映画館が“乱交パーティー”会場と化す『愛の渦』8人の男女が組んず解れつ全裸でお付き合い!!

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都心のマンションに集まった8人のスケベ人間たち。男と女の本音やセックス観の違いなどが次々と表出していく。
 映画館に足を運んだあなたは、客席が暗くなった途端に巨大な渦に巻き込まれるだろう。性欲という名の激しい潮流にあなたは逆らうことができず、スクリーンの中へどっぷり引きずり込まれてしまう。『愛の渦』は、“乱交パーティー”に集まった男女のひと晩だけの関係を描いたR18指定作品。あなたは、自分自身があたかも乱交パーティーに参加したスケベ人間になったかのようなドキドキ感ワクワク感を抱いて、このドラマを最後まで体感することになる。  『愛の渦』は人気演劇ユニット「ポツドール」が2005年に初上演した舞台の映画化。「ポツドール」を主宰する三浦大輔監督は、この作品で演劇界の芥川賞と呼ばれる岸田戯曲賞を受賞している。ドキュン系の男女のイタい恋愛模様を描いた大根仁監督の『恋の渦』(13)も「ポツドール」の舞台を映画化したものだ。あまりにも下世話すぎる世界で、身も蓋もないような男と女の本音丸出しトークが飛び交うのが三浦作品の魅力。『愛の渦』ではマンションの一室に集まった8人の男女がオールナイトでまぐわいつつ、身も心も裸になっていく様子が描かれる。  上映時間123分中、着衣時間はわずか18分半という本作に、出演した女優陣は全員オーディションで選ばれた。三浦監督によると、オーディション参加者にはバスタオル姿になってもらったそうだが、どれだけ本作への出演意志があるのかを本人に直接確かめるという意味合いもあったらしい。バスタオル・オーディションの結果、ヒロインに選ばれたのは新進女優の門脇麦。NHK大河ドラマ『八重の桜』で綾瀬はるかの姪を演じ、東京ガスのCM「ガスの仮面」でバレエを踊っていた注目株。さらに『東京大学物語』(06)で水野遥を演じた三津谷葉子、満島ひかり主演作『カケラ』(10)でレズ友を演じた中村映里子、舞台で活躍する赤澤セリといったチャレンジ精神溢れるプロフェッショナルな女優たちが抜擢されている。女優陣に絡む男優陣も『ラストサムライ』(03)の子役からすっかり大人に成長した池松壮亮、人気ドラマ『半沢直樹』(TBS系)でブレイクした名バイプレイヤーの滝藤賢一、日本映画界でヒール役を一身に担う新井浩文、『SRサイタマノラッパー』(09)のデブラッパー役でおなじみの駒木根隆介という個性派ぞろい。どんな組み合わせでも、面白いドラマが展開しそうな顔ぶれではないか。
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ニート青年役の池松壮亮と性欲の強い女子大役の門脇麦。2人ともブレイクが確実視されている期待の若手俳優です。
 舞台版の初上演の際に「3~4回、実際に乱交パーティーに参加した」とあっけらかんと話す三浦監督だけに、乱交プレイが始まる直前のリビングルームに漂うモヤモヤ感がとてもリアルに描かれている。男も女もみんなエッチ目的で集まっているのに、誰かが口火を切るまではお互いに空気を読み合い、ビミョーな駆け引きが繰り広げられる。すでにバスタオル一枚で臨戦態勢になっているものの、まだ自分の性欲に素直になりきれない男たち女たち。初対面の集まりでは、ついつい遠慮しがちでお行儀のいい日本人。裏風俗を舞台にした『愛の渦』だが、裸の日本人論としても興味深い。  無口な女子大生(門脇麦)とニートくん(池松壮亮)、ヤリチンのフリーター(新井浩文)と派遣OL(三津谷葉子)、サラリーマン(滝藤賢一)と保育士(中村映里子)、童貞(駒木根隆介)と常連(赤澤セリ)の顔合わせで一回戦がひとまず済み、リビングルームは一転して和やかな雰囲気に。打ち解けたムードの中で、それぞれ自分の職種やパーティーに参加した動機を語り始める。お互いに恥ずかしい部分を見せ合った仲なので、普段は家族や知人にも話さないような本音まで打ち明けてしまう。まぁどうせ、ひと晩だけの付き合いだし。一期一会の男女の関係が何だかものすごく高尚なものにさえ感じられてくる。そして二回戦へと進むと、密室下に置かれた8人の男女関係は早くもズブズブなものになり、遠慮も恥じらいもない下半身主体の対話へと移行していく。ここらへんの空気感、人間関係の変容ぶりは、長年にわたって舞台演出を手掛けてきた三浦監督だけに抜群にうまい。
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大胆なヌードシーンに挑んだ門脇麦。心が揺れ動く様子がそのまま表情に現われるところが彼女の魅力だ。
 乱交パーティーを主宰する店長役の田中哲司、従業員役の窪塚洋介、途中から参加するスワッピング希望のカップルを演じた柄本時生と信江勇も含め、キャスト全体のアンサンブルが実にお見事。その中でもひと際印象に残るのは、やはりマジメそうな女子大生を演じた門脇麦。乱交プレイが始まるまでバスタオル姿でリビングルームに佇んでいる様子からはガチな緊張感が漂う。新人に近いキャリアでいきなり初ヌードに挑むことになってしまい、マジで緊張しまくっていたらしい。それがベッドルームでは一転、大胆な騎乗位プレイで鮮烈なエロスと汗を発散させる。緊張した表情から一気に感情を解放させていく姿には、誰しもクギづけになるだろう。  ひと晩だけの秘密の関係。本音と性欲を存分に吐き出したからといって、パーティー参加者たちの人生がこの夜をきっかけに大きく変わるわけではない。でも、8人の男女の痴態を観ているうちに、いやおうなく湧き出てくる性欲と社会的動物としてのモラルとの狭間で揺れ動く人間の他愛なさが、無性に愛おしく感じられてくるはずだ。人間とは、どうしようもなくバカでスケベで面倒くさ~い生き物らしい。『愛の渦』は人間と呼ばれる動物の正体を真っ正面から描いてみせた。映画を観ていた自分自身の正体を見破られたようで、上映が終わった後はどこか清々しさを感じさせる。 (文=長野辰次) ainouzu04.jpg 『愛の渦』 原作・脚本・監督/三浦大輔 出演/池松壮亮、門脇麦、新井浩文、滝藤賢一、三津谷葉子、中村映里子、駒木根隆介、赤澤セリ、柄本時生、信江勇、窪塚洋介、田中哲司 R18+ 配給/クロックワークス 3月1日(土)よりテアトル新宿ほか公開  (c)2014「映画 愛の渦」製作委員会  <http://ai-no-uzu.com>

大島渚『忘れられた皇軍』、自衛官いじめ自殺事件……『NNNドキュメント』が突きつける日本の闇

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『DVD-BOX 大島渚 3』(紀伊國屋書店)
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。 「日本人たちよ、私たちはこれでいいのだろうか? これでいいのだろうか?」 と、あらためて問いただしたドキュメント「反骨のドキュメンタリスト 大島渚『忘れられた皇軍』という衝撃」が大きな話題となった。  放送されたのは2014年1月12日の『NNNドキュメント'14』(日本テレビ系)。これは1963年に同局で放送された大島渚監督のドキュメンタリー『忘れられた皇軍』全編をノーカットで放送し、関係者が当時の制作秘話などを語ったものだ。『忘れられた皇軍』は日本軍として戦いながらも、戦後、韓国籍となったため十分な補償を受けられなかった傷痍軍人たちを追ったものだが、『NNNドキュメント』版では、その韓国籍の傷痍軍人たちに対する日本人の視線が、現代の私たちが持つ“被害者意識”の問題にも通じることを浮き彫りにした秀作で、1月度のギャラクシー賞にも選出された。  『NNNドキュメント』は民法のドキュメンタリー番組の中にあって、最も骨太な作品をコンスタントに放送している番組のひとつだ。2月23日深夜に放送された「自衛隊の闇 不正を暴いた現役自衛官」もそうだ。  これは、海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」で起きた、先輩自衛官からのいじめを苦に1等海士(当時21歳)が自殺した裁判をめぐるドキュメントである。  「お前だけは絶対呪い殺してやる」と、名指しの遺書が残されていたにもかかわらず、自衛隊側は「自殺の原因は、いじめとは断言できない」として遺族と裁判で争った。自衛隊は「調査報告書」を作成するため、隊員にアンケートを実施。しかし、遺族からの情報開示請求に、自衛隊側は「記入済みのアンケートは、調査報告書の完成と同時に廃棄した」と回答をしていた。そして、第一審の判決が下される。自殺の原因が先輩自衛官の暴行によるものであることは認定されたが、一方で自衛隊側に自殺の責任はない、とするものだった。  判決後、まもなく、弁護士に一通の手紙が届く。 「私はかつて、たちかぜ裁判で国側代理人を務めた3等海佐です」と始まった手紙には「防衛省・海上自衛隊はいくつかの文書を原告側に隠しています」と続けられていた。  3等海佐は、自衛隊では幹部クラスに当たる。彼は、代理人を務める中で、アンケートが廃棄されていない事実を知り、何度も自衛隊内部で不正を是正し、事実を公表するよう働きかけている。最初は「公益通報」という、いわゆる内部告発の形で。2度目は、首席法務官への直談判。そして3度目は、人事異動で替わった新たな主席法務官にあらためて直談判した。しかし、いずれも不正がただされることはなかった。これに至り、組織内で手を尽くした3佐は、ついに相手弁護士に手紙を出したのだ。さらに、東京高等裁判所へ22ページに及ぶ陳述書を実名で提出。しかし、自衛隊側は裁判所に対し、なおも誤った事実認識に基づくと主張。ウソつき同然の扱いだった。  3佐が「自衛隊は文書を隠している」と訴えたことを新聞などが報じた日、当直の報告に行くと、上官はその記事を手に話しかけてきたという。3佐は自分を守るために、この時も録音をしていた。 「これお前だよな? なんでこんなことしたの?」と問い詰める上官に「あの、文書を隠していることがずっと心に引っかかってて、正直に出してくれるとずっと期待していたんですけど、どうも最後まで逃げ切る考えのようだったので。私としても苦渋の決断で、こうせざるを得ませんでした」と3佐は答える。 上官「あのさ、あなたの気持ちはわかるよ。組織として隠蔽していると、そういうことがあると……。僕は、ちょっと事実は知らないんだけど。ただね、あなたは組織の中の一人だよな? 組織が組織を訴えるっていうんだよな。ひとつの構図から見ると。それっておかしくないか、お前? お前はこの組織に属しているんだぞ」 3佐「それはそうです。私自身も身を切るような思いです」 上官「だから、もしやるんだったら、あなた自衛隊を辞めてね、『こういうことがある、そういった組織だ』ってやるべきじゃないのかな? 中にいてこういうことをやるっていうのは、非常にまずいよな、と俺は思うけど。俺だったらね。組織を離れてやるべきだ。組織の中ではやっちゃいかんよ」  自衛隊を辞めろ、という口ぶりである。そして3佐には、内部資料をコピーしたということで「被疑事実通知書」が届き、懲戒処分が検討されているという。それでも3佐は組織にとどまり、現職を貫いている。  裁判での証言を終えた3佐は言う。 「私のことを懲戒処分にしてやろうとか、いきんでる上層部がいる一方で、私の同僚なんかは自然に接してくれるんで、まぁ普通に仕事しているような状態なんですよ。不思議なもんでね。たぶん明日も変わらない一日が来るような気がします」  被害者の母は、3佐に最初にかけられた言葉が忘れられないという。 「お母さん、私に感謝しないでください。私は組織を良くするためにしていることですから」  陳述書を出した2カ月後、事態は急転する。当時の海上幕僚長が異例の臨時会見を開き、アンケートが見つかったと謝罪したのだ。「不適切な文書管理」が原因で、今まで見つからなかった。つまり「隠蔽」ではない、と。  アンケートには、先輩隊員からの暴行などの事実が克明に書かれていた。現役の自衛隊幹部が自らの組織の不正を暴くため、さまざまな葛藤をしながら覚悟して立ち上がり、ようやく明るみに出た真実。 「私は組織のために仕事をしているわけではなくて、国民のために仕事をしているつもりでいますので、私の態度は矛盾したものではないと思っています」  3佐はそう言って、また組織の中に帰っていった。  前述の「反骨のドキュメンタリスト 大島渚『忘れられた皇軍』という衝撃」で是枝裕和は「大島さんが生涯批判し続けたのは、被害者意識というものだった」と評している。「『あの戦争は嫌だったね。つらかったね』という、自分たちが何に加担したのかってことに目をつぶって、被害者意識だけを語るようになってしまった日本人に対して、『君たちが加害者なんだ』ということを、あの番組で突きつけているわけです」と。  “被害者意識”は、言い換えれば“当事者意識の欠如”だ。それは、現在の日本に根深く横たわる問題だ。3等海佐が戦った敵は“組織”だけではない。「自分には関係がない」「悪いのは自分じゃない」そんな一人ひとりの意識だ。それが集まると、それは巨大な壁となり、強い圧力になる。隠蔽やいじめを知りながら、見て見ぬふりをしていた組織の中の人たち。そして、そんな体質を薄々分かりながらも「まあ、組織ってそんなもんでしょ」「いじめなんて、どこにでもあるよ」としたり顔で冷笑し、何もしない組織の外の私たち……。 「日本人たちよ、私たちはこれでいいのだろうか?」  『NNNドキュメント』で我々日本人は、あらためて問われている。 「これでいいのだろうか?」 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

テレ東・大江麻理子×日テレ・鈴江奈々 人気と実力を兼ね備えた「三十路アナ論」

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「大江麻理子アナウンサー 2014年カレンダー」(テレビ東京)
 アナウンサーというよりも、タレント的な仕事を数多くこなしている昨今の女子アナたち。そのためか、年齢を重ねるにつれて出番が減少する傾向にあり、“定年”といわれる30歳あたりで退社する者たちも多い。そんな中、30歳を越えても第一線で活躍する逸材が存在する。今月の女子アナ名鑑では、若手アナドルよりも人気の三十路アナたちにスポットを当てていこう。  人気の三十路アナといわれて真っ先に思い浮かぶのは、テレ東の大江麻理子アナ(35)だろう。20代後半で担当した『モヤモヤさまぁ~ず2』をきっかけに大ブレークを果たし、その後も『出没!アド街ック天国』や冠番組である『麻理子の部屋』などを獲得。また、バラエティのほかにも『田勢康弘の週刊ニュース新書』や『池上彰の現代史講義』など堅めの番組もこなし、同局になくてはならない存在感を示してきた。そして、昨年4月にはニューヨーク勤務となって露出が減りながらも、女子アナとして史上初の単独カレンダーが発売されて人気の健在ぶりをアピール。今年はニューヨークから帰国して、3月31日から『ワールドビジネスサテライト』のメインキャスターを務める予定と、まさに絵に描いたような出世コースをひた走っているのだ。  大江アナは『モヤさま』の印象から、どうしてもその好感度ばかりに目がいきがちになるが、その汎用性の高い能力には目を見張るものがある。先に述べたようなバラエティや報道系の番組のほかにも、2008年の北京オリンピックでは現地キャスターに抜擢されている。このオールマイティな能力こそが、三十路を越えても活躍を続ける大きな要因となっているのだ。  そんな大江アナに勝るとも劣らない活躍を見せているのが、03年入社の日テレ・鈴江奈々アナ(33)だ。彼女は遅咲きの大江アナと異なり、入社直後から元ミス慶応という肩書でアナドルとして注目された。特に、深夜の情報系番組『エンパラナイト』では、同期の森麻季アナ、後輩の脊山麻理子アナ(現在はともに退社)と「エンパラ☆☆ガールズ」というユニットを組み、セクシーなミニスカ姿で男性視聴者を虜にしている。ほかにもバラエティやスポーツ番組をこなし、わずか入社4年目で『NEWS ZERO』という報道番組に抜擢された。そこではアナドル時代を感じさせないクールな存在感を見せて、キャスターとしての認知度と実力をアップさせていく。その後も『真相報道 バンキシャ!』や24時間テレビの総合司会などで結果を出していき、08年には結婚。昨年に妊娠・出産で休養を取っていたが、今年の復帰直後から報道番組『news every.』のMCという大役を任されている。  彼女がすごいのは大江アナと同様の万能派であることはもちろん、アナドルから完全に脱却を果たしたこと。入社当時はフジのアヤパンやナカミーが活躍していた女子アナブーム全盛の時代であり、彼女もまた日テレのアナドルとして局から重用されている。普通はバラエティ偏重になるためにアナウンサーとしての実力を伸ばしきれないのだが、彼女は順調にアナドルの色を排してキャスターへとシフトしていくところに非凡さがうかがえる。  バラエティで獲得した知名度を足がかりに、年を重ねることでしか得られない信頼性や技術が必要になる報道へとシフトしていくのが、局アナとして生き残るひとつの理想型。それには並々ならぬ努力と才能が必要となるが、できなければ“30歳定年説”が現実となってしまう。いま人気を集めている若手アナドルたちにはぜひとも、大江アナや鈴江アナのような道を歩んでほしいものだ。 (文=百園雷太)

第2の佐村河内事件? “リケジョ”小保方晴子「世紀の大発見」をめぐる利権争いが勃発

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「週刊ポスト」3月7日号 中吊広告より
今週の注目記事 第1位 「小保方晴子さんにかけられた『疑惑』」(「週刊現代」3月8日号) 「小保方『STAP細胞』を潰せ!『捏造疑惑』噴出で得する人々」(「週刊ポスト」3月7日号) 第2位 「『脱原発』ジャンヌ・ダルクにされる安倍昭恵総理夫人」(「週刊新潮」2月27日号) 第3位 「猛毒『PM2.5』に覆われた『北京』で暮らすとどうなるか」(「週刊新潮」2月27日号) 第4位 「三鷹ストーカー殺人 池永チャ-ルストーマス獄中『独占告白』5時間」(「週刊文春」2月27日号) 第5位 「牛丼なき『牛丼屋戦争』の勝者はどこだ」(「週刊ポスト」3月7日号)  花粉症の季節到来である。昨日(2月23日・日曜日)のゴルフは暖かかったから花粉を心配していたが、ほとんど気にはならなかった。杉の木が少なかったのか、まだそう花粉が飛んでいないのか。  この季節が来ると憂鬱になる。毎年、今年こそは花粉症対策をやろうと考えているのだが、根が無精なものだから何もやらずに、5月ぐらいまで鼻はグズグズ、目はかゆくてたまらない。  その花粉症に「朗報」があると、新潮が報じている。それもダチョウの卵だというのだから、面白そうだと読んでみた。  この画期的な対策法を発見したのは、京都府立大学の塚本康浩教授(45)。大学で助手を務める傍ら、ダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」の主治医になった。  それに伴い、ダチョウおよびダチョウ抗体の研究を開始した。2008年、京都府立大学大学院・生命環境科学研究科教授に就任。この15年間、ダチョウ研究一筋だという。  塚本氏は、ダチョウを5年間観察して気づいたことがあった。それはダチョウの驚異的な回復力だ。傷ができても炎症を起こさず、感染症にもかからない。それは、とりもなおさず免疫力の強さを意味する。氏はダチョウが備え持つ免疫力を、人間の感染症対策に役立てることができないかと考えたという。 「ウイルスや病原体など抗体となる異物が、動物の体内に取り込まれると、これを除去しようとするたんぱく質、すなわち抗体がつくられます。この抗体は、動物の体外に取り出しても機能は失われません」(塚本氏)  初期の頃はダチョウの血液から抗体を得る方法をとっていたが、手間がかかるし効率が良くない。そのために、卵から抗体を取り出す方法に転換することにしたという。鳥の場合は卵、とりわけ黄身に多く含まれているという。  低コストに抑えられれば、使い捨てのマスクのようなものにも応用することができる。そこで08年に大学発のベンチャー企業を立ち上げ、鳥インフルエンザと季節性インフルエンザの抗体を染み込ませた「ダチョウの抗体マスク」をマスクメーカーと共同で開発した。  このマスクは1枚130円ほどで、08年からこれまでに薬局などで約7,000万枚が売れたという。そのマスクを購入した客に対するアンケートで、これを付けていると花粉症にも効く感じだという意見がマスクメーカーに寄せられた。  ダチョウはよく観察してみると、春先にはまぶたが赤くベロンと垂れ下がり、花粉症にかかっていることがわかったという。  ではなぜ、ダチョウの卵の抗体は花粉症に効くのか。 「マスクにダチョウの卵の抗体を染み込ませておくと、花粉がマスクを通過するときに、アレルゲンが抗体と結合します。これによって、アレルゲンは抗体に覆われ、不活性化するので、人間の身体は過剰な免疫力を働かせることなく、アレルギー反応を引き起こさないのです」(同)  何やら宣伝臭さがある記事だが、1枚130円程度で花粉症対策になるなら使ってみるか。  ソチ五輪も、さまざまな感動を残して終わった。昔は五輪や万博などは、終わると写真集が出版社や新聞社から出され、それなりに売れたのだが、この頃はそうしたものが出されることはほとんどなくなってしまった。売れないのである。  感動は一瞬。今は録画しておいて後で何度でも見ることができることもあるのだろうが、写真集を買ってまで読もうというシーンが少なくなってしまったのだろうか。  さて、今週の第5位は、ポストの新たな次元に入った牛丼屋戦争の話。  『なか卯』が牛丼の発売を開始したのは1974年。その目玉商品を捨ててまで、今回「牛すき丼」の導入に踏み切ったのだ。  ポストは試食してみた。 「名前の通り、すき焼き風の具材がご飯の一面に敷き詰められている。メインは、従来の『和風牛丼』で使われていたものよりも厚めに切られた牛肉。やや脂身が多いが、これは豪州産牛肉から、脂身の多い米国産牛肉に変わったためだという。この肉に加え、焼き豆腐、白ネギ、白滝、エリンギといった具材が、やや甘めの濃いタレですき焼き風に煮込まれている。具材には味がよく染み込んでいて、食が進む。アクセントに三つ葉がトッピングされているあたりが、丼物を得意としてきた『なか卯』らしい。値段は350円(並)」  なかなか好評らしい。  業界は、牛丼依存体質から脱しようという動きが目立つ。その象徴として選ばれているメニューが「すき焼き」なのだという。先陣を切ったのは老舗の『吉野家』だった。昨年12月5日、「牛すき鍋膳」と「牛チゲ鍋膳」の販売を開始。その直前に開かれた戦略発表会では、「うまい・やすい・ごゆっくり」という新コンセプトに基づいたメニューだと発表した。これまで譲ることのなかった「うまい・やすい・はやい」からの大転換(?)である。  発売2カ月間で、累計700万食を突破したという。  『すき家』も追撃する。2月14日から「牛すき鍋定食」など、鍋定食3商品の販売を開始し、値段もセット内容も『吉野家』と同じ580円(並)。  00年以降、度重なる値下げ競争を繰り広げてきた牛丼業界だが、09年12月には『すき家』が280円牛丼を仕掛け、低価格時代へと突入。  だが、これも限界にきた。昨年12月『すき家』が牛丼を240円まで値下げしたが、牛丼離れに歯止めは掛からなかったという。そこで豪華・高価格路線へと舵を切ったというのだ。  業界に詳しい中村芳平氏は、こう言う。 「これを機に“チョイ飲み需要”にシフトするのでは。オペレーションが複雑化し、商品提供までに時間がかかることを逆手に取って、その間にドリンクで稼ぐ。“チョイ飲み”需要というのは、ラーメンの『日高屋』がブームに火をつけた方式で、生ビールを安く提供することで、餃子の売り上げを急増させた。最近は『吉野家』もつまみ的メニューが増えていることから、明らかにこの“チョイ飲み需要”を狙っていると思われます」  私は『すき家』の並盛り牛丼が好物だが、牛丼屋で酒を飲みたいとは思わない。お銚子2本とすき焼き鍋を食べて1,000円は、私にはチト高い気がするが。  第4位は、昨年10月、女優としても活躍していた元交際相手の女子高生(享年18)を付け回し、殺害した池永チャールストーマス被告(21)の獄中インタビュー。彼は現在、立川拘置所に拘留されているそうだ。  その池永被告に面会し、彼の肉声を文春が掲載している。「反省の言葉はなく、その口ぶりは他人事のようだった」と書いている彼の言葉を引用してみよう。 「事態が大きくなることは想像していましたが、そんなに凄いんですか。なんて書いてありました? 感想としては……複雑ですね。心情はあまり話したくない。後悔はしています。ただ反省という言葉を、簡単に使いたくない。自分は知識に乏しいので、まずは本を読み、善悪、生命、死とは何かを考えたい。(中略)臆病な自尊心、尊大な羞恥心、自分の性格はそんな感じです。もうすぐ裁判ですが、初めて断罪されるわけですから、怖くないわけがない。ですが、それなりの覚悟を持っています。殺害したわけですから」  罪の重さを知らないほど幼いわけではないが、まだ自分の犯したことを本当に自覚するまでには至ってないのだろうか。公判で彼は、どのような言葉を被害者に対して述べるのだろうか。  花粉症の季節は、中国のPM2.5も日本にやってくる季節でもある。新潮で、発生地の中国では年間65万人が、肺がんになるといわれていると報じている。  中国憎しでややオーバーな書き方だとは思うが、気になる記事である。  新潮によれば、2月中旬、政府系のシンクタンク「上海社会科学院」と「社会科学文献出版社」が発表した報告書には、PM2.5に汚染された中国の現状が端的に表現されているという。それは「もはや人類の居住に適さないレベル」だというのである。  北京市在住の商社マンが、嘆息してこう言う。 「私は自動車通勤なのですが、毎朝、道路に出たらもう30~50メートル先が見えません。スキーのゲレンデで雪が舞い上がっているような感じです。これで、PM2.5の濃度は大体500マイクログラム/立方メートル(基準値の約7倍に当たる)というところでしょうか。もちろん部屋の中にもPM2.5は漂っていますから、常に日本製の空気清浄機を最強にしています。うっかり買い物に出てPM2.5を吸い込もうものなら咳はもちろん、即座に喉がガラガラになる。それだけじゃない。外に立っているだけで目がちかちかしてツーンと痛くなってくるのも特徴です。深呼吸ですか? 中国では自殺行為ですよ。私はしたことがありません」  また、北京特派員は「大気汚染におびえる外国人は、日本人だけではありません」と、こう話す。 「昨年11月に駐中国アメリカ大使が突如、“個人的な理由”で辞任を表明してニュースになりましたが、本人は最後まで具体的な理由を明かしませんでした。しかし、米国大使館では独自にPM2.5を測っており、北京市発表の数値と違いすぎることに警告を発している。大使は、あまりの汚さに恐れをなして本国に逃げ帰ったのだともっぱらの噂です」  昨年10月、WHO(世界保健機関)の専門組織・IARC(国際がん研究機関)が、5段階の発がんリスクのうちPM2.5は最高の「レベル1」であると発表しているという。これは、胸膜に中皮腫を引き起こすアスベストや、猛毒物質の六価クロム化合物と同じ危険度だそうだ。 「昨年11月に北京で開かれた“第6回中国肺がん南北ハイエンドフォーラム”でも、この30年間に肺がんによる死者の割合が4.65倍に増え、肝臓がんに代わってがん死亡のトップになったという報告がなされました。さらに2025年には、患者は100万人に達するとの予測も明らかになっています」(北京特派員)  本格的にPM2.5が日本に飛来してくるのは、3月上旬だといわれる。私のように花粉症がヒドイ人間には、つらすぎる季節になりそうである。  ここで、講談社の75期決算が発表されたというニュース。  売上高は1202.72億円(前年比102.0%)。内訳は雑誌728.36億円(同100.9%)。この中には一般雑誌とコミックがあり、雑誌は178.87億円(同94.6%)、コミックは549.48億円(同103.1%)。  書籍は255.06億円(同103.3%)、広告収入は71.10億円(同83.7%)。当期純利益は32.14億円(同207.3%)である。 「マンガ『進撃の巨人』が快進撃をつづけ、百田尚樹の『海賊とよばれた男』がミリオンセラーとなり、百田の文庫『永遠の0』がコミックス『ワンピース』級の売れ行きとなっても、総売上高で前年を上回ったのは2ポイントにしか過ぎなかった。何故か? 答えは簡単である。コミックスと書籍以外は前年を大きく割っているのである。『グラマラス』や『グラツィア』を休刊したこともあって一般雑誌の販売収入と広告収入は大苦戦を強いられているのである」(今井照容氏責任編集『文徒』より)  それに不動産収入が32億円もあるのだから、業績好転とまではいかないようだが、少し明るさが見えたといったところであろう。  ところで、安倍首相はいよいよ集団的自衛権容認に舵を切ることをハッキリ宣言した。2月20日のasahi.comがこう報じている。 「安倍晋三首相は20日の衆院予算委員会の集中審議で、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更について『閣議決定して案が決まったら、(国会で)議論頂く。それに沿って自衛隊が活動する根拠法がないから、自衛隊法を改正しなければならない』と述べ、閣議決定によって解釈を変更すると明言。さらに決定後に自衛隊法を改正する方針を表明したものだ」  憲法改正するには時間がかかりすぎるから、閣議決定して実質的に憲法九条を骨抜きにしてしまえというのである。この“悪知恵”を押しとどめることができるのか。野党もメディアも正念場を迎えている。  もう一人、安倍首相を脅かす人間がいる。妻の昭恵である。特定秘密保護法にも若干の危惧を表明したが、反原発は筋金入りである。  集団的自衛権にも反対を表明してくれないかと、私は期待しているのだが、新潮はそうした昭恵の行動が首相夫人の枠を超えすぎているのではないかとたしなめ、このままでは反原発派に持ち上げられ、反原発派の象徴、ジャンヌ・ダルクにされるのではないかと危惧している。  新潮によれば、2月17日に上野駅から福島県のいわき駅へ向けて、昭恵が出発したという。向かう先は福島第一原発。官邸の女性職員と東電の女性広報担当者が付き添い、原発視察である。  彼女は以前から反原発発言を何度もしている。 「原発に関しては、これからもどんな天変地異があるかもわからない。何かあった時に、本当にパッとコントロールできるんだったらいいけど、それができない限り、やっぱり私は反対」(「女性セブン」13年1月24日号) 「(日本が)外に原発を売り込んでいることに、私は原発反対なので、非常に心が痛むところがあるんです」(同年6月6日の講演) 「私が脱原発を言っているから、(中略)私の声が(首相の)心のどこかに引っかかってくれればいいなと思って言っている」(東京新聞同年12月29日付)  視察時間は1時間程度だから、細部までわかろうはずはないが、新潮は心配らしく、視察を終えた昭恵に感想を聞いている。 「福島第一原発の事故状況に関しては映像で何度も見ていたので、原発に対しての思いが変わることはありませんでした。ただ、今後の原発について本当に考えなくてはならないのは、東京の人たちだと思うんです。何の負担もなく、電気をもらうだけもらっているのでは良くないでしょ。どういう方法があるのかは、皆で意見を出し合えばいいんです。東京のど真ん中だったり、東京に近いところに原発を作る選択肢も含めて話を始めるとかですね」  新潮は、その言い方は反原発派のジャーナリスト・広瀬隆氏の著書『東京に原発を!』(集英社)と同じではないかと心配しているが、彼女の「反原発」は本物のようだ。  “家庭内野党”を任じる昭恵に、「反集団的自衛権容認」の旗も持ってもらいたいものである。  第2の佐村河内事件か? 昨夜の友人たちとの酒席では、割烹着の“リケジョ”美人・小保方晴子さん(30・理化学研究所のユニットリーダー)が発表したSTAP細胞の話題で持ち切りだった。  普通の細胞を酸性の液に漬けるだけで、どんな臓器にもできる万能細胞が生まれるという「世紀の大発見」は、彼女がカワイイこともあってメディアが飛びつき、世界的な話題になった。彼女が着ていた割烹着の売れ行きまでがいいという。  科学誌「ネイチャー」に掲載され、世界から称賛を浴びていたが、ネットでは早くから、実験条件が異なるにもかかわらず酷似した画像が出ている「画像使い回し疑惑」が指摘され、捏造ではないかというウワサまで出ているのだ。  やっかみ半分の中傷かと思っていたら、どうもそうとばかりはいえないようである。  文春がいち早く取り上げたが、現代とポストが正反対の記事をやっているので、この2本を今週の第1位とした。  まずは“懐疑的”な現代から。 「素人目に疑問なのは、学会では論文を『間違えました、直します』と言って許されるのかという点だろう」(現代)  そこで、カリフォルニア大学デーヴィス校医学部で再生医療の研究に携わる、ポール・ノフラー准教授に聞いている。 「論文に、誤植などの小さな間違いは比較的よくあります。しかし画像の混同といった手違いは大問題であり、過去には論文撤回の理由になったこともある。本当に全体の結果に影響しないか精査しないといけません」  さらに現代は、小保方さんらが公開すべきデータを正しく公開していないと追及する。  「ネイチャー」に小保方論文のような分子生物学系の論文を投稿する際は「実験に使った遺伝子の情報を、公開の遺伝子情報データベースに登録する」という規定があるという。  だが今回の小保方論文は、正確なデータの公開が行われないまま掲載されてしまった。これでは研究成果が真実なのか、第三者が検証できないと、ケンブリッジ大学シルヴァ博士は厳しく批判する。 「データーの届出を行っていないことは最大の問題です。そのデータがあってこそ、世界中の科学者が論文の主張を確認できるのです。この手違いひとつをとっても、論文は発表されるべきではなかったと思います」  そして人々の疑念を一層深めているのが、発表から1カ月近く経ったいまもなお、世界中のどの研究所でも再現実験(追試)が成功していないことだ。  前出のノフラー准教授も、STAP細胞の発見のニュースを聞いて期待に胸を躍らせ、自ら追試を試みたという。だが、結果は失敗。ならばと自らのHPで世界の研究者に追試の成果を書き込んでくれるよう呼びかけたが、「集まったのは期待に反して『失敗』の報告ばかりだった」(現代)  ノフラー准教授は、こうも言っている。 「もしSTAPが作成されたことが確かなら──私はそう願っていますが──ほとんどの研究室では再現できないような、非常に難しいテクニックだということでしょう。私は小保方さんたちが、STAP細胞を作る『手順(プロトコル)』に特化した、新しい論文を出すことを期待します」  理研も、HPのトップに誇らしげに掲げていた小保方さんとSTAP細胞に関する記述を削除するなど、態度を一変させた世間の風当たりの冷たさは容易ならざるものになっている。 「いずれにしても、ことここに至っては、疑念を払拭する道は限られている。形勢逆転のためには、ミスの経緯を明かし、必要なデータを公表する、小保方さん自身の言葉や理研の誠実な説明が必要だろう」(現代)  これを読むと、何やら「?」がつく研究のように見えるが、ポストはそんなことはないと、小保方さんに代わって反論をしている。  ポストは小保方さんの論文に向けられた疑惑は4つあるとし、ただし、それらを冷静に分析していくと、少なくとも現段階では、『STAP細胞の発見が捏造』という批判は、完全な的外れであることがわかると書いている。  画像の使い回しについては、小保方さんの共同研究者の若山照彦山梨大学教授が、単純ミスで本筋にはまったく影響しないと語っている。  今回の発見の再現性についても、若山教授がこう話す。 「発表があってから、わずか3週間で結果が出るような甘いものではありません。96年、スコットランドの研究グループが、クローン羊の『ドリー』を作ったことを覚えていますか? 1年以上経っても誰も再現できず、ドリーの論文は捏造ではないかとさえいわれた。そんな中、私が約1年後にマウスのクローンを誕生させ、ドリー論文を再現した。 小保方さんが会見で“(STAP細胞の作り方は)手技的には簡単だ”といってしまったから勘違いされているのかもしれないが、世紀の発見がそう簡単に再現されるわけがない」  よってポストは、とにかく現段階でほぼ確定しているのは、補足論文に画像の掲載ミスがあったということだけだから、調査中だという理研や「ネイチャー」の報告が待たれるが、どの疑惑も「大勢に影響なし」といえそうなのであるとしている。  また、これだけの騒動に発展した背景には、一定の「アンチ小保方勢力」の存在が見え隠れするというのだ。  再生医療の分野には、出身学部を異にするグループが存在する。大きく分けると「医学部出身の研究者」と「それ以外(理学部、農学部、工学部出身など)」だ 。  ある医療関係者が、こう話す。 「医学部出身者の中には、遺伝子や細胞の分野とはいえ、人体を扱う医療分野で医学部出身者以外が実績を上げることを面白くないと感じている人は少なくない」  ちなみに小保方さんは早稲田大学理学部出身で、若山教授は茨城大農学部出身だそうだ。 「しかもこのところ医学部出身のグループは肩身の狭い思いをしている。昨年から医薬業界を揺るがせている、いわゆる『ノバルティス問題』である。世界有数の製薬会社『ノバルティスファーマ』(以下、ノバルティス)が販売していた降圧剤は、複数の大学医学部の論文結果を用いて『脳卒中や狭心症にも効果がある』と謳っていたのだが、それが虚偽だった。ノバルティスに都合のいい研究結果をデッチ上げた研究室には、ノバルティスから累計11億円あまりの金銭的支援が流れ込んでいた」  この事件にはとうとう東京地検が動き出し、大がかりな疑獄事件へと発展する可能性が大である。  私の友人の医者が言っていたのだが、この万能細胞が実用化されたら莫大な市場になり、日本は再生医療先進国として力を持ち、一大産業に育つ可能性が高いと、医療関係者の間では大変期待が高いそうである。  当然ながら、そこには考えられないほどのカネが動くことも間違いない。  ポストによれば、政府は13年度から10年間で、再生医療に対し約1,100億円もの支援を決めている。今、この支援金をめぐって、研究機関で争奪戦が行われているという。 「早速、14年度、iPS細胞研究に政府から150億円の支援が下りることが決まっています。そのほとんどは山中伸弥教授のいる京大の研究所に払われる。再生医療で結果を出せば、莫大な研究費が入るわけです。もし、STAP細胞が認められれば、理研や小保方さんグループに大量の研究費が投入されることになり、その分他の研究機関に回らなくなる。それを阻止する動きがあってもおかしくない」(医療関係者)  世紀の大発見か捏造か。小保方さんの愛くるしい笑顔を見ていると捏造などとは思えないが、早く白黒をつけてほしいものではある。 (文=元木昌彦)

最新作『トッキュウジャー』も期待大!? 人気声優が顔出し出演する、スーパー戦隊シリーズに注目!

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『特捜戦隊デカレンジャー オリジナルアルバム キャラクターソングス』(コロムビアミュージックエンタテインメント)
 先日、特撮好きで知られる男性声優・鈴村健一と神谷浩史が、映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦feat.スーパー戦隊』に出演することが発表され(配役はシークレット)、声優ファンを驚かせましたが、実は特撮モノでは、声優が顔出しで出演することが多いというのは特撮ファンの間では周知の事実!  特に今回の映画でフィーチャリングしている「スーパー戦隊」シリーズ、大御所からアイドル声優まで出演者は多種多様。そこで今回は、「スーパー戦隊に顔出し出演した声優」を振り返ってみましょう!  スーパー戦隊シリーズに顔出し出演する声優は大別すると、「後に声優に転向、もしくは声優としても活動するようになる俳優」「登場キャラクターに声を当てている声優」の2パターンに分類できます。前者のパターンでいうと、古くは『バトルフィーバーJ』に声優転向前の日高のり子が伊東範子名義で出演していたエピソードや、『電磁戦隊メガレンジャー』メガブルー/並樹瞬役でデビューを果たした松風雅也をはじめ、『特捜戦隊デカレンジャー』にデカピンク/胡堂小梅役として菊地美香が、デカイエロー/礼紋茉莉花役として木下あゆ美が出演していたことを覚えている特撮ファンも少なくはないでしょう。  最近は、『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンブルー/池波流ノ介役の相葉裕樹、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイシルバー/伊狩鎧役の池田純矢が、それぞれアニメ『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』の主役キャラで声優デビューを果たしたほか、同じく『海賊戦隊ゴーカイジャー』ゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィ役の市道真央も、後にM・A・O名義で声優活動を開始しています。  後者も伝統的に多いパターンです。普段はスーツアクターが中に入って演じる着ぐるみキャラが、人間の姿に変身して街に繰り出す……みたいなシーンは特撮ドラマではよくあるエピソードですが、その際に声を当てる声優が「中の人」として出演することが多いのです。つい先日まで放送されていた『獣電戦隊キョウリュウジャー』でも、賢神トリン役の森川智之、キャンデリラ役の戸松遥、ラッキューロ役の折笠愛がバッチリ顔出し出演し、声優ファンを歓喜させました。(特に戸松遥は、ブルーとの恋愛エピソードや、最終話のエピローグでも出演するなど、たびたび出演するという破格の扱い!)  そのほかにも、『炎神戦隊ゴーオンジャー』ではそれまで味方のメカや敵を演じていた浪川大輔、江川央生、梁田清之、真殿光昭が別キャラとして顔出し出演したほか、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』にて『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流アスカ・ラングレー役でおなじみの宮村優子が速瀬京子役で、『秘密戦隊ゴレンジャー』『電撃戦隊チェンジマン』などスーパー戦隊シリーズ黎明期から複数タイトルのナレーションを担当した田中信夫が『激走戦隊カーレンジャー』で床屋の親父役で出演。  また、『それいけ!アンパンマン』のばいきんまん、『ドラゴンボールZ』のフリーザ様などで知られる中尾隆聖が、歌手・吹雪豪役で出演した『電子戦隊デンジマン』も忘れられません。劇中で歌った「銀河ハニー」は名曲です! 中でも、個人的にイチオシなのが『侍戦隊シンケンジャー』では敵キャラクター・薄皮太夫の声を演じていた朴ロ美が、化物になる前の人間態を演じたシーンです。恋人に裏切られ、怒りと絶望に狂う花魁という業の深いキャラを熱演する朴の姿は、舞台で鍛えられた役者としての本気ぶりがひしひしと感じられます。  さて、そこで先日から放送がスタートした『烈車戦隊トッキュウジャー』ですが、キャストを見てみると、チケット君役に山口勝平、ワゴン役に堀江由衣、ネロ男爵役に福山潤、ノア夫人役に久川綾、グリッタ嬢役に日高のり子が登板しています。今年は彼らの中から誰が顔出し出演するのか? はたまた、ゲストキャラとしてそれ以外の声優が出演するのか? 今から期待が高まりますね。  思えばもともと声優は、俳優の仕事の一部でした。そう考えると、声優が顔出しで出演することはなんら不思議なことではありません。むしろ、アニメやゲームなどでは味わえない、声優たちの役者としての生身の演技を見られるということで、こういった顔出し出演は非常に貴重なものといえるでしょう。今後も特撮ドラマは要チェックです! (文=龍崎珠樹)

めくるめく味覚の妄想──予想を裏切るメニューと裏切らない味『カツカレーうどん』

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肉入りのカレーに揚げたてのトンカツ。シャキシャキのレタスもおいしそう。
 ふとしたきっかけで、あるものが食べたくなり、頭の中はもうその食べ物のことでい~っぱい。仕事をしている間も、デート中でも、「夕食は絶対コレを食べる!」って時、あるよね。  でも、魔が差すってこともあって、そんな時でもレストランでほかにおいしそうなメニューがあると目移りして、迷った挙げ句、別のものを頼んでしまう。  ただ、舌だけは最初に決めてたメニュー用に準備されているので、実際の味とのギャップにびっくり! せっかくの昼ご飯もデートの夕食も、「トホホ」な結果に終わってしまう。頭の中と舌って、意外なほど離れているのかもしれない。  新宿で見つけたのも、そんなメニューだった。上の写真、見た目はまあまあフツーのカツカレーライス。どんぶりに入っているので、和風カツカレーかなって思う程度だろうが、実際は……、
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カレーと出し汁のないうどんの組み合わせって、給食のソフト麺以来?
 そう、うどん、なのだ。  カレーうどんはあっても、そこにカツがONされると、イコール、カツカレーライスってのがニッポンの常識だったけど、その予想を覆す、まさかの“うどん”の登場だ。  ま、実際には自分で、「カツカレーうどんひとつ!」って言って注文してるんだから、頭ではわかっているんだけど、着丼した現物を見る限り、完全に“ライス”な状況に舌も困惑しているに違いない。  そして実際に食べたその味は、予想をまったく裏切らない、見た通りの味。ただし、普通のカレーうどんと違うのは、出し汁がなく、うどんの上にダイレクトにカレーとカツがONしていること。まさに、カツカレーライスのライスの代わりにうどんがそこにあった。  この店にはほかにも、カルボナーラうどんや麻婆ナスうどん、ミソカツうどんなんてのもある。予想と舌のギャップを味わいたくなったらぜひ。あ~、明日の昼メシは絶対カレーうどんにするぞーっと。  うもうございました。 三国一 新宿東口店 ボリュームカツカレーうどん 950円 意外性 ☆☆☆ 味   ☆☆    店   ☆☆☆
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名古屋名物? みそカツうどん900円。八丁味噌が少し甘酸っぱくて、こっちは星ひとつ半ですっ。

ハローワークにはない闇ビジネスの就職読本! この世の“生き地獄”をシミュレート『東京難民』

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平凡な大学生・修(中村蒼)の目を通して超シビアな格差社会の現状が描かれる『東京難民』。もしもに備え、今から免疫力を付けておきたい。
 今はフリーターとして生活できているけど、将来のことは分かんない。フリーター仲間ともそのことは話さないし、考えれば考えるほど頭がぼーっとしてくるので、なるべく先のことは考えないようにしてる。そんな人にオススメな映画が『東京難民』。映画館のシートに座っているだけで、ジェットコースター感覚で現代の地獄めぐりに案内してくれます。ごくフツーの大学生があっという間にネットカフェ難民、寮暮らしのホスト、日雇い労働者、そしてホームレスにまで堕ちていく過程を疑似体験できちゃいます。  東京の私立大学に通う修(中村蒼)が最初に失うのは、大学のIDナンバー。九州にいる親からの仕送りでお気楽な学生生活を送っていた修だったが、学費未納のために除籍扱いとなり、教室に入れなくなってしまう。どーせこんな三流大学を卒業してもまともな企業に就職できね~よと捨て台詞を吐いてキャンパスを去る修。実家に帰省した修は、会社経営がままならず親が夜逃げした事実を知る。まだこの時点では「情けねぇ親だ」と悪態を突く余裕があった。だが、東京に戻った修はアパートからも追い出されてしまう。敷金礼金の要らない「ゼロゼロ物件」を借りていたため、1カ月支払いが遅れただけで締め出されてしまったのだ。学生という身分、身元保証人、さらに現住所を失ってしまった修。残り少なくなった所持金をパチンコで増やそうとするが、冷静さを失ったギャンブルほど怖いものはない。修の財布は小銭がわずかに残るだけに。
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看護師の茜(大塚千弘)はホスト遊びにハマってしまい、ソープ嬢に身をやつすことに。東宝シンデレラ出身・大塚千弘の初ヌードも見どころ。
 ネットカフェ難民となった修は即日払いのティッシュ配りでなんとか喰い凌ぎ、サイト登録した治験バイトへ向かう。朝から晩までベッドで横になっているだけで、1日で2万円になるおいしい仕事だ。ようやく運が回ってきたとぬか喜び。現金20万円を手にした修は、逆ナンしてきた女の子・瑠衣(山本美月)に誘われて入った歌舞伎町のホストクラブで大散財。ついに所持金ゼロとなり、ホストクラブの支配人・篤志(金子ノブアキ)に頼み込んでまさかのホストデビューへ。ビバ、素晴しき行き当たりばったりライフ! 社員寮とは名ばかりの狭~いマンションで先輩ホストの順矢(青柳翔)たちと共同生活を始めた修は、風俗嬢をメーンターゲットにした朝ホストとして逆転人生を目指す。  当然ながら、売れっ子ホストになれるのは極ひと握りの人間だけ。ナンパでも枕営業でもして、とにかく金払いのいい常連客をキープするしかない。ホスト遊びは初めてというマジメそうな看護師の茜(大塚千弘)と修は仲良くなり、その後も茜は指名してくれるようになった。篤志は「あの客はツケでいいぞ」と囁く。ツケが溜まって支払えなくなったら、ソープに沈めればいいと。そうすれば、より太い客になってくれる。この世界で手早く成功する秘訣は、無知な素人たちからお金をむしり取ること。修は売れっ子ホストになれるかどうかの分岐路に立たされる。ネカフェ生活に戻るのは嫌だが、冷血ホストに徹することも修にはできない。瑠衣のツケを肩代わりするハメになった順矢と共に店からバックレることに。華やかなホストの世界から、汗と埃まみれの解体作業現場へと転がり込む。  歌舞伎町から逃げ出した修たちにとって、寮と食事付き、即金払いの日雇い労働はかなり魅力的な職場だった。最低レベルの食事でも、肉体労働した後ならおいしく感じられる。しかも職場の同僚たちはみんな優しい。ようやく落ち着いた生活が送れることに安堵する修に、インテリ風の労働者・小早川さん(小市慢太郎)が親切に解説してくれた。寮費、食事代、作業着代は給料から差し引かれる。これは他に行き場のない貧困者たちから搾取し続ける貧困ビジネスなのだと。この状況に甘んじていると、社会の底辺から抜け出すことができなくなる。なるほど、確かに修と順矢以外の労働者はほとんど年輩者たちばかりだ。一度社会から落ちこぼれてしまった人間は、アリ地獄に堕ちたアリのようにそこから脱出することが不可能なことを修は思い知らされる。
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「お金より大事なものがある」と考える修にとって、対立概念であるホストクラブ支配人の篤志(金子ノブアキ)。修のことを「甘い」と突き放す。
 原作小説『東京難民』(光文社)の作者・福澤徹三氏は、『怪談実話 盛り塩のある家』(メディアファクトリー)や『怖い話』(幻冬舎)など実話系ホラー小説を数多く手掛けている作家。飲食業、アパレル、コピーライター、デザイナー、専門学校講師など20以上もの職業に就いたという経歴の持ち主でもある。『東京難民』はホラー作品ではないが、幽霊よりも恐ろしい実在する魑魅魍魎たちが跋扈するリアルな現代社会が描かれる。借金返済のために修に提示される仕事は過酷を極める。覚醒剤の運び屋、臓器売買、さらには保険金殺人……。人の生き血を吸う魑魅魍魎に追い詰められていく修。どこまでも堕ちていく無間地獄のような底なしの恐ろしさに背筋が寒くなる。  足掻けば足掻くほど、悪循環で社会の底辺へと堕ちていく修。インテリの小早川さんは「椅子取りゲームに僕たちが負けたのは、社会に用意されている椅子が少ないのが原因。僕たちが悪いのではなく、社会が間違っているんだ」と教えてくれた。よく本を読んでいる小早川さんが言うんだから、きっとそうなのだろう。「でも」と修は思う。社会のせいにしていては、自分の置かれている状況は何も変わらないんじゃないのか。結局、修はお人好しな性格が災いして、社会の最底辺であるホームレスにまで堕ちてしまう。すべてを失ってしまった修だが、その表情は妙に清々しい。学生の頃はまるで知らなかった世界を体験し、いろんな人たちと本音で関わるようになった。社会の最底辺にまで降りた修の瞳には、今までとは違った東京の風景が広がっていた。2時間10分の地獄めぐりを体感した後、修の生き方をあなたはどう感じるだろうか? (文=長野辰次) tokyonanmin04.jpg 『東京難民』 原作/福澤徹三 脚本/青島武 監督/佐々部清 出演/中村蒼、大塚千弘、青柳翔、山本美月、中尾明慶、金井勇太、落合モトキ、田村三郎、大谷ノブ彦、吹越満、福士誠治、津田寛治、小市慢太郎、金子ノブアキ、井上順 R15+ 配給/ファントム・フィルム 2月22日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショー (c)2014「東京難民」製作委員会  <http://tokyo-nanmin.com

【5カ所目・神奈川県】原田真緒「47都道府県グラビアイベント」緊急レポ!

グラビアの魅力を全国に伝えるため、47都道府県すべてでグラビアイベントを敢行中の“はらだん”こと原田真緒によるドキュメンタリー連載。  どうもーっ!愛媛県出身、伊予柑おっぱいグラドルはらだんこと原田真緒です!  私は今、ニッチな存在になってしまいつつあるグラビア界を盛り上げるために47都道府県でグラビアの撮影会イベントをするために全国を廻っています! このコラムではイベントの様子をレポートしております。  8月25日、この日は神奈川県へ行って参りました! まず一同は山下公園へ。マリンタワーや噴水をバックに撮影していきます。撮影会初心者の方も、デジカメでスナップ感覚で気軽に撮影を楽しんで下さっていたように思います。 haradamaokanagawa8251.jpg haradamaokanagawa8252.jpg  その後は歩いて中華街へ! ここでは撮影よりも観光をメインに、おのおの好きなものを食べ歩きしながら楽しみました。このあたりに住んでいるファンの方に美味しいお店を聞いたりしながら、ワイワイと廻ります。 haradamaokanagawa8253.jpg haradamaokanagawa8254.jpg  私も豚まんをいただいたのですが、まずは大きさにびっくり! 自分の顔と同じくらいでした。そして溢れてくる肉汁がたまりませんでした! こうやってみなさんと食べ歩きする機会は初めてだったのですごく新鮮でした。一緒に観光も出来るのが、この企画の魅力のひとつでもあります。  午後からはスタジオに移動して撮影! このスタジオはファッションホテルだった場所を廃墟風に改造したという非常にユニークなスタジオでした。 haradamaokanagawa8255.jpg  まずはおもむろに鎖と絡んでみました。 haradamaokanagawa8256.jpg  そして、お風呂でポーズ。  みなさん、先ほどの写真との違いにお気付き頂けたでしょうか?胸元にご注目!……そう、衣装を切って変化を付けてみました。 haradamaokanagawa8257.jpg  このように、撮っていくにつれてハサミで徐々に衣装に切れ込みを入れていきました。廃墟とマッチしていませんか? こんな風に一つの衣装でも雰囲気が変わって面白いですね!  撮影会の後は、みんなでお店へ移動!  この日は私が誕生日を迎えたあとだったので、生誕祭を神奈川県にて行わせて頂きました。  企画が始まってから最多参加人数で、かなり盛り上がりました! 私の考えたお題で大喜利をしたり、ケーキのサプライズもあったりと盛りだくさんな夜でした! この日に初めて会いに来て下さった方や、生誕祭という事で遠方から来て下さった方もいらして本当に幸せでした。 haradamaokanagawa8258.jpg  集合写真では、私の一発ギャグである“伊予柑のヘタ”ポーズ!  今回は参加してくださる人数もぐんと増え、大成功のイベントとなりました! 神奈川県はさすがはお洒落な街といたところでしょうか、撮影スポットがたくさんありましたね!  これからもいろんな場所に行きますので、お住まいの近くに私が行く時はぜひ参加してみて下さいね。お待ちしております! それから先日、週刊プレイボーイさんにて初の撮り下ろしグラビアを掲載して頂きました! 今後もグラビア界のトップを目指しつつ、みなさんにグラビアイベントの楽しさを実感していただけるように精進してまいりますので、どうぞよしなに~!
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神奈川制覇!
47都道府県イベントの最新情報は、原田真緒所属事務所PIKE PLANNINGのHP(http://pike-plan.com/)をチェックしてみてください! 原田真緒 通称はらだん パイク・プランニング所属 現在TOKYOMX・千葉テレビにて放送中の『真夜中のおバカ騒ぎ!』に出演中。 愛媛県出身。ブログやTwitterにて自身で考えた企画を敢行し話題を集めている自己発信型グラドル。自宅で行っているツイキャスには毎回数万人が集まる。またニコニコ生放送にて毎週月曜21時から放送している冠番組『倉持×原田の女子動画【生】』はグラドルらしからぬ過激な言動によりニコ生のランキング上位に君臨し話題となっている。 オフィシャルブログ『はらだん@ちゃんねる』http://ameblo.jp/haradan0805/

「涙は行く場所をなくし、ただそこに落ちるだけ」【田中有紀美】2行詩から続くMelodyの後先

yukimi000.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の27回目……ですが、1990年代に輝いたあのアイドルグループ“Melody”の元メンバー・田中有紀美さんが来てくれるとなれば話は別! 今回は特別編でお送りします! ――ゆきどんだ! まさか来てくださるとは! 今回は特別編ですよ~。 田中 特別編ですか、あかりがとうございます(笑)。 ――1993年にレモンスカッシュのCMでデビューしてから、今、芸能活動が21年目になりますね。 田中 ね、びっくりしました(笑)。そんなに続いてると思わなかった。20周年も、どこかのレコード会社の方から聞くまで気づかなかった。あんまり、今は何年目とか、誰が先輩で誰が後輩とかを気にしないでやってきちゃって……。 ――90年代はアイドル冬の時代と言われていましたし、アイドル同士、横の結束が強いと思ってました。 田中 んー、どうなんですかね~? 大人になってから、先輩達と仲良くさせていただいたとき、「誰が同期で~」って話になって「あ、そういうものなんだ」って気づきました。 ――フワフワっとした感じで冬の時代を生き抜いたんですね……。 田中 そうですね、あんまりガツガツしてなかったと思う(笑)。 ――なぜ芸能界に入ろうと思ったんですか? 田中 最初はスカウトだったんです。場所はサービスエリア(笑)。Melodyは3人グループで結成したかったらしくて、すでに2人決まっているところで、あとの1人を捜してたみたいで。そこにたまたま私がいて……そのまま家まで追いかけられてスカウトされたんですよ。 ――運命的っていうか、怖い! その前から芸能界に憧れとかは? 田中 まったくないです。誘われたので入ってみました。 ――誘われて入ってみた芸能界はどうでしたか? 田中 うーん……どうなんだろう……。Melodyは楽しかったですけど、今考えると、学生生活は学生をしていた方が良かったんじゃないかな、と思ったりすることもありますね。 ――当時はちょうど16歳くらいで、女子高生ですもんね。学校にはほとんど通えなかったですか? 田中 ほとんど行けなかった……。 ――その頃、映画『嵐の季節』に主演されてましたね。どんな話だったんですか? 田中 原作がですね、高橋玄さんで、美保純さんと高嶋政宏さんがいて、その高嶋さんを好きになる女子中学生の役で、えーと、それで、あのー……ハァ(ため息)。 ――完全に忘れてるじゃないですか……。 田中 覚えてるんですけど、説明が難しいんですよ。最終的には、結ばれたのかな? うーん? アハハ! これじゃ意味わかんないですよね! ――わかんないです! そのお仕事はオーディションで? 田中 オーディションでした。5次審査までやって、セリフから動きまで全部やって、最終的には高嶋さんがいらして、一緒にお芝居して……残ってる人にはけっこう凄い人がいたんですけど。 ――おお、どんな人がいたんですか? 田中 え~……ちょっと覚えてないんですけど……ええ~と。 ――覚えてないことが多すぎます! でも、それほど忙しかったってことですよね。学生時代を犠牲にして打ち込んだMelodyは、なぜ4年で解散してしまったんでしょうか? 田中 事務所の人が「解散するよ」って言うから、「あ、解散するんだ~」って(笑)。 ――受け入れますね~! 他のメンバーは反対しなかったんですか? 田中 他の2人も「そうなんだ~」って。反対はしてないですねぇ。Melodyの活動以外にも1人ではドラマとかはやっていたので、なんとなく……なんで反対しなかったんでしょうね? メンバー同士で「なんでだろうね~」みたいな話もしなかったです。好きだったんですけどね、Melodyの活動は(笑)。 ――ファンが反対して暴動が起きたりしませんでしたか? 田中 解散イベントは一応したんですけど、ファンの方が事務所に抗議に来たりしたらしいです。後から聞いた話ですけどね。当時は私たちには外出禁止令が出ていたから……危ないと思ったんでしょうね~。 ――解散後は、ソロで音楽活動をされたり、女優業をされたりしているんですね。ソロシングルの「あなたの涙の場所になりたい」は、ご自分で詩を書かれたとか。 田中 あれは、大森祥子さんという方が書いてくださったんですよ。私、そのとき、歌詞がぜんぜん書けなくて、2行の言葉を書いて、それを膨らませてもらったんです。 ――その時の2行の言葉は覚えてますか? 田中 「涙は行く場所をなくし、ただそこに落ちるだけ」っていう言葉を……恥ずかしいな(笑)。 ――それを書いた時には、何か悲しいことでもあったんですかね。 田中 悲しいことは……多々ありました(笑)。でも、たぶんこの時は切ないのが好きだったんだと思います。当時まだ17歳くらいだったから、ちょっと大人になりたい、みたいな。 ――悲しいことが多々あったとか聞き捨てなりませんね。 田中 あったけど言えないと思う(笑)。大人のケンカに巻き込まれたり……(自主規制)……でも、今ではいい思い出です。お世話になったので今はとても感謝してます。 ――あー、本当に言えないやつですね。いろいろお疲れ様でした! 元メンバーは解散後に結婚したり出産したりがありますが、田中さんは? 一度活動を休止されていた時期がありますよね。もしかしてそこで……? 田中 結婚しようと思ったことはあったんですよ。23歳くらいの時ですかね? 思ったんですけど、やめました。なんか違う、と思って。 ――人生の決断が潔い! 田中 母からは「いつ結婚するの~?」って言われますけどね(笑)。 ――芸能活動を休止していた期間はどれくらいあったんですか? 田中 え~と……5年、いや3年……5年くらい……そんなないかな、4年? yukimi001.jpg ――その間は何をされてましたか? 田中 歯医者で歯科助手をしてました。 ――え! なんでまた歯科助手? 田中 なりたかったわけではなく、たまたま近所の歯医者さんで募集をしてたんですよ。歩いてたら募集の紙が貼ってあったので、医療事務だったら私にもできるかなぁって、人生で初めて履歴書を書いて……。 ――履歴書の経歴の欄には“Melody”って書きましたか? 田中 書いてないです(笑)。 ――それで、医療事務のつもりが歯科助手に? 田中 そう、でも「まぁいっかぁ」と。わりと受け入れる方でして(笑)。それも3年くらいやりましたね、辞め方もわからないし、休み方もわからないし、遅刻の仕方もわからないですし、わからないことだらけで……芸能界にいるときって、熱が出ても仕事に行くし、ちょっとのことではお休みできないじゃないですか。その感覚でずっとやってきたので、「熱が出たから帰ります」とか「お腹痛いから帰ります」とか、みんなが普通にしているのを見て衝撃を受けました。「帰っていいんだ! 遅刻していいんだ!」って。そういうのもあって、今は昔よりも気の張り方みたいなのはマシになっていると思います。別に遅刻をするわけではないんですけど(笑)。 ――今日も誰よりも先に到着されてましたね。……歯科助手から、どうやって復帰に至ったんですか? 田中 お友達から、私に興味がある事務所があるって聞いて……でも私はもう事務所恐怖症になっていたので、「ヤダ~」って断ったんですよ。昔から、「誰かを押しのけてまで!」っていう、ザ・芸能界みたいなのは向いてないな、と思っていたし。でも、お友達が、「本当に普通の感覚を持った方だから、一回会ってみません?」って言うので、お会いしてみて、復帰に……。 yukimi003.jpg ――普通の感覚は大事ですよねぇ。復帰してからは、ご自分でショートフィルムを撮られてるとか。 田中 もうけっこう前になっちゃったんですけど……5年くらい前かな? そんなにたった感じはしてないんですけどねぇ。  ――きっかけは何だったんですか? 田中 自分のブログを立ち上げた時、「自転車を盗まれた!」って勘違いしちゃった話をブログに書いたんですよ。そしたらそれにずいぶん反響があって、当時の事務所の人に「これ、動画にしてみたら?」と言われて、「あ、そうだね~」って、軽く言ったところから始まったんですよ。でも、いざ作ってみると、初めて脚本も書くし、台本の書き方とかも勉強しないといけないし、「じゃあ撮ろう!」となっても1人じゃ撮れないので、映画とかでお世話になったスタッフさんに手伝っていただいて。編集作業も初めてだったんですけど、もう事務所に寝泊まりしながら勉強していたので、当時はずっと事務所の床に寝てました(笑)。 ――その作品はどこで発表したんですか? 田中 『自転車どろぼう』ってタイトルでDVDになって、TSUTAYAでレンタルできるんです。えへへ。その後、短編映画のサイトに、「短編映画の監督を6人募集する」っていう企画があったので、応募してみたんです。そしたら「企画書を送ってください」ってことになって、企画書も書いたことがなかったので、また勉強しながら3つ企画書を書いて応募したんです。それで、選んでいただいて、次の2作目の『傘どろぼう』が生まれたんですよ。 ――ずっと泥棒されてるんですね……。 田中 それも勘違いなんですけどね(笑)。それと、自分で曲を作り始めました。Melodyの時は、大人に言われたことを一生懸命こなすことが仕事だったけど、今は自分から発信しなくちゃならない。短編映画を作ったときもそうですけど、わからないことだらけで、勉強することばっかりなんです。でも、それを自分のペースでやっていけることが嬉しいです。 yukimi004.jpg ――アコースティックのライブも定期的にされているんですよね。ギターかっこいい! 田中 キターは弾けませんよ。 ――へ?  田中 指が短いんですよ。コードに指が届かなくてイラッとして(笑)。ピアノは目で見えるから理解できるんですけど、ギターは自分で見えないし、どうも理解できなくって……。でも、自分の曲の歌詞は自分で書くようになりましたよ。 ――2行からの、進歩ですね! 田中 2行から、もう7曲に! アルバムを作ったので、7つの恋愛の歌詞を書いたんですけど、失恋系の歌詞が多かったです。 ――それは、実体験を元に? 田中 想像を元に、ですよ。ンフフー。 ――今後の活動の予定を教えてください! 田中 今、アコースティックライブをやっていて、『田中珈琲店』って言うんですけど、それが2月22日に13杯目(13回目)です。それを続けながらお芝居もできたらいいな。「息の長い女優さんになる」っていう目標は、Melodyの時から変わってないですから。……あ、あと、エレクトーンの先生にもなりたいかな(笑)。 ――元・Melodyメンバーが教えるエレクトーン教室なんて素敵! 田中 でも、そしたらまた勉強しなくちゃいけないですね(笑)。 ――今日はありがとうございました! (取材・構成=小明/撮影=宍戸留美) ●たなか・ゆきみ Melodyのメンバーとして歌手デビュー。女優としてはCM「青春18きっぷ/JR」、映画『嵐の季節』で主演デビュー、ドラマ『神様もう少しだけ』『ソムリエ』などに出演。楽曲の作詞・作曲や、ショートフィルムの脚本・監督など、クリエーターとしても活動している。 2008年5月、全7曲の作詞・作曲したアルバム『潤恋花 ­じゅんれんか­』を発売。アコースティックライブ「田中珈琲店」を楽しく開店中。 カバー曲を中心に歌っており、現在、iTune他音楽配信サイトで「田中珈琲店のテーマ」配信中。 2013年10月、芸能活動20周年を記念して名古屋で開店した「田中珈琲店11杯目」には、元Melodyのメンバー2人(望月まゆ、若杉南)が集まりゲスト出演した。 ・今後のライブ予定 2014年2月22日(土)アコースティックライブ「田中珈琲店13杯目」開店 場所:荻窪「BUNGA」予約受付中 http://tanakayukimi.info/tcoffee13/ 2014年4月5日(土)田中有紀美 Birthday Live 場所:M.Nature 表参道 オーガニックカフェ&レストラン エムナチュール 2014年5月10日(土)アコースティックライブ「田中珈琲店14杯目」開店 場所:下北沢「風知空知」 ・Web Site 田中有紀美オフィシャルサイト http://tanakayukimi.info/ 田中有紀美tunecoreページ http://www.tunecore.co.jp/artist/www.tanakayukimi.info 田中有紀美Facebook https://www.facebook.com/tanakayukimi 田中有紀美Twitter https://twitter.com/yukimitanaka ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。
ルミネッセンス 形態:8曲入り 定価:¥2,500(税込) 品番:SNDL-0003/JAN:4514306011869 レーベル:sundaliru amazon_associate_logo.jpg
公式ブログ http://s.ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。『アイドル墜落日記 増量版』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中。ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中<http://www.cyzo.com/akr/>。

リア充アニメ『ゴールデンタイム』が突きつける、アイデンティティ問題

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『ゴールデンタイム』公式サイトより
 現在放送中のアニメの多くがクライマックスに向けて助走を開始した感のある今日この頃ですが、ぶっちぎりで僕の豆腐メンタルを刺激しまくる作品が、『ゴールデンタイム』です。  本作は、テレビアニメ化され、大きな話題を呼んだライトノベル『とらドラ!』原作者・竹宮ゆゆこの最新作。高校生たちの瑞々しい恋愛模様に注目が集まった前作に対し、今回は大学生たちの、ちょっぴり大人な恋愛模様が描かれます。  あらすじは以下の通り。高校時代に交通事故に遭い、記憶喪失となってしまった主人公・多田万里は、東京の大学へ進学。そこで出会ったエキセントリックなお嬢様・加賀香子と、やがて恋人同士となります。しかし、万里は高校時代の同級生にして、現在大学で同じサークルに所属している「リンダ先輩」こと林田奈々のことが好きだったという過去があったのです。万里は、「現在」の自分と「過去」の自分の間で揺れることになる……。というもの。この設定だけでも、なんとも切ないラブストーリーが想像できるのですが、僕にとっては別の部分で切なくなってしまうのです。  というのも、本作の登場人物たちは、そろいもそろってリア充ばかりだからです! 「リア充」とは、「リアル(現実世界)で充実している人たち」を指すネットスラングです。「個人で楽しむ趣味や仕事に没頭していても、それで充実しているならリア充だろ!」という言説もありますが、ここでは広義で捉えられている大学のイベントサークルノリと定義します! 異論は認める!  例えば、「男女問わず友達が多い」「飲み会や合コンをしょっちゅう開いている」「季節のイベントは、みんなで盛り上がる」「なぜかバーベキューをすぐにやりたがる」「コミュニティ内で男女がくっついたり、離れたり」みたいな、それこそ「絵に描いたような理想の大学生活」を送る大学生のノリとでも言いましょうか。『ゴールデンタイム』で描かれる青春像は、まさにこの通りなのです。  いわゆるアニメで描かれる青春ドラマというと、学校とその周辺が世界のほとんどと言える中高生の物語であったり、『げんしけん』のようなオタク趣味を持つ大学サークルの物語がこれまで大半を占めていました。で、実際そういった作品は見ていて非常に楽しいというか、閉じた自分の世界の延長線上にある「理想郷」を思わせて心が落ち着くんですよ。なぜなら、僕は腐れオタクだからね! 「ああ、自分もこういうサークルに参加したいなあ」「こういう学校生活を送りたかったなあ」。これらのアニメは、僕のようなだめなオタク野郎の理想を具現化し、現実逃避させてくれる素晴らしい装置だったのです。『とらドラ!』も同じく、「何か心に闇を抱えている女子を、僕の力で救ってあげたい! でも、心に決めた女子以外はあえてフるけどな!」という、精一杯のマチズモを満たしてくれる最高の作品でした。  しかし、『ゴールデンタイム』はそんな僕らの心の聖域にズカズカと入り込んできて、世の中にはこんなにキラキラと輝く青春を送る若人たちがいるんですよ、男女問わず素晴らしい交友関係を結ぶことができるのですよ、と高らかに歌い上げるのです! うわあああああ! やめてやめてやめてよ! 今まで見ないふりをしていたのに! 気づかないふりをしていたのに! 僕、大学ではボッチだったよ! アニメも本当は一人で見ていたよ! オタクな上にコミュ障だったから、大好きなアニメを誰かと語り合うことすらなかったんだよ!  Twitter上では僕と同じく、「『ゴールデンタイム』見てると、なんかこう胸に来るものがある」「見てるとつらい」「あんなの、大学生いじめだ……」「メンタルがやられる」といった具合に、『ゴールデンタイム』のあまりのキラキラした青春ドラマぶりにダメージを受けている同志もちらほら。  しかし、それでも我々は『ゴールデンタイム』を見続けてしまうのです。それはなぜでしょうか? 非リア充だった僕のような視聴者も、本作を見ていくうちに「ああいう青春を送りたかったなあ」「ちゃんとサークルに入ればよかったなあ」「もっとほかの人と交流すべきだったなあ」などと、自分の過去と向き合い始めている自分に気づくことでしょう。 あるいは「こんな青春なんてないよ!」「やっぱりこういう連中はいけすかない!」と拒絶反応を示す人もいるでしょう。中には「今の大学生活は、こんなに充実していない……」と、逆に現在の自分の姿とのギャップに衝撃を受ける現役大学生もいるかもしれません。 その姿こそ、まさに過去の自分と立ち向かうことになる『ゴールデンタイム』のキャラクターそのもの。  物語も後半に突入した現在、今まさに香子と恋人関係にある万里はリンダが好きだったという過去の記憶と対峙することになりますし、ほかのキャラクターも過去とどう向き合うか、という描写に物語の比重が置かれていきます。過去と現在の相克こそが本作のテーマと捉えるならば、我々視聴者もまた本作を見ることで、否応なくその物語のテーマと向き合わされているのです。一見ただのリア充ラブコメと思わせておいて、ズシンとヘヴィなアイデンティティの問題を我々視聴者に突きつける本作の構成力と描写力は、タダモノではありません。  一本のエンタテインメント作品でありながら、視聴者を巻き込んで考え込ませる問題作『ゴールデンタイム』。その行く末は見逃せません。 (文=龍崎珠樹)