芸能界に空前の結婚ブーム到来! 福山雅治フィーバーの裏で離婚危機がささやかれるアノ夫婦

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 9月下旬から続く、芸能界の結婚ラッシュ。福山雅治と吹石一恵から始まり、それに続けとばかりに多くの芸能人・著名人が結婚を発表。涙を流したファンも多いのでは?  さて、今クールはそんな結婚にまつわる裏ネタに加え、謎の巨大新プロジェクト「HIGH&LOW」を立ち上げたEXILEの話題も事欠きません。  それでは、ランキングの発表です。 第1位 「EXILE完全終了」の恐れも……始動した巨大プロジェクトと“総帥”HIROをめぐる警察当局の動きとは 始まる前から大丈夫? 第2位 川島なお美さんの亡がらを前にマスコミ同士の怒鳴り合いが勃発、太田プロと遺族の確執も発覚で…… 合掌。 第3位 坂上忍が“離婚するよ”と断言した金山一彦・大渕愛子夫妻、本人の「冷めてるので」発言も… 坂上忍の結婚はあるの? 第4位 「予想だにしない光景に、思考が完全停止?」中国・レイプ現場を傍観する人々に非難の声 中国怖すぎ 第5位 「まさかあの男が……」吹石一恵との結婚で注目される“ポイ捨て常習”福山雅治の悪癖とは ちゃんと分別しましょうね 次点 『キングオブコント2015』評 審査システムの変化と「物語型コント」の行く末を見る 祝! キングオブコント優勝! 次々点 「クラスでのポジションは……空気」注目の中学生女優・蒼波純は、やっぱり不思議ちゃんだった!? 荒地に天使が降臨!

地井武男、高倉健、菅原文太が逝き……“名脇役”田中邦衛に「老人ホーム入居」報道

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『週刊新潮(10/22号)』(新潮社)中吊り広告より
今週の注目記事・第1位 「『下着ドロボー』が『大臣閣下』にご出世で『高木毅』<復興相>の資質」(「週刊新潮」10/22号) 「『暴力団』事務所に出入りの過去がある株成金の『森山裕』<農水相>」(「週刊新潮」10/22号) 第2位 「春画は『わいせつ物』か世界に誇るべき『日本文化』か」(「週刊ポスト」10/30号) 第3位 「役人から詐欺グループまでマイナンバーで悪事を企む奴ら」(「週刊ポスト」10/30号) 第4位 「五郎丸歩 <独占インタビュー> 『「恐怖心」という見えない敵と戦った日々』」(「週刊現代」10/31号) 第5位 「アフリカ大陸を救った『大村智』特別栄誉教授の250億円人生」(「週刊新潮」10/22号) 「宇宙創成の秘密に手を掛けた 京大不合格『梶田隆章』教授のニュートリノ」(「週刊新潮」10/22号) 第6位 「ああ『一億総活躍』という名の的外れ」(「週刊文春」10/22号) 第7位 「田中邦衛『老人ホーム入居』で妻・娘と歩む『復帰への道』」(「週刊ポスト」10/30号) 第8位 「巨人軍『野球賭博』の核心 『勧誘男性キーマン』が初告白120分『僕は巨人・福田に嵌められた』」(「週刊文春」10/22号) 番外 今週の現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  まずは、セクシーグラビアから。現代は「発掘スクープ! 女優たちの午後」で紺野美沙子、原日出子の懐かしいセクシー。毎度おなじみの「美少女 百合沙がいる街」。袋とじが、これもおなじみになった「平凡パンチに載せられなかった禁断の無修整ヘアヌード」だが、だいぶ小粒になった。春日けい、立花りえ、波乃ひろみ、ひろみ麻耶。  ポストは「つちやかおり『妻、卒業しました』80年代アイドルが離婚後初のセミヌード公開」と「1000年に1人の美人妻 恥じらいヌードデビュー 36歳、子持ちファッションモデルのエッチな肢体」。私の好みだと「1000年に1人の美人妻」だな。  記事にいこう。ポストは、「今週も刺激的にやっちゃってます」と煽りを入れる「死ぬまでSEX」シリーズ。今週は「こんな女性器、見たことない」である。  女性の名器といわれるのが「カズノコ天井」と「ミミズ千匹」だが、数千人に1人しかいないといわれる。だが、東京イセアクリニック銀座院・上原恵理院長によると、名器は手術で作り出すことが可能だという。 「膣内にヒルアロン酸を打ち込んで、イボイボをたくさん作ると“カズノコ天井”や“ミミズ千匹”といわれる名器も人工的に作り出すことが可能です」  女性は男と違って、女性器ケアが大変なようだ。生理の日以外でもおりものが出るので「パンティーライナー」(おりものシート)を常に持ち歩いている。  陰毛が多くて、しかもタワシみたいにゴワゴワなので、ハサミでカットすると毛先がツンツンして痛くてかゆいそうだ。こういう女性がやるのが「ヒートカッター」だという。陰毛の先を熱で焼いてカットするもので、先端が丸くなってチクチク感がなくなり、軟膏も必要なくなるそうである。  また、セックスカウンセラーの愛花さんが開いているセックス講習会には、200人を超える女性が訪れたこともあるという。 「おしりの穴を締める感覚はわかるけど、女性器を締めるやり方がわからないという女性が意外に多いんです。そこで、最初はおしっこを止めることで感覚をつかんでもらう。それができたら、頭のてっぺんに向かって女性器を引き締めて、という伝え方をしています」  膣トレは男のためばかりではなく、女性がイキやすくなるためのものでもあるという。いやはや、ご苦労さん。  現代のほうは、「新シリーズ 60歳からの『愛のあるSEX』」。今回は、「命がけで人を愛するということ」だ。  人生の円熟味を増した60歳を超えたからこそ経験できるのが、「愛のあるSEX」なんだそうである。  遠藤孝明さん(62歳・仮名)は、高校1年で同級生になった彼女と、彼女の家庭環境の相談を受けることで親しくなり、そのままセックスへと進んでしまったという。  だが、2人は別々の大学に進学して、生活のリズムや交友関係が変わったことで、彼女とは次第に疎遠になってしまった。  2人は共に結婚して、数十年が立った。定年後の雇用延長の件を打診されたばかりの遠藤さんの元に、同窓会の連絡が入った。そこで彼女と久しぶりの再会をしたが、彼には妻も子どももいる。相手にも夫があり、家庭がある。  だが、焼けぼっくいに火がついた。2人は後でどこそこで会おうと約束して、こっそり待ち合わせてホテルに行ってしまったという。  遠藤さんは、妻を今も愛している。でも、彼女への想いとは種類の違う愛だと言っている。 「私は60を過ぎて、初めて本当の愛を知りました」  なんだかな~。よくある、同窓会で久しぶりに会った男女の不倫話のようだね。  どちらも「超マンネリ」感が横溢しているが、36歳の美人妻の分だけポストの優勢勝ちにしておこう。  さて、今週の第8位から。巨人軍の野球賭博“事件”を文春が大きく扱っているが、どうも話がわかりにくい。簡単にまとめると、巨人軍に所属している福田聡志投手(32)と笠原将生投手(24)が、野球賭博をやっていたことが発覚したと巨人側が発表し、NPB(日本野球機構)に告発したのである。  文春は、この疑惑の渦中にいるA氏にインタビューしているが、A氏は40代で、税理士を目指して愛知県内の大学院に行っている人物だという。彼は知人の紹介で笠原に会い、ギャンブル好きということで意気投合した。ゴルフや麻雀をやるようになり、今年になって笠原が福田を連れてきた。もちろん福田もギャンブル好きで、借金も相当あるそうだ。  巨人側の説明では、福田はAから野球賭博に誘われ、全国高校野球選手権大会の複数の試合に賭けたが、大損した。Aから「遊びだから、プロ野球で取り返せばいい」と持ちかけられ、また賭けたが負けて、百数十万円の損となったそうだ。  Aは、そのカネを取るために福田のいる、ジャイアンツ球場へ行ったら法務部の人間が出てきて、こちらで確認して電話すると言われたという。だが、Aには連絡なしで5日後に突然、球団発表となったのだそうだ。  これを読む限り、笠原は野球賭博常習者と思われる人間と付き合っていたし、福田が野球賭博に手を染めていたのは間違いない。だが福田は、今季一度も一軍での登板はないから、69年に西鉄ライオンズの永易将之投手が八百長試合に関与していた「黒い霧事件」のような大事件にはならないのではないか。  では、なぜ巨人軍は、クライマックスシリーズを控えたこの時期に公表したのか? 「福田に連なる人脈のなかに、球団と暴力団との接点とみられているパ・リーグに所属した四十代の元外野手がいる。彼は野球賭博や裏カジノで有名な山口組弘道会系の有力組織『稲葉地一家』の最高幹部と個人的に親しい間柄だという」(文春)  まだまだ広がっていくのか。この事件の進展は、予想がつきかねるようである。  ところで東芝やVW、三井不動産と旭化成など、大企業の不正が次々に明るみに出ているが、現代は巻頭で「大企業のトップ13人が実名で明かす『東芝&VW事件』私はこう見る」という特集を組んでいる。  その中で、私には納得できない発言があるので紹介しておきたい。  ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人社長などを務めた新将命氏は、「そもそも経営者にふさわしい人材像を多くの人は誤解している」と言っている。そして経営者にふさわしいのは、次のような人間だというのである。 「『能力はあるけど理念や倫理観がない人』と、『能力はないけど理念や倫理観がある人』のどちらが経営者として優れているかといえば、実は後者です。能力は経営者としての経験を積めばおのずとついてくる。片や、理念や人間性は、その人の生きてきた証だから、一朝一夕には獲得できない」  言わんとしていることはわかるが、能力が経営者の経験を積めば、おのずとついてくるというのはどうだろうか? 私はちっぽけな週刊誌編集部を率いたことがあるだけだが、能力は生まれ持ったものか、その人間が相当な努力をして磨いてきたものである。編集長になってから統率力や、編集部がどうあるべきかという理念や倫理観みたいなものは取得できるが、能力はダメだと思う。  今回の不祥事を起こした企業に共通しているのは、責任の所在をハッキリさせなかったことや、それを上に言うことができなかった組織に問題があったのだし、そんなことはどの会社にでもある。  ということは、これからも同様の不祥事が次々に起こるということである。大きな組織は、頭からも尻尾からも腐るのである。  私は、田中邦衛(82)という役者が大好きだ。『北の国から』(フジテレビ系)の黒板五郎役は絶品だったが、若大将シリーズの青大将や高倉健との網走番外地シリーズなど、名脇役という言葉がこれほど当てはまる人はいない。  もう40年近くになるだろうか、雑誌のグラビア撮影のために京都のイノダコーヒーで待ち合わせ、京の町をブラブラしながら一日話を聞いたことがある。ボソボソとした話し方、時々熱くなるとツバを飛ばしそうになるところは、スクリーンそのまま。高倉健さんのことを語る時は、優しい目がうれしそうに大きく垂れ下がった。  多くの人間をインタビューしてきたが、この時ほど温かいものに包まれるような雰囲気の中で話を聞いた経験は、その後もない。  田中は麗澤短期大学卒業後、中学の代用教員を経て、俳優座養成所の試験に3度目で受かった。俳優としてスタートを切ってからは順風満帆そのものだった。  彼の姿を久々に見たのは2012年8月、『北の国から』で共演した地井武男のお別れの会だった。  今年6月に『北の国から』のプロデューサーだった恩人の葬儀に参列しなかったことから、田中の健康不安説が再燃していた。  ポストによれば、「現在、田中は介護付き有料老人ホームに入居している。月額利用料は家賃に食事、管理費等を含めて20万円超と、その地域の相場を考えても一般的なもので、有名俳優が入居する施設としては決して豪華なものではない」。  田中を知る関係者が、こう話している。 「ホーム内では車椅子での移動が基本。部屋で過ごすことが大半ですが、食堂やホールに顔を出す時は介護士が付き添います。(中略)やはりテレビで見かけた頃より痩せた印象は否めません。毛染めもやめているので白髪も目立ちます。ただ身体的に問題があるわけではありません。気懸かりなのは、最近ふさぎ込みがちなことだそうです」  田中の知人によれば、「地井さんが亡くなった時は本当に落ち込んで、余りの憔悴ぶりに(高倉)健さんが自宅に電話をかけて気遣ったほどでした。でも、その健さんも昨年11月に亡くなり、続けて親交のあった菅原文太さんまで逝ってしまった。最近の邦衛さんが、精神的にも肉体的にも相当参っているだろうことは容易に想像できました」  年齢的なものより、精神的なもののほうが大きいのであろう。田中の奥さんは、本人はしっかり足を治してから帰ってくると言っていると話し、気弱になっているところは微塵もないというが、心配である。地井の葬儀の時、田中が呼びかけたように、こう言いたい。 「クニ兄、もう一度スクリーンで会いたいよ」  第6位。アベノミクスは第2ステージに移る。「一億総活躍社会」を目指すと安倍晋三首相は9月24日夕方、自民党総裁会見でこう語った。  文春は、この時代錯誤も甚だしいスローガンは、いったいどこから出てきたのだろうかと報じている。  参院での、安保法案審議の最中のことだという。 「お祖父さんの岸信介さんだけではなく、次は池田勇人さんになってください」と、谷垣禎一幹事長が安倍首相に進言したのだそうである。  高度経済成長を実現した、池田首相時代の「一億総中流」からヒントを得たようだ。秘密裏に話は進められ、一億総活躍担当相に指名された加藤勝信氏がこのスローガンを知ったのは、9月24日午前のことだそうだ。  一億総活躍社会を実現するために掲げたのは、 【1】GDP(国内総生産)を600兆円にする 【2】希望出生率を1.8% 【3】介護離職ゼロを目標にする という新しい3本の矢だった。  しかし、GDP600兆円という数字に、経済同友会の小林喜光代表幹事ら財界の重鎮から早速、ありえない数字だと痛烈な批判が飛び出した。そして、アベノミクスを根底から吹っ飛ばしかねない数字が、中国から発表されたのである。 「中国の国家統計局が19日発表した2015年7~9月期の国内総生産(GDP)は、物価の変動の影響をのぞいた実質成長率が、前年の同じ時期より6.9%増えた。6%台となるのは、リーマン・ショックの直撃を受けた09年1~3月期以来、6年半ぶり。前期(4~6月期)から、0.1ポイント減速した。市場の成長率の事前予想は、6.8%程度だった。1~9月の累計の成長率も6.9%となり、中国政府の15年の成長率目標の7.0%を下回った」(10月19日のasahi.comより)  中国経済が、世界の予想通り急速に減速してきた。安倍首相の口からでまかせの数字を吹っ飛ばす中国バブルの崩壊が、現実のものになってきているのである。早く安倍首相は辞めたがいい。  第5位。新潮がノーベル賞を受賞した日本人2人の人生と、その意義を特集している。 「アフリカ大陸を救った男」としてノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授(80)は、その功績はもちろんだが、テレビなどで伝えられる大村氏所有の豪邸、美術館、温泉、そば店が話題になっている。  なぜそのような資産が形成できたのか? 大村氏の実家は山梨県韮山市で養蚕などを生業とする農家だった。山梨大学の学芸学部自然科学科を卒業した大村氏は、東京の夜間高校の理科教諭となり、後に研究者の道を歩み始める。  27歳の時にお見合いで、母親と同じ名前の文子さんと結婚。これが大きな転機となったという。  氏と親交のある守家勤さんが、こう説明する。 「彼は奥さんに頭が上がらなかった。というのも、彼女の実家は新潟県でデパートを経営していた資産家で、結婚してまだ間もない頃、奥さんの実家が、みすぼらしいところに住んではダメだと、家を買う資金としてポンと1500万円、援助したそうですから」  実家から援助してもらいながら研究者の道を歩み始め、71年に米国の大学に客員教授として赴任。帰国後の74年、北里研究所抗生物質室長時代に、米国の製薬会社「メルク社」とのイベルメクチン(寄生虫病の薬)の共同開発につながる細菌を、静岡県伊東市のゴルフ場近くの土壌から発見するのだ。  この薬が広まった背景には、メルク社が大村さんの同意を得て、80年代後半からWTO(世界保健機構)を通じ、無償提供されたことが大きく関係しているという。  しかも、この薬を含む薬品の開発によって、大村さんはこれまで250億円もの特許料などを手にしている。  新潮は、大村さんを“類を見ない科学者”たらしめているのは、その豪快さだという。250億円のうち220億円を北里研究所に寄付。残った30億円から税金を引いて手元に残った15億円の中から2億円を出して小中高生が高名な研究者から講義を受けられる、「山梨科学アカデミー」を設立した。しかし、2000年に夫人を亡くしている。 「大村先生は奥さまを非常に大切にされていました。他界されたのがよほどショックだったのでしょう。彼女が亡くなられた後、先生は剃髪し、頭を丸められたんです。奥さまの存在がどれほど大きかったのか、改めて気づかされました」(近隣住民)  私もカミさんの実家から援助があれば、もっとましな編集者になっていたかもしれないが……。  先輩研究者から受け継がれてきたニュートリノ研究によって、ノーベル物理学賞を受賞したのは東大宇宙線研究所所長の梶田隆章教授(56)である。梶田氏は、埼玉県東松山市の農家の生まれ。  今回の受賞は、02年に同賞を受けた小柴昌俊東大名誉教授(当時)に続くもの。 「物質をどんどん細く切り刻んで行って最後に残る最小単位は何か。それを突き詰めていく学問です」(中畑雅行東大宇宙線研究所教授)  これほどの才能の人でも京都大学に不合格になり、二期校受験で埼玉大に行っている。だが、この説明ではなんのことやらさっぱりわからない。  湯川秀樹博士の弟子である坂東昌子・愛知大名誉教授が、こう解説してくれる。 「核施設を内緒でつくった国があるとしましょう。そこから当然ニュートリノが出るのですが、これを捉えて分析すれば、“あそこにあるぞ”と出所がわかるといった利用法も考えられる」  地球物理学者の島村英紀氏が、こう続ける。 「数年ほどの間に、火山の噴火予知に応用できるかもしれません。噴火というのは、火山の下にある『マグマ溜り』がどんどんせりあがってきて最終的に地上へ噴き出すもの。ニュートリノ観察によって、こういった特定の火山の下で起こっている動きを覗けるようになるのです」  ニュートリノで世界を透視できるというのだ。よくわからないが、人類の平和に役立つ発明や発見のようである。  ラグビーW杯日本代表たちは、帰国してからもメディアに追いかけられて大変なようだ。現代が、五郎丸歩の独占インタビューをしている。いわく「恐怖心という見えない敵と戦った日々」。 「寝ぼけまなこで迎えた翌朝、携帯電話がこわれるんじゃないか、と感じるほどたくさんのメールをいただき、SNSでは何度もハイライトシーンが映し出された。それを見て初めて『南アに勝ったんだ。歴史を変えられたんだ』と実感がわき、ベッドの上で熱い滴が止まりませんでした。(中略)僕が大事にする、ゴールキック前の『ルーティン』はお馴染みになりましたが、実はこの大会期間中、自らに課した、新たな『ルーティン』がありました。それは、日記をつけることです。大会前、W杯経験者と、そうでない人がまじってミーティングをしたとき、W杯経験者に過去の体験を聞いても、『覚えてない』と答える人が残念ながら多かった。すごく、もったいないことです。結局、モノを書かないと、感覚でしか記憶に残らない。人生でめったに味わうことができない機会に、感じたことを書き残そう、と決意しました。僕は普段、筆まめではありませんが、帰国前日の12日まで約1ヵ月間、その日あったこと、それについてどう思ったかなど、自由に書くことを続けました。精神的に余裕があるときは、感じたことを事細かく書けますが、ちょうど、南アフリカ戦直前の精神的に苦しい時は、そうはいかなかった。今、読み返してみると、『緊張しすぎて、自分を見失いそうだ』その一言で終わっている日もある。ただ、書き残すことで頭の中が整理され、緊張状態を和らげてくれました。次世代の代表選手などに自らの経験を伝えるとき、何かしらの役に立てるのではないか、と思っています」(五郎丸)  あの緊張状態の中で日記を書き続けたというのは、すごいと思う。五郎丸の強さの秘密の一端が、ここにあるのだろう。  今週もマイナンバーについて各誌が報じているが、その多くは批判的である。  ポストは、マイナンバーは犯罪の温床になると警鐘を鳴らしている。ITジャーナリストの三上洋氏は「役所などの公的機関を騙って電話をかけ、“マイナンバーが流出したので登録抹消のために現金が必要”といった現実には起こり得ない状況を説明し、高齢者からカネを騙し取ろうとする事例が全国で報告されています」  捜査関係者もこう言う。 「公的機関の人間を装った人物が訪ねてきて、『マイナンバー導入で自動的に銀行口座も登録されるが、あなたのデーターベースに不備があったので確認に来た』といった話をし、質問票に家族情報などを記入させる手口が出てきた」  別の捜査関係者も、水商売で働いていることを会社に知られたくない女性を狙って、「架空名義のマイナンバーを買わないか」と持ちかける詐欺が出てくる、と言っている。だまされた女性も警察に相談しにくいから、泣き寝入りしてしまう。  総務省、厚労省などのマイナンバー関連予算は、この2年間だけで総額約2,200億円に上るという。  折も折、10月13日に、厚生労働省でマイナンバー制度に関連したシステムの整備・発注を担当する中安一幸容疑者(情報政策担当参事官室室長補佐、45)が、IT関連業者に便宜を図り、数百万円を受け取ったとして収賄容疑で逮捕された。  中途半端なままマイナンバー制度を進めれば、喜ぶのはオレオレ詐欺の連中ばかりであろう。  ところで先週、文春の編集長が「春画」を掲載したために3カ月の休養を取らされたことを書いた。今週、新谷学氏から木俣正剛氏に編集長が替わった。木俣氏は知っているが、剛毅な人である。この問題について一言あるかと誌面を舐めるように見たが、まったく触れていなかった。残念である。  ポストがこの件について、識者たちの意見を聞いている。鹿島茂氏(フランス文学者)「『週刊文春』の春画グラビアを問題にする必要は全然ないと思います」、小林節氏(憲法学者)「春画はあちこちで見ることができる。出版物も多数ある。ということは、社会通念上、春画は違法扱いされていない。よって、春画はすでにわいせつではない。そのように考えて問題はありません」  呉智英氏(評論家)は「ポストならいいが、文春なら問題だ」とし、性表現には「(学校の近くにラブホテルは建てられないというような)ゾーニング」が必要で、性表現は自由だが、見られる場所は制限があってしかるべきだという。  ロバート・キャンベル氏(日本文学者)も、「雑誌はいつ誰が見るかわかりません。春画を掲載することで、不愉快に思う人もいると思います。その扱い方には、配慮が必要です」  批判派の意見は、私がヘア・ヌードブームを作り出した頃と変わっていない。「見られる場所を制限しろ」というのは性表現の自由を蔑ろにするもので、ポストはいいが、文春はいけないという「理屈」もさっぱりわからない。  文春が、ジャ-ナリズム雑誌だというのならば(本当はそう思っていないのかもしれないが)、性表現の自由にも堂々と挑戦してお上と一戦交えてほしいものである。  気になるのは、ポストがこう書いていることだ。 「警視庁は春画を『わいせつ図画』だとみなし、本誌を含め春画を掲載した週刊誌数誌を呼び出し、“指導”を行っている。本誌編集長もこの1年間の間に2回、呼び出しを受けた」  その際、以前から春画を掲載してきているのに呼び出しを受けなかったが、警視庁が方針を変更したのかと問うたが、明確な返答はなかったという。  なんら明確な基準を示さず、思いつきのように呼びつけ恫喝するやり方は、戦前から何も変わっていない。権力は、一番手を突っ込みやすいところから入ってくる。  昔、講談社には告訴された時の担当部署がなく、年配の人がひとりでその処理をやっていた時期があった。私が担当した記事が、某女優から名誉毀損で訴えられた。その人は「こんなものは謝って、早くケリを付けちゃいましょう」と言った。私は「こちらの取材に落ち度がないのだから、謝る必要はない」と突っぱねたが、その御仁、「芸能なんかはどうでもいい、政治権力とやり合う時は全力で闘いましょう」と、私を無理やり連れて女優に頭を下げさせ、いくばくかのカネを払った。  それからしばらく後、政治家のスキャンダルをやって3億円の名誉毀損裁判を起こされた。その時はくだんの人は闘うどころではなく、真っ青になってなんの役にも立たなかった。何が言いたいかというと、性表現の自由と闘えないものが言論・表現の自由と闘えるわけがないということである。  ところで、アメリカの雑誌「プレイボーイ」がヌードグラビアをやめるという。ネットなどで過激なヌードが出回っているからという理由だそうだが、われわれの青春時代、輸入された「プレイボーイ」のヌードに塗られた黒いインクを一生懸命消したものだった。  黒いインクも印刷されたもので、いくらこすっても消えはしなかった。チョッピリ残念な気がする。  新潮で、第3次安倍改造内閣で入閣した2人にとんでもない「ウワサ」があると報じている。このスクープに、今週の第1位を捧げたい。  ひとりは、復興・原発事故再生担当大臣に就任した高木毅(59)代議士。彼には「過去に女性の下着を盗んだことがある」というウワサがあるそうだ。  高木氏は当選6回で、安倍首相の出身派閥の細田派に所属し、地盤が原発銀座といわれる福井県敦賀市ということで白羽の矢が立ったという。  だが、初出馬当時から下着泥棒だという怪文書が出回っていたそうだ。  このウワサを初めて記事にしたのは、地元で発行されている「財界北陸」。記者がこう語る。 「高木の“パンツ泥棒疑惑”について記事にしたのは、確か、96年の選挙の時だった。(中略)元々知り合いだった福井県警の警部補に、その噂が事実なのかどうか確認してみたんです。すると、警部補は“敦賀署は高木毅を、下着の窃盗と住居侵入の疑いで取り調べたのは事実。犯行現場は敦賀市内。その後、事情はわからないが検挙には至らなかった”とほとんどの事実関係を認めた」  文春は、当該の被害に遭った家を見つけた。敦賀市内の住宅街の一画にある。  近所に住む被害者の妹は、「こちらが拍子抜けするほどあっさり事実関係を認めた」(文春)そうである。 「被害者は私の姉です。近所のおばさんが、“家の斜め前に車を停めて中に入っていく人を見たけど、知り合いか?”って。通報したのは私だったかな。警察の人が来て、指紋とか取って。でも、教えてくれた近所のおばさんが車のナンバーを控えとってくれたんで、すぐにやったのは高木さんやと分かった。家に上がりこみ、姉の部屋で箪笥の中とかを物色し、帰って行ったようです」  今から30年ほど前。当時、下着を盗まれた女性は20代、高木氏は30歳前後だった。  だが、この「事件」がうやむやになったのは、高木氏の父親の威光があったようである。高木氏の父、故・高木孝一氏は敦賀市議、県議、県会議長を務め、敦賀市長にまでなった地元政界のドンだった。  被害者の妹によれば、当時、姉は福井銀行敦賀支店に勤めていて窓口業務をしていた。そこに高木が客として来て、姉を一方的に気に入ったという。 「だから、やったのが高木さんと分かると、姉は“いややわー。家まで来とったんやー”と言っていました」(妹)  合鍵まで勝手に作っていたという。 「高木氏の行為が犯罪であることは言うまでもないが、少なくともこの件は『立件』されていない」(文春) 「姉が“騒がんといてくれ。通勤め先にも迷惑かけたくない”って。父は“(高木氏の父親の)市長も頭下げてきた”“敦賀でお世話になっとるし”と言ってて、それで、示談っていうか……。それにしてもあんな人が大臣にまでなって、不思議やなーと思います」(妹)  もうひとりは、安倍首相の「鬼門」である農水相になった森山裕代議士(70)。暴力団との関係が取り沙汰されているという。新潮の取材には、こう答えている。 「知らんかったとはいえ、暴力団の事務所に行ったことは軽率でした。ただ、個人的な付き合いは一切ありませんので……」  新潮によれば、88年7月。 「事件現場は鹿児島最大の歓楽街・天文館から程近い場所にある、指定暴力団の下部組織の事務所でした。暴力団幹部2人が、当時30代の男性を竹刀などでめった打ちにしたことが分かり、翌年2月に逮捕された。(中略)暴行事件が発生した当夜、森山さんが組事務所1階の応接間に居合わせたことが明らかとなったからです」(地元記者)  このとき森山氏は、鹿児島市議会議長の要職に就いていた。この件について森山氏は、当日は友達の社長に呼び出され、くだんの建物に連れて行かれただけだと釈明しているが、トラブルの話をつけたことは認めている。 「森山氏は生粋の農水族議員で、TPP反対派のドンと目されていた。しかし、党のTPP対策委員長に任命されると、一転して反対派の説得に奔走。今回の入閣は大筋合意を受けての“論功行賞”に他なりません。とはいえ、そんな人事で安倍政権の“鬼門”とされてきた農水相が務まるのか、甚だ疑問です」(政治部記者)  下着泥棒に暴力団との付き合い。ウワサ・疑惑だとしても下品極まるではないか。第3次安倍内閣は、出鼻をこっぴどく挫かれたようである。 (文=元木昌彦)

「1週間3万8,000円で心の平穏を……」“意識高い系”上海OLの間でプチ出家ブーム到来!?

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108人のプチ出家者が集まり、仏堂で僧侶の話を聞く
「宗教は民衆のアヘンである」と説いたのは社会主義思想を確立したマルクスだが、その流れをくむ社会主義国家・中国では、実際のところ、仏教が比較的盛んに信仰されている。中国でお寺などに行くと、日本人よりもずっと熱心にお祈りしている中国人の姿をよく見かける。とはいえ、たいていの人は「商売繁盛」を願っているらしいが……。  そんな中、中国で最もビジネスが繁栄した上海にある玉佛禅寺で、10月15日から21日にかけて、一般市民向けに7日間の短期出家、いわゆる“プチ出家”のコースが開催されたと、上海紙「ホウハイ新聞」が伝えた。
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若い女性の出家者もいる。みなスッピンで、メガネ姿の出家者も多い。日々のハードワークに疲れた?
 このコースは期間中に僧侶の生活を体験し、修行の機会を得ようというもので、募集人員は108人。10月3日からネットで募集したところ、ホリデーシーズンでないにもかかわらず応募者が殺到、たった1週間で定員に。応募者は女性が多く、しかも企業で働くOLが目立ったという。  なぜ上海OLの間で、プチ出家が注目を集めているのだろうか? 「理由のひとつとして、中国は激しい競争社会であることが挙げられます。特に上海のような全国から優秀な人間が集まっている都市では、会社内で息を抜くヒマがない。若くて優秀な女性ほど、仕事に真面目に取り組むあまり、精神的に疲れ切ってしまうのです。そこで、仕事を離れて短期間出家することにより、精神的な安定を得ようとしているのだと考えられます」(上海事情に詳しい、ライターの佐賀沼譲二氏)  今回プチ出家コースを開催した玉佛禅寺は上海の中心部にあり、約100年の歴史を持っている。これまでも夜間に寺を開放して一般市民向けに読経や座禅などを行って好評を博したため、今回、プチ出家コースを開催することにしたのだという。
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「止語」の札。出家中は読経以外、口を利くことはできない
 全7日間のうちの5日間は朝5時半に活動が始まり、夜8時半に終了。寺院にいる150人の僧侶たちの指導の下、朝晩の読経、労働、写経、座禅、托鉢などが行われる。寺院内の宿舎に寝泊まりし、出家中は特別な事情で許可を得ない限り、寺の外に出ることは許されず、ひとりでの活動も禁止。寺が支給する修行服を着用し、無言を貫かなければならない。  このプチ出家に参加する費用は、7日間で2,000元(約3万8,000円)。これは、修行する気もない人たちに寺を無料の宿泊・食事施設として悪用されないための措置で、集まったお金は慈善事業に寄付されるという。予想以上の人気ぶりで、応募締め切りに間に合わなかった人が多かったため、玉佛禅寺では定期的にこのプチ出家コースを開催することにしたという。  経済の成長スピードが減速し、先行きが見えにくくなっている現在の中国。精神的な安定を宗教に求める人が、これからもっと増えてくるかもしれない。 (取材・文=佐久間賢三)

「待たせたな!」久々に帰ってきた“ザ・王道”朝ドラ『あさが来た』

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』
「待たせたな!」  山本耕史演じる新選組副長・土方歳三が、画面に向かって叫んだ時、「待ってました!」と多くのドラマファンが歓喜した。なにしろ、10年余りの時を経て蘇ったのだ。  2004年に放送された三谷幸喜脚本のNHK大河ドラマ『新選組!』で、山本は土方を演じた。この作品はドラマファンの記憶に深く刻み込まれており、放送終了から10年以上たった今でも語り草になっている名作だ。主演の香取慎吾はもちろん、このドラマで一躍知名度を上げた堺雅人や藤原竜也、オダギリジョーといった若い世代の俳優たちが、瑞々しい青春群像劇のような大河ドラマを作り上げた。その中で山本は、ドラマ上でもドラマ外でも、チームのまとめ役としてドラマを引っ張る存在だった。正直、放映開始前は他の主役級のキャストと比べると格落ち感があり、『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)での車いすの内気な弟役のイメージが強く、彼が“鬼の副長”役でホントに大丈夫かという不安が拭えなかった。だが、終わってみれば、山本主演のスピンオフドラマが作られるほど、彼の土方歳三はハマり、愛されたのだ。  その山本演じる土方が、まさかNHK朝ドラで“復活”するなど、思いもよらなかった。朝ドラで初めて江戸時代後期、つまり幕末を舞台にした『あさが来た』ならではのことだ。だが、単に“幕末の京都・大阪が舞台だから、新選組を出してドラマファンにサービスしよう”というだけなら、ファンはそこまで歓喜しない。むしろ、安易に大事なキャラクターを使うな、と反発していただろう。そうならなかったのは、彼の登場に“必然性”があったからだ。  それはまず、“史実”通りという点だ。『あさが来た』は、起業家の広岡浅子をモデルにしたあさ(波瑠)がヒロインの物語である。モデルの浅子は、両替商の加島屋(ドラマでは加野屋)に嫁ぐ。その加島屋で、新選組が金を借りた借用書が土方歳三の署名入りで見つかっているのだ。だから、ドラマで土方が登場するのは必然だ。  だが、それだけでは物語上の必然性はない。“史実にあるから土方を出します”“どうせ出すなら、土方役で人気のある山本耕史にやってもらいましょう。同じNHKだし”というような安易な登場の仕方では、途端に安っぽくなってしまうし、その場面だけが浮いてしまう。  そこで『あさが来た』では、この土方の登場が、物語上大きなターニングポイントになるように脚色したのだ。ヒロインのあさは、自由奔放でおてんば。彼女と結婚した新次郎(玉木宏)から見ると、“子ども”でしかなかった。実際、結婚後も新次郎はあさと夜を共にすることなく、毎夜のように出歩いていた。  そんな時、やって来たのが新選組だ。当時の新選組は、町民にとっては絶対的存在で恐怖の対象だ。問答無用で幕府再興のために金を貸せと迫る新選組に対し、加野屋の面々はおびえながら言う通りにしようとする。  だが、ここであさが、新選組の土方ら猛者たちを前にして問いただすのだ。 「もし幕府に何かあったら、その400両ホンマに返してもらえるんだすやろか?」  新選組が信用できないのか、と刀を構えすごむ隊士に毅然として言う。 「謝れまへん! 刀と信用は真逆のもんだす!」  その姿を見て、新次郎は「あんたは芯のある大人のおなごはんや。惚れてしもうた」と、初めて大人の女性としてあさを意識し、一夜を共にするのだ。こうして物語上にも必然性を持たせたことで、山本演じる土方の登場をただの“サービス”で終わらせず、「待ってました!」と歓喜させる本当の意味でのファンサービスに仕立てたのだ。  思えば『あさが来た』には、この「待ってました!」と感じさせる王道の展開が張り巡らされている。  例えば、おてんばなヒロインと清楚な姉・はつ(宮崎あおい)との対比や、その嫁ぎ先も陽気な新次郎と陰気なはつの旦那・惣兵衛(柄本佑)という対比も、いわばベタな設定だ。ヒロインの明るく元気で前向きな性格も、いわゆる「朝ドラヒロイン」の典型だ。  長い歴史のある朝ドラにとって、ここまで王道だと、逆に冒険だ。マンネリの謗りを受けてしまう。だが、舞台を幕末からスタートさせたことで、そこからうまく逃れ、懐かしさと安心感とともに新鮮味を出すことにも成功している。時代が変わったことで、王道の設定でも、違和感を覚えないのだ。  両替商は「信用が第一」と繰り返し語られる。一方であさは「変わらなければ生き残れない」と言う。『あさが来た』は、そのどちらも否定しない。それはドラマでも同じだ。ベタを丁寧に描くことで信用を手にし、マンネリを避けるために舞台を変えたりする工夫を施すことで新鮮さと必然性を生んでいく。 『あさが来た』は、まさに「待ってました!」と思える、王道朝ドラなのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

「待たせたな!」久々に帰ってきた“ザ・王道”朝ドラ『あさが来た』

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』
「待たせたな!」  山本耕史演じる新選組副長・土方歳三が、画面に向かって叫んだ時、「待ってました!」と多くのドラマファンが歓喜した。なにしろ、10年余りの時を経て蘇ったのだ。  2004年に放送された三谷幸喜脚本のNHK大河ドラマ『新選組!』で、山本は土方を演じた。この作品はドラマファンの記憶に深く刻み込まれており、放送終了から10年以上たった今でも語り草になっている名作だ。主演の香取慎吾はもちろん、このドラマで一躍知名度を上げた堺雅人や藤原竜也、オダギリジョーといった若い世代の俳優たちが、瑞々しい青春群像劇のような大河ドラマを作り上げた。その中で山本は、ドラマ上でもドラマ外でも、チームのまとめ役としてドラマを引っ張る存在だった。正直、放映開始前は他の主役級のキャストと比べると格落ち感があり、『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)での車いすの内気な弟役のイメージが強く、彼が“鬼の副長”役でホントに大丈夫かという不安が拭えなかった。だが、終わってみれば、山本主演のスピンオフドラマが作られるほど、彼の土方歳三はハマり、愛されたのだ。  その山本演じる土方が、まさかNHK朝ドラで“復活”するなど、思いもよらなかった。朝ドラで初めて江戸時代後期、つまり幕末を舞台にした『あさが来た』ならではのことだ。だが、単に“幕末の京都・大阪が舞台だから、新選組を出してドラマファンにサービスしよう”というだけなら、ファンはそこまで歓喜しない。むしろ、安易に大事なキャラクターを使うな、と反発していただろう。そうならなかったのは、彼の登場に“必然性”があったからだ。  それはまず、“史実”通りという点だ。『あさが来た』は、起業家の広岡浅子をモデルにしたあさ(波瑠)がヒロインの物語である。モデルの浅子は、両替商の加島屋(ドラマでは加野屋)に嫁ぐ。その加島屋で、新選組が金を借りた借用書が土方歳三の署名入りで見つかっているのだ。だから、ドラマで土方が登場するのは必然だ。  だが、それだけでは物語上の必然性はない。“史実にあるから土方を出します”“どうせ出すなら、土方役で人気のある山本耕史にやってもらいましょう。同じNHKだし”というような安易な登場の仕方では、途端に安っぽくなってしまうし、その場面だけが浮いてしまう。  そこで『あさが来た』では、この土方の登場が、物語上大きなターニングポイントになるように脚色したのだ。ヒロインのあさは、自由奔放でおてんば。彼女と結婚した新次郎(玉木宏)から見ると、“子ども”でしかなかった。実際、結婚後も新次郎はあさと夜を共にすることなく、毎夜のように出歩いていた。  そんな時、やって来たのが新選組だ。当時の新選組は、町民にとっては絶対的存在で恐怖の対象だ。問答無用で幕府再興のために金を貸せと迫る新選組に対し、加野屋の面々はおびえながら言う通りにしようとする。  だが、ここであさが、新選組の土方ら猛者たちを前にして問いただすのだ。 「もし幕府に何かあったら、その400両ホンマに返してもらえるんだすやろか?」  新選組が信用できないのか、と刀を構えすごむ隊士に毅然として言う。 「謝れまへん! 刀と信用は真逆のもんだす!」  その姿を見て、新次郎は「あんたは芯のある大人のおなごはんや。惚れてしもうた」と、初めて大人の女性としてあさを意識し、一夜を共にするのだ。こうして物語上にも必然性を持たせたことで、山本演じる土方の登場をただの“サービス”で終わらせず、「待ってました!」と歓喜させる本当の意味でのファンサービスに仕立てたのだ。  思えば『あさが来た』には、この「待ってました!」と感じさせる王道の展開が張り巡らされている。  例えば、おてんばなヒロインと清楚な姉・はつ(宮崎あおい)との対比や、その嫁ぎ先も陽気な新次郎と陰気なはつの旦那・惣兵衛(柄本佑)という対比も、いわばベタな設定だ。ヒロインの明るく元気で前向きな性格も、いわゆる「朝ドラヒロイン」の典型だ。  長い歴史のある朝ドラにとって、ここまで王道だと、逆に冒険だ。マンネリの謗りを受けてしまう。だが、舞台を幕末からスタートさせたことで、そこからうまく逃れ、懐かしさと安心感とともに新鮮味を出すことにも成功している。時代が変わったことで、王道の設定でも、違和感を覚えないのだ。  両替商は「信用が第一」と繰り返し語られる。一方であさは「変わらなければ生き残れない」と言う。『あさが来た』は、そのどちらも否定しない。それはドラマでも同じだ。ベタを丁寧に描くことで信用を手にし、マンネリを避けるために舞台を変えたりする工夫を施すことで新鮮さと必然性を生んでいく。 『あさが来た』は、まさに「待ってました!」と思える、王道朝ドラなのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

覆面調査団員になると、年間400万円以上の風俗代が無料!?

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 もし、風俗代やホテル代がすべてタダになり、毎週のように極上の美女ばかりを抱きまくれるとしたら、あなたはどうするだろうか。  まるでマンガやライトノベルに出てくる妄想めいた話だが、なんと、この話は実在する。ソフト・オン・デマンドが運営している風俗検索サイト「カクブツ」の覆面調査団員だ。「カクブツ」は、まるでミシュ●ンのように、覆面で女の子とプレイをして、女の子や店舗に点数をつけているサイト。例えば、写真とまったく違う女の子が来れば点数が低くなり、写真と変わらぬ可愛い女の子が来れば点数は高くなる。もちろん、調査するべき項目は非常に細かく、ただルックスやスタイルだけを求めているわけではないのだが、可愛くてサービスの良い女の子は総じて点数が高い。特に最近は、事前の内部調査やクチコミなどで点数の高くなりそうな女の子がわかった状態で、それを裏付けるための覆面調査が多い。かつてのように、優良店と悪質店を見極めるための調査ではなく、優良店の良い女の子を探すための調査が多くなっているため、美女ばかりを抱くことになるというわけだ。
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 まさに、おいしいことだらけ。本当に夢のような話だが、当然のことながら、誰でも覆面調査団員になれるわけではない。調査をする以上、何度も風俗に通った経験がなければならない。ほとんど風俗に行ったことがない人に正確な点数をつけることは不可能なため、風俗初心者は絶対に採用されない。続いて、清潔感があることも必須条件だ。調査団員の中にはハゲている人も太っている人もいるが、清潔感のない人は採用されない。女の子を不快にさせるような身なりは私服も含めて審査され、口臭やワキガなどは一発で不合格になる。これは女の子がポテンシャルを十分に発揮される環境にあって、その上でどこまでのサービスをしてくれるのかを調査するためだ。意外なところでは、イケメンすぎる人も採用されない。女の子が過剰なサービスをして点数が高くなってしまう可能性があるからだ。そして最後は、文章能力があること。調査は点数をつけるだけでなく、細かくレポートを書くことが求められる。普段、職場で資料を作っているような人には難なくこなせるし、日頃から「カクブツ」のレポートを読んでいれば、だいたいどんなことを書けばいいのかはわかるはずなので、それほど問題にはならないだろう。  まとめると、風俗にある程度の知識と経験があり、清潔感があって、文章が書ける人ならば、風俗代とホテル代が無料になり、毎週のように極上の美女ばかりを抱けるようになる。ただし、その採用率は1万3000人の応募の中から合格した人は約130人。つまり、100人に1人しか合格しないという狭き門である。  さて、見事に覆面調査団員となった人たちはどのような生活をしているのか。公開されていないレポートも含め、今年だけで既に120本以上の調査をした島崎ぱる夫(団員名)さんは、今年だけで約400万円分の風俗代とホテル代が無料となっている。そんな島崎ぱる夫さんが今年出した女性の中で、最もオススメできる女性TOP3を挙げてもらった。 3位:錦糸町桃色クリスタル 「みるくちゃん」 点数:86 彼女を3位にした理由。それは今年№1の可愛さと一番の素人っぽさ!と言うか、ここ数年で一番可愛かったかな?と思えるくらい。レポートに記載したとおり、テクニックがアップしたら間違いなく90点越えしちゃう逸材!こんな原石、放っておくわけにはいかないので、今すぐまた会いたい第3位とさせていただきます。 ▼みるくちゃんのレポート http://fuzoku.sod.co.jp/kinshicho/13517/report/11419 2位:メイドの宅急便 「ゆりなちゃん」 点数:86 大沢佑香似のルックスは★4評価、スタイルはふっくら感アリで★3評価。なのに2位!なぜに2位? って、今年上半期調査の中で、一番プレイが一生懸命な子だったから。性格と感度がイイんですよ。まだ若いのにホスピタリティある接客姿勢は真面目さとイチャっぽさがMIXされた心地よいものだったし、プレイでこちら責めた時の感度も凄く良くて、悶える姿が堪らなく良かった。 ▼ゆりなちゃんのレポート http://fuzoku.sod.co.jp/shibuya/2615/report/10759 1位:恋愛白書「このはちゃん」 点数:89 テクニック不足で90点越えはしなかったが、雰囲気含めて可愛いルックス、適度なイチャ感のある優良接客、感度イイエロさって三冠王!さらになかなか予約が取れないってところが男心をくすぐる?なんて。レポートでは「エロカワ天使」なんて名付けてますが、客観的云々ではなく、島崎個人的に今一番会いたい、いや恋人にしたいなら№1の女の子なんです。 ▼このはちゃんのレポート http://fuzoku.sod.co.jp/yokohama/7340/report/12346  なんと、3日に1回以上のペースで風俗に行っている計算になるのだが、やはりレベルの高い美女ばかりを400万円分も美女を抱きまくれるなんて、羨ましくてしょうがない。「kaku-butsu」によると、今も覆面調査団員を募集しているという。詳しくは、http://fuzoku.sod.co.jp/recruit/をご覧いただきたい。 ▼kaku-butsu SOD覆面調査団 風俗ランキング http://fuzoku.sod.co.jp/ ▼調査団員が撮影する体験動画はこちら http://fuzoku.sod.co.jp/movie/taiken/higashi-tokyo/70370-1191/1126

金を払わないとヤラせてくれない!?  東南アジア系“外国人嫁”にカモられる韓国人男性が続出中

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国際結婚仲介サイトの写真(ベトナム人)
 韓国で、国際結婚を取り巻く珍事件が起きた。  韓国人男性A氏と結婚したベトナム人女性Bさんが、お金をもらわないと性的関係に応じなかったとして、裁判所に「結婚無効」の判決を言い渡された。  A氏とBさんは昨年の4月に結婚し、ベトナムで式を挙げた。A氏は嫁ぐ用意をするというBさんを残し、先に韓国に帰国した。すると、Bさんは、韓国にいるA氏に対して再三にわたってお金を要求。日本円にして、約30万円を受け取った。    それから半年後の10月、2人は韓国で正式に婚姻届を提出したのだが、Bさんはその後もお金を要求し続けたという。そして、それに応じた時にだけ、夫となったA氏に性的行為を許したとされる。  結婚から20日ほど経過すると、Bさんは突然行方をくらました。外国人登録証が発行されて、わずか3日後の出来事だった。このベトナム人女性が金銭目的で婚姻関係を結んだ可能性が高いと見るや、釜山裁判所が「結婚無効」の判決を言い渡すことになったというのが、事の顛末だ。    実は最近、このような国際結婚詐欺事件は韓国で珍しくないとされる。そこで、暗躍しているのが国際結婚コーディネイターたちだ。韓国人男性C氏は、2011年に国際結婚仲介センターを通じ、フィリピン人女性と知り合った。C氏は結婚コーディネイターに、仲介料約240万円を支払ったという。  このフィリピン人女性はBさん同様、性的関係を拒否し続け、結婚後56日後に家出し行方をくらました。現在、C氏は結婚コーディネイターを詐欺で訴え、一部勝訴したと伝えられている。    韓国では、東南アジア系の“外国人嫁”が、結婚後、韓国人男性に暴行を受ける被害が相次いでいるため、メディアは人権問題との絡みでしきりにこれを報じている。一方で、外国人嫁にだまされ、なけなしのお金を奪われる韓国人男性についてはあまり問題視されていないというのが実情のようだ。しかも、Bさんなど数日で家出する女性はまだ“まし”で、中には結婚後に子どもを産み、男性のもとに残したまま蒸発するというケースも増えているのだとか。  国際結婚仲介センターに嫁を探しにくる韓国人男性の多くは、年齢が比較的高く、農村部に住む人たちだといわれている。バラ色の夫婦生活を夢見て、必死で結婚相手を見つけたはずが……。なんとも気の毒な話でもある。 (取材・文=河鐘基)

ついに『ヱヴァ』超え! 韓国でも快進撃続ける劇場版『ラブライブ!』、問われるラブライバーのモラル

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 廃校寸前の母校を救おうと、9人の女子高生がスクールアイドル「μ’s(ミューズ)」を結成する青春群像劇として絶大な人気を集めるアニメ『ラブライブ!』。その人気は日本国内にとどまらず、お隣・韓国のオタクたちにも拡散している。韓国のファンたちの熱狂ぶりは過去にもインターネットを通じて広まり、有志が募金を集めてμ’sメンバーである「矢澤にこ」の生誕記念広告を出したり、街中の『ラブライブ!』ポスターに向かって土下座したりする姿などが注目されてきた(参照記事)。  そんな韓国の“ラブライバー”を歓喜させるニュースが入った。9月3日から韓国で公開された劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』が、公開から10月13日までの約1月間で、韓国国内で公開された日本アニメ映画史上、最大の観客動員数を達成したのだ。これまでの最高記録は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が残した7万6,397人。『ラブライブ!』の観客動員数は8万6,400人を突破し、現在も数字を伸ばしている状況だ。  韓国でアニメといえば、『ポンポン ポロロ』を代表とする児童アニメが主流であり、一般アニメに対する認知度は日本よりも低い。。カンヌ映画祭出品作である『豚の王』や、前評判がとても高かった『ウリビョル1号とまだら牛』なども、“アニメ映画”というだけで上映館数も少なく、興行成績は不振に終わっている。そんな韓国で、10万人に迫る観客動員数を記録する『ラブライブ!』という作品のパワーは計り知れない。  一方で、ソウルの映画館では、『ラブライブ!』コミュニティー内で有名だったあるラブライバーによる暴走事件も起きている。  彼は“お米好き”という設定のキャラクター小泉花陽が画面に登場すると、なんとレトルトご飯をスクリーン目がけて投げつけ、劇場スタッフによって強制退去となったのだ。のちに彼は、自身が所属するコミュニティーサイトで「物議を醸して申し訳ない……。テンションが上がりすぎて、雰囲気に酔った行動だった」と謝罪した。   しかし、その謝罪はかえってほかのラブライバーたちの怒りを煽る結果となり、「お前のせいで、ラブライバーが誤解される」「『ラブライブ!』が好きだからこそ、この事件は恥ずかしい」など、多くのバッシングを受ける結果となった。  日本のラブライバーによる暴行事件や迷惑行為がネット上で取り上げられるたびに、韓国のラブライバーたちは、自分たちを「モラルが高い」と自負してきた。しかし今回の“レトルトご飯騒動”や、劇場の前で行われる関連商品の不正売買などを見ると、『ラブライブ!』の人気の高まりとともに、彼らのモラルは少しずつ低下していると言わざるを得ないだろう。いずれにせよ、韓国ラブライバーたちの熱狂は、まだまだ続きそうだ。

「人命より利益優先?」移植用臓器を持った医師団の搭乗を拒否した中国航空会社のあきれた“言い訳”

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広州の空港で飛行機遅延に怒る乗客たち(写真と本文は関係ありません)
 10月4日、広西チワン族自治区でドナーから肺を摘出した江蘇省の移植チームが航空会社から搭乗拒否され、「搬送許容時間」を超えた臓器を移植せざるを得なくなるという騒動が起こった。特殊なケースにもかかわらず、しゃくし定規に搭乗を拒否した中国・南方航空を非難する声が上がっている。「京華時報」(10月6日付)などが報じた。  移植に使われる臓器には、臓器の血流が停止してから患者に移植されて血流が再開されるまでの「虚血許容時間」が存在する。肺は8時間以内に移植されなくてはならず、搬送許容時間は6時間が限界だといわれている。  江蘇省無錫市の人民医院に所属する移植チームは2日、移植センターから遠く離れた広西チワン族自治区岑渓市に脳死したドナーがおり、肺が提供可能であると連絡を受けた。チームは当日中に自治区へ到着し、4日午前3時に順調に2つの肺を受け取って、無錫行きの便が出ている広東省広州市の白雲空港へと向かった。自治区から広州までの距離は約290kmで、通常であれば3時間ほどで到着する。ところが、1日から始まった国慶節(建国記念日)の大型連休の影響で高速道路は渋滞しており、大幅な遅れが出た。道路の両側にある救急車両や警察車両が利用する緊急用の「応急車道」を利用し、空港に着いたのは午前8時5分だった。  予約していた便は南方航空午前8時20分発の便だったが、すでに搭乗手続きは終了しており、「45分前搭乗」という規則に従い、搭乗を拒否されてしまった。同便は連休に加え、台風の影響もあり、出発時刻が午前9時10分と1時間近く遅れが出ていた。加えて移植チームは事前に南方航空へ事情説明の連絡をしており「こちらもできる限り対応します」と回答を得ていた。にもかかわらず、同社の地上職員は頑として移植チームを受け入れなかったという。  その後、深セン航空が手を差し伸べてくれたため、午前9時50分発の便で無錫へ移動し、到着後午後12時40分から患者への移植手術が開始された。肺は血流停止からすでに9時間余りが経過しており、虚血許容時間を大幅に過ぎていた。  午後4時過ぎに移植手術は終了。臓器に影響があると思われたが、奇跡的に術後の経過は順調で、6日には患者が人工呼吸器を脱して自発呼吸を始めた。  南方航空は批判を受け、「移植チームが空港に着いた時には、飛行機はすでにドアロックまで済ませており、そこからターミナルに戻れば全員を再搭乗手続きしなくてはならず、後の便よりさらに遅れる可能性があった」と言い訳をしたが、ネット上では非難の声がやまず、企業イメージが著しく悪化しているという。
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人命より利益を優先する南方航空に批判殺到(写真は移植手術のイメージ)
 中国の国内線をよく利用するという、大連市在住の日本人ビジネスマンは言う。 「中国の国内線はとにかく遅延が多く、2時間以内の遅延はみな、遅延だとも思わない。世界的にも『定時離陸率ワーストワン』という烙印を押された結果、2014年5月から当局は遅延に対し、乗客への賠償を怠った場合、多額の罰金を航空会社に科すようになった。今回、南方航空が搭乗拒否をしたのは、再搭乗手続きによる遅延で乗客に賠償金を払うのを避けたかったからではないか」  中国SNS上には「南方航空は、もう二度と利用しない」「人の命よりも利益優先」など批判の声が相次いでいる。 (取材・文=棟方笙子)

朴槿恵大統領が躍起になる“歴史教科書国定化”真の狙いは「父親の名誉回復」!?

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 韓国政府は10月12日、歴史教科書を国家の機関編集の“国定教科書”にすることを発表した。韓国の歴史教科書は過去6年間、日本と同じく、国の定める一定の基準で審査される「検定制」だったが、2017年から国定になる。  経済協力開発機構(OECD)加盟国34カ国のうち、国定の歴史教科書を採用しているのはトルコ、ギリシャ、アイスランドの3カ国にすぎず、そのほかは自由発行か検定制だという。良しあしはともかく、国定教科書が少数派であることは間違いないだろう。世界の趨勢を見ると、国定から検定制、そして自由発行にというのが大まかな流れだ。  時代に逆行する歴史教科書の国定化に、内部からも反対の声は大きい。野党は「父親は軍事クーデター、娘は歴史クーデター」などと、歴史教科書の国定化に躍起になっている朴槿恵大統領を非難している。国民の反対の声が絶えない影響もあってか、韓国政府は新しい歴史教科書の名称を、「国定歴史教科書」から、「統合歴史教科書」「正しい歴史教科書」などと、次々と変更するドタバタぶりも見せているありさまだ。  それにしても、歴史教科書が国定化されると何が変わるのだろうか? 執筆を担うのは国史編纂委員会ということだが、同委員会の元委員長イ・マンヨル氏が朴政権の狙いをいくつか指摘している。その中で最も重要なのは、歴史教科書に“植民地近代化論”を盛り込むことだという。植民地近代化論とは、日本の統治時代が韓国の近代化に貢献したという理論。植民地近代化論が正当性を持てば、韓国の親日派にとって絶対的な免罪符になるため、李承晩や朴正煕らが再評価されることにつながる。つまるところ、朴槿恵大統領は歴史教科書を作り直すことで、「父親の名誉回復」を行おうとしているという指摘だ。  ちなみに、朴正煕政権が1974年に発行した国定教科書は、“朴正煕による、朴正煕のための教科書”などと呼ばれていた。その教科書では、朴正煕が起こした「5.16軍事クーデター」を「革命」と定めており、「政府が無能で腐敗していたため、国家と民族を守護する意志を持つ軍人たちが革命を起こした」と説明。また、朴正煕が独裁化を図るために、国会解散や憲法停止を骨子とする「大統領特別宣言」を発表した「10月維新」(72年)については、「韓国の民主主義を推進するもの」と解説されている。まさか現代においてここまで偏った内容に修正することはないと思うが、朴正煕の実娘だけに、そうしない保証もない。  韓国政府は現在の歴史教科書について、「歴史的事実に対する誤謬や理念的な偏向で物議を醸す内容が多い」(ファン・ウヨ副首相兼教育部長官)と話している。事実、韓国の歴史教科書には“自虐史観”があるとの見方も少なくないため、教科書を国定化することで「誇らしい大韓民国の歴史」(同)を作り上げたい意図もあるのだろう。  ただ、日本で『新しい歴史教科書』(扶桑社)が作成された当時、韓国はさんざん「歴史歪曲」「歴史修正主義」などと騒ぎ立てた過去がある。同教科書が自虐史観からの脱却を意図して作られたことは周知の通りだ。現在、韓国も似たようなことを企んでいるわけなので、数年越しの“ブーメラン現象”となることは間違いない。  いずれにせよ、韓国国内で議論の尽きない歴史教科書問題。日本にその火の粉が飛んでこないことを願うばかりだ。