酢飯にお肉をオン! ボリューム満点の「ダブルオニオンスライス」

IMGP7323.jpg 料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。  「ただいまー。友達からいいものもらってきたよ」  「あら、何かしら。リンゴ? ナシ?」  「ブブー。タマネギでした」  「なーんだ、タマネギか」 IMGP7278.jpg  「ということで、今日の夕ご飯は、オニオンスライスです!」  「またずいぶん簡単なメニューね」  「タマネギを薄くスライスして、はい、できあがり! あー、目が痛い」 IMGP7291.jpg  「ちょっと、まさか夕飯これだけじゃないでしょうね」  「大丈夫! 俺の作るオニオンスライスは、ダブルなオニオンスライスだから。ここで酢飯を用意します」  「え、酢飯?」 IMGP7304.jpg  「続きまして、豚の薄切り肉をシャブシャブにして、ポン酢と絡めて酢飯に乗せます」  「へー、酢飯と豚シャブか。わかった、これにさっきのオニオンスライスを乗せて食べるのね!」 IMGP7320.jpg  「正解! 酢飯にお肉をオン。そこにオニオンスライスを乗せる。ほら、ダブルオニオンスライスだ。」  「え、ダブルってどういうこと?」   「酢飯を中途半端に英語で言うと、酢ライス。そこにお肉をオン。ということは……」 男&女 「お肉をオンした酢ライス、略してオニオンスライス!」  「そこにオニオンスライスを乗せるから、ダブルオニオンスライスなのね! 素敵!」  「そういうこと。好みでポン酢、マヨネーズ、鰹節なんかを掛けて召し上がれ」 IMGP7335.jpg ■材料  ・タマネギ ・酢飯 ・豚薄切り肉 ・ポン酢 ・お好みでマヨネーズ、鰹節など ■作り方 1、タマネギをなるべく薄切りにして、オニオンスライスを作る。 2、ご飯にすしのこか寿司酢を加えて、酢飯を用意する。 3、豚薄切り肉をサッと茹でて、豚シャブをつくり、ポン酢と和えておく。 4、酢飯に豚シャブ、オニオンスライスを乗せる。 5、お好みでポン酢、マヨネーズ、鰹節などをトッピング。 ■玉置メモ ・お肉を使ったチラシ寿司というところでしょうか。辛いタマネギが苦手な人は、薄切りにしたタマネギを酢水にさらして、よく絞ってから乗せてください。 ・酢飯と豚シャブとタマネギという、めったに出会わない組み合わせをポン酢がうまく包み込んでくれます。そこにマヨネーズと鰹節がいいアシストをしてくれるのです。辛党の人は七味唐辛子を振ってもいいですね。あ、刻みノリを散らしてもいいかも。ああ、またお腹が空いてきました。 ・これに合うお酒は、もちろん沖縄のオニオンビール、じゃなくてオリオンビールですかね。 (文=玉置豊) 「男のダジャレレシピ」過去記事を読む

「生存率は50~60%」急性呼吸不全を発症した中村勘三郎、本当の病状

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「週刊新潮」11月22日号 中吊り広告より
注目記事1 「苦悶する『中村勘三郎』集中治療室の『人工肺』」(「週刊新潮」11月22日号) 注目記事2 「丹羽前駐中国大使 送別会の問題発言をすべて書く」(「週刊現代」12月1日号) 注目記事3 「高岡早紀7分間『精飲SEX』の失神アクメをスッパ抜く!」(「週刊アサヒ芸能」11月22日号) 注目記事4 「『日本人女性の外性器』私たちはここに感動しました」(「週刊現代」12月1日号) 特別付録 「各誌の解散・総選挙特集を読んでみた」  ようやく解散・総選挙になった。安倍晋三自民党総裁との党首討論で解散を明言するという奇襲攻撃に出た野田佳彦首相は、なかなかの迫力だった。慌てた安倍総裁は支離滅裂な受け答えで、この人の胆力のなさを暴露してしまったが、近年にない面白い国会中継であった。  都知事選挙とのダブルになったが、都知事選への関心が急速に失われ、これで自民党が推し、維新の会も推すであろう猪瀬直樹副知事の当選はほぼ間違いないだろう。  しかし、石原慎太郎前都知事と橋下徹大阪市長の変節はどうしたことだろう。あれだけ政策が合わなければ一緒にはやれないと言っていた橋下市長が、原発政策ひとつ取ってみても大きく違う石原たちと手を組むとは、野合などというレベルの話ではない。  橋下の正体見たりである。石原も持論をねじ曲げてまで橋下の軍門に下るとはどういう了見なのか。晩節を汚す、とはこういう生き方をいう。  だが、これだけはハッキリしている。もし万が一石原が総理になったら、橋下の言うことなど一顧だにしないだろう。新潮(11月8日号)が書いたように「『石原総理』なら譲らない『反米』『反中』『核武装』」を推し進め、日本を「別の国」にしてしまうはずだ。  今回の総選挙は、この石原・橋下連合がどこまで票を集めるのかが最大の関心事である。週刊朝日は「緊急議席予測」で政治評論家の森田実、野上忠興、選挙プランナー三浦博史に票読みをさせている。  森田は民主は75、自民は230、国民の生活が第一が15、みんなの党が25、維新が66と読む。  野上は民主党が70、自民党が227、国民の生活が第一が33、みんなの党が30、維新が65。  三浦は民主は92、自民は253、国民の生活が第一が11、みんなの党が23、維新が46である。  3人とも自民党が復活し、公明党と合わせると過半数に届くと見ている。  朝日の連載「ギロン堂」で田原総一朗は、小泉純一郎元首相の郵政民営化イエスかノーかの選挙の時のように、TPP参加か否かを争点に掲げ一点突破しようと、野田首相は考えているのではないかと見ている。だが、TPPを争点にするのは無理があるだろう。  現代は、選挙後に「安倍-橋下連立政権」ができるのではないかと読む。票読みでは、民主党が50議席の大惨敗、自民党は200議席に届かず、維新は75議席獲得するとしている。  新潮は「断末魔の『年内解散』」の中で、野田首相が突然解散に踏み切ったのは「約束は守る『良い人』でいたいから」だと、野田に近い民主党関係者に語らせている。  しかし、その結果は惨憺たるものになるという見方が多い。TPP参加をマニフェストに明記すれば、さらに十数人の離党者が出てくる。時間的にその選挙区へ候補者を立てられないから、 「仮に60以上の空白区を抱えたまま総選挙に突入したら悲惨ですよ。当然、比例区にも影響が出る。(中略)当選できるのはせいぜい60名程度。180人は落選すると言われています」(民主党関係者)  逆に浮かれているのは、安倍総裁。早くも「組閣名簿」を周囲に漏らしているというのだ。官房長官に側近の菅義偉幹事長代行、外務大臣に谷内正太郎元外務省事務次官、財務大臣に盟友の麻生太郎元総理だそうだ。  二審で無罪になった小沢一郎「国民の生活が第一」代表だが、こちらは年内選挙だと政党交付金がゼロだから「カネの問題が重くのしかかってくる」(政治部記者)そうだ。  同じように「日本維新の会」も、支持率低下と選挙資金の捻出で頭が痛いと書いている。 「240人を擁立するには、供託金だけで7億2,000万円が必要。維新にはそんな資金力はないので、橋下さんは候補者自身で賄うことを求めている。が、いざ選挙となった時、“やっぱり資金が捻出できない”という人が続出し、候補者の数が減る可能性もある」(市政担当記者)  総選挙後、野党に転落した民主党の顔になるのは、細野豪志政調会長だと読む。政調会長に決まった直後に若手・中堅議員十数人を集めて、勉強会=派閥をつくったそうだ。  週刊ポストは選挙よりも、民主党が大敗しても党に残る資金は200億円もあるというところに注目したり、民主党政権ができてからの官房機密費が、使われた13億3000万円を差し引いても30億円ぐらい残るのだから、即刻返納せよと、独自の視点で特集を組んでいる。  読んで感じるのは、今回の総選挙がさらなる政治混迷の始まりになるということである。ウルトラ保守の安倍や石原も嫌だが、民主党にはこりごりだし、女房にまで見捨てられた小沢一郎に入れる気にはならない。さて、どうしたものだろうか。  さて、現代が始めた「外性器」シリーズは、そこそこの注目を集めているのだろう。今週は週刊大衆でも、トップで「30カ国『行った!見た!試した!』世界の女性器大研究」をやっている。  今週、現代は女性たちの座談会を組んでいるが、これが意外に面白い。 「北原 週刊現代が『外性器』の特集をはじめて、何に感動したかといえば、まずこんなに堂々と『外性器』という言葉を、太文字でドンと出したことなんです。 なし子 袋とじでもない、普通のページで(笑)。 北原 そうそう。私は『女性が自分の欲望に素直になったらいけないのか、もっと自由に性を楽しんでもいいじゃないか』という疑問を持って、96年に女性目線で選んだバイブなどを女性向けに販売する『ラブピースクラブ』を立ち上げたんです。ところが、創業以来、取材を受けたりしたとき困っていたのが、私が『マンコ』と発言した部分がそのまま誌面に書いてもらえないことなんですよ。 ユキ 普段は、私たちみんな、そう言っているんですけどね。 満子 よそで友達と話すときは『あそこ』とかになるんですけど。ここではそう言うと怒られて(笑)。 北原 『なんで隠す必要があるの? おかしいじゃん』ってね(笑)。でもこのシリーズを読んで『普通に「外性器」「女性器」ならよかったんだ』と目から鱗が落ちたというか。いままであえて『マンコ』とはっきり言うことで世間の雰囲気に立ち向かってきたんだけど、メジャーな週刊誌が毎週『外性器』『女性器』と太文字で書いている。これでみんなが普通に『外性器がさあ』と言える世の中になるなら、面白いことになるぞ、と感じましたね。 なし子 でも、外性器特集と言いつつ、載っているのは膣のなかの写真だったりするんですよね。やっぱり外の写真はだめで(笑)」  北原というのは北原みのり、性教育の著作がある。なし子はろくでなし子、漫画家。ユキは25歳、満子は20代とある。  この外性器特集は、現代がリサーチした結果、女性読者が多くいることがわかったとリードに書いてある。  外性器という言葉が定着するのか? 私はもう少しキレイな言葉がいいと思うのだがね。  もう一本の軟派記事はアサ芸。女優・高岡早紀(39)のAVについての特集を組んでいる。篠山紀信が撮ったヘア・ヌード写真集の高岡の迫力バストは、その華麗な男性遍歴とともに語りぐさになっているそうである。  その魔性の女&美巨乳・高岡が、来年夏頃公開される映画『モンスター』で大胆な濡れ場に挑戦しているというのだ。  原作は百田尚樹の小説で、その大胆な艶技は、沢尻エリカが主演した『ヘルタースケルター』を凌ぐという。  そのために映画や、その後のDVD発売をめぐって、争いまで勃発しているというのである。  どんなシーンがあるのか。アサ芸からアノ場面を引用してみよう。 「国道沿いのラブホテルに吸い込まれる1台の車。人目を忍ぶようにホテルに入っていったのは、高岡早紀(39)と30代後半の男だ。場面が室内に切り替わる。と、円形のベッドをピンク色の照明が照らす中、男が高岡を抱いてキス。そして慌ただしくベッドに押し倒す。男の舌先を吸い返しながら、ハア、ハアと息を乱す高岡。男の手が豊満な乳房に伸びる。 「イヤ……」  そう言って高岡は手を振りほどこうとする。だが、男の手は離れない。それどころか、高岡の豊乳をグニュン、グニュンと執拗に操みしだくのだ。  やがて高岡は、体を起こされてワンピースを脱がされる。セクシーなTバックのパンティと、白い上乳がまる見えのピンクのハーフカップブラ姿だ。たちまち興奮した男のキスを背中に受けた高岡は、快感でビクンッと体を震わせる。  ブラが外されると神々しく輝く高岡の裸体があらわになる。何かに取りつかれたように、優しく円を描くように豊乳全体を操む男。(中略) 「男の人って、我慢できないんでしょう」 「口でしてあげる」  高岡はベッドに戻るとこう言って男の足元にひざまずき、男の腰のバスタオルを剥ぎ取る。ウブな感じを装おうとしたが、股間に顔をうずめ、くわえ始めると、舌を自然と駆使してありったけのテクで男を責めたてる」  アサ芸健在である。  3本目は現代の告発記事。11月14日に閉会した第18回中国共産党大会だが、それとともに北京を去った初の民間駐中国大使・丹羽宇一郎前大使が、在北京日本人記者クラブが主催して開かれた送別会で、以下のような問題発言をしたと報じている。  宴もたけなわになり、花束贈呈に続いて丹羽大使の締めの挨拶になった。 「日中関係の局面は、ここ最近で大きく変わった。これ以上中国と関係が悪くなったら、40年前の国交正常化前に戻ってしまう。そんな中で北京を離れるのは。正直言って心残りだ」  と、全体的な所感を述べていたが、まもなく離任という安心感もあってか、発言内容は次第に過激になっていったというのだ。 「だいたい日本政府は、『尖閣諸島について領土問題は存在しない』なんて言ってるだろう。いまどき『領土問題がない』なんて言ったら、世界中の笑いものだよ。こんな主張は、パンツを穿いてないのに、自分だけパンツを穿いてると主張しているようなものじゃないか。外国から見れば、日本がオチンチン丸出しで騒いでいるようなものなんだよ。つまり日本は裸の王様だ。こんな主張は、早く止めるべきだ!」  この発言に会場は凍りついたというのだ。  大使という肩書きで、日本の外交政策に楯をつく発言をしたというのは、確かに問題があるのだろう。それに例えに品がない。  もっと問題なのは、この発言を複数の記者が本社に送ったのに、過激な発言過ぎると掲載を見送ったことである。  丹羽大使(当時)とは、北京で会ったことがある。その前に南京で「南京大虐殺記念館」を見てきたので、私は反中国主義者ではないが、あれを見せられると、私のような者でも中国への嫌悪感を抑えられなくなったと話した記憶がある。  丹羽大使はそうですか、と頷いていた。民間大使らしく、気さくでソフトな話しぶりが印象に残っている。  日中関係が厳しい中、大使という重責から解き放たれたために、口が滑ったのだろうか。こういうことは新聞か雑誌に書いて、信を問うべきが筋であろう。  2本目は新潮の中村勘三郎の病状記事。文春もやっているが、新潮のほうが内容が濃い。  ところで、昨年の11月21日に立川談志師匠が亡くなって1年になる。早いものだ。毎年この頃になると、今日の高座で「芝浜」をやってくれるかなと期待しながら落語を聞きに行ったものである。  私事で恐縮だが、談志師匠を偲んでプロデュースした本『立川談志を聴け──涙がこぼれた「富久」を私は一生忘れない』(山本益博・プレジデント社)が先週初めに発売された。  中で、私と山本さんとで師匠の思い出を語り合っている。  談志師匠は若い人たちをかわいがった。爆笑問題の太田光もそうだが、一番かわいがり、人間としても役者としても評価していたのは中村勘三郎だったと思う。  その国民的な歌舞伎役者・十八代目中村勘三郎が病気で、それも重篤だというのである。  勘三郎は今年6月に食道がんが発見され、7月には無事手術も終わり、経過良好と見られていた。ところが急変し、その病院では設備が整っていないために転院したというのだ。  勘三郎はARDSを発症し、心肺停止に陥る恐れがあるので「エクモ」を使うためにICU(集中治療室)に運ばれたそうだ。 「『ARDS』とは『急性呼吸促迫症候群』の略称。『エクモ』とは、体外式膜型人工肺という医療装置のことだ。今年9月、いつ心肺停止に陥るやもしれぬ重篤な急性呼吸不全でこのICUに担ぎ込まれてきた患者こそ、他ならぬ勘三郎、その人である。彼がこの7月、食道ガンの切除手術を受けたことはご承知の通り。だが、施術した病院から、新たに別の病院へ転送されていた事実はほとんど知られていない。一体、何があったのか。転院先の大学病院の関係者が明かす。 『勘三郎さんは、手術後、重い肺炎を羅ってしまったのです。その後、さらに重篤なARDSを発症し、もはや酸素マスクや人工呼吸器など、肺に酸素を送り込む器具では酸欠状態が改善できず、予断を許さない容体に陥りました。これは肺で酸素と二酸化炭素を交換する場所である肺胞が浮腫を起こして機能しなくなり、“肺水腫”となる病態を指します。そこで体外に導いた血液に、直接、酸素を送り込む人工肺のエクモを使うことになったのです』  このエクモ、国際的な運用指針では、人工呼吸器による治療で低酸素状態が治らず、死亡率が8割以上と想定された時に使用を決断するとされている。いわば人工呼吸のための“最終手段”といった代物だ」(新潮)  談志師匠と同じ病気である。師匠が「寂しいからお前も来いよ」と呼んでいるのではないか。だが、まだ勘三郎は57歳。早すぎるよ師匠、もう少し待っててください。そう祈らずにはいられない。  勘三郎は女性にモテることでも当代一流だった。 「“遊びは芸の肥やし”とよくいう梨園の世界だが、その中でも勘三郎のモテぶりは海老蔵を凌駕するとさえ言われる。過去に浮名を流した相手として、道ならぬ恋に悩み、泥酔の末、京都のホテルで自殺未遂騒動まで起こした宮沢りえがよく知られている」(同)  それ以外にも牧瀬里穂や米倉涼子などとも浮き名を流した。  事務所の社長がこう語る。 「急性呼吸不全を発症したのは、8月末です。一般に生存率が50~60%以下だと言うのもその通り。この病気には薬もない。でもね、肺以外はいたって健康なんです。だから本人も必死になって復帰を目指し、頑張っているのです。ご飯を自力で食べられることもあるんですよ」  新潮も勘三郎の回復を祈り、こう結んでいる。 「勘三郎本人は寝たり覚めたりで、意識清明と混濁状態を繰り返す日々とされる。万一を案じ、病院につめている家族・親族が見守る中、苦悶の病床で強い意志のもと、懸命に生きる勘三郎。本人はもちろん、家族や関係者は今も奇跡を信じているのである」  今週は解散・選挙がらみの記事が多かったが、こうしたものは新聞、テレビが連日報じているから、どうしても後追いにならざるを得ない。それならば、ほかの話題を読ませてもらいたいと思うのは、読者の身勝手だろうか。 (文=元木昌彦)

堂本光一の“失言”で見えた、ジャニタレと赤西の深まる溝(11月上旬の人気記事)

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 11月上旬の人気記事を紹介する、日刊サイゾー人気記事ランキング。今クールは、堂本光一の“コワ~い一言”や、芸能人のみなさんの恋愛事情が人気を集めました。それでは、早速ランキングをチェックしていきましょう! 第1位 「アイツ、まだうちの事務所なの?」“兄貴分”堂本光一に見捨てられた、元KAT-TUN赤西仁の暗い未来 光ちゃんは天然だからね。 第2位 女子アナ大量流出中の日本テレビに君臨する、“女帝”木村優子部長のパワハラがひどすぎる!? これだからバリキャリ女は怖いよ~。 第3位 一般男性と入籍した“ロンブー淳の元カノ”矢野未希子の意外な評判 唯一の汚点は淳と付き合ったこと? 第4位 「早く別れてくれ……!」TMR西川と交際中の菜々緒に、スタッフはヤキモキ中!? 菜々緒ファンなんてあんまり聞いたことないけど? 第5位 「あの色気で迫られたら……」“不倫疑惑”椎名林檎の「略奪癖」が止まらない!? 魔性の女。でも誘われてみたい。 次点 警察官への暴言も常習!? ロンブー淳の横暴すぎる“武勇伝”をディレクターが暴露 これだからDQNは困るよ。 次々点 ロンブー淳騒動に続き「住吉を降ろせ」コールも!? フジ『知りたがり!』で内紛勃発中 というか、誰も見てないって!

グラビアはどうでもいいけど、物の値段の変化にゾクゾクする!「GORO」1984年9月27日号

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『GORO』1984年8月27日号(小学館)
 本棚を探っていて、「なんでこの号を買ったんだろうか?」と記憶をたどってみて思い出した。戸川純のセクシーショットグラビアが掲載されているからだった。大学生の頃から遅れてきた世代だったことを思い出すと、胸が痛くなるよ……(なお、この号にはデビューしたばかりの故・戸川京子も掲載されておりマス)。    こうした雑誌を書店やヤフオクで買い集めようとすると、ネックになるのはグラビアページである。この号もグラビアの希少性ゆえに、えらい値段がした記憶がある。だが、いまや貴重なのは、グラビアよりもさまざまな広告とモノクロ記事にほかならない。  まずページをめくっていくと飛び込んでくるのは、パイオニアのCDコンポの広告である。時代的に、ミニコンポと呼ばれるジャンルが流行し始めた頃だが、パイオニアが売り出していたのが。ここに掲載されている「プライベート」シリーズであった。当時のミニコンポは、CDプレイヤー、ダブルカセットデッキ、チューナー、レコードプレイヤーなど、必要なものを予算と相談して購入する構成である。組み合わせの参考例として掲載されているのはアンプとプログラムチューナー、ダブルカセットデッキ、スピーカーシステムの組み合わせ。これでしめて22万9800円である。高い! 高いのだけれど、これだとCDデッキが付属していない。なので、その値段はというと、8万9000円である。さらに、当時誰もが大量に持っていたであろうレコードも再生できるようにしようとすれば、プラスで3万8000円となる。
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今見ると、一周回ってデザインがカッコイイ!
この後、90年代は金色の製品が流行したの覚えている人はいるかな?
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 CDデッキだけで、パソコンがモニタ付属で購入できる値段である。というか、フルセットと同じカネを出せば、アップルストアでMacBook Airをフルカスタマイズで購入して、iPhoneとかiPadまで買ってもお釣りがくるではないか。物って安くなったんだな……と感じるよりほかない。  何より注目したいのは、この広告ページの文章である。引用してみよう。 1肩をよせながら、コンパクトディスクプレーヤーを 2手をにぎりながら、ダブルカセットデッキを 3好きだとささやきながら、プログラムチューナーを 4抱きしめながら、フルオートプレーヤーを 5キスしながら、プリメインアンプのボリウムを ……手元の集中ワイヤレスリモコンでできるというのが、ウリなのである。ここで気づかされるのは、まず音楽はカップルで聞くものという概念である。最近、大学生とかに話を聞いてみると、まず家にCDコンポがないのは当たり前。CDはパソコンで再生するもの、音楽はパソコンか携帯プレイヤーで聞くものになっている。“女のコを部屋まで連れ込めたら、まずは音楽スタート!”が、すでに過去のセオリーになってしまっているのだ。最近の若いカップルって、部屋に連れ込めたら、何から始めるのがセオリーなんだろうか……。
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やっぱり、女子大=ナンパスポットという感覚こそが80年代の象徴だ。
 「隔世の感」を感じる機械は、ページをめくるたびにある。バブル崩壊まで、男のステータスのひとつは車だったわけだが、物欲と性欲に満ちた雑誌だけあって、そのあたりの情報もちゃんと押さえている(やたらと、車の広告も満載だ)。  モノクロのトップ記事は「スクープNEWソアラ3.0GTエクスタシー・フォルムが見えてきた」というタイトルなのだが、リードの部分を引用してみよう。 <トヨタ3 M頂上作戦>がついに公然化した。それは『トヨタ・ツインカム神話/新世紀編』と題すべき、壮大な叙事詩のプロローグ。  3Mツインカム6=6M-GEU型のデビューに大げさに驚いているのではない。むしろ逆だ。6M型が“ツインカム6”であって、“ツインカム24”ではなかったこと。ソアラより先にクラウンに展開された事実に当惑したほどだ。
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若者の車離れ……って言われるけれど、この時代のほうが
異常じゃないかと納得するページ。
……車の知識がない筆者には、何が書いてあるのかさっぱりわからない。車に詳しい人ならば「ああ、なるほど」という記述なのかもしれないけれど、これは専門誌じゃないのに。これだけで、車が若者の共通言語だったのだなと一目瞭然だ。この記事は「なぜ6M搭載1号車がソアラでなくなったか」といった解説が続くのだけれど、やっぱり何が書いてあるのか、よくわからん。もはや、一種の古文書になっているといっても過言ではない。  さらにページをめくるたびに趣味趣向の変化を、いくらでもうかがい知ることができる。この号には「総力追求/GIANTS再建プラン」という記事も掲載されているが、プロ野球巨人軍の凋落を検証する記事なんて、今ではあまり訴求力がないのではなかろうか。
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とりあえず、かわいいモデルを配置しておきゃあいい感覚がうらやましい。
 さらに「隔世の感」を感じさせるのは「電話はボクらのいちばん身近なアクティブメディア」と題された記事である。携帯電話がまったく普及していない時代なので、当然紹介されるのはちょっとオシャレな家庭用電話機なのだが、その中で最先端の商品として紹介されているのがパソコン用のヘッドセット。価格は1万円也。おまけに、音響カプラ不要でデーター通信できる機能を備えた電話機が3万円……やはり、物って安くなったんだなあと、しみじみ。
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今と書いていることが、そんなに変わらない。
ただ、この後のバブル期はアウトドアは敬遠されます
 時代と共に、趣味趣向というものはまったく変化してしまうもの。かと思いきや、ページをめくっているうちに、そうじゃないものもあることを知れる。それは、小学館が現在も発行しているアウトドア雑誌「BE-PAL」の自社広告である。「BE-PAL」の創刊は1981年だが、この広告を見る限り、現在と扱っている内容がそうそう変わっていないように思える。アウトドアで訴求力のある内容は、常にウェアや道具、そして「どこに出かけて、何を楽しむか」という問題。「GORO」のような、若者が知りたい情報がすべて網羅されている軟派な雑誌が姿を消す一方で、アウトドア雑誌が30年近くも続くことになるなんて、いったい誰が予測できただろうか。 (文=昼間 たかし 文中敬称略) ■「100人にしかわからない本千冊」バックナンバー 【第10回】ロリコンはやっぱり永遠にロリコンだった……のか?『改訂版 ロリコン大全集』 【第9回】ホントに一生恨んでいるのか? 『吾妻ひでおに花束を』 【第8回】あっと驚くパロディ満載!「パロディ・マンガ大全集」 【第7回】“落としやすい”女のコがいる大学は……?「平凡パンチ」1980年6月9日号 【第6回】物欲と性欲、自己肯定感に満ちた30年前の大学生活「POPEYE」 【第5回】1991年、ボクらはこんなエロマンガを読んでいた「美少女漫画大百科」 【第4回】そして『孤独のグルメ』だけが残った......月刊「PANjA」とB級グルメの栄枯盛衰 【第3回】「いけないCOMIC」1985年1月号大特集 戸川純にただ単にミーハーしたいっ! 【第2回】あの頃、俺たちはこんな本でモテようとしていた『東京生活Qどうする?』 【第1回】超豪華"B級"文化人がロリコンで釣ってやりたい放題『ヘイ!バディー』終刊号

この“明るいヘンタイ”っぷりがいいんじゃない!? 会田誠のアートなエロス『駄作の中にだけ俺がいる』

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2007年から「滝の絵」を描き続けている会田誠。
スクール水着姿の少女たちの清純なエロスがキャンバスから弾け出してくる。
 セーラー服(夏服)を脱ぎ捨て、渓流で戯れるスクール水着姿の美少女たち。その数、39人。現代美術家・会田誠の代表作であるアクリル画「滝の絵」は高さ419cm×幅252cmにおよぶ、安土桃山時代の屏風絵を思わせる堂々たる大作だ。ここまでドストレートに少女趣味を押し出されると、清々しさを感じさせるではないか。また、芸術には門外漢でも、これだけの大作を描き上げるためには尋常ならざる情熱が絵の中の少女たちに降り注がれていることが分かる。この突き抜けた“明るいヘンタイ”っぷりが、何とも心地よい。美術館での初の個展となる「会田誠展 天才でごめんなさい」(森美術館)が11月17日(土)~来年3月31日(日)の日程で開催される注目のアーティスト・会田誠の素顔を、ドキュメンタリー映画『駄作の中にだけ俺がいる』は追っている。  会田誠のエッセイ集『カリコリせんとや生まれけむ』(幻冬舎)を読むと、彼の“明るいヘンタイ”芸術家としての萌芽がどのように育まれたのかがわかりやすく紹介してある。会田誠は1965年の新潟県生まれ。初めて射精を覚えたのは中学生のときで、彼を射精に導いた相手は当時の人気アイドル・大場久美子だった。「週刊プレイボーイ」の広告が新聞に掲載されており、広告の中で大場久美子がビキニ姿をさらしているのを少年・会田誠を見逃さなかった。地元の書店で男性週刊誌を買い求める勇気がなかった会田少年は、新聞広告を切り抜き、大場久美子の大切なところを覆ったビキニ部分を丁寧に丁寧に消しゴムと砂消しゴムを併用して取り去ると、その部分にあるだろう柔らかな皮膚部分を鉛筆で想像しながら描き足していった。実用目的で生み出されたヌードコラージュが、会田少年の初めての相手だった。
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会田誠の名前を世に知らしめた代表作。
《巨大フジ隊員VS キングギドラ》1993 年
アクリル絵具、アセテート・フィルム 310 × 410cm 高橋コレクション蔵、東京 
Courtesy: Mizuma Art Gallery
 やがて会田少年は新聞広告の切り抜きを使ったコラージュでは満足できなくなり、顔写真だけを参考にして丸ごとヌードイラストを描くようになる。これならポージングも自由自在である。射精のために自分の妄想を写生した。性欲の高まりと共に、会田少年の描写力はみるみるうちに上達した。会田誠というアーティストは自分のリビドーにとても正直な人であることが、少年期のエピソードから伺える。ヌードモデルにほしのあすかを起用した『少女ポーズ大全』(コスミック出版)という美術教本が2011年に発刊されているが、会田誠が監修・構成を務めている。美少女曼荼羅絵図を思わせるこの『少女ポーズ大全』も実用性と芸術性が両立する素晴らしい内容だ。会田誠は信頼に値する芸術家だと断言できる。  『駄作の中に−』では会田誠と小中高校と一緒だった友人が、少年期の会田について証言する。会田の新作「灰色の山」のモデルも務める会田作品のよき理解者であるその友人によると、会田は小学生の頃からかなり個性的だったそうだ。スカートめくりが小学生の頃に流行っていたが、会田少年は何と大胆にも仰向けで寝た状態のまま床をズルズルッとスライドして女の子のスカートの下にひょいと顔を突っ込んでいたという。これはすごい。自分のリビドーに正直すぎる。会田自身も自分の少年期を振り返るが、今でいうADHDだったとのこと。注意力散漫で、思い付いたことにすぐ熱中する代わりに飽きっぽい、いわゆる問題児だった。まぁ、当時はADHDなんて小難しい用語もなく、集団生活を送るに難のある困ったガキと周囲から認識される程度で済んでいたらしい。
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2009年から「灰色の山」を描き始めた。高さ3m×幅7mの超大作。
延々とサラリーマンの屍を描き続ける、気が遠くなる作業だ。
 集団生活が苦手だった会田少年だが、幸運なことに彼は芸術という自分の個性が活かせる居場所を見つけることに成功した。ヌードイラストで鍛えた描写力とイマジネーションを、その世界で存分に発揮することができた。東京芸術大学油画専攻へと進み、その個性をますます磨いていく。1980年代の大量消費社会の中で青春を過ごし、90年代に入って次々と問題作を発表する。ジャイアンティス化した科学特捜隊の女性隊員が宇宙怪獣に陵辱される「巨大フジ隊員VSキングギドラ」(1993)、手足を切断された美少女が雪の上を散歩する「犬(雪月花のうち“月”)」(1995)、ニューヨークがゼロ戦によって爆撃される「紐育空爆之図(戦争画RETURNS)」(1996)、地上のあらゆる裸女たちが巨大ミキサーの中に詰め込まれた「ジューサーミキサー」(2001)といったエログロ&ナンセンスな作品が話題を呼ぶ。そして、それらの作品は驚くほど時代や事件とシンクロしていた。自分のリビドーに正直だった会田元少年は、日本を代表するポップアートのトップランナーに躍り出ていた。  『駄作の中に−』で多くを占めているのは、代表作「滝の絵」の仕上げに没頭する2009年から2010年に掛けての会田誠の姿だ。大作を仕上げるには東京の狭いアトリエでは窮屈なため、北京の住居つきアトリエに長期間篭って作業に取り組む。製作を始めてから2年以上が経つが、まだ完成には至っていないと会田は納得しない。どの時点で完成なのかは、本人以外には判断できない。そして『駄作の中に−』が非常に興味深いドキュメンタリーとなっているのは、北京のアトリエで「滝の絵」と同時進行で、「滝の絵」を凌駕する超大作「灰色の山」の製作に着手しているということ。この「灰色の山」は視界いっぱいに灰色の山々が連なり、近づいてよ~く見てみるとサラリーマンの死体が積み重なって山ができていることがわかる。集団生活を送るのが苦手で芸術の世界に進んだ会田誠が、直感的かつ客観的に現代社会を見つめたものなのだろう。  会田いわく「死体ばかり延々と描き続けるのは非常にしんどい」ので、息抜きを兼ねて「滝の絵」の美少女たちの世界を並行して仕上げている。我々観客はここでふと気づく。スクール水着の美少女たちが戯れる「滝の絵」と、その隣にはサラリーマンの死体が累々と堆積する「灰色の山」が並ぶ。この2つの大作は表裏一体の関係にあるのだと。美少女たちの清純たるエロスの祭典は、ワイシャツ姿のボロボロになった名もなきオッサンたちの屍のピラミッドの上に花開いているのだと。会田誠というアーティストの中から、美しいものを純粋に求める異常なまでの情熱の結晶と、そこから振るい落とされていった毒素が溜まりに溜まってできた地獄絵図の2つが産み落とされたわけだ。40歳代になった会田誠は、単なるヘンタイ画家ではなく、時代を見据える現代美術家として確固たる存在となっていた。
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ミヅマアートギャラリーでの個展初日。美大に代々伝わってきた正調
「よかちん」を会田は現代に蘇らせる。
 『駄作の中に−』のカメラは、会田誠の家族も被写体として登場させる。会田の妻・岡田裕子も現代美術家であり、夫に頼まれてヌードモデルを引き受けることもある。才能溢れる夫を深く愛していることが、その表情から伝わってくる。自由で大らかな雰囲気の漂う2人の自宅には、若い芸術家たちが度々食事がてら遊びにくる(旬のアーティスト・チンポムは、会田家にたむろっていた若者たちによるユニット)。でも、自由すぎる両親のもとに生まれた子どもは、ある意味で大変だ。2人には小学生になる息子・寅次郎くんがいる。カメラの前では明るく元気ハツラツな寅次郎くんだが、あまりに自由すぎる両親を見て育ったせいか、父親の性格を濃く受け継いだせいか、現代の学校関係者が神経質なのか、寅次郎くんは同世代の子たちと一緒に過ごすがチト難儀らしい。母親である岡田裕子は学校から呼び出されて頭を悩めるが、父親である会田誠は展覧会までの期日が迫っており自宅に帰ることすらおぼつかない。その代わり、「滝の絵」や「灰色の山」といった作品をアトリエで仕上げる様子を、そのまま息子に見せる。寅次郎くんは学校の授業で習うことよりも、もっとすごいことを父親の背中から感じ取っているようだ。寅次郎くんが将来、どのような道に進むのか楽しみでもある。  2010年5月、会田誠が芸術活動の拠点としているミヅマアートギャラリーで個展が開催され、このドキュメンタリー映画もクライマックスを迎える。まだ未完成ながら、会田が芸術家生命を賭けた超大作「灰色の山」が一般客に初披露される。個展を直前にして会田は、もうひとつビデオアートを製作することを思い付く。題して「よかまん」。会田が通った東京芸術大学には代々にわたって「よかちん」という裸芸が受け継がれていたそうだ。新入生歓迎コンパで、すっぱだかになった先輩が股間に一升瓶を挟んで「はぁ~、よかちんちん♪」と歌い踊るもの。芸術論やデッサン力よりも何よりも、芸術家たるものはバカであれ、という尊い教えが込められた伝統芸だ。ところが、近年の美大は女子学生が圧倒的に増え、昔ながらのマッチョで下品でバカ丸出しな裸芸はすっかり廃れてしまった。そこで会田は提唱する。女性が社会進出を果たした現代社会にこそ相応しい、新しいアートパフォーマンスを。ビデオの中では、裸の女性が股間にザルを当てて歌い踊る。「はぁ~、よかまんまん♪」と。この「よかまん」を見ただけでも『駄作の中に−』は素晴らしく価値のあるドキュメンタリーだと思える。「よかちん」と「よかまん」が同時に存在することによって、この世界は誕生した。会田誠は自分のリビドーに常に正直な人だ。 (文=長野辰次) dasaku_5.jpg 『駄作の中にだけ俺がいる』 監督/渡辺正悟 撮影/大石英男 ナレーション/岡田裕子  配給ブラウニー 11月10日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中  (c)ザ・ファクトリー <http://www.aida-artmovie.com> ●「会田誠展:天才でごめんなさい」 2012年11月17日(土)~2013年3月31日@森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)作品表現の過激さから、これまで実現しなかった会田誠の世界初となる大規模個展。公立の美術館での展示がNGとなるキワドイ作品を集めた「18禁部屋」が設けられることでも話題だ。 <http://www.mori.art.museum/contents/aidamakoto> 『駄作の中にだけ俺がいる』×「会田誠展:天才でごめんなさい」半券相互割引キャンペーン実施中! 映画、展覧会の半券もしくはチケット(未使用も可)をそれぞれの窓口で提示すると当日料金が割引に。 ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第196回]三池監督ならではの“いのちの授業”が始まる! サイコパス教師と過ごす恐怖の文化祭『悪の教典』 [第195回]“絶対的価値”を求める男たちの翔んでもロマン! 井筒監督の犯罪サスペンス『黄金を抱いて翔べ』 [第194回]禁断の蜜が溢れるSM世界『私の奴隷になりなさい』セクシーアイコン・壇蜜がすべてをさらけ出した! 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「週刊文春」11月15日号 中吊り広告より
グランプリ 「ナベツネの違法行為を暴露する読売現秘書部長『爆弾日記』公開!」(「週刊文春」11月15日号) 第2位 「橋下維新への『絶縁状』」(「週刊文春」11月15日号) 第3位 「東京都知事選 私が支持する候補 落ちてほしい候補」ほか2本(「週刊現代」11月24日号)  人間社会同様、ライバルに勝てず常にナンバー2にしかなれない馬がいる。1963年にメイズイが優勝した皐月賞、日本ダービーの2着馬だったグレートヨルカ。1964年のシンザンが勝った日本ダービー、菊花賞の2着馬ウメノチカラ。  今年の牝馬3冠馬・ジェンティルドンナの2着だったヴィルシーナもそうだった。  だからこそ、ジェンティルの出ない第37回エリザベス女王杯(G1・芝2200メートル、京都競馬場、重)は、この馬に勝たせてやりたいという判官贔屓もあって、断然の1番人気になった。だが、無情にも激しく降る雨に行き脚が鈍り、4コーナー手前から内田騎手は追い通しで直線に向いたが、持ち前の鋭い差し足は見られない。それでもゴールまで100メートルぐらいのところで先頭に立ったが、重得意の7番人気レインボーダリア(柴田善)に外から差され、首差の2着に敗れてしまった。  チャンネルを変えて、石川遼が2年ぶりに勝ったゴルフを見た。3打差で楽勝かと思われたが、最後は1打差まで詰め寄られ、かろうじて凌ぎきった。インタビューで「優勝することを忘れてしまった」と石川は涙ぐんだ。ヴィルシーナもゴールを過ぎて、おのが不運を嘆き、心で泣いていたのかもしれない。  寺山修司は「競馬が人生に似ているのではなく、人生が競馬に似ているのだ」と言った。人生という舞台で2番手にさえなれなかった私は、ヴィルシーナが晴れの舞台で先頭ゴールする姿を見てみたい、引退するまでこの馬を買い続けよう、そう思っている。  さて、こちらは予想通りだが、政治資金規正法違反の罪で強制起訴された「国民の生活が第一」代表・小沢一郎被告(70)の控訴審判決が今日(11月12日)あり、「東京高裁小川正持裁判長は、小沢氏を無罪とした一審・東京地裁判決を支持し、検察官役の指定弁護士による控訴を棄却した」(asahi.comより)  これで、事実上無罪が確定したと見ていいだろう。ポストが書いているように「『無罪判決』で始まる 小沢一郎の逆襲」とはならないと思うが、年内総選挙もささやかれだした中、彼の動きも注目である。  総選挙も気になるが、都民としては「ポスト石原がどうなるのか」に関心がある。石原が後継指名した猪瀬直樹副知事に松沢成文前神奈川県知事、宇都宮健児日本弁護士連合会前会長も出馬表明し、舛添要一参議院議員も出馬の構えだし、東国原英夫前宮崎県知事もギリギリで出るのではないかといわれている。  帯に短し襷に長しで本命不在だが、争点は長きにわたった石原都政を評価するのかどうかということになろう。現代は、舛添インタビューも含めて時機を得た特集を組んでいる。  石原が辞任した直後に自民党東京都連が電話で3,000人の緊急調査をした。猪瀬副知事がダントツトップで約50%の支持を得て、2位の東国原前宮崎県知事が約10%、次いでキャスターの安藤優子、小池百合子元環境相だったと全国紙の政治部記者が語っている。  現代は、各界50人の著名人に「誰が都知事にふさわしいか」をアンケートした。  最も支持を集めたのは、やはり猪瀬副知事で14票。2位には舛添参議院議員と宇都宮日本弁護士連合会前会長が7票、東国原前宮崎県知事は1票しかなかったという。猪瀬副知事の支持理由は、実務経験、行政への理解度、問題意識の高さだそうである。注目は、石原都政を評価したのは16人で、6割近くが批判的で、その人たちは宇都宮を支持しているという点だ。  自民党は猪瀬支持でいきたいそうだが、自民党都連との仲の悪さがどうなるのか、予断を許さないそうである。  石原と一橋大学から60年の付き合いだという高橋宏首都大学東京理事長と鈴木哲夫日本BS放送報道局長との対談のタイトルは、「石原慎太郎はタダのアホか それとも天才なのか」。  だが、親友である高橋が悪口を言うわけはなく、わずかにこの発言が気になるだけである。 「高橋 私は国政で新しい風を吹かせるには、最低でも国会議員30人くらいの勢力がないと無理だと考えています。石原は100人規模で人を集めてみせるなんて言っているけど、寝ぼけるんじゃないと言いたいね。30人どころか10人だって集まるかどうか」  高橋は「今回のようにバカみたいなことで晩節を汚してほしくない」とも言っている。石原人気が盛り上がらなくては、そのご威光をたっぷり浴びて知事になろうとしている猪瀬副知事にも逆風になりかねない。  以前から都知事を狙っている舛添参議院議員のインタビューは、批判が当を射ている。 「石原都政というのは、一言で言えば、常に仮想敵を作り、『敵と戦う正義の味方』の面をする典型的なポピュリズム政治でした。例えば、銀行を敵にして外形標準課税を導入し、分が悪くなると新銀行東京を創設しました。ところが1500億円もの損失を出しても、まったく責任を取ろうとしない。私が厚労相を務めていた時代には、都の社会保障を『税金の無駄遣い』と一刀両断して大幅カットし、社会保障の現場を大混乱に陥れた。私は個人的にも母親を介護した経験がありますが、単純な利害得失で図れないのが社会保障というものです。それなのに石原都知事は、弱者の視点に立つということができない政治家でした。そして最後は『悪の中国』という世論を喚起し、都の経済をメチャクチャにした。それにまんまと煽られた野田政権も問題ですが、問題の発端は石原前都知事です」  またこうも語っている。 「公職選挙法の規定によれば、都知事が任期途中で辞任した場合、50日以内に新たな都知事を選出することになっています。ところがこの規定は、病気や不慮の事故など、緊急事態を想定したもので、石原氏のような無責任な知事のためにある規定ではありません。そのため、非常に中途半端な都知事選にならざるを得ません。本来なら、石原都知事の任期は2015年4月までなので、次の都知事を目す候補者たちは、少なくもその半年から1年くらい前から、様々な立場の人の意見に耳を傾けながら、じっくりと自己の政策マニフエストを練り込んでいきます。ところがたった50日間では、落選中の政治家くらいしか手を挙げられません。都知事を目指しているような人たちは皆、それぞれの道で要職に就いているからです。これは、このような中途半端な形で都知事を選ばざるを得ない有権者に対しても、大変失礼な事です。こうした無責任さが露呈したため、都知事を辞任した石原氏は『新党を創る』と意気軒昂ですが、すっかり空回りしています。永田町では、石原氏に対する冷めたムードが充満して、誰かの名言ではありませんが、『晩節を汚した暴走老人』扱いです」  今週の選にはもれたが、週刊新潮が石原と元銀座のクラブの女性との間に隠し子がいて、現在30歳になると報じている。この話、フライデー(1996年3月1日号)でも報じられているように、有名な話ではある。  付き合ったのは、彼女が22歳、石原が49歳の頃だそうだ。だが、彼女が妊娠してしまうのだ。彼女は石原が泊まっているホテルに押しかけ「どうしてくれるのよ」とドアを叩き続けたが、石原は出てこなかったという。  その後は、石原プロの幹部が店のママと対応を協議したそうだ。24歳で彼女は子どもを産むが、石原がその子どもに会うことはなかったと、元同僚ホステスが語っている。  石原が子どもを認知したのは94年、11歳の時だった。その同僚ホステスが、その男の子のことをこう評している。 「子どもは身長が高く、見た目は慎太郎さんよりもどちらかというと裕次郎さん似のイケメンですよ」  今回、新潮は彼女の父親にも話を聞いている。 「孫はもう30歳になった。これまでアルバイトをあちこち転々としていたけれど、今年2月、“就職したよ”って電話を寄越した。“良かったね”と返事をしたが、孫の将来がどうなるか俺には分からない。ただ、就職するにあたって、あちらの厄介にはなりたくないとハッキリ言っていた。孫の心意気は俺にとっては、嬉しいと言うべきか、悲しいと言うべきか……」  石原は新潮の取材にこう答えている。 「彼女がこれまで何の仕事をしてきたかは聞いていない。でも、僕から金額は言わないが、養育費も学費も出し、自分では完璧に責任を果たしたつもりです。借金をしたり、物を売ったりして、必死におカネを作った。石原プロが僕の代わりに養育費を払ったかって? それは、ナンセンス。まったく違う。無責任な謀略情報が流れているなんて初めて聞きました。80歳の老人の昔の情事などに、永田町は関心なんてないんじゃないの……。でもね、あなたたちのおかげで息子から連絡が来て、今度、初めて会うことにしましたよ」  再び国政を目指し、ひよっとすると総理の座もありうると囁かれる注目人物だけに、こうした超旧聞も流れてくるのだろう。  想定内だったのか、石原の受け答えは平静で大人の対応である。新潮の取材がきっかけで息子との対面を果たすことになった石原は、息子に何と声をかけるのだろうか。  橋下徹大阪市長の「日本維新の会」との連携を含めて、石原の動静は注目である。  今週の第2位は、文春の子ども服メーカー「ミキハウス」木村皓一創業社長(67)の激白。  これまで橋下徹大阪市長と「日本維新の会」を支え続けてきたのにと、橋下と松井に怒っている。 「私は大阪を良くするためにと思って『維新の会』を支援し、橋下徹市長らを選挙に通すためにずいぶんカネも使ってきました。彼らは何にもせんでも選挙に通ったと勘違いしているようですが、大阪の地場の人々が手弁当で支援したからこそ、『維新』は圧倒的な支持を得たんです。しかし、彼らは人気にのぼせあがり、国政進出すると息巻いている。諌める人を次々に切り捨て、周囲にはモノをハッキリ言える人間が一人もいなくなった。橋下市長と松井一郎府知事、いまや二人は裸の王様です」  離合集散は世の習いとは言うものの、わが世を謳歌してきた橋下たちに、何かが起きているようである。木村はこうも語っている。 「橋下も松井も、経済については何も知らない。関電の株が紙クズになるようなこと言うんやから。関電の個人株主は、国債なみに安定してるからと買ってるお年寄りがほとんどでっせ。老後の安心がパーや。彼らも自分の株だったら、そんな無茶しないでしょう。市の株やから言うんです。経済を舐めとるわ。つい先日も、米国育ちのベンチャー起業家の講演会を催し、橋下にも聴きにくるよう言うたのに、『木村とは原発問題で意見が合わないから行かない」と断られた。まるで子供。僕に怒られるのが嫌なんやろな。知人の国会議員が何人も『橋下に会わせてくれ』と頼みにきたけど、僕は『何でそんなに橋下に会いたいねん。あんたの値打ち下げるだけや。利用されるだけやで』と遠ざけてきた。結局はそれが正しかった。それにしても橋下という男は運がいい。今回の石原新党にしても、うまいこと利用しよる。政策が一致せんから言うて自分だけいい子になって、完全に石原さんの負けやんか。 でも橋下の頭にあるのは票だけ。国民の幸せのことなど一つも考えてへん。国際社会に通じる人脈もビジョンもない。さらに言うなら、自分がない。風に流されてきただけの人物です。(中略)あんな男を国政に通したら絶対アカン。日本のためになりません」  あれだけ面倒見たのに自分のいうことを聞かない、という恨み節にも聞こえるが、支持者からこうした声が出てくるのは、早くも選挙前から組織に綻び始めた証左かもしれない。  今週のグランプリは、文春の巻頭特集「告発スクープ ナベツネの違法行為を暴露する読売現秘書部長『爆弾日記』公開!」である。  タイトルがすごい。大メディアのトップが違法行為とは聞き捨てならないが、文春はこう書き始める。 「今から八年前、二〇〇四年のことである。警視庁公安部公安総務課で、ある情報が駆け巡った。『渡辺恒雄読売新聞主筆が運転免許更新のために必要な高齢者講習を受講せずに済ませるよう、読売新聞幹部が警視庁に依頼した。渡辺氏は同年五月三十日に七十八歳を迎えており、本件事案は四月三十日から五月三十日までの一カ月以内に発生した模様』この情報は二○○四年六月、小誌記者にもたらされたが、警視庁幹部は完全否定したため、それ以上、取材を進めることはなかった」  だが、今回決定的な証拠となる文書を入手したというのだ。それは、この件で中心的役割を果たした、当時の読売新聞警視庁記者クラブキャップ・山腰高士(現・読売新聞東京本社秘書部長)の「日記」だった。  この日記は当時、社会部に在籍していた人物から提供されたものだという。  反ナベツネ、社会部記者というとすぐに清武英利元読売巨人軍取締役球団代表が浮かぶが。  高齢者講習とは道路交通法改正により、75歳以上の高齢者に義務づけられたもの(2002年に70歳以上に改正)で、座学による講義、シミュレーターによる反応検査、運転実習などを各1時間ずつ計3時間受けなくてはいけない。これは高齢者の死亡事故件数の増加のためであった。偽りやその他の不正な手段により交付を受けた者は、1年以下の懲役か30万円以下の罰金に処せられる(今回のケースは時効になっている)。  天皇陛下も例外ではないという。しかしナベツネは、部下に「めんどくさい手続きを省いてほしい」と命じ、当時の広報部長などが奔走することになる。教習所の社長に頼み込み、渡辺主筆は何とか出向いたものの、わずか10分で免許の更新を受けたという。  私の知人も最近講習を受けてきたが、1日仕事になるといっていた。世の不正を告発する大新聞のトップがこんなことをしてはいけない。  文春はこう結んでいる。 「本誌が今回公表した日記からは、違法行為に加担せざるを得なかった記者たちの苦悩が読みとれる。警察権力の監視役である現場の記者たちの報道倫理をねじ曲げた渡辺氏の罪はあまりに重い」  私はこれを読んで、ノンフィクション作家・本田靖春が読売新聞を辞めるきっかけになった「正力コーナー」のことを思い出した。  「正力コーナー」とは、当時社長だった正力松太郎の要請によって、彼の動静を毎日のように紙面を使って報じたことをいうのだが、本田はこれを紙面の私物化だと批判し、やめさせるべきだと同僚に説いて回るが、誰も正力を恐れて声を上げなかった。  そんな読売に嫌気がさして、本田は読売を辞めることを決意する。  文春を読む限り、正力、務台光雄と続いてきた読売私物化は、渡辺主筆になって、さらにひどくなっているようだ。  当然ながら「読売新聞東京本社は8日、同日発売の週刊文春(11月15日号)に掲載された『ナベツネの違法行為を暴露する読売現秘書部長「爆弾日記」公開!』と題する記事について、改ざん・捏造(ねつぞう)の疑いのある記録や出所不明の資料をもとにしており、事実と全く異なる記述によって名誉が著しく毀損されたとする抗議書を、発行元の文芸春秋に送付した。  今後、同誌や記録の盗み出しなどにかかわった人物に対し、刑事、民事上の法的措置を講じる。(中略)引用された『日記』には、秘書部長も含め関係者の認識とは全く異なる記述が多数ある。秘書部長は当時、警視庁記者クラブのキャップとしてパソコンで業務記録をつけていたが、『日記』は、この業務記録を何者かが違法・不正な手段で盗み出し、データの一部を改ざん・捏造したものである疑いが強い。渡辺会長の運転免許更新についても、警視庁に不当な依頼をした事実は一切なく、所定通り教習所に出向き、高齢者講習を受けるなど適切な手続きを踏んでいた。抗議書では、『現秘書部長「爆弾日記」公開!』とする見出しについて、現職の秘書部長があたかも内部情報を自ら積極的に暴露したかのような印象を与える狡猾(こうかつ)かつ悪意に満ちた表現であり、秘書部長個人の名誉も毀損していると指摘した。さらに週刊文春は先月中旬以降、秘書部長や多数の社会部員に対して行った取材および、グループ本社広報部への質問で、この『日記』や出所不明の資料の存在について意図的に隠し、一切触れなかった。抗議書は、そうした取材・報道姿勢も『悪質、異常、アンフェアであり、報道倫理に反する』としている」(2012年11月8日12時53分 読売新聞)  読売側はまた、今回のことは清武氏がやったと言いたいようだが、これが事実だとしたら、事件は時効でも、大メディアを牛耳る最高幹部にあってはならない「醜聞」である。  それに抗議するなら、本人の承諾なしで「日記」が掲載された山腰高士読売新聞東京本社秘書部長ではないのか。  事実が違うなら堂々と指摘すればいいのに、表に出てこないのはどういう理由からなのか。一企業の人間としては、致命的な情報流出である。渡辺帝国の崩壊を予感させる記事だと、私には思える。  千丈の堤も蟻の一穴から始まる。これが渡辺主筆の命取りになるかもしれない。 (文=元木昌彦)

ロリコンはやっぱり永遠にロリコンだった……のか?『改訂版 ロリコン大全集』

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『改訂版 ロリコン大全集』群雄社出版、
1983年(時勢を鑑み、編集部で修正を
入れております)
 どれだけ目を背けても、日本のオタク文化は、ロリコン(実写含む)とは切り離すことができない。オタク文化の愛好者が、近年問題になっている「児童ポルノ」と称される虐待の結果としての生産物を楽しんでいると主張したいわけではない。オタク文化が、その源流において少女愛と同居していたことだけは、紛れもない事実である。今回紹介するのは、その時代性を象徴する貴重な資料である。  多数の少女ヌードが掲載されている本書だが、そこは興味ないし、掲載したら「日刊サイゾー」もろとも通報されかねない(念のため、表紙も修正済み)。それに、単なる子どものハダカに、今のところは資料的価値を見いだせない。それよりも大切なのは、ページをめくった先にある作品群である。  少女ヌードのページが一段落した後に始まるのは、吾妻ひでおによる漫画『仁義なき黒い太陽 ロリコン篇』だ。この短編は、当時のロリコン界隈の人脈をネタにした不条理漫画である。「フリーロリコン もとFP組 緒方」が路上でロリコン本を売っているシーンから始まる物語は、「ロリコン界ではすでに神格化した存在である蛭児神建は人気美少女画家・内山亜紀と手を組み、関東統一を目指していち早くコマを進めていた」となり、「早坂えむ」に「岡田としお」「破李拳竜」とか、名前の一部を換えているのと換えていないのと、ごっちゃになりながら何もまとまらずに「第一部完」となる。まさに、本書のカオスさを象徴する作品だ。
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この連載、吾妻ひでおを取り上げることが多いけど。かつては巨人だったんだなあ……。
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無駄な知識しか手に入らない用語集だけど面白いです。
 「とにかく“大全集”の看板に偽りなく、ロリコンに関するものは全部詰め込みました」と各々のページが主張し、とくに実生活では役立たない無駄な知識を、懇切丁寧に教えてくれる。「ロリコン用語の基礎知識」なんかは、まさにそう。「スクール水着」の項目では「新宿区立富久小学校のスクール水着は黄色だそうだ。おまけに赤と黄色のダンダラの帽子をかぶるんだそうで、こういうのは許せないような気がする」と書き手が主張を始め、「破瓜」の項目では「少女凌辱の儀式」と、ゆがんだ性癖を露わにしてくるではないか……。いや、こんなこと書いているヤツが、発行から30年近くたっているのにまだ逮捕されたとは聞かないから、よほどヤバイ性癖の持ち主でもやっぱり現実世界では一線引いているんじゃないかと納得してしまう。
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川本と高桑常寿による写真も……って写真のページは公開できませんョ!
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結局のところ、オタク文化を語る時に二次創作のエロパロは切り離せないと納得だよ。
 そのことをさらに納得させてくれるのは、後半に収録の「幼女嗜好 特別出張版」だ。「幼女嗜好」は当時、コミケなどで頒布されて話題だったトンデモないロリコン同人誌だ。ここで収録されているのは「プティ・アンジェ無惨」。当時、ロリコンに人気だったアニメ『女王陛下のプティ・アンジェ』のヒロインが、好き放題輪姦される内容である。こんなカオスな本に寄稿している執筆者には、さべあのま、米澤嘉博、杉浦日向子、このま和歩、高取英らの名が並ぶ。本書に象徴されるような80年代の「なんでもアリ」が、その後のサブカルチャーを多様化させてきたことは、明らかであろう。 ■そして、ロリコンは永遠に……    本書は「改訂版」の文字が入っているように、底本になっているのは1982年に都市と生活社から発行された蛭児神建が編集したものである。対して、群雄社出版の発行になっている本書は、編集発行人が川本耕次に代わっている。川本は、近著に昨年発行された『ポルノ雑誌の昭和史』(ちくま新書)がある、伝説的なエロ本の編集者だ。けれど、近年では、毒づき方が特徴の人気サイト「ネットゲリラ」の中の人と説明したほうがわかりやすいだろう。かつてはエロ本の名編集者として知られて、昭和史に名を刻んだ川本だが、現在は静岡県で企業人として活躍中だ。筆者も、名刺交換した時に「なんかの社長っぽい人だな」と思ったら、ホントに社長だった。エロ本畑を歩いた挙げ句に、これほど華麗に異業種に転身できた人は寡聞にして聞かない。80年代の人士も、そろそろ「死人列伝」の様相を呈してきている。一度、この世界に足を踏み入れて、まともな死に方をできた人は少ない。そこを出発点に「坂の上の雲」やらを追いかけることができたのは、高取英とか、限られた人物くらいだろう。塩山芳明の『出版奈落の断末魔―エロ漫画の黄金時代』(アストラ)は、そうした悲惨な人々の人生の貴重な記録である(塩山もエロ漫画編集の仕事だけで、娘を大学まで行かせたから、現代では勝ち組)。
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『ポルノ雑誌の昭和史』ちくま新書、2011年
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『出版奈落の断末魔―エロ漫画の黄金時代』アストラ、2009年
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『おたくの本』宝島社、1989年
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『出家日記―ある「おたく」の生涯』角川書店、2005年
 それにしても、この世界は業が深い。伝説のロリコンと称された蛭児神建が、ブームの最中に雑誌「プチ・パンドラ」(一水社)の編集長を引き受けて、病んで業界を去った顛末は、1989年に出版された別冊宝島のベストセラー『おたくの本』(宝島社)や蛭児神建(元)名義で執筆された『出家日記―ある「おたく」の生涯』(角川書店)に詳しい。それらに記されているように、現在も僧侶を生業としている蛭児神だが、いまだにロリコンを過去のものとはできていない。6月に同人誌即売会MGMで彼に会ったとき「久しぶりに、こんなものを作ってみました」と茶封筒に入れたコピー同人誌をこっそりと手渡された。中に入っていた同人誌のタイトルは『幼女嗜好 FINAL』。10部だけ作ってきたというその同人誌は、扱われているヒロインが現代化しているが、描かれる嗜好は過去のものと変わらない(本人も、茶封筒に包んでこっそり配布していたから、画像はナシで。欲しい人は、どっかの同人即売会で本人を見つけるのがよいかと)。僧侶となってもなお消えない煩悩。もはや、それは賞賛する以外、どうともできない。  いくら業界から足を洗っても、この世界の業の深さからは逃れることはできないらしい。 (文=昼間 たかし 文中敬称略) ■「100人にしかわからない本千冊」バックナンバー 【第9回】ホントに一生恨んでいるのか? 『吾妻ひでおに花束を』 【第8回】あっと驚くパロディ満載!「パロディ・マンガ大全集」 【第7回】“落としやすい”女のコがいる大学は……?「平凡パンチ」1980年6月9日号 【第6回】物欲と性欲、自己肯定感に満ちた30年前の大学生活「POPEYE」 【第5回】1991年、ボクらはこんなエロマンガを読んでいた「美少女漫画大百科」 【第4回】そして『孤独のグルメ』だけが残った......月刊「PANjA」とB級グルメの栄枯盛衰 【第3回】「いけないCOMIC」1985年1月号大特集 戸川純にただ単にミーハーしたいっ! 【第2回】あの頃、俺たちはこんな本でモテようとしていた『東京生活Qどうする?』 【第1回】超豪華"B級"文化人がロリコンで釣ってやりたい放題『ヘイ!バディー』終刊号

三池監督ならではの“いのちの授業”が始まる! サイコパス教師と過ごす恐怖の文化祭『悪の教典』

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性善説に基づいた学校社会に、もしサイコパスが紛れ込んでいたら? 
貴志祐介の原作小説を、三池崇史監督&伊藤英明主演で映画化した『悪の教典』。
 いつも爽やかな笑顔を振りまく高校教師・蓮実聖司。弁が立ち、行動は機敏。彼が担当する英語の授業は楽しくて、ためになる。生徒はもちろん、同僚である教師たちからの信頼も抜群だ。だが、蓮実先生にはひとつだけ秘密があった。それは生まれつき共感能力のないサイコパスであるということ。その事実に一部の生徒たちが気づき始めたとき、蓮実先生はその本性を剥き出しにする。貴志祐介のベストセラー小説『悪の教典』が、三池崇史監督の手で完全映画化された。超多忙にも関わらず、みずから脚本も手掛けるという熱の入れようだ。そしてサイコパス教師を演じるのは、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(07)以来の三池作品となる伊藤英明。『海猿』シリーズで人命救助に情熱を注いできた正義のヒーローから一転、自分の秘密を守るためには教え子だろうが恋人であろうが容赦しない最凶のダークヒーローに挑んでみせた。  舞台となるのは、郊外にある私立高校。英語教師の蓮実聖司(伊藤英明)は端正なマスクと明るい性格から、生徒たちから「ハスミン」の愛称で親しまれている。NY帰りの英語は実用的で、生活指導にも熱心な教員である。だが、蓮実が担任であるクラスの女子生徒・片桐怜花(二階堂ふみ)は蓮実に対し直感的に得体の知れない恐怖を感じていた。怜花と仲の良い早水圭介(染谷将太)は興味本位で蓮実の身辺を調べ始める。一方、物理教師の釣井(吹越満)もワケありな教師だった。釣井も不審に思う。偽善者ぶったヤツを見ると虫酸が走るはずなのに、蓮実にはそれを感じない。どうやら、自分と同類の仮面教師らしい。明るい学園生活の水面下で、微妙に不穏な空気が立ち込める。蓮実はただ自分が考える理想の学園を作り上げることが目標だったが、次第に秘密が漏れていく。蓮実は少し考え、そして決断する。自分の正体に気づいた一部の生徒たちを含め、みんなこの世から卒業してもらおうと。文化祭の前夜、泊まりがけで学校に集まった自分の担当するクラスの生徒40数名の前にショットガンを手にした蓮実が現われる。「みんな、卒業おめでとう」。前代未聞、阿鼻叫喚の殺戮ショーの幕開けだ。  R15指定となった本作を観る上で留意したいのは、これは善が勝ち、悪が滅びるという善悪の二元論の物語ではないということ。宇宙の片隅で地球という惑星が生まれ、その惑星の中に生命が発生し、そこからありとあらゆる生物たちが進化し、自然淘汰の歴史が繰り広げられ、そしてあらゆる手段を講じた人類が生き残って現代に至った。ソフィスティケートされた現代社会では人間が同じ人間を殺すことは野蛮であると戒めが設けられた。戦争のない平和社会の誕生だ。誰もが愛を謳歌し、自由を満喫する現代社会に、ひとりのマイノリティーに属する男が生まれ落ちた。生まれつき共感能力が欠落していたその男は医学的にサイコパスと分類される。サイコパスとしてこの世に生を受けた男・蓮実聖司は、自分とは異なる価値観を持つ現代社会で懸命にサバイバルに挑む。それが『悪の教典』なのだ。  三池監督作品では、原作者がよく物語上に登場する。『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』(05)では岩井志麻子が強烈なサディスティックぶりをみせた。『漂流街』(00)では馳周星がみずから格闘場に降り立ち、サングラスごしに不敵な笑みを浮かべた。『妖怪大戦争』(05)の水木しげるは特殊メイクした妖怪たちよりも妖怪らしかった。三池監督作品ではその世界の創造者である原作者自身がお祭り会場の真ん中に組まれた櫓に上がって、祭りダイコを叩き鳴らす。誰も見たことのない奇妙な祭りの始まりだ。本作もそうだ。原作者の貴志祐介は序盤の職員室シーンから登場し、主人公の蓮実に向かって「がんばってください。期待してますよ」と励ましの言葉を掛ける。物語が始まって間もないこの時点で、蓮実の正体を知っているのは原作者だけなのだ。原作者から力水を与えられ、蓮実は生徒たちが待つ教室に向かう。フィクションならではの狂気の祭りへと突き進んでいく。共感できるはずのないサイコパス教師の一挙手一投足から、我々観客は目が離せなくなる。  三池作品において、モラルや常識から解き放たれたキャラクターたちはひと際美しい。『ヤッターマン』(08)のドロンジョ(深田恭子)は誰よりも妖艶かつ清純だった。『十三人の刺客』(10)で13人目の刺客となる“山の民”小弥太(伊勢谷友介)はただ面白そうだからという理由で殺戮の場に身を投じる。社会制度とは縁のない小弥太は常人離れした身体能力と美しい容姿の持ち主だ。小弥太と違って、身分制度に縛られている『一命』(11)の主人公たちは武家社会の枠組みの中で犬死にするしかなかった。『悪の教典』の主人公・蓮実は、ドロンジョや小弥太と同じく、法律や常識に縛られない“自由で美しい”生き物なのだ。文化祭の前夜に現われた蓮実はショットガンを片手に目がランランと輝く。三池監督は蓮実のことを精神的欠陥を抱えた社会的弱者ではなく、絶対的な強さを誇る“破壊神”として描く。破壊神として目覚めた蓮実は、同僚である教師にも自分の教え子たちにも躊躇することなくショットガンを突き付ける。先生と生徒という従属関係から逃れられない者は、蓮実の凶弾に倒れるしかない。破壊神を前にして、一体どれだけの生徒が生き残れるのだろうか。  三池監督がノリノリで演出していることが判別できる、ひとつのキーアイテムがある。三池監督の代表作を振り返ると、世界へその名を知らしめた『オーディション』(00)、Vシネマながらカンヌ映画祭に出品された『極道恐怖大劇場 牛頭』(03)、全米を震え上がらせた『インプリント』、初のメジャー作品『妖怪大戦争』、そして『ヤッターマン』に『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(10)、『十三人の刺客』……そして本作、といずれの作品にも奇妙に蠢くクリーチャーが登場するということだ。ドロンジョ、小弥太、蓮実聖司ら常識から解放された“自由で美しい人”が輝けば輝くほど、クリーチャーはイモ虫のように醜くうごめく。キレイはキタナイ、キタナイはキレイ。きっと、多分、このイモ虫はやがてサナギとなり、破壊神がすっかりつまらない常識や退屈なモラルを破壊し尽くした後で、美しく羽化して新しい世界へと羽ばたいていくのだろう。  地獄の向こう側に新しい世界が待っている。そこは善悪という二元論に縛られていては決して辿り着けない広大な世界だ。頭にあるモラルや常識を棄てて、三池監督が作り、伊藤英明がいざなう血の池地獄へ飛び込むしかない。そこにはまだ誰も見たことのない、美しい世界が広がっている。 (文=長野辰次) 『悪の教典』 原作/貴志祐介 監督・脚本/三池崇史 出演/伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、山田孝之、平岳大、吹越満 R15 配給/東宝 11月10日(土)より全国ロードショー (c)2012「悪の教典」製作委員会 <http://www.akunokyouten.com> ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第195回]“絶対的価値”を求める男たちの翔んでもロマン! 井筒監督の犯罪サスペンス『黄金を抱いて翔べ』 [第194回]禁断の蜜が溢れるSM世界『私の奴隷になりなさい』セクシーアイコン・壇蜜がすべてをさらけ出した! [第193回]“無意識の湖”に身を投じたユングと女性患者の行方──クローネンバーグの恋愛サスペンス『危険なメソッド』 [第192回]“お蔵入り映画”が人命救助を果たした!? 実話をベースにした大冒険ロマン『アルゴ』 [第191回]我が家に“食人族”がやって来た! 奇才ジャック・ケッチャムの異形世界『ザ・ウーマン』 [第190回] 裏切り&結託は当たり前。今の政界にそっくり! 極道たちのバトルロワイアル『アウトレイジ ビヨンド』 [第189回] これが全米を熱狂させた“USA版バトル・ロワイアル”! 殺人リアリティーショー『ハンガー・ゲーム』 [第188回]行き詰まった人生の扉を開く鍵は“銭湯”にあり? 内田けんじ監督のオリジナル作『鍵泥棒のメソッド』 [第187回]大家族の伝統料理から超手抜きレシピまで勢ぞろい! 台所から見えてくる中東の家庭事情『イラン式料理本』 [第186回]“世界的な絶滅危惧種”である独裁者に愛の手を!? 政治ネタ&下ネタ満載コメディ『ディクテーター』 [第185回]障害者の性処理も介護の重圧も、すべて笑い飛ばせ! 男たちのバリアフリーな友情ドラマ『最強のふたり』 [第184回]人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』 [第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』 [第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』 [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! [第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! B級映画マニアの心を焦がす『王朝の陰謀』 [第168回]人はお下劣な分だけ、強く優しくなれる!? 結婚を控えた女たちの本音『ブライズメイズ』 [第167回]行きすぎたシステム社会に警鐘を鳴らす“ユナボマー・マニフェスト”の映画化『モンスターズクラブ』 [第166回]祭りの終わりと新ステージの幕開け、3部作完結『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』 [第165回]すばらしき“コーマン野郎”の世界!『コーマン帝国』、愛と欲望の歴史 [第164回]懐かしき香り漂う、新感覚サスペンス 破滅へ突き進む男の悲劇『ドライヴ』 [第163回] 災害に備えた地下シェルターは必要? 心理ホラー『テイク・シェルター』 [第162回] 森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン! [第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』 [第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』 [第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』 [第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』 [第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』 [第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』 [第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』 [第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』 [第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』 [第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』 [第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』 [第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決! 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【清野とおるの、キ○チ○ガ○イと呼ばないで】第7話「生卵恐怖症」(後編)

『東京都北区赤羽』でおなじみの漫画家・清野とおるによる、悶絶必死の爆笑コラム。前編はこちらから  ふとしたキッカケで、有精卵を手にした俺と高田くん。ヒヨコを誕生させるため、卵を温めたりひっくり返したりする日々を送った   11tamago.jpg  ところが、20日が経過しても、ヒヨコは生まれる気配がなかった。 12tamago.jpg 13tamago.jpg  ところが、 14tamago.jpg  1カ月半が経過しても、ヒヨコは生まれる気配がなかった。 17tamago.jpg  卵を軽く振ってみたところ、「ゴロゴロ」と、奇妙な音がした。  その、明らかに生気のない、物体的な音に、俺と高田くんの希望は、絶望へと変わった。 15tamago.jpg 16tamago.jpg  このまま処分するわけにはいかないので、割って中身を確認することにした。 18tamago.jpg 19tamago.jpg
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 ……俺が割るハメになってしまった。 21.tamago.jpg 22.tamago.jpg  何が出てくるのかまったく予想のできない、不穏な卵を手に取り、恐る恐る床に叩きつけて割ってみる……。 23tamago.jpg  内臓に産毛が生えたような、青紫色の物体が、ボトリと落ちてきた……!!! 24tamago.jpg  俺と高田くんは、一瞬でパニックに陥った。 25tamago.jpg  しかもその青紫色の物体は、ものすごく臭かった。 26tamago.jpg  27tamago.jpg  なので俺は、高田くんと青紫色の物体を放置して、走って逃げた。  翌日、学校で高田くんと顔を合わせると、 28tamago.jpg 29tamago.jpg  俺は完全に無視されてしまった。 30tamago.jpg 31tamago.jpg  なんかムカついたので、俺も高田くんのことを、無視し返してやった。  小学生の社会では、お互いがお互いを無視し始めた時、そこに待ち受ける結果は、そう「絶交」ある。  これがきっかけで、卒業まで高田くんとは一言も口を利かないまま、別々の中学へと進学したのであった。  まあ今思うと、異臭を放つあんなグロテスクな物体を放置して、先に逃げてしまったのだから、悪いのは100パーセント俺である。  一人でアレを処分する高田くんの姿を想像したら、今、改めて土下座しに行きたい衝動に駆られるほど申し訳ない。 1tamago11.jpg  ……そんな過去の経緯があって、俺は生卵が怖い。 23tamago11.jpg  だって、またアイツが……青紫の恐ろしいアイツが出てくるんじゃないかと思って…… 一瞬、嫌な汗をかくのですよ……。 <PS>高田くん、もしこの記事見てたら、すぐ謝罪に行くから連絡ちょうだい! (文・イラスト・写真=清野とおる) 1seinoprof.jpg ●せいの・とおる 1980年生まれ。東京都板橋区出身。地元・赤羽に生息する奇妙な人々を生き生きと描いた漫画『東京都北区赤羽』(Bbmfマガジン )が大ヒット中。 Twitter <https://twitter.com/seeeeeeeeeeeeno> ●【キ○チ○ガ○イと呼ばないで】INDEX 【第6話】「謎の美人くだもの売り」 【第5話】「オモシロイ顔のおじさん」 【第4話】「ウンコおじさん」 【第3話】「恐怖!‟木曜日の男”」 【第2話】「鳥盗り物語」(後編) 【第2話】「鳥盗り物語」(前編) 【第1話】「ホモビデオの清野さん」

キムタクが役者生命をかけた月9『PRICELESS』 視聴者の評価は……?(10月下旬の人気記事)

ranking1106.jpg  10月下旬の人気記事を紹介する、日刊サイゾー人気記事ランキング。10月スタートの新ドラマが出そろった今クールは、やはりドラマネタが人気を集めました。かつての“聴率王”ことキムタクさんの月9をはじめ、“ゴリ押しの女王”こと武井咲さんのコメディドラマなどなど、ツッコミどころ満載! それでは、早速ランキングをチェックしていきましょう。 第1位 “王様”木村拓哉の月9『PRICELESS』ホームレス役 コケれば役者生命に「ちょ、待てよ!」されちゃう!? 今のところは、ぼちぼち。 第2位 フジテレビ“ドラマ惨敗枠”深田恭子で好スタートも「二番手は佐々木希なので……」 だ~れも、のんちゃんのことなんて見てないけど……。 第3位 「まるで高級ラブドール!?」浜崎あゆみ(34)の“すっぴん”が「ツルツルすぎて怖い」の声 2012年痛い女No.1! 第4位 「武井咲はもうパンク寸前!?」番宣打ちまくりの『東京全力少女』まさかの1ケタスタートで…… もう、十分名前は売れたと思うよ。 第5位 20%割れしたキムタクドラマの挽回なんて「あるわけねぇだろ」? 秋ドラマ初回レビュー(後編) 気になるドラマを辛口レビュー! 次点 “正しすぎる”大河ドラマ『平清盛』はヒールのまま終わるのか? テレビウォッチャーが本当は面白いって言うんだから、間違いない!? 次々点 「どうやってセックスすればいいの?」当事者たちの生の声が満載『身体障害者の性活動』 知られざる世界。
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