“ご意見番”テリー伊藤に愛人報道「関係は20年以上」「みんな知ってる」

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「週刊文春」11月7日号 中吊広告より
今週の注目記事 第1位「みのもんた『バカヤロー!』会見の大嘘」 (「週刊文春」11月7日号) 第2位「テリー伊藤『カネと愛人』」 (「週刊文春」11月7日号) 第3位「私を塀の中に落としたバカラ台の悪魔」 (「週刊新潮」11月7日号) 第4位「日本版NSC(国家安全保障会議)の大愚作 機密情報を制するのは外務省か」 (「サンデー毎日」11月17日号) 第5位「天安門爆発!習近平体制はもうボロボロです」 (「週刊現代」11月16日号) 第6位「巨人エース内海が『女性問題』で脅されていた」 (「週刊文春」11月7日号)  私は由緒正しい親子2代の巨人ファンだから言わせもらうが、日本シリーズで楽天が勝てたのは、原巨人軍監督の最低・最悪の采配があったからである。  それがはっきり出たのは第7戦であった。第3戦に先発して2回途中で4失点・降板した杉内を、最も大事な試合で再び先発に起用したことである。  短期決戦では、調子の悪い選手が復調することはない。阿部慎之助、坂本勇人を見ればわかるはずだ。楽天の田中を打ち崩して勢いに乗る巨人だし、投手陣は充実しているのだから、一人1回ずつ投げさせてもいいはずなのに、一番出来の悪い投手を先発させ、早々と先取点を取られたにもかかわらず、交代させなかった原監督の大ボーンヘッドは、巨人ファンにとって“万死に値する”。  巨人9連覇の大監督・川上哲治は草葉の陰で嘆いていることであろう。巨人のフロントは選手の首切りをする前に、原監督を真っ先に切るべきである。  だらしない選手が多かった中で、エースの内海哲也はそれなりに頑張った。だが、文春では、その内海にシリーズ初戦の前日、こんな動きがあったと報じている。これが今週の6位。  読売新聞関係者が絶対匿名を条件に、こう語っている。 「読売グループの法務部長らが内海の女性関係のあるトラブルを相談するため、読売新聞の警視庁担当者のフォローを得て、密かに警視庁を訪れたのです。発端は広島のキャバクラ嬢との過去の交際トラブルだったそうです。まず、昨年の開幕前にこの女性のオトコを名乗る人物が内海に接触をして脅してきた。そこで内海はある知人にこの件の解決を依頼。知人は内海から百万円を受け取って広島に行き、話を付けてきた。この件で、内海は知人に対して直筆の礼状を渡しています。一枚の紙に走り書きのような文字で事の経緯などを記し、最後に自分のサインを書いたものです。しかし、ここから話が拗れ、謝礼を期待していた知人との関係が悪化、今年になって、礼状をネタにした次なるトラブルへと発展してしまったのです」  ここで問題になったのは、内海がトラブルの解決を依頼した知人というのが、山川一郎(仮名)という元暴力団員だったことだ。また、トラブルになった女性は、元山口組幹部の関係者の紹介だったという。  読売巨人軍側は、内海が山川らと会食していた事実があったことを認めた上で、内海が山川から恐喝を受けた事実は一切なく、第三者から恐喝を受けているという事実も一切ないと答えている。  これを読んで、昨年話題になった原辰徳監督の女性問題を思い出した。巨人は球界の紳士たれ、という言葉を覚えている選手などいないのだろうな。  10月28日に北京の中心にある天安門広場で起こった自動車爆破テロは、大きな衝撃を習近平体制に与えたと現代が報じている。  乗っていたウイグル族の実行犯3人を含む5人が死亡し、付近を歩いていた観光客ら40人が負傷するという惨事となった。  ウイグル族は、中国西端の新彊ウイグル自治区に住む、人口約1,100万人の少数民族。敬虔なイスラム教徒だが、中国からの独立志向が強いため、長年にわたって中国政府と対立を繰り返してきた。  現代によれば、新彊ウイグル自治区では、習近平総書記が国家主席に就任した今年3月以降、報道されているだけでも、10人以上の死者を出す事件が3度も起こっているという。  獅子身中の虫であるウイグル民族を弾圧するために、習近平はこんな作戦を考えているというのである。  ウイグル民族の中国からの分離独立を組織する「世界ウイグル会議」副総裁のイリハム・マハムティ氏はこう語る。 「第一に、ウイグルの農民の土地を奪い、その土地を、たっぷり国から手当をもらって移住してきた漢民族に引き渡す。第二に、土地を奪われて生活苦に喘ぐようになったウイグルの子供たちを、学習と就業の機会を与えるという口実で、中国の農村部に移住させる。そうやって、現在の1100万人を500万人にまで半減させようとしています。そうした上で、残った住民に徹底的な弾圧を加え、ウイグル人を羊のように黙らせるという狙いなのです」  習近平総書記にとって、新彊ウイグルは、少数民族問題であると同時に、資源問題、そして地域の覇権を取ることでもあるのだというが、ロシアがチェチェンに対して行った暴挙がウイグルに対して再び繰り返される恐れがあるようだ。  現代の中国情報は貴重なものである。週刊誌の中では数少ない読むべき内容のあるものだと、私は思っている。  特定秘密保護法案とセットになっている日本版NSC(国家安全保障会議)だが、この問題を報じる週刊誌のなんと少ないことか。こうした国の命運を決めかねない重要事項に対して、あまりにも週刊誌は鈍感である。  数少ないNSC問題を、毎日が報じているので取り上げた。 「増長と暴走の止まらない日本と、有効な制御策」  こうしたタイトルのリポートが9月上旬、米国防総省の中枢に届いたという。  安倍首相が靖国参拝をするために周囲とどんな協議しているのか、首相官邸でどのような会話が交わされているのかが書かれているものだという。  文責は米国国家安全保障局(NSA)と中央情報局(CIA)の連名。オバマ米大統領のブレーン機関関係者が、概要をこう語っている。 「堂々とスパイが潜り込んでいるとは思えません。何らかの手段で、通信を傍受していたとみるのが自然でしょう」  これは、日本の官邸で繰り広げられていた打ち合わせが、米国諜報機関に盗聴された可能性がある“衝撃証言”だというのである。  英紙「ガーディアン」などによると、米NSAは2006年頃、同盟国を含む世界の指導者35人の電話を盗聴し、10年には80都市以上で通信を傍受していたと報じている。ドイツのメルケル首相がオバマ大統領に事の真偽を問い、オバマが「知らされてなかった」と謝罪する始末である。  日本を盗聴することなど、アメリカにとっては容易いことであろう。  アメリカの真意は、安倍首相が靖国神社へ参拝することによって、中国との関係がこれ以上悪化するのを避けたい思いがあるからであろう。  毎日はこう書いている。 「米国は『中・韓と同じように靖国神社を“軍国主義の象徴”と捉えている』(外務省関係者)  10月3日、日米安全保障協議委員会のため来日したケリー氏とヘーゲル国防長官は靖国神社に見向きもせず、安倍首相と面会する前に、千鳥ヶ淵戦没者墓苑へ足を運んだ。別の外務省幹部が頭を抱える。『参拝は事前に米国側が伝えてきた。しかし、一方的だったのでウチが止められる余地はありませんでした。安倍首相の側近からは「米国がはっきりと反対のメッセージを出してきた以上、靖国カードは当面切れなくなった。外務省の責任だ」と散々ドヤされましたよ』」  そんな米国の意向を無視するかのように、安倍首相は日本版NSCを11月下旬に関連法案を可決成立させ、年内にも発足する見通しだという。  NSC事務局トップである国家安全保障局長のポスト争奪戦も激しいようだ。現段階でリードしているのは外務省とされる。安倍首相の外交ブレーンである谷内正太郎内閣官房参与がそれである。防衛省幹部は、その意義をこう話す。 「そもそもNSCは、外務省が他省庁のネットワークや権益を組み込んで、活動を拡大するような組織です。それはもはや“新・外務省”“外務省の特殊部隊”と言っていいレベル。そこに、谷内氏が下馬評どおり事務方トップに君臨すれば、機能低下が指摘されて久しい外務省の完全復権を意味するのも同然です」  しかし、軍事ジャーナリスト神浦元彰氏は、NSCができても軍事情報はダダ漏れになると指摘している。  確かに今年5月、元米中央情報局(CIA)職員で、元米国家安全保障局(NSA)勤務経験もあったエドワード・スノーデン氏が、NSAの情報収集をメディアに告発したし、 2010年11月には、内部告発サイト「ウィキリークス」に米国の機密文書が公開された。  漏えいしたのは、陸軍上等兵のブラッドリー・マニング被告であった。今年8月の米軍事法廷で、被告には35年の禁固刑が言い渡されたが、軍や警察官の機密漏洩罪を厳しくしても、高い知識やモラルを持って、国民の不利益になる情報を公にする人間は後を絶たないはずである。  だが、翻って日本を見た場合、公務員はもちろんメディアにいる人間たちに、それほどの良識と実行力を持った者がいるのか。特定秘密保護法ができ、日本版NSCができれば、日本だけが情報鎖国になってしまう恐れは十分あるはずである。  スリルは賭けた金額に比例する。ギャンブル好きには有名な言葉だが、国内シェア3位の製紙メーカー、大王製紙の井川意高前会長(49)は、さぞかし最高のスリルを味わったことだろう。新潮のこの記事が今週の第3位。  彼が東京地検特捜部に逮捕されたのは、2011年11月22日のことだった。  その後の裁判で、カジノの借金を返済するために関連会社7社から計55億3,000万円を不正に借り入れて損害を与えたという会社法違反(特別背任)の罪に問われ、最高裁は今年6月、井川前会長の上告を棄却し、懲役4年の実刑判決が確定した。  彼は今、栃木県の「喜連川社会復帰促進センター」にいるという。  彼の独占手記を新潮が掲載している。よくもまあ書く気になったと思うが、書き方は淡々としている。  彼が国内の違法カジノに顔を出すようになったのは、六本木のクラブで働くママの紹介だという。  それから裏カジノに誘われ、気が付けば数カ月で8億円も負けていたことになっていた。それからしばらくはカジノから遠ざかっていたが、バカラ漬けになるマカオを訪れたのは06年からだった。  彼は集中力が削がれるので、バカラの最中には酒を一滴も飲まない。アドレナリンが出ているから、食欲もあまりなく、サンドウィッチやスパゲッティなどを口にするぐらいだったという。ギャンブルとは臨死体験だ、とも言っている。 「勝てば返し、負ければ借りるを繰り返した揚げ句、11年の3月には、資産管理会社と関連会社を併せて借金総額は50億円に膨れ上がっていた」というからすごい。  遅くとも関連会社が中間決算を迎える9月までには、20億円の借金をなんとか返さねばならなかったそうだ。 「私は主戦場をマカオからシンガポールに移す必要に迫られました。(中略)ここは1回に賭けられる上限が、マカオの1.5倍、3000万円だったからです」  早く取り戻さねばならないと、毎週末、シンガポールに向かったという。  一気に挽回しようとし、3億円からバカラをスタートした。しかし彼のチップはみるみるうちに減り続け、最後には2万5,000シンガポールドル(約150万円)のチップ1枚だけになってしまった。しかしそこから4時間余りの間連勝につぐ連勝で、150万円から一気に22億円まで盛り返したという。  しかし「最後の最後までバクチを打ってしまう私の性格に加え、勝ち続けた高揚感も手伝って、次に倍の40億円に増やすことができれば、即座に借金を返済できると考えてしまったのです。結局のところ、すべてのチップを失うことになってしまいました」  ギャンブルで、カネはもちろん社会的な地位も名声もすべて失った彼のこれからは苦難の道であろう。  だが、こんなケースがあるにもかかわらず、日本にカジノを作ろうという連中が、東京五輪を当て込んで動いているというのだ。  同じ新潮によれば、10月23日に超党派の国会議員で組織する国際観光産業振興議員連盟(通称カジノ議連)が幹事会を開催し、11月にも総会を開いて「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(カジノ基本法案)を、今国会に提出することを確認したというのである。  議連の中心メンバー柿沢未途代議士が、こう語る。 「シンガポールはカジノを中心とした統合型リゾートを2つ作ったら、海外からの観光客が増え、経済成長につながりました。もし東京の臨海部に統合型リゾートを建設すれば、売上げにして5000億円以上のポテンシャルがあると言われています。わが国も成長戦略の一環として早期実現を図るべきです」  カジノや覚せい剤特区を作って、廃人をどんどん増やせばいい。井川のような人間をこれ以上作ってどうする、阿呆! ほかにやることないのか。  みのもんたの息子スキャンダルに続いて、今度はやはりテレビで“ご意見番”として正論を吐いているテリー伊藤の女性問題が、文春によって発覚した。これが今週の第2位。  テリーが代表を務めるテレビ番組制作会社・ロコモーション関係者が語る。 「テリーさんは奥さんとは長らく別居状態にあると聞いています。この女性は、“第二夫人”と呼ばれるAさんですよ。Aさんは会社員で五十代。テリーさんとAさんとの関係は長い。その付き合いは、もう二十年近くなるはずです」  お次はAさんの知人である。 「いわゆる不倫関係ですよね。二人が出会ったのはAさんが三十代の頃。テリーは一目で彼女のことが気に入って『好きだよ、マジだよ、本気だよ』と口説いたのです。Aさんも『面白い人』とテリーを気に入り、ゾッコンになった。出会った当初、テリーはAさんの家に入り浸っていた。テリーは“Aちゃんへfromテリーwith love”という、傍から見ると歯の浮くようなメッセージを送ってくることもあった」  テリーはもともと演出家として『天才たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)や『浅草橋ヤング洋品店』(テレビ東京系)などの人気番組を手がけてきた。90年代後半からは演出家では飽き足らなくなってきたのか、タレント活動やコメンテーターをやり始める。  みの同様、“正義面”して政治や芸能人のスキャンダルを断罪していたが、自分がその立場になったらどうするのかが見物である。  この不倫関係、テリーの周囲では有名な話で、私も、テリーとかつて一緒に仕事をしたことがある人間からも、Aさんの姉である某作家からも聞いていた。  Aさんの知人がため息をつきながら、こう語る。 「二十年近く不倫関係のまま、Aさんは今も独身。以前は頻繁に会っていたのに、最近は不定期に会うだけだそう。周りからすれば、奥さんとの別居も長いわけですし、テリーにはケジメをつけて欲しい。何しろAさんは三十から四十代の女盛りを全てテリーに捧げたんですから……」  さて、テリーはどう答えるのか? 返答次第ではみのの二の舞になり、コメンテーターの座も危うくなる。  ところがAさんとの関係はと聞かれて、普通の友達ですよと答えたが、最近会っている写真を見せられると、その後はしどろもどろ。 「テリー『あーっ! あれ、それ……。デートじゃないよ。どここれ? ああ、そうだ彼女の飼っている犬が死んでさ……』 ──彼女の犬が死んだ? テリー『いや、全然関係ないと思う(笑)。これ、どこかもわかんないんだよッ。女友達ですよ』」  妻とは別居もしていない、Hも何年もしてないと逃げているが、これではこれから、芸能人の不倫問題にはコメントしづらくなるのは必定だろう。  潔く認めないのは、まだテレビにしがみつきたいからなのだろう。こんな男と袖すりあった女性が哀れではある。  今週の第1位は、まだまだ続く「みのもんた騒動」。みのが記者会見して『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)などを降板すると言ったが、週刊誌は「まだ許さへんで!」と詰め寄っている。  ポストを除いては、各誌相当なページを割いている。中でも文春は「独占対決120分」、毎日は牧太郎元サンデー毎日編集長を担ぎ出し、みののインタビューを掲載している。  毎日のインタビューにも読みどころは多々あるが、文春の切り口に「まいった!」とばかりにインタビューに応じているほうが内容的に一枚上だと思い、こちらを取り上げた。  可哀想なのは現代で、取材をOKしたのに、「それは僕が最初に聞いていた趣旨と違うよ」と、会ったとたんみのから断られてしまったのである。 「資産のこと、お子さんのことなど、みのさんにとって不利な質問もすることになると思います」と切り出した瞬間、みのは無表情にこう言ったそうだ。 「そういうつもりならば、ここから先はマネージャーと話したほうがいいと思いますよ。そういう(批判を含む)趣旨でということなら、お断りするのが筋ですから」  しかし、毎日のインタビューでもこう答えているのだ。 「牧『会社名義のマンションにして住まわせている、都心の一等地に2億円の宅地を買い与えた、という報道もあったけど』 みの『これはきちんとお金を取ってます。マンションは空き部屋に入れて適正な家賃をもらい、土地は次男名義の貯金から支払いを受けました。しかも競売物件でそんな値段じゃありません。税務署はそんな甘いところじゃないです。きちんとした商取引じゃなければ通りません』 牧『倅さんをテレビ局にコネで入社させたんじゃないかという思いがあった。実際どうなの?』 みの『長男は元々アナウンサー志望でTBSを受けましたがダメで、一般職に切り替えて採用されました。でも、次男の場合は『どうしてもテレビ局へ行きたい、スポーツ関係の仕事がしたい』と言うので、日本テレビのさる方にお願いをした……これは事実です』」  要は、みのは現代には話したくなかったか、虫の居所が悪かったのであろう。文春には思いの丈をぶちまけている。 「いったいどこまで僕の人格否定をすれば気が済むんですか。次男の事件だけならまだしも、私の人品骨柄、収入まで全否定していますよ。もはや“人格否定”ではなく“存在否定”です。私はこの世から消えていなくなればいいんですか。文春さん、なんでここまで書かれなきゃいけないのか教えて下さいよ。普通、何かを論じる場合には“寸止め”をするじゃないですか」  よほど文春に書かれたことが堪えたと見え、こう続ける。 「会見でも語りましたが、活字の批判が厳しくなって、辞めざるをえないような風潮になってきた。(中略)特にひどかったのが文春さん。最初の事件、これは仕方がない。(中略)で、最新号の『みのもんたの品格』、あれが決定的でした。記事に書かれてあるように、そんなに僕は品がないのか、と思い、正直ショックを受けました。あのタイトル、やられたなと思いましたね」  次男には厳しくしてきたと記者会見でも話したが、ここでもこう答えている。 「次男には厳しすぎたくらいだ、と思ってます。ただ、しっかり者の長女やお兄ちゃんがいて、末っ子の次男はヤンチャだったけど、どうしても可愛いんだよね。(中略)僕は命がけでやってきた、一番大事な報道キャスターを辞めたんですから。今でも報道キャスターをやりたいと思っています。いつかまた絶対に、その場所に戻ってくるつもりです」  当人はここへきても「報道バラエティ番組のご意見番」程度ではなく「報道キャスター」だと思っているようである。みのはバラエティ番組は降板しないと強気だが、週刊新潮によれば、その席も危ういというのだ。  日本テレビの幹部社員によれば、 「会見でみのが慰留されたと語った、読売テレビ制作の『秘密のケンミンSHOW』も、スポンサーからの苦情で、これ以上続けるのは難しい。すでに局内では、来年3月までで打ち切るか、大幅にリニューアルすることが内定しています」  新潮はこう結んでいる。 「総理と食事をしたと自慢し、我が世の春を謳歌できなければ、報道になど価値を見出さないのが、みののみのたる所以だろう。もはや八方塞がりでも、方々積み残した思いにとらわれ、成仏は遠そうである」  このあたりで、みのもんた騒動は打ち切りにしたらどうだろう。食傷気味でゲップが出る。 (文=元木昌彦) ●もとき・まさひこ 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 

『そして父になる』『藁の楯』にも出演 エキストラの帝王、増井さんのセオリー

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『藁の楯』(三池崇史監督)で山崎努さんを連行する役の時の、増井さんの表情(再現)。
身の回りにいそうでいない、ちょっと変わったことをしている人や、面白そうな場所に、文筆家のやきそばかおるが直撃取材!  増井孝充(ますい・たかみち)。カンヌで話題となった『そして父になる』(是枝裕和監督)、『藁の楯』等、ここ最近、数々の映画に出演しているものの、どんな映画ファンにも知られていない人物である。それもそのはず、彼はエキストラなのだ。活動開始後、わずか2年間で20本以上の映画に参加。エキストラとして活躍するには、増井さんならではのセオリーがあるという。早速、お話を伺った。
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映画『LOVE まさお君が行く!』(大谷健太郎監督)。結婚式のシーンで、まさお君の友達の役。祝福するシーンを再現する増井さん。
 子どもの頃から目立つことが大好きだったという増井さん。ある日、ホームページでエキストラを募集していることを知り、「面白そう!」と即座に応募。初めて参加した映画は、市原隼人主演『DOG×POLICE 純白の絆』(七高剛監督)だった。応募時はタイトルだけを聞かされていて、内容や出演者は不明。「とにかく現場に来てください」と言われただけ。現場に行くと、市原隼人や時任三郎、戸田恵梨香などの豪華なメンバーがいて、ミーハーな増井さんは大興奮! 「でも、初めての現場で右も左も分からず、僕はマスクをつけて出演する役だったので、ほとんど映らなかったんです。オロオロしている間に撮影が終わってしまって『これではダメだ』と思いまして……」  そこでヘコたれないのが増井さんだ。どうやったら出られるようになるのか、密かに研究。そして、次に参加した映画『逆転裁判』(三池崇史監督)では、レポーターの役で、さまざまな箇所で映るようになった。  2本目にして、ある意味、大出世だ。 「やっぱり、エキストラとはいえ、ほとんど映らなかったら意味がないですから」
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映画『謝罪の王様』(水田伸生監督)で、マイクを差し出しているシーンを再現する増井さん。
 なんと増井さんは、阿部サダヲ主演の映画『謝罪の王様』にも参加。こちらでもレポーターとして出演している。 「セリフはありませんが、ある方にマイクを持って詰め寄るシーンで、映ってます」  公開中なので詳細は明かせないが、これまたバッチリ映っていた。恐るべき野心! 「謝罪」どころか、むしろその逆だ。 「レポーターは自由に動きやすいし、映る確率も高いから、理想の役なんです(笑)」 ■好きなだけでは務まらない!? あなたの知らない、エキストラの世界  増井さんは東京に住んでいるわけではなく、三重県津市の自宅から通っている。 「エキストラの仕事があるたびに、夜行バスで上京しています。出発する時は、『イザ出陣!』という感じですね。ちゃんと自分の役割を果たせた日には、満面の笑みで三重に帰ります」  エキストラのスケジュールが多い時は、短期的に、都内に安いシェアハウスの一室を借りて住むこともあるという。  ボランティアエキストラなので、当然ギャラは出ない。エキストラのためなら、時間もお金も惜しまない男――増井孝充45歳。  私から見れば、勇気ある選択。それほど、エキストラとして映画に参加することが好きで好きでしょうがないのである。   *** ――エキストラの世界って、イマイチよく分からないんですけど、役はどのように決められるんですか? 「大抵は『こういう格好で来てください』という指示があります。ただし、撮影現場に行ってから役を振り分けられるので、どうなるかは分からないんです。ただ……」 ――ただ? 「やっぱり、ほんの一瞬でも映らないと、仕事をしたことにはなりません。だから、少しでも映れる役をいただけるように、アピールします」 ――どうやったら、増井さんのように、いろいろな作品でエキストラとして活躍できるようになれるんでしょう? 「やはり、スタッフの皆さんとのつながりを大切にすることが大事です。例えば、撮影現場に毎日行くこと。あとは、監督の指示に瞬時に対応することと、ほかのエキストラの皆さんと仲良くすること。それと『リアクションできます!』『演技できます!』といったことを、元気よく、自信をもってアピールする姿勢が大事です」 ***  増井さんは、撮影の準備中でも気を抜かない。特にカメラワークを意識することが大事で、AKB48を例に教えてくれた。 「AKB48は歌の途中でカメラに抜かれた瞬間、みんな素敵な表情をしています。これは、リハーサル等を通じて、どの角度からどのようなタイミングでカメラに抜かれるかを意識しているからだと思います。僕も、たとえ隅のほうで小さく映る時であっても、きちんとした表情で映りたいので、リハーサルの時からカメラの動きを確認して、脳内でシミュレーションしています。映った瞬間にイマイチな表情をしていたら、カットされちゃうかもしれませんから」  こういったことを踏まえつつ、ほかの演者の邪魔をしないように、エキストラの役割を果たすのだという。
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どこからどう見ても気になる「園子温」の文字。
■園子温監督に「また来たのか!」と言われて  ところで、増井さんのTシャツに「園子温」の文字がチラチラと写っていることにお気づきだろうか。増井さんは園子温監督の大ファンで、取材日は、原宿で行われたイベント「園子温祭り」が終わった直後だった。 「監督に向かって野太い声援を送ってたら、『うるせーよ。お前、また来たのか(笑)』って言われました(笑)」  園監督の魅力は、どんなところなのだろうか? 「監督は、ボランティアエキストラをどんどん起用してくださるんです。しかも、素人同然の僕にも、キャストの方と同じように直接演技指導してくださるんです! 撮影現場は本当に楽しいし、毎日行きたくなるんです!」  園監督の話になった途端、声のボリュームが2倍になった増井さん。撮影が終わったばかりの園監督最新作『TOKYO TRIBE』にもエキストラとして参加。カットされていなければ、どこかで映っている……と思われる。
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ドラマ『たべるダケ』(テレビ東京系)第2話での増井さんの再現。
(時間があったら探したい、増井さんが参加した映画 ※一部) ・映画『愛と誠』(三池崇史監督) 少年院に連れてこられた太賀誠(妻夫木聡)をにらみつける囚人の役。 ・ドラマ『たべるダケ』第2話  主人公シズル(後藤まりこ)がたくさん食べている姿を、久美(石橋杏奈)の隣で呆然と見ている男。  ほかにも、『アウトレイジビヨンド』(北野武監督)、『るろうに剣心』(大友啓史監督)、『ツナグ』(平川雄一朗監督)、『劇場版トリハダ』(三木康一郎監督)、『横道世之介』(沖田修一監督)、『劇場版ATARU』(木村ひさし監督)、『凶悪』(白石和彌監督)、『めめめのくらげ』(村上隆監督)などなど……。 ※11月公開のアノ話題の映画にも参加されています。タイトルも役も言えないのが残念。 冒頭でも触れたが、増井さんは『そして父になる』にも参加。『そして父になる』『藁の楯』といえば、両作品ともカンヌ国際映画祭に選出された映画。増井さんは、ある意味、「カンヌ・俳優」ならぬ「カンヌ・エキストラ」なのである。   *** ――増井さん、すごいじゃないですか! 「ありがとうございます。『そして父になる』では、1秒ほど映っております。エキストラとしての役割を一生懸命、果たさせていただきました」 ――この先の目標はなんでしょう? やはり、エキストラを卒業して有名俳優に? 「役者への憧れはありますが、まだまだどうしても越えられない壁があるんです……」 ***  あらら……。そこはかなりシビアに捉えてらっしゃるようだ。真面目に取り組んでいるからこそ、見えてくる課題があるのだろう。今は、エキストラの実績を積んでいきたいという増井さん。今回のインタビュー後、満面の笑みを浮かべながら帰っていった。 (取材協力:原田専門家・山極克矢) niyaniyasss.jpg ●やきそば・かおる 山口県出身、東京都在住。ライター、構成作家、写真家。趣味は、変わった人に会って、変わった話を聞くこと。「相づちだけはうまいと言われます」(本人談) Twitter@yakisoba_kaoru 「土下座してでも会いたい!」過去記事はこちらから

純白の雪山は甘いか辛いかしょっぱいか?「雪見ラーメン」に迫る

R0020272.jpg  白いカルデラ丼の中に、天打つように降り積もった白い雪山。カルデラの湖には琥珀色の湖水が満々と凪いでいる。あと1カ月もすればこんな雪山が見られそうな時期になってきたけど、それにしてもどうよ、このラーメン!  あっ、この状態からだとラーメンかどうかも判別できないだろうけど、まぎれもないラーメンなのです。  問題は雪山の正体。  パッと見、かき氷か生クリームに見えるかもしれないけど、正解は、そう、メレンゲでした。  愛知県豊田市新上挙母駅近くの街道沿いにあるこの店に到着したのは昼過ぎ。店に入るや否や、美人女将は本日のランチを勧めてくれたのだが、記者の目的はコレだった。  雪見ラーメンを注文すると、美人女将は厨房に入り、ボールの中にハンドミキサー突っ込んでカリカリ始める。すると、見る見るうちに白い淡雪が出来上がった。  雪山を取り囲む琥珀色のスープは、トロ味のあるピリ辛味。なぜだか、雪山イコール甘味とイメージしていたので、余計辛く感じてしまった。 R0020279.jpg  湖底に沈む黄色い麺は細い縮れ麺で、スープがよく絡む。その麺に淡雪のメレンゲを一緒に絡ませると辛みがまろやかになる。見ても食べても味わいある、珍級グルメなのだ。  試しに、麺を雪山の上に乗せて“モンブラン”にしてみたが、お見せするレベルに達しなかった。  ちなみに、メニューを見るとほかにも「爆弾炒飯」という激辛の名物料理がある。あ、だから店名が『かちかち山』なのか? 中部地域限定のチェリオコーラもおいしゅうございました。 R0020270.jpg 愛知県豊田市 台南麺かちかち山 雪見ラーメン 790円 見た目 ☆☆☆! 味   ☆☆★ 店   ☆☆★ R0020269.jpg ★「珍級グルメハンター」の過去ログはこちらから

大公開! 13年10月度「日刊サイゾー」Amazonで売れたものランキング!!

IMG_0422_0203.jpg  いまや書籍のみならず、あらゆる分野の商品をそろえるネット上のマーケット空間「Amazon」。日刊サイゾーからも、記事の関連商品や人気の商品にリンクを貼り、ちょびっとだけアフィリエイト収入を頂いて、サーバー代やおやつ代をまかなっております。  日刊サイゾーからのリンクで購入されたAmazon商品をランキング形式で毎月発表! 売れ筋商品から、日刊サイゾーという媒体の特性だけでなく、時代の流れまで見えてくるとかこないとか……。 ●本のTOP5 第1位
ダンダリン一〇一 (モーニングKC) [コミック]
放送中の竹内結子主演連ドラ『ダンダリン 労働基準監督官』(日本テレビ系)の原作漫画がトップ。本は売れても、ドラマのほうは視聴率5%台まで落ち込んでいるみたいです。
【関連記事】「キャストは最高なのに……」初回11.3%の竹内結子主演『ダンダリン』のコミカル描写に拒否反応続出か

第2位
世界の絶景の家 [単行本] こちらは旅行欲をそそられる一冊。へんぴな場所にポツンと建っている、世界の建物が紹介されています。写真キレイ。 【関連記事】なんでこんなところに!? 崖、島、絶景にぽつんと建つ家々の写真集『世界の絶景の家』

第3位
サイゾー 2013年 11月号 [雑誌] [雑誌] 3位は、雑誌版サイゾーがランクイン。ありがとうございます! ウェブ版と別の編集部が作ってるので、内容かぶってないです。 【関連記事】現代タブー白書

第4位
統合失調症がやってきた [単行本(ソフトカバー)] お笑いコンビ・松本ハウスが実体験を綴った本がランクイン。加賀谷さんは先日、すでに離婚していたことを告白されましたね。インタビュー時にはもう離婚してたということですか……。 【関連記事】「コーヒーを押すと、ミルクティーが出てきた」10年ぶり復活のボキャ天芸人・松本ハウスが語る“統合失調症”のリアル

第5位
全国飲食チェーン本店巡礼 ~ルーツをめぐる旅~ [単行本(ソフトカバー)] モスバーガー、CoCo壱番屋、ガスト、てんや、餃子の王将、牛角、築地銀だこ……日本の大手チェーンを掘り下げた一冊。男の必需本!? 【関連記事】吉野家、マック、サイゼリア……同じ味なはずなのに何かが違う?『全国飲食チェーン本店巡礼』


●DVDのTOP5 第1位
東方神起 LIVE TOUR 2013 ~TIME~ (初回生産限定盤) (特典ポスター無) (3枚組DVD) (2013) トップは、大人気コンビのDVD。K-POPの男の人ってほんとイケメンですよね。先日行った、新大久保のホットク屋の店員も笑っちゃうほどイケメンでした。 【関連記事】「真珠、入ってないよね?」岩井志麻子に下ネタ浴びせられたBEASTに見る“K-POP大安売り”の現状

第2位
AKB48 リクエストアワーセットリストベスト100 2012 初回生産限定盤スペシャルDVDBOX Everyday、カチューシャVer.【外付け特典ポストカード無】 2位は、トップアイドルのライブ作品。最近のホットなアイドルニュースは、元アリス十番のAVデビューでも、BiSにコシノジュンコが加入したことでもなく、大島優子が『地獄でなぜ悪い』を観てゲロを吐きそうになったことでしょう。 【関連記事】HKT48人気メンバーの音痴に激震!! 指原莉乃「練習の必要ない」アイドル論が証明された!?

第3位
SOD 宣伝部入社2年目 浅野えみ カラダの隅々までじっくり 性感帯開発プロジェクト(ハート) [DVD] 3位はSODの作品がランクイン。女性向け商品開発のため、さまざまなディルドをハメ比べたり、膣内カメラで女性器をチェックしたり、社内で精子を採取したり……。会社員も大変ですね! 【関連記事】【SOD感謝祭】特技は電気工事、電車も大好き! 元鉄道会社社員・紗藤まゆが退職してSODより決意のAVデビュー

第4位
AV史上もっとも綺麗な40代 宮本紗央里 42歳 AVDebut [DVD] 7月に発売されたこちらが、再浮上! 宮本さんが家族でお住まいの家に男優さんが押しかけ、こんなとこや、そんなとこに、あんなことをしてしまったそうです。ハレンチですね。 【関連記事】「これってネットに載るんですか!? 旦那にバレたらどうしよう……」AV出演した“本物素人人妻”を直撃!

第5位
劇場版銀魂 銀幕前夜祭り2013 [DVD] コスプレ界でも大人気の『銀魂』が5位。小社では、オタク向けサイト「おたぽる」をオープンしましたので、「我こそは!」という勇者、集まれー! 【関連記事】熱い? 寒い? 賛否両論の話題作『キルラキル』を斬る!


●【番外編】高額商品TOP5 販売実数にかかわらず、温かい気持ちにさせてくれた高額商品のランキングです。 第1位
PANASONIC CS-EX223C-W クリスタルホワイト EXシリーズ [ルームエアコン (主に6畳用/100V) エコナビ・お掃除・ナノイー搭載] 76,780円。Amazonで買われたということは、ご自分で設置されるということでしょうか? すみません、大きなお世話でしたね。高額商品のご購入、ありがとうございます!

第2位
セレストロン LCDデジタル顕微鏡 CE44340 33,980円。今の顕微鏡は、液晶画面が付いてるんですね。へー。やっぱ精子とか見るんでしょうか?

第3位
パナソニック 小型ビューアー LF-PJ525H 30,270円。ポケットにも入っちゃうプロジェクターだそうです。へー。やっぱAVとか映すんでしょうか?

第4位
ユピテル(YUPITERU) ATLAS ゴルフナビ AGN4210 19,950円。ゴルフのような紳士な遊びの経験がないので、よく分からないですが、ドラゴンボールレーダーみたいでかっこいいですね。

第5位
【ビデオゲーム・マスターピース】 『バイオハザード4 HDリマスター版』 1/6スケールフィギュア エイダ・ウォン 18,340円。フィギュアたっけ! しかし、好きな方からしたら安いのかもしれませんね。

ミニコミが熱かった時代「平凡パンチ」1975年2月5日号 「ミニコミ第三世代に注目」

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 もはや「ミニコミ」なんて言葉は、通用しない世代のほうが多数派になっているんじゃなかろうか。まず、Googleで検索してみたのだが、最上位に表示されたのは「日本語俗語辞書」なるサイトの用語解説(http://zokugo-dict.com/32mi/minikomisi.htm)。ここでは「ミニコミ誌とは、自主制作雑誌の総称」として解説している。対して、多くのサブカルチャー用語が掲載されているWikipediaには、「ミニコミ」「ミニコミ誌」の項目はない。  ミニコミ誌は、いわば同人誌の一形態である。いや、同人誌がミニコミ誌の一形態なのかもしれない。その境界線は極めて曖昧だが、同人誌は掲載される記事が特定のジャンルや目的に絞られたもの。対して、ミニコミ誌は雑誌的といえるだろう。いずれにしても、制作する人々が、どう認識しているか次第だ。百花繚乱のコミックマーケットの中でも、同人誌というよりもミニコミと表現したほうがよいサークルは、数少ない。長らく刊行されている「漫画の手帖」あたりが、古きよきミニコミのスタイルを守っている数少ないものだろう(と、再びGoogleで検索してみたら「漫画の手帖」はWikipediaに「漫画に関するミニコミ誌」としてページがあった)。  かつて、インターネットも携帯電話もなかった時代。若者が、情報発信を行うツールとして使ったのが、ミニコミ誌であった。どこの大学にも、ミニコミ誌の1つや2つは必ずあった。オフセット印刷の高級なものは少数派で、多くはガリ版や、ちょっと時代が進んでリソグラフで印刷したものを、ホチキスで製本したものであった。  ちょっと回想。筆者が大学生だった90年代半ばは、振り返ればちょうど時代の端境期だったろう。まだ、ワープロを所有している同級生は少なく、パソコンとなると指で数えられる程度のマニアックなものだった。それでも、多くの人がミニコミ的なものは制作していた。筆者の通っていた大学の場合、ミニコミ誌制作を掲げるサークルは、どういう事情か勢いを失っていたが、文芸系サークルとか、研究系のサークルは、会報とか会誌という形で、ミニコミ的なものを制作していた。その制作風景も、今となっては化石的だと、この文章を書き始めて気づいた。  当時の制作スタイル。まず、ワープロで原稿を制作するのは、ごく少数派。PCを所有していてもテキストデータなんて言葉は、ほぼ誰も知らない世界。原稿は、緑の方眼が入ったレイアウト用紙に直接書き込むか、ワープロで入力したのをプリントアウトして、切り貼りするものであった。直接、レイアウト用紙に原稿を書くときも、いちいち鉛筆で書いて下書きするのは面倒くさくて、直接ペンで書いていき、間違ったら修正液を塗りたくるのが常套手段だった。そう、あの頃は、文房具の中で修正液が欠かせない時代だったのだ。原稿が揃ったら、ページに間違いないか確認をして、リソグラフで印刷。だいたい、〆切を設定していても、誰もが守るはずもない。ゆえに、リソグラフで印刷したあたりで、サークルボックス or 学生会館を追い出されて、誰かの家で「紙をトントンする作業」「紙を折る作業」「閉じていく作業」を繰り返し、気がついたら、朝という感じ。だいたい、印刷の前の段階。原稿を揃えているあたりから、合宿である。なにしろ、1人か2人かは、原稿を揃えている段になって、ようやく原稿を書き始める……。研究系のサークルだと、真面目に研究論文を書くヤツがいる一方で、1人か2人かは「……次回に続く」と2ページ目で終わるヤツ、趣味か食い物の話か、合宿の思い出を書いてお茶を濁すヤツが出る。  そして、今は21世紀。ワイワイガヤガヤした制作風景は、もう聞かない。大学生レベルでも「PDFで入稿してネ!」とか、器用なヤツがInDesignでカッコイイデザインをつくっちゃう時代なのだ。こうしてモノをつくる作業は個人の中へと埋没している。スタイリッシュなデザインは、手に取る者を満足させても、長く記憶に止めるものは少ない。  さて、ミニコミはいかにして生まれてきたものなのか? 「平凡パンチ」1979年2月5日号に掲載された「ミニコミ第三世代百花繚乱」は、こう綴る。 R0037532.jpg 「ミニコミが、そもそも若者文化の旗手として世の中に登場してきたのは、あの68~69年の学園闘争以降のことだ。自分たちのパワーで既成社会に変革を迫ったあの闘争もけっきょく、機動隊の圧倒的な力の前に、敗退せざるをえなかった。  そうしたなかで、闘争挫折派のヤングが、政治的な戦いを文化的なレベルでの闘いにスイッチバックさせる形で、新たに生み出したのが、ガリ版刷りやタイプ印刷のミニコミ雑誌群だったのだ。  いわゆる大人社会への対抗文化設立を目指す、“怒れる若者たち”からの紙つぶてとして、これらのメディアは、世の中へ放たれた。  あれからちょうどまる10周年を迎えた今、ミニコミ自体もかなりの変化をとげている。つまり、おフザケとパロディとに満ちたナンパのメディアが激増している」  ここに示されるように、そもそもミニコミは漠然としたカウンターカルチャーの意識の中で、生まれ出たものだった。しかし、それは、あくまで漠然としたものにすぎなかった。ここに示されるように、わずか10年の間に、ミニコミという媒体を使って体制に、あるいは世の中に牙を剥く意識は、飛び去った。でも、若者の情熱が冷め切ったというわけじゃない。それは、本気の消費文化として蘇ったのである。  この記事では、前述の闘争に挫折した世代を第一世代として、1979年当時には既に第三世代に移行していると述べている。  すなわち第二世代とは 「手書き文字をそのまま軽オフセット印刷にかけたという新聞スタイルのフリープレス群である」  とする。そして、第三世代とは77年ごろから勃興してきた 「いわゆる街の情報誌のスタイルをとったタウン誌と各大学のキャンパス・マガジンの2つの傾向」  からなるものだとする。  この記事が掲載された1979年という時代、それは第一世代は消え去ったものの、第二世代はまだ残存。第三世代が、急激に勃興を始めた頃だったのだ。  この記事では真面目な第二世代も取り上げつつも、メインになるのは第三世代。記事中では、1979年当時には全国でミニコミ誌は5,000種も出ていると述べているが、その中で最も勢いがあるのは、マジメさも堅さもない。それまでの学生のメディアとは打って変わった第三世代のミニコミであったのだ。  そして、記事は次々と第三世代を象徴すべき妙なミニコミを紹介している。中でもイチオシで紹介されるのは同志社女子大の女学生による「奇女連」なるサークルが発行する「ナ・リマ・セヌ」なるミニコミだ(タイトルは、尼さんが濡れ場で「なりませぬ、なりませぬ」と声に出すところからと、ある)。記事によれば、この奇女連は、次のような女性の集合だという。 「平均年齢二十歳ほど/男の所持数 星の数ほど/信条 犬が西むきゃ尾は東/宝物 子宮/氏神 中山千夏+桐島洋子<泉ピン子/合言葉 普通の女の子はもうやめた」 ……サブカル女子は、別に21世紀になって始まった存在ではないことを示す資料ではなかろうか。  ともあれ、若気の至りともいえる突っ走り方がすがすがしいミニコミには目を見張るものがある。上智大学の仲良し4人組の女のコたちがロンドンでパンクに目覚めて創刊したと紹介される「狂乱娼館」はまさに、それ。なんでも、パンクを本当に正しく伝えるミニコミだそうなのだが、 「だれでも人間なら言いたいことがあるのだから、かまわず発言しようってことが私たちのネライ。そして、パンクを通して日本のジャーナリズムがいかにくさっているか、身をもって挑戦したいンです」  と、発行メンバーはコメントしている。政治の季節が過ぎ去ってから10年を経ても、まだ何かの雰囲気が残っていたことを感じさせずにはいられない。今でも、ミニコミ誌が継続的に発行されている早稲田大学に触れた部分では、新しい号が出るたびにキャンパスに露店を出して販売していることが記されている。学生が露店を出して勝手に商売をやり始める──もはや、ガードマンがウロウロと巡回している管理された空間となった大学では考えられない光景であろう。 (文=昼間たかし)

内村光良、SMAP中居、楽しんご……芸能人のダークサイド(10月下旬の人気記事)

ranking1031.jpg  10月下旬に注目を集めた記事を振り返る「日刊サイゾー人気記事ランキング」。かねてから打ち切りがささやかれていた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が32年の歴史に終止符を打つことが発表され、みんななんだか少し切ない気持ちになった今クール。あらためて「タモさんってすごいね」という話題が盛り上がる一方、芸能界では、暴力やら恫喝やら、芸能人のみなさんのコワ~い一面も続々と明らかになりました。それでは早速、ランキングをチェックしていきましょう! 第1位 「のんきにポエム綴るも事情聴取済み!?」楽しんご、逮捕から復帰までのシナリオ 怖しんご。 第2位 「内村の顔に泥を塗りやがって!」桜塚やっくん追悼コメントにブチ切れたマセキ芸能社 ウッチャン、かわいそう。 第3位 “生放送で無言”騒動のSMAP・中居正広 ファンだけが知る「不機嫌」の真相とは 知ってた! 第4位 “伝説の復活”のはずが……上川隆也主演『特捜最前線2013』大コケで、テレビ朝日大慌て “ドラマのテレ朝”のはずが……。 第5位 「キムタク『安堂ロイド』の楽しみ方は?」「亀梨和也主演で大コケ!?」ジャニーズドラマ初回総ざらい 脱ジャニドラ始まる!? 次点 32年の歴史に終止符──『笑っていいとも!』3月で終了「タモリとスタッフ陣との溝埋まらず……」 やっぱりねー。 次々点 “元アウトローのカリスマ”瓜田純士氏ら刺され重傷 犯人は依然逃走中── 心配です。

“天才”で“非情”な人間はどうやって生まれた? 映画『スティーブ・ジョブズ』が公開

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(C)2013 The Jobs Film,LLC.
 芸術の秋もたけなわ、というわけで今月の新作映画は注目作、話題作りがめじろ押し。その中から今週は、カリスマ経営者の生涯を描くドラマ、痛快アクションのバディムービー、珍品にして怪作のB級ホラーの3本を取り上げたい。  『スティーブ・ジョブズ』(11月1日公開)は、2011年に死去したアップル創設者の波乱に満ちた生涯を描いたドラマ。70年代、大学を中退し精神世界に傾倒しながらも無為に過ごしていたジョブズは、親友ウォズニアックが趣味で作っていたコンピュータに興味を持つ。2人は友人らと共に個人向けマシンの商品化に着手。自宅ガレージを拠点にアップルコンピュータを設立したジョブズは、77年に世界初の一体型パーソナルコンピュータApple IIを発表、大ヒットを記録する。会社は急成長し、若くして成功を収めたジョブズだったが、独断的で冷酷非情な経営手法は周囲との対立を生み、利益より理想を追求する姿勢に取締役会は危機感を抱くようになる。  ジョブズ本人と外見の瓜二つぶりで話題のアシュトン・カッチャーが、今なお信奉者の多いカリスマ経営者を魅力たっぷりに、また時に憎々しく演じきった。監督は『ケビン・コスナー チョイス!』(08)のジョシュア・マイケル・スターン。IT業界を志望する人や起業を目指す人はもちろん、夢を実現したいすべての人に勇気を与えてくれる作品だ。  『2ガンズ』(11月1日公開)は、グラフィックノベルを原作に、デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの初共演で描くクライムサスペンス。麻薬取締局(DEA)の捜査官ボビー(ワシントン)と海軍情報部の将校マイケル(ウォールバーグ)は、互いの正体を知らないまま潜入捜査にあたり、麻薬組織から4000万ドルを奪取。だが、マイケルの上司の裏切りに遭い、大金を奪われてしまう。命まで狙われる羽目になった2人は事態を解決するため手を組むが、大金をめぐるDEA、海軍、麻薬組織、CIAの争いによっていよいよ追い込まれる。  捜査官や将校とはとても思えない不良で荒くれな主人公コンビを、ワシントンとウォールバーグがノリノリで熱演。ガンファイトや格闘の派手なアクションから、皮肉の効いたジョークの掛け合いまで、テンポの良い演出でしっかり楽しませてくれる。監督は、ウォールバーグ主演作『ハード・ラッシュ』(12)も手がけた新鋭バルタザール・コルマクール。ほどよい緊張と興奮、爽快な後味を求めるならこの1本で決まりだ。  『武器人間』(11月2日公開、R15+)は、ナチスドイツが禁断の人体実験を行っていたという奇想天外な設定で描く異色ホラー。第2次世界大戦末期、ソ連の偵察部隊がドイツの占領地区を調査し、古い教会の内部で死体の山と工場のような設備を発見する。地下通路の先に隠されていた広大な研究室では、ヒトラーの命を受けたフランケンシュタイン博士の孫が、死体と機械を合成して異形の「武器人間」を製造していた。  オランダのCMディレクター、リチャード・ラーフォーストの長編初監督作。ナチスの陰謀やマッドサイエンティストの人体実験など、B級映画にありがちなネタの組み合わせではあるが、野暮ったいデザインが妙にユーモラスな「武器人間」たちのインパクトについ引き込まれてしまう。CGを極力使わず実物大のボディスーツを制作し、俳優たちに演じさせた点も監督のこだわり。『ドクター・モローの島』(96)、塚本晋也監督の『鉄男』シリーズなどマニアックな映画のファンにはたまらない珍作だ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『スティーブ・ジョブズ』作品情報 <http://eiga.com/movie/78309/> 『2ガンズ』作品情報 <http://eiga.com/movie/58262/> 『武器人間』作品情報 <http://eiga.com/movie/79080/>
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消えゆく昭和の記憶……デパートの屋上遊園地を撮り続ける写真家

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「上野松坂屋」の屋上遊園地にて。
身の回りにいそうでいない、ちょっと変わったことをしている人や、面白そうな場所に、文筆家のやきそばかおるが直撃取材!  デパートの屋上遊園地に魅了され、各地で写真を撮り続けている人がいる。名前は木藤富士夫さん。大人になると、屋上遊園地にはあまり行かなくなるものだが、木藤さんはなぜ撮っているのだろうか? すでに膨大な量の写真を撮っているという木藤さんに、屋上遊園地の魅力を聞いてみた。
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「東急百貨店東横店」の屋上遊園地。(2013年3月31日に閉園)
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「山交百貨店」(甲府市)の屋上遊園地にて。
やきそば 「何枚くらい撮ってますか?」 木藤さん 「3万枚は撮ってます」 やきそば 「さ、サ、三、3万枚!?」 木藤さん 「撮影は、フィルムとデジタルの両方で撮っています。フィルムで撮る理由は、撮り慣れているからというのと、愛情表現といったところですね」 やきそば 「きっかけは?」 木藤さん 「今から10年ほど前、現在の妻と渋谷にある『東急百貨店東横店』の屋上で待ち合わせをしたのがきっかけです。子どもが遊んでいたり、サラリーマンが休んでいる光景を見て『都会の真ん中にこういうところがあるなんて、いいな~』と思って、それ以来、撮り始めました」 やきそば 「デパートの屋上で待ち合わせをするなんて、シャレてますね!」 木藤さん 「彼女の提案だったんです。渋谷の街中で待ち合わせをしたら、分かりづらいから、駅の屋上(屋上遊園地)で待ち合わせようって」  おお~~!! なんてセンスがいいんだ。彼女(現在の奥さま)の提案がなかったら、木藤さんは屋上遊園地の写真を撮っていなかったかもしれないのだ。 やきそば 「写真を見ると、遊具で遊んでいる子どもたちの表情がイキイキしていますね」 木藤さん 「でも、子どもを撮るのって、ハッキリいってものすごくハードルが高いんです。特に2~5歳くらいの子は、動いてばっかりだし、ブレてしまうんです(笑)」 やきそば 「(笑)。子どもは、はしゃぐのが仕事みたいなところがありますよね」  もちろん、大人にとっても屋上遊園地は魅力的な場所だ。夕日や青空を見ながら遊べる空に一番近い遊び場であり、風を感じたり雪景色が見れたりと、四季を感じて遊べるところも魅力だと木藤さんは語る。
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「八王子そごう」屋上にあった遊園地にて。「八王子そごう」は2012年6月3日で閉店。ここの遊園地は、ファンキーモンキーベイビーズのデビューシングルのPVの撮影にも使われた。
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閉園を名残惜しむ遊園地ファンからのメッセージがびっしりと。
■屋上遊園地、悲しすぎる最終日 やきそば 「そういえば、屋上遊園地って、あまり見かけなくなりましたね……」 木藤さん 「都内および都内近郊の屋上遊園地は、次々と姿を消してます。今年(2013年)は『東急百貨店東横店』や『銀座松坂屋』の屋上遊園地、それに『荻窪タウンセブン』の『屋上ちびっこタウン』が廃止され、残るは『上野松坂屋』や『京王百貨店 新宿店』など数カ所で、本当に貴重なものになりました」 ※実は上野松坂屋の屋上遊園地も、建て替えのため2014年の3月に閉店するそうだ。建て替え後はパルコになるため、またひとつ屋上遊園地が消滅することとなる。今のうちに遊びに行きたいところだ。 やきそば 「地方の屋上遊園地の状況はいかがですか?」 木藤さん 「全国的に、閉園する傾向にあります。一カ所でも多く残ってほしいけど、こればっかりは僕が一人で言い続けてもムリですし……。それに、閉園最後の日だというのに、閉園時間にお客さんが一人もいなくて、ひっそりと閉園していった屋上遊園地を何度も見かけたことがあるくらいなので……」 やきそば 「う、う~~。それは悲しい」 木藤さん 「今年、神奈川にある某デパートの屋上遊園地が閉園したんですが、僕が見た限りでは営業最終日のお客さんは10人しかいませんでした。しかも、最後の2時間ぐらいは僕しかいなくて……」 やきそば 「最後まで屋上遊園地の勇姿を見守った木藤さんは、偉すぎます!」 木藤さん 「やっぱり、知らず知らずの間に閉園していっちゃうのは寂しいですからねぇ」 やきそば 「閉園する主な理由は、少子化ですか?」 木藤さん 「それも要因の一つだとは思いますが、建て替えを機に閉鎖したり、行政から補助金の出る緑化スペースにリニューアルしたりすることが多いです。サッカーやフットサル場のスペースになったりしたところもあります。それに、今の消防法では、遊園地にはつきもののテントを設置することもできないので……」 やきそば 「厳しい時代ですねぇ~~」  暑くても寒くても、木藤さんは時間さえあれば屋上遊園地に足を運んでいる。
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長崎市にある「浜屋」の屋上遊園地。
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埼玉県川越市にある「丸広百貨店」の屋上遊園地。
■嘆願! ぜひとも残してほしい屋上遊園地 やきそば 「木藤さんが、とりわけ残ってほしいと思う屋上遊園地は?」 木藤さん 「(即答で)長崎市の『浜屋』です。ここの屋上遊園地は歴史が長く、30~40年は雰囲気が変わっていません。ぜひとも残ってほしいです。あとは、埼玉県の川越市にある『丸広百貨店』。ここの屋上遊園地には、大きな遊具が3つもあります」 やきそば 「大きな遊具?」 木藤さん 「モノレールと、観覧車、飛行機がグルグル回る遊具といった、一般的な遊園地にあるような大型の遊具が揃ってるんです」  土曜の夕方、上野松坂屋の屋上遊園地で、木藤さんと屋上の話で大盛り上がり。気がつけば、たくさん遊んでいた子どもたちは続々と家路に。屋上遊園地に残っているのは我々2人と、遊園地の常連とみられる主婦の方の3人だけなのであった……。 やきそば 「寒くなってきましたね。帰りましょうか」 木藤さん 「いえ、私はもう少しここにいます」 ●木藤富士夫さんのサイト 「Roof おくじょう」<http://okujo.fujio-panda.com/> 日本国内外の屋上遊園地にまつわる写真や情報が満載。 ※個人的には、ぜひとも写真集を出版してほしいところですが、木藤さんによると、出版させてくれる会社を募集中とのことです。 niyaniyasss.jpg ●やきそば・かおる 山口県出身、東京都在住。ライター、構成作家、写真家。趣味は、変わった人に会って、変わった話を聞くこと。「相づちだけはうまいと言われます」(本人談) Twitter@yakisoba_kaoru 「土下座してでも会いたい!」過去記事はこちらから

“人種差別”の壁に挑んだ男たちの実録ドラマ! 背番号が与える重みと力『42 世界を変えた男』

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近代メジャーリーグ初の黒人選手となったジャッキー・ロビンソン。脅迫や嫌がらせに屈することなく、ガッツ溢れるプレーでドジャースの躍進に貢献した。
 武器を持たずに、完全なる非暴力を貫くことで“革命”に挑んだ男たちの物語だ。『42 世界を変えた男』のタイトルにある“42”とは、近代メジャーリーグ初となる黒人選手ジャッキー・ロビンソンが背負っていた背番号のこと。現在、全米のあらゆる球団で永久欠番扱いとなっている唯一の背番号である。ロビンソンがメジャーリーグ入りを果たした1947年の米国にはまだ激しい人種差別が残り、400人いるメジャーリーガーは全員白人だった。ブルックリン・ドジャース率いるブランチ・リッキー会長と契約したロビンソンは、たった1人でグランド上での闘いを強いられた。対戦チームだけでなく、観客、審判、そしてチームメイトさえも、肌の色が違うロビンソンのことを敵対視していた。ひとりのアスリートが起こした革命が全米にどのような影響をもたらしたのかを『42 世界を変えた男』は伝える。  物語は第2次世界大戦が終結した1945年から始まる。祖国アメリカを守るために戦場へと送り出された多くの黒人兵たちが帰ってきた。だが、彼らが命懸けで守った米国には「人種隔離法」という悪しき法律が存在していた。リンカーン大統領の奴隷解放宣言によって奴隷制度は表向きはなくなったものの、ホテル、レストラン、バス、トイレ、水飲み場などの公共施設を黒人は白人と一緒に利用することができないままだった。メジャーリーグは白人たちのもので、身体能力の優れた黒人選手たちはニグロリーグでプレーするしかなかった。陸軍を退役したロビンソン(チャドウイック・ボーズマン)もニグロリーグに属する選手のひとり。厳しい人種差別に遭いながらも、野球を愛する仲間たちとバスに揺られて巡業する日々を送っていた。彼らにとっては大好きな野球をやって食べていけることが現実的な理想であって、メジャーリーグでプレーすることは夢のまた夢でしかなかった。  そんなニグロリーグに注目していたのがドジャースのリッチー会長(ハリソン・フォード)だった。ドジャースの本拠地であるNYの下町・ブルックリンは黒人層が多い。ニグロリーグから有能な選手を連れてくれば、低迷するチームの戦力アップは間違いない。当時のニグロリーグはメジャーリーグとのエキシビションマッチで圧倒的な勝率を誇っていた。ドジャースが強くなり、しかも球場に大勢のファンが詰めかける。“興行の天才”と呼ばれたリッチー会長はこのアイデアを迷わず実行に移す。「前例がありません」と慌てふためく球団職員たちに対し、リッチー会長はこう言い放つ。「1ドル紙幣は白でも黒でもない。緑色だ」。
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ロビンソン(チャドウイック・ボーズマン)は罵声が飛び交う球場で、チームメイト、ファン、マスコミが納得する成績を残さなくてはならなかった。
 球団職員たちには「これはビジネスだ」と説く一方、リッチー会長にはもう1つの思惑があった。戦争が終わり、これからは新しい平和な時代。人種隔離制度がおかしいことはみんな気づいているのに、誰もそのことに触れようとしない。それならば球界が、フェアプレーの精神を重んじる野球人こそが率先して改革に取り組むべきではないのか。リッチー会長は豪腕ビジネスマンであると同時に、誰よりもドジャースを愛し、そして野球が大好きだった。お金儲けという“実利”と差別のない社会づくりという“理想”、この2つの歯車が噛み合い、リッチー会長の「偉大なる実験」が動き始める。  リッチー会長のお眼鏡に適ったのは、ニグロリーグに参加して間もない26歳のロビンソンだった。当時のニグロリーグには超人級のスーパープレイヤーたちがゴロゴロしていた。投手のサチュル・ペイジは時速170キロの豪速球を投げ、さらにホームベースに置いたタバコの箱にボールを当てて倒してみせる絶妙のコントロールも備えていた。“黒いベーブ・ルース”と呼ばれるジョシュ・ギブソンは通算本塁打が900本を越えるスラッガーだった。彼らの超絶プレーを観るために黒人ファンはニグロリーグに押し寄せた。だが、リッチー会長はあえてスーパースターではないロビンソンを抜擢する。まだ伸びしろのあるロビンソンがメジャーリーグに移籍して成長する姿こそが、ファンの感動を呼ぶと考えたのだ。もうひとつ、ロビンソンがUCLAに在籍し、陸軍将校を務めたプロフィールも重要視された。白人社会の中に入っても、ロビンソンなら理不尽なトラブルに冷静に対処できるだろうと。ドジャースの事務所に呼び出されたロビンソンは、リッチー会長に求める選手像を尋ねる。「会長はやられてもやり返さない腰抜けが欲しいんですか?」。プレイヤーとしての能力だけでなく人格面も見込んでいるリッチー会長の返事はこうだ。「やられても、やり返さない勇気の持ち主がほしいんだ」。
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ビジネスマンの仮面を被りながら、野球改革を進めるドジャースのリッチー会長。映画賞に無縁だったハリソン・フォードが久々の好演!
 リッチー会長と契約を結んだロビンソンがグランドに一歩足を踏み入れると、尋常ではないプレッシャーが襲い掛かってきた。敵チームや観客は「ニガー! ニガー!」の大合唱、ロビンソンの頭部を狙ってビーンボールが投げられ、俊足を活かしてベース上を駆け抜けても塁審はアウトを宣告する。チーム内では「黒人選手の参加は認めない」という署名運動が水面下で進められていた。リッチー会長はグランドの中までは助けに来てくれない。そんな孤立無援の状況で、どうしてロビンソンは耐えることができたのだろうか?  ロビンソンが対戦相手や観客のヤジに切れてしまったら、ようやくリッチー会長が開けてくれたドアを自分で閉めてしまうことになる。そのドアの向こう側で待っているニグロリーグの同胞たち、将来を夢見る若い選手たちの可能性をすべて潰すことになってしまう。黒人アスリートたちの未来が、ロビンソンの言動やプレーのひとつひとつに託されていたのだ。ロビンソンが背負った“42”という背番号はとてつもなく重かった。だが、その重みがロビンソンをグランドに踏みとどまらせた。  ロビンソンがメジャーリーガーとなってどれだけ大活躍したかは、野球好きな人ならご存知だろう。1956年に現役引退したロビンソンは公民権運動に積極的に参加し、1964年になって人種隔離法はようやく廃止となる。リッチー会長とロビンソンがたった2人で始めた非暴力革命は、全米中に多大な影響を及ぼすことになった。ロビンソンの成功に刺激され、サチュル・ペイジは42歳にしてメジャーリーグ入りするなど、ニグロリーグの有力選手たちは次々と大舞台へと挑戦していく。その結果、ニグロリーグは急速に人気を失い、リーグ解散を余儀なくされた。“42”という数字が偉大なる伝説となった影で、伝説を生み出す豊かな土壌を誇ったニグロリーグという世界が存在したことも記憶しておきたい。 (文=長野辰次) 42_4.jpg 『42 世界を変えた男』 監督・脚本/ブライアン・ヘルゲランド 出演/チャドウイック・ボーズマン、ハリソン・フォード、ニコール・ベハーリー、クリストファー・メローニ、アンドレ・ホランド、ルーカス・ブラック、ハミッシュ・リンクレイター  配給/ワーナー・ブラザース映画 11月1日(金)より全国公開  (c)2013 LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC. <http://wwws.warnerbros.co.jp/42movie>

山形のソウルフード「どんどん焼き」

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割り箸に巻きつけたチープなお好み焼き、それがどんどん焼き!
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男が挑む、新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!  100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという試みの第3回。  相変わらずノープランで100円ショップへと買い物に行くと、粉ものコーナーが充実していることに気が付いた。粉ものとは、小麦粉を原料とした食べ物のこと。お好み焼き粉やたこ焼き粉、ホットケーキミックスなどの魅力的な粉が所狭しと並んでいる。  これらは具と形の組み合わせで、無限の可能性が広がる素敵な素材といえるだろう。  よし、今回はこの粉もので勝負してみることにしよう。
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第1回で買い物をした某チェーンに戻ってきた。
 購入したのは、たこ焼き粉、ふりかけ、天かすの3品。  この組み合わせで目指すのは、山形県が誇るソウルフード、どんどん焼きである。今回はいつものように適当なオリジナル料理ではなく、ちゃんとした本家のあるカバー料理なのだ。
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今回の3品はこちら。
 どんどん焼きとは、薄く焼かれた生地を割り箸に巻いたお好み焼きのことで、山形県民にとってはおなじみのおやつである。定番の具は、魚肉ソーセージの輪切りと切手サイズの海苔。  特徴はそのボリュームに対する値段の安さで、だいたい1本150円くらいが相場となっている。胃袋に対するコストパフォーマンスが素晴らしい。  こんな値段なので、わざわざ家で作る山形県民は少ないと思うが、埼玉県民が食べるには山形まで出かけるか自分で作るしかない。どんどん焼きが1本150円とするならば、材料費300円で2本作れればドロー、3本作れれば私の勝ちといっていいだろう。何を勝負しているのかよくわからないが。
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これが山形のどんどん焼きの実物。
 まずはボールに適量のたこ焼き粉、ふりかけ、天かすを入れて、これを水でゆるゆるに溶く。  生地にたこ焼き粉をセレクトしたのは、最近のどんどん焼きのトレンドとなりつつある「モッチリふわふわタイプ」を目指すため。「カッチリしこしこタイプ」にするのであれば、膨張剤などが入っていないお好み焼き粉をセレクトするといいのではないだろうか。  本場のどんどん焼きには、鰹節パウダーや青海苔、紅しょうがのみじん切りなどが入るのだが、これらをワンセットとして補ってくれるのが、ふりかけの存在である。複数の材料が組み合わされた存在は、こういうときに心強い。  そして唯一の具である天かすについては、完全に私の好みだ。天かす、大好き。
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このくらいのとろみでいいだろうか。
 本来のどんどん焼きは、大きな鉄板に生地を四角く広げて作るのだが、わざわざホットプレートを出すのも面倒なので、卵焼き用の四角いフライパンを使ってみることにした。  本当のことをいえば、まず普通のフライパンで焼いてみたのだが、テフロン加工の効果が末期を迎えており、焦げ付いてしまってひっくり返せなかったのだ。その点、卵焼き用のフライパンは使用頻度が極端に低いので、同じ時期に買ったにもかかわらず新品同様である。  お玉1杯分の生地を流し込んで薄く広げ、そこにウスターソースを掛ける。
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本場山形では、ソース味だけでなく、しょうゆ味という選択肢もある。
 いい感じに生地が焼けたところで、慎重に裏返す。たこ焼き用の粉を使ったのだが、生地のフカフカトロトロ度が予想以上に高く、薄く焼いてひっくり返すのがなかなか難しい。
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少し崩れたが、どうにか成功。
 本当は鉄板の上で割り箸にクルクルと巻くのだが、このフライパンだと構造的にそうもいかないので、両面が焼き上がったところで皿に取り出してから、クルクルクル。  仕上げにウスターソース、マヨネーズ、追加のふりかけを掛けたら、3品食堂風どんどん焼きの完成だ。本場のものに比べると、ちょっとボリュームが足りないけれど、なかなかの再現度じゃないだろうか。
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それっぽくできた気がする。割り箸を持ち上げたら壊れたけど。
 山形でどんどん焼きを食べたのが結構前なので、実はその味を忘れ気味だったのだが、これを食べて思い出した。そうそう、こんな味だった。もっとボリュームがあって、さらにシンプルだったかな。ちょっとふりかけと天かすを奢りすぎたようだ。でも満足。  300円分(税別)の材料で軽く5枚は作れるようなので、この勝負は私の勝ちだ。  どんどん焼き屋さんにも、お好み焼き屋さんのように予算に応じたトッピングという文化があり、チーズだったり、カレーだったりを追加できる。そこで2本目以降はせっかくなので、冷蔵庫にあったものを適当に巻き込んでみた。  お店だと値段が気になってなかなかトッピングに挑めないが(プラス100円とかだけれど、もともとが150円とかなので高く感じる)、自宅ならそのあたりはフリーダムなのがうれしい。
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手前がハムチーズ、奥がウインナー。こんな贅沢初めて。そういえば割り箸を巻き忘れた。
 そして最終的には、生地をさらに水で伸ばして、もんじゃ焼き風にしていただいた。  変幻自在な粉もの文化に大満足だ。
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たこ焼き粉でもんじゃを作ると、トロトロになって面白い。
 それにしても、粉ものを自宅で作ったときの材料費の安さはすごい。お好み焼きとかも、これにキャベツとかを加えればできるだろう。  そこで昔の偉い人は、こんなことを言いました。 「お好み焼きは、エコノミー焼き」  ちなみにどんどん焼きの名前の由来は、屋台で太鼓をドンドンと鳴らしながら売っていたからだとか。