清隆の日本テレビ『ヒルナンデス!』は一見ほのぼのしたお昼の情報番組という体裁を取りながらも、実はそのVTRは非常にレベルの高いバラエティをやり続けている。いずれをとっても、今年、ベテラン勢の「強さ」が目立った。それはとても素晴らしいことだが、この牙城を崩す若きタレントが求められているというのも、また事実ではあるだろう。 <2>「本業アリ」タレントのブレーク ふなっしー。ヒロミ。坂上忍。織田信成。いずれも今年ブレークを果たした、あるいは昨年のブレークからさらに飛躍を果たしたタレントだが、彼らには共通点がある。それは「本業がある」という点だ。ふなっしーの本業はあくまでもゆるキャラであり、タレント業はいわば余技であるといってもいい。ヒロミは実業家としての顔を持ち、坂上忍は役者であり、織田信成はフィギュアスケーターだ。タレント業がなくてもおそらく生活していけるであろう人々が、今年ブレークを果たした。 ここ数年でいわゆる「ブレーク」を果たしてきたのは、いずれも芸人であった。特に持ちギャグやフレーズを持った芸人である。スギちゃんしかり、レイザーラモンHGしかり、エド・はるみしかり。今年も日本エレキテル連合というブレーク芸人は誕生したが、かつてと比べてその数は明らかに減っている。これはお笑いブームがいったん終わりを告げたという事実にも由来するが、視聴者や制作サイドが、いわゆる「一発屋」に辟易しているということもあるだろう。むしろ現在の「一発屋」の座は、佐村河内守氏や、小保方晴子氏や、号泣県議が担っている。これ以上の「一発屋」は、もはや必要ないということだ。 だからこそ前述したブレークタレントは、「本業」を持っていることが重要である。本業がほかにある以上、「一発屋」になることはない。テレビ以外の場所が彼らにはあるのだから。そして社会全体がどうかしてしまっている今、この傾向は今後も続くだろう。テレビしか場所を持たないタレントは、なかなか世に出るのが難しい時代が来ているのではないだろうか。 <3>「芸人」は新たな地平を目指す 2014年12月現在、いわゆる「ネタ番組」は日本のテレビには存在していない。数年前のネタブームがウソのようだが、今年は最後の砦ともいえるNHK『オンバト+』が3月をもって終了。いよいよ若手芸人が光を浴びる場所はなくなっている。加えて、前述したように上が「強い」あまり、中堅芸人の高年齢化も進んでいる。どこを見渡しても八方ふさがりの状況で、「芸人」は新たな地平を目指すことになった。 劇団ひとりの『青天の霹靂』映画監督デビューや、アンジャッシュ・渡部のグルメタレントへの転換などもその一つだが、最も象徴的だったのはバカリズム脚本によるフジテレビのドラマ『素敵な選TAXI』が挙げられるだろう。深夜のチャレンジや単発ものではなく、夜10時台の連続ドラマの脚本である。そしてバカリズムはそのハードルを軽やかに飛び越え、脚本家としても一流であることを証明した。決して強いキャストが集まっているわけでもなく、時にはほぼ丸々タクシーの中だけで完結する回もあったが、視聴率的にも大健闘。面白い脚本があればドラマは見られる、という当たり前の事実を知らしめた。 もちろん、そんなことができるような才気と意欲あふれる「芸人」は多くはないだろうが、しかし事実として「芸人」の数に対して席が少なすぎるというのは確かだ。しかしこれは、ある意味ではチャンスでもあるだろう。席がなければ、席を作ればいい。ライブシーンを見れば、漫才もコントもネタの質は充実している。テレビの枠を飛び越えて「芸人」の才能が求められる場所をどうやって作るのかが、これからの「芸人」の課題になるだろう。 <総括> 『笑っていいとも!』終了という事件は、将来から振り返っても大きな転換点だったと語られることだろう。さらにいえば、視聴環境の変化やネットにおける動画配信サービスの充実、ならびにデバイス環境も大きく変わりつつある。コンテンツだけでなく、テレビそのものが大きく変わることを要請されていて、実際に大きく変わりつつある。今後もテレビの試行錯誤が続くことは間違いないが、それでも新しい息吹は確かにある。新しいテレビの時代が、もうすぐそこまで来ている。2015年からのテレビは、果たしてどんな風景を見せてくれるのだろうか? いち視聴者として、楽しみでならない。 (文=相沢直) ●あいざわ・すなお 1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。 Twitterアカウントは @aizawaaa『タモリ』(Sony Music Direct)
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「たかじんのようには……」こちらは遺産問題も大丈夫!? 故・高倉健さんに“養女”報道

「週刊文春」1/1・8号
今年はこの製品がすごかった! ITライターが本気で勧める「BEST BUY 2014」
2014年のデジタルギア業界は、世界を変えるほどの製品は出なかったものの、総じて豊作だった。今回は2014年を振り返って、注目度の高かった製品を紹介する。
まずはPCから。なんといっても、7月に発売された「Surface Pro 3」に大満足。スペックを見て速攻購入し、ドッキングステーションをアメリカから個人輸入したほど。バリバリと仕事に使い倒しているが、不足なし。タブレット端末だが、専用キーボードのType Coverを一緒に使えばノートPCに。外部ディスプレイ出力で、メインマシンとしても使える。10万円前後から買えるし、コスパはとてもいい。「Surface Pro 3」
インパクトが一番大きかったのが、「iMac Retina 5K」モデル。5,120×2,880ドットというド級の解像度で、新次元の画質を体感できる。画面サイズは27インチで、本体の性能も文句なし。画像や動画の編集にうってつけで、クリエイティブ魂が頭をもたげることだろう。このモデルを手に入れると、デジ一眼や4Kビデオカメラまで欲しくなってしまう。価格は24万円~とお高いが、デルの5Kディスプレイが2,500ドル(約30万円)なので、PC代金分お得ともいえる。「iMac Retina 5K」
スマートフォンは、なんといっても「iPhone 6」。良かれあしかれ、格段にサイズアップしたのが話題になった。筆者はソフトバンクとドコモの6を利用(6 Plusがau)しているが、快適に利用できている。iOS 8も最初は不具合があったが、今では解決済み。iPhone 6に慣れきってしまって、すでに5Sの処理速度と画面サイズには戻れなくなっている。iPhone 6をわざと折り曲げてイチャモンをつけているサイトを見たのか、時々知人から相談を受けるが、全く問題なし。一押しだ。「iPhone 6」
デジカメでは、「LUMIX LX100」が光っていた。レンズ一体型のデジカメながら、1型を超える4/3型のセンサーを搭載しているのがウリ。もちろん世界初で、画素数は1,280万画素。レンズは35㎜換算で24-75mm、F1.7-2.8と文句なし。4K動画が撮影できるのも特徴。将来は、ディスプレイやテレビが4Kに移行するのは間違いなく、今のうちから映像素材を4Kにしておきたいところだ。「LUMIX LX100」
書類や紙資料はすべてスキャンしてクラウドに保存している筆者としては、「ScanSnap iX100」に驚いた。自宅では「ScanSnap iX500」を利用しているのだが、出張先で資料を取り込むためにコンパクトな「S1100」を愛用していた。このモバイルスキャナーの新モデルが「ScanSnap iX100」だ。バッテリーを搭載し、単体で動作。Wi-Fi接続でPCやスマホにスキャンデータを取り込める。出先でも大量のカタログをゲットしたり、出張先で名刺を整理してしまえるようになった。 特定の製品ではないが、MVNOもブレークした年だった。ドコモなどのキャリアの回線をレンタルして安価に提供するサービスで、イオンや楽天、ビックカメラなどさまざまな製品が登場した。自分にぴったりのサービスや製品を選ぶのには知識が必要だが、携帯料金が数分の1に抑えられるので注目が集まっている。 今年は、スマホと連携するSF的デバイスのスマートウォッチも続々と登場。とはいえ、イマイチ大人が常用するにはとがりすぎていて、最高! といえる製品はなかった。また、iPhone 6 Plusは大きすぎたか。4.2インチくらいのをiPhone 6、4.7インチをiPhone 6 Plusにすれば、もっと売れたかも。iPadは、それほど進化しなかったのが残念なところ。来年に期待したい。 (文=柳谷智宣)「ScanSnap iX100」
テレビウォッチャー・てれびのスキマが選ぶ、2014年のテレビ事件簿【ドラマ編】
2013年のドラマ界は、NHK朝ドラ『あまちゃん』や『半沢直樹』(TBS系)が高視聴率を獲得、社会現象を巻き起こした。それに比べると、今年のドラマ界は正直、話題性に乏しかった感が否めない。だが、今年もNHK朝ドラは、『ごちそうさん』『花子とアン』『マッサン』と高視聴率が続き、特に『花子とアン』は、ドラマファンからは賛否両論あったものの、花子のセリフ「ごきげんよう」が新語・流行語大賞にノミネート。完全に、一時期の低迷から復活したといえよう。また、『HERO』(フジテレビ系)が13年ぶりにリメイクされたのも話題を呼んだ。放送前は不安視されたものの、始まってみれば、キムタクの健在ぶりが光った。そして、世間の話題や視聴率にこそつながらなかったが、『ごめんね青春!』(TBS系)や『アオイホノオ』(テレビ東京系)など、クオリティの高いドラマが数多く作られたことにも触れておきたい。そんな今年のドラマ界を振り返る。 ■躍動する小栗旬と満島ひかり 小栗旬を侮ってはいけない。いや、もちろん、彼が素晴らしい役者であることは十分に証明済みだ。けれど、今年の小栗は、そんなハードルを軽々と超える演技を見せつけた。まず『BORDER』(テレビ朝日系)では、死者と話ができる刑事を繊細に演じた。そして『信長協奏曲』(フジテレビ系)では、現代からタイムスリップして信長のニセモノを演じる高校生役と、明智光秀と名乗ってニセモノの信長に仕えるホンモノの信長役という、その説明だけでも複雑な役どころを、一人二役で演じ分けた。前者は軽妙洒脱の人たらし、後者は重厚で品位あふれるキレ者。『信長協奏曲』の基本的にベタで分かりやすい展開に説得力を持たせたのは、間違いなく小栗の演技によるところが大きい。 そして『BORDER』では、「光」と「影」のボーダーラインで揺れ動いていた主人公が、その境界を越えてしまうという役どころに挑んだ。衝撃的で後味を引きずる、刑事ドラマ史に残る名シーンといっても過言ではない、圧巻のラストだった。また、コメディタッチの第5話で見せた、宮藤官九郎との名コンビっぷりも印象的だった。 女優陣で目立ったのは、満島ひかりだろう。『若者たち2014』(フジテレビ系)では気丈な妹役を感情豊かに演じ、『おやじの背中』(TBS系)では女子ボクサー役で出演。父親役の役所広司を相手に、文字通り体当たりの演技を披露した。が、なんといっても『ごめんね青春!』でのヒロイン・蜂矢りさ役がスゴかった。彼女の新境地にして、真骨頂といっていいだろう。特に、最終回直前の第9話での、主人公の平助(錦戸亮)から愛と罪の告白を同時に受けるシーンにおける、喜怒哀楽すべてがごちゃまぜに詰まったような表情の演技は、言葉ではとても言い尽くせない素晴らしいものだった。 また、窪田正孝も忘れてはならない。『花子とアン』ではスピンオフドラマが作られるほど人気を得たキャラクターを演じ、『Nのために』(TBS系)では透明感と闇を併せ持つ、彼にしか表現できないであろう難しい役を演じ、それぞれの作品でしっかりと脇を固めた。 『失恋ショコラティエ』『ディア・シスター』(フジテレビ系)の石原さとみは、完全に清純派から艶っ気全開の女優へと変貌を遂げ、強烈なインパクトを残した。 “新人”では、『アオイホノオ』の「津田さん」、『ごめんね青春!』の「会長」役の黒島結菜や、『ブラック・プレジデント』(フジテレビ系)や『セーラー服と宇宙人』(日本テレビ系)の門脇麦が印象的だった。 ■一級品の地味ドラマ 今年は、話題性が乏しく、視聴率は低かった地味な作品にこそ、秀作が多かった。たとえば、『ペテロの葬列』や『Nのために』(TBS系)がそれだ。共に宮部みゆき、湊かなえという人気ミステリー作家の作品を原作にしたドラマだが、それぞれ、原作からのアレンジも巧みで、キャスト陣もハマっていて好演。見応えも抜群だった。そのクオリティの高さほど話題にならなかったのは残念だ。 『あすなろ三三七拍子』や『ブラック・プレジデント』(フジテレビ系)も低視聴率に苦しんだが、作品の出来は一級品。奇しくも、どちらもすでに社会人である主人公が大学に通うという共通点もあったが、いずれもオリジナリティあふれる作品だっただけに、もっと多くの人に見てもらいたかった。 そんな地味な秀作といえば、毎年のようにそういった作品を量産しているのがNHK。今年も『さよなら私』や『聖女』を筆頭に、挑戦的でかつ安定感があるという離れ業。特に挙げた2作品では、主演の永作博美、広末涼子の実力と魅力を、あらためてまざまざと見せつけた。 ■2014年のドラマ界は「青春」だった 今年を代表するドラマといえば、冒頭にも挙げた『アオイホノオ』と『ごめんね青春!』だろう。今年のドラマ界は「青春」だった。今年はこの2作品のほかにも、『なぞの転校生』(テレビ東京系)、先出の『あすなろ三三七拍子』など「青春」(の残滓)をテーマにしたドラマが目立ったのだ。 福田雄一が脚本・演出を務めた『アオイホノオ』。次々と深夜のコメディドラマを量産している福田は昨今コント番組が作れないテレビ界において、ある意味、最もコンスタントにコントを作り続けている作家だ。そんな福田と原作の島本和彦の過剰な熱、そして柳楽優弥をはじめとするどハマりしたキャストの組み合わせは、大きな笑いと思わぬ感動を生んだ。もちろん、庵野秀明や岡田斗司夫らが実名で登場する本作は、80年代のサブカル史としても面白い。だが何よりも、自分には特別な才能があると信じて疑わない若者たちの挫折、葛藤、嫉妬、挑戦を描いた、ド直球の青春ドラマなのだ。そして本作は最後に主人公がプロ漫画家になり、責任を抱えた「青春の終わり」までを描いたのも秀逸だった。 同じように「青春」からの“卒業”までを描いた『ごめんね青春!』は、『あまちゃん』の宮藤官九郎の脚本。主演は錦戸亮、ヒロインは先出の通り、満島ひかり。仏教系の男子校とキリスト教の女子校が合併し学園祭を開くまでを描いた本作は、「秘密」「懺悔」「赦し」をめぐるドラマだ。登場人物の多くは「秘密」を抱え苦しんでいる。「懺悔」は、自分の心の中で反省するだけでは終われない。「秘密」を告白する行為そのものが、「懺悔」だ。「ごめんね」と伝えなければ、「懺悔」ではないのだ。そして「懺悔」することで、最終的にたいていのことは赦される。しょうもないところも、ダメなところも、罪も、全部含めて「青春」なんだと。「人間なんてそんなもん」と、「青春」はすべてを赦してくれる。「勝ちよりも負けのほうが青春!」なのだ。だから宮藤官九郎の描く世界は優しく、そして強い。青春時代に後ろめたい悔いや思い残しのない人なんて、きっといないだろう。『ごめんね青春!』は、そんな青春時代に戻してくれる。そして僕らの“罪”を残酷に浮き彫りにした上で、そっと優しく赦してくれるのだ。 青春時代は、自分がまだ何者でもないという現実を、残酷なまでに教えてくれる。本当のことを知りたいと思いながらも、それを知りたくないという矛盾と苦悩に満ちた時間だ。あまりに楽しく、笑えて、そして儚く切ない。『アオイホノオ』も『ごめんね青春!』も、そんな「青春」を見事に描いていた。それにしても『ごめんね青春!』がドラマのクオリティと反比例なほど低視聴率だったのが、あまりにももったいないし、腑に落ちない。いみじくも本作の主人公が言っている。 「腑に落ちないのが青春なんだ」 ■総括 今年は、新しい“挑戦”をしているドラマも目立った。『MOZU』(TBS系)はWOWOWとの共同制作で、通常の地上波ドラマとは異質の映像クオリティを生み出した。第1シリーズを地上波で、第2シリーズをWOWOWで(後に地上波でも)放送するという形式も新しかった。『おやじの背中』(TBS系)は「親子」を共通のテーマに据えた1話完結で、大物脚本家の連作という試み。さらに『素敵な選TAXI』(フジテレビ系)では、現役で第一線で活躍するお笑い芸人バカリズムを脚本に起用した。また夜8時台に、中高年にターゲットを大胆に絞った『三匹のおっさん』(テレビ東京系)や、『天誅』(フジテレビ系)などの成功も印象深い。こうした新たな試みは、日本のテレビドラマの可能性を拡げていってくれるはずだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから
『エヴァ』に迫るソフト売り上げを記録 第2期で大ブレークした『ラブライブ!』の快進撃が止まらない!
早いもので、2014年もそろそろ終わりが近づいてきました。さまざまな自然災害、事件が日本全体を揺るがした激動の一年でしたが、みなさんが大好きなアニメ業界にとってはどんな一年だったのでしょうか? 独断と偏見で、ざっくりと2014年のアニメ業界を振り返ってみましょう! ■キッズアニメの王者が世代交代か!? あっちで「ゲラゲラ」、こっちで「ポー」といった具合に、『妖怪ウォッチ』が席巻した今年のキッズアニメシーン。今年5月にバンダイが0~12歳の子どもを持つ親を対象に行った「子どもの好きなキャラクターランキング」によると、1位の『それいけ!アンパンマン』に次いで『妖怪ウォッチ』が2位にランクイン。 一方、比較対象としてしばしば挙げられる『ポケットモンスター』は、なんと8位。この結果を見る限りは完全に、子どもに人気のゲームキャラの座はピカチュウからジバニャンへと世代交代した感があります。 12月20日に公開された『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』の動員・興行収入も順調な滑り出しを見せており、このペースで行くと今夏公開された『ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー/ピカチュウ、これなんのカギ?』の興行収入成績を上回るのでは……といわれています。 しかし、『ポケモン』は20周年を間近に控えた怪物コンテンツ。片や『妖怪ウォッチ』はまだ始まって数年の、新参コンテンツです。世代を超えて愛される『ポケモン』が定番の強さで人気を維持し続けるのか? それとも『妖怪ウォッチ』が、第2のポケモンとして完全にお株を奪ってしまうのか。今後も注目です。 ■『ラブライブ!』、『エヴァ』に迫るソフト売り上げを記録! アイドルアニメが数多く制作された2014年のアニメシーンですが、その中でもとりわけ多くの支持を集めたのが『ラブライブ!』です。昨年1月より放送された第1期の続編となる第2期が、4月より放送スタート。通常、第2シーズンものは前作よりも人気が落ち着くことが多く、映像ソフトなどの売り上げも縮小しがちなのですが、『ラブライブ!』は第2期で人気が大ブレーク。Blu-ray第1巻は11万枚オーバーの超ヒットを記録! 2015年に開催予定のライブチケット先行抽選券が封入されるというブーストがあるとはいえ、この記録はちょっと尋常ではありません。ちなみに1巻以降も4~5万枚で売り上げは推移。第1期のほぼ倍の売り上げを維持していることから、どうやら単にチケット目的で第1巻のみが売れたわけではないみたいです。 ちなみにこの枚数がどれだけすごいのかというと、テレビシリーズアニメのBD/DVD売り上げランキングで見てみると、2000年代以降に放送された『魔法少女まどか☆マギカ』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』『化物語』などの人気深夜アニメはすべて後方にぶっちぎり、残るは90年代に発売された『新世紀エヴァンゲリオン』数巻と『The World of GOLDEN EGGS』くらいという状態。CDも3枚がゴールデンディスク入りするという快挙を成し遂げた『ラブライブ!』は、来年劇場版の公開も控えており、今後この人気がどこまで伸びるのか非常に気になるところです! ■今年も生まれた! 大量のアニメ流行語 昨年は「にゃんぱすー」「駆逐してやる」といった流行ワードが生まれたアニメ発の流行語ですが、今年も昨年に負けず劣らずのパンチラインが誕生。ファミリー層には「ゲラゲラポー」「もんげー」「妖怪のせい」など、『妖怪ウォッチ』一色な感じだと思うのですが、深夜アニメ大好きクラスタはこんな感じでしょうか? 「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」 「さすがはお兄様です(さすおに)」 「(^q^)くおえうえーーーるえうおおwww」 「コネクティブヒナアアアアアアアア!!!!!」 2014年秋スタートのアニメ『SHIROBAKO』で登場した「万策尽きた~」も、なかなか汎用性があっていいですよね。ちなみに、個人的には「かしこまっ!」がヒットでした。 ■ロボットアニメは男のロマン! しかし、ロマンだけでは面白くならない……? 近年、妙に増加傾向のあるロボットアニメですが、今年も例年以上に多くのタイトルが発表されました。しかし、それらがきちんとヒットしたかというと……どうなんでしょう。 まずは、今年35周年を迎えたガンダムシリーズは、秋より『ガンダムビルドファイターズトライ』と『ガンダム Gのレコンギスタ』の2作品を同時展開。同時期に、別の局で複数タイトルが本放送されるなんて、ガンダム史上初の試みです。 熱さと発想の自由度が魅力のガンプラバトルが展開する『ビルドファイターズトライ』、富野由悠季監督による独特の言語感覚とドライブ感が癖になる『Gレコ』とそれぞれ魅力あふれる作品なのですが、ネット上では日夜両作品のアンチによる言い合いが繰り広げられています。個人的には、どっちも面白い『ガンダム』作品なんだけどなあ。と思う一方、人類はまだまだニュータイプには程遠いなと再認識させられますね。また、フルCGの硬質なタッチがハードな世界観にマッチした『シドニアの騎士』なんかも、なかなか面白かったように思います。 その一方、『キャプテン・アース』『M3-ソノ黒キ鋼-』『白銀の意思 アルジェヴォルン』『バディコンプレックス』『ノブナガ・ザ・フール』『風雲維新ダイ☆ショーグン』『健全ロボ ダイミダラー』なんかもありましたが……う~む……。「ミリタリー度を強めろ」と言われたり、「もっとエロネタを!」「もっと萌えを!」と言われたり、いろいろと大変かと思いますが、制作者の皆さんも頑張ってください! ■グラビア、結婚、スキャンダル!……そして訃報。激動の声優業界 いまやアイドルに匹敵する人気を誇る声優。アニメに欠かせない裏方である一方、タレントとしての需要も日々高まっています。そんなわけで、今年も声優のメディア露出が大きな話題を呼びました。 グラビア系声優として人気の内田真礼が青年誌に複数回登場! セクシーな水着グラビアを披露し、声優ファンを歓喜させました。無名時代からホテルなどでの個人撮影をしていた経歴のある彼女だけあって、水着の着こなしもセクシーな見せ方も心得たもの。今後も僕らを魅了してください! そして永遠の17歳声優・ほっちゃんこと堀江由衣が、12月22日発売の週刊誌「FLASH」(光文社)で制服グラビアを披露! 今年でデビュー17周年を迎えながらもいまだにみずみずしさを失わない彼女の姿に、「ホ、ホ、ホァアーーーーーー!」と叫んだファン多いはず! また、今年も多くの声優さんがご結婚されました。主な女性声優だと南里侑香、椎名へきる、仙台エリ、生天目仁美、本名陽子、MAKO、沢城みゆき、仁後真耶子、長谷川明子、儀武ゆう子、瀧本富士子、阿澄佳奈など。 対する男性声優は、瀧本富士子と入籍した荻原秀樹くらいしか名前が挙がらない。ほかには、一般人が、とある男性声優の結婚式に参加したことをうかがわせるツイートを投下。ネットを騒がせるという事件が起きたが、本当に男性声優の結婚がたまたま少なかったのか。それともタレント的な事情で公表していないだけなのか。どちらにしろ、おめでたいかぎりです。 そんなめでたいニュースが多くあった一方、訃報もまた少なくありませんでした。永井一郎、納谷六朗、家弓家正、中村秀利、仲村秀生など、人気キャラクターを多く演じた声優が続々と他界……。ご冥福をお祈りします。 というわけで、ざっくりと2014年のアニメ業界を振り返ってみました。来年はどんなニュースがアニメ業界を盛り上げてくれるのでしょうか!? 楽しみですね! (文=龍崎珠樹)
テレビウォッチャー・てれびのスキマが選ぶ、2014年のテレビ事件簿【バラエティ編】
「ダメよ~、ダメ、ダメ」 日本エレキテル連合のこのフレーズが、新語・流行語大賞に輝いた2014年。流行語にはノミネートされなかったが、どぶろっくも「もしかしてだけど」の歌ネタで小~中学生を中心に大ブレークを果たした。お笑い芸人発の言葉がひとつもノミネートされなかった昨年と比較すると、お笑い芸人が注目された年といえるだろう。 思えば、今年はテレビのバラエティ番組史に残る激動の年だった。それはなんといっても、32年もの長きにわたり続いた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の終了だ。同じく20年以上の長寿番組だった『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)も最終回を迎えた。ある一時代の終わりを象徴するものだろう。 そんな2014年のテレビバラエティを振り返ってみたい。
“天才”バカリズムの躍進
今年のバラエティタレントMVPを挙げるなら、やはりバカリズムではないだろうか。『ウレロ☆未体験少女』(テレビ東京系)で客前一発本番のシットコムに、『リアル脱出ゲームTV』(TBS系)では俳優としてドラマに主演、『伝えてピカッチ』(NHK総合)でキャプテンとしてゲームを楽しみ、『ビットワールド』(Eテレ)では子ども番組で違和感なく活躍し、『アイドリング!!!』(フジテレビ系)でアイドル相手に司会に、『有吉反省会』(日本テレビ系)で反省見届け人として鋭いコメントを連発、『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)では大喜利で“主役”を張り、『OV監督』『オモクリ監督』(同)では映像作品を量産している。単発ながらバナナマンとの冠番組『そんなバカなマン』(同)も好調だ。その上で、テレビ以外にもラジオ『オールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)のパーソナリティを務めたり、変わらず単独ライブも成功させている。さらに『素敵な選TAXI』(フジテレビ系)では、なんとゴールデンタイムの連続ドラマの脚本を担当するという離れ業。もちろん、これは第一線で活躍するお笑い芸人として前人未到の快挙だ。 ほんの少し前まで、バカリズムといえば「孤高の天才コント職人」というイメージだったが、いまやテレビ界屈指のマルチタレントへと、瞬く間に可能性を拡げていった。脚本を務めた『素敵な選TAXI』は、過去に戻ることができるタクシーを舞台にしたドラマだ。そのタクシーが過去に戻る時、音もしないし、時空も歪まず、「タイムスリップ感」がない。「タイムスリップ感がないのが、性能がいい証拠」と主人公は言う。確かに、事も無げにスゴいことをやってのけるのが本当の高性能だ。まさに、バカリズムもそうだ。事も無げにジャンルを横断しながら、思いもよらない発想でハイクオリティな作品を作り続けている。まさに「天才」。ついに、時代が天才バカリズムに追いついたのだ。 また、今年はバカリズムの所属するマセキ芸能社の躍進が目立った。看板であるウッチャンナンチャンは、それぞれピンで安定した活躍を見せている。南原清隆は、結果的に『いいとも!』終了の一因となった『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を率い、内村光良は、コント番組がほとんどない時代にNHKでコント番組『LIFE!』をレギュラー化させた。今後もまさにライフワークのようにシリーズ化されるだろう。ほかにも『イッテQ』や『笑神様は突然に』(日本テレビ系)など、MCを務める番組も好調だ。ナイツも次世代の芸人が集結した『ミレニアムズ』(フジテレビ系)のレギュラーに抜擢され、塙宣之はエース格として存在感を放っている。三四郎の小宮浩信は出川哲朗や狩野英孝を継ぐ「マセキ幼稚園」の系譜として『アメトーーク!』『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)、『ゴッドタン』(テレビ東京系)など、お笑い濃度の濃いバラエティ番組に引っ張りだこ。“新人賞”といっていい活躍だった。TBSプロデューサー藤井健太郎の逆襲
『クイズ☆タレント名鑑』(TBS系)で悪ふざけの限りを尽くし、テレビっ子たちに熱烈に支持をされながらも、2012年にあえなく打ち切りの誹りを受けた、「今」のテレビを代表するプロデューサー・演出家である藤井健太郎。彼の逆襲の始まりは、昨年末に放送された『クイズ☆正解は一年後』だった。1年前に回答パートを収録し、その1年後に生放送で答え合わせをするという、テレビ制作の常識を破った本作は強烈な印象を与えた(今年も12月30日に放送予定)。 並行して、それより少し前から始まった『Kiss My Fake』では、ジャニーズアイドル・Kis-My-Ft2を隠れ蓑に悪意をまぶしていた。だが、こちらは3月で終了。その直後に始まったのが、『水曜日のダウンタウン』だった。ダウンタウンと藤井の組み合わせは否が応でも期待が膨らんだ。開始当初こそ探り探りだったものの、「ロメロスペシャル 相手の協力なくして成立しない」説、「勝俣州和のファン0人」説など徐々に藤井色が濃くなっていくと、ダウンタウンもそれに呼応。悪意にツッコみながら、逆に悪意を増幅させるというダウンタウンしかできない芸当を見せ番組がスイングし続けている。今年は、後述する『いいとも』グランドフィナーレなど特別番組に強烈なインパクトを与えた番組が多かったが、レギュラー番組として最も安定したクオリティと爆発的な面白さを両立させていたのは、間違いなくこの番組だろう。 さらに、単発で放送された『クイズ☆アナタの記憶』もまた、『タレント名鑑』イズムを引き継ぐ渾身の作品だった。オードリーの春日俊彰の実家を丹念に探索し、本人も忘れているであろうこと(『ドラゴンクエスト』の「ゆうしゃ」の名前や林間学校の班名など)をクイズとして出題したり、高橋ジョージに第何章の「ロード」かイントロクイズを出題したり、ビッグダディに自分の子どもの名前を当てさせたり、いしだ壱成にドラマ『未成年』の再現として手錠をはめさせたりと、やりたい放題。 よくお笑いには、対象への愛が不可欠だといわれる。しかし、藤井が対象へ向けるのは悪意だ。一方で、面白い現象には愛を惜しまない。対象ではなく、現象こそに偏愛を捧げているのだ。『笑っていいとも!』最終回
やはり今年もっとも印象的な番組といえば、32年もの歴史に終止符を打った『笑っていいとも!』だろう。フジテレビの最終回、あるいはテレビの葬式。『いいとも』の「グランドフィナーレ」の光景を見て、そんなふうに形容する人もいた。確かに、「ネットが荒れる!」という松本人志の発言が引き金になって実現したタモリ、明石家さんま、笑福亭鶴瓶、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、ナインティナインというお笑いのレジェンドたちが同じ画面、同じ舞台にそろうという、ありえない“奇跡”のような瞬間にそんな連想をしてしまうのは、無理からぬことかもしれない。昨年10月に『いいとも』の終了が発表されると、その後の約半年間、とんねるずが前代未聞の不定期レギュラーになったり、テレフォンショッキングに現役の首相が登場したりと、テレビの持つ、なんでもありな雰囲気を漂わせたお祭り騒ぎに突入した。そして、それが結実したかのようなグランドフィナーレだった。そんなレジェンドたちがそろった現場を仕切ったのが、平成バラエティの申し子ともいえるアイドルであるSMAPの中居正広だったのも象徴的だ。彼は最後の挨拶で「バラエティって、非常に残酷なものだなとも思います」と涙ながらにゴールのないバラエティのツラさを訴えた。 そのSMAPがメインMCを務めたのが、今年のフジテレビ『27時間テレビ』。その名も『武器はテレビ。』だった。いみじくも、オープニングはSMAPの生前葬。一度何かに終止符を打って、生き直すかのように27時間を駆け抜けた。『いいとも』で「なんで終わるんですか……」とだだっ子のように泣きじゃくった香取慎吾は、『27時間テレビ』の最後、「テレビのウソが大好きです」と笑った。まさに、この2つの大型特番は、幸福な「テレビのウソ」を作り上げてきた80年代の『オレたちひょうきん族』以降続く、フジテレビ的スターユニット型バラエティの集大成だった。 2014年は『6人の村人!全員集合』(TBS系)でも、志村けん、内村光良、三村マサカズ、岡村隆史、日村勇紀、田村淳というウソのような共演が実現した(前述の藤井健太郎も演出で参加)。「何かが起こりそう」な「今」を映すのが「テレビ」だ。その「何か」は間違いなく起こった。その最たるものを見せつけたのが、「今」にこだわり続けた『いいとも』だったのだ。『いいとも』「グランドフィナーレ」はテレビの葬式なんかじゃない。新たな時代の到来を予感させる、「今」のテレビの誕生祭だ。 だからこそ、最後は、タモリのセリフは「明日もまた見てくれるかな?」だったのだ。総括
『いいとも』の終了が象徴する、テレビ史の転換期と言っても過言でない年だった2014年。『ひょうきん族』『夢で逢えたら』などフジテレビ伝統のお笑いユニット番組として『ミレニアムズ』がスタートした。オードリー、ナイツ、流れ星、ウーマンラッシュアワー、山里亮太と、これまでの番組に比べるとキャリアも知名度もすでに高いメンバーだ。それは、現在の若手高齢化の状況を反映しているといえるだろう。この世代のエース格であるオードリーは、単発の冠番組『とんぱちオードリー』(フジテレビ系)で漫才や春日の体を張った企画、そして中学生とのロケ企画(と思わせてのフェイク。つまり全編コント!)と、お笑い純度100%のオードリーを見せつけた。いよいよ胸を張りながらゆっくりとテレビの中心に歩み寄ってきたオードリーたち。新時代到来の息吹は静かに、だが、確実に芽生えている。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらからアナルの国からやってきた『バッド・マイロ!』カルト映画を過激&ポップに換骨奪胎しちゃった!
桃太郎は桃から生まれ、ドラえもんはのび太の机の引き出しから現われ、メリーポピンズは空から舞い降りてきた。人気キャラクターはどこから登場するかがとても重要である。その点、『バッド・マイロ!』のマイロくんは人気キャラクターになりえる条件を楽々とクリアしている。黒目がちなつぶらな瞳に、ぬるッとした肌色のボディが印象的なマイロくんは、生温かい臭いと共に人間のケツの穴から這い出てくるのだ。しかも、このマイロくんはちっちゃい体ながら、宿主である人間が潜在意識で嫌っている人たちを次々と噛み殺してしまう凶暴キャラ。最近のゆるキャラブームに食傷気味の方にぴったりなゆるキャラならぬ、きつキャラなのだ。 マイロくんの宿主は、平凡なサラリーマンのダンカン(ケン・マリーノ)。勤務先の会社は不況に喘ぎ、オフィス内にあったダンカンのデスクは片付けられ、トイレの中にデスクを置かれてしまう。しかも、同僚たちのリストラ案を至急作成するよう命じられる。上司の嫌がらせに懸命に耐えるダンカン。家に帰れば美人妻サラ(ジリアン・ジェイコブス)が待っているが、それはそれでまた大変。ダンカンを女手ひとつで育てた母ベアトリスが「早く孫の顔が見たい」と執拗にプレッシャーを掛けてくる。ダンカンは職場でも自宅でもベッドの中でも心休まることができない。ストレスが原因で、お腹の調子は絶不調。病院で検査してもらうと、腸にポリープができているとのこと。手術の日まで、ずっと自宅のトイレに篭りっ放しに。やがてダンカンは妊婦が出産時に経験するような猛烈な痛みに襲われ、気絶してしまう。 ダンカンがトイレで気絶して以降、彼の周辺では次々と怪事件が発生する。ダンカンと一緒にリストラ案を作成していた会社の同僚、母が紹介した不妊治療の医師が血まみれ死体になって発見された。怪しいセラピスト・ハイスミス(ピーター・ストーメア)の催眠療法を受けたダンカンは衝撃の事実を知る。何と、ダンカンの腸にあったポリープが意志を持った生命体としてお尻から飛び出し、ダンカンにストレスを与えている人々を襲っていたのだ!!ご当地キャラクターに新たに名乗りを挙げたのは、『バッド・マイロ!』のマイロくん。出身地はストレスに悩む男の尻の穴だ。
人間の体の一部がモンスター化して、周囲の人々に危害を加えるというシュールな設定。ホラー映画好きな方ならご存知、デヴィッド・クローネンバーグ監督の初期作品『ザ・ブルード 怒りのメタファー』(79)が元ネタ。『ザ・ブルード』は精神治療を受けている妻の体からコビト状の腫瘍が次々と産み落とされ、身内に襲い掛かるという不気味すぎる内容だった。当時のクローネンバーグ監督は最初の妻と離婚調停中で、そのため『ザ・ブルード』には女性、そして妻への猜疑心がハンパなく漲っている。最初の結婚に失敗したことはクローネンバーグ監督に大きな影響を与えたらしく、最新監督作『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(現在公開中)で描かれる家族像もぐにゃぐにゃに歪みきっている。 クローネンバーグ監督が『ザ・ブルード』で生み出した“怒りのメタファー”軍団に比べると、『バッド・マイロ!』のマイロくんは主人公ダンカンの温和な性格を反映してどこか憎めないキャラクター。怒って牙を剥くと、『バスケット・ケース』(82)のベリアル兄ちゃんみたいに怖くなるマイロくんだけど、ひと仕事済ませる(ダンカンの嫌いな人間をぶっ殺す)と帰巣本能でダンカンのお尻へと戻ってくるわけで、ダンカンの脚をずるずるッと登っていく姿は超ラブリー♪ 思わずほおずりしたくなる可愛さです。まぁ、ほおずりするとちょっと臭いけど。 クローネンバーグ監督のカルト作からアイデアをいただいた下ネタ系のパロディ映画かと思いきや、男性にとってシリアスな悩みが主題として次第に頭をもたげてくる。セラピストのハイスミスは、マイロがダンカンの尻から出現したのには理由があると指摘する。ダンカンが幼い頃に両親は離婚し、ダンカンは父親の愛情を知ることなく成長した。そのため、自分が大人になることを潜在的に恐れているのだと。父親に棄てられた自分が良き父親になれるはずがないと思い込み、父親になることへの恐怖心がマイロを生み出した。ハイスミスはそう説明する。折しもサラが妊娠していることが判明。だが、ダンカンは素直に喜ぶことができない。なぜなら、きっとマイロがまた尻から出てきて、妻とお腹の赤ちゃんに危害を加えようとするに決まっているから。マイロくんはカンガルーの赤ちゃんみたいに、ダンカンのお尻の穴を行き来する。ダンカンは次第に父性愛に目覚めていくことに。
物語の後半、ダンカンはそれまでずっと避けてきた忌わしい存在と向き合う。その忌わしい存在とは、音信不通状態だった父ロジャーである。ロジャーは人里離れた山奥で、ドラッグを吸いながら気ままな独居生活を送っていた。なぜ、彼は幼い息子と母を家に残して奔放したのか? やっぱり、自己チューなサイテー野郎なのか? 子どもの頃、なるべく考えないようにしていた問題だった。でも、もうすぐ父親になるダンカンは、当時のロジャーが抱えていた悩みを理解できる年齢に達していた。ストレスの大元凶である父親と対峙するダンカン。果たしてダンカンはストレスをコントロールして、凶暴なマイロを手なずけることができるのだろうか。 明るい希望が持ちづらい現代社会において、どうすれば本当の意味での大人になれ、新しい家族を構えることができるのか。そして、どうすれば家族を幸せにすることができるのか。真剣に考えれば考えるほど、お腹が痛くなってくる難問だ。でも、そんなときこそマイロの出番である。激しいアナル痛と臭いを伴って、マイロはマイロなりのやり方でダンカンが父親になることへの覚悟を促す。マイロは“怒りのメタファー”ではなかった。ダンカンたちに家族の結びつきを気づかせる“幸運のメタファー”だったのだ。 (文=長野辰次)ダンカンを苦しめる存在には容赦ない、戦闘モードのマイロくん。ダンカンの身重の妻サラにも躊躇なく襲い掛かる!
『バッド・マイロ!』 監督・脚本/ジェイコブ・ヴォーン 出演/ケン・マリーノ、ジリアン・ジェイコブス、ピーター・ストーメア、パトリック・ウォーバートン 配給/カルチュア・パブリッシャーズ、武蔵野エンタテイメント R15 12月20日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開中 (c)REDESTINED,LLC ALL RIGHT RESERVED https://www.facebook.com/badmilo.jp
東国原英夫の「失言」が示す、2014年以降のテレビのあり方『ワイドナショー』(12月21日放送)を徹底検証!
2014年もまたさまざまな出来事が起こった年ではあったが、テレビでは果たして何が起こっていたのか。今年のテレビを象徴する人物として名前が挙げられるべきは、芸人でも、俳優でも、アイドルでもないだろう。佐村河内守氏と新垣隆氏であり、小保方靖子氏であり、野々村竜太郎氏であるはずだ。少なくとも2014年のテレビを席巻し、視聴者の欲望を満足させたのは、ドラマやバラエティではなく、彼らのリアルな記者会見の姿であったことは間違いない。 テレビは時代を象徴するものだから、テレビを考えるということはその時代を考えることでもある。では、2014年はどういう時代なのか? 一言で言ってしまうと、「むき出しの時代」ということになるかもしれない。キャラクターの強い人々の記者会見を楽しむという行為は、下世話を通り越してむしろ下衆とも言えるが、その善悪はともかくそれが今のモードである。かつては品がないとしてどこか遠慮があったものだが、その考え方は古い。何しろ「むき出しの時代」なのだから仕方がない。 それは、世間で起きたさまざまな事件にも感じ取ることができる。ヘイトスピーチであれ、安倍首相の発言や政治行動であれ、あるいは先日のJR東京駅で起きた記念Suicaの発売におけるゴタゴタも、まさしくその一例だろう。「すべての人に行き渡るように販売する」と言う駅員に対して「それだと転売できねえんだよ!」と声を荒げるというのは、まさしく2014年的だ。身も蓋もない。恥という意識がそこにはない。誰もかれもがむき出しである。ここ数年は「可視化の時代」と言われていたわけだが、それがエスカレートして「むき出しの時代」に突入したのが、2014年だと言えるだろう。 そしてテレビはまた、その時代の変化を感じ取りながら、世間に対してその時代なりのアプローチをする。その最も象徴的な番組が、松本人志がコメンテーターとなり、世の中のニュースについて語る『ワイドナショー』だ。2014年4月からは、それまで『いいとも増刊号』を放送していた枠に移動、というのもまた象徴的である。そもそも松本人志は、世間の変化に対して非常に敏感であり、独特の嗅覚を持っている。というか、売れる芸人にはそれが必ずあるわけだが、『ワイドナショー』もまた彼の嗅覚の鋭さを示している。確かに時代は変化しているのだ。 だが、その時代の変化を感じ取れずに、うまく対応できていないタレントも、また存在する。12月21日に放送された『ワイドナショー』のゲストは、長嶋一茂、ホラン千秋、そして東国原英夫であった。取り上げたニュースは、小保方氏のSTAP細胞問題に終止符が打たれた、というもの。長嶋一茂は「STAP細胞が見つかったと聞いて、希望を持った人がいるのに」と語り、ホラン千秋は「小保方氏を心配してしまう」と、女性目線からの意見を投げかけた。 そして、その後に続く東国原英夫のコメントは、次のようなものだった。 「待ってるドナーがいるわけですよ。僕、どれぐらい期待したか」 そう語った瞬間、完全に微妙な空気がスタジオに流れる。要は、自身のハゲネタに持っていこうとしているのだ。しかし明らかに、東国原英夫に求められているコメントはそっちではない。松本人志が「もうね、すぐそうやってハゲネタに逃げるでしょ?」と返して一応の流れは断ち切られるのだが、これは明らかに東国原英夫の作戦ミスだと言うしかない。 政治家としての手腕はともかく、タレントとしての東国原英夫は優秀である。少なくとも、これまでは優秀であった。その優秀さは、空気を読むうまさ、という点に尽きる。たけし軍団で鍛えたその能力は、特筆すべきものがある。だがしかし、残念ながら、ずれてきてしまっている。時代が、あるいは『ワイドナショー』が求めるものを、勘違いしている。これは、かなり致命的なものだ。 『ワイドナショー』が求めるものは、持ちネタではない。むしろむき出しの対応力や、その人の本質こそが求められている。ハゲネタを、しかも長嶋一茂が真剣にドナーの失望を語ったあとに披露するというのは、明らかに間違っているし、そこで笑いが起きるはずはない。視聴者がドナーの失望を想起したあとに、東国原英夫のハゲネタで笑うだろうか? これは明らかに、失言だと言えるだろう。少なくとも、政治家として活動していた人間が言うべきことではない。そのズレが、微妙な空気を呼ぶ。明らかに、対応できていないのだ。 この『ワイドナショー』という番組が、あるいは松本人志が求めているのは、たとえば社会学者・古市憲寿の異常なまでの潔癖性と身も蓋もない恋愛観や結婚観であり、コラムニスト・犬山紙子の独自の視点からの男性観や女性観であり、あるいは武田鉄矢の常人にはたどり着かないほどのキラーな発想である。それら、個人の突飛な本質が「むき出し」になる瞬間こそがこの番組の肝であるし、それこそが面白いのだ。「むき出しの時代」に対して「むき出しの個人」で対抗するというのが、本来の『ワイドナショー』の本質である。 繰り返すが、テレビは時代を象徴するものだ。だからこそ「むき出しの時代」へと社会が変わりつつある今、テレビもまた変わらざるを得ないだろう。『月曜から夜ふかし』『有吉反省会』(日本テレビ系)、『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)などの番組は、その一端だと言えるかもしれない。あるいは、『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)、『爆報!THE フライデー』(TBS系)もそうだろう。時代に応じてテレビは変わる。そしてまたタレントも、その変化に気付いて対応できなくては淘汰される時代が、すぐそこまで来ているのではないだろうか。 【検証結果】 一応言っておくが、「むき出しの時代」や、それに対応するテレビ番組を非難するわけではない。前提となるルールが変わりつつある今、テレビがそれに対応せざるを得ないというのは当然の帰結である。だがここで重要なのは、どのような作法でその変化に対応するかだ。やり方は数多く存在する。だからこそ、そこでは作法と技術が必須となる。2014年以降。テレビは今、まさしくその岐路にある。 (文=相沢直) ●あいざわ・すなお 1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。 Twitterアカウントは @aizawaaa『ワイドナショー』フジテレビ
PCの「中身」が人質に!? “身代金ウイルス”ランサムウェアの被害が拡大中
ランサムウェアという悪意のあるプログラムが、ネットを介して拡散中だ。Ransom(身代金)+Software(ソフト)という造語で、日本語なら身代金ウイルスといったところ。アメリカ生まれのウイルスだが、日本国内でも2014年の5~9月の間だけで、160件以上の攻撃が報告されている。 この身代金ウイルスに感染すると、PCの操作ができなくなる。HDD内のデータを暗号化し、復旧するためにお金を振り込むように指示されるのだ。また、異なる切り口でお金をだまし取ろうとするケースもある。いきなりPCがロックされて、FBIやインターポールのロゴと共に「このPCには児童ポルノの画像が見つかったのでロックした。24時間以内に罰金を支払わないと逮捕する」というメッセージが表示されるのだ。信頼性を増すために、PCのIPアドレスや利用しているブラウザーなども表示する。子どもだましのテクニックだが、ITリテラシーが低いと「バレてる!」と震えてしまうのだ。アメリカではこのウイルスに感染し、勝手に観念して出頭した若者もいる。当たり前だが、FBIなどの捜査機関の手によるウイルスではないので、墓穴を掘った形。ウイルスに関しては被害者だが、この若者はPCを没収された上、児童ポルノ所持で逮捕されている。 ウイルスを削除するには、ストレージを初期化してOSを再インストールすればいい。しかし、データも一緒になくなってしまうので要注意。日ごろからバックアップをしているなら、手間がかかるだけで特に被害はない。しかし、バックアップを怠っていると、10~200ドル(約1,200~2万4000円)の身代金を支払ってしまおうかと考えてしまうかもしれない。 当たり前だが、犯人は身元を確認されないよう、銀行振り込みは使わない。仮想通貨・ビットコインでの支払いを要求してくるのだ。ランサムウェアを悪用するロシアの詐欺グループは、準備周到なやり方で、1カ月に1,600万ドル(約19億円)を荒稼ぎしているという。 さらに、振り込みを使わない手法も報告されている。Windowsをロックして「期限が切れたので、アクティベーションするために電話しろ」と表示。特にコストはかからない、と書いてあるので、迷わずに電話してしまう人が続出した。しかし、この電話番号が国際電話になっており、とんでもない高額の通信会社につながるようになっているのだ。当然、その通信会社と犯人グループはつながっているのだが、聞いたこともないような国の会社だと、対応するのが極端に難しくなる。 ちょっと恐ろしい身代金ウイルスだが、感染ルートはネットから。メールの添付ファイルや偽装したドライバー、JAVAやAdobe Readerの脆弱性などから入り込んでくる。ちなみに、ランサムウェアは既存のセキュリティソフトでは見つけにくい。初めて登場した時に、ランサムウェアを黒と判断できたセキュリティソフトはなかった。今は情報があるので、既知のランサムウェアは検出できる。しかし、新しく設計された場合は、どこまで行ってもいたちごっこになる。 対応策としては、セキュリティソフトをきちんと運用しつつ、利用しているOSやソフトウェアは常に最新にしておき、怪しいメールは開かないこと。また、データのバックアップは日ごろからきちんと行っておく。また、身代金ウイルスに感染しても、完全に無視して初期化してしまうことが重要だ。イメージ画像(「Thinkstock」より)
雪見だいふくで作る、簡単でかわいい「オラフだいふく」
100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画の第17回。 先日ファミリーマートでカレーまんを買おうとしたら、「オラフまん」というのが売られていた。あの『アナと雪の女王』に出ていた、雪だるまのオラフをモチーフにしたチョコまんのようだ。 なるほど、あの姿はまんじゅうっぽい。だがちょっと待て、オラフは雪だるまだろう。ホカホカのアツアツでどうする。 そんな個人的な憤りを解決するために、冷たいオラフを作ってみることにした。 材料は、みんな大好きな雪見だいふく。このバニラアイスを優しく包むモチの質感こそが、スクリーンで見たオラフの肌にはぴったりだ。キャラ弁ならぬ、キャラアイスができました
そして、顔を書くためのチョコペンと、手となる小枝。 今回はレシピというよりも、盛り付けの範疇のような気がする。オラフを作るために生まれたのでは、というくらいピッタリ! こっちのほうが先だけど!
湯煎で溶かしてから使います
まず、雪見だいふくをオラフの輪郭に合わせて変形させて、そこに湯煎で溶かしたチョコペンで顔を描いていく。オムライスにケチャップで絵を描くような感じ。 室内が温かいとアイスが溶けてしまうのだが、寒いとチョコペンがすぐ固まってしまうので、室温管理がなかなか難しいですな。小枝がなければ、ポッキーとかプリッツとかでもOK
鼻は映画だとニンジンだったけれど、ここは日本らしくミカンにすることにした。 この時期、どの家庭にもあるミカンの皮(なので、材料費からは免除)をちょこっと切って、ポンと飾り付ける。この口、『ついでにとんちんかん』の天地くんだ
これに、もう一つの雪見だいふくを胴体としてくっつけて、中央にチョコペンでボタン的な装飾を加え、小枝を両側に差し込む。 さらに頭にも削った小枝を刺せば、「オラフまん」ならぬ、「オラフだいふく」の完成だ!おお、それっぽい!
初めて作ったにしては、しっかりとオラフになっているのではないだろうか。レリゴーレリゴー。 誰でも簡単に作れるので、家族やカップルで楽しく作ってみてはいかがだろうか? もし諸事情で一人で作ったとしても、画像をツイートすれば10件くらいリツイートくらいされるから寂しくなどないはずだ。 「オラフまん」に対して、「オラ、不満」と思った人は、ぜひ作ってもらいたい。 作る際のポイントは、チョコペンをちゃんと溶かしておくことだろうか。ついでにもう一体、チョコ&クッキーの雪見だいふくで作ってみたのだが、チョコペンの出方が悪くて、バカ殿様みたいになってしまった。びっくりするほどの完成度!
アイーン (文=玉置豊)






















