カラダもココロも……彼女のようになりたい「田中涼子の《バランス》」

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撮影/尾藤能暢
アイドルたちは、ほかのアイドルをどう見ているんだろう...? そんな疑問にお答えする連載「アイドル的アイドル思考法」。自他共に認める業界一の「アイドル通アイドル」木嶋のりこが、アイドルの魅力のすべてを語り尽くします! 「パーツがどんなに良くても、アンバランスなものには、心は奪われない」  初めて彼女を見たのは、バストアップの写真でした。クリっとした小動物のような目に、控えめで艶っぽい唇。そして、真っ白な肌にかかる、栗色でサラサラの髪。 「彼女のようになりたい」  直観的にそう感じました。  その後、彼女のブログ「りょうちゃんDiary」を見て、私はさらに夢中になりました。もし自分が男だったら、彼女を妹にしたい......。そんな妄想まで膨らませてしまう、可愛らしい笑顔や甘えるような仕草。これこそが、彼女の魅力ではないのかと思いました。  しかし、彼女のDVD『Blanche』を観てから、私のその想いは変わったのです。
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撮影/尾藤能暢
 DVDの中の彼女は、今まで私が知っていた、無邪気で可愛らしい部分だけでなく、ブログではあまり見せない、色っぽい姿も見せてくれる。そんな彼女がまた魅力的で、どうしてこんな風に魅せられるのだろうと、画面をじっと見つめてしまいました。  自分の美意識を高めてくれる女性を見ると、気付かぬうちにその女性を研究してしまうのかもしれません。  そして、私は気が付きました。  きゅっと締まったくるぶしから白く伸びる、太すぎず細すぎない脚。そして、上向きに上がったヒップ、綺麗に曲線を描くくびれ、柔軟性の高いバスト、細い腕、綺麗な指......。  彼女の体のバランスは、私の目をくぎ付けにしました。  例えば、自分を可愛らしく見せたい時、どんなに可愛らしい表情を作っても、骨のラインが多く見えてしまっていては、「綺麗さ」の上に成り立つ可愛らしいになってしまいます。  それは、逆の場合も同様で、どんなに自分を綺麗に見せたくても、体にどこか幼い部分があると、「可愛らしさ」の上に成り立つ綺麗になってしまうのです。  それで魅力的な女性もたくさんいますが、「綺麗」と「可愛らしいさ」のどちらも強く感じられ、一本のDVDの中でギャップさえ感じてしまったのは、彼女が初めてでした。  きっと、彼女のバランスの良い体型が、どちらも完璧に見せる重要な要素になっているのでしょう。
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『田中涼子 Blanche』(ビデオメーカー)
 そしてもうひとつ、DVDを観ていて思わずドキッとしてしまったのが、彼女の体にある、ほくろの位置です。  羽織っているパーカーをずらした時、胸元と同時に覗くほくろ。  ワンピースのスリットをめくった時、右の脇腹に見えるほくろ。  ちらっとそれが見える瞬間が、なんとも色っぽいのです。  それも、彼女の最大の魅力である究極の《バランス》の中に入るのかもしれません。  生まれてきた時や、過ごしてきた環境によって決まってしまうほくろ、そして、自分の努力なしでは手に入れられない体型。その両方を持っているのに、メイキングで見せるオフショットでは飾ることなく、ナチュラルな姿でいてくれる......。  そんな彼女は、《Blanche》(フランス語で白の意)なお皿の上にバランスよく飾られた料理のように、これからも見る人の心を奪っていくでしょう。 (文=木嶋のりこ) ●きじま・のりこkijimanoriko_senzai.jpg 1988年、長野県生まれ。05年「制コレ」7テイルズ獲得。女優として『片腕マシンガール』(07)、『ピョコタン・プロファイル』(08=主演)。舞台『月葬(げっそう)』(09)。 ブログ「木嶋のりこのハッピーオムライス」 http://ameblo.jp/noriko-kijima/ 公式HP「木嶋食堂」 http://mentaiman.com/attraction/kijima/index.html
田中涼子 Blanche 天然美少女。 amazon_associate_logo.jpg
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"毒まんじゅう"に蝕まれた相撲界と政界 常套手段に騙されるな!

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「週刊ポスト」7月8日号
●第50回(6月22日~6月29日発売号より)   第1位 「菅直人総理、嘘をつくな!『消費税10%』で日本は崩壊する」(「週刊ポスト」7月8日号) 第2位 「ヤクザ組長の幕内力士『SEX漬け』現場!」(「週刊アサヒ芸能」7月8日号)  「朝日」の読者投稿欄「お便りクラブ」に、今回の相撲界の野球賭博問題についていいことが書いてあった。投稿した工藤寛行之氏は、テレビのワイドショーに出てくる相撲評論家なる人たちが、したり顔で批判しているのを見て苦々しく思うとして、こう書く。 「彼らはそうした事実をまったく知らなかったのでしょうか? 知らなかったのなら評論家失格でしょうし、知らぬ顔をしていたのなら彼らも同罪で、協会を批判する資格などないはずです。彼らに限らず、テレビのコメンテーターと称する人たちの右顧左眄ぶりを見るにつけ、テレビの報道はもうダメではないかと思います。週刊誌にこそ期待をしています」  テレビで、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)と特別調査委員会の会見を見てびっくりした。彼らは、テレビカメラがうるさい、目障りだと文句を付け、カメラマンたちも、何もいわず後ろへ下がっているのだ。  特別調査委員会の座長伊藤滋・早大特命教授の横柄な態度に、何様のつもりだと反発したくなった。武蔵川理事長の、今回の問題も、自分の監督責任にあることを認識しないで、記者やカメラマンに八つ当たりする「無責任」さに、どうして記者たちは反論しないのだろう。  これは、先の工藤氏が言うように、相撲記者クラブ所属の記者たちの多くは、野球賭博だけではないバクチの横行と暴力団との「黒い交際」を、以前から知っていたに違いないから、自分たちに火の粉が降りかかってこないよう、黙りを決め込んでいるのではないかと、私は推測する。  昔から、「裸芸者」と言われるように、相撲取りたちは、タニマチといわれる旦那たちに呼ばれると、どこへでも出かけて行き、ごっつあんですと鯨飲馬食、帰りには車代をもらって帰るのがしきたりになっている。財界人や作家、文化人も、贔屓の関取を呼んで、散財したが、タニマチのなかには、当然のことながら、暴力団の親分や幹部たちもいた。いや、そのほうが多かったのではないか。  そうした席に、記者クラブの人間が同席したことはないのか。親しい相撲取りたちと、高額な麻雀や花札賭博をやったり、そうした場面を目撃した記者は皆無なのだろうか。  「ポスト」で、上杉隆氏が、官房機密費をもらった新聞記者や政治評論家を追及しているが、ほとんど名乗りでない。今週は、元NHK政治部官邸キャップが実名告白しているが、1960年代の話であり、自分はもらわなかったと言っている。もらったという証言はまだ一人もないが、私が知っている田中番(田中角栄総理・当時)の各社の大物記者たちは、取材に来ている私に、角さんからもらったとうれしそうに、万年筆やネクタイを見せて自慢していた。さすがに現金を見せびらかすことはなかったが、カネを渡されて、拒んだ人はそう多くはないだろう。  「毒まんじゅう」を一緒に食わない人間は、仲間とは見なされないからだ。  これは、そのまま相撲界にも当てはまるのではないか。大新聞やスポーツ新聞が、今更知って驚いたような顔をして紙面を作っているが、腹の中では、そんなこと知っていたが、書かなかっただけだと思っているのではないか。  ヤクザの世界のことなら、「アサヒ芸能」を読むのがいちばんだ。先週から、ヤクザと大相撲の「密接な関係」を連載しているが、今週は、タニマチのヤクザの親分が、力士たちをSEX漬けにする現場報告である。  コンパニオンをあてがわれたり、ソープランドを2軒貸しきって、好きなだけヤッてこいといわれた力士たち。  力士を喜ばせるためには「お米」(祝儀)と「女」と「メシ」があればいいと言われるが、「お米」の桁がヤクザは違うと、元力士のY氏がこういう。 「ご祝儀なんて、通常は幕下力士には数万円がいいところを、ヤクザは何十万円という金を財布から取り出して、そのまま『遊んで来い』なんて調子ですからね。実際には、こうしたヤクザが裏から角界を支えているのが現状なんです」  また、ある関東の博徒組織の幹部は、相撲はもともとヤクザとの縁が深かったのだと、こう話す。 「今の相撲の興行というのは、江戸時代に確立されたんだが、もともと力士はカタギじゃなかったんだよ。つまり、俺たちと同じだった。ヤクザを角界から追放せよとか言っている人たちは、そういう歴史を知っているのか」  ベテラン相撲ライターがこう明かす。 「かつて東京には相撲取り上がりのヤクザが徒党を組んでいたといいます。特定の代紋はなく、大組織の先兵として働いていた。組織のヤクザにとっては、何が起きても代紋を汚さなくて済む。体のいい"防波堤"になってくれるから、便利屋として使っていたようです」  このようにヤクザと相撲界とのつながりは、根深い歴史を持つ。そうした中から、八百長も、賭博も、大麻も出てくるのだろう。武蔵川理事長と特別調査委員会の、蜥蜴のしっぽ切りのような大甘な処分では、この問題の根っこにある病巣を取り除くことはできない。ましてや、それを追及する立場のメディアまでが、そうしたことを知りながら、見て見ぬふりをしているようでは、なおさらのことだ。相撲界浄化は、これからが本番である。  菅直人総理大臣の「消費税! 0%アップ」発言で、楽勝ムードだった参議院選がにわかに混戦模様になってきた。これだけ景気が低迷していて、何の有効な対策も打てず、無駄な役人や政治家の削減もできずにいるのに、この上、財源がないから国民にいっそうの負担を押しつけようというのだから、ほとんどの週刊誌が、挙って「空き缶よ、値上げ反対」しているのは当然だ。  中でもポストの怒り方が真っ当で、的を射ているから、今週の第1位に推す。  菅総理は、官僚の言いなりだとして、「財政危機」「日本がギリシャになる」「子孫に借金を残す」は大嘘だと厳しく批判する。 「財務省が煽る財政危機論にはトリックがある。900兆円近い借金の金額だけを宣伝し、日本政府が社会補償基金や特別会計の内外投融資など505兆円の金融資産を持っていることが議論から抜けている」(日本金融財政研究所所長の菊池英博氏)。差し引きで計算すると、日本の国家の純債務は367兆円くらいで、他の先進国と変わらないという。  相澤幸悦埼玉大学経済学部教授は、日本とギリシャを同等に語る政治や行政の見識を疑うとして、こういっている。 「日本はギリシャと違って独自通貨を持つから、財政危機に陥ればまず市場で株や債券が売られ、円安になる。そうなれば輸出産業が活気づくという調整機能が働く。(中略)日本は国債のほとんどを国内で消化し、逆に外国に金を貸している。日本の対外純債権は260兆円もある」  大マスコミまでが書きたてる財政破綻プロパガンダを、悪戯に危機感を煽り立てているのだと退ける。子や孫の世代が苦しむというのも違うというのだ。 「日本には政府資産とは別に、国民が持つ預貯金などの金融資産が約1450兆円ある。その75%は50歳以上が保有している。日本が高度経済成長で世界第2位の経済大国になった冨の蓄積といってもいい。世代別のバランスシートで見ると、親の世代は、作った国の借金より多くの資産を子や孫の世代に残すことになるのである」  かつて橋本内閣は、財政再建を旗印にして、97年に消費税を3%から5%に引き上げ、深刻なデフレに陥った。  今、実感する不景気感は、それ以上に深刻である。消費税を上げて社会保障費に充てるというが、年金や医療、介護などの制度をどう改革するのか、案さえ示していないのだ。  なんだか分からない「財政再建」という言葉が一人歩きし、党内論議もまだしていない消費税値上げをされてたまるか。サッカーWCに浮かれている間に、そっと自分たちの財源になる消費税値上げを忍び込ませる。官僚たちの常套手段に騙されてはいけない。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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日本のおっぱいは世界標準!? 欧米人が憧れる"JAPPAI"の魅力とは...... 年上女性か野球部マネジャーか 急成長株・小泉進次郎の本命彼女はどっち?  鳩山辞任は小沢氏の策略? 呪縛から逃れられない民主党の行く末

皇居、ディズニーランド、甲子園球場……好きな場所に勝手に住み込む方法とは?

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※イメージ画像 photo by emrank from flickr
世の中のへんなものをこよなく愛するのり・たまみの、意外と知らないちょっとへんな社会学。  突然ですが、今年から「夢と魔法の国・ディズニーランド」の中に住もうかと考えています。と言っても、別にディズニーランドの住み込み警備員になるわけでも、あの巨大ネズミや、蜂蜜ばっかり食べている黄色いクマの24時間付き人になるわけでもありません。  日本独自の「本籍はどこでもよい」という風習を利用して、勝手にディズニーランドに本籍を移す予定なんです。正確に書くと「ディズニーの中に住む」というより「本籍をディズニーランドにしてしまう」ということです。  もちろんディズニーに許可は取っていません。というか、法律的に取らなくていいことになっています。「日本国内の土地だったらどこでも勝手に本籍にしてOK」というのが法の規定ですから。なので、筆者がかつて20年近く住んでいた千葉県浦安市に敬意を表して、ディズニーに本籍を移しても先祖帰りみたいなもんです。  ところで「勝手に本籍」として日本で一番人気があるのは、なんと言っても皇居だそうです。皇居の住所は「千代田区千代田1番地」。新聞報道によると、皇居に本籍がある人は2100人ほどです。その他にも「東京タワー」「富士山」「甲子園球場」「網走刑務所」「国会議事堂」「北方領土」「東京都庁」なんかも人気があります。別に人が住んでいる必要もないので、無人島である日本の「沖ノ鳥島」や、他国が実質支配している「北方領土の各島」なんかも可能です。  筆者もかなり前から「本籍って、どこでもいいんだって。実際に皇居に本籍置いている人も多いらしい」という話はなんとなく聞いていました。でもかつては、実際にその土地を管轄するお役所まで行って手続きしなくてはいけなかったので、思い立っても面倒でやる人は少なかったのです。  しかし、お役所も「サービス業」にシフトしつつある現在、別に現地に行かなくてもいま住んでいる市町村の役所で本籍だけ変えることが出来たり、郵便で簡単にいろいろな手続きができるようになりました。実際に、あなたが本籍を「○○」にしたいと思っていたら、近くのお役所にいって「転籍届」を提出するなどの手続きをするだけでOKです。窓口のお兄さんやお姉さんに、別に「なぜ皇居に、富士山に、ディズニーに本籍を移すんですか?」などと質問されたりすることもなく、トータルわずか数百円程度の手数料などで(自治体による)でやってくれます。経験者のブログなど読むと、所要時間はわずか10分程度。簡単に本籍を移せるんです。レンタルビデオ屋で会員カードを作るのとあまり変わりがない程度のコストです。  実際に本籍が「先祖代々の土地」とか「子ども時代に住んでいた場所」「郷土にそのまま残している」なんて人はたくさんいますが、普段戸籍を意識するほど困ったことはないようです。  一体どうしてこんなことになっているんでしょう。そもそも「本籍」って何なんでしょうか。「本籍」「戸籍」「住民票」の違いって何?  この3つの中で一番大事なのは「戸籍」です。「戸籍」はもともとは国家が個人を家制度の中に組み込み、かつ徴税・徴兵のために作成したものです。「戸籍」には基本的にすべてのことが書いてあります。あなたの生まれた日、名前、両親、結婚したことあるかないか、などなど。よく「私の本当の親は誰なのか?」とか、「あの人は本当に独身なの? 過去に結婚歴ないか?」など調べる時は相手の「戸籍」を調べますよね。戸籍こそが、ある個人を特定する一番大事な書類なんです。  そして「住民票」。これは、「今、ここに住んでいますよ」という書類。それにともない税金をとったり、現在住んでいるところを特定したりします。では最後に残った「本籍」って、何なんでしょう。こんな名前だから、一番偉いというか、一番「真っ当」という感じがしますが、それは全くの誤り。この「本籍」は、一番大事な書類である「戸籍」をしまっておく場所のことです。日本国家がそもそも「戸籍」を作ったのは先に書いたように、国民から税金取ったり、徴兵したり、日本にどのくらい人口がいるのかなど、いろいろ管理するのが目的でした。  そして、大事な「戸籍」を作ったのはいいけれど、それをどこで管理するのかという問題が出ました。いまのようにコンピューターもなく、全部「紙の書類」だった時代の話です。いくら大事な書類でも、どこにあるのか分からなければ意味がありません。それで「じゃ、どこの役所に戸籍を置いたか分かるようにしよう」と作ったのが「本籍」制度。ここ(本籍の住所)に行けば、大事な書類の「戸籍」がありますよ~、という書類を取り扱うお役所内だけの都合で作ったなんですね。私たちの生活にはほとんど関係ありません。  現在で言えば、携帯電話各社やインターネット社会での基地局みたいなもの。私たちは毎日のように携帯やインターネットを使ってますが、大元のそれらを管理してる巨大な基地局はどこにあるかなんて気にしませんよね。その運営会社に勤めている人が分かれば充分です。だから「本籍」も、あくまで公務員さんが人々を管理するための住所。しかも、どこに置いてもOKとしました。そんな自由に置いたら、役所の方で管理がめんどくさいじゃないかって? それは大丈夫。別にどこに本籍があろうが、しっかり住民票などに基づいて税金は取れますし、人は特定できるので、管理できたりします。もし「本籍の住所によって住民税をある程度取れる」みたいな感じだったら、目の色を変えて各自治体も頑張るでしょうけれど、そんな特典はないようです。  そもそも戸籍制度などが出来たのは、江戸時代が終わり、ようやく近代国家として日本が歩み出した明治の一番最初の頃です。生まれた村や、その近辺で一生を終える事が多かった当時は、その程度の管理方法で充分と考えたのでしょう。その当時の昔の風習のまま、制度だけ残しているので、こんないびつな形になりました。    本籍は、どこでもいいんですから、実は「他人が住んでる場所、住所」でもOKです。大好きなアイドルの家を調べ上げて、勝手に「自分の本籍にする」のも自由。芸能人は、ファンに勝手に婚姻届けを出されないように役所に事前に「婚姻届不受理申出制度」を出すことはできますが、「本籍」は日本国中オールOKなので止めることは出来ません。そして、どこに本籍地を置くかは、地域差もあるようです。  たとえば関西は、熱狂的な阪神ファンが多いことで有名ですが、優勝した、もしくは優勝しそうな年には「本籍地を甲子園球場に移すには?」という問い合わせが西宮市役所に急増するそうです。もっとも実際にやるとなったら、二の足を踏むのか、現在「甲子園球場」に住んでいるとされているのは約180人と神戸新聞で報道されています。  このことを知った阪神球団側も「試合の時は、ぜひ本籍地(球場)に戻ってきて」と大人の対応コメントを残しています。戸籍の電子化も始まり、お役所の中からも「本籍」が本当に必要なのか、今のままの制度でいいのか、廃止してもいいのでは、と声が出始めています。  世界でも日本にしかない制度「本籍」。へんな風習ですねえ。 (文=のり・たまみ) ●のり・たまみ 世界中の「へんなもの」をこよなく愛する夫婦合体ライター。日本のみならず、世界中の政治の仕組みや法律などをこよなく偏愛している。主な著書に『へんなほうりつ』(扶桑社)、『日本一へんな地図帳』(白夜書房)、『へんな国会』(ポプラ社)、『へんな婚活』(北辰堂出版)などがある。
戸籍解体講座 意外と、知らない。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 在日国籍の摩訶不思議──「日本には『北朝鮮籍』は存在しない!」 男の乳首が女の性欲を刺激する!? 『国会議員の迷言議事録99 へんな国会』 日本唯一の"霊柩車研究家"が語る、 霊柩車の変化にみる日本人の死生観

『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(後編)

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前編はこちらから ■ホームレス公園の近くには微妙な風俗街が......  『下北GLORY DAYS』『阿佐ヶ谷Zippy』『新宿スワン』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』......などタイトルに地名のついた漫画はたくさんあるが、ほんとんどは実在の土地を舞台にしただけのフィクションだ。  そんな中『東京都北区赤羽』は、ガチで赤羽に実在する珍奇おじさんや珍妙おばさん、けったいなお店などを克明かつスリリングに描いたルポルタージュ的な漫画として、最近注目を集めている。  その作者、清野とおるさんと一緒に赤羽のディープスポットをめぐってしまおうという企画の後編。ますます微妙なスポットが登場しますよ。  前編では団地や児童館、幼稚園がすぐ近くにあるのにホームレスが大量に住みついてしまっている公園(ある意味、こっちも団地)などを見てきた。  仲良しファミリーや子どもたちが集う公園に段ボールハウスが乱立している光景はだいぶ衝撃的だったが、その公園からちょっこし歩くと、今度は風俗街が広がっているのだ。もちろん団地からもほど近い場所、なにもこんなところに風俗作らなくても......。赤羽のお役所はちゃんと都市計画してるのだろうか!?
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 近隣の住人がこんなところに入った日にゃあ、「山田さんところの旦那さん、真っ昼間からピンサロに行ってたらしいわよ!」......なんて団地中のホット・トピックスになって、回覧板が回ってこなくなってしまうこと必至だ。
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 お店自体もまた、妙に味わい深い。たとえば「忍者パブ」。"赤羽で伊賀だ、甲賀だ、くノ一だ"って、一体どんなサービスが受けられるの?  敵国の密書を盗み出し、雇い主の元へ急ぐ忍者。そこに追っ手のくノ一が! くノ一の八方手裏剣がバババーッ! すんでのところで避けて、返す刀でズバーッ! くノ一の忍者服が破け、素肌に鎖かたびら一丁に。「フハハハ、くノ一といえどもそんな姿になってしまえばただのメス。拙者の股間の太巻物を受けてみよ。ニンニン!」「イヤーン! アハーン! ウッフーン」......みたいなことか? うーん、気になる。
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コレはまだ営業してるのかな?「ロマンスサロン○○」
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そのビルに掲げられた謎のキャラクターもいい味出してます。
■お寿司屋さんにウルトラマンのフィギュアが!?  さて、そんな風俗街を抜けると突然「ここが『うるとらまん』ですよ!」と、清野さんがテンション高くある店を指さした。モロ和風な店構えなのに、ショーケースにウルトラ兄弟のフィギュアがズラリと飾られている謎のお寿司屋さん。なんじゃこりゃ!? 「ここはもともと、寿司屋さんなのに『うるとらまん』っていう店名だったんですよ。子ども受けを狙ったらしいんですが、さすがに『うるとらまん』じゃお客さんに不審がられてしまうということで、今は『寿司清』という名前に変わっているんですけどね」
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店名が変わってもウルトラマンのフィギュアはそのまま。
 寿司屋に「うるとらまん」なんて名前をつけてしまったことを反省して「寿司清」に改名したのは非常に正しい判断だとは思うが、どうしてそのタイミングでウルトラマンのフィギュアも撤去しなかったのか!? 「うるとらまん」にウルトラマンが飾ってあることよりも、普通の店名でウルトラマンが飾ってあるということの方が遙かにクレイジー感を放っているような気がする。
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多分「寿司清」と「清野とおる」というコラボギャグ。
 ちなみにこの寿司屋さんは、清野さんの漫画『東京都北区赤羽』の4巻で面白おかしく取り上げられているのだが、それがうれしかったらしく「寿司清野とおる券」なるクーポン券を発行しているようだ。「寿司清野とおる券」!? ----この「寿司清野とおる券」って、持ってるとどんな特典があるんですかね? 「いや、分からないです......」  清野さんによると、怪しげなお店ながら肝心の寿司は安くてすごく美味いとのこと。だったら余計な工夫なんかしないで普通に営業していれば......と思わずにはいられない。  前編で紹介した、天然素材にこだわりすぎてちょっとおかしなことになっている豆腐屋さんしかり、仕事自体は真っ当なのに余計なプラスアルファのせいで異様な雰囲気になっちゃってる"ザ・蛇足"なお店が赤羽には多いような気がする。......がんばり屋さんが多いってことかな? ■赤羽の迷路で戦争を考えた 「今度は西口の方に行ってみましょう。赤羽西の坂の上の迷路に......」  迷路!? ......言われるがままについていくと、確かに迷路と言えるくらいすごく道が入り組んだ住宅街が。
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すんごい急斜面。自転車じゃ上れそうもない、上りたくもない。
 しかもこの迷路、やたらと高低差があるのだ。急な坂道を上ったり下ったり、いきなり変な場所に階段があったり......ひとりで来たら迷子になること間違いナシ! 小学生が「シムシティ」で街を作っても、もう少し計画性のある都市になるんじゃないかというくらい超雑然としている。なんでこんなことに......。  その原因はなんと戦争にあるらしい。戦時中、この辺りには旧日本軍の施設が沢山あったのだが、終戦にともない軍施設は撤退。その跡地を計画的に開発すればよかったのに、戦後のどさくさで、寿司「うるとらまん」や風俗街がある東口の方には闇市が、そして台地のあるこの西口側にはメチャクチャに入り組んだ住宅街が無計画に作られてしまったらしい。  ホーッ、意外なところに戦争の影響が残っているもんだ。赤羽の妙なディープさっていうのは、闇市を経て復興した街だからかもしれないな......などと思いを馳せた。  思いっきり余談ながら、普段全然運動しないボクにはこの迷路の急斜面はホントにつらくって、歩いているうちに疲労と苦痛で完全に心が折れそうになっていた。しかし、同行した日刊サイゾー女子編集Kさん(美人)のシャツが腋汗でしっとりと湿っていて、くじけそうになった時にはその腋汗をチラチラ見ながら「なんか......がんばろう!」と自分を鼓舞していたことをここに記しておきたい。 ■情報過多でフレンドリーなレストラン
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 さて、そんなゴチャゴチャの迷路住宅街を抜けて連れてこられた目的地は「ナイトレストラン・マカロニ」。このお店、外観からしてとにかく情報量が多い! そもそも「レストラン」で「マカロニ」なのに、のれんには堂々と「とんかつ」の文字が。他にも「洋食・割烹」「安くて家庭的な雰囲気の店」「オリジナル健康薬酒」「テレビ放映」さらに「MT会事務局」「東京教育研究協会」「新潟県人会」......等々、やたらといろんな文字が書かれている。とにかく説明過多なのだ。
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 もちろん店内にも文字情報がてんこ盛りで、壁一面に膨大な量のメニューが貼り出されている。しかし「ナイトレストラン・マカロニ」という店名のわりには「らーめん」にはじまり「焼うどん」「なめこおろし」......と、マカロニを使ってそうなメニューどころか、洋食ですらないメニューばかり。
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 飾り付けも非常に濃厚だ。熊手、天狗、おたふく、ダルマ......。確かになんでも収集しちゃうおばあちゃんの家に遊びに来たかのような"家庭的な雰囲気の店"ではあるが......。  この「マカロニ」も漫画に登場しているので、店のおじちゃん&おばちゃんも清野さんとは顔なじみのようだ。「これ食べな、あれ出してやりな」と、頼んでもないメニューがバンバン出てくるし、「清野さんの本、10冊買ったよ!」「知り合いの娘がファンだっていうから、今度会ってあげて」「一緒にさくらんぼ狩りに行こう」と、とことんフレンドリー。都内でもまだこんな人とのふれあいができるんだねぇ。  そして、店員でもなんでもない、近所に住んでいるらしいバアちゃんが10分おきくらいにやって来ては「ワタシ、さっきここに忘れ物しなかった?」「お金借りてなかったっけ?」「亡き旦那をすごく愛してたんだけどね」......と、唐突な発言をして帰って行く、というサプライズも。 ----あの人、さっきも来てましたよね。 「人は、寂しいのです」 ----ああ......。 「寂しいのです」  結局、ボクらがいた2時間で10回くらいは来ていました。それをいちいち相手にしてあげてる店のおばちゃん、ホントにフレンドリーだな。  整然とした都市計画に乗っからず、チェーン店では決して作り出せない雰囲気をかもし出した個人商店が、気合いと人情と(若干余計な)ナイスアイデアで21 世紀の今もバリバリがんばっている赤羽。かなりクセは強いものの、非常に味わい深い、そんな赤羽がボクもちょっと好きになってきたような、きてないような気が......。 ----清野さんも『東京都北区赤羽』の単行本がドーンと売れて印税がガッポリ入ったら赤羽に豪邸を建てなきゃですね! 「いや、ホントに大金持ちになったら世田谷に家建てますよ」 akabane2_i01.jpg ----......まー、そうですよね。  清野さん的には「赤羽に限らず、一年くらい住み着いたらどんな街でも漫画にできるくらいのネタは見つけられると思いますよ」とのこと。これからさらにディープに赤羽を掘り返していくのか、それとも他の街に手を広げていくのか......。今後の清野さんの活動にも注目していきたい。 (文・写真・イラスト=北村ヂン) ■せいの・とおる 1980年東京都板橋区生まれ。98年「週刊ヤングマガジン」に掲載された「アニキの季節」でマンガ家デビュー。主な著書に、『東京都北区赤羽』1~4巻(Bbmfマガジン )、『清野とおる漫画短変集 ガードレールと少女』(彩図社)『バカ男子』(イースト・プレス)がある。 「清野ブログ」<http://usurabaka.exblog.jp/>
東京都北区赤羽 4 Bbmfマガジン刊/900円 東京都民にも埼玉県民にも見放された空間ポケット・赤羽。この赤羽に住む漫画家・清野とおるが趣味の散歩と尾行で遭遇した赤羽住民との不気味で愉快なリアルな日常を漫画化。帯には同じく赤羽在住の林家ペー・パー子氏の直筆コメント。携帯コミックサイト「ケータイ★まんが王国」にて連載中。1~3巻も好評発売中。 amazon_associate_logo.jpg
●「突撃取材野郎!」バックナンバー 【第5回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(前編) 【第4回】手塚、藤子、赤塚、石ノ森......漫画界の巨匠たちも食べた伝説のラーメン屋 【第3回】「激安宿に泊まりたい!」ドヤ街で一泊1,000円代の宿に泊まってみる 【第2回】「甘酸っぱい思い出のシンボル......」僕らの愛したブルマーは今どこに 【第1回】アイドル小明と行く、サブカル魔窟『中野ブロードウェイ』

「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド

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──元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の3回目です! ニーハオです! 小明です! 今日はチャン・リーメイさんにお会いするんで、久しぶりに中国語の練習をしちゃいましたよ。 チャン 小明さんは中国語、できますか? ──だいたい中1で習う英語くらいのレベルですかね......。 チャン じゃあ、私よりできるか同じくらい(笑)。母が日本人で、父が台湾人なんですけど、今、(中国語を)勉強中なんですよ。私が一番得意なのは片言なので。ワタシハ、ニホンハジメテデ......。 ──おお! 本物っぽい!! 以前は「豊原里美」っていうお名前で活躍されてましたけど、どうして中国の芸名に変えたんでしょうか? チャン よく知ってますね(笑)。どっちも本名なんですよ。当時は、その事務所の社長と相談して「豊原里美......ちょっとパンチがないよね」「私、いいの(名前)持ってますよ!」って(笑)。字数を見て、チャンとリーメイの間に「・」を入れれば大丈夫だってことで。 ──モーニング娘。の「。」みたいな。字数って関係ありましたか? shishido_mato02.jpg チャン ありました! チャン・リーメイに変えてから、すぐに声優の仕事が決まりましたもん! それから声優の仕事は全部チャン・リーメイでやってます。 ──すごい! 私、字数占いとかやるといつも「凶」ですよ! 改名される前はグラビア活動やタレント活動が主で、声優さんはされてなかったですよね。どういうきっかけで声優業界に? チャン もっと芝居をガッツリやりたいっていうのがあって。もともと私は舞台をやっていて、いつも活動の根底には舞台があるんです。声優のお仕事を始めたきっかけも、小劇場に出ていたときに、ちょうど得意分野の片言の女子アナ役をやっていたんです。そしたら、観に来たお客様から「片言の中国人の女の子の役があるんですけど、オーディションを受けてくれませんか?」って。その人、セッテイング会社の人だったんですよね。 ──え!! 客席から!? どこにチャンスが落ちているかわからないですね! チャン ホントですよ! それで受かったのが『家庭教師ヒットマン REBORN!』なんですよ。 ──イーピン役はそういう風に決まったんですね、すごい! ところで、チャンさんのブログって、基本お仕事のことや美味しいもの、綺麗なお花の写真が載っていたり、すごく清涼感あふれる感じなんですけど、その中にちょいちょいプロレスに対する熱い記事が出てきますよね。 チャン ちょいちょいプロレス(笑)。どっち側に行ったらいいのか分からない感じ、いいでしょ(笑)。私の舞台にもプロレスラーさんが普通に観に来るっていう。 ──すごい交友関係ですよね。「SMASH」の大原はじめさんが普通に観に来ててビビリました。 チャン 私も試合の日は、翌日に仕事がなければ声が枯れるまで応援してます! ──チャン・リーメイが客席で応援してたら、外見も声もえらい目立ってしまうんじゃ......。 チャン 目立つみたいです。プロレスラーさんってご自分で物販をやられてたりするから、だんだん仲良くなれてくるんですよ(笑)。面白い人がいると、やっぱり仲良くなりたいですよね。 ──私は「西口プロレス」くらいしか知らないんですけど、確かに面白い人が多いです(違う)。 チャン ですよね! 切れますよね、頭が! ホント賢いと思います。私、女優になっていなかったらデスマッチの女子プロレスラーになっていたと思います。私、女子プロレスを観たときに、「私、なっていたかも......」って思ったんですよ。 ──えっ!? なんでまた! shishido_mato03.jpg チャン うん。もし、女優になっていなくて、大学に普通に通っていて、「私はなんのために生きているんだろう」って思っている時に試合を観ていたら、多分なっていた。......でも、私は今女優だからそんな甘っちょろいこと言えるんですけど、プロレスラーの方は、毎日血反吐を吐くような下積み時代がありますから、耐えられるかどうか分からないですけど......(深刻に)。 ──めちゃくちゃちゃんと考えている! レスラーさんは本当に大変ですよね、すごい人気の選手でも全然食べられなかった話とか聞きますし。ブログにも「プロレスラーの方々を見ていると、私もこういう役者になりたい、と強く思います」って書かれていましたね。プロレスラーのような女優って、どのような......? チャン そうですね、人気商売ですし、プロレスラーの人って自分をプロデュースするんですよ。キャラクターを自分で毎日必死で考えて......どんな人でも、そうじゃないといけないと思うんですよね。それがデフォルメされているのがプロレス、みたいな。 ──深い!! そんなチャンさん宅には覆面レスラーのウルティモ・ドラゴンのサインが家宝として飾られているとか。 チャン アハハ、そうです、そうです。日本刀とかもありますよ。 ──何故!? さらに『魁! 男塾』を愛読していたりとか、渋いです! チャン あはは。読んでます。だから、日本刀の横に『魁! 男塾』が全部並んでて。 ──と、とんでもないお部屋ですね! 私、てっきりお花とかが飾られているのかと......。 チャン あはは、お花もありますよ。あとキティちゃんがすごく好きなんで、バラバラですね(笑)。それで、『魁!! 男塾』(集英社)の横には『伝染るんです。』(小学館)があって。 ──吉田戦車さん! チャン 大好きでー。あれは傑作ですよ! あと、『自虐の詩』(光文社)がある。 ──業田良家さんの! 泣きますよね、あれ。あんなに泣ける四コマはないです。感情移入とかしますか? チャン 感情移入? 『伝染るんです。』に? ──かわうそに感情移入は難しいでしょ! 『自虐の詩』は主人公が「私は私が嫌いよ!」っていう暗い描写が多いじゃないですか。 チャン 泣きますね......。 ──ツイッターにも、「学生時代に瀬戸内寂聴さんと山田詠美さんに救われた」って書いていて。また極端だな、と思いながら読んでいたんですけれど。 チャン あはははは! 高校生の時はもっとストイックな人だったので、もうホントに、「私は孤独だ!」みたいな。 ──お友達があんまりいなかったんですか? チャン お友達はいっぱいいたんですけど、そんな中でも、なんかこう孤独感があって。 ──趣味が合わなかったとか? チャン 趣味は合わなくても、友達ってなんとかなるじゃないですか。その下にある根本的な繋がりみたいなものがあれば。そういう友達はたくさんいたんですけど、やっぱり高校生の時って、それですら頼れないときってあるじゃないですか。 ──あ、ちょっと分かります。 チャン ネ。そうだったので、いっぱい本を読んでいたんですよ。学校の勉強は一切しなかったんですけど、山田詠美さんの本はすっごい読んでましたね。一度お会いしたいなぁ。寂聴さんも面白くって好きですよ。 shishido_mato17.jpg ──孤独な学生時代から、今の明るいチャン・リーメイになれたきっかけってありますか? チャン 出会いですね、人との。それまでに出会った人たちに恵まれてましたね、私は。「ああ、こういう風に生きればいいんだ」とか。なんか、表現していると空っぽになっちゃうときってあるじゃないですか。「なんのためにやっているんだろう」とか、「これをやるために生まれてきているのかな」とか、誰でも思うときがあると思うんですけど、やっぱり、「あ、私は人を元気にするためにやってるんだ!」っていうのが、どっかーん!! ってきたんですよ。ここ1、2年で。 ──けっこう最近じゃないですか! チャン アッハッハッ だから楽になりましたね。 ──迷路から抜けたんですね! じゃあ、今は悩みを持ったり、不安になることはもうあんまり無いんでしょうか? チャン ありますよ。「お客さん入るかなー?」とか。 ──客入り! えらい具体的ですな。 チャン アハハ。基本的に悩まないです。「何とかしてもらえる」っていうのがあるので、「これやりたい」っていうのがあったら、だいたい半年か1年後くらいにはできるじゃないですか。 ──ほ......ほう? チャン できますよね? 今まで、実際そうなってきたから、大丈夫なんだろうなって。 宍戸 こないだ、「ワンマンライブやる」って、曲が1曲もないの言い出して、それでマネジャーもみんなもすっごいびっくりして(笑)。 チャン そう、そしたらワ~って人が集まってきて、ぜんぜん引っ張ってってもらえたんですよ。 ──すごい! 私はだいたい口に出す前に不安を覚えてしまい込みます。 チャン そうそう、やるって言っちゃうとね、不安を覚えちゃうから、「悩む暇があったらなんかいろいろやったほうが早い」っていうのを、村上龍さんと中田英寿さんの対談で言っていて、「あ、そーだなー」と思ったんです。 ──おお。ぐるぐる悩んで結局行動しない派には痛いほどの正論......。 チャン 経験談なんですけど、いいものを出しいてると、いいものが返ってくるっていうのは当たり前なんですけど、みんなそれを信用できてないと思うんですよね。だから、「いいもの出しすぎたら返ってこないんじゃないか」と思っちゃったりとか。 ──利用されるだけされて痛い目見るんじゃ......とか思います。 チャン そうそう。でも、いいもの出したら返ってくるって信頼して、100%信頼して出すと、必ずいいものだけが"バッ!"と返ってくるんですよね。 ──なるほどー、なんだか自分の心の汚れ方が分かりました......。チャンさんは今後の活動での目標はありますか? チャン 『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出るっていうのがとりあえずの目標です! ──おお~!! あの『徹子の部屋』に!!  チャン 言えば叶いますからねっ。 ──申し訳ないくらいに、徹子さんとツテがありません! まずは『マツコの部屋』(フジテレビ系)とかじゃダメですか? チャン え? マツコの......部屋? なんですか? ──いや、なんでもないです! 応援してます! ありがとうございましたー! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) shishido_mato04.jpg ●ちゃん・りーめい Love&Light所属 テレビアニメ『家庭教師ヒットマンリボーン』、『遊戯王5D's』、BS朝日ドラマ『CLUB104』レギュラー出演中。舞台、声優、ライブと活躍の場を広げている。 7月2日(金)60~70年代のアメリカンPOPSを独自の世界観でカヴァーするバンド「MATOMANIA」のボーカルとして南青山曼荼羅に出演。 時間/19:30~ 料金/4,000円 曼荼羅HPhttp://www.mandala.gr.jp/aoyama.html 8月16日~新宿シアターサンモールにて舞台『SHUFFLE』にも出演。 ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。フランス語歌詞タイトル(フェール ラムール)「faire l' amour」を発表後、昨年、パリでのライブツアーも成功させる。同曲が今年秋公開の映画『死刑台のエレベーター』挿入歌に決定!!先日「宍戸留美デビュー20周年記念スペシャルライブを開催!」 Ustream にて生中継~アクセス数世界1位にランクイン! ライブ情報 「宍戸留美★ひとりひとりにサリュー~3ヶ月ワンマンライブ~」 7月14日(水) 下北沢 風知空知 http://www.fu-chi-ku-chi.jp/node/196 ★特別企画!! USBをお持ち頂いたご来場者さまに毎月1曲プレゼント!! START/21:00 前売/¥3,000+1D 予約方法 風知空知電話予約 03-5433-2191(17時~26時) 詳細は→http://ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/
B型H系 5 こわいもの知らず(笑)無修正版 [DVD] 宍戸さん出演作 amazon_associate_logo.jpg
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『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(前編)

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一見、ごく普通の街。面白いところなんてなさそうだが......。
珍奇なものをこよなく愛するライター・北村ヂンが、気になったことや場所にNGナシで体当たり取材していく【突撃取材野郎!】。第5回は、いまちょっとしたブームになっている赤羽に行ってきました。 ■今、「赤羽」がきているらしい  珍奇なスポットや変わったお店などに行くのが趣味なので、普段からその手の情報を集めているのだが、そこで最近ちょいちょい話題に挙がってくるのが「赤羽」だ。  なんでもみんな、赤羽に住む奇人・変人などを紹介した漫画『東京都北区赤羽』(Bbmfマガジン)を読んで赤羽に心奪われているらしい。でも、赤羽って名前は一応知ってはいるものの、わりと地味なイメージしか持ってないんだけど......。ホントにそんなに面白い街なんだろうか?  ......というわけで、今回は『東京都北区赤羽』の作者・清野とおるさん直々にガイドしてもらいながら、赤羽のディープスポットをめぐってみたいと思う。 ----ボク、赤羽駅で降りたのが初めてなんじゃないかというくらい初心者なんで、よろしくお願いします。赤羽が東京都なのか埼玉県なのかすら認識してませんでしたから......。 「そういう人は多いかもしれませんね。北区自体、目立つ区ではありませんから」  確かに北区って存在感ない! それでも、ホントに誰からも忘れ去られてるくらい存在感のないさびれた街だったら、それはそれでディープな場所がいっぱいあったりしそうだけど、見たところ赤羽ってそこそこ栄えてるし、非常に中途半端な印象を受けるのだ。こんな街に面白スポットなんてあるのかな?
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 ......と思ってたら、いきなり変なモノを発見。ビルの屋上にズドーンとそびえ立つ自由の女神。なんでこんなモノが!? 「たぶん、『サウナ→お風呂→入浴→ニューヨーク→自由の女神』ってことじゃないかと......」 ----は、はぁ〜。  やっぱりちょっこし変ね、赤羽。オラ、ワクワクしてきたぞ! ■『美味しんぼ』は絶対にうそつかない!  赤羽ディープ・ツアー。さっそく連れてきてもらったのはこの豆腐屋さん。
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微妙なクオリティのイラストも味わい深い。
----これは......。  看板にとって最も大切な要素である"店名"以上にでっかく『美味しんぼ』のロゴ&イラストが(しかもど真ん中に)。業種とは一切関係なく「カワイイやろ?」ってことで、デッサンの狂ったミッキーやドラえもんを看板にデカデカと描いちゃってるお店って時々あるけど、コレもそういうことなのかな!? 「ここは『美味しんぼ』に登場したこともある豆腐屋さんなんですよ」  ああーっ、そう言われてみればあったあった! アメリカから来た料理研究家が、大量生産の豆腐に文句付けて......みたいな話ね(『美味しんぼ・7巻』(小学館)収録「大豆とにがり」)。アレに出てきた手作り豆腐の店って実在するんだ。  それにしても、掲載された雑誌の切り抜きを貼り出している店はよくあるけど、漫画に紹介されたからって看板ごと変えちゃうなんて。「こだわりの天然豆腐の店」という素朴で実直なイメージが、この美味しんぼ看板で台無しになっちゃってるような......。
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 さらに店の品格をズズーンと落としちゃっているのが、店先にところせましと貼りまくられた貼り紙。これが、商品のラインナップあたりがギッシリと書かれているのならそれほど危険性を感じないけど、思いっきりエモーショナルな店主からのメッセージが込められた貼り紙なんで、なんともはや......。
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「美味しんぼは絶対うそはつきません」って......多分、
原作者・雁屋哲の肉親ですら、ここまで盲信してないと思うよ。
 こんなキャラの立ちすぎな豆腐屋さん、どんな濃い人がやっているのかと思いきや......。
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なんか品のいいおばちゃんでした。
 このおばちゃんがまたメチャクチャ気前がいい。天然水&国産大豆で作られた豆腐や豆乳を「飲みねえ食いねえ」状態でバンバン出してきてくれるのだ。もちろんお金は受け取ってくれない。「私はどうせもう先は長くないんだから、お金なんていいのヨー」って、商売成り立ってるのかしら、このお店。  肝心の味は、こだわって作ってるだけあってさすがにスゴイ。豆腐も豆乳もとにかく超豆臭くて濃厚な味! ツルンと滑らかな......という豆腐のイメージからはかけ離れた、野性味あふれる豆腐なので好みは分かれるかもしれないけど、コレが「本物の豆腐」ってヤツなんだろう。『美味しんぼ』に書いてあるんだから間違いない!  しかし、いずれにせよ『美味しんぼ』の看板や貼り紙を外してフツーに営業した方が繁盛すると思うけどな......。 ■段ボールハウス乱立公園
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 続いてやって来たのは、赤羽のセントラルパークこと「赤羽公園」。
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 周りを団地に囲まれ、児童館や図書館などの公共施設からも近い。緑も多いし、近隣に住む人にとっては嬉しい環境の公園なのだが......。
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 非常に残念なことに、ものすごい量の段ボールハウスが建ち並んでいるのだ。
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 家があるということは、当然住人も。平日の真っ昼間なのに寝て、酒飲んで、競馬の予想して......。本当の自由ってこういうことだよね。
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 タバコの吸い殻を注意する前に、もっと色々と注意すべきことがあるんじゃなかろうか、という貼り紙。段ボールハウスが燃えないように、ホームレスがこの貼り紙を書いたんじゃないかという気もする。 「ここの段ボールハウスは、公園内の施設を上手く利用して建ててるんですよ」
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確かに......。
 塀に立てかけたり、花壇を利用したり、防水対策を施してたりもして、他ではあまり見かけない、本格派の段ボールハウスが多いのだ。仮の宿というよりは、 ここに腰を落ち着けて住みつくつもりだね! ......って感じ。  普通、これだけホームレスが住みついている公園だったら、あまり子どもは近づかないように......みたいな雰囲気になりそうなモンですが、ここ赤羽では意外とホームレスと近隣の住人との折り合いがついているようで、お互いの領域を尊重しあっているというか、見て見ぬ振りをしているというか......。まあ、いいんだか悪いんだかだけどねぇ。
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近くの図書館には、こんな注意書きが。
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赤羽の書店では『1Q84』以上に大展開されている『東京都北区赤羽』......スゲエ!
後編に続く/文・写真・イラスト=北村ヂン) ■せいの・とおる 1980年東京都板橋区生まれ。98年「週刊ヤングマガジン」に掲載された「アニキの季節」でマンガ家デビュー。主な著書に、『東京都北区赤羽』1~4巻(Bbmfマガジン )、『清野とおる漫画短変集 ガードレールと少女』(彩図社)『バカ男子』(イースト・プレス)がある。 「清野ブログ」<http://usurabaka.exblog.jp/>
東京都北区赤羽 4 Bbmfマガジン刊/900円 東京都民にも埼玉県民にも見放された空間ポケット・赤羽。この赤羽に住む漫画家・清野とおるが趣味の散歩と尾行で遭遇した赤羽住民との不気味で愉快なリアルな日常を漫画化。帯には同じく赤羽在住の林家ペー・パー子氏の直筆コメント。携帯コミックサイト「ケータイ★まんが王国」にて連載中。1~3巻も好評発売中。 amazon_associate_logo.jpg
●「突撃取材野郎!」バックナンバー 【第4回】手塚、藤子、赤塚、石ノ森......漫画界の巨匠たちも食べた伝説のラーメン屋 【第3回】「激安宿に泊まりたい!」ドヤ街で一泊1,000円代の宿に泊まってみる 【第2回】「甘酸っぱい思い出のシンボル......」僕らの愛したブルマーは今どこに 【第1回】アイドル小明と行く、サブカル魔窟『中野ブロードウェイ』

節約の先に見える幸せ? 新妻のお助けコミックエッセイ『年収150万円一家』

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『年収150万円一家』
(著:森川弘子 /メディアファクトリー刊)
「日本ホラー大賞短編賞」受賞の小説家・田辺青蛙によるオススメブックレビュー。  去年の暮れぐらいでしょうか、某所でこういう会話が交わされました。 「SF作家の人と今交際中で、今度結婚するかも知れないんですよ」 「ああ、そうですか」 「変わった人なんですけどね、なんだか気が合うのです」 「相性なんて、そんなもんでしょう。うちもそうやったから」  それからしばらくして、私は入籍して先月お披露目会を行いました。家事も殆どやったことが無かったような私なので、いろいろと失敗も多いですが、何とかまあ......生きております。さて、そんな日々の生活の中で意外!? と役に立ちまくっている一冊を、今回はご紹介しましょう。  『年収150万円一家』は、食費は月1万円! 家賃は月6万! で生活、でも年に一度は海外旅行へ行く。そんな生活をしているイラストレーターの奥さんとSF作家の旦那さん、そして娘のコハルちゃんによる生活の記録です。ちなみにこの家族は、別にテレビの企画でこういう生活をしているわけではありません。  本になった経緯もただ奥さんが、パンの耳で生活している芸人がいることをテレビで知り、それならうちでもやっていると、雑誌「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)で募集している「コミックエッセイプチ大賞」に「パンミミ生活」という作品を送ったのがきっかけだったとか。  パンの耳生活は、細長いパン耳ではなく、パンの端と端についている四角い切り落としの部分。それにバターを塗って、バタートーストにしたり、チーズやトマトソースを乗せてピザトーストにするのです。四角い切り落とし部分のパン耳は、袋いっぱい入って30円(ランチ約一週間分)。他にもいろんなレシピも書いてあり、手作りでキムチが出来ることも知ったので、私も次の冬に仕込んでみようと思っています。  内容は節約料理や食材だけでなく、フリマ活用術から、懸賞の秘策まで盛りだくさん。私もこの本を読んで、ネットの懸賞に応募してみたら、諸々のブツが当たりました(ほくほく)。掃除の裏技もあって、窓ガラスは新聞で拭くと綺麗になるのは、本当にやってみたら驚くほどピカピカになりました。柑橘類の皮や、使用済みのティーバッグもお掃除に大活躍中です。  いわゆる生活の知恵や、これはさすがにやり過ぎでしょうといいたくなるような節約術が、可愛い漫画で綴られている『年収150万円一家』。海外旅行のエピソードやお役立ちも物凄く面白かったので、お役立ち本としてだけでなく、読み物としても十二分に堪能させていただきました。それにしても作中に出てくる3人家族はとっても仲良しで、本当に幸せってみんなが同じことを楽しんですることじゃないかなと思ってしまったり。  で、私が「SF作家と交際中」と打ち明けたSF作家さんの人が、このエッセイの著者の夫だと後日判明するのですが......。いや、本当に驚きましたね。書店で偶然手に取っただけなのに......意外と世間は狭いもんです。さて、そんなわけで偶然の繋がりの持つ恐ろしさなどについて書かれた、怖いお話の本を次回は紹介したいと思います。 (文=田辺青蛙) tanabe_prof.jpgたなべ・せいあ 「小説すばる」(集英社)「幽」(メディアファクトリー)、WEBマガジン『ポプラビーチ』などで妖怪や怪談に関する記事を担当。2008年、『生き屏風』(角川書店 )で第15回日本ホラー小説大賞を受賞。綾波レイのコスプレで授賞式に挑む。著書の『生き屏風』、共著に『てのひら怪談』(ポプラ社)シリーズ。2冊目の書き下ろしホラー小説、『魂追い』(角川書店)も好評発売中。
年収150万円一家 でも、欲しいものはガマンしたくないです。 amazon_associate_logo.jpg
「妖しき本棚」INDEX 【第9回】頭が痺れて動けない! 真藤順丈が作る新しいバイブル『バイブルDX』 【第8回】すべてが吹っ飛ぶ極上スプラッタ・ホラー漫画『血まみれスケバンチェーンソー』 【第7回】後味の悪さが尾を引く、究極のマゾヒズム世界『劇画 家畜人ヤプー』 【第6回】妖怪並みの衝撃! 変態おじさんとの思い出がフラッシュバックする『バカ男子』 【第5回】「げに美しき血と汚物と拷問の世界に溺れる『ダイナー』 【第4回】「グッチャネでシコッてくれ」 河童に脳みそをかき回される『粘膜人間』 【第3回】なつかしく、おそろしく、死と欲望の詰まった"岡山"を読む『魔羅節』 【第2回】"大熊、人を喰ふ"史上最悪の熊害を描き出すドキュメンタリー『羆嵐』 【第1回】3本指、片輪車......封印された甘美なる"タブー"の世界『封印漫画大全』

日本のおっぱいは世界標準!? 欧米人が憧れる"JAPPAI"の魅力とは……

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「週刊ポスト」7月2日号 中吊り広告より
●第49回(6月15日~6月21日発売号より) 第1位 「世界一美しいニッポンのおっぱい」(「週刊ポスト」7月2日号) 第2位 「本当は笑えない『お笑い芸人』ランキング」(「週刊文春」6月24日号) 第3位 「スクープ!小沢健二『アメリカ人美女と極秘結婚』ラブラブ買い物姿」「フライデー」(7月2日号)  先週から、サッカーWCと全米オープンゴルフ中継で寝不足だ。WCは、日本戦でなくても、観始めると結着するまで眠れない。日曜夜の「イタリア対ニュージーランド戦」も最後まで観てしまった。  寝不足のせいもあるし、小難しい政治や経済の話は、どこも大同小異だからというのもあるが、読み進める気がしない。そこで今週は、軟派ものの佳作に焦点を当ててみた。  第3位は、東京大学文学部を卒業し、世界的な指揮者・小澤征爾を叔父にもつ超サラブレッド、小沢健二のおめでた話。  かつて"シブヤ系の王子様"といわれたオザケンも、42歳の立派なアラフォーになった。理由は知らないが、98年にシングル「春にして君を想う」をリリースして以来、13年の間、沈黙していたが、この5月からコンサートツアーを開始した。  人気にはまったくの翳りはなく、チケットは即日完売したという。その人気中年男に、一緒に暮らすアメリカ人の女性がいるという。顔は写っていないが、スレンダーな超美女風である。  買い物をしたり、接吻(古いね!)しているような抱擁ありで、二人の仲の良さが伝わってくるいい写真である。 「彼女は米国出身の写真家で映像作家の、エリザベス・コールという女性です。歳は小沢より5つか6つ下です。小沢とはアメリカで知り合い、交際する前にも一緒に南米や東南アジアを旅したこともあるようです」(音楽関係者)  二人は昨年暮れに入籍している。アラフォーの星・オザケンの人生の春を素直に喜べる、「フライデー」にしては珍しい温かい(当人たちはほっといてくれというだろうが)記事だ。  2位は、世の中になぜこんなお粗末なお笑い芸人が溢れているのかと、日頃お嘆きの諸兄にぜひ読んでもらいたい「文春」の記事。  どこかで読んだ記憶があるが、今の若者たちは現実から逃避したいがために笑いたがっているから、そこを少しくすぐってやれば、稚拙なギャグでも、バカの一つ覚えのようなアクションを繰り返す芸人でも、笑うのだそうだ。  この程度の聞き手に、この程度の芸人。したがって、今の芸人は、すぐに飽きられて使い捨てされるから、かつてのような話芸を持った芸人が育たないのだ。消耗品たるお笑い芸人たちを、自称お笑い好きの全国2,000人の男女に、採点してもらったという。  笑えない芸人ランキングの堂々第1位に輝いたのは、はんにゃ。その理由は、「小学生でも笑わないようなコントをずーっとテレビでやっている」から。  第2位は小島よしお。その理由は、「いつまでも海パン一丁なのが見ていて痛々しく不憫です」。芸人が同情されるようになってはお終いである。  第3位が狩野英孝。「実家の神社の後をついで、親を安心させてあげた方がいい」。要は、芸がないということ。第4位はオードリーで、第5位には島田紳助が入っている。テレビ鑑定家の宝泉薫氏は、紳助についてこうバッサリ斬る。「存在そのものが鼻持ちならないという、小沢一郎的な嫌われ方をしています」  注目は15位に、爆笑問題が入っていることだ。今や太田光は、お笑いタレントではなく文化人のように振るまい、ビートたけしのように尊大だと、私は思っている。しかし、まだ若いのだから、文化人としてより、お笑いの芸を磨くことに専念すべきだと思う。安易に、未熟なお笑いタレントを排出する吉本興業のやり方や、それをありがたがって、無批判に出し続けるテレビ局側のお手軽な番組作りの問題を、週刊誌はもっと批判していい。  「ポスト」はなぜか先々週号は合併号だった。聞いてみると、サッカーWCの時は、出しても売れないからだという、消極的な判断からだったようだが、編集長も飯田昌宏氏に代わり、今号は満を持して(?)リニューアルしてきた。  まず目を見張るのは、表紙の一番上にあるタイトルと写真だ。「特別付録 ご開帳! 観音開き 袋とじ 360°全方位ヘアヌード いちばん凄い 小向美奈子」とある。両側に小向のあえいでいる写真。ここで注目は「ヘアヌード」の文字だ。数年前、「ポスト」は今後ヘアヌードを載せないと朝日新聞に発表され、事実それからは、誌面から消えていた「ヘアヌード」の文字。  消費税を4年間上げないと宣言した鳩山内閣の公約を、菅新内閣で、消費税は上げる、しかもその率は10%と、翻したのと同じような、「ポスト」の大転換宣言だ。  それだけ売上げ減が深刻なのだ。背に腹はかえられないと、なりふり構わず、「現代」路線に参入してきた。もともと「ポスト」は、「現代」の編集長やスタッフを引き抜いて創刊した雑誌なので、物真似上手で、事実、長年部数で、「現代」は「ポスト」の後塵を拝していたのだ。  今号では、「現代」も同じ小向を袋とじでやっているが、写真は断然「ポスト」のほうがいい。ヘアもバッチリ拝めるし、写真の迫力も数段上である。再び、「現代・ポスト」の軟派路線対決が始まるようだが、願わくば、昔のいいとこ取りをするのではなく、今の時代の「軟派記事」とはどのようなものかを、両誌が切磋琢磨して、われわれ読者に見せてもらいたいものだ。そうすれば、再び、月曜日発売の週刊誌の時代が来るかもしれない。期待しよう。  さて、第1位は、「ポスト」の「世界一美しいニッポンのおっぱい」に捧げたい。これは「W杯応援連動企画」とあるが? ま、そんなことはどうでもいいか。  写真家の伴田良輔氏は、これまでさまざまな300人超の女性のおっぱいを撮影してきたが、大和撫子のおっぱいの美しさは、世界一だと力強く宣言する。  おっぱいは、「ぶどう型」「ささやき型」「いちじく型」「鏡餅型」「自立型」「ビーナス型」「夏みかん型」に分類されるという。  ささやき型とは? 「いわゆる微乳タイプです。ラインが実に繊細でキレイ。乳首も自己主張していない。小鳥がささやくようなイメージです」(伴田氏)  自立型って? 「乳房も乳首も上向きです。特に乳首が大きめで、自己主張が強い。自立した女性に多いようです」(伴田氏)  こうした高品質のおっぱいを育んだのは、ワコールのような優秀なブラジャーメーカーの創意工夫が大きいとしている。そして、大きいおっぱいを是としてきた欧米人が、日本女性のおっぱいの魅力に最近、気がつき始めているというのだ。 「JAPPAI(ジャッパイ。"ジャパニーズおっぱい"の略)は世界ブランドになりつつあります。おっぱいW杯が開催されれば、日本は優勝間違いありません」(伴田氏)  こうまでしてWCにかこつける必要はないと思うが、バカバカしくておもしろい、週刊誌らしい記事である。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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年上女性か野球部マネジャーか 急成長株・小泉進次郎の本命彼女はどっち?  鳩山辞任は小沢氏の策略? 呪縛から逃れられない民主党の行く末 突然辞任した杉並区"名物区長"にまつわるカネとオンナの狂想曲

AKB48総選挙 勝敗を分けたマニフェストを振り返る!(6月上旬の人気記事)

ranking06.jpg  大島優子の逆転Vで幕を閉じたAKB48総選挙。日刊サイゾー編集部でもドキドキしながら開票結果を待っていました。誰がセンターを勝ち取るのか、各メディアで予想合戦が繰り広げられましたが、優子1位を見事的中させたのは、メンズサイゾーだけだったみたいですね。AKB愛なら日刊も負けてはいられません!  ということで、6月上旬はやっぱりAKBの記事が人気を集めました。そのほかは音楽関係のネタが好調で、ICONIQさんの人気のなさやら、いきものがかりの社長さんの失言やら、ゴシップ好きの日刊ユーザーを楽しませてくれました。  それでは、気になるランキングをどーぞー。 第1位 サンバ出演、スク水でPR、便所掃除......波乱のAKB48「選抜総選挙」ガチンコ宣言の真相 守れないのがマニフェスト? 第2位 「ファンはほとんどいない!?」 MTV授賞式にICONIQ登場も意外なシラケムード 一応は誘ってみたけど来ないでくれると正直うれしいって人、たまにいる。 第3位 MAX松浦&芸能界のドンが激怒! いきものがかり社長、Twitter発言で謝罪していた なんでもかんでもつぶやきゃいいってもんじゃない。 第4位 AKB48元"爆推されメン"中西里菜が"充電"を発表 大分県に帰郷を告白 りなてぃんセンターのAKB48も見たかった(涙)。 第5位 AKB総選挙で名古屋娘がみせた快進撃 注目の"W松井"に直撃インタビュー! SKE48、マジできてます!! 次点 『もしドラ』とAKB48の相関関係 岩崎夏海が明かすAKB48大ブレイクの真相 AKBオタ即買いの一冊。 次々点 遺恨再び!? CHEMISTRYが"因縁"のあるEXILEと同じくメンバーを増やした裏事情 EXILEもそれで正解だったかと言えば、そうでもない。

ヴァーチャル監督視線体験ムービー『テレビばかり見てると馬鹿になる』

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アイドル映画をこよなく愛する「アイドル映画専門」映画監督が、カントク視点でオススメのアイドル映画を、アノ手コノ手で解説します。 ●今回のお題 ヴァーチャル監督視線体験ムービー 『テレビばかり見てると馬鹿になる』 監督:亀井亨 女性主演:穂花  まずはこの映画、あまりにも新しいことにチャレンジしているので、解説&物語を知らずにタイトルだけで想像しちゃうと、"PTAのおばちゃんたちがデジカメムービーで撮った自演自作のヘッポコ映像"かと誤解を招くので(招かねーよ)、まずは解説&物語から。
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『テレビばかり見てると馬鹿になる』
ゴミだらけの狭いワンルームで、テレ
ビばかり見て過ごしている友紀。そん
な彼女の部屋にやってくる伊藤と山崎。
友紀とインターネット上で知り合った
伊藤は、彼女の部屋にカメラを仕掛け、
ネット上に配信している。そんなある
日、友紀の母親から社会的に復帰させ
ようと送られて来た支援センターの馬戸
が現れ、外に連れ出すためにある提
案をする......。R-15作品。
(Amazonより引用)DVD発売中/
3,559円(税込)/ 販売元:AMGエン
タテインメント
 高校を卒業後、一度は就職したものの、すぐに辞めてしまった引きこもりの女性。  彼女の生活は、寝る→テレビ見る→食う→風呂→寝る→テレビ見る......の繰り返し。  今は物凄いゴミだらけの狭いワンルームで暮らしている。そんな彼女の部屋に、インターネットで知り合った伊藤恵二が訪ねてくる。実は彼、彼女の部屋にカメラを設置し、その映像をネットで配信しているのだ。  彼女の部屋に来るのは、その男と、身体だけが目当てのチンピラのみ。次の日、彼女を社会復帰させようと母の依頼で支援センターのカウンセラーのおじさんがやって来た......。  というように、要は24時間ライブチャットを舞台にしたお話。しかもこの映画、総カット数3カット!! 分かります? 3つのシーンしかないんです。  その分、1つのシーンが長い! 彼女を穴があくほど、見まくる! 見まくれる! この映画だからこそのものすごい挑戦と演出です!  私生活を覗き見するような映画、ジャンルで言えば"ピーピング・ムービー"は、結構あります。普通、その覗きカメラの中身を見たいし、見せたいし、それが売りの映画にしますよね? それがこの映画の場合、「覗き側からの視点がまったくない!」というのが何より変わっています。みんな女の子が部屋で何をしているのかを知りたかったり、勝手に想像しちゃったり~なんていう欲求を満たすためのピーピング・ムービーのはずなのに、その貴重な映像がまったくない。それはまるで映画『大怪獣、東京に現る』で、結局、大怪獣がまったく出てこなかったよ~んっていうのと、ほぼ同じ。
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 その貴重な映像をまったく見せないというその根拠はっ!? ズバり、この映画、それ以上の魅力、つまり、"貴重な映像"より貴重な"超貴重な映像"が存在するからなのです! その"超貴重な映像"とは!!??  ロマンポルノ、Vシネのエッチィ~なシーンを思い出して下さい。  これらの映像、一番楽しい場所はどこか。いわゆる「モザイクもなく、チラリズムもない、そこの葉っぱでちょうど隠れやがった!」みたいなことがない場所、そんな邪魔が一切ない楽園のポジション。桃源郷のアリーナ席。そこはどこか......それは撮影現場です! 監督の位置です!  つまりこの映画、監督の"位置"で観れる映画なのです! その"位置"を、監督は撮影部が撮ってるモニターを見て判断します。「これは、主人公視点だ」とか「これは第三者視点だ」とか。たま~に面白い画角なのにどこからの視線でもない場合、「うーむ、神の視点だ」なんていう言い訳があったり(笑)。その視点とは要はお客さんが観る画であるわけで、この映画の場合はその視点ではなく、ディレクターズチェアーに座っている監督からの視点なのです。ある意味、超レア!
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 画的に面白いのにどこから見ているか隠しカメラからの画像ではなく、もう1つの視点から描いている。隠しカメラを隠すところも見られるし、濡れ場のシーンも、「隠しカメラからじゃあ、コタツがジャマでつまらんじゃろ~うしゃしゃしゃ」って感じで、真のVIPポジションで堪能することができるのです!  主役は元・人気AV女優の穂花ちゃんだから、そりゃもう、モロおっぱい堪能をS席からどうぞ~って感じだ。しかも、もっと"監督気分"を堪能できるポイントは、この撮影さん、監督が現場で女優を覗きこむような動きをする。 「......よ~~~っしよしよし! もうちょい右ぃ~~~そこだ!! よしっ!」と、気分は名監督さん~~♪  動きがね、リアルなんですよ♪ ここが特にお勧めです。 「あ~~~女優の裸を監督目線で舐められるなんて......ヴァーチャル監督でもうれしい♪」  この作品みたいに、監督画角シリーズとか出たら売れるかも!!......あ、AVはダメですよ、AVは視聴者が一番のVIP席ですから。 (文=梶野竜太郎)
テレビばかり見てると馬鹿になる 馬鹿になっても構わない。 amazon_associate_logo.jpg
kajinoryutaroprof.jpg ●かじの・りゅうたろう 映画監督・マルチプランナー。1964年東京生まれ。 短編『ロボ子のやり方』で、東京国際ファンタスティック映画祭の部門グランプリを受賞。08年に長編『ピョコタン・プロファイル』でメジャーデビュー。第2回したまちコメディ映画祭 in 台東にて、新作『魚介類 山岡マイコ』を上映。2010年に長編版として劇場上映が予定されている。現在、ニコニコ動画チャンネル『魚介類TV』(毎週日曜日20時~)に出演中。 詳しくは→http://mentaiman.com/ ブログは→http://ameblo.jp/mentaiman1964/ ●アイドル映画監督梶野竜太郎の【アイドル映画評】INDEX 【第16回】メイキングDVD希望! アイドル映画の死角"鎖骨"全開の『笑う大天使(ミカエル)』 【第15回】女子高生の体育の時間を、遠くから眺めていたあの頃......『平凡ポンチ』 【第14回】「君はどうしてダメ男ばかり好きになる!?」堕ちてゆく女の美学『ララピポ』 【第13回】あの堀越のりだからできた変身願望映画の傑作!!『特命女子アナ 並野容子』 【第12回】セルフアフレコの美学『カンフーシェフ』加護亜依フォーエヴァー! 【第11回】鈴木美生ちゃんの真の萌声(もえごえ)が男の脳髄直撃!『机のなかみ』 【第10回】バカエロ映画の極×2『まぼろしパンティ VS へんちんポコイダー』 【第9回】「電車男」でカニバリズムで格闘映画の傑作『カクトウ便 VS 謎の恐怖集団人肉宴会』 【第8回】トップアイドルの制服(もちろんミニ)とM男君の快感『ときめきメモリアル』 【第7回】知的に低脳な『秘密潜入捜査官 ワイルドキャッツ in ストリップ ロワイアル』 【第6回】『インストール』──女の子が部屋でひとり。何をしているのか、見たくないか? 【第5回】『お姉チャンバラ THE MOVIE』──ビキニvsセーラー服の恍惚 【第4回】『デコトラ・ギャル奈美』──古きよき時代のロマンポルノ・リターンズ 【第3回】『リンダ リンダ リンダ』──王道的傑作に潜む"多角的フェチズム" 【第2回】『妄想少女オタク系』──初心者歓迎!? BLの世界へご案内 【第1回】『すんドめ』──オナニー禁止とチラリズムの限界点