5月25日、岩手産業文化センターで開催されていたアイドルグループ・AKB48の握手会で発生したメンバーに対する切りつけ事件の影響で、AKB関連グループ以外にもアイドルによる握手会、イベントの中止が続々と発表されている中、アニソン業界にもその影響が出てきた。 女子高校生アニソンシンガー・鈴木このみのインストアイベントが今週末に予定されているが、事件前はトークショー、ミニライブ、握手会と内容が告知されていたところ、事件後にトークショー、ミニライブのみの開催に変更されたのだ。鈴木は自身のブログで、握手会がなくなった代わりにミニライブの曲数を増やすことを明かしているが、その理由については言及されていない。とはいえ、タイミング的にAKB事件の影響があったことは疑いがないだろう。 近年はアイドル同様に、アニソンシンガー・声優も握手会やインストアイベントなど、観客と近い距離で営業活動をする機会が増えつつあることを考えると、今回の一連の事件もアニメ・声優ファンにとって対岸の火事ではないのだ。 今回のAKB事件の犯人は、今のところ特定のアイドルのファンというわけではなく、目につく存在だったからという理由でAKBの握手会会場で事件を起こしたと語っているが、近年のアニメ・声優業界ではファンによる迷惑行為も少なくはない。 鈴木といえば、昨夏に開催された大型アニソンライブイベントでも、彼女が登場した瞬間に興奮したファンが会場を猛ダッシュ。警備員に追いかけられ、退場させられるという事件が発生していた。そのほか、昨年6月には声優・田中理恵がイベント中にファンから襲われる事件が発生。今年3月には、アイドル声優・田村ゆかりのコンサート中に34歳の男が、観客席からステージに向けて携帯ラジオを投げつけるという具合に、一部の過激な観客による危険な行為が目につくことが増えつつある今日この頃。 イベント規模の大小や頻度の問題ではなく、警備など周辺環境の整備の面に関しては一般芸能ほどイベント慣れしているとは言い難いアニメ・声優業界は、アイドル業界以上に「何かが起こった時の対応力」の不安は大きい。 CDやDVD&BDの売り上げが低迷傾向にある昨今だけに、今後もイベント参加券、握手券を特典に付けた商品展開が続くことは間違いない。しかし、同時に安全面にもこれまで以上の注力を期待したい。鈴木このみ1stアルバム『17』(メディアファクトリー)
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下町の丼は万国共通語! 神をも恐れぬバベルの『タワー丼』
その青白い輝きは、天から地上に舞い降りた、青白いレースをまとった天女なのか、それとも、地上から遥けく天を目指して創造された現代のバベルの塔か……。
んなこたぁどうでもいいが、下町のランドマーク・東京スカイツリーが5月22日で開業から早くも2周年を迎えた。地上450メートルの第二展望台から上から目線で東京の街を見下ろした人も少なくないだろう。
しかし、聞くところによると、スカイツリー人気にあやかれているのは隣にあるショッピングモールくらいで、肝心の地元商店街に落ちる観光マネーは意外なほど少ないという。
そんな商店街の一画にあるそば屋でこんなメニューを見つけた。
どんぶりからニョッキリと天空目指して立ち上がり、ついには上空の雲にさえ突き刺さっている約30センチの細長い天ぷらの正体、それは江戸前の穴子だ。 その上空にぽっかりと浮かぶ雲らしきものは、そばの天ぷら。もちろん、穴子の足元にはしっかりと、ご飯とかき揚げが鎮座している。 どう、安心した? 何がって、メインが甘かったり酸っぱかったりするミスマッチな食材じゃなくて、定番のものだってことよ。やっぱ、食べ物は「怖がらずに安心して食べられる」のが一番だよ(笑)。 そば天の雲を小皿におろし、主脚であり主役でもある穴子の天ぷらを一本箸でつまみ上げ、ペロリと舌なめずりを。やおら端から頬張ると、「サクッ」と軽い食感と香ばしい香りのあとに、「ホックリ」とした白身魚の柔らかい風味が舌を喜ばせる。なにより安心と安定の「ホッ」の瞬間だ。 意外なのは円を書くように揚げられたそばの天ぷらで、こちらは「サクサク」より歯ごたえある「カリカリ」がいいアクセントになっている。ご飯に染みた天ぷらのタレの甘しょっぱさも江戸っ子にはちょうどいい。 長~い穴子天3本と、土台になっているかき揚げまでたいらげると、さすがに満腹。すこし胸焼けがして、添え物のたくあんだけじゃ足りず、さっぱりとしたキュウリの浅漬けがほしくなった。 アラブの昔、人々がバベルの塔を建設して天に近づこうとしたため怒った神は、共通語だった言語を変えてしまったといわれる。 しかし今、上から見下ろされる商店街で食べる穴子タワーの味は、万国共通の「うま~い!」の笑顔に違いない。 たいへん、うもうございました。スカイツリーオープン時には数多くのあやかり商品が誕生したが、この「穴子のパワータワー丼」もそのひとつで今も現役だ。
押上 そば遊膳 いちりきや 穴子のパワータワー丼 1700円 意外性 ☆☆☆ 味 ☆☆☆ 店 ☆☆☆タワーを解体するとこんな感じ。一気に普通感が。この他に、さらにリアルな「スカイツリーそば」もある。
「強すぎるとヒーローは怪人と変わらない」『BORDER』が示す、刑事ドラマのボーダーライン
殺人事件の被害者(つまり死者)と話ができるとしたら、刑事として最強である。犯人はもちろん、殺害方法も被害者の“証言”でたちどころに分かってしまうのだから。あまりにも最強すぎて、ドラマとして成立しないのではないか――。ドラマを見る前はそう思っていたが、そんな浅はかな予想を見事に裏切ったのが『BORDER』(テレビ朝日系)だ。直木賞作家・金城一紀が原案、脚本を務め、主演は小栗旬。 主人公・石川安吾はある事件で弾丸を頭に受け、瀕死の重傷を負った。仮死状態から奇跡的に蘇生した石川はこの日以降、死者と話せるようになったのだ。石川が死者と話せることで、たとえ犯人が分かったとしても、直ちに犯人を逮捕できるわけではない。死者の“証言”では立証できないから証拠が必要だし、警察という組織である以上、捜査方針もある。このあたりの障壁の作り方が巧みだ。また、“死者”役が被害者ではなく、自殺した犯人だったり、殺されても仕方がないような男だったり、死んだ瞬間に記憶を失っていたりと変化に富んでいて、視聴者をまったく飽きさせない。 石川とともに事件を捜査するのは、上司で石川を目にかけている市倉(遠藤憲一)、同僚でライバルの立花(青木崇高)、特別検視官の比嘉(波瑠)。石川はもともと正攻法で捜査するタイプだったようだが、死者と話せるようになって最短距離を選ぶようになっていく。その結果、情報屋の赤井(古田新太)や便利屋のスズキ(滝藤賢一)、そしてハッカーのサイモン(浜野謙太)とガーファンクル(野間口徹)といったダークサイドの面々に協力を仰ぎながら、死者の無念を晴らすため“汚い”手段を用いてでも事件を解決していくようになった。 第5話のゲスト、つまり死者役は宮藤官九郎だった。閑静な住宅街でサラリーマン風の男の死体が発見される。最近頻発する、ノックアウト強盗の被害者なのではないかと疑われる事件だった。 そんな死体の脇に体育座りで佇む、見るからに情けない風貌の男がクドカンだ。 「何かすごく大事なこと、忘れてる気がするんです。お願いします! 助けてください! こうなったら自分が誰か、なんで死んだか思い出すまで、あなたのそば離れませんからね」 その言葉通り、男は石川のそばを背後霊のように離れることなくついていく。自分の検死にも立ち会うと「あんなきれいな人(波瑠)に触られてる……。なんか興奮してきた!」「エグいなぁ! ちょっとしんどいんで見なくてもいいですか?」などと言って、石川に「黙れ。死人らしくしてろ」とたしなめられる始末。やがてノックアウト強盗の犯人が捕まるが、男の記憶は戻らない。だが、夫の死を知った妻の姿を見て、ようやくすべてを思い出すのだった。仕事で悩みを抱えていた男は、それを妻に言えないまま「出張」とウソをついて会社を休み、生まれて初めての風俗に行こうと思い立ったのだという。だが結局、風俗には行けず、お酒を浴びるように飲んだ男は、帰り道にチェーンを飛び越えようとして転んで胸を強打。朦朧としながら歩きつまずいて、さらに電柱で頭部を打ちつけたのだ。「事件」ではなく、ただの残念すぎる「事故」だった。 「失礼ですが……、コメディ映画のような展開ですね」 まさにコメディ。石川と男の会話劇は実にコミカルで面白い。だが、最後は感動的なシーンに結実していくのだ。役者・宮藤官九郎の魅力が最大限発揮されたエピソードだった。 一転して、シリアスに石川が初めて“敗北”感を味わうのが第7話だ。 「犯人を追い詰めるのをやめない刑事か。いいね、ロマンティックだ」 そう不敵に笑うのは“掃除屋”と呼ばれる裏社会の証拠隠滅請負人・神坂(中村達也)。 深夜の街角で大学生がひき逃げされ、死亡した。目撃者が車のナンバーを覚えていたので、逮捕も時間の問題だった。しかし、そのひき逃げ犯・宇田川(矢野聖人)は大物政治家の息子だったのだ。 程なくして目撃者や関係者は証言を翻し、宇田川が犯人だと裏付ける証拠の痕跡は“掃除”されるように消えていった。もちろん、神坂の工作によるものだ。 それでも石川は、宇田川の車に同乗していた恋人を足がかりに、情報屋やハッカーたちを使って犯人を追い詰めようとしていく。やがて、宇田川の恋人が死体として発見される。そして石川と対峙した神坂は、再び不敵に笑う。 「お前がイキがればイキがるほど、弱い人間が犠牲になっていくぞ。自分のせいで人が死んだ気分はどうだ?」 神坂を演じる中村達也はBLANKEY JET CITYのメンバーとして活躍した伝説的ドラマー。役者として『週刊真木よう子』(テレビ東京系)やNHK大河ドラマ『龍馬伝』などにも出演し、強烈な存在感を発揮していた。今回の神坂役も、その漂う“ヤバい”雰囲気に圧倒的な説得力を持っていた。結局、神坂の計略にまんまと引っ掛かり足止めされた石川は、宇田川の海外逃亡を許してしまう。 「世の中狂ってますよね。でもだからこそ、私とかあなたのような人間が活躍できるんです」 神坂に敗北した石川は暴走し、刑事としてのボーダーラインを越えようとする。ハッカーのサイモンとガーファンクルに、宇田川の犯罪のウワサをネットで拡散してほしいと頼むのだ。 「僕たちを使ってリンチしようってこと?」 2人は悲しそうにパソコンの電源を落とし、石川に背を向けるのだった。 「強い光が差すところには、必ず濃い影も浮かぶものだ。影に飲み込まれるなよ」 と石川に市倉は言った。 石川は「生」と「死」のボーダーラインに立ちながら、「光」と「影」の境目で揺れ動く。 「ヒーローは必要だ。だがな、強すぎるとヒーローは怪人と変わらないんだ」 『BORDER』は一見、斬新で奇抜な設定の強すぎるヒーローの物語だ。だが、それを成立させるためにさまざまな工夫を凝らし、ドラマとしての危ういバランスのボーダーに立っている。そしてコメディタッチからシリアスな展開まで自在に変化しながら、刑事ドラマ本来が持つバラエティに富んだ魅力を発揮している。それこそが刑事ドラマの「王道」であり、魅力的な刑事ドラマのボーダーラインなのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『BORDER』テレビ朝日
松尾由美子、伊藤綾子、岡村真美子……ネット人気が高い「清楚派女子アナ論」
オリコンなどの「好きな女子アナランキング」で上位に輝くような女子アナたちの裏側で、マニアなファン人気を獲得している女子アナもいる。そこで今月の「女子アナ名鑑」では、ネット界を中心に話題を集めている、知る人ぞ知る女子アナを紹介する。 まず、民放キー局の中でネット人気が高いのは、テレ朝の松尾由美子アナだ。彼女の入社年である2002年は、フジテレビにナカミーこと中野美奈子アナが入社したことで、女子アナブームがピークを迎える時代であった。各局のアナドルにスポットが当たる中、松尾アナが担当していたのは情報や報道番組などの地味なポジションだったこともあり、入社してしばらくは日の当たらない状態が続く。しかし、03年から担当した『スーパーJチャンネル』で、小柄な体でちょこまかとリポートする姿がネットで話題となり、その愛らしい姿がヒヨコに似ていたことから「ピヨたん」という愛称を付けられて、コアな女子アナファンの間で絶大な人気を博した。その後も、ほかのアナドルと一線を画す実力と愛らしさが徐々に一般にも浸透していき、男性週刊誌でよく掲載される「お嫁さんにしたい女子アナ」では上位に食い込むほどの存在となる。そして現在は、早朝の『グッド!モーニング』でメインキャスターを務めるまでに成長した。 次は秋田放送で活躍した元ローカルアナで、現在は日本テレビ『news every.』のカルチャーキャスターを担当する伊藤綾子アナ。もともと、秋田放送時代からその清楚なルックスで全国的な知名度を得ていたが、フリーに転身してからは目立つような番組に起用されることはなかった。しかし現在、『news~』に彼女が登場すると、2ちゃんねるの実況版が驚くほどの活況を呈する。月から金までの全編に出演しているのだが、毎日のように「キター!」という書き込みが見られるのだ。彼女もまた、アナドルたちにはなかなか見られない上品さが特徴的であり、それがネットの女子アナファンのツボにはまっているものと思われる。 最後は、フリーのお天気キャスターとしてNHKの『ニュース7』に出演している岡村真美子アナだ。彼女は父親が大学教授、母親がフルート奏者であり、自らも気象予報士でありながらピアニストという肩書を持つ生粋のお嬢様。透明感のあるキュートなルックスで「7時28分の妹」と呼ばれて注目されている。そんな彼女の人気に火がついたのも、きっかけはネットにアップされた一枚の画像。『ニュース7』で彼女が持っていた指示棒の先端と天気予報画面の星マークがぴったりと重なり、“魔法ステッキ”のように映っていた。そこから、愛らしいルックスもあって「魔法少女」というあだ名を付けられ、瞬く間に人気アナの階段を駆け上ることになった。 ここで紹介した3人の女子アナから推察するに、ネットで人気を集める女子アナの共通点は「清潔感」。知名度の高いアナドルは華やかなイメージの分、どうしてもチャラチャラした軽薄さと隣り合わせになり、ネットにおいてはとくにネガティブな反応が多い。そんな反感が、地味だけど光るものがある女子アナを“応援”することにつながっているような気がする。そして、このネットの人気はまさに“応援”という言葉にふさわしく、アナドルのように旬が短くはない。松尾アナが入社してから10年近くたつにもかかわらず、いまだに根強いファンによるスレッドへの書き込みが行われていることからも分かる。ウサギとカメの話ではないが、ネット住人の目を引きつけるような女子アナは、華やかでない分だけ地道な努力を続けることになり、最終的に知る人ぞ知る魅力が生きて勝利をつかむのかもしれない。 (文=百園雷太)セント・フォース 公式サイトより
ASKA逮捕で清原和博が「精神的に不安定な状態」に!? 文春がつかんだ2人の意外な接点
今週の注目記事 グランプリ 「ASKA逮捕!」(「週刊文春」5/29号) 「家族に密告された『ASKA』禁断の乱用履歴」(「週刊新潮」5/29号) 第2位 「安倍総理の剣が峰『集団的自衛権』の七不思議」(「週刊新潮」5/29号) 第3位 「昭恵夫人がぶちまけた『仮面の夫』安倍晋三の正体」(「週刊現代」6/7号) 第4位 「『真犯人』片山祐輔が収監直前に本誌に語ったこと」(「週刊現代」6/7号) 第5位 「あえて言おう 原辰徳監督を更迭せよ」(「週刊ポスト」6/6号) 第6位 「『女優SEX』100大遺産」(「週刊アサヒ芸能」5/29号) 番外 「『美味しんぼ』雁屋哲は日本が大嫌い」(「週刊文春」5/29号) ハープスターが「オークス」で敗れたこともショックだが、AKB48の川栄李奈ら3人が岩手県滝沢市で行われた「握手会」で24歳の男に「のこぎりで切られた」事件は、予想されていたことではあるが、関係者へ与えたショックは大きなものがあるはずだ。 これからは、「握手会」と称してファンからカネを取るやり方は自粛するしかないだろう。疑似恋愛を売り物にして若い男を夢中にさせれば、自分がこれだけ恋い焦がれているのにつれないじゃないかと逆恨みする者が出てくるのは当然であろう(この犯人がそうだったかは知らないが)。 このような非道を働く男のほうに非があるのは当然だが、いたいけない女の子たちを「売り物」にしてカネを稼ぐあくどいやり方も批判されてしかるべきである。 さて、週刊誌評へ入る前にこれだけは言っておきたい。今月の「サイゾー」6月号の陰謀論特集は、すこぶる面白い。新聞やテレビなどでは絶対知ることができない、マル秘ネタが満載なのだ。 中でも「芸能界のドンに“刃”を向け逮捕された暴力団組長 命を懸けた反撃宣言!」がすごい。 政治結社「大日本新政會」の総裁である笠岡和雄氏(70歳)は、神戸を拠点とする非指定暴力団「二代目松浦組」の組長でもある。 笠岡氏は、かつては芸能界のドンとして業界内に隠然たる影響力を持つ、バーニングプロダクションの周防郁雄社長(73歳)の用心棒を2001年から10年近く勤めていた人だ。周防氏に関係する「表には出せない仕事」に深く関わっていたという。だが、その関係は、両者で手がけた新規事業めぐる金銭トラブルが発端で破綻する。笠岡氏いわく「周防が一方的に、億単位の金銭返済の約束を反故にした」からだという。 それ以降、笠岡氏は新政會のホームページで周防氏糾弾を開始。さらに新政會は、昨年夏から街宣車を繰り出し、バーニングプロ事務所やその関連会社、同プロとの関係が密接なテレビ局などに抗議活動を始めたそうだ。 だが、今年の4月1日、笠岡氏は突如、警視庁町田署に逮捕されてしまうのだ。逮捕容疑は詐欺罪。11年2月、東京都港区内のマンションを賃貸契約する際、笠岡氏は自身が暴力団であることを隠していたというものだ。 しかし笠岡氏は、同月21日、処分保留で釈放される。詐欺容疑は無実と判断されたのだ。 笠岡氏は、今回の逮捕は周防が仕掛けたものだと語っている。 「周防はこれまで、オレとの問題を収束させるために、7人もの暴力団員を仕向けてきた。中にはチャカ(拳銃)を忍ばせてきた者もいるし、指定暴力団のトップにまで相談しにいっていることが耳に入ってきている。周防が裏で動いていたという証拠の音声も揃っている。(中略)つまり、暴力団排除条例に抵触する違法行為をしているわけだ。脱税行為を裏付ける証拠もある。今回、ガサに入った捜査官にも言ったよ。『周防を挙げるための証拠も揃ってるから、持ってけ』と。そうしたら、『自分たちの仕事ではない』と見て見ぬふりだ。(中略)オレは徹底的に追及し続ける」 誰も触れない芸能界のドン・周防氏対笠岡氏の「死闘」は、ほかのメディアでは絶対読めない記事である。できたら、もっとページを取って詳細に伝えてほしいものである。 前回も触れたが、雁屋哲氏が連載している「ビックコミックスピリッツ」(小学館)の『美味しんぼ』問題が、大きな波紋を呼んでいる。 「連載開始から三十一年。単行本は現在百十巻まで発行され、累計部数は一億三千万部超。日本にグルメマンガブームを誕生させ」(週刊文春)た『美味しんぼ』だが、昨年1月から「福島の真実」の不定期連載を始めた。 雁屋氏自身、2011年から13年にかけて自ら精力的に福島県を取材して、放射能汚染に立ち向かうボランティアを称えたり、福島の農産物でも安全でおいしいものがあることを伝えたりする内容で、それまでは批判の的になるような描写は見当たらなかった。 「そうした回に登場する、福島県内の農家や漁業関係者、飲食店や大学関係者らに話を聞くと、大多数は『非常に熱心で、丁寧な取材だった』と好意的で、七十二歳の雁屋氏が、浜通りから中通り、会津地方から福島第一原発内部に至るまで自らの足で歩き、取材をひとつずつ積み重ねていった様子がよくわかった」(同) 問題が生じたのは、今年4月末に発売になった第22回、第23回での描写だった。議論を呼んだ点は2つある。 1つは、主人公らが福島取材の後で鼻血を出したり、疲労感を訴える。それについて、井戸川克隆前双葉町長らが実名で登場し、「被爆したから」「福島はもう住めない」などと言うシーンだ。 もう1つは、大阪で受け入れたガレキを処理する焼却所付近の住民1,000人に聞いたところ、約800人に健康被害があったと説明されるシーンだ。こうした描写が風評被害を助長すると、各方面から猛批判されたのだ。 双葉町は、原因不明の鼻血などの症状を町役場に訴える町民が大勢いるという事実はない、厳重に抗議すると発表した。 今回の問題では、安倍政権の政治家からの発言も目立った。安倍晋三首相は「根拠のない風評を払拭していく」、石原伸晃環境大臣も「(鼻血の)描写は何を意図しているのか全く理解できない」、下村博文文科大臣も「福島県民にとってひどい迷惑だ」などと語っている。原発再稼働を推進する安倍政権幹部が、ここぞとばかり批判しているのだ。 2点目に対しては、ガレキ受け入れに反対する会が行ったアンケート調査で、投稿された1,000件近くのうちに健康被害を訴える声が約800人分あったということだから、「正確さに欠ける表現だった」と小学館広報室が認めている。 だが、なんの根拠からなのか、鼻血が出た人間など福島にはいないと否定したり、それと放射能の因果関係はないと断言する人間を取り上げる週刊誌や新聞があるのには首をかしげざるを得ない。 今大事なのは神奈川新聞が書いているように、「政治、行政がすべきは不安の声を封じるのではなく、誠実に不安と向き合い、放射能の問題に対峙することだ」。原発事故当時の東京電力や政府の対応のまずさで、多くの住民に大量被曝をさせたり、その後も、文科省を中心に線量隠しを行ったりすることが、住民をはじめとする多くの国民の不信感を募らせ、かえって風評被害を大きくさせてしまっていることに、政治家たちはお詫びし猛省するべきである。 『美味しんぼ』の「福島の真実」編に登場する、福島県飯舘村から北海道に移住して畜産業を営む菅野義樹氏は、文春でこう語っている。 「福島には複雑な問題が多々あるのに、今回、鼻血の描写に議論が矮小化されるとしたら残念です。メディアと政府は単純な批判をするだけでなく、何が問題なのかを深掘りして問題提起や細かなフォローアップに繋げるべきです」 福島第一原発事故の真相の解明は、まだ始まったばかりである。そのことを、日本人みなが忘れてはいけない。 今週の6位は、アサ芸の軟派特集。映画の濡れ場シーンのどれが官能的かを採点して100位まで掲載しているのだが、ベスト10まで紹介してみよう。 第1位、松坂慶子『家宅の人』(86年) 見た記憶はあるが、それほど印象に残っていない。見直してみるか。 第2位、黒木瞳『失楽園』(97年) これはよかった。 第3位、小柳ルミ子『白蛇抄』(83年) これで小柳は日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた。 第4位、原田美枝子『青春の殺人者』(76年) 長谷川和彦監督で水谷豊と原田が主演。どんなんだったかな? 第5位、真木よう子『ベロニカは死ぬことにした』(05年) 題名に惹かれて見たが、真木の存在感は目立っていたような気がする。この女優はこれから楽しみだ。 第6位、五月みどり『丑三つの村』(83) 日本で初めて「熟女」を名乗ったのが五月だそうな。未見だがさぞ色っぽかっただろうな。 第7位、由美かおる『同棲時代』(73年) 彼女のヌードは完璧だったな。 第8位、石田えり『遠雷』(81年) 石田が農村女のたくましさをうまく表現していた。立松和平の上質な原作もよかった。 第9位、吉高由里子『蛇にピアス』(08年) NHK朝ドラ『花とアン』の主役がフルヌードに挑戦した映画だと! 早速借りて見よう。 第10位、関根恵子『TATOO(刺青)あり』(82年) これは未見だが、関根のヌードは絶品だね。 巨人軍がシーズン前の予想に反してあえいでいる。ポストがその元凶は原監督にあり、彼を更迭せよと言っている。私は親子二代の由緒正しい巨人ファンであるが、去年の後半あたりから原監督の采配が目に見える形で落ちてきていることには同感だ。 巨人OBで辛口評論家の広岡達郎氏の言やよしである。 「不調の原因は打順ですよ。監督はきちっとしたオーダーを組んでいないから、歯車が噛み合わない。それが各所に悪影響を与えている。特に、阿部に4番を任せるなら任せるで、どっしり構えればいいんだ。ましてや阿部を下位に追いやって、急に連れてきた外国人選手(セペダ)をいきなり4番に据えるなど、愚行もいいところですよ」 そもそも原監督は、自身がその重責を担ってきたにもかかわらず、巨人の4番という意味を理解していないと広岡氏は語っている。 「巨人の4番は、成績が出なければシーズン中でも多摩川(二軍)で打ち込んだものです。4番が打てないのなら7番に下げるのではなく、ジャイアンツ球場で打たせればいい。そこで打ち込んで本来の仕事ができるように調整させる。できなくなればクビですよ。昔からそうやって強い巨人を守ってきたんです」 野球を新聞の拡材としか考えてこなかった読売新聞の上層部は、勝てる監督より少しアホでも人気のある監督を据えてきた。原の次には采配力は未知数の松井秀喜を監督にするようだが、彼にはもっと監督としての勉強を積ませてからにしたほうがいいと、私は思うのだが。 もしかすると「冤罪」ではないかという説もあった「PC遠隔操作事件」だが、一旦釈放された片山祐輔被告が仕組んだ「真犯人メール」で、あえなく“ご用”になってしまった。 週刊現代は「片山冤罪説」を何度となく取り上げたが、今週号で逮捕直前の片山にインタビューをして、そのことについても触れている。 週刊ポストは現代の報道の仕方に批判的だが、私は、いくらかでも冤罪の可能性があるのなら、そのことについて報道することはなんら批判されることではないと考える。これが今週の第5位。 片山被告は、最初の逮捕当時の心境をこう説明している。 「猫が発見された後、江ノ島には防犯カメラがいっぱいあると報道されたんです。(猫に首輪をつけた)ベンチのすぐそばにも防犯カメラがあった、とも。僕としては『やばい、やばい、やばい』という気持ちになって、言い訳をいっぱい考えました。このときからです、自分のパソコンも遠隔操作をされているというストーリを考えたのは。警察が1月半ばくらいには事情聴取に来るだろうな、と思っていました。そこで、自分が遠隔操作されている前提での想定問答集をつくった。これがあったから、その後、ずっと佐藤先生(博史弁護士=筆者注)たちを騙すことができたんです」 片山被告は13年2月10日に逮捕されて以降、一貫して無罪を主張し、自分もパソコンを遠隔操作された被害者だと訴え続けた。警察・検察が決定的な物証を示さないこともあって、佐藤氏をはじめとする弁護団は片山被告の言い分に合理性を認め、冤罪の疑いがあると主張してきた。なぜ、片山被告は弁護団を完全に騙すことができたのか。 「僕自身がサイコパスなんだと思います。平然とウソをつける異常者……。ただ、警察に逮捕されてからのウソは、楽しいというよりも、自分の命を守るためだったので必死でした」 なぜ被告は釈放後、自ら墓穴を掘るような幼稚な工作を行ったのか? 彼が現代に語ったところによると、「母親の存在」だったという。 「判決で有罪になっても、別に真犯人がいるかのようなメールを送る仕掛けを仕込んでおくことは、ほぼ確実にやろうと思っていたんです。なぜメールを判決前に出したかというと……。母から(保釈後に)こう言われたことがあります。『他の人は気付かなくても、あんたがウソをつくときのクセは昔からわかっている』と。母は僕が無実だと、信じてくれていたわけではないんです。だからこそ信じてもらうために、別に真犯人がいるということにしたかった……」 いくら弁護士やメディアを騙しても、母親の目は騙せなかったのだ。その母親になんとか信じてもらおうと工作したことが、命取りになった。 今度は逮捕される。死んでしまおうと思ったができなかった。その間、母親とも話していなかったようだ。逮捕前、母親とようやく話し、その後でこう語っている。 「全部受け入れるから、待っているからって。そう言ってもらえたことだけが救いです。でも、母は僕がウソをついていることはわかっていたみたいです。ぶっちゃけ、犯人だと思っていたと言っていた。いつかこうなると思っていた、と」 片山被告は現代の記者に、誤認逮捕された被害者への真摯な謝罪を口にすることも、犯行を心から悔いている様子も見せることがなかったという。 「本誌はこれまで、無実を主張する片山被告と弁護団の証言、さらに独自取材によって、片山被告には冤罪の可能性があると複数回にわたって報道してきた。この事件では、被告以前に4名の冤罪被害者が出ており、捜査当局は公権力を乱用し、暴走している怖れがあったからだ。片山被告の逮捕で、当局が誤認逮捕を繰り返し起こしている事実が消えるわけではない。(中略)今も泣いている人々がいる。冤罪の可能性を指摘することはメディアとして当然の役割であり、これからも続けていく」(現代) ポストでは元検察官で弁護士の郷原信郎氏が、こう危惧している。 「“真犯人”からのメールを捏造するという片山被告のケースはあまりにも特殊。今後、警察はこの事件を前例として『やはり被告人を保釈すると、どんなことをするかわからない。ずっと拘留しておくべきだ』と言い出すなら、それはあまりにも乱暴な飛躍です。検察改革がやっと周知されてきたところだけに、こういう事件によって改革が逆行しないことを切に願います」 さらにポストは「この『ネコ男事件報道』の失敗は、週刊現代のみならず、本誌を含めたメディアが共有すべき教訓である」。失敗とは私は考えないが、いい教訓であることは間違いない。 3位は、安倍首相夫妻の「仮面夫婦」ぶりを報じた現代の記事。 「それは野党の追及や国民からの猛批判だけではありません。問題は、安倍総理の家庭にある。ファーストレディの昭恵さんの奔放ぶりに、ほとほと手を焼いているのです。政治の世界ならば、総理が戦う方法はいくらでもある。ですが、昭恵さんには安倍総理も正直、お手上げです。外での苦労をまるで癒すことができない『家庭内野党』との諍いが、総理の気力と体力を奪いかねない事態になっている」(自民党幹部の一人) 安倍総理自身、妻との関係について周囲にこう愚痴を漏らしているそうだ。 「うちは仮面夫婦だから。今の(総理という)立場では、それでも良い夫婦を演じなければならない。休みには手を繋いで買い物に行かなければならないし、外遊する時には、手を繋いで専用機のタラップを上がらなければいけない。普段、外食が多いのは、昭恵が料理をまったく作れないからなんだよ。彼女がうちで料理をしたのは、僕が退院した後に、お粥を作った時くらいかな」 昭恵夫人の反原発発言や護憲発言は、亭主のタカ派イメージを少しでも薄めるためのカモフラージュだと、私は思っている。だが、そうとばかりは言えないと、自民党幹部代議士がこう話す。 「5月の連休中の欧州訪問で、安倍総理と昭恵さんは別行動が多かった。昭恵さんは脱原発の聖地と言われるドイツのフェルトハイム村を訪れ、自然エネルギー施設などを見学しましたが、夫婦の間で『外国に来てまで脱原発運動をする気か』と揉めたそうです。最近の昭恵さんは、総理が何かを止めようとしてもまるで意に介さない。官邸や関係者、みんな頭を抱えているんですよ」 ここまで安倍夫妻の考えがすれ違ってしまったのは、やはり子どもができなかったことが大きいという。 「ぐでんぐでんに酔っ払った昭恵さんが、そのことについて泣きながら話している姿を、彼女の友人知人たちが何度も目撃しています。安倍総理にはその負い目があるため、昭恵さんがどんなに自分勝手に振る舞おうと、強く出られないという事情があるんです」(自民党関係者) 小沢一郎夫婦は愛人と隠し子の問題が夫婦の亀裂を深めていき、ついには離婚してしまった。安倍さん夫婦も、ここに書かれているようなことが事実なら、そのうち離婚の危機を迎えるのかもしれない。 ポストは安倍首相のゴルフ好きを皮肉っている。第二次政権誕生以来17カ月でラウンド数は21回になるそうだ。安倍首相のハンデは20だそうだから、1ラウンドを90前後で回る腕なのだろう。 ゴルフ好きで知られた大英帝国の宰相、ロイド・ジョージはこんなゴルフの格言を残している。 「ハンデ30の人は、ゴルフをおろそかにする。ハンデ20の人は、家庭をおろそかにする。ハンデ10の人は、仕事をおろそかにする。ハンデ5以下の人は、すべてをおろそかにする」 安倍首相のハンデが20で、昭恵夫人が家庭内野党となっている関係を見ると、家庭をおろそかにしているという格言は的中しているように見える。これ以上ゴルフに精を出してハンデ10になれば仕事をおろそかにするかもしれないが、そのほうが国民は安心していられるかもしれない。 さて、集団的自衛権の容認に向けて安倍首相が動き出したが、容認賛成派ではあろうが新潮に興味深い特集が載っている。「安倍総理剣が峰『集団的自衛権』の七不思議」がそれだ。これが第2位。 集団的自衛権が容認されれば、一番影響を受けるのは自衛隊である。その自衛隊に動揺が走っているというのだ。防衛省関係者がこう嘆息する。 「ネットの掲示板には“戦争好きなアメリカのために犬死にしたくない”、“えらい迷惑、人生が狂う”といった、明らかに自衛官からの書き込みが目立ちます。一方、東日本大震災での自衛官の働きに感動した20代の隊員にも不安が残る。今回の議論で、自衛隊の活動が感謝されるものばかりでないと改めて思い知らされたでしょうからね」 それに、もし戦闘で死んだとしても、命の値段が安くなってしまうのだ。イラクに派遣されたときは非戦闘地域ということで、PKO保険やその他団体保険を合わせると3億円になったという。 しかし、民間保険会社では戦争や紛争での死亡には保険が適用されないため、1億円程度になってしまうそうだ。1億円でもいい、俺は祖国のために死ぬという若者がどれだけいると、安倍首相は考えているのだろう。 集団的自衛権を容認したとして、日本が直面している危機の中で、最も可能性のあるのは北朝鮮と韓国の有事であろう。 そのとき自衛隊は、ソウル市民や韓国にいる多くの日本人を助けるために朝鮮半島へ行けるのだろうか。そのためには「日本と韓国が軍事同盟を結ぶ必要がある」とm日本大学法学部の百地章教授は言う。 しかもそのためには、解釈改憲ではなく憲法改正がどうしても必要になるのである。このように、現在議論されている限定容認ではその詳細に大きな隔たりがあると、新潮は言っている。 新潮の真意は、だから小手先ではなく憲法改正せよということなのだろうが、それほどの覚悟が安倍首相にあるとは、私にはとても思えない。公明党が集団的自衛権容認はできないと突っ張れば、安倍首相は踏ん切れないとチョッピリ安心しているのだが、甘いかな。 人気デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(本名・宮崎重明)の逮捕は、文春(8月8日号)がスクープした「シャブ&飛鳥の衝撃」が発端である。 各誌この“大事件”を後追いしているが、文春のスクープの前には顔色なしである。しかし、さすが新潮と言うべきか、こんなコメントが載っている。 「もう捕まえてください……。 『警視庁組織犯罪対策5課』捜査員の間を、その言葉が駆け巡っていた。 行動確認を続けていた彼らは、ASKAが覚せい剤を日常的に使用しているという確証を得て、洋子さん(ASKAの妻=筆者注)に接触。そして、そのやりとりの中で飛び出したのが、先に記した台詞なのだ。 さる捜査関係者は、 『ASKAが栩内(とちない=筆者注)の部屋を訪れる日の特定、自宅に覚せい剤やMDMAがあるという具体的な証言。これらについては、内部からの情報が不可欠だった』 と、逮捕には洋子さんの協力があったことを匂わせる。 『人の出入りは普段あまりない』(近所の住民)という目黒区のASKA邸だが、逮捕前日は打って変わって、 『関係者が続々訪れ、深夜まで部屋の明かりが消えることがなかった。翌朝のASKA逮捕を前提に、その後について、“作戦会議”をしていたようです』(芸能関係者)」 5月17日、午前7時30分。東京港区南青山の高級マンションからASKAが出てきたところを逮捕された。しかも、冒頭に引用した新潮によれば、ASKAの年上の妻が、もうこれ以上堪えられないから捕まえてくれと、捜査員に漏らしたというのである。 「警視庁がASKA容疑者の尿を検査した結果、覚せい剤と合成麻薬MDMAの陽性反応が出たことがわかった。自宅からは覚せい剤やMDMAとみられる違法薬物が押収されており、同庁は使用の疑いでも調べる」(朝日新聞5月18日付より) 文春によると、捜査員はASKAが週末に栩内香澄美(37)の自宅に通ってシャブをやり、朝帰りするというパターンを把握していた。 女の自宅から出たゴミの中からも、薬物反応が出ているという。そのブツとはティッシュペーパーで、ASKAと栩内の性行為で使用されたため精液が付着していたという。 ASKA逮捕で俄然クローズアップされた栩内という女性だが、一体どんな女性なのだろうか。彼女は逮捕当時、パソナグループの中のメンタルヘルスケアを業務とする「セーフティネット」の社員だった。 彼女の友人によれば、青森生まれで、上京後はカメラマンのアシスタント、ネイリストなど職を転々とし、20代前半に教育関連会社に勤めた後、人材派遣の大手・パソナグループ経営コンサルティング会社「I」に就職。以来、パソナグループの会社を渡り歩いて、現在に至っているという。 彼女が以前在籍していたパソナグループの元同僚は、「パソナグループ代表南部(靖之、62)さんの“お気に入り”として有名」だったと文春に話している。 同誌で、以前彼女と一緒に働いていた女性はこう語る。 「栩内さんは、異例の厚遇をされていました。今住んでいる南青山のマンションは家賃二十万円超とも言われますが、会社が借り上げてくれたものです。立場は“秘書”ということになっていました。タイムカードは押さなくていいし、幽霊社員のようなもの。よく見ると持ち物はブランド品ばかりでしたし、グループ内の別会社からお手当てが出てるのではないかと言われてました」 南部代表は元麻布に、政財界のVIPを接待するための迎賓館「仁風林(にんぷうりん)」を持っているそうだ。そこで頻繁にパーティーを催し、政界や芸能人なども多く訪れていたという。 ASKAは南部代表のお抱えアーティストで、「仁風林」のパーティで2人は知り合ったといわれる。 私の友人に覚せい剤に詳しいのがいる。ASKA逮捕の話から、覚せい剤をやってセックスするとき、女性がシャブをやる必要はなく、女のアノ部分にシャブを塗ってやれば女は最高のエクスタシーを味わうことができるという。 そうすれば、女のほうは常習にならずに済む。酒井法子が再び覚せい剤に手を出さないで頑張っていられるのは、そういった方法でセックスを楽しんでいたため中毒にならなかったのではないかと、友人は推測していた。栩内容疑者はどうなのだろう。 新潮によると、今はインターネットを使って覚せい剤が簡単に手に入るという。現役密売人がこう話す。 「ネット上には、覚せい剤を売っている店の名前が一覧になっているサイトある。“○ネコ☆ヤマト”“安心堂”といった店名をクリックするとすぐに店のホームページが表示され、そこに書いてある“商品一覧”という部分を押せば、いきなり“氷0・25グラム=10000(1P)”などと隠語で表示される。意味は覚せい剤1パッケージ0・25グラム1万円。どの店もホームページの中に、注文用のメールアドレスを載せていてメールで注文できる。受取方法は、手渡しがほとんどですが、郵送対応している店もある。覚せい剤は隠語で“エンピツ”とか“アイス”と呼ぶこともある。“エンピツ”は注射器本体のことで、単位は“本”。“アイス”はあぶり用の結晶で、単位は“グラム”」 気になるのは有罪になった場合のASKAの刑期だが、新潮で若狭勝弁護士がこう言う。 「覚せい剤の初犯の場合、懲役1年6カ月、執行猶予3年がスタートです。今回はこれにMDMAが追加されて量刑が決まる。でも実刑はないと思いますよ」 これほど大量に、それも長期間の中毒者に執行猶予付きというのは、ちと甘すぎる気がしないでもないが。 同じように文春で覚せい剤疑惑を報じられた元プロ野球選手の清原和博は、文春によれば「精神的に不安定な状態」になっているという。 「ASKAの運転手だったIという人物が、その後、清原に運転手として雇われた」(清原の友人)というくらい、2人は結びつきが強く仲がいいそうだ。 以前ASKAは「パソナの紹介で俺は安倍(晋三)さんを知っているから大丈夫だと清原にうそぶいた」こともあったというが、逮捕されてしまった。同じように、文春に麻薬疑惑を書かれた清原は一体どうなるのだろうか? (文=元木昌彦)「週刊文春」中吊広告より
ネット社会が生んだ新しい孤独にどう対処する? 家族の崩壊と再生の物語『ディス/コネクト』
時計さえ発明されなければ、人間は時間に追い掛けられずに済んだ。ある詩人はそう語った。現代のネット社会を見たら、その詩人は何と言うだろうか。ネットさえなければ、人間は新しい孤独に悩まされずに済んだ。そんな言葉を残したかもしれない。人間社会を豊かで便利なものにするはずのインターネットだが、日常生活に欠かせないものになるにつれ、ネット文化が招くマイナス面が年々大きくなっている。人と人とのコミュニケーションを円滑にする一方、誤解や犯罪も簡単に呼び寄せてしまう。米国映画『ディス/コネクト』はタイトルの通り、インターネットに依存するあまり家族や大切な人と接触不能状態に陥ってしまった人たちを主人公にした群像劇となっている。 『ディス/コネクト』はネット上で起きる3つの事件を描いている。SNS上での嫌がらせ、ネット詐欺、違法アダルトサイトと我々がいつ巻き込まれてもおかしくないケースばかりだ。ハイスクールに通う内気な少年ベン(ジョナ・ボボ)は、最近はとても機嫌がいい。ネット上にアップしていた自作の曲を「感動したわ」と書き込んでくれたジェシカという少女から度々メッセージが届くようになり、学校で友達がいないベンはうれしくて堪らない。ジェシカも家庭や学校に自分の居場所を見つけることができずに悩んでいる。2人は孤独を共有できる唯一の親友同士だった。ある日、ジェシカからヌード画像が送られてきた。驚くベンだったが、彼女に嫌われたくないあまりに自分も下半身を剥き出しにした画像を送り返す。ベンの裸の画像はすぐさまネット上にアップされ、学校中の生徒たちがベンを指差して大笑いした。ジェシカという少女は存在せず、同級生のジェイソン(コリン・フォード)が友達と悪ふざけでなりすましメールを送っていたのだ。初めての親友に裏切られたベンは自宅で首を吊り、病院へと運び込まれる。 生後間もない赤ちゃんが亡くなり、シンディ(ポーラ・パットン)とデレック(アレキサンダー・スカルスガルド)の夫婦仲はうまくいっていない。シンディの悲しみを癒してくれるのは、同じように大切なものを失った経験を持つ人たちとのチャットでのやりとりだった。仕事を口実に外出してばかりのデレックと違って、チャットの住人はシンディの言葉に真剣に耳を傾けてくれる。だが、そんな時に事件が起きた。チャットを介してシンディのパソコン上の個人情報が流出し、夫婦で共有していたクレジットカードが不正に使われ、気づいたときには残高ゼロになっていた。デレックは妻がネット詐欺に遭ったこともショックだったが、自分に話さないような悩みまで見知らぬチャット相手に打ち明けていたことに怒りを感じた。警察に届けてもらちがあかないため、デレックはネット専門の探偵に犯人探しを依頼する。エロサイトでお金を稼ぐ未成年のカイル(マックス・シエリオット)。学歴も開業資金もない若者たちにとって、ネットビジネスは魅力的だ。
3つめの問題は、未成年者たちが集う違法ポルノサイト。ニュースレポーターのニーナ(アンドレア・ライズブロー)は、ポルノサイトのチャットでイケメン少年のカイル(マックス・シエリオット)と知り合い、顔を出さないことを条件に取材を申し込む。家庭や地域社会に自分の居場所が見出せない少年少女たちが自分たちのコミュニティを築き、生活費を稼ぐ手段としてポルノサイトを運営していることが分かった。ニーナが取材した番組は反響を呼び、CNNで全国放映されることが決まった。カイルと祝杯をあげるニーナだったが、カイルの将来のことが次第に気になり始める。数日後、テレビ局にFBIが現われ、違法サイトに関する情報を提供するよう求めてきた。取材ソースは明かせないと抵抗するニーナだったが、テレビ局のお抱え弁護士ボイド(ジェイソン・ベイトマン)から「コンプライアンスを遵守するべし」と指示される。カイルを売って身の保全を優先するか、カイルとの信頼関係を守るべきか、ニーナは二者択一を迫られる。 バラバラに起きた事件のようだが、物語を追っていくうちに、3つのトラブルはそれぞれ絡み合っていることが分かってくる。自殺を図り、病院で昏睡状態が続くベンの父親は弁護士のボイドで、いつも仕事に追われ、ベンが学校でも家庭でも孤立していたことに気づかずにいた。ベンを自殺に追い込んでしまった同級生ジェイソンの父親は、ネット専門の探偵マイク(フランク・グリロ)。マイクはネットの危険性を熟知するあまり、ジェイソンに対しパソコンの使用を厳しく制限していた。その反動で、ジェイソンはネット上でいたずら行為に走ってしまう。ネット探偵マイクが調べあげた情報をもとに、デレックは妻とチャットしていた相手・シューマッカー(ミカエル・ニクヴィスト)の自宅へと向かう。弁護士のボイドは息子が病院に運ばれたことに動揺し、レポーターのニーナが起こした揉め事を早急に解決しようと焦る。3つの事件は当事者たちの心のスレ違いが原因で起き、やがて複雑に混線し、取り返しのつかない状態へと陥っていく。ネット社会の縮図が115分のドラマの中で描かれていく。 一見、どうしようもなくこんがらがってしまった負の連鎖劇に思える本作を、痛みと温かさを感じさせるヒューマンドラマにまとめ上げたのはヘンリー=アレックス・ルビン監督。ドキュメンタリー映画『マーダーボール』(06)がアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた経歴を持つが、劇映画は本作が初めて。『マーダーボール』は車椅子ラグビーで体中にアドレナリンをたぎらせた身障者たちが激しくぶつかり合う格闘ロマン。車椅子ラグビーに生き甲斐を見出す身障者たちの狂乱ぶりが観る者の心を揺さぶる快作だった。身体性200%のスポーツドキュメンタリーから、一転してネット社会を題材にしたシリアスドラマに挑んだ意外性が面白い。今回は劇映画だが、キャストたちの目の届かない場所にカメラを配置して隠し撮りさながらに撮影し、脚本通りのテイクを撮った後にキャスト自身の生の言葉をアドリブでしゃべらせたテイクも撮るなど、ライブ感を活かした演出を盛り込んでいる。フィクションとしてのドラマではなく、観ている我々と地続きの出来事として本作を届けたいという想いが強かったのだろう。弁護士のボイド(ジェイソン・ベイトマン)は、息子のベンが自殺を図ったことに衝撃を受ける。SNS上でのやりとりが原因だったらしい。
同じ5月24日(土)に公開される早見和真原作、石井裕也監督の『ぼくたちの家族』と同様に、『ディス/コネクト』もまた家族の崩壊と再生が描かれる。『ぼくたちの家族』の父親(長塚京三)はマイホームさえあれば温かい家庭を築くことができると信じて働き続けてきたが、母親(原田美枝子)の入院がきっかけで多額のローンが残っていることが発覚。子どもたち(妻夫木聡、池松壮亮)は母の介護と膨大な借金に向き合わざるをえない。幸福な家族のシンボルだったマイホームが、一家を苦しめることになる。『ディス/コネクト』の弁護士ボイドもネット探偵のマイクも、家長である自分が懸命に働けば、子どもたちはその背中を見て真っすぐに育ってくれると信じていた。だが、子どもたちには、いつも背中を向けている冷たい大人としてしか認識されない。ネット上で知らない人と仲良くなるのは簡単なのに、同じ屋根の下で暮らす家族とは顔を向き合って本音を語り合うことは容易ではない。だが、本音で向き合うことを避けていては、再生の道は開かれない。タッチパネルの操作と違って、それはとても煩わしく、鈍い痛みを伴う作業だ。 『ディス/コネクト』の後半、弁護士のボイドは息子のベンがなぜ自殺を図ったのか真相が知りたく、ベンのネット上の履歴を調べ始める。息子のパソコンを覗くという行為は、思春期の少年の心の闇に足を踏む込むことと同じだった。ボイドはそこでジェシカという少女に出会う。彼女もまた心に深い闇を抱えていることをボイドは知る。事件の真相が分かったところで、ベンの意識が回復するわけではない。父親であるボイドにできることは、ただひとつ。病院で眠り続ける息子の手をしっかりと握り、その温もりを確かめることだった。 (文=長野辰次)ネット専門の探偵マイク(フランク・グリロ)。自分の息子がパソコンで何かトラブルを引き起こしたことに気づくが……。
『ディス/コネクト』
脚本/アンドリュー・スターン 監督/ヘンリー=アレックス・ルビン 出演/ジェイソン・ベイトマン、ホープ・デイヴィス、フランク・グリロ、ミカエル・ルクヴィスト、ポーラ・パットン、アンドレア・ライズブロー、アレキサンダー・スカルスガルド、マックス・シエリオット、コリン・フォード、ジョナ・ボボ、ヘイリー・ラム
配給/クロックワークス PG12 5月24日(土)より新宿バルト9ほか公開
(c)DISCONNECT,LLC 2013
http://dis-connect.jp
ロッテリアの「大勝軒 元祖つけ麺バーガー」を再現してみよう!
100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画の第10回。 あのロッテリアが、あの「東池袋 大勝軒」監修の下、お互いの看板メニューであるハンバーガーとつけ麺をコラボさせてしまったらしい。その名も「大勝軒 元祖つけ麺バーガー」。 正気か、ロッテリア。いいのか、大勝軒。 「ひとあじ違う ロッテリア」をスローガンに掲げての商品開発らしいのだが、ひとあじというか、何か大切なものが違う気もするこの商品。お客様からの反響が大きく、発売が前倒しになったほど話題なのだそうだが、その値段は並650円、大盛700円、特盛750円。単品で! ファーストフードのハンバーガーというよりも、普通にラーメン屋でラーメンが食べられる価格だったりする。 もう一度言わせてくれ。正気か、ロッテリア。 ということで、店で注文する勇気はまだないので、今回はこれを再現してみたいと思う。本物の味はまだ未体験ですが、おいしかったです!
購入したのは、生タイプのしょうゆラーメン、塩とんこつスープ春雨、丸い形のパンである。 つけ麺バーガーということで、喜多方あたりで見かけたことがあるラーメンバーガーのように、麺をバンズ代わりにして、チャーシューなどの具を挟んだものかと思ったら、正解は麺をパティ(ハンバーグ)にして、バンズで挟んだものらしい。正解なのか、それは。しかもつけ麺なので、スープに浸して漬けるのだとか。 何度でも言うが、正気か、ロッテリア。 とりあえず、購入したラーメンについてきた濃縮スープを煮立てて、水溶き片栗粉でとろみをつけておく。油と炭水化物の率が高い材料
続いては、鍋にお湯を沸かして麺を固めに茹で、水をよく切る。 そして、この料理のために存在するのではと思ってしまうほどサイズがちょうどいい、小型のスキレット(鉄製フライパン)をよく熱して、油をたっぷりと塗っておく。 ちなみにこれも以前、100円ショップで購入したものだ。少し水で薄めてから、とろみをつけるといいかも
錆びていなくてよかった
ここに茹でた麺を一人前の半分ほど入れて、フライ返しで軽く押し付けるようにして、焦げ目がつくまでこんがりと両面焼く。味付けは、塩とこしょうとごま油。 なんだか子どもの頃に食べた、「ラーメンばあ」というお菓子を思い出すビジュアルだが、今日のテーマはラーメンバーガーだ。油はやっぱりラードでしょう!
茹でた麺を半分だけ残しても仕方がないので、同じものをもう一枚焼き、濃縮スープで作ったソースを塗っておく。これでパティの準備は完了だ。これ、おいしそうな気もする
一応つけ麺スタイルなので、スープも用意しなければならないだろう。 スープは塩とんこつ春雨スープのお湯を半分にして、春雨を入れずに、ラードと和風だしとしょうゆを追加したもの。かなり味を濃い目にしてみたので、食後はお湯で割って飲むといいだろう。 ちなみに、ロッテリアでも割りスープが用意れているらしい。 繰り返しになるけれど、正気か、ロッテリア。このまま食べればいい気がする、とか言ってはいけない
バンズとなるパンはそれっぽいのが売っていなかったので、仕方がなくソフトなシュガーマーガリンパンという甘そうなやつ。半分に切って、断面をトーストしておく。 そんなこんなで、「大勝軒 元祖つけ麺バーガー」風バーガーの出来上がりである。パティが二段だから大盛りサイズだ。味がぜんぜん想像できないぜ。豚骨系のスープが塩味しかなかったので、しょうゆを追加してみた。ラードと和風だしで、豚骨魚介系つけ麺スープ風にアレンジ!
食べてみると、これが予想よりも全然おいしかった。いや、本当に。もしかしたら、ロッテリアは正気かもしれない。 かた焼きそばのようにパリパリに焼けたパティ(と言って本当にいいのか、これ)を、必要だとは思えなかったバンズで挟むことで、とりあえず食べやすい! ファーストフードだから、これ大事! パリパリとフワフワという食感のコントラストも楽しい! そして、これをスープに浸けてつけ麺風に食べてみると、「手で食べられるかた焼きそば」から、「手でどうにか食べられるあんかけかた焼きそば」にモデルチェンジ! パンをコーンスープなどに浸して食べる「つけパン」は昔からやっていたので(子どもの頃は行儀が悪いと怒られたけど)、これもそんなに違和感がない気もする。 パティもバンズもスープをかなり吸い込むので、スープの味付けはここまで濃くなくてよかったかな。これをおかずにご飯が食べたい。本当にこれでいいのだろうか?
ロッテリアの「大勝軒 元祖つけ麺バーガー」はもちろんのこと、実は大勝軒のつけ麺すら食べたことがない状態で自作してみたのだが、これはこれでおいしい気がする。 お昼ごはんにラーメンを食べようか、あるいはハンバーガーを食べようかと迷っているときには、選択肢としてアリかもしれない。ハンバーガーの要素がバンズとビジュアルだけだけど。 ファーストフード店で売るのではなく、ラーメン屋のテイクアウトメニューのほうが向いているような気もする。予想よりも、食べ物として完成度が高いですよ。
普通のラーメンはすぐに麺が伸びてしまうが、これなら麺が焼いてあるので伸びも少ないだろう。伸びない麺だけに、販売期間がどこまで伸びるか楽しみだ。 近日中にロッテリアと大勝軒をハシゴして、この商品に込められた真実のメッセージを感じ取ってみたいと思う。たぶん、何もわからないと思うけど。 (文=玉置豊)これを注文して店内で食べるの、一人だと勇気要りそうだわー
日本人初のトップ10入り! 松岡修造が見いだした、プロテニスプレイヤー錦織圭の才能
元世界ランキング1位、ロジャー・フェデラーを撃破し、4月のバルセロナオープンで優勝。さらに、5月のマドリード・オープンでは、ラファエル・ナダルにあと一歩のところまで肉薄した錦織圭。同大会は惜しくも途中棄権となったものの、この結果から、日本男子として初となるランキングトップ10入りを果たしている。24歳の錦織は、いま最も充実した時期を過ごしているようだ。 この好調ぶりを維持できれば、5月下旬の全仏オープン、あるいは6月のウィンブルドンで日本人男子初となる優勝を飾れるかも……と、テニスファンはにわかに色めき立っている。では錦織は、これまでどのような道を歩んできたのだろうか? テニスジャーナリスト・神仁司氏が2008年に上梓した『錦織圭 15-0』(実業之日本社)から、その半生をひもといてみよう。 テニスコーチをやっていた父・清志氏の勧めによって、5歳からラケットを振り回していた錦織少年。しかし、運動能力がズバ抜けていたわけではなく、テニスに対する情熱も深くはなかった。にもかかわらず、小学生の頃から全国区の選手として活躍し、全国選抜ジュニアテニス選手権大会12歳以下の部で優勝する。そして、その試合を間近で見ていたのが、引退して間もない松岡修造だった。当時を振り返り、松岡は錦織のプレーをこう表現している。 「圭は、背は高くなく、力もあまりない、目立たない。でも、試合には勝っている。組み立てがうまくて、ポイントを取っている。想像力があって、ストロークもネットも、いろいろなプレーができた」(『錦織圭 15-0』) 松岡に見いだされ、トップジュニアだけが参加できるキャンプ「修造チャレンジ」への切符を手にした錦織は、年上の選手に囲まれながらメキメキと成長していく。だが、世界の壁は厚かった。02年、国際大会「ジャパンオープンジュニア」に出場した錦織は惨敗。松岡は、そんな錦織に対して檄を飛ばした。 「ただ単にプレーをするのではなくて、世界に向けてプレーする大切さを学びなさい」(同) クルム伊達公子や杉山愛など、世界を相手に活躍する女子テニスプレイヤーは多い。しかし、こと男子に目を向けると、松岡以外、世界で通用するようなプレーヤーは輩出されていなかった。松岡は、錦織をグローバルな選手に育てようと本気だったのだ。 そして、中学生になった錦織に転機が訪れる。わずか13歳にして、アメリカ・IMGアカデミーに留学。親元を離れ、最高の練習環境でテニス漬けの日々を送ることになった。日本語の通じない不慣れな環境で、錦織自ら「牢獄のよう」と語ったアカデミーでの生活は過酷そのもの。しかし、その「牢獄」の中で練習を積み、マリア・シャラポワやフェデラー、ナダルらのヒッティングパートナーを務めるなど、世界のトップレベルを体感した錦織は、オーストラリアオープンジュニア、全仏オープンジュニアでそれぞれベスト8進出、ルキシロンカップ優勝など着々と実力をつけていった。 錦織がその名を世間に轟かせるきっかけとなったのは、プロ転向後、08年の「デルレイビーチ・インターナショナルテニスチャンピオンシップス」だ。予選から勝ち上がった錦織は、強豪選手をねじ伏せ、ツアー初優勝を決めた。日本人男子選手によるツアー優勝は、92年の松岡以来2人目の快挙。しかも、18歳1カ月という若さでの優勝に、スポーツメディアは一斉に沸いた。 その後は、肘や腰のケガなどに悩まされながらも、ジャパンオープン、バルセロナオープンなど5回の優勝と3回の準優勝を経験してきた錦織。もちろん、この結果は日本男子史上最高の戦績だ。次に期待されるのは、やはり日本男子初となるグランドスラムでの優勝だろう。しかし、その前には、マドリードでも惜敗を喫した、王者・ナダルや昨年のウィンブルドン優勝者、アンディ・マレーが立ちはだかっている。錦織は、いまだ一度も彼らに勝利したことはないものの、14年からマイケル・チャンをコーチに迎え、急速に実力を蓄えていることから、勝機は十分にあると見ていいだろう。 神氏は、錦織がツアー初勝利を飾った際にこう記している。 「グランドスラムでの優勝は、錦織が少年の頃から思い描いている夢だ。そして、それは彼だけのものにとどまらず、テニスを愛する日本人すべての夢でもある」(『錦織圭 15-0』) 日本中のテニスファンたちの夢を背負った錦織が、頂上を極めるまで、あともう一歩だ。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])『錦織圭 15-0』(実業之日本社)
ベッキーはなぜテレビから必要とされ続けるのか 『モニタリング』(5月15日放送分)のワイプ術を徹底検証!
毎回、1人の「バラエティタレント」にスポットを当て、地味ながらも優れた彼らの仕事ぶりを考察する連載。 ベッキーの職業は「タレント」である。そう言い切ってしまっても異論はないだろう。確かに映画やドラマに出演することもあるし、別名義で音楽活動も行っているが、しかし「女優」や「歌手」という肩書はしっくりこない。やはり「タレント」なのだ、ベッキーは。「タレント」という言葉の定義は難しいが、ここでは仮に、どのポジションでもこなすことができ、かつ一定以上のプラスの効果を番組に与える存在、としよう。テレビにおける、ユーティリティプレイヤー。それが「タレント」である。 「タレント」は、特殊なキャラクターや、目に見えて分かりやすい芸を持っているわけではない。むしろ、そういった余計な要素は「タレント」には邪魔であり、空気のようにテレビ番組のバランスを取りながら支える存在、それが「タレント」なのだ。そうである以上、常に代替可能な存在であることを余儀なくされるわけだが、そこには明らかな能力の差、優劣が存在する。ベッキーが、テレビにとって当たり前の存在となって長い。つまり、彼女は「タレント」という戦場で勝ち残り続けているのだ。では、なぜそれができているのか? ベッキーはなぜ、テレビから必要とされ続けているのだろうか? その秘密は、5月15日に放送された『ニンゲン観察バラエティ モニタリング 関東VS関西徹底比較2時間スペシャル』(TBS系)に隠されていた。 と、『モニタリング』の話をする前に、ベッキーの現在のレギュラー番組を確認してみよう。週1のレギュラー出演番組は現在6本。『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)、『にじいろジーン』(関西テレビ)、『天才!志村どうぶつ園』『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。5月14日から20日までの1週間で放送された、このすべての番組を自分は視聴してみたのだが、そこで驚くべきことに気付いてしまった。これらすべての番組において、ベッキーはスタジオでVTRを受ける、いわゆるワイプ出演が主な役回りだったのだ(※注『世界の果てまでイッテQ!』は今回、イモトアヤコのエベレスト登頂断念特番だったため除外するが、基本的なレギュラーではスタジオでVTRを受けるのがベッキーの役回りである)。 確かに現在のテレビ界において、スタジオでVTRを受けるという形式の番組は少なくはない。だが、6本ものレギュラー番組を持ちながら、クイズ番組で回答するわけでもなく、トーク番組でしゃべるわけでもなく、ロケに出るわけでもない。そんな「タレント」は、やはり稀有なのではないか。そしてその事実はつまり、スタジオでVTRを受けるならベッキーだ、という番組制作者からの信頼があるということにほかならない。ではなぜ、ベッキーなのか? ベッキーは果たして特別なのだろうか? 結論から言うと、ベッキーは果たして、特別なのであった。『モニタリング』におけるベッキーの対応力は、明らかにほかの「タレント」とは一線を画していた。 『モニタリング』とは、簡単に説明すると、街行く一般の方々やタレントにドッキリを仕掛けてその素の反応を楽しむという番組だ。その構成上、VTRを見たスタジオの出演者がどうリアクションするか、あるいはツッコミを入れるかが大きなキモとなる。ブラックマヨネーズやハリセンボンなど、瞬発力に長けた出演者もそこに配置されている。しかし、そういった才能ある芸人さんにまったく引けを取らないどころか、むしろ圧倒してしまうほどに、ベッキーのワイプ術の能力は高い。 もちろん、ベッキーの基礎能力の高さは誰もが認めるところだろう。ほかの出演者の邪魔にならない程度に、オーソドックスなツッコミをVTRに対して的確に入れるタイミングの妙。あるいは、時に大きな声を上げてリアクションすることで、CM前のアオリとなる映像を提供しておくソツのなさ。そのレベルは極めて高い。しかし、ベッキーのすごさはそんなものではなく、彼女のワイプ術は異次元のレベルに達していたのだった。それは番組内の「ガソリンスタンドにて100円でセクシー店員が窓ふきしてくれたら……」というVTRを受けたワイプで明らかとなった。 このVTRは、言うなれば「スケベな男の様子を笑う」というのが主軸である。VTRの内容を聞いたベッキーの最初のリアクションは「イヤだー!」という恥ずかしそうな叫び。そう。ベッキーは清純派なので、その声は欲しい。お茶の間の罪悪感を、その声が打ち消してくれるからだ。同じく出演者である俳優、笹野高史が興奮したため「落ち着いてお父さん!」と注意する。これも同系列のリアクションである。ベッキーはつまりここで「エッチなものを見たがる男を(あくまで軽く)軽蔑する」という立場に立ってリアクションをしているのだ。お茶の間的には、「年頃の娘」としての反応である。 ここまででも充分な仕事ぶりである。しかし、ベッキーが本当にすごいのは、ここからだった。そのVTRが進むにつれて、リアクション主体である自分の立ち位置を変幻自在に変えていくのである。具体的に言うと、実際にガソリンスタンドでセクシーな女性が姿を現したとき、ベッキーはこう言う。「いいね~」と。ちょっと下卑た感じで。つまりここでベッキーは、男目線からのリアクションに立場を変えているのだ。お茶の間的には「お父さん」になっている。さらに、目のやり場に困る男性客を見て、冷やかすように「照れ屋~」とツッコむ。お茶の間的には「ちょっと年上のお姉さん」だ。ベッキーはこのようにして、発言者としての立場を変えながら反応していく。このワイプ術は、ただ程度としてのレベルが高いということではなく、そもそもの発想の転換であり、ある意味でワイプにおける革命だとも言えるだろう。これができる「タレント」は、おそらく今の日本において彼女しかいないはずだ。 なぜベッキーは、それほど特殊なワイプ術をこなすことができるのか? ここからは推測だし、彼女本人が意識しているかどうかは分からないが、おそらくベッキーはスタジオからリアクションしているのではなく、完全に、お茶の間からリアクションしているのだ。VTRをプロとしてスタジオから見ているのではなく、VTRそのものをテレビとして見ながら、お茶の間の視聴者としてリアクションをしている。それは、彼女が幼少期からずっとタレントになりたかったという事実に由来しているのかもしれない。それも推測に過ぎない。だが、事実としてベッキーが発する言葉は、お茶の間の視聴者が発する言葉とほぼ一緒なのだ。 ベッキーを考えるということは、テレビを考えるということだ。実はテレビは、大勢で見たほうが楽しい。一人で真面目に見るよりも、両親や兄弟や友人と、なんやかんやと言いながら見る楽しみ方がある。ベッキーは、お茶の間からのリアクションをすることによって、その楽しみ方を蘇らせてくれる、現在では唯一無二の存在なのだ。そう、だからこそベッキーは、いつまでもテレビから必要とされ続けるのである。 【検証結果】 テレビの視聴環境は、この10年で大きく変わった。HDDの発展や、テレビの小型化により、テレビはお茶の間で見るものではすでになくなっている。それでもなお、テレビを誰かと一緒に見て楽しみたいという欲求は我々の中にまだ残っていて、その欲求をベッキーは現実のものにしてくれている。彼女がずっとテレビから必要とされ続けているという事実は、ある意味では過去への郷愁だと言えるかもしれない。だがそこに、テレビの一つの可能性のともしびを消すまいという大きな意志と矜持を感じてしまうというのは、さすがに言い過ぎだろうか。 (文=相沢直) ●あいざわ・すなお 1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。 Twitterアカウントは @aizawaaa『風とメロディー』(EMIミュージックジャパン)
ドワンゴ・川上量生のオヤジたらしが止まらない! 「KADOKAWA・DWANGO」設立で、ニコ動が海外本格進出か
ヲタ系ITライターと日刊サイゾー新米編集者が、ここ最近、ネットで話題になったいろいろな出来事について語るコーナーです。
■ユニクロのTシャツ作成アプリが炎上 ITライター・Dr.T 世の中はASKA逮捕と、PC遠隔操作ウイルス事件の真相発覚のニュースであふれ返っているわけだけど、今回もネットならではのニュースをまとめて取り上げていくよ! 新米編集者・アキ PC遠隔操作ウイルス事件は、ネットの事件なんじゃ……。 Dr.T そ、そうなんだけど、あれだけテレビで報道されてたら、今さらここで何か言うこともないかなと思って。それよりも、もう少しマイナーな話題を紹介するよ。まずはユニクロ! アキ 超メジャー企業じゃないですか! Dr.T ユニクロ自体はそうなんだけど、今回問題になっているのは、ユニクロがリリースしたスマホアプリ「UTme!(ユーティーミー)」だよ。スマートフォンやタブレットから写真やイラストを登録してオリジナルのTシャツを作ることができるんだけど、このアプリの利用規約に、とんでもないことが書かれてあったんだ。 アキ まさか、登録したイラストをネタに二次創作BLを作られても文句は言わないとか、そういうことですか? Dr.T 違う! 違うけど惜しい! 腹立つけど、ちょっと惜しい! ……えっと、アプリの利用規約には、こんな一文が入っているんだ。「ユーザーは、投稿データについて、その著作物に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みます)を、投稿その他送信時に、当社に対し、無償で譲渡します」「ユーザーは、当社及び当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします」 アキ 著作権の譲渡? ってことは……。 Dr.T 簡単にいえば、このアプリにオリジナルのイラストなり写真なりをアップした時点で、ユーザーはその作品の著作権をすべて放棄したことになるってこと。極端な話、ユニクロ側がイラストを勝手に使って商売しても、何も文句は言えなくなるんだ。 アキ えー! それはちょっとひどくないですか? しかも、利用規約なんて、基本誰も読まないじゃないですか。だまし討ちみたいなものですよ。 Dr.T いや、利用規約は読もうよ! まあでも、確かに、しれっと紛れ込ませるべき内容ではないよね。ということで、案の定ネットではプチ炎上してるみたい。これを受け、ユニクロは現状の利用規約を変更。ユーザーが投稿したデザインの著作権に関わるすべては、あくまでもユーザーに帰属するものとあらためることを決めたみたいだよ。 アキ これを機に、ちゃんと利用規約は読むようにしようっと!ユニクロ公式サイトより
■「地震なんてないよ!」で謝罪 Dr.T 「地震なんてないよ!」の発言で注目された東森美和さんが、ニコニコ生放送で謝罪会見を開いたよ(http://logmi.jp/12326)。 アキ ちょ、ちょっと待ってください。 Dr.T ん? アキ いきなり訳のわからないことばかりなんですが、まず東森美和さんって誰ですか? あと「地震なんてないよ!」ってなんのことですか? Dr.T 確かに、一言で説明すると訳がわからないね。えっと、まず東森美和さんというのはタレントさんだよ。アキちゃんは5月5日の早朝に起きた地震は覚えてる? 関東地方がけっこう揺れたんだ。 アキ そういえばありましたね。飛び起きましたよ。 Dr.T あのとき、NHKが外で緊急中継していたんだけど、そのNHKのカメラに映り込んで、レポーターの後ろから大声で「地震なんてないよ!」と叫んだのが東森美和さんだったんだ。 アキ ……つまりコメンテーターでもなんでもなく、偶然テレビに映っちゃっただけ? Dr.T そう。東森さんはその日、朝まで友人と地下のお店でお酒を飲んでいたらしいんだ。だから地震にも気づかず、外に出たところでNHKのカメラクルーと鉢合わせして、「地震なんてないよ!」と言ってしまったんだ。テレビを見たネットユーザーが騒ぎだして、誰なのかを特定されてしまったことから、今回の謝罪会見になったというわけ。 アキ 経緯はわかりましたけど……わざわざ謝罪会見まですることなんですかね? Dr.T それが今のネットの現状なのかもしれないね。いまや誰にだって隠し撮りができる時代だから、外で何かやらかしてしまうと、それがネットに出回ってしまう可能性は常にある。一億総監視社会なのかも。 アキ あー、やっぱり外は怖い! 私はおとなしく部屋でBL読んで過ごします!logumiより
■ニコニコ動画のドワンゴがKADOKAWAと経営統合 Dr.T 最後はちょっと真面目なニュース。ニコニコ動画の運営で知られるドワンゴが、出版大手のKADOKAWAと経営統合することを発表したよ。10月に新会社「KADOKAWA・DWANGO」を立ち上げて、KADOKAWAとドワンゴは新会社の子会社になる予定。新会社の会長には、現ドワンゴ会長の川上量生さんが就任するみたいだよ。 アキ KADOKAWAって、あの角川書店ですよね。 Dr.T そう、KADOKAWAは昨年、メディアファクトリーやエンターブレインといったグループ企業8社を統合したばかり。そこへきて、さらにドワンゴとの経営統合だからね。若者向けのエンタテインメント業界を牛耳れるくらいの大企業の誕生だよ。 アキ うーん、確かにKADOKAWA系のライトノベルと漫画とニコニコ動画で、10代のほとんどはカバーできそうですよね。そういえば、私もKADOKAWA系のBLは愛読しているし……ニコ動でも、そういう動画見てるし……あっ、いえ、なんでもないです! Dr.T 今さら……。まぁアキちゃんの話はいいや。とにかく寝耳に水だったこの経営統合だけど、その理由としては、ドワンゴの川上会長がKADOKAWAの角川歴彦会長に気に入られたというのも大きかったみたいだよ。 アキ 川上会長って、確かジブリにも出入りして鈴木Pと仲良くしていますよね。いったい、どれだけオジサンたらしなんですか! できちゃいますよ! 薄い本が! できちゃいますよ! Dr.T その薄い本はかなりリスキーだから、作るのはやめて! ま、アキちゃんがそう思うのも無理はないほどの惚れ込みようだったね。角川会長がはっきり「川上会長が後継者」と言ったわけではないけど、そう取れる発言も会見中にはあったしね。 アキ そうなんですかー……この後、どうなっていくんでしょう? Dr.T 経営統合後に何がどうなるかは、まだ具体的には発表されていないよ。ウワサでは、いよいよニコ動が本格的に海外進出か? って言われてるから、10月以降の展開に注目したいね。 アキ ニコ動が海外でもヒットしたら、私にも外国のBL仲間ができますかね!? 頑張れ! 頑張れKADOKAWA・DWANGO! Dr.T ……応援の動機が不純だなぁ。 (構成=Dr.T) ●Dr.T 24時間ネットをウォッチするヲタ系ITライター。チキンなのでネットの揉め事には参加しない。好きな食べ物はガリ。 ●アキ ネットのコアなニュースに疎い新米編集者。よく天然と言われるが自覚はない。ちょっぴり辛口で、BLが好きな腐女子。「現代の肖像 川上量生 (eAERA) 」(朝日新聞出版)
























