アダルトサイトなどを見ようとした人に架空請求する詐欺行為に、新たな手口が登場した。主にAndroidスマートフォンで広まっているこの手口は、ブラウザやアプリで怪しいサイトを閲覧中、もしくは見ようとしたときにシャッター音が鳴るというもの。ユーザーは自分の顔が撮影されたと思い、焦ってしまうはず。 これは怖い。最近は、本連載でも何度も言っている通り、ワンクリック詐欺や架空請求詐欺は無視すればいい、ということが広まりつつある。使っている端末の種類くらいバレても、どうということはないが、自分の顔が撮られたとなると話は別だ。いきなりカネを要求されることはないだろうが、インターネット上に流出されたら目も当てられない、という心理を逆手に取っているのだ。 実は、この対処法も従来と同じ。無視すればいいのだ。シャッター音は、ウェブサイトのBGMを流す機能を利用して再生しているだけ。普通にウェブページを閲覧している状態でカメラ機能を利用したり、端末内のデータを外部に送信することはできない。くれぐれも、ひっかからないようにしてほしい。 また、強制的に電話をかけさせるという手口も登場している。前出の撮影偽装と一緒に使われると効果絶大なので、注意が必要だ。これは、まず「ご登録ありがとうございます」といったメッセージと共に「ご利用料金10万円、本日中のお支払いであれば半額」といった架空請求をされる。そして、登録内容を確認するポップアップが出る。そこには「OK」ボタンしかないのでタップすると、電話をかける画面になるのだ。非通知設定にしても、番号を通知するよう先頭に「186」を追加させる周到ぶり。もちろん、スマホから発信する際は、最後の番号確認画面で「発信」をタップする必要があるので、直接通話が始まるわけではない。しかし、誤操作や焦っていると発信してしまう可能性がある。 さらにタチが悪いのは、ここでキャンセルしても元の確認画面が開くだけで、ほかのページに移動できなくなるのだ。もちろん、この場合も無視すればいい。ブラウザは設定画面からウェブページのデータを消去することで使えるようになる。Androidなら「設定」→「アプリケーション」→「Chrome」→「データを消去」。iPhoneなら「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」を実行すればいい。 ほかの人にバレたくない、という心理を操って、あの手この手でカネを振り込ませようとするが、心構えさえあれば被害に遭わずに済む。何がどうあれ、うかつに電話をしたりメールを送ったりしないことが重要だ。さらにアドバイスをさせてもらうなら、エロサイトを見ようとしてこの手のウェブページにたどり着いてしまうのは検索の腕が悪すぎる。ネットサーフィンの腕を磨くことをお勧めする。 (文=柳谷智宣)
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60年の時を超えて──日本人女性と中国人民解放軍兵士“禁断の恋”をつないだ「3つの約束」
第二次世界大戦時中に知り合い、叶わぬ恋と知りながら愛し合った日本人女性と中国人民解放軍兵士だった男性が、60年の時を超え、中国武漢において合葬されていたことが明らかになった。「武漢晩報」などが4月5日付で報じた。 そこには壮絶なストーリーがあった。日本人女性の名前は溝脇千年さん。中国軍人の名前は杜江群さん。世紀をまたいで続いた2人の“愛情”は、ついに宿願が叶ったのだ。 1944年、中国東北地方(当時の満州国)で暮らしていた15歳の溝脇さんは、中国で生活に苦しむ人々の現状を目の当たりにし、ボランティアとして八路軍(当時の中国共産党軍。現在の人民解放軍の前身)に加入。間もなく日本は敗戦を迎えたが、彼女は中国に残り、南下する八路軍とともに軍看護師として10年間、在籍し続けた。 中華人民共和国成立後の52年の夏、彼女と7人の日本人看護師は広西省南寧軍事区にある303医院から湖北省羊楼洞の療養所へ異動となった。そこで当時、結核の療養をしていた杜さんと知り合う。 29歳の杜さんは学校で政治を教える教員で、以前は共産党でスパイとして活動したこともあった。病状は重かったものの、楽観的な性格だったという。外国籍の看護師に対して粗暴な態度を取る患者も多かったが、杜さんが一声かけると皆、素直に従ったので、溝脇さんは安心して仕事をすることができたという。 当時の羊楼洞は水不足で、杜さんが高熱でうなされた時に溝脇さんが氷を買ってきて処置したこともあった。良心的な看護を受け、散歩などで言葉を重ねるうち、徐々に2人の距離は縮まっていったが、一緒にいられる時間は長く続かなかった……。 53年になると、溝脇さんは湖北省で武漢に次ぐ大都市である襄陽の軍医院へ異動となってしまう。彼女は杜さんに宛てた手紙と花の刺繍をあしらったハンカチ、枕カバーを彼の枕元へ忍ばせ、羊楼洞を後にしたという。54年の秋にはさらに武漢東湖の療養院へと異動になり、距離は遠くなる一方だった。 杜さんの結核の病状は徐々に悪化していったが、溝脇さんは日本の家族から帰国の催促を受けていた。彼女の父と兄は太平洋戦争で亡くなっており、当時、彼女の母親は一人で3人の孫娘を育てていた。 別れの手紙を受け取った杜さんは、溝脇さんと離れ離れになることを恐れたが、彼女と家族の幸せを願って「日本に帰るように」との手紙を送った。 55年に溝脇さんが帰国することになると、杜さんは病を押して担架で武漢の埠頭まで彼女を見送りに訪れた。帰国後、2人は手紙で連絡を取り続けていたが、彼女が武漢を離れてから1年が過ぎたころ、33歳の杜さんは病状の悪化で帰らぬ人となったのだった。 溝脇さんは杜さんが亡くなったことを知った後、家の客間に杜さんの写真を掲げ、毎日食事を作り、お茶と花を供えた。命日には粥を作った。亡くなる直前には、杜さんが粥しか食べられなくなっていたからだ。溝脇さんは杜さんと別れる際に3つの約束をしたという。それは帰国後、日本共産党に入党すること。医療の仕事を続けること。日中の国交が正常化したら必ず帰ってくること――。 溝脇さんはこの約束を守り続け、32年後の87年に、やっと中国へ戻ることができた。各地を回って杜さんの親戚や戦友に連絡を取り、杜さんの墓参りをしたいと告げた。しかし、文化大革命など国内で起こったさまざまな混乱が原因で、杜さんの墓を探し出すことも困難であることがわかった。そこで溝脇さんはあらためてお墓を建て、杜さんを供養することにした。墓碑に溝脇さんが刻ませた言葉は「永遠の友」だったという。88年に墓が完成すると、溝脇さんは日本から白い蘭を送り、2人の写真を印刷した陶器とともに墓の中へ入れたという。 その後も溝脇さんはたびたび武漢へ墓参りに訪れ、杜さんに関わる人々と連絡を取り続けた。そして、幾度となく訪中を続けた溝脇さんは2012年、83歳で亡くなった。彼女の遺言は、「遺骨の一部を中国に眠る杜江群と一緒に合葬してほしい」というものだった。 こうして14年6月、溝脇さんの遺灰と遺品は武漢へ送られ、杜さんが眠る墓に葬られた。60年間、離れ離れになった2人が、こうしてようやく結ばれたのだった。終戦直後、中国にいた一部の日本兵が中国にとどまって国共内戦に参加していた話などが伝えられているが、溝脇さんのように看護師として従軍した日本人女性もいたのだ。激動の時代がもたらした2人の数奇な運命に、多くの中国人は感動したようだ。唯一存在する2人の写真
「性行為や性器が……」韓国政府が接続遮断した“わいせつ物”19禁ウェブ漫画の過激描写とは
ウェブトゥーン(Web Toon)というものをご存じだろうか? 文字通り、「Web」と「Cartoon(漫画)」を組み合わせた造語で、ウェブ上で公開されているデジタル漫画のこと。韓国では2003年からネット上に姿を見せ始め、Daum(現Daum Kakao)、NAVER、Nateといったポータルサイトを通じて爆発的に普及。スクロールでコマ送りし、すべてがオールカラーというWebの特性を生かしたコンテンツであり、多くの作家たちがプラットホームに作品を提供したことでコンテンツのボリュームも増え、今では韓国の3~4人にひとりが読んでいるといわれるほど。映画『隠密に偉大に』、ドラマ『未生』など、映像化された作品も多い。 韓国の大手通信会社KT傘下のKT経済研究所によると、2014年度のウェブトゥーンの市場規模は2,010億ウォン(約201億円)。同経済研究所の調査によれば、12年度は1,000億ウォン(約100億円)だっただけに、わずか2年間で2倍になったことになり、18年には市場規模が8,805億ウォン(約881億円)まで拡大する見通し。1兆ウォン(約1,000億円)市場になることも夢ではないという。 そんなウェブトゥーン市場で爆発的に業績を伸ばしているのが、13年からスタートした有料サービス「LEZHIN COMICS(レジンコミックス)」だ。ポータルサイトが展開するウェブトゥーン・サービスは、ポータルサイト側が作家に原稿料を支払い、ユーザーはほぼ無料で楽しむことができるが、有料のウェブトゥーン・プラットホームとして2013年にサービスを開始したLEZHIN COMICSは、サービス開始からわずか2年で有料会員数700万人を突破。昨年の売り上げは100億ウォン(約10億円)を超えたというのだ。 そして、その急成長の原動力となったのが、韓国では「19禁(数え年で19歳以下の閲覧禁止)ウェブトゥーン」だといわれている。ポータルサイトのウェブトゥーンが「学園モノ」「恋愛ドラマ」「SFアクション」「コメディ」などをアップロードする中、LEZHIN COMICSは、『悪い情事』『若い彼女』『カラダがいいオトコ』など、タイトルを見ただけでそれとわかる成人漫画に力を注いできた。ためしにLEZHIN COMICSの売り上げランキング・ベスト10を調べみると、1位から5位までが「19禁ウェブトゥーン」なのである。 そんなLEZHIN COMICSは、韓国政府からも目を付けられている。3月26日、政府から委嘱された委員たちで構成される韓国放送通信審査委員会が「19禁表示はあるが、性行為や性器が余すところなくそっくりそのまま露出されている。わいせつ物と判断する」として、LEZHIN COMICSへの接続を遮断するという処置を断行したのだ。成人ウェブトゥーン以外のサービスも遮断されたことにユーザーたちが猛抗議したため、騒ぎは1日で終わり、その後は正常にサービスが行われているが、「19禁ウェブトゥーン」を得意とするLEZHIN COMICSは今後も何かとマークされることは間違いないだろう。 ただ、そんな邪魔が入ったとしても「19禁ウェブトゥーン」は衰退するどころか、ますます勢いを増しそうな気配だ。 「19禁ウェブトゥーンの読者層は、意外にも男女比3対7で女性が圧倒的に多い。特に20~30代の女性たちに人気で、作者も4対6と女性作家が多いです。女性作家たちは、作品作りのために日本のアダルトビデオを見て研究したりもする。そんな熱心さに、女性たちも熱くなる。この流れは止められません」(LEZHIN COMICS関係者) さしずめ、韓国版レディスコミック隆盛時代といったところか。エッチな女子たちのおかげで、韓国のウェブトゥーン業界は、ますます勢いが増しそうな予感だ。「LEZHIN COMICS」より
中国人は「死んでもなお、パクる」!? パクリ建築だらけの豪華共同墓地をめぐるドタバタ劇
中国人は死んでもなお、パクリ文化の底なし沼から逃れることはできないようだ――。 武漢の北東に位置する新洲の農村に、中国の名勝・名刹をパクった豪華な共同墓地が建設され、注目を集めている。北京の天壇公園や山西省の応県木塔、海南省三亜の南海観音を模した四面観音像などの建築物が節操なく配置され、墓地内はまさにパクリのオンパレード。 管理員によれば、墓地の面積は約27万平方メートルにも及ぶ広大なもので、2010年に地元自治体の許可を得て施工されたという。同地は8億元、日本円にして160億円の投資マネーが集まり、今年にも落成する予定だという。北京にある有名な天壇……ではない
これも、どこかで見覚えのあるような建築だ
確かに豪華に見えるが、価格帯は一般の市民層を狙っており、想像するほど高くないはない。0.2平米ロッカー型の納骨棚が40万個あり、一基当たりの価格(永代使用権)は1万元(約20万円)からスタートする予定。場所によっては倍の2万元する墓地もあるそうだが、1万元を下回る墓地もあるという。 さて、この墓地の外観写真が出回り、北京故宮のような朱塗りの建築物、イスラムのモスクを想像させる内観など続々と公開されるや、中国国内では「墓までパクリ建築物なのか」と批判する声が上がっている。その一方で、この墓地をめぐっては、さらにキナ臭い話が飛び交っているのだ。武漢市に住む日本人駐在員は言う。パクリ建築の墓地に眠らされる故人の気持ちを思うと、気の毒だ
墓地の内部にあるロッカー式の納骨スペース
「こっちではニュースになってますよ。現地の農民からは不満の声が漏れているみたいです。というのも、もともとこの墓地は建設業者と結託した地元政府が補償費用を払って農民を立ち退かせたんですが、用地買収をめぐり地元政府が近くの湖から引いていた灌漑の水路を絶ち、稲が育たなくなってしまった。用地買収に応じなかった農民への嫌がらせだったんでしょう」 農民たちの怒りが噴出する中、建設業者側は「もともとゴミ捨て場と9つの養殖場、数百の墓石が並ぶ土地で、農地として使用されている部分は少なかった」として、地元政府と契約し、支払いを済ませた後に施工を強引に開始したという(「法治周末」2013年8月14日付)。将来的には明清代の皇帝が眠る十三陵のような観光地として、リゾートホテルなども建設予定であり、農地を奪われた現地の農民たちとの不和は広がりそうだ。それにしても、墓地を観光地化するというのもヒドい話である。 内陸部ではまだまだ公営墓地の整備が追いつかず、代々使われている無許可の集落の墓地が主流。公営墓地の建設ラッシュが続く中国では、今後もヘンな墓が続々と出現することが予測される。 (文=棟方笙子)一見、中国のよくあるテーマパークに見えるが
山口智子の演技は、なぜ“古い”のか?『心がポキッとね』の壮大な実験
「すっごくたのしみにぃ、しててくれる人いるみたいでぇ、2,469人~、昨日一人増えちゃったぁ!」 と、意気揚々とSNS用の料理写真を撮る、山口智子演じる空間コーディネーター・静。 言葉尻のアクセントが妙に上がるような、クセの強い抑揚のセリフ回しは古臭い。もちろん彼女は、あえてやっているのだろう。いわば、山口智子は、90年代の自分の演技の自己パロディをしているかのようだ。静が、40歳半ばにして、いまだに90年代的な自分探しをしているような自意識まみれの“病んだ”女性という設定だからだ。 『心がポキッとね』(フジテレビ系)は、岡田惠和脚本、宮本理江子演出のドラマである。2人は、同局の『最後から二番目の恋』を手がけたコンビだ。主人公は、静の元夫の春太(阿部サダヲ)。現在は、アンティーク家具の修理を担当する仕事に就いている。もともとはサラリーマンで営業をしていたが、「なんで周りの奴らはできないんだろう」と思ってしまうほど、営業成績優秀。それゆえ、周りから疎まれ、上司から嫌われた結果、ありえないくらいのノルマを与えられ、精神的に壊れてしまう。 そんなストレスを、彼は妻にぶつけ、暴力を振るった。いわゆるドメスティック・バイオレンスである。 「彼女を深く傷つけ、人生を狂わせてしまった。でも、愛してた。不幸にしようなんて、思ってもなかった。でも、してしまった。だからね、怖いんですよ、人と関わるの。だから、人と関わるの、やめようと思いまして」 家庭と仕事を失い、公園でホームレスまがいの生活をしていた春太は、アンティーク家具店の社長、心(藤木直人)に拾われ、彼の自宅の1階を間借りして生活している。 自分の世界に閉じこもる春太と、桜の下で偶然出会ったのが、みやこ(水原希子)である。 彼女はかつての恋敵(山下リオ)に言いがかりをつけられて、ストーキングされている。彼女から逃げる手助けをしたのが、春太だった。 「あたしね、誰かのこと好きになるとおかしくなっちゃう。壊れちゃうんだよね」 と、みやこは言う。そう、現在ストーキングされているみやこもまた、ストーカーだったのだ。彼女は好きになった男を追い回し、警察に逮捕された経歴があるという。「全然そんなつもりじゃなかったんだけど、好きすぎて周りが見えなくなって空回りしてた」と。 そんな彼女には現在、「神」と崇める存在がいる。彼女が絶望の淵に立ち、泣きじゃくっているところを、「何してるの?」と声をかけてくれた男だ。 一方、静は現在、心と付き合っており、「お試し同棲」を始めるという。 「静」というのは、春太にDVを受け深く傷ついたため、変えた名前だ。こんな不幸な自分は自分ではない、別の“本当の”自分を見つけなければ不幸である自分が本当になってしまうと、“自分探し”に奔走しているのであろう。周りに「センスのいい」ものをそろえ、「幸せなブログ、書きたい!」と偏執してしまうという“病”だ。 そして心も、別の病を抱えている。 彼は困っている人や捨てられた物を見ると放っておけず、誰かれ構わず声をかけ、拾ってきてしまうのだ。相手がどう思っているかなどと思い悩むことは皆無。自分がよかれと思うことに一直線。「壊れたら、直せばいい」と。 悪気もないが、配慮もない。だから、彼の善意のせいで迷惑を被っても、周りは何も言えないのだ。たちの悪い病である。 そしてみやこは、「神」と偶然再会する。もちろん、彼女の「神」は心である。心はみやこを自宅に連れて帰り、1階で住むように提案するのだ。こうして、2階では心と静の同棲生活。下では静の元夫・春太と、心に片思いをする女・みやこという三角、いや四角関係の生活が始まるのだ。 いびつな形の人間関係の中で、かろうじて保っているバランス。ひとたびちょっとした衝撃が加えられると、一気に崩れてしまうような危ういバランス。それはこのドラマそのものであり、今のテレビや社会の状況でもあるのではないか。 DV男とストーカー女をはじめ、このドラマに出てくる登場人物のほとんどは、通常のドラマであれば「加害者」側、主人公たちの「障害」になるような人物として描かれるキャラクターだ。しかし、『心がポキッとね』では、それを主人公側として描いている。決して悪い人間ではない彼らが、「そんなつもりではない」のに加害者側に立ってしまった。けれど、それは現代においてありふれた光景だ。 偶然、桜の下で出会い、偶然、因縁浅からぬ人や好きな人と一緒に生活するようになる――。実に90年代ドラマ的な設定である。 もちろん、山口智子があえて“古い”演技をしているのと同じように、こうした“古い”設定もあえて作られたものだろう。古い設定に新しい現代的な病理を抱えた人物を置いたらどうなるか。これは過去の恋愛ドラマを現在の人間ドラマに更新するための壮大な実験なのではないか。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『心がポキッとね』フジテレビ
もはや高級ブランド品だけじゃない! “パクリ大国”韓国で、名門ソウル大学を騙る詐欺が横行中
日本では最近、商標法が改定となり、新たに“音”や“色”なども商標登録ができるようになった。さっそく、大幸薬品が「正露丸」のCMで流れる軽快なラッパの旋律を音商標として出願。2008年の最高裁で「正露丸」の商標が「一般的な名称」という判決が下されていたため、大幸薬品としては自社商品の商標を守るために気合が入っているのだろう。 商標の正当性に頭を悩ませているのは、韓国も同じだ。韓国では以前から商標権を侵害するパクリ問題が多く起きている。昨年2月にも、「シャネル」や「ルイ・ヴィトン」などの高級ブランド名がプリントされたペット用衣服を販売し、9億ウォン(約9,000万円)を荒稼ぎしていた業者が逮捕されている。 そんな韓国では最近、高級ブランド品にとどまらず、大学の権威を利用しようとする事例も多発している。特に問題となっているのが、日本の東京大学に相当する国内屈指の最高学府ソウル大学を名乗った詐欺だ。 先月中旬、ソウル大学側に、とある男性から「自分が買ったもやしは、本当にソウル大産なのか」という電話がかかってきた。大学側が至急、調べてみると「ソウル大が開発した」というキャッチコピーを用いたもやし業者が発見された。もちろん、ソウル大からすれば寝耳に水のこと。警告を受け、もやし業者はコピー文を撤回したが、この問題はまだまだ氷山の一角である。 中には、ソウル大学の最寄り駅に、ソウル大のロゴなどが入ったジャンパーを着せたアルバイトを立たせ、ソウル大関係者を装って健康食品を販売して摘発された業者もある。さらに、ソウル大図書館に勝手に本を寄贈して、「名門校が認めた本」としてアピールするところまであるというから驚きだ。 ソウル大学のブランドを悪用した詐欺は、商品だけではない。ある私塾では、「ソウル大キャンプ」といううたい文句で、高校生30人ほどをソウル大学に集め、学食で食事をとらせるイベントを開催。大学との密接な関係を装ったとして告訴される仰天の事件まで起きている。この塾は「大学の学食でご飯を食べることがそんなに問題なのか」と憤りながらも、以降のキャンプを中止にしている。厚顔無恥とはまさにこのことだろう。 ソウル大学はこうした大学名を無断使用した詐欺に対して、2012年から今年3月までに、なんと64件もの訴訟や警告状発送をするはめになったという。現在、ソウル大学では大学名を商標として管理するようになったが、今でも1日に最低1~2件、商品が本物かどうかの問い合わせ電話がかかっているそうだ。 さらに、ソウル大学に関するトラブルは個人レベルでも起きている。今年のソウル大学の入試では、修学能力試験の後に、ほぼ満点解答に偽造した成績表をインターネットに掲載し、カットラインの上昇を示唆して競争相手を減らそうとした20代男性が立件される事件が起こった。逮捕された男性は「どうしてもソウル大に行きたかった……」と供述するなんとも情けない話だが、ソウル大学は韓国最高峰の大学だけに、これからもブランド力を利用しようとする動きは続きそうだ。 (文・取材=慎虎俊)ソウル大学(Photo By jgmarcelino from Flickr.
機内フェラに制服自慰まで!? 中国航空会社CAエロ画像に、ネット民が大騒ぎ
4月8日、中国版Twitter「微博」に、衝撃的な2枚の写真が投稿された。1枚目には、非常口横のジャンプシートに座るCAが、ワイシャツにスラックス姿の男性の下半身あたりで何かを口に含んでいる様子が、そして2枚目には、機内でほほえむ美人CAが写っていたのだった。 投稿主によって「深セン航空CAの規格外サービス」というタイトルが付けられたこの組み写真は、ネット上で瞬く間に拡散。さらにネット民たちの“人肉捜査”(匿名報道された個人情報の割り出しや、事件の真相を暴く行為)により、CAの個人名までが特定された。 さらに、やはり制服姿の女性が、ホテルの一室の鏡の前で股間をまさぐる動画も、同一のCAによるものとしてネット上に投下され、ネット上はお祭り状態となった。初めに拡散された組み写真。さすがに機内でこの行為は不可能では……。さらに、それぞれの写真に写る女性が同一人物である確証もない。
ところがその後、CA本人を名乗る微博アカウントで、「ビルの屋上に座っているけど、もう強くなれない」「あなたたちの悪辣さにありがとう。もう私に会うことはないでしょう」などといった、遺書めいた書き込みがなされ、一部メディアも「渦中のCA自殺か!?」などと報じた。 翌9日、深セン航空は騒動に関する公式コメントを発表。人肉捜査によって特定された名前の女性は確かに同航空会社に在籍しているものの、1枚目の写真の女性は別人で、写真自体も合成。ホテルの一室の動画も別人という内容だった。 さらに彼女は、自殺はしていないものの、精神的ショックが大きく、勤務ができない状態にあることも伝えられた。 実際、1枚目の写真はあまりにも現実離れしたシーンであり、誰が撮ったのかという疑問も残る。2枚目の写真のCAと同一人物であるとする根拠も乏しい。また、動画については、この件とまったく無関係の女装家が、過去にネット上で公開していたものであったことが判明している。 しかし、こうして公式に否定された後も、彼女のものとされる新たな写真や動画が多数出現。さらに、「本物に違いない」と固く信じているネット市民も、依然少なくないようだ。 また、騒動に便乗したトロイの木馬型マルウェアまで登場し、一連の写真や動画をダウンロードしようとしたところ、感染したという報告も出ている。 ちなみに、スターアライアンスに加盟する深セン航空は、深セン宝安空港をハブに成田空港と関西空港にも就航している。同CAの名誉回復と、一日でも早い職場復帰を祈りたい。 (文=牧野源)続いて投稿された動画。確かに美脚だが、残念ながら男性のものだった。
「結婚しなくてもいい」女性増加で、柴咲コウ主演“三十路女子映画”が韓国でヒット中?
4月9日から韓国で公開されている、柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ主演の邦画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(以下、『すーちゃん~』)が話題を集めている。 韓国での公開タイトルは『結婚しなくてもいいか』。益田ミリの人気4コマ漫画を原作とする本作。韓国の原作ファンからは「原作が面白かったので、映画も期待大」と公開を待ち望む反応が多かったが、試写会などでいち早く鑑賞した観客からは「女子なら誰でも共感する映画。穏やかな映画だけど、込められた意味は深い」などの絶賛の声が上がっている。 映画のあらすじは、主人公すーちゃん(柴咲)と、その友達のまいちゃん(真木)とさわ子さん(寺島)の仲良し三十路トリオ(元バイト仲間)が、仕事、恋愛、結婚といった10代や20代では感じ得なかったリアルな葛藤を前に、それぞれが思い悩みながらも前向きに生きるという、ともするとどこにでもありがちな平凡な話である。だが、日本同様、女性たちの共感を得ているのは、お隣韓国でも女性の結婚観や仕事観が変化しているからだといえるだろう。 実際、韓国の行政機関である統計庁が昨年実施した結婚に関する意識調査アンケートでは、結婚に対する国民の積極的意識の低下を表す結果が出たという。この調査は13歳以上の男女を対象に結婚にまつわるいくつかの質問を投げかけたものだが、38.9%が「結婚はしてもしなくてもどちらでもいい」と回答したという。この数字に、「結婚はしないほうがいい・してはいけない」と答えた2.0%を足すと、韓国国民の41%が「結婚は必ずするべき」とは思っていないということになるのだ。さらに付け加えると、「結婚はしてもしなくてもどちらでもいい」の男女比は男性34.4%に対して女性43.2%と、女性のほうが「結婚しなくてもいいか」と思っているようだ。 それだけに、今の韓国女性たちには『すーちゃん~』の登場人物たちの感覚がピッタリはまったのかもしれない。 面白いのは、そんな女性の動向や思惑が気になるのか、男性たちの間でも映画が好評を得ているということだ。いわゆる“女子映画”にもかかわらず、一人で劇場に足を運ぶ男性も意外に多いとか。とある映画専門サイトには、映画を鑑賞した男性ファンから映画と原作に関する問い合わせが続いているという。 自立した女性が増えるに従い、大きく変化しつつある、日本と韓国の結婚に対する意識。本作のヒットによって「結婚しなくてもいい」という価値観がさらに広がれば、両国の親たちにとっては悩みの種となりそうだ。 (文=梅田ナリフミ)『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(アリオラジャパン)
上西小百合議員だけじゃない! セクハラ、パワハラ、モラハラ……維新の会は「不祥事のデパート」だった!?
今週の注目記事・第1位 「米倉涼子離婚決断」(「週刊文春」4/16号) 今週の注目記事1 「中身はポンコツばっかり『橋下チルドレン』不祥事一覧」(「週刊新潮」4/16号) 同・2「『池谷幸雄』の『ミスりんご』セクハラをもみ消した日本体操協会」(「週刊新潮」4/16号) 同・3「高市早苗総務相『疑惑の記者会見を撃つ!』」(「週刊ポスト」4/24号) 同・4「引退がちらつく横綱『日馬富士』が準備万端『第二の人生』」(「週刊新潮」4/16号) 同・5「『パパラッチ』の情報源は本人だった!!『ダイアナ妃』まさかの真実」(「週刊新潮」4/16号) 同・6「いよいよ株価2万円超え! 持っているだけで儲かる『らくちん株』75」(「週刊現代」4/25号) 同・7「元サイ・ヤング賞投手の悪い予言『田中将大の肘は悪化する』」(「週刊新潮」4/16号) 同・8「『グッディ!』安藤優子『うちの犬のご飯は鯛』でお茶の間ドン引き」(「週刊文春」4/16号) 同・9「『愛川欽也』の自宅に介護ベッドが運び込まれた異変」(「週刊新潮」4/16号) 番外 週刊現代と週刊ポストのセクシーグラビア&SEX記事対決 少し前に、現代もポストも「死ぬまでSEX」という特集をやめたと書いたが、ポストはしつこく(失礼)やっていた。 今週の現代のグラビアは、「女優が見せた官能エロス」と、ボクシングの高野人母美ら美人アスリートたちの「スクープヌード編」。袋とじが「関根恵子 水中ヌードの奇跡」。ポストは、小説家と女優の「ポルノグラフィア」と、「マナミという名の実」。関根恵子のヌードは何度同じようなものを見せられたか。どちらも力が入っていない気がするグラビアである。 記事のほうは現代が「『あえぎ声』と『ことば』の増幅作用について」という、うんちくもの。 ポストのほうは「フェチシズムに耽溺するマニアたちの悦楽世界『変態度マトリクス』を本邦初公開」という長いタイトル。 現代によると、セックス中に声を出す、いわゆる「あえぐ」行為をするのは人間だけだという(よく聞く説のような気がするが)。 それは、セックスするという行為は「動物にとって一番危険な時間」だからで、セックスすれば疲れるし、襲われても逃げるわけにもいかないからだというのだが、それはそうだろう。 さらに相手の名前や、「感じる?」などと聞くと、オキシトシンという「愛情ホルモン」と呼ばれるホルモンが増え、相手に安心感や幸福感を与えるからだそうである。 まあ、くんずほぐれつしている間は、せいぜい声を出すのがいいそうだ。 ポストはフェチシズムについてのうんちくを述べ、脚フェチや尻フェチなどは当たり前で、世の中には変わったフェチが多くあるが、社会的に許されない変態扱いされるフェチと、許容範囲のフェチの境界線はどこかを線引きしている。 変態扱いされる一番のフェチは「スカトロ」で、妊婦・母乳、ニューハーフ、絶頂時白目、アナル、乱交も危ないそうだ。 だが、両誌の記事は、セックスしているときには何も役に立たない。こうした記事は、もっと実用に徹したほうがいいのではないか。ということで今週の両誌の対決は、見ても見なくても、読んでも読まなくてもいいという点で、引き分けだ。 今週は特集のほうも小粒なのが多く、文春の米倉涼子を除いては、これといって特筆する記事はない。よって第1位だけで、残念ながら後は横並びとする。 週刊誌界の小言幸兵衛を任じている私には、今週の現代の「有名人100人が選んだ『昭和の英雄』マイ・ベスト3」という企画をなぜ今やるのか、合点がいかない。 結局、いつも通り長嶋茂雄、美空ひばり、田中角栄となるのでは、いろいろな人に聞かずともハナからわかっているではないか、と思うのだが。よっぽどやることがないのかね。 まあいいか。下からささっといってみよう。 愛川欽也(80)が『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)の司会を降板したため、体調不良ではないか、寝たきりだというウワサが出ていると書かれている。妻のうつみ宮土理(71)は否定しているが、年が年だから、何があってもおかしくはない。 だがアサヒ芸能は、愛川は主宰している劇団女優(44歳下)と愛人関係にあり、妻も“公認”で彼女が世話をしていると報じている。事実だとすれば、幸せな老後なのかもしれない。 さて、フジテレビの「ニュースの女王」安藤優子が昼の情報番組『直撃LIVEグッディ!』に移ったが、苦戦中だと文春が書いている。 その大きな理由が、安藤とお茶の間の主婦たちとの「距離」だそうだ。3月31日の放送で「大型犬を散歩させる人のお宅拝見」というコーナーがあり、そこでの安藤のこの発言が視聴者も周囲もドン引きさせたという。 「ウチは、手作りなんですよ、ごはんは全部。(中略)普段は手作りで、ササミとかサーモンとか鯛とか食べてますよ」 私も犬になりたい。これでは、茶の間のオバチャンたちに受けないのはよくわかる。 お次はヤンキースの田中将大。開幕戦では4回5失点で負け投手になったが、新潮で名投手のペドロ・マルチネス氏(43)が「彼の肘は今シーズンのどこかで悪化する」と予言していたと報じている。 田中は12日のレッドソックス戦で今季2度目の先発をして初勝利を挙げたが、初回味方が大量点を入れてくれたにもかかわらず、4回に3点を失って5回4失点で降板した。私もテレビで見ていたが、速球が去年よりはるかに遅くなっているため、フォークボールが打者に見極められているように見えた。 本当に肘の調子が悪いなら、きっちり休んで手術をしないと、松坂大輔の二の舞いになりかねない。 日本の巨人と同じように投手陣が手薄なヤンキースだから、田中を酷使しなければならない台所事情があり、このままだと今度は靱帯断裂の危険があるとマルチネス氏が指摘しているが、心配である。 現代が、はしゃいでいる。株価が2万円を超えそうだからだが、株の一人値上がりが日本の景気を本当によくするとは思えないがね。 とりあえず、持っているだけで上がる株とは、こんな株だという。割安感があって値下がりリスクが少ない。配当利回りが高く、長期的に成長が期待できる株だというのだが、そんな株があれば、私にも「買い」であることはわかる。 少し拾ってみよう。三菱自動車=割安輸出株。ミラージュが北米で人気に。クロスキャット=システム構築。クレジット向けに強み。 カカクコム=出遅れ内需銘柄。訪日客増加で見直しへ。セイコーエプソン=インク消耗品が好調維持も割安圏推移。トレンドマイクロ=個人向けセキュリティ対策が好調に推移。バンダイナムコHD=クールジャパン銘柄。現状安値圏で推移。 どうです? 買ってみる気になったかな? さて、いまだに人気が衰えないダイアナ妃だが、新潮によれば、彼女が離婚した後にエジプト人の大富豪家、ドディ・アルファイド氏とクルーザーの上でキスしている写真を撮られたのは、ダイアナ妃からパパラッチ・カメラマンに電話がかかってきたからだと報じている。 なぜ彼女は情報を流したのか? 彼女は当時交際していたパキスタン人の外科医のほうに気があり、彼の気を引くために写真を撮らせたというのである。 ダイアナ妃のような人にも「思う人には嫁がれず、思わぬ人の言うまま気まま……」(島倉千代子の「この世の花」より)なんて気持ちがあったとは。 お次は、白鵬の影に隠れて日増しに影が薄くなっていく日馬富士だが、新潮によれば、引退後を考えて「5年前には、母国・モンゴルで警察官の資格を取得しています」(相撲協会関係者)。また、故郷はゴビ砂漠の近くにあるので、タニマチに投資をしてもらって村のインフラ整備のビジネスへの布石も打っているという。さらに昨年は法政大大学院にも入学し、勉学にも励むつもりだそうだ。これでは相撲に身が入らないのも無理ないな。 体操の銀メダリストの池谷幸雄(44)は芸能界きっての女癖の悪さを誇るらしいが、今度は昨年7月に青森県八戸市で開催された東日本ジュニア体操競技選手権大会で、「ミスりんご」のOGの女性に目をつけ、しつこく食事やホテルの自分の部屋に来るよう誘ったという。 困った彼女は青森県体操協会の幹部に報告して、ことは明るみに出た。池谷も事実関係を認めたそうだが、ジュニア連盟の処分は「1年間理事の仕事を自粛する」という甘いもので、県体操協会幹部も口を閉ざしてしまったというのだ。柔道・金メダリストの内柴正人のセクハラ事件などでトップの責任が問われているのに、体操協会は理事がみな逃げ回っているのはおかしいと新潮は批判している。 次は、先週ポストが高市早苗総務相に「重大疑惑あり」とトップで報じた続報である。高市氏と親しい奈良県で有力な企業グループA社を経営するM会長が、M会長の下の人間を使って4年ほど前からイチゴとレタスの水耕栽培事業を始めた。その際、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が統合して設立された政府100%出資の日本政策金融公庫から融資がなされたが、最後の融資の1年後(13年)には融資がほぼ焦げ付いてしまった。 ポストは「公庫側の審査が甘い融資だった疑いが生じる」とし、高市氏が融資をするよう働きかけたのではないかという疑惑を指摘していた。さらに、その会社の救済のために動いたのも高市事務所だったとしている。 「高市大臣の実弟で現在、総務大臣秘書官を務める高市知嗣氏がN社の新しいスポンサーとしてM会長サイドに東京の会社を紹介した」(ポスト) ポストは、「消えたカネは国民の血税である。官邸と高市氏は『名前を使われただけ』で逃げることはできない」と追及した。 さっそく、高市総務相は4月6日に国会内で臨時の記者会見を開いて、 「一部の週刊誌が、政府系金融機関から融資を受けた農業法人に1億円の使途不明金があることが発覚し、高市氏の実弟である秘書官が関わっていた疑いがあると報じたことについて、『見出しも中身もあまりに悪質であり、捏造(ねつぞう)記事だ。融資には高市事務所も秘書官も私も一切関与していない』と全面的に否定した」(4月6日のasahi.comより) そう来るならとポストは、記者会見での高市氏とのやりとりと、証拠文書を公開してやろうと意気込んでいる。 高市氏は、奈良県の経済団体の紹介でコンサル会社と彼女の弟が会い、投資顧問会社につないだだけだというが、この紹介者は県議のD氏で、M会長から頼まれて高市氏の弟に話しただけだと証言している。 さらに、高市氏の弟が投資顧問会社につないだコンサル会社は、M氏が行かせたとも指摘している。 要は、日本政策金融公庫からの融資を受けた会社が、1億円の公金を使途不明にして倒産状態に陥っていたのに、高市氏の秘書(弟)が、「優れた技術を持った会社」だとファンドに紹介していたことに、違法性がないといえるのだろうかということのようだ。 総務相といえば要職で「高い清廉性」が求められるはずだから、高市氏はさらなる疑惑への説明責任があるはずだ。また、ポストは文春の下村博文文科相追及のように、息の長い追及をしていくべきであろう。 “浪速のエリカ様”などといわれていた「維新の党」の上西小百合議員が、予算案採決を欠席して、恋人といわれる家城大心公設第1秘書と京都へホワイトデー旅行に出かけていた「事件」は、橋下徹最高顧問の「それはアウトでしょう」のひと言で、晴れて除名処分になった。 この件をいち早く報じた文春は、今週号では家城公設第1秘書に焦点を当てて報じている。この人、高校中退して電気工事士として働き始めたという。 20歳そこそこで結婚したが、離婚。政界に転じたのは、今の井上哲也吹田市長が市長になる前に後援していたのが家城氏が勤めていた会社で、同社が運転手として井上氏のところへ「差し出した」(文春)のが彼だった。 井上氏が吹田市で権力を持つにしたがって、家城氏も顔を売っていく。井上氏が府議になると、会社を辞めて秘書になった。 だがこの御仁、以前、高校生と口論になり蹴りつけて現行犯逮捕されたこともある(起訴猶予処分)ほど、コワモテだそうだ。 その後、吹田市が発注した電気工事入札がおかしいと疑問を持たれ、それに絡んでいた彼は秘書を辞職することになる。今度は、上西氏の秘書に“天下る”が、完全に主従逆転で、上西氏は家城氏の言うがままだそうだ。 そんな「バカップル」(文春)に対しても、彼女がこのまま議員に居座れば毎年3,000万円以上の税金が払われるのだ。 衆院選が2年後になるなら、これから6,000万円以上の血税が上西議員に払われ、落ちることが決まっている次の選挙に出るはずはないから、彼女は何千万かため込み、政界からトンズラする腹づもりであろう。 こんなとんでもない人間でも代議士センセイになれてしまう、今の選挙制度に疑問を感じる人は多いはずだ。彼女は2期目だが、2度とも小選挙区では落ちて、比例で救われて代議士になっている。比例では、選挙民は維新の会とは書いたが、上西とは書いていない。 その彼女が、党から除名処分になったのに居座る大義名分は何もない。即刻、議員辞職を求めるよう選挙民たちが動くべきだが、あまりのバカバカしく破廉恥な「行為」にあきれ果てて、そんな気も起きないのではないか。 新潮は、今回の不祥事に橋下徹氏の決断が早かったのは、4月12日に投開票される地方選と来月17日に行われる大阪都構想の是非を問う住民投票への影響を考慮してのものだとみている。 だが彼の思惑通りにはいかず、上西問題勃発後の共同通信の「都構想の賛否」調査では、反対が賛成を10ポイントも上回ってしまったそうである。 確かに、12日の地方選では思惑が外れ、勝つには勝ったが喜ぶところまではいかなかった。 「大阪維新の会幹事長の松井一郎・大阪府知事は12日夜のNHK番組で、神妙な顔つきで述べた。府議会(定数88)で42議席、大阪市議会(同86)で36議席を獲得。いずれも第1党を守ったものの、都構想賛成へ雪崩を打つ世論をつくれなかったためだ」 この低迷の原因には、上西氏に2度も公認を与えた橋下氏の責任も問われたに違いない。上西騒動の影響大だったはずだ。 さらに新潮は、「ポンコツ」なのは上西氏だけではなく、橋下徹氏が選んだ「公募区長、校長、教育長」にはセクハラやパワハラ、モラハラを起こす連中が多く、不祥事のデパートといわれていると書いている。 「橋下さんや維新の会の幹部は、人を見る目がないということなんでしょう」(政治アナリストの伊藤惇夫氏) たとえば、元住吉区長の和田智成氏は 「他の区長に『無能』と暴言を吐き、2013年4月に更迭」 元東成区長の森伸人氏は 「女性職員に『今から昼下がりの情事に(行く)』と大声で発言するなどのセクハラ行為で、14年3月、更迭」 元鶴見区長の都倉尚吾氏は 「区発注事業の参加業者と会食したり、複数の業者と不適切な交際。14年3月、更迭」 元大和田小学校校長の大久保達巳氏は 「PTAの現金約10万円を自宅に持ち帰ったことが発覚。その後『体調不良』で欠勤が続いていた。14年7月懲戒解雇」 ここには書き切れないが、国会議員や府・市議会議員にも「ポンコツ」はいる。 12年の衆議院選挙では、4人の候補の運動員が公職選挙法違反容疑で逮捕されている。先ほども出てきた井上哲也吹田市長は 「12年10月、後援会関係者に市の事業を発注。後に、大阪維新の会の顧問を辞任」 大阪府議の山本景氏は 「14年8月、LINEで地元の女子中学生を恫喝していたことが発覚」 大阪府議の橋本和昌氏は 「12~13年度、架空のタクシー代約24万円を政務研究費として計上(後に全額返還)」 元堺市議の西井勝氏は 「12年1月1日、飲酒運転中、バイクと接触事故を起こしながらそのまま逃げた容疑で逮捕」 いやはやである。このところの橋下発言を聞いていると、政治の世界から身を引くことを考え始めているのではないかと思う。 一時は「総理候補」とまでいわれた橋下ブームも終わり、5月17日に行われる都構想の是非を問う住民投票で負ければ、橋下「維新の党」は終焉を迎えることになるのではないか。 さて、今週の第1位。女優の米倉涼子(39)が元リクルート社員で会社社長のA氏(37)と同棲を経て結婚したのは、週刊文春(15年1/1・8日号)が「2人の同棲」をスクープした発売日の翌日だった。 だが、それから4カ月にもならない3月31日、スポニチが「米倉離婚も」と報じたのだ。 文春は、スポニチが報じる以前から米倉の取材を続けていたそうで、離婚は確実、それも夫のモラルハラスメントがひどすぎるためだと今週報じている。 以下のコメントは米倉の友人Z氏で、米倉はテレビドラマで見せる、男たちをやり込める姿とは違って、素の彼女はとても気弱で、何か言われると「ごめんなさい」とひざまずいてしまうタイプなのだという。 「彼は何でも否定から入るんだそうです。あるときは、彼がソファに胡座をかいて、彼女は床に正座させられて一晩中、五時間も説教をされることもあったと聞きました。『お前が今まで付き合ってきた男に興味はないけどさ。お前は常識を知らない。付き合っている人間も普通じゃない。そういう世界に生きてきたから変なんだ』と。そして『着ている服も変だ』『髪型も変だ』『爪も変だ』『バッグも靴も全部変だ』と、彼女の全てを否定し続けたのだそうです」 結婚を公表したとき、米倉はマスメディアに公開した文書でこう彼氏について書いていた。 「誠実で温かな人柄は私にとって大きな存在となり、尊敬できる大切なパートナーであることに気づかされました」 入籍してわずか5日後の大みそか、六本木のクラブでも、一般客もいる前でこんな騒ぎがあったそうだ。 「途中で酔った旦那さんが、何かの拍子に怒って、飾り付けのバルーンで彼女の頭を叩き出したんです。ふざけてじゃれ合っているだけだと思ったのですが、そのうち旦那さんが米倉さんの首を絞め出した。しかも、ひとりで怒って最後はどこかへ行ってしまったんです」 文春の記事を読む限り、なぜ米倉はこの男と結婚したのかわからないが、米倉の友人のY氏には「2人の関係が不安定だから彼も不安定なのかもしれない、結婚して私がいい奥さんになれば彼も変わるかもしれない」とけなげなことを言っていたそうだ。 全体に記事の作りは米倉寄りだ。視聴率が取れる女優だから、周囲も米倉が今度の離婚で傷が付かないように慮ってのことだろうとは思う。だが、そのモラハラ亭主が、仕事のために関西に移り住み、夜な夜な繁華街で、高級ラウンジやキャバクラをハシゴしている姿を見ると(文春が撮っている)、もはや2人の間は冷え切っていることは間違いないようだ。 文春に対して、米倉の答えがそれを物語っている。モラハラについて質問すると、そのたびに「うーん」と苦しそうにうなるが、否定はしなかったそうだ。 「──辛かったですか? 『(頷いて)……うん』 ──もうAさんには愛情がないんでしょうか。 『……うん』」 作家のモーリス・ルブランはこう言っている。 「女をよく言う人は、女を充分知らない者であり、女をいつも悪く言う人は、女をまったく知らない者である」 女をまったく知らない男と、男をまったく知らない女が出会った「喜劇」とでも言うしかないようだ。 (文=元木昌彦)週刊新潮」4/16号 中吊広告より
小4男児が女性教師を病院送りに! 親は治療費の支払いを拒否!! 荒廃する中国教育現場の現在
広東省東莞市の小学校で、4年生の男子児童が教師に暴行を加え、重傷を負わせる事件が発生した。 4月6日付の「光明網」によると、この小学校で美術を担当する女性教師が、宿題を忘れた児童を咎めたところ、児童が突然、襲いかかってきたという。児童は教師を押し倒して馬乗りになり、頭や腹などを殴打。教師は腰椎を痛め、入院することになった。 さらに驚くべきは、保護者の対応だ。学校側が、入院した教師の治療費の支払いを加害児童の両親に求めたところ、支払いを拒否。両親は「見舞いになら行ってもいいが、治療費を払えというなら裁判で決着をつける」と言い放ったという。 一方、入院中の教師は「彼はまだ幼いし、事件を大きくしたくない」として、裁判で争わない姿勢を示しているという。 この児童は、入学当初から粗暴な性格で、これまで4年間の在学中に、4人の教師を殴打したことがあったという。小学校の教頭によると、児童には精神疾患の疑いもあるといい、両親に心療内科での受診を勧めたこともあるというが、両親は聞く耳を持たなかったようだ。 中国では最近、小中学生が加害者となる校内暴力事件が続発している。昨年12月には、雲南省昭通市の中学校で、男子生徒が歴史の授業を担当する女性教師を殴打する事件も起きたばかりだ。 こうした事件が起きるたび、中国では「両親が共働きで、ネグレクト状態で育った」「両親に溺愛されて善悪の区別をしつけられなかった」などと、加害児童の家庭環境が原因として指摘されるのが常だ。しかし、 中国在住フリーライターの吉井透氏はこう話す。 「数年前まで中国の教育現場では、教師による体罰が横行していましたが、今はすぐに訴えられる。逆に、教師は児童生徒に指一本触れられない状況です。そもそも、最近の小中学生は早熟で体も大きく、女性教師では太刀打ちできない」 権威に逆らうことを忘れない子どもたちがそのまま大人になれば、やがて一党独裁体制も崩壊するか!? (文=青山大樹)児童の暴力により腰椎を損傷し、入院中の女性教師。














