エロジジイの“ヘルパーセクハラ”も急増中! 「100歳時代」に突入した韓国・高齢者の性問題にどう対処する!?

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 韓国には“トルボミ”という職業がある。日本語に置き換えると、ヘルパーや、家政婦、ベビーシッターなど幅広い職業を意味する言葉で、家事の手伝いや身の回りの世話をする人たちのことを指す。韓国では最近、このトルボミたちの労働環境が問題視されつつある。というのも、高齢者の身の回りの世話するトルボミ女性たちの多くが、勤務先でセクハラやストーキング被害に遭っているという事実が明らかになったからだ。  京畿道家族女性研究院がこのたび発表した、トルボミサービスに従事する女性800人を対象に行ったアンケート調査によると、高齢者の世話をするトルボミ女性のうち、実に13.3%が、過去1年の間にセクハラまたはストーキング被害に遭ったことがあると回答している。  今回のアンケート調査には、彼女たちの経験談も寄せられており、「キッチンで仕事していると体をまさぐられた」「おじいさんがベッドに横になって『横で寝てごらん』と言われた」などと告白している。  ちなみに、赤ちゃんや、産後間もない女性の身の回りの世話をするトルボミ女性たちが、この手の被害を受けていないのは言うまでもない。同アンケート内の「勤務先で(人権を)尊重されているか」という質問に対し、平均80%以上が「尊重されている」と答えている。一方、高齢者宅で働くトルボミ女性のうち約40%が「尊重されていない」と回答した。今後、この高齢者の世話をするトルボミ女性たちの労働環境は、高齢化社会の新たな課題として浮上しそうな気配だ。  韓国では高齢化が本格的に進み、ちまたでは「100歳時代に突入した」とささやかれ始めいる。今回のトルボミへのセクハラは、そんな社会的背景の中で起きているひとつの負の側面なのかもしれない。なお、韓国では、高齢者の性犯罪件数がここ数年で急増。2000年にはわずか128件だったが、10年後の2011年の段階で約8倍、991件が摘発されており、決して珍しいものではなくなってきた。  一方、100歳時代を前向きに捉え、国民の意識変化を積極的に報じるメディアも増えている。例えば、バラエティ番組『DonWorld』では、コメンテーターが高齢の親を持つ子どもたちの意識の変化に言及、次のように話している。 「最近、伴侶を失った高齢の親同士が新たに異性と恋をすることについて、寛容に受け入れる子どもたちが増えてきた。中には、子ども同士で率先して話し合い、一緒に暮らすことを奨励したり、サポート体制を相談し合うケースもある」  また同番組では、専門家たちが「恋をすると健康にもよい」「70歳以上の高齢者の多くが、健康であれば週2回以上はSEXしたいとアンケートに答えている」「ゲートボールを楽しむ高齢者の男女比率は1対40で、女性が圧倒的に多い。モテたい男性はゲートボールを始めよう!」など、100歳時代の実態や楽しみ方を積極的に助言する姿が目立った。  何かと問題視される高齢化現象だが、韓国では新たな犯罪への対処や、時代に合った人生の豊かさを追求する営みが徐々に試められているようだ。 (取材・文=河鐘基)

パリ同時多発テロの真似事か……韓国で中学生がミュージカル公演中にBB弾乱射!

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イメージ画像 Photo By Timothy Tsui from Flickr.
 韓国でミュージカル公演中に、前代未聞のトンデモ事件が起きた。客席から舞台に向けて、数発のBB弾が発射されたのだ。しかも、犯人は中学1年生の男子たち。先月発生したパリ同時多発テロを想起させるタチの悪いイタズラに、国内では辛らつな批判が相次いでいる。  事件当日の12月7日、劇場はもともと休演日だったが、中学生の団体観覧のために特別公演が行われ、2校合わせて約1,000人の生徒が集まった。  公演が始まって間もなく、舞台上の俳優や天井に向かって、客席からBB弾が発射された。一瞬、場内はざわついたが、そのまま公演は続行。しかし、終演15分前、2階の客席からまたBB弾が発射され、今度はスタッフに命中。そのため、お約束のカーテンコールもないまま、あっさり閉幕したという。  劇団関係者は学校側の了承を得て全員の持ち物検査を行い、4人の生徒から4丁のエアガンを押収した。彼らが最初に俳優や天井に向けてBB弾を撃ったのはただのイタズラだったようだが、スタッフに命中させた2回目は、公演中にエアガンを隠そうと席を立ったところを阻止された腹いせだったとか。  BB弾の平均速度は時速40mで、もし目を直撃した場合は視覚障害が生じることもあるといわれている。先日パリで起こった同時多発テロを伝えるテレビの映像に悪い影響でも受けたのか、無防備な人に向けてBB弾を発射するのは危険だという常識が、彼らには欠落していたようだ。  事件後、出演者のひとりはSNSで「今日の特別公演で心底腹が立ちました。1曲目が始まった途端、舞台上の俳優たちがBB弾で撃たれたんです。顔や目を直撃していたら、本当に危なかった。青少年の鑑賞マナー教育、しっかりお願いします」とコメント。韓国のネット民たちも「もしもこれがパリ同時多発テロの真似ごとだったら、こいつらに天罰が下るぜ」「こんな奴らが大きくなって、兵役中に銃乱射事件を起こすんだよ。未成年だからって甘やかすな」「立派な殺人未遂」と、厳しい処罰を求める声が上がっている。  幸いケガ人はなく、劇団側が生徒たちの謝罪を受け入れて事態は収まったが、入場前の荷物チェックの緩さや、マナーの悪さなどがあらためて浮き彫りになった。本物の銃ではなかったことが、唯一の救いである。 (文=李ハナ)

会議は全員オムツをはいて出席せよ!? オーナー一族への忠誠を強いる財閥社会の異様さ『ベテラン』

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ファン・ジョンミンが熱血刑事に扮した『ベテラン』。ジョンミンは『新しき世界』(13)のエスカレーターでの血みどろの死闘が忘れがたい
 サム・メンデス監督の『007 スペクター』(公開中)が洗練された娯楽映画の極致ならば、それとは真逆の味わいが楽しめるのがリュ・スンワン監督の『ベテラン』だ。『007』シリーズと同じくアクション映画だが、刑事ドラマである本作はとことん泥くさく、汗くさい。主人公である刑事たちはまるでドブすくいするかのように、現代社会の闇の部分に手足を突っ込むことになる。スタイリッシュなかっこ良さには無縁の主人公だが、汗だくでキムチ鍋を食べ終えた後のような爽快さのあるエンディングが待っており、韓国で1300万人を動員する大ヒットとなった。  リュ・スンワン監督は『生き残るための3つの取引』(10)で警察組織の腐敗、『ベルリンファイル』(13)で北朝鮮と韓国との熾烈な諜報戦、と硬派なテーマを扱ってきた。スンワン監督が今回斬り込んだのは、韓国社会を実質的に支配している財閥企業の横暴さだ。大韓航空(韓進グループ)の副社長が起こした「ナッツリターン事件」が大騒ぎになったことは記憶に新しい。また近年だけでも、自動車メーカーを中心にした現代グループでは創業者の孫たちが大麻吸引、韓国最大の財閥であるサムソン電子グループでは会長の孫息子のエリート中学への裏口入学疑惑が問題となった。企業内だけでなく、一般社会でもわがもの顔で振る舞うオーナー一族への庶民の不満は溜まりに溜まっている。そんな庶民の鬱憤を代弁するのが、韓国きっての男気俳優ファン・ジョンミン演じるベテラン刑事とその仲間たちだ。  広域捜査隊のソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)はいつも荒っぽい捜査で、出世には縁遠い刑事だった。そんなドチョルは監修をつとめたTVドラマ『女刑事』の打ち上げに呼ばれる。華やかな女優たちがいるパーティー会場で、鼻の下を思いっきり伸ばすドチョル。美味しい食事とお酒にありつこうとするが、会場で異様な光景に出くわす。身なりのいい若者が、美人モデルや屈強なボディガードたちをまるで家畜同然に扱っている。その若者はTVドラマのスポンサーである財閥企業シンジングループの御曹司チョ・テオ(ユ・アイン)だった。テオはずっと鼻をグシュグシュさせていた。ドラッグ常用者の癖だ。せっかくの酒の席を台無しにされたドチョルは、テオに向かって「法は守れよ」と釘を刺すことしかできなかった。  しばらくしてドチョルに電話が掛かってくる。以前から交流のあった子連れのトラック運転手ペ(チョン・ウンイン)が自殺未遂で病院に運ばれたのだ。ペが自殺した場所はシンジングループの中核会社シンジン物産の本社ビルだった。ペ親子は賃金の未支払いが続いていることを本社まで直訴し、その直後にペは非常階段から身投げしたという。事件の臭いを感じたドチョルは、大企業の社内で起きた自殺事件の真相を探り始める。「先輩と一緒にいるとロクなことにならない」と嘆きながらも、ミス・ボン(チャン・ユンジュ)ら広域捜査隊の同僚もドチョルの捜査に協力する。
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財閥企業の三代目チョ・テオ(ユ・アイン)。エリート然とした態度を見せるが、後妻の息子であることをコンプレックスに感じている。
 大企業がマスコミに広告を大量出稿することで不祥事ネタを封じるのは日本でも見慣れた風景だ。本作ではそれ以上に財閥系大企業のおかしさが描かれる。シンジングループの全体会議に会長が出席することになり、社員は全員紙オムツをはくことが強要される。会長がいる会議の途中でトイレに立つなど許されないからだ。また、会長の息子テオはスポンサーである立場を利用し、CMやTVドラマに出演する女優やモデルを好きなようにもてあそぶ。オーナー一族が法律や企業倫理に反することをしていても社員は誰もとがめない。むしろ積極的にその尻拭いに努め、社内での自分の立場を守ろうとする。韓国では創業者一族によるグループ企業の経営が当たり前となっており、そんな財閥によって韓国経済は支えられている。韓国において巨大財閥は、実にアンタッチャブルな存在なのだ。  アクション演出を得意とするリュ・スンワン監督ならではの痛~い描写がある。トラック運転手のペが幼い息子を連れて、シンジン物産まで陳情に向かったシーンだ。一見すると温厚そうなチョ・テオはペの言い分を熱心に聞き、賃金を支払わない運送会社のチョン所長(チョン・マンシク)を呼び出す。ここまではいい。そこでテオは、ペとチョンにそれぞれボクシンググローブを渡し、男らしくこの場で決着をつけろという。ただ働いた分の賃金を受け取りたいだけのペは一方的にボコボコにされ、その様子をテオはニヤニヤして観戦している。殴られているペは肉体以上に心が痛い。息子の前で無様に殴られ続けているからではない。息子が正義よりも権力や暴力のほうが強いと思うようになってしまうことが辛いのだ。
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ミス・ボン(チャン・ユンジュ)をはじめとする広域捜査隊の仲間たち。出世の見込みのない先輩ドチョルの男気にほだされて捜査に協力する。
 今回のスンワン監督はアクションとドラマとの配分が抜群にうまい。出番は少ないが、主人公ドチョルの妻ジュヨン(チン・ギョン)の出演パートも効果的だ。稼ぎが少なく、ひとり息子の教育にも理解が乏しい夫のことをいつも愚痴っているジュヨン。そんな彼女のもとにシンジン物産の常務チェ(ユ・ヘジン)が現われ、ブランド品の高級バッグを手渡そうとする。バッグの中には札束がぎっしり。これ以上、夫に余計な首を突っ込ませるなということだ。このシーンの直後、ジュヨンは夫の職場に怒鳴り込み、同僚たちの前で夫をこっぴどく責める。「私だって女だから、高級バッグやお金を目の前にしたら、気持ちが揺れ動いてしまうのよ!」。誰だってお金は欲しい。権力者とうまく付き合って、夫にはもっと出世して稼いでほしい。でも、私が愛した男が、息子の父親がそんなケツの穴の小さな人間でいいのか。私や息子が惚れ惚れしてしまうような、かっこいい男でいてくれと。  古女房にケツを叩かれたドチョルは、大企業の威光に守られたテオへの追求の手を緩めない。シンジングループは政界にも手を回し、警察上層部から捜査中止命令が下りる。それでもドチョルはテオを追う。もう司法問題うんぬんではない。病院で意識不明状態のままのペやその息子に、このままでは合わせる顔がない。我が子に対しても、胸を張れる父親ではいられなくなってしまう。時として人間は自分のことよりも、自分以外の人間のためのほうがガムシャラになれる。クライマックスはソウルの繁華街・明洞でのド派手なカーチェイス&肉弾戦だ。逃げるテオに、汗くさくて重たいお父さんパンチが炸裂する。 (文=長野辰次)
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『ベテラン』 監督・脚本/リュ・スンワン 出演/ファン・ジョンミン、ユ・アイン、ユ・ヘジン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ 配給CJ Entertainment Japan 12月12日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー (c)2015 CJ E&M CORPORATION,ALL RIGHTS RESERVED http://veteran-movie.jp/

会議は全員オムツをはいて出席せよ!? オーナー一族への忠誠を強いる財閥社会の異様さ『ベテラン』

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ファン・ジョンミンが熱血刑事に扮した『ベテラン』。ジョンミンは『新しき世界』(13)のエスカレーターでの血みどろの死闘が忘れがたい
 サム・メンデス監督の『007 スペクター』(公開中)が洗練された娯楽映画の極致ならば、それとは真逆の味わいが楽しめるのがリュ・スンワン監督の『ベテラン』だ。『007』シリーズと同じくアクション映画だが、刑事ドラマである本作はとことん泥くさく、汗くさい。主人公である刑事たちはまるでドブすくいするかのように、現代社会の闇の部分に手足を突っ込むことになる。スタイリッシュなかっこ良さには無縁の主人公だが、汗だくでキムチ鍋を食べ終えた後のような爽快さのあるエンディングが待っており、韓国で1300万人を動員する大ヒットとなった。  リュ・スンワン監督は『生き残るための3つの取引』(10)で警察組織の腐敗、『ベルリンファイル』(13)で北朝鮮と韓国との熾烈な諜報戦、と硬派なテーマを扱ってきた。スンワン監督が今回斬り込んだのは、韓国社会を実質的に支配している財閥企業の横暴さだ。大韓航空(韓進グループ)の副社長が起こした「ナッツリターン事件」が大騒ぎになったことは記憶に新しい。また近年だけでも、自動車メーカーを中心にした現代グループでは創業者の孫たちが大麻吸引、韓国最大の財閥であるサムソン電子グループでは会長の孫息子のエリート中学への裏口入学疑惑が問題となった。企業内だけでなく、一般社会でもわがもの顔で振る舞うオーナー一族への庶民の不満は溜まりに溜まっている。そんな庶民の鬱憤を代弁するのが、韓国きっての男気俳優ファン・ジョンミン演じるベテラン刑事とその仲間たちだ。  広域捜査隊のソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)はいつも荒っぽい捜査で、出世には縁遠い刑事だった。そんなドチョルは監修をつとめたTVドラマ『女刑事』の打ち上げに呼ばれる。華やかな女優たちがいるパーティー会場で、鼻の下を思いっきり伸ばすドチョル。美味しい食事とお酒にありつこうとするが、会場で異様な光景に出くわす。身なりのいい若者が、美人モデルや屈強なボディガードたちをまるで家畜同然に扱っている。その若者はTVドラマのスポンサーである財閥企業シンジングループの御曹司チョ・テオ(ユ・アイン)だった。テオはずっと鼻をグシュグシュさせていた。ドラッグ常用者の癖だ。せっかくの酒の席を台無しにされたドチョルは、テオに向かって「法は守れよ」と釘を刺すことしかできなかった。  しばらくしてドチョルに電話が掛かってくる。以前から交流のあった子連れのトラック運転手ペ(チョン・ウンイン)が自殺未遂で病院に運ばれたのだ。ペが自殺した場所はシンジングループの中核会社シンジン物産の本社ビルだった。ペ親子は賃金の未支払いが続いていることを本社まで直訴し、その直後にペは非常階段から身投げしたという。事件の臭いを感じたドチョルは、大企業の社内で起きた自殺事件の真相を探り始める。「先輩と一緒にいるとロクなことにならない」と嘆きながらも、ミス・ボン(チャン・ユンジュ)ら広域捜査隊の同僚もドチョルの捜査に協力する。
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財閥企業の三代目チョ・テオ(ユ・アイン)。エリート然とした態度を見せるが、後妻の息子であることをコンプレックスに感じている。
 大企業がマスコミに広告を大量出稿することで不祥事ネタを封じるのは日本でも見慣れた風景だ。本作ではそれ以上に財閥系大企業のおかしさが描かれる。シンジングループの全体会議に会長が出席することになり、社員は全員紙オムツをはくことが強要される。会長がいる会議の途中でトイレに立つなど許されないからだ。また、会長の息子テオはスポンサーである立場を利用し、CMやTVドラマに出演する女優やモデルを好きなようにもてあそぶ。オーナー一族が法律や企業倫理に反することをしていても社員は誰もとがめない。むしろ積極的にその尻拭いに努め、社内での自分の立場を守ろうとする。韓国では創業者一族によるグループ企業の経営が当たり前となっており、そんな財閥によって韓国経済は支えられている。韓国において巨大財閥は、実にアンタッチャブルな存在なのだ。  アクション演出を得意とするリュ・スンワン監督ならではの痛~い描写がある。トラック運転手のペが幼い息子を連れて、シンジン物産まで陳情に向かったシーンだ。一見すると温厚そうなチョ・テオはペの言い分を熱心に聞き、賃金を支払わない運送会社のチョン所長(チョン・マンシク)を呼び出す。ここまではいい。そこでテオは、ペとチョンにそれぞれボクシンググローブを渡し、男らしくこの場で決着をつけろという。ただ働いた分の賃金を受け取りたいだけのペは一方的にボコボコにされ、その様子をテオはニヤニヤして観戦している。殴られているペは肉体以上に心が痛い。息子の前で無様に殴られ続けているからではない。息子が正義よりも権力や暴力のほうが強いと思うようになってしまうことが辛いのだ。
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ミス・ボン(チャン・ユンジュ)をはじめとする広域捜査隊の仲間たち。出世の見込みのない先輩ドチョルの男気にほだされて捜査に協力する。
 今回のスンワン監督はアクションとドラマとの配分が抜群にうまい。出番は少ないが、主人公ドチョルの妻ジュヨン(チン・ギョン)の出演パートも効果的だ。稼ぎが少なく、ひとり息子の教育にも理解が乏しい夫のことをいつも愚痴っているジュヨン。そんな彼女のもとにシンジン物産の常務チェ(ユ・ヘジン)が現われ、ブランド品の高級バッグを手渡そうとする。バッグの中には札束がぎっしり。これ以上、夫に余計な首を突っ込ませるなということだ。このシーンの直後、ジュヨンは夫の職場に怒鳴り込み、同僚たちの前で夫をこっぴどく責める。「私だって女だから、高級バッグやお金を目の前にしたら、気持ちが揺れ動いてしまうのよ!」。誰だってお金は欲しい。権力者とうまく付き合って、夫にはもっと出世して稼いでほしい。でも、私が愛した男が、息子の父親がそんなケツの穴の小さな人間でいいのか。私や息子が惚れ惚れしてしまうような、かっこいい男でいてくれと。  古女房にケツを叩かれたドチョルは、大企業の威光に守られたテオへの追求の手を緩めない。シンジングループは政界にも手を回し、警察上層部から捜査中止命令が下りる。それでもドチョルはテオを追う。もう司法問題うんぬんではない。病院で意識不明状態のままのペやその息子に、このままでは合わせる顔がない。我が子に対しても、胸を張れる父親ではいられなくなってしまう。時として人間は自分のことよりも、自分以外の人間のためのほうがガムシャラになれる。クライマックスはソウルの繁華街・明洞でのド派手なカーチェイス&肉弾戦だ。逃げるテオに、汗くさくて重たいお父さんパンチが炸裂する。 (文=長野辰次)
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『ベテラン』 監督・脚本/リュ・スンワン 出演/ファン・ジョンミン、ユ・アイン、ユ・ヘジン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ 配給CJ Entertainment Japan 12月12日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー (c)2015 CJ E&M CORPORATION,ALL RIGHTS RESERVED http://veteran-movie.jp/

「いくら脚だけとはいえ……」中国で美脚モデルコンテスト開催も、顔面偏差値は度外視!?

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ヨットの上でのショット
 中国南東部にある福建省アモイ市で11月末、脚モデルコンテストの決勝大会が開催された。全国各地から選ばれた出場者は全部で16人。主催者によると、今回のコンテストは一般的な美人コンテストとは違い、その名の通り“脚のモデル”を集めたものだという。その顔ぶれや、いかに……。
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全員そろってのショット。好みの子は……
 ちなみに脚モデルになるには、全体的に脚が長いのはもちろん、膝下が太腿とほぼ同じ長さか、太腿よりもやや長いくらいが理想的で、そのほかにも、脚がまっすぐだったり、ふくらはぎは力強く、太腿は柔らかい丸みを帯びており、お尻にはぜい肉がないなど、いろいろ細かい条件があるという。  中国では脚専門のモデルもトップクラスになればそれなりに稼げるらしく、1回の写真撮影で数十万円、年7~8回の撮影で200万円にはなるという。日給に換算したら悪くないが、年収としてはそれほど高くないともいえる。  昼間のフォトセッションの後、夜になってから行われたコンテストでは、出場者はおそろいのTシャツにショートパンツ姿で自己紹介した後、水着審査などを経て、優勝者が発表された。
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脚を長く見せるには、ハイレグ水着のほうがいいといわれているが……。まあ、出場者全員が同じ水着なので、公平といえば公平だが
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優勝したのは、中央の陳玉テイ(女へんに亭)さん。確かに、ビミョーな選択か
 コンテストの模様の写真を見たネット民たちからは、ビミョーな感想が。 「モデルといっても、ホントに脚の見た目だけなんだな」 「平板な体、胸も尻も小さい、箸みたいな脚」 「いくら脚とはいえ、ホントにモデルなのか? 見るに堪えない顔の子もいるぞ」 「それでも優勝するのは、見た目もそれなりの子かと思ってたけど、やっぱ脚重視なんだな」  上海在住のフリーライターは言う。 「おっぱいモデルしかり、こういうパーツ別のコンテストは美容関連企業が主催しているものが多いんですが、今回のコンテストに関しては、そうではないよう。"ガチ”のコンテストであったため、顔面は度外視の審査だったのでしょう」  日本の脚フェチ諸氏の評価はいかに? (文=佐久間賢三)

ぷるんぷるんのおっぱいが大暴れ! 韓国「ヌーブラ美女」動画が再フィーバー中

問題の動画(「YouTube」より)
 韓国のネット上で、あるセクシー動画が話題になっている。YouTubeにアップされたその動画のタイトルは、「NuBra(ヌーブラ)着用前と着用後の比較」。人気動画サイト「afreecaTV」でも流れた同映像の冒頭には、タイトなコバルトブルーのミニワンピに身を包んだ美女が登場。豊満な胸元と腰を悩ましげに揺らしながら、セクシーダンスを披露している。 「まるでポカリスエットのように爽快で鮮やか。ポカリ女だ!」「セクシーすぎる」と視聴者が興奮気味に反応を示すと、美女は「この服がセクシー? どこがセクシーかわからない。今日は装備(ヌーブラ)もつけてないのに」と言って、自分がセクシーだと思う過去動画をインサートした後、「じゃ、今日は装備を着用しましょうか」と視聴者を挑発。「装備してくるので待っててね。鼻血が飛び出しても知らないから!!」と言い残し、席を立つ。 「やがて3分後」という字幕の後で現れたのは、ヌーブラを着用した美女。視聴者たちは「アイゴー!!」「胸寄せ、いいね」「目を疑わずにはいられない」と大興奮。そんな中、「何が変わったかわからん」との書き込みに応える形で、美女は再びセクシーダンスを披露。画面右横にはヌーブラ着用前の動画も貼り付け、「どちらが装備しているでしょうか?」と、笑顔で語りかけるのである。  そして、いよいよ正解発表タイム。左にはヌーブラ着用前、右にはヌーブラ着用後の静止画が紹介され、「装備がないほうがいい」「装備がないほうが自然でかわいい」「装備があるから揺れてない」「過激!」など視聴者たちのコメントが羅列され、3,000人がリアルタイム視聴していることが明らかなると、「装備した映像を見ようと3,000人!? ダメダメ、来ないで!! 見ないで!!」と美女も大喜びして動画は終わる。
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ホ・ユンミ
 8月に公開された正味4分ほどのこの動画が、今になって再び話題になったのは、くだんの美女が韓国のネット民たちの間では人気の“レースクイーン”だからだろう。  彼女の名前はホ・ユンミ。1988年3月生まれの27歳。一時期、ガールズアイドル・スワンのメンバーとして芸能活動をしていた時期もあったが、現在はレーシングモデル(日本で言うところのレースクイーン)として活躍中。2014年には第3回韓国レーシングモデル・アワーズで大賞に輝いており、ファンの間では「韓国最強のレーシングモデル」「レーシングモデル界のカリスマ」「グラマー女神」と呼ばれているらしい。  そんな彼女は、先月11月に釜山で行われた韓国国内最大のゲームショウ「G-STAR 2015」にもモデルとして出演。今年の同ショウには約21万人の来客があったそうだが、彼女はその大勢のゲームファンたちの視線を釘付けにしたようだ。それがキッカケになって「ヌーブラ着用前と着用後」動画が再び注目され、ネットニュースなどでも取り上げられることになったというわけだ。  ヌーブラ着用前と着用後のホ・ユンミ。ぜひ、比べてみてほしい。

毒を盛り、高圧電気やりでブスッ! 飼い犬900匹超を窃盗&解体販売していた中国・犬泥棒が逮捕

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中国の食用犬販売業者
 11月30日、河南、安徽両省の4都市、100以上の村にまたがって、犬をレストランや火鍋店などに解体販売していた犬泥棒グループが逮捕されたことがわかった。  グループは3人組で、2人が犬を盗み、1人が犬の解体と販売を担当していた。その手口は、犬を放し飼いにしている農村に、深夜ワゴン車で乗りつけ、グループが飼いならしたメス犬をほえさせて、オス犬を集める、“犬版美人局”ともいうべきものだった。  メス犬の声に誘われて集まってきたオス犬に、睡眠薬と劇薬を調合した丸薬を混ぜ込んだ肉や饅頭を食べさせ、犬が倒れて動かなくなると、高圧の電撃を与える電気やりで突き殺していたという。  犯行を繰り返していたグループだったが、9月9日午前3時頃、犯人2人が村を離れる途中に運悪くパトロールしていた警察官に見つかってしまう。カーチェイスを繰り広げ、最後は車を捨て、飼い犬とトウモロコシ畑に逃走。その場では犯人を取り逃がした警察だったが、捨てられた車から36匹の犬の死骸と丸薬、電気やりが見つかったため、警察は組織的な窃盗事件として捜査へ乗り出し、一団は御用となった。
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逮捕された犬窃盗グループが犯行に使用していたバン
 供述によると、彼らは通算900匹以上の犬を盗んでおり、大部分をレストランと火鍋店に販売していたという。  なんとも残忍な事件だが、中国の犬食文化について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は次のように話す。 「国内外からのバッシングにより、犬肉は供給が滞っている。片や、一定数の犬肉愛好者は変わらず存在する。そんな中、いまや犬肉の価格は羊や豚の肉と比べても決して安くなく、文字通りの『羊頭狗肉』というのは起こりにくい。犬食へのバッシングにより犬肉の希少価値が高まり、逆に犬泥棒が横行するという皮肉な事態となっているんです」  皮肉なことに、禁酒法が密造業者を肥やしたのと同じ状況のようだ。

毒を盛り、高圧電気やりでブスッ! 飼い犬900匹超を窃盗&解体販売していた中国・犬泥棒が逮捕

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中国の食用犬販売業者
 11月30日、河南、安徽両省の4都市、100以上の村にまたがって、犬をレストランや火鍋店などに解体販売していた犬泥棒グループが逮捕されたことがわかった。  グループは3人組で、2人が犬を盗み、1人が犬の解体と販売を担当していた。その手口は、犬を放し飼いにしている農村に、深夜ワゴン車で乗りつけ、グループが飼いならしたメス犬をほえさせて、オス犬を集める、“犬版美人局”ともいうべきものだった。  メス犬の声に誘われて集まってきたオス犬に、睡眠薬と劇薬を調合した丸薬を混ぜ込んだ肉や饅頭を食べさせ、犬が倒れて動かなくなると、高圧の電撃を与える電気やりで突き殺していたという。  犯行を繰り返していたグループだったが、9月9日午前3時頃、犯人2人が村を離れる途中に運悪くパトロールしていた警察官に見つかってしまう。カーチェイスを繰り広げ、最後は車を捨て、飼い犬とトウモロコシ畑に逃走。その場では犯人を取り逃がした警察だったが、捨てられた車から36匹の犬の死骸と丸薬、電気やりが見つかったため、警察は組織的な窃盗事件として捜査へ乗り出し、一団は御用となった。
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逮捕された犬窃盗グループが犯行に使用していたバン
 供述によると、彼らは通算900匹以上の犬を盗んでおり、大部分をレストランと火鍋店に販売していたという。  なんとも残忍な事件だが、中国の犬食文化について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は次のように話す。 「国内外からのバッシングにより、犬肉は供給が滞っている。片や、一定数の犬肉愛好者は変わらず存在する。そんな中、いまや犬肉の価格は羊や豚の肉と比べても決して安くなく、文字通りの『羊頭狗肉』というのは起こりにくい。犬食へのバッシングにより犬肉の希少価値が高まり、逆に犬泥棒が横行するという皮肉な事態となっているんです」  皮肉なことに、禁酒法が密造業者を肥やしたのと同じ状況のようだ。

工場倒産ラッシュの中国で、期待の成長産業!? おばちゃんも働く「オナホール工場」に潜入!

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型取りされたばかりのオナホールの表面を、電気ゴテで慣らしていく。男性作業員ばかりなのは、男心がわかるから?
 片手に握った人型の物体に、真剣なまなざしで向き合う男たち。  仏像でも彫っているのかと思いきや、彼らが格闘しているのはオナホールである。型枠で成型されたオナホール表面の粗い部分を、電気ゴテで修復しているのだという。  ここは、ポータルサイト「網易」が潜入した、広東省東莞市のアダルトグッズ工場である。
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オナホールにとって最も大切な、内部の型を取る木型。かなり複雑な形をしている
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製造工程を着々と進む、オナホールたち
 ぬめりのある光沢をまとったオナホールたちが、カートによって次の工程へと続々と運ばれていくそのさまは、まるで魚市場の魚のようでもある。  かつて海外向け製品の製造で栄えた東莞市だが、主要な輸出先だった欧州市場の低迷などにより、近年は閉鎖に追い込まれる工場も増えている。しかし、内需に支えられているアダルトグッズ工場だけは別のようだ。  2014年の「中国成人用品市場調査報告」によれば、「アダルトグッズを使ったことがある」「使ってみたい」と答えた人は全体の75%を超え、43%がネットからの購入した経験があることがわかっている。
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梱包作業はおばちゃんたちが担当
 また、中国最大のECサイト「淘宝(タオバオ)」調べでは、アダルトグッズの年間販売量は昨年比で50%増となる見込みで、約3,000万人がアダルトグッズを購入したことになるという。購入者のほとんどは男性であり、18~29歳の若者が購入者全体の65%を占めている。
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工場内の机に置かれてあったという冊子。ゲイの同人誌か?
 完成したオナホールたちは、ホッカムリをしたおばちゃん軍団による梱包を経て、出荷される。この先、それぞれの場所で、男たちのたまりたまった性欲を引き受けることになるオナホールだが、その製造過程には色気がまったくないようだ……。

工場倒産ラッシュの中国で、期待の成長産業!? おばちゃんも働く「オナホール工場」に潜入!

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型取りされたばかりのオナホールの表面を、電気ゴテで慣らしていく。男性作業員ばかりなのは、男心がわかるから?
 片手に握った人型の物体に、真剣なまなざしで向き合う男たち。  仏像でも彫っているのかと思いきや、彼らが格闘しているのはオナホールである。型枠で成型されたオナホール表面の粗い部分を、電気ゴテで修復しているのだという。  ここは、ポータルサイト「網易」が潜入した、広東省東莞市のアダルトグッズ工場である。
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オナホールにとって最も大切な、内部の型を取る木型。かなり複雑な形をしている
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製造工程を着々と進む、オナホールたち
 ぬめりのある光沢をまとったオナホールたちが、カートによって次の工程へと続々と運ばれていくそのさまは、まるで魚市場の魚のようでもある。  かつて海外向け製品の製造で栄えた東莞市だが、主要な輸出先だった欧州市場の低迷などにより、近年は閉鎖に追い込まれる工場も増えている。しかし、内需に支えられているアダルトグッズ工場だけは別のようだ。  2014年の「中国成人用品市場調査報告」によれば、「アダルトグッズを使ったことがある」「使ってみたい」と答えた人は全体の75%を超え、43%がネットからの購入した経験があることがわかっている。
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梱包作業はおばちゃんたちが担当
 また、中国最大のECサイト「淘宝(タオバオ)」調べでは、アダルトグッズの年間販売量は昨年比で50%増となる見込みで、約3,000万人がアダルトグッズを購入したことになるという。購入者のほとんどは男性であり、18~29歳の若者が購入者全体の65%を占めている。
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工場内の机に置かれてあったという冊子。ゲイの同人誌か?
 完成したオナホールたちは、ホッカムリをしたおばちゃん軍団による梱包を経て、出荷される。この先、それぞれの場所で、男たちのたまりたまった性欲を引き受けることになるオナホールだが、その製造過程には色気がまったくないようだ……。