不二家ミルキーの濃厚さをそのまま再現「ホットミルキー」

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これぞ本当のミルキードリンク、と呼べる濃さになりました
 100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画。  さて、今回は何を作ってみようかなとぶらぶら商品棚を眺めていると、ドリンクコーナーでちょっと珍しいものを発見した。  不二家のミルキードリンクである。
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「甘さひかえめ」にしてどうする!
 ミルキーはママの味。ママの味っていうのはやっぱり母乳だろうから、ミルキードリンクは母乳そのものということだろうか?  ペコちゃん、まだ母乳が恋しい年頃なのかな。  さて、このミルキードリンクだが、飲んだ人の話によると、イメージしていたよりも薄いらしい。パッケージにも「甘さひかえめ」と書かれているし。  あのミルキーの濃厚さをそのまま再現した飲み物というのは難しいだろうが、ミルキーを出しているメーカーがオフィシャルでミルキードリンクを名乗るのであれば、やっぱり濃厚な甘さであってほしい。甘さをひかえたミルキーなど、看板に偽りありだ。「わさビーフ」のワサビ抜きみたいな話になってしまう。  そこでミルキードリンクを濃くすべく、合わせて購入したのが、本家ミルキーである。
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ミルキー、何年振りに買っただろうか?
   そんな経緯で買ってきたミルキードリンクを飲んでみると、確かにサラッとして薄い感じがする。甘さとしては、「まーまーの味」というところか。  もしかしたらミルキーよりも、本来のママの味である母乳に寄せた味と濃度なのかもしれない。ミルキードリンクこそが、ママの味そのままなのか。ママだけな。まあ母乳の味を覚えていないので、そのあたりは判断できないが。
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ゴクゴク飲めちゃう甘さでした
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ミルキーの材料が、水あめに練乳に砂糖と、甘さの大三元みたいでかっこいい
 このミルキードリンクにミルキーを溶かして濃くしたいわけだが、さすがにそのままでは溶けにくいだろう。そこで、包丁で粉々にしてから、温めたミルキードリンクに入れてかき混ぜるという作戦を立てたのである。  包丁が刃こぼれしたらどうしようかと思ったが、思っていたよりもサクサクと切れて気持ちよかった。もちろん、思いっきり飛び散るけど。
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ミルキー、切りやすい!
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え、コールド専用品? カタいこと言うなって
 適当な耐熱容器にミルキードリンクを移してレンジでほどほどに温め、粉々よりもちょっと大きめに砕いたミルキーを入れて優しくかき混ぜる。  人肌程度に冷めたところで飲んでみると、格段にミルキー濃度が高くなり、だいぶ私が想像していたミルキードリンクのイメージに近くなった気がする。  コールド専用のドリンクだけど、これは温めたほうがうまいな。
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溶け切らなかったけれど、甘くてうまい!
 しかし、である。  ミルキーっぽさを極めるべく、「もっと濃度を! もっと粘度を!」と思ってしまうのが、ミルキーで育った人間の性(さが)。  さすがにまたミルキーを砕くのは大変なので、代わりにマシュマロをたっぷりと加えてみた。
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マシュマロをドーン!
 そしてこれをレンジで温め直し、マシュマロが膨らんでアワアワしたところで急いで取り出し、クルクルクルとかき混ぜる。
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写真だと全然違いがわからないけれど、トロッとしました
 飲んでみると、これこそまさにミルキードリンク。素材から判断すると練乳を入れるという選択肢もあるだろうが、弾力が持ち味であるマシュマロだからこそ生まれるとろみがファンタスティック。  もはや、ミルキーよりも甘いんじゃないかというくらいの甘さだが、ミルキーの甘さを超えてこそミルキードリンクと呼べるのかもしれない。  サイヤ人風の進化で言ったら、ミルキードリンクがスーパーミルキードリンクに進化したわけである。  これは本当においしいから、早速みんなも試してミルキー (ハート)
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この甘さは正義だ!
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ホットドリンクの横にチョコレートを置くと、溶けるので気を付けましょう

京さま慎ちゃんが教える本当の旅の楽しさとは 日本テレビ『火曜サプライズ』(1月20日放送)を徹底検証!

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『火曜サプライズ 京さま慎ちゃんの都バスで飛ばすぜぃ! 夢の下町バス編』
 1月20日に日本テレビ『火曜サプライズ』が放送される数日前から、番組宣伝のスポットがオンエアされていた。人気コーナー「京さま慎ちゃんの47都道府県で飛ばすぜ!」では、山陰本線の大岩駅でおいしいケーキ屋を探すようだ。だがそのスポットの中で、おいしそうなケーキは一切出てこない。おそらく店を探す途中であろう、京本政樹と柳沢慎吾と付き添いのDAIGOが「今日は風が強い」と言っているだけだ。台風でもないし、見た感じ、まあまあ強いなという程度の風だが、京さま慎ちゃんの二人は大パニック。大はしゃぎである。そして、ナレーションが引き取る。「一体どうなってしまうのか!?」と。知らんがな!  しかし、この光景こそが「京さま慎ちゃんの47都道府県で飛ばすぜ!」の魅力だ。あくまでも旅番組であり、日本全国の隠れご当地グルメを探すという目的はある。そして実際に、その地方のグルメに、最終的にはありつくことになる。だが、見終わった後に視聴者が覚えているのは、そのグルメがおいしそうかどうかといったことではない。京本政樹と柳沢慎吾がキャッキャ言い合ってはしゃいでいる、その景色だけなのだ。おいしそうなグルメや情報性ではなく、京さま慎ちゃんの楽しんでいる姿を視聴者は求めており、実際に彼ら二人が楽しんでいる様子は、実に魅力的だ。  なぜ、京さま慎ちゃんは魅力的なのか? それは一言で言うなら、彼らのでたらめさだ。今この瞬間が楽しければ、そのほかのことは大抵どうでもいい、という極めて大ざっぱなスタンスである。例えばローカル線に乗り、何ひとつ構えることなく、普通の顔で、柳沢慎吾は隣に座った主婦に話しかける。まあ、もうこの時点でかなりでたらめである。芸能人でありテレビ番組であるにもかかわらず、長年連れ添った夫婦のような気安さだ。だが主婦との会話が始まると、でたらめさはより加速していく。  二人が会話している様子を見た京本政樹が「不倫旅行(のようだ)」と冷やかし、主婦は「(顔を)隠しといてね」と冗談めかす。すると柳沢慎吾が、それでは自分の出番がカットされてしまうと物言いをつけ「そういうのは、ダメよ~、ダメダメ」と現在大流行中のギャグを口にする。そこに照れなどは一切ない。ただ思いついたから口にしている。言いたかったんだろうな、たぶん。そして、主婦は柳沢慎吾に乗っかる形で「(じゃあ)私は『いいじゃないの~』って言うね」と提案し、実際に「いいじゃないの~」と言う。当然、柳沢慎吾へのフリである。柳沢慎吾の「ダメよ~、ダメダメ」待ちだ。そこで柳沢慎吾は、果たしてどうしたか? 特に何も言わないのだった。いや、言わへんのかい! まるっきりでたらめである。  これは別に狙ってすかしたとか、フリに気付かなかったというわけではおそらくない。柳沢慎吾は、日本エレキテル連合のネタの流れをきちんと把握していないのだろう。だから「いいじゃないの~」が「ダメよ~、ダメダメ」へのフリであるということを、そもそも知らないのではないか。その証拠として、柳沢慎吾は「ダメよ~、ダメダメ」と言いながら、主婦に対して「アケミちゃん!」と言っている。いや、お前がアケミちゃんやろ! 完全に間違っている。つまり柳沢慎吾は「アケミちゃん!」と言いたいだけなのだ。こんなにでたらめな話もないだろう。  しかし、その柳沢慎吾の言わば無知さを、非難するほどバカバカしいこともない。そもそもが、でたらめなのだ。何を言ってもしょうがない。むしろ細かいことや整合性に捉われず、でたらめであっていい、今この瞬間が楽しければあとは二の次三の次だ。難しいことはいらない。正しいツッコミなど必要ない。京さま慎ちゃんは、今この瞬間を楽しんでくれていればいい。それこそが、視聴者が京さま慎ちゃんに求めるものである。  そしてそのことは、京さま慎ちゃん自身も自覚をしている。この放送の数日前に「傑作選」として放送された回で、一同は「かにっこ館」という博物館へ行く。日本に生息しているカニが多数展示されていて、海の生物とも触れ合えるスポットだ。通常の旅番組なら、出演者が博物館の展示を見たり、アトラクションを楽しむ様子を見せるだろう。なぜならそれが、旅番組というものだからだ。  だがその常識は、京さま慎ちゃんには通じない。彼らは「かにっこ館」の前にある池を見つけて、その池は暑い夏の日には入ってもいいそうなのだが、今は冬だ。京さまは慎ちゃんをその池に入れようとして、慎ちゃんは京さまに「お金を払うから許してくれ」と懇願する。このくだりが、延々続く。二人とも、ただただ楽しそうだ。完全にはしゃいでいる。付き添いのDAIGOは呆れたように「(博物館に)入る前のそこで、ここまで楽しめる人たちあんまりいない」とこぼすが、そこで京本政樹自身がこう言うのだ。 「これが(この旅の)醍醐味!」と。  言われてみれば、確かにその通りだ。旅が楽しいのは、目的地があるからではない。旅をするという時間、そのものが本来の目的なのだ。確かに、目的地を決めて、ガイドブックを手にして、準備万端で出かける旅もあるだろう。だが京さま慎ちゃんは、そうはしない。小学生が初めての修学旅行を楽しむように、彼らは旅の余分な部分こそを楽しんでいる。  冒頭で記した「風が強い」というのもそうだ。そこで起こっているのは、「風が強い」ということだけである。ほかには何もない。それでも、京さま慎ちゃんはものすごく楽しんでいる。つまり人は、大抵のことを楽しめるのだ、本当は。どんな場所でも、何もなくても、人はそこそこ楽しめてしまう。それは忘れてしまいがちだが、そう悪いことでもないなと、京さま慎ちゃんは教えてくれる。まあ、やっていることは、今を楽しんでいるってそれだけなのだけど。 【検証結果】  「京さま慎ちゃんの47都道府県で飛ばすぜ!」は、日本の全国各地で旅をしている。あの二人なら都内を巡ってもまったく変わらないだろうが、彼らは地方へ行く。それはなぜか。その土地の人々が彼らに出会えるからだ。特に地方であればあるほど、有名人との出会いは貴重である。実際に番組の中でも、大勢の人が京さま慎ちゃんと出会えたことを心から喜んでいる。その喜びはきっとそれぞれの家に持ち帰られて、あるいは職場や学校へ持ち出されて、楽しい会話に形を変えるだろう。旅は人を介して拡散される。つまりは、旅が旅をする。今日もきっと、どこかの誰かの家で、京さま慎ちゃんは旅をしている。それはただひたすら単純に、楽しいだけ、の旅だ。 (文=相沢直) ●あいざわ・すなお 1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。 Twitterアカウントは @aizawaaa

これからボクの彼女(前田敦子)が枕営業します 男女の性欲と本音が交叉する『さよなら歌舞伎町』

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愛情の濃さとセックスの濃さは比例するのか? 染谷将太と前田敦子が共演したR15指定の恋愛群像劇『さよなら歌舞伎町』。
 前田敦子が“枕営業”を持ち掛けられるミュージシャンの卵を演じていることで注目されている『さよなら歌舞伎町』。ラブホから出てきた前田敦子の口から「好きでやったわけじゃないよ。マクラだからいいじゃん。デビューできるし……」なんてビッチな台詞が飛び出す。寺島しのぶを演技派へと覚醒させた『ヴァイブレータ』(03)など数多くの官能映画を手掛けてきたベテラン脚本家・荒井晴彦と廣木隆一監督がタッグを組んだ群像劇である本作。新宿・歌舞伎町にある一軒のラブホテルに秘密を抱えた男女が次々と現われ、溜っていた性欲と本音を吐き出し、そして去っていく。歌舞伎町のありふれたそんな日常風景が、ラブホ店長役の染谷将太の目線で描かれていく。  すげぇ~気持ちよかった! そう思って、同じ相手と同じ場所、同じ体位でもう一度セックスしても、同じような快感が得られるとは限らない。セックスとは一期一会のライブセッションだ。お互いのコンディションやモチベーションが微妙に異なれば、男性器の勃起度も女性器のウェット加減も変わってくる。それゆえ、そこで生まれる感情も毎回違ったものになる。生涯忘れられない会心のコラボレーションがあれば、逆にトラウマ級の悲惨な体験も存在する。その日、歌舞伎町にある平凡なラブホテル「ATLAS」では、いつもと同じように多くの男女がセックスに励んでいた。そして、その中の幾つかのセックスは、当事者たちにとって人生の重要なターニングポイントとなる。雇われ店長・徹(染谷将太)にとっても、大事な女性のセックス現場に接近遭遇することになる。  徹は同棲中の恋人・沙耶(前田敦子)や田舎で暮らす家族には一流ホテルに勤めていると話しているが、実は歌舞伎町のラブホが彼の勤務先だ。一流ホテルもラブホも同じサービス業、一流ホテルマンになるための修業期間だと自分に言い聞かせながら働いている。その日は午後からAVの撮影が入っていた。今さらAVの撮影にいちいちコーフンしないが、メイク中のAV嬢の顔を見て徹は驚いた。地元で専門学校に通っているはずの妹・美優(樋井明日香)ではないか。えっ、どーゆーこと? ラブホの店長という立場を忘れて妹を問い詰める徹。「お兄ちゃんこそ、なんでここにいるの?」と美優もびっくりだ。妹から事情を聞いた徹は、何も言えなくなってしまう。震災の影響で実家の経済状態は、東京で暮らす徹が考えていた以上にドン底だった。両親に負担は掛けられないと、美優は自分で学費を稼ぐためにAVに出演するようになったのだ。「AVなんか辞めろ。お金は俺がどうにかする」とは今の徹には言えなかった。美優が「保育士になる」という夢を忘れていないことがせめてもの救いだった。
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AVの撮影に現われたのは妹の美優(樋井明日香)だった。震災後にAV出演した女性たちの証言集『それでも彼女は生きていく』(双葉社)が参考文献に。
 妹の一件でどんよりしていた徹だが、さらに追い打ちを掛けるセックスに遭遇する。ギターケースを抱えた若い女性が中年男と一緒に入ってきた。ん、もしかして? フロントから飛び出した徹は、その後ろ姿がミュージシャンとしてメジャーデビューを目指している恋人の沙耶であることを確認した。一緒にいるのはレコード会社のプロデューサー(大森南朋)らしい。これが世に言う、枕営業ってヤツか!? 自分の彼女が枕営業するのを黙って見ていられるのか? でも、沙耶がずっとミュージシャンになる夢を追い掛けていたこともよ~く知っている。夢を叶えるために体を張っているのを邪魔できんのか? 自問自答しているうちに、徹の脳みそはグツグツ煮え立つ。そんなとき、「お風呂のお湯が出ないよ」と客室からクレームが掛かってくる。あのエロ変態中年プロデューサーの声だ。「その女、ボクの彼女なんですけど」とクレームをつけたいのは徹のほうだった。  徹は一流のホテルマンになること、沙耶はプロのミュージシャンになること、美優は地元で保育士になること。それぞれ自分の夢を持っているが、そんな明るい夢が本人たちを苦しめる。夢を手に入れるためには何らかの代償が必要なことはもう分かる大人になっていたつもりだけど、でも自分が追い掛けてきたキラキラ輝いていた夢がドドメ色に染まっていくようで、その現実を受け入れるのはやっぱり辛い。  演出作品がすでに90本を超える廣木監督は、メーンキャストだけで14人に及ぶ“グランドホテル形式”の群像劇を手際よくまとめた。前田敦子の露出度以外での不満点を挙げるとすれば、廣木監督のいちばんの持ち味である長回しシーンが存分に活かせなかったことだろう。カメラで被写体をじっくり映し出すことで、被写体の内面の揺れ動きを捉えるのを廣木監督は得意にしている。今回の『さよなら歌舞伎町』は徹、沙耶、美優以外にも、韓国人のデリヘル嬢(イ・ウヌ)、ワケありなラブホの清掃係(南果歩)、家出娘(我妻三輪子)、不倫中の公務員(河井青葉)たちのエピソードが並行して進み、アダルトチャンネルをスイッチングしているかのような刹那さが良くも悪くも漂う。廣木監督の持ち味がより生きているという点では、『娚の一生』(2月14日公開)がおすすめ。榮倉奈々と豊川悦司の共演作であるこちらの作品では、年齢差のある2人の心の距離が次第に近づいていく過程を廣木監督は丁寧に追っている。ひとつ屋根の下で暮らす男女の関係をじっくりと描いた上で、豊川が榮倉の素足を持ち上げて、足の指を愛おしそうに1本ずつしゃぶるシーンが待っている。足フェチならずとも、グッとくる大人の恋愛ドラマだ。
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男たちが吐き出す性欲を全身で受け止める聖女役を演じたのは『メビウス』の主演女優イ・ウヌ。今回も美しいヌードを披露している。
「好きでやったわけじゃないよ。マクラなんだからいいじゃん。デビューできるし。そんなこと気にするの? 小せぇよ」。翌朝、ラブホから出てきた沙耶は、徹の前で精いっぱい毒づいてみせる。そう言いながらも、本心では徹に思いっきりビンタしてほしかった。「お前が追い掛けてきた夢は、枕営業で手に入るようなものだったのか」と叱ってほしかった。でも、徹は自分のことすらままならず、恋人に対してそこまでの包容力は持ち合わせていなかった。歌舞伎町に差す朝日が2人には痛かった。お互いの心の傷を癒し合う術を知らない若い2人に代わって、韓国人のデリヘル嬢(イ・ウヌ)とその恋人(ロイ)は浴室で素っ裸になり、お互いの体を洗いっこする。キム・ギドク監督作『メビウス』で狂女役を怪演してみせたイ・ウヌが本作でもフルヌードを披露し、自分が重ねた噓と男たちが吐き出した性欲でまみれた身体を洗い流していく。その様子を廣木監督は得意の長回しでじっくりじっとりと映し出す。いつの日か、こんな美しい官能シーンを前田敦子も演じるようになるのだろうか。「本格的な女優」を目指している前田敦子は、自分の思い描く夢に今どれだけ近づいただろうか。 (文=長野辰次)
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『さよなら歌舞伎町』 監督/廣木隆一 脚本/荒井晴彦、中野太 音楽/つじあやの 出演/染谷将太、前田敦子、イ・ウヌ、ロイ(5tion)、樋井明日香、我妻三輪子、忍成修吾、大森南朋、田口トモロヲ、村上淳、河井青葉、宮崎吐夢、松重豊、南果歩 配給/東京テアトル R15 1月24日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー (c)2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会 http://www.sayonara-kabukicho.com

ついに始まった……“公共メディア”目指すNHKが強行策を示唆「スマホユーザー全員から受信料を徴収!?」

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 NHKは15日、2015年度からの3カ年経営計画を発表した。「公共メディア」への進化をうたい、今後3カ年で受信料支払率を現計画の75%から80%に引き上げ、このうち衛星契約の占める割合も50%程度に増やすという。NHKの契約数は増加し続けており、2014年11月末の段階で合計契約数は4,189万4,753件。年間6,345億円(平成25年度)の収入を得ている。とはいえ、伸び率は鈍化しており、今後の急成長も見込めない。そこで、NHKの籾井勝人会長は新たな課金方法として、ネット課金に乗り出している。  これは、NHKのコンテンツをネットでも配信し、それを閲覧できる環境があれば受信料を徴収するというもの。国内のネット利用者数は9,652万人で、人口普及率は79.5%。今どきの若者は、家にテレビはなくてもスマホは持っている、というケースも多い。簡単に収入倍増が可能で、NHKにとっては金の山に見えているのだろう。しかし、これはもはや国民に対する義務化に等しい。  昨年の段階では、3年以内にネット課金を実現するつもりだったようだが、もちろん時期尚早。今のところ、NHKの番組をネットでも同時に放送することはNG。同時放送のためには、放送法を改正する必要がある。そのため、今回の3カ年経営計画には盛り込まれず、検討事項となった。  すでにNHKは「NHKオンデマンド」というアーカイブサービスを提供している。同時放送を実現したとして、見たい人から課金すればいいだけでは、と思うことだろう。NHKの狙いはサービスの充実というより、それを名目とした集金。放送法の第64条では、テレビを受信できる設備を設置した人はNHKの契約が必須になるが、ここにネット接続できる設備を追加したいのだ。もし実現すると、法律のバックアップがあるのだから、一般人には対処のしようがない。  実現させたくないなら、一致団結して反対の声を上げればいいのだが、そううまくもいかない。例えば、NHKがこの春からいきなりネット課金、全員月額2,000円、テレビとは別契約、などという暴挙に出てくれれば、一気に反発の機運が高まるので望むところ。しかし「ネット課金するかも」という方針を小出しにし、今回の経営計画では研究課題とするなど、ジャブを連打している。これをずっとやられると、反対の勢いが削がれてしまう。  突き詰めれば、NHKの大株主は政府といえる。フェアな政治家が多ければ、ネット強制課金という事態には陥らないだろう。やはり、一人一人がきちんと問題を意識して、自分の意見を持ち、選挙に行くことが大切なのだ。 (文=柳谷智宣)

ジョギングのやりすぎでインポになる!? EDを訴えるランナーが急増中

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今週の注目記事 ・フランス銃撃テロ2本 「フランス銃撃テロ9つの禁忌(タブー)」(「週刊文春」1/22号) 「日本人は困惑する仏週刊紙の『下品な風刺画』と表現の自由」(「週刊新潮」1/22号) ・安倍首相もの3本 「安倍首相『がん専門医を主治医に登用』緊迫の舞台裏スッパ抜く」(「週刊ポスト」1/30号) 「新大河『花燃ゆ』と安倍首相&創価学会『ただならぬ関係』」(同) 「桑田佳祐と安倍晋三 どっちが歴史に名を残すか」(「週刊現代」1/31号) ・「マクドナルドの断末魔」(「週刊文春」1/22号) ・「『ジョギングし過ぎるとインポになる』衝撃研究」(「週刊ポスト」1/30号) ・「アベノ円安で大挙襲来 中国人風俗の『トンデモプレイ』」(「週刊ポスト」1/30号) ・「高倉健 菅原文太 あの有名人が眠る墓」(「週刊現代」1/31号)  いきなり墓の話で恐縮だが、今週はよくいえばそれなりの読み物がそろっているし、言い方を変えれば突出した記事が見当たらない。  現代、ポストのセクシーグラビア対決も、現代の袋とじが還暦間近の「長谷直美」ではセクシー度はいまいちだし、ポストも40代ラストの「古村比呂」だから、痛み分けというところか。  各誌が予測していた通り、民主党の代表選挙は、代わり栄えしない岡田克也氏が選ばれた。ひ弱な細野豪志氏より私はいいと思うが、どこまで安倍政権と対峙してくれるか、党首討論にはかない期待をしたい。  さて、いまだに人気が衰えない高倉健だが、健さんのお墓は神奈川県鎌倉市の「鎌倉霊園」にあるそうだ。霊園の中でも最も高い場所にあり、晴れた日には富士山が見える。  墓地の右側には、江利チエミとの間に授かったが、彼女が深刻な病気にかかっていたためやむなく中絶した子どものための水子地蔵が佇んでいるという。  菅原文太の墓は、福岡県太宰府市の太宰府天満宮に納骨されているそうだ。ここは神社としては珍しく、納骨堂を備えている。  渥美清は新宿区富久町の源慶寺、立川談志は根津の自宅近くの文京区向丘の浄心寺にある。ここは「本郷さくら霊園」と名付けられているように、桜の季節には満開の大ぶりの桜が墓を覆って見事である。  週刊現代を買って、自分の好きな俳優や作家の墓を巡り歩くのも一興であろう。  週刊ポストによれば、アベノミクスの円安のおかげで中国人旅行者が大挙して日本の風俗店に押しかけ、トラブルも起きているという。なぜ日本の女性がいいのか? 何度も日本に来ている中国人A氏がこう語る。 「一人っ子政策でみんなわがままに育てられたということもあり、中国の女性は気が強い。セックスにも消極的でフェラチオなんてとんでもない。口内射精なんてしたら絶対に殴られます。それに比べて、日本の女性はなんて優しいんでしょうか。私はAVで“勉強”し、初めて来日したときに風俗で『アナル舐め』をお願いしたら本当にやってくれるじゃないですか! 来月は妻と同伴で日本を旅行する予定ですが、ゴルフと嘘をついて吉原に行くつもりです」  だが、こうした単純な人間だけではないようだ。中国人にとっては日本女性とセックスするということは、復讐でもあるらしいと、ソープランドのスタッフが話す。 「女の子に中国のフレーズを意味もわからないまま覚えさせ、プレイ中に何度も復唱させた。あとで中国語がわかる人に聞いたら、『過去の過ちを体で償います』という意味だった。彼らにとっては“自国を侵略した日本に対する復讐プレイ”で興奮するということのようです」  だが、そこで働く女性たちにとっては、ありがたいお客でもあるようだ。 「なんといっても挿入時間がチョー短いんです。お店の女の子と話していても、中国人は日本人に比べればほとんどが早漏といってもいい。5回ぐらい腰を振ったらイッちゃう人も多いし」  しかし、当然ながら深刻な問題も引き起こしている。 「デリヘル嬢などの間でクラミジアや淋病、梅毒の感染などが急増しています。調べてみると『外国人OK』の店の子が陽性である割合が圧倒的に多いといいます。中国人が風俗業界にカネを落としているとしても、そうしたリスクも理解しておくべきです」(奥窪優木氏)  これから風俗は、外国人と高齢者ばかりになるかもしれない。  今週のポストは読みでがある。ジョギングが流行だが、あまりやるとインポになるとポストが警鐘を鳴らしている。  横須賀女性泌尿器科・泌尿器科クリニックの奥井識仁院長がこう話す。 「勃起障害(ED)を訴える患者の中にランナーが増えています。その原因は、体内で分泌される男性ホルモンのテストステロンの減少です。ジョギングのやり過ぎによってテストステロンが減少し、元に戻らない状態が続いていると考えられます」  テストステロンは睾丸から分泌され、筋肉の発達や骨格の増強を促す男性ホルモンの一種で、性欲や勃起力の強化・維持などにも影響するそうだ。加齢と共に減少するが、運動すれば体が筋肉や骨格を維持しようとして生産能力が高まるとされる。  ジョギングは、この「男らしさホルモン」を増やしそうなものだが、 「実は、過度の運動は逆効果なのです。テストステロンが消費されるばかりで生産が追いつかない状態になってしまうからです」(奥井氏)  しかも数あるスポーツの中でも、ジョギングはテストステロンの消費が激しいというのだ。奥井氏はこうアドバイスしている。 「中高年男性ならば、過度の運動を避け、時速10キロ以下のスロージョギングを約30分程度。それとは別に、下半身の筋力強化のため腰をゆっくり下ろすスクワットを1日10回程度行うといいでしょう。そして、テストステロン値を十分に回復させるために、それらの運動は週2~3回、運動の間には1~2日の休みを入れるのが理想的です」  「男らしさをアップさせるためには突っ走らないことが大切なようだ」とポストは結んでいる。  ところで、日本マクドナルドが深刻な危機を迎えている。日本中をマック・バーガーで埋め尽くしたのに、立て続けて起きている異物混入“事件”での対応のまずさもあって、売上は急降下だと週刊文春が報じている。  ビニール片、プラスチック片、鉄くず、羽虫、歯……。昨年夏には使用期限切れの中国産鶏肉入りナゲットが発覚し、昨年8月には前年同月比25.1%減となってしまった。このままいけば、14年12月期の連結純損益は11年ぶりの170億円の赤字に転落する見込みだと文春は書いている。  そこにこの異物混入“事件”だから、好転しようがない。謝罪会見にサラ・カサノバ社長が姿を見せなかったのも不評だ。だがそれ以上に、いまの崩壊の原因をつくったのは、現在あのベネッセ社長を兼任する原田泳幸現会長にあると、元幹部は難じている。 「原田氏は100円マックなどのデフレ戦略を成功させたといわれていますが、その一方で充実した研修システムは削っていった」  原田氏はアップル日本法人社長から日本マクドナルドのトップに就き、7年間悪化していた業績を8期連続で成長させたことが評価されているようだが、ジャーナリストの有森隆氏によれば、「原田マジックとは、フランチャイズ店(FC)の売却益を利益に計上して、見せかけ上の増益をつくっただけです」と厳しい。  人間落ち目になると世間の見方が変わってくるのはよくあることだが、原田氏はベネッセの顧客情報流出事件でも対応の悪さを露呈して、経営能力に疑問が付くのは致し方ないようだ。  原田氏のことはどうでもいいが、マックはこのままいくと相当な数の店を閉じなくてはならないだろう。  アメリカでは健康志向のハンバーガーチェーンが店を増やしていると聞く。日本でもマックのような安いがカロリー増量の不健康なハンバーガー店は淘汰されていくに違いない。かといって、今さら「体にいい健康マック」を売り出しても、客はそっぽを向くであろう。アメリカの象徴であったコカコーラとマックが世界中から消えていく日が、現実になるかもしれない。  ところで、今井照容氏責任編集【文徒】が面白い。 「KADOKAWAが300人程度の希望退職者を募集する。3月末時点で41歳以上かつ勤続5年以上の正社員を対象に、3月2~20日まで募集する。退職日は4月30日。応募者には特別支援金の支給と再就職支援を行うそうだ。確かに、こういう事態は角川ホールディングスが解消し、同社のもとに結集していた各社が経営統合された際から予想されていた。私は今更驚きはしないが、KADOKAWAの社員が『はい、そうですか』と、このリストラを簡単に受け入れる神経が私にはわからない。角川歴彦よ!佐藤辰男よ!松原眞樹よ!君たちは何故に300人をリストラに至らしめた自らの経営責任を問おうとしないのか。順番が逆だろう。まずもって角川歴彦が最大の『戦犯』ではないのか。角川の私財を没収してでも、経営責任を問うべきではないのか。君たちの労働組合は何をしているのか。(中略)こういう局面において無期限ストライキを断行せずして何の労働組合なのか。他人事ながら腹の底から怒りがこみあげて来る」  KADOKAWAとニコニコ動画のドワンゴは経営統合したが、今のところなぜ両者が一緒になったのか、何をしようとしているのかが見えてこない。図体だけ大きくしていくだけの経営では、いずれ頭打ちになることはわかっていたはずだ。  経営がうまくいかないからリストラでは、社員はやり切れまい。だが、私のいた講談社でも、2,000億円あった売上を700億円も落としても、経営陣は誰も責任を取らなかった。出版不況の元凶のひとつは、こうしたところにあるのだと、私は思う。  次に、安倍首相関連の記事を3本紹介しよう。安倍首相の腰巾着の一人NHKの籾井会長が、今年から始まった大河ドラマ『花燃ゆ』を安倍首相の出身地の山口県にしたのではないかと、ポストが疑問を呈している。  幕末の長州藩士で維新志士の理論的指導者であった吉田松陰の妹・杉文の生涯を描く新大河ドラマ『花燃ゆ』だが、1月4日の第1回の視聴率が関東地区で16.7%、第2回も13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とまったく振るわない。  関係者の間では、そんな大河ドラマをNHKが製作したのは、NHK側に安倍政権へのおもねりがあると、当初から言われていたそうだ。理由のひとつが、制作発表の遅れだという。  山口県・萩市の商工観光部観光課課長は、こう証言している。 「NHKのチーフ・プロデューサーがこちらに来たのは(2013年=筆者注)9月のことです。脚本家2人を連れて『山口県に何か大河ドラマの題材がありませんか』などと聞かれ、市内の案内も頼まれました」  例年なら製作発表が終わっている時期にもかかわらず、題材も主人公も未定で、しかし、舞台となる場所だけは決まっていたようなのだ。  安倍首相は、かねてから吉田松陰を尊敬していると公言してきた。そして新作発表がなされた後の昨年7月に、地元で開かれた講演会で『来年は長州を舞台にした大河ドラマが放送されると聞いています。松陰先生の妹さんが主人公です』と、莫大な経済効果をもたらす大河ドラマ放送を嬉しそうに語っていたそうである。山口県がメインの舞台となるのは、1977年の『花神』以来38年ぶりのことだそうだ。  このドラマは、創価学会にも関係が深いという。山口県は池田名誉会長が青年室長時代、学会員を10倍に増やす開拓指導をした場所だそうだ。  松陰神社から約1キロの距離にある、創価学会萩会館の関係者が語っている。 「吉田松陰が池田先生のスピーチに出てくる回数は数え切れない。先生は『人材を育てた松陰も素晴らしいが、その弟子である高杉晋作らがいたからこそ松陰の名が世に出た(中略)』との主旨の話をされています」  聖教新聞は今年元旦の紙面で、『花燃ゆ』主演の井上真央のインタビューを掲載している。  会津藩を描いた『八重の桜』をやったことに腹を立てた安倍首相が、「それなら長州ものをやれ」とNHKにねじ込んだのだろうか。  現代は、サザンオールスターズの桑田佳祐が紅白で歌った歌が、安倍政権批判ではないかと騒ぎになっていることを取り上げ、「どっちが歴史に名を残すか」という特集を組んでいる。  サザンオールスターズが1曲目に演奏した「ピースとハイライト」は、紛争の愚かしさや平和的な解決を訴える楽曲で、とくに〈都合のいい大義名分(かいしゃく)で/争いを仕掛けて/裸の王様が牛耳る世は……狂気〉という歌詞は、憲法九条の解釈改憲を皮肉っているともとれる。また、桑田のちょび髭姿や「ビースとハイライト」という選曲は、「安倍晋三総理を独裁者になぞらえた、政権批判ではないか」と、紅白直後からインターネット上で話題になっていた。  その3日前の昨年12月28日にも、サザンの年末ライブを安倍総理と夫人が聞きに行ったが、そこでも曲目が「爆笑アイランド」になったとき、桑田が突然替え歌で「衆院解散なんて無茶をいう」と、昨年末に突然の解散総選挙を行った安倍総理を皮肉るようなアドリブを放ち、安倍総理はすっかり不機嫌になり、早めに会場を出てしまったそうだ。 「桑田は、国民のお祭り行事である紅白という舞台で、自らの武器である歌を使い、総理やNHKという権威に、異議を申し立てたことになる」(現代)  2曲目に歌った「東京VICTORY」の歌詞にもこういう含みがあると、滋賀県立大学の細馬宏通教授はいう。 「この前まで大震災からの復興を考えてたはずなのに、もう忘れてオリンピックですか? そういう問いも感じさせる、陰影のある歌詞なんです」  だが、桑田はこの騒動に対して、ラジオなどで、そんな意図はなかったと釈明している。少なくとも、安倍首相に対する批判のメッセージだったとでも言ってほしかったね。桑田は、ジョン・レノンにはなれなかった。  現代は、2人のうちのどちらが歴史に名をより深く刻むのか? 歌手である桑田より、総理を2度も務めた安倍氏のほうが有力だというが、そうではあるまい。60年安保を思い出すとき、岸信介首相よりも西田佐知子の『アカシアの雨がやむとき』を思い出す人間のほうが、圧倒的に多いと思うのだが。  ポストが安倍首相の気になる情報を載せている。首相の体調管理は主治医で慶応大学医学部教授(同病院消化器内科)だった日比紀文氏(現在は北里大学大学院特任教授)を中心とした医療チームが細心の注意を払ってきたが、昨年末から年始にかけて、その医療体制に大きな変化があったというのである。日比氏に代わって主治医に就任したのは腫瘍の専門医、慶応大学病院腫瘍センター(がん専門初診外来)の高石官均准教授。  注目されているのは、両氏の専門の違いだ。高石氏はがん治療認定医、がん薬物療法指導医などの資格を持ち、大腸炎そのものではなく、病状が悪化して腫瘍ができた場合の治療が専門だそうだ。  安倍首相の持病である潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に潰瘍ができやすい原因不明の難病だが、専門医の間では、長期間患っている患者は大腸がんになりやすいことが知られている。安倍首相が最初に潰瘍性大腸炎の診断を受けたのは、神戸製鋼のサラリーマン時代。すでに30年が経つそうだ。  安倍首相は首相動静を見ると、秘書官や記者、ブレーンの学者、財界人らと焼き肉、中華、フレンチなどの酒食を共にして健啖家ぶりを発揮しているように見える。しかし、これは健康をアピールするパフォーマンスのようだと、ポストは指摘している。プライベートでは違うようだ。  安倍首相がよく通う店の関係者がこう証言する。 「安倍さんは記者の方といらっしゃるときはお酒を飲まれますが、プライベートの時は一切口にされません。ウーロン茶ばかりです」  記者の前ではよくカクテルの「レッド・アイ」を飲むというが、これはビールにトマトジュースを加えたものなので、実際にはどれだけピールが入っているかわからないそうだ。  潰瘍性大腸炎の治療でアサコールとステロイドを併用することは珍しくない。副作用が出た際は、通常は量を調節する。安倍首相は表向き「健康」と言いながら、実は炎症が悪化してステロイドで抑えており、副作用が強くなっているのに炎症がひどくてステロイドの量を減らすことができず、副作用の対症薬が新たに必要になっている可能性があるとポストは指摘する。  安倍首相は党則を変えて東京五輪まで首相を続けたい意向のようだが、もしこの報道が事実なら、体力が持たない可能性が大であろう。  フランス・パリにある風刺専門週刊紙「シャルリー・エブド」の編集長・ステファン・シャルボニエ氏(47)がモロッコ誌のインタビューで「テロの標的になっているが怖くないか」と聞かれ、こう答えたと文春が報じている。 「報復は怖くない。私には妻も子も車のローンもないからね。ひざまずいて生きるよりは立って死にたい」  1月7日、目出し帽と弾薬ポーチを身に着け、カラシニコフ銃を持った2人が「シャルリー・エブド」の会議室に押し入り、シャルボニエ編集長を含む11人を銃殺した事件は、世界中に大きな衝撃を与えた。  犯人は、アルジェリア系フランス人兄弟、サイド・クアシ容疑者(34)とシェリフ・クアシ容疑者(32)である。2人は襲撃後、シャルル・ドゴール空港から8キロのところにある印刷所に立てこもっていたが、フランス軍治安部隊が突入して射殺された。  この兄弟と呼応して、女性警察官を殺してスーパーを占拠したマリ系フランス人、アメディ・クリバリ容疑者(32)も治安部隊に射殺された。  クアシ兄弟はモスクで知り合った男を師と仰ぐようになり、後にイエメンに渡ってアルカイダの戦闘訓練を受けたという。クリバリとシェリフは収監されていた刑務所で知り合ったそうだ。文春は現地取材を敢行し、モスクの創始者ケシャット師に話を聞いている。師はこう語る。 「自分勝手に“宗教者”を名乗る人物には迷惑している。あのようなテロを起こすのは一部の知識が無い人間や、頭がおかしい人間だけだ」  「バカは隣の火事より怖い」(立川談志)のだが、この事件は「言論表現の自由」がどこまで許されるのかも問われている。「シャルリー・エブド」は発行部数3~4万部程度だが、知名度は高い。それは風刺画がメインでイスラム教だけではなく、キリスト教、ユダヤ教などあらゆるものを批判してしばしば物議を醸すからだ。  同誌ではないが、東日本大震災後、腕や足が三本ある力士が向かい合い、防護服を着たレポーターが「フクシマのおかげで、相撲が五輪競技になった」と実況している風刺画が『カナール・アンシェネ』という雑誌に載り、日本政府が抗議したことがある。  編集長は「フランスでは悲劇をユーモアによって扱うことが出来るが、日本ではそうではないようだ」と突っぱねたそうだが、日本人にとって不快極まりない画であることは間違いない。  これを描いたジャン・カビュ氏も、今回のテロの犠牲になっている。  週刊新潮でS・P・I特派員のヤン・デンマンなる人物がこの問題を取り上げ、日本人記者とフランス人記者とのやりとりを載せているが、これが興味深い。  日本人記者が「僕も、暴力は絶対反対ですよ。でも、“表現の自由”は“何でもアリ”というものではないはずだ」と言い、日本新聞協会が作った倫理綱領には「人に関する批評は、その人の面前において直接語りうる限度に留めるべきである」と書いてあるとフランス人記者に言うのだが、これはあまりにもきれいごとすぎると思う。もしかすると、朝日新聞の記者かな?  それに対してフランス人記者は、フランス人は野放図に自由を謳歌しているのではないと反論する。フランスの現憲法には表現の自由に関する規定はないが、フランス人権宣言11条に「すべての市民は、法律によって定められた場合にその自由の濫用について責任を負うほかは、自由に、話し、書き、印刷することができる」とある。自由は法律によって制限され、ナチスを肯定したりホロコーストを否定するような表現は法律で禁止されているというのだ。  だが「シャルリー・エブド」のようなイスラム教徒への挑発風刺画は、法を犯しているわけではないから「それを止める手立てはない」。実際、同誌は何度も訴えられているが、勝訴しているのだ。  表現の自由はどこまで許されるのか。フランスではテロに対する反対運動が大きな広がりを見せているが、イスラム諸国では「シャルリー・エブド」への批判デモが激しさを増して、死傷者まで出ている。  まさに「文明の衝突」だが、こうした対立は今世紀最大の紛争を引き起こし、第三次大戦につながる可能性がある。報道、表現の自由も無制限に許されるはずはないと思うが、日本のように、権力には尻尾を振る大メディアばかりの国では、そんなことを論ずる必要性さえないだろう。悲しいことだが。  シェリフ・クアシ容疑者は、イスラム過激派「アラビア半島のアルカイダ」の元幹部から財政援助を受けていたと語っているが、その組織の機関誌には「暗殺者リスト」なるものが掲載されていて、シャルボニエ編集長のほかにも『悪魔の詩』の著者や米連邦準備制度理事会のバーナキン前議長、マイクロソフトのビル・ゲイツ前会長などの名前があると文春が書いている。  クリバリ容疑者は「イスラム国」への忠誠を誓っているようだが、最近話題の「イスラム国」は資金的にも潤沢で、シリア東部の油田地帯などに拠点を築き自立し始めているというのである。 「歴史上初めて、テロリストが国家を作ることに成功するかもしれません。彼らは恐怖と暴力だけでは支配地域を維持できないことを理解しています。(中略)総資産は二十億ドルとも推定されています。そうしたお金で道路を補修し、内戦で家を失った人々のために食糧配給所を設置し、予防接種まで受けさせている。(中略)彼らの発する『カリフ制国家建設こそがイスラムの新しい黄金時代の幕開け』というメッセージが、多くのイスラム教徒にとって心強く映っているのは紛れもない事実です」(イタリア人エコノミストで『イスラム国 テロリストが国家を作る時』(文藝春秋)を出したロレッタ・ナポリオーニ氏)  文春、新潮は日本が移民を多く受け入れるようになると、フランスのようにテロの標的になると心配しているが、私はこの見方はとらない。フランスだけではなく、イギリスやアメリカ、日本でもわずか数%の富裕層だけが肥え太り、貧富の差はますます広がっていっている。  日本でもこのまま格差が進んでいけば国民の不満はますます募り、外国勢力と手を組んでテロを起こそうと考える人間が出てくるのは必定であろう。  安倍政権のように、格差や貧富の差を広げる政策ではない新政権を作ることこそが最良のテロ対策だと思うのだが。 (文=元木昌彦)

これは真実なのか、虚構なのか?『山田孝之の東京都北区赤羽』であぶり出される「己」

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『山田孝之の東京都北区赤羽』テレビ東京
 いったい僕は、何を見ているんだろう?  『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京系)を見ていると、そんな疑問がどうしても湧いてくる。原作には清野とおるの漫画作品『東京都北区赤羽』『ウヒョッ! 東京都北区赤羽』がクレジットされているし、これまでドラマ作品を放送してきた枠だし、「主演」は山田孝之だから、おそらくドラマなのだろう。だが、どう見ても、普通のドラマではない。なにしろ、原作漫画の作者であり、主人公であるはずの清野とおる本人がマスク姿で、なぜかミニチュアホースを連れて、主演の山田孝之と一緒に画面の中で普通にしゃべっているのだから。  『山田孝之の東京都北区赤羽』は、山田孝之の映画撮影風景から始まる。『己斬り』と題された時代映画である。監督は、『天然コケッコー』で報知映画賞最優秀監督賞を最年少で受賞した山下敦弘。山田演じる主人公が、一番の悪は自分だということに気づき、「死に様こそ生き様」と刀で自害するラストシーンを撮っている。しかし、山田は突然「作り物の刀では死ねない」と面倒くさいことを言いだし、撮影を止めてしまう。「刀(真剣)を用意してもらうか、タイトル・結末を変えるか」と。当然ながら、どちらも監督は受け入れることができず、撮影は中止してしまった。  その数週間後、山下のもとに山田から荷物が届けられた。それが『東京都北区赤羽』の単行本だ。山下を自宅に呼び出した山田は、その漫画を読んだかを確認すると、「感じなかったですか?」と山下を見据えて問う。「え、何が?」と戸惑う山下に、山田はこう言うのだ。 「ここに出てくる人たちって、すっごい人間らしいと思いませんか?」 「僕は今まで自分らしく生きないように生きてきたんですよ」 「自分らしい軸を作りたい」  ついては赤羽に住みたい、とまで言いだす山田。そして、軸を見つけるまでの過程を、山下監督に記録してほしいと請うのだ。  本作のジャンルを規定するならば、『東京都北区赤羽』をモチーフにしたモキュメンタリーということになるだろう。現実と虚構をないまぜにしながらドキュメンタリー風のドラマを作っていくジャンルである。  『山田孝之の東京都北区赤羽』が“連続ドキュメンタリードラマ”として放送されるに至った経緯を、山下とともに本作の監督にクレジットされている松江哲明はこう証言している。 「山下君から『松江君、助けて』と、ある日突然連絡がありました。そこで見せられたのは、赤羽での山田孝之を映した日常の映像素材。『2時間前後の映画にまとめてしまうのは、もったいない』と感じ、テレ東さんに相談したところ、なんと全12話の番組として放送していただくことになりました。僕はドキュメンタリー監督としての技術をぶち込み、何よりも北区民として恥ずかしくない作品を目指しました」(番組公式HPより)  実際に、山田は赤羽に移り住んで、そこでの日常を山下は撮り続けたという。 「今振り返って見てみるとあの時期はやはり相当参っていたのだなぁ、結構ヤバいところまで行ってしまってた」と本人も述懐する、「山田孝之の“崩壊”と“再生”の記録」だと山下は言う。  それらの証言すら、どこまでが真実で、どこからが虚構なのか分からない。ただ確かなのは、本作で山田が赤羽の地を訪れ、清野とおるをはじめとする、原作漫画に登場する赤羽の住民たちと交流をしていくということだ。今後は、親友の綾野剛や先輩のやべきょうすけ、大根仁監督、ミュージシャンの吉井和哉らも登場するという。もちろん“本人”役で、だ。  1話のラストでマスク姿の清野とおると赤羽で合流した山田は、亀ヶ池弁財天や“拝めないお稲荷様”作徳稲荷大明神が祀られているビル、清野が初めに暮らしたアパートなど漫画に登場するスポットに案内される。  「清野とおるのトキワ荘なわけですね」「友達いなかったですけどね」「こっから始まったわけですね。サクセスストーリーが」「サクセスはまだしてないですけど」などという乾いた会話をしながら、その日の最後にたどり着いたのは、「ナイトレストラン・マカロニ」。そこで山田孝之の歓迎会を開いてくれるという。  集まったのは、居酒屋「ちから」のマスターや悦子ママ、堅気の人とは思えないコワモテのジョージさんなど、原作漫画に登場する名物キャラたち。もちろん、役者ではなく本物の赤羽の住民たちだ。  彼らの“圧”に押され、山田が渋々、THE YELLOW MONKEYの「カナリヤ」を歌ったり、ダジャレや下ネタが飛び交う、いかにも「赤羽」というムードの宴をカメラは映し続ける。  そしてその宴会の最後、山田は自分が赤羽に住みたいと思った経緯を説明しながら、締めの挨拶をする。 「赤羽に住んで、みなさんのように己を持って生きていきたい」  その挨拶に拍手が起こる中、ひとりジョージさんだけは、もともとコワモテの顔がさらにこわばっていた。 「おいらよ、悪いけどお前の最後の話で、今、拍手も握手する気もないよな」  山田を隣に座らせたジョージさんは、静かに怒りをぶつける。 「赤羽の人たちをなめてねえか?」  清野がフォローしようと慌てて口を挟む中、「素直に生きれるように赤羽で挑戦したい」とあらためて説明する山田に「挑戦したいなんて思ってること自体がおかしい」とジョージさんは突っぱねる。  「お前にその気があるんだったら、普通に生活すれば素直になるんだよ!」  そんなジョージさんの説教に、虚空を見つめる山田というカットで第2話が終わるのだ。  どこまでが台本なのか、まったく分からない。ドラマなのか、ドキュメンタリーなのか、もはやそんなことはどうでもいい。ジャンルなどという枠組みを解体し、すべてフラットにしてしまうのが「テレビ」だ。真実と嘘もないまぜにし、あらゆるジャンルを内包するのが「テレビ」なのだ。そうしてテレビはジャンルを超え、人間そのものの「己」をえぐりながら映し出す。それでもなお、あの虚空を見つめる山田孝之を見ると、もう一度問い返さずにはいられない。    いったい僕は、何を見ているんだろう? (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから 

岡田斗司夫“SEX名簿”流出で、「ニセ写真騒動」が再燃中! 教え子やあのエッセイストまで……!?

ヲタ系ITライターと日刊サイゾー新米編集者が、ここ最近、ネットで話題になったいろいろな出来事について語るコーナーです。
YouTubeより

オタク評論家・岡田斗司夫氏(56)のキス写真騒動、裏アカの“ランク付けリスト”も流出で……

  ITライター・Dr.T (以下、Dr.T) 「オタキング」としても知られる評論家・岡田斗司夫氏のスキャンダル(http://youtu.be/qAfbdDWaTy4)に続報だよ。 新米編集者・アキ(以下、アキ) 24歳の女性とのキス写真がネットに流出して、本人も本物と認めた件ですね。こんなに若い彼女がいたとは! Dr.T 56歳という年齢を考えると、元気だなーとしか……まぁ若い彼女がいるのは別にいいんだけど、なんでこれが話題になって炎上したのかっていうと、このキス写真を岡田氏は最初、「偽物」だって言い張っていたからなんだよね。画像に関して、ほかにもいろいろ証拠が出てきてしまったことから、言い逃れできなくなって認めたようなんだけど。 アキ かっこ悪すぎる……。よくこれで愛人が作れますね。失礼ですけど、あまりモテそうな感じはしないですし。 Dr.T どうだろうね? ひょっとすると、それはアキちゃんの思い込みかもよ。というのも、岡田氏はキス写真を本物と認めた際に、「今は9人の彼女さんがいる」「過去には80股の経験も」といった発言をしているんだ。これが本当なら、昔からずいぶん女癖の悪い人だったってことになるね。 アキ えええ……! 80股って、毎日違う人と会うとしても、1年で同じ人に5回くらいしか会えないですよ……。 Dr.T だね(笑)。だから80股というのは、わざと非現実的な数字を出して、今回の騒動をけむりに巻こうとしているんじゃないかと、僕は見ているんだけどね。ただ、一旦は沈静化したこの騒動、岡田氏と思われるTwitterの裏アカが発覚し(現在は削除)、関係を持った女性のランク付けリストが流出して再燃しているんだ(http://togetter.com/li/771432)。 アキ えっ、なんですかそれ!? Dr.T 年齢差、童顔度、巨乳度、処女度、美少女度、床上手、便利度などをA+からCまで評価している、いわば“SEX名簿”だよ。また、関係を持ったとされる女性の多くが岡田氏が客員教授を務める大阪芸術大学の学生だったことも発覚して、騒ぎになっているんだ。 アキ それに、既婚者や人気のエッセイストまで!? うわわわ……。これ、80股っていうのも、あながちウソじゃないかもしれませんね!

パンチラはアート!? パンチラ写真展2015開催にネット騒然

 
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「パンチラ写真展2015」
Dr.T ネットにはいろんな嗜好の人がいて、それを発散する場所があるわけだけど……このたび、「パンチラ写真展2015」が開催されることになりました! パチパチパチ! アキ ……。 Dr.T えっ、どうしたの、その冷たい視線は? アキ いやもう、どこから質問していけばいいかわからなくて。そもそもなんですか、その「パンチラ写真展」って。 Dr.T えっと、詳細は公式サイト(http://pt2015.lewo.jp/in/)を見てほしいんだけど、その名の通り「パンチラ」をテーマにした写真展だよ。写真家やモデル、絵師などがそれぞれ「パンチラ」をテーマにした作品を展示するというわけ。サイトを見るとわかるけど、このパンチラ写真展、かなりオシャレに作ってあって、決して下品な感じはしないんだよね。 アキ まぁ、確かに。 Dr.T ただ、パンチラって、こういうふうにオシャレという檻で囲って展示するものなのかなとは思うよね。パンチラの魅力って、生活のふとした瞬間に偶然出会った奇跡の一瞬だから価値があるわけで、そこを切り取って写真にしたり、オシャレに仕立て上げたら、それはもうパンチラではなくて、パンモロだと思うんだよね。パンモロは作られたものだから、そこにパンチラに感じられるような一瞬のきらめき、いわば閃光のような出会いの喜びはないと言ってもいいんじゃないかな。 アキ 長いわ! どうでもいいことを長々と語りすぎです! Dr.T ご、ごめん。 アキ とりあえずDr.Tはパンチラが大好きで、わざわざこの連載で紹介したいくらい入れ込んでいるということはわかりました。 Dr.T ……何かおかしなイメージついちゃったな。

食べログはどこまで信頼できるのか? 匿名での告発が話題に

 
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はてな匿名ダイアリーより
Dr.T 匿名で投稿できるはてな匿名ダイアリーに、とある蕎麦店への告発文が投稿されて話題になっているよ(http://anond.hatelabo.jp/20150108194711)。どうも、食べログの高評価を信用して入ったら、ひどいお店だったってことみたいだね。 アキ 食べログは口コミサイトなのに、高評価でもハズレってことがあるんですか? 舌に合わなかっただけじゃ? Dr.T その可能性もあるけど、食べログ自体は悪いレビューを削除することがあるよ。そして、どうもこのはてな匿名ダイアリーへの投稿は、その削除されたレビュー文ってことみたいだね。書いた人は、くだんの蕎麦店についてかなり腹を立てている様子。味や接客態度が悪かったというのももちろんだけど、低評価をつけたレビューが削除されたことにも怒っているようだね。 アキ レビューが削除されるんじゃ、口コミの意味がない気がしますね。 Dr.T 実は、食べログには悪評は削除するという基準があるみたいだから、そもそも全面的に信用できるものではないんだよね。あくまでも基準のひとつ。結局、信頼できる人からの口コミか、自分の経験しか確実なものはないってことかな。とはいえ、食べログ自体はお店の存在を知るのに役立つし、点数やレビューを見ないようにすれば役立つサービスだと思うけど。 アキ しかし、ここまでひどく書かれると、逆に気になりますね。名古屋か……今度行く機会があったら試してみようかな。 Dr.T 告発が匿名ダイアリーだってこともあって、この騒動自体にお店や食べログは特にコメントしていないけど、こういう話があったってことは伝わっていてもおかしくないから、今後が気になるところだね。 アキ Dr.T、今度食べてきてくださいよ。交通費は出ないけど。 Dr.T 名古屋まで自腹かよ! (構成=Dr.T)

“つまらない”木梨憲武に引退勧告、“デビルマン”橋本愛に嘆きの声……年末年始特番でやらかした芸能人

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 すっかり正月モードも過ぎ去り、日常が戻りつつある今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか? 芸能界では年末年始の結婚ラッシュがウソだったかのように静寂ムードが漂っていますが、木梨憲武のスベリっぷり、橋本愛の“デビルマン化”など、年末年始特番で“やらかした”芸能人への視聴者からの批判が相次いでいます。それでは早速、ランキングをチェックしていきましょう! 第1位 『スポーツ王』木梨憲武の「殺意が芽生えるつまらなさ」に、引退勧告の声が殺到中!? 本人のやる気の問題? 第2位 女優・橋本愛の劣化に嘆きの声続々「太りすぎ」「実写版デビルマンみたい」 成海璃子コース。 第3位 シャ乱Q・はたけに人生を狂わされた“不運すぎる”平家みちよの「呪われた17年間」 どんまい。 第4位 “四十路”華原朋美に悲劇……アヒル口ビキニ姿で話題作りも、“ド迫力”渡辺直美に完全敗北 もうやめて~! 第5位 岡田斗司夫が愛人とのキス写真流出に釈明も、「当たり前ですけどニセ写真です」がネットで大流行中! いろいろ恥ずかしい。 次点 “佳子さま萌え”が中国にも飛び火「佐々木希を超えた」「ロイヤルファミリー欲しい」 確かに、萌える。 次々点 チョソンマニア感涙!? 最新「北朝鮮製ブランド品」事情 いろいろあるよ!

佐村河内事件にそっくり過ぎる『ビッグ・アイズ』ティム・バートンが描く創作現場の奇妙な人間関係

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米国で起きたゴーストライター事件を題材にした『ビッグ・アイズ』。KEANEというサインは夫婦の証か、それともペテンを招くきっかけだったのか。
 「STAP細胞はあります」会見と並んで2014年のワイドショーを賑わした佐村河内ゴーストライター事件。クラシック音楽界で起きたこの騒ぎで、“現代のベートーベン”という肩書きはフェイクだったこと、多くのマスコミが感動秘話を盛り上げる片棒を担がされていたこと、18年間にわたってゴーストライターを請け負った新垣隆氏への報酬は700万円に過ぎなかったなど様々な事実が明るみになった。理化学研究所で起きたSTAP細胞事件と同様に、密室的な空間における奇妙な人間関係が巻き起こした悲喜劇だった。海の向こうで、タイミングよくこのテーマを映画化したのがティム・バートン監督。奇才監督にとって久々の実録ドラマとなる新作『ビッグ・アイズ』は、1960年代に全米を揺るがしたゴーストライター事件の顛末を描いている。  史上最低の映画監督を主人公にした『エド・ウッド』(94)以来となる、ティム・バートン監督のノンフィクションドラマ『ビッグ・アイズ』。ファンタジー大作『チャーリーとチョコレート工場』(05)や『アリス・イン・ワンダーランド』(10)などの大ヒット作を手掛けたが、今回はゴーストライターならぬゴーストペインターというフィクショナルな存在を扱っているだけに、逆にファンタジックなシーンはほぼ封印。創作の現場における人間関係のおかしさ、大人の男女のきれいごとでは済まないブラックな部分に触れた意欲作となっている。主人公夫婦を演じたエイミー・アダムスとクリストフ・ヴァルツは、共にアカデミー賞の常連俳優らしくそつのない演技でシンプルな人間ドラマを盛り上げている。  1950年代の終わり、専業主婦のマーガレット(エイミー・アダムス)は幼い娘の手を引いて家を飛び出した。夫のDVから逃れるためだ。マーガレットは自由を求めて、米国西海岸のサンフランシスコへ。美大を出ているマーガレットは大好きな絵の仕事で食べていこうとするが、シングルマザーが生きていくには当時は厳しい時代だった。公園で小銭稼ぎの似顔絵描きをしていたマーガレットは、風景画家のウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)と知り合う。ウォルターは彼女が描く“瞳の大きな少女”の絵を「個性的だ。君には才能がある」と褒めちぎる。画業だけでは食べていけないウォルターは不動産業も兼ねていた。自信家で口が達者なウォルターに結婚を申し込まれ、マーガレットは迷わず受け入れる。幼い娘には父親が必要だし、経済的な安定は何よりも大事だと考えたからだ。
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商才のあるウォルター(クリストフ・ヴァルツ)は妻マーガレットの絵を自分の作品として売る。「女流画家は認められにくい」がその理由だった。
 結婚してしばらくは順調だった。ウォルターは娘にも優しく、自分の風景画と一緒にマーガレットが描いた“瞳の大きな少女”の絵もバイヤーに売り込んでくれた。やがて西海岸のセレブたちが集まるライブハウスに飾られた“瞳の大きな少女”は注目を集め始める。だがマーガレットが驚いたことに、ウォルターは「これは僕が描いた絵なんです」と“瞳の大きな少女”を売っていたのだ。咎めるマーガレットを「僕たち夫婦は一心同体だろ?」「君たち母子をお金で困らせるようなことはしない」とウォルターはうまく言い含める。折しも1960年代初頭はポップカルチャーが花開いた季節。ブームに乗って“瞳の大きな少女”は売れに売れる。富と名声を手に入れたウォルターは毎晩のように飲み歩き、一方のマーガレットは閉め切った仕事場に篭って黙々と絵を描き続けた。10年間にわたってウォルターのゴーストを務めたマーガレットだったが、ついに堪忍袋の緒が切れる。  ウォルター・キーンは妻マーガレットを一方的に搾取していた悪者かというと必ずしもそうではない。ウォルターが売り出さなければ、“瞳の大きな少女”が脚光を浴びることはなかった。また、マーガレットひとりが描く絵は点数が限られていたため、ウォルターは作品を印刷して大量生産するというポップカルチャーならではのアイデアを思いつく。ロイ・リキテンスタインやアンディ・ウォーホルと同じように、金持ちだけが享受していたアートを大衆に開放したのだ。ウォルターはマスコミの扱いも巧みだった。“瞳の大きな少女”の創作背景をインタビュアーに尋ねられたウォルターは「第二次世界大戦後、僕は画家修業のために欧州を旅しました。そこで悲しそうな目をした孤児たちと出会ったんです」ともっともらしいエピソードを語った。一般大衆は作品の善し悪しよりも泣ける物語を求めていることをウォルターは熟知していた。ウォルターは画家修業のために欧州に渡ったことがなければ、いっさい絵を描くこともできないことを、後にマーガレットは知ることになる。天才プロデューサーとペテン師は紙一重の違いのようだ。  口べたで内向的な性格だったマーガレットにとって、孤独さと不安げな表情を浮かべた“瞳の大きな少女”は自分の分身そのものだった。孤独な人間は自分の分身を生み出すことで、その孤独さを薄めようとする。自分の中に巣食う孤独さを見つめることこそが創作の原点である。マーガレットは常に自分が抱える孤独さに向き合ってきた。だが、それゆえに創作の世界をビジネスとして成立させることは難しい。口べたなクリエイターひとりきりでは、作品を発表することすら覚束ない。ウォルターが「すべて僕が描いた作品です」と言わず、「僕はプロデューサー。絵そのものは妻のマーガレットが描いているんです」と早い段階で公表していれば、キーン夫妻は“アート界の理想のチーム”と謳われていただろう。いや、マーガレットは結婚後もずっと孤独だったから、延々と“瞳の大きな少女”を描き続けることができたのかもしれない。
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友人や娘にまでも噓を付き通すことに疲れたマーガレット(エイミー・アダムス)は別居を決意。心の拠り所を“エホバの証人”に求める。
 1959年にカリフォルニアで生まれたティム・バートンは、幼い頃から歯科医院の待合室などに飾られた“瞳の大きな少女”の複製画を見て育った。友達の少ない少年ティム・バートンにとって、淋しげな“瞳の大きな少女”はとても身近な存在だった。ティム・バートンの2大代表作である『シザーハンズ』(90)のハサミ男(ジョニー・デップ)と『バットマン リターンズ』(92)のペンギン(ダニー・デヴィート)は、マーガレットが描く“瞳の大きな少女”と同じようにとても淋しそうな顔をしている。近年は商業ベースにどっぷり浸かっていたティム・バートンだが、低予算映画『ビッグ・アイズ』は久々に“淋しんぼ”キャラを全面に押し出した作品だといえる。結婚して自分の家庭を作っても、その人の孤独さが癒されるとは限らないらしい。  クリエイターとして何やら心境の変化があったのかと勘ぐっていた矢先、ティム・バートンは13年間連れ添った女優ヘレナ・ボナム=カーターとの事実婚の関係を解消したことを明かした。これまでも交際相手によって作風が大きく変化していったティム・バートン。彼がこれからどんなステージへ向かうのか、とても楽しみではないか。 (文=長野辰次)
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『ビッグ・アイズ』 監督/ティム・バートン 脚本/スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー 出演/エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ、クリステン・リッター、ジェイソン・シュワルツマン、ダニー・ヒューストン、テレンス・スタンプ  配給/ギャガ 1月23日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国順次ロードショー  (c)Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved. http://bigeyes.gaga.ne.jp

地球を体感しながらかぶりつく『青い地球バーガー』って!?

 ♪ラ~ララ~、今年も我らが青い地球に新しい年が訪れました~。  西暦2015年は、地球上の人類にとってどんな1年になるのでしょうか?  できることなら珍級グルメの大ブームが巻き起こり、日本、いや、地球を丸かじりできるチャンスが訪れることを切に祈ります。
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インドの西側から東欧を経てベルギーの南側、イギリス、アラビア半島、地中海、ポルトガルまで描かれている。
 てことで、上の写真はペパーミントグリーンの海とグリーンのヨーロッパ大陸とアフリカ大陸が描かれていますが、もちろん地球儀ではないです。ちゃんとイタリアのシシリー島やアフリカの東に浮かぶマダガスカルまで描かれているのが嬉しいです。  で、これはいったいなんなのかっていうと……、
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チキンカツのサックサクの食感を楽しもう。
 ジャーン!   これよコレ、実はチキンカツバーガーなんです。  地球儀の部分はしっとり柔らかいバンズで、サンドされたでっかいチキンカツはボリューム満点!  1年の願をかけて地球を丸かじりすると、両アゴから伝わってくるチキンカツのクリスピーな食感が最っ高です! 甘辛いソースとマヨネーズは、カツにもバンズにもピッタリ。こりゃ、今年の地球もめちゃうまい惑星になりそうです。
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バンズは中まで青かった(ガガーリン風に)。
 これがどこで食べられるのかっていうと、横浜のみなとみらい駅近くにある「Orbi Yokohama(オービィよこはま)」内にあるカフェ。地球を映像と音、空気で体感できる新しいシアターで、まさに地球を丸かじりできるってわけだ。  地球をイメージしたブルーバーガーの料金は470円と、意外にお手頃。だけど、Orbi Yokohamaへの入場料が2,600円(高校生以上)が必要ってのがちょっと……。それに、ファミマで売ってたふなっしーまん(中華まん)と同じで、バンズが歯の裏にくっついてくるのがイマイチ。シアターの中で口をもごもごさせてる人がいたら、きっとブルーバーガー食べた直後に違いない。初デート以外で訪れるのを期待します(笑)。  今年も読者のみなさんにとっておいしい1年でありますように。ブルーバーガー、うもうございました。
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みなとみらい Orbi Yokohama内カフェ 470円 インパクト ☆☆☆ 味     ☆☆ 店     ☆☆☆