韓国“ドタキャン文化”が恥ずかしすぎ!? 国家レベルの「反省・根絶」キャンペーンに効果はあるか

noshow.jpgくだんのキャンペーン広告
 日本ではあまり想像できない国家キャンペーンが、韓国で繰り広げられている。公正取引委員会と消費者院は今年、“NO-SHOW根絶キャンペーン”なる企画を打ち出した。聞き慣れない言葉だが、一体どういう意味なのか?  同キャンペーンを簡潔に説明すると、飲食店などの店舗に対して行った予約をキャンセル、もしくは守らない“ドタキャン文化”を根絶しようというもの。韓国では、ドタキャンの数があまりにも多く、深刻な社会問題になって久しいといわれている。各メディアの報道やキャンペーンの情報を見ると、ドタキャンで被害を受けている飲食店の実情は悲劇的。中には、年末の書き入れ時にドタキャンが相次ぎ、例年より70%近く売り上げが低下した飲食店もあるそうだ。 「大韓民国560万人の自営業者が“NO-SHOW(予約ドタキャン)”のため、毎日恐怖に打ちひしがれています」 「NO SHOW NO CHEF(ノーショウ、ノーシェフ)」  これらは、公正取引委員会と韓国消費者院が作成した動画に添えられた宣伝コピー。同動画は18日から、韓国の検索ポータル「NAVER」、全国の自治体、大学などで流されているようで、今後、全国各地にある主要駅スクリーンでも上映される予定となっている。  料理研究家であり、また自ら飲食店を経営するタレントのペク・チョンウォン氏は、NO-SHOW文化根絶のためにキャンペーン動画への出演を快諾。「韓国の予約を守る文化は世界最低水準……(中略)本当に恥ずかしい」と、ひどく恨めしげに動画で語っている。  一方、高級中華料理店を経営するイ・ヨンボクシェフも動画に登場。「予約の瞬間から最高の食事、最高のサービスを提供しようと最善を尽くしている。だが、お客さんが来なかったら、どうすればよいのか……」と、嘆きを吐露している。  NO-SHOW文化で被害を受けているのは、飲食店などでサービスを提供する側だけではない。緊急で治療を受けたい患者たちもその対象となる。実際に韓国の病院では、ドタキャン率が高いのに予約だけはしっかり埋まるため、本当に治療の必要な人々がサービスを受けられないという状況だそうだ。  なお、朝鮮日報が昨年10月に飲食店、美容室、病院、高速バス、イベント会場などのサービス提供者100カ所を対象に行った調査では、予約ドタキャン率が平均で15%に達したとの統計もある。中でも飲食店のキャンセル率は異様に高く、約20%に上る。これは、15年前に消費者院が行った調査結果(11.2%)よりも悪化しているそうで、実に5件に1件はドタキャンが発生していることになる。  約束を守れない民族に、未来はあるのか――。他国からの批判ではなく、自国内で猛省が始まっているところを見る限り、事態は本当に深刻なのかもしれない。 (取材・文=河鐘基)

13歳少女と2,000円で……中国・地下組織にうごめくハイリスク・ハイリターン「少女売春」の闇

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海南省の置屋で客を待つ未成年売春婦たち
 習近平政権下での性風俗の取り締まり強化が続く中国で、売春の低年齢化が社会問題となっている。 「網易新聞」(4月12日付)によると、雲南省昆明市のマッサージ店が、13歳の少女に売春をさせていたとして摘発、少女は補導された。  少女は小学校を卒業後、中学へは行かず同市内でアルバイトを転々としていた。そんな時、知り合いにマッサージ店での仕事を紹介されたという。  この店は4階建てで、各階30~40平方メートルほどの広さの店内にマッサージ用の簡易ベッドが置かれており、見た目は普通のマッサージ店のようだ。しかし、面接の際、業務として客と性行為をすることが伝えていたという。  警察の調べによると、“一発”の価格は120元(約2,000円)。内訳は、店側の取り分が30元(約500円)、女性側が90元(約1,500円)だったという。  少女が働きだして半月ほどたった今月5日、地元公安当局に未成年の少女が性的サービスを提供していると匿名の通報があった。同日午後11時、当局が店に踏み込むと、まさに行為を終えた直後の少女と36歳の男性客が店内にいたという。  取り調べに対し、店の経営者は「少女は店で本番行為が行われていることを了承し、自らの意思で店で働くことを選んだ」と供述している。また、13歳とは知らずに採用してしまったとも説明した。少女は警察の取り調べに対し、今までのアルバイトより多く稼げると思い、ここで働くことを決めたという。  中国の刑法では14歳未満の少女と性行為を行うと強姦罪が成立するが、今回の場合、客は少女が14歳未満と知らなかったことやお互い同意の上での行為であったため、罰金刑などで済まされるとみられているが、店の経営者に対しては使用者責任などの観点から現在も取り調べが行われているという。  昨年6月には、北京市内で大規模な売春組織が摘発され、11名が逮捕されたが、そのうち4名は14~17歳の未成年だったことも世間に衝撃を与えた。  中国における売春の低年齢化について、広東省地方紙の社会部記者はこう話す。 「性風俗の取り締まり強化で廃業に追い込まれた風俗業者も数多いが、一方で地下に潜った一部の業者は先鋭化して、ますます過激なサービスを提供するようになっている。そのひとつが少女売春。発覚すれば成人の売春よりも重い処罰が待っているが、金に糸目をつけないマニアが存在するのでハイリスク・ハイリターンであり、手を染める組織は後を絶たない」  世にロリコンの種は尽きまじ!? (文=広瀬賢)

13歳少女と2,000円で……中国・地下組織にうごめくハイリスク・ハイリターン「少女売春」の闇

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海南省の置屋で客を待つ未成年売春婦たち
 習近平政権下での性風俗の取り締まり強化が続く中国で、売春の低年齢化が社会問題となっている。 「網易新聞」(4月12日付)によると、雲南省昆明市のマッサージ店が、13歳の少女に売春をさせていたとして摘発、少女は補導された。  少女は小学校を卒業後、中学へは行かず同市内でアルバイトを転々としていた。そんな時、知り合いにマッサージ店での仕事を紹介されたという。  この店は4階建てで、各階30~40平方メートルほどの広さの店内にマッサージ用の簡易ベッドが置かれており、見た目は普通のマッサージ店のようだ。しかし、面接の際、業務として客と性行為をすることが伝えていたという。  警察の調べによると、“一発”の価格は120元(約2,000円)。内訳は、店側の取り分が30元(約500円)、女性側が90元(約1,500円)だったという。  少女が働きだして半月ほどたった今月5日、地元公安当局に未成年の少女が性的サービスを提供していると匿名の通報があった。同日午後11時、当局が店に踏み込むと、まさに行為を終えた直後の少女と36歳の男性客が店内にいたという。  取り調べに対し、店の経営者は「少女は店で本番行為が行われていることを了承し、自らの意思で店で働くことを選んだ」と供述している。また、13歳とは知らずに採用してしまったとも説明した。少女は警察の取り調べに対し、今までのアルバイトより多く稼げると思い、ここで働くことを決めたという。  中国の刑法では14歳未満の少女と性行為を行うと強姦罪が成立するが、今回の場合、客は少女が14歳未満と知らなかったことやお互い同意の上での行為であったため、罰金刑などで済まされるとみられているが、店の経営者に対しては使用者責任などの観点から現在も取り調べが行われているという。  昨年6月には、北京市内で大規模な売春組織が摘発され、11名が逮捕されたが、そのうち4名は14~17歳の未成年だったことも世間に衝撃を与えた。  中国における売春の低年齢化について、広東省地方紙の社会部記者はこう話す。 「性風俗の取り締まり強化で廃業に追い込まれた風俗業者も数多いが、一方で地下に潜った一部の業者は先鋭化して、ますます過激なサービスを提供するようになっている。そのひとつが少女売春。発覚すれば成人の売春よりも重い処罰が待っているが、金に糸目をつけないマニアが存在するのでハイリスク・ハイリターンであり、手を染める組織は後を絶たない」  世にロリコンの種は尽きまじ!? (文=広瀬賢)

校了直前に巨大地震発生! 週刊誌は「熊本地震」をどう報じた?

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「アサヒ芸能」(4/21号、徳間書店)
今週の注目記事・第1位 「桃田賢斗 スナック美女との『乱倫写真』とヤクザ交遊!」(「アサヒ芸能」4/21号) 「『桃田選手』が撮られた『美人ママ』とキス以上の現場写真」(「週刊新潮」4/21号) 第2位 「藤原紀香は知っているのか? 片岡愛之助『隠し子の母』怒りの告発」(「週刊文春」4/21号) 第3位 「朝日新聞またも危機!『押し紙問題』の不可解な裏事情」(「週刊ポスト」4/29号) 第4位「『セブン&アイ』凄まじき権力闘争」(「週刊新潮」4/21号) 「セブン&アイ 鈴木敏文会長の独占告白」(「週刊ポスト」4/29号) 「<スクープ!> 鈴木敏文 独占告白」(「週刊現代」4/30号) 第5位 「舛添血税乱費知事の下劣な金銭感覚」(「週刊文春」4/21号) 第6位 「“甘利疑獄”<一色武氏が初めて明かす『URの秘密爆弾』>」(「週刊文春」4/21号) 第7位 「『オバマがヒロシマで謝るなら安倍は真珠湾に来い』と迫る米国の傲慢」(「週刊ポスト」4/29号) 第8位 「ユニクロ、マックの失敗は他人事ではない ある日、突然 捨てられる会社」(「週刊現代」4/30号) 第9位 「民進党『山尾志桜里』の嘘と政治資金ミステリー」(「週刊新潮」4/21号) 第10位 「籾井会長大暴走を支える『NHK美人記者』」(「週刊文春」4/21号) 第11位 「伊勢谷友介が16歳下の森星と半同棲中!」(「フライデー」4/29号) 第12位 「高齢者の憩いの場 ラブホの最新事情」(「週刊朝日」4/22号) 第13位 「青学大『箱根駅伝エース』の女性問題と暴行疑惑」(「フライデー」4/29号) 第14位 「『南海トラフ巨大地震』は半年以内に起きる!」(「週刊現代」4/30号) 【巻末付録】現代、ポストのSEX記事対決の勝者はどっちだ!  4月14日(木曜日)21時26分ごろ、熊本県で最大震度7の地震が発生した。私は遅い夕食をとりながらNHKの『ニュースウオッチ9』を見ていた。突然、地震警報が鳴り、そのすぐ後に九州で地震発生の第一報。九州地方の地図が出て、熊本のところに震度7と出ているではないか。東日本大震災と同じ規模の巨大地震。すぐに、川内原発は、玄海原発は大丈夫かと頭をよぎる。NHKで何度も流れる地震の瞬間の映像は、いかに揺れが激しかったかを教えてくれる。  熊本県・益城町は大きな被害に見舞われた。被災地の映像を見ながら胸塞がれる思いだった。不謹慎だが、同町に原発があったらとどうしても考えてしまう。先日、ここでも紹介した国会事故調の黒川清委員長は、福島第一原発事故で全電源が喪失したのは、津波の前の地震による可能性が高いと報告書に書いた。東日本大震災からわずか5年で震度7という大地震が起きたのである。被災地の救済と復興はもちろんだが、今すぐ原発再稼働をやめて、規制を見直さないと、取り返しのつかない事態になる。それが、今回の熊本地震の教訓だ。  週刊誌人間の哀しさである。木曜日、22時前、現代とポストは校了の最中である。校了中にテレビかネットで地震発生のニュースを知っただろう。ギリギリ間に合ったのではないか。  すぐに印刷所に電話して、締め切りを金曜日の朝8時まで延ばしてもらう。動ける人間をかき集め、直ちに取材を始める。最低3ページは欲しい。目次も差し替える。アンカーマンを手配して、データ原稿が少しまとまった時点で書き始めてもらう。ギリギリまで取材を続け、最後は口述でアンカーマンに伝える。なんとかなったはずだ。  そう思って今朝の現代とポストの新聞広告を見ると、現代には「『南海トラフ巨大地震』は半年以内に起きる!」というタイトルがあるが、ポストはなし。  私の時代から、ポストの校了は早かった。22時頃には終わっていたようだ。現代は0時前に終わることはまれだった。だが、これだけのニュースを知ったからには、編集部員に連絡して取材をさせ、突っ込むべきではなかったのか。  現代にしても、わずか1ページである。私の頃と違って、印刷所が校了遅れにいい顔をしないのだろうか? 編集長がそこまで言い出せないほど、弱腰なのか。せっかく週刊誌の第一報を、好機とは捉えなかったのだろうか?  テレビや新聞では触れない疑問は多々ある。もし、震度7の地震が川内や玄海原発の真下で起きていたら? 比較的地震の少ないといわれていた熊本で地震が起きたことで、首都圏地震が早まる恐れはないのだろうか? 震度7に耐えられる住宅やビルが都市部でどれぐらいあるのかなどなど、知りたいことはある。  事件モノや、素早い取材を要する記事づくりをしてこなかったために、初動が遅れたのではないか。1ページの現代を読みながら、そう思った。14位にしたが、ここで伝えるような情報はない。  13位にいく。フライデーに「青学大駅伝エースの女性問題と暴行疑惑」という記事がある。  最強駅伝チームのエースA(22)が女性から高額なプレゼントをもらい、一夜を共にしたにもかかわらず、暴言を吐いたり、顔面に頭突きをするなどして、あばらを折るほどの重傷を負わせたという。  3月上旬、女性は代々木署に相談している。Aは事実を認めたが、会ってもニヤニヤしていて誠意が感じられなかったという。フライデーは本人、青学の広報部、Aが入社している某社の広報部に取材を申し入れる。本人からは返答なし。青学は一部情報が入っていると認めるが、詳細は把握できていない。某社だけが、入社前に本人から報告を受けていると話している。  これも、駅伝バカということか。バドミントンの桃田賢斗のように、人気があるとなんでも許されると錯覚していると、痛い目に遭うはずだ。  次は朝日の「ラブホの最新事情」。いまやラブホは、高齢者の憩いの場になっているというのだ。これも「死ぬまでSEX」効果か。ラブホのなかには55歳以上だと休憩500円引き、宿泊1,000円引きもある。  なかには「精をつけなはれ」ということか、「新鮮玉子かけご飯」を無料で出すところも。歌舞伎町の裏の辺りだろう、40歳ぐらいの女性がこう語る。  80代の男性2人が客にいる。1人は1カ月に3回ぐらい会って、焼肉&カラオケ→ラブホ。もう1人は2ヶ月に1回くらいのペースで会っている、妻持ち男性。 「80代でも最終的には(精子を)出したいんですよ。(中略)違いは若い人より、舐められるのが好きなことかな」  高齢者がラブホを使うのは、正午から夜6時くらいまでが多いそうだ。男だけではない。韓流にハマっている女性が、韓国料理店にいる男の子をラブホに呼ぶケースもあるという。  八王子には先の「GG(ジジイ)割」があり、玄関には靴を履きやすいように椅子、風呂場にはメガネ置きがある。高齢者は2人でゆっくり風呂へ入り、エロビデオを仲良く見てゆっくりするのが多いそうだ。  だが、小さなラブホには、長期滞在する年金生活者も多いという。あなたはラブホをどう使いますか? 私はしばらくラブホに縁がないな。  フライデーは人気俳優・伊勢谷友介(39)が、16歳年下の人気モデル・森星(23)と半同棲中だと報じている。  4月の昼下がり。東京・目黒にある桜並木の下を、格好いいカップルが歩いている。伊勢谷は俳優としてのキャリアよりも、広末涼子、吉川ひなの、木村佳乃、長澤まさみなどの女性たちと浮き名を流してきたことで知られる。  森はファッションデザイナーの森英恵を祖母に持ち、18歳でパリの社交界にデビューした超セレブだという。  2人は、この日を含めて何度も目撃されているそうだ。きっかけは、森が出演している『新チューボーですよ!』(TBS系)に伊勢谷がゲスト出演したことだという。森は「好きな人ができたの!」とうれしそうに話していたそうだが、伊勢谷は結婚する気はないそうだ。  その理由は、彼が3歳の時に両親が離婚をして、なんと父親は7度の結婚歴がある超プレイボーイだからだそうだ。  彼は「オレは父親に似ているから、絶対結婚には向いていない」と周囲に話しているようだ。そんなところが、女からするとたまらないんだろうな。オレも言ってみたかったな。  文春のトップは「籾井会長大暴走を支える『NHK美人記者』」という思わせぶりな特集。NHKの美人記者といえば、安倍首相に一番近いといわれる、東大法学部卒で解説委員の岩田明子氏のことであろう。  もしや、岩田氏が籾井会長と“男女の仲”になっているという大スクープかと思って慌てて読んでみたが、そうではなかった。  要は、安倍首相が子飼いの会長として送り込んだ籾井氏が、周囲の反籾井の人間を次々に追っ払い、モンスターへと変貌を遂げつつあり、再任をもくろんでいるというのだ。  官邸も手を焼いていて、「再任だけはなんとしても避けなければならないが……」(政府高官)と困り果てているというのである。安倍首相の人を見る目がないことは、閣僚や自民党議員に次々不祥事が発覚することで証明済みだが、一番始末が悪いこの籾井氏を会長の座から引きずり降ろすのは、安倍首相、あなた自らやるべきだろう。  第9位。新潮が追及している民進党・山尾志桜里政調会長の政治資金問題だが、山尾氏は例によって「秘書が秘書が」で、責任逃れをしようとしている。  そこで新潮は「動かぬ証拠」として、山尾氏が選挙区の民家を賃借して「さくら館」と名付けて政治活動しているが、そこでの活動費が一切計上されていないのは「違法性が高い」と指摘したが、山尾氏は、常時使用している場所ではないので、総支部、後援会の事務所であるという認識に欠けていたと説明した。  だが、彼女のブログには「さくら館オープンに向けて準備中」と告知を載せ、記念写真まで掲載しているではないか。確かにその写真には「民主党愛知県第7区総支部長山尾しおり 後援会事務所」と、大きな看板と山尾氏が映っている。またそのブログで、何度も「さくら館」での政治活動状況について報告しているという。山尾氏は、早く出処進退を明らかにしたほうがいいと思うのだが。  現代のスクープでもなんでもない記事だが、素朴な疑問に答えているページが好きだ。  マックはともかく、ユニクロの最近の落ち込みは尋常ではない。16年2月の中間期連結決算で、純利益が前年同月比で55%も減り、8月の通期決算でも2期ぶりの最終減益になる見通しだというのである。  ユニクロの東京近郊にある中型店舗の店長(20代)が言うには、新製品が売れないそうだ。たとえ売れなくても新商品が追加されるため、在庫が積み上がるから、売り上げを保つために従来品を値下げせざるを得なくなる。そうすると安くした商品しか売れず、新商品はますます売れない悪循環に陥っているという。  現代は、ユニクロの不振には値上げよりも深刻な要因があるというのだ。「それは、ユニクロというブランド自体が消費者から『飽きられた』という事実だ」(現代)。中内功がつくり、初めて小売業界の雄になったダイエーと同じように、イノベーションが止まると消費者は離れていく。そう、消費者という大衆は「わがまま」なのである。  ユニクロも、株主の期待に応えて会社を大きくしたい、もっと稼ぎたいと思っているうちに、消費者にもっとよい物を提供するという原点を忘れてきてしまっているのではないかと問う。  マックもユニクロも、現状は極めて深刻である。アメリカの文化だったマックが出てきたときは、アメリカを感じたくてマックに並んだ。ユニクロのフリースは、どこの家でも2~3枚はあるだろう。スターバックスコーヒーも、当初の頃のありがたさは薄れてきている。  この「ありがたさ」を取り戻すのは至難である。柳井正氏の真価が問われている。  オバマ米大統領が、5月の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の際に、広島を訪問することを本格的に検討しているという。  実現すれば、結構なことだと思う。G7広島サミットに来ていた米国のケリー国務長官らが、広島平和記念資料館(広島市)を訪れた。特にケリー氏の訪問は、オバマ大統領の広島訪問が国内でどう受け取られるかの下見だといわれている。  いくつかのアメリカメディアは反発しているようだが、おおむね平静のようだ。ポストは、アメリカで、オバマ大統領が広島で「謝罪」の言葉を述べれば、アメリカは安倍首相もアメリカの真珠湾で「謝罪」せよという声が出るのではないかと危惧し、そういう言い方をするアメリカは傲慢だと難じている。  だが、ポストが心配しているようなことは起こらないだろう。オバマ大統領は広島を訪れて手を合わすだろうが、アメリカが原爆を落としたことへの謝罪をするとは思えない。「二度とこのような悲惨なことがあってはいけない」とは言うだろうが。  危惧するのは、日本の右派論陣が「オバマ大統領は謝罪せよ」と言ったり、デモを起こすことだろう。  アメリカが原爆を落としたことを謝罪するなら、そうしたことを引き起こした天皇の戦争責任を再び議論しなければならないはずだ。静かに手を合わせて祈る。そうして、二度とこういう悲劇を起こした戦争を引き起こさないよう誓う。それが時代を一歩進めていくのだ。そのためにも、ぜひオバマ大統領には広島へ行ってもらいたいと思う。  甘利明前経済再生担当相の金銭授受問題が動きだした。文春は一色武氏の証言で、UR都市機構の内部にも2人通報者がおり、100万円ぐらいを接待費に使っていたという事実を突き付けている。  そのうちひとりは、一色氏にカネを返してきたそうだ。文春の直撃に「工事を進めるためにやったことだ」「クビになる覚悟はできている」と話している。  だが、ようやく東京地検が乗りだしてきて、いよいよかと思うと、すこし様子が違うと文春は言うのである。 「特捜幹部は腰が引けています。衆参ダブル選が噂される中、安倍政権からにらまれることを恐れている。今回の強制捜査も、甘利事務所や清島氏の自宅は家宅捜索されないという異例の形でした」(社会部記者)  日本では三権分立が機能していないという、いい見本である。  第5位。東京も小さな地震が頻発している。いつ首都直下型地震が起きても不思議ではない。それなのに、舛添要一東京都知事はのんきにニューヨークへ桜見物に出かけたと、文春が報じている。就任以来わずか2年で、海外出張費は2億円を超え、本年度も年間3億5,300万円もの経費が計上されているという。  文春は舛添都知事の過去の海外出張の記録を情報公開法に基づき開示請求したが、肝心な箇所はすべて黒塗りになっていた。ロンドン・パリ出張では「現地案内人の経費」として532万8,000円計上しているが、人数やひとり当たりの単価、時間が黒塗りでは適正かどうか検証できない。  これでは、後ろ暗いことがあって隠していると思われても致し方ない。文春は舛添都知事が国会議員時代、「国民の税金で億単位の借金を返済した疑惑」(新党改革の事務総長を務めていた山内俊夫・元参議院議員)や、彼と付き合っていた女性との間にもうけた男の子の養育費を、収入が激減したから減額してくれと調停を起こした件を持ち出し、「養育費は値切るが、血税は乱費する」と難じている。やはりこの人は、都知事などになってはいけなかった人なのである。  ところで、鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス の会長兼CEO(83)が突然記者会見を開いて、退任すると表明したのには驚かされた。  それも、井坂隆一社長に対して「COOとしては物足りない」「7年もやったのだからもう(退任しても)いいだろう」と内示を出したのに、2日たってから「『あの内示は受けられない』『私はまだ若いし、マンションの支払いもあるとけんか腰で向かってきた」と、日本を代表する企業の会長とは思えないブチ切れ会見に、記者たちもあ然とした。  先週の現代によれば、鈴木氏は井坂氏を退任させ、腹心の人間を後任に昇格させる人事案を提出したが、否決されてしまったために辞めることを決意したというのだ。  その背景には、イトーヨーカ堂の創業家との確執や、鈴木氏の息子を将来社長にしたい思惑があったといわれる。このようなやり方に反鈴木派は、外資系ファンドを巧みに利用しながら、人事に揺さぶりをかけたというのである。  新潮には、4月7日にセブン&アイの本社で行われた取締役会の模様を詳しく報じている。鈴木会長が井坂社長の退任を求めた2度の指名報酬委員会で、2人の社外取締役が、好業績が続いているセブン-イレブンの社長を交代させる合理的な理由がないと反対したため開かれた。  表決は取締役15人の投票によって行われ、鈴木会長の提出した新人事案に賛成が7票、反対が6票、棄権が2票で、わずかだが過半数に達しなかったため人事案は否決された。そして、取締役会後に鈴木会長は「オレは辞める。勝手にやってくれ」と言って、その日の午後、先の記者会見となったのだ。  鈴木会長が息子の康弘氏を社長にしたがっているというのは事実のようだが、それには鈴木会長の体調の問題も絡んでいるという。  昨年11月に鈴木氏は「硬膜下血腫」で倒れてしまった。「鈴木会長は焦ったでしょうね。自身の健康に不安が生じ、おちおちしてはいられなくなった。自分の意識がしっかりしているうちに、早く息子に継がせる体制を整えなければならない、と考えたはずです」(セブン&アイの関係者)。それだけに、鈴木会長が簡単に経営から手を引くとは思えないという声は多いようだ。  今週は、現代とポストが鈴木氏の直撃をしている。現代は先週の記事が鈴木氏の気分を損ねたようで、独占とうたっているが、少し苦しい。  ポストも立ち話だが、鈴木氏はかなり話したいようだ。要は、“息子を後任に据えたくてゴリ押ししている”といわれるのが嫌なようで、「親族が後を継ぐことには、基本的に僕は反対。セブンの場合でなくてもね」と答えている。  鈴木商店といわれているだけに、社内に鈴木復帰を求める声は少なくないようだ。鈴木氏にはショックだろうが、彼が退任発表後に、株価は上がったそうだ。市場が鈴木氏退任を評価しているということだ。  名経営者であっても、晩年を汚すケースは多い。鈴木氏はダイエーの中内功になるのか、すっぱり65歳でホンダから身を引いた本田宗一郎になるのだろうか?  第3位はポストの巻頭、朝日新聞の押し紙問題である。公正取引委員会が、朝日新聞の販売店が、新聞の注文部数を減らしたいと申し入れたにもかかわらず、同社の営業社員は考え直せと突っぱねたので、たまりかねて公取委に申告したのだ。  そこで公取委は、放置すれば違反につながると朝日新聞側にイエローカードを出したというのである。  ここには、新聞業界最大のタブーとされる「押し紙の問題」がある。押し紙は販売店の損失になるが、これまでは折り込み広告や、押し紙1部につき月1,500円の補助を出していたから続いてきた。  ポストによれば、慰安婦問題などで14年に約740万部あった部数が10月には40万部減らし、現在は660万部まで落ちているという。しかも、そのうちの25~30%が押し紙だというのだから、実数は500万を切るのではないだろうか。  これは、1位を誇る読売新聞とて同じである。新聞の窮状がうかがえるが、もうひとつ見逃せないのが、公取委が押し紙問題に積極的になった背景である。  公取委は、総理大臣直属の行政委員会なのだ。したがって、自分の気に入らないことを書く朝日新聞に圧力をかけるには、安倍首相にとって好都合なのである。 「いまや新聞は安倍政権に完全に生殺与奪の権を握られたのである」(ポスト)  権力は強く、怖い。押し紙をたった今なくせと言われれば、新聞全体が立ち行かなくなる。新聞界最大のタブーが、自分の首を絞めることになっているのだ。  今週の文春一番の読み物は、藤原紀香と結婚を発表した片岡愛之助の「隠し子のDNA鑑定を要求していた」である。  私は忘れていたが、愛之助は5年前に、大阪・北新地のホステスとの間に男の子がいると報じられていたのだ。その大宮美絵さん(47・仮名)が、文春に対して愛之助の実のなさを告白している。  その前に、愛之助の経歴をさらっておこう。彼は一般家庭の出身で、松竹芸能で子役として活躍するうちに、故・十三代片岡仁左衛門の部屋子となり、片岡千代丸として歌舞伎デビューした。高校を卒業すると仁左衛門の息子の片岡秀太郎の養子となり、六代目片岡愛之助を襲名する。  美絵さんが愛之助と出会ったのは、18年ほど前。親しくなった愛之助は、難波の松竹座の近くにあった彼女のマンションに泊まるようになる。彼女は愛之助の実家の実父母も公認の仲で、実母は彼女が妊娠中にがんで亡くなっているが、彼女が看取ったと話している。  子どもが生まれると、愛之助は大阪府内にマンションを購入して、彼女もホステスを辞め、3人で暮らし始めたという。 「息子の名前は、彼の実のお父さんがつけはったんです」(美絵さん)  愛之助は釈明会見で、母子とは3~4ヶ月暮らしただけだと説明していたが、美絵さんによると、「彼が出て行ったのは息子が幼稚園の年中(4~5歳)のとき。もちろん父親が誰かということもわかっています」。彼女はマンションを貸してアルバイトをしながら夜間学校に通い、資格を取ったという。  息子にお金が必要なときはその都度、愛之助にメールをして振り込んでもらった。14年の年末になって、「お金のことでごちゃごちゃ言われるのも嫌やから」と弁護士を立ててきて、それからは定期的に養育費を支払うようになったという。  愛之助は紀香との交際が発覚したときも、当時付き合っていたタレント熊切あさ美のマンションから何も言わずにいなくなっている。この男、相手が嫌になると説明責任を果たさず、屁のように消えるのが得意技のようである。  そんな愛之助が、よりによって結婚会見の翌日、代理人の弁護士に「先方が(息子の)DNA鑑定をしてくれと言っている」と言わせたというのである。 「5年前、隠し子騒動として報じられたとき、自分の息子だと発表したにもかかわらず、今さら何で? と強いショックを受けました。(中略)息子をどうするつもりなんでしょうか」(美絵さん)  読んだ感じだが、このDNA鑑定うんぬんはほかに何か事情がありそうだ。愛之助は自身のブログで、「今の時期に突然のことで、しかも事実とかけ離れた記事の内容が出ており、僕自身 大変驚いております」と書き、「この件に関しましては、弁護士を立て以前より話をさせて頂いております」としている。  だが、どんな事情があったとしても、愛之助が“不実”を重ねてきた男ではあるようだ。紀香との結婚も共白髪までといくかどうか、前途は多難のようだ。  今週の第1位は、アサ芸と新潮の発売前から話題になっていた、バドミントンのエース・桃田賢斗(21)の「美人ママとキス現場写真」である。  この写真は、火曜日に発売されたアサヒ芸能に出ている。ワイドショーなどではアサ芸については触れていなかったようだが、発売日からすればアサ芸のスクープである。  新潮は「キス“以上”の現場写真」と、タイトルがうまい。  アサ芸は、暴力団関係者が「桃田が錦糸町界隈で派手に遊んでいるのは有名だった。キャバクラやスナックを飲み歩くうちに、複数のヤクザと顔見知りの関係になったと聞いている」と話し、桃田がしている超高級時計のひとつはヤクザにもらったと、桃田がひけらかしていたと報じている(NTT東日本広報室はヤクザとの交友については否定)。  写真の1枚は、女性にせがまれて桃田が目を閉じてキスに応じているもの。もう1枚は、マイクを持って唄っている桃田に、ミニスカートがまくれ上がった女性が馬乗りになろうとしている。  新潮によれば、おととし年末頃、墨田区内のカラオケスナックで撮られたものだという。だとすると、桃田はまだ20歳になったばかり。  闇カジノに何度も出入りしていたことが明るみに出て、田児賢一(26)はバドミントン界から無期限の登録抹消、桃田は無期限の試合出場停止になったことは多くのメディアで報じられた。  この第一報は産経新聞だが、新潮はことが明らかになり、警察が動きだしたのは、桃田にかかってきた1本の電話だったと報じている。  その電話は、3月30日の午後だった。「桃田さんですか。私は代理の者です。あなたは違法な会員制の店に通っていましたよね。女性と一緒に写っている写真も見ましたよ。よろしければ一度、お会いして話しませんか」。丁寧だが、有無を言わせない口調だったという。  21歳の世間知らずの若者が震え上がったことは、想像に難くない。新潮が取材を進めると、この電話の主はある映像ディレクターで、闇人脈にも通じているという。彼によれば、知人のフリーライターが、田児が闇カジノで遊んでいるという情報をつかんできたので、取材に協力するつもりで関係者を当たってみたら、桃田も一緒にカジノに出入りしていたことがわかった。写真も目にした。そこでライターに代わって、桃田に電話をかけたというのだ。  この人物、脅したり写真を買い取らせるつもりはなかったと話しているが、裏がありそうだ。それはともかく、驚いた桃田はそのことで動転して、結果として警察が動きだし、産経が嗅ぎつけたということらしい。  有名になって派手な生活がしたいという桃田の夢は、身から出たさびというしかない乱脈な私生活が暴かれ、消え去ってしまったのである。 【巻末付録】  ポストのグラビアは「もう一度きれいな渡辺さん」。私もお世話になったカメラマン・渡辺達生氏の撮った多くの女優、タレントたちの思い出の写真の数々。艶色美熟女図鑑は「波多野結衣さん 27歳」。それに、セクシーではないが「とにかく可愛いカトパン研究」。この中では、やはり渡辺氏の写真がいい。  現代は「海外セレブのSEX」、高橋洋子の「初めての裸身」「これからどうするの? 片野萌美 第一話」、袋とじは「『125種類』の女性器ぜんぶ見せます」。女性器には、大きさにもいろいろあるという。大きいのは8cm、小さいのは5cm以下。いろいろな女の子たちが、私のはこれぐらいと、現代の作ったカードをもって出ている。大変な労作だとは思うが。  その分、疲れたのか、記事のほうは「女優がオッパイを見せるとき」というお手軽企画。DVDで古い映画を見るために役立つとは思うが。  ポストは「過去最大のボリュームで贈る『死ぬまでSEXスペシャル』」で、今週は前編だという。カリスマ美女医、熟女のホンネ、最先端フーゾク、出会い最新事情、ラブグッズ、最強エロ動画サイト、官能小説など、これでもかの連続。  史上最強のエロ動画検索サイトが「マスタベ(masutabe.info)」だそうだ。そこに新着順、人気順、無修正などと入れるとズラッと出てくるそうだ。  これだけ力を入れているのに、熊本の地震には人とページを割けなかったのだろうかと、また疑問が出てくる。  そういえば、文春の「『トイレ探検隊』がゆく!」の中に、災害時にはトイレが一番の問題になるから、「携帯トイレ」(日本橋にある「総合サービス」が製造販売)が優れものだという。  高密閉チャック袋1枚つきで830円。大手デパートやホームセンターで売っているそうだ。災害時には「携帯電話よりも携帯トイレですぞ」。早速、買いに行こう。  ということで、今週は量で圧倒のポストの勝ち! (文=元木昌彦)

校了直前に巨大地震発生! 週刊誌は「熊本地震」をどう報じた?

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「アサヒ芸能」(4/21号、徳間書店)
今週の注目記事・第1位 「桃田賢斗 スナック美女との『乱倫写真』とヤクザ交遊!」(「アサヒ芸能」4/21号) 「『桃田選手』が撮られた『美人ママ』とキス以上の現場写真」(「週刊新潮」4/21号) 第2位 「藤原紀香は知っているのか? 片岡愛之助『隠し子の母』怒りの告発」(「週刊文春」4/21号) 第3位 「朝日新聞またも危機!『押し紙問題』の不可解な裏事情」(「週刊ポスト」4/29号) 第4位「『セブン&アイ』凄まじき権力闘争」(「週刊新潮」4/21号) 「セブン&アイ 鈴木敏文会長の独占告白」(「週刊ポスト」4/29号) 「<スクープ!> 鈴木敏文 独占告白」(「週刊現代」4/30号) 第5位 「舛添血税乱費知事の下劣な金銭感覚」(「週刊文春」4/21号) 第6位 「“甘利疑獄”<一色武氏が初めて明かす『URの秘密爆弾』>」(「週刊文春」4/21号) 第7位 「『オバマがヒロシマで謝るなら安倍は真珠湾に来い』と迫る米国の傲慢」(「週刊ポスト」4/29号) 第8位 「ユニクロ、マックの失敗は他人事ではない ある日、突然 捨てられる会社」(「週刊現代」4/30号) 第9位 「民進党『山尾志桜里』の嘘と政治資金ミステリー」(「週刊新潮」4/21号) 第10位 「籾井会長大暴走を支える『NHK美人記者』」(「週刊文春」4/21号) 第11位 「伊勢谷友介が16歳下の森星と半同棲中!」(「フライデー」4/29号) 第12位 「高齢者の憩いの場 ラブホの最新事情」(「週刊朝日」4/22号) 第13位 「青学大『箱根駅伝エース』の女性問題と暴行疑惑」(「フライデー」4/29号) 第14位 「『南海トラフ巨大地震』は半年以内に起きる!」(「週刊現代」4/30号) 【巻末付録】現代、ポストのSEX記事対決の勝者はどっちだ!  4月14日(木曜日)21時26分ごろ、熊本県で最大震度7の地震が発生した。私は遅い夕食をとりながらNHKの『ニュースウオッチ9』を見ていた。突然、地震警報が鳴り、そのすぐ後に九州で地震発生の第一報。九州地方の地図が出て、熊本のところに震度7と出ているではないか。東日本大震災と同じ規模の巨大地震。すぐに、川内原発は、玄海原発は大丈夫かと頭をよぎる。NHKで何度も流れる地震の瞬間の映像は、いかに揺れが激しかったかを教えてくれる。  熊本県・益城町は大きな被害に見舞われた。被災地の映像を見ながら胸塞がれる思いだった。不謹慎だが、同町に原発があったらとどうしても考えてしまう。先日、ここでも紹介した国会事故調の黒川清委員長は、福島第一原発事故で全電源が喪失したのは、津波の前の地震による可能性が高いと報告書に書いた。東日本大震災からわずか5年で震度7という大地震が起きたのである。被災地の救済と復興はもちろんだが、今すぐ原発再稼働をやめて、規制を見直さないと、取り返しのつかない事態になる。それが、今回の熊本地震の教訓だ。  週刊誌人間の哀しさである。木曜日、22時前、現代とポストは校了の最中である。校了中にテレビかネットで地震発生のニュースを知っただろう。ギリギリ間に合ったのではないか。  すぐに印刷所に電話して、締め切りを金曜日の朝8時まで延ばしてもらう。動ける人間をかき集め、直ちに取材を始める。最低3ページは欲しい。目次も差し替える。アンカーマンを手配して、データ原稿が少しまとまった時点で書き始めてもらう。ギリギリまで取材を続け、最後は口述でアンカーマンに伝える。なんとかなったはずだ。  そう思って今朝の現代とポストの新聞広告を見ると、現代には「『南海トラフ巨大地震』は半年以内に起きる!」というタイトルがあるが、ポストはなし。  私の時代から、ポストの校了は早かった。22時頃には終わっていたようだ。現代は0時前に終わることはまれだった。だが、これだけのニュースを知ったからには、編集部員に連絡して取材をさせ、突っ込むべきではなかったのか。  現代にしても、わずか1ページである。私の頃と違って、印刷所が校了遅れにいい顔をしないのだろうか? 編集長がそこまで言い出せないほど、弱腰なのか。せっかく週刊誌の第一報を、好機とは捉えなかったのだろうか?  テレビや新聞では触れない疑問は多々ある。もし、震度7の地震が川内や玄海原発の真下で起きていたら? 比較的地震の少ないといわれていた熊本で地震が起きたことで、首都圏地震が早まる恐れはないのだろうか? 震度7に耐えられる住宅やビルが都市部でどれぐらいあるのかなどなど、知りたいことはある。  事件モノや、素早い取材を要する記事づくりをしてこなかったために、初動が遅れたのではないか。1ページの現代を読みながら、そう思った。14位にしたが、ここで伝えるような情報はない。  13位にいく。フライデーに「青学大駅伝エースの女性問題と暴行疑惑」という記事がある。  最強駅伝チームのエースA(22)が女性から高額なプレゼントをもらい、一夜を共にしたにもかかわらず、暴言を吐いたり、顔面に頭突きをするなどして、あばらを折るほどの重傷を負わせたという。  3月上旬、女性は代々木署に相談している。Aは事実を認めたが、会ってもニヤニヤしていて誠意が感じられなかったという。フライデーは本人、青学の広報部、Aが入社している某社の広報部に取材を申し入れる。本人からは返答なし。青学は一部情報が入っていると認めるが、詳細は把握できていない。某社だけが、入社前に本人から報告を受けていると話している。  これも、駅伝バカということか。バドミントンの桃田賢斗のように、人気があるとなんでも許されると錯覚していると、痛い目に遭うはずだ。  次は朝日の「ラブホの最新事情」。いまやラブホは、高齢者の憩いの場になっているというのだ。これも「死ぬまでSEX」効果か。ラブホのなかには55歳以上だと休憩500円引き、宿泊1,000円引きもある。  なかには「精をつけなはれ」ということか、「新鮮玉子かけご飯」を無料で出すところも。歌舞伎町の裏の辺りだろう、40歳ぐらいの女性がこう語る。  80代の男性2人が客にいる。1人は1カ月に3回ぐらい会って、焼肉&カラオケ→ラブホ。もう1人は2ヶ月に1回くらいのペースで会っている、妻持ち男性。 「80代でも最終的には(精子を)出したいんですよ。(中略)違いは若い人より、舐められるのが好きなことかな」  高齢者がラブホを使うのは、正午から夜6時くらいまでが多いそうだ。男だけではない。韓流にハマっている女性が、韓国料理店にいる男の子をラブホに呼ぶケースもあるという。  八王子には先の「GG(ジジイ)割」があり、玄関には靴を履きやすいように椅子、風呂場にはメガネ置きがある。高齢者は2人でゆっくり風呂へ入り、エロビデオを仲良く見てゆっくりするのが多いそうだ。  だが、小さなラブホには、長期滞在する年金生活者も多いという。あなたはラブホをどう使いますか? 私はしばらくラブホに縁がないな。  フライデーは人気俳優・伊勢谷友介(39)が、16歳年下の人気モデル・森星(23)と半同棲中だと報じている。  4月の昼下がり。東京・目黒にある桜並木の下を、格好いいカップルが歩いている。伊勢谷は俳優としてのキャリアよりも、広末涼子、吉川ひなの、木村佳乃、長澤まさみなどの女性たちと浮き名を流してきたことで知られる。  森はファッションデザイナーの森英恵を祖母に持ち、18歳でパリの社交界にデビューした超セレブだという。  2人は、この日を含めて何度も目撃されているそうだ。きっかけは、森が出演している『新チューボーですよ!』(TBS系)に伊勢谷がゲスト出演したことだという。森は「好きな人ができたの!」とうれしそうに話していたそうだが、伊勢谷は結婚する気はないそうだ。  その理由は、彼が3歳の時に両親が離婚をして、なんと父親は7度の結婚歴がある超プレイボーイだからだそうだ。  彼は「オレは父親に似ているから、絶対結婚には向いていない」と周囲に話しているようだ。そんなところが、女からするとたまらないんだろうな。オレも言ってみたかったな。  文春のトップは「籾井会長大暴走を支える『NHK美人記者』」という思わせぶりな特集。NHKの美人記者といえば、安倍首相に一番近いといわれる、東大法学部卒で解説委員の岩田明子氏のことであろう。  もしや、岩田氏が籾井会長と“男女の仲”になっているという大スクープかと思って慌てて読んでみたが、そうではなかった。  要は、安倍首相が子飼いの会長として送り込んだ籾井氏が、周囲の反籾井の人間を次々に追っ払い、モンスターへと変貌を遂げつつあり、再任をもくろんでいるというのだ。  官邸も手を焼いていて、「再任だけはなんとしても避けなければならないが……」(政府高官)と困り果てているというのである。安倍首相の人を見る目がないことは、閣僚や自民党議員に次々不祥事が発覚することで証明済みだが、一番始末が悪いこの籾井氏を会長の座から引きずり降ろすのは、安倍首相、あなた自らやるべきだろう。  第9位。新潮が追及している民進党・山尾志桜里政調会長の政治資金問題だが、山尾氏は例によって「秘書が秘書が」で、責任逃れをしようとしている。  そこで新潮は「動かぬ証拠」として、山尾氏が選挙区の民家を賃借して「さくら館」と名付けて政治活動しているが、そこでの活動費が一切計上されていないのは「違法性が高い」と指摘したが、山尾氏は、常時使用している場所ではないので、総支部、後援会の事務所であるという認識に欠けていたと説明した。  だが、彼女のブログには「さくら館オープンに向けて準備中」と告知を載せ、記念写真まで掲載しているではないか。確かにその写真には「民主党愛知県第7区総支部長山尾しおり 後援会事務所」と、大きな看板と山尾氏が映っている。またそのブログで、何度も「さくら館」での政治活動状況について報告しているという。山尾氏は、早く出処進退を明らかにしたほうがいいと思うのだが。  現代のスクープでもなんでもない記事だが、素朴な疑問に答えているページが好きだ。  マックはともかく、ユニクロの最近の落ち込みは尋常ではない。16年2月の中間期連結決算で、純利益が前年同月比で55%も減り、8月の通期決算でも2期ぶりの最終減益になる見通しだというのである。  ユニクロの東京近郊にある中型店舗の店長(20代)が言うには、新製品が売れないそうだ。たとえ売れなくても新商品が追加されるため、在庫が積み上がるから、売り上げを保つために従来品を値下げせざるを得なくなる。そうすると安くした商品しか売れず、新商品はますます売れない悪循環に陥っているという。  現代は、ユニクロの不振には値上げよりも深刻な要因があるというのだ。「それは、ユニクロというブランド自体が消費者から『飽きられた』という事実だ」(現代)。中内功がつくり、初めて小売業界の雄になったダイエーと同じように、イノベーションが止まると消費者は離れていく。そう、消費者という大衆は「わがまま」なのである。  ユニクロも、株主の期待に応えて会社を大きくしたい、もっと稼ぎたいと思っているうちに、消費者にもっとよい物を提供するという原点を忘れてきてしまっているのではないかと問う。  マックもユニクロも、現状は極めて深刻である。アメリカの文化だったマックが出てきたときは、アメリカを感じたくてマックに並んだ。ユニクロのフリースは、どこの家でも2~3枚はあるだろう。スターバックスコーヒーも、当初の頃のありがたさは薄れてきている。  この「ありがたさ」を取り戻すのは至難である。柳井正氏の真価が問われている。  オバマ米大統領が、5月の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の際に、広島を訪問することを本格的に検討しているという。  実現すれば、結構なことだと思う。G7広島サミットに来ていた米国のケリー国務長官らが、広島平和記念資料館(広島市)を訪れた。特にケリー氏の訪問は、オバマ大統領の広島訪問が国内でどう受け取られるかの下見だといわれている。  いくつかのアメリカメディアは反発しているようだが、おおむね平静のようだ。ポストは、アメリカで、オバマ大統領が広島で「謝罪」の言葉を述べれば、アメリカは安倍首相もアメリカの真珠湾で「謝罪」せよという声が出るのではないかと危惧し、そういう言い方をするアメリカは傲慢だと難じている。  だが、ポストが心配しているようなことは起こらないだろう。オバマ大統領は広島を訪れて手を合わすだろうが、アメリカが原爆を落としたことへの謝罪をするとは思えない。「二度とこのような悲惨なことがあってはいけない」とは言うだろうが。  危惧するのは、日本の右派論陣が「オバマ大統領は謝罪せよ」と言ったり、デモを起こすことだろう。  アメリカが原爆を落としたことを謝罪するなら、そうしたことを引き起こした天皇の戦争責任を再び議論しなければならないはずだ。静かに手を合わせて祈る。そうして、二度とこういう悲劇を起こした戦争を引き起こさないよう誓う。それが時代を一歩進めていくのだ。そのためにも、ぜひオバマ大統領には広島へ行ってもらいたいと思う。  甘利明前経済再生担当相の金銭授受問題が動きだした。文春は一色武氏の証言で、UR都市機構の内部にも2人通報者がおり、100万円ぐらいを接待費に使っていたという事実を突き付けている。  そのうちひとりは、一色氏にカネを返してきたそうだ。文春の直撃に「工事を進めるためにやったことだ」「クビになる覚悟はできている」と話している。  だが、ようやく東京地検が乗りだしてきて、いよいよかと思うと、すこし様子が違うと文春は言うのである。 「特捜幹部は腰が引けています。衆参ダブル選が噂される中、安倍政権からにらまれることを恐れている。今回の強制捜査も、甘利事務所や清島氏の自宅は家宅捜索されないという異例の形でした」(社会部記者)  日本では三権分立が機能していないという、いい見本である。  第5位。東京も小さな地震が頻発している。いつ首都直下型地震が起きても不思議ではない。それなのに、舛添要一東京都知事はのんきにニューヨークへ桜見物に出かけたと、文春が報じている。就任以来わずか2年で、海外出張費は2億円を超え、本年度も年間3億5,300万円もの経費が計上されているという。  文春は舛添都知事の過去の海外出張の記録を情報公開法に基づき開示請求したが、肝心な箇所はすべて黒塗りになっていた。ロンドン・パリ出張では「現地案内人の経費」として532万8,000円計上しているが、人数やひとり当たりの単価、時間が黒塗りでは適正かどうか検証できない。  これでは、後ろ暗いことがあって隠していると思われても致し方ない。文春は舛添都知事が国会議員時代、「国民の税金で億単位の借金を返済した疑惑」(新党改革の事務総長を務めていた山内俊夫・元参議院議員)や、彼と付き合っていた女性との間にもうけた男の子の養育費を、収入が激減したから減額してくれと調停を起こした件を持ち出し、「養育費は値切るが、血税は乱費する」と難じている。やはりこの人は、都知事などになってはいけなかった人なのである。  ところで、鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス の会長兼CEO(83)が突然記者会見を開いて、退任すると表明したのには驚かされた。  それも、井坂隆一社長に対して「COOとしては物足りない」「7年もやったのだからもう(退任しても)いいだろう」と内示を出したのに、2日たってから「『あの内示は受けられない』『私はまだ若いし、マンションの支払いもあるとけんか腰で向かってきた」と、日本を代表する企業の会長とは思えないブチ切れ会見に、記者たちもあ然とした。  先週の現代によれば、鈴木氏は井坂氏を退任させ、腹心の人間を後任に昇格させる人事案を提出したが、否決されてしまったために辞めることを決意したというのだ。  その背景には、イトーヨーカ堂の創業家との確執や、鈴木氏の息子を将来社長にしたい思惑があったといわれる。このようなやり方に反鈴木派は、外資系ファンドを巧みに利用しながら、人事に揺さぶりをかけたというのである。  新潮には、4月7日にセブン&アイの本社で行われた取締役会の模様を詳しく報じている。鈴木会長が井坂社長の退任を求めた2度の指名報酬委員会で、2人の社外取締役が、好業績が続いているセブン-イレブンの社長を交代させる合理的な理由がないと反対したため開かれた。  表決は取締役15人の投票によって行われ、鈴木会長の提出した新人事案に賛成が7票、反対が6票、棄権が2票で、わずかだが過半数に達しなかったため人事案は否決された。そして、取締役会後に鈴木会長は「オレは辞める。勝手にやってくれ」と言って、その日の午後、先の記者会見となったのだ。  鈴木会長が息子の康弘氏を社長にしたがっているというのは事実のようだが、それには鈴木会長の体調の問題も絡んでいるという。  昨年11月に鈴木氏は「硬膜下血腫」で倒れてしまった。「鈴木会長は焦ったでしょうね。自身の健康に不安が生じ、おちおちしてはいられなくなった。自分の意識がしっかりしているうちに、早く息子に継がせる体制を整えなければならない、と考えたはずです」(セブン&アイの関係者)。それだけに、鈴木会長が簡単に経営から手を引くとは思えないという声は多いようだ。  今週は、現代とポストが鈴木氏の直撃をしている。現代は先週の記事が鈴木氏の気分を損ねたようで、独占とうたっているが、少し苦しい。  ポストも立ち話だが、鈴木氏はかなり話したいようだ。要は、“息子を後任に据えたくてゴリ押ししている”といわれるのが嫌なようで、「親族が後を継ぐことには、基本的に僕は反対。セブンの場合でなくてもね」と答えている。  鈴木商店といわれているだけに、社内に鈴木復帰を求める声は少なくないようだ。鈴木氏にはショックだろうが、彼が退任発表後に、株価は上がったそうだ。市場が鈴木氏退任を評価しているということだ。  名経営者であっても、晩年を汚すケースは多い。鈴木氏はダイエーの中内功になるのか、すっぱり65歳でホンダから身を引いた本田宗一郎になるのだろうか?  第3位はポストの巻頭、朝日新聞の押し紙問題である。公正取引委員会が、朝日新聞の販売店が、新聞の注文部数を減らしたいと申し入れたにもかかわらず、同社の営業社員は考え直せと突っぱねたので、たまりかねて公取委に申告したのだ。  そこで公取委は、放置すれば違反につながると朝日新聞側にイエローカードを出したというのである。  ここには、新聞業界最大のタブーとされる「押し紙の問題」がある。押し紙は販売店の損失になるが、これまでは折り込み広告や、押し紙1部につき月1,500円の補助を出していたから続いてきた。  ポストによれば、慰安婦問題などで14年に約740万部あった部数が10月には40万部減らし、現在は660万部まで落ちているという。しかも、そのうちの25~30%が押し紙だというのだから、実数は500万を切るのではないだろうか。  これは、1位を誇る読売新聞とて同じである。新聞の窮状がうかがえるが、もうひとつ見逃せないのが、公取委が押し紙問題に積極的になった背景である。  公取委は、総理大臣直属の行政委員会なのだ。したがって、自分の気に入らないことを書く朝日新聞に圧力をかけるには、安倍首相にとって好都合なのである。 「いまや新聞は安倍政権に完全に生殺与奪の権を握られたのである」(ポスト)  権力は強く、怖い。押し紙をたった今なくせと言われれば、新聞全体が立ち行かなくなる。新聞界最大のタブーが、自分の首を絞めることになっているのだ。  今週の文春一番の読み物は、藤原紀香と結婚を発表した片岡愛之助の「隠し子のDNA鑑定を要求していた」である。  私は忘れていたが、愛之助は5年前に、大阪・北新地のホステスとの間に男の子がいると報じられていたのだ。その大宮美絵さん(47・仮名)が、文春に対して愛之助の実のなさを告白している。  その前に、愛之助の経歴をさらっておこう。彼は一般家庭の出身で、松竹芸能で子役として活躍するうちに、故・十三代片岡仁左衛門の部屋子となり、片岡千代丸として歌舞伎デビューした。高校を卒業すると仁左衛門の息子の片岡秀太郎の養子となり、六代目片岡愛之助を襲名する。  美絵さんが愛之助と出会ったのは、18年ほど前。親しくなった愛之助は、難波の松竹座の近くにあった彼女のマンションに泊まるようになる。彼女は愛之助の実家の実父母も公認の仲で、実母は彼女が妊娠中にがんで亡くなっているが、彼女が看取ったと話している。  子どもが生まれると、愛之助は大阪府内にマンションを購入して、彼女もホステスを辞め、3人で暮らし始めたという。 「息子の名前は、彼の実のお父さんがつけはったんです」(美絵さん)  愛之助は釈明会見で、母子とは3~4ヶ月暮らしただけだと説明していたが、美絵さんによると、「彼が出て行ったのは息子が幼稚園の年中(4~5歳)のとき。もちろん父親が誰かということもわかっています」。彼女はマンションを貸してアルバイトをしながら夜間学校に通い、資格を取ったという。  息子にお金が必要なときはその都度、愛之助にメールをして振り込んでもらった。14年の年末になって、「お金のことでごちゃごちゃ言われるのも嫌やから」と弁護士を立ててきて、それからは定期的に養育費を支払うようになったという。  愛之助は紀香との交際が発覚したときも、当時付き合っていたタレント熊切あさ美のマンションから何も言わずにいなくなっている。この男、相手が嫌になると説明責任を果たさず、屁のように消えるのが得意技のようである。  そんな愛之助が、よりによって結婚会見の翌日、代理人の弁護士に「先方が(息子の)DNA鑑定をしてくれと言っている」と言わせたというのである。 「5年前、隠し子騒動として報じられたとき、自分の息子だと発表したにもかかわらず、今さら何で? と強いショックを受けました。(中略)息子をどうするつもりなんでしょうか」(美絵さん)  読んだ感じだが、このDNA鑑定うんぬんはほかに何か事情がありそうだ。愛之助は自身のブログで、「今の時期に突然のことで、しかも事実とかけ離れた記事の内容が出ており、僕自身 大変驚いております」と書き、「この件に関しましては、弁護士を立て以前より話をさせて頂いております」としている。  だが、どんな事情があったとしても、愛之助が“不実”を重ねてきた男ではあるようだ。紀香との結婚も共白髪までといくかどうか、前途は多難のようだ。  今週の第1位は、アサ芸と新潮の発売前から話題になっていた、バドミントンのエース・桃田賢斗(21)の「美人ママとキス現場写真」である。  この写真は、火曜日に発売されたアサヒ芸能に出ている。ワイドショーなどではアサ芸については触れていなかったようだが、発売日からすればアサ芸のスクープである。  新潮は「キス“以上”の現場写真」と、タイトルがうまい。  アサ芸は、暴力団関係者が「桃田が錦糸町界隈で派手に遊んでいるのは有名だった。キャバクラやスナックを飲み歩くうちに、複数のヤクザと顔見知りの関係になったと聞いている」と話し、桃田がしている超高級時計のひとつはヤクザにもらったと、桃田がひけらかしていたと報じている(NTT東日本広報室はヤクザとの交友については否定)。  写真の1枚は、女性にせがまれて桃田が目を閉じてキスに応じているもの。もう1枚は、マイクを持って唄っている桃田に、ミニスカートがまくれ上がった女性が馬乗りになろうとしている。  新潮によれば、おととし年末頃、墨田区内のカラオケスナックで撮られたものだという。だとすると、桃田はまだ20歳になったばかり。  闇カジノに何度も出入りしていたことが明るみに出て、田児賢一(26)はバドミントン界から無期限の登録抹消、桃田は無期限の試合出場停止になったことは多くのメディアで報じられた。  この第一報は産経新聞だが、新潮はことが明らかになり、警察が動きだしたのは、桃田にかかってきた1本の電話だったと報じている。  その電話は、3月30日の午後だった。「桃田さんですか。私は代理の者です。あなたは違法な会員制の店に通っていましたよね。女性と一緒に写っている写真も見ましたよ。よろしければ一度、お会いして話しませんか」。丁寧だが、有無を言わせない口調だったという。  21歳の世間知らずの若者が震え上がったことは、想像に難くない。新潮が取材を進めると、この電話の主はある映像ディレクターで、闇人脈にも通じているという。彼によれば、知人のフリーライターが、田児が闇カジノで遊んでいるという情報をつかんできたので、取材に協力するつもりで関係者を当たってみたら、桃田も一緒にカジノに出入りしていたことがわかった。写真も目にした。そこでライターに代わって、桃田に電話をかけたというのだ。  この人物、脅したり写真を買い取らせるつもりはなかったと話しているが、裏がありそうだ。それはともかく、驚いた桃田はそのことで動転して、結果として警察が動きだし、産経が嗅ぎつけたということらしい。  有名になって派手な生活がしたいという桃田の夢は、身から出たさびというしかない乱脈な私生活が暴かれ、消え去ってしまったのである。 【巻末付録】  ポストのグラビアは「もう一度きれいな渡辺さん」。私もお世話になったカメラマン・渡辺達生氏の撮った多くの女優、タレントたちの思い出の写真の数々。艶色美熟女図鑑は「波多野結衣さん 27歳」。それに、セクシーではないが「とにかく可愛いカトパン研究」。この中では、やはり渡辺氏の写真がいい。  現代は「海外セレブのSEX」、高橋洋子の「初めての裸身」「これからどうするの? 片野萌美 第一話」、袋とじは「『125種類』の女性器ぜんぶ見せます」。女性器には、大きさにもいろいろあるという。大きいのは8cm、小さいのは5cm以下。いろいろな女の子たちが、私のはこれぐらいと、現代の作ったカードをもって出ている。大変な労作だとは思うが。  その分、疲れたのか、記事のほうは「女優がオッパイを見せるとき」というお手軽企画。DVDで古い映画を見るために役立つとは思うが。  ポストは「過去最大のボリュームで贈る『死ぬまでSEXスペシャル』」で、今週は前編だという。カリスマ美女医、熟女のホンネ、最先端フーゾク、出会い最新事情、ラブグッズ、最強エロ動画サイト、官能小説など、これでもかの連続。  史上最強のエロ動画検索サイトが「マスタベ(masutabe.info)」だそうだ。そこに新着順、人気順、無修正などと入れるとズラッと出てくるそうだ。  これだけ力を入れているのに、熊本の地震には人とページを割けなかったのだろうかと、また疑問が出てくる。  そういえば、文春の「『トイレ探検隊』がゆく!」の中に、災害時にはトイレが一番の問題になるから、「携帯トイレ」(日本橋にある「総合サービス」が製造販売)が優れものだという。  高密閉チャック袋1枚つきで830円。大手デパートやホームセンターで売っているそうだ。災害時には「携帯電話よりも携帯トイレですぞ」。早速、買いに行こう。  ということで、今週は量で圧倒のポストの勝ち! (文=元木昌彦)

親孝行すぎるだろ……中国・農村で相次ぐ「兄妹婚」の裏に、深刻な“貧困・嫁不足”問題

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中国の農村部の結婚式
 日本の民法では三親等内の血縁関係者同士での結婚が禁じられているが、四親等にあたるいとこ同士での結婚は認められている。実際に菅直人元総理大臣のように、いとこ同士で結婚したという話はたまに聞くことがある。このたび中国の農村で兄妹同士による結婚式が行われ、妹はすでに兄の子どもを身ごもっているという驚くべきニュースが飛び込んできた。 「頭條日報」(4月12日付)によると、江西省南昌市高新区の農村に暮らす兄・万飛子(27)と妹・麗麗(23)はひとつ屋根の下に暮らす普通の兄妹だったが、母親の遺言により、結婚することになったという。その上、妹は兄の子どもを身ごもっており、臨月を迎えているという。もちろん中国の法律上、兄妹同士の結婚は禁止されており、正式な夫婦にはなれないのだが、この出来事の背景には中国の農村部が抱える問題が存在している。  同記事によると、この兄妹は両親と4人暮らしの普通の家庭で育った。兄妹に大きな変化が起こったのは2007年。母親が乳がんを患い、治療のために貯金や子どもたちの結婚資金などをすべて使い果たし、多額の借金までしてしまったのだ。その後、母親はがんが全身に転移し10年に亡くなる。母親は亡くなる直前に兄妹に遺言を残したのだが、この遺言が2人の運命を大きく変えた。  母親は治療のために財産を使い果たしてしまったため、子どもたちが将来結婚できなくなることを悲観し、兄妹で結婚して幸せになるように伝えたのだ。父親も2人が結婚することに賛成し、本人たちも親孝行のためと割り切り、12年に親戚や友人を招いて結婚式を挙げた。  地元記者の取材によると、妹は幼いころに養女としてこの家にやってきたため、兄とは血縁関係がないのだという。しかしながら、戸籍上はこの一家の娘として登録されているため、兄との婚姻は役所で認められなかったのだ。さらに記者が取材を進めていくと、この村の住民の多くが今回の兄妹と同じように、養子縁組で兄妹となった相手と結婚をしていたことがわかった。中国の社会問題に詳しいフリーライターは、今回のケースについて次のように解説する。 「中国の農村部では一族の跡継ぎとなる男子を優先的に出産させられるため、第一子が女の子だとわかると堕胎したり、出産直後に売り飛ばしてしまうという事例が非常に多く、深刻な社会問題となっています。そのような状況下、農村部では極端な嫁不足といった問題に直面します。そこで両親は、跡継ぎとなる息子が将来不自由なく結婚できるよう、近所の家から女児を譲り受け、息子の将来の嫁となるよう養女にするのです。日本でも中国でも、民法上は血縁関係のない義理の兄妹ということであれば結婚は認められるのですが、今回の場合、両親は妹を養子ではなく、実子として戸籍登録してしまっていたのです」  兄妹婚のニュースには大きな関心が寄せられており、中国版Twitter「微博」には「いくら血縁関係がなくても、兄妹として育った2人に男女の愛が芽生えるなんて気持ち悪い」「親孝行すぎるだろ。いくら遺言だとしても、結婚とか絶対無理だわ」など、多くのコメントが寄せられた。現在、この兄妹は法律上の夫婦となるため弁護士に相談の上、血縁関係がないことを行政に証明していくという。この兄妹の子どもも、同じような運命をたどるのだろうか? (文=広瀬賢)

ステージ上で“疑似体験”も!? カリスマ風俗嬢が大挙出演!『kaku-butsu』3周年イベントに潜入!

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 風俗業界の健全化を推進する目的で首都圏、神奈川、埼玉、千葉エリアの風俗店を調査し、真の優良店を紹介する風俗検索サイト『kaku-butsu』(ソフトオンデマンド運営)の3周年記念特別イベントが17日、新宿歌舞伎町で行われた。  「kaku-butsu マル秘体験ショー2016」と銘打たれたこの特別イベントには「逢えるだけでも奇跡」と言われる総勢50名以上のカリスマ風俗嬢が参加。あらゆる風俗店を調査してきた同サイトの覆面調査団の審査の結果、最高得点の96点を叩き出したというRINA(ユニバース東京)をはじめ、究極のギャル系美女との呼び名も高い夏(錦糸町E+)、60分5万円の高サービス料にも関わらず予約が殺到というミカサ(贅沢なひと時)、100回以上店を利用した超VIP客しか予約ができないという幻の美女、早乙女みみ(ファインモーション)らが登場してランウェイを闊歩。  花道の先端では映画『七年目の浮気』さながらの予期せぬ下からの突風も吹き荒れ、「見られるだけでも奇跡」なカリスマ嬢のスカートの中身に観客の視線は釘付けとなった。  
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セーラー服で登場のまや(ラブステーション)
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元AV出身の詩音(秘密倶楽部凛船橋店)
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歩く姿もキマっています!りり(キャンパスサミット千葉店)
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花道の最後にはなぜか突風が吹いて毎度こんな展開に!
 総勢50名以上のカリスマ風俗嬢の豪華絢爛なランウェイのあとは、池袋マットガール、ラブステーション、渋谷回春性感マッサージ倶楽部、ユニバース東京、贅沢なひと時による「美女の体温を感じる...マル秘体験ショー」が行われた。人気嬢のテクニックを疑似体験したい一般客らが次々にステージに上がって、カリスマ嬢とマル秘交流(過激過ぎて内容は書けません)。大人のムードたっぷりな体験ショーに、参加者は大盛り上がり。
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60分5万円の高料金ながら指名が後を絶たないというミカサ(贅沢なひと時)
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覆面調査団をうならせたというテクニックの持ち主RINA(ユニバース東京)
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愛くるしい笑顔で会場を魅了したテディ(E組れっどぞーん)
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こんな彼女が欲しい!美人大学生風のみゆ(E+)
 その後は一転、「美人風俗嬢の性格や素顔がわかる……公開インタビュー」が行われ、人気嬢に次々と過激な質問が投げかけられた。「風俗嬢も(現場以外で)一人エッチをすることはあるのですか?」と質問が飛ぶと、ほぼ全員が「する」と認め、一人エッチの仕方までを人気嬢が赤裸裸に告白。「プライベートではどのようなエッチを?」と質問を受けると、マンガ喫茶内での密やかな行為経験や、森の中での青姦、ロープウェイでの車両内エッチなど、過激体験が次々に飛び出し、客席だけでなく、お店関係者、報道陣も騒然。トークで盛り上がったあとは人気嬢が客席になだれ込んで「ワチャワチャTIME」。お店以外での人気嬢との交流に参加者は大喜びで、イベントは大盛況のうちに幕を閉じていた。 (取材・文=名鹿祥史) 『kaku-butsu』公式サイト http://fuzoku.sod.co.jp/

韓国でも前代未聞! 外国人娘とヤレる一棟丸ごと“売春アパート”が摘発

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MBNより
 韓国で売春に従事していた外国人女性と、彼女たちをあっせんしていた業者が摘発された。今回摘発されたのは、韓国の地方・忠清南道にあるいくつかのエリアで、売春宿20カ所に捜査の手が及んだ。立件されたのは、従業員や女性含め83人。そのほとんどが、不法滞在中の外国人だった。女性たちは「稼げる仕事がある」という業者の言葉に促され、来韓したことが確認されている。  ……と、ここまではありがちな話なのだが、今回、特に注目すべきは、その売春に利用された場所だ。なんと、一般的な住居であるアパートが一棟丸ごと売春宿になっており、韓国でも初めてのケースだと騒ぎになっている。  韓国では2004年に性売買特別法が施行された後、伝統的な「置屋」や「按摩」(店舗型売春宿)が減少する半面、オフィステルや、マッサージ店がひそかに売春宿として利用されるケースが増えていた。しかし、大胆不敵にもアパートを利用した例はこれまでなかった。警察側は今後、アパートでも売春が行われる可能性があるということを念頭に置いて、捜査網を広げるとしている。なお、集客はオフィステルやマッサージ売春と同様、チャットアプリを通じて行われたという。  警察関係者の話によれば、業者は「地方のアパート価格が安いという点に目をつけ、一棟まるまる借りて売春宿を運営していた」そうで、各部屋では、いくつかある個室でそれぞれ女性に客を取らせていたという。また、監視しやすいようにするためか、個室中央のリビングに事務所を置き、客の出入りを管理できるようにしていた部屋もあったそうだ。  ちなみに韓国では3月末、売春のために場所を提供したモーテルの経営者の男が有罪判決を受けて話題となった。男は80時間の社会奉仕活動と、罰金約30万円を支払うよう言い渡されているのだが、日本でいえば、出張風俗はもちろん、場所を提供したラブホテル側も罪に問われるということだろう。 「オフィステルなどの違法売春宿は、メディアでも“有名”になり、摘発されるリスクが高くなったため、足が遠のいた客も多い。そういう男性向けに、業者は新しい形の店舗を次々と用意しています。正直、警察とのいたちごっこ。韓国から売春がなくなるとは思えない」(違法売春宿を利用したことのある韓国人男性)  違法売春や風俗を根絶しようと法整備を進めてきた韓国だが、その数が減る気配はまったくない。ここ数カ月だけでも、次々と新たな売春宿の形態や団体が摘発され続けている。はたして、これから先どのような形の売春宿が生まれるのだろうか?

総選挙大敗で「やっぱり出た!」 朴槿恵大統領“お決まり”の反日キャンペーンに、韓国国民もあきれ顔

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 韓国外交部(日本の外務省に相当)は4月15日、「わが政府は日本政府が外交青書を通じて、歴史的・地理的・国際法的にわが固有の領土である独島(竹島)の不当な領有権の主張を繰り返したことに、憤慨を禁じ得ないし、即刻撤回を要求する」と伝えた。  ここ最近おとなしかった韓国・朴槿恵政権の“反日攻勢”だ。求心力の低下から、再び伝家の宝刀を使ってきたことになる。というのも、先の選挙結果が朴槿恵大統領にとって、非常に思わしくなかったからだ。  先日行われた第20代国会議員の総選挙は、与党セヌリ党が予想外の大敗北。最終議席数を見ると、定数300議席に対してセヌリ党は122議席と、過半数に届かなかった。それどころか、野党「共に民主党」が123議席を獲得したことで、セヌリ党は議席数でも第2党となってしまったのだ。韓国メディアは「総選挙で判明した民心は、朴槿恵大統領に対する“警告”と解析できる」などと伝えている。    失った求心力を取り戻すために現政権が使えるカードは、もはや反日攻勢しかない――。そんな予測が出ていた矢先に竹島問題に触れてきたのだから、その浅はかさが一層目につく。さすがの韓国ネット民たちも「今さら?(笑)」「なんとか民心を取り戻そうという意図が見え見え」「一生、憤慨していろ。歴史に残る無能政府」と、もはやあきれ返ってしまっている。  現在、朴槿恵大統領の支持率は35.5%にまで急落。「国政をうまく行えていない」という否定的な評価が57.8%にまで上っている。国民の支持を得られないどころか、セヌリ党内では「朴槿恵責任論」が出てくる始末だ。  まさに起死回生を狙って反日攻勢に出ようとする朴槿恵政権だが、反日カードがそれほど残されていないのも事実だ。昨年末の日韓慰安婦合意があるため、慰安婦問題は使えない。韓国ではこの慰安婦合意に対して批判が高まっているが、アメリカなどからも祝福されたものであるため、ほごにすることはできないだろう。  そこで今回は竹島問題を使ってきたわけだが、竹島は慰安婦問題に比べても解決が困難だといわれている。韓国のある専門家は、こう話す。 「独島は永遠に解決できない問題だと私は思っています。韓国、日本のいずれの政治家も『独島を放棄する』とは言えないでしょう。どちらの領土だという話以前に、いずれの政権も絶対に譲歩できないので、解決できる類いの問題ではないと思うのです。有名な逸話ですが、1950年代、韓国のある政治家は『独島を爆破してしまえ』と言ったそうです。日本に渡すこともできないし、独島のせいで日韓交渉が進まないといういら立ちがあったのでしょう」  いずれにせよ、竹島問題を切り口に、日本に非難の声を上げた韓国。なりふり構っていられない朴槿恵政権の反日活動は、今後ますます活性化するかもしれない。

「俺は無実だ」!? 中国マクドナルドでドナルド像が強制連行された珍事の一部始終

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邪悪な表情でドナルドを取り囲む制服姿の男たち
 広東省広州市のマクドナルドで、店頭に飾られていたドナルド像が突然、数人の男たちに連行されるというショッキングな事件が起こった。しかしよく見ると、男たちは制服を着ている。もしかして、習近平政権は「反腐敗運動」の一環で、“米帝”の象徴であるマクドナルドのマスコットを一掃しようとしたのだろうか?  実はこれ、中国で違法な屋台や露天商を取り締まる「城管」と呼ばれる役人たちの仕業だった。彼らは手荒いことでも知られ、屋台を車で轢いて破壊したり、女性露天商を集団で暴行するなど、市民からは警察より恐れられ、忌み嫌われている。
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と思ったら、次の瞬間、ドナルドをなぎ倒した!
 4月12日付の「羊城晩報」によると、市内の見回りを行っていた複数の城管が突然、マクドナルドのドナルドに襲い掛かったという。バリバリと大きな音を立てながら、手足バラバラの無残な姿にされるドナルド……。地面に固定された緑色の台と足の部分は持って行くことができず、黄色いひもがついた赤い靴だけが悲しげに残された。  この様子はすぐにSNSで拡散され、城管たちがバラバラになったドナルドの体を持ち去る姿がアップされると「ひどい! ドナルドは悪くないだろ!」「ドナルドはダメなのに、あの店の向かいにある国産アニメの『喜羊羊与灰太狼(シーヤンヤンとホイタイラン)』はなんでいいんだ?」「これじゃあ、KFCのカーネルおじさんも逮捕されちゃうね」といった声が広がっている。
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本体を軒先から引き離し、強制連行!
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見るも無残な姿に……こんな暴挙が許されていいのか!?
 地元メディアの記者によると、城管はこれまで店舗に対し「通行人の邪魔になるので、撤去するように」と、再三にわたり注意していたという。同店の店員いわく、「確かに注意されていたが、城管が来る時にはドナルドを店内にしまい、いなくなったら外に出すということを繰り返していた」そうだ。  この日は城管がいなくなったのでドナルドを外に出しているところを、彼らに見られてしまったのだった。再び執拗に注意しにやってきた城管に対し、店長がついに激高。「ドナルドが邪魔で違法だというなら、差し押さえたらいいんじゃないですか!」と言ったため、その態度に怒った城管によりドナルドが差し押さえられてしまったという経緯だった。  今回の騒動に対し、広州市に住む日本人駐在員はこう嘆く。 「城管は、警察とチンピラの中間のような存在。前科者や元不良など、前歴を問われないので荒っぽい連中でもすぐに採用されるのです。警察ほどの権限もなく、注意する相手も屋台や小さな露天商ばかり。相手が逆ギレしたことに腹を立てただけですね……。本当に最悪ですよ」 「俺は何もやってない! 無実だ!」という、ドナルドの声が聞こえてきそうだ。 (取材・文=ルーシー市野)