公園に「男女結合彫像」、小学校トイレに「過激性教育ポスター」 中国の性教育が暴走中! 

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公園の真ん中で、堂々と対面座位
 中国の性教育が、なにやら変な方向に大暴走を始めているようだ。  かつて中国の首都だった古都・西安にある史跡公園では最近、新たな芸術作品が露天に展示されて話題となっている。愛情をテーマにしたというその芸術作品というのは、裸の男女が交わっているところを表した彫像ばかり。
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なかなか豊満な女性のようである
 公園といえば、家族連れが多く集まる場所。当然、子どもたちもこれを目にすることになる。これには、SNS上で侃々諤々、喧々囂々の意見が飛び交った。 「こんなの子どもに見せられない!」「芸術の名を借りたポルノをまきちらすだけだ」という批判的な声がある一方で、「性教育のいいチャンス。どう説明するか、親の能力が問われている」「かつて西安にいた皇帝たちは、もっとスゴいことしてたんだろ。歴史教育だな」と、子どもに性教育をするにはいいチャンスだという声も上がっている。  性教育といえば、中国南西部にある広西チワン族自治区柳州市の小学校が、なんとトイレに性教育のポスター22枚を掲示したことも話題になっている。  それらのポスターには、卵子と精子が結合して受精卵になり、それがお母さんのおなかの中で大きくなって、赤ちゃんとなって生まれてくるという行程が1枚ずつ表されている。  この学校を取材したメディアによると、低学年の児童にとっては、まだ知らない漢字も多く、理解は難しかったようだが、中高学年ともなるとほぼ内容が理解できていたようだ。ある小学4年生の児童は、これらのポスターを見て初めて自分が母親のおなかの中から生まれてきたことを知り、こう言ったという。「僕は携帯電話の景品じゃなかったんだね」
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大量の精子が卵子に向かってまっしぐらに進んでいく様子を表したポスター。でも気になるのは、やっぱりトイレはドアがない“ニーハオ”トイレ?
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こちらは男子トイレの、お母さんのおなかが大きくなっているポスター
 ここ数年中国では、子どもの「私はどこから来たの?」という質問に対して「お前はケータイを買ったときにプレゼントされた通話料だったのよ」と答えるジョークがあるのだという。これは、最近は携帯電話を購入するとさまざまなプレゼントが贈られることから、子どももそのひとつとしてもらったのだという、「橋の下から拾ってきた」と同じようなジョークである。  それはさておき、いずれにしても現在の中国の性教育が暴走、はたまた迷走しているのは明らか。こればかりは豪腕の習近平でも、なかなかままならないようである。 (文・佐久間賢三)

テニス・錦織圭が“新彼女”観月あこにハマりすぎ! 昨年US敗因は「ホテルに2人で籠城」だった!?

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「週刊新潮」(5/5・12号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「『三菱グループの天皇』かく語りき」(「週刊新潮」5/5・12号) 第2位 「錦織圭がのめり込む“奔放すぎる”恋人」(「週刊文春」5/5・12号) 第3位 「舛添知事『公用車』で毎週末『温泉地別荘』通い」(「週刊文春」5/5・12号) 第4位 「有田哲平『3億円豪邸でスレンダー美女とゴールイン目前!』撮った!」(「フライデー」5/13・20号) 第5位 「ベッキーから本誌への手紙」(「週刊文春」5/5・12号) 第6位 「『安倍内閣』熊本支援の失態失策大失敗」(「週刊新潮」5/5・12号) 第7位 「参院選『全選挙区』完全予測2016」(「週刊文春」5/5・12号) 第8位 「SMAP“9月危機”メリー副社長VS.中居正広」(「週刊文春」5/5・12号) 第9位 「『ジャニーズ事務所』のご意向で消滅した『松本潤』結婚」(「週刊新潮」5/5・12号) 「井上真央『そろそろ嵐のコンサートに行きたい』松潤と結婚へ!」(「週刊文春」5/5・12号) 第10位 「<介護現場の新たな問題>高齢者の自慰」(「週刊朝日」5/6・13号) 第11位 「大関豪栄道ら『賭博関取』の捜査逃れを許さない!」(「アサヒ芸能」5/5・12号)  最初はアサヒ芸能。10年5月に発覚した相撲界の賭博スキャンダルで、琴光喜を脅迫したとして逮捕された元力士・古市満朝氏の実名告白をトップでやっている。  その騒動の時も名前が上がったが、たいしたお咎めを受けなかった現役大関・豪栄道について、「もともと豪栄道はあっちこっちの胴元で張り、裏カジノにも出入りするギャンブラーやった」と話している。  また相撲関係者が、中堅現役力士と中堅親方が今も裏カジノに出入りしていると語っている。  そのうち文春に狙われて、再び大騒動になるかもしれない。  第10位。先週は週刊朝日のラブホが高齢者で賑わっているという記事を紹介したが、今週は「<介護現場の新たな問題>高齢者の“自慰”」という特集を組んでいる。  現代やポストとは違った切り口で「高齢者の性の問題」を扱おうという企画だが、意外といっては失礼だが、切実なだけに読ませる。  北日本の特別養護老人ホームで、70代後半の男性入居者の入浴を20代の男性ヘルパーが手伝っていた。認知症だが足腰はしっかりしていて、浴室の手すりを頼りに自力で湯船に入れるという。  体を洗うのを手伝い男性を立たせたままヘルパーが桶を取りにいくと、男性が手すりにつかまり片手で陰部を触っていた。しかも勃起している。  ヘルパーが注意してもやめず、目が血走り、右手を動かし続けたというのである。  当然だが女性にもある。元施設長の47歳の男性は、施設を見回っているときに70代の女性に「父ちゃん」と抱きつかれたことがあるという。スタッフを見ると興奮して自分の陰部を触る女性もいたそうだ。  この程度なら退所させることはないというが、70代の男性で、女性ヘルパーが車イスからベッドへ移すたびにヘルパーのお尻や胸を強く触り、注意しても直らないので退所してもらったという。  日本家族計画協会では2013年に「この1ヶ月間に、マスターベーションしたか」というアンケートを実施した。それに対して、60代の男性は45.0%、女性は13.8%が「した」と答えた。  まさに「死ぬまでSEX」だが、自慰行為で男性は冠状動脈の硬化のために起こる心筋梗塞、女性は脳出血で死亡するケースがままあるというのである。  腹上死ならともかく、マスターべーションで死んでいるところを人に見られるのは一生の不覚だろう。  困ったことに認知症になると性衝動の抑制がきかなくなるというのだ。 「認知症になると、前頭葉の機能低下でそれまで抑制できていたことを、『おおっぴら』にする(脱抑制)。さらに社会的認知の障害が起きて周囲を気にしなくなると、ダイレクトに事に及ぶ。廊下や風呂など公の場で自慰をしたり、俺の陰部を見ろと言ったり」(浴風会病院の精神科医須貝佑一氏)  では若い頃から性欲が強い人がそうなるかというと、そうでもないという。 「認知症は前の性格が強調されるといわれている一方、まったく違う性格になることもある。若い頃から性行為を控えればいいかといえば、そうではないのです」(須貝氏)  困ったものだが、そうしたことを知った家族はもっと動揺するだろう。それを“自慰ショック”というそうだが、笑えないな。  お次は、文春と新潮がNHK大河ドラマで大コケした井上真央(29)が所属事務所を退社“騒動”についてやっている。  事務所独立話はともかく、井上は「嵐」の松本潤(32)と付き合っていて、結婚が噂されているが、両誌の見方はまったく逆だ。  文春は、テレビ局関係者が井上に「嵐」のコンサートに行かないの? と聞いたところ、「そろそろ行きたいかな」と答え「順調なんだな」と思ったと報じている。  だが新潮では、ジャニーズ事務所側が結婚は認めないと裁断を下したから、松本は「嵐」結成20周年を迎える3年後まで結婚は選択肢に入っていないというのだ。  その理由は、松本は「嵐」の中心で、彼らの売上は新潮によれば、ジャニーズ事務所が売り上げる年間1,000億円のうちの3分の1強を占めているからだそうだ。  なんとなくだが、こちらのほうが説得力があるのは、ジャニーズ事務所というプロダクションの持っている体質がそう思わせるからであろうか。  次もジャニーズ事務所ネタ。文春の「SMAP」中居正広の記事だ。解散劇はメンバー全員がテレビで謝罪することで収まったかに見えるが、水面下ではまだまだ燻っているようだ。  なかでも中居とキムタクの確執は深刻だったようだが、メリー喜多川氏や次期社長のジュリー氏がキムタクをバックアップし、独立を画策した元マネージメント室長の飯島三智氏に近かったテレビ局の人間を現場から異動させるなどの手を打ってきたため、中居も心変わりせざるを得なくなったというのだ。 「中居は、最近になってメリー副社長に直接、謝罪したといいます。キムタク以外の独立派の中心は中居でしたから、契約更新を前に、あとは中居が香取、草薙、稲垣吾郎(42)の三人をどう説得するかという段階になります。(中略)グループは解散しないが、活動はバラバラ。木村は東山紀之のように事務所の中核になっていくのでしょう」(大手プロ幹部)  フライデーに、4月24日に中居が熊本市立長嶺小学校を訪れたときの写真が載っている。滞在はたった1時間だったが、そこに避難している人や子どもたちは喜んだだろう。マッサージチェア1台、電動足もみ器3台、子ども向けのおもちゃを寄贈したという。  だが、ジャニーズ事務所には内緒だったと、テレビ局関係者が語っている。  文春が参議院選挙の予測をやっている。政治広報システム研究所・久保田正志氏と組んでやった情報分析によると、前に現代がやった予測とはだいぶ違う。  自民党の予測値は現有議席から3議席増の54議席。非改選と合わせた自公の議席数は143議席にとどまったが、おおさか維新の党などを加えると162議席になり、憲法改正の発議に必要な3分の2にギリギリ届くという。  だが、北海道5区の補選で池田候補が善戦したのは共産党の存在が大きく、彼らは選挙のプロだから、野党共闘がこのまま進んでいけば、かなり違う結果になるかもしれないと久保田氏もいっている。  参議院選挙こそ天下分け目の大きな戦になる。そのためには若者たち、浮動票層が挙って投票に行き、自分の思いを一票に込めなくてはいけない。自民党が勝とうが負けようが、有権者の大多数の民意がそれを選んだのなら、日本の将来に責任を持てるはずだから。  第6位。危機意識がないトップといえば安倍首相に敵う者はいないはずだ。先週ここでも触れたが、熊本大地震の被災地を激甚災害に指定するのが遅れに遅れ、25日になってやっと指定した。  被災地では、安倍など来なくていいから早く指定してくれという怨嗟の声が上がっていた。一説には北海道5区の補選を有利にするために遅らせたという見方もあるようだ。自民党候補絶対有利なところに大地震が起きたから楽勝のはずなのに、1万2000票差の辛勝だったのは、自民党政治に賞味期限切れが来ているという証左であろう。  その上、熊本入りした内閣府副大臣で現地の対策本部長に指名された松本文明氏が、政府とのテレビ会議で「食べるものがないので戦えない。バナナでもおにぎりでも、差し入れを近くの先生からお願いできないか」と河野太郎防災担当相に要請したものだから、たった6日間でクビにされてしまったのである。  新潮で高井崇志民進党議員が「おにぎり1つ食べられない方々がいる状況で、県職員も参加しているテレビ会議という公の場でなされたわけですから、被災地に寄り添っている態度とは到底思えません」というのももっともである。  以前ここで、私の住んでいる東京・中野区ではこのところ殺人事件が起こったり誘拐犯が移り住んできたり、不穏な空気が漂っていると書いたが、とどめは松本議員かもしれない。彼は都議を4期務めた後、衆議院選に出馬して当選した。だが、同じ選挙区の長妻昭氏に連敗中で、比例でやっと復活当選してきている。  私の友人が親しく、松本氏とは何度かゴルフをしたりメシを食ったことがある。安倍首相と親しいことがウリで、都会議員のときはかなりの権勢を誇っていた。  気はいいのだが国会議員の器ではなかったのだろう。安倍首相がコケれば先はないようだ。  ここで閑話休題。花田紀凱さんが「ワックマガジンズ」を離れて創った「月刊Hanada」6月号が出た。同じ6月号の「WiLL」と比べると表紙はソックリである。 「出版人・広告人」編集長の今井照容氏はこういっている。 「連載を除いた部分を比べてみるならば、こう言っては失礼だが、花田紀凱と立林昭彦という編集長の力量の差がモロに出てしまっている。『月刊Hanada』に軍配を上げざるを得ないのだ。立林は編集長としてマジメ過ぎるのだろう。新生『WiLL』は『雑』を欠いてしまっているのである」 「WiLL」のウリは「豊かな国の、こころ貧しき人々 曾野綾子・渡部昇一」「北朝鮮暴走ミサイルに金正恩『斬首作戦』石原慎太郎・能勢伸之」。 「月刊Hanada」のほうは「TBSの『重大犯罪』小川榮太郎」「古舘伊知郎とは何だったのか 寺崎友芳」。  西尾幹二、櫻井よしこはどちらにも載っている。私にはどちらがどう違うのかまったくわからないが、こうした雑誌が2誌ともに生き残れるとはとても思えないのだが。  第5位。よく恋は盲目といわれるが、タレントのベッキー(32)もゲスな男に惚れたために、自分の番組もCMもすべて失ってしまった。  紅白出場バンドのボーカル・川谷絵音(27)との「不倫旅行」を報じたのは文春だったが、その後、川谷の妻の告白、川谷インタビューなど次々に報じた。  休養に入ったベッキーにも文春はインタビューを申し込んでいたようだが、断られていた。だが、4月22日に彼女の所属事務所「サンミュージックプロダクション」の代表取締役社長・相澤正久氏が直々にベッキーの手紙を持って、文春編集部に現れたそうである。  和紙の便せん5枚。手紙の写真が掲載されているが、なかなかきれいな筆跡だ。  そこには、インタビューを受けられないこと、記者会見で川谷とは「恋愛関係」だったにもかかわらず「友人関係」といって、文春の報道を否定するようなことをしたことへのお詫びが述べられている。  文春で川谷の奥様の記事を読んで、初めて奥様のお気持ちを知って気持ちの整理がつき、「川谷さんへの気持ちはもうありません」と、すでに離別したと書いている。  ベッキーは「何よりもまず、川谷さんの奥様へ謝罪をしたいというのが今の一番の気持ちです」。事務所を通じて謝罪の場を設けてもらえるようお願いしているが、いまだ叶っていないと書いている。文春はこう結ぶ。 「今回のベッキーの手紙をA子(川谷の妻=筆者注)さんはどう読むのか。こじれにこじれた愛憎劇は終止符に向かって動き出そうとしている」  私にはそうは思えない。ベッキーが川谷の妻に謝りたいという気持ちは正直なものであろう。だが手紙の文面の裏にあるベッキーと事務所側の“底意”が透けて見える気がしてならないのだ。  ベッキー本人も仕事を失って大変だろうが、年に4億円を稼いでいたといわれる彼女を失って、事務所側も必死なはずである。  そこで、敢えて文春に手紙を書くことで、誌面を通じて「世間」にお詫びし、これだけ謝っているのだから川谷の妻は会ってやれという「空気」を作り出し、ベッキーが涙ながらに妻に謝るセレモニーを経て、晴れて仕事に復帰したいという“ホンネ”である。  私はベッキーに憎しみも愛情もあるわけではない。だが、30過ぎた女が、結婚している年下の男と手に手を取って男の実家に泊まりに行くというバカなことをしでかし、一人の女性の人生を狂わせたのだから、少なくとも半年や1年は黙って謹慎するのが筋というものではないか。そう思わないかね文春さん!  次はフライデーの張り込みネタ。「『くりぃむしちゅー』有田哲平 3億円豪邸でスレンダー美女とゴールイン目前」。デジタル・フライデーから引用してみよう。 「フカキョンときて、ローラ! 『くりぃむしちゅー』有田哲平(45)の大金星は、たしかにインパクトがあった。  一部芸能マスコミは、ローラ本人がいくら否定しても結婚を疑わず、最近も『彼女の誕生日である3月30日に入籍するのでは?』という憶測まがいの記事を掲載するメディアがあった。だが残念ながら―12年に本誌が二人の交際をスクープした後、有田は彼女と逢瀬を重ねたマンションを引き払って、『土地、建物、リフォーム代で総額3億円は下らない』(テレビ局スタッフ)という一戸建てを、都内一等地に購入。美女とひっそり、愛を育んでいたのである」  なんでお笑い芸人ってそんなにモテて稼げるのかね。愛車はポルシェだそうだ。有田のところで半同棲生活を送っているのは、戸田恵梨香似の一般女性らしい。彼は結婚願望が強く、もう芸能人はこりごりだそうだから、年内結婚もあるかもしれないという。  さて、文春の巻頭は「告発スクープ 舛添知事『公用車』で毎週末に『温泉地別荘』通い」。海外に出張する際、湯水のように税金を使っていたことが暴かれた舛添都知事だが、今度は、ほとんど毎週末に自宅のある世田谷区ではなく、神奈川県・湯河原にある別荘に公用車を使って行っていることが明らかになったというのである。  文春が調べたところ、都庁から自宅のある世田谷を経由して湯河原へ行くと走行距離は200キロを超え6時間ほどかかる。都内のハイヤー会社に問い合わせると都庁と湯河原往復だと約8万円かかるという。1年で49回往復しているから400万円ぐらいになるそうだ。それに運転手の時間外勤務代も加わるではないかと文春は批判する。  別荘は約300坪で、そこに和風の数寄屋造りの家と堂々たる洋館が建っているという。しかも温泉付き。地元の不動産の見積もりでは全部合わせると2億円近くかかるそうだ。  たまの週末に別荘へ行くのはいいだろうが、ほぼ毎週行くのは、文春が指摘しているように「危機管理上」問題ありだろう。首都圏に地震が発生したら道路は封鎖され、戻ってくる手段がなくなってしまう。ヘリコプターを使うからというのは、首長としての責任感のなさといわれても致し方ない。  こんな危機意識のない人間に東京のような大都会を任せていいはずはない。猪瀬直樹前都知事のほうがまだましだったと思えてくる。もっと掘ればカネや女がらみの話が出てくるのではないか。他の週刊誌も頑張ってほしいものである。  ゴールデンウイーク前で今週発売の週刊誌はほとんど合併号。現代とポストは袋とじに力を入れてともに450円。新潮が420円。年初以来スクープを連発している文春は430円だが、読み応えがあるのはやはり文春である。  なかでも一番おもしろかったのはプロテニスプレーヤー・錦織圭(26)と観月あこ(24)のツーショット写真と、彼女をめぐる周りの声を集めた記事だった。 「バルセロナ・オープン」に出場するためにスペイン・バルセロナに来た錦織と観月がレストランに連れ立って行く姿、レストランでの仲睦まじい2人、錦織の試合を観戦する観月など、文春のいうように周囲を気にすることなく振る舞う2人がグラビアで拝める。  この試合の決勝で錦織はナダルにストレート負けして3連覇はならなかった。だが、彼女といる錦織は、同じホテルに泊まり、サッカーのFCバルセロナの試合を観戦したり、2人の時間を楽しんでいたようだ。  観月は富山県出身で裕福な両親を持つ箱入り娘だったが、地元ではかなり目立つ存在だったという。高校を卒業し上京してモデル活動をするが、仕事よりも幅広い交友関係で知られていたそうだ。  文春によれば、彼女を一躍有名にしたのは、ジャニーズ事務所「Kis-My-Ft2」のメンバーの玉森裕太(26)との熱愛発覚だった。  錦織と観月の出会いは「西麻布のバーでの合コンだったそうです。(中略)正式な交際となったのは昨年の夏頃と聞いています」(観月の知人)。だが、当時錦織には結婚間近といわれていた北京五輪新体操代表の坪井保菜美(27)がいた。  坪井はお互いの両親にも紹介し合い、早稲田大学のスポーツ科学部を出ていた彼女は、栄養学や運動生理学を学んでいて、ツアーに帯同して錦織の健康管理もしていたという。  そこに観月が割り込んできたということになる。観月は錦織がコートに立っているとき以外はほとんど一緒にいて、夫人のような振る舞いをしているようだ。  だが、事情を知るテニス関係者が「いつ昨年の“悪夢のUSオープン”が甦らないとも限らない。みんな二人の交際には大反対なんです」と話す。  それは15年のUSオープン。前年準優勝という成績だったために期待されたが、よもやの1回戦敗退。敗因が観月にあると先のテニス関係者がいっている。2人は交際して間もない頃だったが、錦織が練習をサボるようになり、ホテルに籠もりきりになったという。 「圭も若いから仕方ないけど、スタミナだって消耗するだろうし、よもやのデキ婚なんてことになったら目も当てられません」(テニス関係者)  そうした彼女の奔放すぎる振る舞いが、錦織のコーチのマイケル・チャンを激怒させてしまったそうだ。  錦織は日本テニス界に現れた期待の星だし、まだまだ上を目指すことができる逸材なのだから当然だろう。  文春は観月が心酔している女性占い師についても言及しているが、それはともかく錦織が現を抜かしている女性の存在は、テニスファンならずとも心配である。  ところで先週、年初来スクープを次々かっ飛ばしている文春の編集長・新谷学氏と会って、いろいろ話を聞いた。さわりを少しご披露しよう。  新谷編集長は、文春は潤沢ではない取材費と少ない人員で何をターゲットにするか、「選択と集中」を編集長就任当時から考えていた。  最初の編集会議で「文春はスクープに絞り込んでやる」と宣言した。そしてすぐに小沢一郎の妻の離縁状という大スクープを放つのである。  週刊新潮が創刊され、その成功に預かろうと現代、文春が次々に創刊されるのだが、「選択と集中」は出版社系週刊誌が考え出したというより、苦肉の策であった。  少ない人員と少ない情報で、当時100万部を誇っていた週刊朝日やサンデー毎日に戦いを挑んだのだが、まともにやったのでは敵うわけがない。  そこで「メディア批判とスキャンダル」に絞り込んで取材するのである。メディアは当時は大新聞、中でも朝日新聞に向けられた。  権力者や有名人、芸能人に絞り込んでスキャンダルを報じることは、お品のいい新聞社系では絶対できなかったから、あっという間に出版社系が天下を取ったのだ。  新谷編集長は「原点帰り」したのである。だが、数々のスクープを放つも部数的には苦しい時期が続いたという。  特に昨年はスクープでも部数は積み上がらず、相当悩んだという。そこでやった「春画」掲載が一部読者や会社の上層部の反発を買い、3カ月休養という“屈辱”を味わうのである。  他の週刊誌、特に現代やポストが「死ぬまでSEX」やヘアヌードグラビアに「集中」していったのは、事件ものや苦労して取ったスクープが部数増に結びつかなかった文春を見ていて、早々にそっちを諦め、部数減の歯止めをかけるSEX路線へと向かっていったのである。  だが、休養から復帰した年初以来、連発するスクープは部数に結びついてきたというのである。今年に入って何回も完売の週が出た。  少し前から文春の記事を1本いくら(4万円だそうだ)でテレビ局などへ売る「コンテンツビジネス」を始めたという。  今週のベッキーからの手紙などは、ワイドショーから「売ってくれ」という申し込みが殺到して、嬉しい悲鳴を上げているというのだ。  一つのテレビ局には毎日何本ものワイドショーやニュースショーがあるから、4万円×何十本になる。このままいけば相当な売上が見込める。それにデジタル文春の会員だけでも7,000人近くになるという。他にも「dマガジン」などでも相当な売上があると聞いている(月に3,000万円近くの売上があるという)。  スクープがカネになるという当たり前だが、これまでどこの雑誌も成功していない分野にも文春は手を伸ばし、成功の果実をもぎ取ろうとしているのである。  雑誌は編集長のものである。一人の名編集長が出れば雑誌は変わる。それを見事に体現しているのが新谷編集長だ。  彼の一番いいところは、誰のスキャンダルをやれば話題になるかがわかることである。私もやったことがあるからわかるが、簡単なことではない。  もう一つ付け加えておこう。日本の報道の自由度は世界で72位だといわれる。日本の大メディアは自主規制と権力者におもねっていると世界から見られているのだ。  日本のメディアの「中国化」が冗談ではなく世界の常識になりつつある。そうした背景があるからこそ、権力者から芸能人まで、彼らの恥部を暴きその座から引きずり下ろしている文春が脚光を浴びているのだ。  現代やポストは恥ずかしくないのか。スクープが部数増に結びつき、そのコンテンツがデジタル化でさらにカネを生み、他のメディアにも売れるのである。  だが、聞いた話だが、新潮の乙武匡洋スキャンダルは部数増に結びつかなかったという。なぜか? 新谷編集長がいうには、文春の読者は30代40代の読者が多く、半数が女性だそうだ。彼は、文春の読者はスクープにすぐ反応してくれるといった。文春は読者と対話しながら、読者を育ててきたのである。  現代やポストがたまたまスクープをやっても、SEX記事ばかりに興味のある読者しか相手にしてこなかったから、反応が鈍いのである。  だが時間はかかっても、週刊誌や雑誌の役割は「新聞、テレビにできないことをやる」ことでしかない。SEX記事も新聞やテレビができないことではあるが、やはり満天下を唸らせるスクープは週刊誌の華である。  それに興味のない週刊誌など消えてなくなるに決まっている。今すぐスクープ競争に入る準備を進めるべきである。それでも2、3年は部数増に結びつかないかもしれない。だがそれしか生き延びる道はないと思い定めるべきだ。いざ立て!  今週の注目記事第1位は、三菱グループの天皇に直撃した新潮の記事だ。三菱自動車というのは三菱グループの中では不祥事のデパートみたいな会社である。新潮によれば、00年にリコール隠しが発覚し、02年にはトラックのタイヤの脱輪による母子3人死傷事故、04年にはまたリコール隠しが発覚して倒産の危機に直面している。  そして今回は燃費データの不正操作が発覚した。三菱グループという巨大な中で守られているからなんとか生き延びているのだろうが、企業として守らなければならない大事なものが抜け落ちているのではないかと思わざるを得ない。  それが何かを明らかにしてくれたのが、新潮の「三菱グループの天皇」といわれている相川賢太郎氏(88)インタビューであった。  今回の問題で頭を下げた相川哲郎三菱自動車社長の実父で、東大を出て三菱重工の社長を1989年から3期6年、会長を2期4年務め、今も三菱グループ全体に睨みをきかせているという。  毎月第2金曜日には三菱グループの主要企業29社の社長や会長たちが集まる「金曜会」というのがあり、その世話人代表を96年から99年まで務めている。ちなみにグループの御三家は三菱重工、三菱商事、三菱東京UFJ銀行だそうだ。  この御仁、わが息子が引き起こした今回の不祥事をどう思っているのだろうか。 「あれ(今回の不正問題=筆者注)はコマーシャル(カタログなどに記された公表燃費性能=筆者注)だから、効くのか効かないのか分からないけど、多少効けばいいというような気持ちが薬屋にあるのと同じでね。自動車も“まあ(リッター)30キロくらい走れば良いんじゃなかろうか”という軽い気持ちで出したんじゃないか、と僕は想像していますけどね」  続けて、燃費がいいから自動車を買うなんていう人はいない。その自動車がいいから買うのであって、軽い気持ちで罪悪感はまったくなかったに違いないというのだ。さらに、「その人達もね、燃費を良くすれば1台でも多く売れるんじゃないかと考えたんでしょう。(中略)彼らを咎めちゃいけない。三菱自動車のことを一生懸命考えて、過ちを犯したんだから」。  呆れ果てるというのはこのことをいうのであろう。犯罪行為でも一生懸命やったのだから罪を責めてはいけない。こういう人間がいた三菱重工は防衛産業の中核会社である。背筋が寒くなるのは私だけではないはずだ。 (文=元木昌彦)

韓国・バス停の電子案内板に“AVサイバー攻撃”! 40分間ダダ漏れの「お粗末」対応に市民も失望中

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くだんのAV映像
 テレビで唐突に流れるエロシーンや下ネタに、お茶の間が凍り付くことはわりとよくあるが、お隣・韓国では、公共の場で突然AVが流れるという珍事件が発生。大パニックとなった。  事件は4月24日、全羅南道(チョルラナムド)・麗水(ヨス)のあるバス停で起きた。日曜らしく家族連れの姿もまだ見えた午後10時40分頃、バスの運行状況を知らせる電子案内板の画面が突然切り替わり、AV動画が流れ始めたのだ。現場には、女性や未成年の子どもたちもいたという。どれほど空気が凍り付いたのか、想像するまでもない。  バスを待つ人の通報によって警察や関係者がすぐに駆け付けたのだが、映像は停止することができないばかりか、電子案内板の電源を切ることすらできない。結局、警察はチラシやボードなどで画面を隠す対応しか取れず、関係者が電源を切るまで約40分にわたって再生され続けた。  この珍事件は、韓国で大きな注目を集める事態となり、事件発生時には、「麗水バス停」というキーワードが多くのネット掲示板などに書き込まれた。あまりにも不名誉な事態に、麗水市は管理システムがハッキングされたことを明らかにするしかなかった。  問題の電子案内板は、2009年から導入が開始され、現在では全174カ所のバス停に設置されている、韓国ではごく一般的なもの。バスの運行経路や到着予想時間に始まり、ニュースや行事案内など多様な情報を表示している。    ちなみに、この電子案内板は交通統制センターによって、遠隔的にエラーの処理や電源のオンオフなどを実行できる。そのため、常にリアルタイムで動作確認がされていたわけだが、事件発生の時間帯は職員が退勤した後だったのが災いした。ハッカーは、職員の対応が後手に回る時間帯を確実に狙って行動したのだ。  韓国警察のサイバー捜査隊は、麗水市が提出したUSBメモリーに基づいてハッキング経路の解明に奔走。コンピュータ・ネットワーク記録と交通統制センターの出入記録などを分析している。    一方、とんだ珍事件に沸き立つネット民だが、すべてが騒動を面白おかしく取り上げているばかりではない。中には「40分近くも侵入されていて、犯人が捕まえられないとは、我が国の技術力は小学生レベルじゃないか」「放送局がハッキングされる日も遠くないね」など、事件の滑稽さよりもハッカーに対抗できない技術力の低さを嘆く声も多く聞こえている。  いったい、ハッカーはどんな目的があってAVを流したのか……。夜の麗水を凍り付かせた珍事件の捜査は、まだ続いている。

韓国・バス停の電子案内板に“AVサイバー攻撃”! 40分間ダダ漏れの「お粗末」対応に市民も失望中

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くだんのAV映像
 テレビで唐突に流れるエロシーンや下ネタに、お茶の間が凍り付くことはわりとよくあるが、お隣・韓国では、公共の場で突然AVが流れるという珍事件が発生。大パニックとなった。  事件は4月24日、全羅南道(チョルラナムド)・麗水(ヨス)のあるバス停で起きた。日曜らしく家族連れの姿もまだ見えた午後10時40分頃、バスの運行状況を知らせる電子案内板の画面が突然切り替わり、AV動画が流れ始めたのだ。現場には、女性や未成年の子どもたちもいたという。どれほど空気が凍り付いたのか、想像するまでもない。  バスを待つ人の通報によって警察や関係者がすぐに駆け付けたのだが、映像は停止することができないばかりか、電子案内板の電源を切ることすらできない。結局、警察はチラシやボードなどで画面を隠す対応しか取れず、関係者が電源を切るまで約40分にわたって再生され続けた。  この珍事件は、韓国で大きな注目を集める事態となり、事件発生時には、「麗水バス停」というキーワードが多くのネット掲示板などに書き込まれた。あまりにも不名誉な事態に、麗水市は管理システムがハッキングされたことを明らかにするしかなかった。  問題の電子案内板は、2009年から導入が開始され、現在では全174カ所のバス停に設置されている、韓国ではごく一般的なもの。バスの運行経路や到着予想時間に始まり、ニュースや行事案内など多様な情報を表示している。    ちなみに、この電子案内板は交通統制センターによって、遠隔的にエラーの処理や電源のオンオフなどを実行できる。そのため、常にリアルタイムで動作確認がされていたわけだが、事件発生の時間帯は職員が退勤した後だったのが災いした。ハッカーは、職員の対応が後手に回る時間帯を確実に狙って行動したのだ。  韓国警察のサイバー捜査隊は、麗水市が提出したUSBメモリーに基づいてハッキング経路の解明に奔走。コンピュータ・ネットワーク記録と交通統制センターの出入記録などを分析している。    一方、とんだ珍事件に沸き立つネット民だが、すべてが騒動を面白おかしく取り上げているばかりではない。中には「40分近くも侵入されていて、犯人が捕まえられないとは、我が国の技術力は小学生レベルじゃないか」「放送局がハッキングされる日も遠くないね」など、事件の滑稽さよりもハッカーに対抗できない技術力の低さを嘆く声も多く聞こえている。  いったい、ハッカーはどんな目的があってAVを流したのか……。夜の麗水を凍り付かせた珍事件の捜査は、まだ続いている。

「中国の河川は“霊安室”になった」1週間で70体以上引き揚げる、中国・揚子江の“遺体漁師”とは?

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船をこぐ陳松さん。川面に遺体が流れるのを見つけると、すぐさま船を出す
 4月14日、フランスの日刊紙・フィガロが、「揚子江の遺体漁師」と題したルポを掲載した。揚子江(中国名・長江)沿岸の大都市・重慶で、川に流れてきた遺体の引き揚げをなりわいとする男性を取り上げたものだ。記事によると、その男性は多いときには1年で200体以上の遺体を回収したこともあるという。
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浮船の上で川面を双眼鏡で見る陳松さん。陳松さんの後継者はまだまだ見つかっていない
 陳松という名前のこの男性、これまでも中国のメディアでは、数度にわたり取り上げられている。この仕事をしていた父親の後を継ぎ、すでに20年近くになるという。  世界保健機関(WHO)が2014年に発表した世界の自殺者の統計によると、中国では年間約12万人が自殺しているという。自殺の形態を見ると、高いビルが少なく飛び降り自殺が難しい農村部では、農薬を使った自殺と並び、入水自殺の割合が高い。中国のメディアは「中国の河川は“霊安室”になった」と評している。  そんな中、陳松さんの出番は少なくない。また、夏場には揚子江では川遊びを楽むことができる一方、水難事故による遺体が流れてくることもしばしばだという。  彼によると、これまでで一番の“大漁”は、1週間で70数体を引き揚げたこと。このときは、200キロ以上も上流で洪水が起きたのが原因だとされている。
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中国の河川で引き上げられた溺死体の数々
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引き上げ費用を払えず、川面に浮かぶ息子の遺体を見守るしかない両親
 1体引き揚げるごとに陳松さんには行政部門から必要経費として500元(約8,500円)が支払われ、遺族が現場に遺体を引き取りに来た場合には、遺族から慰労金という形で謝礼を受け取る。この金額はさまざまで、貧しい人からは500~600元(8,500~1万円)ほど、富裕層からは3,000元(約5万円)程度を受け取るという。  農村部の物価と比較しても、これは良心的な価格といえるだろう。遺体引き揚げをなりわいにしている者には悪質な人間もいるようで、別の川で自殺した男性の遺体を引き揚げた漁師が、遺体を両親に引き渡す際に1万8,000元(約30万円)を要求。しかし両親には支払う余裕がなかったため、遺体が何日も水に浸かったままそれを見ているしかなく、なんとか5,400元(約9万2,000円)を工面して引き揚げてもらったという話もある。  中国の闇は、まだまだ深い。 (文=佐久間賢三)

「中国の河川は“霊安室”になった」1週間で70体以上引き揚げる、中国・揚子江の“遺体漁師”とは?

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船をこぐ陳松さん。川面に遺体が流れるのを見つけると、すぐさま船を出す
 4月14日、フランスの日刊紙・フィガロが、「揚子江の遺体漁師」と題したルポを掲載した。揚子江(中国名・長江)沿岸の大都市・重慶で、川に流れてきた遺体の引き揚げをなりわいとする男性を取り上げたものだ。記事によると、その男性は多いときには1年で200体以上の遺体を回収したこともあるという。
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浮船の上で川面を双眼鏡で見る陳松さん。陳松さんの後継者はまだまだ見つかっていない
 陳松という名前のこの男性、これまでも中国のメディアでは、数度にわたり取り上げられている。この仕事をしていた父親の後を継ぎ、すでに20年近くになるという。  世界保健機関(WHO)が2014年に発表した世界の自殺者の統計によると、中国では年間約12万人が自殺しているという。自殺の形態を見ると、高いビルが少なく飛び降り自殺が難しい農村部では、農薬を使った自殺と並び、入水自殺の割合が高い。中国のメディアは「中国の河川は“霊安室”になった」と評している。  そんな中、陳松さんの出番は少なくない。また、夏場には揚子江では川遊びを楽むことができる一方、水難事故による遺体が流れてくることもしばしばだという。  彼によると、これまでで一番の“大漁”は、1週間で70数体を引き揚げたこと。このときは、200キロ以上も上流で洪水が起きたのが原因だとされている。
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中国の河川で引き上げられた溺死体の数々
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引き上げ費用を払えず、川面に浮かぶ息子の遺体を見守るしかない両親
 1体引き揚げるごとに陳松さんには行政部門から必要経費として500元(約8,500円)が支払われ、遺族が現場に遺体を引き取りに来た場合には、遺族から慰労金という形で謝礼を受け取る。この金額はさまざまで、貧しい人からは500~600元(8,500~1万円)ほど、富裕層からは3,000元(約5万円)程度を受け取るという。  農村部の物価と比較しても、これは良心的な価格といえるだろう。遺体引き揚げをなりわいにしている者には悪質な人間もいるようで、別の川で自殺した男性の遺体を引き揚げた漁師が、遺体を両親に引き渡す際に1万8,000元(約30万円)を要求。しかし両親には支払う余裕がなかったため、遺体が何日も水に浸かったままそれを見ているしかなく、なんとか5,400元(約9万2,000円)を工面して引き揚げてもらったという話もある。  中国の闇は、まだまだ深い。 (文=佐久間賢三)

“火病”怖すぎ! 韓国人男性が交際相手を監禁・リンチし、小指切断「挙式前の入籍を断られ……」

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イメージ画像(足成より)
 日本では最近、女児を狙った監禁、殺人、性暴行事件が相次いで問題となっているが、韓国では“火病”(ファッピョン=韓国人特有の精神的かんしゃく)をこじらせた男による猟奇的な事件が、ちまたを騒がせている。  4月上旬、飲食店を営む自営業者の男(36歳)が逮捕された。交際していた女性を監禁し、指を切断した容疑だ。  京畿道警察が明らかにした内容によると、男は女性に「結婚式の前に婚姻届を出そう」と提案するも、これが受け入れられずに激高。女性を自宅に監禁した上でリンチ、および性暴行を加え、左手の小指を切断したという。  事件当時、女性の悲鳴に驚いた近隣住民がマンションの警備室に通報。警備員が部屋に駆け付けたところ、男は「夫婦ゲンカ中だ」と言って犯行を隠そうとした。が、その隙を突いて女性は脱出に成功。男は警察に現行犯で逮捕された。女性は病院に搬送されたが、不幸中の幸いか、縫合手術を無事に終え、指は元通りにつながった。  ただ、警察の取り調べによって明らかになった男の挙動には背筋が凍る。男は、女性のすべての指を切り落とすつもりでいたらしく、さらに沸騰したお湯を用意し、女性の顔にかけようとしていたという。 「被害者は現在、病院に入院して治療中。(中略)デート暴力捜査専門チームの女性警察官を投入して、被害女性の回復に必要な措置を取っている」(韓国警察関係者)  なお、男は躁うつ病で、に及ぶ精神科への通院歴があることが明らかになっている。一方、女性は「男が交際中に奇妙な行動を見せることは、まったくなかった」と供述しているという。また「普段は優しかったのに、態度が急変した。こんなことが起こるなんて、夢にも思わなかった」とも話している。男の病歴が事件と関連があるかは不明だが、警察は引き続き、男性について取り調べを続けるとしている。  自分が拒絶されることへの憎しみか、それとも屈折した愛の形なのか――。いずれにせよ、想像するだけで恐ろしい事件だ。 (取材・文=河鐘基)

中国の大学が愛国映画のエキストラに学生を徴用 爆破シーン撮影で鼓膜破裂も!?

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ロケ現場。出演者によると、衣装の軍服の悪臭が我慢ならなかったという。
 抗日戦争や国共内戦を描いた愛国映像作品が絶え間なく製作されている中国で、学生が無理やり撮影に駆り出されるという事件が起こった。  江西省吉安市にある井岡山大学の現役学生が中国版Twitter「微博」で暴露したところによると、地元で撮影中の国共内戦を題材とした愛国映画『第四道封鎖線』のため、付近の4大学の男子学生が無償のエキストラとして招集された。さらに火薬を使った爆破シーンの撮影で、複数の学生が負傷。うちひとりの鼓膜が破れ、聴覚を失ったという情報もあるという。  また、衣装として手渡された軍服は約10年前に作られたもので、臭すぎて学生寮の寝室に持ち込めないレベルだったとしている。しかし、演出上の理由から洗濯することは許されず、着用したところ、皮膚に異常が出た学生もいたという。  大学側は学生を撮影に駆り出したことについて、「厳粛な政治任務のひとつ」「学生に愛国奮起させる教育」「井岡山精神と長征精神を広めるための有効な手段」と抗弁している。ちなみに同大学は、愛国教育に力を入れていたことで知られている。    ネット上では、学生を無償出演させる一方で「大学側は映画の製作会社からキャスティング料を受け取っているのでは?」という疑惑が出ているが、これに関して大学側は「1人につき30元(約500円)の日当を支払っている」と主張している。
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大規模な爆破でエキストラたちはパニックに
 さらにネット上には、問題の爆破シーンを捉えた動画も流出(http://tw.on.cc/cn/bkn/cnt/news/20160426/bkncn-20160426232058387-0426_05011_001.html)。行軍する兵士らの背後で、大規模な爆破が連続して3度発生し、現場がパニックに陥る瞬間が収められている。また、ロケ現場で撮られた写真には、400人近いエキストラの姿が確認でき、かなり大掛かりな撮影であることがわかる。  ちなみに4月には、河北省の大学が、土地の所有権をめぐって地元農民との間に勃発した紛争に、学生を戦力として投入するという事件(参照)も起きている。  中国では、学生やるのも楽じゃない?

中国の大学が愛国映画のエキストラに学生を徴用 爆破シーン撮影で鼓膜破裂も!?

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ロケ現場。出演者によると、衣装の軍服の悪臭が我慢ならなかったという。
 抗日戦争や国共内戦を描いた愛国映像作品が絶え間なく製作されている中国で、学生が無理やり撮影に駆り出されるという事件が起こった。  江西省吉安市にある井岡山大学の現役学生が中国版Twitter「微博」で暴露したところによると、地元で撮影中の国共内戦を題材とした愛国映画『第四道封鎖線』のため、付近の4大学の男子学生が無償のエキストラとして招集された。さらに火薬を使った爆破シーンの撮影で、複数の学生が負傷。うちひとりの鼓膜が破れ、聴覚を失ったという情報もあるという。  また、衣装として手渡された軍服は約10年前に作られたもので、臭すぎて学生寮の寝室に持ち込めないレベルだったとしている。しかし、演出上の理由から洗濯することは許されず、着用したところ、皮膚に異常が出た学生もいたという。  大学側は学生を撮影に駆り出したことについて、「厳粛な政治任務のひとつ」「学生に愛国奮起させる教育」「井岡山精神と長征精神を広めるための有効な手段」と抗弁している。ちなみに同大学は、愛国教育に力を入れていたことで知られている。    ネット上では、学生を無償出演させる一方で「大学側は映画の製作会社からキャスティング料を受け取っているのでは?」という疑惑が出ているが、これに関して大学側は「1人につき30元(約500円)の日当を支払っている」と主張している。
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大規模な爆破でエキストラたちはパニックに
 さらにネット上には、問題の爆破シーンを捉えた動画も流出(http://tw.on.cc/cn/bkn/cnt/news/20160426/bkncn-20160426232058387-0426_05011_001.html)。行軍する兵士らの背後で、大規模な爆破が連続して3度発生し、現場がパニックに陥る瞬間が収められている。また、ロケ現場で撮られた写真には、400人近いエキストラの姿が確認でき、かなり大掛かりな撮影であることがわかる。  ちなみに4月には、河北省の大学が、土地の所有権をめぐって地元農民との間に勃発した紛争に、学生を戦力として投入するという事件(参照)も起きている。  中国では、学生やるのも楽じゃない?

これは世紀末うどん伝説か? 『北斗の拳』みたいなグルメマンガ『食戦記』

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『食戦記』(中村博文/双葉社)
 飽食の時代といわれる現代において、日々雑誌やネットで紹介されるグルメ情報やレシピ情報は、われわれにとって欠かせない情報のひとつとなっていますね。しかし、「食べログ」とか「クックパッド」などでお気軽に手に入れられるような情報が、ある日忽然と消滅し、特定の人間たちだけが情報を操ることのできる世界が訪れたら、人々はどうなってしまうのか……?  今回ご紹介するマンガ『食戦記』は、人類が壊滅し、あらゆる文化が崩壊、原始時代に逆行した近未来の世界が舞台。生き残った人間たちの間には、知性より暴力による支配が横行していて、まるで『北斗の拳』のような世界観になっています。出てくるキャラも、いかにも「ヒャッハー」って言いそうな格好をしています(実際は言わないけど)。  そんな世界において、数少ない知性を持った一族が「食師」という人々でした。食師は民を飢えから救うために、自然の中で食べられる物を見分け、 食物の栽培や料理法等を教えてくれるという、こんな時代に超ありがたい人たちなのですが、頭の悪そうなヒャッハーな人たちには理解されません。 「人間業とは思えないような超おいしい食い物を作る奴らがいる」→「なんだ? コイツらは妖術使いか!? きっと食べ物に呪いをかけているに違いない」→ 「悪いこと企てる前に皆殺しだ! 焼き払えー!!」 ……という思考回路により、食師の一族は皆殺しにされてしまうのです。魔女狩りならぬ食師狩り。人にレシピ教えただけで殺されちゃう時代とか、そうとうヤバイですね。クックパッドなんかに投稿した日には、命がいくつあっても足りません。  そんな悲劇の食師一族の中で唯一、一命を取り留めた青年・ワタルが本作の主人公です。ワタルは、自分の命を助けてくれた部族への恩返しとして、必殺の激ウマ料理を振る舞います。村の民を全員集めて、小麦をこねるワタル。  日時計を見ながら生地を数時間寝かし、作った驚愕のメニュー、それが……! 「かけうどんというものです!」 ドーン!!  なんと、数時間かけてドヤ顔で出してきたメニューが、まさかのかけうどんです。もちろん「食師」ってくらいですから、これだけで済むはずがありません。こんなメニューは軽いジャブに違いないのです。……ということで、さらに繰り出してきたメニューが「山菜うどん」とか「焼きうどん」。お前は香川県民か!!  しかし、さすが食の原始時代だけあって、初めて見た「うどん」に対するリアクションが半端ありません。 「!!」 「旨い」 「ああーーっ」 「このような食べ物が人間の手で作れるのか!!」  これ、繰り返しますが、かけうどんの話です。「人間の手で作れるのか!!」って……。ほかに誰が作るんだよ。この調子だと、もはや立ち食いそば屋のおばちゃんだって、神になれる時代です。香川に連れて行こうものなら、天国に連れてこられたと思い込むに違いありませんね。 ちなみに一連のうどんレシピのほかに出てきた食べ物といえば「大学いも」がありますが、これもまた渋いチョイスです。確かに、原始時代に大学いもが出てきたらビックリ仰天するでしょうね。 さて、うどんのくだりの後、いよいよワタルに旅立ちの時が訪れます。さんざん伏線をちりばめまくって、さあいよいよこれからどんな奇想天外なグルメ旅が始まるのか……というところで単行本第1巻が終了するのですが、どうやら掲載誌「A-ZERO」(双葉社)が休刊となったため、残念ながら2巻以降が出ておりません。食師の夢と希望は、そのままお蔵入りになってしまっている模様です。うどんだけを残して……。  そんなわけで極限世界のグルメを描いたマンガ『食戦記』、未完なのが残念ですが、グルメマンガにおける超異端児として、ぜひとも一度読んでみてはいかがでしょうか。とりあえず、かけうどんだけでこんなにテンションが上がるマンガって、そうそうないです。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)