
「週刊文春」5/7・14GW特大号(文藝春秋)

「週刊文春」5/7・14GW特大号(文藝春秋)
最近、韓国で急激的に伸びている市場がある。賞味期限切れの食品や、キズや損傷などがある“ワケあり商品”を取り扱うB級市場だ。 例えば、京畿道に本店を持つアウトレット家電店「オールランド家電家具」は毎年20%以上も売り上げが増加し、順調に店舗数を拡大。いまや、全国に12店舗展開されるほどになった。IT機器専門の「デジリウォ」は。会員数が25万人にもなるという。在庫品を安く売るという意味の「テリ・モール」(http://www.thirtymall.com/)は、2年前に7,000人だった会員数が7万5,000人に増加。流通期間が迫った商品だけを専門的に扱うとしてその名が付けられた「インパク(切迫という意味)モール」(http://imbak.co.kr/)も、2011年のオープン時比で会員数が245%増加しているのだ。 なぜ今、韓国でB級市場が伸びているのか。ひとつはやはり、価格帯の安さがある。韓国のB級市場は、流通期限や賞味期限が切れたものや、形が悪い果物やキズがついた商品、リファビッシュ(展示品や中古品を整備して再販売すること)商品の3本柱でなるが、とにかく安いと評判だ。リファビッシュされた電化機器は定価よりも30~70%安く、賞味期限が迫った菓子類などは最大90%のディスカウントもある。家具、家電はもちろん、普段の食事までB級商品で済ませている者も少なくないという。 また、業者側にとってもB級市場が伸びるのはありがたいらしい。というのも、昨今は新製品の出荷サイクルが短くなったことで新製品がすぐに旧製品となって在庫が増えるだけでなく、オンラインショッピングの増加で配達中にキズや不具合が起きる返品トラブルも増えていた。韓国ではそうした中古取引市場規模が10億ウォン(約1億1,100万円)あるとされているが、それらをリファビッシュすることで再流通できるようになったというのだ。 特に賞味期限が迫ったB級食料品は、「韓国経済の助けになっている」という経済学者もいる。そもそも韓国の国内メーカーは、自社のイメージ管理や万が一に備え、賞味期限が切れた商品は破棄することを原則としている。そうして破棄される食品の総額は年間700億ウォン(約77億4,000万円)ほどにもなっていたが、B級市場で流通されることになって、そうしたムダがなくなったというのだ。 つまり、消費者の立場では低価格で商品を手にでき、製造業者や流通業者は在庫負担が減り、新たな収入を得られるという構図。そのため、「B級市場は、捨てるはずだった7,000億ウォン(約774億円)を、価値ある7,000億ウォンにしている韓国経済の孝行息子だ」と称賛する声もある。 ただ、B級市場が急激に伸びているのは、長引く不況のせいでもある。不況が続き、景気がさらに悪化することを不安に思う消費者たちは、当然、格安に走る。安さを求めるからこそ、賞味期限切れやキズモノなどの“ワケあり商品”にも抵抗がなくなってきているのだろう。一部の韓国メディアは、不況を意味する「recession」と消費者を意味する「consumer」を組み合わせて「recessumer」という造語を作り、B級市場の活況を称賛しているが、手当たり次第にB級商品に手を出す今の風潮は不況の裏返しでもあるように思えてならない。 活況のB級市場が映し出す、韓国経済の光と影。国まで、キズモノや賞味期限切れのB級品に成り下がらなければいいのだが……。「テリ・モール」より
四川省の省都・成都から北に120kmに位置する地方都市・綿陽市の自動車学校の教官を名乗る男性が、同校に通う女性にチャットを通じて「俺と寝なければ、第三科試験に受からせない」「昼にちょっと俺と寝るだけでいいぜ」などと露骨なメッセージを送ったことが話題となっている。 中国では、日本でいう第一種普通免許の試験は第一科~四科まであり、第一科は筆記試験、二、三科は学校内での実技試験で、四科は路上試験となっている。 男性教官は、この女性が第一科に一度落ちていることもつかんでおり、同校教官であることは明らかだったという。彼女は恐ろしくなり1週間外出することができず、同じ自動車学校に通う夫と、このメッセージをめぐって口論になってしまったという。 あり得ない提案をしてきた教官に対し、彼女は夫と共に同学校の校長に直訴。この男性は、第三科の試験官であることが判明したという。学内にウワサが広がると、男性教官のチャットユーザー名と顔写真が変更されたため、これが決定的な証拠となった。中国の自動車学校の様子(写真はイメージです)
被害に遭った女性は、さっそく同市の交通運輸局に訴えを起こし、警察は捜査を開始。学校側は一部学費を返金するか、続けて学校に在籍するかの選択を彼女に委ねたが、夫が在学中ということもあり、残ることを決意した。現在は女性教官の元で、引き続き運転技術を学んでいるとか。 微博(中国版Twitter)では、以下のような声が飛び交っている。 「アメリカは35ドル(約4,100円)で試験が受けられるのに、中国では農民は贈り物をし、女性は体を捧げなくてはならない。悪徳教官に弱みを握られるなよ」 「教官をなりわいにしている連中をたくさん知っているが、皆贈り物をしないと車にすら触れられないよ。厳しく管理されるべきだ」 「俺も四川だが、ほかの学校では二科の試験で320元(約6,100円)、三科の試験で400元(約7,700円)支払った。払わなければ卒業予定日を引き延ばされるのさ。このカネがどこにいくか。もちろん教官どものところだ」 「私は実際教官と寝た女を知ってる」 「こっちは20歳の学生を誘惑してたぜ」 などなど他国との比較から自身の経験談を語る者もおり、しまいにはニュースから離れて学校名を暴露するユーザーが相次いだ。 2014年の夏に中国で運転免許を取得したという、広東省在住の日本人留学生(27)は言う。 「こっちの自動車学校は腐ってますよ。料金もMT車でだいたい10万円と物価にしては高いのに、当然のように賄賂を要求してきます。表向きは『予約が満杯だから、優先的に講習を受けるために必要』と言ってます。これがバカにならないんです。1回につき3,000円とか5,000円払っていくと、終わるころには4~5万円になる。アホらしいですよ」 一方で、自動車の台数が急増している中国では激しい渋滞で経済活動に悪影響を与えているため、当局はナンバープレートの発行を制限するなどしているが、自動車学校の値段を吊り上げたり、取得しにくくする方策も取られているという。そんなこともあり、不良教官の数が減らないというわけか!? (取材・文/棟方笙子)被害に遭った女性。結婚している人妻だ
中国南部の都市・広東省広州市に、通称「腐敗レストラン」と呼ばれる店がある。といっても、腐ったものを出すわけではない。かつては官僚にしか扉を開かず、酒池肉林や黒い交際の舞台となったとされる高級飲食店だ。 ところが、習近平政権が「虎もハエも叩く」として展開する反腐敗運動により、それまでの得意客だった官僚たちも利用を手控えざるを得なくなった。そこで最近、一般客の利用も認めるようになったという。 お得なランチタイムも設けられ、庶民にも手が届く価格設定だというので、筆者も潜入してみた。 店の名前は「Li Chateu(茘雅図)」。市内中心部にある4ツ星ホテル、広州マリオット・ホテル天河と同じ建物にある。しかし店へはホテルの玄関脇にある、独立した隠し扉のような入口からアクセスする。ハイソサエティーな客層。安い食堂でよく見る、「カーッ、ペッ!」と魚の骨を床に吐き出すような者は誰一人いない。
現地在住の日本人によると、このレストランが一般開放されたのは、去年の6月頃のこと。それまでは固く閉ざされていた扉が開かれ、店の看板が出ていたのだという。 扉をくぐり、地下へと続く階段を進む。すでに十分「秘密の場所」といった感じである。階段を下りきると、そこにはモノトーンベースのインテリアに間接照明を多用した重厚な雰囲気が漂っていた。中国の飲食店にありがちな、古びた油のにおいや喧騒とは無縁である……。店の入口。看板こそ建てられているが、今でも目立たない。
モデルのような美人案内係の誘導で席に通される。その後、メニューを持ってきたウェイトレスは「ニーハオ。ようこそいらっしゃいました」と、深々と一礼した。これほどのサービスは、この国ではなかなかお目にかかれない。 周囲のテーブルでは、身なりのいい人々が優雅な所作で食事をしていた。自分が浮いているような気がして、心なしか緊張してくる。 注文したのは「仔羊のパッパルデッレ」。中国のフレンチやイタリアンでは、「本物喰ったことないだろ!」と言いたくなる料理が出てくることも多いが、この店は違っていた。 ラム肉はふんわりと柔らかく、臭みもない。パスタの茹で加減も完璧だ。普段、ランチで舌が肥えていそうな青山OLに食べさせても恥ずかしくない一品だった。 今回はランチタイムであったため、2,800円(サラダ、デザート、ドリンク付き)ほどの会計で済んだが、ディナーのメニューを見ると、メインの価格帯は5,000円前後。さらにワインリストには、1~5万円といったボトルが列挙されていた。かつてはこの長卓で、「黒い交際」が夜な夜な繰り広げられたのだろうか……。
こんなところで毎日食事していたら、庶民の暮らしぶりなど分かるはずもないだろう。 中国在住フリーライターの吉井透氏によると、「飲食店のほかにも、ホテルの特別室やスパ、スポーツジムなど、かつては党幹部専用の施設が多数あった。反腐敗運動が本格化して以降は、やはり一般開放されたり、閉鎖されたりしている」という。 店を出る前、馬にまたがった肥満体型の武将のオブジェが目に入った。それはまるで、人民にのしかかって私腹を肥やす、汚職官僚を象徴しているかのようだった。![]()
仔羊のパッパルデッレと、サラダ、デザートで約2,800円也。ランチタイムとはいえ、それなりの値段だ。
馬にまたがる太った武将。このほかにも、店内には高そうな壺やオブジェが多数鎮座していた。
フィリピンで韓国人が襲われる事件が頻発している。韓国外交部の発表によると、韓国人が被害者となった事件は2010年に94件だったが、13年には780件と、8倍以上も増加している。これは、同年に中国で起きた韓国人相手の事件数(598件)を抜いて世界トップとなる。15年に入ってからも事件は多発しており、すでに5人の韓国人が強盗事件などに巻き込まれ死亡した。また、現地でフィリピンのガイドを雇ったところ騙され、そのまま拉致されるケースなども確認されている。 現在、フィリピン在住の韓国人は約9万人で、また韓国からの年間旅行者は100万人を超える。そもそも人数が多いため、おのずと巻き込まれる事件数も増えているとも考えられるが、理由はそれだけではないらしい。 「フィリピンでは、韓国人は現地の人間よりいい水準の生活をしていると思われている。日本人も中国人もいるのに、どういうわけか韓国人をうまく見分けて犯罪の対象にしているふしがあります」(韓国紙記者) 加えて、フィリピン在住の韓国人の中には、違法インターネットサイトの運営など、不法な事業に手を染める者も少なくないそうだが、それが被害に遭う可能性を高めているともいわれている。警察に頼れない状況を自ら作り出しているため、フィリピンのアウトローが犯す強盗などの対象になりやすいのだ。その場合、自業自得とも言えなくもないのだが、反対になんの罪もない定住者や旅行客がいきなり撃ち殺される事件なども起きており、韓国国内でも問題視する声が上がっている。 フィリピン在住の韓人協会関係者は「フィリピン警察は金を出さなければ動かない。同胞がお金を出し合い、警察の捜査支援金や懸賞金を捻出している状況」と困惑気味。 事態にしびれを切らせたのか、現地の韓国大使館や韓人協会自ら防犯に本腰を入れ始めている。例えば、韓国人が食堂やナイトクラブ、事務所を多く構えるマニラ・マラテ地域では、窃盗、強盗、拉致などが相次いでいるが、4月下旬には韓国人による自警組織が組まれ、専用の派出所も設置された。すでに、地元警察と協力して、数人の窃盗犯を逮捕したというニュースも聞こえている。駐フィリピン韓国大使館・パク・ヨンジュン大使も、「今後、自警用の派出所を他の韓国人密集地域に追加で設置することを検討している」と宣言しており、積極的に自警活動を展開していく構えだ。 果たして、自警活動を展開することで、韓国人相手の犯罪は減るのだろうか? (取材・文=河鐘基)イメージ画像 Photo By Republic of Korea from Flickr.
健康食品や美容グッズなどを個人で大量に仕入れたり、海外から輸入してネットで販売することを、中国語で「代購」という。この代購をめぐり、ひとりの美人カリスマバイヤーに注目が集まっている。 香港紙「アップルデイリー」(4月21日付)によると、22歳の女性が販売した美容パックを使用した多数の女性が、顔に異常を訴えたという。パックを使用した購入者たちは、顔面が赤く腫れ上がった様子をネットに次々とアップ。中には、パックを使用した直後、なぜか顔から毛が生えてしまった人もいたという。 このパックは蚕糸を原料にしており、定価19元(約380円)で販売されていた。製品の包装には、製造年月日が記載されているだけで、製造会社や生産工場などの情報は一切、示されていなかった。 この“毒パック”を販売していた女性は、河南省商丘市に住む22歳の周夢★(★は女へんに「韋」)という人物。オーストリアに留学経験があり、帰国後、海外から商品を輸入してネット上で販売していた。外見はアイドルのような美しいルックスで、彼女の微博(中国版Twitter)は10万人を超えるフォロワーがおり、ファッション・美容界のカリスマとして人気だったという。彼女は微博上で、そのフォロワーに対し商品を販売していた。「この美容パックのお陰で、美しい肌を手に入れることができた!」と商品を派手に宣伝、それを信じた若い女性たちがこぞって購入したのだ。 肌に異常を感じた女性たちが病院で診断したところ、過敏性皮膚炎を引き起こしていたという。少なくともこれまでに39人が、彼女から合計で7万元(約140万円)分のパックを購入していたことが判明している。責任から逃れるためか、周は事件発覚から3カ月後の今年2月、突然姿を消し、行方不明となっている。 現在、被害に遭った女性たちは法的手段を検討中だという。今回の事件に関して、微博にはコメントが多数寄せられているが、購入者も「自業自得」と指摘する声が多い。毒パックで顔中が腫れ上がった被害者の写真
「この女は商売人としても、人間としても失格だ」 「こんな危ない商品を販売した女も悪いが、安さに負けて成分もわからないようなものを使う奴もバカだ」 「道徳心のない人間が商売やると、こうなるんだよ」 「正直、被害者には同情できないよ。自業自得だ」 「こうした代購によるトラブルは多い」と話すのは、中国のeコマースに詳しい上海在住の商社マンだ。 「代購は数年前から流行しています。物を仕入れて売るだけなので参入障壁が低く、いまや中国のネット副業の代名詞となっています。そんな中、過当競争になってライバルも増えているので、利ざやを手っ取り早く稼ごうとすると、安く仕入れられる怪しい商品を引っ張ってくるしかない。偽ブランドや毒製品を避けたい人が、目利きのカリスマバイヤーから購入するのが代購なのですが、本末転倒な状況になっています。カネ欲しさに、業者の誘いにのってしまうカリスマバイヤーもいます」(同) 中国で大ブームとなっている代購だが、製品に対する責任の所在が曖昧なままマーケットは日々、巨大化しているようだ。 (取材・文=青山大樹)“毒パック”を販売していた美女バイヤーの周。タレント並みの美貌で有名に。カネを持って逃げたのだろうか?
4月中旬、ネットバンキングの不正送金事件に絡み警視庁が押収した中継サーバーから、IDとパスワードなどのアカウント情報が506万件発見された。犯人は、どこからかアカウントリストを入手し、ネットバンクに不正アタックしたのだ。 今回の流出リストにはIDとパスワードに加え、名前や生年月日、電話番号、クレジットカード情報も記載されていた。さらに、この手の巨大流出は海外というケースが多かったのだが、今回はほとんどが日本人のアカウントだった。そのため、日本のショッピングサイトやネットバンキングに、効率的に不正アクセスできたのだ。不正アクセスには、アカウントリストから自動的に次々とログインにチャレンジするハッキングツールが利用される。押収された中継サーバーにも、このツールが入っていたとのこと。 何度も本連載で伝えている通り、不正アクセスを防ぐにはIDとパスワードを使い回さないことが重要。面倒くさいからといって流用しているのは、金をばらまいているのと同じだ。“今のところ被害に遭っていないから……”と、油断するのは情弱すぎる。 また、不正アクセスの被害に遭ったからといって、自動的に誰かが弁償してもらえると考えているなら甘い。確かに、クレジットカードやネットバンクの不正利用の被害に遭った場合、補償してくれるというサービスは多い。ただし、被害に遭っていることに気が付かず、数カ月後に申し出た場合、期限切れになっていることもある。短いところだと期限が30日以内ということもあるので、明細を毎月チェックしなければならない。また、パスワードを生年月日や電話番号などわかりやすいものにすると、過失ということで補償がなくなったり、減額される可能性がある。また、クレジットカードの中には実店舗の不正利用は補償するが、ネットショッピングの不正利用は保証しない、というものも多い。 いまや、どんな大手のサービスでも、大量のアカウントが流出する可能性はある。対策は、前出の通り、サービスごとに異なるアカウントを利用することだ。また、一定期間使い続けたパスワードの変更を促されたら、面倒がらずに対応すること。財布や自宅のカギをきちんと管理するように、アカウント情報もきちんと管理することを心がけよう。 (文=柳谷智宣)
最近、韓国のネット上でにわかに人気を集める美女たちがいる。例えば “ベンツ女”。「また裸で踊る目立ちたがり屋の女か」と早合点してはならない。“アウディ女”(記事参照)とは次元が違う。“ベンツ女”はかわいく、清楚だ。本名はアン・ユジョン。数え年で20歳になる彼女は、先だって行われた「ソウル・モーターショー」でメルセデス・ベンツ社のガイドを務めていたが、清純な外見がネット上で瞬く間に話題となり、インスタグラムのフォロワーが一挙に8,000人に増加。Facebookでは2万人以上がフォローするようになり、それが「世界日報」などの一般紙でニュースにもなったほどである。韓国ネットニュースより
“民俗村妓生トリオ”のグループ名で人気の美女たちもいる。彼女たちはソウル市郊外に位置する韓国民俗村で妓生に扮しているアルバイト3人組だったが、彼女たちの姿を収めた動画をYouTubeで公開したところ、人気が爆発。今では「微笑妓生」「美狐妓生」「美香妓生」とそれぞれキャラ付けもされて、固定ファンを形成しているほどだ。YouTubeより
さらに、ネット上で掲載された大学の広報誌がキッカケで人気に火がついた美女もいる。その名はカン・ウヌク。彼女は、昨年11月に発行された広報誌「大学の明日」で表紙モデルを務めたところ、その脚線美とダイナマイトボディが話題となり、ネチズンたちが身辺調査に乗り出した。その結果、ソウルの私立大学である東国大学の物理学科に通う“リケジョ”であることが判明し、ブログやインスタグラムにもアクセスが殺到したという。 彼女たちに共通するのは、いずれも一般人でありながら、その外見やルックスが話題になり、ネット上で熱烈な支持を集めていることだ。もともと韓国ではネットで話題になり、ついには芸能界デビューしてしまったケースも少なくない。韓国版リメイクのドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』でヒロインを務めた人気女優ク・ヘソンなどはその代表例だが、最近はSNSの普及で素人美女探しがさらに過熱化。Facebookには「芸能人をスルメイカにしてしまう一般人」と題された素人美女ばかりを集めたファンページが存在し、「いいね!」の数は3万2,000にも及ぶほどなのだ。
そんな中、“Facebookの女神”と呼ばれているのが、チェ・ボミ。清純な外見とは対照的なダイナマイトボディが男性たちの間で熱烈な支持を集め、彼女のFacebookには12万を超える「いいね!」が寄せられている。そのあまりの人気ぶりへの反動から整形疑惑も浮上し、彼女が「鼻だけイジりました」と告白したほど。それが大手一般紙「中央日報」ネット版でも報じられたのだから、どれだけの人気ぶりかがうかがえるだろう。そうした人気を受けて、2012年にネットで話題となり芸能人デビューしたコ・ドゥリムと同じ芸能事務所と契約し、今後は本格的な芸能活動を始めるという。 ネットで話題になり、芸能界デビューまでしてしまう韓国の素人美女たち。果たして次なるシンデレラは誰か。気になる方は、「芸能人をスルメイカにしてしまう一般人」(https://www.facebook.com/ordinarybutnot?fref=photo)をチェックしてみては?
今回は、中国の各メディアが「レーニン誕生145周年記念日」の模様を報道していたので、これについて書いてみたいと思います。一見、中国とは関係なさそうなニュースですが、実は、中国国民にとっては他人事ではない話でした。 2015年4月22日は、レーニン誕生145周年記念日。ロシア政府は、モスクワにあるレーニンの墓を一般市民に公開しました。レーニンの遺体は、死亡してから91年たった現在も、まるで生きているかのように水晶の棺桶の中で保存されています。室温は16度に保たれ、定期的に化粧が施されています。体内の内臓と血液と体液はすべて抜き取られ、代わりに化学物質が注入され、漂白剤や防腐剤が大量に使用されています。そのメンテナンス料はバカにならないでしょう。 遺体を維持するなんて、考えただけでもゾッとする話ですが、それと同じことをやっている国があります。それは、中国(毛沢東)、ベトナム(ホー・チ・ミン)、北朝鮮(金日成、金正日)です。 これらの国に共通するのは、共産主義(社会主義)国家であること、そして、保存されている遺体は独裁者か、独裁者にまつわる家系の人物であることです。つまり、いまだに過去の独裁者を崇め、その独裁者の価値観に縛られている国なのです。ロシアの場合、ソ連体制が崩壊後、資本主義体制に移り変わりましたが、今も社会主義の名残が残っているという点で、ほかの3国と大差ありません。 ■“毛沢東信仰”を深めている中国人 ここ2年ほど、中国においては、“毛沢東信仰”が日増しに強まっているのを感じています。昨年12月26日、毛沢東の生誕祭の際には、「毛沢東の生誕を祝おう」という書き込みが中国のネット上で渦巻きました。中には「毛沢東の遺体から遺伝子を取り出し、クローン毛沢東を作ろう!」といった、本気なのか冗談なのかわからないような書き込みもありました。 毛沢東時代は、文化大革命や、大躍進政策の失敗による大飢饉が起こり、6,000万人もの中国人が亡くなりました。毛沢東は間違いなく、世界でもワースト5に入る独裁者でしょう。 ですが、格差社会やら大気汚染やら、少数民族の反乱やら、さまざまな問題を抱えている現代の中国において、多くの国民がこの悪魔のような毛沢東の再来を望んでいるのです。毛沢東のような強い指導者であれば、この最悪な事態を打開してくれるのではないかという期待を抱いているのです。 現中国のトップである習近平も、毛沢東への憧れを隠そうともせず、「毛沢東語録」を真似て習近平語録(『習近平の治国と理政』)を作ったり、毛沢東を真似て文化人を集めて文芸講話を行っています。 そして、13年の毛沢東生誕祭の折、習近平は、毛沢東のご神体(遺体)を崇めにいきました。この日は奇しくも安倍総理の靖国参拝と日にちが重なったのですが、中国の良識ある人の中には「自国民を大量虐殺した毛沢東を弔う習近平よりも、敵国(中国人)を殺した日本兵を弔う安倍のほうがまとも」という皮肉を漏らす人もいました。 今、中国はかつてないほど不穏な方向へと進んでいるようにも思えます。ネットもエンタテインメントも規制に次ぐ規制。このままだと、「第2の文化大革命」が起こるのではないかと危惧する声も国民の間から上がっています。 それを食い止める最も有効な手立ては、ご神体として祀られている毛沢東の遺体を焼き払い、毛沢東の呪縛から国民を解き放つことでしょう。学校教育で幼いころから毛沢東の素晴らしさを叩き込まれてきた僕ら中国人は、「毛沢東教」を信仰している民族だと言っても過言ではありません。 なお、今回のレーニンの報道に関しては、ネット上でこんな声が上がっていました。 「独裁者の遺体を保存している国家の国民は、まず幸せになれない」 「死体のメンテナンス費用は国民の税金の無駄遣いだ」 「なるほど、これが独裁を維持する手口なんだな。ロシアと中国は全く同じ手を使っている!」 「ネクロフィリアだ、気持ち悪い!」 いやはや、本当に気持ち悪いですね。
●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>
5月16日に日本公開を控える映画『国際市場で逢いましょう』。観客動員数1,425万人を突破し、歴代動員ランキング第2位という大ヒットを記録した、韓国の国民的名作だ。 同作は、1950年に開戦した朝鮮戦争の激動と混乱の中で、避難民が釜山で形成した国際市場を舞台に、家族のために生涯を捧げた父親の物語。主人公ドクスは、内戦中に父、妹と離れ離れになったトラウマを抱えている。残された家族の大黒柱として、西ドイツへの出稼ぎやベトナム戦争従事など危険な仕事にも進んで身を投じていくが……。 ところで国際市場とは、いったいどんなところなのか? 戦時中、アメリカ軍部隊で雑用を任されていた庶民たちが、軍からもらってきたアメリカの缶詰や戦闘食料を路上で売り始めたことが、市場を立ち上げるきっかけだったといわれている。朝鮮戦争休戦後、釜山港を通じてあらゆる外国の商品が輸入され、ドクスが生涯をかけて守り抜く輸入品店「コップニネ」のような店がどんどん増え、市場の原型が形成された。現在は日本製品が売られているのをよく見かけるが、釜山の立地を考えると極当たり前の現象かもしれない。釜山は日本との長年にわたる貿易によって、お菓子やキャラクター商品、雑貨など、あらゆる日本のモノが送り込まれてきたのだ。 そんな昔の面影は現在も残っており、毎日モノや人であふれる国際市場だが、映画の大ヒットによって多くの“聖地巡礼者”が現れた。特に「コップニネ」のロケ地の前は、ものすごい人ごみで騒がしい。この店はもともと「ヨンシン商会」という名前の雑貨屋だったが、映画に合わせて店名を「コップニネ」に変更。その看板を一目見ようと、韓国各地から人が集まってくるという。 しかし、たくさんの人々が訪れることで、売り上げがアップするだろうと踏んでいた店主の予想は見事外れた。一見すると繁盛しているようだが、実際はロケ地巡りのためだけに訪れる人ばかり。彼らは記念写真を撮ったら、さっさと帰ってしまうという。それどころか、あまりの人ごみでむしろ商売の邪魔になる上、周りの店にまで被害が及び、苦情が殺到。さらに、最初は敷金500万ウォン(約55万円)で借りた店舗だったはずが、映画公開後再契約を目前にして、賃貸人から権利金5,000万ウォン(約554万円)を要求されたという。閉店の危機に追い込まれた店主は、こんな事情をメディアに訴え、釜山市の仲裁と市民たちの協力を得てなんとか起死回生したのだった。 このコップニネ事件を通じて、釜山市は大きな課題を抱えるようになった。映画に感動した観光客が次々とやってくるものの、“何か物足りない”気持ちにさせている国際市場。「コップニネ」を名乗ってしまった以上、店側もそれなりの覚悟が必要だったかもしれない。もちろん、さまざまな楽しみ方のある国際市場だが、今後観光地として本当の“国際的”な市場にするために、市レベルでの改善策が必要だという声も上がっている。 釜山観光公社は、映画の日本でのヒットも当て込んで、国際市場を含めた釜山観光ツアーを企画。日本語ガイドを教育するなど、日本人観光客を呼び寄せるために必死だ。円安や日韓の外交問題などで日本人観光客が去年に比べ8%減少している釜山だからこそ、映画『国際市場で逢いましょう』に寄せる期待は大きいのだろう。 (文=イ・ハナ)『国際市場で逢いましょう』公式サイトより
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