高橋ジョージ・三船美佳の泥沼離婚騒動に見る、“暴露タレント”ができるまで

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 他人の不幸は蜜の味、とはよく言ったもので、今期は芸能人の離婚話が話題を集めました。その中でも一番人気は、やはり高橋ジョージ・三船美佳夫妻。別れたい妻と、別れたくない夫――泥沼化する2人の離婚劇に、よからぬうわさもちらほら。また、10年の結婚生活にピリオドを打った新山千春は、やっぱり『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)に出演。離婚の真相を涙ながらに激白するも、やっぱり叩かれてしまいました。  離婚した芸能人の“暴露タレント化”は、今年も続きそうです。 第1位 高橋ジョージ・三船美佳の泥沼離婚騒動の“闇”とは?「実はもっとヤバイ話が……」 やっぱり、ですか。 第2位 “創価学会婚”高橋ジョージ&三船美佳の離婚に衝撃走るも、業界では有名だった!?「突然、楽屋が別々に」 日刊サイゾーは3年前からキャッチしていました。 第3位 新山千春、離婚理由を“テレビ初告白”でまた炎上「ワガママ」「不倫の言い訳するな」批判相次ぐ 暴露タレント、続々。 第4位 常盤貴子と真木よう子、ほしのあきと熊田曜子……芸能界の意外な“共演NG”事情 へぇ。 第5位 嵐・相葉雅紀の実家がバイト募集、山本圭壱復帰に岡村隆史が、SKE48辞退者続出のワケ…… へぇ。 次点 妊娠するまで“ヤリ放題定額制”も!? 一人っ子政策緩和の中国で、卵子を売るJK・JDが出現 まじか。 次々点 韓国売春婦の海外流出が止まらない! “韓流ブーム”マカオで「一晩21万円」の荒稼ぎ!? ボッタクリ!

情緒的な安倍批判ではなく、今後のための検証を! 元名物編集長が「邦人人質事件」報道を斬る

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「週刊ポスト」2/13号
今週の注目記事 ・日本人人質関連記事 「よく頑張ったよ、後藤健二さん」(「週刊現代」2/14号) 「安倍官邸と大メディア『政府批判は“非国民”』恐怖の盟約」(「週刊ポスト」2/13号) 「『イスラム国残虐映像にすくんだ平和『日本』」(「週刊新潮」2/5号) 「後藤健二さん書かれざる数奇な人生」(「週刊文春」2/5号) 「完全ドキュメント イスラム国に翻弄された安倍官邸24時」(「フライデー」2/13号) ・「北朝鮮人民軍にゲイ・カップル激増中 衝撃キス写真」(「フライデー」2/13号) ・「母と娘、そして祖母と孫 私たちが家族でAVに出るワケ」(「週刊ポスト」2/13号) ・「すきやばし次郎の次男『尻を握る』セクハラ裁判勃発」(「週刊文春」2/5号) ・「巨人ドラ1小林誠司とポスト・カトパン宮澤智アナ『連泊密愛!』」(「フライデー」2/13号) ・「『ピケティ』来日の折も折『21世紀の資本』重要データに間違い発見」(「週刊新潮」2/5号) ・「錦織圭とコーチが受けた『人種差別』」(「週刊現代」2/14号)  今週もイスラム国の人質事件のニュースでほぼ持ち切りだから、ほかには順位をつけるほど目ぼしいものはない。よってイスラム国関連以外は順位をつけず、「面白い順」に並べてみた。  テニスの全豪オープンは第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードのアンディ・マリー(英)を7-6、6-7、6-3、6-0で破り、2年ぶり5度目の優勝を飾った。  錦織圭は準々決勝で前回大会の覇者・バブリンカに敗れ、残念ながら4強には入れなかったが、戦いぶりに安定感と自信がついてきたことが見て取れた。  日本では彼の健闘に拍手を惜しまなかったが、現地では少し違う反応だったと週刊現代が報じている。  「アジア人としてはよく頑張ったね」というものだそうである。米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」でテニスを専門に取材しているジョン・ワーサイム記者はこう話す。 「日本では大人気だと聞いていますが、正直に言って、錦織は海外のテニスファンの心はまったく掴んでいません。というより、誰も錦織に興味がないんです。(中略)では、なぜ錦織の試合が喜ばれたか。それは彼が負けたからでしょう。欧米人は自分たちのスターに懸命に立ち向かった末に敗れる、いいアンダードッグ(負け犬)が大好きなんです」  これを「人種差別」だと言っていいのか私には疑問だが、13年の全仏オープンで地元フランス選手と戦った錦織が大ブーイングを浴びたりしたことはあった。  こういうことはテニスだけではなく、サッカーでもよく見られることだ。そうしたアウェイでの戦いに勝ち抜かなくては一流の選手とはいえないだろう。  だが錦織は、これまで性格的におとなしく、格上の相手と対戦すると飲み込まれてしまうことがよくあった。その彼の弱味を見つけ出し、徹底的に精神的にも鍛え上げたのが、今のコーチのマイケル・チャンである。彼はアメリカ生まれだが、両親は台湾からの移民だった。兄のカールがいう。 「悲しいことだが、アメリカではアジア人に限らず、白人以外はみなある程度の差別を受けるんだ。たとえ才能があっても、それは免れない。弟のマイケルも、『絶対に成功しない』と言われ続けたよ」  しかし、そんな偏見がマイケルの闘争心に火をつけ、誰よりも強いメンタルを作り上げ、17歳3カ月という史上最年少で全仏オープンを制覇するのだ。  世界ランクも2位にまで登り詰める。だが、それほどのチャンでも、コートを駆け回る姿についた渾名は「バッタ」「ドブネズミ」だったという。  そんなチャンが錦織に言い含めるのは「たとえフェデラーだろうと、お前の道を邪魔する奴はすべて敵だ」ということだ。自分を信じ、勝つのは自分だという強い気持ちを持たなければ、世界のトップには立てない。  いまやテクニックだけではなく精神的にも強くなった錦織が、些細な偏見や差別にへこたれることなどないはずだ。現代の記事はまったくの杞憂に終わるはずである。  トマ・ピケティ氏(43)が来日した。あちこちで講演会をやっているが、大変な人気だそうだ。『21世紀の資本』(みすず書房)は、5,940円という高額にもかかわらず13万部も売上げ、世界では130万部を超すそうだ。  ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン氏が「この10年で最も重要な経済学書」と絶賛し、甘いマスクがさらに人気を高めている。  私は読む気にさえならないが、新潮によれば「各国で問題化している貧富の格差は、資本主義がもたらす必定で、このままでは格差拡大は止められない」というものだそうな。さほどすごい発見でもなさそうだが、大量のデータをもとに格差拡大を立証したことが評価されたらしい。  この問題の解決策は、富める者の資本に累進課税的な重い税を課して、貧しき者に分配することだというが、当然であろう。  少し前までの日本では「売(う)り家(いえ)と唐様(からよう)で書く三代目」とよくいったものだ。私の子どものころ、家の周りにも「お屋敷」といわれる広い敷地をもつ由緒正しい金持ちたちがいたが、今はそこを切り売りしたか、マンションや同じような戸建てが並んでいる。相続税が払えず、土地を物納した人もいる。今は家屋敷ではなく、紙っぺらが価値を持つから、資産家はますます富み、こちとらビンボー人はいつまでたってもビンボー人のままだ。  このモテモテのピケティ氏だが、彼の本にあるデータに間違いが多くあり、捏造疑惑まで出ていると週刊新潮が書いている。だが、ピケティ氏はひるまず、改善の余地はあるが、広い意味での結論は変わらないとコメントしているそうだ。  霧島和孝城西大教授は、この本は学術界で「ディスカッションペーパー」といわれるもので、間違いを指摘してもらって改定しながら研究に磨きをかけていけばいいという。STAP細胞と違って結論がしっかりしているのだから、いいじゃないかというわけだ。結論が当たり前すぎると思うのは、私だけなのだろうか。  お次は、久しぶりのフライデー。その前にチョッピリ苦言を。表紙は「小さな下着とピッチピチ揺れビキニ」の柳ゆり菜という女の子の、ほぼ裸の写真。私のような厚顔無恥な人間でさえ駅の売店で買うのが恥ずかしくなるのだから、普通のサラリーマンは手を出さないのではないか。  そのくせ、いつも言うようだが、トップ記事は毎週政治批判記事だから、女の子の裸を見たい読者も引いてしまうのではないか? この雑誌の編集長は部数を伸ばしたくないのか、それともどうなってもいいと開き直っているのだろうか。心配だ。  さほど大ネタとは思わないが、14年のドラフト1位で巨人に入団したイケメン人気捕手、小林誠司(25)が美女と連夜のお泊まりだという張り込みが袋とじだ。  深夜、スーパーマーケットで買い物を終えた小林はポルシェを駆って美女をピックアップし、自宅マンションへ。翌日、小林が美女を「後部座席」に乗せてお出かけ。  その美女とは、フジテレビの人気アナ・宮澤智(24)。彼女は早稲田大学時代から『PON!』(日本テレビ系)でお天気お姉さんを務め、セクシーDVDを出すなどタレントとして活躍していたそうで、入社して半年で『すぽると!』に抜擢されるなど、ポスト・カトパン(加藤綾子)の一番手と見られているという。  小林とは取材で知り合ったのだろう。先週の週刊ポストが「読者が好きな女子アナ2015ベスト30発表」をやっていたが、1位は水卜麻美、2位が有働由美子、3位が私が一押しのNHKの井上あさひ、4位が加藤綾子で、5位が夏目三久。残念ながら、宮澤は30位にも入っていない。ポスト・カトパンは看板に偽りあり?  さて、寿司好きなら「すきやばし次郎」を知らない人はいないだろう。私も何度かカウンターに座って(小野)二郎さんに握ってもらっているが、魚がいいのはもちろんだが、飯と酢の配合が絶妙で、口に入れたときふわ~っと広がる握り具合も見事である。  しかし二郎さんも89だから、現役で握り続けるのはそう長いことではあるまい。寿司の神様の味を継ぐのは誰なのか? 私は「すきやばし次郎」の味は一代限りだろうと思うが、彼には六本木ヒルズ店をやっている次男がいる。  現在53歳だが、そこそこ寿司の評判はいいようだ。だが週刊文春によれば、そこで働いていた30代の従業員の女性に、執拗なセクハラをしていたとして、訴訟を起こされているというのである。  体を触る、クルマの中でキスや関係を迫るなど、目に余るものがあったという。彼女が「レンジでチンして」と言うと、「チンでもマンでもいいから早くしろ」などと卑猥な冗談を飛ばしていたというし、2人きりの時「オレは自分がイクことをコントロールできる」「仕事で信頼関係を築くために一回は寝てみてもいいんじゃないかなぁ」などと言っていたという。  次男は「セクハラのセの字もない」「一般論としていっただけ」だと反論しているが、読む限りは分が悪そうである。  二郎さんも若いときはモテたと思うが、女遊びはともかくセクハラはしゃれになりませんやね。  だいぶ前になるが、AVビデオを集めていたことがある。日本のものはもちろんだが、海外に行くとその手の店に行き、ごっそり買ってきては友だちに配ってあげた。  その当時は、やはり若い子が中心だったが、しばらくして熟女ブームというのがAVにも押し寄せ、元アイドルのおばちゃんたちが、たるんだ腹をぶるんぶるんさせながらのセックスシーンは、なかなか哀感もあり何本か買い求めて眺めたものである。  だが週刊ポストによると、今は母と娘が共演するAVや祖母と孫が出るAVまで出回っているそうである。  母親・藤本まやさん(53)と娘・さやさん(31)が出ている『奇跡の共演! 本物母と娘。』では、娘の前でM字開脚を強いられ、局部を電動マッサージで攻められるまやさんと、それを切なげな表情で見るさやさんの迫真の演技がいいらしい。  まやさんがAV出演のきっかけをこう話す。 「さやが18歳の時にAVデビューして、その世界のことを聞かされていたのであまり抵抗がなかったんです」  娘のほうもこういう。 「子どもの頃から性にまつわることを母と話すのは普通だったんです。付き合った男は全部紹介したし、中3で処女を喪失したときは一番に報告しました。AVデビューした時も、『プロとして恥ずかしくないように頑張りなさい』っていって背中を押してくれました」  写真で見る限り2人とも「美形」ではないが、フツーの母と娘がセックスするからいいのかもしれない。  もうひと組は、76歳と26歳の組み合わせである。2月20日にリリースされるのは『76歳お婆ちゃんAVデビュー 美月よしの』。祖母のよしのさんは、孫のあやなさんがAVの仕事で楽しそうなので、私も10年若かったら出てみたいなといったことがきっかけだったという。  若い男と騎乗位で腰をくねらせるシーンもあるそうだが、彼女はこれまで正常位しか経験したことがないので、初めてだったそうだ。  ポストによれば、こうした「家族共演」はますます増えていくそうだが、怖いもの見たさで買って見てみようか。  お次はフライデーのちょっと面白い記事。北朝鮮の人民軍に「ゲイのカップルが激増」しているというのだ。  写真は2人の人民軍の兵士と思われる男同士が抱き合って唇を重ね、1人の男の手が相手の下半身に伸びていくところを4枚の組み写真で見せている。  これは、北朝鮮と韓国の境界線に設置された監視カメラが捉えたものだという。デイリーNKジャパンの高英起編集長によれば、北朝鮮には満14歳になると11年間の兵役義務があり、10~20代の青春期を女性と接することのない男社会で暮らすので、性の対象が男に向かっていくのだという。  2010年に韓国で大ヒットしたゲイが題材のドラマ『美しい人生』は北朝鮮でも人気で、人民軍内にも海賊版のDVDが出回っているそうだ。 11年の兵役義務というのはすごく長い。もしそうだとすると、あと何十年かすると北朝鮮の人口も減少に転じるかもしれない。  ところで、朝日新聞で池上彰氏の「新聞ななめ読み」が再開された。慰安婦報道の間違いを朝日新聞が長年正さなかったのは、 「朝日新聞は、日本の大企業にありがちな、典型的な誤りを犯したのではないかと考えています。それは『問題の先送り』です。ここで私が想起するのは、バブルがはじけた後、不良債権が積み上がるのを見ながら、何もしないで処理を先送りしてきた日本の金融機関の失敗の数々です」  と書いている。こうした問題を先送りするやり方は何も大企業だけではなく、日本中に蔓延している日本病とでもいうべきものである。  さて、イスラム国による後藤健二さんと湯川遙菜さん人質事件は、最悪の結末を迎えてしまった。  そうはいっても2人の遺体が発見されたわけではないから、生存の可能性はあるのではないかと考える自分がいるのだが、儚い願いなのであろう。  多額の身代金要求から湯川さん殺害、後藤さんと交換にヨルダンに収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放と、イスラム国側は日本政府の対応のまずさをあざ笑うように要求を次々と変えてきた。  私は1月31日の夜に、ヨルダン政府がイスラム国に拘束されているヨルダン軍パイロット・カサスベ中尉の安否が確認されなければリシャウィ死刑囚を釈放しないと発表した時点で、この交渉は難しい局面に入ったと思わざるを得なかった。  イスラム国対ヨルダンという構図になり、日本が出る幕はなくなった。あるとすれば、後藤さんに対する身代金として多額のカネを払うことしかない。たぶん水面下ではそうした交渉が行われているのだろうと思っていたが、イスラム国はわれわれの願いを無視して、後藤さんの命まで奪ってしまった。  このような理不尽な蛮行が行われる世界を、われわれ日本人も生きているということを、嫌というほど思い知らされた痛恨事である。2人の悲報に接した、ご家族や親類、友人たちの悲しみを思うと、これ以上書き進めることができなくなる。  あのような奴らを人間の皮を被った獣というのであろう。奴らがどんなに高邁な理想に燃えて国づくりをしていようと、この残虐行為を絶対許すわけにはいかない。  それは「テロに屈しない」などという、薄っぺらなお題目からではない。オバマや安倍がどんなに相手を非難しようと、こうしたテロの連鎖を拡大してきた責任は彼らにもある。  湯川さん、後藤さん、2人の霊に跪き、われわれもオバマも安倍も許しを請うべきであろう。そして二度とこのような悲劇が繰り返されないためにはどうしたらいいのか、衆知を集めて考えるべきときである。  週刊誌も多くのページを割いてこの事件を報じているが、事件の進展が早く、後手後手に回ってしまっていて、残念ながらこれはという記事は見当たらない。  わずかに、このところこの事件について核心を突いた報道で気を吐くポストが、メディアの責任と「人質解放交渉」の裏側を報じているのが目についただけだ。  ポストは野党も最初から安倍批判を封印し、「安倍首相の中東歴訪がテロリストを刺激し、今回の事件を招いたかのような、的外れの政権批判が野党の一部などから出ていることだ」(読売新聞1月23日付社説)「事件は首相の歴訪が招いたものとの批判があるとすれば、誤りだ。卑劣なテロによって評価が左右されることはない」(産経新聞1月22付社説)のように、安倍政権の御用新聞が、安倍首相の責任逃れに荷担したことを難じている。  これでは9・11以降、アメリカのメディアがブッシュの戦争に異を唱えることなく、沈黙するか諸手を挙げて賛同したのと同じではないか。  少なくとも、これだけは確かだ。湯川さんはもちろんのこと後藤さんが人質になっていることを、安倍首相は中東歴訪以前に知っていた。しかし、身代金の件を含めて、イスラム国とのパイプ作りや裏交渉を十二分にした形跡はない。  しかも、情報を知りながら中東歴訪で「イスラム国と断固戦う」と強調する演説を行ったのはなぜなのか? これがイスラム国側の怒りを駆り立て、要求をエスタレートさせたのではないのか? 2人だけではなく、今後中東にいる多くの日本人の命を危険にさらすことになるのではないか? こうしたことへの安倍首相の責任を追及することは、政治家としてメディアとしての重要な役割であることは言うまでもない。  一部を除いて、こうした国を揺るがしかねない事態が起こったとき、新聞、テレビが政権批判を自主規制し、何が行われているのかを取材すらしないことが白日の下にさらされたのだ。  また、ポストによれば、一昨年の英国サミットで安倍首相が署名した首脳宣言には「テロリストへの身代金を拒否する」ことが盛り込まれていたため、イスラム国へ直接身代金を払うことはできず、ヨルダンへの経済援助という形をとることが検討されたという。  しかしイスラム国のほうが一枚も二枚も上手で、ヨルダンをかませることで身代金も死刑囚の釈放も手に入れようとしたのだと、国際政治アナリストの菅原出氏は見る。  現代によれば、湯川さんとの交渉で、身代金として払えばFRB(米連邦準備制度理事会)に嗅ぎつけられてしまうから、数億円の金塊を運ぶ案まで出されたという。だが、それは「湯川さんはすでに殺害されている」という情報が出たため、実現しなかったというのだ。真偽の程はわからないが、「カネで済めば」という考え方が日本政府にあったのは間違いないのかもしれない。  だが、日頃からの人的接触もルートもないままの裏交渉が、うまくいくはずはない。  文春ではアルジェリア系フランス人(26)と結婚した日本人女性(29)が2カ月前に出国。トルコ経由でイスラム国へ参加したのではないかと、娘の父親が話している。その他にも5人ほどがイスラム国の支配地域に入っているのではないかと公安関係者が語っている。こうしたイスラム国へ共鳴した人間たちが人質になるケースが、これから出てくるかもしれない。  今回のことで日本という国は外交には未熟で、カネだけで解決しようとする国だというイメージが定着すれば、これから第2、第3の人質事件が出てくるのは間違いない。  国会では安倍首相の責任追及とテロ対策を、徹底的に議論すべきである。  週刊誌に望むのは情緒的な安倍批判ではない。新聞やテレビにできない人質交渉の裏を取材、検証して、安倍首相の責任とイスラム諸国との関係を今後どうしていくのかを考える材料を提供することこそ、やるべきことだと思い定めてほしいものだ。 (文=元木昌彦)

「ハルコ・オッペンハイマー」「じゃぶじゃぶ課金」……ゲーム業界に炎上マーケティングの嵐!?

ヲタ系ITライターと日刊サイゾー新米編集者が、ここ最近、ネットで話題になったいろいろな出来事について語るコーナーです。
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「Engadget」より
■女性のアソコに押し込んで使う健康器具登場! 実体験した記者「私のヴァギナは炎に包まれた」 ITライター・Dr.T ここ最近、ちょっと意外なものがネットを騒がせたんだ。今日は、その紹介から入ろうかな。 新米編集者・アキ へ? なんですか? Dr.T うん、その……女性のね、その……。 アキ ……もじもじしないでくださいよ。気持ち悪い。 Dr.T 気持ち悪い!? アキ あっ、つい本音が……。それはいいから、早く教えてくださいよ。 Dr.T 本音なの!? ……まぁいいけど、サンフランシスコのMinna Lifeっていうメーカーが「kGoal」っていう商品を出荷したんだ。で、なぜかこれが日本のネットユーザーの話題の的になっているんだよ。 アキ 商品名からだと、何がなんだかわからないですね。 Dr.T えっと、翻訳して報じた「Engadget」(http://japanese.engadget.com/2015/01/27/kgoal/) によると、「kGoal」は「スマート ケーゲル トレーナー」と呼ばれる製品らしいよ。僕も詳しくないんだけど、女性のアソコから挿入して、「骨盤底筋」という筋肉を鍛えるための器具らしいんだ。この骨盤底筋を鍛えないと加齢とともに落ちてしまって、尿漏れや直腸脱なんかの原因になるんだとか。 アキ へ? 女ですけど知らなかったです。でも、それ自体は別になんてことない商品だと思うんですけど……。 Dr.T 見た目は完全にバイブだから、健康器具のふりをしたアダルトグッズかと思いきや、商品自体は至って真面目なものなんだよね。話題になったのは、実際に自分の体で試してみた米「The Verge」の記者のコメント。サイズが大きいことに不安を覚えつつも、使い方通りにアソコに挿入してみたら、激痛が走ったんだとか。そのときの気持ちを女性記者は、「その瞬間、私のヴァギナは炎に包まれた」とコメントしているよ。 アキ 表現力がやばいですね……! というか、それって半分くらい「Engadget」の翻訳力じゃないですか! Dr.T そうだね(笑)。ほかにも無駄にスマホと連携できたり、持ち手になる細い突起のせいで、ますますアダルトグッズにしか見えなかったり、ツッコミどころが満載なところもウケた理由かな。ちなみにこれ、クラウドファンディングから誕生した製品だから現状、市販はされていないみたい。そのうち、日本でも販売されるようになるのかな。そしたらアキちゃん、試してみてよ。 アキ いえ、いいです……炎に包まれたくないんで……。 ■DMMの新作ゲームにとんでもない文章が見つかって大炎上!?
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DMM『FLOWER KNIGHT GIRL』より
Dr.T 艦これこと『艦隊これくしょん』でもおなじみDMMが、新作ゲームをリリースしたんだけど、そこにとんでもない文章が見つかって大騒ぎになっているよ。 アキ とんでもない文章? Dr.T 『FLOWER KNIGHT GIRL』(http://www.dmm.com/netgame_s/flower/)っていうゲームなんだけど、「遊び方説明」のところに、よりにもよって「プレイヤーがじゃぶじゃぶ課金したくなるような射幸心を煽りまくる説明文章」っていうテキストが表示されていたんだ……。 アキ ええええ! な、なんでそんな文章が……? Dr.T うーん、もしかして仕様書で仮に入れた文章を、そのままうっかり書き換え忘れて表示しちゃったのかな。ユーザーを金づるとしか見てないようなこのテキストは、ネットで瞬く間に拡散されて大騒動になったんだ。 アキ そりゃ、なりますよね……。 Dr.T ほかにも「イベント内容」のところには「プレイヤーのモチベーションを引き上げるかっこいいイベント内容の説明文章」っていう文章が入っていたり、なんでこれに気付かなかったのか、不思議なレベルのミスだよね。 アキ この手のゲームへのイメージが、ますます悪くなっちゃいますね。 Dr.T ただ、個人的には何か作為的なものも感じたりしてるんだ。だって、こんなミスはなかなかしないと思うし、そもそも仮に入れる文章としても問題ありすぎでしょ。仕様書レベルにだって、「プレイヤーがじゃぶじゃぶ課金したくなるような射幸心を煽りまくる説明文章」なんて露骨な文章使うとは思えないんだけど。 アキ ということは……? Dr.T ネットで話題になることを見越した、炎上マーケティングなのかな? とも思うんだけど、真相はわからないね。 アキ 炎上したら、遊んでいる人が減っちゃうんじゃ? Dr.T いや、それ以上に宣伝効果があるんだと思うよ。僕らだって、この騒動がなかったら、このゲームの存在を知らないままだったわけだしね。たとえネガティブにでもそうやって広く知られれば、トータルでプラスなのかもね。 アキ はー……いろいろ考えますねえ。 Dr.T でも、僕はそういうやり方は好きじゃないなぁ。それにしても語呂がいいよね、「じゃぶじゃぶ課金」って。早くも今年の流行語候補だね! ■スクエニのゲームに小保方晴子さんをモデルにしたキャラが登場→批判殺到→即修正へ
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スクウェア・エニックス『スターギャラクシー』より
Dr.T ゲームといえば、スクエニもやらかしたよ。 アキ スクウェア・エニックスですか。何をやったんです? Dr.T 簡単に言うと、『スターギャラクシー』っていうブラウザゲームに、小保方晴子さんをモデルにしたキャラを登場させたんだ。キャラの名前は「ハルコ・オッペンハイマー」。「究極細胞」というスキルを持っているよ。 アキ ……そのまんまじゃないですか。しかも、キャラクターのイラストもほんのり小保方さんに似ているような……。 Dr.T そうなんだよね、白衣だし、髪型も同じだし、これはもう完全にわざとだよね。 アキ 攻撃、防御、知力という項目があって、知力が一番低いところにすさまじい悪意を感じますね。 Dr.T 本当にね……で、これが拡散されて批判が集中したからか、スクエニは慌てて謝罪と修正を行ったんだ。名前は、ハルコ・オッペンハイマーから「ジェスカ・フレッド」に。スキルは、究極細胞から「機動科学式」にそれぞれ変更されたよ(http://sqex-bridge.jp/guest/information/8968)。 アキ なんでまた、こんなことやっちゃったんですかね。 Dr.T 悪気はなかったんじゃないかな。ほら、実在の人物をモデルにキャラを作ることって、よくあるでしょ。今回も、その程度の認識だったんだと思う。だけど、ちょっとモチーフにした人物がまずかったね。STAP細胞騒動は、まだ完全に終わったわけじゃないから。 アキ スクエニだったから話題になりましたけど、ほかにもこういうことって探せばありそうですね。 (構成=Dr.T)

ついにオナホにもプレミアムの時代がっ! TENGAから『プレミアムTENGA』発売!!

 思えばプレミアム商品のブームはいつの頃からだろう?  古くはプレミアムモルツ(ビール)、その後各ビールメーカーがプレミアム商品を続々と発売。プレミアムボス(コーヒー)、オレオのプレミアム、カルピスもプレミアム、ファミマのプレミアムチキン……。列挙すればキリがない。バファリンプレミアムなんて商品もある……。やはり効きがいいのかなぁ? ローソンのプレミアムスイーツも流行ったなぁ~。洗剤のアタックにも、プレミアムがある。ホームランバーにもプレミアム! 最近では松屋のプレミアム牛めし、その後普通の牛めしがなくなりこれだけになったので、これはホントの“プレミアム”と言えるかどうか疑問だが……。


 そろそろプレミアム商品も打ち止めかと思いきや、今年になって思わぬモノが発売された。  それはなんと、オナホ……。あのTENGAから、遂に、『プレミアムTENGA』が発売されたのである。 umapre.jpg  “プレミアムもここまで来たかっ!”と思わずにいられないが……オナホのプレミアムってどんなの? と、正直興味は津々である。使ってみたい……(ゴクリ) 「TENGAさん、ひとつもらえませんか?」 zutoshitehozon.jpg  はい頂きました~! ありがとうございます! さっそく使ってみます!!  裏書を見ると「ウレタン、ゲル、ローション、ディテール、その全てが最高品質。10年間の技術を凝縮したプレミアム設計」とある。なるほど、これは使ってみないとわからないですな……。 zutoshitehozon02.jpg  開けた感じは普通である。普段のTENGAと変わりはない。 zutoshitehozon003.jpg  では、さっそく挿入してみます。  う~ん、“劇的に気持ちいい”とは言い難い。が、“気持ちいい”。確かに気持ちいい……。  「ちょっと贅沢」ってコピーは、プレモルでしたっけ? まさにそんな感じ。自分へのご褒美に、ちょっとリッチな気分を味わいたいとき……そう! まさにこれは“贅沢な気持ちよさ”である!  “刺激が強い”とか、“リアルな感じ”とか、オナホにもいろんな気持ちよさがあると思うが、これは“贅沢な”気持ちよさって言葉がピッタリです! たまに何かのパーティーに出席して、突然出されたドンペリみたいな、そんな感じのオナホです。  まあオナホですから、これは使ってみないとわからないと思いますが、すでにプレミアムTENGAを使った上でこの記事をご覧の皆様は、きっと「わかるわかる!」と膝を叩いて頷いてくれているはずだと思います。いや、そう信じています。 zutoshitehozon004.jpg  わかるオトコのプレミアムTENGA。  というわけで、興味のある方は是非自分へのご褒美に、一度このプレミアムTENGAを使ってみてください。数量限定だそうなので、売り切れる前にゲットしてみてください。  そういえば、TENGAさんは今年で10周年だそうで、このプレミアムTENGAもそれを記念したモデルだそうです。  詳しくはTENGA公式サイトをチェックしてみてください。 http://www.tenga.co.jp/

韓国で起きた女子中学生集団暴行事件の映画化! セカンドレイプが怖い『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』

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ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の「未体験ゾーンの映画たち2015」の注目作『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』。韓国で大ヒットしたインディーズ映画だ。
 土中のバクテリアたちが分解した養分を吸い上げた草花がやがて美しい花を咲かせるように、実録犯罪映画は現実社会に起きたおぞましい事件を養分にして観る者の心に刻み付くような美しい作品を生み出す。ガス・ヴァン・サント監督は1999年に起きた“コロンバイン高校銃乱射事件”を『エレファント』(03)として再現し、石井隆監督は1997年に起きた“東電OL殺人事件”をモチーフに『人が人を愛するどうしようもなさ』(07)を撮り上げた。実録犯罪映画とは人間の心の闇に咲いたトリカブトであり、彼岸花である。韓国映画『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』もまた、忘れがたい実録犯罪映画の一編に数えられる。『ハン・ゴンジュ』は2004年に発覚した“密陽女子中学生集団性暴行事件”を題材にしたものだ。  携帯電話で呼び出された女子中学生が、延べ40数名の男子高校生に集団レイプされたこの事件。被害少女は「強姦したことをネット上でバラす」と脅されて、複数回にわたってセックスを強要された。事件発覚後も、加害者たちのほとんどは未成年者ゆえに実刑が下ることはなく、逆に被害少女の個人情報がネット上で晒され続けた。セカンドレイプ地獄に陥った被害少女は重度のうつ病を患い、引っ越しと転校を余儀なくされた。  地方都市・密陽で起きたこの事件がきっかけで、韓国では他にも未成年者による性暴行事件が多発していることが明るみになった。韓国映画界のクリエイターたちはこれらの事件に触発され、次々と問題作を手掛けている。韓国の閉鎖的な社会性を性暴行事件の温床として描いたホラー映画『ビー・デビル』(10)、加害者側の家族の視点から事件を見つめた『ポエトリー アグネスの詩』(10)、さらには被害少女の母親が加害少年たちへの報復に立ち上がる復讐バイオレンス『母なる復讐』(12)などが日本でも劇場公開されている。これら3作品は、『ビー・デビル』が事件を知りながらも無関心を決め込んだ友人、『ポエトリー』が加害者の暴走を止められなかった保護者、『母なる復讐』が少年法に泣き寝入りせざるをえない被害少女の母親、とそれぞれ異なる立場から事件にアプローチしていた。それに対し、『ハン・ゴンジュ』は被害少女を主人公に据え、彼女が事件後にどのような日々を過ごしたであろうかをクローズアップした作品となっている。
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どこにも自分の居場所を見つけることができないゴンジュ(チョン・ウヒ)だが、歌を歌っているときだけは心を落ち着かせることができた。
 実際の事件は被害少女は当時中学生だったが、『ハン・ゴンジュ』では高校生に変えるなどフィクションとして作られているものの、本作がデビュー作となるイ・スジン監督は少女の心の葛藤をナイーブに浮かび上がらせる。忌わしい事件に巻き込まれたハン・ゴンジュ(チョン・ウヒ)が下宿先から新しい学校に通い始めるところから物語は始まる。ゴンジュの顔は何かに怯えているような、怒っているような、そして全てに絶望しているかのような表情だ。事件のことを知らない人には、表情がまるで読めない女の子のように映る。ゴンジュは転校先では誰とも交わらず、下宿先のコンビニを手伝いながら、近くのスイミングプールで水泳の練習を始める。懸命に身体を動かしていれば、とりあえず嫌なことを思い出さずに済むし、塩素の強いプールの水に浸かることで自分の身体を清めた気分になれるのだろう。  いつもひとりぼっちのゴンジュに好奇心を抱いたのは同級生のウニ(チョン・インスン)だった。同年代の女の子とは異なるミステリアスさを漂わせるゴンジュのことが、ウニは気になって仕方ない。「あなたの声は素敵だわ。アカペラサークルに一緒に参加しない?」と無邪気に誘ってくる。ゴンジュは恨めしかった。ゴンジュも少し前までは、ウニのように同級生と戯れてシャイな男子学生に恋いこがれる普通の女の子だったのだ。できれば事件前に戻りたい。自分の人生をリセットしたい。プールで泳ぐ(というよりも、溺れかかっている)ゴンジュの姿は母親のお腹の羊水に戻りたがっているように映る。  毎日のようにおせっかいを焼き続けるウニに、とうとうゴンジュのほうが根負けした。ウニの仲間たちと一緒にイタリアの歌曲「恋人よ、さようなら(ベラ・チャオ)」をアカペラで歌い上げる。「つらい体験をした人じゃないと、あんな声は出ない」とウニの仲間たちもゴンジュの歌声を賞讃する。ゴンジュとウニたちとの愛おしくもせつない時間が流れていく。ゴンジュはようやく笑顔を見せるようになった。だが、美しい時間は残酷なほど瞬く間に過ぎていく。ある日、ゴンジュの通う学校に、加害者の親たちが示談書へのサインを求めて押し掛けてくる。アルコール依存症の父親が示談金欲しさに自分の娘を売ったのだ。セカンドレイプの恐怖が、再びゴンジュを襲う。ゴンジュが心を開いたことで築かれた新しい居場所は、あまりにもあっけなく崩壊していく。
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転校先の同級生・ウニ(チョン・インスン)はゴンジュの過去を知らない。ゴンジュの心を開かせようと、いろいろとおせっかいを焼くが……。
 ハン・ゴンジュという難役に挑んだのはチョン・ウヒ。ポン・ジュノ監督の『母なる証明』(09)に“しりとりセックス”に励む頭の悪そうな浪人生役で出演。日本でもヒットした『サニー 永遠の仲間たち』(11)では主人公たちとの間に遺恨を残す“シンナー少女”を大熱演し、コアな人気を得た韓国の若手女優だ。若手といっても、チョン・ウヒは現在27歳。脇役人生を歩んできた彼女にとって、インディペンデント作品ながらようやく手に入れた初主演作が『ハン・ゴンジュ』だった。ほとんどすっぴんで通し、補正下着でボディラインを押さえ込み、10代の少女に成り切ってみせた。美人女優ではないチョン・ウヒだが、芯の強さを感じさせる彼女が演じたことで、ハン・ゴンジュは容易には人の手に懐かない野良猫のような気高いキャラクターになりえた。  本作が公開されたからといって、被害少女の心の傷が癒されるわけではない。そっとしておいてほしいというのが心情だろう。だが、新人であるイ・スジン監督は劇中のウニがそうだったように、ハン・ゴンジュにおせっかいを焼き続ける。示談書を手にした加害者の親たちに追い回され、肉親に見捨てられ、心の中はズタズタのゴンジュは物語のラストで自分の人生のリセットを試みる。ハン、ゴンジュ! ハン、ゴンジュ! ヒロインへのエールが鳴り響く中、物語は息を呑むほど美しいフィナーレを迎える。 (文=長野辰次)
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『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』 脚本・監督/イ・スジン 音楽/キム・テソン 出演/チョン・ウヒ、チョン・インスン、キム・ソヨン、キム・ヒョンジュン 配給/「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」上映委員会 2月10日(火)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 ※「未体験ゾーンの映画たち2015」内での上映。上映日や上映時間などは劇場HPで要確認 (C)2014 VILL LEE Film Co. All Rights Reserved. http://www.ttcg.jp/human_shibuya

ポテチ、えびせん……見た目は単純すぎるけど 魅了される『超絶食感バーガー』って!?

 さぁ~て、前回の「青い地球バーガー」に続いて、今回の珍級グルメもやっぱりバーガーですぅ。  ロッテリアの「ラーメンバーガー」や「つけ麺バーガー」では、“炭水化物+炭水化物=超もっさり感”で、さんざん辛苦を舐めさせられた。大手飲食店チェーンの商品としては考えられないくらいの珍級っぷりだったけど、こっちはどうよ?  
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東名高速道路下り線海老名SAカルビーキッチン限定販売の「ポテトチップスバーガー」。ポテチをパンに挟むなんて……。
 これは東名高速下り線海老名SAのカルビーキッチンで販売されている「ポテトチップスサンド」だ。どう、そのまんまのネーミングでしょ?   波形のチップスとスライスチーズ、レタスに見えるのはコールスローで、それをゴマ付きバンズでサンドしてある。  ネーミングがイージーならコンテンツもイージー。ロッテリアのラーメンバーガーだってもう少し研究してあるはずだ、フフン。  しかし、その素人のナマイキな物言いは、ひとくち目の食感でみごとに吹き飛ばされた。 「バリッ! ザクッ!!」  ウオォー! ファンタスティック!! この食感、サイコーじゃないか。  からしマヨネーズのまろやかな甘辛味とチーズの香りとコクが、口の中でザックザク言ってる厚切りポテチを包み込み、コールスローの爽やかさがあと味を爽快にしてくれる。見た目はイージーなのに、めっちゃうまいじゃん!  ……でも待てよ、これって自宅で作れるんじゃね?  そのときはそう思った。が、現実はそれほどイージーではなかったのだ。  本州以南の地域にお住まいの方はお近くのコンビニやスーパーに行けばわかると思うが、この波形をしたカルビーのりしおチップスは現在販売されていない。調べてみると北海道限定商品だと「ポテトチップスギザギザ®のりしお」という、同様のものがある。  ハハーン、そうか、謎は解けた!  その辺をカルビーのお客様相談室に電話して聞いてみた。すると、またしても新しい事実が判明したのだった。  声の美しい女性「カルビーキッチンをご利用いただきましてありがとうございます。『ポテトチップスサンド』のポテトチップスは、サンド専用に作られておりまして、北海道限定の『ポテトチップスギザギザ®のりしお』とも別の商品となっております」  残念なお知らせだが、あの本物のザクザク感は自宅では再現不能。カルビーキッチンでしか味わえないという事実が判明した。 パッと見、なんの変哲もない商品でも、メーカーさんは影でこっそりがんばっているんスね。  「ポテトチップスバーガー」、うもうございました。ロッテリアとは違いました……。
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関東地域で販売されている「ポテトチップスのりしお」。残念ながら波形ではなく、厚みも薄く、サンドにしてもあのザクザク感は期待できそうもない。残念。

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こちらはエビとアボカドソース、トマトスライスが乗った「ポテトチップスサンド 海老アボカドソース¥390(税込み)」。プリップリのエビがたまらない。
カルビーキッチン ポテトチップスサンド¥270(税込み) インパクト ☆☆ 味     ☆☆☆!! 店     ☆  と、思っていたらこんなバーガーが! エエッ!!
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カルビーとロッテリアのコラボレーション。かっぱえびせんバーガー単品380円(税込み)。1月28日から2月末までの期間限定発売。

ネットで話題の台湾アイドル系から、“R18”の過激なボディコン美女まで!? 世界の女子アナ事情

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簡懿佳Facebookより
 日本では女性アナウンサーのタレント化が顕著であり、各局にはタレントと比べても遜色のない美人がそろっている。そして、この「タレント化」は日本だけの傾向ではなく、海外でも視聴者を魅了する美しいアナウンサーが人気を集めているようだ。そこで今月の「女子アナ名鑑」では、世界の女性アナウンサーにスポットを当てていく。  ネットを中心に話題となる女子アナが多いのが台湾で、特徴としては清楚なアイドル系の女子アナが目立つ。  まず、ネットで「めちゃくちゃかわいすぎる」と評判なのが、“小佳”のニックネームで親しまれる簡懿佳(ジァン・イージァ)。2011年に「緯来体育台」でスポーツキャスターとしてデビューして以来、瞬く間に人気アナとなった。そのアイドル顔負けのルックスながら、テコンドーは黒帯の腕前というギャップも魅力。現在は「TVBS」の番組に出演中だ。  次に「緯来電視台」でスポーツキャスターとして活躍する卓君澤は、スラリとしたスレンダーな清楚系の美女。台湾の名門大学を卒業した才媛であり、現在は「緯来」のほかに、大手ニュースサイト「NOWnews今日新聞」の記者、FOX体育台のキャスターも務める。昨年は取材で来日し、「日本のいろいろな球場に足を運んでみたい」とコメント。ぜひとも、たびたび日本を訪れてほしい。  お隣の韓国では、フェロモンムンムンのお色気アナが人気を集めている。
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『BASEBALL WANNA B』より
 まずは“女神”の愛称で人気のコン・ソヨン。XTMの野球番組でのミニスカや胸元が大きく開いたボディコン風衣装で知名度を高めた。そのあまりに露骨すぎるセクシーな衣装は「未成年に悪影響を与える」と物議を醸すほど。しかし、本人は注目を集めることがうれしいようで、KBS 2TVのバラエティ番組『ハッピートゥゲザー3』では「女神と呼ばれると気持ちがいい。プレッシャーはないので、引き続き呼んでください」とコメントしていて、まだまだ過激なお色気ショットを期待できそうだ。ほかにも、韓国KBSのジョン・イニョンもモデル顔負けのスタイルで人気。コン・ソヨン同様、彼女も派手なミニスカ衣装を身につけることが多く、視聴者からクレームが届いたこともあるという。  また、韓国で最近注目なのが、韓国大手SBSの新人アナのジャン・イェウォン。昨年のW杯「スペイン−チリ戦」の取材時、カメラを向けられていることに気づいて照れ笑いを浮かべる姿が全世界のサッカーファンを虜にしてしまった。彼女はコン・ソヨンとは対照的に清純派のイメージだが、セクシーアナが顕著な韓国で活躍を続ければ、いずれはお色気たっぷりの姿を披露してくれるかもしれない?  日本から遠く離れたヨーロッパでは、映画女優のようなゴージャス系の美女が人気だ。  まず、フランスのテレビ局「M6」でニュースキャスターを務めるメリッサ・テュリオは、メディアから「世界で一番美しいアナウンサー」に選ばれたこともある美女。スラリとした立ち姿の美しさ、モデルのような整った顔立ちとファッションで、若者たちから圧倒的な支持を集めるようになり、現在は世界的な知名度まで獲得している。しかし、彼女はルックスだけではなく、フランスのニュース番組でリポーターとしての下積みをきちんと経験した本格派キャスター。アイドル的な扱われ方に戸惑いを感じているらしく、自身をルックスで取り上げるメディアに否定的なのだとか。キャスターとしての確固たる自負もまた、彼女の美しさを引き立てているに違いない。  彼女たちのほかにも、世界にはまだまだ美しすぎる女子アナが埋もれているはず。海外旅行に行ったときは、現地のテレビ番組をチェックしてみてはいかがだろうか? (文=百園雷太)

幻想のいびつさを問いただす、野島伸司流『お兄ちゃん、ガチャ』という寓話

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『お兄ちゃん、ガチャ』日本テレビ
「ガチャ、ガチャ、お兄ちゃん ガチャ、ガチャ、お兄ちゃん♪」  ジャニーズJr.たちがキメキメで歌って踊っている。 「よりどりみどりで迷っちゃう お兄ちゃん、ガチャ~♪」  頭がおかしくなりそうだ。  これは、深夜ドラマ『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ系)のエンディングである。主演は『八重の桜』(NHK総合)や『Woman』(日本テレビ系)などの好演で「天才子役」と評される鈴木梨央と、ジャニーズJrの岸優太。  “理想のお兄ちゃん”をガチャコンで選ぶことができるという設定の「奇抜で、独創的で、ファンタジックで、胸キュン」なドラマだ。設定だけでかなり頭がオカシイ! この倒錯的な世界観を描く脚本は、なんとあの野島伸司である。  鈴木梨央演じる小学生の雫石ミコは、連載を打ち切られ荒れた生活を送る漫画家の母、「スナフキンになりたい」と家を出てしまった父、怠け者の姉、汚くて乱暴で言うことをきかない弟、そこら中落書きして最後は泣けばいいと思っている妹たち家族に家事全般を押し付けられ、うんざりした日々を送っている。 「優しいお兄ちゃんが欲しい。私には、なんでお兄ちゃんだけがいないのよ!」  そんな鬱屈した状況を変えるべく、人並みにメルヘンな生活を味わいたいと通い始めたバレエ教室で、「お兄ちゃんガチャ」の存在を知る。  そこは、とあるゲームセンター。「3階という名の地下1階」に「お兄ちゃん、ガチャ」はある。1回500メダル、貧乏人の雫石ミコにとっては大金だが、それでガチャを回せば、理想のお兄ちゃん候補が出てくるというのだ。「お兄ちゃん」にはA~Dまでのランクがあるが、当然ハズレもある。大半がハズレで、「ワッキー」(ペナルティ・ワッキー)や「タナカ」(アンガールズ・田中卓志)が出てきてしまうのだ。  ミコがガチャをするか迷っていると、バレエ教室で5人ものお兄ちゃん候補(演じるのはジャニーズJr.の面々)を引き連れていたお金持ちのお嬢様・蛇崩ナツコ(木内舞留)がやってくる。  お兄ちゃん候補を「キープ」するだけでも、1人1週間1000メダルが必要。しかも、その5人のお兄ちゃん候補は全員Aランク。何十万メダルも注ぎ込んで集めたのだ。ナツコは、あらためて10回引くという。何年かに一度しか出ないといわれているレアな「Sランク」お兄ちゃんを引くためだ。  そんな姿を見て、ミコは決心する。なけなしの500メダルをガチャに入れ、ガチャのハンドルを回した。  カプセルの中に詰まった丸い塊を、お風呂で一晩かけてふやかすと「お兄ちゃん」が誕生する。ワッキーやタナカが出ないことを祈って風呂場の扉を開けると、そこには後に「トイ」と名付けられる、不機嫌そうな男(岸優太)が立っていた。 「初めまして。私のお兄ちゃんになってくれますか?」 「ヤダね」  ミコがナツコのもとで見た「お兄ちゃん」たちは、「妹」に忠実だった。だが、トイは違う。自分の思ったまま、自分勝手な行動をするのだ。そしてほかの家族には優しい気遣いをしているように見えるのに、ミコにだけは終始冷たい。  しかし、このトイはレアな「Sランク」のお兄ちゃんなのだ。 「SはSでも、ドSのSじゃない!」  ミコはトイとともに、よりよい理想のお兄ちゃんを探し、再びガチャを回すのだ。  「ガチャを引く女子はお兄ちゃんに恋人以上を求めてる」と、お兄ちゃんガチャを開発した博士は言う。また、ナツコは「彼氏はいらないの?」と訊かれ、こう答えている。 「彼氏なんか私はいらない。素敵なお兄ちゃんさえいれば金輪際いらないの。だって所詮別れるでしょ? 彼氏なんて。結婚しても離婚なんていまどき普通だし。要するに、永遠なんて約束されてないわけ。その点、お兄ちゃんは永遠じゃない。彼氏なんて野蛮で不潔な存在と比較すること自体が、あなたがいやらしい心の持ち主だということ。私たちはプラトニックで十分ですから。大人なんか汚い、いやらしい。私はなりたくない。ずっとメルヘンの世界に生きていきたい」  彼女たちは「永遠の愛」を求める一方で、自分の理想と異なっていった時にそれを躊躇なく「捨てる」。その選択ができるのは自分たちだけ。相手には、常に自分の理想通りでいてほしい。そして、自分に優しくしてほしい。でなきゃ、あなたは「返品」だと。  それが、アイドルとアイドルファンの関係や、エンタテインメント業界の構図の寓意であることは明らかだ。野島伸司は、その一方通行的ないびつな関係を、そのままジャニーズのアイドルたちを使って、アイドルファンが見るであろうドラマで描くのだ。やはり、頭がオカシイ!  けれど、そんな関係性はいまやアイドルとアイドルファンにとどまらない。現実の人間関係でも起こっていることだ。人はアイドルや「お兄ちゃん」、あるいは別の何かに理想を重ね、夢を見る。そして、その夢を拠りどころに生きている。どこかでそれが幻想であることを知りながら。  『お兄ちゃん、ガチャ』は幻想的な世界を徹底的に美しく、いびつに描くことで、そんな幻想を問いただしているのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから 

『殉愛』幻冬舎が「酒鬼薔事件」少年Aの手記出版を画策? 遺族父が嫌悪感

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今週の注目記事 ・第1位「安倍は『イスラム国テロ』に『俺はツイてる』とほくそ笑んだ」(「週刊ポスト」2/6号) 「『イスラム国』から日本人に告ぐ!」(「週刊現代」2/7号) 第2位 「元航空自衛隊空士長が重大証言!『私は戦闘機パイロット試験の集団不正に手を染めた』」(「週刊ポスト」2/6号) 第3位 「被害元力士が壮絶体験を決意の告白『僕が受けた有名関取からのエアガン、乳首イジメ』」(「週刊ポスト」2/6号) 第4位 「本人はご不満!NHKニュースウオッチ9『大越キャスター』突然の交代人事に官邸の気配」(「週刊新潮」1/29号) 第5位 「『アベノミクスで給料が上がる』のはこの会社だ!」(「週刊文春」1/29号) 第6位 「『少年A』の手記出版を企図した『幻冬舎』への風当たり」(「週刊新潮」1/29号) 第7位 「日テレ『内定取り消しアナ』太ももセクシー写真がネット流出!」(「週刊ポスト」2/6号) 第8位「マクドナルド元マネージャーが懺悔告白」(「アサヒ芸能」1/29号) 第9位 「前代未聞大正大学55歳講師が全裸に!」(「アサヒ芸能」1/29号) 第10位 「ジャニーズ女帝 メリー喜多川 怒りの独白5時間」(「週刊文春」1/29号)  今週は、週刊ポストとアサヒ芸能が頑張っている。イスラム国による日本人人質問題が深刻な事態を迎えているが、それ以外にも読むべきものが多い。  まずは、文春のジャニーズ事務所の女帝・メリー喜多川氏のインタビューから。巻頭から「ブチ抜き10ページ」もやっているが、正直、この記事の重要性が私にはわからない。よって最下位の10位。  この内容をひと言で言うなら、事務所の後継者争いが話題になっているが、自分の娘の藤島ジュリー景子氏だと、メリー氏が断言したというのだ。  そんなことどうでもいいと思うのは、私が芸能界に疎いからであろうか。文春にとっては一大事、何しろメリー氏がインタビューに答えるのは約30年ぶり、芸能史に残る貴重な証言だと大声で呼ばわるのだが、何がそんなに貴重なのか読んでもわからない。  文春によれば、ジャニーズ事務所には後継をめぐる2大派閥があり、ひとつは先のジュリー氏、それとSMAPやKis-My-Ft2を担当するマネジメント室長の飯島三智氏だという。  国民的グループに登り詰めたSMAPの育ての親で、SMAPも慕っているそうだから、キャスティングに携わるテレビ局関係者にとっては、飯島氏の存在は大きくなっているそうである。  だが、芸能界きってのやり手であるメリー氏の力は絶大だ。「ジュリー以外に誰かが派閥をつくっているというのなら、許せない。飯島を注意します。今日、(飯島氏を)辞めさせますよ」と言い切る。  早速、メリー氏は飯島氏を呼びつけ、彼女は困惑しながらやってくる。その彼女にメリー氏はこう迫る。 「飯島、私はこう言いますよ。『あんた、文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するんならSMAPを連れていっても今日から出ていってもらう。あなたは辞めなさい』と言いますよ」  まるで引責辞任を迫るような厳しい言葉。後継問題にケリがついた瞬間だったと、文春は書いている。  面白いのは文春が、ジュリー派の嵐と飯島派のSMAPが共演しないといわれているがと聞いたとき、じっと耳を傾けていたメリー氏がこう言い放つ。 「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか。あなた、タレント見ていて踊りの違いってわからないんですか? それで、そういうことをお書きになったら失礼よ。(SMAPは)踊れる子たちから見れば、踊れません」  天下のSMAPも形無しである。しかも、メリー氏にとって事務所のトップタレントはSMAPではなく、今でも「マッチ(近藤真彦)」なのだ。  この記事は読者へのインパクトは弱いと思うが、事務所内、特に飯島氏とSMAPへ与える影響は大きいのだろう。SMAP独立か、という見出しが立つ日が来るのかもしれない。私にはどっちでもいいことだが。  9位の大正大学は、私が少し前まで客員教授を務めていた学校である。明治14年に天台宗大学が設立され、大正14年に天台宗・真言宗豊山派・浄土宗がこれに賛同し、宗教大学の学生を仏教連合大学(大正大学)に編入して、大正15年に大学令によって大正大学となった由緒正しい大学である。  今は宗教家になる学生は少なく、多くは普通の企業への就職を望む、少しおとなしいがいい子たちの集まる大学である。  アサ芸によれば、1月8日の午後3時、55歳の非常勤講師がキャンパスでいきなり全裸になったというのだ。その写真まで載っている。  このセンセイ、普段は温厚な人らしい。だが、21歳の女子学生と同棲中で、構内で口論しているうちに激高した女子学生に「私に信じてほしいなら、ここで裸になって」と要求され、裸になったというのだ。  この女子学生は情緒不安定なところがあり、従わないとどんなことをするかわからないからだというが、それにしても多くの学生が行き来するところで脱ぐとは、このセンセイの神経も疑いたくなる。  当然ながらこの御仁、学校に即日辞表を出し、受理された。大学側はこの女子学生の処罰は考えていないといい、「(二人には)幸せになってほしい」と話している。なんと優しい学校ではないか。ちなみにここの講師料は、ほかの大学に比べて比較的高い。非常勤講師に優しい大学なのである。  同じアサ芸で、マクドナルドの元マネジャーが「懺悔告白」をしている。彼いわく、厨房内でゴキブリを見るのは当たり前で、見つけるとバイトのスタッフがおしぼりで叩きつぶして、捨てた手を洗わずに仕事を続けていたなど、書くのも気持ち悪くなりそうな仕事現場について話している。  ポテトやナゲットを揚げるフライヤーの中にゴキブリが浮いていたことも珍しくなかったとも言っている。  現役のスーパーバイザーは、元マネジャーがいたころとは使う機械も違っているし、衛生管理を相当厳しく指導されるようになっているから改善されているはずだと答えている。  確かに、食べ物を扱う店にはゴキブリはつきものだ。ラーメン屋などはカウンターの上をゴキブリが這い回る店がいくらでもある。  ポストでビートたけしが、「おいらは浅草育ちだから、ゴキブリ入り焼きそばなんて驚かない」と語っているが、少々の汚さは我慢しなければ外食なんぞはできやしない。フレンチや高級和食店だって、裏に回ってみれば、そうきれいごとばかり言ってはいられないはずだ。  だが、マクドナルドの異物混入“事件”の難しさは、この件に対するトップの対応のまずさと、日本人のハンバーガー離れが進んでいることであろう。どうしても食べたいものではなく、安くて手軽だったから食べていたので、今ではマックがダメならすき家や吉野家があるのだ。マック危うしである。  日テレの女子アナ内定を取り消されたミス東洋英和・笹崎里菜さんは、見事裁判に訴えて和解を勝ち取り入社が決まったが、その彼女のセクシー写真がネットに流出しているというので、慌ててポストを読んでみた。  すわ夏目三久アナの二の舞いかと思ったら、それほどのことはないようだ。彼女を含めた女子学生たちが撮った写真がネットに上げられ、多少セクシーな笹崎さんの写真があったり、彼女と恋人とのアツアツのLINEでのやりとりがあるという話だ。  だが、ポストが突っ込みを入れているのは、彼女が20歳前に日常的に「飲酒」をしていた思われる写真と書き込みがあることだ。ポストで日テレ関係者がこう語る。 「数年前の案件だとしても、こちらは“清廉性”ではなく“違法性”の問題になりかねない。普通の大学生の未成年飲酒と違って、それこそ未成年の飲酒問題や飲酒運転による重大事故などのニュースを読む可能性のある女子アナとなれば事情が違う」  このことは、腹の虫が治まらない日テレ側がリークしたのかもしれない。だが、日テレ入社した後の彼女にとっては、大きなマイナス点になる可能性もある。笹崎さんの前途は、まだまだ多難のようである。  新潮が、幻冬舎が1997年に世の中を震撼させた少年Aの手記を出版しようと企図していると報じている。  神戸市須磨区で小学生が相次いで襲われ2人が死亡し、3人が重軽傷を負った事件だ。土師淳君(享年11歳)殺害容疑で当時14歳の少年Aが逮捕されたが、医療少年院に収容された後、2004年に仮退院している。 「出所後は、法務省OBの人間を中心におよそ10人の支援チームが結成され、彼の生活を支えてきました。現在でもサポート役がそばにおり、被害者の命日には毎年手紙を送っていますが、直接対面しての謝罪は、いまだ果たせていません」(さる司法関係者)  土師君の父親は、(出版のような)商業ベースでやることではない、まずは少年Aが自分の言葉で私たち家族に対して返事をしてくれればいいことで、その内容を人に見せないのは当然の礼儀だと話す。  一方幻冬舎の見城徹社長は、新潮のインタビューにこう答える。 「万万が一、予定があるとして、出したらいけないの? 彼は残虐な殺人を犯したけれど、法に従って少年院に入って、反省して出てきているわけでしょう。新たに犯罪を犯してもいないのに手記がダメなら、何のための法律ですか」  そう言いながらも、戸惑いは隠さない。 「遺族だ、被害者だって言うけれど、屁理屈だよ。元少年は毎年遺族に手紙を書いているわけだし……。君たちだって、いちいち被害者に取材しないでしょう。大体、手記を出したところで、売れないって」  売れないかもしれないが、話題にはなる。話題優先の出版社だけに悩ましいところであろうが、私だったらやめておく。  今週の5位は文春の記事。東京証券取引所に上場している大企業225社(日経平均採用銘柄)を対象に、内部留保の額ではなく、安倍政権が発足した12年からの「2年間の内部留保の増加額」を文春が調べてみたそうだ。  その上で上位50社を対象に、保有するキャッシュ(現預金+換金性の高い有価証券)の増減を調べ、内部留保が増え同時にキャッシュが増えていれば、賃上げ余力がより高いと考えたという。  結果は予想通りで、内部留保が増えた企業としては自動車業界が目立ったそうだ。またメガバンクも上位を占めた。  やや異色なのは、6位にソフトバンクが入ったことか。内部留保とキャッシュが共に1兆円以上増えた。しかし、有利子負債が10兆円もあるから、単純に利益が蓄積されたとはいえないと、金融担当記者が言っているが、その通りであろう。  過去2年間の内部留保の増加が1兆円以上増えた企業を1位から挙げてみよう。トヨタ自動車、三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFG、三菱自動車工業、ソフトバンク。それ以降は本田技研工業、KDDI、日産自動車、東海旅客鉄道、日本たばこ産業、NTTドコモと続く。  だが、内部留保が増えたからといって、そこで働く人間たちの給与がすんなり増えているわけではない。安倍首相はアベノミクスで得られた利益を、賃上げやコスト高騰に悩む取引先企業への単価に適切に反映してくれと大手企業の経営者たちに言うが、まだまだ道遠しのようである。  これも朝日新聞1月23日付の藻谷浩介日本総研首席研究員の言葉だが、付記しておきたい。 「『日本では金融緩和が内需を拡大させない』ことをこの20年の現実から学び、中小企業に賃上げを可能ならしめる政策を工夫することこそ、本当の経済成長に向けた第一歩である」  週刊新潮は、NHK『ニュースウオッチ9』の大越健介キャスター(53歳)の3月末降板が内々決定したと報じている。  続投に異論はなかったようだが、昨年末の総選挙以降、雲行きが変わったという。それは大越氏が原発再稼働に「後ろ向き発言」をしたことがあるため、「官邸がこれを嫌気し、NHKに水面下で交代を求めた」(放送ジャーナリストの小田桐誠氏)そうだ。  後任の有力候補は、大越氏の1年後輩に当たる河野憲治国際部長だと新潮は見る。海外支局の経験もあり、マスクもいいそうだ。  だが、経験やマスクより危惧されるのは、安倍首相の言いなりの籾井会長の傀儡キャスターになるのではないかということだ。「視聴者のため」ではなく「安倍首相のため」のNHKに完全衣替えでは、なんのための公共放送なのか?本気で受信料を払うのをやめることを考えるときが来たようだ。  第3位は、ポストお得意の大相撲批判。北の湖理事長も所属する出羽海一門の千賀ノ浦親方(元関脇・枡田山)の部屋の唯一の関取・舛ノ山(十両)が、若い力士を殴ったり、かみついたり、エアガンで撃ったりと、すさまじいイジメをしているというのである。しかも、そうした暴行を受けていたのを親方は知っていたはずなのに、なんの対応もしなかったというのだ。  また、こうした被害を受けた力士の保護者が相撲協会の危機管理委員会に連絡したところ、「息子さんが強くなって、上に上がればそういうこと(イジメ)はなくなりますよ」と言われたそうである。  この委員会は、12年に起きた相撲界の数々の不祥事を予防し、再発防止のために設けられたものだが、これではどこまで真剣に取り組んでいるのかわからない。この保護者が親方に直談判したときも「舛ノ山が次にこのようなことをしたら、すぐに引退させる」と言ったのに、その後、音沙汰なしだという。  白鵬が大鵬の記録を抜いて盛り上がる大相撲だが、相撲界の悪しき体質はいまだ変わっていないということだろう。これでは、07年に起きた時津風部屋の死亡事件のようなことが再び起こるのは間違いない。  お次もポストの記事。ポストによれば、日本領空に接近した軍用機などに対して航空自衛隊戦闘機が緊急発進した回数は、昨年度だけで810回もあったという。  高度な技術を要求されるパイロットだが、その中に「乗る資格があるか疑わしいパイロット」がいると、昨年まで青森県の航空自衛隊三沢基地にいて空士長を勤めていた人間が告発している。  三沢基地は空自唯一の日米共同使用航空作戦基地で、戦闘機F-2が常駐している日本の北部防衛の要だ。  パイロットには年に1度課される試験がある。1つは計器飛行証明試験。もう1つが、特定の戦闘機の装備や操縦方法、整備方法、作戦の把握や管制塔との英語での交信といったパイロットしての基礎能力を確認するための試験だ。しかし、くだんの人間が言うには、試験会場がなく、問題用紙と解答用紙をパイロットに渡して、空いている部屋で問題を解かせるそうだ。  また、佐官クラスなどある程度の幹部には「参考資料」という名目で模範解答のコピーを渡していたという。これでは、落第する人間などほとんどいないのは当たり前であろう。  落第すると、航空手当がなくなる。手当は本給の80%もあるそうだから、死活問題である。だからといって、重大事故につながりかねない試験をおろそかにしていいはずはない。  彼は「国防を担う人間が、不正をしていいわけがない。私は罪の意識に押しつぶされそうになり、昨年、航空自衛隊を辞めることを決意した」という。  だが、警務隊に告発文書を出すと、複数の幹部に囲まれ脅かされたという。そこで、三沢基地を所管する北部航空方面隊に内部通報して辞職する。  ポストの取材に航空幕僚監部は、告発文が来ていることは承知しているが「不正の事実はなかった」と返答している。由々しき問題である。ポストは、この問題はこれからも追及し続けていくべきである。  さて、イスラム国による日本人人質問題は安倍政権が右往左往している間に、湯川遙菜さん殺害というむごい事態となってしまったようだ。  先週発売の文春、新潮はもちろん、月曜日発売の現代、ポストも湯川さん殺害については締め切りの関係で触れられていないが、特にポストには新聞、テレビとは違う情報が載っている。まだ、湯川さん殺害の真偽や、後藤健二さんの映像が本物かどうかなど、謎の部分が多い今、事件を考える上で参考になるので、これを今週の第1位にした。  現代は、安倍首相の中東訪問をこう難じる。 「二人の日本人が人質に取られているであろうことを知ってながら、周辺の敵対国に2億ドルも支援すると発表すれば、イスラム国が騒ぎ出すのは自明の理です。(中略)安倍総理が唱える『積極的平和外交』『地球儀を俯瞰する外交』は、取り返しのつかない過ちを犯した。安倍総理はまさに、まんまと敵のワナにハマってしまった。今回は、日本政府の政策の過失によって日本人が巻き込まれた戦後初めてのケースですよ」(元レバノン大使の天木直人氏)  かつてアフガニスタンで傭兵として働いたことのある高部正樹氏も、人質2人が虐待を受けていなかったのは、かなりマシな扱いを受けていたためで、日本を敵視していなかった証拠だと見る。だが、それが安倍総理の中東訪問をきっかけに「本気で身代金が取れると思い至った」というのだ。  また、イスラムに詳しい同志社大学客員教授の中田考氏やジャーナリストの常岡浩介氏が湯川さんを助けようと動いたにもかかわらず、日本政府は邪魔こそすれ、手助けを依頼することすらしなかった。  ポストはもっと手厳しい。安倍首相に「テロと戦う」などと言える資格があるのかと問う。  後藤氏がシリアに向けて出発したのは、昨年10月22日。後藤氏の妻に約10億円の身代金を払えというメールがあったのは11月初めだった。ポストはいち早くその情報を入手して動いたが、外務省が現地のシリア人を仲介役にして解放の交渉中なので、人命のために書かないでくれ、と言われたという。  だが、外務省は誰一人現地に入って救出に動いておらず、仲介者任せにしていたのだから「本気度は疑わしい」とポストは批判する。そして現代も書いているように、中田氏のような有力なパイプを持っている人間も使おうとしなかったのである。  身代金交渉は表に出れば難航するのは、これまでの人質事件でわかっていることだ。解決するなら水面下で敏速にやるしかない。もし多額のカネをテロ組織に払ったということが明らかになれば、国内だけではなく他国からも非難されることになる。  しかし安倍首相は、そうしたことを考えることなく、こう言ったそうだ。 「フランスのテロ事件でイスラム国がクローズアップされている時に、ちょうど中東に行けるのだからオレはツイている」(官邸関係者)  さらに、中東支援の総額25億ドルについてもこう言い放ったそうだ。 「日本にとってはたいしたカネではないが、中東諸国にはたいへんな金額だ。今回の訪問はどの国でもありがたがられるだろう」 「テロは対岸の火事で、自国民の人質には一顧だにしないのが『積極平和外交』の実態だったのか」(ポスト)と言っているが、その通りである。  しかし、現地で情勢は一変し、イスラエルで記者会見に臨んだ安倍首相からは、自信の欠片もなかった。たちまち日本へ飛んで戻り、自分の中東訪問が2人の人質の生命を危うくしたかもしれないことなどおくびにも出さず、「テロと戦う」「テロには屈しない」などとうわごとのように言うだけである。  この政権の無策にもかかわらず、国民の多くが日本政府の対応に賛意を表しているのは、新聞、テレビがこの事件への政府の対応について、正確な報道をしていないからである。  国際政治アナリストの菅原出氏は、今回のイスラム国の出方で、他の過激派組織も日本を標的にしていいという認識が広がったとしてこう話す。 「こうなると日本政府が今から要求に応じれば国際社会から批判を浴びるし、中東に滞在する邦人の危険が高まる。日本政府は非常に厳しい状況に陥った」  日本人が人質になっていることを知りながら、その敵国へ行ってカネをばらまくという外交センスのなさと危機管理のできない安倍首相は、万が一、二人とも殺害されるという最悪の事態が起きたら、国民に向かってなんというのだろう。  官邸などにこもっていないで、トルコやヨルダンに乗り込み、自ら交渉役になってはどうか。起死回生は、それしかないのではないかと思うのだが。 (文=元木昌彦)

「『マネーの虎』で1,435万円マネー成立が、芸能の代表作です」【揚田亜紀】今は、“奇跡のストレスフリー”42歳

agaritaaki01.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の31回目! 今回は1990年に「今世紀最大の美女」「第二の山口百恵」のキャッチコピーでアイドルデビューした後、『マネーの虎』(日本テレビ)にて華麗に実業家に転身。現在は健康総合プロデューサー、歯科医院経営者、好感度コミュニケーション講師として活躍中の揚田亜紀さんが来てくれました! ──揚田さん、このたびは本当にどうもあり…… 揚田 いえいえ! このたびは天下のサイゾーさんにお呼びいただいて、本当にありがとうございます! ──えっ!? サイゾーが天下取ったことなんてありましたか? 揚田 私の中では神ですよ! だってサイゾーなんていったら、もう、クリックの神じゃないですか!? クリックせざるを得ないでしょ? サイゾーといったらクリック!! ──この連載も、たくさんクリックしてもらえるように頑張ります! いやぁ、今回は揚田さんがいらしてくれるということで、前もってご友人の宍戸留美さんに、どんな方か聞いておいたんですよ。そしたら「すごい美人だけど、よくしゃべるよ」って。 揚田 もうね、世の中のよくしゃべる人をマシンガントークって呼ぶのは古いよ、そういう手垢のついた表現は。 ──は、はい……(言ってないよ)。 揚田 マシンガントークって、なんかさ、理性もなしに、しゃべりたいからしゃべりたいままに人の会話を無視してしゃべる、飲みたいときに飲むし食べたいときに食べる、性にはだらしがない、そういうしょうもない自堕落な奴みたいじゃない? ──さすがに、そこまで思ったことはないですよ! 揚田 だから、これからは“彩りトーク”とか言ってくれないかな。“華やかトーク”とかさ。そういうふうに表現できたら、その人、好感度が上がると思うんだよね。 ──今日も出だしから相当お口が彩ってますね! 今回はインタビューとグラビア撮影ですが、グラビアはかなり久しぶりになりますか? 揚田 久しぶりもなにも、オファーがないから!!(笑) 私だってアイドルのときにグラビアやりたかったんですよ!! 一度だけ水着になったことがあったんですけど、太りすぎてて反響がないどころか、その数カ月後に「Momoco」(学習研究社、現・学研ホールディングス)が廃刊になったんだから!!(笑) ──伝説のアイドル雑誌が、揚田さんの水着で廃刊に! 揚田 私がアイドルだったと証明できる唯一の雑誌だったのに……ちぎれるくらい持ち歩いてます! 自分が出てる号は、Amazonで追加して買ってるからね。もうボロボロになっちゃって、顔とかもすり切れちゃってるから。どなたか原本お持ちでしたらご提供くださ~い、あははは! ──お気持ちわかります! 私もデビューした年の本とか死ぬほど集めました! 揚田さんはご自分でいろいろできる方だから、大人の言うことを聞かなきゃいけないアイドル時代は窮屈じゃなかったですか? 揚田 当時から「自分はアイドルのプロじゃない」と思ってたから、プロの人に任せようと思って、言われたことは全部やってましたよ。相手は芸能事務所、プロモーションのプロだから、「髪の毛を切りなさい」って言われたらすぐに切ったし、「痩せろ」って言われたら……うまく実行はできなかったけど、やろうとはしてましたよ。ダイエット本まで出したくらいですからね。『やせるが勝ち!?』(1996年/実業之日本社)っていう、何百種類ものダイエットの失敗談の列挙という……普通は成功談を書くんだけど、痩せなかったからね~。アイドル界の小錦って言われてたのよ。 agaritaaki06.jpg ──えっ! 本当に!? 揚田 そっ、衣装が入らなくてね。忘れもしない「モモコクラブ」の最初のグラビア撮影のときに、足が太すぎてスキーの靴が入らなくて、無理やり履いたらパッチーンって留め具の部分に肉が挟まって「イギャギャギャギャギャ~!!」「うわ、アイドルの揚田さんの肉が挟まっています!」って、大変なことになったのよ! 骨格がアイドルに向いていなかったのね(笑)。 ──そんなバカな! キャッチコピーは「第二の山口百恵」なのに? 揚田 あれは……もう釣り広告みたいなもんでね。私のキャッチコピーは「第二の山口百恵」と「今世紀最大の美女」だったの。ホリプロの山口百恵を育てた人にスカウトされたからなんだけど、まぁ顔だけは痩せてたかもね……。顔だけのプロフィールでスカウトして、会ってみたらデブった三頭身で大変だったでしょうね。しまいには当時の社長が「そんなこと(第二の山口百恵とか)言ってない」って言いだしてさ(笑)。 ──もう、クリック詐欺みたいですね。 揚田 サイゾーみたいなもんだよね。あ、サイゾーは詐欺じゃないね、クリックリアル! サイゾーはクリックリアル! ──でも、アイドル業は相当儲かったんじゃないですか? 揚田 アイドル時代は、むしろ親に借金してるから。アイドル時代なんて売れるわけないし貧乏話がいっぱいですよ。食べ物も留美んちの冷蔵庫からかっさらってたんだから。おなかすいて、留美んちの冷凍庫のアイスというアイスを全部食べまくって怒られたり、あと近くのパン屋さんでパンの耳をこんもりたっぷり30円で買って、あまりにそればっかり食べてたから、店員さんに「何のペット飼ってるんですか?」って聞かれて、「手乗り文鳥16羽です」って答えてみたり。それくらい貧乏だったの。だから、実質稼いだのは実業家になる手前くらいじゃない? そこからは年収200倍だよ。まぁ元が貧乏だったからなんだけどさ(笑)。 ──200倍はすごい!! 『マネーの虎』効果ですかね? 揚田 アレでやっぱり人生変わったなぁ。私の代表作『マネーの虎』ですから! ──『鶴ちゃんのプッツン5』(日本テレビ系)じゃなく!? 揚田 人生初のプレゼンテーションで、1,435万円の投資を成立させましたからね。 ──健康ドリンクバーの店ですね! 『マネーの虎』で開業の資金源を獲得したにもかかわらず辞退されたと聞いたんですが、それはなぜ? 揚田 その後すぐに番組が終わることになって、追跡取材もないので、投資家側のメリットが変わってくるでしょうから、投資を申し出てくださった方にもメリットがなくなったら申し訳ないし、「私に投資しようと決めてくださったお気持ちに大変感謝して、お気持ちだけで、ありがとうございました」って、こちらから白紙に戻させてもらったんです。1,435万円のプレゼンを成立させたってたことが、後に大きな話題となりましたが。 agaritaaki03.jpg ──その後、開業に至るまで、資金源はどうされたんですか? 揚田 自分の貯金や、親から借りたり、バイトしたりして出しました。 ──自腹!? 揚田 1,435万円っていうのは、がらんどうからお店を作って、ランニングコストとかも含めて、「たとえ赤字でもしばらくは維持できます」っていう額だから、居抜きで出店したら全然もっと安くできたわけよ。 ──自腹で麻布十番に店なんて、すごすぎますよ!! それから10年ずっと人気店で、銀座に2号店まで出したのに、なぜ閉店させてしまったんですか? 揚田 なんか、欲が出てきたんだろうね。だいたい10年区切りでアイドルもやったし、実業家にもなったし、お店も2軒やった。やりきったの。そしたら今度は「女の子として生きてみたい」と思ったんだよね。17歳の頃からずっと普通の女の子とは違った生活をしてきたから、女の子としての私は、17歳で時間が止まってるわけよ。自分の違う可能性を試したくなったんだよね。お店をやっていると、「バイトの子、大丈夫かな」「食べ物は大丈夫かな」「お客さん楽しんでるかな」って、24時間、本当に休まるときがなかったの。もちろん最高に楽しかったけど、やっぱり責任もあるからね。そこで「なんにもない人生ってなんだろう」と思って、全部リセットさせてもらったの。そうして考えたのが「趣味じゃなくて、仕事として今、自分がやりたいことってなんだろう」──それが、講師業だったんだよね。それで、“好感度コミュニケーション”を開発したんです。 ──へー、なんで急にコミュニケーション講師に? 揚田 芸能っていう好感度が命の世界と、接客っていうコミュニケーションが物を言う世界で一番学んだことは「正しいことを言っていても嫌われる人と、正しくなくても好かれる人がいる」ってこと。そして、その違い。私なら、それを人に論理的に教えられると思ったの。そもそも芸能界にいるときも芸能人向けにレッスンしていたので。「好感度を十分に引き出すためにはどうすべきか。今、あなたが言った一言が、なぜ感じが悪かったかというと……」って。そして魅力的な表現の仕方を教える。だから講師業は、実は、10年以上前からやってるのよ。「仕事はできるのに、人から好かれない」とか「正しいことを言っているのに、なぜか友達がいない」とか「こんなに一生懸命やってるのに、すべて裏目に出る」とか、そういう空回りって、すごくかわいそうだと思う。私が独自に研究を重ねて作り上げた、特殊な“揚田メソッド”では、これらがすべて解決できるんです。 ──“揚田メソッド”って何!? えっと、いろいろと気になるんですけど、私、人からよく「壁がある」って言われるんですよ、どうしたら人から好かれやすくなりますか? 揚田 反射。私が教えているのは反射コミュニケーションだから、反射で好感度をキャッチできるようにしてるの。 ──は、反射で好感度をキャッチ……? 揚田 座学で「好感度とは~」「人から好かれるためには~」なんてやっても、頭でできた気になって終わり。まったく体に身についてない。論理的な解説はもちろんしますけど、実践にかなうものはないから、私のレッスンでは四の五の言わずに体で教え込むのよ。 ──やってみたいやってみたい! 仕事がうまくいかなかったり、婚活がうまくいかなかったり、家族間でうまくいっていないサイゾー読者と、好感度を上げたい私のために“揚田メソッド”を教えてください! 揚田 教えられないよ! だって普段それを、お金もらって教えてるんだもん! 生徒さんに悪いじゃん!(笑) agaritaaki04.jpg ──じゃあ書かないから、教えてよ!!(真顔) 揚田 えー……じゃあちょっとやってみせますけど、まず……(以下、企業秘密)……。 ──……おお!! すごい!! なんだかさっきよりも、ずっと揚田さんのことが好きになってきた……!! 揚田 これが揚田流・特殊メソッド“ひなぎき”よ……! ──“ひなぎき”とは? 揚田 それはね、ひなのように愛くるしく、そしてひな祭りのひな人形のように慎ましく……あれ? おひなさまのひなのように慎ましく……だったかな、まぁどっちでもいいんだけど、赤ちゃんのように愛くるしく、ひな人形の、あ、ひな祭りのおひなさま……だとカブってるかな、あれ? ひな祭りの……赤ちゃんのひなの……(省略)ちょっとどうにかして! 文字のプロでしょ!!(笑) ──わからないですよ!! 赤ちゃんみたいに愛らしく、ひな人形みたいに慎ましくってことですか? でも、揚田さんって、決して慎ましいタイプではないですよね。 揚田 はぁ~~~~~!? 私という存在を全部ひっくるめると慎ましさになるでしょうよ!! そもそも本当の慎ましさって? って、思うんだよね。本当の慎ましさって、自己主張の仕方が慎ましい人だと思う。人は誰でも自己主張をしたいものじゃない? でも自己主張を押し通すと嫌われる。控えめすぎると相手に捨てられる。私がよくしゃべるのは、相手の主張とのオトシドコロを見つけるために言葉のジャブを多く打つ。この配慮! だから私は慎ましい! 小明・宍戸留美・編集 ……(無言)。 揚田 あ、声を張りすぎってのは100%慎ましくないね(笑)。 ──うん、そうですね、うん……。あー、えっと、“ひなぎき”をはじめとした“揚田メソッド”の講座を受けた生徒さんたちは、どんな感じで卒業していかれるんでしょうか? 揚田 すごいよ。みんな「人生で初めて、こんなこと教えてもらった!」「具体的でわかりやすい」「こんなに楽しいと思わなかった」「気づいたら体で覚えてた」って。あと、私の授業を3時間受けた人が言うには「職場で、いろんな人から話しかけられるようになりました」「人から信用されるようになった」「誤解が解けました」とか。ビジネスマンは結果、出世や売り上げに反映されるので好評ですね。 ──すごい効果!! 一般の人は、どこに行けば講座を受けられるんですか? 揚田 基本は企業とか法人と組んでやってるけど、一般参加の方は私に直接メールして! マンツーマンでやった方が効果が早いからね! ──でも、お高いんでしょ? 揚田 ピンキリ!! ──気になった方は是非ブログから連絡を! ……あっ、話は変わるんですが、ご結婚おめでとうございます! 歯医者さんのご主人との出会いはどちらで? 揚田 出会いはね、旦那が勤めていた大学病院で診てもらったのが出会い。で、惚れ込んだのは、みんなでお食事をしてる時。何かのタイミングで「亜紀さんがいない時間、僕がマワシテおきますよ」って、業界用語を使ったのよ。それで後から注意してあげたわけ。「よく、芸人さんの真似する素人さんいるけど、あれ、本当にかっこ悪いからやめたほうがいいですよ、自分の言葉に変えてオリジナルで話したほうがカッコイイですよ」って。そしたら「違う。僕は芸人さんの真似をしたのではなくて、あの状況を次に進めたかっただけなんです。ただ、進めるにあたり、適した言葉が僕のボキャブラリーにはなく、見当たらなかったので、芸人さんの言葉を借りるしか思い浮かばなかった」って。  めちゃくちゃ自分の言葉で話せる人だなあーーって(笑)。それからリスペクトするようになり、仲良くなった時、私の“特殊メソッド”に興味を持って、「亜紀さんはすごい!」って私に惚れ込んだんだって(笑)。 ──へー! agaritaaki05.jpg 揚田 「こんな話は聞いたこともない」って感動してね……。旦那、学者なのよ。歯学博士号を持ってるから、研究でも論文ガンガン書いてる人で、歯医者もできるけど、私は研究者だと思ってる。そういう勉強してる人って、コミュニケーションの勉強はしてきてないから、私というものをナマで見て、びっくりしなんじゃない? こんなにキレイで、面白くて、人気者は初めて見たんだって! もんのすごいキレイだったらしいんだよね。もう輝いてたんじゃない? こんなにキレイで(3回目)、キレのある格言も持っていて、ビシッと論理的に話もできて、何より愛嬌もあるしね! 世の中の魅力という魅力が、全てバランスよく揃ってたんだと思う。性的な魅力だけなかったけど、彼は別にそこは求めてなかったから! ──確かに揚田さんはすごい美人です! けど、こんなに自分で自分を褒める人、初めて見ました! 揚田 え、私、自分で言ってる? でも美人だよね! 私ね、配置が良いんだよ。良くできた顔だって言われるの! シンメトリーっていうの? クリエイターとかの集まりがあると、すっごい好かれるんだよ、クリエイターって黄金比とか求めるから、芸術家とクリエイターに囲まれてじっくり顔見られながら「ここの比率がいい」とか会議されて、「ギリシア彫刻くらいしかないね、揚田さんの顔に並ぶのは」って……言われてたと思う!(笑) ──でも、アイドル時代にグラビアはやられなかったんですよね。 揚田 だからオファーがないから!!(泣) ──ご主人といえば、揚田さんは茨城県に歯科医院「ヒナ歯科&ケアクリニック」を開業されましたが、ご主人は、ご実家が茨城県なんですか? 揚田 そういうわけじゃなく、旦那が以前、茨城県で勤務していたときに地元の方にとてもよくしてもらったらしく、茨城が好きになったんだって。だから、東京の最新技術と設備を、茨城にそのまま持っていったんです。大学病院と同じレベルの治療が受けられるんだよ。本当に「こんなに明るくポップで、おしゃれで、腕がいい歯医者は初めてだ!」って言われるの。 ──えぇ~? 明るくポップ~? 歯医者がですかぁ~?(怪訝そうな顔で) 揚田 「好きなものを、なんでも食べてもらいたい」「女性を美しくしたい」という思いで旦那は治療してるみたいよ。歯医者に限らず、医療って閉ざされたイメージがあるじゃない? 歯を治す場所なのに行きたくない、なんて元も子もないじゃん! 行きにくいなんて、最も思われちゃダメな場所なんだよ。私が健康ドリンクバーの店を10年やってたときに、青汁っていう苦くて飲みにくいものをポップにのし上げたんだよね。青汁ビール作って、青汁ラーメン作って、青汁焼酎つくって……みんなが今まで好きだったものにブレンドすることによって「あ、青汁って美味しい飲み方あるじゃん!」って気づいてもらって、もんのすごいヒットしたわけ。そうやって健康業界をポップにしたから、今度は医療業界をポップにしようと思ってるの。歯医者って、だいたい「痛くなったら行く」でしょ? それから「痛くなくても(メンテナンスで)行かなきゃ」とか。でも、うちは「痛くなくても行きたい」って歯医者なの。だから、うちには歯医者恐怖症の患者さんもいっぱい来るよ。もう、入った瞬間にパァァって明るいから、すごく入りやすいし、腕もいいしね! おかげさまでバカウケしてます!(笑) ちなみにスローガンは「楽しいから笑うんじゃない! キレイな歯を見せたいから笑うんだ!」あ、運がよければ私の「魅力的な笑顔の講習」も受けられますよ! agaritaaki07.jpg ──揚田さんの歯医者なら、笑気ガスいらずかもしれない! ぜひ行ってみてくださいね! ところで、揚田さんはいつもポジティブでバイタリティにあふれていますが、ストレスはないんですか? 揚田 やりたいことをやっているからではなく、やりたいことが世の中から需要があって、さらにそれがお金になってるから、奇跡のストレスフリーなの!(笑) あ、この間、J-WAVEの秦基博さんの番組に呼ばれたの。テーマが『最もストレスのない人生を送ってる人』で、ゲストが蛭子能収さんと揚田亜紀。 ──(爆笑)!!! 揚田 そこで「奇跡のストレスフリー」って言ったら秦さんも「え? 奇跡のストレスフリー?」って。言葉を最も大切にする作詞家の人がワードで引っかかったんだから! つまりシンガーソングライターに、私のキーワードを伝授したってことでしょ? ……どうしよう、新曲に使われたら(笑)。 ──ネットで「秦さん作風変わった」って叩かれるかな……。 揚田 まぁ、「しゃべり方にキャラがありすぎて内容が耳に入ってこない」「早すぎて何言ってるかわからない」とも言われたけどね! ──トークが彩りすぎてたのかな! 本日は素敵な“彩りトーク”、どうもありがとうございました!! (取材・文=小明/撮影=宍戸留美) ●あがりた・あき 1972年6月7日、和歌山県生まれ。B型。 1990年、“第二の山口百恵”としてアイドルデビュー。『笑っていいとも』(フジテレビ系)、『鶴ちゃんのプッツン5』など、バラエティー、歌、ドラマ、映画、レポーター、著書『やせるが勝ち』など、多岐に渡り芸能活動をへた後、30歳、プレゼンテーション番組『マネーの虎』にて、1,435万円のマネー成立、実業家に転身。銀座と麻布十番で「健康ドリンクバー」を経営するや、たちまち人気店となり、メディアに多数とりあげられる。同時に、タレント新人育成と、お店のスタッフ研修で培ったコミュニケーション技術を独自のメソッドとして作り上げ、現在は法人を中心にOLからビジネスマン、経営者、医師など幅広い層を対象に「好感度コミュニケーション講座」を行う。2014年10月より歯科医院経営。 揚田オフィシャルブログ 揚田亜紀のアガリタアガリタ http://ameblo.jp/akinokihansamu/ ヒナ歯科&ケアクリニック http://www.hina-shika.com/ 揚田お問い合わせ agaritawork@gmail.com (担当 鈴木) ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。
ルミネッセンス 形態:8曲入り 定価:¥2,500(税込) 品番:SNDL-0003/JAN:4514306011869 レーベル:sundaliru amazon_associate_logo.jpg
公式ブログ http://s.ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。『卑屈の国の格言録』(サイゾー)、『アイドル墜落日記 増量版』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/>シングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中<http://www.cyzo.com/akr/>。