【中国日本人拘束】民間人への諜報活動依頼は日常茶飯事だった! 目的は公安庁職員の「ポイント稼ぎ」!?

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公安庁が今年公開した、「諜報機関員」の仕事を体験できるという無料ゲーム
 9月末、中国で2人の日本人が「スパイ容疑」で長期間拘束されているという、衝撃的な事実が明らかになった。その後、さらに2人の日本人に同様の嫌疑がかけられていることが判明。スパイ活動を取り締まる中国国家安全省に、少なくとも4人の日本人が拘束されていることになる。  最初に拘束が明らかになった2人については、中国の軍事動向や中朝国境付近での北朝鮮動静、脱北者や邦人拉致被害者に関する情報の収集を、公安調査庁(公安庁)に依頼されていたと供述している、との情報もある。  これに対し、菅義偉官房長官は「わが国は絶対にしていない」と真っ向否定。公安庁も「お答えする立場にない」とコメントしている。  しかし、「私も公安庁から中国での情報収集を依頼されたことがある」と証言するのは、貿易業を営む吉田健児さん(仮名・52歳)だ。吉田さんは、大手メーカー社員として中国に10年間駐在した後、独立。現在も商用で中国東北部を頻繁に訪れており、現地に太い人脈を持っている。 「6年ほど前、ある知人から『会ってほしい人がいる』と頼まれ、彼と共に会食した相手が、公安庁の30代の職員でした。彼は『北朝鮮の中国での経済活動について勉強させてほしい』と、いろいろと質問してきましたが、どれも私がそれほど詳しい話題ではなく、聞きかじった話で適当に答えていました。しかし彼は、それを丁寧にメモに残していて、なんだか申し訳ない気持ちになったのを覚えています。そんな調子で3時間ほど食事した後、別れ際に『お礼』として、2万円の商品券を受け取りました。食事代も向こう持ちでした」  翌日、公安庁職員は、さらなる情報収集を依頼してきたという。 「今後、丹東(北朝鮮との国境を接する遼寧省丹東市)に行くことがあったら、謝礼を支払うので、当時建設計画が公表されたばかりの新鴨緑江大橋の予定地周辺の写真を撮影してきてくれ、という内容のメールが、彼のホットメールのアドレスから送られてきました。結局、その後しばらく丹東に行く予定はなく、彼とはそれっきりになりましたが、もしかしたら今ごろ、私も拘束されていたかもしれません」(同)  丹東市といえば、スパイ容疑をかけられている4人の日本人のうち、1人が拘束された場所でもある。  ただ、吉田さんの言う「聞きかじった話」や、民間人の立ち入れるエリアで撮影された画像が、国のインテリジェンスにどれほど役に立つというのか。 「彼らが欲しいのは情報ではなく、『仕事しています』という庁内向けのポーズに必要な小道具です」  そう話すのは、北京に駐在歴のある40代の全国紙記者だ。この記者によると、公安庁職員が、新聞や雑誌の記者に接触することは珍しくないという。
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吉田さんが公安庁職員から周辺の写真撮影を依頼されたという、丹東市で建設中の新鴨緑江大橋。こんな写真なら、ネット上でいくらでも手に入るのだが……。
「私も3人ほど公安庁の職員を知っていますが、定期的に『書いてない情報で、何かないですか?』と言ってくる。同業者を紹介してくれというので、北朝鮮や国内の極左の動向に詳しい他紙の記者や週刊誌記者を何人か紹介したこともあります。彼らにとってみれば、上司に『こういう人たちと接触してきました』と報告すれば、仕事をしたことになるらしいんです。また、年度末が近づくと、決まって彼らから食事に誘われる。これには予算消化と、人事考課を前に自己申告書の材料を得るという両方の意味があるんでしょう。ただ、彼らはこちらとしても、何かの時に情報源になる可能性もあるので、つかず離れずのスタンスで付き合っていますが」(同)  また同記者は、中国での拘束が明らかとなった4人の日本人についても、「『007』のようなスパイ活動をやっていたわけではないし、得ようとした情報も、インテリジェンスとして価値のあるものではなかったはず」と話す。 「そもそも公安庁に、海外で踏み込んだ諜報活動をやろうという気概がありません。もしそんな気概があるなら、日本の対中政策はもっとマシなものになっている。4人はおそらく、公安庁職員の自己申告書作成のために、小銭を渡されて動いていたんでしょう。中国側も、重要機密にアクセスされたとは思っていないはず」  中国ではスパイ活動は死刑もあり得る重罪だが、拘束されている4人に関し日本側は「知らぬ存ぜぬ」を貫くのだろうか? しかも、彼らの任務が国のためではなく、いち職員のポイント稼ぎのためだったとしたら、なんとも報われない話である。

少子化に頭を悩ます北朝鮮で、避妊&中絶禁止令「指示に背けば、懲役3年の刑」に!?

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 少子化に悩む北朝鮮が、避妊や中絶手術を禁ずるという指示を出したと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。しかし、少子化の原因は、北朝鮮の慢性的な経済難であり、人民からも疑問の声が上がっている。  北朝鮮経済の原動力は、アズマイ(おばさん)をはじめとする、主婦や働き盛りの女性たちだ。男性は、原則的に所属する国営の工場、企業所に出勤する義務があるが、給料はせいぜいコメ1キロ程度。女性たちが市場で商売をして、家計を支えなければならない。  家計を支える女性たちにとって大きな壁となるのが、やはり出産と育児だ。商売に忙しく育児をする余裕がないため、産んでもせいぜいひとり。こうした中、出産を拒否する女性も増えている。国連経済社会局(UNDESA)は今後、北朝鮮の出生率が下がり、2050年以降は人口減少に転じると見ている。  教育費の問題も、少子化に拍車をかけている。北朝鮮は「無償教育」を建前にしているが、実際には非常にお金がかかるため、子どもを産みたくても経済的に産めないのだ。  深刻な少子化に危機感を持つ金正恩第1書記は、さまざまな少子化対策を打ち出してきたが、これといった効果は出ていない。  そもそも少子化の根本的原因は、北朝鮮政府の旧態依然とした経済政策と、拡大発展する市場経済に当局が対応できていないからだ。それにもかかわらず、人民に少子化の責任を押しつけるような指示が出された。  RFAの両江道(リャンガンド)の情報筋は、「10月8日、北朝鮮当局の保健部門の担当者を集めた講演会が行われ、『避妊と中絶を禁止する。指示に背けば、懲役3年の刑に処す』という指示が下りた」と語った。  しかし、具体的な規定は公表されず。 正式な刑罰というより人民に対して注意を促す、もしくは闇の中絶手術や闇市で売買される避妊具などに対する警告の意味合いが強いのかもしれない。  具体的な内容が不明なことから、人民の間では「実際は懲役刑ではなく、巨額の罰金が科されるのではないか」というウワサ話も出回っているようだ。  咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は「もともと、避妊や中絶手術は法で禁じられていたが、有名無実化されていた。結婚前の女性が、他人の目がある病院ではなく、医師の家で中絶手術を受けることはよくある」と語る。  また、娘が性犯罪の被害者になるかもしれないという心配から、親が避妊用の「リング」を挿入する手術を受けさせるケースも多いという。  今回の北朝鮮当局の指示に対し、人民からは「無理やり子どもを産ませるのではなく、産んで育てられる環境を整えてほしい」と、まっとうな批判の声が出ている。 (デイリーNKより<http://dailynk.jp/>)

おいしいと言わないのは器が小さいんじゃない、具がデカイんだ!『秋のメガ盛り丼祭』

 どんなにうっかりしていても、やっぱりやって来るのが食欲の“秋”。今年は松茸が豊作らしいけど、そんなことは関係ない。目の前に盛られた山盛りの食材を、腹一杯かき込めばそれで満足だ!  というわけで、今回は丼祭と題して珠玉のメガ盛り5連杯をお送りする。
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ごはんにはタレがかかっているが、肉には味があまりない。ま、ローストビーフってそんなものだろうが。
 まず1杯目は、高田馬場にある有名なメガ盛りローストビーフのお店。30分並んで食べたのがローストビーフ丼(大)だ。地層みたいに幾重にも重なったローストビーフはいかにも豪華だが、庶民舌の筆者には冷めた半生の肉の山が、それほどうまいとは感じられなかった。次回は二番人気という熱々のステーキ丼に期待したい。 高田馬場レッドロック『ローストビーフ丼(大)』1070円 インパクト ☆☆ 味     ☆☆ 店     ☆☆
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自慢のはずのごはんがべちゃべちゃなのが残念デシタ。
 2杯目は、秋葉原のメガ盛りの聖地。やたらと威勢のいいオッちゃんにちょっと引き気味の筆者。すると、「初めてでも怖がらなくて大丈夫」って童貞と風俗嬢か! 夜定食セットの中から選んだのは、人気1位というサービスセット定食だが、から揚げ、コロッケ、かき揚げ、大根の煮物、つみれボールなどなどが丸い桶に山盛りに詰め込まれて出てきた。「ご飯とみそ汁はうまいもん出さなきゃってのが先代からの教え」というオッちゃんだが、桶の下を覗いてもご飯がない! すると、「あ、ごめんごめん、メシ忘れてた」って……。夜はお酒も飲めるが、「ウチは酎ハイも焼酎9:1だから」って、酒も山盛りかよ! 秋葉原ごはん処あだち『夜定食サービスセット』1000円 インパクト ☆☆☆ 味     ☆ 店     ☆
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食べ終わったあとも口はギトギトではなく、そのまま風俗にも行けそうだった。
 3杯目を食べに行ったのは、横浜伊勢崎町。オトナの街・風俗街を通り抜けて、阪東橋商店街のアーケード入り口にその店はあった。以前見た写真のイメージだと、もう少し小さい店だと思ったが、意外に大きい。近くにある京急の駅の名前から拝借した名前だと思って『黄金丼』を頼んだら、女将さんは「オウゴン丼いっちょ」と言っていたのは残念だった。  しかし、味はピカイチ。17、18センチはある大きな海老2本に、ナス、ピーマン、ししとう、シイタケなど7種類8個の天ぷらは、いずれもサクサクでジューシー。甘しょっぱいタレもピッタリでした。  しかし、外に出てびっくり。記憶の中にあった小さな店は3軒となり! 同じ店だから、ま、いっか。 阪東橋天ぷら豊野『黄金丼』1200円 インパクト ☆☆☆ 味     ☆☆☆ 店     ☆☆
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普通の喫茶店かと思ったらさにあらず。
 もう腹一杯の4杯目。小岩で見つけたその喫茶店は、客のほとんどがマニア風だ。カツ丼を頼んだら、丼のフタが閉まらずに浮いた状態で出て来た。その中身がコレ。  しかし、残念ながら、このカツ丼も固くてしょっぱくて筆者の庶民舌にはあわなかった。近くに住む元キャバ嬢に聞くと、「アソコはチーズハンバーグかじゅーじゅー焼き定食の2択よ」と。次回はハンバーグに挑戦してみます。 小岩タクト『カツ丼』980円 インパクト ☆☆☆ 味     ☆ 店     ☆☆
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豆腐も大根もよく味がしみ込んでいて、非常にうまい。
 最後の5杯目に向ったのは、JR新橋駅の目の前にあるニュー新橋ビル。そのビルの駅とは反対側の1Fにあるのが、牛丼屋ではなく肉めし屋だ。この店の特徴が、なんと、焼き豆腐一丁が丼の上に乗っかってる『肉めし』なのだ。  しかし、その上をいく新商品ができた。検討に検討を重ねたであろうその名も『全部のせ肉めし』。写真のとおり、焼き豆腐一丁に大根の煮込み、ゆで卵、ハンペンなど、およそ丼のトッピングとは思えない具が大降りで乗っかってる。味は、昼めし時でもないのに待って食べる程ということは……。  今月も、うもうございました。 新橋岡むら屋『全部のせ肉めし』740円 インパクト ☆☆☆ 味     ☆☆☆!! 店     ☆☆ (写真・文=よしよし)

軍事・経済メディアまで!? K-POPアイドルAOAのオリコン1位に、韓国中が狂喜「AKB48を超えた!」

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『Ace of Angels』(ユニバーサル ミュージック)
 韓国ガールズグループ「AOA」が、日本のオリコンチャート(10月15日付デイリーCDアルバムランキング)で1位を獲得したことについて、韓国メディアが「AKB48を超えた」と相次いで報じている。  経済メディア「亜州経済」は、「AOA、日本のオリコンで1位、AKB48ユニットを超えた」という記事を配信。その中で、「AOAの新アルバム『Ace of Angels』が、AKB48のユニットグループ、フレンチ・キスと対決。4日目にして、オリコン1位を飾った」として、その健闘をたたえた。同記事はまた、AOAがタワーレコード全店舗で1位になったこと、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、中日スポーツなど日本のメディアがAOAについて報じたことも詳細に取り上げている。そのほかにも、スポーツ東亜などの大手紙や、芸能メディア「OSEN」はもちろん、挙げ句の果てには軍事メディア「国防日報」まで、AOAとAKB48の対決を取り上げた。  AOAはジミン、チョア、ユナ、ユギョン、ヘジョン、ミナ、ソルヒョン、チャンミの8人組女性ユニットで、2012年にデビューした。韓国では、少女時代や2NE1、Apinkなどに続く中堅クラスのアイドルとして知られる。そのコンセプトで特徴的なのは、ユニットが分かれている点。バンド楽曲を披露する「AOAブラック(バンドチーム)」と、ダンスバージョンを披露する「AOAホワイト(ダンスチーム)」の2チームで活動している。  過去には「FNC KINGDOM 2014」というイベントで、AOAブラックがAKB48の「ヘビーローテーション」を披露したこともあり、ユニットを分けたり、楽曲をカバーしたりと、何かとAKB48を意識しているようなフシがある。実際、AKB48はアイドルとしての知名度ではアジアナンバー1なので、海外のアイドルや芸能事務所にベンチマーキングされていたとしてもなんら不思議はないが、なんだか因縁めいたものを感じる。  本人たちが意図したか否かは定かではないが、今回のオリコン1位獲得で、AKB48の対抗馬として、少し誇張気味に報じられたAOA。韓国のSNS上では「AOAはやると思った」「AKB48に勝てるはずがない」「フレンチ・キスだろ!? グループ本体じゃなければ、張り合う意味がない」などといった意見が飛び交っている。実際、26日付のオリコン週間CDアルバムランキングでは、フレンチ・キスが逆転し、AOAは2位という結果に。いずれにせよ、日本での快挙を受けて、韓国で注目が高まるのは必至だ。一方、AKB48軍団にとっては、思わぬところから伏兵が現れることになるのだろうか? 両者の今後の活躍に注目したい。 (取材・文=河鐘基)

「あれまッ」と驚くシャマラン節がたまらない!“無縁社会”が生み出した都市伝説『ヴィジット』

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「夜9時30分以降は寝室を出てはいけない」という祖父たちとの約束を破ったベッカ(オリビア・デヨング)は、想像を絶する恐怖に遭遇する。
 大ヒットした『シックス・センス』(99)のインパクトがあまりに強すぎ、どんなオチが待っているかのみで期待されるようになってしまったM・ナイト・シャマラン監督。せっかくコース料理を用意しても、デザートしか食べてもらえない料理人みたいな気分だろう。『サイン』(02)のような恐怖と笑いが混在する作風や起承転結のレールに縛られないストーリー運びはもっと評価されていいはずだ。近年は『アフター・アース』(13)といったCGを多用したメジャー大作を手掛けたものの、もはやシャマラン監督作であることすら忘れられてしまった。そこで、久々に心理サスペンスのジャンルに里帰りを果たしたのが『ヴィジット』。ホームグランドに戻って、シャマラン監督自身が楽しみながら撮っていることが伝わってくる手づくり感のある恐怖映画となっている。  舞台はシャマラン作品ではおなじみ米国北東部に位置するペンシルベニア州の田舎町。北国の肌寒さ以上に、過疎化が進み、人影がまばらなことがより寒さを感じさせる。そんな寂れた町を若い姉弟が訪問する。15歳になる姉ベッカ(オリビア・デヨング)と13歳の弟タイラー(エド・オクセンボールド)。両親は離婚しており、シングルマザーとなった母親(キャスリン・ハーン)と3人で暮らしている。新しい恋人ができた母親に気を遣って、母親が生まれ育った故郷の実家を子どもたちだけ訪ね、1週間の休暇を過ごすことにしたのだ。初めて会う祖父と祖母に、ベッカとタイラーはワクワクドキドキ。ベッカはハンディカメラを手に、初めての実家訪問を感動のドキュメンタリー映画にしようと考えている。タイラーはお得意のラップで、祖母たちを驚かせようと大張り切りだ。  ベッカとタイラーの期待どおり、祖父(ピーター・マクロビー)と祖母(ディアナ・デュナガン)は温かく2人の孫を迎え入れてくれた。おじいちゃんはニコニコ顔、おばあちゃんはたくさんのお菓子を用意してくれていた。「父親に棄てられた」というトラウマを抱えるベッカとタイラーは肉親から無条件の愛情を浴びる幸せを噛み締めていた。ところが、夜になると古い家の様子が途端におかしくなる。夜10時を過ぎると、ベッカとタイラーがいる寝室のドアの向こう側で大きな生き物が這いずり回るような音がするのだ。恐ろしい夜を過ごしたことで、ベッカとタイラーの目に映っていた平穏な田舎の風景が一変していく。優しいはずの祖父と祖母が、どこか怪しく感じられるようになる。母親にスカイプで報告するが、「あの人たちは昔から変だった」「高齢者だから仕方ないのよ」と取り合ってくれない。単なる都会暮らしの現代っ子と田舎で暮らす高齢者とのカルチャーギャップなのか? それとも、この家には重大な秘密が隠されているのか? 不気味な緊張感が漂う中、また夜が訪れる。
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普段はとても優しいおじいちゃんとおばあちゃんだが、孫のタイラーたちには理解しがたい謎の行動を時折見せる。
 オリジナル作品を撮る度に、元ネタが何であるかが騒がれるシャマラン作品。『ヴィジット』は言ってしまえば、グリム童話の有名な2つのエピソードをシャマラン流に現代語訳したものだ。ひとつは『ヘンゼルとグレーテル』。知らない森の中(ケータイ電波の届かない田舎)に迷い込んだ幼い姉弟が、大人の力を借りずに懸命にサバイバルするお話となっている。家族の愛情に飢えていたベッカとタイラーにとって、優しいグランパとグランマが暮らす一軒家は“お菓子の家”のような甘い夢の空間のはずだった。お菓子づくりが自慢の祖母はやはり悪い魔女なのか。ベッカが祖母にオーブンの掃除を命じられるシーンにハラハラさせられる。もうひとつ有名なグリム童話がモチーフとなっているが、タイトルを挙げるとラストの“お楽しみ”まで分かってしまうので伏せておこう。見終わった後、「グリム童話は今も存在するんだ」と思うに違いない。  ベッカが持つハンディカメラの目線で描かれる現代のグリム童話『ヴィジット』。本作はシャマラン監督にとって初めての主観映像スタイル、フェイクドキュメンタリーものとなっている。ベッカが手にしたハンディカメラにはいろんなものが映り込んでいく。ベッカたちには優しい祖父と祖母だが、ほとんど自宅の敷地内にこもっており、外部の人たちと交流していないことが分かる。たまに近隣の人が訪ねてきても、トラブルがあるらしく口論になってしまう。祖父と祖母にとってひとり娘にあたるベッカたちの母親とは、母親が高校時代に父親と駆け落ちして以来、絶縁状態が続いている。地縁も血縁もなく、2人の高齢者は狭い世界で淋しく暮らしてきた。一方、祖父と祖母の前では明るくはしゃいで見せるベッカとタイラーだが、姉弟だけになると「父親に棄てられた子ども」としての哀しみが湧き出てしまう。両親の離婚は自分たちにも責任があるのではないかと悩む。ストレスからタイラーは過剰な潔癖症に、ベッカは鏡で自分の顔を直視することができなくなった。恐怖演出ではないシーンに、現代人の心の虚ろさがぽっかりと浮かび上がる。  カメラはカメラの前に立つ人間に“物語内の主人公”になることを意識させるだけでなく、カメラを持つ人間の“意識”をも変えていく。実家で起きている異変に気づいたベッカは大人しくしてればいいのに、カメラを使ってその正体を解き明かしたいという欲求に駆られていく。母が実家を飛び出して疎遠のままなのは、何か深い事情が隠されているからではないのか。母と祖母はなぜ和解しようとしないのか。ベッカはカメラを回しながら祖母をインタビューすることで、自分の数倍もの人生を歩んできた祖母の心の奥底にある暗くて深い沼にまで踏み込んでいこうとする。CGや特撮に頼ることなく、シャマラン監督は観客の心をザワザワさせる。カメラを持つ人間の意志や葛藤も映像の中には映り込んでいく。固定カメラを使った超低予算ホラー『パラノーマル・アクティビティ』(07)とは大きく異なる点だ。
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いつも鍵が掛けてある納屋の中を覗くと、おじいちゃんが銃を口にくわえようとしていた。おじいちゃん、それ胃カメラじゃないよ!
 恐怖の中に笑いが混在するシャマラン作品の味わいが、本作では今までになく顕著になっている。両親の離婚以来、情緒不安定ぎみで潔癖症になっていた弟のタイラーだが、実家滞在中にあまりにも衝撃的なショック療法を体験することに。この洗礼によって、タイラーは潔癖症をウンよく克服する。観ている我々は恐怖におののきながらも、つい吹き出してしまう。恐怖回路と笑いの回路の往復で忙しい。客席で唖然とし、また笑っているうちに、現代のヘンゼルとグレーテルは瞬く間に成長していく。  ドアの向こう側では、未知なる恐怖が待ち受けている。だが、姉のベッカにはビデオカメラ、弟のタイラーにはラップという武器がある。若い姉弟はそれぞれ表現手段を持っていることで、自分たちが置かれている状況を冷静に客観視し、パニックに陥るのを防いでいる。果たして、この世界は信じるに値するものなのか。シャマラン監督が描く世界は、とうてい信用できないし、理想の世界とは言いがたいものだ。それでも少年少女たちは成長を遂げていく。トラウマを抱えた子どもたちが恐怖の壁を乗り越えて、広い世界へと向かっていく。これもまたシャマラン監督が初期作品『翼のない天使』(98)や脚本提供作『スチュアート・リトル』(99)の頃から、ずっと描き続けているテーマだろう。 (文=長野辰次) 『ヴィジット』 製作・監督・脚本/M・ナイト・シャマラン  出演/キャスリン・ハーン、ディアナ・デュナガン、ピーター・マクロビー、エド・オクセンボールド、オリビア・デヨング  配給/東宝東和 10月23日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開 (C) Universal Pictures. http://thevisit.jp/

『孤独のグルメ』台湾編放送に現地ファン歓喜も、台湾版・井之頭五郎には「コレジャナイ!」の大ブーイング

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台湾版で主役を演じるウィンストン・チャオ。確かに、原作漫画の井之頭五郎に似ている。
 シーズン5に突入した深夜ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の第4・5話(10月23・30日放送)で、主人公の井之頭五郎が台湾へ海外出張に赴く。  シリーズ初の海外編に、期待を膨らませているのは日本のファンだけではない。  台湾ネットメディア「東森新聞雲」が予告動画付きで報じた「台湾編放送」の記事は、Facebook上で11万もの「いいね!」を獲得するなど、現地台湾のファンも熱視線を送っている。
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台湾版の第1話に登場する台北の「大隠酒食」。日本統治時代に建てられたビール会社の建物を利用した飲食店だという
 台湾では、日本で放映された『孤独のグルメ』が動画サイトで話題となり、人気に火がついた。ちなみに現在放送中のシーズン5も、日本の放送後まもなく中国語字幕付きの動画がネット上にアップされるという状況が続いている。    こうした人気を受け、台湾では中国語版の原作漫画が出版されているほか、今年5月からは8月には、台湾版リメイクの『孤独的美食家』も放送された。    ただ、この台湾版『孤独のグルメ』は、日本版を知るファンにとっては、評判が芳しくなかったようだ。
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日本版『孤独のグルメ』の台湾編で共演する、日台井之頭五郎
 台湾版で五郎を演じたのは、台湾の有名俳優ウィンストン・チャオ(55)。原作漫画の五郎の容姿に似ていることからドラマ放送前には大きな期待が寄せられていたが、第1話放送後は一転、酷評が相次いだ。いわく「少し太りすぎで、日本版の五郎のように食べ方にストイックさが感じられない」というものや、チャオが映画やドラマで孫文の役をたびたび演じたことから「孫文が飯を食っているようにしか見えない」というものまで。また、「グルメドラマのはずなのに、ヒューマンドラマに重きを置いているような気がする。もう少し食べ物に集中すべき」というドラマの脚本に対する不満の声も上がっている。  日本版では本編の終了後、原作者の久住昌之が舞台となった店を訪れる「ふらっとQUSUMI」というコーナーが設けられているが、台湾版では、台湾出身のSNH48人気メンバーの邱欣怡と李芸彫の2名が台湾各地の観光地やグルメを現地リポートするコーナー「萌妹玩転遊台湾」に替わっている。  台湾ファンが待ちわびる、本家『孤独のグルメ』の台湾編では、主役の松重豊(52)がチャオと共演することが予告されており、“日台井之頭五郎”の共演にも話題が集まっている。

元K-POPアイドル逮捕で、韓国芸能界“性売買疑惑”が再燃「2年前の悪夢が……」

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罰金刑になったソン・ヒョナ
 韓国の首都ソウル最大の繁華街である江南(カンナム)一帯で、秘密裏に営業していた“高級売春”グループが摘発された。10日20日、ソウル地方警察庁は31歳の男Aを性売買あっせん容疑で拘束し、その関係者15人と売春婦11人、買春した男性1人を含む27人を立件したことを発表した。  警察によると、Aらは今年8月から最近まで、江南地域に点在する高級ホテルを利用しながら、1回50~150万ウォン(約5~15万円)で性売買ビジネスを展開していたという。ルームサロンと呼ばれる高級クラブでの仕事経験があったAらは、かつての常連客に電話営業などを行い、さらにインターネットサイトに「女秘書」「高級愛人代行」などの広告も出稿。連絡してきた客を事前に予約していたホテルの一室へ向かわせ、メッセンジャーアプリなどを使って女性たちを派遣していたという。警察の取り締まりから逃れるため毎度指定ホテルを変え、一度つかんだ顧客は電話番号登録して会員制システムで管理する徹底ぶりだったらしい。  ……と、ここまでは日本のデリヘルと似たようなシステムの気もするが、驚きなのは売春に関与した女性たちの顔ぶれだ。前述した11人の売春婦のほとんどが20代の女性たちで、その職種も大企業秘書、雑誌モデル、元ダンサー、女子大生、芸能界志望の練習生などさまざま。中には、かつてガールズグループで芸能活動をしていた元アイドルもいたという。警察は「あっせん業者たちが芸能プロダクションと特定の関係にあったという証拠はなく、芸能界とは一切関係ない」としているが、今回の摘発は少なからず波紋を呼びそうな気配だ。  というのも、韓国では近年、芸能人の性売買疑惑がまことしやかにささやかれてきた。実際、2013年末には検察が芸能人による性売買の情報を入手したとして、大々的に捜査を実施。メディアには「有名女性芸能人たちが組織的に性売買した」などの報道があふれ、複数の有名タレントたちに疑惑の目が向けられた。捜査の結果、ほとんどのタレントの無実が証明されたが、元ミス・コリア出身でドラマ『ホジュン』『イ・サン』など日本でもヒットしたドラマに出演した女優ソン・ヒョナだけは疑いが晴れず、13年12月に売買あっせん容疑などで在宅起訴に。14年8月には裁判の結果、200万ウォン(約20万円)の罰金が科せられている。  そんな前例がある中で今回の一件が明るみになったことにより、再び芸能人による性売買疑惑が再燃する可能性もある。 「“元”が付くとはいえ、ガールズグループのメンバーとして活動していた以上、再び芸能界の性売買疑惑が持ち上がることは間違いないでしょう。すでにオンラインコミュニティ上では彼女を“A嬢”と呼び、特定作業が始まっています。身元がわかれば、彼女が所属していた事務所も打撃を受けるはず。芸能界は戦々恐々でしょう」(韓国スポーツ紙の芸能記者)  はたして高級売春グループに属していたA嬢とは誰なのか――。ビッグネームではないとは思われるが、その実名が気になるところだ。

おばちゃんがセクシー衣装で……公害化する中国“広場ダンス”に大ブーイング

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大会に参加したご婦人方
 広場や公園に中高年女性が数十人~数百人も集まり、巨大スピーカーからダンスミュージックを爆音で流して踊る「広場舞(広場ダンス)」が数年前から社会問題化している中国で、あるイベントが行われて注目を集めている。  江蘇省のテーマパーク内で10月17日に行われたのは「全国広場ダンス選手権大会」。中国各省から広場ダンスの“精鋭”が集結し、歌と踊りを披露した。しかし、当然ながら、出場するのは中年のおばちゃんばかり。しかも、コンテストで目立とうという意図があったのか、露出度の高いドレスや衣装で踊りまくる姿が報じられた。これには中国人も辟易しているようで、SNS上では以下のような発言が飛び交った。
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なぜわざわざフラダンスを選ぶのか、理解に苦しむ
「広場の騒音ババァを助長させるだけだ。コンテストなんかするな」 「いい年してミニスカートはいたり、へそ出してるんじゃねぇ!」 「熟女マニアにとっては、たまらない映像だな」 「当局はポルノを規制するより、こっちを規制しろ。青少年にとって、よほど有害だ!」  早朝や夜、中国各地で行われている広場ダンスは騒音やマナー問題もあり、賛否両論が渦巻く。アメリカのメディアも以前、広場ダンス問題に関する記事を掲載し「2020年に中国の中高年女性の人口は2億人を突破する。中国に行く際は耳栓を忘れずに」と報じており、今後も広場ダンスは拡大していくとみられている。
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ミニスカート姿で踊る中高年。太ももを見せないで……
「5年ほど前、緑の多い公園の近くに新築マンションを買ったんです。しかし、2年くらい前から広場ダンスの規模が徐々に大きくなり、今では毎日朝と夜、大轟音が僕の住む11階にも聞こえてくるようになった。引っ越してきた当初はおとなしいフォークダンス曲だったのに、今ではワケのわからない4つ打ちの中国歌謡のテクノアレンジが鳴り響いています。おかげで不動産価値も2割ほど下がりました。まさに悪夢ですよ」(広州市在住の日本人経営者)  複数の専門家が中国メディアに語ったところでは、広場ダンスを楽しむおばちゃんたちは、改革開放以前に青春期を過ごした人が多く、文化大革命など全体主義体制化の影響を受けているので、集団で何かをすることに快感を覚えているのだという。
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中国中の広場で、このような高齢の女性が日夜、踊っている
 今回の全国大会開催でいっそう市民権を得る中、広場ダンスという“公害”を排除するのは、ますます難しくなるのかもしれない。 (取材・文=棟方笙子)

世界野球WBSC、スター選手が勢ぞろいする“因縁の日韓戦”に不満殺到「韓国に不利だろ!」

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聯合ニュースより
 11月8日から開催予定の世界野球WBSCプレミア12は、日本ハムの大谷翔平ら、人気選手の選出が発表されており、日本の野球ファンにとって楽しみなイベントとなっている。芸能界きっての野球ファンで、本大会のナビゲーターに選ばれたSMAP中居正広も、興奮を隠せない様子。「(日本の選手団は)現時点で最強メンバーですね。見ているだけでワクワクします」と、メディアの取材に答えている。  先日、ラグビー日本代表“エディー・ジャパン”が快進撃を見せ、日本中を感動に包んだが、東京五輪を控えた現在、正式種目復活という目標とともに、“侍ジャパン”が世界の強豪にどう立ち向かうかに期待が高まっている。  一方、韓国でもプレミア12への注目が集まっている。というのも、韓国野球界も野球の五輪種目復帰や国際化のために、本大会に最精鋭メンバーを送るとしているからだ。そんな韓国野球界の威信を懸けて臨むプレミア12で、国民が並々ならぬ関心を寄せているのが日韓戦だ。人気選手が勢ぞろいし、総力戦となる日韓戦は、いやが上にも関心が高まらざるを得ない。そもそも、野球は韓国国内で最も人気が高いスポーツという背景もある。 「今回の日韓戦は、興行的にも大きな柱です。というのも、今大会は東京五輪で野球を正式種目に復活させたい日本が主に牽引する大会。そもそも、野球の国際大会としてはすでにWBCがあるので、プレミア12をあえて開催しなければならない理由は乏しい。そのため、米国メジャーリーグは同大会に乗り気ではないという話もあります。そうなると、プレミア12の成否を握るのは、総力を投入する日韓戦となる可能性が高いのです」(韓国紙記者)  そんな日韓戦をめぐり、韓国メディアからは「韓国に不利ではないか!」という批判の声が出始めている。主催側が、韓国チームに無理なスケジュールを要求しているというのだ。  日韓戦は 、11月8日に開幕戦として札幌ドームで行われる。韓国チームは、翌日9日にはすぐに台湾・台北に移動しなければならない。台湾では予選4試合が行われ、もし8強まで上がった場合、19日に再び東京入りとなる。しかも、韓国国内シリーズが第7戦まで長引けば、シーズンが終了するのは3日。韓国チームの予定では、4日と5日にキューバとの親善試合が組まれている。休みなしで、翌日6日に札幌入りするという過密スケジュールだ。  そうなると、韓国代表が札幌ドームでトレーニングできるのは7日のみということになるのだが……。極めつきは、日本側がその7日に韓国チームの札幌ドームでの練習が難しいとしている点にある。理由としては、札幌ドームは野球とサッカー兼用球場で、7日にサッカーの試合が組まれているからだ。  日本側は別途、室内練習場を確保すると代案を提示したそうだが、これに韓国野球委員会(KBO)が難色を示していることも明らかになった。札幌ドームで試合経験が豊富な日本の選手たちと比べると、不利になるというのがその理由だ。  KBOは現在、日本の修正案を待っている状況で、もしわだかまりが残れば、日本が韓国をプレミア12大会に呼んで、自分たちだけ得しようとしているという非難も出てきそうである。  現在、プロが参加した国際大会における日韓戦の対戦成績は、11勝11敗でイーブン。過去にはイチローが「(韓国チームが)向こう30年、日本には手を出せないと思わせるような戦いをしたい」と発言し、闘志をむき出しにするなど、数々の名場面も生まれた。  実力が拮抗し、エンタテインメント的にも好ゲームとなる可能性が高いだけに、試合後にミソがつくのだけは避けたいところだ。 (取材・文=河鐘基)

月6億円を売り上げた“膣圧アップ”ニセ薬摘発の背後に、SEXに溺れる中国・中年女性たちの実態

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裸の女性が映った広告を展開していた「BOBO」。完全にアダルトグッズだ
 浙江省の警察が、北京市内にある会社の工場および社長宅を家宅捜索し、その寝室から現金410万元(約8,200万円)と71本の金の延べ棒60kgあまり(約2億8,000万円相当)を押収したと報じられた。容疑はニセ薬の生産と販売で、ネット経由で女性向けに販売していたという。10月15日付の「京華網」ほかが伝えた。  この会社が販売していたのは米国製「BOBO」というニセ薬で、「女性ホルモンの分泌を促し、陰道(膣)内のデトックスを促進。締めつけ効果抜群」「婦人科系の病気を防ぎ、少女のような体に戻って夫婦生活も円満、赤ちゃんが欲しい人にも最適」などとうたっていた。  1箱に1錠のみで、価格は468元(約9,360円)。筆者が見た特設サイトでは「3つ買えば3つプレゼント」で、すでに4万6,410人が購入した、とある。  さらに、商品説明として「WHO(世界保健機関)が特別支援するプロジェクト」「米ハーバルエキス技術研究センターがロイヤルファミリーのために研究・生産していたものを、21世紀の女性向けに開発」「膣の締めつけ効果で、日本、韓国、シンガポールなどで大ヒット。世界で1日に60万箱が売れている」などと、もっともらしく記載されている。  しかしながら実際は、わずか数元相当の消毒薬を北京市内の地下室で詰めて包装しただけのもので、65元(約1,300円)の卸値で代理店に販売されていた。  逮捕された社長は今年3月にメディアの取材に対し「毎月の売り上げは3,000万元(約6億円)」と答えていたが、それほどまでに売れていたのは、その販売方法と口コミによるところが大きい。  多数の代理店を通してネット上で販売されていたこの薬は、販売員が購入希望者と中国版LINE「微信」で個々にやりとりし、コンサルティングしていた。また使用者の反応として「ダンナがめっちゃ喜んだ」「3カ月で妊娠できた~」などの感想もネット上に多数散見される。また、包装が比較的上品で、類似品防止のシールや真偽を確認する専門サイトなどもあり、怪しい雰囲気が払拭されていた。
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「少女時代のように若返る」というコピーも虚しい……
 製造元とされるアメリカ本社の住所が存在しないことなどから、芋づる式にニセ薬(というより、むしろ詐欺)が判明したが、この事件について、20年近く上海に在住する日本人はこう解説する。 「イマドキの中国では、お金持ちでなくても外に不倫相手がいたりして、女性が性に対して開放的になってきているのかもしれません。中国人専門の素人ハメ撮り投稿サイトには、目を疑うような腹のたるみきった中年女性や激デブが、喜々としてセックスを楽しんでいる動画がゴマンとある。老いも若きも肉欲に溺れる中、こうした商品にだまされてしまう女性が多いのもうなずけますよ(苦笑)」  昨今、中国人による日本での爆買いターゲットの本命は薬品で、その理由は「ニセモノがないこと」と言われる。一昔前のニセ薬といえば本物より安いコピー品というわかりやすいものだったが、今回はオリジナル商品を装った高価なものだった。こうしたコンプレックスをくすぐるようなニセ薬は、今後も登場するのかもしれない。 (取材・文=ルーシー市野)