第1位 「『佐田玄一郎』議運委員長常習的買春の現場報告」(「週刊新潮」7月4日号) 注目記事 「安倍側近 西村康稔副大臣『ベトナム買春』スッパ抜き!」(「週刊文春」7月4日号) 「辛坊治郎『ヨット遭難』で消えた税金4000万円とジャーナリストの矜持」(「週刊文春」7月4日号) 「サムスンの落日」(「週刊ポスト」7月12日号) 「雅子さまの苛立ち 美智子さまの無念」(「週刊文春」7月4日号) 「橋下徹は現在も売春街の顧問弁護士だった!」(「週刊文春」7月4日号) 朝日新聞(7月1日)が、連続世論調査(電話)で参院比例区の投票先が、自民党は44%で前回よりやや落ち、安倍晋三首相の経済政策を「評価する」人も50%で、前回より13%減ったと報じている。 参院選まであとわずかしかないが、何かが起こる予感はする。 週刊ポストが、都議選で共産党が野党第一党になったことについて、巻頭で論じている。こういうところは時代に敏感なポストであるが、内容はイマイチ。ポストによれば、戦後の政治史をたどると、共産党が議席を伸ばすときには共通の政治状況があるという。 古くは今太閤・田中角栄が登場して国民の人気を得ていた72年の総選挙で、自民党は284議席の安定多数を得たが、その一方で共産党も14議席から38議席へと大躍進した。大平正芳内閣が「大型間接税」導入を打ち出した79年の総選挙では、共産党は最高の39議席を獲得している。 政治評論家の森田実氏は、こう解説する。 「共産党支持を増すのは日本の政治が危険な状況にあることの映し鏡でもある」 ポストは「参院選での自民党圧勝ムードに絶望感を感じる有権者にとって、共産党員はいわば“暴力装置”である」と書いているが、ほとんどの政党が保守化・自民党化していく中で、貴重な存在であることは間違いない。共産党を躍進させることは、安倍自民党へ「NO!」を突き付けることである。共産党がどれだけ議席を増やすか、それしか楽しみがない選挙ということでもあるが。 週刊現代がアベノミクス評価でまたまた乱高下している。「日本経済7月に起きること」の中で「中国情勢などが不透明な間は動きづらいとしても、何かきっかけがあれば、再び日本株への資金流入が始まる可能性は非常に高いといえる」と、再び株への期待を煽っているのだ。 いつもこういう記事で不思議に思うのは、コメンテーターに証券アナリストや証券アドバイザーを起用することだ。彼らは基本的に株で飯を食っている人たちである。自分たちに都合のいいことしか言わないと、眉にツバをつけて聞く必要があるはずだ。 7月21日の参院選投開票が終われば起きる「確かなこと」は、消費税増税、原発再稼働へ向けての歩みが加速されることである。この参院選挙が、それに歯止めをかける最後の選択の時だということを、有権者一人ひとりが肝に銘じて一票を投じなければいけない。 これも注目記事には取り上げなかったが、ポストは先週の「80歳まで現役宣言 20代を抱いて死にたい」という特集に対して、女性、男性から批判やお叱りの電話やメールが殺到したという「反響記事」を掲載し、この特集のどこが悪いのですかと、タイトルで開き直っている。 お叱りの代表的な声は、この65歳の主婦。 「週刊ポストの記事には激しい怒りを覚えました。世の男どもは、自分の老いを棚に上げておいて、20代の若い女性とセックスしたいなんて、色ボケもいい加減にして! そういう勘違いジイさんは、鏡を見て自分の姿がどんななのか確認してみることですね。若い女性とどれほど不釣り合いなのか、一目瞭然でしょう」 ごもっともすぎて何も言えないのか、この特集のどこを読んでもポスト側の反論がない。 私見だが、これからはジジイが若い娘を抱くのではなく、ババが再評価される時代になると思う。 昨今の「美魔女」なんぞはな垂れ娘で面白くない。「美ババ」の時代が必ず来る。「美ババ」は「VIVA」に音が似ているから、ババたちも悪い気はしないはずである。 いまの70代、80代は「セックスできれいになる」「セックスで長生きできる」とせっせとお肌を磨き、スポーツジムやフラダンスで体を整え、化粧もうまくなっているから、ジジイだけではなく、同世代の女が苦手な若い男たちも「優しさ」を求めて群がって来くかもしれない。 いいアイデアがある。「美ババ写真集」を作り、新聞の全面広告を使って大々的に宣伝するのだ。「美ババセクシー」「美ババコンテスト」「美ババAV」。ギャラは安くて済むし、需要の裾野は広いから当たること間違いない。 どこぞの週刊誌でやらないか。企画謝礼は話し合いで。ここまで来たら、そこまでやらなければ週刊誌じゃない! さて、今週の注目記事の1番手は文春の、橋下市長は「現在も売春街の顧問弁護士だった」と追及している記事。 大阪最大の売春街といわれる飛田新地の顧問をしていたことを、橋下市長は外国特派員協会での質問に答え、認めているが、現在はやっていないとした。だが、飛田新地料理組合の幹部が、こう話している。 「知事就任を機に、本人が顧問を続けるのは無理になった。しかし、橋下綜合法律事務所が引き継いだ形になり、現在も顧問契約は続いています。 実際には組合員が各々で抱えている弁護士もいるし、顧問弁護士を継続する必要はないという意見もある。今の担当弁護士とは面識もなく、相談窓口が残っている程度。でも、『辞めてくれ』とはなかなか言いにくいので、ズルズル橋下さんとの関係が続いているのが正直なところです」 この件で懲戒請求されれば、退会命令が出る可能性があると、樺島正法弁護士が言っている。そうなれば橋下市長にとって泣きっ面に蜂であろう。 雅子妃バッシングがますます激しくなっている。個人的には、そっとしてあげなさいと思っているから、ここでもほとんど取り上げてはいないが、今週の文春の書き出しにはドキッとさせられたので紹介しよう。 「白髪頭のその男が現れたのは夜七時前だった。大きく曲がった背中、いびつに傾いた背中はガックリと落ち、俯いたまま足元しか見ていないような傾いだ立ち姿。 白いビニール袋を手に下げ、薄暗くなった自宅マンション前の路上を、狭い歩幅でトボトボと力なく歩く姿からは、明らかに尋常ではない“不健康なオーラ”が滲み出ている。小誌は声をかけた。 ──小町大夫、ご体調は。 『いえいえ……報道室を、通して下さい』 力ない小さな声。これが皇太子ご夫妻に仕える東宮職のトップ小町恭士東宮大夫の現在の姿である。 宮内記者の間でも噂に上るほど、最近の小町大夫の様子はおかしかった。 『精神的にかなり衰弱している様子で、会見でもまるで生気がない。東宮御所に引き籠もる雅子さまとは話ができず、宮内記者からは突き上げをくらう。オランダでも小和田家の手足となって働かされる、疲労困憊して当然ですよ』(宮内庁担当記者)」 天皇、美智子皇后と皇太子夫妻の意思疎通がうまくいってないのは事実であろうが、どこの親でも子を思う気持ちは同じ、周りでやきもきしてもどうにもならないことである。 雅子妃は知らないが、美智子皇后は雑誌に書かれたものをよく読んでいると、かつて報じられたことがある。一連の雅子妃批判の記事を、どう読んでおられるのだろうか。そのほうが気になる。 お次はポストの「サムスンの落日」の記事。ポストによれば、サムスングループの中核企業の「サムスン電子」の株価が低迷を続けているという。 拓殖大学客員教授の姜英之氏はこう話す。 「家電製品からプラント製品まで多岐に展開するサムスンですが、収益は一点集中方式であげてきました。80年代は半導体、90年代~00年代半ばまではテレビ、そしてここ最近はケータイ・スマホ──と10年ごとに中核事業を変え、時代の流れに対応してきました」 しかし、先進国ではスマホ市場は飽和化しつつあり、一方の新興国市場では中国メーカやかつての世界シェア1位のノキア(フィンランド)の猛追にあっている。それに加えて廉価なケータイ・スマホが高い人気を誇る新興国市場で、シェアを伸ばしたからといって収益には結びつかないという。 韓国の輸出産業の競争力はウォン安経済によって支えられていたが、昨年6月以降、右肩上がりでウォン高が進み、異例の金融緩和を実施した安倍政権誕生後、ウォン高傾向はさらに加速し、この1年で3割近くもウォンは上昇した。 韓国経済を牽引してきたモンスター・サムスンは凋落していくのか? しかし、サムスン関係者は、サムスン製品の部品の多くに日本製が採用されていて、液晶パネル、スピーカー、携帯のバイブ機能用モーターなど、サムスンが傾けば困るのは日本経済ですと、警告している。 さらに日本の大手メガバンクも、韓国企業に向けた貸し出し額は1兆円を超えているという。サムスンの急ブレーキで韓国経済が傾けば、これらの融資が不良債権化するリスクが出てくるというのである。韓国企業の凋落は日本企業のさらなる凋落に結びつくかもしれないのだ。 全盲セーラーとヨットで太平洋横断を試みた辛坊治郎キャスター(57)だったが、わずか6日目、宮崎県沖1200キロ付近で、マッコウクジラのようなものにぶつかられて遭難。海上自衛隊の救難飛行艇に救助されたことが、波紋を呼んでいる。 新潮では、辛坊氏をインタビューしている。 「私は、救助された直後、この命を果たして海上自衛隊や海上保安庁の方々が危険を冒してまで助けてもらうに値するのかと自問自答しました。メディアで、財政再建を口酸っぱく訴えてきた身なのに、結果的に皆さんが支払った税金で助けられることになってしまって、本当に申し訳なく、恥じるばかりです。(中略)数年前、イラクで人質にされた高遠菜穂子さんたちに対し、自己責任論を持ち出して批判しました。これでは、言っていることとやっていることが違うじゃないかという厳しい指摘があるのも承知しています。私には反論できません」 救助にかかった費用は4000万円ともいわれる。 関連記事では文春のほうが辛辣なので、こちらを注目記事にした。 辛坊氏がこれまで「税金のムダ遣い」を厳しく批判してきたのに、これから、そうしたジャーナリストとしての姿勢を貫けるのかと問うている。その論調のせいだろう、文春に「救助にかかった費用を払う考えがあるのか」と聞かれた辛坊氏はこう答えている。 「『払います』と言えば、助けてくれた自衛隊員が喜ぶと思いますか。命をかけて助けてもらって、それが金かよって思わないか。目の前で命がけの彼らを見ていて、それで金払いますとは言えないだろう……」 このヨットでの太平洋横断が、文春の言うように“無謀”だったのか、私には判断できない。だが、彼が「有名人」だったから、この迅速で果敢な救助が行われたと思わざるを得ない。一般人が遭難したら、ここまでしてくれただろうか? 官の力とカネに助けられたことで、これまでのような野放図な在野的批判精神が発揮できるのか? 本人はできると言っているが、そこのところをこれから注視していきたい。 今週の注目記事のラスト2本は、ともに自民党の要職者2人の記事である。 まずは文春。安倍首相側近の西村康稔副大臣(50)の「ベトナム買春」をすっぱ抜いている。西村氏は自民党の次世代のエースと見なされているそうだ。 その彼が昨年7月、ベトナムの首都ハノイに行った際、彼の地で“蛮行”に及んだというのである。 カラオケ店で横に侍った女性たちをお持ち帰りして、ホテルで遊んだというのだ。そのうちのひとりAさんがこう話す。 「私たち三人は部屋にあった大きなソファーに寝そべった彼をマッサージしてあげた。頭や胴体、足をそれぞれね。それからベッドルームでセックスしたわ。とにかくニシムラはジェントルマンだった。最後は私たち三人にチップもくれたのよ。三人あわせて六百ドルに満たないくらいだった」 西村氏は文春に対して、弁護士を通じて「ベトナムに出張したことは事実です。しかし、ご指摘のように、私が客室にナイトクラブのホステスらを連れ立って入室した事実はありません」と答えている。 こちらのほうはasahi.com(6月27日)によれば、 「菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、内閣府の西村康稔副大臣がベトナムで買春をしたと週刊誌で報じられたことについて『本人から話を聞いたが、事実関係を否定していた』と述べ、現段階で辞任の必要はないとの認識を示した」 というから、お咎めなしらしい。お咎めありは、新潮の佐田玄一郎氏(60)のほうだ。彼は現在、議院運営委員長の役職にある。 佐田氏は東京六大学に通う20歳の現役女子大生と、彼女が上野のキャバクラでアルバイトをしているときに知り合い、“常習的に”エッチをしていたというのである。 彼女の告白を聞こう。 「名前は寺井玄。群馬の生まれで、バツイチの建築会社の社長と言っていました。本名が佐田玄一郎だなんて知りませんでしたし、ましてや国会議員だったなんて……。お店で、別のお客さんから私のお客さんに議員がいると言われたことがありましたけど、誰のことかも分かりませんでした。てっきり建築会社の人だと思っていました。(中略)外で手を繋いだり、腕を組んだりしたことはないです。この半年でエッチしたのは20回ほど。最近は、会えばエッチばかりです。(中略)1回のエッチの時間は短い方で、大体20分くらいだったと思います。でも、少し時間をおくと、復活してまた20分。1回会えば、2回エッチしていました」 この佐田氏、要職にあるわりに知名度は低いが、90年の総選挙(群馬1区)で初当選して以来当選8回、平成研(額賀派)の副会長を務めるベテラン代議士だ。 祖父は元参議院議員の佐田一郎氏で、群馬県内の建設最大手で東証1部上場の佐田建設の御曹司でもある。 新潮によれば、カネは豊富にあるが議員としての功績は特になく、有名なのは「あっちのほう好き」であることだという。 2人が関係を持ったのは今年1月のことだった。 6月24日、議運の理事会が終了し、議員会館から黒塗りのクルマで佐田氏が出発したのは17時30分頃。御茶ノ水駅近くでクルマを降り、タクシーに乗り換えて湯島駅近くで再び降りた佐田氏が入って行ったのは、湯島天神近くのラブホテルであった。 そこで彼女と待ち合わせしていたのであろう、佐田氏が出てきたのは90分後だったと、新潮は書き、2人が別々にホテルを出てくるところを写真に収めている。 「議院運営委員長殿は、つくづくお暇のようだ。1回で4万円。20回ホテルへ行ったとすると、じつに80万円の“お小遣い”が彼女の手に渡った計算になる」(新潮) いやはやである。佐田氏は新潮の取材に対して「何も知らん」といっていたが、27日のFNNニュースはこう報じている。 「佐田氏は26日夜、伊吹衆議院議長と会談し、一部週刊誌の女性問題に関する記事について説明し、委員長の職を辞任したい考えを伝えた。伊吹衆議院議長は、これを受け入れたという。(中略)佐田氏をめぐっては、参議院選挙に悪影響を与えるとして、与党内から辞任を求める声が強まっていて、政府内でも『早期に辞めさせるべきだ』との声が出ていた」 佐田氏は、2006年の第1次安倍内閣で行革担当相として入閣したが、事務所費問題で辞任に追い込まれている。懲りない御仁だ。 最後に、新潮が先週取り上げたドッグトレーナーの田辺久人氏は、あのスキャンダルがきっかけとなって、自民党公認を取り消しになったと報じている。彼は安倍首相夫人・昭恵さんが押し込んだ人物だけに、夫人の面目は丸潰れになった。またまた安倍首相との夫婦ゲンカが勃発するのか。夫人は安倍首相にとって最大の火薬庫なのかもしれない。 (文=元木昌彦) ●もとき・まさひこ 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。「週刊新潮」7月4日号 中吊広告より
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大公開! 13年6月度「日刊サイゾー」Amazonで売れたものランキング!!
いまや書籍のみならず、あらゆる分野の商品をそろえるネット上のマーケット空間「Amazon」。日刊サイゾーからも、記事の関連商品や人気の商品にリンクを貼り、ちょびっとだけアフィリエイト収入を頂いて、サーバー代やおやつ代をまかなっております。
日刊サイゾーからのリンクで購入されたAmazon商品をランキング形式で毎月発表! 売れ筋商品から、日刊サイゾーという媒体の特性だけでなく、時代の流れまで見えてくるとかこないとか……。
●本のTOP5
第1位
いびつな絆 関東連合の真実 [単行本]
元関東連合幹部による話題の暴露本。著者は、発売中の「週刊文春」でも、関東連合関係者で広末涼子の元夫が、最近まで長澤まさみと付き合っていたと暴露してます。やだー、こわーい。
【関連記事】「最近まで長澤まさみと付き合っていた」元・関東連合リーダー“闇”の暴露本で、裏社会に風雲急!
第2位 わが盲想 (一般書) [単行本] 盲目のまま16年前にスーダンから来日した著者が、音声読み上げソフトで執筆した面白エッセイ。インタビューでは、ギャグを交えていろいろお話してくれました。 【関連記事】来日16年、全盲のスーダン人が“見た”日本とは──『わが盲想』(前編)
第3位 サイゾー 2013年 07月号 [雑誌] [雑誌] 雑誌版サイゾーが3位に食い込みました。ご愛顧ありがとうございます! 今月はファッション業界のタブーに切り込んでまーす。 【関連記事】ファッションタブー事情
第4位 完全読本 その後の美奈子ファミリー (講談社MOOK) [ムック] 芸能界入りがささやかれている美奈子さんのワンコイン本が4位。素人なのにカラー写真満載! 素人なのにインタビューも充実! 深く考えずに読もう。 【関連記事】“ビッグダディの元妻”林下美奈子さんを直撃!「巨額印税の使い道は?」「復縁の可能性は?」
第5位 騎手の一分――競馬界の真実 (講談社現代新書) [新書] 藤田伸二騎手が「JRA批判をしている」と話題の一冊。「引退後は競馬界から離れる」と宣言する彼が、その理由を綴っています。ぶっちゃけ過ぎ! 【関連記事】現役最高騎手・藤田伸二が、騎手生命をかけてJRAに物申す!
●DVDのTOP5 第1位 DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る? スペシャル・エディション(Blu-ray2枚組) (2012) AKB48密着映画第3弾がトップ。メンバーは、舞台裏でも密着カメラに追いまわされ、気が休まらなさそうですね。板野△が卒業を告げるシーンも収録されてます。 【関連記事】「安室奈美恵や浜崎あゆみにはなれない!?」板野友美のAKB48卒業に心配の声
第2位 【数量限定】芸能人 白石茉莉奈 AV Debut スペシャル特典ホール付 [DVD] 日刊サイゾーに2度も登場してくれたママタレAV女優“まりりん”のオナホール付デビュー作が2位。一児の母とは思えぬかわいさ! 【関連記事】元人気AV女優・やまぐちりこが、結婚していたことを報告「これが最後の更新になると思います」
第3位 AKB48 リクエストアワーセットリストベスト100 2013 スペシャルBlu-ray BOX 走れ! ペンギンVer. (Blu-ray Disc6枚組) (初回生産限定) 毎年恒例のリクエストアワーの4公演全100曲を収録。今、大島優子や島崎遥香の影響で、女子の間では「下がり眉」がはやっているそうです。上を剃れば下がるんですかねえ? 【関連記事】「もはや処女性ゼロ」AKB48の“男性ストリップ泥酔”報道にもファン激怒せず!!
第4位 笑いの神に愛された男たち [DVD] 14歳下で元レースクイーンの妻との別居がささやかれている、出川哲朗出演作がランクイン! 上島竜兵、狩野英孝と共に「恐怖のロシアン流しそうめん」などに挑戦してるとか。 【関連記事】まるで都市伝説? 出川哲朗に離婚危機「元レースクイーン妻と長期の別居状態で……」
第5位 しっぽりオトナのお泊まり温泉デート 横山美雪 [DVD] ダルビッシュ有投手と熱愛疑惑が報じられたみぃちゃんのAVが滑り込みイン! この報道に対しTwitterでキレていたダルですが、そういう普通っぽいとこ嫌いじゃないよ☆ 【関連記事】ダルビッシュ有にまた人気AV女優と熱愛報道「古閑美保はお母さんのような存在なのか」
●【番外編】高額商品TOP5 販売実数にかかわらず、温かい気持ちにさせてくれた高額商品のランキングです。 第1位 東芝 ウルトラブックパソコン V632/26HS(Microsoft Office Home and Business 2013) PV63226HNMS 102,600円。パソコンのご購入ありがとうございます! これで「日刊サイゾー」をたくさん見てくださいね。
第2位 iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ 770 53,297円。全人類が欲しがっていると言っても過言ではない自動掃除機。Amazonレビューの評価も超高いですね。
第3位 算数の探険(全10巻) [大型本] 37,800円。こういうものを孫にプレゼントするおじいちゃんのことを想像すると、涙が出そうになります。
第4位 Arthur Rubinstein-the Complete Album Collection [CD+DVD, Import, from UK] 20,577円。ピアニスト・アルトゥール・ルービンシュタインのアルバムコレクションです。サイゾー読者様の中には、こんな高尚な趣味をお持ちの方もいらっしゃるのです!
第5位 【業務用1kg】中霜降り馬刺し 【送料無料】【天馬】 9,200円。Amazonってなんでも買えるんですね。
もっと買いやすく、もっとお得に!! TENGAが楽天ブックスで取扱い開始
TENGAは、もっと多くの人に知って貰う為に、今までさまざまな取り組みを行ってきました。アーティストやアパレルブランドとのコラボレーション。そして、アダルトグッズ初となる、TENGA展の開催。
映画『モテキ』では長澤まさみがTENGA Tシャツを着用し、『アメトーーク!』でケンドー・コバヤシを筆頭にたびたび芸人がTENGAを取り上げ、最近では、テレビドラマ『みんな!エスパーだよ!』(テレビ東京系)で大活躍。いまやTENGAの名前は多くの人に知れ渡ることになりました。
そして今回、TENGAはあなたのもっと身近になります。あの、楽天ブックスでも、TENGAが購入可能になりました!!
ボタン一つで簡単に、TENGAがあなたの手元にすぐに届きます。さらに、楽天ブックスでは、購入毎にポイントが貯まっていくため、買えば買うほどお得に!!
これを機に一度、TENGA品質を味わっては、いかがでしょうか。ちなみに……楽天ブックスへの正規ルートはかなり複雑になっております。
1)楽天ブックスTOPページより、【PC・ソフト周辺機器】をクリック
2)画面左、関連ジャンルより、【アダルト】をクリック
3)18歳以上の認証をクリック
4)検索ワードで【TENGA】と入力
これを機に一度、TENGAの品質を味わってはいかがでしょうか? 下記に直リンクがございます。楽天ブックスのトップからTENGA頁へ 行くにはちょっと複雑になっておりますが、そちらからアクセスしてみて下さい。
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「母さんへ、って書いてあって(笑)」【福井裕佳梨】10年前からのセルフレター
元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の23回目! 今回は、『天元突破グレンラガン』のニア役や『トップをねらえ2!』のノノでおなじみ、福井裕佳梨さんが来てくれました!
――ギャー!! 本当に福井裕佳梨さんが来てしまいました、グラビア時代から観てました! 今日はよろしくお願いいたします!! さっそくですが、ゆかりんは中学生の時に同級生と一緒にオーディションを受けて芸能界に入ったんですよね。どちらが言い出しっぺだったんですか?
福井 なぜ、そんなことを!? お友達が「受けようよ」って誘ってくれて、お芝居が好きで、役者さんになりたいと思っていたので、受けてみたいなと思って。うふふ。
――これは、友だちに誘われた方が合格する黄金パターン!?
福井 事務所に入るためのオーディションだったので、お友達も受かったんですよ~。でも、お友達は途中で辞めて、気がついたら私だけ残ってるんですけど……。
――福井さんは14歳の時に「すっぴん」(英知出版)の表紙でグラビアデビューして、後に日テレジェニックにも選ばれましたね。グラビアに抵抗はなかったですか?
福井 みなさんに顔を知ってもらった方が、もっと幅広くお芝居の仕事ができるかもしれない、ということで、グラビアもやらせていただいて。でも、やっぱり恥ずかしくて。布地が小さくてお腹が出てるじゃないですか……! 私、すごく筋肉質だったので、腹式呼吸の為に腹筋してたら腹筋が割れてきちゃって(笑)。カメラマンさんがいつも腹筋を写さないように撮影したりして、ご迷惑をおかけしました。なので、抵抗というより「私なんかが見せられる体型じゃないな」という感じで……(照)。
――日テレジェニックで同期の真鍋かをりさんは、プライベートで大御所ミュージシャンと熱愛したり破局したりといろいろな報道がありましたが、福井さんのプライベートはどうですか?
福井 えっ! そうきますか、そうですね(笑)、年齢的にも結婚適齢期みたいな年なので、そろそろ浮いた話があればいいな、と思っております。
――ネットで「福井裕佳梨 結婚」と検索すると、トップにご自身のブログのなんちゃって結婚報告(撮影でウエディングドレスを着た時にアイドルが良くやるドッキリ)が来て、そのブログの最後に「結婚したいなぁ」って書いてあるんですけど、それ、2009年のブログなんですよ。……4年前!
福井 あはは! この業界にはなぜか手相を見てくれる方がけっこういて、私も何度か見ていただいたんですけど、私の結婚線によると、なんだか、20歳の前半に婚期があったらしいんです。
――ちょっと過ぎた!?
福井 それで、次は去年か、今年らしいんですよ。「今年と言われましても~」みたいな。
――まだ、あと6カ月残ってますから!
福井 6カ月だけ残っていても……(遠い目)。
――……えーと、福井さんは15歳の時に『彼氏彼女の事情』で声優デビューですよね! 声優業を始めてみてどうでしたか?
福井 声優になるなんて、自分でも思っていなくて、滑舌も本当にお恥ずかしい、赤ちゃん言葉みたいな状態でしたし……。あと、しゃべるのがすごく遅くて、「絵に合わせるなんて!」って感じで。もともと声が高くてみんなからマネされたりとか、お芝居をしている時も「それ、本当の声ですか? 作ってるの?」「アニメキャラみたい」って言われることが多くて、ちょっとコンプレックスだったんですけど、声優のお仕事ではその声がプラスになることもあって、良かったなぁと。
――2003~04年の間、8カ月ほど休まれてましたね。あの時はいったい何があったんでしょうか?
福井 あの時は皆さんにご心配とご迷惑をかけてしまって……詳しく言っていいのかわからないんですが、急性大腸炎で1カ月ちょっと入院して、そのあとも体調が良くなくて、動けない状況が続いてしまって……。ファンのみなさんや、キャストさん、スタッフのみなさんにもお会いしていなかったし、それまで自分にあったものが、ワーッて遠のいてしまったような気がして、そのせいで余計にフラフラしてしまったんじゃないかって。
――そうだったんですか……! 体力が低下すると、気力も低下してしまいますよね。
福井 そうなんです。心身ともにそういう感じだったので、「すごいムキムキにしてから、ちゃんと復活しないといけない」と思って、休ませていただいている間、リハビリのために、お外に繰り出してみようと思ったんです。そうしないと自分が動けるかどうかもわからないし。それでお散歩をしていたんですけど、熱射病で、田んぼでフラッとなってしまって……。偶然荷台がついたトラックのお爺さんが通りかかって、「どうしたんじゃ!?」と止まってくださって。「動けなくなってしまって……」って言ったら、水筒に入っていたお茶を「飲むか?」って。それで生き帰りました。「心配だから、家まで送ってあげる」って、家の近くまで荷台に乗せていただいて……。
――荷台!? 『トトロ』の冒頭のさつきとメイみたいな!?
福井 それで、車ってすごいなぁと思って免許も取れたんですよ。もう少し元気になってからは、今までアルバイトというものをしたことがなかったので、どうしてもウエイトレスさんになってみたくて! 店長さんにいろいろと根回しをしていただいて、「福井」という名字を変えたり、メガネをかけたりして、念願のウエイトレスをさせていただいたんです。すごく勉強になりました。
――アルバイトは、つつがなくこなせましたか?
福井 自分ではなんとかやれていると思ってるんですが……。まず、先輩に「新人さんは挨拶とお手洗い掃除から始めましょう」と教えていただいたんですけど、私、恥ずかしくて、なかなか思い切った「いらっしゃいませ!」が言えなくて。お手洗い掃除をしながら「いらっしゃいませ……いらっしゃいませ……」ってブツブツ練習していたら、ちょうどお客さんが入ってきて、つい振り返り際に「いらっしゃいませ!」ってすごい笑顔で言っちゃって……お手洗いで……。
――予期せぬ歓迎にお客さんもビクッとしますね。尿意が限界じゃなかったことを祈ります。
福井 あと、ご案内もさせていただけるようになって、「空いているお席にお座りください」みたいなことを言っていたんですけど、ちょうど「あ、空いてるお皿もお下げしなくちゃ」っていう時で、あたふたしてしまって、お客さんに「あちらの空いているお皿にお座りください!」って言っちゃって、店長に二度見されて……。その生活ですごく元気になれましたよ!
――そのお店に行ってみたかったです。その後、『トップをねらえ2!』の主役のノノ役で復活されましたね。
福井 休養している間に、『トップをねらえ2!』のスタッフの方からお話をいただいたんです。ガイナックスさんの20周年記念作品と言う事もあって、プレッシャーもありながらも本当に光栄で、やらせていただきたいという気持ちがありつつ、体調面の心配もあって、「今、できるのか? でも、させていただきたい!」と思って、「よろしくお願いいたします」と。そして、私が演じるノノちゃんも最初はウエイトレスさんで登場していて、ちょっとシンクロ!
――無事に復帰されて何よりです! なかなか激動の休養期間だったんですねー!
福井 はい! あと、『トップをねらえ2!』をやる前に、精神統一と修行をしようと思って、お寺に座禅と滝をお願いしに行きました。
――滝って滝行……!? 尋常じゃない気合いですね。
福井 そしたら、「冬だから、今、滝やってないんだよ」って言われて、滝には打たれられなかったけど、何日か通って座禅はしました。
――しかも冬かよ! 半端ない! お寺に行くのは好きなんですか?
福井 好きですね。前に、宮村優子さんが大阪でお芝居をされていると知り、「ぜひ観に行かせていただこう! そして、せっかくだから一人で京都の神社仏閣巡りもしてみよう!」と思って、京都に泊まって、色んな所を回る予定だったんですけど、絶対に“写仏”をしてみたいって気持ちがあって。一番最初に行った小野小町のゆかりのお寺、随心院さんで写仏をさせていただいたら、朝から夕方まで、5時間かかりまして……。鳥の声と虫の声が気持ちよくて、すごくありがたい気持ちになりました。結局、そこしか行けなかった(笑)。
――すごい集中力ですね。1カ所しか行けなくても、それだけ楽しめば元は取ってますよ! お寺効果でスピリチュアルな面も無意識に鍛えられていそうですが、霊感はある方ですか?
福井 あはは(笑)! でも、ぬいぐるみに「これは、入っているかも」っていうのは何となく感じた事はあります。
――えっ怖い! 職業柄、ぬいぐるみをいただく機会も多いから、ファンの方からいただくぬいぐるみには色んなものが入っているんじゃ?
福井 そこには入っていなかった。(笑)
――そこに入っていなかったら、いったい何処に!?
福井 えーと、私、チーキーちゃんっていうぬいぐるみが好きで、高校生の時にずっと原宿のショーウィンドウで見てたんです。ガラス越しに「ゆかりーん♪あそぼ♪」って言われてる気がして(笑)。3万円くらいするから、買うのにも勇気がいるし、お金を貯めながらずっと通ってやっと買えて、とても大事にしていたんです。それで、その話を調べて、お仕事でお世話になっている素敵なお方が、節目のお誕生日に、ほんとにでっかいチーキーちゃんをくださって。
――素敵な人脈持ってますね!
福井 いただいたのはフランスのアンティークのチーキーちゃんだったんですけど、いただいた時に、「可愛いなー! ……あれ?」って。それからしばらくして私はひとり暮らしをすることにして、なぜか「この子だけ連れて行こう」って気持ちになったんです。それでひとり暮らしの部屋に飾っていたら、いつも、すごい視線を感じるようになって……。気になって仕方がないから、「とりあえず、クローゼットの中にいてくださいね~」ってクローゼットにしまったら、お兄ちゃんが遊びに来たとき、突然「あそこに何がいるんだ?」ってクローゼットの方を見るんです。「クマのぬいぐるみを入れてるんだけど……」と答えたら「ちょっと見せてみろ」って言われて、出したら、笑い話をした後、フーッとため息をついて「……こいつ、クマじゃねぇ」って。お兄ちゃんは霊感が強いんです。
――えー!! じゃあ、何!?
福井 「たぶん男の子で、寂しがっているから、どっかにやっちゃうよりも手をつないでやったり抱きしめてやったりしておけ」みたいなことを言われて、その日はお兄ちゃんが手を握りながら寝たんですけど(笑)、お兄ちゃんすっごいよだれを垂らして寝てて(笑)! 「お兄ちゃん、優しいけど(笑)、よだれ、よだれ!」みたいな(笑)!
――笑ってますけど、けっこう怖い話ですよ! そして良いお兄さんですね、独身ですか? 良かったらくださ……
福井 その後は、本当にさみしくて、ちっちゃい虫とかが飛んでいても「私と一緒に住んでくれてる」と思うようになっちゃって、ひとり暮らしは終わりましたね……。やっぱり家に帰って家族がいた方がホッとしますよね。
――わかります、私も虫と同棲してました、というか今もしています。お友だちとは普段、どんな遊びをするんですか?
福井 山菜採りに行ったり。つくしとか。
――平和! お酒を飲まれたりはしないんですか?
福井 飲み会というのが周りに全然ないんです。けど、以前、親戚の集まりで、親に「ウイスキーだ! 飲め飲め!」と飲まされて、気付いたら親戚の子どもと一緒に三輪車に乗っていたことがありました。あはは。
――いい感じの酔い方! ちなみに、今年で芸歴が16年めになりましたが、16年前はこんなに長く続けると思っていましたか?
福井 驚きですね。でも、マイペースに、一歩一歩成長して、愛される女優さんになっていこうと思ってのんびりやってきたので、あんまり考えたことなかったです(笑)。ただ、何年前だったかな? 16歳か17歳のときのDVDで、「10年後の私へ」っていうお手紙を書いてたんですけど、そのとき、一行目から「10年後のゆかりん母さんへ」って書いてて……! のんびりしてたら、10年は過ぎてゆきました(遠い目)。
――あはは! これからも応援してます! 今日はどうもありがとうございました!
(撮影=宍戸留美/構成=小明)
●ふくい・ゆかり
1982年生まれ。1997年にピザ・カリフォルニアのCMでデビュー。翌年には『彼氏彼女の事情』で声優デビューを果たし、2000年にはグラビアアイドルの登竜門「日テレジェニック」に選出される。同年ではミュージカル『魔法使いサリー』、その翌年に『赤毛のアン』でそれぞれ主演を務める。現在グラビアは突業しているが、声優、タレント、女優など、幅広く活動中!
福井裕佳梨公式blog『Yukalyric』http://ameblo.jp/yukari-hukui/
・アニメ『たまゆら~もあぐれっしぶ~』ももねこ役 2013年7月スタート
・『トヨタエコ女子ドライ部』出演中
・『天元突破グレンラガン』ニア役 DVD、COMPLETE Blu-ray BOXが好評発売中!
●ししど・るみ
1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。
http://rumi-shishido.com/
アルバム「女」発売中!
アルバムの発売と同時にiTunes、Amazon、着うた等の配信サイトで
インディーズでリリースしたアルバム4作品を配信中
< LIVE INFORMATION >
前売りご予約はメールで受付中!!
sundaliru@rumi-shishido.com
■2013年7月19日(金)
「梅雨が明けてしまう前に」
会場:下北沢440
出演:ロクセンチ/宍戸留美/北清水雄太(ex.サスケ)/中嶋康孝
OPEN18:30/START19:00
前売¥3,000/当日¥3,500(1order別)
【問】下北沢440
〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-29-15SYビル1F
■SET YOU FREE TOUR 2013
日時:7月24日(水) OPEN 19:00 / START 19:30
会場:柏ALIVE
チケット:前売り 2,500円 / 当日 3,000円
出演:KiNGONS / THE 抱きしめるズ / ルンルンベイビー(宍戸留美×ワタナベイビー)
問:柏ALIVE 04-7143-2088
●あかり
1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中。ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中<http://www.cyzo.com/akr/>。
事件は有名ハンバーガー店で起きた! 従順さが招いた犯罪『コンプライアンス 服従の心理』
事件は2004年4月、米国ケンタッキー州の小さな田舎町にあるマクドナルドで起きた。警察を名乗る男性から電話が掛かり、「店内で財布の盗難事件があった。18歳前後の女性従業員はいないか?」と問い合わせてきたのだ。店長は驚いた。ファストフードの店長は何よりもスタッフの管理と教育が求められる。店長は電話の声が告げる条件に該当するレジ担当の女性スタッフをバックヤードへ連れ出し、電話の指示に従って身体検査を行なった。女性スタッフは丸裸にされ、屈辱的な行為を強要された。3時間以上が経過し、ようやく電話がニセ警官による悪質なイタズラであることが判明した。マジメさが取り柄だった店長は、コンプライアンス(法令遵守)に従ったばかりに犯罪に加担してしまった。『コンプライアンス 服従の心理』は全米を騒がせた“ストリップ検査詐欺事件”を再現したドラマとなっている。 「やりたくてやったんじゃない。上からの命令だったんだ」。アドルフ・アイヒマンは裁判でこう自己弁護した。アドルフ・アイヒマンは第二次世界大戦中にヒトラー率いるナチスの親衛隊を務め、ユダヤ人虐殺を指揮した。ナチス内で出世するため、ヒトラーに認めてもらうため、アイヒマンは効率よくユダヤ人を処分することに尽力した。アイヒマンはユダヤ人たちを収容所へ送る列車を手配し、死刑執行の書類にサインを走らせた。ナチスによって虐殺されたユダヤ人は500万人とも600万人とも言われている。戦後、アイヒマンは偽名を使ってアルゼンチンで逃亡生活を送っていたが、イスラエルの諜報機関モサドよって拘束され、裁判に引き出された。ユダヤ人を大虐殺した戦争犯罪者はどんな鬼畜かと世界中の人々が固唾を飲んだが、法廷に現われたアイヒマンはあまりにも凡庸な事務員風の中年男にしか過ぎなかった。どこにでもあるファストフード店が一本の電話によって犯罪現場となった。実話を題材にした心理サスペンス『コンプライアンス 服従の心理』。
その日のマクドナルドはいつもより忙しかった。51歳になる女性店長のサンドラ(アン・ダウト)は朝からトラブル続きで頭がいっぱいだった。前夜、冷蔵庫を開けっ放しで帰った従業員がいたため、食材の一部がダメになっていた。従業員の落ち度は店長の責任でもある。しかも、いつ本部がお忍びで視察に来るか分からない。ギリギリの精神状態で働いていたところへ、警察と名乗る人物・ダニエル(パット・ヒーリー)からの電話が鳴ったのだ。スタッフはアルバイトばかりで、信頼できるのは副店長ぐらい。だが、副店長には自分の代わりに店を切り盛りしてもらわなくてはならない。レジを担当していた18歳の女性アルバイト・ベッキー(ドリーマ・ウォーカー)に掛けられた窃盗の疑いをどうすれば晴らすことができるか。電話の向こうでダニエルは「できるだけ穏便に済ませよう。捜査に協力してほしい。我々が到着するまで君が身体検査をしてくれないか」と言う。まったくの濡れ衣であるベッキーは身の潔白を証明するため、制服だけでなく、下着まで脱ぐことになった。他のスタッフたちはトラブルに巻き込まれないよう、バックヤードに近づかないようにした。 なぜアイヒマンのような小心そうな男が命令とはいえ、ユダヤ人大虐殺に加担できたのか。アイヒマンの裁判を見て、疑問に感じたのはイェール大学の心理学者スタンリー・ミルグラムだった。アイヒマン裁判と同年、1961年にミルグラム博士は様々な職種、年齢の人たちを集め、ある心理実験を行なった。実験参加者たちは「先生役」と「生徒役」に別れて、テストを行なった。「先生役」が出題した問題を「生徒役」が間違えると、電気ショックが「生徒役」に与えられた。誤答する度に電圧が上げられ、「生徒役」は苦痛を訴えるようになった。実は「生徒役」は事前に仕込んでいたサクラで、高圧電流が流れているふりをしていたのだが、そのことを知らない「先生役」は「大丈夫ですか?」と実験を見守る教授の顔色をうかがった。教授が「テストを続けてください。そうしないと実験が成立しません」と促すと、「先生役」は次々と電圧を上げていった。「生徒役」が絶叫する姿を見ながら、致死量である450ボルトまで電圧を上げていった「先生役」は参加者の62.5%に及んだ。大学教授という権威者から命令されれば、実験参加者の過半数がそれに従うことが証明された。この実験は「ミルグラム実験」、もしくは「アイヒマン・テスト」と呼ばれている。 レジからベッキーがいなくなり、店内は大わらわだった。警察はなかなか到着しない。店長のサンドラも、裸にしたままのベッキーにずっと付きっきりでいるわけにいかない。電話の向こうからダニエルは「誰か信用できる人物にベッキーの見張りを替わってもらってもいい」と提案してきた。そこでサンドラは婚約者のヴァン(ビル・キャンプ)を呼び出すことにした。友人と宴会中だったヴァンは状況がよく呑み込めないままマクドナルドに駆けつけ、電話の声に忠実に従った。ヴァンは裸エプロン状態だったベッキーのエプロンを脱がせ、後ろ向きで前屈状態にし、お金を体に隠し持っていないか入念に細部までチェックした。もはや身体検査ではなく、明らかな性的虐待だった。密室状態となったバックヤードの扉を開けて、「もうやめろ」と言い出すスタッフは誰もいなかった。女性店長のサンドラ(アン・ダウト)は若いスタッフを束ねるだけで頭がいっぱい。そんなとき、警察を名乗る男から電話が掛かってきた。
1961年に行なわれた「ミルグラム実験」は過去のデータではないことが2009年のフランスで改めて実証された。同様の実験をフランスのテレビ局がクイズ番組という設定に置き換えて再現したのだ。クイズ番組のパイロット版の収録という名目で集められた参加者たちは「出題者」と「回答者」に別れて、クイズに答えた。クイズに正解できなかった「回答者」は罰ゲームとして電気ショックが与えられた。次第に電圧が上がり、「回答者」の顔が歪む。「出題者」は不安に駆られるが、番組の司会者が「途中でやめてもらっては困ります」「責任は私たちが負います」と呼び掛けると「出題者」はそのままクイズを続けた。最大電圧まで続けた参加者は「ミルグラム実験」の62.5%を大きく上回る81%に達した。戦時下でもなく、科学の実験でもなく、クイズ番組の司会者の命令でも、多くの人たちが簡単にアイヒマンになってしまった。 電話の声によってベッキーはさんざん弄ばれた挙げ句、この電話は超悪質なイタズラであることが3時間以上経過してようやく判明した。このとき、マクドナルドから笑顔が消えた。警察の調べにより、警察マニアの男が容疑者として浮かび上がった。男のアパートからは大量のテレフォンカードが見つかった。さらにイタズラ電話は今回だけでなく、10年近くにわたって米国各地で70件以上も同様の電話があったことも明るみになった。イタズラ電話が頻繁に起きていることを従業員に伝えなかった管理不足、危機対策の不備を裁判で問われ、マクドナルド社は被害女性に610万ドルを支払うことを命じられた。女性店長は企業ポリシーに反したこと、身体検査を指揮した事実から同社を解雇された。店長の婚約者は5年間の実刑判決を受けた。そして容疑者の男は証拠不十分で釈放された。 イスラエルの裁判で、戦争犯罪と人道に対する罪を問われ、死刑を宣告されたアドルフ・アイヒマンはこう言い残したといわれる。「私の罪は従順だったということです」。電話詐欺を楽しんだ犯人にとって、明るい笑顔と従順さをモットーとする巨大組織はあまりにも絶好のカモだった。 (文=長野辰次)客の財布を盗んだ疑いを掛けられたレジ係のベッキー(ドリーマ・ウォーカー)は、密室状態となった事務室で全裸になることを強要される。
『コンプライアンス 服従の心理』
監督・脚本・製作/クレイグ・ゾベル 出演/アン・ダウト、ドリーマ・ウォーカー、パット・ヒーリー、ビル・キャンプ 配給/アット エンタテインメント R15 6月29日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
(C) 2012 Bad Cop Bad Cop Film Productions, LLC
<http://fukuju-shinri.com>
◆『パンドラ映画館』過去記事はこちらから
コスト削減が至上命題で、上層部は聞く耳持たず……“夢の国”は中国毒食品だらけ?
今週の注目記事 「スクープ 子宮頸がんワクチン推進の急先鋒 松あきら 公明党副代表夫と製薬会社の蜜月」(「週刊文春」6月27日号) 「女弟子を襲った『ドッグトレーナー』参院選候補 犬にも劣る品性」(「週刊新潮」6月27日号) 「東京ディズニーランドの食品が危ない!」(「週刊文春」6月27日号) 「加藤コミッショナー『小役人の大罪』」(「週刊文春」6月27日号) 「あなたのスマホもFBも全部読まれていますからね」(「週刊ポスト」7月5日号) 「『不倫SNS』が日本にやってきた」(「週刊ポスト」7月5日号) また競馬の話で恐縮だが、日曜日(6月23日)の「宝塚記念」ほどガッカリしたことはなかった。競馬歴50年。いろいろな経験をしてきたから大概のことには驚かないが、このレースはジェンティルドンナ、フェノーメノ、ゴールドシップの3頭で鉄板だと思った。だが結果は、ゴールドは圧勝したが2着にダノンバラードが粘り、ジェンティル3着、フェノーメノは4着に沈んだ。 3頭の馬単ボックス買いは見事に外れたが、それにしてもなんとも割り切れない結末である。ジェンティルは海外遠征帰り、フェノーメノには馬場が荒れていたのが響いたことは明らかだろうが、ほかの馬とは力が違いすぎるはずだ。 ゴールドの内田博騎手が、勝利ジョッキーインタビューで、「馬は生き物だから、走ってみなければわからない」と何度も言っていたのが印象的だった。 前回の天皇賞では圧倒的な1番人気に推されながらまさかの惨敗。汚い言い方になるが、畜生の上に人間が乗って走るスポーツだから、馬が走る気にならなければ騎手にはどうにもならない。競馬に絶対はない。それは十分に知っているつもりだったが、あらためて競馬の難しさを実感した。とまあ、グチから始まったが、もう一度ガッカリしたのは都議選の結果である。 予想はしていたが、ここまで勝たせるか? わずかな救いは共産党の躍進であった。投票率の低さ、小党乱立、民主党への嫌悪感が今なお根強いことが、自民党大勝に結びついたのだが、速報をテレビで見ながら、こう思った。 この国の人間は東日本大震災以降、10年、20年後を考えることをやめてしまったんだと。近いうちにきっと来るといわれている大地震への漠たる恐怖心とあきらめが、国民から連続性を奪い取り、民主主義的なものを捨て去って長いものに巻かれ、思考停止して生きるほうがいいと多くが思っているのだろう。 安倍自民党に、何が期待できるというのか? そうした政権選択しかできない国民が、この国をダメにしていくのだ。日本維新の会を惨敗させたのは、まだ幾分、理性が残っていると思えはするが。 ここで謹告。6月21日から老舗電子書店「eBook Japan」で「元木昌彦責任編集 e-ノンフィクション文庫」を創刊しました。以下は創刊挨拶。 「面白くてためになるノンフィクションを手軽に楽しんでもらいたい。これまでノンフィクションを手にとったことのない若い人にも読んでもらいたい。新発想の『ワンコイン・ノンフィクション』。ノンフィクションの新時代は、ここから始まる。そんな想いを込めて舟出します」 100円で読めるノンフィクション。創刊ラインナップは『〈シリーズ〉昭和を纏った男たち 日本マクドナルド藤田田 佐野眞一』『告発!日本人よ、これだけは忘れてはいけない 福島原発事故は収束なんてしていない 小出裕章』『決定版「編集者の学校」優秀な編集者は依頼文で身銭を切る 山田ズーニー』『AKB48は崩壊する 高崎真規子』など6冊。 ノンフィクションの「場作り」のための試みがスタートです。ご購読心からお願いします。URLはこちらです。 <http://www.ebookjapan.jp/ebj/sogotosho/> さて今週、注目記事に選ばなかった2本をまず紹介しよう。1本は文春の巻頭特集、姜尚中氏の記事である。彼の小説『心』(集英社)が売れている。4年前に亡くなった長男の死を見つめたものだと話題になり、30万部を超えたという。 いまや在日の大スターになった姜氏だが、文春によれば、この本を読んだ在日知識人のサークルから批判が出ているというのだ。いわく「息子さんのことはほとんど描かれていない」「自分に都合のいいことしか書いてなかった」「息子が死んだ年を間違えているのはなぜ?」などなど。 某在日女性が、姜氏にカラオケ屋で口説かれた話をしている。 有名税と言ってしまえばそれまでだが、長男を失っているにもかかわらず、ここまで書かれるとは、姜氏が気の毒になる。 夏目漱石の『こころ』を念頭に置いての書名であろうが、漱石のは主人公が慕う先生の自死の話である。姜氏はそのうち息子の死について書くと言っているが、どんなものになるのだろう。それまでは静かに見ていたいと、私は思う。 現代が「いよいよやってきた『年金制度廃止』」と大特集を組んでいる。第1部では「10年後には70過ぎてから、20年後には80過ぎてから支給」とあるが、日本人の男の平均寿命は79.59歳である。これでは、ほとんどの人間がもらえないことになるではないか。 そんなバカな、とは思わない。現実に日本の年金制度が破綻していることは間違いない。いくら綻びを繕っても限界はある。だからこそ、消費税増税は年金などの社会福祉に限定しなければいけないのに、民主党も自民党も、そこをごまかす。 消費税増税を年金などの社会福祉にだけ限定して遣うのなら、北欧並みの20%程度も致し方ないと、私は考える。だが今の政治家や官僚では、口先ばかりで信用ができない。参議院選で問われるべきは、憲法でも株高・円安でもない。この国のこれからの社会福祉の形であるはずだ。そこを問いかけなければ、こうした記事に魂を吹き込めないと思うのだが。 今週の注目記事1番手は、ポストの「不倫SNS」が上陸する話である。アメリカで不倫市場の潜在力に目をつけた起業家が「人生一度。不倫をしましょう」というキャッチフレーズでSNSを作ったら、これが大当たりし、世界27カ国1900万人が加入しているという。 それが日本に上陸するそうだ。登録の仕方は、PCやスマホでHPにアクセスし、性別や生年月日などを入力。この際、身長、体重、やせ形か筋肉質か、郵便番号も登録する必要がある。郵便番号は、近くの異性とマッチングする際に使用されるという。こうしておいて好みの女性を検索する。ここまでは無料。この先メッセージを送る段階からおカネが必要になる。 外国の場合、出張先で相手を見つけたい時などにも利用されるという。だが、これがうまく機能するためには、女性がどれだけ登録するかにかかっている。 日本のように、手近に本番ができる風俗がある地では、わざわざ高いカネを払ってまで利用する人間がいるとは思えない。また、こうしたSNSが暴力団の資金稼ぎのための美人局の場になりかねない。難しいと思うがね。 現代には「新研究『口でするセックス』」という特集がある。口でする? フェラチオでも指南するのかと思って読んだら、妻とセックスした後「ありがとう」のひと言を言うことが大切だという、ご高説なのだ。そろそろネタが尽きてきたか。 日本のメディアではあまり話題にならないが、元CIA職員エドワード・スノーデン氏が暴露した、米国家安全保障局(NSA)の秘密監視システム「PRISM」の存在は、海外では大変な問題になっている。 それを踏まえてポストが、日本でも社用メールはみんな読まれているし、スマホが「盗聴器」にもなるという特集を組んでいる。スマホのGPS機能を使えば、企業が社員の行動を監視することも簡単にできるようになった。だが、一番の問題は、メールなどほとんどの情報が米国に集まっていることなのだ。 「ニューズウィーク日本版」(6月25日号)は「ネットを監視するアメリカ政府の陰謀」という特集を組み、巨大に膨れ上がったネット企業の問題も追及している。オランダ選出の欧州議会議員ソフィア・イントベルトは電話取材に答え、PRISMの存在が明らかになったことにショックを受け、これでヨーロッパにおける個人情報保護規制は新しい段階に入るだろうと語っている。 「目を覚まさないといけない。これは深刻な事態だ。アメリカ政府はすべてを、文字どおり私たちのすべてを知っているのに、私たちにはその権力をチェックする手段がない。これでは民主主義と言えない」 ニューズウィークはこう書いている。 「何十年もの間、諜報機関は情報収集活動の一環として、国外の通信を監視してきた。しかし国連の言論・表現の自由に関する特別報道官フランク・ラ・ルエが今月の緊急報告で指摘しているように、新しいテクノロジーが状況を一変させた。 各国政府はそうした技術を利用して、かつてないほどあらゆる分野で秘密裏に、国民に知られることなく監視できるようになった。これがPRISM問題の本質だ。有力なネット企業もアメリカ政府の要請には応えざるを得ず、自分たちの顧客の基本的人権を踏みにじってきた」 PRISMの存在が報じられたとき、グーグル、マイクロソフト、フェイスブック、ヤフーなど大手ネット企業は関与を否定したが、数日もたたないうちに、一部企業の幹部が匿名で関与を認め始めた。 「NSAは、外国情報監視法に基づく秘密裁判所の判断を根拠に、電子メール、写真、動画、文書、チャットのやりとりなど、ユーザの個人データを収集していたようだ」(ニューズウィーク) 世界中のネットユーザーはこの10年ほど、どの程度明確に意識していたかはともかく、シリコンバレーの巨人たちと実質的に1つの「契約」を結んできた。ユーザーはあらゆる個人情報を差し出し、それと引き換えに無償、もしくは極めて安価なオンラインサービスを提供するという「契約」だ。 「この『契約』はそもそも不平等にできている。ユーザーは、どういう個人データが収集されて、それがどのように利用されているかが分からない。そのデーターが第三者に漏れる恐れがないかも確認しようがない。 いまやほとんどの人は、旧共産圏の秘密警察が見ればよだれを流しそうなくらい強力な『監視装置』を肌身離さず持ち歩いている。スマートフォンなどのネット接続端末には、誰と話し、何を買い、今どこにいて過去どこにいたのか、そしてどういう秘密や弱みを持っているのかというプライベートな情報が蓄積され続けている」(ニューズウィーク) これまでは、ユーザーが個人データを進んで差し出すから、フェイスブックやグーグルのビジネスモデルが成立してきた。しかし、PRISM事件を境にすべては変わったとニューズウィークは言う。報道の通りであれば、個人情報保護に関するネット企業の約束が信ぴょう性を失い、新しいタイプのオンラインサービスに対する需要が高まるかもしれないとも言っている。 このPRISM事件は、アメリカだけの問題ではない。同じようなことが、日本でも行われている可能性は極めて高い。 「日本政府は私たちのすべてを知っているのに、私たちにはその権力をチェックする手段がない。これでは民主主義といえない」 この問題を報じないマスメディアは、報道の名に値しない。そう断じていいはずである。 次の注目記事は、文春の加藤良三プロ野球コミッショナー批判記事。最近、これほどテレビを見ていて腹が立ったことはない。プロ野球選手はもちろん、ファンをバカにした統一球変更問題である。 文春によれば、6月11日、NPB(日本野球機構)と労組日本プロ野球選手会の労使交渉が行われていた。その場で選手会側からNPBに対して、今季から統一球の仕様が変わった事実があるのかどうか、答えるよう申し入れがあったという。 この場でNPBの下田邦夫事務局長は、ボールの反発係数を微調整していたと認めている。 しかし、その場ではこの事実はまだ公表しないということで両者が合意していた。その後いったん駅に向かった下田事務局長が、汗をダラダラかきながら、憔悴しきった様子で戻ってきた。そして記者たちに「ボールは微調整していた」といきなり“自白”を始めたという。その時、下田氏は間違いなく「コミッショナーと相談の上でやっています」と認めていたと、その場にいたNPB担当記者が証言している。 しかし、6月12日夜の釈明会見では、加藤氏が「私は知らなかった」と臆面もなく居直り、下田事務局長が「私も混乱していて」と前言を翻してしまったのだ。 最高責任者が知らないところで、選手の野球生命を左右する飛ばないボールから飛ぶボールへの変更などできるわけないこと、小学生でもわかる。なんでこんな人間がコミッショナーになれたのだろう? この御仁、元駐米大使で巨人ファンではあるが、野球にはド素人である。彼がコミッショナーになった経緯を、球界関係者はこう明かしている。 「加藤さんは自分から売り込んでコミッショナーになった。大使退任の直前、ちょうど前任のコミッショナーの任期が切れることを知り、知人に『どうすればコミッショナーになれますか』と相談して回っていた。『とにかく読売の渡邉恒雄会長の許可を得ない限り、絶対になれない』と言われ、挨拶に行って頼み込んだんですね。ですから加藤さんは、今でもナベツネさんには絶対に逆らえない」 ナベツネの操り人形なのだ。それなのに、加藤氏は「基本的に週一回の勤務で、ほとんど事務局には顔を見せません。コミッショナー事務局は帝国ホテルにあるが、カネの無駄遣いですよ。それでいてコミッショナー職で年収は約2400万円。他に三菱商事の社外取締役として、年間2000万円ほどの収入を得ているはずです」とスポーツ紙デスクが話している。 プロ野球を汚すような男には、さっさと引導を渡すべきだと思うが、いかがですかナベツネさん。 お次も文春。東京ディズニーランドで出される食べ物が危ないというのである。食品問題に詳しい、ノンフィクション作家の奥野修司氏がこう話している。 「たとえばディズニーシーで大人気の『ギョウザドッグ』は、中国・青島の工場で製造された冷凍品です。それをワゴン内で温めて出してるだけ。中国産の冷凍食品が何度も大きな問題を起こしてることは周知の事実です。しかも自社工場での製造ではないため、きちんとした管理がされてるのか疑わしい。子供に食べさせるものとしてはふさわしくありません」 東京ディズニーランドといえば、今年4月に開園30周年を迎え、昨年度の入場者数は2750万人で過去最高を記録した。 その大テーマパークで売られている食べ物に、中国産が多く見られると、追及している。 「一見、中国産食材はそれほど多くないように思える。だが、表示を最後まで見ると但し書きに〈本情報には『加工品』や『加工品の原料』の原産地は含まれていません〉との一文があった。つまり、ギョウザドッグのような加工品の原産地は、『中国産』にカウントされていないのである」(文春) このギョウザドッグについては、取引業者の間でも異論があったという。 「業者からも『子供たちが食べるのに、中国産でいいのか?』という意見がオリエンタルランドに寄せられていたそうです。しかし同社の担当者は『米国本部のロイヤリティーや新しいアトラクションを作る工事代のため、コスト削減が至上命題。上層部は聞く耳を持ってくれない』と嘆いていたそうです」(奥野氏) ここでは5月に、安価なベニズワイガニを“ズワイガニの入ったピザ”として売っていたことが、6月にはディズニーホテルのレストランで、車エビと表記しながら実はブラックタイガーだったという“誤表記”を発表している。老若男女に夢を売るテーマパークだけに、夢を壊すようなことだけは、やめてもらいたいものである。 さて「犬のしつけと女の教育は同じだ」、こう豪語した男がいると新潮が報じている。 発言の主は、福岡県朝倉市にある「青雲ドッグスクール」所長でドッグトレーナーの田辺久人氏(53)だ。「青雲ドッグスクール」は敷地面積1000坪以上。技能訓練するためのフィールドや犬用のプール、犬舎や宿舎を備えた大規模な施設である。所長の田辺氏は福岡県出身。地元の高校卒業、京都の警察犬訓練所を経た後、「青雲ドッグスクール」を開所したのは1986年、20代半ばの時だったという。 しかしこの施設では、女性訓練士が、田辺氏の暴行に耐えかねて逃げ出したり、別の女性訓練士が「性行為の強要」をされていたと、田辺氏をよく知るドッグトレーナーが話している。 こうした話に対して田辺氏は、新潮のインタビューに答えて、そのほとんどを否定している。だが、この人物、参議院選挙比例代表の自民党公認候補なのである。強く推したのは、安倍首相の夫人・昭恵さんだ。 このような“ウワサ”が出ていること自体、この人間が自民党公認候補に適した人間かどうか、大きな疑いが持たれるはずだ。 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、こう批判する。 「昭恵さんは政治家ではないので、責任は取れない。そうなれば当然、これは安倍総理の責任問題になってきます」 新潮は、安倍総理がすべきはただ一つ。田辺氏の公認を今すぐ取り消すことだ、と結んでいるが、報じていることが事実ならば、由々しき問題である。 今週の最後は文春の子宮頸がんワクチンをめぐる疑惑追及記事。 今年4月、子宮頸がんワクチンの定期接種が始まった。これにより、それまでの任意から、行政が積極的に接種することを勧められるようになった。 文春によれば、このワクチンの接種対象は小学校6年生から高校1年生の女子。性交未経験者に3回接種することで、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスの感染予防効果あるというものだが、このワクチンの接種後、激しい頭痛や関節の痛みなどの異変が生じる「副反応」の報告が全国で相次ぎ、ワクチン接種の中止を求める声が上がった。 その結果、6月14日に行われた「第2回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」で、子宮頸がんワクチンについては、副反応の発生頻度などが国民に分かりやすく説明できるまでは「接種を積極的に勧めない」と結論付けられたのである。 定期接種スタートからわずか75日で、ワクチン接種に対する評価が一転してしまったのだ。 接種には年間300億円の税金が投入されている。文春によれば、この子宮頸がんワクチンの推進は、公明党副代表の松あきら氏が旗振り役となってきた。ワクチンは2種類あるが、その1つであるグラクソ・スミスクライン社(GSK)のサーバリックスを、GSKが日本で承認申請したのと同じ07年9月26日より、松氏の動きが始まったそうである。 ワクチン推進の姿勢は公明党も同じで、09年夏の総選挙では「早期承認、公費助成の導入」を公約化し、サーバリックスが承認されると「公明党の推進で承認が決定」(公明新聞09年10月3日)と報じた。 だが当時、ワクチン承認を審査する専門家の間には慎重論も強かったという。それにもかかわらず、松氏がこれほどまでにワクチンを推進したのなぜか? 文春で厚労省担当者がこう言っている。 「『松氏が熱心なのは、夫がGSKの顧問弁護士だから』と永田町や厚労省では言われていた」 夫は西川知雄氏。国際法律事務所「シドリーオースティン」の東京拠点「西川 シドリーオースティン法律事務所・外国法共同事業」の代表。さらにGSK英国本社の現・上席副社長のダン・トロイ氏は、かつて西川氏とともに「シドリー」で弁護士として活動していた人物だという。 文春は、こう追及する。 「政治資金収支報告書には、松氏個人の政治団体や松氏が代表を務める政党支部に対し、毎年のように西川氏が献金を行っている。その額は松氏が議員を務める十八年間で、確認できるだけでも約1億4000万円。少なくとも、夫は政治活動と無縁であるとはいい難いだろう。改めて(松氏を=筆者注)直撃すると、ただまくしたてるだけだった。『あなたなに言ってるの! ちゃんとキチンと来なきゃダメ! それに文書で出してるわよ! ワクチンだけじゃないのよ! あなたたちのおかげで検診も進まないのよ! みんなが嫌がっちゃってね。正しく伝えなきゃダメですよ、ハイッ!』」 文春はこう結ぶ。 「生活者の党を標榜する公明党の副代表からは、副反応に苦しむ少女をいたわる言葉など一言もなかった。(中略)三百億円という莫大な税金を投じ、副反応のリスクを冒してまで中高生の女子全員にワクチンを打たせる意味があるのか。そもそも、検診をしっかりと受ければ、子宮頸がんはほぼ全てを防げるとされる。製薬会社と利害のない人間による公平な評価がなされないかぎり、政府は子宮頸がんワクチンの定期接種を中止すべきである」 この問題に、公明党と松副代表は、真摯に答えるべきである。副反応で苦しむ少女たちに会いに行って、頭を下げるべきではないか。そうしなければ、有権者の厳しい批判にさらされること、間違いない。 (文=元木昌彦) ●もとき・まさひこ 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。「週刊文春」6月27日号 中吊り広告
甘酸っぱいフルーツとカレーの相関図

フルーツカレー(1,365円)。ミントの入ったラッシーもオシャレ

キーマカレーはけっこうスパイシーで、食欲をそそる味

店は晴海通りに面したビルの2階に。オムライスのおいしい店
としても知られている
としても知られている
“運命の女”との再会、そして“神”との対話……。さらば自分探しの旅『キス我慢選手権 THE MOVIE』
中田英寿をはじめ多くの若者たちが自分探しの旅に出た。はたして旅先で本当の自分を見つけて帰ってきた人はどれだけいるのだろうか。求めていた理想の自分に出会えないまま、旅を終われずに若さを消耗していく人も少なくない。深夜番組から生まれた映画『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』はまさに究極の自分探しの旅だ。なにしろ映画の主人公である劇団ひとりこと川島省吾は自分が何者であるのかをいっさい知らされていない。これから自分にどんなストーリーが待っているのかも分からない。24時間にわたって省吾はアドリブ演技を続け、共演者たちの言動から自分が何者であるかを探りながら物語を転がしていかなくてはならない。物語を切り開いていくことで、省吾は旅の終わりに「自分は何者なのか?」という明快な答えに遭遇する。リアルとフィクションとの境界線を突っ走る痛快なメタフィクション・ロードムービーなのだ。 2005年にスタートし、ロングラン人気を誇る深夜バラエティー『ゴッドタン』(テレビ東京系)の中でも「キス我慢選手権」はひと際熱い支持を集める名物企画だ。開始当初は制限時間(60分)をお笑い芸人たちはセクシータレントたちのキス攻撃に耐えられるかというシンプルな企画だったが、劇団ひとりがストイックな別人キャラクターに変貌し、美女の誘惑から逃れるアドリブ演技が評判となり、DVD化。シリーズ化されたDVDのセールスも好調で、調子に乗って劇場版まで作ってしまった。「未来はアドリブで変えられる」が劇場版のキャッチコピーとなっている。劇団ひとりのアドリブ演技が一本の深夜バラエティーの歴史を大きく変えたといっていいだろう。美女たちのキス攻撃をかわしながら24時間アドリブを続ける劇団ひとりこと川島省吾。壮大な実験映画として「キス我慢選手権」が帰ってきた。
制限時間内はカメラを止めることなくアドリブ演技を続けるという劇団ひとりのプライドの前に立ち塞がるのは、ピッチピチのセクシー美女たち。人気AV女優の葵つかさはいきなり露天風呂でフルヌードでの登場となる。劇場版ならではのサービスショットが、いつもの深夜番組とは違うことを強く感じさせる。ロケ車からふいに温泉郷に降ろされた劇団ひとりこと川島省吾は葵つかさの挨拶代わりのキスをかわしながら、自分は製薬会社の令嬢・つかさと愛の逃避行中の身であることを知る。どうやら省吾はかつて「砂漠の死神」と呼ばれた凄腕の暗殺者だったらしい。さらにはロリータ系のルックスで人気の紗倉まなは生き別れとなっていた妹として登場。再会を喜ぶまなは兄・省吾にキスをおねだりする。すぐ目の前にプルプルした甘美な唇が待っている。美女とエッチしたい。オスとしてのどうしようもない本能にもがき苦しむ省吾。プライドは社会的存在意義と言い換えることができる。動物としての本能と芸人としての社会的存在意義とがひとりの男の中で激しく正面衝突する。 省吾を悩ませるのは美女だけではない。「砂漠の死神」を追って、警察、テロリスト組織、そしてゾンビたちが押し寄せる。台本を渡されていない省吾は考える暇もなく、次々とその場その場を面白いセリフと即興芝居で乗り切らなくてはならない。ウォータースライドに流されていくように大きな物語のうねりに呑み込まれていく省吾。運命に身を委ね、矢継ぎ早に襲い掛かるトラブルを機転でかわしていくその様子は、ひとりの男の破天荒な人生をぎゅぎゅぎゅっ~と凝縮したかのようだ。 劇団ひとりにとって『キス我慢選手権THE MOVIE』は、ジム・キャリー主演の『トゥルーマン・ショー』(98)を脚本なし、リハーサルなしの一発撮りでやらされているようなものだ。一方、共演陣は省吾の幼なじみの親友・信太郎に劇団ハイバイおよび平田オリザ率いる青年団演出部に所属する岩井秀人、省吾を追う刑事役に劇団新感線出身のベテラン・渡辺いっけい、さらに『苦役列車』(12)や『みんな!エスパーだよ!』(テレビ東京系)での好演ぶりが光るミュージシャン兼芸人・マキタスポーツ、入江悠監督が1シーン1カットの長回しで撮った『SRサイタマノラッパー』三部作に主演した駒木根隆介らアドリブに対応できる実力派を揃えた。カメラは20台用意した上で、劇団ひとりの代役と他のキャスト陣でリハーサルを重ね、「劇団ひとりなら、こーゆーリアクションするだろう」と様々なシミュレーションを組んだそうだ。ちなみに脚本は「(劇団ひとり:何かかっこいいことを言うはず)」と劇団ひとりの部分だけ空白にしてあったらしい。深夜バラエティー発の安直な企画に見せて、その実はかなりの手間ひまを掛けた壮大な実験映画なのだ。今回の省吾は元凄腕のスナイパー“砂漠の死神”という設定。台本を渡されていないにも関わらず、派手な爆破シーンが襲い掛かる。
葵つかさ、紗倉まなのキス攻撃には何とか耐えたものの、劇団ひとりが抗いがたい“運命の美女”が登場する。「キス我慢選手権」の第1回から劇団ひとりと名場面の数々を演じ、視聴者を釘付けにしてきた切り札・みひろが投入される。『ボーン・アイデンティティー』(02)のジェイソン・ボーンのように自分の記憶を持たない劇団ひとりこと省吾だが、みひろに対しては特別な感情が溢れ出てくるのを抑えることができない。ハードなAV業界で長年に渡って売れっ子として活躍したみひろはカメラの長回しにバツグンに強い。その場その場で自分に与えられた役割を的確に理解し、求められるキャラクターと素の自分とを巧みに融合していく。さらにカメラが回り続ける限り、感情の流れを途切れさせることのない徹底したプロ意識の持ち主だ。そんなみひろとアドリブの天才・劇団ひとりが邂逅したからこそ、「キス我慢選手権」は番組スタッフの想像を遥かに上回る人気企画へとスパークしたのだ。自分の哀しい過去を語るみひろの涙を、チョウ・ユンファのような包容力のある笑顔で受け止める劇団ひとり。キスしてやれよ、劇団ひとり。キスをすれば映画が終わってしまうことを承知で、客席にいる我々はスクリーンに向かって呟く。 思いがけず世界を滅亡の危機から救うという使命を託されてしまった男の激動の24時間をアドリブで演じ続けた劇団ひとり。すでに制限時間の24時間は過ぎ、本人だけでなく共演者もスタッフも未知の領域へと突入していく。『トゥルーマン・ショー』のジム・キャリーがそうだったように、劇団ひとりも物語の終わりに神さまと対峙することになる。24時間を越える冒険を体験し、劇団ひとりは自分が何者であるかを改めて思い知る。どんなシチュエーションに放り込まれようとも、カメラが回る限り、視聴者を、観客を楽しませ続けるエンターテイナーであることを。そして共演者やスタッフがいるからこそ、自分が存在できるということを。自分なんてものはどこにもなく、他者との関係性においてのみ自己が存在することが壮大な実験の結果、明らかにされた。長らく続いた自分探しの旅ブームはここに完結した。 (文=長野辰次)省吾、信太郎(岩井秀人)、みひろたちはテロリスト組織のアジトへと潜入する。想像を絶するクライマックスが省吾を待ち構えていた。
『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』
監督・脚本/佐久間宣行 脚本/オークラ 音楽/岩崎太整 主題歌/サンボマスター 出演/川島省吾(劇団ひとり)、おぎやはぎ、バナナマン、みひろ、岩井秀人、京本政樹、葵つかさ、紗倉まな、マキタスポーツ、窪田正孝、オクイシュージ、駒木根隆介、バカリズム、東京03、松丸友紀、武蔵、やべきょうすけ、ミッキー・カーチス、斎藤工、渡辺いっけい、竹内力 配給/東宝映像事業部 PG12 6月28日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー公開 (c)2013「キス我慢選手権 THE MOVIE」製作委員会
<http://www.god-tongue.com>
◆『パンドラ映画館』過去記事はこちらから
鉄道ネイルを提唱する女子鉄・久野知美さん(with“鉄ヲタ”南田マネジャー&JR企画・手老さん)
身の回りにいそうでいない、ちょっと変わったことをしている人や、面白そうな場所に、文筆家のやきそばかおるが直撃取材! 大の電車好きで、鉄道の車両の色をモチーフにした「鉄道ネイル(レールネイル)」を提唱する女子鉄(鉄道ファン)がいる。彼女の名は久野知美さん。鉄道というと男性がハマる趣味というイメージがあるが、なぜ久野さんが鉄道にハマり、鉄道ネイルを提唱することになったのかを、ご本人に会って話が聞きたい! ということで、目黒のホリプロに行ってきました。 まずは略歴から。久野さんは大阪府寝屋川市出身(高校・大学時代は、おけいはん)。立命館大学卒業。2003年度準ミス立命館大学。現在は(株)ホリプロ アナウンス室所属。11年7月には、鉄道チャンネルの局アナウンサーに就任するほどの女子鉄だ。 ということで、早速、鉄道ネイルを見せていただいた。 【上毛電鉄デハ101号の場合】左から南田マネジャー、久野さん、JR企画・手老さん。
久野さんの「両手に花」ならぬ、「両手に鉄道賢人」。
久野さんと南田さんは「鉄道手帳」を愛用している。
モチーフにした、上毛電鉄デハ101号
【三陸鉄道36形の場合】「クラシカルなチョコレートブラウンベースです。ゴールドのラメを散らして、スタイリッシュにしていただきました。屋根やヘッドライトの輝きのイメージで、シルバーレースをまとってエレガントさを追求してもらったんです」(久野)
モチーフにした、三陸鉄道36形
【今日の鉄道ネイル】「ホワイトベース型の逆フレンチには“明日への希望”をイメージし、光沢のあるパールを混ぜていただくようリクエストを。赤と青の三陸カラーはストーンで表現しています。シルバーのラインは、果てしなく延びるレールの姿を重ねてもらいました」(久野)
■鉄道ネイルが生まれたきっかけ やきそば(以下、や) 「そもそも、なぜ鉄道ネイルを提唱しようと?」 久野さん(以下、久) 「女性が鉄道に興味を持ってくれる、きっかけづくりになったらと思いまして。ネイルを見た人が『いいねー』って言ってくれたら、すかさず『京急の2000形をモチーフにしてるんだよ~』って教えてあげて、相手が少しでも鉄道に興味を持ってくれたらうれしいな~と」 や 「確かに『2000形』って言われて『わかる~』って言うような女性は、なかなかいないでしょうからね……」 久 「そこで、事務所の先輩の貞包みゆきさんのご紹介で、貞包さん行きつけのサロンのネイリストさんに相談させていただけることになったんです。いつもファッショナブルなネイルを手がけていらしてたんですけど、私が車両の写真を持ってサロンに行って『この車両のネイルにしてください』ってお願いしまして」 や 「ヘアーサロンでいうところの『綾瀬はるかさんみたいな髪型にしてください』的な話ですね(笑)」 久 「まさに(笑)。最初は若干、引いてましたけど」 や 「まさか、持ってきたのが車両の写真だなんて!」 久 「『鉄道の車両はかわいいものが多いんです!』とプレゼンしまして、デザインは合作・施術担当はネイリストさんという、鉄道ネイルが生まれたんです。今では『この車両カワイイ!』『この顔いいね』など、ゆる女子鉄トークができるほどの関係になっています」 や 「いい意味で、久野さんワールドに引きずり込まれてますね(笑)」 ■おしゃ鉄―SLにはチェックが似合う 久野さんは「鉄道ネイル」以外にも「鉄道ファッション」を提唱している。 久 「女子鉄は車両に恋をするんです。好きな車両に会いに行きたくて、わくわくして、やっと出会えた時に、車両と似合う格好をしていたほうが楽しいと思うんです。そこで、鉄道に似合うファッションを考えました」 【真岡鐵道 C12形66号機 蒸気機関車】「京急のスカイトレインカラーです。2編成しかなくて、出会うと幸せな気持ちになるというブルーです」(久野)。
ちなみに、鉄道ネイルは40ストックもあるという。
「SLにはチェックが似合うんですよ~。特別にスタイリストさんにも相談しまして、ISBITのデコラティブなチェックのコートで、お嬢様風に。ピアスもゴールドの文字盤に合わせてみました。こちらは自分のオリジナルですが、前出の上毛電鉄デハ101号に乗車した際のコーディネートは、特別にスタイリストさんにお願いしました!」(久野)
■久野さんは、おけいはん&テレビカーで通学 さて、そんな久野さんは、どういう人なのかというと、ある意味、鉄道エリートだ。高校・大学時代は、京阪電車で通学していたという「おけいはん」。毎日、「今日はテレビカーに乗ろうか、ダブルデッカーの車両に乗ろうか」と、鉄道ファンにとっては贅沢な悩みを抱えながら過ごしていたという。 や 「当時から、鉄道にドップリとハマってたんですか?」 久 「今思えば学生時代から、青春18きっぷの旅に出たり、『ムーンライトながら』で就活したりしてました。関西の私鉄の雄・京阪電車の沿線に住んでいたので、テレビカーやダブルデッカー通学が当たり前すぎて、それが普通だと思ってたんです」 つまり、自分では女子鉄だと思っていなかったということだ。大学卒業後は大阪でリポーターとして活躍した後、08年に上京。ホリプロのアナウンス室に所属する。 ホリプロと鉄道……。そう、その後、“あの人”と出会う運命となる。 久 「2年目に、南田(裕介)さんがマネジャーになったんです。まさか、鉄道マニアの南田さんがアナウンス部の担当になるとは予想してなくて、正直にいうと“大丈夫かな?”という不安がありまして……」 南田さんの熱烈なマニアぶりを知っていたため、「ひょっとすると、私のことよりも、鉄道のことばかり考えてるんじゃないだろうか?」と心配していたという。 久 「でも、すっごくいい方で……」 と、そこへ! 南田さん(以下、南) 「遅れてすみません、南田です」 や 「ひょえ~~~!」 ウワサをすれば影……。しかも、前の打ち合わせで一緒だったという『車両基地DVD』の監修でおなじみの、手老善さん(株式会社ジェイアール東日本企画)も登場! 手老さん(以下、手) 「すみません、私もついてきちゃいました」 “鉄道賢人”そろい踏みである! 南田さんと手老さんには、取材の様子を見守っていただくことに。 や 「担当が南田さんになってから、何か変化は?」 久 「南田さんとお仕事をしたり、話していくうちに、私は自分自身が鉄道ファン(女子鉄)だということに気付いたんです」 や 「ある意味、南田さんと同類だったわけですね!」 南 (笑) 久 「私、普通の女性に比べると、鉄道に対してかなり前のめりになっていたらしくて……。それまでは、“普通の女子”だと思っていたんですけど」 久野さんが自分自身を「女子鉄」だと意識する、きっかけとなった出来事があるという。南田さんも出演していた『拝啓!!鉄道人』(CSテレ朝チャンネル)にMCとして久野さんが出演した際のこと。「大回り乗車」の話が出た時に、思わず久野さんの「大回り乗車トーク」が炸裂したというのだ。 「久野さんは、鉄道ファンだったの!?」 これには南田さんもビックリ。その後、鉄道がらみのお仕事が増えたそうだ。 や 「ちなみに、久野さんのおすすめの遠回り乗車は?」 久 「以前、村井美樹さんと宇都宮方面に行く計画があって、秋葉原待ち合わせ→山手線で上野→常磐線で水戸(水戸グルメ探索休憩)→鹿島臨海鉄道大洗鹿島線で鹿島神宮→鹿島線で香取→成田線(総武本線乗り入れ)で千葉~東京方面へという、経路に落ち着きました」 や 「南田さんから見て、そのルートはいかがですか?」 南 「……変わった乗り方になりますね(笑)」 手 「宇都宮に行くことを考えると、かなりユニークです」 や (キョトン……) 久 「私、いろんな路線に乗るのが好きなんです」 や 「南田さんが宇都宮方面に行くとしたら、どうします?」 南 「私なら、東武鉄道に乗って、新栃木からおもちゃのまちを通って行きますね。それか、湘南新宿ラインの宇都宮行きに乗って、1本で行けるありがたみをかみしめます。東武は5050系……」 手 「あ、6050系、2ドアのクロスシートです」 南 「そうでした! 5050系だったら、大変なことになる。6050系は西武鉄道でいうところの4000系です」 久 「そうです。4000系になりますね」 や (キョトン……) (ヘンだな。会話が日本語で行われているのに、2分間ほど、理解できない言葉が飛び交っている……) 話はかなり飛んだが、とにかく、久野さんは女子鉄なのである。 ■アロマよりも消毒液 や 「今後の夢はありますか?」 久 「昨年末に開催された『鉄道紅白歌合戦』で、ダーリンハニーの吉川正洋さんも巻き込んで、全身真っ赤の『京急ファッション』をコーディネートしたんです。今後はもっと、女性の皆さんにも鉄道とおしゃれのコラボレーションを楽しんでもらえたらと思っています。鉄道初心者でも楽しめるような、女子だけの鉄道ツアーとか、鉄道サミットも開催してみたいですね。あと、もっと連載を増やして、本を発売したいです。アナウンサーなので、駅や車内の自動音声のアナウンスにも憧れています!」 さすが、夢について話し始めたら、ブレーキがきかなくなってきた。 久 「あと、『アベノミクス』ならぬ『テツノミクス』が実現したらなぁ~って思ってます」 や 「テツノミクス?」 久 「鉄道ファンの女性が増えたら、出生率が上がると思うんです。鉄道ファンの男性はいい人が多いので、鉄道ファンの女性とはきっといい関係になると思います。だから、女性のファンを増やしたいな~と思っているんです」 や 「なるほど!」 と、ここまでは南田さんも手老さんもうなずきながら静かに聞いていたが、久野さんが次の話をした瞬間、一斉に2人の口が開いた。 久 「あとは、車内でアロマをたいたり……」 手 「(急に真面目な顔になり)車内で火気系を使うのはダメですからね……」 南 「私は、どちらかというと、消毒液のにおいのほうがいいですね」 急に現実的な話になってしまったではないか。
そんな南田さん、手老さんを横目に、女子鉄を増やすための久野さんの活動は続く……。 ●久野知美さんのオフィシャルブログ「アナウンサーダイアリー」<http://ameblo.jp/tomomi-kuno/> Twitter @tomomi_kuno ●日本旅行主催 鉄道ツアー 三陸鉄道南リアス線&岩手開発鉄道の旅 6月29日(土)~30日(日) 行先:岩手・三陸鉄道南リアス線 参加:田中いちえ、久野知美、南田マネジャー 南リアス線“キット、ずっと2号”に乗車! 詳細は「日本旅行」のサイトで。 <http://www.nta.co.jp/jr/train/kitto2/> 【Special Thanks】 鉄道ネイル:Shizuyo Miyamoto(施術、撮影) 上毛電鉄 デハ101スタイリング:miya久野さんの写真撮影中も、鉄道話に花を咲かせる、賢人2人。
●やきそば・かおる
山口県出身、東京都在住。ライター、構成作家、写真家。趣味は、変わった人に会って、変わった話を聞くこと。「相づちだけはうまいと言われます」(本人談)
Twitter@yakisoba_kaoru

































