本物の制服がネットオークションで買える!? 中国で急増する“ニセ警察官”の犯罪

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警察官の制服を着て強盗をし、本物の警察に逮捕された犯人たち
 6月4日、山東省平度市で、女性が使用していた下着やベッドカバーなどを盗んだとして、警察官を装った男が逮捕された。監視カメラの映像から、犯人の乗っていた車は中国国産車メーカー「チェリー自動車(奇瑞汽車)」のオフロード車であることがわかり、車両のナンバーから持ち主を洗い出したところ、付近に住む不動産管理会社に勤務する社員であることが判明。カメラの犯人と容貌が一致したため、逮捕された。  供述によると、女性の使用済み下着や身に着けているものが好きで好きでたまらなく、特に酒に酔った後は我慢しきれず、盗みに入ったこともしばしばあったという。2015年1~6月の間で、下着や衣類のほか、携帯やネックレス、IDや銀行カードなどを窃盗。盗んだ品は賃貸アパートの部屋でコレクションしていた。余罪は20件以上あるとみられている。  とんだ変態男による犯行だが、その手口は笑えない。怪しまれずに済むよう、警察官の制服を着用していたからだ。最近、中国では警察官を装った犯罪が増加の一途をたどっている。6月26日にも、窃盗の前科を持つ男が、出会い系サイトで知り合った女性5人に結婚詐欺を働いた事件の裁判が浙江省杭州市で開かれた。男は女性と性的関係を持った後、虚偽の不動産・土地購入や、礼金の支払い等で前後6回、計14万元(約280万円)を騙し取ったという。  男は、ネットを通じて100元(約2,000円)で購入した警察官の制服を着た姿をブログに載せるなどして、相手を信じ込ませていた。しばらく交際を続けた後、女性の部屋に転がり込み、同居を始めるといった手口だったという。8万元(約160万円)騙し取られた女性が不審に思い警察に相談したところ、身元と身分を詐称していたことがわかり、お縄となった。
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雲南省で、戸籍登録をしようとして逮捕されたニセ警官
 さらに6月25日には、雲南省で制服警察官に扮した男が派出所で戸籍登録を行おうとして捕まり、10日間拘留。あまりの大胆さにネットユーザーも驚いているが、制服は雲南省昆明市で警備員をしていた際に手に入れた本物だったという。同じく25日には、江西省北江市で、警察官に扮した男2人が、デートしていたカップルを“逮捕”。1万5,000元(約30万円)相当の金品や携帯をカツアゲして、本物の警察官に逮捕されるという事件も発生している。  こうしたニセ警察官急増の背景には「本物の警察官の制服が簡単に手に入ってしまう」環境があるという。北京市に住む日本人大学講師は言う。
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女性警官用の制服も簡単に買えるようで、コスプレなどで使用されているという
「地方都市に行けば、まだまだ警察署や警察官の家の軒先に洗濯した制服を干している光景に出くわしますからね。中国では、警察官も城管(都市管理執法官)も保安(公務員である警備員)も、みんな似たような制服なので、腕のワッペンさえ替えてしまえば、警察官に扮することも可能です。特に保安は人員も多く、制服も手に入りやすい。本物やレプリカを含め、ネットオークションでたくさん流通していますよ。中国にも警察官マニアはけっこういるので、制服の盗難や転売は増えていると聞きます」  一方、ニセ警察官に遭遇したことがあるというのは、重慶市在住の日本料理店オーナーだ。 「私の住んでいるエリアで、5月に『警察官を装った人さらい事案が多発しているので要注意』という防犯情報が回ってきた。その直後、2人組の警察官が自宅を訪れたみたいで、私の中国人の妻に家族構成や親類の連絡先、勤務先の情報など根掘り葉掘り聞いていったそうです。あとで判明したのですが、彼らはニセ警察官で、売買目的で個人情報の収集をしている裏業者だったとのこと。ネット系の詐欺や強盗に悪用されるらしいので、恐ろしいですよ」  基本的に疑うことから入る中国人も、警察官の制服を見ると信じてしまうのか・・・・・・。今後も、ニセ警察官が起こす犯罪は増えていきそうだ。 (取材・文=五月花子)

韓国版・香里奈か? “セックス動画流出”デマで韓国人気女優がピンチ!

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イ・シヨン
 昨年、写真誌「フライデー」(講談社)に大股開き写真をスクープされた香里奈のイメチェンが話題を呼んでいるが、お隣・韓国でも人気タレントが“セックス動画流出”のデマに苦しんでいる。  犠牲になったのは、人気女優のイ・シヨン。1982年生まれで、今年33歳となった彼女は、モデルを経て芸能界デビュー。日本でも人気を博したドラマ『花より男子』や『風の国』に出演して注目され、芸能人同士が仮想カップルとなるリアルバラエティ『私たち結婚しました』で、一躍人気者に。以降、『富豪の誕生』『ゴールデンクロス』『一理ある愛』といったドラマでヒロインを務める傍ら、役作りのため始めたボクシングに目覚め、2012年には各種アマチュア大会で優勝。13年には韓国代表の座をかけた全国アマチュアボクシング選手権に準優勝するなど、“ボクサー女優”としても活躍中だ。6月20日からは、ドラマ『美しい私の花嫁』がスタートしたばかりだった。  ところが、その頃から、ある怪文書が出回り始める。そこには、シヨンが所属事務所と不仲にあること、所属事務所が画策したシヨンのセックスビデオがあり、検察が調査中であることなどが書かれていたという。さらに、この件に気を揉んだシヨンが自殺未遂を図ったとのウワサまで上るほど。韓国で“チラシ”と呼ばれるこの怪文書は、SNSなどを通じて瞬く間に拡散。一部メディアで「女優Aのセックスビデオ流出か」と報じられる事態になった。  これを受け、所属事務所は同月30日に公式声明を発表。すべてが事実無根のデマであり、怪文書の流布者を名誉毀損で告訴するとともに、刑事処罰も求める強硬な姿勢を示している。現在、ソウル中央地方検察庁は捜査を進めているが、今回のデマでシヨンが負ったダメージは大きい。ネガティブなイメージが付きまとっているだけでなく、過去に出演したラジオやテレビ番組での発言に、再びスポットライトが当たっているのだ。最近では、13年に出演したバラエティ番組での「デビュー当初、オーディションのために年を2歳ごまかした」「学生の頃に整形した」といった発言が掘り起こされている。デマの流布者が特定され処罰が下されても、彼女の憂鬱は終わらないだろう。  実際、過去にシヨンと同じような“チラシ”を流布された芸能人たちは、その苦痛を告白している。例えば歌手のIVYは、07年に元彼からセックスビデオをネタに脅されているというデマを流され、一時、芸能活動休止を余儀なくされた。彼女はその後に出演したとあるテレビ番組で「女性としての自尊心がとても傷ついた」と涙を見せた。  同じく歌手のソルビは09年、セックスビデオがあるとの“チラシ”が出回り、ネット上では“ソルビ動画”なるものが拡散したが、それはすべて事実無根。“チラシ”は根も葉もないデマで、動画の正体は、彼女に似た女優が出演する日本のアダルトビデオだった。それらを流布したのは、10~20代の男性5人で、悪意的なウソを流布したとして検挙されたが、ソルビは芸能活動休止に追い込まれるどころか、うつ病を患い、精神科で心療カウンセリングを受けるほどだった。こうした事例を考えると、シヨンも事態が長期化すればするほど、精神的苦痛は大きくなるだろう。  現在は、ドラマ『美しい私の花嫁』の撮影に、けなげに取り組んでいるというシヨン。今月5日には、芸能番組『セクションTV』がウワサになった動画を分析し、「シヨンには胸にホクロがないが、動画の女性にはホクロがある。同一人物ではない」とし、あらためて“チラシ”がデマであることが確認されたが、いまだに犯人はわかっていない。香里奈のように、仕事激減とならなければいいのだが……。

やかんにうどんを入れるのって、めんどくさがりなのか画期的なのか『博多ずぼらうどん』

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カウンターの上に釣る下げられたやかんの数は、普通のうどん屋にしては異様。その下には動物の形に結ばれたおしぼりが。
 休みの日、ひとりで家にいるとき、 「昼メシ、何にしよっかな~。インスタントラーメンでいっか」  って、丼も使わずに鍋からダイレクトで「ズズッ」といっちゃったこと、けっこうあるよね。そんなめんどくさがり屋(?)が考えたうどんを博多でみつけた。   「お待たせしましたー」  カウンター席に提供されたのは、ネギと鰹節の入った真っ黒くていかにも濃い目のつけ汁と、セットで頼んだかしわ飯とやかん。そう、どこにでもあるうどん屋の光景……ではない! なんでやかん!?   フタの付いてないやかんのその中をのぞくと、そこには釜揚げうどんが入っていたのだ。むさい独身男の日曜日の昼メシの光景に近いが、にしても、せめて鍋だろ!
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鍋ならまだしも、やかんからうどんが。その右側にあるのが、かしわ飯とつけ汁。
 しかしですよ、よーく考えてみれば、味噌煮込みうどんだって、煮込んだ鍋からダイレクトに食べるわけだし、そう考えると、この“やかんうどん”も、ありっちゃありかも。  これもめんどくさそうに、やかんのくちばしに突っ込んである箸を手に取り、やかんの中の茹で汁に浸っているうどんをつまみ上げると、麺はほんのり小麦色。胚芽のつぶつぶも練り込まれたオリジナルの麺を、真っ黒いつけ汁に浸け、おもむろに「ズズッ」とすすりあげる。と、 「ああ、子供のころって、こんな柔らかいうどんしかなかったよな~」  最近は歯ごたえある讃岐うどんが人気のせいか、やわらかい博多うどんの食感に懐かしささえ感じてしまう。それに、茹で汁をまとった釜揚げうどんには、濃いめのつけ汁がぴったりなのだ。  でもちょっと待てよ。つけ汁の、鼻から抜ける醤油の風味に混じって、舌に残るぬめり感と匂いに「?」感が。ひょっとして、関東のあの名産品? そう、まっ黒いつけ汁の底には納豆が! 九州でも納豆は普通に食べられているようだが、うどんのつけ汁に入れるとは意外や意外。
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関東ならわかるが、九州でも納豆のこんな食べ方があるのが意外。
 そして最後は、とうとう、やかんの本領発揮だ。器に残ったつけ汁に、やかんのくちばしからうどんの茹で汁をチョロチョロと注ぐと、納豆入りスープの完成。薄まったつけ汁は、かしわ飯にピッタリという、考え抜かれたアイディア商品だったのだ。ずぼらなんてとんでもない。これって、新しい博多うどんのあり方と言ってもいいんじゃない?  釜揚げずぼらうどん、うもうございました。
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博多あかちょこべ「釜揚げずぼらうどん」580円 インパクト ☆☆☆!! 味     ☆☆☆ 店     ☆☆ (写真・文=よしよし)

「肥えていいのは元帥様だけ!」無慈悲な粛清が続く北朝鮮で、“メタボ体形”は命取り!?

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かなりモダンな雰囲気の北朝鮮大使館(東南アジア某国)
 人民武力部長(国防相)を高射砲で処刑するなど無慈悲な粛正が続く北朝鮮で、在外公館にいる朝鮮労働党、政府、朝鮮人民軍の幹部らの脱北や亡命が相次いでいると韓国紙が報じた。背景には、先の読めない恐怖政治があることは言うまでもないが、飽食と運動不足のおかげで大使館員の多くがメタボ体形になっており、帰国した際に国内で目立つのではないかとビビっているらしい。「体格のいい幹部が、次々と粛正されている」(消息筋)といい、どうも「恰幅のよさは元帥様(金正恩第1書記)だけの特権」という空気が流れているのが原因のようだ。    朝鮮日報(電子版)は7月2日、北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋の話として、「北朝鮮から中国や東南アジアなど海外に派遣されていた幹部や、外貨稼ぎの担当者など十数人が先日亡命した」と報じた。北朝鮮では4月末に玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が反逆罪で銃殺されたと、韓国・国家情報院が明らかにしたばかり。金正恩の時代になって軍最高幹部のポストは頻繁に交代し、外された人物の動静が途絶えるケースが後を絶たない。玄部長はもとより、張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長(2013年12月処刑)、李英鎬(リ・ヨンホ)軍総参謀長(12年7月粛正との情報)、金正覚(キム・ジョンガク)人民武力部長(12年11月、左遷との情報)など、金正恩に負けず劣らず背が高かったり、恰幅のいい人物が次々と消されている。
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要塞のような高い壁で囲まれている
 そんな中、在外公館に勤務する幹部らが異様に動揺し、本国を捨てて逃げ出す者も出始めているというわけだ。武器や核の闇ビジネスでカネのめぐりがよく、肥えているのが影響しているようだ。    所用で東南アジアの北朝鮮大使館を訪れたことがあるという30代の日本人商社マンは、在外公館に勤務する大使館員の北朝鮮っぽくない風貌に驚いたという。「一見して、中国人の富裕層に見えた。一応、金日成と金正日の親子バッジは付けているものの、ポロシャツにスラックス、金のネックレスや時計をはめてジャラジャラした感じ。北朝鮮国内では干ばつによる食料危機が報じられているのに、彼らはかなりの肥満体だった」と証言する。
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大使館の掲示板にはあの人が
 彼らの遊び場兼商談場所は、市内のショッピングモールにある高級レストラン。中国や東南アジアにある大使館は住まいも兼ねており、居住部分は鉄筋コンクリートの豪華な造りで、大使館員が徒歩で外をウロウロすることはあまりないという。北朝鮮大使館の中では世界最大の、北京の北朝鮮大使館は、東京ドームが何個も入りそうな広大な敷地だ。中国に住む駐在員は「高い塀で囲まれているが、まるでひとつの街みたい」だと証言する。どこの大使館員も外歩きが少ないため、メタボっぽくなってしまうという。  一方、北朝鮮国内では「都市部の役人でも、田植え戦闘や草取り戦闘と称した農作業に動員される者が多く、この時期は日焼けして浅黒く、痩せた者が多い。富裕層の多い平壌でも、デブだと『この人、何しているんだろう』と、怪しまれる」(消息筋)とのこと。メタボは成人病も心配だが、北朝鮮では別の心配をしなければならず、大変そうだ。

宮沢りえ『Santa Fe』もアウト!? 「エロ本」所持で逮捕される日がやって来る!

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「週刊現代」7/18号(講談社)
今週の注目記事 第1位 「自民党は死んだ」(「週刊文春」7/9号) 「安倍総理の周りにはなぜ『おバカ』が集まるのか」(「週刊現代」7/18号) 「小林よしのり『わしを呼ぶなと圧力をかけた自民党の劣化はもう止まらない』」(「週刊ポスト」7/17・24号) 「うぬぼれ『自民党』の構造欠陥」(「週刊新潮」7/9号) 「私を『言論弾圧』男に仕立て上げた大マスコミに告ぐ 百田尚樹」(「週刊新潮」7/9号) 第2位 「『エロ本所持』容疑であなたを逮捕する」(「週刊現代」7/18号) 第3位 「これから始まるギリシャ・ショックのすべて」(「週刊現代」7/18号) 第4位 「『秋篠宮家の料理番』の告白」(「週刊文春」7/9号) 第5位 「日テレ水卜麻美と関ジャニ横山裕」(「週刊文春」7/9号) 第6位 「新幹線焼身自殺損害賠償5億円 71歳男性の“責任能力”」(「週刊文春」7/9号) 「新幹線を自分の焼き場に選んだ『71歳老人』自殺テロの教訓」(「週刊新潮」7/9号) 「『年金に不満だった』暴走老人、心に火がつくまで」(「週刊現代」7/18号) 第7位 「白百合女子大卒『資産家令嬢』が異臭遺体を埋めた三角関係」(「週刊新潮」7/9号) 第8位 「『36年前の不倫を許せますか?』“介護夫”暴行死事件」(「週刊文春」7/9号) 第9位 「13歳少女ら慟哭『イスラム国兵士に集団レイプされた』」(「週刊ポスト」7/17・24号) 第10位 「『一日タマゴ3個』で痩せた、勃った、毛が生えた!」(「週刊現代」7/18号) 番外 今週の現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  今週のポストは、なぜか合併号。それも430円。現代とポスト2冊で850円だから新書1冊分である。週刊誌のほうがバラエティはあるが、どの記事も突っ込みが浅く、読みごたえがない。新書も毎月洪水のように発売されるし、30分もあれば読めてしまうものも多いからどっちもどっちだが、今週のポストは合併号にしては内容がイマイチである。  その分、前グラビアで「Gカップの女子アナさん 東北で1番人気」だという元秋田朝日放送の塩地美澄のセクシーと、後半で「工藤夕貴 大人の眼差し」、それにいつもの「美咲の森」と、いつもよりは盛りだくさんだが、セクシー度はそれほどでもない。  秋田朝日放送の塩地アナは辞めたようだから、もしかするとこれからAVデビューするのかな? そう思わせる豊満ボディではある。  現代は巨人のマイコラス(こんなのいた?)選手の美人妻のセクシーとポストを真似てつくった「美少女 百合沙がいる街」、袋とじは「畑中葉子 超レア・ヌード」まあ、グラビアでは引き分けというところか。  記事では現代が「『オキトシンSEX』で最高の快楽をあなたに」。オキトシンは脳内ホルモンで、愛情ホルモンともいわれ、母親が赤ちゃんに母乳をあげるときに分泌されるという。  これは大人の男が女性の乳首を優しく吸うことで、同じようなことが女性に起こるというのだ。いきなりズンズンいくのではなく、やさしく時間をかけて乳首をなめることで女性が高まるというのだ。お試しあれ。  ポストは「死ぬまでSEX」の極意を、その道の達人に開帳してもらう大特集。  まずは、カイヨワ研究(フランスの社会学者だそうだ)で知られるフランス文学者で富山大学名誉教授の塚崎幹夫氏(85)。結婚して27年になる妻(53)と2人暮らしだが、今もなお、週1回の性生活をエンジョイしている現役だという。その秘訣は読んでのお楽しみ。  お次は「美味しいご飯といいセックスはシニア男性と」という女性が多いと、官能作家の深志美由紀氏が断言している。 「そういう女性は、シニア男性と結婚しようとは思っていません。ですから、既婚者がモテます。彼女たちは彼氏が別にいても、これまで知らなかった世界を見せてくれるシニア男性とも同時に付き合うことで、美味しいところ、楽しいことだけをつまみ食いしているんです」(深志氏)  シニアとは、いくつからいくつぐらいまでをいうんだろう?  しかし、「いざ鎌倉」というときに役に立たなくてはいけない。それには、スクワットがいいというのだ。スクワットをするときは、太腿が水平になるくらいまでお尻を落とせば十分だそうだ。「1セット10回を3セット、5分程度が目安です」(長瀞医新クリニック院長の横山博美氏)。よし、今日から始めるか。  ポストは、ご丁寧に袋とじで「SEX GOODS」を80アイテムも紹介している。まさに至れり尽くせり。今週は、セクシーグラビアを含めてポストの勝ち。  だが、記事では現代の圧勝。ここには載せなかったが、現代の「地震保険」「血液検査でがんがわかる」の2本は、保存用に切り取っておいた。それ以外でも、今週は現代と文春の充実ぶりが目立つ。  ところで、2004年7月に創刊したリクルートホールディングスのフリーマガジン「R25」が9月24日号で休刊するという。ウェブ版は今後も継続するというが、一時代が終わったということだろう。  初代の編集長と話したことがあるが、フリーマガジンの難しいところは、モチベーションを持ち続けられるかどうかである。「カネを取らない雑誌はそこがなかなか難しいが、頑張れ」と言ったことがある。よく続いたほうかもしれない。  さて、まずは第10位から。最近タマゴがまた見直されている。もともとタマゴはビタミンCと植物繊維以外のほとんどの栄養素を含んでいる「完全栄養食品」と評されるほど万能だが、これまではコレステロールが高いという理由だけで「タマゴは一日1個まで」という常識が広まり、たくさん食べたくても食べられないという人も多かった。  だが最近の研究でタマゴを食べても血中のコレステロール値は大きく変わらないとわかり、これまでの常識が覆ったのだ。  第一、タマゴはダイエットにいい。さらに、タマゴにはビタミンB群の一種である「ビオチン」と鉄分が多く含まれている。「ビオチン」は毛細血管を太くすることで髪の毛の新陳代謝を促進し、鉄分は毛根細胞に酸素を供給するために非常に重要な役割を果たすから、髪の毛にいいそうだ。  もっとすごいのは、タマゴに含まれる「アルギニン」という成分。アミノ酸の一種で、強壮効果が高く、男性ホルモンの源なんだそうだ。  でも一日3個は、なかなか食べるのは大変だね。  さて、日本人の一番いけないところは、忘れやすいことである。イスラム国にジャーナリストの後藤健二さんたちが「処刑」されてからまだ5カ月だというのに、メディアからイスラム国の情報を見ることはまれである。  ポストは、報道カメラマンの横田徹氏が見てきたイスラム国の惨状を報じている。  昨年8月3日深夜、イスラム国がイラク北部のシンジャールへ侵攻したため、クルド人の宗教少数派であるヤジディ教徒たちは町から逃げ出したそうだ。ヤジディ派はイスラム国から悪魔崇拝として迫害される存在で、当時、町の北側にあるシンジャール山に約5万人のヤジディ教徒が逃れたといわれる。  ラマ(仮名)もその1人だった。だが彼女は、イスラム国に拉致されてしまった。彼女がこう話す。 「連れていかれたのはモスル(イスラム国支配下にあるイラク北部の都市)の収容所でした。もともとキリスト教の教会だったんだと思います。壁に十字架が描かれ、聖書が置いてありました。窓は毛布で塞がれていて、外の光は入ってきません。建物の中に700人くらいの女の子がいたと思います。私たちは戦闘員のレイプから逃れるために、『どうやって自殺しようか』と話し合っていました」  だが、ラマは、 「同じ収容所にいた女の子と一緒に奴隷として売られて、兵士と強制的に結婚させられました。男は私たちを自宅に連れて帰ると、その日の晩、寝室で私たちをレイプしました」  悲惨な体験を経てラマは現在、クルド自治区に戻り保護されているという。  イラク北部某所で、ヤジディ教徒の救出活動を展開するハリド・ハジと接触できたそうだ。シンジャール出身の元弁護士で、これまでに約100人を救出してきたという。 「奴隷にされた子から電話やSNSでの連絡を受け、場所を特定し、現地に住む密輸を生業にする協力者に金を払って救出している」(ハジ氏)  1人の救出に要する費用は、拘束されている地域によって異なるが、約5,000ドルだそうだ。クルド自治区政府などの援助もあるが、多くは被害者家族が捻出するという。  悲劇の連鎖は、どうしたら止めることができるのだろうか。少なくとも空爆のような力では止められない。世界の叡智を集めて早急に考えなくてはいけないのだが、日本政府にはそのような考えは少しもないようだ。  さて、身につまされる話が文春に載っている。昨年7月に目黒区の主婦(当時70歳)が、介護していた79歳の夫の頭をベッド上で何度も殴りつけ、その9日後に夫は急性硬膜下血腫で死亡した。  その動機が、36年前の不倫が許せなかったからだというのである。事件の1年前に夫婦で思い出話をしているうちに、この浮気の話も出て、夫は時効だと思って、好きになった過程や旅行に行った話、ペンダントをプレゼントした話を語り、その後、胃ガンの手術などをして要介護状態となった。  そして事件が起こる。教訓! いくつになっても、浮気した話は自分の心の中にだけ秘めておくこと。ゆめゆめ女房になど話してはいけない。女は執念深い。幽霊は女と相場が決まっているのを見てもわかるはずだ。  新潮は白百合女子大卒の資産家令嬢が付き合っていた男と一緒に死体を遺棄した事件を報じている。  新潮によると、 「大学4年の2013年7月19日ごろ、交際していた佐藤一麿と一緒に、当時25歳だった阿部由香利さんの遺体を、神奈川県の相模湖近くの墓地へ運び、穴を掘って埋めた。秋山(智咲=筆者注)が住んでいた世田谷区のマンションの防犯カメラには、遺体を包んだと思われるブルーシートを2人が運ぶ様子が映っていました。実際、遺体を運ぶレンタカーを運転したのも彼女だし、彼女が供述した場所から遺体が見つかったのです」(捜査関係者)  彼女は、犬の死体だったと思ったと供述しているそうだし、遺体を運んだ後もテレビに出たりと、自分が罪を犯したという意識がなかったのではないかと新潮は書いている。  秋山の実家は静岡県富士市の豪邸だそうだが、佐藤のほうも渋谷区上原の時価3億円の家に両親と住んでいたそうだ。  佐藤はブランドの服を着て、慶應義塾大学に通っていてフジテレビに入社が決まっているというのが常套句だったようだが、すべてウソだった。  母親は文化放送のアナウンサーをしていたようだ。佐藤は高校を卒業後、ウソの起業話などをでっち上げ、同級生たちからカネを巻き上げていたそうだ。  そんな佐藤が秋山と知り合い、一時は結婚というところまでいったそうだが、破綻している。  殺された阿部さんは高校卒業後に結婚して子どもまでもうけたが、離婚。離婚成立後に佐藤と会い、交際していた。気になるのは生まれた子ども、07年に10カ月検診を受けた後、行方が知れないそうだ。  彼女は風俗店で働いていたが、佐藤と金銭のトラブルがあったようで、それが犯行に結びついたのではないか。ペテン師のような男と交わってしまったことで、2人の女の運命は暗転した。  ところで、新幹線でついに大事故か? ニュース速報を見たとき、そう思った人は多いだろう。神奈川県小田原市付近を走行中だった東海道新幹線車内で男がガソリンをかぶって焼身自殺を図り、本人と巻き添えになった乗客合わせて2人が亡くなり、26人が重軽傷を負った。  焼身自殺したのは、東京都杉並区の林崎春生容疑者(71)。十数年前から2K、家賃4万円、風呂なしのアパートに暮らし、流しの運転手や鉄工所、清掃関係の仕事に就いていたが、1年前に辞めて年金で暮らしていた。だが、家賃を払うと4万円しか残らず暮らしていけないと、「年金事務所で首をつる」と話すこともあったという。  現代は「自爆テロ」という言い方をしているが、テロではなく、生活苦から自棄になっての自殺のようだ。だが先頭車両、しかも窓は開かず排煙設備のない新幹線だから、大惨事にならなくて幸いだった。  新潮と文春は機動力を生かして特集を組んでいるが、情報が少ないため目新しいものはない。文春で鉄道アナリストが、男の遺族への賠償請求は莫大なものになると話している。運休になった新幹線が33本。払い戻しを1人約1万円として3億3,000万円。車両の修繕費は16両編成で約40億円といわれる。さらに、巻き添えで亡くなった女性や負傷者への損害賠償を含めれば5億円はくだらないというが、取れる当てはない。  新幹線は10分間隔で運行されているから、乗客各自の手荷物検査を行うことは難しい。新潮の言うように「新幹線の安全神話は、テロ組織でも過激派でもない、71歳の老人に容易く打ち砕かれてしまった」。これまで大事故直前までは何度かいったことがある新幹線だが、運良く難を逃れている。その運が尽きたときは……考えると怖ろしい。  日本テレビの水卜麻美(28)といえば、週刊文春の「好きな女子アナ」で昨年は春秋連覇した人気女子アナである。こう書いて、彼女が出ている『ヒルナンデス!』を一度も見ていないことに気がついた。私は外で彼女に会ってもわからない。水卜(ミト)ちゃん、ごめん! 読み方はミトでいいのかな?  ともかく、人気のある彼女が『ヒルナンデス!』で共演している関ジャニ∞の横山裕(34)と付き合っていると文春が報じている。  横山はメンバー1の演技派だという。2人が会っているのは、なんと都内のボクシングジムだそうだ。そこで仲良くストレッチしたり、水卜は本格的にバンデージを巻いてトレーニングに励んでいるところを、文春が激写。  お決まりのデートのやり方は、ジムの後いったん別れて、彼女がタクシーで高級百貨店(どこだろう? 渋谷の東急百貨店本店かな)へ立ち寄って食材を選んだ後、港区にある横山の自宅マンションへ。遅れて、横山ご帰還。  もっともジャニーズ事務所側は「横山の自宅で仕事上親しくさせて頂いている皆様との食事会をした際、その中のお一人に水卜アナウンサーがいらっしゃったことはありますが」と、これもお決まりのコメント。  文春がグラビアで掲載している直撃の際の、水卜のビックリした表情がいい。名刺を見つめて「なななんだ~ッ」  横山さんの舞台を見に行かれていますよね、という質問には、 「えっ? ほんっとにすごい見てる。皆さん、色々なんか色んなあれなんですね。ほんっとに申し訳ない」  交際されているかどうかだけでも、という質問には、 「これ多分、お答えしないほうがいいような、どっちにしろ」  人気者はつらいね。いい大人同士が付き合っていることぐらい自分でいえばいいのに、そう思うのは私のような無名の一私人だからだろうね。  このところ、秋篠宮紀子さんへの風当たりが強いようだ。娘・佳子さんとの口げんか、職員への厳しい叱責などだが、文春は秋篠宮家で料理番をしていた人間に焦点を当て、批判的な作りをしている。  秋篠宮家の職員の定員は18名と小さな所帯である。しかも、秋篠宮家に支払われる皇族費は年間6,710万円で、この中から食事、掃除洗濯、職員の人件費、洋服代や教育費まで捻出しなくてはいけない。  そうしたこともあるのか、職員へのお小言が飛ぶことが多いというが、とりわけ料理番は過酷だといわれているそうだ。定年まで勤め上げた料理番がいまだかつていないというのがその証左だと、文春は書いている。  紀子さんが女子職員に「あなた、自己中ね!」と強い口調でお説教したことが話題になったことがあるそうだが、 「紀子さまは、職員の至らない部分を、強烈な比喩を使ってお叱りになることもある。恐ろしくてとても言えませんよ。ある料理人はショックが大きすぎて、抑鬱状態になり、『宮家を下がりたい』と言い出し、まったく料理とは無関係の部署へ異動しました」(秋篠宮家関係者)  近年、秋篠宮家の料理番を長く務めた男性技官A氏のケースがある。沖縄の調理師学校から送られてきたA氏は、家族と一緒に上京してきた。宮家で働くことに情熱を燃やしていたそうだが、いつの間にか出勤してこなくなったという。 「定年までしばらく間がありましたが、最終的に自己都合で退職したのです」(宮内庁関係者)  文春はそのA氏を訪ねていったが「もう昔の話なので、何も話すことはありません。思い出すこともありません」と話す顔は蒼白だったという。  ずいぶん思わせぶりな書き方である。皇太子妃雅子さんの情報があまり流れてこないこともあるのだろう、また悠仁さんを抱える「事実上の内廷皇族」だから、注目が集まるのは仕方ないのかもしれないが、皇族のプライバシーはどこまで許されるのか、考え込んでしまった。  さて、ギリシャの国民投票で財政緊縮策の受け入れ反対が多数となった。そのため、7月6日の東京株式市場は一時、500円超も値を下げてしまった。ギリシャの危機は遠い国のことではなく、グローバル経済の深刻さを見せつけることになった。  現代は巻頭からこのギリシャ問題を大特集している。  現代によれば、トマ・ピケティ教授は他の経済学者らとともに、6月初旬のフィナンシャル・タイムズ紙に寄稿して、「交渉が失敗に終わればチプラス政権以上に過激で、敵対的な政権が誕生するかもしれない」と警告し、EU側はギリシャに緊縮策ばかりを求めず、もっと寛容になるべきだと訴えていたそうだ。  ギリシャサイドにしてみれば、チプラス政権は「反緊縮」を掲げて当選したので、安易にEU側に譲歩することはできないという事情があった。  だが、単にそれだけではないと現代は言う。 「ギリシャは仮にカネを返済しなくても、ユーロ圏に居座ることができるのです。そもそも欧州の団結を謳って結成されたEUには、ユーロ圏からの加盟国を強制的に退出させる規定というものが存在していないからです。すでにギリシャは借金を返すためさらに借金をするようなサイクルになっている。そこで支援を打ち切られれば、新たな資金を調達することができなくなります。だが逆に言えば、IMFへの返済も、ギリシャ国債の元本や金利も払わなくてよくなる。そうした事情を考えれば、無理をしてまで厳しい緊縮策を受け入れなくてもいいわけです」(FXプライム・チーフストラテジストの高野やすのり氏)  また、クレディ・スイス証券チーフエコノミストの白川浩道氏によればこうだ。 「仮にギリシャがEUから離脱しようとすれば、ギリシャ政府はEU離脱に関する国民投票を新たに行わなければいけません。しかし、もしそこで賛成となっても、ギリシャがEUから離脱するまでには、EUとの債務減免交渉、その債務減免についての債権国での議会承認などといった手続きが必要。本当に離脱するには少なくとも1年、場合によっては2年程度かかると思われます」  ギリシャの波紋は、アメリカも例外ではない。ノーベル経済学賞を受賞した米イエール大学教授のロバート・シラー氏はこう警鐘を鳴らす。 「現在の米国株は歴史的にも異常なほどに高値警戒感が出ている。シラー教授は、『この株式市場バブルはバースト(破裂)する可能性がある』と懸念していました」(飯塚真紀子氏)  ギリシャ以外でも、破綻がささやかれている国にスペインがある。 「今年選挙を予定しているスペインで反緊縮を訴える政党が躍進してしまうのではないかということです。(中略)ギリシャに比べてスペインの経済規模ははるかに大きいので、世界の株式市場に与えるインパクトはギリシャの比ではありません」(第一生命経済研究所主席エコノミストの田中理氏)  ギリシャ・ショックのその日に、あっという間に600円超も暴落し、株価の脆さを露呈した日本だが、まだ不安はあるという。 「あまり指摘されませんが、6月29日の暴落劇の背景には、日本経済の先行き不安がありました。(中略)日本経済があまり回復していない、もしかしたら後退しているかもしれないとの不安が出たところに、ギリシャ問題が重なり、株価下落に拍車がかかった」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部長の鈴木明彦氏)  日本にも起こるかもしれないギリシャの現状を、アテネ在住ジャーナリストの有馬めぐむ氏がレポートしている。 「財政危機が発覚し、金融支援と引き換えに緊縮政策が開始されて以降、貧困率が特に上昇しているのは18~24歳の若年層。高学歴でも仕事は得られず、仕事にありつけても700ユーロ以上は稼ぐことが難しいため、彼らは『700ジェネレーション』と呼ばれている。『小さい子供を持つ家庭の貧困もすさまじいものです。ある財団が貧困層の多い公立小学校の調査をしたところ、17%の家庭が誰一人収入のある人がいない、25%の家庭が毎日の食事に困っている、60%が明日以降の生活に不安があるという切迫した状況であることがわかりました。公立の小学校では空腹の子供が急増し、体調不良や集中力低下の児童が多く報告されています。しかも、以前は多くの公立の保育所には給食センターがあったのですが、資金難でこれを閉鎖して安価なランチボックスのサービスを利用するようになった。それも最近は国からの運営費が来ないため、十分オーダーできない保育所が出てきているので、状況は悪くなるばかりです』」  明日は我が身。否、もうすでに始まっているのではないか。新幹線で焼身自殺した男性の死がその号砲なのかもしれない。  戦争できる国にすることばかりに熱心な安倍首相だが、その裏で国民の自由を縛る法律はいくつも作ってきた。現代が報じているこれも、そのひとつである。 「7月15日、改正児童ポルノ禁止法の猶予期間が過ぎ、児童ポルノの単純所持が処罰の対象になる。簡単に言えば、この日から、18歳未満の『児童』の裸などを写したエロ本や写真集、DVDなどを『ただ持っているだけ』で逮捕されてしまうのだ。被写体が女の子だろうと男の子だろうと関係ない」(現代)  それは、このケースでも適用されるかもしれないという。91年に発売され累計155万部を売り上げた宮沢りえのヌード写真集『Santa Fe』(朝日出版社)だ。撮影当時、彼女はまだ17歳だったという説が根強い。宮沢りえや撮影した写真家の篠山紀信氏は、正確な撮影時期を明かしていないが、児童ポルノ禁止法改正案の国会審議でも、同書は激しい議論を呼んだそうだ。  複数の議員が「(出版社や書店が)廃棄するのは当然」「有名な女優だろうが関係ない」「篠山さんにもネガごと捨ててもらう」と断じていたという。現代によれば、 「さらに恐るべきは、今や『ポルノ界の主流』ともいうべき、インターネット・ポルノに対する規制である。警察は、ネット上で出回っている無数の児童ポルノこそを『本丸』と見ている」(同)  海外のエロ動画サイトで、『本物! 女子高生援交(援助交際)動画』と題された生々しい映像を見てしまったとする。家族にバレないように見終わった後で履歴はちゃんと消し、変な広告もクリックしなかった。  そう思って安心し切っているとしたら、あなたのリテラシーは危険水準だと現代はいう。 「インターネット上の全ての行動、つまり『誰がどのサイトに接続し、何を見たか』はすべてNTTなどのネット接続会社に記録されています。たとえ手元のパソコンで履歴を消したとしても、接続会社の履歴は消えません。もちろん、全契約者のデーターは膨大すぎるので、誰かがいつもチェックしているというわけではありません。しかし、仮に捜査当局が『この児童ポルノ動画に接続したことのある回線のデーターを見せてほしい』と要請した場合、おそらくネット接続会社は応じるでしょう」(中央大学総合政策学部准教授の岡嶋裕史氏)  こんな例があるのだ。日本ではほとんど報じられなかったが、98年から2000年代前半にかけて、海外で史上最大の「児童ポルノ一斉摘発キャンペーン」が展開された。このキャンペーンで特筆すべき点はイギリスだという。約4,300件の家宅捜索を行い、有罪となったのは1,400人余り。一方で大量の冤罪を生み、少なくとも30人以上の自殺者を出したそうだ。あまりに荒っぽいその捜査は、今なお大きな議論を読んでいるという。  現代は「とばっちりや冤罪から身を守るためにも、手元にある『疑わしきもの』は、この際処分する他ないのだろう」と結ぶ。  しかし、冗談ではない。私にロリコン趣味はないが、仕事柄そうした写真集を買ったこともある。そんなものはどこか家の隅に埋もれているのであろうが、ガサ入れされれば出てくるかもしれない。ネットのエロ動画も然りである。  他人に見せたり売ったりしないで個人で楽しむ趣味の領域にまで国家が介入するのは行き過ぎだと、私は思う。暗く恐ろしい世の中になってきたものだ。  さて今週の第1位は、安倍首相が率いる自民党が大混乱に陥っていることを報じている各誌の記事。  事の発端は、安倍首相に近い自民党の若手議員40人が6月25日に憲法改正を推進する勉強会を開いたことである。そこへ招かれた作家の百田尚樹氏が「沖縄の2つの新聞(沖縄タイムスと琉球新報のこと=筆者注)は潰さないといけない。沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と発言し、大西英男議員から「マスコミを懲らしめるためには広告料金がなくなるのが一番」などという「暴言」が飛び出したのだ。  大西議員は昨年4月にも、国会で女性議員に対して「自分が子どもを産まなきゃ駄目だ」とヤジを飛ばしている。  この問題に、当初は危機感のなかった谷垣禎一幹事長や安倍首相だったが、世論や党内からの反発に慌てて3人の議員を「厳重注意処分」にしたが、騒ぎは収まりそうにない。  その上、安保法制をテーマに討論する予定だった田原総一朗氏の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)への出演をOKしていた自民党議員が次々に断り、田原氏によると、その数30数人に上ったという。  言論弾圧の次は暴言を吐かないように議員たちを封じ込める安倍首相のやり方に、文春もさすがに怒ったのか「自民党は死んだ」と特筆大書しているが、タイトルほどの内容はない。  驚くのは新潮である。タイトルは「うぬぼれ『自民党』の構造欠陥」だが、中に「白でもクロと書いてきた『琉球新報』『沖縄タイムス』」という章がある。まるで、百田氏の援護射撃のような記事である。 「ライバル同士に見えるが、『反基地』『反安保』のためなら犯罪者を正義の人に仕立てることも平気だ。そして、沖縄では両紙の報じたことが『事実』になる」  両紙が百田氏へ抗議声明を発表したことも「一作家の冗談話を大上段で批判する様は異様と言うしかない」と批判している。  さらに「両紙にかかると違法行為も『正義の鉄槌』になってしまう」と書いているのは、反基地運動の幹部らが「キャンプ・シュワブ」の境界線で反対派と警備員らの揉み合いを制止しようとしたら、基地内に引きずり込まれ「不当逮捕された」と報じた琉球新報の記事についてである。  新潮は「反基地運動を批判する」人間を登場させ、活動家は明らかに基地に不法侵入しており、両紙の記者も一緒に入り込んでいたと“証言”させている。  しかも「沖縄に言論の自由はない。『琉球新報』『沖縄タイムス』の自由があるだけである」と結ぶ。これを沖縄の歴史や民衆の痛みを理解しない「暴論」だと考えるのは、私だけではないはずだ。  その上、件の百田氏にこう言わせるのである。「私を『言論弾圧』男に仕立て上げた大マスコミに告ぐ」。その中で言論人として言い訳にならない言い訳をしている。 「『懇話会』はまったく私的な集まりで、公的なものではない」 「その時のセリフを正確に書く。『沖縄の2つの新聞社は本当は潰さなあかんのですけれども』」 「私は議員でもなんでもない民間人である。私人が私的な集まりで、しかもクローズドな場において、雑談のような質疑応答の中で口にした一言を『言論弾圧を目論む言葉』として弾劾するのはどうなんだろう。それともそれがマスコミの正義なのか」  この男の品性のなさ、自覚のなさに、書き写す手が震えてくる。いくら陣笠とはいえ自民党議員の集まりに呼ばれて、クローズドな私的な集まりといういい方はないはずだ。  オフレコの会見でも、問題発言があれば国民に知らせるのはメディアの使命である。それに百田氏は安倍首相のお友達で流行作家、一私人ではない。  彼はこうも言っている。「作家『百田尚樹』も多くの読者が『つまらん、もう読むのやめよう』と思ったときに、自然と消えてなくなる」。  私は以前からこの男の書いたものなど読む気はないが、今回の発言をきっかけに、私のような人間が多くなるのは間違いないと思う。  保守の論客・小林よしのり氏も自民党のやり方にこう怒っている。 「これが現在の自民党の一般的レベルだ。もはやネトウヨと同等まで劣化した。彼らは『正論』や『WILL』、『産経新聞』といった紋切り型で勇ましいことばかり書いてウケようとするメディアばかりに目を通しているのだろう。そこに登場する言論人は中韓やリベラル派に対する暴言をためらいもなく吐いている。それを読んでいれば気持ちいいのかもしれないが、一方で本はまったくといっていいほど読まないから違った見解を知らず、幅広い知識がない」  党内はガタガタ、支持率は急降下する安倍首相だが、会期を大幅に延長して「戦争法案」を強行採決する腹を固めた。  衆議院で強行採決して参議院に送れば「60日ルール」がある。参議院で60日以内に採決されなくても、衆議院で3分の2の賛成があれば法案は成立するというものである。  だが新潮によれば、この間に総裁選があり「仮に(支持率が=筆者注)30%を切るような事態になれば、対抗馬が出る可能性もある」(全国紙政治部デスク)から、総裁選の期間中はこれまでの慣例からいけば国会はストップする。  さらに、9月28日からの国連総会に出席するために安倍首相は、25日には日本を出発しなければならない。  大幅延長しても、何か想定外のことが起きれば、強行採決、60日ルールを使ってもギリギリ間に合わない事態もありうる。だが、この明確に憲法違反の法案を成立させ、日本国憲法を「襤褸の旗」にしてしまおうという安倍の策略をどこかで止めなくてはいけない。  幸い、支持率が下落して不支持率が上回ったと、今朝(7月6日)の毎日新聞が伝えている。憲法を蔑ろにするということは「国民主権」を蔑ろにすることである。今こそ国民の意思がどこにあるか、大声を上げて安倍自民党に聞かせてやろうではないか。 (文=元木昌彦)

橋本環奈を超えた? 韓国ネット上に“超絶美少女”が降臨!「いったい誰だれ!?」

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 韓国最大級の掲示板「日刊ベスト(イルベ)」で、ある美少女が話題になっている。 “1000年に1人の逸材”という触れ込みでおなじみの日本のアイドル「橋本環奈」を超える存在として、スレッド主が掲示板に投稿したのが写真の彼女である。ただし、正体は不明。20枚ほど掲載された写真には、韓国の伝統衣装である韓服(チョゴリ)を着た写真や、貸しスタジオで撮影されたショットがあるため、韓国人であり、モデルのような活動をしている高校生ということだけが明らかになっているようだ。
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 日本に負けず劣らず、韓国のフォトショップ技術はレベルが高い。また、整形大国に暮らしている韓国人男性の女性を見る目は、ある意味、かなり鍛えられている。当然、スレッド主や写真の彼女に対する酷評が期待されたが……評価は上々のようである。個人的な感想で言うと、韓国の人気女優ハン・ヒョジュや、若き日の宮沢りえを彷彿とさせる少女であるが、掲示板には次のような書き込みがあった。 「このレベルなら、橋本環奈を超えたんじゃないか!?」 「パク・スジン+ハン・ヒョジュ かわいい」 「おかげで目が浄化されたぜ」 「女神だな! いったい誰!?」 「いや、まだ朝鮮女の域を出ないのではないか」
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 韓国では、すでに橋本環奈の名が広く知れ渡っている。イルベだけでも、「橋本環奈は誰と結婚するのか」「激変する橋本環奈」「僕の妹が橋本環奈に似てる」などなど、関連スレッドが300以上乱立。最近では、橋本の奇跡の一枚を撮影したとされる“博多のタケ”氏が、「中学生の人生を変えた、アイドルのアボジ(父親)」として、広く紹介されているほどである。そのためだろうか、韓国のネットユーザーたちの中では、橋本以上の逸材を探すというのも、またひとつの楽しみになっているようだ。当然、写真の彼女のように好評価を得るスレッドもあれば、炎上を通り越して黙殺されるスレッドもある。  ちなみに、最近韓国で人気が高い日本の芸能人は、橋本のほか、広瀬すずや小松菜奈など。一時期、綾瀬はるかや長澤まさみが人気だったが、世代交代が始まっているようだ。ただ、韓国では日本のハーフタレントの人気は低く、韓国芸能界においても、ハーフタレントはあまり人気がないようである。  いずれにせよ、韓国には地方アイドルや地下アイドルにもアンテナを張っているアイドルウォッチャーが増えているため、今後、日本のアイドルと自国のアイドルを比べるネット批評も増えていきそうな気配だ。 (取材・文=河鐘基)

ある日突然、ニワトリをパクリ! 2年間飼っていた子犬はツキノワグマだった!?

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 雲南省の村人がかわいがっていたペットの黒いワンコ。実は、中国国家二級保護動物であるツキノワグマだった……。「中新網」「新浪旅遊」ほかが伝えた。  事の発端は「家の中に2頭のクマがいる。警察で処理してほしい」という市民からの通報だった。通報を受けた森林公安局はすぐに出動、通報した本人である王さんの家の3階に駆けつけた。通報の通り、ベランダには真っ黒な毛並みに覆われた50キロほどの、大きな犬のようなクマが2頭、鉄格子の中にいた。見知らぬ人を見たクマたちはソワソワと落ち着かない様子だったが、ゴロゴロ転がったり、2頭で楽しそうに遊んだりとかわいらしい様子だったという。  王さんは2013年、ベトナムとの国境周辺でバナナの栽培を行っていた。ある日、ベトナム人がオスとメスの「番犬」を売っていたので、王さんは気に入って2頭を飼うことにした。子犬たちはとてもおとなしく、食べ物の好き嫌いもせず、育てやすい犬だった。体を洗ってやったり、ブラシで毛を梳かしたりと王さんは毎日世話をした。子犬たちは日に日に大きくなり、食べる量がどんどん増えていったので「中国の犬とはずいぶん違うんだなあ……」と思っていた。そのうちに食べる量がハンパないくらい増え、王さんの母親は2頭を食べさせることで1日の大半を過ごすようになってしまった。そしてついにある日、家で飼っていたニワトリを捕まえて食べるなどの行動が出てきたため、「あ、これは犬じゃない」と確信したのだという。  森林公安局が野生動物保護を行っていることを知った王さん、同時に自分は何の考えもなくツキノワグマをペットとして飼ってしまったが、それが国家二級保護動物であったため、違法行為に当たることも知った。家族と相談して、王さんはクマたちを森林公安局に引き取ってもらうことを決意。6月30日、馬関県森林公安局が雲南省野生動物収容救済センターに連絡し、2頭のツキノワグマは無事にセンターで保護されたという。
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 王さんは「自分が飼ったペットが国家級の保護動物で、飼ってること自体が違法行為だと知って、すごく苦しかった。2年間、すごくかわいがって育ててきたんだから。保護動物だとまだわかってなかった時は『高値で買いたい、公開して人に見てもらうようにする』とか言う人がいたけど、そんなことを言ってクマたちを殺したり、傷つけるんじゃないかって信用しなかった。森林公安局でクマらしい生活をさせてあげるのがいいと思ってるよ」とのこと。  このニュースに、中国のネット民たちの多くは大喜び。 「2本脚で立ち上がる犬なんかいないだろうが!」 「こんな番犬いたら安心だね」 「『番犬』という言葉を初めて知った」 などなど。「国家二級保護動物のツキノワグマ? 食べてみたい!」という人や、カネのために売ったり殺したりする人がいても不思議でもなんでもない中国において、2匹を本当にかわいがっていたらしい王さんの愛情が伝わるこのニュースは、イイ話として受け止められている。いずれにしても、人を襲わないうちに保護されてヨカッタ!

ウワサの女性AV監督、山本わかめが『AV OPEN 2015』に自信!「イケると思います」

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山本わかめ監督
 ソフトオンデマンド(SOD)新進気鋭の女性AV監督、山本わかめの最新作『SOD女性監督・山本わかめ式『射精コントロール』~勃起した男子は‘射精の快楽’を味わうためなら、女子の言いなりになってしまうのか?~』が、今年も開催されるアダルトビデオ日本一決定戦『AV OPEN 2015』のSODエントリー作品に選ばれた。SOD入社からまだ数年足らず。現在弱冠25歳の山本監督の作品が選出されるのは異例の快挙だ。イケメン男優たちをいたぶるフェミニスト全開な作品で業界の話題をさらう山本監督に、今回『AV OPEN』に向けての熱い意気込みを語ってもらった。 ──女性のAV監督ってちょっと珍しい存在だと思うんですけど、またどうしてAV監督になろうと思ったのですか? 山本わかめ(以下山本) 大学時代に心理学を専攻していたんです。人間の行動学なんかを真面目に研究していたんですけど、そのなかで“女性のおっぱいは、なぜ大きくなるんだろう”とか、人間の性についてもずっと勉強していて、ちょうどSODが、厚生労働省がやっているような日本人のセックスの平均なんかをデータ化するような事業をやっているのを知って、SODに興味を持ったのがきっかけです。出身も大学も京都で、最初は京都でまったく関係ない普通の業界に就職したんですけど、その1年後に上京することになって、改めてSODに入社したんです。 ──最初から制作部志望だったんですか? 山本 それまであんまりAVとか見たことがなかったので、最初から制作部に入ろうとは思っていなかったです。SODのデータ事業に興味があったんですけど、それがなくなってしまって、それで制作部に。その後ADから初めて、やっていくうちに監督を目指すようになりました。 ──娘がAV監督を目指すことに対して、ご両親の反応はどうだったんですか? 山本 うちの親が、そもそもピンク映画出身の井筒和幸監督の大ファンだったので、そういう例え話をいっぱい出して、どんな監督も初めはアダルトから始めているとか適当なことを言って説得しましたね(笑)。 ──AVをほとんど見たことがなかったということですが、制作部に入って、いきなりそういう現場を目にするとショックも大きかったのでは? 山本 初めてのAV現場は、サウナレディものでした。女の子がオーバーアクションするような激しいものを想像していたんですけど、でもその作品はちょっと特殊な作品で、音がほとんどないような特殊な環境だったんです。激しい現場なら引いていたかもしれませんけど、わりと抵抗はなかったです。例えば、痴漢ものであっても、レイプを扱ったものであれ、現場に行くと女優さんはメイクルームで笑っているし、内容はどんなに激しくても、現場は意外と和やかだったりするんです。男優さんの裸についても、男優さんだと思うと、けっこう普通に受け入れることができました。 ──AD時代の一日のスケジュールはどんな感じだったんですか? 山本 朝9時半に会社に来て、10時まで朝掃除をしなくてはいけなくて。その後に少し事務仕事をして、次のロケの台本を確認したりして、お昼ぐらいから先輩や監督が来ると打ち合わせです。午後からは小道具とか、衣装の買い出し。ジャンルによってはリアリティが必要なんで、靴下まで細かく選んだりして、女の子のお部屋の作り込みの買い出しまでやると、これが結構時間がかかるんですよ。こだわる監督は一緒について来るんで、一日かけて一緒に探したりして、夜遅くに帰ってくる感じです。監督に買ったものを確認してもらって、それから小道具も作ったりする場合は、家に帰るのが深夜2時、3時になることもありました。1年目はそんな感じで、朝まで仕事していましたね。
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──撮影の頻度は1カ月で何本くらいあったんですか? 山本 ADのときは月にそういう作り込みまで担当するロケが3~4回入るんですけど、当日になって「急遽行ってくれ」なんていう現場もあって、結局5~6本かな。 ──やっぱり監督のしごきにあうこともあったんですか? 山本 そうですね~(笑)。でも、監督にもよりますね。怒る監督もいれば怒らない監督もいますし。例えば野本(義明)監督なんかは、わりと何があっても怒らないタイプでした。怒られるといっても、ADが必要なものを揃えていなかったりとか、結局私が悪かった場合ですよ。 ──ADを3年間。厳しい現場環境でよくもちましたね。 山本 一番つらかったのは、やっぱり1年目。でも2年目からは後輩も入ってくるんで、ちょっとマシになったりしました。ずっと監督に合わせていたスケジュールも、ちょっとだけ自分の都合のいいように変えれるようになって、この日は休もうとか(笑)。 ──ADを経験して、その後監督に? 山本 ADがつらくて、早く監督になりたいと思っていたんです。私自身ができるADか、できないADかといったら、完全にできないADの方だったんで。あと、監督を見ていると、いいなって。現場が楽しいだろうなって。私はADをやっているころは現場を楽しいと思ったことがなかったんです。最初の頃はエロもよくわかっていなかったんで(笑)、そんな中でも野本さんの現場が楽しかったのは、女の子をかわいく撮るとか、野本さんの言っているポイントが正しく理解できたからです。他の現場は何がいいのか、いまいち共感できていない場合も多かったです。同期の男の子なんかは、みんな楽しいって言っていましたけどね。私は早くADを卒業して監督になりたいと思っていました。 ──出世としては早い方なんですか? 山本 私は1年目の11月に初めて作品を撮らせてもらったんです。それが今SODにある「アマチュアインディーズ」っていうレーベルができるきっかけにもなった作品だったんですけど。ちょうど私の世代から、一年目でも社長の高橋がなりさんに企画を持っていくような機会をもらえるようになりまして、そこで私と同期の何人かと、まだ一年目だけど、「これ、撮っていいよ」って声をかけてもらったんです。それをどこで売り出そうってなったときに、通常のラインアップに入れるのは不安だからって「アマチュアインディーズ」が立ち上がったんです。そこを若手の教育の場にしようって。レーベルのおかげで、本当に運良く1年目から監督をできました。 ――それまで映像の経験はあったんですか? 自主映画を作っていたとか? 山本 ないですね。 ――いきなりできるものなんですか? 山本 やっぱりカメラワークなんかは今でもひどんですけど、でも最初は野本監督はじめ、ベテランの監督の方に完全バックアップしてもらって撮りました。それが「素人男子をトイレで逆レイプ…したら逆に感謝されちゃいました!」っていう作品です(笑)。 ――山本さんの作品は、男性を襲うような内容のものが多いんですが、男性への逆レイプにもともと興味があったんですか? 山本 性的に自分がドSかといったら、そんなことはないんですけど、ただやっぱり、ADを始めたころから、イケメンというか、見た目がある程度いい男の子が、恥ずかしがったり困ったりしているけどアソコは固くなっているというのを撮りたいという願望が芽生えていましたね。あと、電車とか乗っていて、高校生のかわいい男の子なんかを見ていると、逆痴漢とか、いいなって(笑)。 ――そういう願望って一般の女性もあるものなのですか? 山本 ない子はまったくないと思います。でも女優さんに話すとわかってくれる子はいましたよ。たぶん密かに持っていると思うんです。イケメンにどうこうされたいというのもあると思いますけど、イケメンをどうこうしたいというのも、女性の心の中にあるんだと思います。 ――監督としてはその後8本も作品を撮っていらっしゃいます。 山本 「アマチュアインディーズ」で、なんだかんだ8本も撮っていました。みんな本当は3本っていうルールで、そこで監督に向いていなければ、じゃあ、プロデューサーが向いているのかとか適正をみるためのレーベルでもあるんです。ただ、その適正を見ようって方針になったのはわりと最近で、それまでは「アマチュアインディーズ」で、若手にとりあえずたくさん撮らせようっていう社内の空気があったんです。その時は撮れる若手もあんまりいなくて、でも毎月企画を1本は出さないといけなくて、自分はなんだかんだ8本も撮っちゃったんです。 ――素質があったんですね。 山本 運があっただけだと思います。 ――しかも今回の『SOD女性監督・山本わかめ式『射精コントロール』~勃起した男子は‘射精の快楽’を味わうためなら、女子の言いなりになってしまうのか?~』は『AV OPEN 2015』にエントリー。 山本 今まで、自分の好きに撮っていたので、どうしても女性目線の強い作品が多かったんですけど、これはそういうのをあえてやめて、男性目線にも気を配って撮りました。私、けっこうAVで男の体ばかり撮っているところがあったんです。もちろん根本はかわいい女の子があってこそだとはわかっているんですよ。イケメンとの組み合わせは絶対かわいい女の子じゃないとダメだとか。でも撮るとどうしても男の子の方をピックアップしすぎていた部分があって……。でも今回はさすがに『AV OPEN』で、一応SODクリエイトの名前で出すので、そういうわけにはいかないなって。プレッシャーもありましたね。 ――波多野結衣さんなど、錚々たるメンバーが出ていますね。 山本 この企画自体がすごく難しい内容だったんで、この女優さんたちじゃないとできないというのがあって、女優さんは慎重に選びました。 ――作品自体はどういう内容なんですか? 山本 ざっくりいうと、男の人は勃起して射精したいという願望が芽生えると、女の人のどんな言うことでも聞いてしまうのだろうか、というのを、普通にモテなくて普段からセックスに餓えているっていう男の子じゃなくて、ぜったいAVに出なさそうな、むしろ射精には困っていないくらいのリア充な子で実験したという作品です。彼女もいて、セフレもいるような子でも射精したくなったらなんでも言うことを聞くのかっていう。 ――出来映えはご自身ではどのくらいですか。『AV OPEN』いけそうですか? 山本 『AV OPEN』は、たぶんいけると思うんですけど……(笑)。 ――今後はどういう作品撮っていきたいですか? 山本 ゆくゆくは女性向けの作品を作りたいです。それは私が入社してすぐくらいから心の中に願望としてあったこと。私が1年目のときに「ガールズCH」という女性向きのアダルトサイトもできて、そこに女性社員がたくさん投入されて、イケメン男優さんがたくさん出ていて、そういうのをやっていて楽しいなって。ただ、女性向け作品を撮るにしても基礎の能力はSODクリエイトで、ある程度つけないと役に立たないと思うので、自分の好きな作品をどんどん撮っていくのがいいのか、それとももっと男性が好きそうなスタンダードなものに挑戦したほうがいいのか、今はちょっと悩んでいます。 ――山本監督の“イケメンにドS”路線が、どう変化していくのか楽しみです。 山本 自分としてはやっぱりイケメンを撮りたいですからね(笑)。ドSに関しては、もともと性癖としてはドMなほうなんです。結構AV女優さんにも多いんですけど、ドM出身の人って、付き合う人とか相手によってSに変わる場合があるんです。たぶん自分もそれだと思うんです。いつ切り替わったかはわからないんですけど、たぶん付き合った人とかの影響で、いつのまにかドSになってしまったんだと思います。付き合った人もずっとSっぽい人ばかりと付き合って、ある日Mの人と付き合って、「あ、男をいじめるのは楽しい」って目覚めたんです。 ――ということは、プライベートも今はドSなんですね 山本 そうですね。私の作品でした行為は、たぶん全部私生活でもしています。どちらかというと私の場合、作品からより現実でやるほうが先。そこで面白かったら企画にあげるんです。 ――『AV OPEN』への意気込みも聞かせてください。 山本 はあ~(溜息)。すごく難しいロケだったんですよ。というのも、今までみたいに自分ひとりで「わ~っ」ていって撮れるもんじゃなかったし、このロケ自体、すごく偉い人に囲まれて完全バックアップで撮ったんですけど、たいへんでした。いろんなこと言ってくるし(笑)。自分がこうしたくてもこうできないという環境もあって。ただ、自分の思い通りにといっても、今はまだそれもなかなかできないし、そういう能力もついていない。だから何も言えないんですけど。この『AV OPEN』の結果次第で私の将来も変わるので、これがいい結果を残せればなって思っています。成功すれば自分の撮りたいものを撮っていいという環境にいけますし、この結果が散々であれば、もっとちゃんとした売れる男性向け、自分の好きなこと関係なく、ちゃんとサラリーマンとして監督をやる道になるんだろうなって。私にとっては、そっちのほうが難しい道なんですけど。 ――監督はずっと続けたい? 山本 今はずっとやりたいと思いますね。この作品の一本前に「アマチュアインディーズ」で撮った作品が、実際に痴漢をしていて、捕まったことのない犯罪者の人たちを「世直し逆レイプだ」って、レイプする内容だったんです。その際に本物の痴漢を見つけて話を聞いたりしたんですけど、私自身はその人たちに嫌悪感は感じなかった。彼らも被害者というか、自分の中にある性癖がたまたま法に触れてしまう肩身の狭い思いをしている人たちという印象で、そういう人たちの話を聞くと、この仕事を通じてその人たちの助けもできるんじゃないかなって思ったんです。やりがいのある仕事だって。山本わかめというのはフェミニストで、男を犯すことに生き甲斐を感じる気違いババアみたいなテイストでやっていくのが本当は正しいんでしょうけど、私自身は普通の女の子。自分への演出が難しいと感じる時もあります。この『AV OPEN』で自分の将来がかかっていることもあるんですが、9月1日の表彰式で、改めて今後の活動についても意気込みを述べようと思います。楽しみにしていてください。 (インタビュー・写真=名鹿祥史) ●『AV OPEN 2015』 http://www.av-open.jp/ ●ソフト・オン・デマンド http://www.sod.co.jp/index.html

こんなの夜神月じゃない!? 窪田正孝がつくる『デスノート』の新世界

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『デスノート』日本テレビ
 こんなの夜神月じゃない!  7月5日から始まったドラマ『デスノート』(日本テレビ系)を見て、多くの原作ファンがそう思ったのではないだろうか? 原作の夜神月は、いわゆる“天才”。ズバ抜けた頭脳を持ち、容姿端麗でスポーツも万能。スペック的にいえば完璧な存在だった。それゆえ、歪んだ正義感と選民意識を持った、極端な負けず嫌いで、冷酷非道な性格として描かれていた。そんな少年漫画らしからぬ非・共感系の主人公である月と、名探偵Lという天才同士の高度な頭脳戦が、原作『デスノート』最大の魅力だった。その後制作されたアニメ版や実写映画版も、当然、この設定を踏襲したものだった。  だが、今回のドラマ版では、月は「平凡」な大学生の設定に変更されたのだ。しかも、オープニングでは、アイドルに対してペンライトを振っている。「平凡」よりも「オタク」寄りな青年なのだ。また、いよいよ拾った「デスノート」に英語で書かれているノートのルールも、辞書を引きながら読む。頭脳明晰とはほど遠い存在。いわゆる、「どこにでもいる」大学生として描かれているのだ。原作ファンから悲鳴が上がるのも無理からぬことだ。  しかし、ここで視聴をやめてしまうのはもったいない。なぜなら、その新しい月を演じているが窪田正孝だからだ。  念のため、いま一度『デスノート』のストーリーを確認しておこう。ある時、月は奇妙なノートを拾う。それこそが死神リュークが落とした「デスノート」だ。そのノートに相手の顔を思い浮かべながら名前を書くと、相手が死亡するという。最初は、そんなわけがないと思いながら名前を書いてみると、実際にその相手が死んだ。そして、目の前には死神リュークが現れる。そこから月は、犯罪者がいない理想の世界をつくるため、犯罪者を次々と「デスノート」で殺していくのだ。やがて月は世間から“新世界の神”「キラ」として英雄視されていくことになる。そんな月の殺人の証拠を暴き逮捕しようとするのが、天才名探偵「L」と、月の父親で刑事の夜神総一郎である。  天才同士の頭脳戦から、平凡な学生が「デスノート」を手にしたことにより権力に挑んでいくという設定に改変されたのは、ゴールデンタイムに放送されるテレビドラマとしては、仕方のないことだろう。最初からほとんど葛藤や罪の意識なしに、人を殺していく主人公は共感しにくい。なにより、アニメ版や実写映画版ですでにそれは描かれている。ならば、新しい、テレビドラマならではの『デスノート』をつくろう、ということだろう。  そんな新しい夜神月を演じるのに、窪田ほど打ってつけの俳優はいない。窪田は、深夜ドラマ『チェケラッチョ!! in TOKYO』(フジテレビ系)でいきなり主演として俳優デビュー。大きな注目を浴びたのは、その2年後の2008年に始まった『ケータイ捜査官7』(テレビ東京系)だろう。テレビ東京の大型特撮ドラマとして大々的に始まったこの作品で、窪田は主人公の少年・網島ケイタを好演する。「平凡」な少年がたくましく成長していく姿を非凡に演じ、総監督を務めたあの三池崇史からは「10年後に君を選んだ理由がわかる」と絶賛された。  その後も着実にキャリアを積み、大河ドラマ『平清盛』(NHK総合)の平重盛役や、朝ドラ『花子とアン』の朝市役などで鮮烈な印象を与え、ブレーク。最高の助演俳優としての地位を確立した。さらに『Nのために』や『アルジャーノンに花束を』(ともにTBS系)でも重要な役どころを演じ、主人公を食うような存在感を見せつけていた。  そして満を持して、『デスノート』の主人公を演じるのだ。三池の言う「10年後」を待たずして、大役をつかんだのだ。  正直言って、窪田なら、原作に近い「天才」夜神月も、完璧に演じてくれただろう。それどころか、ライバル「L」も窪田が演じれば、映画版で松山ケンイチが完璧に演じた「L」に勝るとも劣らないものになっていたのではないか。そんな想像を喚起してしまうほど、彼はどんな役も演じられる振り幅の広い俳優だ。  だが、窪田の最大の魅力は、なんといってもその繊細さ。繊細さゆえに、狂気をもはらんでしまう若者を演じさせたら、右に出るものはいない。透明感と底知れぬ闇を同時に表現できる、稀有な若手俳優なのだ。それはまさに、今回のドラマ版・夜神月像にぴったり合致する。  「デスノート」で人を殺し罪の意識に苛まれ悩み狂う姿、死神リュークに怯え慌てる姿、「L」の挑発に簡単に乗ってしまう浅はかな姿、そして「ノート」の力を得て“覚醒”し、歪んだ正義感を振りかざし始める狂気の姿……。『デスノート』という荒唐無稽な世界観の中で、そんな月をリアリティを持って演じられる俳優はなかなかいない。だから今回の新しい夜神月役は、窪田でなくてはならなかったのだ。  実際に窪田は、平凡な大学生が、「デスノート」を手にし、悩みながらも狂気の殺人者に変わっていく姿を見事な説得力で表現していた。最初から「天才」だった原作にはない、ドラマ版ならではの月の魅力がそこには確かにあった。人気漫画が原作のドラマ化だからといって、原作に忠実なだけが正義ではない。そこにいかに新たな魅力を加え、ドラマ化する意義を見いだせるかが重要なのだ。もちろん、この挑戦が成功するとは限らない。それは今後、いかに新たなキャラクター像と原作の魅力を融合させていくかが重要になっていくだろう。  ドラマ版『デスノート』で窪田は、“新世界”の夜神月をつくり出そうとしているのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

「いろんな伝説が出てきて、おもしろいよね(笑)」【田中陽子】今、あの“1年半”のすべてを語る!?

tanakayoko2323602.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の32回目! 今回は声優から少し逸れ、1989年の某Hプロスカウトキャラバングランプリを受賞し、『陽春(はる)のパッセージ』で各賞を総なめにしたにもかかわらず、たった1年半で芸能界を引退した伝説のアイドル、よっきゅんこと田中陽子さんが来てくれました! ――伝説のアイドル・よっきゅんが日刊サイゾーにいる! デビューから25年経った今、こんなものに出ていただいて、本当にありがとうございます……! 田中 こんなもの……(笑)。留美ちゃんから熱烈に口説かれて来ました(笑)。よろしくお願いします、田中です。 ――はじめの方から伺いますが、1989年某Hプロタレントスカウトキャラバングランプリ、1989年HプロTHEオーディション・グランプリ、翌年にはデビュー曲「陽春(はる)のパッセージ」(アニメ『アイドル天使 ようこそようこ』の主題歌)で第9回メガロポリス歌謡祭、優秀新人賞受賞および最優秀新人賞受賞。全日本歌謡祭・銀座音楽祭・新宿音楽祭で銀賞を受賞……その翌年に引退って、展開があまりにスピーディ過ぎますよ! 田中 燃え尽きちゃった、人生を生き急いだ感じで(笑)。 ――いろんな賞を総なめにして、アイドルとしての将来は約束されたようなものじゃないですか! 一度も売れたことのない私からすると、超もったいないです! 田中 そうでしたねぇ、ここからは多分書けない話だと思うんですけど……。 ――書けない話の出現が早いなぁ。 田中 正直なことを言うと、女性特有の一番嫌な仕事を、内容を知らされずに現場に行って、それで何もかも信用できなくなって……。 ――なんでだろう、ぼかされると余計にいやらしく聞こえます。 田中 あははは(笑)。衣装でニプレスを渡されて……。 ――おお、アイドルあるある! 私も経験ありますけど、それって私みたいに売れてないグラドル限定のあるあるだと思ってました、田中さんにはナシナシじゃないですか? 田中 そうですよね。私も、始めからそういう売り方をされていれば、自分の中でも処理ができたと思うんですけど、私、基本は水着もやらないって方向性だったので……。でも、やらないって言ってても、どうしても断れない番組や雑誌も出てくるじゃないですか。そういうときには、あらかじめ水着も選ばせてもらって、「じゃあこれでやりましょう」って進めてたのに、なぜか翌年のその仕事に限って、仕事の内容も何にも知らされず、現場に行ったらそういう状況になってて……。それまでは「こういう月刊誌からこういう仕事がきてるよ」っていう相談がちゃんとあったのに……。そのときは何にも聞いてなかったの。 tanakayoko2323601.jpg ――水着NGにしたから「じゃあ水着もナシなら良いよね」みたいな……とんちなのかな? 田中 あははは! そうだったのかも(笑)! でも、内緒にして現場に行かせるんだったら、いつものメイクさん、スタイリストさん、いつものカメラマンとか、そういう心のよりどころが欲しかったなぁ。そうじゃなかったから、私1人vsみんな、みたいな感じで現場の雰囲気に圧倒されちゃって……。その状況が何よりも一番傷ついた感じでした。 ――その当時は何歳くらいだったんですか? 田中 17歳かなぁ。 ――若っ!! といっても宮沢りえも17歳でヌード写真集出してたし、昔の芸能界はいろいろとアリなんですねぇ。 田中 ですねぇ。そういう仕事って、普通は逃げられないように海外に連れて行かれるって聞いてたんだけど、私のときは国内で、しかも普通にタクシーに乗って行ったような現場だったから、完全に油断してました。「聞いてない」で、1時間くらい粘りましたが……某有名カメラマンに「やるまで帰さない」って言われて、逃げ出すにも逃げ出せず……。 ――私も似たような経験があります……放課後電磁波クラブみたいな水着を用意されて……しぶってると今までニコニコ和やかに話してたメイクさんが急に目を合わさなくなって……。 田中 そうそう! そうなの! ああいう現場のメイクさんってなんであんなに強そうに出てくるんだろうね!? 途端に「フーン」って、そっぽ向く! ――売れないアイドル特有の悩みだと思ってたのに、まさか売れてるアイドルにも同じ悩みがあったなんて……。 田中 事務所との信頼関係が一瞬で壊れちゃいますよね。私はこれがキッカケで精神的に耐えられなくなり、「もう頑張れない」って辞めたんですよ。 ――田中さんが主題歌を歌った『アイドル天使 ようこそようこ』も、初めはアイドルを目指すようこがアダルト系の事務所に「私アイドルになりたいんです!」って乗り込むところから始まっていたなぁ。 田中 あはははは! そうか、そのままを行ってたのかな(笑)! ――未来を予知するようこそようこ……。でも、アイドルはたいてい契約があるから「辞めます」って言ってすぐに辞められるものでもないですよね。 田中 私は5年契約だったんですよ。でも、まぁ、私がそのまま連絡がつかなくなったということで、クビというか、解雇というか。あは。きちっと事務所に行って話し合いをしてれば、書き方も「休業」とかになったんだけど。やっと連絡ついて「来い」って言われても、一度あの現場でアウェイ感を味わっちゃってるから、二度のアウェイ感は、もう私にはなかったんですよね。会社になんて、のこのこ出向けない。だからもう「お好きなようにしてください」って言ったのが最後でした。 tanakayoko2323603.jpg ――清々しい! でもその結果、田中陽子で検索すると「素行不良」「クビ」と出てくることに……。 田中 そう(笑)。だけど、そうしてくれたことによって、そのまま失踪に近い形でフェードアウトできて、その後、いろんな伝説が出たわけで……。 ――確かに、ちょっとネットでググっただけでいろんな伝説が出てきます! まず、クイズ番組で、「69を英語で言うと?」の問題に、アイドルなのに「シックスナイン」と答えたとか。身に覚えはありますか? 田中 あはは! それは、早とちりをして、シックス“ティー”ナインって言わなきゃいけなかったのを、慌てちゃって、言ったあとに気づいた。みんなが「あぅええぇーー!?」って顔をしているから(笑)! ――引っかけ問題に見事にひっかかったんですね……! 続いて、生放送を逃亡してすっぽかしたっていうのは? 田中 『鶴ちゃんのプッツン5』かな? あれはすっぽかしたというか、遊びにいってて……(笑)。日付を間違えてたか何かで、帰れなくなっちゃって、エンディングで鶴太郎さんが「田中ー! 来週はこいよー!!」って、言ったっていうのを後から聞きましたね(笑)。プッツンは本当に良くしてもらったなぁ。 ――今のところ全部身に覚えがあるっていうのもすごいですね。 田中 大丈夫、みんな覚えてる! しらばっくれないから安心して(笑)! ――あと、プロのカメラマンに「あんたうまいね!」と言ってのけたというタレコミも。 田中 えっ? 誰だろう! でも言ってたとしても冗談だよね、冗談。お笑い的な感じ!? ……たぶん。相当仲良くないと言えないですよね……。 ――ロケバス立てこもり事件は? 撮影中にマネージャーがロケバスのドアを叩きながら「陽子ー! 出てきてくれー!」と叫ぶのを聞いたというタレコミが……。 田中 (爆笑)!!! それはね、えーと、わかんない!!!! ――なんかもう、やってそうですね! そして極めつけは、引退して田舎に帰るときに、駆けつけたファンに向かって「どうせ、すぐに中嶋美智代ちゃんを応援するんでしょ!」と吐き捨てたというウワサ! 田中 それはウソ! それはない! だって辞めたときは誰にも見送られてないし、飛行機でも新幹線でもなく、ひっそりと寮を出たもん。私もびっくりだよ。 ――ウワサが一人歩きしちゃったんですね……! やったやってないは別として、ウワサのひとつひとつがエリカ様騒動を余裕で越えるプッツンぶりで痺れます! 田中 やってないものもありますからねぇ~! 後からこんな風に悪いほうに伝え漏れて聞くと……楽しく仕事していたことさえも「え、なんだったの?」って思いますね。 ――ちなみに、一年半で引退されて、「もっと続ければ良かったかな」と「辞めといてよかったな」では、どちらが大きいですか? 田中 辞めといてよかった(即答)。私、学校に行ってなかったぶん、朝から晩まで一日の仕事量がすごく多くて。同じ年代のアイドルはみんな学校終わりで仕事に来てるのに、私はそれまでに既に3~4本の仕事をこなしているから、すごくテンションが違った。温度差があったっていうか……。毎日朝の5時くらいに家を出て、帰ってくるのはもう深夜1時とかで、睡眠時間も2~3時間……完全に燃え尽きましたね。 tanakayoko2323605.jpg ――育ち盛りに詰め込まれすぎたんですね……。 田中 だから、ネットで「遅刻した」って書かれてるんだけど、よく遅刻してたのはマネジャーの方で、私は「飛行機乗らなきゃいけないのにチケット持ってない!」みたいな(笑)。マネジャーは私と同じスケジュールな上に、私を送ってから帰るから、もっと眠れないんですよね。 ――マネージャーは1~2時間くらいの睡眠で、さらに田中さんほどの若さもないから、体力的にそうとうキツそうですね……。 田中 そうそう! ああ、だから遅刻したんだぁって、辞めてから気づきました(笑)。マネジャー、大変だったでしょうねぇ(しみじみ)。 ――そんなスケジュールの中で、恋愛事情は? イケてる男の子のアイドルと付き合ったりとか……。 田中 ないです(即答)。寮だったし、学校に行ってないから友達いないし、昔のアイドルはみんな寝る間を惜しんで遊んでたとかいうけど、私、寝たかったの(笑)! 本当に、恋愛なんてしてる暇があったら寝たかった! 今と違って携帯電話なんかもなかったし。 ――芸能界、外から見るのと中からみるのじゃ全然違いますね……。 田中 入り口(デビュー)までは完璧だったんですけどね。こわいですねぇ~。みんな本当に頑張ってるなぁ。(感心……)、私は頑張れなかった人なので、あはは! ――頑張れなかったというか、頑張りすぎてエンストって感じですね。芸能界を辞めてからは、どうやって過ごしてたんですか? 田中 辞めてから、今の仕事をずっとやってますよ。辞めて数カ月後には働いてました。やっぱり報道でマイナスな出方をしたので、そこは負けてられないかなって、意地ですよね。「ぜってー負けない!」っていう。「絶対」じゃないですよ、「ぜってー!」って気持ちで頑張りました。だから、他事務所の、報道だけでしか私を知らない人とご一緒すると、「あれ? ウワサほどじゃないね」って言われたり(笑)。 ――伝説だけ聞いてると「おっ、元ヤンかな?」って思えますもんね。 田中 そうそう(笑)。「今は何を言い返しても誰も認めてくれないけど、絶対時間が解決するから頑張れ」って、その頃一緒に仕事をした人たちはみな応援してくれたりして。芸能界は状況が悪くなると離れていく人が多いので、この時期に励まして支えてくれた人たちは今でもとっても良い関係です。 ――私もてっきり素行が不良な方なのかと思ってたので、今日はいろいろびっくりですよ! ちなみに元ヤンとかではない? 田中 ないですないです! ほんとに普通(笑)。 agerfrgaeqarwe.jpg ――現在のお仕事はどんな業種なんですか? 田中 芸能関係でイベントの企画制作やブッキングの仕事です。役職ついてま……す(笑)。 ――ずっと働いてるから、完全に出世してるじゃないですか! 芸能界の内側にいたから活かせた部分はありますか? 田中 ありますよ~。クライアントさんが望んでることと、演者さんがやりたいこと、どちらの立場も気持ちがわかるから、いろんな調整がスムーズだったり。ありがちなのが、企業の社長さんは、タレントさんをパーティーに呼んだら、タレントさんとお食事なんかをしたがる。だけどタレントさんや事務所はあまり……ね。そういうのを丁重に、角がたたないように調整したり……。 ――おお、それは助かります……! 私も若いときに、どこかの会社に営業で呼ばれて社長とごはん食べさせられて、すごく気まずかった……! 田中 ですよね、喉通らないですよねぇ。味わかんなくなっちゃう。そういう段取り的な面では、気持ちがわかるので役に立ってるかなぁ。 ――社長もタレントも嫌な気持ちにさせないテクニック! 若い時にメイクさんに見てみぬふりされた経験が活きてるのかも!? それにしても、引退後はずっと潜伏されていたのに、最近は急にTwitterを始めたり、イベントに出演したりもしてますね。いったいどんな心境の変化が? 田中 脳活(きっぱり)!! リハビリ! なんか刺激を与えないと、脳は老いていくから、トレーニング(笑)!! ――じゃあ、今日のこの撮影もリハビリの一環? 田中 うーん、これは、一種のおばあちゃん孝行というか……。 ――おばあちゃん孝行!? 田中 おばあちゃんが、ちょっと痴呆になってて……。私が会いに行っても「わかんない、この人知らない」って言われちゃって……。でも、1時間くらい一緒にいたら「東京へ行った陽子ちゃん?」って思い出してくれて。よく「印象深いことは覚えてる」っていうでしょ? それがすごく嬉しかった。それからしばらくして、このオファーをもらったから……。 ――なるほど! じゃあグラビアでおばあちゃんに再びショックを与えましょう(笑)! 次に会うときに「あ、サイゾーに載ってた陽子ちゃんね?」と。 田中 あはは! プリントアウトして見せてあげたいな!
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今回はオフショットも!
――久しぶりの顔出しはどうですか? 田中 うーーーん、最初は「今さら……顔出しなんて!」って、すっごく悩んだ。やっぱり、みんなの頭の中では15~7歳頃の私の印象で止まってるから、今、急に四十いくつが出てきたら「ギャー!」ってならないかなって(笑)。 ――天地真理現象ですね……。 田中 そういう気持ちもあって、「幻滅させないギリギリかな……」と思って(笑)。 ――ギリギリどころか余裕でセーフです! このまま復帰もあり得ますか? 田中 ないない、ないです(笑)。今は“シュウカツ”って感じですよね。 ――え? 就活? 田中 終わりの方! 終活(笑)! ――まさかの終活宣言!! もう人生エンディングに向けて走り出してるの!? 相変わらず展開がスピーディ!! じゃあ、今は終活と脳のリハビリ中? なんなんだ、もう! 田中 うん、脳に刺激を与えないと、このままどんどん老いていくからね、あははは。 ――ちなみにご結婚はされましたか? 田中 してないですよ。絶賛募集中。お問い合わせは、宍戸留美のアドレスへ(笑)。 (宍戸) メール開くの嫌だなぁ……。 ――最終選考はぜひサイゾーでやりましょう!! 本日はどうもありがとうございました!! (取材・文=小明/写真=宍戸留美) ●たなか・ようこ 1973年12月12日、A型。 1989年某Hプロタレントスカウトキャラバングランプリ受賞、翌年1990年デビュー。自身をモデルにしたアニメ『アイドル天使ようこそようこ』、ドラマ『なかよし』『なかよし2』主演、『トップスチュワーデス物語』や、『アイドル共和国』『鶴ちゃんのプッツン5』などバラエティー番組などで活躍した。 最近では、田中有紀美さんの「田中珈琲店ミーティング」に出演。 田中陽子Twitter https://twitter.com/YokoTanaka_ ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 子供達に絶大な人気を誇るNHKアニメ『はなかっぱ』ももかっぱ役で声優を務める。 デビュー25周年! テレビアニメ 『はなかっぱ』ももかっぱ役『VENUS PROJECT-CLIMAX-』黒城星役 webドラマ『鬼の人美に涙』配信中! https://www.youtube.com/watch?v=_6geVevMNG8
ルミネッセンス 形態:8曲入り 定価:¥2,500(税込) 品番:SNDL-0003/JAN:4514306011869 レーベル:sundaliru amazon_associate_logo.jpg
公式ブログ http://s.ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。『卑屈の国の格言録』(サイゾー)、『アイドル墜落日記 増量版』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/>シングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中<http://www.cyzo.com/akr/>。