「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド

nakagawarie001.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の9回目です! 今回はルンルンも出演しているアニメ『はなかっぱ』で主演を務める声優の中川里江さんです! ――はじめまして、小明です! 取材前には必ずブログやツイッターをチェックするようにしているんですけれど、中川さんはどちらもやられてないんですね。  普段からあんまりプライベートの話をしないので......。スタッフさんにも「なんでしないの?」って聞かれるんですけど、自分のことを語るのが恥ずかしんですかね~? 仕事のことならまだしも、私生活になると「誰か読みたい人いるか?」って思っちゃう。ファンの方がいれば喜ばれるのかな、とは思うんですけど、多分いないだろうしな......。 ――ネガティブ! そんなことないですよ!  あと、単純に「やってみよう!」って思ったことがないのかも。もしツイッターやっても、つぶやくこともないし......。 ――普段、どんな生活を送っているんですか......? 業界に入られて、もう11年とかですよね。  あっ、それはウィキペディア情報ですね? あれは全部嘘です(きっぱり)。 ――えっ! じゃあ私が見てきた情報は?  ええ、嘘です。自分で見てびっくりしたんですから。あれは誰が書いているんだろう? 私、何も言ってないもの。 nakagawarie002.jpg ――ちなみにウィキペディアだと出身は高知県の四万十市になってるんですが......。  四万十市という市があるのも知らなかった。 ――それも嘘!?  本当の生まれは大阪で、育ちが高知です。どっから出てきたのか......四万十市って何!? ――じゃあ、年齢は? 32歳になってますが......?  嘘です! 「なんでサバ読んでるの?」って聞かれて気まずいんですけど、自分でもなんでそうなってるのか......。本当の年齢はゴニョゴニョ(自主規制)。 ――......ほう!? それはまた......ええっ!?  面白いからウィキペディアはあのままでいいんじゃないかなぁ。えへへ。 ――所属事務所のリンクもなくって、今まで3つほど事務所を移られていますけど、現状はフリーなんですか?  あ、3つ目は倒産なんですよ。今はそこで一緒にやっていたマネージャーさんと一緒にやっていて。 ――なるほど。しかし倒産とはキツイですね。  倒産しちゃたときはつらかった~。 ――ひどい! 我々にとって事務所が倒産っていうのは、失業とほぼイコールですもんね。主役の『はなかっぱ』があって良かった! ただでさえ安定しない職業なのに、たまったもんじゃないですね......。悩んだり落ち込んだり、辞めようかなって思ったことはありますか?  そんなに長くは悩まないんですよ。悩んでも、思いっきりガーンッときて、バーッっときて、グワーンッて感じかな。 nakagawarie003.jpg ――なんか『ハッとして! Good』みたいでアッパーな感じですけど、つまり、落ち込むだけ落ち込んで一気に回復するって感じですか? どうやって?  映画を観たり、本を読んだりして、一回泣くとすっきりするし、何もなくともガーっと泣いたり。ストレスが溜まっていたり、割と高ぶっていると、台本取りに行く道すがら泣いてたりします。それで発散できますよ~! ――明るく話されてますけど、それ、傍から見るとけっこう心配ですよ! ちなみに、なぜ声優を志されたんですか?  そんなにかしこまった理由はないんですけど、幼い頃から映画が好きっていうのが大きいですかね。それで色々読んだりするのが好きで、ワークショップに行ったのがきっかけで、この世界に入ることになったんです。でも、私、OLさんとかをしていたので、デビューはかなり遅いんですよ。 ――すごい! OLをしながらワークショップに通って、ついに声優になったんですね!  いや~、ほんの少しですけど。 ――え?  それも声優ではなくナレーション。その時の演出家さんからオーディションのお話を頂いたのがきっかけです。だから、声優の学校にも行ってなくて。あんまり得意じゃないんですかね~、学校に行くのは。 ――お気持ちわかります! 色んな役をやられてきた上で、ついにNHKの子供番組で主役が決まった時はどういう気持ちでしたか?  「よくぞ、私を! チャレンジャーだな!(笑)」と、絶叫するほど嬉しかった!!!勉強になることと面白いことがいいバランスであって、ベテランさんもいれば新人さんもいて、宍戸留美ちゃんと私がいて......今までになかった感覚を味わってます。楽しいんですよ、毎回笑いを抑えるのが大変!
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――主役を演じるにあたって、何か変わったことはありますか?  『はなかっぱ』をやるまでそんなに意識してなかったんですけど、主役をやることで、今まで以上に全体を見つつ、現場と作品をもっと俯瞰的に見て、自分を出しつつ、他の人のコラボも楽しんで、邪魔もしないように......と、いろいろ考えるようになりましたね~。 ――座長みたいですね! そういえば、中川さんは仕事の現場では女の部分を一切出さずにやってらっしゃるとか。  一切出さないです。うまく言えないんですけど、仕事場でそういうのを出すのが好きじゃないんですよね......。 ――芸能関係だと、どうしても偉い人に色っぽく「私を使って!」っていうアピールをする人はいますよね。それも一つの入り口ではあるんですが......。中川さんの女の一面はいつ出してるんですか?  事務所関係の人にも一切出さない。というか、面倒くさいから一切出さないの。......出せる物が無い......のか?(笑) ――徹底してますね! じゃあ、こういうグラビアみたいなお仕事をする時は?  いや~、すっごい写真が苦手で、あんまり写ったこともないな~。集合写真にいやいや写るくらいだな~。 ――確かに、中川さんの画像を検索しても、本当に集合写真くらいしか出てこなくて、「どの人が中川さんなんだろう......?」って感じでしたよ!  アハハハ! いや~緊張するので避けていたんですけど、みんなに「写していいですか?」って頼まれると、「嫌ですね!」とは言えないので......。写真なんて、前に宍戸留美ちゃんに撮ってもらって以来で、その時の写真をまだ宣材写真に使ってます。そのくらい撮ってない。 ――じゃあ、今日は撮影の間だけ女スイッチを入れていただいて......。  え~、それはどうかな(笑)。 ――色っぽいの期待してます! 今日はありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●なかがわ・りえ 12月26日生まれ。大阪府出身。代表作に『はなかっぱ』はなかっぱ役、『タユタマ -Kiss on my Deity-』鵺役、『毎日かあさん』毎日ぼうや役等、様々な作品に出演。アニメーション以外でもナレーション等で活躍中。 ●ししど・るみ 1973年11月6日、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動。フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 7年ぶりのニューアルバム『CHERBOURG→BRIGHTON』も世界へ向けて配信中!! http://www.majix.jp/artist_content/187 USTREAMでの音楽番組司会「宍戸留美x津田大介Oil in Life」も必見!! <ライブ情報> 3月18日(金)CLUB Que 「贈る言葉」 出演:宍戸留美/サード・クラス/富士中学校ブラスバンド部 start18:30 チケットぴあ(Pコード:130-683) 問:CLUB Que03-3412-9979 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
はなかっぱ ~僕、はなかっぱ~ 大人が見てもおもしろいですよー。 amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

ジェットコースター死亡事故 運営元は経営難で閉園の危機?(2月上旬の人気記事)

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 現在、フィリピン・マニラに逃亡中の小向美奈子容疑者。1度目の逮捕後、執行猶予付きの有罪判決を受けた小向容疑者は、サイゾーの独占取材に応じた際に「本当に取り返しのできないことをしてしまった」と涙ながらに反省の弁を述べていましたが、やっぱりクスリってそう簡単に止められないものなんですね。あの涙はなんだったのでしょうか。  小向容疑者が表紙を飾った「月刊サイゾー」2010年 01月号 は、プレミアが付くかもしれませんので、お持ちの方はぜひ大事に保管してください。  それでは、小向Bombがやってくる前の人気記事ランキング、ご覧ください! 第1位 「ついに死亡者も......」事故続発の東京ドームシティ 営業再開は困難か もう怖くてジェットコースターには乗れません。 第2位 不倫疑惑浮上でも強気な宮迫 その裏には「週刊現代」と今田耕司の法廷闘争があった!? 芸人さんならもうちょっと気の利いたいいワケを。 第3位 「それでも年収1,000万超」テレビ不況の中『日テレ×労組』の対立が法廷へ!? どんだけ欲しいのよ! 第4位 逮捕よりもショック!? 本が「サッパリ売れない」酒井法子の不確かな前途 元ダンナは行き倒れだし......。 第5位 警察もお手上げ! マニラに逃亡した小向美奈子の策略とは? ものすごい展開になってます。 次点 「サッカー長友佑都の欧州移籍で「持ってなかった」本田圭佑とエイベックスがピリピリ!? 本田、一発屋説。 次々点 高齢化するニートはどこに行くのか? "戸塚校長"のその後『平成ジレンマ』 ある意味、メディアの犠牲者?

Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」(後編)

IMG_0162.jpg前編はこちらから ──そ、それはそれでトラウマ! あと、よくテレビや雑誌で「親に殴られて育つと、子どももそういう大人になる」みたいに言われるのが大嫌いで。医学的、科学的に証明されてるのかもしれないし、確かにそういう負のスパイラルがあるのは分かるけど、「お前はもう既に失敗したレールの上を歩いていて、もうずっとその上を歩くしかないんだ」って言われてる気がして、すっごい悔しいんです。 K それは変えられるし、親だって人間だしさ。それこそ親が俺たちを育ててる頃なんて、今の俺たちと同い年ぐらいだったりするわけだから、幼いわけじゃん? 自制心なんて利かない部分はいっぱいあるわけだから、それが分かってると、許せるというか、理解できるようになるし。 ──もちろん許すし、理解してるつもりでいるけど、たまに「虐待された子どもはどうせ~」とか「片親は~」みたいに言う人がいると、人のことでもすごく腹が立ってしまう。なんで自分の人生を創ろうと頑張ってる人に、上からわざわざ「不幸!」ってレッテルを貼りたがるんだろう。「なんだよ! 不幸にならなきゃいけないのかよ!」って、すごくムカつくんです。 K 俺は鈍感だったのか、人からそういう陰口みたいなのがあっても、全然気になんなかったんだと思う。例えば「あそこは家がちゃんとしてない」とか「親が片親で~」とか「躾がちゃんとできてない」って言われても、「お前らに何が分かるんだ?」って思ってたし。親も、俺に対してはちょっと狂ったようなところもあって......。例えば俺が問題を起こして、外で怒られたり苦情が来たりすると、「恥ずかしい。恥ずかしくて近所歩けない。あんた殺して私も死ぬ!」って、何年も日常的に言われ続けてたから、最後は「殺されてたまるか!」ってなってたもんね。「寝てるうちに殺してやる」ってよく言われたから、「寝るのこえーな......」と思いながら、寝ちゃうんだよね、中学生だから。で、起きると殺されてなくて、「なんだよ、本気じゃねえじゃん」って。 ──お母さんもいろいろ追い詰められてたんでしょうけど、病弱で死ぬか生きるかの幼少期を経て、またスリリングな思春期を過ごされましたね......。ちなみに、幼少期はどういう病気だったんですか? K 腎臓が悪くて、それが合併症を起こして、みたいな。もともと未熟児で生まれてきちゃったから体力もなくて、負のスパイラルが重なって病気になってたんだけど、医学の力と俺の生命力で、小学校2年生くらいにはもう何にも病気しなくなった。おかげで自分の力を過信して、だいぶ悪さはしましたけどね。死ななかったから楽しまなきゃって(笑)。 ──楽しみすぎです! アメリカに留学したのはいつですか? K 高一の終わりくらい。 ──そんな早くから? KKKとかがいた場所に留学したんですよね? なんだってまたそんな治安の悪い場所に......。 K だってまあ、こっちに居場所がない感じになっちゃって。 ──寝てる間に殺されるから? K そう(笑)。いや、家も親も好きだったけど、ずっと一緒に住んでるのが窮屈だったし。国内で学校行きながら一人暮らしは無理そうでも、「海外に行きたいんだ」って言えば、なんとか脱出できるかなって思って。なんとなくこの場所も飽きたかな~って感じで、行っちゃいました。 ──8年もアメリカにいたんですよね。8年って相当じゃないですか。なのに会話にもラップにも全然英語を入れないですよね。長く英語圏にいた人って、ちょいちょい会話の途中で流暢な横文字が出たりするじゃないですか。 K あれは、あんまり良くないと思う。その人たち同士のコミュニケーションがそれで円滑にいくならいいけど、日本語として表記したときに、あんまりカッコよく見えないなと思って。ちっちゃいころからずっと外国にいて、本当に"ちゃんぽん"でしかしゃべれない人もいるけど、そういうの、なんかこう言葉として物足りないというか、未熟。一貫性がないから。だったら、英語を外来語として日本語に変化させて日本語の中に入れてればいいんだけど、途中から英語になって、また日本語になって......っていうのは、俺は言語として破綻してるって思うのね。 ──英語が入ってると、「その単語なんて意味だっけ?」とか「あれ? 今のは日本語? 英語?」って混ざっちゃって、聴いてるだけだとちんぷんかんぷんになったりします......。 K インター出身の人たちが話してると、ただ頭の中で訳すのがめんどくさいから、使いやすい言葉を記号のように混ぜて使ってるんだなって思うけど、日本語ラップとか、音楽業界で英語の歌詞を混ぜてる人って、たぶん9割が英会話自体できないし、ヒアリングもそんなできないと思うのね。俺の分析だと、洋楽って、曲中の1.5割くらい英語の殺し文句みたいなのが入ってて、そこがタイトルだったり分かりやすい言葉だったりするでしょ? そこだけなんとなく頭に入ってるから、自分の曲でも1.5割くらい英語のフレーズを入れて、日本語の部分の発音を曖昧にして、なんとなく曖昧にさせてカッコいいと思ってるんじゃないかな。 ――おお、すごい。納得しました。 K でしょ? だから英語のヒアリングができない人でもそこそこ分かる「アイガッチャ」とかをピックアップして、自分の歌詞にも入れてるんじゃないかなって。聴いてると、たぶん本当にそんな感じなんですよね。だから、ちょっと英語が分かる立場から英語のラップと、日英のちゃんぽんのラップを聴くのとじゃ、もう言葉としても、英語のほうが断然聴きやすいし、日本語と英語と混ぜてんのに何にもなってないっていうのが、正直、「ダセーな」って思う。で、こうやって正直なこと言うと、みんなに嫌われる(笑)。 ──あはは! でも、そのせいかKダブさんのラップはかなり聴きやすくって頭にすっと入ります! 『それでも生きる子どもたちへ』のテーマソングだった『ソンはしないから聞いときな』の歌詞で、「なんだってやれる」「なんだってなれる」って、Kダブさんが言うじゃないですか。あれを聴いて、私は子どもの時から「どうせ......どうせ......」って性格だったから、いろんなことにチャレンジしないまま、こうして歳を取っていって、一つ一つ道が消えてって、私は今まで何をしてたわけ? って、情けなくて涙が出そうに......。 K あれは大人に向けてる歌じゃないからね(笑)。大人にはたぶん、もっと現実とか真実とかを突きつけなきゃいけないんだけど、子どもたちが今の世の中を見たら、おそらく俺が子どもの頃よりもよっぽど不安が多いんじゃないかなって。実際、景気とか雇用とか、どんどん道は狭まってるわけだし。でも、それを「そういうもんだから」って言って諦めちゃったら、子どもは子どもらしくなくなっちゃう。皆がやりたいことをやれてるわけじゃないけど、本気で信じて貫いてきた人は、やれてることもいっぱいあるじゃない? 全員は無理だと思うけど、ある程度は叶う。大人たちが子どもに対して無関心になってきた今の時代、子どもたちにはそれくらいの"おまじない"は必要かなって。子どものうちから斜に構えて、「やったってどうせ何もうまくいかねえよ」ってなったら、それこそ愚連隊みたいになっちゃうよ。 ──愚連隊とまではいかずとも、なんだか残念な大人になってしまいました......。私の場合、もう子どもとか親とかを守らなきゃいけない歳なのに、まだこうして誰かに「助けてー!」みたいなことを言ってばかりで、もう自己嫌悪で「うわああああ!」ってなりますわー。 K みんなそうだと思うよ。俺もそうだし。でも、心無い大人が多いから、そいつらが何もしないんだったら、口で言えることだけは言おうかなって。俺、来年のテーマがたぶん「親孝行」になると思うんだけど、どうやれば親孝行ができるんだろう。残りの短いタイムリミットの中で。 ──親孝行、難しいですよねぇ。一人っ子ですか? K 一人っ子。 ──荷が重いですな! うちは姉が先に子どもを作ってくれたし、母も父が亡くなって故郷に戻るので、孫に関してのプレッシャーからはかなり逃れました! K 階段から落とされたお父さん亡くなったの? ......「私にも一回つき落とさせて!」って、小明の恨みが!! ――普通に寿命ですよ!! K あはは。でも、次女だからいいよね。俺はひとり息子だし、俺には全然安心してないから、ちょっと景気が悪くなると、「あんた大丈夫なの? 続けていけんの?」って言われるから、嫁もらって、子ども作って、おばあちゃんにっていう感じにしてあげたいけどねぇ。 ──子ども好きだし、結婚の予定はないんですか? K うーん、しようとしても、女の子に途中下車されちゃうみたいな。したいですけどね。宇多丸とどっちが先かな。(※宇多丸さんは2011年2月10日に入籍を発表しました) ──宇多丸さんはラジオで彼女や同棲の話もオープンにしてて、若干リーチかかってる気がしますね。 K ね。俺ちょっと今度言ってやろうかと思って。女ができて芸風が変わってきたっていうのが最近の俺の不満で。女できて、地上波も出てるでしょ? ──『1924』(フジテレビ)、見てますよ! 宇多丸さん、自然に司会されてますよね。 K ちょっとリセットし始めてるんだよね。地上波向けというか、マス向けの自分を。 ──『ウィークエンド・シャッフル』(TBSラジオ)もギャラクシー賞取りましたしね。 K あの辺りからねぇ、ちょっとねぇ? ──あはは! これからも仲良く頑張ってください! 今日はありがとうございました! (取材・構成=小明) ●Kダブ・シャイン(けーだぶしゃいん) 1968年、東京都生まれ。93年に友人だったZEEBRAらと共にラップグループ「キングギドラ」を結成し、95年にデビュー。96年からはソロ活動も活発に行っている。近譜は2枚目となるベストアルバム『自主規制』(ワーナーミュージック・ジャパン)。 ●小明(あかり) 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
自主規制 最強のメッセージソング集。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」(前編) 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

男子だって着せ替えしたいんです、プロテクターを! 「聖闘士聖衣大系」今昔物語

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現在発売中の「聖闘士聖衣神話」シリーズ。技術の進歩が見て取れる。
(写真協力は全て「まんだらけコンプレックス(新秋葉原店)」)
 アナログとデジタルの過渡期であった1980年代。WiiもPS3もなかったけれど、ジャンクでチープなおもちゃがあふれていた。足りない技術を想像力で補い、夢中になって集めた「キン消し」「ミニ四駆」「ビックリマンシール」......。なつかしいおもちゃたちの現在の姿を探る!   1980年代後半、日本の男子向け玩具の概念を一変させたホビーが存在した。その名は「聖闘士聖衣大系(セイントクロスシリーズ。以下、大系)」。後に多くのフォロワーを生み出し、いわゆる「クロス系フィギュア」ブームの火付け役となった画期的なフィギュアのシリーズである。今回の「バック・トゥ・ザ・80's」は、「大系」、そして「クロス系フィギュア」を振り返ってみよう。 ■男子向け玩具の歴史を変えた「聖闘士聖衣大系」  まずは「大系」について解説しよう。シリーズ名を見た時点で気づいた人も多いかもしれないが、これは1986年に原作漫画が「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載開始、同年テレビ朝日系列でアニメ放送がスタートした大ヒット作『聖闘士星矢(セイント・セイヤ)』の、バンダイから発売されたキャラクター・フィギュアのシリーズである。  女神アテナを守り、地上の平和を守るために戦うという少年たちのバトルを描いた本作は、主人公・星矢たちの熱い戦いぶりや多くの魅力的なキャラクター。そして、神話をモチーフとしたロマン溢れる設定が、男子から大きなお姉さんのハートをがっちりキャッチ! スタートと同時に大きな話題を呼んでいた。
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こちらが「聖闘士聖衣大系」の新生ペガサス
聖衣。未装着状態だが、「神話」版との違い
は一目瞭然。
 というわけで、まだアニメが子ども向け玩具の販促番組として成立していた時代ということもあり、主人公・星矢たちのフィギュアが発売されるのは当然の流れだと言える。しかし、「大系」が凡百のキャラクター・フィギュアと一線を画していたのは、「聖衣(クロス)」というプロテクターが着脱可能な上に、それが星座や神話上のキャラクターをモチーフにしたオブジェに変形するという点だろう。  さまざまな意匠のオブジェがバラバラのパーツに分割し、キャラクターに装着されるという、それまでにないギミックを搭載した「大系」は、当時の男子に空前のヒットを記録したのだ。  その勢いを物語るエピソードとして、主人公たちの敵キャラとして登場した「暗黒聖闘士」もすさまじい勢いで売れた、というものがある。  物語序盤に登場した「暗黒聖闘士」は、姿形は主人公達と同じではあるものの、聖衣は真っ黒というダーティなルックスの日陰者。発売元のバンダイも、「まさか売れるまい」と数量限定で発売したところ、これが飛ぶように売れたというから、どれだけ当時の子どもたちが「大系」を欲していたかが分かるだろう(ちなみに筆者が初めて買ってもらったのも「暗黒聖闘士」のペガサスだった)。
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クロス系フィギュアのブーム時に発売された
『鎧伝サムライトルーパー』の玩具。こちら
も多くのシリーズが発売された。
 以降、白銀聖闘士、全身金ピカのド派手な黄金聖闘士、アニメオリジナルキャラの鋼鉄聖闘士や神闘士をはじめ、テレビシリーズ最後の敵となった海闘士と多くのキャラクターが商品化され、そのいずれも好調なセールスを記録。  87年には、黄金聖闘士の「サジタリアスクロス」が男子向け玩具最大のヒットという快挙を達成した。 「当時、『サジタリアスクロス』はすさまじい人気があり、何度も再生産されました。その度に少しずつパッケージなどのデザインが変更されています。また、生産を請け負っていた下町の工場によっても製品に微妙な違いがあったようですね」  そう語るのは、漫画から玩具、ゲームなどサブカルチャーに関するアイテムを数多く取り扱う「まんだらけ」の店員T氏だ。  そんな「大系」だが、「クロス系フィギュア」という新ジャンルを開拓すると同時に、男子向け玩具の常識を大きく覆す実績も残している。 「それまで男子向け玩具では、主人公は赤色というルールがあったのですが、『聖闘士星矢』の星矢は服こそ赤色ですが、聖衣は白色です。にも関わらず、ヒットを飛ばしました。そして金一色の黄金聖衣も、当時としては異色の玩具ですが、これも大ヒット。『暗黒聖衣が売れたことから、敵役でも魅力的なら売れる』と判断した当時のバンダイの先見の明の賜物ですね」(「大系」コレクターA氏)  ただ売れただけではなく、売れる玩具の常識すらも塗り替えた「大系」は、名実ともに時代を変えたホビーだったのだ。
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こんなものも出てました。『ビックリマン』の
人気キャラ・ヘッドロココがアンドロココの
クロスを装着して変身!
■続々誕生したクロス系フィギュア  空前の大ブームが起こると、二匹目のどじょうを狙うフォロワーが次々と誕生するのが世の常である。  もちろん『聖闘士星矢』に続けとばかりに、「聖衣」っぽいプロテクターを着けたヒーローが80年代末から90年代初頭にかけて大量に生まれた。  戦国武将チックなプロテクターを装着する和風アクション『鎧伝サムライトルーパー』、SFチックな洗練されたデザインがクールな『超音戦士ボーグマン』、インド神話をモチーフにしたプロテクターがミニ四駆のように走る『天空戦記シュラト』など、雨後の筍のように「クロス系」アニメが誕生。それに伴い、クロス系フィギュアも続々と発売された。  また、「大系」を世に放ったバンダイも、「中の人」にプロテクターを装着させる仮面ライダーのフィギュアや、アムロやカミーユといった『ガンダム』のキャラクターにプロテクターを装着させてSDガンダムにしてしまう「ガンダムクロス」という異形のフィギュアを発売。  さらにはゲームでおなじみのエニックス(現スクウェア・エニックス)からも、『ドラゴンクエスト』の主人公にロトの鎧などの装備を装着させる「伝説の鎧」シリーズなる玩具も発売され、80年代末から90年代序盤は「クロス系フィギュア」百花繚乱の時代であった(ちなみに、リアルタイプのガンダムにクロスを装着させる「リアルガンダムクロス」なんてブツも存在している)。
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なんとも言えないゴージャス感がたまらない。
黄金聖衣が勢揃い。当時の玩具業界を代表
するヒット商品となった。
 しかし、やはり「クロス」の魅力はプロテクターとして装着したときのカッコよさと、オブジェ形態の美しさであり、それらが両立するところにこそある、と筆者は言いたい。  確かにフォロワーの「クロス系フィギュア」は、技術の向上などもありプロテクター形態の完成度は眼を見張る物も多くあるが、一方のオブジェ形態については二の次のような印象を受けてしまう。中には、オブジェ形態そのものが存在しないアイテムもあったりして、やはり両者のクオリティを保っていた元祖「クロス系フィギュア」である「大系」の完成度は群を抜いていたと再認識させられるばかりだ。 「多くのフォロワー的作品が生まれて、クロス系フィギュアも数多く誕生しましたが、やはり『大系』以上の美しさと完成度、そして人気を得た商品はありませんでした。さすが元祖といったところでしょうか」  先述のまんだらけ店員T氏もこのように語る。
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クロス系フィギュアブームの末期に発売された
『特捜エクシードラフト』の「トライジャケッ
ト」シリーズ。思い切りコストダウンされた
構成になっており、全体的に残念な感じ。
 また、日本と同じくらい『聖闘士聖衣』の人気が高い海外では、なんと04年まで「大系」の新作が作られ続けていたというから驚きだ。 「日本国内で、『聖闘士星矢』に関する新作商品の発表会などがあれば、今でも海外から多くのファンが訪れています」(まんだらけ店員T氏)  かつて庶民の娯楽に過ぎなかった浮世絵が海外に紹介された際に西洋の芸術へ多大な影響を与えたように、今やクロス系フィギュアもまた世界中の玩具コレクターやアニメファンに影響を与える世界的なアイテムとして定着した......というのは言い過ぎだろうか。 ■そして神話へ......  さて、その後の「大系」についても追いかけてみよう。90年代に入り、テレビアニメの放送終了に伴い「大系」は一旦終了。それから時を置かずに一世を風靡した「クロス系フィギュア」ブームも沈静化する。  しかし、そのクオリティの高さから「大系」は、オークションなどにおいて高額で取引させる人気アイテムとして流通し続けることとなる。  そして、01年にはバンダイから12体の黄金聖衣が復刻販売。その反響の大きさからアニメの復活、そして新たな「クロス系フィギュア」シリーズとして「聖闘士聖衣神話(セイントクロスマイス)」が03年よりスタートすることとなった。  10年以上の時を経て復活した新シリーズは、当時ファンだった若い世代のスタッフが多く参加し、ファン心理をビシビシとついてくる痒いところに手の届くアイテムを続々リリース。現在も新作が発売される人気シリーズとなっている。  ちなみにもっとも売れたのは、「大系」と同じくサジタリアスの聖衣らしい。  また『聖闘士星矢』以外にも、バンダイは『鎧伝サムライトルーパー』や『仮面ライダー』シリーズのクロス系フィギュアを発売している。その血統は現在も脈々と受け継がれているのだ。
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クロス文化の正当な継承者として2000年代半ば
まで発売された「変身装着」シリーズ。平成
ライダー以外にも、昭和ライダーや宇宙刑事
シリーズなども扱った渋いシリーズ。
 なおクロス系フィギュアの元祖「大系」だが、つい最近まで香港バンダイより新作が発売され続けていたというのは先述の通り。 「『聖闘士星矢』の人気は海外でも高く、また香港は日本と同じくらい玩具市場が成熟しているということで、わざわざ日本から金型を持ち出して現地スタッフで新作を生産したようです」(先述のまんだらけ店員T氏)  クオリティそのものは日本国内で生産された過去の商品と比べるとちょっぴり残念な点もあったりするが、80年代に発売されたフィギュアをベースに、最新の技術を惜しみなくつぎ込んでいる現代の「大系」には、ロートル車に最新のモーターを搭載した改造車的な味わいが感じられる。  現在は海外でも「聖闘士聖衣神話」が人気の主流となっている模様だが、80年代ハンター的には今後の「大系」の展開も気になるところである。 (取材・文=有田シュン) ※取材協力:まんだらけコンプレックス < http://www.mandarake.co.jp/shop/index_cmp.html>
聖闘士聖衣大全 パーフェクトブック。 amazon_associate_logo.jpg
●【バック・トゥ・ザ・80'S】バックナンバー 【Vol.4】学校で唯一読めたコミック! 『エスパークス』今昔物語 【Vol.3】ゲームの可能性を広げた80年代のミッキーマウス 「パックマン」今昔物語 【Vol.2】世代を超えて愛される地上最速ホビー「ミニ四駆」今昔物語 【Vol.1】手のひらに広がる大冒険!「ゲームブック」今昔物語

Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」(前編)

akarildub.jpg  モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第21回のゲストは、「渋谷のドン」こと、ラッパーのKダブシャインさんです! [今回のお悩み] 「亡き父のこと、思い出してしまい......」 ──ご無沙汰してます! 『それでも生きる子どもたちへ』という映画を宣伝するネット番組でご一緒して以来なので、3年半ぶりになるんでしょうか? K そんなに経つんだ! あの番組、「面白かった」とか評判よくない? ──嘘だー! Kダブさんは面白かったですけど、ネットにアップされているのを見返したら私が駄目すぎて辛かったですよ......。Kダブさんは、宇多丸さんとの『第三会議室』が面白いって定評があるから、ネットの動画でも「この女じゃダメだ、宇多丸を呼べ!」ってコメントが連打されてたし......。 K でも、「小明ちゃんとコッちゃんのコンビいいよね~」みたいな書き込み見たよ、Twitterで。宇多丸はね、俺に冷たいから。 ――前に会った時も言ってましたね、「宇多丸は俺を光らせない」って。 K そう。輝かせてくれない。Kダブ、シャインさせない。 ──(流して)KダブさんはTwitterで毎日大変な数をリツイートしてますよね。TLで情報発信してTwitterをコッタTVにするっていう画期的な使い方を......と言おうとしたら、今日はまだ一個も書いてない! K はいはい、もうそろそろ飽きてきました。最近、絡むの面倒くさいから。 ――人数が多いと、本当にイタイ人とかも来ませんか? K イタイし、ムカつく奴もいるし、まぁ、もうプロレス? ──ガチも仕掛けまくってますねー。あと、2ちゃんねるの書き込みをリツイートしたり、かなり型破りな遊び方もしてましたけど。 K 名づけて「ネットテレポーテーション」。 ――なんて自由な! K それがTwitterの面白い遊び方かなって思ってたんだけど、みんなに「違うよ!」って言われて。 ──うん、たぶん違いますね......。えっと、今日はKダブさんにお会いするから、このアルバム(『生きる』『理由』『マニフェスト』)を持ってきたんですけど、そしたら、いつもちょっと怖い渋谷を強気に歩けましたよ。なんか、こう、渋谷のドンに守られているような気がして......。 K ああ、三枚のお札みたいな(笑)。 ──そんな感じ(笑)。それで、しょっぱなからちょっと重い話になるんですけど、Kダブさんの半生を綴ったアルバム『理由』に入っている「save the children」は、虐待から子どもを救うラップですよね。うちの父は昭和な頑固親父だったから、すぐに手が出るタイプで、けっこう不条理なこともされたんです。一番衝撃的だったのは、階段の上でちょっと口論になって、ふっと間が空いた次の瞬間、父親が私の目を見ながら私を階段から突き落としたんです。やたら受身がうまかったみたいで、ゴロゴロ回転して落ちても無傷だったんですけど。 K 本当? 昼ドラとか2時間サスペンスとか、それでみんな死んでるよ。お父さん、謝った? お母さんは怒らなかったの? ──いや、「自分は何もしてない、あいつが勝手に落ちた」って言われて、母も何が起きたのか分からない感じで。今はネット社会で逃げ道も探しやすくなってるけど、昔は家にパソコンなんてなかったし、子どもにとって、親や学校が自分の世界の全てじゃないですか。あのときは「あっ、私、殺されるんだ」って本気で思いました。 K 真実は分かりにくいもんね......。ドラマだったらそこへ刑事がやってきて、そいつがお母さんと......。 ──ちょっと、変な話にしないでくださいよ! 単純に、私は母の連れ子で、前の父親に顔がよく似てたし、そのうえ反抗期でひきこもり気味だったから、大人になれば、「そりゃイラッとくるよなぁ」って分かるんですけど、当時は「いつ殺されるんだろう?」ってビクビクしてました。「私、あの人が死んでも絶対泣かない」なんて思って。でも、今、多少の複雑な感情はあれど、嫌いなわけじゃないし、確実に好きなんですよ。父も私を好きだったはずだし。Kダブさんも、父親とは一緒に住んでないけど、絆があったでしょ? K 離れているからこそ、逆に愛着があるというか。いないことによって「いてほしい」って余計に思ったりするから、俺は父親がいないことがそんなにマイナスには働かなかったんだよね。母親は口が悪かったから、言葉での虐待みたいなのは無意識にいっぱい受けたけど、幸い暴力的なのは記憶の限りではないし。だからやっぱり、俺が「save the children」で言いたかったのは、そういう問題はどうしても第三者が介入しにくいものだけど、おせっかいでも「まず、自分から巻き込まれにいく」っていうくらいの気合いが必要じゃないかなっていうこと。あの歌は、いかにも「俺が正義の味方で、すごい人間で、俺が駆けつける!」みたいに言ってるけれど、本当に俺が伝えたいことは、あの歌を聴いて口ずさむような人、そういう一人一人が「すぐ、俺に言え」っていうメンタリティで、自分が住んでる地域を見てくれるといいなってこと。普通っちゃ普通なんだろうけどね。 ――根本に愛があっても、それを上手く伝えられない人って多いんですよね。だから、そういう時に第三者が入って、状況を見直すことはすごく大事なのかも。でも、実際私も近所にどんな人が住んでいるのか全然知らないし、泣いている子どもがいても気づけないかも......。 K 日本人って「ことなかれ主義」なところがすごく多いんだけど、そこからいい加減に踏み出さないと、どんどんダメな日本になっていくんじゃないかなって。あとは、自分が子どもっぽいところがあるのね。子どもが遊んでると一緒に遊びたくなったり、動物とキャッキャキャッキャやったりするのが好きだから、3~4歳の子どもが虐待で亡くなったって聞くと、俺の友だちとか仲間がやられたと思っちゃうんだよ。大人としてどうこうっていうより、「やめろよ!」って仲間を守りたいっていう気持ちが強い。これ言うと、「頭おかしいんじゃない?」って言われちゃうけど、俺の中で一番デカイのは、「俺の仲間を、友だちをひどい目に遭わせるな!」っていう感じなんだよ。で、「俺がこらしめてやる!」って。 ──かっこいい! アニメに出てくるヒーローみたい! K 子どもがアザ作ってたら「お前このアザ見ろよ、どうやってやるとつくか知ってるか?」って言ってバーンって。で、子どもが「お父さん叩くのやめてー!」って言ったら、父親に「見ろよ......!」って。 (後編につづく/取材・構成=小明) ●Kダブ・シャイン(けーだぶしゃいん) 1968年、東京都生まれ。93年に友人だったZEEBRAらと共にラップグループ「キングギドラ」を結成し、95年にデビュー。96年からはソロ活動も活発に行っている。近譜は2枚目となるベストアルバム『自主規制』(ワーナーミュージック・ジャパン)。 ●小明(あかり) 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
自主規制 最強のメッセージソング集。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

大相撲の「八百長」をのさばらせてきた大マスコミ・司法の責を問う

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「週刊新潮」2月17日号中吊り
●第79回(2月8日~2月14日発売号より) 第1位 「八百長裁判『巨額賠償』で週刊誌を萎縮させた『司法』の暗愚」(「週刊新潮」2月17日号) 第2位 「小向美奈子にまた『逮捕状』!」(「週刊文春」2月17日号) 第3位 「交際2年!『SMAP』稲垣吾郎『スレンダー美女とお泊まり愛』撮った!」(「フライデー」2月25日号)  4月に東京都知事選が行われる。石原慎太郎氏の4選出馬か、蓮舫、東国原、舛添氏らも取り沙汰されている。  今週のポスト「シリーズ 天下の極論」に石原氏の持論が載っている。いつもの「日本はアメリカの妾」論から、日本の現状を「これは平和の毒です。あまりにも長く緊張感のない時代が続いたために、国家としての我欲が張り、社会が堕落してしまったのです」と嘆く。  「無駄に爆発するエネルギーさえ失ってしまった」日本の若者と韓国の若者を比べ、彼の国の若者が人生に対して積極的なのは"徴兵制"があるためだとして、日本の若者にも「自分の生命、存在が脅かされる経験」をさせるために、「高校を卒業した年齢の子供は、1年間か2年間、軍隊か警察か消防に入る義務を課すべき」だと説く。  こうした考えを持つ人物が、首都の顔であり続けることがいいのかどうか、私も都民の一人として、じっくり考えてみたい。  さて、今週の第3位は「SMAP」稲垣吾郎の熱愛をスクープ撮した「フライデー」の記事。  菅野美穂との破局から2年ほど経った稲垣が、「昨年末まで大手芸能プロダクションに所属」していたロングヘアのスレンダー美女と、1月中旬、目黒区の焼き肉店でデートした後、別々にタクシーに乗って、稲垣のマンションへ「お泊まり愛」したという。  翌週も、件の美女が稲垣のマンション近くでタクシーを降り、反対側の路地で佇む彼女を、稲垣がわざわざクルマで迎えに行き、すぐ前のマンションの駐車場に消えていった。  芸能プロ関係者が、「二人とも真剣で、すでにお互いの両親にも紹介済み」だと話している。  オフの日なのだろう。彼女と別れた後、稲垣がゴルフの打ちっ放しで汗を流すショットもあるから、じっくり張り込み取材を続けていたことがわかる。  やや人気に翳りが出てきた「SMAP」とはいえ、「嵐」など人気グループがいるジャニーズ事務所の嫌がる記事をやるには、ある程度の覚悟がいったはずだ。  芸能活動をこれから再開するという彼女の名前や、事務所のコメントがないのを、何らかの事務所側とのやり取りの「痕跡」と見るのは穿ちすぎだろうか。  第2位は、ワイドショーなどがフィリピン・マニラまで追いかけて、バカ騒ぎをしているが、そのきっかけをつくった「小向美奈子に逮捕状が出た」とスクープした「文春」の記事。  新聞、テレビでこの件が報道されたのは8日の火曜日。「文春」が発売されたのは9日、水曜日だが、校了は7日の月曜日、たぶん夕方だろう。おそらく他のメディアは、「文春」の新聞広告を事前に入手して事件を知り、あわてて取材に走ったはずだ。  だが、ちょい気になるのは、記事中で全国紙社会部記者が、小向が付き合っていたイラン人が所属している覚せい剤密売組織が、警視庁に摘発され、小向に逮捕状が出されたと話していることだ。それだけ知っていれば、自分のところの紙面で書けばよかったと思うのだが、ブン屋サンのやることは不可解である。ちなみに「文春」の誌面に載っている「覚せい剤密売9容疑者逮捕」という記事は朝日新聞である。  ともあれ、小向は09年に覚せい剤取締で逮捕され、現在執行猶予中だ。再犯となれば実刑もありうる。ストリッパーとして注目され、ようやくタレント活動も再開の目処が立ったところだった。  覚せい剤犯の再犯率は5割を超えるという。そういえば、最近、本を出したのりピーこと酒井法子は大丈夫なのだろうか。  八百長問題に早くけりをつけたい相撲協会だが、そうは問屋が卸しそうにない。これまで、八百長はない、聞いたことさえもないと言い張ってきたのだから、「ポスト」「現代」の怒りもヒートアップするばかりだ。  「ポスト」が30年も八百長を追及し続けてきたと「本家」を誇れば、「現代」は、うちは59年4月12日号の創刊号で「八百長はやめてくれ」という記事を掲載しているから、52年になるぞと胸を張る。  「現代」は、なにしろ八百長の記事で相撲協会などから訴えられ、総額4,785万円を払えという判決が確定し、その上、昨年の11月27日号で、記事取り消し広告まで掲載したから、はらわたが煮えくりかえっている。  今週号では、「本誌は相撲協会理事長と八百長力士を『詐欺罪』で警視庁に告訴する」と、巻頭で告知し、先の裁判で提出した「八百長を証明する『陳述書』」、「朝青龍と北の湖親方の法廷証言」も公開している。記事中には、朝青龍と北の湖の「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りのないことを誓います」という宣誓書への署名まで載っている。  八百長関連では、群を抜く怒りとページ数だが、今週は、「新潮」の記事に軍配をあげたい。以前から裁判所攻撃では定評があった「新潮」だが、八百長裁判で最高裁までが出した高額賠償判決は、裁判官の世間知のなさを明るみに出したばかりでなく、週刊誌を萎縮させた「愚行」であったことは間違いない。 「八百長を知っていて書かない、正確に言えば、相撲協会が恐くて書けない大マスコミ。八百長が相撲界で放置されてきた一因は、ここにあろう」(「新潮」)  この問題を取り上げるのは週刊誌だけだと思われていたのに、その足を引っ張ったのが司法だったのだ。  私も名誉毀損で訴えられ、法廷に出たことがあるが、私が裁判官から受けた第一印象は、「週刊誌は悪」だという先入観を持っている人間だというものだった。  週刊誌は嘘ばかり書く。国技といわれ、裸一貫で頑張っている相撲取りを侮辱するような記事は許さん。そうした"偏見"から出されたのが、5,000万円近い賠償金の支払いと、行き過ぎた「記事取り消し」広告の掲載である。  しかも、権力ベッタリの大新聞は、「現代」への一審判決が出たとき、「取材は杜撰」と斬って捨てたのだ。それがいまは、八百長は昔からあったのではないかと、世迷い言を連日書いている。  相撲協会とメディアの癒着を、私の経験から話してみたい。「フライデー」編集長のときは、若貴全盛時代だった。今からは信じられないが、館の前には多くのダフ屋がいて、法外な値段で呼びかけていた。  「フライデー」は記者席に入れないため、仕方なく、高額なカネを出してダフ屋からチケットを買うこともあった。ようやく入っても、遠くからではいい写真を撮ることができないため、通路で、観客の邪魔にならないように写真を撮っていた。  毎号毎号、若貴の写真を掲載していると、相撲協会から何度か撮影をやめるよう申し入れがあった。だが、その代わりに席を用意してくれるわけではないから、何とか算段して、見つからないよう用心して写真を撮っていた。だが、相撲協会の人間が寄ってきて、カメラマンが問答無用で外に放り出されてしまうことが何度かあった。  後で調べてみると、協会にご注進していたのは、新聞やテレビの記者たちだったことがわかった。  体制にベッタリと寄り添い、自分たちだけの特権に胡座をかき、他のメディアを排斥する体質が、八百長問題だけでなく、大相撲改革を遅らせてきた大きな元凶の一つだということに、裁判所だけではなく、新聞、テレビの人間も気付くべきだ。 (文=元木昌彦)
八百長―相撲協会一刀両断 元大鳴門親方はこの本の出版直後に謎の"病死"。 amazon_associate_logo.jpg
ターゲットは高齢者と富裕層 相続税増税で税率80%もあり得る!? 「ポスト」のエロ度がエスカレート! "エロ検定"、あなたは何問正解できる? 「評価されすぎ!?」副知事辞任で見えた河村名古屋市長の実像と虚像

惚れてしまいそうな大人の味「バーレーン・タイ キッシュ」

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料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。  「ただいまー。頼まれていたもの買ってきたよ。材料の原産国まで指定されていたから、スーパーを何件も回っちゃったよ」 IMGP2154.jpg  「おかえりなさい。今日の料理はどうしてもバーレーン産のワタリガニとタイ産のエビが必要なのよ。これでAKB48の渡辺麻友が大好きなあなたのためにキッシュをつくるからね」 IMGP2123.jpg IMGP2122.jpg  「へー、キッシュか。でも渡辺麻友がどう関係するんだろ」  「あら、分からない? ほら、渡り廊下走り隊7の新曲が出たでしょ。国生さゆりのカバーのやつ」  「バーレーンのカニとタイのエビでキッシュ......分かった!」 父&母 「バーレーン・タイ キッシュ(バレンタイン・キッス)!」 IMGP2255.jpg  「ありがとう。大人の味ね! でもやっぱり手作りチョコレートも欲しいなー」  「用意しているわよ。はい、これ」 IMGP2196.jpg  「な、なにこれ?」  「田作り(手作り)チョコレート!」 ■材料 IMGP2117.jpg ・バーレーン産ワタリガニ 適量 ・タイ産ボイルエビ 適量 ・ほうれん草 適量 ・卵 1個 ・牛乳 少々 ・とろけるチーズ 1枚 ・パイシート 1枚 などなど ■作り方 1、タイのエビは殻をむき、バーレーンのカニは蒸して殻から身を掘りだす。 2、ほうれん草を一口サイズに切り、1とバターで炒める。 3、耐熱皿にパイシートを広げ、2を盛り付けて、卵と牛乳と塩・胡椒を混ぜたものをかける。 4、とろけるチーズを乗せて、180度に余熱しておいたオーブンで焦げ目がつくまで焼く。 5、田作りチョコレートは、見ての通り。 ■玉置メモ ・ワタリガニがバーレーンから輸入されているって知ってました? ・タイは魚の鯛にしようと思ったのですが(材料写真に入っている)、2件目のスーパーにタイ産のエビがあったので、刺身で食べてしまいました。 ・ほうれん草を入れたのは、「ほうれん草=惚れそう」という、隠し味ならぬ隠しダジャレ。 ・田作りなんて若い人は知らないかもしれませんが、カタクチイワシの稚魚を干したものを煮たものです。けっこう甘いので、チョコレートをかけてもそれほど違和感ないですよ。 (文・写真=玉置豊) ●たまおき・ゆたか へんな料理研究、マイナーアウトドア、狩猟採取が趣味のWEBディレクター、ときどきライター。「デイリーポータルZ」、「地球のココロ」、「@ニフティ つり」など で連載中。 < http://www.hyouhon.com/>
バレンタイン・キッス(通常盤) 本当の甘さが欲しい方はこちらを。 amazon_associate_logo.jpg
■男のダジャレレシピ・バックナンバー 【第7回】3分で出来るお祝い料理 「脂肪コーン、5を書く!」 【第6回】正月ボケに効果てきめん 「意外! タイなら七臭粥」 【第5回】気分次第でアレンジ可能 「麻婆茄子! 干し芋乗っかっちゃう!」 【第4回】三つの味が楽しめる豪華ディナー 「三択ロース」 【第3回】贅沢の極み! 「いい肝のカワハギのいい肝ばかり」 【第2回】ひと手間かければ豪華な一皿! 「タンカレー ナンバナナ天」」 【第1回】甘くて辛い 大人のおつまみ 「マスタードナッツ」

ターゲットは高齢者と富裕層 相続税増税で税率80%もあり得る!?

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「週刊現代」2月19日号 中吊り広告より
●第78回(2月2日~2月7日発売号より) 第1位 「大相撲と八百長」(「週刊現代」2月19日号) 第2位 「相続税は80%になる」(「週刊現代」2月19日号) 第3位 「現代の肖像 阿武野勝彦」(「AERA」2月14日号)  「元連合赤軍最高幹部の永田洋子(ひろこ)死刑囚が5日午後、東京・小菅の東京拘置所で多臓器不全のため亡くなった。65歳だった」(2月7日のasahi.comより)  私と同年である。私は大学時代、バーテン稼業のノンポリだったが、彼女は薬科大生のときから革命運動に走り、過激派の指導者となっていった。1972年、山岳ベースで総括と称して仲間12人をリンチで殺した首謀者として逮捕される。  革命という言葉が夢物語ではないかもしれない、そう思えた時代だった。その後の人生を、彼女は裁判と獄中で過ごし、私は雑誌屋稼業を細々と続けてきた。  若松孝二監督の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(08年公開)を見ても、彼女たちの"狂気"は理解しがたい。だが、主義主張は別にして、青春を燃焼し尽くせる時代が確かにあったことを、甘酸っぱい感傷とともに思い出させる、彼女の死だった。  今週の3位は「東海テレビ」のプロデューサー阿武野氏を取り上げた「AERA」の「現代の肖像」。80年代初め、訓練生の死亡や行方不明事件で世間を騒がせた戸塚ヨットスクールの軌跡と現在を追ったドキュメンタリー『平成ジレンマ』が、劇場でも公開されて話題になっている。  戸塚ヨットスクール校長の戸塚宏氏とは、私も一時期お付き合いした。嵐のような世の批判を受けながらも、自分の信念を貫く生き方に、会うほどに魅せられた一人である。  行き過ぎた「体罰」の問題はあるが、こうした厳しい訓練で立ち直っていった非行や不登校の若者がいたことも事実である。  阿武野氏は多くの優れたテレビ・ドキュメンタリーを作っている。私も、裁判官の本音を語らせた『裁判長のお弁当』や、光市母子殺人事件の弁護団を、内部から撮った『光と影~光市母子殺人事件 弁護団の300日~』を見ている。  『光と影』は、彼に東京にきてもらって、ドキュメンタリー上映後にシンポジウムをやった。弁護団が日本中から叩かれているとき、弁護団側にカメラを据えて撮り続けることは、相当な覚悟が必要だっただろうが、ご本人は構えたところのない物静かな人だった。  この記事を読むと、こうした社会問題を、一商業テレビで撮り続けることの難しさに直面し、突然左遷されたこともあったという。  いまやドキュメンタリーの主戦場は映画ではなく、テレビに移っている。それも東京キー局ではなく、地方のテレビ局からいい作品が多く生み出されている。 『平成ジレンマ』は現在、名古屋シネマテークや東京・東中野ポレポレ座で上映中。これを書き終えたら見に行ってみよう。  2位は「相続税が80パーセントになる」という「現代」の記事。  私の年下の友人が訪ねてきて、90を超える祖父が先日亡くなったと聞いた。連れ合いはだいぶ前にいないというから、残された家屋とお金をどう分けるのか、なかなか大変なようだ。その上、相続税の控除額が変わるそうだから、その前に遺産分けをやらなくてはならないと、ため息をついていた。  どちらかの親が健在ならば、大きな問題にならないが、両方が亡くなると、兄弟は他人の始まりである。親が見たら嘆くだろうなというほどの醜い遺産をめぐる争いは、私の周りでも多くある。  「現代」によれば、現在の税制が作られたのは占領下、米国のシャウプ博士を中心とする7人の税制使節団が「世界で最も優れた税制」を目指して作ったそうだ。  中でも、冨の集中排除を目指して作られた相続税は「相続税論のテキストブック」と呼ばれている。それが、平成23年度税制改正大綱では、富裕層をターゲットにする「相続税の大増税」が打ち出されたのだ。  今回の相続税のポイントは、最高税率を50%から55%に引き上げることと、基礎控除と呼ばれる非課税枠を4割ほど縮小させたことである。その上、さらなる相続税増税が控えていて、その率は80%にまでなるかもしれないというのだ。 「日本国民が保有する金融資産1,400兆円のうち、その6割ほどは60歳以上の高齢者が持っている。あらゆる控除をなくして、相続税を10%かけただけでも、単純計算で毎年40兆円の税収となる。消費税、所得税をあげるには反発が大きい。そこで政権は大声を出さない高齢者と富裕層をターゲットにしているというわけです」(民間シンクタンクのエコノミスト)  残しておくより使ってしまえと、年寄りのフトコロからカネを吐き出させて、景気を刺激しようなんて、役人の考えそうなことだ。そういえば、麻生元総理も自著の中で、お年寄りからカネをふんだくれと書いていたな。  さて、大相撲春場所を中止にまで追い込んだ八百長問題は、どこまで広がるのか予断を許さない。「大相撲に八百長あり」とキャンペーンをはり続けてきた「ポスト」と「現代」が、どういう切り口でやってくるか楽しみにしていた。  「ポスト」は「角界よ、大新聞、テレビよ、片腹痛いわ!『週刊ポスト』は大相撲八百長を30年間こう報じてきた」と老舗らしく歴史を誇り、2月2日毎日新聞のスクープ「力士が八百長メール」報道など、「何を今さら」とハナで笑う。  「ポスト」が「角界浄化キャンペーン」を始めたのは80年からで、その後、元大鳴戸親方の告発や元小結・板井圭介氏の実名証言など、「国技のタブーに正面から斬り込んできたメディアは本誌だけといっていい」と豪語するが、掲載は後ろのページで4ページ、内容も今ひとつである。  では、「現代」はどうか。さすがに巻頭で10ページの「ぶち抜き大特集」である。内容は、「八百長力士はまだいくらでもいる」「『八百長メール』原資料を公開する」「『八百長』を見て見ぬふりをした相撲ムラのインサイダーたち」「『八百長報道』本誌と相撲協会の1500日戦争」「腐れ相撲協会はさっさと自主解散すべし」と、盛りだくさんである。  中でも、朝青龍や協会などが束になって訴えてきて、最高裁で上告棄却され、4,785万円の賠償金と記事取り消しの広告掲載が確定した、裁判所への恨み辛みが興味深い。裁判所から、取り消し広告には、記事は十分な裏付けを欠くもので、これを取り消しますと書けと求められたそうだが、これってどうなるのかね。このまま出したら、かえって面白いと思うのだが。  朝青龍の八百長告発では、朝青龍が法廷で、八百長など見たことも聞いたこともないと証言したはずだが、これって偽証罪にならないの? 北の湖理事長(当時)も「相撲に八百長なんかない」といい続けていたが、こういう連中を国会喚問したらどうかね。  この記事を、当時の編集長・加藤晴之氏に書いてもらいたかったと思うのは、私だけではないはずだ。そうすれば「本誌は裁判には敗訴したが、『八百長相撲の蔓延』という重要事実を、正確に伝えたと自負している」というような表現にはならず、怒りに充ち満ちた原稿になったはずなのに。  ともあれ、大相撲の八百長問題をときの横綱・朝青龍に結びつけ、読者の関心を引き付けたことや、元序ノ口・時太山が親方や先輩力士の暴力で稽古中に急死したことを告発するなど、相撲界浄化に大きな役割を果たした「現代」に敬意を表して、今週のスクープ賞を与えたい。  それにしても、野球賭博問題や八百長問題を知る立場にいた新聞やテレビの記者たちの「責任」は、もっと追及されてもいいはずである。 (文=元木昌彦)
働かざるもの、飢えるべからず。 そろそろ本気でベーシックインカム。 amazon_associate_logo.jpg
「ポスト」のエロ度がエスカレート! "エロ検定"、あなたは何問正解できる? 「評価されすぎ!?」副知事辞任で見えた河村名古屋市長の実像と虚像 "シンブンキシャ"の思考は停止中? なぜ日本の新聞はダメなのか

昼間はOL、夜は寡黙なアーティスト ソン・ニが描く秘密の快楽の世界

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©Son Ni
 『AKIRA』『ドラゴンボール』『ドラえもん』......子どもの頃、僕らの心をアツくさせた漫画やアニメが、海の向こうに住むアジアの子どもたちの心にも火をつけていた。今や日本人だけのものではなくなった、ジャパニーズ・ポップカルチャー。その影響を受けて育った、アジアの才能豊かなクリエーターたちを紹介します。 第13回 作家・イラストレーター Son Ni (兒子/ ソン・ニ)  台北市に住むSon Ni(ソン・ニ)は、昼間は特許の登録会社で経理として働くOLだ。会社がひけると家に帰り、イラストや漫画を描いたり、コラージュ作品やzine作りに時間を費やす。
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『妖怪ハンター 天の巻』
(集英社)
 自分の好きなことを黙々と続けるのが好きなだけだから、周りが面白がって、彼女の作品に関するいろんなことを聞いたとしても、返ってくる答えはそっけない。でもそれは、「自分の作ったものについて話すということに、どうしても一生懸命になれないから。ごめんなさい」とソン。自分のことに饒舌にはなれない彼女の作品からは、しかし、決して寡黙ではない彼女の内的世界がはっきりと伝わってくる。  自分の子どもの頃の環境や、影響を受けたジャパニーズ・カルチャーのことを聞くと、ポツポツと話してくれた。 「子どもの頃、同級生の筆箱にあったHello Kittyの鉛筆は、燦然と輝いていました。日本の商品は、いつも宝物のように思えました」 「好きなのは、漫画家だと諸星大二郎さん、作家だと澁澤龍彦さん。理由ですか? 彼らの作品からは、秘密の快楽が享受できるから」
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 でも、日本語が分からないので、選ぶものは、どうしても「みんなが見ているもの=流行っているもの」になってしまうというジレンマもあった。 「日本の漫画は、作家が描きたいものを描いている。これを描いてはいけない、というタブーもない。そもそも"何故描くのか"なんて聞かれない。私が日本のカルチャーから一番影響を受けたのは、そういうところです」  アートを見るのは好きだが、自分が特に詳しいとは思わない。今台湾で流行っていることも、「あまりよく知らないんです。あ、でも3Dはめちゃくちゃ流行ってるみたいです......」。  今後の予定は、特にないという。
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<画像をクリックすると拡大されます>©Son Ni
「毎日会社に行きます。そして、空いた時間で絵を描きます」  どこまでも寡黙なOLアーティスト、ソン。作る理由や、決まりことから解き放たれた彼女の想像力が行き着く先を、是非見たいと思う。 (取材・文=中西多香[ASHU]) soniportrait.jpg ●ソン・ニ 作家、イラストレーター。台湾生まれ。昼間は会社勤めをしながら、作品制作、zine制作も行う。これまで参加した展覧会(いずれもグループ展)は「樂而不雅淫畫展 Lustfully Yours」展( Hulahoop Gallery, Hong Kong 2009年)、「DRAWN from TAIWAN」展( Domy Books, Houston, USA. 2010年)。作品集に『Mermaid, Foufa 』(Nos Books, Taipei 発行 2009年)、『人體盆栽栽培』(Nos Books, Taipei 発行 2010年)。 <http://www.deadtreeopenflower.com/> <http://www.flickr.com/photos/yourson/> <http://www.nosbooks.com> ●なかにし・たか アジアのデザイナー、アーティストの日本におけるマネジメント、プロデュースを行なう「ASHU」代表。日本のクリエーターをアジア各国に紹介するプロジェクトにも従事している。著書に『香港特別藝術区』(技術評論社)がある。<http://www.ashu-nk.com > オンラインTシャツオンデマンド「Tee Party」<http://teeparty.jp/ashu/>
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■バックナンバー 【vol.12】まるで初期アニメ ローテクを駆使する南国のアート・ユニット「トロマラマ」 【vol.11】「造形師・竹谷隆之に憧れて......」 1000の触手を持つ、マレーシアのモンスター 【vol.10】"中国のガロ系"!? 80年代以降を代表するコミック・リーダー ヤン・コン 【vol.9】大のラーメンおたく!? シンガポールデザイン界を率いる兄貴、クリス・リー 【vol.8】メイド・イン・ジャパンに憧れて...... 香港の文学系コミック作家・智海 【vol.7】「血眼になってマンガを追いかけた」海賊版文化が育んだ中国の新しい才能 【vol.6】裸人間がわらわら 香港ピクセル・アートティストが放つ"アナログデジタル"な世界 【vol.5】ダメでも笑い飛ばせ! 香港の国民性を体現したグラフィック・ノベリスト 【vol.4】「教科書はガンダムの落書きだらけだった」 香港・原色の魔術師の意外な原点 【vol.3】「懐かしいのに、新しい」 読むほどにクセになる"タイ初の日本漫画家"タムくん 【vol.2】 マイブームはBL!? 香港の腐女子が描きとめる、消えゆく都市の記憶 【vol.1】「 :phunk版ガッチャマンが作りたい」 シンガポール発のデザイン集団が描く夢

「ポスト」のエロ度がエスカレート! "エロ検定"、あなたは何問正解できる?

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「週刊ポスト」2月11日号中吊り広告より
●第77回(1月25日~2月1日発売号より) 第1位 「エロ検定50」(「週刊ポスト」2月11日号) 第2位 「ツイッターが生む"反"民主主義」(「AERA」2月7日号) 第3位 「『小沢一派』涙目の覆面座談会 『あさま山荘』内閣の国会リンチ」(「週刊新潮」2月3日号)  遅ればせながらiPadを買った。32GBである。まだ、写真の取り込みや電子書籍は読んではいないが、起動の早さとクッキリ液晶画面で見るYouTubeは、笑えないテレビのお笑い番組よりナンボか面白い。  だが困ったことがある。木造2階建て築45年の我が家の"一畳敷"書斎で、ゆったりiPadを楽しもうとしたら、電波の入りが悪く、検索やメールはできるのだが、YouTubeの動画がスムーズに動かないのだ。「これだからソフトバンクは」と悪態をついているのだが、これを書き終えたらソフトバンク・ショップへ行って相談してこよう。  さて、小沢一郎起訴で風雲急を告げる民主党の、あまりにも情けない内ゲバに、中曽根大勲位が毎日でこうおっしゃっている。 「今後、民主党は小沢氏を巡る対立で深刻な分裂に陥るでしょう。予算成立ですら危うい。一方で解散・総選挙は惨敗が予想され、菅首相は決断できない。事態の収拾には党内有志が決起して菅首相を降ろすしか道はない。民主党の議員は、党と自らの政治人生で最大の決断をするときです」  その通りだろうが、新潮の小沢派面々の涙目匿名(何で名前を出さないのかね)座談会を読むと、菅・仙谷以上に情けない議員たちの本音が吐露されていて、読むほどに「右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」と思わざるを得ない。 「若手議員 (中略)私たちの間では、菅政権は『あさま山荘』内閣だと言い合っています。(中略)連合赤軍同様、外に目を向けるのではなく、気に入らない身内。つまり私たちを目の敵にして、『総括だ』と言っては殺しに掛かってくるんですからね」  同じ若手議員が小沢と酒席を共にしたとき、小沢が漏らした本音をこう話す。 「その場でボソっと、『オレがまだ若ければ、自民党に行って、自民党を立て直してやりたい』とこぼしていました」  この親にしてこの子ありだ。  中堅議員も、現在の惨状をこう言っている。 「内ゲバばかりしているうちに、わが党は本当に終わりを迎えてしまいかねない。民主党という船そのものが沈没を始めているのに、『お前たちを船から降ろして溺死させてやる』『いや、あんたたちのほうが先だ』と、執行部と我々が押し合いへし合いしているようなものだ」  党内の影響力ゼロになった鳩山由紀夫氏。次世代を育ててこなかった小沢氏。政策能力もリーダーシップもゼロの菅と仙谷・岡田の面々。  民主党というドロ船に、我々の生活も一緒に沈められてはたまったものではない。しかし、政界にタイガーマスクは出てきそうもないしな。困ったものだ。  チュニジアやエジプトで起きている大規模な反政府デモに、ツイッターやFacebookなどのSNSが大きな役割を果たしたことが報道されている。  極端なIT崇拝者は、既存メディアなんかなくなっても、こうしたものがあれば情報入手には困らないというのまでいる。  だがそうなのか。AERAの2ページ記事だが、日本では、ツイッターは多数意見に流され、他者の意見が気になり、フォロワー長者の顔色をうかがうようになって、ものをいいにくい「反民主主義」的な空気が広がっていると警鐘を鳴らしている。 「もともと日本では、ツイッターなどのデジタルツールは不特定多数の人に意見を表明するために使われるわけではない。むしろ、身内の『ノリ共有装置』。(中略)期待するのはリアクションをもらえること。だから、なるべく同調されるような発言に終始する」(社会学者の鈴木謙介さん)  民主党批判も市川海老蔵袋叩きも、「0か1かの極端しかなく、中間がないデジタル思考」の影響だと指摘するのは、映画監督の森達也さん。「デジタルツールが二元化情報を送り込み、思考の単純化が加速した」とも話している。  スペインの店舗では、試着室の中にFacebookの端末か置いてあり、試着した客は、自分の姿を写真に撮り、その場でFacebookにアップする。すると利用者から感想が届き、そのアドバイスを聞いて、購入を判断する。 「買い物一つにさえ簡単に他人思考が入ってくる。たくさんの情報を集められて便利になった代償として、失ったのは『自分思考』なのかもしれない」(AERA)  されどデジタル、たかがデジタル。大事なのは情報を抱え込んで溺れてしまわないことだ。これからは、洪水のように押し寄せる情報の海から、自分に必要な情報を取りだし、自分で判断できるネット・リテラシーがますます大切になる。  今週の第1位は、最近ますます「エロ度」をエスカレートしているポストの「エロ検定」。その他にも、巻頭のグラビア「ビートたけしの21世紀ワイ談」も面白い。風俗にM専門店『エリカ様』、格差社会に乗じて『並はババア、上なら美女』の牛丼ピンサロ、渡部陽一サンはハメドリ専門の「扇情カメラマン」に転身しなさいなど、ニヤッとさせるギャグが満載。  美人女医5人が講義する「私の女性器研究」もあって、至れり尽くせりである。中でも「エロ検定50」は秀逸。いくつか取り上げてみよう。 「AV男優・志良玉弾吾氏は世界20カ国で20民族の女性とセックスを経験しましたが、ある行為が欧米女性に大好評を博したといいいます。その行為は、次のどれでしょう。a.長時間にわたってクンニリングスをした b.アナルを徹底的に舐めた c.乳房をじっくり揉んで、乳首をしっかり攻めた d.膣に指を入れて念入りに愛撫し、潮を吹かせた」 「1926年に発表され世界的なベストセラーとなった『完全なる結婚』の著者、ヴァン・デ・ヴェルデは、『性交の準備動作で最も重要な道具は( )である』と喝破しました。( )に入る語は、次のどれでしょう。a.唾液 b.会話 c.指先 d.香気」 「日本のAVを好む中国人ファンの間で広がったといわれる日本語は、次のどれでしょう。a.イキソウ b.ヤメテー c.ヌレテル d.イレテ」 「笠井寛司著『名器の科学』(ごま書房刊)によると、日本人の女性器の『上つき』『下つき』の割合は次のどれでしょう。a.『上つき』が『下つき』の3倍 b.『下つき』が『上つき』の3倍 c.『上つき』も『下つき』もほぼ同じ d.ほとんどの女性が『上つき』」 「男性の陰茎を意味する『マラ』という語は元々サンスクリット語ですが、その意味は次のどれでしょう。a.重厚長大 b.修行を妨げるもの c.いうことを聞かない暴れん坊 d.沈まぬ太陽」 「次の性指南書のうち、鎌倉時代に書かれたものは、次のどれでしょう。婚礼秘事袋 b.閨中紀聞枕文庫 c.衛生秘要抄 d.秘事作法」 「遊女向けの性指南書『おさめかまいじょう』は、交合中に絶頂に至りそうになった際に、ある行為をすすめています。次のどれでしょう。a.陰核(クリトリス)を強くつまむ b.膣にウズラの卵を2個入れる c.陰部を冷やし、会陰を押す d.逆立ちする」  答えはc,b,b,a,b,c,cだそうだ。ちなみに40問以上正解の人には「エロ検ブラック」を付与するという。こんなのもらっても名刺に書くわけにはいかないが、私のようにヒマが十分ある人は、やってみてはいかがか。   (文=元木昌彦)
すごい検定 検定ブームですから。 amazon_associate_logo.jpg
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