「ヤリ逃げした父親を探し出せ!」急増する“韓国コピーノ訴訟”と、フィリピンで高まる反韓感情

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MBCニュース
 日本と同じく、5月5日は韓国でも「こどもの日」に当たる。そんな韓国で、子どもと関連したとある一連の法廷闘争がクローズアップされている。いわゆるコピーノの“父親探し訴訟”だ  コピーノ(Kopino)とは、もともと韓国人男性とフィリピン人女性の間に生まれた子どもを指す言葉だったが、ここ数年は韓国人の父親に捨てられた“父なし子”を意味する言葉、またそのような社会問題を指すキーワードとして定着している。  フィリピンで女性を妊娠させ、責任を取らずトンズラする韓国人男性が後を絶たない。主に観光やビジネス、英語の短期留学などで現地を訪れた韓国人男性が、コピーノ問題を引き起こしているという。正確な統計は存在しないが、国際児童団体やフィリピン現地の韓国人団体などが指摘しているところによれば、コピーノの数は少なくとも1万人~最大で約3万人に及ぶそうだ。  ただ韓国では最近、逃げた韓国人男性に血縁関係を認めさせるため、コピーノたちによる法廷闘争が急増しているという。韓国の法曹関係者が、韓国メディアに対してその事情を明らかにしている。 「(いわゆる)コピーノの母親が起こした訴訟は現在、ソウル家庭裁判所で係属中の事件のうち、確認されただけで6件(中略)、担当裁判部がまだ記録を確認していない案件まで含めると、実際にはもっと多いだろう」(ソウル家裁の関係者)  ソウル家裁以外の裁判所に持ち込まれた訴訟を含めると、父親探し訴訟は全国で数十件に上ると推定されている。  このコピーノの父親探し訴訟が増えた大きな契機のひとつに、2012年の判決がある。当時、コピーノの数があまりにも増えていたため、韓国とフィリピン間で外交的な懸案事項にすらなりつつあった。そのような事情も作用し、韓国の裁判所は同年に行われた訴訟で、親子関係を認める判決を初めて下すことになる。その訴訟では、韓国人男性側が子ども(コピーノ)の存在を認めなかったため、最終的に裁判所が遺伝子鑑定の結果を根拠に、「親子である」という判決を下すことになった。  その後、同様の判決が続いた。代表的だったのは、昨年6月にソウル家裁が出した判決だ。訴訟の対象となった韓国人男性は、フィリピン出張へ行った際に現地女性を妊娠させたが、その後、韓国にいる妻との関係性から、フィリピン人女性に対する養育費と生活費を打ち切った。それに対し、女性側が提訴。当時、同家裁は、子の存在を認めると同時に、韓国人男性に毎月30万ウォン(約2万7,500円)の養育費を支払うように命じた。男性側は不服を申し立て、現在、控訴審の判決を待っている状況だ。  一方、子の存在を認めてはいたが、親としての責任を果たしていなかったために訴訟を起こされたケースもある。チャットサイトで知り合ったフィリピン人女性を妊娠・出産させた、とある韓国人男性は、今年2月、これまで支払ってこなかった合計357万ウォン(約32万円)に加え、今後毎月15万ウォン(約1万4,000円)を支払うよう、裁判所に命じられている  ちなみに最近、フィリピンでは、韓国人をターゲットにした犯罪が急増中だ。その数は、ほかの外国人をターゲットにした犯罪に比べ、圧倒的に多いといわれている。コピーノ問題はフィリピンでも広く認知されており、反韓感情の温床のひとつになっていることは、ほぼ間違いない。責任を取らず、ヤリ逃げした韓国人男性はもちろん、フィリピンに関わるすべての韓国人に報いが返ってきつつある。 (文=河鐘基)

たった8分で人生が変わった――NHK『アナザーストーリーズ』が描く、マンザイブームの“真実”

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『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』NHKオンライン
「俺にとっては、一番大きいテレビの転換期。リアルタイムで目撃したもので、あれ以上大きなものは、あれ以降起きてない」  爆笑問題の太田光がそう証言するのが、『THE MANZAI』に引き起こされた1980年のマンザイブームだ。その1年にスポットを当てたのが、5月4日に放送された(再放送は5月10日)『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』(NHK BSプレミアム)の「MANZAI1980 笑いの革命児たち」だ。 『アナザーストーリーズ』は真木よう子をナビゲーターに、「ダイアナ妃の事故死」「ベルリンの壁崩壊」「ビートルズ来日」など、歴史上の大きなトピックスを取り上げるドキュメンタリー番組だ。この番組の大きな特徴は「マルチアングルドキュメンタリー」をうたっているという点。ひとつの事柄には、たくさんの人々が関わっている。そのさまざまな“視点”をマルチアングルのようにひもとくことで、これまで伝えられてきた物語とはまた別の物語が浮かび上がってくるというものだ。  たとえば、4月20日の放送のテーマは映画『エマニエル夫人』。そのとき取り上げられた“視点”は、プロデューサーや監督ら作り手と、主演のシルビア・クリステルら演者はもちろん、日本での配給会社の宣伝マン・山下健一郎の視点にも大きくスポットを当てている。 『エマニエル夫人』といえば、籐の椅子に半裸で座っているポスターのイメージが強いが、あれが映画のポスターとして使われたのは実は日本だけだったという。山下が「この映画は女性に売る」という強い決意の上で、あのポスターを使ったのだ。その結果、『エマニエル夫人』の日本における観客動員は7割近くが女性だったのだ。  多角的な視点から見ることで、ひとつの出来事に複数の側面があることが浮き彫りになっていく。それは、1980年のマンザイブームでももちろん同じだ。  筆者は『1989年のテレビっ子』(双葉社)の序盤でこのマンザイブームについて詳細に書いたため、今回のドキュメンタリーはより楽しめた。なぜなら、さまざまな語りどころがあるこのブームのどこをどう切り取るか、腐心したであろうことがよくわかるからだ。  番組では、ブームの真っ只中にいたが、その後、テレビでは人気が低迷していった芸人たち(島田洋七、ビートきよし、ザ・ぼんち)、それまで傍流にいて不遇の時代を過ごしながら、『THE MANZAI』によって笑いを変えた作り手(佐藤義和)、そしてこのブームを契機に、地方のいち芸能事務所にすぎなかった吉本興業を日本最大級の事務所に押し上げたマネジャー(木村政雄)らの視点にスポットを当てた。これらはまさに『1989年のテレビっ子』でも書いた部分だったので、非常に強いシンパシーを感じた。 「音楽班が肩で風切って歩いて、そういう人たちが歌手でコントをやったりしてお笑いはそういう人たちで十分だった」と佐藤義和が述懐するように、70年代までテレビの主役は歌手だった。今でこそ、「バラエティ番組=芸人の現場」という図式があり、時折、芸人がゲストに訪れる歌手や俳優に対して「芸人の職場を荒らすな」などと笑い混じりに不満を述べることもあるが、そうなったのはマンザイブーム以降、ほんの30年前からなのだ。  それまでテレビでお笑い芸人は、ザ・ドリフターズや萩本欽一などごく一部を除いて、最下層の地位だった。それを劇的に変えたのが、『THE MANZAI』なのだ。 「あの8分間で、ほんっとに人生変わりましたね。たった8分で」  そうザ・ぼんちが語るように、彼らは自分たちに与えられた8分間の持ち時間で披露した1本の漫才で、一気にアイドル的な人気を手に入れた。  やはり、テレビドキュメンタリーの強みは映像である。その実際の映像は、何よりも力がある。  たとえば、『THE MANZAI』前夜の『花王名人劇場』での「漫才新幹線」。やすし・きよしや星セント・ルイスらベテラン漫才師に混じって、当時まだ無名の若手B&Bが、速射砲のようなスピード感あふれる漫才で若者が集まった観客を沸かせていた。それをモニターで見ているベテラン漫才師たちの表情は、その複雑な心境を雄弁に物語っていた。思わず立ち上がって険しい表情で気合を入れ始める西川きよしの姿は、鳥肌モノだ。    また、ブーム勃発後、舞台に登場したザ・ぼんちに本番中にもかかわらず、観客が駆け寄り、プレゼントを渡す一幕は、いかにそれがアイドル的な人気であったかを証明している。  そして番組では、もうひとつの視点が用意されていた。それは「視聴者」の視点だ。テレビで『THE MANZAI』を見て人生が変わってしまった爆笑問題・太田光は、ブームをこう語っている。 「漫才とはこういうもんだっていう、芸として構築してきたものは全部ぶっ壊しちゃう。その勢いが社会現象になった」  ブームは1年で急激で沸騰し、年が明けると急速に収束していった。そこから、ビートたけしや島田紳助は“天下”を獲った。一方で、ブームに翻弄され、テレビから消えていった芸人たちもいた。  そうしたさまざまな物語を、『アナザーストーリーズ』は“マルチアングル”で映し出す。ドキュメンタリーは、決して客観的なものではない。事実をどう捉えるか、その作業は極めて主観的なものだ。そして、それぞれの視点もまた主観だ。 『アナザーストーリーズ』はその主観を数多く提示することで、客観的事実とされるものでは見えなかったいくつかの“真実”を浮かび上がらせている。  最後に「マンザイブームに“負”の部分はあったか」と問われ、吉本興業のマネジャーだった木村政雄は「ない」と即答し、こう語った。 「もしあったとしたら、本来見ないで済んだ“夢”を見てしまった人がいたこと」 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

アリババ創業者ジャック・マー説は脱落!? ACミランに触手を伸ばす、中国人投資家の正体とは……

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ACミラン買収説を一笑に付したジャック・マー氏。
 5月1日、中国の投資家連合がACミランに買収提案を行ったと、イタリア各紙が報じた。提案額は負債を含め、7億ユーロ程度(約8億5,500万円)とみられている。 自国が誇る名門クラブが外資に買われる可能性が高まる中、イタリアメディアは投資家連合の正体について、こぞって書き立てている。  ミラノのスポーツ紙、ガゼッタ・デロ・スポルトは、中国のネット通販最大手でニューヨーク証券取引所に上場しているアリババグループ会長のジャック・マー(馬雲)氏が乗り出したと伝えている。  アリババグループは、昨年から傘下の自動車ブランドがFIFAクラブワールドカップのメインスポンサーを務めているほか、同大会のアジア王者である広州恒大のスポンサーでもあり、サッカー界とのつながりも深い。ところが、マー氏はこうした報道に対し、ネット上で「ACミランって、イタリアにあるミラノのこと?」ととぼけ、一笑に付している。こうしたことから、中国国内では「アリババ説」は立ち消えとなりつつある。  同紙がもうひとり、投資家連合の一員として掲げるのが、過去10年以上にわたって華人最大の資産家といわれてきた、李嘉誠氏だ。香港最大の企業集団、長江和記実業グループの会長である李氏は、2007年に同じくミラノのサッカークラブ、インテルの購入に関心を示したことが報じられている。また李氏はここ数年、中国国内の資産を削減する一方、ヨーロッパにビジネスの拠点を移しつつある。  こうした動きから、李氏が投資連合の一員であるとする説は、中国のネット上でも信ぴょう性を高めている。  一方、ローマに本社を置くスポーツ紙、コリエレ・デロ・スポルトは、中国最大の検索エンジン・バイドゥの創業者であり、現会長兼CEOのロビン・リー(李彦宏)氏が、投資家連合のひとりであると、かなり早い段階で推察している。47歳と若いリー氏だが、その資産は140億ドル(約1兆5,000億円)ともいわれており、買収する経済力があることは確かだ。  また、イタリアの経済新聞、イル・ソーレ・24オーレなどが、昨年から「ACミラン株買取得に興味あり」と伝えているのが、中国不動産大手のワンダ・グループ会長、王健林氏だ。  フォーブスの2016年版世界長者番付で、李嘉誠氏を抜いてアジア最大の富豪となった王氏は、昨年スペインリーグのアトレティコ・マドリードの株式を20%保有している。  いずれにせよ、この買収提案が受け入れられれば、現在はベルルスコーニ前首相が所有するACミランの次期オーナーは、中国系ということになる。このことは、サッカー界にどんな変化をもたらすのだろうか?

葬儀代が出せず、実母の遺体を塩漬けに……韓国・高齢母子の悲劇

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イメージ画像(Thinkstockより)
 韓国の前身といえる朝鮮王朝は厳格な儒教国家であり、長幼の序を貴ぶ精神は今の韓国にも連綿と受け継がれているといわれている。そのため、韓国では年長者を尊重する傾向にある。しかし、最近ではそうした精神に疑問を感じさせる事件が相次いでいる。  4月25日、2015年に韓国国内で起きた事件の中でも、飛び抜けて悪質な事件を起こしたキム被告(56)に、懲役12年の刑が宣告された。  事件は昨年9月25日に起きた。山道に姿を隠したキム被告は、通りがかった80代の老婆の後をつけて暴行した後、80万ウォン(約8万円)相当の金品を強奪。その後、再び現場に戻ると、老婆の胸を揉むなどの性的な暴行を加え、さらに陰部と肛門に石を詰め込むという、猟奇的行為に及んだのだ。  結局、キム被告はすぐに逮捕されるが、先述した敬老精神をかけらも感じさせない所業には、判決が下った今でも各地で怒りの声が続出している。  一方、最近では、誤った形で高齢の母へ“仁義を尽くした”事件が起こり、その悲劇に各地で嘆きの声が相次いでいる。  4月中旬、慶尚北道(キョンサンブクト)のある地域で、自動車の窃盗容疑で逮捕されたパク容疑者(60)。問題は、その車の中に積まれていた黒い袋の中身。なんと、袋の中には実母(86)の遺体が隠されていたのだ。  パク容疑者は事業の失敗により、母親を連れて全国各地を転々とする生活を送っていた。2016年に入るとそうした流転生活すら難しくなり、全羅南道(チョルラナムド)の麗水(ヨス)市内にある貯水池のそばに穴蔵を掘って、そこで雨風をしのいでいたようだ。文明から遠く離れた生活は、高齢の母親の寿命を確実に縮めており、母親は2月末には穴蔵の中で亡くなってしまう。  しかし、パク容疑者には母の葬儀代がなかった。彼は母親の遺体に塩を振りかけると、穴蔵の中に放置したのだ。そうした生活を1カ月も続けたパク容疑者だが、ようやく仕事が決まりかけた。そのため、彼は母親の遺体をそのまま車に乗せて載せて移動していたのだ。  いくら葬儀代がなかったとはいえ、パク容疑者の行いは、死者の尊厳を踏みにじる行為。とはいえ、韓国ネット民の多くは「本当に哀れで残念だ」「難民、難民と声を荒げるよりも、こうした人たちを助けるべきだろう」「金がない人たちは、将来どう生きていけばいいの? 教えてほしい。貧しい人たちのために国がしてくれたことは、何があった……」と、沈痛なコメントが多数。どうしようもない貧しさに同情を寄せる声が少なくなかったのだ。  地獄のような国ということで“ヘル朝鮮”と自国民が揶揄している韓国。まさに地獄のような悲劇といえるかもしれない。

葬儀代が出せず、実母の遺体を塩漬けに……韓国・高齢母子の悲劇

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イメージ画像(Thinkstockより)
 韓国の前身といえる朝鮮王朝は厳格な儒教国家であり、長幼の序を貴ぶ精神は今の韓国にも連綿と受け継がれているといわれている。そのため、韓国では年長者を尊重する傾向にある。しかし、最近ではそうした精神に疑問を感じさせる事件が相次いでいる。  4月25日、2015年に韓国国内で起きた事件の中でも、飛び抜けて悪質な事件を起こしたキム被告(56)に、懲役12年の刑が宣告された。  事件は昨年9月25日に起きた。山道に姿を隠したキム被告は、通りがかった80代の老婆の後をつけて暴行した後、80万ウォン(約8万円)相当の金品を強奪。その後、再び現場に戻ると、老婆の胸を揉むなどの性的な暴行を加え、さらに陰部と肛門に石を詰め込むという、猟奇的行為に及んだのだ。  結局、キム被告はすぐに逮捕されるが、先述した敬老精神をかけらも感じさせない所業には、判決が下った今でも各地で怒りの声が続出している。  一方、最近では、誤った形で高齢の母へ“仁義を尽くした”事件が起こり、その悲劇に各地で嘆きの声が相次いでいる。  4月中旬、慶尚北道(キョンサンブクト)のある地域で、自動車の窃盗容疑で逮捕されたパク容疑者(60)。問題は、その車の中に積まれていた黒い袋の中身。なんと、袋の中には実母(86)の遺体が隠されていたのだ。  パク容疑者は事業の失敗により、母親を連れて全国各地を転々とする生活を送っていた。2016年に入るとそうした流転生活すら難しくなり、全羅南道(チョルラナムド)の麗水(ヨス)市内にある貯水池のそばに穴蔵を掘って、そこで雨風をしのいでいたようだ。文明から遠く離れた生活は、高齢の母親の寿命を確実に縮めており、母親は2月末には穴蔵の中で亡くなってしまう。  しかし、パク容疑者には母の葬儀代がなかった。彼は母親の遺体に塩を振りかけると、穴蔵の中に放置したのだ。そうした生活を1カ月も続けたパク容疑者だが、ようやく仕事が決まりかけた。そのため、彼は母親の遺体をそのまま車に乗せて載せて移動していたのだ。  いくら葬儀代がなかったとはいえ、パク容疑者の行いは、死者の尊厳を踏みにじる行為。とはいえ、韓国ネット民の多くは「本当に哀れで残念だ」「難民、難民と声を荒げるよりも、こうした人たちを助けるべきだろう」「金がない人たちは、将来どう生きていけばいいの? 教えてほしい。貧しい人たちのために国がしてくれたことは、何があった……」と、沈痛なコメントが多数。どうしようもない貧しさに同情を寄せる声が少なくなかったのだ。  地獄のような国ということで“ヘル朝鮮”と自国民が揶揄している韓国。まさに地獄のような悲劇といえるかもしれない。

エロチックアートあふれる「ぺミクミ彫刻公園」で、思わず健康になる

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ムカデ人間?
 前回に続き、今回も魔界・仁川(インチョン)に潜む物件である。場所は、仁川国際空港のすぐそばにある小さな島、茅島(モド)。この島の海岸に、エロチックな像が立ち並ぶ公園「ペミクミ彫刻公園」がある。  この公園は、キム・ギドク監督の映画『絶対の愛』(原題『時間』)に登場し、知る人ぞ知る存在となった。性器丸出しの異様な立体物を横目にデートする男女の絵はカオスそのものだが、まさか映画のセットではなく、実在する公園だったとは……。なお、監督の前作『弓』も、同じ海岸で撮影されている。  茅島までは、まず仁川国際空港近くの「サンモク旅客ターミナル」からフェリーに乗り、10分ほどかけて手前の信島(シンド)へ。そこから1時間おきに出るバスに乗れば、橋でつながる茅島にすぐ到着する。トランジットにより仁川で半日過ごさなければならない珍スポトラベラーには、ぜひおすすめしたい旅行コースとなっている。
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右から信島、矢島(シド)、茅島。3島は橋で連結されており、自転車でも行ける。
 私は平日に茅島へと向かったのだが、驚いたのは同船した人たちの中高年サイクリストの多さだ。そして皆が一様に、ピチッっとしたサイクリングウェアにサングラス、ザハ建築のような流線型のヘルメットをかぶっている。そこまでガチガチにキメなくてもいいんじゃないか。
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完全装備
 私はといえば、信島からバスに乗るつもりで港周辺をぶらぶらしていたところ、レンタサイクルの店があったので、バスを待つよりは早いかもとママチャリのような自転車を借り、茅島へと向かった。広がる海と空を横目に、橋を渡ってぐんぐん進んでいくのは確かに気持ちがいい。  30分ほどペダルをこいだところで、このサイクリングコースの終点と思われる茅島のぺミクミ彫刻公園に到着。そこに広がっていたのは、夢をそのまま実写化したようなカオスであった。
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ここからフリーダム海岸の始まり
 海岸にカラフルで肉々しい、弾けるような彫刻がずらり。中でもショッキングなのは、人間と獣の口と肛門がムカデ人間のように連結する作品、そして接合部あらわな男女のオブジェだろう。こんなところでデートなんかしたくない。
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ぬらーん
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ぱくーん
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がびーん
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しゃきーん
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わんこ
 港でもらった観光案内によると、「彫刻家イ・イルホ(1946~)による性とナルシズムを主題とした、華麗で簡明で夢幻的な彫刻作品100点以上」が展示されているという。  この公園の持ち主でもあるイ・イルホは、海外でも展示を行い、韓国各地にちらばる彫刻公園にエロチックアート(や、そうでないもの)を設置する、その筋では有名な彫刻家だ。もともと自身のアトリエとして使っていた場所を公園として開放したのが、2005年のことだそう。  海岸に広がるシュールな景色は、アートと狂気の境界線はどこにあるのか、考えさせてくれるものがあったが、個人的には訪れた人々の反応が興味深かった。 やはりサイクリングウェアの中高年が次々と現れるのだが、おじさん3人組がリアルな結合部を見て「これは最高だ!」とおおはしゃぎ、一緒に記念写真を撮っていた。中年カップルもベスト撮影スポット探しに忙しい。つるっとした服装の彼らも、展示作品の一部のように見えた。
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公園内の食堂へ。なぜ犬小屋……
 別荘のようなものがあるので入ってみると、そこは食堂だった。リビングには積まれた段ボールや何かを漬けたボトル、そして犬小屋が置かれ、おばあちゃんの家に来たようなゆるい雰囲気。    客は私のほか誰もおらず、とんでもなく自由な料理が出てくるのではと恐れたが、注文した海藻ピビンバは意外にも非常にうまい。採れたての海藻を使っているようである。性の公園で自然の幸が堪能できるという、微かな違和感はこれいかに。  再びママチャリに乗り、もとの船着き場へと戻った。エロチックアートの公園を訪れるつもりが、自転車をこいだり海藻を食べたりの健康スポットだった。船に乗る中高年サイクリストたちが、元気に声を上げ、うひゃひゃと笑っているのがまぶしかった。 ●ペミクミ彫刻公園 住所 仁川市甕津郡北島面茅島里269-2 (文・写真==清水2000)

定番のツマミが一工夫でボリュームアップ! 柿の種で作ろう「かき揚げ&カキオコ」

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ビールのつまみに最高ですよ!
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の33回目。  今回は酒のつまみの定番である柿の種を使って、かき揚げを作ってみたいと思う。
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天ぷら粉と油を買ってきました。
 柿の種の揚げ物、略してかき揚げ。  ピーナッツが入っているものは「柿の種」ではなく「柿ピー」では? というジレンマもあったのだが、味の面ではやはりピーナッツ入りのほうがうまいはず。  理想としては魚介類の牡蠣も使ってパーフェクトなかき揚げにしたかったのだが、当然100均では売っていなかった。  ところで子どもの頃、この柿の種という食べ物は、果物の柿の種が原料だとずっと思っていて、柿を食べた時に種をかじってみてガッカリしたことがある。
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亀田製菓の柿の種。電球みたいなキャラクターがかわいいね。
 作り方はお察しの通り。天ぷら粉を水で溶き、柿ピーと混ぜて180度の油で揚げるだけである。  柿の種の材料は米粉。お米を小麦粉で包んで油で揚げるという、炭水化物と脂質の強力タッグだ。
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自分はなにをつくっているんだろうと不思議な気持ちになる。
 かき揚げづくりのコツは、無理に大きなものを作ろうとしないこと。  欲張って自分の実力よりも大きなものを作ろうとすると、油の温度が下がってボテッとなったり、中まで火が通らなかったりするので、サクッと軽いかき揚げを目指すにはお玉一杯分程度に押さえておこう。ツマミとして食べるのだから、ちょっと小振りなくらいがちょうどいいしね。
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具の柿ピーは火を通す必要がないので、衣にだけ火が通れば大丈夫。
 サクッと揚がったところでそのまま食べてみたところ、もともとの柿ピーの塩気があるからすでにうまい!  ビールと一緒に食べるなら、軽く塩コショウを振ってもいいかな。
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ご飯やそばに乗せるよりも、そのままバリバリ食べるのがよさそうだ。
 もともとパリパリの柿の種に、一回衣という水分を吸わせた上で、油で揚げてまたパリパリにするという贅沢!  これぞ、柿の種の二段階ベイクアンドフライクリスピー製法! 歯ごたえ最高!  また、油との相性がいいピーナッツの部分も当然うまい。バターピーナッツで油が物足りないという人にはぜひ。これぞ悪い意味での「男の料理」という味がするよ。  さて、揚げ物はちょっと面倒だという人は、この衣と柿ピーを混ぜたものをフライパンで両面焼くという選択肢もある。  柿ピーのお好み焼き、カキオコである。えっへん。  ちなみに本物のカキオコは、岡山県日生市のB級グルメで牡蠣がたっぷりと乗ったお好み焼きのことだ。
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これはこれでうまそうなものができた。
 食べてみると、しっとりとした生地に、歯ごたえのいいピーナッツとしけった柿の種。  初めてだけど、でもこのピーナッツの食感に覚えがあるなと記憶をたどって、南部せんべいを思い出した。    なるほど、これはホット&ノンシュガーの南部せんべい。こりゃ、ツマミにいいわい。
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柿ピーだけじゃカロリーが足りないという人にどうぞ。
 柿の種が一袋だとつまんでいるうちに一瞬でなくなってしまうが、衣を付けて焼いたり揚げたりすれば、ボリュームたっぷりのツマミに大変身。  もしこれを食べさせて、ちょっと硬いよと文句を言う人がいたら、こう言ってやってください。 亀田製菓だけに「よく噛め」だ! (文=玉置豊) ※「日刊サイゾー」で約3年にわたって連載されていた玉置氏のお料理コラム『男のダジャレレシピ』がついに電子書籍化されました。カレー、すき焼き、麻婆豆腐、ひつまぶし、丼ものから、クレープにアイスまで! ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ40を一挙公開。しかも、たったのワンコイン! 読めばあなたも、玉置ワールドにハマること間違いなし!? ご購入はこちらから! Amazon Kindleストア http://www.amazon.co.jp/dp/B019EXXUKK/ 楽天Kobo電子書籍ストア http://books.rakuten.co.jp/rk/b82f836dd5fe3d15a7894dd1548c5ce1/

記憶は思い出となり、やがて物語へ昇華していく。園子温監督が本当に描きたかった『ひそひそ星』

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25年に及ぶ構想期間を経て完成した園子温監督の自主制作によるSF映画『ひそひそ星』。主演の神楽坂恵はアンドロイド役だ。
 園子温監督って、人気なんでしょ? トレンドワードをチェックする感覚で『リアル鬼ごっこ』や『映画 みんな!エスパーだよ!』を劇場まで観に行った人はア然ボー然としたことだろう。会員制のバーに間違って入ってしまったような居心地の悪さを覚えたに違いない。綾野剛、山田孝之らが出演した『新宿スワン』は興行的に成功したが、原作つきで脚本も書いてないこともあり、園監督的には自分の作品という意識はないらしい。『ラブ&ピース』も含めて4本もの新作が2015年には劇場公開されたが、初めて園作品に触れる“一見さん”をドーンと突き放すような内容のものが続いた。『愛のむきだし』(09)や『冷たい熱帯魚』(11)でブレイクしてから、不遇時代に溜め込んでいたエネルギーを爆発させるかのように作品を量産し、さらにバンド演奏、小説執筆、芸人宣言と様々な分野での露出が続いた園監督の分裂症的な時期は収束に向かい、新しいステージでの活動が始まる。園監督の新しいスタートを飾るのが、シオンプロダクション第1回作品『ひそひそ星』である。 『ひそひそ星』はとてもシンプルで静謐なモノクロ作品だ。日本映画界で売れっ子となった状況をすでに見切った園監督のセカンドヴァージン、第2の処女作と呼んでいいだろう。宇宙船が広い銀河を旅している。この宇宙船は昭和風のレトロなアパートを模した外見&内装となっている。自主映画を撮っていた若き日の園監督が暮らしていた高円寺の安アパートをイメージしたものか。ロケットには女性型アンドロイド・鈴木洋子(神楽坂恵)が乗っており、遠く離れた星々に散り散りとなって暮らす人類に宅配便を届けるミッションを負っている。アンドロイドゆえに感情もなく記憶も持たない鈴木洋子は、部屋の掃除やお茶を淹れたりと日常生活を過ごしながら、ロケットが目的地に到着するのを静かに待っている。彼女が届けるものは、貴重な天然資源でも最新の医療薬でもなく、人々の何でもない“思い出”である。他人から見ればまるで価値のないガラクタだが、送った人と受け取る人は同じ思い出を共有することで繋がりが生じる。使い古されて陳腐な言葉となったが、人間がかつて“絆”と呼んだものを届けるために、鈴木洋子は宇宙をはるばると旅している。
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『ひそひそ星』のロケ地は、福島県の浪江町・富岡町・南相馬市。アンドロイドの鈴木洋子は廃墟に宅配便を届けに向かう。
 鈴木洋子が何十年もかかって宅配便を届けに行く先となるが、福島の被災地だ。園監督は東日本大震災直後に『ヒミズ』(12)のロケを釜石で行なって以降、原発問題を正面から描いた『希望の国』(12)の撮影を福島で行なうなど、被災地に積極的に関わってきた。昨年公開された4作品の中で唯一のオリジナル作だった『ラブ&ピース』(15)の人々に飽きられたオモチャや棄てられたペットたちが一緒に暮らす下水道奥のユートピアは、福島原発事故によって無人化した帰宅困難区域を連想させるものだった。『ひそひそ星』では津波によって内陸に打ち上げられた船やところどころに廃墟が残る荒涼とした更地に、鈴木洋子は黙々と思い出を届けに行く。受け取るおじいちゃんやおばあちゃんたちには被災地で今も暮らす地元の人たちが起用されており、SF作品なのにドキュメンタリー的な味わいがある。園作品では『自殺サークル』(02)をはじめ、過激なバイオレンスシーンが描かれることが多いが、静謐さを極めた『ひそひそ星』は、かつてこの地でとんでもなく不条理な暴力が人々を襲ったという事実を我々の胸に突き付ける。  鈴木洋子は被災地で暮らす人々に思い出を届けているわけだが、スクリーンの中に広がる被災地の光景もまた貴重な記憶である。多分、陸に上がった船や廃墟はもう撤去され、ロケ地は完全な更地となっていることだろう。園監督は風化して、のっぺらぼうとなっていく記憶を、人間の脳みその代わりにスクリーンの中へと取り込んでいく。かつて、この場所で人々が暮らしを営み、そこから数々の記憶が生まれ、人々が共有する思い出へと育っていった。被災地に通った園監督はそんな思い出を受け止め、物語へと昇華させていく。人間は記憶を、そして思い出を持つことで自身のアイデンティティーを保つことができる。思い出が積み重なることで、コミュニティーの歴史が作られていく。そして物語が奏でられる土地から、文化や文明が生まれていくことになる。園監督は感情を持たない女性型アンドロイドに、記憶を持つことによる心の痛みや温かさを体験させようとする。園監督は新しいスタートを切る大事な記念作を、耳を澄まさなくてはスルーしてしまうような、とてもミニマムな作品として完成させた。
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ドキュメンタリー映画『園子温という生きもの』より。『ひそひそ星』の撮影や個展の準備に取り組む園監督の多面的な素顔に迫っている。
『ひそひそ星』と同時公開されるドキュメンタリー映画『園子温という生きもの』も興味深い。園監督がリスペクトする大島渚監督の息子・大島新監督が『ひそひそ星』の撮影に取り組む園監督の素顔を追ったものだ。とりわけ『ひそひそ星』に主演し、また本名の園いづみとしてプロデューサーも務めた神楽坂恵へのインタビューが印象に残る。園監督の公私にわたるパートナーである神楽坂は『冷たい熱帯魚』に出演した後、『恋の罪』(11)に主演することになるが、この時期に交際を始めたことを打ち明ける。『冷たい熱帯魚』での園監督の彼女への演技のダメ出しも厳しかったが、『恋の罪』に主演するのも相当な覚悟が必要だった。映画が失敗したら、自分の女優生命だけでなく、交際している園監督の価値さえ暴落させることになる。当時の心情がフラッシュバックした神楽坂はカメラの前で言葉を詰まらせて、カメラフレームから逃れて涙を拭おうとする。鬼才と呼ばれるアウトロー監督との共同生活は想像以上に大変だった。  園監督は今後の創作ビジョンについて、海外からのオファーは受けるが、国内での仕事はオリジナル作品を中心にやっていくつもりだと語っている。園監督の第2の処女作『ひそひそ星』を皮切りに、シオンプロダクションはこれから一体どんな作品を産み落としていくのだろうか。 (文=長野辰次)
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『ひそひそ星』 監督・脚本・プロデュース/園子温 プロデューサー/鈴木剛、園いづみ 出演/神楽坂恵、遠藤賢司、池田優斗、森康子、福島県浪江町・富岡町・南相馬市の人々  配給/日活 5月14日(土)より新宿シネマカリテほかロードショー (c)SION PRODUCTION http://hisohisoboshi.jp 『園子温という生きもの』 監督/大島新 出演/園子温、染谷将太、二階堂ふみ、田野邊尚人、安岡卓治、エリイ(Chim↑Pom)、神楽坂恵  配給/日活 5月14日(土)より新宿シネマカリテほかロードショー (c)2016「園子温という生きもの」製作委員会 http://sonosion-ikimono.jp ※東京都神宮前のワタリウム美術館では現在、園子温監督の美術個展「園子温『ひそひそ星』」を開催中(~7月10日)。デビュー作『自転車吐息』(90)がベルリン映画祭に出品された後、帰国して描き上げた『ひそひそ星』の絵コンテ555枚や劇中に登場する影絵シーンを再現した「今際の際(いまわのきわ)の橋」のほか、園監督が主宰したストリートパフォーマンス集団「東京ガガガ」から生まれた「ハチ公プロジェクト」の新作などが展示されている。

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韓国エロ業界に空前の“人妻ブーム”到来! 『若いお母さん』シリーズの実力とは

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くだんの『若いお母さん』シリーズ
 4月28日、韓国でとあるポルノ映画が公開された。原題を直訳すると『若いお母さん』。今作でシリーズ5作目となる、韓国で人気のポルノ映画作品だ。一体どんな作品なのだろうか?  『若いお母さん』が初公開されたのは、2013年。礼儀や道徳において、日本よりも“お堅い”イメージのある韓国においては、日本のAVやポルノ作品では数え切れないほど作られてきたであろう「人妻もの」「若妻もの」というジャンルが、新鮮だったのだろうか? しかし、シリーズを観賞したネット民のレビューを見てみると、単にその設定やエロ描写に対する期待や満足だけで、この作品が評価されているわけではないことがわかる。 「ベッドシーンがなくても見られる作品。ポルノ業界における秀作のひとつ」「エロ映画だけど、意外に楽しめる映画だった。見て後悔しない作品」など、下半身だけにとどまらず、その作品性が評価されている。  その人気を示すかのように、『若母』シリーズは毎年1作品以上、コンスタントに製作されてきた。一時は韓国のポータルサイト「NAVER」のダウンロードランキングで堂々の1位を記録したこともあり、シリーズスタートから3年がたつが、インターネット上では各作品がいまだに人気で、それぞれ10万ダウンロードを記録しているほどだという。  前述の通り、俳優たちの演技やストーリーへの評価が高いことが、人気を後押ししている。とはいえ、やはりあくまでもポルノ作品。気になるのは、そのエロ度だろう。確かに内容はどれも、主人公がエロい人妻と出会い、男女の関係に至るという、月並みなもの。しかし、この手の映画を見る男性諸氏が期待しているのは、エロ描写とともに、“月並み=クラシック”な設定をいかにして盛り上げているかだろう。『若母』シリーズの設定やキャラクターを振り返ると、サブキャラも含めて、家庭教師、女性上司、嫁の母親といったように古典的な設定ばかり。  しかも今回公開される新作では、とある島を舞台に、元ポルノ女優のお母さんが登場するという設定。シリーズの各作品予告編を見てみると、お世辞にも出演女優がかわいいとは言いがたいが、それは逆に作品の内容、質が高いことを示しているのかもしれない。  もちろん肯定的な反応だけでなく、「映画とはいえ、設定がやりすぎ」や「反社会的な内容」などという否定的なコメントも寄せられている『若母』シリーズ。それでも、ポルノ作品ながらこれだけ反響を呼んでいる点には、興味が沸くばかりだ。

「生まれ変わったら、ドイツに住みたい」“世界一の嫌韓国家”ドイツに憧れる韓国の若者たち

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イメージ画像(Thinkstockより)
「まるで地獄のような国だ」。そんな意味を込めて自国を“ヘル(地獄)朝鮮”と自嘲している韓国の20代たち。韓国社会の悲惨な現状から夢や希望を持てなくなった彼らは、もし生まれ変われるのなら、どこの国に住みたいと考えているのだろうか?  実際に、その質問に答えたアンケート結果がある。若者の研究機関「大学明日20代研究所」が韓国の若者に、世界の主要8カ国(日本、中国、韓国、インド、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス)に対するイメージ調査を行っている。  総合ランキングから見ていこう。それによると、韓国20代が最も高く評価された国は72.6点を獲得したアメリカ。「政治水準」「経済水準」などの部門で1位となっている。2位は僅差でドイツ(72.3点)となっており、以下、イギリス(69.0点)、フランス(68.8点)、日本(61.1点)、中国(51.3点)、インド(43.7点)となった。最下位は韓国(39.6点)。やはり、“ヘル朝鮮”という言葉の通り、韓国20代にとって自国の印象は最悪のようだ。  では、彼らが「もし生まれ変わったら住みたい国」はどこだろうか? それは、25.4%と大きな支持を集めたドイツだった。ドイツは好感度で断トツ1位となっており、「教育を受けたい国」「自分の子どもを育てたい国」「老後に暮らしたい国」などでも首位を記録した。  そもそも韓国のドイツ好きは、異常なほど。今回のアンケートに限らず、イギリスBBC放送が行っている世界16カ国とEUを対象にした「国家イメージアンケート」(2014)によると、韓国人のドイツに対する評価は、実に84%が肯定的となっている。日本に対しては肯定派が15%しかいないという事実を見ても、韓国人がいかにドイツ好きかわかるだろう。    面白いのは、ドイツ人が韓国嫌いというところ。同アンケートによると、ドイツ人の韓国に対する評価は肯定派24%で、否定派は59%にも及ぶ。日本人の韓国評価でさえ否定派37%にとどまったにもかかわらず、ドイツ人の6割が否定的という結果に。この否定派のパーセンテージだけ見ると、世界一の嫌韓国家がドイツといえるのだ。振り返れば2011年7月、ドイツ在住の韓国人女性がドイツ人女性からタバコを投げつけられるという事件があった。韓国人女性が抗議すると、そのドイツ人女性は彼女を殴打。さらに大声で「目が小さい!」などと罵倒しながら、韓国人女性の首を絞めたという。今年1月末にもドイツ・ミュンヘンのスターバックスで、韓国人が差別を受けたという話も。韓国人女性が注文したドリンクのカップに、東洋人や韓国人を蔑視する「目の細い人」を描いて渡したそうだ。  ドイツに憧れる韓国の20代たちは、ドイツ人は韓国嫌いという現実を認識していないようだ。彼らが“ヘル朝鮮”から脱出してドイツに行こうなどと考えているなら、さらに厳しい現実に打ちのめされるかもしれない。