『東京都北区赤羽』でおなじみの漫画家・清野とおるによる、悶絶必死の爆笑コラム。
自分で言うのもなんだけど、俺はそこら辺の人たちよりも、ホームレスには優しいほうだと思う。
どんな場面でどういう形で絡まれようとも、絶対に笑顔で応じるし、物品やお金を求められれば喜んで差し出すし。
……でも、その行為は純粋な善意ではなく、過去に自分が犯してしまったある過ちに対する贖罪なのかもしれない……。
小2の時。近所に一人のホームレスのおじさんが出没した。
顔が認識できないほど、髪の毛も髭も伸び放題。ボロボロのジャンパーやズボンの中に拾ったモノをパンパンに詰め込みまくっていたため、筋肉ムキムキの「イエティ」のように見えた。
おじさんと遭遇したら、すぐに家に逃げ帰るほど、当時の俺は彼の存在が怖かった。
ある日、神社で一人で遊んでいた時。
境内に座って、拾い集めたと思われるシケモクを吸っていたおじさんと不意に遭遇し、目が合ってしまった。
俺は恐怖で、金縛りにあったかのように身動きが取れなくなった。
おじさんは、歯抜けの口を大きく開け、ニタリと俺に微笑んだ。
俺は反射的に、悲鳴を上げてその場を逃げ去った……。
今の俺だったら、好意アリと受け取って、おじさんと「始めてみる」ところだけど、子ども心には好意を向けられたところで恐怖以外の何物でもなかったのだ。
後日、おじさんと遭遇した両親もかなり戦慄気味だったので、子ども心だけでなく、大人心にも十分恐ろしい存在だったと思われる。
ある日、近所に住む悪友の横川くんがうちに遊びにやってきた。
ファミコンをやってる時、腹が減って餓死しそうになったので、食料を買い込むために、駄菓子屋へと馳せ参じることにした。
玄関を開けると、あのおじさんが、俺んちのド真ん前で、シケモク拾いをしていた!!
反射的に、家の中に避難した。
初めておじさんに遭遇した横川くんは、絵に描いたように戦慄していた。
当時の俺には絵心がなかったので、横川くんの絵に描いたような戦慄っぷりを描けなかったけど、今の俺になら描けるぞ!
こんな感じだ!
俺と横川くんは、二階のトイレの小窓から恐る恐るおじさんの様子を伺った。
そして横川くんが、俺にある提案をしてきた。
(後編に続く/文・イラスト=清野とおる)
●せいの・とおる
1980年生まれ。東京都板橋区出身。地元・赤羽に生息する奇妙な人々を生き生きと描いた漫画『東京都北区赤羽』(Bbmfマガジン )が大ヒット中。
Twitter <https://twitter.com/seeeeeeeeeeeeno>
◆「キ○チ○ガ○イと呼ばないで」過去記事はこちらから





『キャビン』
監督/ドリュー・ゴダード 脚本/ジョス・ウェドン&ドリュー・ゴダード 出演/クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィイアムズ、リチャード・ジェンキンス、ブラッドリー・ウィットフォード、ブライアン・ホワイト、エイミー・アッカー、あと某大物俳優がカメオ出演!
配給/クロックワークス R15 3月9日よりシネマサンシャイン池袋ほか全国ロードショー中
(C)2011 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED
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(取材・文・写真・イラスト=北村ヂン)



『千年の愉楽』
原作/中上健次 脚本・監督/若松孝二 出演/寺島しのぶ、佐野史郎、高良健吾、高岡蒼佑、染谷将太、山本太郎、原田麻由、井浦新、増田恵美、並木愛枝、地曵豪、安部智凛、瀧口亮二、岡部尚、山岡一、水上竜士、岩間天嗣、大谷友右衛門、片山瞳、月船さらら、渋川清彦、大西信満、石田淡朗、小林ユウキチ、大和田健介、真樹めぐみ、大西礼芳、石橋杏奈
配給/スコーレ 3月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショー (c)若松プロダクション <
「まだ全部は見てないんですけど、イベントに来てくれた人が『料理シーンがよかったよ』と言ってくれたので、そのシーンだけ見てみました。まだ恥ずかしい気持ちがあるんですが、いつか全部見てみたいですね(苦笑)。でも、イベントに来てくれる人って、みんなDVDを見てくださってる方ばかりじゃないですか? 見てくれた上で来てくれてるってことは、悪くなかったってことだからうれしいです」
──AV撮影現場を見学しているシーンがありますよね。
「あのシーンは、すごい顔をしているって言われてるんですよ(笑)。でも、生で見たら絶対にびっくりすると思いますよ! プライベートのエッチは真っ暗な中でしかしたことがなかったんですが、撮影現場はすごく明るくて、いろんな方がいて、音もリアルで(笑)。それを間近で見たので、びっくりしました」
──そんなえみちゃんが3月7日、ついにAVデビューするわけなんですが、そこに至るまでにどんなドラマがあったのでしょうか?
「上司が盗撮の謝罪に訪ねてきた時にいろいろな話をしたんですが、『(先輩の)桜井彩さんも頑張っているし、ファンからお手紙とかプレゼントとかをもらって感謝しているだろ?』って、(AV出演のことを)言われて。その時はまだ決心はできなかったんですけど、その後にTwitterとかでみなさんからコメントをもらって、気持ちが固まってきました。自分なんかがAVに出てもうまくできるかは分からないけど、少しでもSODをアピールできるなら、やれる限りやってみようかなって」
──宣伝マンの鑑みたいな言葉ですね。印象に残っているシーンはどんなところですか?
「久々に出社したら『少しでも間が空いたら、決意が揺らぐだろう』って言われて、いきなり撮影することになったところです。その時の下着の上下が違っていたので、恥ずかしくって……」
──それはそれで、生生しくてアリだと思います! その撮影はどうでしたか?
「それが全然記憶にないんです。あっという間に終わったし、お腹が減っていた気がします。気持ちいいとかもよく分からなくて、終わってぼーっとしていると『片付けろ』って言われて、気がつくと男優さんとカメラマンさんと3人で後片付けをしていました(笑)」
──男優さんとの初エッチはどんな感じでしたか?
「仕事で映像をよく見るんですが、そこで何度も見かけていた男優さんだったので、『え?あの人? まさか!』ってびっくりでした。でも優しくリードしてくれたので、怖いという気持ちはなかったですね。どんな初エッチだったかは、DVDを見てもらえたら……」
──どんなシチュエーションでの撮影だったんですか?
「いきなり仕事場のデスクの上でヤったシチュエーションと、仕事の後にスタジオを借りて、普通の撮影と同じようにたくさんのスタッフさんが入った状態でのシチュエーションです」
──また仕事場っていうのがいいですね……。働く男の夢ですよ! 職場の女の子が、デスクでエッチしちゃうなんて。
「しかも、自分の机ですからね(笑)。もうちょっと周りをきれいにしておけばよかった~って思いましたけど。でも2回の撮影を体験して、気持ち的に変わったような気がします。やっぱり撮られる側って、いろんなところに神経を使ってるんだなって。そういう意味で、もっと女優さんを応援してあげたい気持ちになりました」
──今後も出演していくんですか?
「今回のDVDで評判がよかったら、また挑戦したいと思います。でも微妙な反応だったら、自粛します(笑)」
──ネット上の反応を見てると、みなさんすごく期待されているみたいですよ。
「本当ですか? でもちょっと複雑ですね……。これから、AVデビューしないと思ってファンでいてくれた方と顔を合わせるのが、ちょっと恥ずかしいかな。みなさん親しくしてくれて、自分の友達に応援されている気持ちでいたから、いざデビューするってなったら、ちょっと心が痛いような……。申し訳ない気持ちもあるけど、そこもひっくるめて応援してくれたらうれしいですね」
──ちなみに撮影後、周りのスタッフから何かコメントをもらいましたか?
「声がうるさいって言われちゃいました(笑)。」
──ちなみに、えみちゃんの性感帯ってどこですか?
「自分で触っていると平気なんですけど、脇とかお腹とか人に触られるとくすぐったいし……たぶん全身だと思います」
──開発されていない性感帯を触られるとくすぐったい、みたいな話をよく聞きますけど今後の開発が楽しみですね。
「開発されちゃうのかなあ……?(笑)」
──今後挑戦してみたいエッチとかありますか?
「本田莉子さんがたくさんコスプレしている作品があるんですけど、私はいつもスーツだから、ああいうかわいいコスプレとか興味があります。スチュワーデスとか、高校生の制服とか着てみたいです。コスプレしたら、また違う感じでエッチができると思うんです」
──ほかにも、いろんなことに挑戦していきたいですか?
「はい。不安なことも多いけど、その分、自分に返ってくることも多いと思うので、やりがいは感じています。毎日サインを書いたり書類を処理したりした後に、息抜きでTwitterでつぶやいたり。毎日が充実しています」
――それでは最後に、SODの宣伝として自分の新作をPRしてください!
「自分が作品を発表するということに対してまだ自信がないんですけど、やり尽くした感があるし、自分も強くなったような気がします。良くも悪くも私の魅力を見ることのできる作品だし、230分という大ボリュームなので、ぜひみなさんに見てもらいたいです。そして感想をいただけたらうれしいです!」
(文=有田俊)
