ファン狂喜乱舞モノ!?  藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきた

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ナンバーはドラえもんの生まれた年「2112」!
珍奇なものをこよなく愛するライター・北村ヂンが、気になったことや場所にNGナシで体当たり取材していく【突撃取材野郎!】。第10回は、先日オープンしたばかりの「藤子・F・不二雄ミュージアム」に行ってきました。 ■遂にオープンした藤子・F・不二雄ミュージアム  『ドラえもん』をはじめとして『キテレツ大百科』『パーマン』『エスパー魔美』等々......代表作を挙げていくだけでキリがなくなってしまうくらい、数々の名作マンガを残した日本を代表するマンガ家の藤子・F・不二雄。そんなF先生の生原稿やらなんやらがギッシリと詰め込まれた、ファンなら嬉ション噴出必至なスポット「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」が9月3日にオープンした。  ボクも子どもの頃に藤子不二雄先生(当時はまだコンビだった)に心酔しまくって「マンガ家になりたい!」と思ったものの、藤子先生に倣って「マンガとはふたりで描くものだ」というワケの分からない勘違いをした結果、コンビを組んでくれるマンガの上手い転校生がやってくるのを延々と待ち続けるだけでマンガを描かないまま35歳の夏を迎えてしまっているほどの藤子不二雄ファン。コレは行くしかない! ■細かいところまでこだわりまくりでマニア失神!  さて、早速やってきた最寄り駅の登戸駅。ここから出ているミュージアム行きのシャトルバスがもういきなりヤバイ。ボディー全体に人気キャラクターたちが描かれている上に、つり革やシートの柄など、細かいところにまでコネタがちりばめられており、早くもアドレナリンがジュクジュク分泌しまくり。ボク的にはポルシェやベンツよりも魅力的な車だぜ!
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つり革がパーマン!
他にもドラえもん、コロ助、オバQバージョンなどがあるのだ。
 もちろん館内でもコーフンしっぱなし。子ども向けの人気キャラで遊べるアトラクションから、大人のハートをガッチリつかんで離さない。貴重なF先生関連の資料まで。知らない人でもカワイイFキャラ勢ぞろいで楽しくなっちゃうこと間違いナシなのだが、好きな人だったらさらにテンションはガンガンズンズングイグイ上昇! 細部にまでこだわりまくった、マニア心をくすぐる仕掛けの数々に「ひーっ、キレイなジャイアンがッ!」「あんなところにバウワンコ!」「ジャングル黒べえまで!」とコーフンしっぱなしなのだ。
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エントランスの天井がいきなりコレ......ひょーっ、高まる!
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泉からズモモモ......とせり上がってくるキレイなジャイアン。
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休憩のためのソファがパーマンのバッジ型。
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「ネズミの入館はご遠慮いただいています」など数々のコネタにニヤリとしてしまう。
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「アンキパン」「コロ助のコロッケ」「ジャイアンのカツ丼」など
食堂のメニューもうれしい!
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人気のキャラクターが描かれたカフェラテを飲んでみると......。
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おっおっ......。
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キレイなジャイアーン!
■F先生の息吹が感じられそうな......  もう館内すべてが見所といっても過言ではないこのミュージアムだが、特に注目なのはやはりF先生が生涯をかけて描き続けてきた生原稿の数々。出版物として印刷されたものでは決して見ることのできないF先生直筆の指示書きや、生々しい修正の跡。そして単行本では白黒になってしまっているカラー原稿のキレイさにウットリ。
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F先生のカラー原稿の色使いはホント、奇跡的な美しさ。
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こんな指示書きまで見ることができるのだ。
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F先生の仕事机を再現した展示も。
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トレードマーク・パイプと貴重なアイデアノート。
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手塚治虫先生が描いた、超レアなドラえもん&手紙。
 親子2世代......どころか、ヘタしたら3世代にわたって愛され続けている藤子・F・不二雄マンガの世界を、こんな形でひとつの施設に詰め込んでくれて、ホントにありがとう! そしてありがとう! としか言いようのないステキなこの藤子・F・不二雄ミュージアム。でも、もっと要望しちゃうなら、日本が誇る全世界に向けたコンテンツとして、ディズニー作品と比べても決して見劣りしない藤子・F・不二雄マンガなんだから、「藤子・F・不二雄ランド」くらいのイキオイで広大なテーマパークも作って欲しいと思うのだ(ミュージアムの周りの土地、まだまだ空いてそうだし)。「ビッグサンダー・オロロン岩」「イッツ・ア・小宇宙(リトルスターウォーズ)ワールド」「空飛ぶパーマン」「のび太のシューティング・ギャラリー」とかね......ああ、行きたい!  そんなドリームをカムトゥルーするためにも、みなさんもこの「藤子・F・不二雄ミュージアム」にガンガン通ってもらいたいところ。ボクも月イチくらいで通いまくるよ! 川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム ■開館時間 午前10時から午後6時(日時指定による予約制の入館です) ■休館日 火曜日(ゴールデンウィークおよび夏休み期間は開館します) ■入館料 大人・大学生1,000円、高校・中学生700円、子ども(4歳以上)500円 ※3歳以下は無料です。 ■所在地 神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8番1号 ■HP <http://fujiko-museum.com/> ©Fujiko-Pro dorai01.jpg <おまけ>  今回紹介した「藤子・F・不二雄ミュージアム」は、F先生のご自宅が長年あったということで神奈川県川崎市にあるんだけど、F先生の出身地である富山県高岡市にもファン必見のスポットがあるのだ。合わせて、こちらも訪れてみよう! ■高岡おとぎの森公園(ドラえもんの空き地) 富山県高岡市佐野1342
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『ドラえもん』の土管の空き地を再現した広場。
■COCKTAIL&SHOT EVE 富山県高岡市下関町3-20
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藤子マンガをイメージしたオリジナルカクテルが飲めるショットバー。
コレは『オバケのQ太郎』をイメージした「Qホワイト」。
(取材・文・イラスト・写真=北村ヂン)
藤子・F・不二雄大全集 21エモン 1 ツウなあなたに。 amazon_associate_logo.jpg
●「突撃取材野郎!」バックナンバー 【第9回】男だけど女声を使いこなす"両声類"になりたい! 【第8回】SM雑誌だらけの図書館!? 風俗資料館 【第7回】 テレクラは今こんなことになっている2010 【第6回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(後編) 【第5回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(前編) 【第4回】手塚、藤子、赤塚、石ノ森......漫画界の巨匠たちも食べた伝説のラーメン屋 【第3回】「激安宿に泊まりたい!」ドヤ街で一泊1,000円代の宿に泊まってみる 【第2回】「甘酸っぱい思い出のシンボル......」僕らの愛したブルマーは今どこに 【第1回】アイドル小明と行く、サブカル魔窟『中野ブロードウェイ』

「心を許せる友は暴力団関係者だけだった」島田紳助"黒い携帯メール"

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「週刊朝日」9月9日号
第1位 「独占スクープ!これぞ決定版 島田紳助"黒い携帯メール"106通全文入手」(「週刊朝日」9月9日号) 第2位 「『芦田愛菜』ちゃんは一体いくら稼ぐ気か!」(「週刊新潮」9月1日号) 第3位 「『長嶋解任』の確執は今も ミスターの追悼文を拒否した『正力家の怨念』」(「週刊現代」9月10日号)   民主党代表選挙は、世界陸上のウサイン・ボルトのフライングほどではないが、意外な結果になった。  第1回目、海江田万里の得票数は予想されたものだったが、小沢・鳩山派の票をまとめただけで、浮動票はほとんど入らなかった。世論調査では大本命と持ち上げられた前原誠司は74票しか集まらず、泡沫候補などと揶揄された野田佳彦が"予想外"の102票を集め、2位に入った。  前原は、地方議員やサポーターの票がなかったこと、直前に外国人からの献金問題を自ら明らかにしたが、代表になれば野党から追及されること必至なため、無難な野田に票が流れたのだろう。決選投票は前原、鹿野、馬淵陣営が野田に投票することでほぼまとまり、"泣き虫"海江田総理は消えた。  しかし、決選投票では野田が215票、海江田177票と案外な接戦になった。34もの票が小沢・鳩山派へ流れたのだ。 野田が代表あいさつの中で「ノーサイドにしましょう、もう」と言ったように、小沢対反小沢という対立構図がそのまま残る形になった。野田新総理は前原、鹿野、馬淵を重用しながら、海江田、小沢の処遇も配慮しなければならない。党内運営はさらに困難になり、対立は先鋭化していくのではないか。  だが週刊誌にとっては、ふつーのおっさんで平凡を絵に描いたような野田新総理はやりにくい相手かもしれない。財務省の傀儡といわれる野田が、復興増税、消費税増税路線を強引に推し進めていけば批判しやすいが、これだけ反小沢と親小沢が拮抗していたのでは、当分それはできまい。野田雪だるまは坂道の途中で踏ん張れるのか、転がり落ちるのか、予断を許さない。  さて、今週は小さな記事に読むべきものが多かった。第3位は「現代」の「秘密と嘘」というスーパーワイド特集の1本。  8月15日に亡くなった正力亨読売新聞グループ本社社主(享年92)の葬儀に、遺族側の意向で、幹部1名を除いて渡邉恒雄会長も白石興二郎社長も参列を許されなかったというのである。 その上、川上哲治、王貞治、原辰徳が哀悼のコメントを出したが、ミスタージャイアンツ長嶋茂雄のコメントがなかった。  無類の野球好きの正力は、長嶋の結婚式の仲人をやり、監督就任最初の年、最下位になっても長嶋を励まし続けた。長嶋が正力離れしたのは、80年に3位に食い込み、正力オーナーが監督留任を約束していたのに、突然解任されたことがきっかけだったという。  解任したのは務台光雄読売新聞社長(当時)だが、正力に裏切られたと思った長嶋は、務台の次に最高権力者になった渡邉に接近し、92年オフに監督復帰を果たす。正力はそれを苦々しい思いで見ていたことが、今回の「コメント拒否」につながったのではないかと「現代」は推測している。  読売をここまで大きくした正力松太郎の長男でありながら、晩年は、渡邉に巨人軍オーナーの座まで奪われ、孤独だったようだ。  読売新聞は下克上の会社である。大正力の番頭だった務台は自分が社長になると、正力の功績は自分がいたからできたのだと大声で吹聴し、務台に跡目を譲ると指名された渡邉は、読売の最大の功労者は自分であると胸を張る。  渡邉にオーナーを外された正力亨が、東京ドームバックネット裏の特別室で、ひとり寂しく野球を見ていた姿を思い出す。  対広島戦だったと記憶している。私は隣の部屋にいた。そこには日本テレビの氏家齋一郎社長や何人かのマスコミ人がいて、酒を飲みワイワイ言いながら観戦していたが、正力の部屋に出入りする者はいないようだった。  巨人軍の黄金時代を築いた彼が、今の野球界の凋落をどう見ていたのか。一度聞いてみたかった。  2位は、「マルマルモリモリ~」で今や人気絶頂の天才子役芦田愛菜ちゃんについての、「新潮」のお節介な記事である。  テレビドラマからCMまで、姿を見ない日はない愛菜ちゃんだが、彼女が出るだけでバラエティーは3%視聴率が上がると言われているそうだ。 「木村拓哉主演のTBSの連続ドラマ『南極大陸』がこの10月からスタートしますが、ここにも愛菜ちゃんの出演は決まっています。(中略)このところ人気が下降気味のキムタクとしては、今度こそ絶対にヒットさせたいという気持ちが強く、数字を持っている愛菜ちゃんをキャスティングして、その人気にすがろうというわけです」(芸能記者)  彼女は兵庫県西宮市のサラリーマン家庭に生まれた小学1年生。「演技には見えないような子どもらしい演技ができる」(作家・麻生千晶氏)才能と可愛さで、CMのギャラも鰻登り。  そうなると気になるのは他人のフトコロ。35万枚を突破した「マル・マル・モリ・モリ!」(ユニバーサルミュージック)の歌唱印税やドラマ、CMなどの出演料を合わせると、今年だけで軽く1億円以上を稼ぎ出す計算になるというのだ。  しかし、『ケーキ屋ケンちゃん』(TBS系)の宮脇健や安達祐実のように、大人になっても子役時代のイメージが強烈すぎて、名子役は大成できないとよく言われる。海の向こうでは、映画『ホーム・アローン』で世界一有名な子役になったマコーレー・カルキンがアルコール依存症になっていたと報じられたこともあった。  そこで「新潮」は、愛菜チャンの両親の願いをこうそんたくするのである。「これ以上大きくならないで」。これこそ大きなお世話である。  突然引退を発表して世の中をアッといわせた島田紳助の記事は数多あるが、「朝日」の記事が一番優れていたので今週のグランプリに決定!  火曜日(8月23日)深夜の記者会見だったため、「文春」か「新潮」に書かれたから、発売前に慌てて引退発表したのではないかというウワサが流れたが、そうではなかった。  そのあと、「フライデー」「ポスト」「AERA」などもやっているが、「現代」と「朝日」は、紳助と元ボクシング世界チャンピオン・渡辺二郎(07年に羽賀研二と医療関連会社の未公開株の売買を巡って知人男性から約3億7,000万円をだまし取ったとして、恐喝未遂で起訴され、現在最高裁に上告している)が携帯でやり取りしたメールの数を競っている。「現代」は50通だが「朝日」は106通全文入手だから「朝日」の勝ち!  引退にいたる経緯を簡単に書く。十数年前『紳助の人間マンダラ』(関西テレビ)という番組で、トロトロ走っている右翼の街宣車に文句をつけ、「菊の御紋」を侮辱するような発言をしたことを自慢そうに紳助が話したことがあった。  その発言に稲川会系の右翼団体が激怒し、連日、抗議行動をするようになり、困った紳助が渡辺二郎経由で、山口組系の極心連合会・橋本弘文会長に解決を依頼し、事なきを得、それが縁で付き合いが深まっていった。  その橋本会長は05年に競売入札妨害容疑で逮捕され、起訴後保釈されている。06年にも詐欺未遂容疑で逮捕拘留され、その後保釈されているが、メールを読むと、どちらの時期にも紳助は橋本会長に電話しているようだ。  「朝日」によれば、複数の吉本興業関係者はこう証言している。 「情報提供があったのは、8月13日だったと聞いています。しかし、それ以上は社内でも厳重な箝口令が敷かれていて詳細は分かりません。ただ、事態を重く見た吉本上層部は、吉本興業社外取締役の原田裕弁護士を含む複数の幹部で構成される調査チームを立ち上げ、約1週間にわたって『羽賀渡辺裁判の関係者』と直接、接触するなど徹底した調査をしたそうです。その結果、協力者の情報が大阪府警の捜査報告書に基づいていることが分かり、そこに記されている内容の信憑性も高いと判断した。結局、21日に紳助さん本人の聴取に踏み切ったのです」  本人はこれぐらいは「セーフ」だと思っていたが、警察および吉本は「アウト」の判定を下したのだ。  私が推測するに、吉本側がここまで強硬に紳助に迫ったのは、他にも暴力団との疑惑がある芸人がいるからではないか。  07年に吉本興業前会長・林裕章の未亡人・林マサが「新潮」に告発手記を書いたが、その中でマサは、漫才師・中田カウスが山口組5代目渡辺芳則会長と懇意にしていて、事あるごとにそれをひけらかし、吉本を牛耳っていると批判した。本人はそうした関係を否定したが、その後、カウスの乗っている車が何者かに襲われるなど、不可解な事件が起きている。  昔から興業界と暴力団は持ちつ持たれつの関係にあること、相撲界と似ている。紳助引退騒動は、新たな騒動への導入部かもしれない。  誌面には紳助がやりとりしたメールがズラッと載っている。大阪府警が作成した捜査報告書からの引用である。詳しくは「朝日」を読んでいただくとして、興味深いのは、紳助のメールにたびたび「自分は気が小さい」というフレーズが出てくることだ。 「昨日は精神安定剤のんでねました 弱いです私は すいません いつもたよってばかりで!」 「自分の気の小ささに やになります」 「気のよわい私は相変わらず下痢ですが」  面白いのは、50歳になったとき、55歳で引退することを予感していたようなメールがあるのだ。 「そんな歳になるなんて夢にも思わなかった、一番したかった事してきます、好きな南の島巡り、リュックサック持って、宮古島、多良間島、石垣島と渡り私の店のテラスで夕陽見ながらカウントダウン待ちます いっぱい涙して、あと五年好きに生きます」  心を許せる友が暴力団関係者しかいなかったことが紳助の悲劇かもしれない。今彼は沖縄にいるそうだ。"元ツッパリ少年"は芸能界を引退して静かな余生を送れるのだろうか。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
マル・マル・モリ・モリ! 子役はナマモノ。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 阪神金本、"黒すぎる交際"で今後の野球人生が絶望的!? 政界スキャンダルからカルーセル麻紀まで "ワイド特集の元祖"「新潮」の底力 献心的に尽くした前妻よりもやっぱり若い娘? 加藤茶、ギョーテンの45歳差婚!

【SKE48古川愛李×宝島】「イイ人だと思ってたのに……そんな人間関係の複雑さにワクワクします!」

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あいりんも思わず涙きちゃう!?
写真/三浦太輔(go relax E more)
 日本のアニメ発展期ともいえる70年代のアニメ作品を、現代のアニメ好きな若者はどう捉えるのか――ということをテーマに、今年4月17日に死去したアニメ監督・出崎統氏が築いた名作の数々を、ムービースクエアサーマーキャンペーン特別企画としてSKE48「二次元同好会」のメンバー3人に評していただく本企画。秦佐和子×『ベルサイユのばら』中西優香×『家なき子』に続いてラストを飾るのは、自身のキャッチフレーズで「三度の飯よりアニメが大好き!」と公言しているほどアニメ好きなチームKIIの古川愛李×『宝島』だ!
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無料で見られるサマーキャンペーンは8月31日まで
――古川さんにご覧いただいた劇場版『宝島』は1987年に公開された作品で、78年に放送されていたテレビアニメ版を再構成したものなんですよね。ちなみに出崎監督は、古川さんの大好きなアニメ『AIR』の劇場版も手がけていらっしゃったそうです。 古川愛李(以下、古) えっ! マジですか!? 私、劇場版もDVDを買っちゃったくらい、大好きなんですよ~。『AIR』はほんとに泣けるんです。どこが良いかっていうと......。
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(C)TMS
――あの、すみません、そっちの魅力は別の機会に語っていただくとして、今日は『宝島』でお願いします(笑)。もともとの原作はロバート・スチーブンスンという作家が書いた児童文学で、老水夫から宝島の地図を託された少年ジムが、一本足の料理長ジョン・シルバーらが乗船している船に乗り込み、宝のありかを求めて旅に出る......といった冒険活劇ですね。『AIR』とは180度違う作品だったと思いますが、いかがでした?  原作を読んだことがないので、予備知識ゼロの状態で観たんですけど、とにかくシルバーがかっこ良かったです! めっちゃ男らしいんですよ~。見た目は『あしたのジョー』の力石に似ていて、顎がすごいんですけど。ウソツキで、でも優しくて、そして海賊という、もう私にとっては完璧なスペックですね。マジかっこいい!! ――なるほど。海賊が出てくるというと、『ONE PIECE』(集英社)を連想する人も多いと思うんですが、似た部分はありました?  確かに同じ冒険活劇なんですけど、『ONE PIECE』っぽくはなかったですね。ただ、ワクワクしながら観られるところは一緒だと思います。とくに男性はこういうストーリーが好きな方、多いじゃないですか。私もワクワクしながら観たんですけど、ストーリーにワクワクしたというより、イイ人だと思っていたのに実はそうじゃなくて~とか複雑な人間関係のほうにワクワクしました! ネタバレになっちゃいますが、シルバーもジムのことを騙しているんですよ。でも、最終的にはやっぱり優しいお兄さんで......。 ――なんかシルバーの話ばっかりですね(笑)。主人公のジムはどうでした?  あ、頑張ってましたよ。ハイ。 ――えっ、それで終わり!?  すいません、どうしてもジムよりシルバーのほうに目が行っちゃって......。シルバー以外にも好きなキャラはいるんですけどね。フリントっていう名前のオウムとか。シルバーがペットとして飼ってるんですけど、終盤で......って、あああどうしよう、やっぱりシルバーの話になっちゃう!! ――もういいですよ......。思う存分、シルバーについて語ってください。  わーい♪ あのですね、終盤に年取ったシルバーとオウムが出てくるんですけど、オウムがもう死ぬんじゃないかってくらい意識朦朧としちゃって、飛べなくなりそうになるんです。そしたらシルバーが「お前はまだ老いぼれちゃいねぇ。さぁ頑張れ、お前はまだまだ飛べるんだ!」みたいなことを言うんですよ。するとオウムがパタパタッと飛んで、それを見たシルバーが「ほら見ろ、飛べたじゃねぇか。その気になりゃあ、俺たちはまだまだ飛べるんだ!」って......。もうね、こんなくっさいセリフをサラリと言ってのけるキャラ、今のアニメじゃなかなかいないですよ! ――確かにそういうセリフがギャグではなく、シリアスなものとして扱われているのは、"昔ならでは"という感じがしますね。では、作画や演出面で時代を感じたところは?  絵から"手描き感"が伝わってきて、そこは「昔っぽいなぁ」って感じました。もともとディズニーの『ピノキオ』とか、絵をガリガリ描いた感じが見て取れる作品が好きなので、違和感はなかったです。あと、これは時代を感じたというか、今でも気になってることなんですけど、普通に歩いてるシーンとかで短い挿入歌が何回か流れるんですよ。それがやけに耳に残る曲で、さっきから頭の中で延々と......。 ――そんな中毒性のある挿入歌なんですね。じゃあそこにも注目ということで。  そうですね。シルバーと挿入歌に注目して観てほしいです! ms_cap0818.jpg  出崎作品を多く配信している「ムービースクエア」サマーキャンペーン特別企画の第3弾として、今回は古川愛李さんに『宝島』を見てもらった。前回の『家なき子』同様、DVDが絶版になっている同作。古川さんが"気になって仕方ない"シルバーと挿入歌に注目しつつ、日本のアニメ界に大きな足跡を残した出崎統監督の作品の数々を『ムービースクエア』で今すぐチェックしよう!
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壁紙進呈中!
・動画配信ポータルサイト『ムービースエクア』 http://www.moviesquare.jp/ 動画配信ポータルサイト『ムービースクエア』は、すでにDVDが入手困難になっている作品も含め、『家なき子』など過去の名作・傑作がラインナップしています。現在、『日本の夏、アニメの夏 名作アニメを見よう!』サマーキャンペーンとして、同作をはじめ、『宝島』『ムーの白鯨』『レッドバロン』の4作品が無料公開中です。また、『家なき子』より、今ならオリジナル壁紙もプレゼント中! ・キャンペーン詳細 http://www.moviesquare.jp/campaign/ (取材・構成=アボンヌ安田) ●ふるかわ・あいり 1989年12月13日、愛知県生まれ。SKE48第二期メンバーオーディションに合格し、チームKIIのメンバーとして活躍。二次元同好会の中でも随一の二次元好きとして知られ、自身のキャッチコピーに「三度の飯よりアニメが大好き!」と入れているほど。現在発売中のSKE48、6枚目のシングル「パレオはエメラルド」では、3作連続の選抜メンバー入りを果たしている。 SKE48公式HP http://www.ske48.co.jp/ 【関連記事】 【SKE48中西優香×家なき子】「レミの人生のように、現実は理不尽なことばかりですよ」 【SKE48秦佐和子×ベルサイユのばら】「実はマリー・アントワネットが嫌いなんです」 『家なき子』『宝島』......超名作アニメを無料配信!!「ムービースクエア」サマーキャンペーン

ホラ吹きのホラを見破る特異な職能 ポランスキー監督『ゴーストライター』

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ユアン・マクレガー主演の政治サスペンス『ゴーストライター』。
誰が敵か味方か分からない状況に怯える主人公を描くと、
ロマン・ポランスキー監督は抜群にうまい。
(C)2010 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
 映画史上もっとも波乱に満ち、スキャンダラスな生涯を送るロマン・ポランスキー監督。ポーランド人の両親はナチスによって強制収容所に送り込まれ、戦時下を逃げ惑う少年期を過ごした。ハリウッドに招かれて撮ったホラー映画『ローズマリーの赤ちゃん』(68)がヒットし、幸福期を迎えたポランスキー監督だったが、彼の子どもを身籠っていた妻シャロン・テートは1969年にカルト教団の襲撃に遭い惨殺。『チャイナタウン』(74)で復活を遂げるが、13歳の少女への淫行罪で77年に逮捕。その保釈中に「海外でロケがある」と偽って、米国を脱出。欧州へ逃亡し、『テス』(79)、『赤い航路』(92)、『戦場のピアニスト』(02)と名作、話題作を産み落としてきた。2009年にチューリヒ映画祭で生涯功労賞を受賞するためにスイス空港に到着したところ、米国司法の要請を受けたスイス当局によって拘留されたことは記憶に新しい。ユアン・マクレガー主演の『ゴーストライター』は、拘留中のポランスキー監督がポストプロダクションの指示を出して完成に至った作品。ポランスキー監督の代表作は、どれも"いわくつき"ばかり。本作もまたいわくつきとなったが、見応え充分な政治サスペンスとなっている。  ユアン・マクレガーが演じるロンドン在住の主人公は名前がない。主人公の職業は"ゴーストライター"。もっぱらタレントやスポーツ選手をインタビューして、面白おかしく自伝にまとめている。ゴーストライターの名前が本にクレジットされることはない。自分は表に出ず、本人の"分身"となって1冊の本に仕上げ、出版業界を渡り歩いてきた。そんな主人公の元に、ギャラ25万ドルという破格の仕事が寄せられる。前英国首相のアダム・ラング(ピアーズ・ブロズナン)の回顧録の依頼だが、1カ月以内に仕上げろという。すでにラングへのインタビューは済んでおり、草稿に手を加えるだけでいい。しかし、ギャラが相場から大きくかけ離れている仕事ほど、怪しいものはない。この仕事はどうも臭う、ぷんぷん臭う。なんせ、前任のゴーストライターはフェリーから落ちて溺死体として海岸に打ち上げられているのだ。編集者たちにうまく言いくるめられ、渋々と主人公は米国の離島にあるラングの別荘へ向かった。折しも、ラングが在職中にイスラム系過激派をテロ容疑で不当に逮捕し、CIAに引き渡した疑いが持ち上がる。出版社はこの話題に乗じて発売するから、締め切りを2週間繰り上げろと無茶ぶりを言ってくる始末だ。
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『007』シリーズで英国の誇るヒーローを演じ
てきたピアーズ・ブロズナンが前英国首相役。
ダイコンチックな演技が今回のキャラには
ぴったり。
 ラングの別荘に到着した主人公は前任者の書いた草稿に目を通すが、これが酷い出来。ラングの家系が延々と書かれた序文で、誰も読む気がしない代物。首相退任後も多忙なラングを捕まえて、改めてインタビューを始める。想像したよりもラングは気さくで、「自分が政治にのめり込んだきっかけは、ひとりの美しい女性との出会い。その女性に惹かれて、彼女のいる政党に入ったんだ」と語り始めた。その女性はルース・ラング(オリヴィア・ウィリアムズ)。ラングの妻だ。後の女房となる女性のハートを射止めるために、政治家になったというわけだ。人間味のある、なかなか良いエピソードではないか。冒頭に持ってくると、キャッチーかもしれない。だが、主人公の心のアンテナが囁く。このエピソードはフェイクだ、うまく出来過ぎていると。ペテン師のペテンを見破れるのは同業のペテン師だけだ。長年、ゴーストライターとしてホラ吹きたちの自伝づくりに協力してきた主人公は、ラングが自分の過去を捏造しようとしていることを察する。  『スター・ウォーズ』シリーズでは"ジェダイの騎士"を演じたユアン・マクレガーだが、本作ではただのライター稼業。主人公の武器は嘘と事実を嗅ぎ分ける嗅覚と人一倍旺盛な探究心、そして手元にある資料から取材相手の思考パターンを読み取ることだ。地元の漁師に話を聞くと、フェリーから落ちた溺死体は海岸には打ち上がらないという。さらに主人公がラングの別荘にあったゲスト用の車に乗ると、カーナビゲーションに前の利用者の記録が残っていた。ナビゲーションはフェリーの発着場へと誘う。どうやら、前の利用者は溺死した前任のゴーストライターらしい。前任者はどういうルートを辿って本当のゴーストにされてしまったのか、主人公は恐る恐るナビゲーションの声に従う......。
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ラングの秘書アメリア(キム・キャトラル)は
ラング、ラングの妻ルースとドロドロの三角
関係。取材を続けるうちに、面倒な人間関係に
巻き込まれる。
 日本でのゴーストライターといえば、高視聴率を記録した大河ドラマの脚本家にゴースト疑惑が持ち上がる騒ぎとなった。ベテランの人気ミュージシャンも、まるで違ったタイプの新曲を書き上げる度にゴースト疑惑が持ち上がる。もちろん、出版業界もゴーストでいっぱいだ。出版不況から、ネームバリューのないライター名義で本を発売するよりも、タレントや有名人の名前で売る傾向がますます強まっている。ゴーストを引き受ける側も自分の名前で出版して売れないより、有名人の話題性でベストセラーとなって多めの印税を手にしたほうがいい。食べていくために、名より実を獲れだ。その代わり、ゴーストになったら、余計な自己主張や野心は捨てなくてはいけない。ゴーストから作家にうまく転身できたのは、林真理子、重松清とわずかな成功例だけだ。影の存在であるゴーストから表の世界へと抜け出すのは、本作も現実も同じように容易ではない。  本作はポランスキー監督が拘留中の第60回ベルリン映画祭で銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞した。ポランスキー監督が市民権を持つフランスがスイスに働き掛けたこともあって、ポランスキー監督は結局のところ米国司法に引き渡されることなく2010年7月に10カ月間にわたる軟禁状態を解かれ、自由の身となった。ポランスキー監督がその生涯を自伝として赤裸々にカミングアウトすれば、ベストセラーは間違いないだろう。ポランスキー監督の自伝なら、ゴーストでも構わないというライターがわらわらと名乗り出るに違いない。スキャンダラスな巨匠とゴーストライターとの虚々実々なやりとりも、ぜひ映画化してほしい。ポランスキーの抱える心の闇にどこまで迫れるのか、スリリングなものになるはずだ。 (文=長野辰次) ghost04.jpg 『ゴーストライター』 原作/ロバート・ハリス 脚本/ロバート・ハリス、ロマン・ポランスキー 出演/ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズ、トム・ウィルキンソン、ティモシー・ハットン、ロバート・パフ、ジェームズ・ベルーシ、イーライ・ウォラック 配給/日活 8月27日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー公開 <http://ghost-writer.jp>
戦場のピアニスト [Blu-ray] 名作。 amazon_associate_logo.jpg
●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第132回]芦田愛菜、6歳にして危険な魅力!? 子連れで全力疾走『うさぎドロップ』 [第131回]元"暴走族"が書いた旧友への鎮魂歌 青春懺悔録『アメイジング グレイス』 [第130回]V・ギャロ主演のサバイバルグルメ!? 『エッセンシャル・キリング』 [第129回]『キック・アス』より悪趣味で泣ける 中年男の悪ノリ暴走劇『スーパー!』 [第128回]この夏の清涼剤、地方少女のダンス成長記『あぜみちジャンピンッ!』 [第127回]竹ヤリで世界進出"スシタイフーン"『エイリアンVSニンジャ』ほか逆上陸 [第126回]イーモウ監督、久々のアイドル映画 中華的妹萌え『サンザシの樹の下で』 [第125回]ナタリー・ポートマン vs. ヘビメタ野郎 人気女優の隠し球『メタルヘッド』 [第124回]黒澤明の名作『生きる』のラテン版! ヤモメ男が残した遺産『BIUTIFUL』 [第123回]北国で93年間営業を続ける"大黒座"と町の記録『小さな町の小さな映画館』 [第122回]新幹線がすれ違う瞬間、願いが叶う? 小学生の目線で描かれた『奇跡』 [第121回]理想と情熱がもたらした"痛い現実" 青春の蹉跌『マイ・バック・ページ』 [第120回]胸に響く金言"プロとは手を抜くこと" 職人秘話『アトムの足音が聞こえる』 [第119回]危険な出会い、井口昇ミーツ仲村みう 悪夢の遊園地『富江 アンリミテッド』 [第118回]ナタリー・ポートマン"第1章"の終幕 虚実が攻め合う『ブラック・スワン』 [第117回]"セカイ"を旅立った少女の地底探検記 新海誠監督の新作『星を追う子ども』 [第116回] 美少女たちの輝きが脳裏から離れない。青春ムービー『魔法少女を忘れない』 [第115回] 恋愛が与える"陶酔"とリアルな"痛み"サブカル活劇『スコット・ピルグリム』 [第114回]妄想、空想、そして現実からの大脱走 美少女革命『エンジェル ウォーズ』 [第113回]"3.11"後の新しい映画モデルとなるか『劇場版 神聖かまってちゃん』の挑戦 [第112回]マスコミが讃えた"楽園"のその後、ひとりの少女の成長記録『愛しきソナ』 [第111回]閉鎖的な"村社会"をブチ破ったれ! 韓流サバイバル劇『ビー・デビル』 [第110回]"粋"を愛したフランスの伯父さん J・タチ主演『イリュージョニスト』 [第109回]自分にとって家族は敵か、味方か? オスカー2冠受賞『ザ・ファイター』 [第108回]コーエン兄弟『トゥルー・グリット』40年で変化した"米国のヒーロー像" [第107回]ジョニー・デップが愛した"極道記者" 『GONZO』奇人がスターだった時代 [第106回] 巨匠イーストウッド監督の異色作! "あの世"はあるか?『ヒア アフター』 [第105回] キレ味、喉ごしが違うアクション! 黒帯美少女の"涙拳"が炸裂『KG』 [第104回] 高齢化するニートはどこに行くのか? "戸塚校長"のその後『平成ジレンマ』 [第103回]堀北真希&高良健吾主演作『白夜行』闇に生きる"影男"の密やかなる喜び [第102回]園子温の劇薬ムービー『冷たい熱帯魚』"救いのない結末"という名の救い [第101回] NHKが放映しない"裏プロジェクトX" AV界のカリスマ監督『YOYOCHU』 [第100回]エロスとタブーを交配した"至高の美女" 禁断のサイエンスホラー『スプライス』 [第99回]2010年に活躍した女優を勝手に表彰! 満島ひかりに"面倒くさい女"大賞を [第98回]大人だって"ドラえもん"にいて欲しい 残念男の逆転劇『エリックを探して』 [第97回]平凡な高校生デイヴは2度変身する!原点回帰のヒーロー『キック・アス』 [第96回]村上春樹の超絶ベストセラーの映画化『ノルウェイの森』はどこにある? [第95回]実在した"奇妙な高額バイト"の顛末 心理サスペンス『エクスペリメント』 [第94回]"アル中"カメラマンの泣き笑い人生『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 [第93回]朝ドラと異なる映画『ゲゲゲの女房』ゴールなき"貧乏耐久"2人3脚走 [第92回]バラエティーでの実績は通用するか? テリー伊藤の初監督作『10億円稼ぐ』 [第91回] 不謹慎なる社会派エンタテイメント『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』 [第90回]"世界のナベアツ"大阪府知事に就任! 政治コメディ『さらば愛しの大統領』 [第89回]自分の恋愛もプロデュースする女優、ドリュー・バリモア主演『遠距離恋愛』 [第88回]スタローンが立ち上げた"筋肉共和国"男たちの祭典『エクスペンダブルズ』 [第87回]元"おはガール"安藤聖の再起動ドラマ 就職氷河期を生きる『バカがウラヤマシイ』 [第86回]マイノリティーは"理想郷"を目指す。筒井文学の金字塔『七瀬ふたたび』 [第85回]清純派・佐藤寛子が美しく"変態"! 官能サスペンス『ヌードの夜──』 [第84回]死を意識して、ギラギラ輝く男たち! 三池節、大バクハツ『十三人の刺客』 [第83回] 女を食い物にする男どもは全員処刑! モダン社会の闇を暴く『ミレニアム』 [第82回] "企画AV女優"たちの青春残酷物語 性なる鎮魂劇『名前のない女たち』 [第81回]猫を見れば、人間社会が見えてくる! 世界の人気猫大集合『ネコを探して』 [第80回]原恵一監督の新作は辛口ファンタジー 退屈な"日常生活"を彩る『カラフル』 [第79回]米軍に実在した"超能力部隊"の真実!? ムー民、必見『ヤギと男と男と壁と』 [第78回]戦場から帰還した夫は"芋虫男"だった! ヤクザ監督の反戦映画『キャタピラー』 [第77回] 白ユリの花開くガールズの妖しい世界 H系ホラー『ジェニファーズ・ボディ』 [第76回] 爽やか系青春ゾンビ映画にホロリ......夏休みは『ゾンビランド』に集結せよ [第75回] "生きる"とは"見苦しい"ということ 藤沢周平の時代活劇『必死剣 鳥刺し』 [第74回]初恋の美少女は200歳の吸血鬼だった! 北欧産のホラー映画『ぼくのエリ』 [第73回] "三億円事件"の真相を解き明かす! 桜タブーに挑んだ『ロストクライム』 [第72回/特別編] 上映反対で揺れる問題作『ザ・コーヴ』"渦中の人"リック・オバリー氏の主張 [第71回] 女子にモテモテになる方法、教えます。軟派少年の実話物語『ソフトボーイ』 [第70回] 下町育ちの"北野少年"が見た現代社会 人間同士の食物連鎖『アウトレイジ』 [第69回] "リアルと虚構の狭間"を生きる男、アントニオ猪木初主演作『アカシア』 [第68回] ヒーローも神もいない現代社会の惨劇 井筒監督の問題作『ヒーローショー』 [第67回] アイドルが地獄で微笑む『戦闘少女』ギャグ×血しぶき×殺陣の特盛り丼! 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阪神金本、"黒すぎる交際"で今後の野球人生が絶望的!?

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「週刊文春」8月25日号 中吊り広告より
第1位 「スクープ!  阪神金本 『黒すぎる交際』"監禁被害者"に刑事告訴された!」(「週刊文春」8月25日号) 第2位 「10年後に食える仕事 食えない仕事」(「週刊東洋経済」8月27日号) 第3位 「小沢側近が虎視眈々と狙う『本当の勝負は首班指名だ』」(「週刊朝日」9月2日号)  仙谷由人官房副長官が民主党代表選挙に名乗りを上げている候補者を「B級グルメ」と表したそうだが、うまいことをいう。  各誌「ポスト菅」を特集しているが、タイトルだけで言えば「あーあ、民主党 こんな奴らが総理かよ」と、国民大多数の思いを言い表した「文春」が秀逸であるが、内容は、どれもこれも大同小異で、週刊誌らしい切れ味がない。  「AERA」の「『広告塔』は海江田経産相」は、原発事故による和牛市場の低迷が最後の引き金になり、民事再生法の適用を申請した和牛預託商法の元祖「安愚楽牧場」を、経済評論家時代の海江田万里が熱心に推奨していたという話。  だが、海江田は出馬表明したものの、衆議院の委員会で泣き崩れたことや辞任すると言ってまだグズグズしている優柔不断さが小沢一郎に疎まれ、代表への道は遠ざかったとみる向きが多い。  親小沢の「ポスト」は、ここぞとばかりに「小沢一郎を18年間抹殺し続ける日本というシステム」で、今こそ小沢の出番だと大声で叫んでいる。確かに小沢と鳩山由紀夫の数の力が、今回も代表選の行方を左右するだろうが、そこににじり寄り、小鳩の傀儡政権ができれば、党内の権力争いがどこかで火を噴き、同じことの繰り返しになることは火を見るより明らかである。  3位に取り上げた「朝日」の記事にもさしたる新味があるわけではない。ただ増税、マニフェスト放棄、大連立をかたくなに言い続け、党内からも反発が出ている野田佳彦財務相では勝てないとみた仙谷が、来年の代表選を目標にしていた前原誠司前外相擁立に動き出し、前原も前のめりになり始めたという見方が、他誌より目新しいと評価したからだ。  前原出馬となれば、野田の目は消える。小沢とどう折り合うのか。民主党関係者がこう話している。 「前原さんなら、小沢さん側とも組めるでしょう。と言うのも、前原さんがそれを望んでいるフシがあるからです。『増税』と『マニフェスト』で折り合えば、後は閣僚などのポストで話をつけるか、もしくは小沢さんの党員資格停止処分の解除か」  何のことはない、反小沢の旗を降ろして軍門に降りることで、総理の座を手に入れようというのである。しかし、もともと自信家で人の言うことを聞かない前原が総理になれば、小沢側と揉めるのは時間の問題だろう。  小沢もそこは承知で、本当の小沢の意中の人物は、原口一博前総務相だというのだ。また、もし野田が新代表に選出されたとしても、小沢派は首班指名で多数派工作をして、政界再編に結びつけるという腹づもりがあると、菅首相に近い人物が語っている。  各誌の記事を読み込んで見えて来るのは、今度の代表選が、新たな永田町混乱の始まりになるということだけである。彼らには、国民の姿など少しも見えてはいない。  第2位は「東洋経済」の記事。新聞広告で10年後に食える仕事の中に記者・編集者というのがあったから買ってみた。  グローバル化、IT化が進んで、日本人に有利な仕事は、「ジャパンプレミアム」という、日本人であることのメリットを最大限に生かす技能集約的なエリアの仕事と、「グローカル」といって、日本人のメリットを生かしつつ、高付加価値なスキルを身につけるエリアの仕事だという。  「ジャパンプレミアム」には、メガバンク地域営業、美容師、スーパー技能職、料理人、ホテルマン、看護師などがある。  「グローカル」には、医師、弁護士、コンサルタント、人事、システムエンジニアなどがあり、このなかに記者・編集者が入っている。  記者・編集者のところを読んでみたが、残る仕事と食える仕事は違うようだ。見出しにこうある。「外国との競争はないが給料は下落の一途をたどる」。当たり前だが、希望の見えるようなことはどこにも書いてない。  10年後には、今より給料が減って食えなくなる。広告収入は減り続け、国内市場の拡大は見込めないし、海外の顧客も増えない。労働条件はますます厳しくなり、リストラで雇用も奪われていく。  救いは、高い言語障壁があって外国人が参入して来ないこと。その上、マスコミ業界には資本規制があり、テレビには外資規制があるから、外国資本に乗っ取られる心配はいまのところない。  経営が苦しくなっても、どの社にも厳しい解雇規制と強力な労働組合があるから、よほどの強力なリーダーでもいない限り、総人件費の削減さえ難しいというのである。  要は、この仕事のマーケットはどんどん縮んでいき、給与は下がり続け、一人ひとりのノルマは厳しくなるが、経営者はそれをどうすることもできないアホばかりがそろっているということだ。  元出版社社員としては、うなずけるところもあるが、これではお先真っ暗な業界で、食える仕事ではないではないか。  まあ、弁護士は「先行投資重く競争激しい 二極分化はさらに鮮明に」なるそうだし、医師も「すさまじい価格破壊が医師の世界にやってくる」から、こちらも大変そうである。  この特集を読んでいると、私のように英語ももちろん中国語も話せず、何の資格も持たない人間は、生きていく術がないといわれているようで切なくなる。  これから就職を控えている学生諸君は、読んでおいた方がいい特集である。  今週の第1位は、阪神タイガースの人気選手・金本知憲(43)のスキャンダルを追いかけた「文春」の記事。  「新潮」も「刑事告訴された『阪神金本知憲』のカネ!カネ!カネ!」で、同じことを扱ってはいるが、切り口で「文春」が上回ったと判断した。  「文春」によれば、発端は8月10日。金本が親しかったファイナンシャル・アドバイザーA氏から「恐喝罪」で告訴されたことからである。  球界の高額所得者である金本は、以前から投資への関心が強かったようだ。A氏と話し合って07年に投資ファンド会社を設立し、金本は1億3,000万円を出資した。  しかし、うまく回らなかったのだろう、1年もたたずに金本は辞めると言い出し、A氏に自分の出資分を「貸金だったことに」して、返せと迫ったのだそうだ。  そして09年1月27日、金本はA氏を呼び出し、彼の友人と一緒に「金銭準消費貸借契約書」を書けと、こう恫喝したという。 「だてに夜、カネを使っているわけじゃねえ。山口組がすぐにでも行くぞ!」「お前を家族ごと抹殺してやる」  渋々、実印を押したA氏に今度は、ヨーロッパの銀行への投資で390万ドルの損失を出したのは、紹介者であるお前に責任があると、損失分の賠償を催告してきたというのである。ついに耐えかねたA氏が、刑事告訴に踏み切ったのだ。  以前、芦屋に購入したばかりの金本の豪邸が売りに出され、買い手がつかないと報じられたことがあった。それと今回の記事を合わせて読む限り、金本が相当カネに窮していることは間違いないようだ。  7月に、これまた阪神の人気選手でミスタータイガースといわれた掛布雅之(56)の個人会社「掛布企画」(大阪府豊中市)が、事実上倒産していたことが報じられた。負債総額は4億円と言われる。  かつては巨人の桑田真澄、江川卓が不動産投資で巨大な負債を抱えたことがあった。桑田の負債は巨人が肩代わりしてくれたが、江川は、その負債を返すためにせっせとテレビに出続けた。  その大きな負債があるために、江川は巨人の監督になるチャンスを逃したと言われている。  この報道が事実なら、金本の野球人生が大きな危機を迎えていると思われる。だが、この記事が出た8月17日と翌日の対広島戦で金本は、憂さを晴らすような見事なホームランをかっ飛ばしている。「アニキ」と慕われる金本は、この危機を切り抜ける、さよなら逆転ホームランを打つことができるだろうか。阪神ファンならずとも心配である。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
金本知憲 阪神タイガース スーパースター スーパースターであることは間違いないけど。 amazon_associate_logo.jpg
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練り続けて25年! 家族の絆を繋ぐ遊べるお菓子「ねるねるねるね」秘話!

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 アナログとデジタルの過渡期であった1980年代。WiiもPS3もなかったけれど、ジャンクでチープなおもちゃがあふれていた。足りない技術を想像力で補い、夢中になって集めた「キン消し」「ミニ四駆」「ビックリマンシール」......。なつかしいおもちゃたちの現在の姿を探る!  「ねるねるねは......ひっひっひ。練れば練る程色が変わって、こうやってつけて、......うまい!」  テーレッテレー!  このフレーズを耳にした瞬間、満面の笑みを浮かべる魔女の姿が脳裏に浮かんだ人も多いのではないだろうか。そんな読者には言うまでないが、今回取り上げるのは1986年の登場以来、四半世紀にわたって、化学的な驚きとミステリアスな味を子どもたちに提供し続けているおもしろお菓子「ねるねるねるね」だ。カップ1杯の水と2種類の粉を混ぜ合わせると、クリーム状のお菓子が次々と色を変え、そして物凄い勢いで膨張していく! まるで魔法のようなお菓子に、全国の子どもたちは夢中になり、その怪しげな制作過程にお母さんたちは眉をひそめた。そんな「ねるねるねるね」を発売しているクラシエフーズにお邪魔して、その開発裏話を聞いてみた。 ■泥遊びから生まれた「ねるねるねるね」 「弊社はもともと粉末のジュースの素など、粉を使ったお菓子をずっとやっていたのですが、その粉を使って子どもが自分で作るお菓子ができないかと思って開発を開始しました。自分で作る満足感や、色が変わって膨らむといった化学的な好奇心を刺激することで、子どもがワクワクしてもらえればという思いがスタート地点です」
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人気のソーダ味とブトウ味、そして今夏に
新発売された「なぞなぞねるねる」。
 このように語るのは今も毎日「ねるねるねるね」を試食し、日々研究と商品開発に勤しむクラシエフーズの津田未典さんである。元々、「渡辺のジュースの素」で一世を風靡した渡辺製菓を吸収合併し、粉末菓子の技術を持っていたクラシエフーズ(当時、「ベルフーズ」)は、砂場で子どもたちが泥をこねて遊んでいる姿から、練る動作を取り入れた「作って遊べるお菓子」というアイデアを思いついたそうだ。同社のこのアイデアは大当たり。子どもたちがテレビをよく見る時間帯を狙って大量に放送された冒頭のキャッチーなCMの効果もあいまって、たちまち「ねるねるねるね」は空前の大ヒットを記録した。1986年の発売以来、これまでに実に20種類以上のフレーバーが登場。発売当初から18年間不動の人気を誇ったメロン味や、現在商品の新たな看板として愛されているブドウ味といった定番フレーバーの他に、コーラ味、いちご味など毎年次々と新たなフレーバーを開発し、25年にわたり子どもたちの目と舌を楽しませ続けている。中にはピーチプリン味、梅あられ味など挑戦的すぎて、あまり人気が出ずにすぐに店頭から消えてしまったフレーバーも存在するものの、常にチャレンジ精神を失わないその姿勢はお見事だ。結果、「ねるねるねるね」は発売開始以来なんと7億食以上も消費され、今もなお大ヒットお菓子のトップを独走中である。 ■徹底したリサーチと気配りから生まれるヒット商品  まったく人気の衰える様子が見えない「ねるねるねるね」だが、子どもが熱中するのに比例して眉をひそめていたのはそのスポンサーたるお母さんたちだ。 「やっぱり魔女が出てくるCMが『怪しいお菓子』というイメージを助長していたみたいですね(笑)」  水を入れると粉の色が変化し、なんだかモコモコと膨らんでくる......。このケミカルなビジュアルと「例のCM」の合わせ技で、発売当初より「体に悪そう」というイメージが付きまとっている「ねるねるねるね」だが、実は発売当初より保存料、合成着色料などは一切使用されていないのだそうだ。 「なかなかそういう部分が伝わりにくいので、最近はパッケージに大きく『保存料、合成着色料ゼロ』っていうマークを入れて、保護者の方に一目で分かっていただけるように努力しています」  粉の色変化についてもちゃんとパッケージに解説を入れている。ブドウ味を例に挙げると、酸性だと赤色に、アルカリ性だと青色に、中性だと紫色になるという赤キャベツ色素の「アントシアニン」の性質を利用して色変化するそうだ。
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裏面には、色変化の解説がしっかり書かれて
いる。
「理科の実験で行うリトマス試験紙の色が変わるのと同じ原理です。また、膨らむのはケーキを膨らませたりするのにも使われる重曹の反応によるものなんです」  何かと事実が隠ぺいされがちな昨今。ここまで情報を開示してくれると、親も安心して「ねるねるねるね」を買ってあげられるというものだろう。とはいえ、やはりいちばん大切にしているのはメインターゲットの子どもたちの目線を忘れないことだ。 「基本的に子どもたちが、面白い、おいしい、と思うようなものを開発するというスタンスは崩さないようにしています」  「ねるねるねるね」は年齢問わずいつまでも食べる類のお菓子ではなく、どうしても子どもが一定の年齢に達すると卒業してしまうため、常に新しい消費者──子どもたちに新商品をプレゼンしなければならないという宿命を背負っている。そのため、開発スタッフは常に子どもたちの流行や思考の変化を追い続けなければならない。そこで、クラシエフーズは年に何十回も親子モニターを招待し、新商品を試食してもらっているという。 「試作して、試食している子どもの横で、ひたすら私たちはメモをとっています。実際お菓子を作ってもらった時の様子や、食べた時にどんな表情をしているか。『まずい』みたいなちょっとしたつぶやきを全部記録して、子どもたちの嗜好の変化を常にキャッチするようにしています」 「子どものお菓子に、ここまで徹底して調査しているメーカーはないと思います」と津田さんは胸を張る。25年に及ぶ、この不断の努力が今もなお子どもたちの心をとらえ続ける商品の魅力の源だったのだ。 ■震災以降、再評価される「ねるねるねるね」  「ねるねるねるね」のヒット以降、作って遊べる「知育菓子」シリーズが誕生。これまでに100種類以上もの商品が登場し、今日も子どもたちの好奇心を刺激している。オーブンで加熱することで本物の焼き菓子のようなお菓子を作ることのできる「ハッピーキッチン」シリーズ。リアルなカブトムシやバッタのグミキャンディをジオラマできるという男子心をくすぐる「昆虫グミ図鑑」。麺とスープを自作ししょうゆラーメンをお手軽に作ることのできる「ラーメンセット」。これら全てを「水と粉」だけで作り上げるというから驚きだ。粉に無限の可能性を感じてしまう「知育菓子」シリーズだが、3月の東日本大震災以降「ねるねるねるね」を始めとする同シリーズの売り上げが急上昇しているそうだ。
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男の子に大人気の「昆虫グミ図鑑」。
「外で遊ぶのが危ない、という保護者の判断もあるんでしょうけど、それ以上に親子でコミュニケーションをとりたいと思われるご家庭が増えたんでしょうね。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に作りましたというお話もよく聞くようになりました」  昨年に比べてすでに150%以上の売り上げ増を記録しているそうだ。かつて「不健康そうなお菓子」の代表格であった「ねるねるねるね」は、今や「知育菓子」シリーズの顔となり、家庭のコミュニケーション・ツールとして全国各地で愛されているのだ。 ■時代が変わっても変わらぬ「ねるねるねるね」イズム  水と粉を混ぜて遊びながら作る、というかつてないお菓子「ねるねるねるね」が誕生した1980年代とは、いったいどんな時代だったのだろうか。 「いろいろな実験や挑戦ができたし、さまざまな可能性があった時代だったんでしょうね。80年代にリリースされた商品は、今見てもトリッキーなものが多いんですが、その分面白いと思える物ばかりだと思います。企業としても元気な時期だったので、色々な新商品を出してチャレンジできる風土があったんじゃないかなと思います」  どんなアイデアでも実践でき、面白いと思えるものがどんどん市場に登場した80年代に誕生した「ねるねるねるね」が、今、日本中の家庭に元気を与え、コミュニケーションのきっかけとなっているなんて、ちょっといい話じゃないだろうか。
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本物の焼き菓子のようなお菓子を
作ることのできる「ハッピーキッ
チン」シリーズ。
「そう言われると何だか壮大な話のように聞こえるかもしれませんが、あくまで『ねるねるねるね』は100円です(笑)」  そう津田さんは笑って答えた。  現在「ねるねるねるね」は、ブドウ味、ソーダ味、マスカット味の3種に加え、今夏より新発売された、いちごソーダ味とレモンスカッシュ味の2種類のフレーバーが楽しめる上、混ぜて食べると3種類目の味に変化するという1個で3倍楽しめる新商品「なぞなぞねるねる」といったラインナップで展開している。  また、津田さんはこう語る。 「今年は『ねるねるねるね』を大きくリニューアルして、10年間変わらなかったブドウの味を少し変えたんです。今までは酸っぱさを強調していたのですが、今年はより甘さを感じられるようジューシーに調整しました」  これも子どもの嗜好の変化に合わせたリニューアルだという。神は細部に宿る、とはよく言ったものである。この細やかな気配りこそが25年にもわたって、子どもたちに愛されるお菓子を生み出してきたのだ。 「日本中の方が『ねるねるねるね』を知って下さるということは非常にありがたいのですが、今後もそれにあぐらをかくことなく、味もおいしく作って楽しいものを提案していきたいと思います。きっと皆さんを飽きさせませんので、ずっと食べ続けてください」  どんなに時代が変わろうとも、核になる魂が変わらなければ商品は愛され続けるのだろう。「ねるねるねるね」を食べながら、そんなことを思ってしまう筆者であった。 (取材・文・写真=有田シュン)
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●【バック・トゥ・ザ・80'S】バックナンバー 【Vol.6】合体のロマンに全国の男子がハマりまくった! 「合体シリーズ」「ミニ合体シリーズ」今昔物語 【Vol.5】男子だって着せ替えしたいんです、プロテクターを! 「聖闘士聖衣大系」今昔物語 【Vol.4】学校で唯一読めたコミック! 『エスパークス』今昔物語 【Vol.3】ゲームの可能性を広げた80年代のミッキーマウス 「パックマン」今昔物語 【Vol.2】世代を超えて愛される地上最速ホビー「ミニ四駆」今昔物語 【Vol.1】手のひらに広がる大冒険!「ゲームブック」今昔物語

【SKE48中西優香×家なき子】「レミの人生のように、現実は理不尽なことばかりですよ」

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中西さんもおススメ!
写真/三浦太輔(go relax E more)
 アニメ草創期の70年代から『あしたのジョー』や『ガンバの冒険』など、誰もが知っている往年の名作を数多く手がけ、今年4月17日に惜しまれつつも死去したアニメ監督・出崎統氏。そんな同氏が今世に残した古き良きアニメを、現代のアニメ好きな若者を代表してSKE48の「二次元同好会」のメンバー3人に鑑賞してもらい、その感想を伺ってみた。第1弾の秦佐和子×「ベルサイユのばら」に続き、「ムービースクエア」サマーキャンペーン第2弾として、今回お送りするのは、本誌連載「SKE48の大人のための二次元講座」のレギュラーメンバーでもあるチームSの中西優香×『家なき子』だ! ――今回中西さんにご覧いただいたのは、養父によって旅芸人一座に売られ、文字通り"家なき子"となってしまった少年レミの成長と、人間愛の尊さを描いたテレビアニメ『家なき子』の劇場版です。アニメ版は1977年に放送が開始され、当時は"世界初の立体テレビアニメ"として話題になったそうなんですが、劇場版にも立体感はありました? 中西優香(以下、中) いえ、どうやら劇場版は立体方式で作られていないらしくて。でも、風景はめちゃめちゃキレイでビックリしました。特にすごかったのが湖で、立体アニメじゃないはずなのに、「どんだけあるの!?」ってくらい奥行きが感じられるんですよ! 30年以上前でも、こんなクオリティの高いアニメが作れたんだぁ......って、なんか妙に感動しちゃいました。 ――なるほど。では、ストーリーはいかがでしたか? 原作がフランスの児童文学なので、アニメも子ども向けに仕上がっていたと思うんですが。  確かに作風は子ども向けなんですけど、ストーリー的には試練の連続で、しかも結構シビアなんです。初っ端から身売りされて、でも買い取った旅芸人のビタリスっていうおじいちゃんがイイ人で、「レミ良かったね!」と思ったら、警官に「連れてる犬が首輪をつけていないから」みたいな因縁をつけられてビタリスが逮捕されちゃって......。それでレミはひとりでお金を稼がなきゃならなくなるんですけど、まだ幼いから上手いこといかなくて、ひもじさに耐え切れなくなった犬が肉をパクッたせいで追いかけられて......。
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(C)TMS
――なんか話を聞いてるだけで、だんだん暗い気持ちになってきました......。  レミはなんにも悪いことしていないのに、理不尽なことばっかり起きるんですよ! でも、よくよく考えたら、現実もそんなもんじゃないですか。そういった意味では、大人も共感できる作品だと思います(笑)。それにジョリクールっていう猿のキャラクターが笑わせてくれたり、ギャグの要素も盛り込まれているので、そこまで深刻な気分にはならずに楽しめるんじゃないかと。 ――動物のキャラがいっぱい出てくるので、ほのぼのとした気持ちにもなれそうですよね!  ウーン......でも、私はレミの人生があまりにも壮絶で、ほのぼのとした気持ちにはなれなかったんですよ(笑)。たぶん、劇場版はストーリーがダイジェスト的になっていたからだと思うんですけどね。レミの幸せな描写より、全体的に"試練の連続"を見せる構成になっていたので。だから、テレビアニメ版でもう一度観てみたいです! ――確かに、テレビアニメ版だと印象が違うかもしれませんね。ところで、本作は今から約30年前に劇場公開されたものですが、観ていて「昔ならではだなぁ」と感じたところはありますか?  昔のアニメって、「それおかしくない?」ってツッコミたくなるようなシーンがあるじゃないですか。たとえばこの作品だと、釈放されたビタリスとレミが再会して喜び合うシーンの場所が、なぜか線路の上なんですよ。「嬉しいのはわかるけど、そこにいたら危ないよ!」っていう(笑)。あと、手荷物の量からしたら明らかにおかしい大きさのハープを、いきなり取り出したりとか。私、そういうツッコミどころを見つけるのが大好きなので、思う存分楽しめました。 ――そういう楽しみ方もあるんですね(笑)。読者のみなさんにも、その視点でぜひ見直してほしいです。そういえば、先ほど古川愛李さんが資料を見ながら「アーサーが『Zガンダム』のカミーユに似てる!」と騒いでいましたが、このアーサーってどんなキャラなんですか?  アーサーはレミの本当のお母さんであるミリガン夫人の息子で、つまりレミの弟なんです。でも、甘やかされて育っているので、レミとは顔付きからして違いますね。レミはたまに子どもとは思えない、人生を悟り切ったような顔をしますから(笑)。これだけ苦労しているのに、常に笑顔を絶やさないレミは、将来、絶対にイイ男になると思いますよ! ms_cap0818.jpg 出崎作品を多く配信している「ムービースクエア」サマーキャンペーン特別企画の第2弾として、今回は中西優香さんに『家なき子』を見てもらった。同作はDVDも入手困難な貴重な作品。中西さんオススメの"ツッコミどころ"を探しながら、日本のアニメ界に大きな足跡を残した出崎統監督の作品の数々を『ムービースクエア』で今すぐチェックしよう!
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壁紙進呈中!
・動画配信ポータルサイト『ムービースエクア』 http://www.moviesquare.jp/ 動画配信ポータルサイト『ムービースクエア』は、すでにDVDが廃盤となっている作品も含め、『家なき子』など過去の名作・傑作がラインナップしています。現在、『日本の夏、アニメの夏 名作アニメを見よう!』サマーキャンペーンとして、テレビアニメ版『家なき子』をはじめ、『宝島』『ムーの白鯨』『レッドバロン』の4作品が無料公開中です。また、『家なき子』より、今ならオリジナル壁紙もプレゼント中! ・キャンペーン詳細 http://www.moviesquare.jp/campaign/ (取材・構成=アボンヌ安田) ●なかにし・ゆうか 1989年1月24日、愛知県生まれ。AKB48第一回研究生(4期生)オーディションに合格し、SKE48発足時に、一期生としてチームSに移籍。二次元に始まり、アイドルや宝塚歌劇団など幅広い知識を持ち、雑誌版「サイゾー」の「SKE48の大人のための二次元講座」や、インターネットラジオ・K'z Stationの『おしゃべりやってまーす』などにもレギュラー出演中。 SKE48公式HP http://www.ske48.co.jp/ 【関連記事】 【SKE48秦佐和子×ベルサイユのばら】「実はマリー・アントワネットが嫌いなんです」 『家なき子』『宝島』......超名作アニメを無料配信!!「ムービースクエア」サマーキャンペーン 百合漫画でコミケデビュー!? SKE48が語った二次元同好会のヴィジョン

【SKE48秦佐和子×ベルサイユのばら】「実はマリー・アントワネットが嫌いなんです」

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人気急上昇中の"しゃわこ"が『ベルばら』をチェック!
 今年4月17日、日本のテレビアニメ草創期より制作に携わり、数々の名作を手掛けてきたアニメ監督・出崎統氏が死去した。代表作は初監督作品でもある『あしたのジョー』や『ガンバの冒険』、『エースをねらえ!』など、アニメ好きなら誰もが知っている往年の作品ばかり。しかし、現代のアニメ好きの中には「実際には観たことがない」という若者も多いはず......。そこで今回、アニメ好きな若者の代表として、人気アイドルグループ・SKE48の内部で結成された「二次元同好会」のメンバー3人に、70年代後半に制作された"出崎作品"を鑑賞してもらい、その感想を伺ってみた。第1弾は無類の宝塚ファンとしても知られるチームKIIの秦佐和子×『ベルサイユのばら』(以下、ベルばら)をお届けしよう! ――18世紀のフランスを舞台に、将軍家の跡継ぎとして育った"男装の麗人"である主人公・オスカルやその従卒のアンドレ、スウェーデン貴族のフェルゼン、そしてフランス最後の王妃となったマリー・アントワネット......これら4人の愛と青春を軸に物語が描かれていく『ベルばら』は、秦さんが大好きな宝塚歌劇団で舞台化もされていますよね。アニメ版と宝塚版、どちらの『ベルばら』がお好きですか? 秦佐和子(以下、秦) どちらも好きなんですが、やはりより原作のマンガに忠実なアニメ版のほうが良いですね。宝塚版は上演時間の都合上、ストーリーが変えられていたり、ところどころ端折られていたりするので。あと、宝塚版にはさまざまなバージョンがありまして、その中のひとつにフェルゼンとマリー・アントワネットの恋模様をメインにしたものがあるんですが、そのマリー・アントワネットが最悪な設定なんですよ。周りがまったく見えていないせいで、周囲の人々がえらい目に遭うんです。だから、どうしても好きになれない......って、私ったらのっけからアニメと関係ない話をしちゃっていますね。すみません。
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(c)池田理代子・TMS
――いえいえ。そんなお気になさらずに。個人的にはアニメ版のマリー・アントワネットも曲者だなぁと感じました。  あれでも宝塚版に比べたら、可愛いものですよ。まぁアニメ版のマリー・アントワネットも嫌いなんですけど......。王妃という立場を考慮しても、あのわがままっぷりはひどい。空気読めないにも程があります! ――本当にマリー・アントワネットのことが嫌いなんですね......。では、好きなキャラは?  一番好きなのはアンドレですね。最初のころはとっぽいお兄さんって感じなんですが、物語が進んで年を重ねるにつれ、どんどん素敵な男性になっていくんです。37話でほぼ失明状態になってしまったアンドレが、完成したオスカルの肖像画を見ながら「月桂樹の冠が似合っている」と感想を伝えるんですけど、実際に描かれているオスカルは月桂樹の冠なんてかぶっていなくて......。オスカルもアンドレの目が見えなくなっていることを知っているので、泣きながら話を合わせるんですよ。で、そのシーンを観ながら私も号泣(笑)。36話あたりからは泣きどころが満載で、もう観るたびに泣いちゃいました。宿泊先のホテルのお風呂とかで。みなさんにも是非観てほしいです。 ――そういえば、二次元同好会メンバーの古川愛李さんが「ホテルでしゃわこが風呂から出てこなくなった」と言っていましたよ。ところで、『ベルばら』は70年代後半の作品ということで、今のアニメとは技術面や演出面でも違いがあったと思うのですが、そこは違和感なく楽しめましたか?  確かに今のアニメと比べるとコマ数が少なくて、そのぶん動きも粗いんですけど、まったく気にならない......というか、寧ろそこが良いと感じました。あくまで想像ですが、当時は今のようにデジタル技術が発達していなかったので、基本的にハンドメイドで大変だったと思うんですよ。そうした中で少しでも表現の幅を広げるために、静止画を上手く使ったり、マンガのように効果線で動きを表したりとか、色々と工夫されていて、"アニメにかける情熱"みたいなものを感じましたね。 ――なるほど。ちなみに『ベルばら』といえばオープニング曲の『薔薇は美しく散る』も有名ですが、もしかしてカラオケの十八番だったり......?  それよりもエンディング曲の『愛の光と影』を歌うことのほうが多いですね。「君は~光~僕は~影~♪」って。アンドレの心情を綴った曲で、途中でセリフのパートがあるんですけど、それが「僕の目はもう君を見ることができなくなる......オスカル」って、完全にネタバレしているんですよ。これいいのかなって、聞く度に思います(笑)。  * * * 出崎作品を多く配信している「ムービースクエア」サマーキャンペーン特別企画の第1弾として、今回は秦佐和子さんに『ベルサイユのばら』を見てもらった。日本のアニメ界に大きな足跡を残した出崎統監督の作品の数々を『ムービースクエア』で今すぐチェックしよう! ・動画配信ポータルサイト『ムービースエクア』 http://www.moviesquare.jp/ 動画配信ポータルサイト『ムービースクエア』は、すでにDVDが廃盤となっている作品も含め、『ベルサイユのばら』など過去の名作・傑作がラインナップしています。現在、『日本の夏、アニメの夏 名作アニメを見よう!』サマーキャンペーンとして、『家なき子』『宝島』『ムーの白鯨』『レッドバロン』の4作品が無料公開中です。 ・キャンペーン詳細 http://www.moviesquare.jp/campaign/ (取材・構成=アボンヌ安田) ●はた・さわこ 1988年9月14日、大阪府生まれ。AKB48の姉妹ユニットとして、名古屋の栄を中心に活動するSKE48の三期生、チームKIIのメンバーとして活躍している。6月に行われた「AKB48 22ndシングル選抜総選挙」では33位に入り、初のアンダーガールズ入りを果たした。また、SKE48としても、現在発売中の6thシングル『パレオはエメラルド』で、初の選抜入りを果たしている。 SKE48公式HP http://www.ske48.co.jp/ 【関連記事】 『家なき子』『宝島』......超名作アニメを無料配信!!「ムービースクエア」サマーキャンペーン 百合漫画でコミケデビュー!? SKE48が語った二次元同好会のヴィジョン 「生きててよかった」松井玲奈が悶絶 SKE48が「サイゾーナイト」で二次元愛を爆発

アジ釣りで大漁! 「アジしめちゃいました(味占めちゃいました)」

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料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。  「うおー、アジが入れ食いだ―!」 1108045000.jpg  「ただいまー。釣り名人が帰ったぞー」  「おかえりなさい。少しは釣れたの? 『夕飯のおかずは任せろ』っていうから、何も買ってないわよ」  「それがアジの入れ食い! 見てよ、このクーラーボックス!」 IMGP2883.jpg  「あら、すごいじゃない。さすが、自称釣り名人。じゃあ料理も任せたわよ」  「船長からオススメの料理を聞いてきたよ。まず三枚に下ろしたアジに塩を多めに振る。しかしアジ釣り、楽しかったなー」 IMGP2885.jpg  「アジフライでも作るの?」  「次は塩を酢で洗い流し、バットに昆布を敷き、そこに酢を入れて、アタリがプルプルときて、引きがなかなか強いアジを並べる。ちなみにコマセの使い方が大切なんだけど......」 IMGP2898.jpg  「はいはい、アジ釣りの説明は後でいいから。よっぽど楽しかったのね」 「そうなんだよー。次の休みにもまた行こうかなっていうくらいハマった俺の気持ちを料理に込めてみました!」 IMGP2946.jpg  「へー。シメサバならぬシメアジね。さっぱりしておいしそうだわ。で、これがなんであなたの気持ちなの?」 「分からない? 釣りが楽しかったから、"アジを酢でしめちゃった"ということは......」  「アジしめちゃったのね!」 ■材料  ・アジ ・酢 ・塩 ・昆布 ■作り方 1、アジを三枚に下ろし、腹骨をそぎ落とします。 2、下処理をしたアジに塩を多めに振り、冷蔵庫で30分ほど置き、酢で塩を洗い流します。 3、バットに昆布を敷いて酢を注ぎ、アジを並べて30分ほど置きます。 4、小骨と皮をとって、斜めに切って盛りつけます。 5、ポン酢かショウガじょうゆでいただきます。 ■玉置メモ ・シメサバもいいですが、旬のアジを使ったシメアジは夏に最高です。 ・魚をさばけない人は、アジの刺身を買ってきて、軽く塩を振って少し置き、それを酢で洗って、キッチンペーパーなどで水気を切ればOK。ただのお刺身からワンランクアップのアジ(味)に早変わりです。 (文・写真=玉置豊) ●たまおき・ゆたか へんな料理研究、マイナーアウトドア、狩猟採取が趣味のWEBディレクター、ときどきライター。「デイリーポータルZ」、「地球のココロ」、「@ニフティ つり」など で連載中。 < http://www.hyouhon.com/>
鯵なめろう 200g 酢もいいけど、なめろうも捨て難い。 amazon_associate_logo.jpg
■男のダジャレレシピ・バックナンバー 【第16回】うなぎと乗り切れ! "ダシ"が違う夏のひつまぶし 【第15回】夏にピッタリ! 旬の魚で手軽にできちゃう「狂う水(クールビス)」 【第14回】蒸し暑い時期にピッタリ! 梅干しの酸味が効いた「上を向いて歩こう(梅と麦とアルコール)」 【第13回】レストランにも行きたくない出無精なあなたに「大型連休ギュウギュウ詰め(O型レンコン牛牛詰め)」 【第12回】旬の素材が盛りだくさん「ネギに大葉 ヤマウド・ノビル 初鰹(目には青葉 山ほととぎす 初鰹)」 【第11回】スタミナ満点! よくばりどんぶり「ごはんと胃・レバー・牛たくさん(ゴホンと言えば、龍角散)」 【第10回】甘党にはたまらん! 「オリゴ糖、黄身と和えて、ようかん食った(ありがとう、君と逢えて、よかった)」 【第9回】捌けなくても大丈夫! 包丁要らずのカンタン鍋「捌き無知鍋(サバキムチ鍋)」 【第8回】惚れてしまいそうな大人の味「バーレーン・タイ キッシュ(バレンタイン・キッス)」 【第7回】3分で出来るお祝い料理 「脂肪コーン、5を書く!(志望校合格)」 【第6回】正月ボケに効果てきめん 「意外! タイなら七臭粥(胃が痛いなら七草粥)」 【第5回】気分次第でアレンジ可能 「麻婆茄子! 干し芋乗っかっちゃう!(まーボーナス! 欲しいもの買っちゃう)」 【第4回】三つの味が楽しめる豪華ディナー 「三択ロース(サンタクロース)」 【第3回】贅沢の極み! 「いい肝のカワハギのいい肝ばかり(『いきものがかり』の『いきものばかり』)」 【第2回】ひと手間かければ豪華な一皿! 「タンカレー ナンバナナ天(タンカレー No.10)」」 【第1回】甘くて辛い 大人のおつまみ 「マスタードナッツ(ミスタードーナツ)」

政界スキャンダルからカルーセル麻紀まで "ワイド特集の元祖"「新潮」の底力

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「週刊新潮」8月11・18日号 中吊り広告より
第1位 「ワイド 『大和なでしこ』漂流譚」(「週刊新潮」8月11・18日号) 第2位 「スクープレポート 東電マネーと朝日新聞」(「週刊現代」8月20・27日号) 第3位 「特別付録 春画の秘宝 四十八手」(「週刊ポスト」8月19日・26日号)  合併号も出揃い、各週刊誌が気合いを入れた企画が並んでいる。中でも第3位選びに苦労した。  候補作は「スクープ撮! 泥酔 TOKIO城島茂に『寄り添いお泊まりする美人OL」』(フライデー)、「AKB48窪田社長『野球賭博の常習者』だった!」(週刊文春)、「スクープ!菅直人『3・11後』を語る」(週刊朝日)、「独占スクープ公開 田畑智子 完全ヘア・ヌード」(週刊現代)、「特別付録 春画の秘宝 四十八手」(週刊ポスト)である。  「フライデー」はTOKIOのリーダー城島が7月下旬、西麻布、六本木と飲み歩き、途中で合流した美女とマンションに入る時にはフラフラの千鳥足だった、という顛末を写したものだ。エレベーターに乗り込む城島の後ろ姿が、いかにも「酔っぱらっちゃいました」感丸出しで、とてもいい。  AKB48スキャンダルは「文春」の独壇場。今回もAKB48の運営会社「AKS」の窪田康志社長が、野球賭博の常習者だったというスクープ。記事中には、胴元が仲介者を経由して窪田の注文を受けるのに使用した携帯電話の写真まで載っている。しかも、窪田が野球賭博で負けた金は数億円にものぼるそうだ。どうするAKB48?  「朝日」は菅直人首相の単独インタビュー108分と謳っているが、予想通り、内容に新味はない。最後に、「いつ辞任するんですか?」と聞かれ、「いずれ去る日が来るその時まで、言うことは言い、やるべきことはやりぬきますよ」と答えている。辞める気なんかまったくないことだけは、よ~く分かる。  「現代」のグラビア&袋とじは、かつてNHKの朝ドラ『私の青空』のヒロイン役も演じた田畑智子のヘア・ヌード。たしかに新鮮ではあるが、そそられるようなエロチシズムは感じられない。  これらの中では、今さらという気もするが、「ポスト」の「春画の秘宝」はやはり迫力もあり、わいせつ感も十分。袋とじをあけるとミニ画集が入っているというのもいいアイデアである。田中優子法政大学教授は、春画の女性たちは、ポルノに出てくる女性のように、視線をこちら(鑑賞者)に向けていないのは、男女どちらでも楽しめるものにしているからだと解説している。  憂きことばかり多き世の中に、幾ばくかの刺激を与えてくれたことを多として、これを3位に選んだ。  先週の「ポスト」も「朝日新聞と菅官邸の『不適切な関係』」をやっていたが、やや消化不良の内容だった。  今週の「現代」は、東電との関係に絞って朝日新聞を追及しているが、私も知らなかった事実関係が明かされていて、興味深く読んだ。  朝日新聞が70年代に原発容認へと路線を変更し、東電からの広告受け入れや東電からの接待、出張旅費肩代わりなどがあったということは、元朝日新聞経済部記者・志村嘉一郎著『東電帝国 その失敗の本質』(文春新書)に詳しい。  今回「現代」は、朝日新聞OBの井田敏夫が社長をしている「井田企画」が発行している「SOLA」という情報誌に注目する。  事実上東電のPR誌であるこの雑誌は、1989年8月に創刊されている季刊誌である。この雑誌は東電本店営業部が一括して買い上げ、各営業所に配布されている。  編集長に元「週刊朝日」副編集長の江森陽弘、看板の要人インタビューには元朝日新聞論説主幹の田中豊蔵、元朝日新聞論説委員の岡田幹治が環境問題にまつわる寄稿をしているという。  また「井田企画」の中に、91年6月に「地球こどもクラブ」という特定非営利活動法人が設立され、東電からも寄付を受けており、北海道電力、東北電力、四国電力、日本原燃も会員企業になっている。  先の元朝日新聞OBはもちろん、中江利忠元朝日新聞社長まで名を連ねている。  「現代」は、朝日新聞は反原発寄りだと見られているが、総論では原発推進に賛成してきたので、その社論をリードしてきたのは田中慎次郎に始まる「田中学校」だったと指摘する。  中でも岸田純之助は科学畑が長く、電力業界とは親密で、関電の広報誌「縁」の監修者にもなっているし、91歳のいまも「日本原子力文化振興財団」の監事を務めているという。  江森は、インタビューに答えて、こう話している。 「(中略)恥ずかしい話ですが、地震が起きてやっと気が付いたんです。これは東電が朝日新聞を巻き込んだ世論操作のための隠れ蓑だったのかもしれない、と。かかわっているメンバーを見れば、それは否定できないですよね。気付くのが遅かったんです」  朝日新聞を叩けば週刊誌が売れた時代があった。いまはそれほどではないと思うが、やはり新聞界の雄であることは間違いない。その朝日新聞に、東電が食指を動かした意図もよく分かる。  そうした東電マネーによって新聞の論調が動かされたのだとすれば、その罪は大きい。  東電との癒着構造は、原子力の父をいただく読売新聞も然りであろう。否、朝日新聞以上のスキャンダルが出てくると思うのだが、どこかやってくれないか。  今週のグランプリは「ワイド特集の元祖」新潮のワイド22本にする。まずは「なでしこジャパン」にちなんだ「大和なでしこ」漂流譚というタイトルがいい。  人選も内容も、他のワイドを圧倒している。  菅総理夫人・伸子が、息子の嫁の浮気を疑って興信所に調査を頼んだという仰天情報でワイドが始まる。 「今年3月、伸子さんに頼まれたという警察庁のキャリアOBがかつての同僚や後輩を頼り、興信所探しをしていました」とある。そもそもは、菅の古くからの支援者(後にこの男は元新聞記者であることが判明)が、彼女が別の男と街中で抱擁しているのを見たという情報を寄せたことから始まったらしい。  結局、この「嫌疑」は晴れたようだが、このことの報告書は警察庁にあるというである。  警察庁の考え方としては、もし中国や北朝鮮の情報機関に、国の権力者の弱点を入手されてしまったら、それを使って外交に利用するかもしれない。したがって、こうした総理の家族の不倫情報なども収集しているのだと、警察庁の初代国際部長・大貫啓行氏は話している。  だいぶ前になるが、橋本龍太郎総理(故人)と中国人美人通訳との「不倫」関係が話題になったことを思い出した。あのときは、中国人女性の出入国申請書の写しが、われわれ週刊誌の間にも出回ったことがあった。  この記事を読んで一番ドキッとしているのは、菅首相と伸子夫人ではないのか。警察関係に強い「新潮」でなくてはとれないネタである。  お次は、筒井信隆農水副大臣と一緒に生活する30歳下の女性との「艶聞」である。グラビアでも、二人連れだって仲良く食事する姿や、帰りに女性が積極的に筒井の腕に手を絡んで歩く姿、地下鉄のシートでも腕を絡めている写真を掲載している。  7月26日、彼の選挙区である新潟が記録的な豪雨に襲われていた夜も、彼女と一緒に天ぷら屋で食事を共にしていた。  その後、いったん彼女と別れた筒井は、「議員パス」を提示して駅構内へと入っていく。地元新潟へ帰ることにしたのか? だが、ほどなく筒井は駅から出てきて、件の女性とタクシーで都内のマンションへと消えて行く。  この日のことを、筒井副大臣は自らのブログに、「29日に地元入りするはずだったが電車不通のため断念」と書いているのだが、「新潮」によると、上越新幹線も長野新幹線もその夜は運行していたのである。  「新潮」の取材に、地元にいる妻は絶句。筒井は、彼女と腕を組んでいたことを聞かれ、目が悪くて段差があると転ぶから「世話」してもらっているのだと取り繕うが、地下鉄のシートでも腕を組んでいたではないかと聞かれると、慌てて「あ、そう? 必要はないんだよね。座っているときは、腕を組む必要性は」としどろもどろである。これで次の選挙はダメかもしれないな。  オウム真理教が裁判所から解散命令を受けて「アーレフ」と名称変更したとき、会長に祭り上げられ、テレビや新聞、雑誌で引っ張りだこだった村岡達子が脱会していた。その当時のことを話しているが、これが面白い。  やがて麻原の妻・三女と四女との勢力争いが激しくなり、四女を支持する村岡は本部から遠ざけられ、飼い殺し状態になり、離れていったという。  61歳になる彼女は、酒もたしなむようになった。だが、麻原への気持ちに変わりはないと話している。麻原の呪詛は信者の中で生き続けるのか?  お次は、国民栄誉賞までもらってしまった「なでしこジャパン」のエースストライカー澤穂希が、あまりのストーカー被害で、引っ越しせざるをえなくなっているという話。なにしろ、年収350万程度といわれる澤だから、オートロックのマンションには住めなかったのだ。  菅首相の人気取りのために利用されたとしか思えない「なでしこ」への国民栄誉賞だが、もらった35人は、これから、その重荷を背負って生きていかなくてはならない。  他には、先日収監されたホリエモンの母親が、福岡の社会福祉法人の「女帝」として君臨している。  人気の女優兼モデルの萬田久子(53)と事実婚を続けていた内縁の夫に、別の女性がいて、隠し子までいることが発覚した。インタビューされた萬田は、そのことをまったく知らなかったようで、つぶらな瞳をさらにまん丸にして遁走したそうだ。  おかしいのは、ニューハーフの草分けで、女性以上に美しい(ずいぶん前の話だが)タレントのカルーセル麻紀(68)が、男の病気にかかったという話。  彼女(?)の美を追究する涙ぐましいほどの摂生ぶりは有名だが、その彼女に昨年9月ごろから体調異変が表れた。右足に違和感を覚え、そのうち右足全体が痛むようになり、激痛が走った。  病院で判明した病名は閉塞性動脈硬化症。50歳代以降の男性に多く見られる、動脈硬化によって血行障害を起こす病気なのだ。  やはり見かけは完全な女でも、体は正直なものである。そういうことで今週は「新潮」の圧勝! (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
女は一日にしてならず カルーセル麻紀という生き物。 amazon_associate_logo.jpg
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