“余命刑事”が家族の絆と細菌兵器を奪回する! 究極の時間制限サスペンス『ブラッド・ウェポン』

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沸点越えのアクション大作『ブラッド・ウェポン』。
濃厚な兄弟間の葛藤劇にハリウッドにはないガチンコ格闘シーンが満載だ。
 ダンテ・ラム監督はアクション演出を得意とする香港映画界の中堅どころ。職人肌の実力派監督として知られる存在だったが、ニコラス・ツェー主演のクライムアクション『ビースト・ストーカー/証人』(08)、『密告・者』(10)で評価がぐんぐんとウナギ昇りに。そして最新作『ブラッド・ウェポン』で、ついに大勝負に出た。香港映画としては異例の製作費2億香港ドル(約21億円)を投じたこの作品は、ガチンコなアクションシーンの連続に加え、過剰すぎる家族愛のドラマをブチまけた濃縮濃厚なエンターテイメント巨編に仕上がっている。「余命2週間」と宣告された刑事が、残された時間の中で生き別れとなっていた家族を見つけ出し、さらに未解決事件も究明するという“終活”に挑む。かつてない超過激なエンディングノートなのだ。  まず、物語の設定からイカれている。国際警察のジョン(ジェイ・チョウ)は中東のヨルダンで細菌兵器を狙うテロリストたちの襲撃を受け、同僚で恋人のアイス(バイ・ビン)を失ったばかりか、彼女の体を貫通した銃弾が頭の中に残るという致命傷を負った。脳梁の中に銃弾があるため摘出手術は不可能で、医者から「余命2週間」と診断される。残された時間を女手ひとつで自分を育ててくれた優しい母親のもとで過ごそうと北京に帰省するが、ここで母親が衝撃の告白。「ごめんね。お母さん、ずっと黙っていたけど、お前にはちゃんとお父さんとお兄さんがいるの。もう一度、家族全員で集まりたいわぁ」と余命わずかな息子に無茶ぶりする母。そう簡単に29年前に別れた父と兄を見つけだせるのか。2人の消息を追ってマレーシアに向かったジョンは、到着そうそう細菌兵器の実用化を企むテロリスト組織の暗躍に巻き込まれる。しかも、テロリストの手先となってジョンの前に立ち塞がるのは、写真でしか顔を見ていない兄・ヨウ(ニコラス・ツェー)。今ではすっかり犯罪者に身を落してしまっていた。どうするジョン、再会したばかりの兄を改心させて思い残すことなくあの世に旅立てるのか? あまりに都合のよい展開にこちらが啞然としている間にも、刻々とジョンに残された時間のカウントダウンは進んでいく。
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イケメン俳優として売り出したニコラス・ツェーだが、ダンテ・ラム作品で
すっかり汚れ役がハマるように。熱演のあまりこんな顔に。
 イカれた設定&展開をいとも簡単に吹き飛ばしてしまうのは、ハンパないアクションシーンの数々だ。冒頭のヨルダン編からどーかしている。ヨルダン政府軍が全面協力したこのシーンでは市街地でロケット砲が飛び交うわ、装甲車が大炎上するわ、戦争映画ばりのド迫力。このオープニングシーンだけで5億円を掛けている。お金に困っていたヨルダン政府軍は大喜びで、ロケ隊に対しあらゆる装備と火器類を自由に使うことを許可したそうだ。そのため実弾が飛び交っているようにしか見えない激しい銃撃戦となっている。治安の不安定なヨルダンでのロケ撮影というだけでもヤバいのに、ラム監督は「リアルな緊迫感が出ていいじゃないか」とハイテンションだったらしい。  中盤からは母親のもとで幸せに育った弟ジョンと、博打好きな父親(リウ・カイチー)を見捨てることができずに犯罪稼業で喰い凌いでいる兄ヨウとの愛憎が渦巻くマレーシア編。首都クアランプールの繁華街でカークラッシュの連続に銃撃戦の撮影を敢行している。爆破されたバスの炎はビル4階の高さにまで達した。さらに高層ビル街では、マレーシア警察飛行部隊の協力により4機のヘリコプターが空中戦を繰り広げる。『西部警察』2時間SPの地方ロケを表参道や六本木周辺でやっちゃったようなもんか。こんな無茶な撮影を許可したマレーシア政府もどーかしている。ロケ撮影中、ラム監督は「アクション」の掛け声の代わりに銃を空に向かってぶっ放していたとのこと。怖くて、誰も逆らえないよ! ラム監督は香港や中国では絶対に撮れないような市街戦シーンを撮影できて、ひどくご満悦だったそうだ。
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台湾の誇る人気歌手のジェイ・チョウも、体を張った演技を求められた。
『グリーン・ホーネット』とは段違いのアクションの連続。
 まだまだ尽きないラム監督のヤバすぎエピソード。イケメンでアクションもできるニコラス・ツェーは20代の頃は自分の才能にあぐらをかいている感があったが、『ビースト・ストーカー』で鼻血を吹き出しながらも執念の捜査を続ける“鼻血刑事”を熱演し、演技派の称号を手に入れた。だが、ラム監督は決してニコラス・ツェーを甘やかさない。今回は彼のためにビルの8階から飛び降りるシーンを用意した。下にマットが敷いてあるとはいえ、主演俳優を8階から飛び降りさせるとは香港映画は容赦ない。保険の関係上、ハリウッドでは絶対認められない撮影だろう。ラム監督は、ビルの8階から下を覗き込むニコラス・ツェーに向かって「どう思う?」「できるか?」と真綿で首を絞めるような言葉を投げ掛けている。主演俳優のプライドを刺激するラム監督もえげつないけど、その挑発にうっかり乗ってしまうニコラス・ツェーもどーかしている。弟ジョン役のジェイ・チョウは『カンフー・ダンク』(08)や『グリーン・ホーネット』(11)などのアクションものに出演しているが、本職は作曲家&ミュージシャン。台湾からのお客さんであるジェイ・チョウに対しても、スタッフは「ニコラスはスタントなしで、アクションシーンやったんだぜ」とけしかけたそうだ。頭に穴の開いたトレパネーション状態で超ポジティブ余生を送るジョン役を、ジェイ・チョウも体当たりで演じている。  これだけの過激なアクションシーンを支えるには、強度のあるドラマ性が必要だ。中国を離れ、異国で育った兄のヨウは裏社会に進むしか生きる道がなかった。更生したくても、障害を持つ父親とまだ幼い娘を食べさせるには、足を洗うわけにはいかない。恨み言のひとつでも言いたいが、ずっと離れて暮らしていた弟に今さら掛ける言葉もない。一方のジョンは自分だけ母親のもとでヌクヌクと育ったという負い目がある。でも、あの世に旅立つ前に兄と和解したい。もう一度、仲良しだった頃の兄弟に戻りたい。2人の間に横たわる30年近い断絶が、爆風と硝煙の中を潜り抜けていくことで、次第に溶解していく。ヨウもジョンも心の中のわだかまりの数だけ銃弾を詰める。ド派手な銃撃戦や生身の格闘シーンが、放出される熱エネルギーと共に兄弟間の葛藤も昇華されていく光景としてくっきり描かれている。  本作は世界最大のファンタスティック系映画祭であるスペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭のコンペ部門に出品された。作品賞や監督賞は、レオン・カラックス監督の『Holy Motors』に持っていかれたが、これだけの力作を無冠で帰すには忍びないないと審査員たちは思ったらしく、トロフィーのひとつを贈呈している。ところがラム監督もキャスト陣も、この受賞を聞いて憮然呆然。贈られた賞が「特殊効果賞」だったためだ。「この受賞には正直戸惑っている。この映画の中で特殊効果と呼ばれるものはほとんど使っていない。ヨルダンでのアクションシーンに、マレーシアでのカーアクションに空中戦もすべて本物を使って撮影したんだ」と怒気をはらんだ受賞コメントをラム監督は残している。ラム監督に流れる血は煮えたぎるマグマのように熱い。しばらくはラム監督作品から目が離せない。 (文=長野辰次) bloodweapon4.jpg 『ブラッド・ウェポン』 監督/ダンテ・ラム 出演/ニコラス・ツェー、ジェイ・チョウ、リン・ポン、バイ・ビン、アンディ・オン、リウ・カイチー 配給/角川映画 12月22日(土)より角川シネマ新宿ほかロードショー公開 (c)2012Emperor Motion Picture Limited.All Rights Reserved <http://bloodweapon.jp> ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第201回]年末は“女体盛り”パーティーで盛り上がろう! ジェダイの騎士も集う秘密の宴『SUSHI GIRL』 [第200回]もし“理想の恋人”が目の前に現われたどーする!?  情熱的で予測不能な彼女『ルビー・スパークス』 [第199回]“耳フェチ”には堪えられない青春官能ムービー!『耳をかく女』桜木梨奈の無印演技に癒やされたい [第198回]ハリウッドの頑固オヤジがたどり着いた好々爺の境地! イーストウッド、4年ぶりの主演作『人生の特等席』 [第197回]この“明るいヘンタイ”っぷりがいいんじゃない!? 会田誠のアートなエロス『駄作の中にだけ俺がいる』 [第196回]三池監督ならではの“いのちの授業”が始まる! サイコパス教師と過ごす恐怖の文化祭『悪の教典』 [第195回]“絶対的価値”を求める男たちの翔んでもロマン! 井筒監督の犯罪サスペンス『黄金を抱いて翔べ』 [第194回]禁断の蜜が溢れるSM世界『私の奴隷になりなさい』セクシーアイコン・壇蜜がすべてをさらけ出した! 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「本当に楽しい時間を過ごすために……!」SODからの緊急要請!求ム!風俗調査団!!

 もうすぐクリスマス。人恋しいけど、特に決まった相手もいない。でもやっぱり、かわいい女の子と楽しい時間を過ごしたい。ていうか、クリスマスだけでなく、一年中楽しい時間を過ごしたい。  とはいえ、それなりのお金をお支払いするわけで、できれば外れを引きたくない……。とんなとき、あなたはどうしますか?  インターネットで検索して、片っ端から口コミを読んでみても、すんなりと受け入れ信じることができますか?  その評価や口コミを疑ってしまい、直接友達や知り合いに聞いたり、もしくは己の勘で挑む事になってしまいませんか?  そんな悩みを解決するために、アダルト業界のオーソリティ・SODが「風俗調査団」を立ち上げます。しかも実際に調査をする団員も、なんと一般募集! 今すぐ詳細をチェックしてください! ●「風俗調査団の募集」 いろんな人の生の意見を聞きたい! そこでSODは、前代未聞のプロジェクト、一斉風俗調査を開始する事になりました。 そこで、現在SODでは、風俗調査にご協力していただける団員の方を募集しています。 もちろん、費用はすべてSODが負担。男であれば誰でも応募資格がございます! 詳しくは、下記のURLから! http://www.sod.co.jp/fuzoku/ep2.html

あゆ、ISSA、ファンモン……‟元”人気アーティストの前途は多難!?(12月上旬の人気記事)

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 12月上旬の人気記事を紹介する、日刊サイゾー人気記事ランキング。今クールは、ファンモン解散の真相や、朋ちゃん&あゆの歌唱力、AKBに手を出したISSAの今後など、ミュージシャンの方々のゴシップが人気を集めました。それでは、早速ランキングをチェックしていきましょう! 第1位 「“メンバーが住職に”は本当か」ファンキーモンキーベイビーズ解散理由に疑問の声 DJケミカルとはなんだったのか――。 第2位 華原朋美と浜崎あゆみ『FNS歌謡祭』の“生歌”が浮かび上がらせた「明と暗」 ともちゃん、今度こそ大丈夫だよね? 第3位 AKB48増田有華に手を付けた“天才肌のヤリチン”ISSAを待ち受ける「謹慎の日々」 新手の美人局みたいな話だね。 第4位 『黒子のバスケ』騒動で露呈した、大手同人企業・スタジオYOUの権利意識 こんな騒動の最中、『黒子』新刊は過去最高の売り上げ更新中。 第5位 故・中村勘三郎さんをバックアップし続けた“芸能界のドン”との意外な関係 人間力ってやつですか。 次点 ボクシング亀田の“御用紙”デイリーで、元世界王者・畑山氏が異例の痛烈批判「こんな試合でいいのか」 ダメだろ! 次々点 「1泊2食500円」の宿でリゾート会員権購入を迫る!? “Tポイント”メール勧誘手口に苦情が殺到中 みなさん、気をつけましょう。

マッチVS東山 森光子が残した、ジャニーズ後継者争いの新たな火種

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「週刊新潮」12月20日号 中吊り広告より
佳作1 「『中村勘三郎』最後の女は『石川さゆり』その前に『椎名林檎』」(「週刊新潮」12月20日号) 佳作2 「他人には言えない『大金持ちの相続』」(「週刊現代」12月22・29日号) 佳作3 「森光子『東山紀之』への遺言状」(「週刊文春」12月20日号) 特別企画 「選挙予想で一番当たったメディアはどこだ!」  「暗い日曜日」を口遊んでいる。1933年にハンガリーで生まれた歌で、シャンソンのダミアが唄って有名になり、日本では浅川マキの歌がよく知られている。  亡くなった恋人を想い嘆き、悲しみのあまり自殺を決意するという歌詞で、当時のハンガリーにはナチ・ドイツの侵攻が迫っていたため、真偽のほどは定かではないが、この曲を聴いた人が次々に自殺し、政府が放送禁止にしたといわれている。  昨夜(12月16日)の総選挙開票速報を見ていて、ふとこの歌を思い出したのだ。とんでもない選択を日本人はしてしまった、そう思わざるを得ない。  自公で325議席。それに日本維新の会の54議席を合わせれば圧倒的な数になり、その数はかつてないほどの力を安倍晋三総理に賦与することになるはずだ。  景気浮揚対策との名目で大企業やゼネコンへのカネのばら撒きが始まり、消費税は予定通り上がり、TPPに参加し、社会福祉や脱原発は等閑(なおざり)にされる。対米従属をさらに強め、自衛隊を国防軍にし、集団的自衛権行使を容認する国家安全保障基本法を制定し、そのすぐ先には安倍のライフワークである憲法改正がある。普通に戦争ができる国に変容させ、力を背景にして中国、韓国と渡り合えば、最悪の事態も起こりうる。  この予測が私の馬券予想と同じように外れてくれることを願うが、事はそう簡単にはいくまい。  参議院選挙が来年夏にあるから、それまで安倍は動かないと見る向きがあるようだが、どうだろうか。私は、彼が抱えている病が気がかりである。  どれほどの重さかわからないが、病を抱えた人間は物事を性急に行う傾向がある。私は小学校、高校で2度の肺結核にかり2年間を棒に振ったことがあるからよくわかるのだが、刹那主義に流れやすくなる。また病のために政権を投げ出さなくてはならなくなるという不安から、できるうちにやってしまおうという想いにとらわれ、後先考えずに突っ走ってしまうのではないか。  しかし、それを牽制する勢力は党内には見当たらないし、弱小政党に成り下がった民主党では、反対しても、安倍は歯牙にもかけないだろう。安倍、石原慎太郎、橋下徹という右派トライアングルへの対抗勢力は、ほとんどないに等しいのだ。  戦後初の大政翼賛政治が現実のものとなるのである。投票率が60%を下回り戦後最低だったが、投票に行かなかった10%が自民党以外に票を投じていれば、ここまでの自民党大勝はなかったはずだ。  この体制はおそらく任期一杯まで続くであろう。ねじれを解消するために参議院選挙と同日選挙という憶測も流れていたが、自公だけで参議院で法案を否決されても衆議院で再議決できる議席数があるから、今の議席を減らすような危険は冒すまい。  憲法改正には批判的な公明党が離れたとしても維新と手を組めば、改憲の是非を問う国民投票の発議を衆議院で可決することができる。  このように大きな危惧のある自民党大勝を、東京新聞だけが「維新含め改憲派3分の2」と大きく打ったが、ほかの新聞はただ伝えただけである。  ほとんどの週刊誌も、議席数がどうなるかに終始して、そうなればどういう恐ろしいことが起きるのかを伝えてはこなかった。メディアの怠慢ここに極まった。戦後レジームからの脱却を目指すという安倍だが、それは誤った戦争へ突き進んだ戦前への回帰にならないのか。  もうどうともなれ、という気持ちが強い。これからは土蔵の陰でひっそり猫でも抱いて生きていこう。  先週、ポストの週刊誌、夕刊紙、新聞の「予想獲得議席」一覧がわかりやすくていいと書いたが、そこに確定した議席数を入れ、どこが一番当たったかを見てみた。  結論から言うと、ズバリ賞は毎日新聞だった。なんといっても自民党の議席数を293(実際は294)と予測しているのだ。民主党も69(実際は57)と出している。公明党の31をズバリ当てたのはAERA。ここは日本未来の党の9も当てている。  維新は54だったが、これに一番近かったのが週刊朝日の52。みんなの党の18をズバリ当てたのは朝日新聞と夕刊フジ。やはり自民党を当てた毎日新聞が7党の議席数をズバリかほぼ近い数字で当てており、トップに輝いた。おめでとう! 朝比奈豊毎日新聞社長。  さて、今週は選挙疲れかめぼしい記事がなかったので、すべてを佳作とした。  その1番手は、先日亡くなった女優・森光子の後日談。  ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長、メリー喜多川副社長と森が仲がよかったことはよく知られている。  きっかけはジャニーの父親が興業の仕事をしていた頃、当時大阪で活動していた森を「踊りがいい」と評価し、大ファンになったからだという。特にメリーとは仲がよかったのに、森の死後に異変が起きた。森死亡の連絡が、メリーに届くのが遅れたのだ。  森の所属事務所の社長で甥でもある柳田敏朗社長が、体力の衰えていく森をほかの人間に会わせないようにしたことから、メリーも会いに行けず、最近疎遠になっていたことから起きたことのようである。  異変の2番目は、青山斎場で営まれた本葬で起きた。  ジャニーズ事務所を代表して弔辞を読み上げたのは、森とは46歳の年齢差があるにもかかわらず「恋人以上、夫婦未満」と公言していた東山紀之ではなく、近藤真彦だったのだ。  東山と森との“関係”は本当のところどうだったのだろうか? 森と同じマンションの住民の証言している。 「東山さんは、多いときは週に四回くらいの頻度で森さんの自宅へいらしてましたよ。自分の車で深夜にこっそりやってきて、泊まって朝帰っていくんです。そういうのを知っているから、このマンションの人は、『二人は男女の関係』と信じていましたし、『森さんが若くて肌つやがいいのは、そのせいだ』と言っていました」  では、なぜ東山から近藤にしたのか。森と親しかったテレビ関係者がこう語っている。 「森さんが生前にしたためた遺言状に『遺産の一部を東山紀之に譲る』と残したというのです。それを知ったメリーさんが、話が違うとさらに怒った。というのも、森さんが元気な頃、『私が死んだら、子供もいないし、財産の一部はジャニーズの若い子たちを育成するために使って欲しい』と言っていたそうなのです。メリーさんはその意見に賛同し、『ジャニーズ=森基金』という形で、将来的に運営していきたいという考えを持っていた。年収十億円といわれるメリーさんにとって、それは金銭の問題ではなくて、友情の証。なのでメリーさんからすれば、森さんに裏切られたという思いがあるのではないでしょうか」  この背景には、ジャニーズ帝国の跡目争いが絡んでいるそうだ。東山が最有力だったのだが、女優の木村佳乃と結婚し、最近は森とも距離を置くようになっていたようだ。近藤はジャニーズ事務所の“長男”的な存在で、東山を脅かしているそうである。  大女優死してジャニーズ事務所紛糾の火種を残す。遺言状は森から離れていった東山へ、彼女からの最後のラブレターだったのだろうか。  お次は、私のような由緒正しい貧乏人には関係ないと読まなかった週刊現代の「日本の金持ちシリーズ」だが、今回が「第13弾」になる。  読み始めたら止まらなくなった。面白い!   皆さんは、愛知県犬山市にある犬山城が個人の所有と知ってましたか?  室町末期に建造され、日本最古の天守閣を持つこの城は、成瀬家の持ち物だそうである。成瀬家は城だけではなく、古文書から工芸品や絵画など数百点も所有している。今は12代になるが、一族は代々莫大な相続税の支払いに追われてきたそうだ。当主の長女・成瀬淳子がこう話す。 「12代当主の父・正俊が、11代当主の祖父・正勝から相続を受けた際には、相続税が1億円ほどにのぼりました。10年の分割払いで、土地を売るなどしてやっとのことでこれを払い終えたのですが、その直後、今度は祖母が亡くなって、再び1億円の相続税の支払いを求められました。父は明るい性格の人間でしたが、このときばかりは『税務署は、同じ城に二度も税金を払わせるのか!』と文句を言っていました」  彼女が父親の相続準備に入る頃は、次の相続税を払うために城か文化財を手放すしかないため、個人の所有をあきらめて財団法人を設立し、そこへ移管して相続税から解放される道を選ばざるを得なかったというのだ。  日本では100人が死亡した場合、課税対象になるのはたったの4人だそうだ。よほどの資産家でなければ相続税を払わなくていいのだが、課税されると最高税率が50%にもなる。  昔はそれから逃れるために架空名義を作ったり金の延べ棒にして隠す者もいたが、国税当局の取り締まりが厳しくなったため、今では海外移住するのが一般的な「逃税」のやり方だそうだ。親子で海外に移住し、5年以上日本を離れていれば国内財産以外は贈与税の対象にならない。  相続税だけではなく、所得税や法人税も安いシンガポールやオーストラリアに移住した金持ちのケースが出てくる。日本有数の資産家、イエローハット創業者の鍵山秀三郎はこう憤っている。 「国に税を取られても、それが社会にどう生かされるかわからないことが増えています。だからみな、相続税を払いたくないと思ってしまう。(中略)そもそも個人が築いた資産は自分の子孫だけでなく、社会や後世のために使うべきだというのが私の考え方です。相続税を重税課することは一時的な財政再建には役立つかもしれませんが、人々の公共意識を壊すことにもなりかねない。私はそう危惧しています」  しかし、国税は容赦ない。徹底的に調べ上げ、来たときには逃れる術はないようだ。かつては資産隠しに使われたスイスやケイマン諸島なども、続々と日本との租税条約などの締結に踏み切っているそうだ。  相続税を払いたくない金持ちたちと、払わせようとする国税とのいたちごっこはまだまだ続くようである。  今週いちばん読ませたのは、新潮の歌舞伎俳優の18大目・中村勘三郎の記事。惜しくも若くして亡くなってしまったが、彼のモテぶりはすごい。  新潮によれば今年の5月29日の夜、とある銀座のバーで人目も憚らず女性に甘い声を投げかけていた。女性は今年の紅白のトリを務める、石川さゆり(54)だそうだ。 「ほの暗い店内に置かれた横長のソファーに、肩を寄せ合うようにして腰掛ける男女。男性はゴルフウェアにチノパンというラフな格好だが、女性は黒っぽいアルマーニのスーツに身を包み、シックな雰囲気を漂わせている。シャンパンのグラスを傾けながら、談笑する2人。他の客は目に入らないかのように、自分たちだけの世界を作っている。  笑みを湛えていた男性がやがて真顔になり、相手の目をじっと見つめて、こう囁いた。『俺たち、もっと早く出会っていれば、よかったね』」  この逢瀬があってから半年も経たない12月5日に、惜しまれながら勘三郎は57歳で不帰の人になってしまう。  勘三郎の女性遍歴のスタートは12歳年上の女優・太地喜和子だというのが定説になっているようだが、文春によれば、そうではなく、15歳の時に映画『幻の殺意』で共演した吉沢京子だとしている。  太地と別れて以後も、大竹しのぶ、牧瀬里穂、樋口可南子、米倉涼子など枚挙に暇がない。中でも、宮沢りえとの恋愛沙汰は今でも語りぐさである。当時、りえは角界のプリンス貴花田(現・貴乃花親方)と婚約するが、すぐに破局してしまう。  傷心のりえが相談相手になってもらっていたのが、勘三郎(当時は勘九郎)だった。だが、恋の糸がもつれてしまったのだろうか、りえは勘三郎が宿泊している同じ京都のホテルで自殺未遂を起こしてしまうのである。  新潮は石川さゆりだけではなく、シンガーソングライターの椎名林檎とも深く付き合っていたと書いている。 「勘三郎さん、私は、世界で一番幸せな女です」  こういうメールを椎名は勘三郎に宛てて送っている。勘三郎も嬉しそうにみんなに見せていたそうだ。 「勘三郎さんが“俺はこの子が大好きなんだ。もう離したくない”と言って抱きしめたのには驚きましたね」(勘三郎の知人)  記事中には、勘三郎と椎名が「恋人つなぎ」している写真も載っている。なぜそんなに彼がモテるのか? 某芸能デスクがこう解説している。 「子どものような純真な目で相手を見つめながら、相談に乗る。すごく聞き上手で、かつHトークもうまい。女性を飽きさせず、皆メロメロになってしまうんですね」  これではモテるのは当たり前か。  歌舞伎を愛し、女を愛し、酒を愛した勘三郎は、いまごろ親しかった天国の立川談志師匠に「やけに早かったな、ままいいか」と迎えられて、酒でも呑んでいるのだろうか。  今年も惜しい人が次々に亡くなってしまった。 (文=元木昌彦)

ふんわりフワフワ愛され系Fカップ女優・本田莉子がSOD STARからデビュー!

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 有名ファッション誌専属モデルオーディションで最終選考まで残った本田莉子ちゃん。抜群のルックスと緊張の初脱ぎが、デビュー作『本田莉子 AV DEBUT』(12月6日発売)で隅々まで見れちゃいます。  サイゾー取材班のぶしつけな質問にも、終始100点満点の笑顔で元気に答える彼女を、もう愛さずにはいられません!! ――まず日刊サイゾー読者へ、自己紹介をお願いします。 本田莉子(以下、本田) はい、本田です。身長が155センチで、上から88、56、86です。趣味は、映画やお笑いを見たり、お散歩したりとかです。特技はビーチフラッグです。 ――モデル志望だったそうですが、なぜこの業界に? 本田 お洋服が好きでモデルになりたかったんですけど、選考に落ちて「諦めようかな」と思っていた時にスカウトして頂いたんです。お話を聞いてるうちに「こっちのモデルもあるかなあ」って(笑)。AVにも興味があったので、1年くらい考えて「出ます」って言いました。 ――AVのどんなとこに興味が? 本田 紅音ほたるさんを知ってたんですけど、潮吹きがすごいじゃないですか。それで「AV女優さんってすごい!」って思ってました(笑)。 ――エッチは好きなほう? 本田 えへへ(笑)。そうですね。はい、好きです。 ――12月6日に『本田莉子 AV DEBUT』でデビュー。撮影は順調でした? 本田 知らない方とエッチするなんて、うまくできるのかなあって不安だったんですけど、皆さんあたたかくて「みんなで一つのものを作るっていいなあ」って思いました。でも、緊張と恥ずかしさで泣いちゃったり、汗をダラダラかいたり、震えたりしちゃいました(笑)。 ――何でそんなに緊張しちゃったの? 本田 私、今まで明るいところでエッチしたことがなかったんです。しかも人が見てたり、カメラがあったりで。もう緊張を超えて、口や手がしびれて動けなくなったんですよ。そんな感覚初めてで「人ってこうなるんだなあ」って思いました(笑)。でも一生懸命自分らしさを出せたと思うので、ぜひ観て欲しいです。 ――自分らしさって、例えばどんなところ? 本田 私、普段エッチの時に、相手のことをすごい見たり、相手の指を舐めるのがクセみたいで。そういうのが作品にそのまま出てます。 hondariko12102.jpg ――男優さんとのエッチは、今までのエッチと違った? 本田 電マも初めてでしたし、あと男優さんが私を持ち上げて逆さまにして、足だけ持って高速でされた時は、すごいびっくりしちゃいました(笑)。でも、絡みの最中は頭が真っ白になっちゃって、あまり覚えてないんです。ちゃんと記憶に残しておきたかったのでちょっと悔しいですね(笑)。あと今回、監督さんが、事前にやりたいことを聞いてくれて、コスプレと目隠しを叶えてくれたんです。 ――好奇心が旺盛なんですね。ほかに挑戦してみたいプレイは? 本田 AVで「鬼イキ」とか「鬼ピストン」ってあるじゃないですか。そこまでやられたことないので、興味ありますね。「私、鬼イキしました」って言いたいです(笑)。 ――デビュー作の中でY字バランスを披露したそうですが、身体が柔らかいことで、エッチをする上でお得なことってあります? 本田 足を持ち上げられても痛くないところと、バックで入れてても振り向いて相手の顔が見れるところですね。エッチしてる時の男の人の顔ってすごい愛おしくて「いいなあ」って思うんです。それは男優さんでも一緒でした。 ――普段の生活で、男性のことをエッチな目で見ちゃうことってある? 本田 電車で本や新聞を読んでる人を観ると、ガン見して、いろいろ想像しちゃうんです。「この本を読んでる人はどういう人なんだろう」ってところから、「どんなエッチするんだろう」ってことまで連想しちゃいます(笑)。 ――ちなみに好きな男性のタイプは? 本田 かわいがってくれる人が好きです。私、すごい甘えたいんですけど、甘えられたくないんですよ。だから「俺は男だ!」みたいな人が好きです。 ――そのルックスなら、学生時代からモテモテだったんじゃない? 本田 いやいやいやいや。私、高校の時も3年くらいずっと同じ同級生の人と付き合ってたので、モテたこととか全然ないです。今まで3人としか付き合ったことないし、経験もホント浅くて。エッチも「もっと自分から積極的いけばよかった」って後悔してるので、今はしたかったことを叶えてもらえて幸せです。 ――今後の目標を教えてください。 本田 一番近い目標は、「スカパー!アダルト放送大賞」です。やっぱり賞を取れるのは皆さんに愛された女優さんだけだと思うので、それを形にできたらいいですね。将来は、テレビとかでいろんな方とお仕事ができるようになりたいです。私、芸人さんが大好きなので、バナナマンさんや、宮迫(博之)さんと共演できたら夢みたいですね。 (取材・文=林タモツ)

年末は“女体盛り”パーティーで盛り上がろう! ジェダイの騎士も集う秘密の宴『SUSHI GIRL』

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全編にわたって“女体盛り”シーンが続く『SUSHI GIRL』。
タランティーノ作品を思わせる、珍味な犯罪サスペンスだ。
 日本人のおめでたい席には“女体盛り”が欠かせない。少なくとも海外の映画監督たちはそう思っているらしい。スペイン出身のイザベル・コイシュ監督が菊地凛子主演で撮った『ナイト・トーキョー・デイ』(09)のオープニングでは、日本企業の大事な接待の場で女体盛りサービスが登場した。フィリップ・カウフマン監督、ショーン・コネリー主演の『ライジング・サン』(93)ではふんどし姿の日本人が女体に盛られた寿司に舌鼓を打っていた。「日本のヤクザ映画が大好き」という新人カーン・サクストン監督の長編デビュー作『SUSHI GIRL』は、それこそ全編にわたって女体盛りシーンが続く。女体盛りパーティーが開かれている宴会場を舞台にした、ワンシチュエーションドラマなのだ。スッポンポンの金髪美女コートニー・パームの大事な部分を隠すように刺身が盛り付けられ、俯瞰した眺めは一種のボディアート。しかも刺身を盛り付ける、こだわりの料理人はサニー千葉こと千葉真一ですよ。『SUSHI GIRL』は最高のおもてなしで映画マニアを迎え入れてくれる。  貸し切り会場に集まった、いわくありげな男たち。パーティーを主催する大男デューク(トニー・トッド)が、まず“女体盛り”の楽しみ方を説明する。テーブルの真ん中に寝そべる裸女の周囲に並べられた寿司は安全に食べることができる前菜。女体に盛られた刺身はよりグレードの高い食材であり、ビンカンな部分に盛られたものほど珍味かつ極めて美味なのだそうだ。そして女性のいちばん大事なところに盛られているのはフグの刺身。痺れるほどの美味しさだが、毒に当たって命を落とす者もいるという。「日本ではヤクザたちが肝試しとして好んで食べるのだ」とデュークは訳知り顔で解説する。日本人も知らないような“女体盛り”のうんちく。スリリングな女体盛りパーティーがここに始まる。
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この金髪ロン毛オヤジ、『スター・ウォーズ』(77)の
ルーク・スカイウォーカーことマーク・ハミルですよ。
苦労した風情がありあり……。
 女体盛りに向かって慣れない手つきで箸を伸ばす男たちの顔ぶれが、これまた味わい深い。金髪ロン毛のメタボ体型でクロウと呼ばれるオッサン、どっかで見覚えのある顔だなぁと思っていたら、『スター・ウォーズ』旧三部作の“ジェダイの騎士”ルーク・スカイウォーカーことマーク・ハミルじゃないですか! 『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』(83)の後はすっかり見なくなったと思っていたら、ダークサイドに堕ちてしまっていたんですね。顔つきが邪悪で、しかもオカマ口調。『スター・ウォーズ』(78)出演後、売れっ子になったハリソン・フォードがいまだにルックスをキープしてるのに比べ、まるで別人。主催者である黒人のデュークは、都市伝説を題材にしたホラー映画『キャンディマン』(92)でタイトルロールを飾っていたトニー・トッド。まぁ、この人は変わらず。そして女体盛りサービスで歓待される、幸薄そうな中年男フィッシュを演じるのはノア・ハザウェイ。『ネバーエンディング・ストーリー』(84)でファルコンに股がっていた、あの美少年アトレイユくんですよ! かつての人気スターたちが一堂に会して、女体に盛られた刺身を喰らう。はたして、その味はいかに?  この女体盛りパーティーは、6年間刑務所にブチ込まれていたフィッシュの出所を祝って、かつての強盗仲間であるデュークたちが開いたもの。もちろん、みんなで女体に盛られた刺身を仲良く食べて、「ごちそうさん。二次会はカラオケ?」という展開になるはずがない。デュークたちは6年前に襲撃した宝石店から忽然と消えたダイヤモンドの在処をフィッシュに吐かせるために、このパーティーを催したのだ。そんな危険を予感しながらも、のこのこと現われたフィッシュ。よっぽど女体盛りに興味があったに違いない。残念なことに裸女の上の刺身を食べ残したまま、拷問ショーという名の二次会へと突入する。  かつての美少年ノア・ハザウェイを、近親憎悪的にいたぶるのは元“ジェダイの騎士”マーク・ハミル。自分より劣化度のまだ低いノア・ハザウェイに対し、膝に箸を突き立てるわ、ブラックジャックで顔面を散々殴打して見る影もないようしてしまうわの、やりたい放題。スクリーンから離れていたマーク・ハミルは、近年はアニメやゲームの声優をしていたとのこと。いたぶられるノア・ハザウェイは10代で俳優業に見切りをつけ、ダンスの指導者になったけど、怪我で断念。その後はバイクレーサーになったり、バーで働いたりと流転の生活を送っていたらしい。2人とも若い頃に大ヒット映画に出演して人気者になったものの、その後はずいぶん苦労したんだな。この2人の間で延々と続く拷問シーンは、まるでお互いの傷を舐め合う“愛の交歓”のよう。その様子を身動きできずに、じっと傍観しているだけの裸女コートニー・パームも難儀です。
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こちらは『ネバーエンディング・ストーリー』(84)のアトレイユこと
ノア・ハザウェイ。彼の人生もまだまだネバーエンディングだ。
 本作の内容は、基本的にクエンティン・タランティーノ監督のデビュー作『レザボア・ドッグス』(93)とユマ・サーモン主演の復讐劇『キル・ビル』(03)を足してデロデロにしたような感じ。タランティーノ作品みたいな、切れ味の鋭いカット割りや編集テクには遠く及ばない。この映画を観たからといって、最新トレンドをチェックができるわけでもないし、社会的メッセージが込められているわけでもない。栄養にまったくならないジャンクフードみたいな、正真正銘のバカ映画だ。でも、世間のみなさんが忙しそうにしている年の瀬に、地下鉄がガタゴト走る音が響く銀座シネパトスでこんなバカ映画を観ることができれば、最高の贅沢じゃないですか。頭の中を真っ白にして、新年を迎えられるってもんです。ちなみに“B級映画の殿堂”シネパトスは2013年3月いっぱいでの閉館が決まっており、本作が最後のお正月映画です。  マーク・ハミルはサディスティックでオカマな犯罪者役を一度は断ろうとしたけれど、息子から説得されて出演をOKしたとのこと。「パパがまた映画俳優として輝く姿をボクたちは観たいんだ。スクリーンで活躍するパパは最高にかっこいいよ!」とせがまれたんだろうな。ノア・ハザウェイはすっかり映画界から遠ざかっていたが、Face bookで居場所を突き止められ、本作に引っ張り込まれた。拷問責めに遭う悲惨な役とはいえ、スポットライトを久々に浴びるのは快感だったらしく、本作をきっかけに俳優業を再開している。彼らの往年の姿を知るファンの中には、若い頃の栄光にわざわざ泥を塗らなくても……と思う人もいるかもしれないけど、人間の賞味期限は世間が考えているよりも意外と長い。マーク・ハミルもノア・ハザウェイも若くてピチピチしていた頃とは違った、食あたり寸前のデンジャラスな風味を醸し出している。伝説の世界で生きながらえることよりも、現実の世界で今の自分を晒すことを選んだ彼らの勇気に、ほんのちょっぴり胸が熱くなる。女体盛りパーティーに集った往年のスターたちに乾杯! (文=長野辰次) sush4.jpg 『SUSHI GIRL』 製作・脚本・編集・監督/カーン・サクストン 出演/トニー・トッド、ジェームズ・デュバル、ノア・ハザウェイ、アンディ・マッケンジー、マーク・ハミル、コートニー・パーム、千葉真一、ダニー・トレノ、マイケル・ビーン 配給/アース・スター エンターテイメント R15 12月22日(土)より銀座シネパトスほか全国順次ロードショー (c)2011 SUSHI GIRL FILMS http://www.sushi-girl.net ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第200回]もし“理想の恋人”が目の前に現われたどーする!?  情熱的で予測不能な彼女『ルビー・スパークス』 [第199回]“耳フェチ”には堪えられない青春官能ムービー!『耳をかく女』桜木梨奈の無印演技に癒やされたい [第198回]ハリウッドの頑固オヤジがたどり着いた好々爺の境地! イーストウッド、4年ぶりの主演作『人生の特等席』 [第197回]この“明るいヘンタイ”っぷりがいいんじゃない!? 会田誠のアートなエロス『駄作の中にだけ俺がいる』 [第196回]三池監督ならではの“いのちの授業”が始まる! サイコパス教師と過ごす恐怖の文化祭『悪の教典』 [第195回]“絶対的価値”を求める男たちの翔んでもロマン! 井筒監督の犯罪サスペンス『黄金を抱いて翔べ』 [第194回]禁断の蜜が溢れるSM世界『私の奴隷になりなさい』セクシーアイコン・壇蜜がすべてをさらけ出した! [第193回]“無意識の湖”に身を投じたユングと女性患者の行方──クローネンバーグの恋愛サスペンス『危険なメソッド』 [第192回]“お蔵入り映画”が人命救助を果たした!? 実話をベースにした大冒険ロマン『アルゴ』 [第191回]我が家に“食人族”がやって来た! 奇才ジャック・ケッチャムの異形世界『ザ・ウーマン』 [第190回] 裏切り&結託は当たり前。今の政界にそっくり! 極道たちのバトルロワイアル『アウトレイジ ビヨンド』 [第189回] これが全米を熱狂させた“USA版バトル・ロワイアル”! 殺人リアリティーショー『ハンガー・ゲーム』 [第188回]行き詰まった人生の扉を開く鍵は“銭湯”にあり? 内田けんじ監督のオリジナル作『鍵泥棒のメソッド』 [第187回]大家族の伝統料理から超手抜きレシピまで勢ぞろい! 台所から見えてくる中東の家庭事情『イラン式料理本』 [第186回]“世界的な絶滅危惧種”である独裁者に愛の手を!? 政治ネタ&下ネタ満載コメディ『ディクテーター』 [第185回]障害者の性処理も介護の重圧も、すべて笑い飛ばせ! 男たちのバリアフリーな友情ドラマ『最強のふたり』 [第184回]人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』 [第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』 [第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』 [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! [第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! B級映画マニアの心を焦がす『王朝の陰謀』 [第168回]人はお下劣な分だけ、強く優しくなれる!? 結婚を控えた女たちの本音『ブライズメイズ』 [第167回]行きすぎたシステム社会に警鐘を鳴らす“ユナボマー・マニフェスト”の映画化『モンスターズクラブ』 [第166回]祭りの終わりと新ステージの幕開け、3部作完結『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』 [第165回]すばらしき“コーマン野郎”の世界!『コーマン帝国』、愛と欲望の歴史 [第164回]懐かしき香り漂う、新感覚サスペンス 破滅へ突き進む男の悲劇『ドライヴ』 [第163回] 災害に備えた地下シェルターは必要? 心理ホラー『テイク・シェルター』 [第162回] 森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン! [第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』 [第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』 [第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』 [第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』 [第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』 [第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』 [第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』 [第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』 [第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』 [第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』 [第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』 [第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決! 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「週刊文春」12月13日号 中吊り広告より
グランプリ 「田中みな実&オリラジ・藤森慎吾フライデー熱愛報道でもみ消した妊娠・堕胎・慰謝料350万円」(「週刊文春」12月13日号) 第2位 「『就職に本当に強い大学』教えます」(「週刊文春」12月13日号) 第3位 「読売新聞幹部が交際女性の目の前で『飛び込み自殺』するまで」(「週刊ポスト」12月21・28日号) 秀逸タイトル賞 「政権奪取へ“腹痛総裁”安倍晋三『トイレへダッシュ』」(「フライデー」12月21日号)  今週はタイトル(だけ!?)が面白かったフライデーに賞を進呈する。奪取とダッシュをかけたところがいい。こうすればもっと良くなったろうに。 「“腹痛総裁”安倍晋三 政権奪取よりもトイレへダッシュ!」  今週も選挙特集ばかりでいささか食傷気味だ。そんな向きが多いと思うので、ポストのブチ抜き全28ページ大特集でザッとおさらいをして次へいこう。  まずは定番の議席予測から。政治ジャーナリストの野上忠興と本誌取材班によれば、自民党圧勝で246議席、民主党103議席、未来22議席、維新48議席と読んでいる。  選挙区ごとの当落は省いて、週刊誌、夕刊紙、新聞の「予想獲得議席」一覧がわかりやすくていい。  自民党の獲得議席を一番少なく見ているのが週刊現代で174(小選挙区117+比例57)。一番多く見ているのは朝日新聞で272(213+59)。 民主党の獲得議席を一番少なく見ているのがやはり現代で19(1+18)、一番多いのがAERAで132(77+55)。維新の最小はAERAで39(25+14)、一番多いのが現代で183(112+71)。こんなに取れるわけはないだろうが。未来の最小はAERAで9(3+6)、最大は日刊ゲンダイの60(30+30)。ゲンダイは小沢一郎贔屓ということもあって多いのだろう。  下に結果という欄があるから、選挙結果を入れて、どこが近かったかを採点してみるがいい。  どこの調査結果を見ても自民党大勝である。これは政党が乱立したことで、自民党が漁夫の利を得るからだろう。全得票数の3割程度でも圧勝してしまうのだ。だが、あまり大勝させるとバツイチ安倍総理がどう迷走するかわからない。  ポストは政権交代で「業界地図」が激変すると書いている。公共事業をばら撒くといっているのだから、ゼネコンが大喜びするのは当然。  電力会社も同じで、東電・柏崎原発と関電・高浜原発は再稼働の準備を始めたとしている。通信分野では、自民党系のNTTが民主党系のソフトバンクから覇権を奪取するのではないかと見ている。航空業界では、民主党政権下で再建を成し遂げたJALには厳しく当たるのではないかと見る。  気になる安倍の経済政策だが、「アベノミックス」は株式のプロたちにどう見られているのか。意外といっては失礼になるが、「自公で過半数なら千円高も」あると、大方のプロは増減に幅はあるが、12月14日の終値から12月17日の終値までに上がると見ている。  また選挙後の安倍総理の「愛人」選びには、民主党ではなく維新と合流するケースもあるのではないかと読む。石原慎太郎や平沼赳夫は自民党と近いし、そのときは橋下徹大阪市長を外して、合流するのではないかというのである。  これは真実味がある。選挙中でも石原と橋下の言い分はかなり食い違っていたし、そこを他党に突かれていたから、分裂は必至であろう。  大方の選挙予測を見る限り、安倍自民党の選挙ポスターを文字っていえば「古い自民を取り戻す」だけの選挙でしかないようだ。バツイチ&腹痛総理では、難問山積の時代の舵取りをするのは荷が重いだろう。また来年夏の参議院選挙が天下分け目の合戦場になりそうである。  今週の3位には、ポストの読売新聞の記事。清武英利元読売巨人軍取締役球団代表が渡辺恒雄主筆に刃向かって叛乱を起こした「清武の乱」以来、文春で書かれた渡辺主筆の“不法”な運転免許の更新(読売側は否定)など、読売の不祥事が次々に出てきている。  この記事は内容的にはイマイチだが、気にはなる。  11月30日21時20分頃に読売新聞東北総局長のAが、仙台市の広瀬川の左岸高台にある西公園から川へ飛び込んだというのだ。  警察は自殺と見ているようだ。このA総局長は単身赴任だったが、東日本大震災報道の総指揮役で、読売も大きな期待をかけていたという。  彼は着実に仕事をこなすタイプで、それまでは浮いたウワサがなかったというのだが、2~3カ月ほど前から、20~30代の若い女性と半同棲しているというウワサが出ていた。その女性は仙台の繁華街の飲食店に勤務しているようで、Aとはそこで知り合ったそうである。だが、このところ激しい喧嘩をするようになり、近隣住人の証言では3日に1度は言い争う声が聞こえていたという。  その女性が一緒にいるとき、彼女の目の前で飛び込んだというのだ。  仙台は単身赴任の多い街で、こうした愛憎のもつれによる悲劇が起こることもあるようだ。大メディア人といえども人間であるから、年の差を超えた恋愛感情を持つことはあるだろう。しかし気になるのは、読売新聞という大新聞が大きく揺れている中で、こうしたことが起きたことである。  私の亡くなった父親が長年禄を食み、愛した読売が少しずつ土台から崩れつつあるのではないか。この記事を読んで、その感を強くした。  ところで歌舞伎界の至宝、中村勘三郎が亡くなり、ワイドショーはこぞって取りあげ、多くの特別番組が組まれた。  今日(12月10日)また、映画や舞台、放送と幅広く活躍し、味のあるのエッセイを書いた俳優の小沢昭一が亡くなってしまった。享年83歳。  TBSラジオの『小沢昭一の小沢昭一的こころ』は楽しみで、録音して聞いていた時期もあった。  小沢昭一の息子が講談社にいて、一緒に仕事をしていた時期もある。小沢一郎というがあの小沢一郎とは違って、人当たりのいい好青年だった。乙武洋匡の『五体不満足』という大ミリオンセラーを出した優秀な編集者である。  さて、2位には少し変わったものを取り上げてみた。文春の「就職に本当に強い大学教えます」という特集である。就活には間に合わないが、これから大学を選ぼうという受験生や親たちには必読だ。  千葉科学大は危機管理学部を持ち、卒業生の10%が消防官になっている。北海道の旭川大や苫小牧駒澤大は自衛官に強い。八王子にある日本文化大は卒業生の約4分の1が警察官になるそうだ。  今年7月に日経新聞が主要企業の人事トップに「人材育成の取り組みで注目する大学」を聞いたところ、1位に選ばれたのは国際教養大で2位は東京大学だったが、3位には立命館アジア太平洋大が入った。  不明を恥じるが、私は国際教養大は知らなかったし、立命館は知ってはいるがアジア太平洋大は知らなかった。偏差値は国際教養大が67.5で早稲田大の法学部並みだが、アジア太平洋大学は50.0とさほど高くはない。  だが、就職実績は東京海上日動火災、JR東海、電通、味の素、みずほFGと人気企業が並んでいる。  2校の共通点は地方にあることだ。国際教養大は秋田、アジア太平洋大は大分の山間部に設立された新興大学で、海外からの留学生が多く、英語の講義も充実していて積極的に学生の留学を推進している。  寮生活だから仲間との関係も密になり、英語が話せなくとも仲間同士が教え合ってマスターしていくそうだ。  国際教養大の一期生である水野勇気は大学を出て起業した。彼がこう話す。 「AIU(国際教養大のこと=筆者注)は今でこそ立派な図書館もありますが、基本的に山奥で何もない。三年間辺鄙なド田舎に来るのを選択している時点で、首都圏の学生とは違う。自分が何かに取り組まないと意味がない学校なんです。逆に言えば、そこが他の大学の学生とは違う魅力なのかもしれません」  だが、外国語が話せるというだけで、両校の人気は説明できないと、「大学通信」の安田賢治ゼネラルマネジャーはいう。 「長い寮生活では密な人間関係にもまれ、留学では世界各国さまざまなところに一人で向かう。こうした環境と経験が生きる力を育んでいる。評判でよく聞くのは、どちらの学生も誰とでも憶せず話せること。しかも英語に慣れているので、外国人が相手でも気後れせず議論もできる。そういう人としての強さが企業にとって魅力なのだと思います」  今はコミュニケーション能力を求める企業が多くなっているという。首都圏の大学に通い、希薄な人間関係の中で閉じこもりがちな学生では、これからの超グローバル化の時代を乗り切ることはできないということなのだろう。  今週のグランプリは文春のフライデー(11月16日号)のスクープに異議あり! とする記事に捧げる。  フライデーがTBSアナウンサーの田中みな実とお笑いコンビ「オリラジ」の藤森慎吾の熱愛を報じた。だが文春によれば、そのスクープは藤森がモデルの女性を妊娠させて慰謝料を払っていたスキャンダルを隠すために、吉本興業側がフライデーとバーターしたというのだ。  佐々木希似のモデル・中村さゆり(仮名・20代)が藤森との馴れ初めをこう話す。 「藤森さんと出会ったのは今年の六月、大阪の『X』というクラブに遊びに行った時のことです。一緒にいた友達がオリラジのファンで、彼を見つけたのです。(中略)  お酒に弱いみたいで、目が合った時にはすでにベロベロ。彼は私が気に入ったらしく、『乾杯しよっか』と声をかけてきました。彼のネタの『キミかわうぃ-ね!』とは言われなかったですね(笑)」  帰りに宿泊していたホテルの部屋番号と連絡先を彼女に渡していったが、その日は行かず、後日メールしたという。食事に誘われたのは、そのメールから1週間ぐらい経ってから。彼女が続ける。 「当時、すでにTBS田中みな実アナとの噂が出てましたが、藤森さんは『みな実とはいろいろ言われてるけど、何の関係もない。何もしてないし、付き合ってはいない』と言ってました。  そして、『明日もロケがあるんだ。もう帰らなきゃいけないけど俺一人で帰れる自信がないから、ホテルまで送ってよ』と私に言ってきたのです。確かに足元もおぼつかず、一人で帰れる状態ではなかった。しょうがないと思って部屋まで送ってあげたんです。私がバカでした。それが彼の手口だったんです」  ホテルの部屋に入ると藤森は豹変した。 「いきなり覆いかぶさってきたんです。私はそんなつもりはまったくなかったのですが、抵抗するのも疲れてしまい、セックスに応じてしまいました。彼はコンドームを持っていなかったので、仕方なく生でやりました。  挿入が始まってから『絶対、中には出さないでね』と注意したんです。でも、『出さないで』と言った時には、もう射精された後だったんです。本当にびっくりするほどあっという間にイってしまって……」  この日から約3カ月後に、彼女は体の異変に気づく。妊娠検査薬を買ってきて試すと陽性反応が出た。  そのことを藤森に伝えると「ごめんね」と謝った。結局、手術費込みで350万円を彼女に支払ったという。だがこれで一件落着とはいかなかった。 「実は私は先にフライデーの取材も受けていたのです。藤森さんからどんな扱いを受けるかわからなかったので、何らかの“証拠”を持っておきたい。それで編集部に連絡し、私と藤森さんの話し合いの現場写真を撮ってほしいと頼んだのです。  フライデーの記者さんは、『ぜひ記事にしたい』と意気込んで取材に来てくれました。藤森さんとの話し合いの際は、記者さんからICレコーダを借り、藤森さんとのやり取りを録音し、記者さんに返しました。また、カメラマンがホテルに張り込み、私と藤森さんの出入りを撮っています」  しかし、フライデーはこれを記事化せず、代わりに先の田中との熱愛写真が掲載されたのだ。  “売れっ子”藤森のスキャンダルが出ることを恐れた吉本興業が動き、フライデーとバーターしたと文春は書いている。  フライデー側は「載せる載せないは、こちらの自由だと思いますが」と回答しているから、彼女のいい分は事実のようだ。文春は「“やらせスクープ”を掲載したのであれば、同誌の信頼が揺らぐ」というが、この見方には少々異議がある。  雑誌は売れてなんぼの世界である。売れなければいくら格調高い記事を掲載しても、休刊していくことになりかねない。  フライデー編集長は、吉本興業がただ圧力をかけてくるだけだったならば突っぱねていたと私は思うし、そう思いたい。  だが、吉本側はおいしい対案を出してきた。それに彼女は一夜の代償として藤森から350万円を受け取っている。それを天秤にかけて編集長は判断を下したのだろうが、それを「けしからん」と一方的に責めることは、週刊誌の現場を知る私にはできない。  私のことでいえばフライデーの編集長時代、プロダクションの圧力で記事を取り止めたことなどないが、一度だけ某カメラマンの身内のスキャンダルを撮りながら、カメラマンに泣きつかれて言い分を聞いたことがある。  そのとき彼は、代案として、当時超売れっ子だった女優をフライデーに出すことを申し出てきた。 その女優は頑なにフライデーが撮影を申し込んでも拒否していた。私は、そちらのほうが販売的にもプラスになると考え承諾した。予想通り、その号の売れ行きは好調だった。  さらにいえば、こうした「情報」は必ずほかに流れるものである。フライデーがやらなければ文春、文春がやらなければ新潮がやったであろう。  スキャンダルを完全に封じ込めるのは、大手プロダクションがどんなに圧力をかけても無理である。現代のようにネットが発達した社会では、特にそうだろう。 (文=元木昌彦)

一度で二度おいしい! 高級インスタントラーメンで作る、簡単スープカレー

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料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。  「今日のディナーはフルコースだよ!」  「あら素敵! どんなメニュー?」  「ラーメンとカレーのフルコース!」  「なにその腹ペコ柔道部員のお昼ごはんみたいなコースは」  「買ってきた材料は、2人分でこれだけ!」 IMGP7504.jpg  「これだけって、カップラーメン1つじゃない」  「でもこれ、普通の倍くらいする高級カップラーメンなんだよ。ここでケチらないのがポイントだね。まずは前菜として、このカップラーメンを半分ずつ食べます」  「なんだか貧乏くさいフルコースね」  「あ、スープは飲んじゃだめだよ」  「ケチ!」 IMGP7520.jpg  「では、麺を食べ終わったら、これをカレーにします」  「え、まさかこのラーメンのスープでカレーを作るの?」 IMGP7551.jpg  「おお、正解! よくわかったね! これがけっこうイケるんだよ。冷めてしまったラーメンのスープを温めて、お好みの量のカレー粉を入れたら完成。コツは煮込まないこと!」
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 「これをご飯にかければ、カレーライスの完成。ほら、1つのカップラーメンで、ラーメンを食べた上に2食分のカレールーができたぞ。逆一杯のかけそば方式だ!」  「それにしても、ずいぶん簡単なカレーね」  「コンビニとかで売っている名店の味を再現したカップラーメンは、スープにしっかりしたコクがあるから、カレー粉を入れるだけで十分おいしいいカレーになるんだよ!」 IMGP7591.jpg  「どれどれ……あら素敵! ちゃんとカレーになっているじゃない!私、この味好きよ!」  「でしょ。カップラーメンのスープで作ったカレーだから、これがホントのスープカレー!」 ■材料  ・濃厚タイプの高級カップラーメン ・カレー粉 ・ご飯 ■作り方 1、コンビニなどで売っている、名店の味を再現した濃厚タイプの高級カップラーメンを作り、麺だけを食べる。 2、残ったスープを鍋で温め直し、カレー粉を適量加える。 3、ご飯にかけたら出来上がり。 ■玉置メモ ・カップラーメンのスープは、煮込むと味のバランスが崩れてしまいがちなので、温める程度にしてください。 ・具を追加したい場合は、別途調理した野菜や肉を、完成したスープカレーにトッピングする方式にしましょう。 ・背油たっぷり系や、魚介+豚骨系のコッテリしたスープであれば、間違いなくおいしいですよ。いろいろなラーメンで試してみてください。 ・こんなレシピを紹介しておいてあれですが、塩分とカロリーのとりすぎには注意しましょう。 (文=玉置豊) 「男のダジャレレシピ」過去記事を読む

【清野とおるの、キ○チ○ガ○イと呼ばないで】第8話「ファック観葉植物」

1kanyo.jpg  観葉植物。  置くと部屋がオシャレになるし、ストレス解消にもなるし、目にも優しいし、いいことばかり……と思ってるそこのアナタ!!!  そう、アナタアナタ。  そう、ほら、そこのメガネのアナタ。  そう、お前だよお前。  最初は俺もそう思っていたのですが、そんないいことばかりではなく、時に観葉植物は恐ろしい凶器になるということを今日はお教えしましょう。  あれは、俺が一人暮らしを始めた2003年の秋のこと。 2kanyo.jpg  必要最低限の生活調度品や家財道具すらろくに買い揃えていないのに、花屋で観葉植物を物色している俺がいた。  昔から、観葉植物に強い憧れを抱いており、一人暮らしを始めた際には絶対に観葉植物を置くぞと心に固く決意していたからだ。  何を隠そう、実家の部屋はとても狭い上に物も多かったので、観葉植物を置く余裕がなかったのだ。 3kanyo.jpg  どれにしようか迷った結果、「幸福の木」というのに俺の観葉植物童貞を捧げることにした。  何がイイって、そんなの名前がイイに決まっている。  購入し、早速部屋に飾ってみた。 4kanyo.jpg  それを部屋に置いただけで、運気が急にアップしたかのような、まるで俺の人生に幸福がやってきたかのような、そんな温かい気持ちになった。  恐るべし、観葉植物効果!! 5kanyo.jpg  しかし幸福の木は、2週間もしないうちに枯れてしまった……。  水をあげすぎたのだろうか?  太陽に当てなかったからだろうか?  観葉植物初心者の俺にはよくわからなかったけど、とにかく幸福の木は枯れた。  俺のすべての運気が「皆無」になってしまったかのような、まるで俺の人生を全否定されたかのような、そんな陰鬱な気持ちになった。  枯れた観葉植物ほど非オシャレでみすぼらしいものはないので、すぐに捨てた。 6kanyo.jpg  そして再び花屋に赴き、第二の観葉植物を物色。  花屋のおばさんに、幸福の木が早々に枯れて、軽いPTSDに陥ってしまった経緯などを説明すると、「ああ、それなら」と、店内からある観葉植物を持ってきてくれた。 7kanyo.jpg  それは、サンスベリアという観葉植物。 8kanyo.jpg 9kanyo.jpg 10kanyo.jpg 11kanyo.jpg  育てるのが楽な上にマイナスイオンまで出されたら、そんなのもう購入するしかない。  早速購入し、部屋に飾った。  おばちゃんの言うとおり、サンスベリアはろくに水も光も与えなくても枯れずにピンピンして、俺の部屋になじんでくれた。  マイナスイオン効果か、部屋の空気も若干まろやかになったような気がしたけど、それは多分絶対気のせいだ。  形もサボテンを彷彿させ、なんともオシャレで気に入ったので、もう2鉢追加購入し、玄関に1つ、部屋に2つ置いた。 14kanyo.jpg  そしてサンスベリアに囲まれた、幸せな日々を送った。  そんなある日。  観葉植物との関係が修復不可能となるほどの、おぞましい事件が起きる。  外出しようと玄関を出た時、忘れ物に気づいたので部屋に戻ろうとした時のこと。 12kanyo.jpg  靴ひもを結び直すのが面倒だったので、「靴を片方だけ脱いでケンケンの術」で部屋に戻った。 13kanyo.jpg 15kanyo.jpg 16kanyo.jpg 「ギャ、ギャーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 17kanyo.jpg  滑って転んだ先のサンスベリアに、顔面からダイブしてしまったのである……。  葉の先端が眼球に刺さる瞬間、反射的に目を閉じたので、眼球の損傷は免れた。 18kanyo.jpg  それでも目は真っ赤に充血し、洒落にならない雰囲気だったので、急いで眼科に行った。 19kanyo.jpg  ストレス解消にもなるし、目にもやさしいはずの観葉植物。  ストレス解消どころか、人生の4番目くらいの激しいストレスが俺を襲った。目にやさしいどころか、危うく失明するとこだったし。  今更マイナスイオン放出されたって、そんなのもう、ねえ……。 20kanyo.jpg  見るのも嫌になった俺は、その日のうちにすべてのサンスベリアを処分したのでありました。  以後、現在に至るまで俺の部屋に観葉植物は、ない。  ファック観葉植物。 (文・イラスト・写真=清野とおる) 1seinoprof.jpg ●せいの・とおる 1980年生まれ。東京都板橋区出身。地元・赤羽に生息する奇妙な人々を生き生きと描いた漫画『東京都北区赤羽』(Bbmfマガジン )が大ヒット中。 Twitter <https://twitter.com/seeeeeeeeeeeeno> 「キ○チ○ガ○イと呼ばないで」過去記事はこちらから

もし“理想の恋人”が目の前に現われたどーする!?  情熱的で予測不能な彼女『ルビー・スパークス』

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『リトル・ミス・サンシャイン』(06)のジョナサン&ヴァレリー監督夫妻の
6年ぶりの新作『ルビー・スパークス』。ゾーイ・カザンの魅力が爆発。
 誰しも頭の中には“理想の恋人”が暮らしている。子どもの頃に夢中になったアイドル、ずっと想いを寄せていた初恋の相手、若くて優しかった頃の肉親の面影……それらのイメージが混然一体化した最強の脳内恋人だ。一種の偶像崇拝であり、そんな理想の恋人は現実には存在しないことは分かっている。でも万が一、実在したら? 自分の頭の中から飛び出してきて、目の前に現われたら? でもってベッドを共にしたら? ライトノベルや深夜アニメで取り上げられそうな極めてチープでシンプルな題材に、映画『ルビー・スパークス』は堂々と挑んでいる。最初はたかをくくって観ていたものの、“理想の恋人”を演じたゾーイ・カザンの透き通った青い瞳にすっかり引き込まれてしまう。  映画には実に様々な“理想の恋人”が登場してきた。映画『モテキ』(11)の幸世(森山未來)は七転八倒、悪戦苦闘の末に、みゆき(長澤まさみ)という最高の美女を手に入れる。でも、理想の彼女をゲットしたら、その後が大変だ。恋愛成就という非日常的イベントが、やがて日常風景へと変わってしまう。幸世は念願の恋人を手に入れた喜びと同時に途方に暮れてしまう。パトリス・ルコント監督の『髪結いの亭主』(91)の主人公(ジャン・ロシュフォール)は、少年の頃からずっと夢に見てきた理想の女性(アンナ・ガリエナ)と出会ってしまったばっかりに、残酷な仕打ちを受ける。甘くとろけるような幸福な日々の代償として、その後は空虚な人生を歩むはめに陥る。
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ずっとひとり暮らしをしていたカルヴィン
(ポール・ダノ)は“理想の恋人”ルビー
(ゾーイ・カザン)と一緒に暮らし始めることに。
 SFファンタジー『ある日どこかで』(81)で若き劇作家に扮したクリストファー・リーヴの場合はもっと悲惨だ。古い写真の中の美女(ジェーン・シーモア)に直接逢うために、催眠療法を使って70年近い“時間の河”をさかのぼっていく。運命の女性との遭遇を果たすが、その結果命を落とすことになる。理想の恋人と出会うことは、非常にリスキーなことなのだ。それでも逢ってみたい、理想の恋人に。心の片隅で誰もが願う深層心理が、映画というフィクションの世界を突き動かしていく。  『ルビー・スパークス』のヒロインであるルビー(ゾーイ・カザン)は小説に出てくる女の子の名前。人づきあいが苦手で、犬の散歩以外は自宅に引き蘢っている小説家のカルヴィン(ポール・ダノ)が日記代わりに書き始めた小説の草稿に登場する。デビュー作は運良くベストセラーになったものの、その後はまったく小説が書けなくなってしまったカルヴィンは、精神科医に勧められ、自分が気に入っていることをテーマに文章を書き始める。恋人と別れて久しいカルヴィンは、自分が想像する理想の女の子との恋愛物語なら楽しく書けるだろうと軽い気持ちでタイピングを始めた。好奇心旺盛でちょっとエキセントリックな不思議ちゃん。家族のいない、どこか淋しげな影が差している。自分好みなルビーの容姿、性格、プロフィールを打ち込み、満足げに眠りに就くカルヴィン。そして翌朝、ベッドから起きると、小説の中で描いたまんまの女の子が目の前にいたのだ。彼女は自分のことを「ルビー」だと名乗るが、自分が小説上の存在であることには気づいていない。かくして、理想の恋人と過ごす理想の生活がスタートする。
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最初はラブラブだったカルヴィンとルビー。だが、自由奔放な性格の
ルビーを家に閉じ込めておくわけにはいかなかった。
 理想の恋人であるルビーと一緒にいるだけで、カルヴィンは大満足だ。彼女との理想の関係を壊すわけにはいかないので、カルヴィンは不用意に小説を書き進めることを中断する。恋愛小説の多くは、悲しい結末が待っていることをカルヴィンは知っているからだ。タイプライターを封印し、これで理想の恋人と永遠に暮らすことができると喜ぶカルヴィン。最初は確かに楽しかった。だが、進展しない淀んだ物語の中では、理想の恋人だったルビーは平凡で退屈な女へとどんどん劣化していく。理想の恋人が性格ブスへと変貌していくのが恐ろしい。下らないテレビ番組を1日中ずっと見ていたかと思うと、家にじっとしているのは耐えられないと週に1日は外泊することを要求する。小説の世界から飛び出したルビーは自分の意志を持ち、カルヴィンを振り回すようになっていく。  マグロは泳ぎ続けないと息ができない。ルビーも物語を書き進め、新しい刺激を与え続けないとダメ女になってしまう。付き合いはじめた頃はお互いにドーパミンが出まくってラブラブだったのに、非日常的な恋愛関係が日常生活へと変わっていくと脳内ホルモンの分泌がぴたっと止まってしまう。理想の恋人ルビーとのドン詰まった関係を解消するために、カルヴィンはついに覚悟する。悲しい結末が待っているかもしれないが、物語の続きを書き進めようと。曲がりなりにも小説家であるカルヴィンは、物語には物語そのものに推進力があり、その力には作者でさえ抗えないことを理解している。それでも続きを書き進めるしかない。そして、小説の続きを書き始めたカルヴィンは、自分はずっと執筆をためらっていたのでなく、人生という大きな河の流れに飛び込む勇気がなかったことを思い知る。ルビーは身をもって、そのことを教えてくれたのだ。  本作の脚本を手掛け、ヒロインのルビーを演じたのはゾーイ・カザン。『エデンの東』(54)『草原の輝き』(61)の巨匠エリア・カザン監督の孫娘だ。ルビーの彼氏カルヴィンを演じるのは『リトル・ミス・サンシャイン』(06)でダメお兄ちゃんを好演したポール・ダノ。劇中のルビーとカルヴィンよろしく、ゾーイ・カザンとポール・ダノは現在交際中とのこと。映画は2時間足らずで完結するが、現実世界を生きるゾーイとポールの関係は今後どうなるかは分からない。でも、そんなことを口にしたら、きっとルビーなら笑い飛ばすだろう。「そんなのちゃんちゃらおかピーわ。おへそでエスプレッソを淹れちゃうわよ」。それも、とても流暢で優雅なフランス語で。きっと多分、ルビーが正しいんだろう。未来は予測できないし、予測できないからこそ面白いのだ。明日がくることを恐れないルビーは、スクリーンの中でキラキラと輝いている。 (文=長野辰次) ruby_sparks4.jpg 『ルビー・スパークス』 監督/ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリスト 脚本/ゾーイ・カザン 出演/ポール・ダノ、ゾーイ・カザン、アントニオ・バンデラス、アネット・ベニング、スティーヴ・クーガン、エリオット・グールド、クリス・メッシーナ、アリア・ショウカット、アーシフ・マンドヴィ、トニ・トラックス、デボラ・アン・ウォール 配給/20世紀FOX映画 12月15日(土)より渋谷シネクイントほかにてロードショー (c)2012Twentieth Century Fox <http://rubysparksjp.tumblr.com> ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第199回]“耳フェチ”には堪えられない青春官能ムービー!『耳をかく女』桜木梨奈の無印演技に癒やされたい [第198回]ハリウッドの頑固オヤジがたどり着いた好々爺の境地! イーストウッド、4年ぶりの主演作『人生の特等席』 [第197回]この“明るいヘンタイ”っぷりがいいんじゃない!? 会田誠のアートなエロス『駄作の中にだけ俺がいる』 [第196回]三池監督ならではの“いのちの授業”が始まる! サイコパス教師と過ごす恐怖の文化祭『悪の教典』 [第195回]“絶対的価値”を求める男たちの翔んでもロマン! 井筒監督の犯罪サスペンス『黄金を抱いて翔べ』 [第194回]禁断の蜜が溢れるSM世界『私の奴隷になりなさい』セクシーアイコン・壇蜜がすべてをさらけ出した! 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[第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! B級映画マニアの心を焦がす『王朝の陰謀』 [第168回]人はお下劣な分だけ、強く優しくなれる!? 結婚を控えた女たちの本音『ブライズメイズ』 [第167回]行きすぎたシステム社会に警鐘を鳴らす“ユナボマー・マニフェスト”の映画化『モンスターズクラブ』 [第166回]祭りの終わりと新ステージの幕開け、3部作完結『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』 [第165回]すばらしき“コーマン野郎”の世界!『コーマン帝国』、愛と欲望の歴史 [第164回]懐かしき香り漂う、新感覚サスペンス 破滅へ突き進む男の悲劇『ドライヴ』 [第163回] 災害に備えた地下シェルターは必要? 心理ホラー『テイク・シェルター』 [第162回] 森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン! [第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』 [第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』 [第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』 [第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』 [第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』 [第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』 [第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』 [第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』 [第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』 [第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』 [第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』 [第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決! 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