「なんか、すごい幸せだなぁ」『そんなバカなマン』が見せる、バナナマンとバカリズムの“夢”の続き 

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『そんなバカなマン』フジテレビ
「ヒデ、初心忘れてるな?」  バナナマン・設楽統は、バカリズムをそう問いただした。「ヒデ」とは、バカリズムの若い頃からの呼び名だ。 「初心取り戻しに“ホームステイ”行くか?」と切り出す設楽に、「いやいやいや! ホント、キツイ!」と、クールなイメージの強いバカリズムが珍しくうろたえた。  バナナマンとバカリズムという、当代きってのお笑い芸人である3人は、実は売れない若手時代からの仲良し。“親友”と呼べるほどの間柄だ。そんな2組の冠番組が『そんなバカなマン』(フジテレビ系)である。  一番の人気企画は、映画『パシフィック・リム』のパロディ「パシフィック・ヒム」。日村と女性タレントとの“デート”を設楽とバカリズムがモニタリングしながら、遠隔操作で日村を操縦するというもの。悪ふざけがどんどん加速していくドSの設楽とバカリズム、そしてその指示を見事にこなしてしまう稀代のプレーヤー日村の特性が見事に合致した、3人ならではの企画である。  この企画を筆頭に、気心が知れているだけあって、番組は彼らの魅力と実力を最大限生かした企画を連発している。 「孤高の天才」などと呼ばれ、あまりイジられるイメージのないバカリズム。そんな彼を、番組では徹底的にイジる。それは、実はイジられ、追い込まれたときのバカリズムがチャーミングであることをよく知っているからだろう。  バカリズムがそろそろ車が欲しいだろうと、勝手に決めつけて始まった「そんなバカな!? 車選び」では、とんでもない改造車を用意したり、アイドルグループ・アイドリング!!!と組んで放送していた『アイドリング!!!』(同)が終わってしまったことで傷心していると決めつけ、新たなタッグを組んでくれるアイドル探しをしたりと、バカリズムが嫌がりそうなツボを絶妙に突き、困惑するさまを見事に映し出している。  その極めつきが、冒頭の「そんなバカなホームステイ」。バカリズムが初心を取り戻すため、夢を追い続ける“夢追い人(ステイドリーマー)”の元にホームステイをするというものだ。  その夢追い人というのが、一筋縄ではいかない。YouTuberとして売れることを夢見る男・BUNZIN。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)風に形容すれば、“下層YouTuber”である。とにかくこの男、プライドが高い。自分が「面白い」と信じて疑わないのだ。加えて、人をイラつかせる才能はピカイチだ。  例えば、自分が描いた極小水着姿の女性キャラクターの名前を、バカリズムにつけてもらおうとするシーン。「ケイコ」とか「サダコ」とか、ありふれた名前は嫌だという。「サダコはありふれてはいない」というバカリズムのツッコミは無視し、BUNZINはその理由を語りだす。 「これが現実化するとして、原宿とか渋谷で人がわーっといる中で名前を呼ぶとするじゃないですか。そのときに、ありふれた名前だと、みんな振り向いちゃう」  だったら、本人が例に挙げた「うにゅ」にしましょう、とバカリズムが投げやりに提案すると、今度は「名前らしくない」と一蹴。もともといるBUNZINのキャラクター「オモシロイミ」も名前っぽくないと指摘すると、「“ミ”がついてれば女の子の名前」と主張する。バカリズムの意見に、ことごとく屁理屈をつけて反論するのだ。  最終的に、セクシーな名前がいいというBUNZINにバカリズムが「セク・シー子」と助け舟を出し、「シー子」という名前に落ち着くのだが、BUNZINは「私のアイデアですよ、これは。バカリズムさんが材料を提供してくれましたけど、最終的に料理したのは私ですから」と言い張る。地獄である。  その後も、バカリズムとBUNZINはことごとく対立。 「(BUNZINさんは)自分で小道具を作られてるじゃないですか。自分で手間かけて作ったものって、作っちゃったらなんとかして使いたいと思うでしょ。それって、意外と邪魔な気持ちなんです。面白いものを作る上で。もったいないが勝っちゃうから、要は切り捨てられなくなるんですよ」 といったバカリズムの真摯なアドバイスも、BUNZINはいまいち理解してくれない。果ては、YouTube用の動画の撮影に協力するバカリズムに「センスがないんだよ!」と暴言を吐く始末。  モニタリングしているだけの設楽でさえ「悪い夢を見ているよう……」と漏らすほどの“ハードドキュメント”だ。 「初心を思い出せただろ?」と半笑いで聞く設楽に、バカリズムは言う。 「俺の初心は、こんなんじゃない!」  かつてバナナマンとバカリズムは「テレビ向きじゃない」と言われていた。ライブでは絶賛されても、テレビにはほとんど出られない日々が続いた。「売れる」という夢を追っていた頃、一緒に住んでいた日村とバカリズムは、テレビに出ている芸人たちに対して「俺たちのほうが面白い」などと罵倒し続けていた。それは、明らかに嫉妬から来るものだった。  一時は、テレビで売れることをあきらめかけていたというバカリズム。先にバナナマンが売れたことは、彼に勇気を与えたのだろう。いまや2組は、バラエティ番組に欠かせない存在になった。  何をされても無表情を維持することを競う「ノーリアクション柔道」という企画で、バカリズムにTシャツを破られた時、思わず笑ってしまった日村は、「なんか、すごい幸せだなぁと思っちゃって」と感慨深く言った。 「『こんなことテレビでやってる』っていうのが、出ちゃいました。すいません」  自分たちが信じた「面白い」ことを全力でテレビでやれている。かつてあきらめかけた夢が、実現しているのだ。バナナマンとバカリズムは今、夢の続きを歩いている。  3人は思わず顔を見合わせながら、幸せそうに笑った。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

「なんか、すごい幸せだなぁ」『そんなバカなマン』が見せる、バナナマンとバカリズムの“夢”の続き 

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『そんなバカなマン』フジテレビ
「ヒデ、初心忘れてるな?」  バナナマン・設楽統は、バカリズムをそう問いただした。「ヒデ」とは、バカリズムの若い頃からの呼び名だ。 「初心取り戻しに“ホームステイ”行くか?」と切り出す設楽に、「いやいやいや! ホント、キツイ!」と、クールなイメージの強いバカリズムが珍しくうろたえた。  バナナマンとバカリズムという、当代きってのお笑い芸人である3人は、実は売れない若手時代からの仲良し。“親友”と呼べるほどの間柄だ。そんな2組の冠番組が『そんなバカなマン』(フジテレビ系)である。  一番の人気企画は、映画『パシフィック・リム』のパロディ「パシフィック・ヒム」。日村と女性タレントとの“デート”を設楽とバカリズムがモニタリングしながら、遠隔操作で日村を操縦するというもの。悪ふざけがどんどん加速していくドSの設楽とバカリズム、そしてその指示を見事にこなしてしまう稀代のプレーヤー日村の特性が見事に合致した、3人ならではの企画である。  この企画を筆頭に、気心が知れているだけあって、番組は彼らの魅力と実力を最大限生かした企画を連発している。 「孤高の天才」などと呼ばれ、あまりイジられるイメージのないバカリズム。そんな彼を、番組では徹底的にイジる。それは、実はイジられ、追い込まれたときのバカリズムがチャーミングであることをよく知っているからだろう。  バカリズムがそろそろ車が欲しいだろうと、勝手に決めつけて始まった「そんなバカな!? 車選び」では、とんでもない改造車を用意したり、アイドルグループ・アイドリング!!!と組んで放送していた『アイドリング!!!』(同)が終わってしまったことで傷心していると決めつけ、新たなタッグを組んでくれるアイドル探しをしたりと、バカリズムが嫌がりそうなツボを絶妙に突き、困惑するさまを見事に映し出している。  その極めつきが、冒頭の「そんなバカなホームステイ」。バカリズムが初心を取り戻すため、夢を追い続ける“夢追い人(ステイドリーマー)”の元にホームステイをするというものだ。  その夢追い人というのが、一筋縄ではいかない。YouTuberとして売れることを夢見る男・BUNZIN。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)風に形容すれば、“下層YouTuber”である。とにかくこの男、プライドが高い。自分が「面白い」と信じて疑わないのだ。加えて、人をイラつかせる才能はピカイチだ。  例えば、自分が描いた極小水着姿の女性キャラクターの名前を、バカリズムにつけてもらおうとするシーン。「ケイコ」とか「サダコ」とか、ありふれた名前は嫌だという。「サダコはありふれてはいない」というバカリズムのツッコミは無視し、BUNZINはその理由を語りだす。 「これが現実化するとして、原宿とか渋谷で人がわーっといる中で名前を呼ぶとするじゃないですか。そのときに、ありふれた名前だと、みんな振り向いちゃう」  だったら、本人が例に挙げた「うにゅ」にしましょう、とバカリズムが投げやりに提案すると、今度は「名前らしくない」と一蹴。もともといるBUNZINのキャラクター「オモシロイミ」も名前っぽくないと指摘すると、「“ミ”がついてれば女の子の名前」と主張する。バカリズムの意見に、ことごとく屁理屈をつけて反論するのだ。  最終的に、セクシーな名前がいいというBUNZINにバカリズムが「セク・シー子」と助け舟を出し、「シー子」という名前に落ち着くのだが、BUNZINは「私のアイデアですよ、これは。バカリズムさんが材料を提供してくれましたけど、最終的に料理したのは私ですから」と言い張る。地獄である。  その後も、バカリズムとBUNZINはことごとく対立。 「(BUNZINさんは)自分で小道具を作られてるじゃないですか。自分で手間かけて作ったものって、作っちゃったらなんとかして使いたいと思うでしょ。それって、意外と邪魔な気持ちなんです。面白いものを作る上で。もったいないが勝っちゃうから、要は切り捨てられなくなるんですよ」 といったバカリズムの真摯なアドバイスも、BUNZINはいまいち理解してくれない。果ては、YouTube用の動画の撮影に協力するバカリズムに「センスがないんだよ!」と暴言を吐く始末。  モニタリングしているだけの設楽でさえ「悪い夢を見ているよう……」と漏らすほどの“ハードドキュメント”だ。 「初心を思い出せただろ?」と半笑いで聞く設楽に、バカリズムは言う。 「俺の初心は、こんなんじゃない!」  かつてバナナマンとバカリズムは「テレビ向きじゃない」と言われていた。ライブでは絶賛されても、テレビにはほとんど出られない日々が続いた。「売れる」という夢を追っていた頃、一緒に住んでいた日村とバカリズムは、テレビに出ている芸人たちに対して「俺たちのほうが面白い」などと罵倒し続けていた。それは、明らかに嫉妬から来るものだった。  一時は、テレビで売れることをあきらめかけていたというバカリズム。先にバナナマンが売れたことは、彼に勇気を与えたのだろう。いまや2組は、バラエティ番組に欠かせない存在になった。  何をされても無表情を維持することを競う「ノーリアクション柔道」という企画で、バカリズムにTシャツを破られた時、思わず笑ってしまった日村は、「なんか、すごい幸せだなぁと思っちゃって」と感慨深く言った。 「『こんなことテレビでやってる』っていうのが、出ちゃいました。すいません」  自分たちが信じた「面白い」ことを全力でテレビでやれている。かつてあきらめかけた夢が、実現しているのだ。バナナマンとバカリズムは今、夢の続きを歩いている。  3人は思わず顔を見合わせながら、幸せそうに笑った。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

「疑似本番をSEXと信じ込み……」中国で横行する“同性結婚詐欺”、元凶は性教育の不備だった!?

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中国の偽娘(女装家)。このくらいキレイなら、だまされてもいい!?
 同性婚の合法化の議論も活発化になりつつある中国だが、相手が同性とは知らずに婚約や結婚をしてしまう人もいるようだ。  お見合いサイトを通じて知り合い、婚約していた相手が、半年後に男だったこと発覚し、話題となっている。 「京華時報」によれば、だまされた男性は北京在住の27歳。昨年8月にお見合いサイトを通じて、空軍で働いているという同い年の“女”と知り合った。3カ月後、2人は恋愛関係に発展し、女の妊娠をきっかけに婚約に至ったという。  しかし、出産予定日も近づいてきた今年9月、女の世話をするために田舎から出てきた男性の母親が、不信感を抱いて真実が発覚。妻を装っていた男は詐欺罪で逮捕された。  軍人というのもウソであったが、男は人を通じて偽の軍IDと身分証を入手。「軍人と名乗れば、多少男っぽくても疑われないと思った」と話している。  さらに、俳優養成コースのある北京電影学院で自身の両親役を演じる男女をスカウトし、男性の家族とも顔合わせをさせるなどして、男性を信じ込ませていた。  男は男性とは一度も性交渉がなく、自身の男性器について「生まれつきの肉腫」と話していたという。性交渉がないにもかかわらず、なぜ、男性は男の妊娠話を信じてしまったのだろうか……。    ともかく、こうしてまんまと新妻を演じていた男は、男性から生活費や出産費用として15万元(約290万円)を巻き上げていたという。 「結婚した相手は、実は同性だった」という例は、ほかにもある。 「安徽商報」は今年5月、同省の工場で働く女性が、執拗に金銭を無心してくる夫を不審に思い、警察に問い合わせたところ、夫が女であることが判明。女に任せていた結婚届も、提出されていなかった。  2人の“結婚生活”は、この時すでに3年目に入っていたというが、女性は「持病のために性生活が営めない」と話す女を疑うことはなかったという。  結婚詐欺は日本でもよくある話だが、性別までウソという例はなかなかない。しかし「中国では、同性をターゲットにした結婚詐欺や恋愛詐欺は珍しい話ではない」と話すのは、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏だ。 「性別を証明する公的文書の偽造が容易なことも背景ですが、一番の原因は性教育の不備。相手の身体的特徴でも性別が判別できず、性別を偽りながらの疑似本番でも、性体験のない男女だと、それがセックスだと信じ込んでしまう人も多く、長年発覚しないという例も多い」  この国の偽装体質は、もはや末期状態!?

「ヘル朝鮮」は韓国版・今年の流行語大賞? 韓国人による“韓国ディス”が止らない!! 

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韓国社会を揶揄したヘル朝鮮地図(「DCインサイド」より)
 韓国では今年、“地獄朝鮮(ヘル朝鮮)”という言葉が大流行した。意味は字面の通り。韓国人が、自分たちの国を「まるで“地獄(Hell)”のようだ」と風刺した言葉である。  もともとこの言葉は、2012年頃にインターネット上に登場した新造語なのだが、若者やSNS上で流行するだけにとどまらず、最近ではメディアや文化人が頻繁に取り上げる言葉になった。ネット上には「hellkorea.com」「hellkorea.net」など、自国の惨状を赤裸々に議論する掲示板サイトも乱立し始めている。またヘル朝鮮という切り口から社会問題に触れた書籍『ヘル朝鮮にハンマーを投げつけろ!』や『Hell 朝鮮? Heal朝鮮!』なども発売されている。  今年9月にはビッグデータ分析会社・ダウムソフトが、“ヘル朝鮮”というキーワードがネット上でどれくらい使われているか調査している。それによると、2014年には5,277件だったが、15年には9月の時点ですでに10万1,700件まで爆発的に増えていたそうだ。ここ数年、日本では嫌韓現象が巻き起こり、何かと問題視されていたが、その当の韓国では今年、自国民による“韓国叩き”が、かなりの勢いで広がったことになる。  12月1日には、全国紙であるハンギョレ新聞が「大韓民国が“ヘル朝鮮”である60の理由をお知らせします」というタイトルで記事を掲載。Twitter上に公開された60枚の写真を紹介した。それらの写真は、韓国の社会問題を取り上げたニュース番組の放送画面をキャプチャーしたものだった。  中身を見てみると、ヘル朝鮮と揶揄される理由が、これでもかと掲げられている。「出生率、世界最下位圏」「韓国児童、学業ストレス世界最高」「引退後(老後)の生活、自信感“最下位”」「後進国病“結核”、韓国OECD中1位」「医療費増加率、OECD中1位」「会社員の有給消化率、世界25カ国中最下位」「児童福祉支出、OECD中最下位」「児童性犯罪、半分が執行猶予」「貧富の格差最大……OECD中老人貧困率1位」  また、ポータルサイト「DCインサイド」の辞書コンテンツ「DCwiki」には、韓国をヘル朝鮮と呼ぶ理由の要約が、掲載されている。 「平凡に生きたいという欲を持ってはいけない国」 「義務は山のように多いのに、権利はほとんどない国」 「社会のすべての問題が、自分自身の気の持ちようにかかっているとされる国」 「3流の仮説であるトリクルダウン効果を、国家最高の大学教授たちが15年間も定説のように信じ切っている国」 「社会の矛盾を指摘すると、共産主義者・敗北者の烙印を押される国」 「痛みが、若者の青春になる国」 「右翼と左翼の区別は難しいのに、上下の階級の区別ははっきりしている国」  かなり辛らつな批判の数々だが、これらはほんの一部にすぎない。言葉が独り歩きする現状に、警鐘を鳴らす識者、文化人が増えている。韓国のリーダー・朴槿恵大統領でさえ、このヘル朝鮮という言葉に代表される国民の悲観論に危機感を抱いているようだ。9月に大統領府で行われた主席秘書官会議の席では「行き過ぎた悲観と批判を脱し、経済体質を変えて第2の跳躍を実現しなければならない」と発言していることからも、そのことがうかがえる。  ヘル朝鮮という言葉はただの流行語なのか、それとも社会に見捨てられていると感じる国民の悲愴な嘆きなのか――。ひとつの言葉がここまで市民権を得ている現状を見るに、後者であるような気がしてならない。 (取材・文=河鐘基)

マイナンバー汚職“異色の官僚”が激白! 「本当の汚職官僚」と「不安だらけの制度の穴」

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「週刊現代」(12/19日号、講談社)
今週の注目記事・第1位 「マイナンバー汚職 逮捕された厚労省の役人がぶちまけた!『オレよりもっと悪いヤツがいる』」(「週刊現代」12/19号) 第2位 「同居の甥が明かした 原節子が愛した男」(「週刊文春」12/10号) 「ヴェールを脱いだ『原節子』隠遁52年間の後半生」(「週刊新潮」12/10号) 第3位 「<枝切り鋏事件> 『三角関係』頂点にいた女の役回り」(「週刊新潮」12/10号) 第4位 「神戸山口組に藤原健治組長『衝撃加入』の全真相」(「アサヒ芸能」12/10号) 「紳助“芸能界追放”の引き金を引いた山口組ナンバー3 [橋本弘文会長]が突如『離脱表明』」(「週刊ポスト」12/18号) 第5位 「【突如脱退発表】ジャニーズ激震“カトゥーン田口の乱”」(「週刊文春」12/10号) 第6位 「このままでは『自民党一党独裁』だ 来年7月『衆参ダブル選』」(「週刊ポスト」12/18号) 第7位 「プーチン対エルドアン 独裁者チキンレースの行方」(「週刊文春」12/10号) 第8位 「ミステリーベスト10 2015」(「週刊文春」12/10号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!?  今週の現代、ポストのグラビアは低調である。現代は頭のカラーで「<独占掲載> 南野陽子 私の青春」。後半はハーフタレント「ハーフタレントNo.1 マギー ザ・ダイナマイト」と「裸になるため夫と別れました 人妻ヘアヌード 千葉ねね」。袋とじは「『にっかつロマンポルノ』の時代」。  ポストは、3回目になった山田佳子の「この人とゆめの湯めぐり」。『ザ・ウーマン』(友映)や『魔界天生』(東映)などの出ていた女優「佳那晃子 23歳、伝説の乳房」。両誌ともに、インパクトに欠ける。記事にいこう。  今週のポスト「死ぬまでSEX」は、これも毎度おなじみの勃起薬、ED治療薬の紹介特集である。  まずはバイアグラ、レビトラ、シアリスなど、あなたのセックスに合うED薬の選び方。次は、有名AV男優が撮影前にこっそり飲んでいる「勃起サプリ」はこれだ! 意外なサプリは、AV男優の志良玉弾吾氏の飲んでいる「エビオス錠」である。ビール酵母を原料とするこのサプリは、胃もたれ、消化不良等に効くとうたわれているが、亜鉛やセレンなど精子生産に必要なミネラルが豊富なことから、「万能サプリ」として注目されているというのだ。  そのほかには、薬がダメでも絶対にあきらめない! 何歳になっても上向きにする、最新ED治療の紹介。東京・五反田にあるED改善を謳う風俗店の潜入ルポ。このAVを見れば、あなたのED危険度がわかる。  1,000年に1人の人妻という触れ込みでAVデビューした、水原梨花の最新作『ヤラしい義父の嫁いぢり お義父さん、もう許してください』(マドンナ)。これを見て興奮しない人、はED度100%だという。  現代は、女性から見た「男性器と性衝動」の研究。こんな33歳・女性会社事務員の話が載っている。 「勃起した男性器を見ると、女性は喜ぶと思いますよ。目の前の私に興奮してくれている証拠でしょう? それに男性器の大きさの変化が目に見えてわかるので、見ていて面白い。女性にはないから、不思議なモノだなぁっていつも思います。勃起するとスーッと血管が浮き出て男らしさを感じるし、亀頭のすべすべな感じも大好きなんです」  そんなに、かわいいかい? 男性器のタイプ別の特徴も載っている。きのこ型、ゴンブト型、ドリル型、湾曲型、ツチノコ型、マグナム型などである。興味がある方はご覧あれ。  現代によれば、フェラチオは男性への奉仕といった単純なものではないそうである。男性器をくわえる時、女性の脳は官能を感じているそうだ。 「女性が性行為をしているとき、脳内にはオキシトシンやエンドルフィン、ドーパミンといったホルモンが出て、快感が高まると言われています。物理的に挿入されるから気持ちがいいわけではありません。キスや愛撫、オーラルセックスなど前戯を十分にすることでホルモンが分泌されて、快楽に溺れていくのです。フェラチオをすると、脳内でホルモンが分泌されることは十分にありえます。男性器が挿入されると想像したり、男性が悦んでいる姿を見て興奮することで、ホルモンが分泌されるわけです。そうなると、女性は舐めているだけで気持ちがいい」(咲江レディスクリニック院長丹羽咲江氏)  今週は、「女性から見た男性器」という視点から特集を組んだ現代にやや分がある。よって、現代の勝ち!  まずは、文春恒例の「国内海外ミステリーベスト10 2015」を少し紹介しよう。  国内の第1位は『王とサーカス』(米澤穂信/東京創元社)。第2位は『流』(東山彰良/講談社)。第3位は『戦場のコックたち』(深緑野分/東京創元社)。第4位が『ミステリー・アリーナ』(深水黎一郎/原書房)。第5位が『鍵の掛かった男』(有栖川有栖/幻冬舎)   海外は第1位が『悲しみのイレーヌ』(ピエール・ルメートル/文春文庫)。第2位は『スキン・コレクター』(ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋)。第3位が『ありふれた祈り』(ウィリアム・ケント・クルーガー/ハヤカワ・ポケット・ミステリ)。第4位が『声』(アーナルデュル・インドリダソン/東京創元社)。第5位は『偽りの楽園』(トム・ロブ・スミス/新潮文庫)。  私がこの中で読んだのは、『悲しみのイレーヌ』『ありふれた祈り』、7位に入っている88歳の元殺人課の刑事が主人公の『もう過去はいらない』(ダニエル・フリードマン/創元推理文庫)、『流』ぐらいである。  その中で、お薦めは『もう過去はいらない』。先日、北方謙三氏にも勧めておいたが、格好いいジジイ・ハードボイルドの傑作だと思う。  さて、シリアで起きたトルコの戦闘機によるロシア爆撃機撃墜は、せっかくパリ・テロ事件でまとまりかけていた欧米とロシアとの関係修復を元に戻してしまいそうである。 「10月にウィーンで開かれた米国やサウジアラビアなどとの外相会合で、ロシアがシリア領内にあるロシア軍基地の存続などを条件に、和平後の大統領選にアサド現大統領が立候補しないことを認めるという大胆な秘密提案をしたとされます。これなら、打倒ISが最優先課題の欧米も妥協の余地がある」(モスクワ特派員)  だが、これも元の木阿弥。  文春によれば、ロシアのプーチンとトルコのエルドアンは似た者同士だという。 「(トルコ・エルドアン首相は)最大都市イスタンブールのスラム街に生まれ、同市市長を経て首相となりました。政教分離を国是とするトルコにあってイスラム色の強い政党リーダーとして初めて単独政権を握ったのです。当初は、経済の構造改革に取り組み国民所得を就任後十年間で三倍にし、『ゼロプロブレム外交』と呼ばれる全方位外交で周辺国と良好な関係を築き、“中東の優等生”と呼ばれました」(外信部記者)  しかし、昨年大統領に就任する前から独裁色を強めるようになっていき、「批判的なメディアに圧力をかける強権的体質を露骨に示すようになりました」(同)。昨年、白い宮殿と呼ばれる大統領官邸を新築した。建設費は日本円で700億円にも上り、部屋数は1,150もある。これは米ホワイトハウスの30倍以上、フランスのベルサイユ宮殿よりも広いという。  ロシアと共に強い指導者を好む国民性を追い風に高支持率を維持し、強権的な政権運営を続けているため、どちらも簡単に折れるわけにはいかないようだ。  ポストは、少し前に安倍首相の引退が近いという特集を組んだばかりだが、今度は安倍首相が衆参同日選挙に踏み切り、その結果、自民党一党独裁政権ができるという特集を組んでいる。  週刊誌の良さも悪さも、「いい加減」なところである。朝令暮改は当たり前。その典型的な記事であろう。  首相周辺は、来年7月に衆参ダブル選を考え始めたというのである。これが実施されると、憲政史上3回目になる衆参同日選挙だが、そのXデーは来年の7月10日になるそうだ。  自民党内で、衆院選と参院選の同日選挙論が急速に広がっている。口火を切ったのは、佐藤勉国会対策委員長だった。11月28日の自民党議員のパーティーで、「来年ダブル選挙があるかもしれない」とぶち上げた。  次に、谷垣禎一幹事長も「いろいろな可能性はある」と追随し、伊達忠一参院自民党幹事長も参院選との相乗効果が見込めると歓迎のコメントを出した。政権与党の幹部たちがここまで解散日程に踏み込むのは異例といえると書いているが、それはそうだろう。  本来、解散総選挙は総理大臣の専権事項であり、党幹部は解散について質問されても言及しないというのが、これまでの慣例だったからである。  総選挙は解散の日から40日以内と定められるなど、投開票日は国会日程との絡みで細かい制約がある。その数少ないチャンスの日が、7月10日だというのである。  しかし、その日に同日選挙を実施するためには、通常国会を正月の1月4日に召集し、安倍首相は会期末の6月1日にピンポイントで衆院を解散しなければならない。  さらに、1月4日には宮中で「奏事始」という祭儀が行われるのだが、天皇に国会への臨席を求めなければいけない(開会式は招集の数日後にすることも可能のようだが)。  安倍首相は、その高いハードルを乗り越えようと「決断」をしたようである。11月16日、「大変異例だが1月4日に通常国会を召集したい」と、外遊先のトルコで同行記者団にそう表明したのである。  その背景には、こういう腹づもりがあるという。野党は選挙への準備不足である。また、安保法制で落ち込んだ内閣支持率が、いまや40%台まで回復している。  それに、おおさか維新の会が知事・市長のダブル選挙で大勝したことがある。同日選挙となれば、橋下氏は衆院選に出馬するかもしれない。そうなれば、橋下維新の会を取り込める。  さらに、朝日新聞の自民党員への世論調査で、安倍首相は、小泉純一郎、田中角栄など並みいる歴代総裁を抜いて「最も評価する総裁」の第1位に選ばれたのである。これは、憲法改正に積極的だという点が評価されたのであろう。  ポストは、安倍首相が増税再延期を掲げて同日選挙を打てば、圧勝するのは間違いないと読む。選挙資金は大企業から分捕る法人税減税をすれば、選挙の資金作りには困らないというわけである。  こうやって同日選挙で大勝して、おおさか維新の会と組んで3分の2を確保できれば「21世紀自民党」結党で、憲法改正へとまっしぐらに進むというのである。  当て事と越中ふんどしは向こうから外れるの喩えあり。安倍首相が考えそうなことだが、そううまくいかせてはならないという良識が、われわれ多くの国民の側にもある。来年の参議院選が「関ヶ原」になることは間違いない。  ところで、ジャニーズで異変が起きているようだ。来年3月にデビュー10周年を迎えるアイドルグループ「KAT-TUN」の田口淳之介(30)がテレビの生番組で、グループを離れ、ジャニーズ事務所も退所すると宣言したのである。  これでKAT-TUNからの脱退者は赤西仁、田中聖に続いて3人目だそうだ。田口の件は水面下で春先から話し合いが進められていたと、文春でテレビ局スタッフが話している。  発端は「花見報道」だという。今年4月に女性自身で、田口が女優の小嶺麗奈(35)と、彼女の母親と一緒に花見を楽しんでいたことをスクープされてしまった。年上の小嶺とは、8年越しの付き合いだそうだ。  小嶺は、現在は女優としての活動はしておらず、ヒーリングサロンを経営しているという。田口は「何を言われようと、一緒にいたい」と言っているようだが、事務所側がこれにいい顔をせず、今回のような発言になったそうである。  30を越えた男と女が好き合っているのに、事務所がどうこういうのはおかしいと思うが、この世界の常識では「礼儀を知らない」(芸能プロ関係者)ということになってしまうらしい。  そこそこ売れたのだから、ジャニーズ事務所を離れても芸能活動を続けていけばいいのにと思うが、「田口も小嶺も芸能界カムバックは無理」(同)だというのだ。  ジャニーズに刃向かうヤツはテレビでは使うな、芸能界から追放するというのでは、異常というしかあるまい。だが、元KAT-TUNの田中聖は「僕はジャニーズを辞めて、全部なくしてしまった」と証言している。  ジャニーズの力で人気者になっていただけで、その間に実力をつける自覚も才能もなかったのではないか。今回の田口脱退で、ジャニーズ事務所の「メディア恐怖支配」が少しでも崩れることを期待しているのだが。  山口組と神戸山口組との抗争が、熾烈になってきている。11月15日に起きた愛桜会・菱田達之会長惨殺事件は愛桜会が六代目山口組に残った側であったため、すわ、神戸山口組の犯行かと組関係者だけではなく警察にも激震が走ったが、今のところ真相は闇の中のようである。  アサヒ芸能が、六代目体制で幹部の地位にあった藤原健治組長が神戸山口組に加入した「事件」を報じている。それも11月21日に岡山市内で山口組の「若頭会」が開かれようとしている直前に、この情報が流れたというのだ。  藤原組は岡山に本拠を置く組織だが、神戸山口組の池田孝志舎弟頭への筋立てがあったのではないかと、捜査関係者は見ているようだ。  そのほかにも、多くの地域で神戸山口組の示威行動が起こっている。神戸側が山口組に対して「硬軟自在の揺さぶりを水面下で熾烈化させている実態がうかがわれる」(アサ芸)という。 「神戸山口組の多数派工作はさらに北上し、すでに六代目山口組は対応に乗り出したとの情報もある」(捜査関係者)  ポストによれば、12月1日に行われた五代目山口組・渡辺芳則組長の命日に当たり、六代目司組長も姿を現したが、墓参りを終えて本部に戻る車の列から山口組統括委員長で極心連合会の橋本弘文会長の車が離脱し、携帯電話がつながらなくなったと大騒ぎになったというのだ。  橋本会長の名は、島田紳助が芸能界を引退する際、メディアで繰り返し報道された。  すわ、山口組から神戸山口組へ? とささやかれたが、山口組関係者は「橋本会長は心臓に持病があり、そのせいで連絡が取れなかっただけ。離脱うんぬんは完全な誤報だ。事始めにも当然、姿を見せる」。  真偽のほどはわからないが、事態は風雲急を告げ、一触即発状態であることは間違いないようだ。  さて、8月13日に、元プロボクサーで慶應大法科大学院生だった小番(こつがい)一騎(25)が、妻の不倫相手で弁護士の陰茎を切り取った事件は、衝撃を与えた。  その裁判が11月26日に東京地裁で開かれ、その模様を新潮が伝えている。そこで冒頭陳述が読み上げられたが「小番の奥さんと被害者のセックスに関する話ばかりで、かなり驚きました」(傍聴人のひとり)。  港区内に事務所を持つ弁護士のところに、小番の奥さんAが勤め始め、7カ月後に「被害者は、Aと共に港区内の寿司屋で食事を取り、飲酒した後、事務所に戻り、同所内で初めて性交した。Aは嫌がる様子を見せなかった」(冒頭陳述より)。  2人は何度も逢瀬を重ね、Aは嫌がるそぶりを見せず「被害者の陰茎を口淫した」(同)という。  しかし、弁護士がAのことをあだ名で呼んだことで、2人の関係がおかしくなり始めた。そんな時、帰りが遅いことで妻を小番が咎め、ケンカになった。Aは「上司からセクハラされて悩んでいる」と「ウソ」をつき、強いショックを受けた小番が、逆上して弁護士事務所に妻と赴き、ボクシングで鍛えたパンチを浴びせた後、「被告人は、持っていたリュックサックから前記のはさみを取り出し、被害者のズボンを脱がせ、左手で陰茎を取り出し、右手に持ったはさみでこれを切断した」(同)。  切ったペニスは、共用トイレに流してしまった。  被害者の弁護士は緊急手術を受けたが、「陰茎が根元から1センチ程度しか残っておらず、現在、被害者は、小便用便器での排尿は不可能」(同)だという。  妻の浮気が、2人の男の人生を大きく狂わせてしまったのである。  今週の文春と新潮は、原節子一色である。9月5日、昭和の大女優・原節子(本名・会田昌江)は、敬愛した小津安二郎監督が屋敷を構えた鎌倉の地で静かに息を引き取った。享年95。  文春によれば、肺炎が悪化し、神奈川県内の病院に運ばれたのは8月中旬のことだった。ただ入院当初は、彼女の病状は親族の間でも楽観視されていたという。50年以上にわたって原と同居していた甥の熊谷久昭氏が、こう語っている。 「看取ったのは私を入れて5人ほどでした。生前、元気な頃に遺書を書くと言っていたのですが、結局残さずに逝ってしまいました。私にとっては贅沢を許してくれない、うるさい叔母さんという感じでしたね」  原は大正9年、横浜市で二男五女の末っ子として生まれた。新潮によれば、女学生時代には教育家になろうと考えたり、英文学をやろうと思ったりしていたと原は自叙伝の中で述べている。  原の父親は日本橋で衣類関係の問屋を営んでいて、恵まれた幼少期を送ったかに見えるが、親しい友人たちによれば、そうでもなかったようだ。 「お母さんがかわいそうな人でね。関東大震災の際、沸騰した鍋を頭からかぶってしまったのです。近所で“小町”と言われるほどきれいな人だったのに」(友人)  さらに、1929年の世界恐慌で生糸の価格が暴落して家が傾き、「昌江ちゃんはいつも同じ服ばかり着る“着たきり雀”になった。卒業後は、横浜高等女学校に進んだのですが、家計を助けるため、2年で中退してしまったんです」(同)  義兄で映画監督の熊谷久虎氏の推薦を受け、日活撮影所に入社する。その後、引退までの28年間で、小津監督などの作品を含む112本に上る映画に出演した。華やかな映画スターとして一時代を築いた原だが、引退後は一転、映画関係者との接触をすべて断ってしまった。  突然の引退の理由は、さまざまにいわれている。真っ先に上がるのは、実兄で映画カメラマンの会田吉男の事故死である。昭和28年、映画『白魚』の撮影中、会田はカメラを持ったまま機関車にはねられ、命を落とすのだ。  だが、こうした見方もある。ある日、撮影所で、原が岡田茉莉子に衝撃的な話を打ち明けたという。 「『今朝、鏡に向かったら、片方の目が見えないのよ』とおっしゃるのです。昔は、フィルムの感度が悪かったので、眼にライトを強く当てないと、綺麗に映らなかったのです。特に原さんはクローズアップの表情が美しかったですから、他の女優よりもライトを多く浴びていたと思います。また引退の2年前に公開された『秋日和』の撮影中には、『畳の上での芝居がしづらくなってきたので、もうやめたいの』と弱気におっしゃられたのです。その原因が眼の病気かどうかわかりません。ただ小津さんの映画は、畳の上での演技が多いことは間違いありませんものね」  甥の久昭氏も、引退の原因は白内障によるものだと考えているようだ。  引退後の準備は万全だったという。何しろ新潮によれば、51年、公務員の初任給が6,500円にすぎなかった時、原の出演料は映画1本あたり300万円を超えたそうだ。 「そのたびに、都内の狛江や練馬、杉並などの土地を購入したそうです」と、映画評論家の白井佳夫氏は語っている。原が芸能界を去って31年を経た、94年のことだ。 「国税庁が発表した前年度の高額納税者75位に、原の本名、合田昌江の名が載りました。納税額は3億7,800万円で、所得総額は13億円近かったはず。隠遁する前まで住んでいた東京都狛江市の800坪余りの土地を、電力中央研究所に売却したんです」(古手の記者)  だが、彼女の隠遁生活は質素を極めていたと、久昭氏が文春で話している。 「もちろん彼女が1人で食べていく分には困りませんでした。八十代の頃までは、うちの車で葉山のあたりに一緒に買い物に行くことはありましたが、主に食材とか日用品を買うだけで、洋服は買わなかったですね」  タバコは初老の頃に止めたそうだが、お酒は90歳を過ぎても毎日たしなんでいたという。 「小さい缶ビールを一日一本飲んでいましたね」(久昭氏)  意外といっては失礼だが、テレビを見るより本が好きで、それも社会問題に関する本を読んでいたという。「経済問題や、イスラム国などの国際情勢や地球温暖化問題などにも興味を持っていた」と、久昭氏が言っている。  新潮では、日経の経済面なんかを特によく目を通していて、株をちょっとやっていたそうである。 「詳しくは知りませんが、損したり儲けたり、だったのだと思います」(久昭氏)  永遠の処女といわれる原だから女優時代はスキャンダルとは無縁だったが、男性の影はあったのではないかという指摘は多くある。  よくいわれるのは、小津監督との関係である。小津の妹・山下トクは、生前、2人の関係をこう述懐していたという。 「私は、おそらく兄は、原さんのことが好きだったと思います。ただ、兄は仕事と私生活を切り離して考えようとしていました。あれだけの大女優を個人で所有するものではないと割り切ろうとしていたんじゃないでしょうか」(「文芸春秋」1989年9月号)  そのほかにも、東宝のプロデューサーだった藤本真澄や、驚くことに義兄であり映画監督の熊谷氏の名前も挙がっている。  原を取材しているノンフィクション作家の石井妙子氏が、こう解説する。 「原節子と熊谷久虎氏は二人だけで生活した時期もあり、久虎氏が亡くなるまで、その傍らから離れることはなかった。(中略)男女関係があったかは噂の域を出ませんが、強固な精神的な結びつきがあったのは間違いありません」  新潮には、このような話も載っている。2004年に89歳で物故した矢沢正雄さんは陸上短距離の代表選手としてベルリン五輪に出場し、帰国直後の36年秋、日独合作映画『新しき土』の撮影でドイツに渡る前の16歳の原節子と出会った。  よく落ち合って、餅菓子を食べに行ったりしていたと矢澤氏は語っていたという。だが、順調だった2人の交際も、戦争の波にのみ込まれる。  戦地へ行っても文通は続けていた2人だが、43年、無事復員した矢沢さんは、「本当に生きていてくれてよかった」という原の歓待に、「何を置いても彼女と一緒になろう」と決心したという。  だが、厳格な父に「ああいう華やかな仕事をしてる人は、お前のためにならない」と大反対され、7年に及んだ恋愛は潰えたという。  藤本とは、こんな話がある。昭和20年代、下北沢にあった「マコト」という喫茶店でアルバイトをしていた藤井哲雄さん(85)が、こう証言する。 「ある日ママに、“明日は藤本先生が来るから、2階の部屋をよく掃除しておいて”と言われました。すると翌日の昼下がり、のちに東宝映画社長になる映画プロデューサーの藤本真澄さんが、後から原節子さんが現れたんです。それから1年ほど、月に1、2回は従業員に暇が出され、建物が2人に提供されていました」  永遠の処女は、恋多き女でもあったようである。  私は、原の映画の中では『晩春』(1949年)が好きだ。原は笠智衆が演じる大学教授の娘。母親を早く亡くし、父の面倒見ているうちに「お嫁行きたくない、お父さんと一緒にいるほうが幸せ」だと、「疑似近親相姦的」(白井佳夫氏)絆ができてしまう。婚期に遅れた娘を嫁がせるために父親は再婚するふりをして、娘を結婚させるという物語である。結婚式を終えて、家に帰ってきた笠がひとりでぽつんとお茶を飲むシーンが印象的である。  今週の第1位は、マイナンバーに関する贈収賄事件で逮捕された厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐の中安一幸氏(46歳)の独占インタビューに成功した、現代に捧げる。  中安氏が逮捕されたのは10月13日。マイナンバー制度導入に備えた社会保障分野でのシステム構築事業について、厚労省が11年10月に公募した企画競争で、ITコンサルタント会社に便宜を図り、現金約100万円を受け取ったという容疑である。  メディアは彼のことを「異色の官僚」と呼び、勤務態度やブランド物で身を固め、派手に遊び歩いていると報じた。  だが中安氏本人は、ITに関する知識と、事業を実現する行動力がずば抜けていたことは事実だと認めながら、それ以外は事実ではないとこう話している。 「出勤していなかったのも、遊び歩いていたからじゃない。六本木で豪遊していたといわれていましたが、僕は酒を飲めませんからね」(中安氏)  親しかったIT会社の社長から100万円をもらったことは認めているが、それも自費で仕事をしていたからカネがなく、それを見ていた社長から「カネを出してやる」と言われて受け取ったもので、便宜を図るつもりもなかったと話す。  マイナンバー制度の導入が始まった14年から15年に、その事業を取り仕切った人物こそが、警察が狙う「本丸」だとも言っている。  贈収賄事件の進展がどうなるかは不透明だが、彼の言っているマイナンバー批判は一聴の価値がある。 「これからさらに、マイナンバー絡みの問題が頻発するのも間違いない。なぜなら、そもそも番号を国民全員に配るというのが、間違っているからです。国民の情報を国が一括して管理するなら、番号なんて配らなくても、省庁同士が連携すればいいだけの話でしょう。そして、『国で一元管理してもいいですか。政府を信用できますか』と国民に問えばいいんです。でも政府は、国民から信用を得られず、マイナンバーを導入できない事態になるのを恐れたんでしょう。そこで、正しい導入のプロセスを踏まず、カード配るという逃げを打った。(中略)カードを配れば、番号を売り買いする人間が必ず出てきます。誰が売るのかといえば、情報を管理している者しかない。つまり省庁の役人です」(同)  彼は「僕以上の『悪人』が逮捕されることになれば、本当の汚職官僚は誰かがわかる。そして、マイナンバーがいかに不安だらけな制度かも、明らかになるはずです」と言っている。  遅配、誤配などが頻発しているマイナンバーだが、そんな表面的なことではなく、なぜこんな曖昧な制度が3,000億円といわれる血税を使って拙速に政府がやろうとしているのか、原点に返って問い直されなければいけない。サラリーマン川柳だかに「マイナンバー いつの間にかナンマイダー」というのがあったが、こんなものは早く葬ったほうがいい。 (文=元木昌彦)

マイナンバー汚職“異色の官僚”が激白! 「本当の汚職官僚」と「不安だらけの制度の穴」

motoki1207
「週刊現代」(12/19日号、講談社)
今週の注目記事・第1位 「マイナンバー汚職 逮捕された厚労省の役人がぶちまけた!『オレよりもっと悪いヤツがいる』」(「週刊現代」12/19号) 第2位 「同居の甥が明かした 原節子が愛した男」(「週刊文春」12/10号) 「ヴェールを脱いだ『原節子』隠遁52年間の後半生」(「週刊新潮」12/10号) 第3位 「<枝切り鋏事件> 『三角関係』頂点にいた女の役回り」(「週刊新潮」12/10号) 第4位 「神戸山口組に藤原健治組長『衝撃加入』の全真相」(「アサヒ芸能」12/10号) 「紳助“芸能界追放”の引き金を引いた山口組ナンバー3 [橋本弘文会長]が突如『離脱表明』」(「週刊ポスト」12/18号) 第5位 「【突如脱退発表】ジャニーズ激震“カトゥーン田口の乱”」(「週刊文春」12/10号) 第6位 「このままでは『自民党一党独裁』だ 来年7月『衆参ダブル選』」(「週刊ポスト」12/18号) 第7位 「プーチン対エルドアン 独裁者チキンレースの行方」(「週刊文春」12/10号) 第8位 「ミステリーベスト10 2015」(「週刊文春」12/10号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!?  今週の現代、ポストのグラビアは低調である。現代は頭のカラーで「<独占掲載> 南野陽子 私の青春」。後半はハーフタレント「ハーフタレントNo.1 マギー ザ・ダイナマイト」と「裸になるため夫と別れました 人妻ヘアヌード 千葉ねね」。袋とじは「『にっかつロマンポルノ』の時代」。  ポストは、3回目になった山田佳子の「この人とゆめの湯めぐり」。『ザ・ウーマン』(友映)や『魔界天生』(東映)などの出ていた女優「佳那晃子 23歳、伝説の乳房」。両誌ともに、インパクトに欠ける。記事にいこう。  今週のポスト「死ぬまでSEX」は、これも毎度おなじみの勃起薬、ED治療薬の紹介特集である。  まずはバイアグラ、レビトラ、シアリスなど、あなたのセックスに合うED薬の選び方。次は、有名AV男優が撮影前にこっそり飲んでいる「勃起サプリ」はこれだ! 意外なサプリは、AV男優の志良玉弾吾氏の飲んでいる「エビオス錠」である。ビール酵母を原料とするこのサプリは、胃もたれ、消化不良等に効くとうたわれているが、亜鉛やセレンなど精子生産に必要なミネラルが豊富なことから、「万能サプリ」として注目されているというのだ。  そのほかには、薬がダメでも絶対にあきらめない! 何歳になっても上向きにする、最新ED治療の紹介。東京・五反田にあるED改善を謳う風俗店の潜入ルポ。このAVを見れば、あなたのED危険度がわかる。  1,000年に1人の人妻という触れ込みでAVデビューした、水原梨花の最新作『ヤラしい義父の嫁いぢり お義父さん、もう許してください』(マドンナ)。これを見て興奮しない人、はED度100%だという。  現代は、女性から見た「男性器と性衝動」の研究。こんな33歳・女性会社事務員の話が載っている。 「勃起した男性器を見ると、女性は喜ぶと思いますよ。目の前の私に興奮してくれている証拠でしょう? それに男性器の大きさの変化が目に見えてわかるので、見ていて面白い。女性にはないから、不思議なモノだなぁっていつも思います。勃起するとスーッと血管が浮き出て男らしさを感じるし、亀頭のすべすべな感じも大好きなんです」  そんなに、かわいいかい? 男性器のタイプ別の特徴も載っている。きのこ型、ゴンブト型、ドリル型、湾曲型、ツチノコ型、マグナム型などである。興味がある方はご覧あれ。  現代によれば、フェラチオは男性への奉仕といった単純なものではないそうである。男性器をくわえる時、女性の脳は官能を感じているそうだ。 「女性が性行為をしているとき、脳内にはオキシトシンやエンドルフィン、ドーパミンといったホルモンが出て、快感が高まると言われています。物理的に挿入されるから気持ちがいいわけではありません。キスや愛撫、オーラルセックスなど前戯を十分にすることでホルモンが分泌されて、快楽に溺れていくのです。フェラチオをすると、脳内でホルモンが分泌されることは十分にありえます。男性器が挿入されると想像したり、男性が悦んでいる姿を見て興奮することで、ホルモンが分泌されるわけです。そうなると、女性は舐めているだけで気持ちがいい」(咲江レディスクリニック院長丹羽咲江氏)  今週は、「女性から見た男性器」という視点から特集を組んだ現代にやや分がある。よって、現代の勝ち!  まずは、文春恒例の「国内海外ミステリーベスト10 2015」を少し紹介しよう。  国内の第1位は『王とサーカス』(米澤穂信/東京創元社)。第2位は『流』(東山彰良/講談社)。第3位は『戦場のコックたち』(深緑野分/東京創元社)。第4位が『ミステリー・アリーナ』(深水黎一郎/原書房)。第5位が『鍵の掛かった男』(有栖川有栖/幻冬舎)   海外は第1位が『悲しみのイレーヌ』(ピエール・ルメートル/文春文庫)。第2位は『スキン・コレクター』(ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋)。第3位が『ありふれた祈り』(ウィリアム・ケント・クルーガー/ハヤカワ・ポケット・ミステリ)。第4位が『声』(アーナルデュル・インドリダソン/東京創元社)。第5位は『偽りの楽園』(トム・ロブ・スミス/新潮文庫)。  私がこの中で読んだのは、『悲しみのイレーヌ』『ありふれた祈り』、7位に入っている88歳の元殺人課の刑事が主人公の『もう過去はいらない』(ダニエル・フリードマン/創元推理文庫)、『流』ぐらいである。  その中で、お薦めは『もう過去はいらない』。先日、北方謙三氏にも勧めておいたが、格好いいジジイ・ハードボイルドの傑作だと思う。  さて、シリアで起きたトルコの戦闘機によるロシア爆撃機撃墜は、せっかくパリ・テロ事件でまとまりかけていた欧米とロシアとの関係修復を元に戻してしまいそうである。 「10月にウィーンで開かれた米国やサウジアラビアなどとの外相会合で、ロシアがシリア領内にあるロシア軍基地の存続などを条件に、和平後の大統領選にアサド現大統領が立候補しないことを認めるという大胆な秘密提案をしたとされます。これなら、打倒ISが最優先課題の欧米も妥協の余地がある」(モスクワ特派員)  だが、これも元の木阿弥。  文春によれば、ロシアのプーチンとトルコのエルドアンは似た者同士だという。 「(トルコ・エルドアン首相は)最大都市イスタンブールのスラム街に生まれ、同市市長を経て首相となりました。政教分離を国是とするトルコにあってイスラム色の強い政党リーダーとして初めて単独政権を握ったのです。当初は、経済の構造改革に取り組み国民所得を就任後十年間で三倍にし、『ゼロプロブレム外交』と呼ばれる全方位外交で周辺国と良好な関係を築き、“中東の優等生”と呼ばれました」(外信部記者)  しかし、昨年大統領に就任する前から独裁色を強めるようになっていき、「批判的なメディアに圧力をかける強権的体質を露骨に示すようになりました」(同)。昨年、白い宮殿と呼ばれる大統領官邸を新築した。建設費は日本円で700億円にも上り、部屋数は1,150もある。これは米ホワイトハウスの30倍以上、フランスのベルサイユ宮殿よりも広いという。  ロシアと共に強い指導者を好む国民性を追い風に高支持率を維持し、強権的な政権運営を続けているため、どちらも簡単に折れるわけにはいかないようだ。  ポストは、少し前に安倍首相の引退が近いという特集を組んだばかりだが、今度は安倍首相が衆参同日選挙に踏み切り、その結果、自民党一党独裁政権ができるという特集を組んでいる。  週刊誌の良さも悪さも、「いい加減」なところである。朝令暮改は当たり前。その典型的な記事であろう。  首相周辺は、来年7月に衆参ダブル選を考え始めたというのである。これが実施されると、憲政史上3回目になる衆参同日選挙だが、そのXデーは来年の7月10日になるそうだ。  自民党内で、衆院選と参院選の同日選挙論が急速に広がっている。口火を切ったのは、佐藤勉国会対策委員長だった。11月28日の自民党議員のパーティーで、「来年ダブル選挙があるかもしれない」とぶち上げた。  次に、谷垣禎一幹事長も「いろいろな可能性はある」と追随し、伊達忠一参院自民党幹事長も参院選との相乗効果が見込めると歓迎のコメントを出した。政権与党の幹部たちがここまで解散日程に踏み込むのは異例といえると書いているが、それはそうだろう。  本来、解散総選挙は総理大臣の専権事項であり、党幹部は解散について質問されても言及しないというのが、これまでの慣例だったからである。  総選挙は解散の日から40日以内と定められるなど、投開票日は国会日程との絡みで細かい制約がある。その数少ないチャンスの日が、7月10日だというのである。  しかし、その日に同日選挙を実施するためには、通常国会を正月の1月4日に召集し、安倍首相は会期末の6月1日にピンポイントで衆院を解散しなければならない。  さらに、1月4日には宮中で「奏事始」という祭儀が行われるのだが、天皇に国会への臨席を求めなければいけない(開会式は招集の数日後にすることも可能のようだが)。  安倍首相は、その高いハードルを乗り越えようと「決断」をしたようである。11月16日、「大変異例だが1月4日に通常国会を召集したい」と、外遊先のトルコで同行記者団にそう表明したのである。  その背景には、こういう腹づもりがあるという。野党は選挙への準備不足である。また、安保法制で落ち込んだ内閣支持率が、いまや40%台まで回復している。  それに、おおさか維新の会が知事・市長のダブル選挙で大勝したことがある。同日選挙となれば、橋下氏は衆院選に出馬するかもしれない。そうなれば、橋下維新の会を取り込める。  さらに、朝日新聞の自民党員への世論調査で、安倍首相は、小泉純一郎、田中角栄など並みいる歴代総裁を抜いて「最も評価する総裁」の第1位に選ばれたのである。これは、憲法改正に積極的だという点が評価されたのであろう。  ポストは、安倍首相が増税再延期を掲げて同日選挙を打てば、圧勝するのは間違いないと読む。選挙資金は大企業から分捕る法人税減税をすれば、選挙の資金作りには困らないというわけである。  こうやって同日選挙で大勝して、おおさか維新の会と組んで3分の2を確保できれば「21世紀自民党」結党で、憲法改正へとまっしぐらに進むというのである。  当て事と越中ふんどしは向こうから外れるの喩えあり。安倍首相が考えそうなことだが、そううまくいかせてはならないという良識が、われわれ多くの国民の側にもある。来年の参議院選が「関ヶ原」になることは間違いない。  ところで、ジャニーズで異変が起きているようだ。来年3月にデビュー10周年を迎えるアイドルグループ「KAT-TUN」の田口淳之介(30)がテレビの生番組で、グループを離れ、ジャニーズ事務所も退所すると宣言したのである。  これでKAT-TUNからの脱退者は赤西仁、田中聖に続いて3人目だそうだ。田口の件は水面下で春先から話し合いが進められていたと、文春でテレビ局スタッフが話している。  発端は「花見報道」だという。今年4月に女性自身で、田口が女優の小嶺麗奈(35)と、彼女の母親と一緒に花見を楽しんでいたことをスクープされてしまった。年上の小嶺とは、8年越しの付き合いだそうだ。  小嶺は、現在は女優としての活動はしておらず、ヒーリングサロンを経営しているという。田口は「何を言われようと、一緒にいたい」と言っているようだが、事務所側がこれにいい顔をせず、今回のような発言になったそうである。  30を越えた男と女が好き合っているのに、事務所がどうこういうのはおかしいと思うが、この世界の常識では「礼儀を知らない」(芸能プロ関係者)ということになってしまうらしい。  そこそこ売れたのだから、ジャニーズ事務所を離れても芸能活動を続けていけばいいのにと思うが、「田口も小嶺も芸能界カムバックは無理」(同)だというのだ。  ジャニーズに刃向かうヤツはテレビでは使うな、芸能界から追放するというのでは、異常というしかあるまい。だが、元KAT-TUNの田中聖は「僕はジャニーズを辞めて、全部なくしてしまった」と証言している。  ジャニーズの力で人気者になっていただけで、その間に実力をつける自覚も才能もなかったのではないか。今回の田口脱退で、ジャニーズ事務所の「メディア恐怖支配」が少しでも崩れることを期待しているのだが。  山口組と神戸山口組との抗争が、熾烈になってきている。11月15日に起きた愛桜会・菱田達之会長惨殺事件は愛桜会が六代目山口組に残った側であったため、すわ、神戸山口組の犯行かと組関係者だけではなく警察にも激震が走ったが、今のところ真相は闇の中のようである。  アサヒ芸能が、六代目体制で幹部の地位にあった藤原健治組長が神戸山口組に加入した「事件」を報じている。それも11月21日に岡山市内で山口組の「若頭会」が開かれようとしている直前に、この情報が流れたというのだ。  藤原組は岡山に本拠を置く組織だが、神戸山口組の池田孝志舎弟頭への筋立てがあったのではないかと、捜査関係者は見ているようだ。  そのほかにも、多くの地域で神戸山口組の示威行動が起こっている。神戸側が山口組に対して「硬軟自在の揺さぶりを水面下で熾烈化させている実態がうかがわれる」(アサ芸)という。 「神戸山口組の多数派工作はさらに北上し、すでに六代目山口組は対応に乗り出したとの情報もある」(捜査関係者)  ポストによれば、12月1日に行われた五代目山口組・渡辺芳則組長の命日に当たり、六代目司組長も姿を現したが、墓参りを終えて本部に戻る車の列から山口組統括委員長で極心連合会の橋本弘文会長の車が離脱し、携帯電話がつながらなくなったと大騒ぎになったというのだ。  橋本会長の名は、島田紳助が芸能界を引退する際、メディアで繰り返し報道された。  すわ、山口組から神戸山口組へ? とささやかれたが、山口組関係者は「橋本会長は心臓に持病があり、そのせいで連絡が取れなかっただけ。離脱うんぬんは完全な誤報だ。事始めにも当然、姿を見せる」。  真偽のほどはわからないが、事態は風雲急を告げ、一触即発状態であることは間違いないようだ。  さて、8月13日に、元プロボクサーで慶應大法科大学院生だった小番(こつがい)一騎(25)が、妻の不倫相手で弁護士の陰茎を切り取った事件は、衝撃を与えた。  その裁判が11月26日に東京地裁で開かれ、その模様を新潮が伝えている。そこで冒頭陳述が読み上げられたが「小番の奥さんと被害者のセックスに関する話ばかりで、かなり驚きました」(傍聴人のひとり)。  港区内に事務所を持つ弁護士のところに、小番の奥さんAが勤め始め、7カ月後に「被害者は、Aと共に港区内の寿司屋で食事を取り、飲酒した後、事務所に戻り、同所内で初めて性交した。Aは嫌がる様子を見せなかった」(冒頭陳述より)。  2人は何度も逢瀬を重ね、Aは嫌がるそぶりを見せず「被害者の陰茎を口淫した」(同)という。  しかし、弁護士がAのことをあだ名で呼んだことで、2人の関係がおかしくなり始めた。そんな時、帰りが遅いことで妻を小番が咎め、ケンカになった。Aは「上司からセクハラされて悩んでいる」と「ウソ」をつき、強いショックを受けた小番が、逆上して弁護士事務所に妻と赴き、ボクシングで鍛えたパンチを浴びせた後、「被告人は、持っていたリュックサックから前記のはさみを取り出し、被害者のズボンを脱がせ、左手で陰茎を取り出し、右手に持ったはさみでこれを切断した」(同)。  切ったペニスは、共用トイレに流してしまった。  被害者の弁護士は緊急手術を受けたが、「陰茎が根元から1センチ程度しか残っておらず、現在、被害者は、小便用便器での排尿は不可能」(同)だという。  妻の浮気が、2人の男の人生を大きく狂わせてしまったのである。  今週の文春と新潮は、原節子一色である。9月5日、昭和の大女優・原節子(本名・会田昌江)は、敬愛した小津安二郎監督が屋敷を構えた鎌倉の地で静かに息を引き取った。享年95。  文春によれば、肺炎が悪化し、神奈川県内の病院に運ばれたのは8月中旬のことだった。ただ入院当初は、彼女の病状は親族の間でも楽観視されていたという。50年以上にわたって原と同居していた甥の熊谷久昭氏が、こう語っている。 「看取ったのは私を入れて5人ほどでした。生前、元気な頃に遺書を書くと言っていたのですが、結局残さずに逝ってしまいました。私にとっては贅沢を許してくれない、うるさい叔母さんという感じでしたね」  原は大正9年、横浜市で二男五女の末っ子として生まれた。新潮によれば、女学生時代には教育家になろうと考えたり、英文学をやろうと思ったりしていたと原は自叙伝の中で述べている。  原の父親は日本橋で衣類関係の問屋を営んでいて、恵まれた幼少期を送ったかに見えるが、親しい友人たちによれば、そうでもなかったようだ。 「お母さんがかわいそうな人でね。関東大震災の際、沸騰した鍋を頭からかぶってしまったのです。近所で“小町”と言われるほどきれいな人だったのに」(友人)  さらに、1929年の世界恐慌で生糸の価格が暴落して家が傾き、「昌江ちゃんはいつも同じ服ばかり着る“着たきり雀”になった。卒業後は、横浜高等女学校に進んだのですが、家計を助けるため、2年で中退してしまったんです」(同)  義兄で映画監督の熊谷久虎氏の推薦を受け、日活撮影所に入社する。その後、引退までの28年間で、小津監督などの作品を含む112本に上る映画に出演した。華やかな映画スターとして一時代を築いた原だが、引退後は一転、映画関係者との接触をすべて断ってしまった。  突然の引退の理由は、さまざまにいわれている。真っ先に上がるのは、実兄で映画カメラマンの会田吉男の事故死である。昭和28年、映画『白魚』の撮影中、会田はカメラを持ったまま機関車にはねられ、命を落とすのだ。  だが、こうした見方もある。ある日、撮影所で、原が岡田茉莉子に衝撃的な話を打ち明けたという。 「『今朝、鏡に向かったら、片方の目が見えないのよ』とおっしゃるのです。昔は、フィルムの感度が悪かったので、眼にライトを強く当てないと、綺麗に映らなかったのです。特に原さんはクローズアップの表情が美しかったですから、他の女優よりもライトを多く浴びていたと思います。また引退の2年前に公開された『秋日和』の撮影中には、『畳の上での芝居がしづらくなってきたので、もうやめたいの』と弱気におっしゃられたのです。その原因が眼の病気かどうかわかりません。ただ小津さんの映画は、畳の上での演技が多いことは間違いありませんものね」  甥の久昭氏も、引退の原因は白内障によるものだと考えているようだ。  引退後の準備は万全だったという。何しろ新潮によれば、51年、公務員の初任給が6,500円にすぎなかった時、原の出演料は映画1本あたり300万円を超えたそうだ。 「そのたびに、都内の狛江や練馬、杉並などの土地を購入したそうです」と、映画評論家の白井佳夫氏は語っている。原が芸能界を去って31年を経た、94年のことだ。 「国税庁が発表した前年度の高額納税者75位に、原の本名、合田昌江の名が載りました。納税額は3億7,800万円で、所得総額は13億円近かったはず。隠遁する前まで住んでいた東京都狛江市の800坪余りの土地を、電力中央研究所に売却したんです」(古手の記者)  だが、彼女の隠遁生活は質素を極めていたと、久昭氏が文春で話している。 「もちろん彼女が1人で食べていく分には困りませんでした。八十代の頃までは、うちの車で葉山のあたりに一緒に買い物に行くことはありましたが、主に食材とか日用品を買うだけで、洋服は買わなかったですね」  タバコは初老の頃に止めたそうだが、お酒は90歳を過ぎても毎日たしなんでいたという。 「小さい缶ビールを一日一本飲んでいましたね」(久昭氏)  意外といっては失礼だが、テレビを見るより本が好きで、それも社会問題に関する本を読んでいたという。「経済問題や、イスラム国などの国際情勢や地球温暖化問題などにも興味を持っていた」と、久昭氏が言っている。  新潮では、日経の経済面なんかを特によく目を通していて、株をちょっとやっていたそうである。 「詳しくは知りませんが、損したり儲けたり、だったのだと思います」(久昭氏)  永遠の処女といわれる原だから女優時代はスキャンダルとは無縁だったが、男性の影はあったのではないかという指摘は多くある。  よくいわれるのは、小津監督との関係である。小津の妹・山下トクは、生前、2人の関係をこう述懐していたという。 「私は、おそらく兄は、原さんのことが好きだったと思います。ただ、兄は仕事と私生活を切り離して考えようとしていました。あれだけの大女優を個人で所有するものではないと割り切ろうとしていたんじゃないでしょうか」(「文芸春秋」1989年9月号)  そのほかにも、東宝のプロデューサーだった藤本真澄や、驚くことに義兄であり映画監督の熊谷氏の名前も挙がっている。  原を取材しているノンフィクション作家の石井妙子氏が、こう解説する。 「原節子と熊谷久虎氏は二人だけで生活した時期もあり、久虎氏が亡くなるまで、その傍らから離れることはなかった。(中略)男女関係があったかは噂の域を出ませんが、強固な精神的な結びつきがあったのは間違いありません」  新潮には、このような話も載っている。2004年に89歳で物故した矢沢正雄さんは陸上短距離の代表選手としてベルリン五輪に出場し、帰国直後の36年秋、日独合作映画『新しき土』の撮影でドイツに渡る前の16歳の原節子と出会った。  よく落ち合って、餅菓子を食べに行ったりしていたと矢澤氏は語っていたという。だが、順調だった2人の交際も、戦争の波にのみ込まれる。  戦地へ行っても文通は続けていた2人だが、43年、無事復員した矢沢さんは、「本当に生きていてくれてよかった」という原の歓待に、「何を置いても彼女と一緒になろう」と決心したという。  だが、厳格な父に「ああいう華やかな仕事をしてる人は、お前のためにならない」と大反対され、7年に及んだ恋愛は潰えたという。  藤本とは、こんな話がある。昭和20年代、下北沢にあった「マコト」という喫茶店でアルバイトをしていた藤井哲雄さん(85)が、こう証言する。 「ある日ママに、“明日は藤本先生が来るから、2階の部屋をよく掃除しておいて”と言われました。すると翌日の昼下がり、のちに東宝映画社長になる映画プロデューサーの藤本真澄さんが、後から原節子さんが現れたんです。それから1年ほど、月に1、2回は従業員に暇が出され、建物が2人に提供されていました」  永遠の処女は、恋多き女でもあったようである。  私は、原の映画の中では『晩春』(1949年)が好きだ。原は笠智衆が演じる大学教授の娘。母親を早く亡くし、父の面倒見ているうちに「お嫁行きたくない、お父さんと一緒にいるほうが幸せ」だと、「疑似近親相姦的」(白井佳夫氏)絆ができてしまう。婚期に遅れた娘を嫁がせるために父親は再婚するふりをして、娘を結婚させるという物語である。結婚式を終えて、家に帰ってきた笠がひとりでぽつんとお茶を飲むシーンが印象的である。  今週の第1位は、マイナンバーに関する贈収賄事件で逮捕された厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐の中安一幸氏(46歳)の独占インタビューに成功した、現代に捧げる。  中安氏が逮捕されたのは10月13日。マイナンバー制度導入に備えた社会保障分野でのシステム構築事業について、厚労省が11年10月に公募した企画競争で、ITコンサルタント会社に便宜を図り、現金約100万円を受け取ったという容疑である。  メディアは彼のことを「異色の官僚」と呼び、勤務態度やブランド物で身を固め、派手に遊び歩いていると報じた。  だが中安氏本人は、ITに関する知識と、事業を実現する行動力がずば抜けていたことは事実だと認めながら、それ以外は事実ではないとこう話している。 「出勤していなかったのも、遊び歩いていたからじゃない。六本木で豪遊していたといわれていましたが、僕は酒を飲めませんからね」(中安氏)  親しかったIT会社の社長から100万円をもらったことは認めているが、それも自費で仕事をしていたからカネがなく、それを見ていた社長から「カネを出してやる」と言われて受け取ったもので、便宜を図るつもりもなかったと話す。  マイナンバー制度の導入が始まった14年から15年に、その事業を取り仕切った人物こそが、警察が狙う「本丸」だとも言っている。  贈収賄事件の進展がどうなるかは不透明だが、彼の言っているマイナンバー批判は一聴の価値がある。 「これからさらに、マイナンバー絡みの問題が頻発するのも間違いない。なぜなら、そもそも番号を国民全員に配るというのが、間違っているからです。国民の情報を国が一括して管理するなら、番号なんて配らなくても、省庁同士が連携すればいいだけの話でしょう。そして、『国で一元管理してもいいですか。政府を信用できますか』と国民に問えばいいんです。でも政府は、国民から信用を得られず、マイナンバーを導入できない事態になるのを恐れたんでしょう。そこで、正しい導入のプロセスを踏まず、カード配るという逃げを打った。(中略)カードを配れば、番号を売り買いする人間が必ず出てきます。誰が売るのかといえば、情報を管理している者しかない。つまり省庁の役人です」(同)  彼は「僕以上の『悪人』が逮捕されることになれば、本当の汚職官僚は誰かがわかる。そして、マイナンバーがいかに不安だらけな制度かも、明らかになるはずです」と言っている。  遅配、誤配などが頻発しているマイナンバーだが、そんな表面的なことではなく、なぜこんな曖昧な制度が3,000億円といわれる血税を使って拙速に政府がやろうとしているのか、原点に返って問い直されなければいけない。サラリーマン川柳だかに「マイナンバー いつの間にかナンマイダー」というのがあったが、こんなものは早く葬ったほうがいい。 (文=元木昌彦)

冬の風物詩!? 中国JKが大胆ビキニ姿で“お色気”入試対策トレーニング

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 年末年始にかけて、中国では「芸考」という芸術系学部の入学試験が行われる。全国の戯劇学院や映画学院、メディア系大学、音楽・美術系学部に進学を希望する高校生らが受験する。北京市内だけで毎年約8万人、各省でもほぼ毎年2~3万人の受験者がおり、全国で百万人規模の受験生が筆記・実技テストに挑むことになる。
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「新華網」(12月4日付)などによると、山東省では今、女子高生が芸考に向けた集中トレーニングを行っているという。セクシーなビキニ姿で、ポージングの練習に励んでいる彼女たち。日々、ダンス、メイク、パフォーマンスなどの講習を受け、試験に臨むという。志望する学部は、ファッションモデルやキャビンアテンダントだ。  このニュースに、男性たちの喜びの声があふれているかと思いきや、SNSでは意外にも問題視するコメントが多い。 「男の受験生もビキニパンツにならないとおかしい」 「未成年がビキニで試験を受ける必要性はあるのか? だから中国は、まだ後進国なんだ」 「技術的なトレーニングではなく、お色気トレーニングだろ」 「この国では、高校生から、性的に消費されることを学ばなければいけないのか」
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 しかし、この山東省での女子高生ビキニトレーニングは“風物詩”と化しており、毎年、この時期になるとメディアをにぎわせている定番ネタだ。習近平による反腐敗運動で、エロやセクシーを売りにするビジネスが次々となくなる中、こうしたトレーニング風景もそのうち消えてしまうかもしれない。 (文=五月花子)

冬の風物詩!? 中国JKが大胆ビキニ姿で“お色気”入試対策トレーニング

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 年末年始にかけて、中国では「芸考」という芸術系学部の入学試験が行われる。全国の戯劇学院や映画学院、メディア系大学、音楽・美術系学部に進学を希望する高校生らが受験する。北京市内だけで毎年約8万人、各省でもほぼ毎年2~3万人の受験者がおり、全国で百万人規模の受験生が筆記・実技テストに挑むことになる。
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「新華網」(12月4日付)などによると、山東省では今、女子高生が芸考に向けた集中トレーニングを行っているという。セクシーなビキニ姿で、ポージングの練習に励んでいる彼女たち。日々、ダンス、メイク、パフォーマンスなどの講習を受け、試験に臨むという。志望する学部は、ファッションモデルやキャビンアテンダントだ。  このニュースに、男性たちの喜びの声があふれているかと思いきや、SNSでは意外にも問題視するコメントが多い。 「男の受験生もビキニパンツにならないとおかしい」 「未成年がビキニで試験を受ける必要性はあるのか? だから中国は、まだ後進国なんだ」 「技術的なトレーニングではなく、お色気トレーニングだろ」 「この国では、高校生から、性的に消費されることを学ばなければいけないのか」
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 しかし、この山東省での女子高生ビキニトレーニングは“風物詩”と化しており、毎年、この時期になるとメディアをにぎわせている定番ネタだ。習近平による反腐敗運動で、エロやセクシーを売りにするビジネスが次々となくなる中、こうしたトレーニング風景もそのうち消えてしまうかもしれない。 (文=五月花子)

韓国の大学で150人が緊急避難!……迷惑すぎる「偽爆弾騒動」の真相とは

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20代男性2人が作ったニセ爆発物
 11月23日に起きた“靖国神社トイレ爆発事件”だが、最近になって現場に残された爆発物の乾電池が韓国製だったことや、不審な韓国人男性が目撃されてたことがわかった。今のところ、犯人が韓国人だと断定されているわけではないが、韓国国内でも事件に関する報道が急増している。さらになんの偶然か、爆発物関連の事件も多発している。  12月1日、韓国の京畿道にある大学に爆発物らしきものが置かれ、学生と職員約150人が緊急避難。爆発物処理チームが出動する事件が発生している。幸い、被害が出ることもなく事件は当日のうちに解決したのだが、真相はなんともくだらない。  なんと爆発物は、ただ“爆発注意”と書いただけの偽物だったのだ。  犯人は部外者の20代男性2人。校内にはアルバイトでチラシを配布するために訪れていたのだが、配布が終わり余ったチラシをまとめていると、「まるで爆弾のように見えた」ことから、イタズラを思いついたそうだ。  2人は手ごろな容器に数十枚のチラシを巻き付けて、“爆発注意”と記し、文字の下にはダメ押しでドクロマークを描いて4階男子トイレに設置。それを清掃員が発見したことで、こんな大事になってしまったのだ。  2人は「業務妨害」容疑で逮捕されたが、ネット上では「自分たちはイタズラでやったと言うけど、警察を出動させる費用は税金から出ているんだぞ!」「アイゴー(やれやれ)、このくだらないガキども、どうしたらいいんだ……」などといった声が上がっている。  彼らの怒りも納得だが、爆発物にちなんだ大迷惑な事件は、これだけではなかった。11月27日には、電車に爆発物を持ち込んだ男性がいるという情報が飛び交い、乗客を避難させる事態も起きている。  デマの可能性も否定できないが、韓国鉄道と警察は用心のために電車を中浪(チュンナン)付近で緊急停止。乗客250人余りを乗せたまま捜索作業に突入した。結局、爆発物は発見できず、乗客は約30分もの間、電車内で待機させられる事態となった。立ち往生を食らった乗客からすれば、たまったものではない。  世界各国でテロが多発する中、立て続けに起こった韓国の偽爆発物事件。デマでは済まされない日がやってくるのも、時間の問題かもしれない。

中国・芸術系学校で“セレブ”の薬物汚染が深刻化「インスピレーションを養うのに必要」!?

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違法薬物使用の疑いで逮捕連行された、北京迷笛音楽学校の学生たち
 違法薬物の密輸や製造、販売に対して厳罰が適用される中国。日本人を含め、死刑に処された外国人密輸犯も少なくない。  そんな中国で、学生による違法薬物事件が相次いでいる。「網易娯楽」(11月26日付)によると、北京海淀区にある北京迷笛音楽学校で、学生による違法薬物使用事件が発生した。同校は、中国の音楽業界に多くの人材を輩出していることでも知られている。  学校の関係者によると、23日夜10時頃に、地元警察が学校にやって来て、学生300人余りに尿検査を実施したという。陽性反応があった学生16名が連行され、下は17歳から上は29歳までの学生が検挙された。  教育現場の薬物汚染といえば、2014年12月に、遼寧省瀋陽市内の芸術系高校の教師2名が学生に覚せい剤を販売し、この教師たちのほか学生8名が売買と使用の容疑で逮捕されるという事件が起きたばかりだ。  上海市に留学している日本人男性(28)も、芸術学校の薬物汚染ぶりについてこう話す。 「市内の芸大に通う知人は、K粉(ケタミン)という違法ドラッグを使ったパーティーを頻繁に開催している。『インスピレーションを養うのに必要』とか、偉そうに話しています」  中国司法部によると、国内の違法薬物使用者は1,400万人を超えている。これまでの検挙者数は300万人を超えており、35歳以下の検挙者が全体の52%と、若い世代が半数以上を占めている。また、大学生の検挙者に限っていえば、90%以上が芸術系の大学や芸術系学部の学生だという。  芸術系の教育機関で違法薬物事件が相次ぐ背景について、北京市内の大学で日本語講師をしている日本人男性(43)はこう話す。
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同学校主催のロックフェスは、全国的に有名だという
「まず、芸術学校の学生たちは、欧米のドラッグカルチャーに傾倒している者が多い。さらに、芸術学校に入るためには、幼少期から音楽やダンス、演劇の英才教育を受ける必要があるため、現役学生のほとんどが富裕層の子息・令嬢です。入学後も毎月実家からの仕送りが非常に多く、気軽にドラッグを入手することができる」  ちなみに中国では、使用者に対しては、日本と比べても軽い処罰で済まされることが多い。違法薬物も、ボンボンたちだけに許された“道楽”ということか。