大公開! 14年3月度「日刊サイゾー」Amazonで売れたものランキング!!

IMG_0422_0203.jpg  いまや書籍のみならず、あらゆる分野の商品をそろえるネット上のマーケット空間「Amazon」。日刊サイゾーからも、記事の関連商品や人気の商品にリンクを貼り、ちょびっとだけアフィリエイト収入を頂いて、サーバー代やおやつ代をまかなっております。  日刊サイゾーからのリンクで購入されたAmazon商品をランキング形式で毎月発表! 売れ筋商品から、日刊サイゾーという媒体の特性だけでなく、時代の流れまで見えてくるとかこないとか……。 ●本のTOP5 第1位
別冊サイゾー「いいとも!論」 盛大なフィナーレを迎えた『笑っていいとも!』のサイゾー本が、おかげさまで1位を獲得です。Amazonレビュー欄に強烈なタモさんアンチが強烈なコメントを寄せてて(★1つで)興味深いです。 【関連記事】『いいとも!』司会はビートたけしだった!? 終了を決めたトップ会談とは? 知られざる『いいとも!』のすべて

第2位
年齢学序説 博多大吉先生が「だいたいの芸人は26歳で冠を持ってる」ことを発見して、調べたらぜんぜんそうじゃなかったという話をしたためた一冊。「戯言です」とは著者談。 【関連記事】博多大吉が叫ぶ「(この本を読んで)若手芸人よ、大志を抱け!!」

第3位
フィギュアスケート日本男子応援ブック2 感動をありがとう! 五輪金メダルで一躍国民的スターになった羽生くんが表紙のフィギュア日本代表特集。ショタコンのお姉さまたちに大人気のようです。19歳なんて爺じゃんね。 【関連記事】「1本5,000万円」CMオファー殺到! 羽生結弦ブームで大打撃を食らう超有名アスリートとは……

第4位
ayu LIFE STYLE BOOK 浜崎さんの成金趣味がこれでもかと詰め込まれた1冊が第4位に。特に、壁一面に自分の顔面写真をあしらったバーみたいな部屋は圧巻でしたよ。 【関連記事】玄関は全面鏡張り、壁には自分の顔面がびっしり……浜崎あゆみが公開した自宅がすごすぎる!

第5位
すばらしき特殊特許の世界 一発当てれば大儲けな特許のお話。某秋元やすすさんとか某DTの松本人志さんも出願してるそうですよ。お金持ってるくせに! 【関連記事】ダウンタウン・松ちゃんも特許出願してた!?  笑えて学べる『すばらしき特殊特許の世界』


●DVDのTOP5 第1位
ももいろクローバーZ JAPAN TOUR 2013「GOUNN」LIVE 3月26日に発売されたももクロちゃんのライブDVDです。ももクロちゃんは最高だけど、カット割り・編集が最悪だってみんな言ってますよ。 【関連記事】「ダメージはAKB48以上か」しおりん高校卒業で、ももクロの“恋愛スキャンダル”が狙われる!?

第2位
麻倉みな/COLORS おしりとおっぱいでおなじみのグラビアコーナーに珍しく着衣で登場した麻倉みなちゃんのイメージDVD。マッサージのシーンで“入ってる”そうですよ! 【関連記事】グラドル麻倉みな「恥ずかしすぎ!」マッサージのシーンで“入ってる”ものが……!?

第3位
ぼくのエリ 200歳の少女 [Blu-ray] なぜか2010年のスウェーデン映画がランクイン。すごい怖いそうですよこの映画。 【関連記事】初恋の美少女は200歳の吸血鬼だった! 北欧産のホラー映画『ぼくのエリ』

第4位
高橋大輔 D1SK 世界一のステップと男前のルックスと柔らかい物腰で人気の高橋大輔さんのDVD。アノ疑惑はさておき、現役生活おつかれさまでした。 【関連記事】集合写真がヤバすぎる! 高橋大輔にまつわる“アノ疑惑”が確信に変わった!?

第5位
あまちゃん 完全版 Blu-rayBOX3 もう『ごちそうさん』も終わってしまいましたが、まだまだ『あまちゃん』売れてるみたいです。『ホットロード』どうかしらね。 【関連記事】能年玲奈「ドラマは『あまちゃん』続編しか受けない!?」“宮崎あおい路線”目指すも、男性関係は……


●【番外編】高額商品TOP5 販売実数にかかわらず、温かい気持ちにさせてくれた高額商品のランキングです。 第1位
日立工機 エンジンチェンソー CS33EDP 30,650円。チェーンソーですね。コイルスプリング式防振構造で、トップクラスの切断スピードだそうです。はい。

第2位
スペシャルパーツ武川 (SPECIAL PARTS TAKEGAWA) コンパクトクール(3FIN/SV)ドリーム50 07-07-0080 26,188円。スペシャルパーツ武川のコンパクトクールです。しかもドリーム。写真もないし、なんだかわかりません。

第3位
MIEKOUESAKOウエサコ シングル2ボタンメンズスーツ 濃紺ストライプ 20,561円。スーツです。Amazonでスーツを買う人の人物像がまるで思い浮かばないですけど、たぶんいい人でしょうね。そんな気がします。

第4位
バカラ(Baccarat) 置物 2014年度干支 ホース 25,200円。バカラの置き物。今年の干支の馬だそうです。バカラの置き物をAmazonで買う人もきっといい人でしょう。干支。

第5位
リーディングエッジ バスケットボール ゴール クリアボード ミニバスから一般サイズまで対応 LE-BS305R 22,422円。これを庭に建てて息子と1on1やって、中学生くらいで息子のほうが上手くなって高校で日本一になってアメリカに行くのが私の夢です。

香里奈“大股開き”写真流出にかん口令、中山美穂離婚騒動を仕掛ける、バーニングのメディア対策術

ranking140402.jpg  ついに『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が終了し、一抹の悲しさが残る芸能界。そんなどんよりした雰囲気を取っ払ってくれる明るいニュースといえば、“大股開き”写真流出で新・セックスシンボルに急浮上した香里奈と、中山美穂・辻仁成夫妻の“夫の変貌”離婚騒動でしょうか。日刊サイゾーの敏腕記者たちが独自のルートで取材した“ここでしか読めないニュース”、早速チェックしていきましょう! 第1位 香里奈“大股開き”写真流出で交際認めるも、ピリピリムード「会見場にはバーニングがウロウロ……」 生々しい衝撃写真! 第2位 AKB48島田晴香の体重、黒木メイサの本名、カラテカ・入江の年収、いしだ壱成の前髪……芸能人、驚愕の真実 夢を売るお仕事ですから。 第3位 波紋を広げる馬場典子アナの『ZIP!』降板……“明日、アナがいない”はずの日テレで、なぜ? アナウンス部の派閥争いの影響とかなんとか。 第4位 “アディダス土下座事件”から20年……『いいとも』最終回でダウンタウンと爆笑問題がついに共演! 仲良くしてたね。 第5位 独走の『ごちそうさん』、ガッキー投入の『S -最後の警官-』、泣けなかった『明日ママ』……「冬ドラマ」総まとめ 不作の冬クールで唯一マシな作品は? 次点 「報道のTBSなので」悪ノリ許されず、ビートたけしが『情報7days』降板の余波 「報道のTBS」という自負があるそうです。 次々点 ヤックン号泣も……『はなまる』最終回で安住アナ「岡江さんと薬丸さん、目を合わせないですよね」 これからは共演NGへ。

あっぱれ新潮! みんなの党・渡辺喜美代、共産党・吉良佳子……政治家スキャンダル2連発

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「週刊新潮」4/3号 中吊広告より
第1位 「さらば器量なき政治家『渡辺喜美代』議士」(「週刊新潮」4/3号) 第2位 「共産党アイドル『吉良佳子議員』の革命的接吻 証拠写真付き」(「週刊新潮」4/3号) 第3位 「『射精禁止』を言い渡された夫が妻を絞殺するまで」(「週刊文春」4/3号) 第4位 「三浦友和 妻・山口百恵との『愛しい日常』」(「週刊文春」4/3号) 〈特別付録〉 「週刊現代」創刊55周年記念号を採点する  ようやくSTAP細胞論文問題で理化学研究所が最終報告書を発表した。4月1日のasahi.comがこう報じている。 「『STAP(スタップ)細胞』の論文に疑問が指摘されている問題で、理化学研究所は1日、筆頭筆者の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーに『研究不正行為があった』とする最終調査報告を公表した。研究の根幹をなす画像に『捏造(ねつぞう)』があったと認定した。共著者については不正はなかったとしたが、チェック機能が働かず『責任は重大」とした」  だが、当の小保方さんはこの報告書に怒り心頭で、弁護士を通じてこう言っている。 「調査委員会の調査報告書(3月31日付)を受け取りました。驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。特に、研究不正と認定された2点については、理化学研究所の規程で『研究不正』の対象外となる『悪意のない間違い』であるにもかかわらず、改ざん、ねつ造と決めつけられたことは、とても承服できません。近日中に、理化学研究所に不服申立をします。このままでは、あたかもSTAP細胞の発見自体がねつ造であると誤解されかねず、到底容認できません」  彼女の精神状態を心配していたが、これを読む限り、かなり図太いしたたかな女性のようだ。それならば、会見を開いて堂々と記者たちの質問に答えたらいいと思うのだが。この問題、まだ尾を引きそうである。  さて、文春に続いて現代も創刊55周年記念号を月曜日ではなく4月1日、火曜日に発売した。消費税値上げの日に「特別定価430円」。これまでが420円だから10円値上げということになる。  記念号だけあってページ数も多く、松井秀喜に「55周年おめでとうございます」という自筆の色紙も書かせ、グラビアも「AKB48の特大ポスター」と華やかである。  現代の表紙を飾った女優たちや、長嶋茂雄ら有名人の「とっておきの一枚」写真など盛りだくさんではある。  だが、特集となると首を傾げたくなるものが多い。巻頭特集が「史上初 日本を引っ張る大富豪がここに全員集合!」だが、要は荒稼ぎした連中が本業とは別に「音楽祭」をやっていたり、「児童養護施設」を運営しているという話である。宣伝臭もするが、それは置いとくとしても、失礼だが日本を代表するような大富豪たちではないのも難。  松井秀喜のインタビューは、そこが松井の良さなのであろうが、面白い話は語っていない。  読売のナベツネとケンカしている元巨人軍社長・清武英利氏の新連載「国税は見ていた」も始まった。優れた社会部記者であった清武氏だから、国税と税を逃れようとしてシンガポールへ移り住んだ「最後の相場師」との“死闘”があぶり出されるのだろうが、1回目を読む限りはおとなしすぎて期待外れである。次回以降に期待。  小保方問題を扱ってはいるが、タイトルが「小保方晴子さん『記者会見』登場」と読み違えている。  評価できるのは、再審が決定した袴田事件の袴田巌さんの罪をデッチ上げた「刑事・検事・裁判官」たちの実名を挙げて告発していることである。  再審決定をした静岡地裁の村山浩昭裁判長は「捜査機関が重要な証拠を捏造(ねつぞう)した疑いがあり、犯人と認めるには合理的疑いが残る」と判断し、その上「拘置の続行は耐え難いほど正義に反する」と刑の執行停止(釈放)も決めたのである。  無実の罪で死刑判決を受け、48年間も死と向き合って生きてきた袴田さんにかける言葉はない。失った時間は戻らないが、彼を追い込み自白をデッチ上げた連中は、なんらかの罰を受けるべきではないか。のうのうとして生きながらえ、勲章までもらった者もいる。せめて勲章は返上すべきだろう。自白を捏造した人間にお咎めなしでは、「えん罪」はなくならない。  現代の今号の最大の売りはSEX特集である。何しろ袋とじは「『カメラ搭載バイブ』で、女子に潜入 ペニスは見た」。活版が「第1回全日本SEX『名人』選手権開催!」。4色グラビアが「図解 女子たちに聞いた『私が好きな体位55』」である。  これでもかというほどのSEX爛漫特集ではあるが、今ひとつ「面白い!」と唸るものはなかった。  それよりも、関根(高橋)恵子の「ヌード・グラフィティ」や、ヌードではないが「深田恭子『ヒップの誘惑』」のほうがいい。関根恵子は今でもきれいだが、デビューした頃はふるいつきたくなるようないい女だった。その可憐なヌードは、今見てもドキドキする。  現代は昔からスクープで売る週刊誌ではなかったから、文春や新潮のような派手な過去のスクープは、私が知る限りでも少ない。  企画もので勝負するしかない週刊誌なのだから、もうひと味ひと工夫が欲しかったというのが、私の感想である。それに、これから430円でやっていくのだとしたら、相当内容を充実させないと、部数減にはなっても部数増には結びつかないと思う。古いOBの老婆心である。  今週の4位は、文春の三浦友和インタビュー。妻・山口百恵の生誕55周年を“記念”して、三浦に「愛しい日常」を初告白させている。  なんということもない話だが、普通の夫婦の幸せな日々が垣間見られるインタビューではある。いくつかピックアップしてみよう。 「プロポーズの後に、『私は仕事を辞めて、あなたのお嫁さんになる』と伝えられたわけですが、そのときは『そこまで考えてくれてるんだ』とありがたいことだと思っていました。それに加えて、『意外だな』と。その両方の思いがありました」 「三十代に入って仕事が減ったときは、建てた家を売らなきゃいけないな、というぐらいに追い詰められたことがありましたから、ローンで建てている家ですから、ローンを返せなくなったら終わりです。生活費に加えてローンはきついから、家を売って、またどこかに賃貸で、というふうになるかもしれないな、という時期はありました。妻にはそうしたことは一度も言ってない。でも(友和の思いは)感じていたと思います。少なくとも仕事がうまくいってないことは言わなくても分かっているし、関係なく居てくれる存在だからいいんです」  最近、山口百恵の『赤いシリーズ』DVDマガジン(講談社刊)が発売されヒットしているが、こうした2人の共演ドラマを夫婦で見ることはないのかという問いには、 「見ていないですね。送られてきて梱包されたままになっています。これに限らず、過去のものは一切見ない。誤解されると困るんですけど、見ないようにしてるんじゃなくて、別に見たくないんですよ。おそらく妻は未練がないんだと思います。それは夫婦で共通していて、昔のことに興味がない。過去を誇りには思っていても、それを懐かしむということはないんです」  自宅は、敷地内の別棟に友和の両親が住んでいる二世帯同居で、壮健な義父母は自炊自活だという。だが、百恵はたびたび食事を運んで行ったり、病院への送り迎えなどを率先してやっているという。  そうしたことに対して友和は、素直に「本当にありがたい」と述べてこう続けている。 「僕の食事も、もちろん朝から作ってくれます。(中略)妻は、朝の四時でも用意してくれますね。夜も今日は何時ぐらいに帰ると必ず連絡を入れますし、突然用事で外食する場合は、だいたい夕方までには連絡を入れています」 「妻は友達などから、もしリクエストあれば自分の歌も歌っています。(中略)一番好きなのは、アルバムの中の一曲なんですが、『曼珠沙華』という曲ですね」  長い夫婦生活の中で百恵夫人に最も感謝してることは、という問いには、 「不平不満を言わずに一緒にずっといてくれることじゃないですか。仕事だって浮き沈みがあることだと全部わかっているし、良いとか悪いとかいちいち反応しない。良い時に浮かれない、悪い時に落ち込まないということをずっとできるのは、すごいと思うんです。とてもありがたいですよ」  いやはや、ご馳走様でした。百恵が家で待っていてくれたら、オレも早く帰るのに。今夜はどこの居酒屋で一杯引っかけて帰ろう。  お次は、同じ文春の特別読み物。裁判を傍聴していて見つけたのであろうか、少し古いが興味深い事件である。  昨年5月17日、大阪市内のマンションで妻が夫に絞殺された。その動機は、夜、淫猥な夢を見て起きた夫が、妻を抱こうとしたら、妻から「手も洗ってないし、AVも観てへんやんか!」と邪険にされたためだというのである。  その事件の公判で、トラック運転手・池澤四朗(当時50・仮名)が驚くべき夫婦関係を明かしたという。  2人はともにバツイチで2000年に知り合い、03年に結婚した。だが妻・裕子(当時49・仮名)からセックスの際は「射精禁止」を申し渡されたというのである。  妻は「子宮筋腫の治療」と称して、夫に射精せずに長時間のセックスを強要したのだ。  一度離婚経験があるため、池澤はこの結婚生活を失敗できんと我慢したという。その上、妻は給料全部を握り、夫には一銭も渡さなかった。なのに高額なマンションを購入し、車も続けて2台買ったという。  妻がアダルト系のチャンネルに回すとセックスの合図。ローンなどで家計が苦しくなると「休みの日はバイトをしろ」といわれ、清掃のアルバイトをしたそうだ。  いったんは別居したが、再び同居するようになる。だが妻は、あれほど求めていたセックスを時々拒否するようになったという。  そして事件当日になる。読む限りはわがまま勝手な妻にいいようにされてきた夫の怒りが爆発したように思えるが、裁判長の判決は、 「殺害に及ぶほどの事情とは到底いえず、身勝手だ」 として懲役15年を宣告し、池澤は上告せず刑が確定した。「死ぬまでセックス」など週刊誌が煽っている中で起きた、なんとも身につまされるやりきれない事件ではある。  今週は新潮が断然面白い。少し低迷していたが、今週は面目躍如である。  ブラック企業を許さないという公約を掲げて初当選した共産党の星・吉良佳子参院議員(31)が、人前をはばからず男とキスをしまくっていると、新潮が嫌味たっぷりに報じている。これが第2位。  まずは3月21日、春分の日。午後10時30分、東京池袋駅の地下鉄ホームでのこと。 「電車がホームへと滑り込んでくる。別れの時が近付いていた。2人の距離は、電車が速度を落とすのと反比例して急速に縮まっていく。70センチ、30センチ、10センチ。あたかも強力な磁石のように引き寄せられる2人。(中略)先ほどまで吉良議員が着けていたマスクは外されていた。そして次の瞬間、2人の距離は0センチとなり、公衆の面前で唇が重なり合ったのである(グラビアページにこのときのシーンがばっちり“特写”されている=筆者注)。清廉潔白を旨とする共産党の吉良議員が繰り広げた、めくるめく官能の世界。同党のジャンヌ・ダルクとして『ブラック企業』を舌鋒鋭く追及してきた彼女が、あろうことか妖しく『ピンク』に染まっていた。男性が電車に乗り込もうとしても、吉良議員は左手を最後まで彼の右手から離そうとしない。片時たりとも離れ難く、『永遠の0センチ』を求めているといった様子で……」  吉良議員は東京選挙区で当選を果たしたが、同区で共産党が議席を獲得したのは実に12年ぶりである。  選挙戦では彼女の写真集が発売され、当選後も東京杉並区のイベントスペースで彼女のファン感謝祭が開催されたほどの人気者である。  党のマスコットガールとして珍重され、彼女に対する期待の表れからか、当選から8カ月の間に、吉良議員は10回超も国会質問の場に立っている。  先の駅中キスから2週間前の3月7日には、新宿の天ぷら屋で夕食を済ませた吉良議員とくだんの男性は、一緒に彼女の自宅マンションへ消えて行き、2人がマンションから出てきたのは翌8日の昼だったという。男性はいわゆる「お泊まり」したのだ。  ほかの日にも2人のキスシーンを目撃しているから、新潮側の執念は生半可なものではない。新潮いわく「共産党議員ならではの革命的接吻と呼ぶべきなのか!!」  この男性はどういう人物なのか? 共産党の事情通がこう話す。 「吉良さんのお相手は、彼女と同じ年生まれの共産党員で、眼鏡をかけた姿はお笑いコンビ、オリエンタルラジオの藤森慎吾をまじめにした感じです。2011年に目黒区区議選、昨年は都議選に出馬し、いずれも落選していますが、今も共産党の目黒地区委員会の青年学生部長を務めている熱心な活動家」  ご丁寧に、元共産党国会議員秘書で、同党研究家の兵本達吉氏にこう語らせている。 「共産党において、男女関係の乱れは資本主義的な頽廃と見みなされます。しかも、国会議員は党員の模範となるべき立場にあり、人目も憚らずキスするなど言語道断です。(中略)党の名誉、信用を傷つける行為に、共産党はとにかく厳しいですからね」  新潮は共産党や創価学会になると、追及の手を緩めない。  さらに、この男性にインタビューしてこう言わせている。 「プラトニックな関係なんです。お泊まりしたことはありません。3月7日ですか? えー……はい、泊まりました」  吉良議員には彼と駅付近で「キスの乱れ打ち」をした直後に声をかけているが、電車に飛び乗って「逃走」したそうである。  さすが、「フォーカス」直伝のいいキスシーンである。両方とも独身なんだからビクビクすることはない。そう吉良議員に声をかけてあげたくなる。それにしても、最近のフライデーはどうしてこういう写真が撮れないのか? 言っても詮無いが。  そして第1位も新潮の、みんなの党・渡辺喜美代表のカネがらみのスキャンダルだ。まずはこのコメントから。 「日本維新の会とみんなの党の連携話が渡辺さんから入ってきたのは12年3月。その頃、私が検査入院していた慈恵医大病院の特別室に、渡辺さんは人目も気にせず一人でやってきて、『次の総選挙で、維新と全面的に選挙協力をすることになりました。両党で100人以上は当選する可能性がある。ついては20億円ほどお借りできませんか』と頼んできたのです。確かに20億円は大金ですが、当時の腐りきった民主党政権に終止符を打ち、この20億円が日本再生のためになるのならと思い、支援するつもりでいました。しかし、ご存知の通り、みんなの党と維新の会の連携はご破算となり、渡辺さんからは『5億円でいいことになりました』と連絡が入ったのです。選挙の1ヵ月前の11月21日、2年前と同じ口座に、5億円を私の個人口座から振り込みました。ただ、前回の3億円の時と違うのは、彼から借用書が送られてこなかったこと、そして18人が当選した後も、礼の一つもなく、連絡まで絶えてしまったことでした。私が彼に幻滅し始めたのは、おそらくこの頃のことです」  こう渡辺代表(62)のことを非難するのは、渡辺のスポンサーだった吉田嘉明DHC会長(73)である。  吉田会長が1972年に創業したDHCは化粧品、サプリメントなどを扱う総合メーカーで、総売上高は約1140億円になる。  このスクープは大新聞が1面で追いかけ、党内からは代表を辞任せよという厳しい意見が相次いでいる。  吉田会長率いるDHCは天下り官僚を1人も受け入れていないそうだ。彼の持論は、霞ヶ関、官僚機構の打破。それこそが今の日本に求められる改革であり、それを託せる人が、彼の求める政治家だから、声高に脱官僚を主張していた渡辺善美に興味を持つのは自然のことだったという。少なくとも5年前までは。  吉田会長は渡辺の土地を買い上げてやったり、10年7月の、結党以来2度目の国政選挙である参院選を控えて「渡辺さんから選挙資金の依頼がありました。『参院選のための資金を貸してもらえないでしょうか。3億円あれば大変助かります』と申し出があった」ため3億円を貸したり、総選挙前には5億円も渡し、しかも借用書も取っていないというのだ。  選挙後はなんの連絡もなかったが、今年2月9日に渡辺が突然訪ねて来て、自宅地下のカラオケルームに招き入れると、彼はいきなり土下座したというのである。そして「会長、いろいろとご迷惑をおかけしました。許してください」と、蚊の鳴くような声で詫びたという。  吉田会長は、自分の怒りを鎮めようという「芝居」だったのではないかと話している。  これを読む限り、渡辺氏はあまりにも身勝手で恩知らずと思わざるを得ないし、政治資金として記載していないというから、政治資金規正法に引っかかるのではないか。  それについては後述するが、渡辺氏といえば、妻の尻に敷かれていることでも有名だが、吉田会長はこんなエピソードを話している。  吉田会長に会うときは大抵、妻のまゆみさんが一緒だったという。 「渡辺さんは心底惚れていて、何かあればいつも白旗を掲げていました。ある時、まゆみさんが渡辺さんと女性番記者との仲を疑って離婚話にまで発展したことがあった。その時、渡辺さんはふらりと一人で私の家にやって来て、うちのカラオケルームで森進一の『冬のリビエラ』を熱唱していったのです。『男って奴は~』という節に力を込め、歌い終わったあと、彼は力なくこう言いました。『今はただ、お怒りが鎮まるのを待つのみです』代表であり夫である渡辺さんがこれですから、党内の議員や秘書も、まゆみ夫人に嫌われたら万事休す、といったところだったのでしょう」  5億円は選挙の1カ月前の11月21日、2年前と同じ口座に、吉田会長の個人口座から振り込んだ。その後、4回にわたって計330万円ほど返金されているから、現在の残高は5億4986万1327円だそうである。  この問題については、朝日新聞(3月27付)朝刊で、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士がこう語っている。 「選挙資金だった場合、たとえ借入金だったとしても選挙運動費用の収支報告書に記載がなければ、公職選挙法違反に問われる可能性がある。政治活動の費用だった場合は、政治資金収支報告書に記載がないと政治資金規正法違反にあたる可能性がある。使途が選挙や政治活動に無関係だったとしても、吉田会長は12年の5億円について担保や返済期限が設定されず、借用書もなかったとしており、贈与と認定されて税務上の問題が指摘される可能性が浮上する。これを寄付とみなした場合には政治資金規正法が定める寄付額の制限を超える可能性もある」  政治とカネの話はこれまでも無数にあった。有り余ったカネを使って政治家のスポンサーになり、フィクサー面をする実業家にも辟易するが、カネ欲しさにたかる政治屋は最低である。  こんな人間が官僚打破などできるわけはない。渡辺氏は、仮に法の裁きを受けなかったとしても、代表の座を降り一政治家として再出発するしか残された道はないこと、言うまでもない。それに、今の奥さんとは別れたほうがいいのでは? (文=元木昌彦)

キング・オブ・スタジオドキュメント『笑っていいとも!』の終わり方

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『森田一義アワー 笑っていいとも! 』フジテレビ
「見たことがないのでわからない」  タモリは「『笑っていいとも!』とは?」という問いに、そう答えた。  思えば、日本に住んでいれば誰もが一度は見たことがあるであろう国民的長寿番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)を見たことがない稀有な人間は、ほかならぬタモリなのだ。そんな番組が、3月31日をもって32年間の歴史に幕を閉じた。  『グランドフィナーレ感謝の超特大号』と名付けられた最後の特別番組には、歴代レギュラー陣77人あまりが集まり、そのラストを見届けた。番組の終盤には、現レギュラー陣からタモリへ感謝の言葉が贈られたが、そのスピーチで「バラエティって非常に残酷なものだなとも思います」と涙ながらに話したのは、SMAPの中居正広だ。  映画やドラマ、ライブでは、終わりはあらかじめ決められている。ゴールを目指して進むことができる。しかし、バラエティにゴールはない。「バラエティは、終わらないことを目指して、進むジャンルなんじゃないか」と中居は言う。だから「バラエティの終わりは……寂しいですね」「こんなに残念なことはないと思います」と声を詰まらせた。  2013年10月22日、その中居の目の前で『いいとも』の終了が発表されたのを境に、8000回目の放送でとんねるずが不定期レギュラーになったり、現役の首相が「テレフォンショッキング」に出演したりと、『いいとも』は“お祭り”騒ぎに突入していった。こうした終わり方は、何事にも執着しないタモリにとって本意ではなかったかもしれない。もっといつも通りの『いいとも』のまま、淡々と終わらせたかったかもしれない。けれど、タモリはこれまでの感謝を込めるかのように、その神輿に乗った。このお祭り騒ぎのさなか、タモリはずっと気恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべていた。 「一番思い描くイメージは、タモリさんの照れ笑い」と、爆笑問題・田中裕二は『いいとも』のイメージを一言で表現した。そうなのだ。だとすれば、この終焉も平常通りといえば平常通りだ。かつて相方の太田光は『いいとも』を、「タモリさんをいかにみんなで楽しませようか」という番組だと形容している。 「みんながタモリさんを喜ばせたい。それは出演者、プロデューサー、ディレクターだけじゃなくて、美術、音声、カメラさん、技術……みんながタモリさんを喜ばせたいの。みんなタモリさんが大好きで」(TBSラジオ『JUNK爆笑問題カーボーイ』より)  だから、グランドフィナーレの後半を丸々、タモリへの感謝のスピーチに充てたのはごく自然なことだったのだ。そして、タモリはそれを最高の照れ笑いを浮かべながら聞いていた。タモリの「照れ笑い」こそが『いいとも』が32年間も続いた秘訣なのだと、田中は続ける。 「ずーっと恥ずかしがってやってるじゃないですか。それが僕大好きで。ギネスに載って、8000回以上、32年間やってる司会者がずっと慣れてないんですよ、『いいとも』に。でも、じゃなきゃ長続きしなかったのかなって僕は思いました。慣れて、こなして、慣れっこになっちゃったら多分つまらなくなると思うんですよ」  最初から最後まで、『いいとも』はタモリの「照れ笑い」を映し続けてきたのだ。  そのスピーチの冒頭、田中は「最後の最後に奇跡的なすごいことが起こっちゃって」「ホントに予想だにしなかったことがここで起きて最高でした。でも、それが『いいとも』の生放送の一番いいところだなって」と、グランドフィナーレ前半で起きた“奇跡”を振り返っている。  番組は明石家さんまがゲストとして登場し、『いいとも』屈指の名物コーナー「日本一の最低男」が復活した。当然のように2人のエンジンがかかり、30分以上話し続けているところに、「長い!」とツッコミながら入ってきたのがダウンタウンとウッチャンナンチャンだ。  さらに“奇跡”は続く。  松本人志が「とんねるずが来たらネットが荒れるから」などと笑わせているうちに、とんねるずも乱入。かつて、「第3世代」のトップと称された3組がそろい踏みを果たしたのだ。  まだまだ“奇跡”は続く。  ダウンタウンとは「犬猿の仲」などとウワサされる爆笑問題まで入ってくる。 「もう一回言うけど、ネットが荒れる!」 と、松本はあらためて叫んだ。  さらにナインティナインも加わり、同じ画面、同じ舞台にタモリ、明石家さんま、笑福亭鶴瓶、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、ナインティナインというお笑いのレジェンドたちがそろうという、ありえない“奇跡”が起こったのだ。同じ画面にいるだけではない。太田のボケに浜田雅功がツッコミ、そのボケに松本がかぶせる。そんな夢のようなやりとりが実現した。 「何かが起こりそう」な「今」を映すのが「テレビ」だ。そして、それは『いいとも』そのものともいえる。『いいとも』だから、そして何よりもタモリがそこにいるからこそ、「何か」は実際に起こったのだ。『いいとも』のような長い歴史のある番組であれば、名場面は数多くある。グランドフィナーレに、そういったVTRで過去を振り返ることもできたはずだ。けれど、『いいとも』は「今」にこだわった。途中グダグダになってしまう場面があったとしても、すべてを「生放送」の醍醐味で乗り切った。まさに「スタジオドキュメント」。それが過去にも未来にも執着しないタモリイズムであり、『いいとも』イズムだったのだ。  なんの情報も意味もない、くだらない放送を32年間続けてきたタモリは、ずっと続けてきたいつも通りの締め方で、照れ笑いを浮かべながら最後を締めくくった。 「明日もまた見てくれるかな?」  その瞬間、いつものフレーズが指す対象が劇的に広がった。  『いいとも』がない「明日」も、テレビのバラエティ番組は続いていく。くだらなくて、意味のないお笑い番組は、これからも生まれていくはずだ。番組の打ち上げに参加した笠井信輔アナウンサーによると、タモリによる乾杯の掛け声は「日本のバラエティに乾杯!」だったという。 「答え要りませんが……ちょっと我慢できずに言います。答えは要りません」  抑え気味のトーンで感謝のスピーチを綴っていた香取慎吾は、手を震わせながら言った。 「そもそも、なんで終わるんですか……?」  答えなんて要らない。そんな答えに意味なんてないのだから。でも、伝えずにはいられなかったのだ。 「これからもツラかったり苦しかったりしても、笑っててもいいかな?」 と香取が投げかけると、タモリは即座に優しく返した。 「いいとも!」 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

サイゼリアにコスパで勝負! 一度で二度おいしい「紅白ドリア合戦」

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見た目はこんなに違うのに、材料は全く同じです。
 100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画の第8回。  私が行きつけのイタリアンレストランといえば、もちろんサイゼリアに決まっている。何を食べても安くておいしいのだが、数あるメニューの中で一番コストパフォーマンスに優れていると言えるのが、消費税増税後も299円を死守するというミラノ風ドリアだろう。今回はあえて、このサイゼリアの看板メニューに挑戦してみたいと思う。  100円ショップで材料を3つ買うと、それだけで税込みで315円。これでドリアを一つ作るだけのでは、人件費などを考えたら惨敗である。2人分作れば半分の原価となるが、それでは勝負として面白くない。  そこで考えたのが、今回のドリアである。材料は特盛りのごはん(一応、健康を気にして麦ごはんをセレクト)、大盛りのクリームシチュー、2~3人前のミートソースだ。量が多いのを選んだら、全部ローソンのプライベートブランドになった。
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打倒サイゼリア!
 まずは全部の材料を温めて、半分にしたご飯にクリームシチューとミートソースをそれぞれ適量を掛ける。  ミートソースでよかったのか、ハヤシライスにするべきだったか、あるいはビーフシチューがベストだったのか……。その答えは今も出ていない。
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掛ける量は3分の1くらい。
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私はご飯にクリームシチューを掛ける派です。
 これをよく混ぜたら、別々にグラタン用の耐熱皿へと盛る。  勘のいい人なら、このあたりでもう今後の展開が読めるかもしれない。あるいは、材料の紹介だけでバレているかな。
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このまま食べてもいいような気がするが、それではドリアにならない。
 ここまでで出来上がったのは、クリームシチューライスとミートソースライスである。これに、ミートソースとクリームシチューを、ベースとなっているライスとは異なる組み合わせになるように、上からドバッと掛けるのだ。  これによって、ミートソースが掛かったクリームシチューライスと、クリームシチューが掛かったミートソースライスという、裏と表、陰と陽、茉奈と佳奈のような関係の2つのお皿が並んだ。いや、例えがちょっと間違っているな。
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材料は一緒なのに見た目が違う!
 これに、冷蔵庫に入っていたチーズをたっぷりと掛けて、オーブントースターでこんがりと焦げ目をつけたら完成である。  名付けて『紅白ドリア合戦』だ。
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君ならどっちを食べるかな?
 購入した材料ではないチーズを使うのは、反則のような気もする。サイゼリアのミラノ風ドリアを確認したところ、チーズは乗っていなかったのでこれは不要だったかもしれないが、私はチーズ好きなので仕方がない。  まずは、白組のクリームシチューが掛かったミートソースライスのドリアを食べてみる。曲は「焦がされて」。  オムライスの中身のようなトマト味のご飯に、たっぷりとベシャメルソース的な役割のクリームシチューが合わさって、サイゼリアに堂々と対抗できる味となっている。まあ想像通りの味と言えなくもないが。
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私はこの味が好きです。
 続いては、赤組のミートソースが掛かったクリームシチューライスのドリアだ。曲は「ライス・オン・ザ・ソース」。  食べてみると、見た目がこれほど違うのに、さっき食べた白組とほぼ同じ味がした。まあ、材料がまったく同じなので、当然といえば当然か。  ご飯を包むソースと、さらにそれを包みこむソースの順番が違うので、味の感じ方も違うといえば違うのだが、それも3回かんだら一緒だろう。
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私はこの味も好きです。
 ということで、2014年新年度紅白ドリア合戦は、引き分けとさせていただきたい。  誰かを家に招く際は、これを作って選ばせてみてはいかがだろうか。 『どっちの料理ショー』ならぬ、『どっちでも一緒でショー』である。ちょっと古いか。  これだけ似ている味になるのであれば、チーズではなくソーセージをトッピングしてもよかったかもしれない。味がそっくりなドリアだけに、双生児(ソーセージ)ドリア。なんつって。 (文=玉置豊)

妄想が妄想を呼ぶ『久保みねヒャダこじらせナイト』というテレビごっこ

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『久保みねヒャダ こじらせナイト』フジテレビ
「『笑っていいとも!』が生んだ最後のスター(笑)」  久保ミツロウは時折、そんなふうに「(笑)」付きで呼ばれることがあるが、「(笑)」を取ってしまいたくなるくらい、久保は親友の能町みね子とともにテレビ界で快進撃を続けている。 「破滅の始まりですよ。始まりってことはどこで終わるか、虎視眈々と見てるわけでしょ」 「堕ちた時に何言われるだろうなってことばかり考えますね」  番組初回からそんな後ろ向きな言葉から始まったのが、漫画家の久保ミツロウ、能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインによる『久保みねヒャダこじらせナイト』(毎週土曜日25:35~25:55、フジテレビ系)だ。もともとは、久保とヒャダインで2012年12月から不定期に放送されていた番組に能町が加わり、13年10月からレギュラー化したものだ。3人が生み出す“いい違和感”は視聴者の人気を集め、元旦には『明けましてこじらせナイト』という特番が組まれた。また4月4日には、初の全国放送『こじらせナイト 全国のみなさま初めましてSP』が放送予定だ。  こじらせとは、雨宮まみの著書『女子をこじらせて』(ポット出版)の「こじらせ女子」(自意識にとらわれ、世間でいう“女性らしさ”に抵抗を感じ、生きづらさを感じている女性のこと)に由来する。しかし、この番組タイトルにも、久保と能町は違和感を隠さない。  「こじらせてはいません。これね、自称し始めると非常に面倒くさくなるんで、あくまでも私はこじらせてなどいない。勝手に皆さんが言っているだけで、私はただ自分らしく生きようとした結果がこれであって」という久保に、能町も「『こじらせナイト』とか言ってますけど、しょせん、見てるヒトがこじらせてるだけですから。どストレートです」と同調する。そして久保は「ただヤンチャに生きたいだけ」、『やんちゃナイト』のほうがいいと言うのだ。  「こじらせ」にこじらせている。  この番組は、3人が世の中の“こじらせている”ヒト、モノ、デキゴト……をテーマに語り合うのだが、毎回、考えること、妄想することの快楽を呼び起こしてくれる。 「ひとつ実験なんですけど、これもし歌ってるのが先生だとしたら、結構スゴいことになるなって思ったんですよ」 と、能町が斉藤由貴の「卒業」の歌詞について、主人公は学生ではなく「23~24歳の女性新任教師」ではないかという“新説”を語りだした。  それは、3月8日深夜の放送された人気コーナーの「青春こじらせソング」でのことだった。 「青春時代の名曲をあらためて聞いてみると、新たな解釈を発見することもある」というコンセプトのコーナーで、斉藤由貴の「卒業」が「<泣かないと冷たい人と言われそう>という部分の、すごいドライな感じに妙な違和感を感じる」という投稿があったのだ。それに対し、そのドライさの“正体”を、能町は「女性新任教師説」という妄想で説明したのだ。  歌いだしの<制服の胸のボタンを~>のシーンは、「先生」として見ている。 <人気のない午後の教室で/机にイニシャル彫るあなた/やめて思い出を刻むのは>というのは、先生である以上、学校に残りずっとそれを見ることになるから「やめて」なのだと。<東京で変わってくあなたの未来は縛れない>も、教師目線であると考えるとしっくりくる。 「そうすると<卒業式で泣かないと~>のところがすごく複雑になってきて、<卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう>って、先生にとってはおかしなセリフなんですよ。けど、自分の中の他人視点なんですよ。こんなに好きな人が行っちゃうんだから普通だったら泣くよねって言うんだけど、でもとどめなきゃいけないから、こんな恋愛は私別に本気じゃないしって思いながら<もっと哀しい瞬間に涙はとっておきたいの>って言って、泣くのを我慢してるってことになるんですよ!」  久保やヒャダインから「名推理!」「漫画で読みたい!」と絶賛される切ない妄想を能町は即興で繰り広げるのだ。  このコーナーでは過去にも、岡村孝子の「夢をあきらめないで」を「女性が過去の恋愛を上書き保存していく様を克明にあらわした曲」と分析したり、「ゲレンデがとけるほどに恋したい」の歌詞を読んで「広瀬香美はスキー場に行ったことがない」と看破し、狩人の「あずさ2号」を「山岳部の先輩とのBLソング」と大胆に推論、ドリカムの「大阪LOVER」は「愛されていな女の子が主人公」であるとし、ドラマ化するなら「ヒロインはIMALUで、若手芸人と付き合っている」と盛り上がり、その続編「大阪LOVER、ほんで」まで勝手に作ってしまう。  その妄想が妄想を呼ぶ、論理の飛躍と説得力のバランスが絶妙だ。  中でも、YUKIのことを久保が評した「『YUKIは素晴らしい、でも私は醜い』という往復運動こそYUKIの本質」という慧眼は、それに対して「『亜美が好きか、由美が好きか』の往復運動が本質」というPUFFY評と併せて、それだけで新書1冊分になるのではないかという「こじらせ」だ。  さらに、ヒットソングの“隙間”を狙った恵方巻きソング「SETSUBU・ん…鬼っぽい」や、「大型連休に働きたくない君も好きだよ」を即興で作り上げるのも、気鋭のクリエーター集団ならではだ。  自分の価値観を世間が許してくれない時、人はこじらせる。そして、考えすぎて、「どうせ私は」と開き直り、自虐や自嘲に向かってしまう。それもいいだろう。しかし、もう一歩進んで、“ヤンチャ”な妄想を武器に、それに向かい合って乗り越えようともがく術を、この番組は教えてくれる。自分の思うまま、世間との違和感を楽しめばいいのだ。  3人が『こじらせナイト』でしているのは、いわば「テレビ番組ごっこ」あるいは「芸能人ごっこ」だ。前出の文に当てはめれば「自意識にとらわれ、世間でいう“テレビ番組(芸能人)らしさ”に抵抗を感じ、生きづらさを感じているテレビ番組(芸能人)」と言える。彼女たちはそんな違和感や抵抗感を抱えたまま、それ自体を“遊び道具”として楽しんでいる。  今、テレビに出ているのは、「空気を読む」プロフェッショナルたちばかりだ。番組を成立させるために秒単位の技術で収めていく。しかし、そればかりでは窮屈だ。だから、彼女たちのような“異端”で、アマチュアリズムを保った人たちが支持されるのではないか。思えば、タモリだってそうだ。番組の成立よりも、自分の興味のあるものや目の前のゲームに熱中したりしている姿がしばしば見られるように、いまだに彼はプロになりきるのを拒否してアマチュアリズムに徹している。  「『笑っていいとも!』が生んだ最後のスター(笑)」である久保も、タモリフリークである能町やヒャダインも、そんなタモリイズムを継承している。妄想とこじらせの往復運動と即興性が、今のテレビに薄れた“いい違和感”を生みだしているのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

春はロボットアニメ大豊作! キーワードは「エロス」「美少女」「童貞」!?

toboanime.jpg  いよいよ4月。春クールのアニメも続々とスタートするということで、待ち遠しいアニメファンも多いのではないでしょうか? さまざまなジャンルのアニメが放送されている現在のテレビアニメですが、今春は例年になくロボット物が多いことで話題です。そこで、今回はどれがどんな話か分からないという皆さんのために、簡単に作品をチェックしてみましょう! ●『キャプテン・アース』  五十嵐卓也監督×シリーズ構成・榎戸洋司×制作・ボンズという『STARDRIVER 輝きのタクト』スタッフが再集結した本作は、公式サイトによると、「(『STAR DRIVER』で)閉鎖空間を打ち破ったあとに、いったいどんな物語を描くことができるのか」というところから企画がスタートした作品。  前作は80年代ロボットアニメリスペクトな、ワカメ影やBL塗りつぶしといった作画や、ケレン味のきいた演出で迫力のバトルを描いてくれましたが、今回はどんな濃いメカアクションを見せてくれるのでしょうか。非常に楽しみです。 ●『ブレイクブレイド』  2010~2011年にかけて劇場公開された全6章のアニメを、テレビシリーズとして再構成した本作。ファンタジックな世界観と、鉄の重みを感じる重厚かつリアルなロボットアクションが大きな話題を呼びました。  OP、EDが一新されるほか、劇場版アニメでは描かれなかった「ジルグ対スペルタ部隊」も新作映像で追加される、との情報がすでに発表されています。原作コミックはまだ続行中ですので、今回の放送が終わったタイミングで「第2期制作決定!」のニュースが流れそうな気もします。 ●『シドニアの騎士』  「月刊アフタヌーン」(講談社)連載中のコミックを原作とする、SFロボットアニメです。太陽系が謎の生命体・奇居士(ガウナ)に破壊された1000年後。人類は、播種船・シドニアに乗って繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅していた──という、なかなかハードな設定の本作は、古典SFにも通じる重さを感じさせつつ、いわゆる「学園もの」っぽいライトなノリも併せ持つ、異色のタイトル。  制作を手掛けるのは、これまで海外アニメや映画のCG制作中心に活動してきたスタジオ「ポリゴン・ピクチュアズ」。フル3DCGで制作されるそうですが、すでに公開されている映像を見る限り、原作のタッチを生かしつつ見ごたえあるメカアクションが展開しています。硬質なCGも、世界観にマッチしているような? 今春の期待作筆頭です。 ●『テンカイナイト』  夕方枠で放送される、子ども向けロボットアニメです。言うなれば『ダンボール戦機』系でしょうか。不思議なブロックを手に入れた主人公・大神グレンは、異世界キューブに転送されてしまう。そこで赤いロボット・ブレイヴンに変身してしまう能力を手に入れたグレンは、キューブで出会ったほかの子どもたちと共に戦いを繰り広げるという内容。  レゴブロックっぽいデザインがかわいくもあり、カッコいいロボットがどう活躍するのか注目です。 ●『M3~ソノ黒キ鋼~』  監督・佐藤順一×シリーズ構成・岡田麿里×メカデザイン・河森正治というビッグネームが集った本作。特に岡田・河森コンビは『AKB0048』『アクエリオンEVOL』でも、その強烈な個性のぶつかり合いから、他に類を見ない独特の作品を生み出しました。そんな2人の個性を、『カレイドスター』『ARIA』『たまゆら』の佐藤監督がどうまとめあげるのかに注目です! ちなみにメカデザインは、『バスカッシュ!』的なボディに、『コードギアス』に出たきたランドスピナーがくっついたようなイメージです。 ●『風雲維新ダイ☆ショーグン』  巨大ロボットが存在する江戸時代が舞台という本作は、童貞の主人公・徳川慶一郎が生娘とともに乗り込むことで、さまざまな形態に変化するロボット・スサノオに乗って戦うという内容。  確かに、ロボットは男子の身体の拡張願望を象徴している──とはよく言われますが、そこに生娘をもってくるとは! ストレートな題材に興味が沸きますね!  ちなみに本作は、公式Twitterもなければ公式サイトもしょっちゅう落ちていたりします。そんなわけで、今どきのアニメにしてはなかなか情報が見えない本作。どんな内容になるのか、逆に気になります。 ●『健全ロボ ダイミダラー』  悪の組織・ペンギン帝国とHi-ERo粒子(ハイエロりゅうし)をエネルギーに動くロボット「ダイミダラー」の戦いを描く本作。  一見、王道スーパーロボットアニメっぽい本作ですが、主人公・真玉橋孝一は、女子にエッチな行為をすることで粒子を発生させる能力を持っているということで、ヒロインにエッチな行為をしながら戦いに挑む、というかなりアレな設定だったりします。必殺技の名前も「ガリバーティンポ」とか、ストレートすぎるもの。  って、またエロス×ロボットの組み合わせですか! ***  ともあれ、リアルロボット系からスーパーロボット系。子ども向けからファンタジーものまで、多彩なロボットが出そろう今春の新作アニメ。中でも『ダイミダラー』と『ダイ☆ショーグン』は2ダイ・煩悩ロボットアニメとして注目ですね。 (文=龍崎珠樹)

フランスからやってきた、超弩級の官能大作! 禁断の恋の行方『アデル、ブルーは熱い色』

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高校生のアデル(アデル・エグザルコプロス)は、青い髪の美大生・エマ(レア・セドゥ)にどうしようもなく魅了されてしまう。
 寒色系のブルーは理性や穏やかさを表す色だとされているが、フランスからやってきた官能大作『アデル、ブルーは熱い色』を観てしまうとそんな従来のイメージは一変してしまうだろう。それほどまでに主人公たちは運命的な恋に身を焦がし、赤い炎よりもさらに情熱的に、青白くメラメラと燃え上がる。人間と人間がこんなにも激しく愛し合えることに驚きを覚える。ただし、この映画が他の多くの恋愛映画と少しばかり異なっているのは、恋の炎に身を委ねる2人が女性同士だということだ。“バンドデシネ”と呼ばれるフランスのコミック『ブルーは熱い色』(DU BOOKS)を映画化した本作。原作では主人公の女の子はクレモンティーヌという名前だが、チュニジア系フランス人のアブデラティフ・ケシシュ監督は主演女優アデル・エグザルコプロスにすっかり惚れ込み、彼女の名前をそのまま役名にしただけでなく、作品名まで変えてしまった。アデルの自然な演技と年上の恋人を大胆に演じたレア・セドゥ、そしてケシシュ監督の3人にカンヌ映画祭最高賞であるパルムドールが贈られている。  アデル(アデル・エグザルコプロス)は高校に通うごくフツーの17歳の女の子。同じ高校に通うイケメンの先輩トマ(ジェレミー・ラユルト)とチラ見し合う仲で、周りから囃されるようにして交際を始めた。トマとの初デートに出掛けるアデルだが、その途中で運命の出会いをしてしまう。街ですれ違った青い髪の女性の姿が強烈で、目に焼き付いて離れない。トマと映画館デートし、しばらくして初体験まで済ませたものの、どうもアデルは気もそぞろ。そんなとき、ホモっ気のある男友達に連れられて、同性愛者たちがたむろする夜の繁華街へ。念願の青い髪の女性・エマ(レア・セドゥ)と再会を果たす。彼女は美大の4年生だった。ユニセックスな雰囲気と知的な会話に、すっかり魅了されるアデル。2人は一気に恋に墜ちていく。
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アデル・エグザルコプロスは1993年11月パリ生まれ。ナチュラルな演技に加え、思いっきりのいい脱ぎっぷりも素敵です。
 エマとアデルのベッドシーンが迫力に満ちている。全裸になった2人は貪るように、お互いの体を求め合う。経験豊富なエマが秘蜜のポイントを巧みに責めていく。トマとの初体験では得られなかった快感に身悶えするアデル。さっきまで下になっていたアデルが今度は上になる。複雑に絡み合う2人の体は、まるで2つのジグゾーパズルをごちゃ混ぜにしたかのようだ。ひとつひとつのピースを、お互いの体に埋め合わせていくエマとアデル。2度目のセックスはさらに過激さを増す。お互いの女性器と女性器をズンズンと重ね合わせる肉弾戦が繰り広げられる。汗びっしょりになったエマとアデルは思う。これは運命の恋なのだと。性別を越えた2人の激しい愛し方は、男性から観ても感動的ですらある。  身も心も結ばれたエマとアデルは、一軒家で一緒に暮らすようになる。エマはアデルをヌードモデルにして情熱的な絵を描き、新進画家として売り出していく。高校を卒業したアデルは教職に就き、エマが画廊のオーナーや芸術家仲間を集めたパーティーを開けばいそいそと料理を準備する。アデルはエマに尽くせることが幸せだった。だが、運命の恋も行き着くところまで行き着けば、後はもう落ちていくしかない。ピークを極めた2人の愛は放物線を描くように徐々に落下していく。エマは展覧会の準備で忙しくなり、アデルは職場に通うだけの淋しい日々を過ごすことになる。あんなに狂おしい愛を知ってしまったアデルは、心の中にすきま風が吹き込むのが耐えられない。  同性愛という禁断の世界を描いた本作だが、2人の仲を破綻させてしまうのは同性愛に対する世間の冷たい目というよりも2人の生まれ育った境遇の違い。芸術を愛でる裕福な上級社会で育ったエマは「あなたには文才がある。自分の才能を生かすべきよ」とアデルに勧めるが、アデルはエマと一緒に過ごすだけで充分幸せだった。労働者階級育ちのアデルには芸術のことはよく分からない。でも、かつてはあれだけ情熱的な絵を描いていたエマが、プロの画家になってからは世間の流行に迎合した通俗的な作品を描くようになったことは素人のアデルにも分かる。自分が働くから、エマには本当に描きたい絵だけを描き続けてほしかった。でも本音を言うと、絵なんかどうでも良かった。2人でずっと愛し合うことができれば、他には何も要らなかった。
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青い髪のエマを演じたレア・セドゥは上流階級育ち。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)では女殺し屋でした。
 本作の味わいを特別なものにしているのは、美しい同性愛映画であること以上に、主人公アデルの成長ぶりが鮮やかに描かれている点だろう。破局を迎えた恋人たちは深夜のファミレスやハンバーガーショップで往々にして罵り合うものだ。「あなたと付き合った今までの時間を返してよ」「それだったら、お前のために使った食事代とホテル代を先に返せよ」などなど。人間は誰しも終わった愛を悔やみ、激しい負の感情に囚われる。アデルもまた、エマが自分にとって最高のパートナーであることを知った上で、愛の終わりを苦々しく受け入れる。物語の冒頭、まだあどけない少女だったアデルが、すっかり大人の女に成長を遂げていることに再び驚く。  報われぬ恋、許されぬ恋、歪んだ恋……、どんな愛の形であれ、生きとし生きるものは愛を知ることで育まれていく。『アデル、ブルーは熱い色』は愛の真理について穏やかに、そして情熱的に語り掛けてくる。 (文=長野辰次) adele-blue04.jpg 『アデル、ブルーは熱い色』 原作/ジュリー・マロ 脚本/アブデラティフ・ケシシュ、ガリア・ラクロワ 出演/レア・セドゥ、アデル・エグザルコプロス、サリム・ケシゥシュ、モナ・ヴァルラヴェン、ジェレミー・ラユルト、アルマ・ホドロフスキー、オーレリアン・ルコワン、カトリーヌ・サレ、ファニー・ラモン、バンジャマン・シクスー、サンドール・フンテク 配給/コムストック・グループ R18+ 4月5日(土)より新宿バルト9、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー  (c)2013- WILD BUNCH - QUAT’S SOUS FILMS – FRANCE 2 CINEMA – SCOPE PICTURES – RTBF (Télévision belge) - VERTIGO FILMS <http://adele-blue.com>

MNPのキャッシュバックが終了! 今後のキャリア選びは長期契約が基本になる!?

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ドコモオンラインショップのキャッシュバックキャンペーン
 3月16日、携帯キャリア各社が行っているMNP(携帯電話番号ポータビリティ)の高額キャッシュバックキャンペーンが終了した。一時期は、MNPを利用して契約キャリアを変更すると4万円前後もらえ、条件によっては1台当たり10万円という店も登場。本来であれば、新規の契約が増える3月に終了せざるを得なかったのは、政府の指導が入ったためだ。  総務省は2007年に「1円携帯」を規制した。本来であれば5~10万円する端末を、販売店がキャリアからの報奨金を原資に、割り引いて販売していたためだ。当然、報奨金は通信料金に上乗せされ、長期利用者ほど損をするため不公平感が出ていた。とはいえ、この規制により、各キャリアはキャッシュバックを採用。意味がないどころか、状況を悪化させてしまったという背景がある。  16日までは、MNPをうまく活用すると、毎年最新端末を購入してもほとんどコストがかからないといった状況が発生していた。複数回線を使い回し、利益を出している人さえいたのだ。一般ユーザーの多くは、端末を購入したら2年以上は使い続ける。これでは、長期契約ユーザーから不満が出るのは当たり前だ。キャリア側も当然、この事態を把握していたが、ライバルキャリアがサービスを行っている以上でやめるわけにはいかず、チキンレースが続いていたのだ。総務省からの指導は、キャリアにとってもほっとするところだったことだろう。  現在、超高額のキャッシュバックは中止されているようだが、31日までは各キャリアともに2万円前後のキャッシュサービスを続行している。買い替えを考えている人は、やはりこの時期は見逃せないのだろう。とはいえ、その後は一段落するはずだ。  今後は、長期契約ユーザーへのサービスが徐々に充実していくと予想されている。端末や料金プラン、企業イメージなどで、お気に入りのキャリアを選べばいいだろう。その際、有力候補になりそうなのが、MVNOだ。  MVNO(仮想移動体通信事業者)とは大手キャリアの通信回線を利用し、独自ブランドで通信サービスを提供する事業者のこと。自社で大規模な設備や人員を抱える必要がないため、料金設定が格安になっているのだ。今のところは、ITに詳しい人の2台目といった用途で利用されており、それほど普及していない。しかし、これからは状況が変わりそうだ。MNPのキャッシュバックに規制が入れば、毎月のコストに目が行くようになる。すると、大手キャリアの半額以下、プランによっては3分の1程度のコストに抑えられるMVNOの人気が高まることは確実。もちろん、大手キャリアほどのサポートはないので、通信プランの速度制限や利用端末といった情報は自分でチェックする必要がある。今後は今まで以上に、キャリア選びに悩むことになりそうだ。 (文=柳谷智宣)

いよいよ開幕! 中日・落合博満GM、“オレ流”でペナントレースに旋風を巻き起こせるか!?

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『采配』(ダイヤモンド社)
「『8年間で4回も優勝した』 中日ドラゴンズ監督としての私の8年間について、周りの方々はそう言ってくれる。 『8年間で4回も負けた』 天の邪鬼のように聞こえるかもしれないが、それが私の本音である」(落合博満『采配』)  2004~2011年まで中日ドラゴンズの指揮官を務めた落合博満は、監督生活を振り返り、このように表現している。日本シリーズ1回の優勝、4度のリーグ優勝という戦績を収め、「名将」と呼ばれた落合。しかし、その心中には、“もっとできたはずだ”という想いがある。  3度の三冠王に輝き、45歳まで現役選手としてバットを振っていた落合。その監督としての方法論は、就任当初から常識破りそのものだった。外部からの目立った補強をせず、現有戦力を10~15%底上げして優勝すると宣言し、キャンプ初日に紅白戦の実施を発表。これによって、選手たちは臨戦態勢でキャンプインしなければならなくなる。「オレ流」と形容される奇想天外な策略をめぐらせた結果、宣言通り、就任初年度からセリーグ優勝の美酒を味わった。  このほかにも07年、日本シリーズで8回まで1人の走者も出さなかった投手・山井大介を9回に交代させ「幻の完全試合」と語られる采配や、マスコミに対してブルペンを非公開にするなど、独自の監督哲学にはいつも野球ファンからの賛否両論が巻き起こった。しかし、落合は結果を残すことによって、常にその「否」の声をかき消していったのだ。  では、なぜ落合はこのような奇想天外な戦略に打って出ることができたのだろうか? その理由を、彼は「選手時代に下積みを経験し、なおかつトップに立ったこともあるから」と分析する。  長嶋茂雄に憧れて野球を始めた落合少年。高校時代は野球部に所属するも、先輩の理不尽なしごきに耐えかねて退部してしまう。大学に進学し、再び野球部に入部。だが、体育会の慣習になじめずに中退。その後、一時はなんとプロボウラーを目指して練習を積んでいた時期もあった。しかし、東芝府中工場に入社し、社会人野球チームに所属すると、ようやくアマチュア野球の世界で頭角を表す。ドラフト3位でロッテに入団した時には、すでに25歳を迎えていた。 「プロ入りできること自体を『儲けものだ』と考えるような選手だった。また、プロ野球選手になれば、すぐクビになっても”元プロ野球選手”になれる。残った契約金で飲食店でも開けば、野球の好きな人は集まってくれるかもしれないなどと考えているような選手だったのである」(『采配』)    高校や大学で大活躍し、将来を嘱望されるようなエリートコースを進む選手が少なくない中、独自のキャリアを積んでプロになり、三冠王という頂点に立った落合。そんなキャリアを積んできたからこそ、常識にとらわれずに、信念を持った采配を振るうことができ、トップクラスの選手も、ドラフト下位の選手も使いこなす手腕が発揮されたのだ。  落合は、昨秋から、中日ドラゴンズのゼネラルマネージャーに就任した。昨年末の契約更改では、主力選手にも大ナタを振るい、総額8億円にも上るコストカットを断行。さっそく世間の耳目を集めた。さらに、キャンプシーズンには、各大学などの練習に自ら足を運び、今秋のドラフトに向けて虎視眈々と未来のスターを発掘。まさに「オレ流ゼネラルマネージャー」としての動きを見せている。  昨シーズン、ドラゴンズは12年ぶりのBクラスに沈んだ。今季より、高木守道監督から谷繁元信を選手兼任監督として起用し再起に賭けているものの、今年のオープン戦で、チームは16戦4勝と振るわない成績に終わってしまった。  ゼネラルマネージャーとして、初のペナントレースを迎える落合博満。彼の手腕によって、再びドラゴンズは常勝軍団に変化することができるのだろうか? (文=萩原雄太[かもめマシーン])