エロ本不況の逆風に立ち向かう「ソフト・オン・デマンドDVD」

 インターネットの台頭によって、出版不況が叫ばれて久しい。なかでもエロ本業界は壊滅的な打撃を受け、廃刊・休刊が相次いでいる……。  そんな中、ソフト・オン・デマンドが発行している月刊誌「ソフト・オン・デマンドDVD』が大幅リニューアル。エロ本不況のご時世、なんと発行部数を倍増するという自殺行為にすら見える挑戦を行い、見事売上を躍進させたのだ! いったい、ここに来て、そんな挑戦をしたのはなぜか? そして、どうやってこの無謀な挑戦を成功に導いたのか? 編集長の福田健吾氏と、副編集長の瀬木直子さん(女性編集者!!)にその狙いを聞いた! ──今年7月より、「ソフト・オン・デマンドDVD」がリニューアルされました。いったい、どのようなきっかけでリニューアルに至ったのでしょうか? 福田健吾(以下、福田) アダルト誌に限らず出版業界全体が厳しい状況ですが、その時勢に流されることなく、出版社が発行する雑誌の逆を行くような方針で攻めようと考えたんです。同じようなことをしていても、いずれ滅んでしまいますから。 ──アダルト雑誌は休刊・廃刊が相次いでおり、エロ本を買ったことがないという若い世代も増えています。そんな中、勝算はあったのでしょうか? 福田 どうしたら発行部数を2倍にして成功させられるかを、とことん考えたんです。これまで税込み596円だった定価を370円に下げ、表紙も今までとは違うシンプルなデザインにしました。エロ本の表紙って、エロい写真とこれでもかっていうエロいキャッチが踊ってて、一冊一冊は派手なんですけど、棚に紛れると全体的に暗いんですよ。その中で、敢えて白を基調にしてスッキリしたデザインを打ち出すことでインパクトを目指したんです。あとは、レジへ持って行きやすさ。どことなく、「サイゾー」っぽいって言われます(笑)。 ──確かに! かつて流行したおしゃれ系エロ本のような雰囲気もありますね。 sod_cover_.jpg 福田 90年代、ミリオン出版の「URECCO」なんかは、かっこいいデザインで当時10万部以上という今では信じられない実売数を誇っていました。ただ、その後2番煎じを狙った雑誌がたくさん出てきて失敗した歴史があって、あまりオシャレすぎるエロ本は大コケする可能性があるんです。なので、オシャレを狙うだけでなく、エロとのバランスを校了ギリギリまで考えました。発売日に、コンビニの店頭に並んでいるのを見に行ったんですが、棚の中でも際立っていて嬉しかったですね。まず、目立つことには成功したかなと(笑)。 sod_dombi.jpg ──女性として、こういった表紙のエロ本はいかがでしょうか? 瀬木直子(以下、瀬木) あまりイヤらしくないデザインなので、部屋にも置いておけますよね。読者アンケートでは、一見エロ本に見えないからレジに持って行きやすいという意見が多かったんです。また、シルクラボのカップル向けAV特集なんかをすると、一徹さんファンの女性も多く購入してくれます。 ──読者の平均年齢はどれくらいなのでしょうか? 福田 だんだん平均年齢は上がってきていて、42~43歳くらいです。アンケートハガキを熱心に送ってくれる読者の中には60歳以上の方も多いんですよ。 ──「ソフト・オン・デマンドDVD」の中で人気の企画はありますか? 瀬木 やっぱり、女優さんの新作紹介や新人女優のグラビアなんかが一番人気ですね。 福田 新作紹介をする場合は進行が早くて、DVDの編集と同時進行で雑誌の誌面を作ったりします。そうすると、情報が確定していないことも多く、なかなか深い話が入れづらいんです。けど、撮影現場を取材して、女優さんの話を聞いたり、現場スタッフの声を入れたりしてこの雑誌でしか読めない深堀りした情報を入れるようにしています。 sod_kaigihukei.jpg ──現場まで密着できるのは「ソフト・オン・デマンドDVD」ならではですね。他にも、ライバル誌と違う部分はありますか? 瀬木 白石茉莉奈ちゃんが『朝から晩まで挿れっぱなしチ○ポ大乱交』という作品をリリースした時には、雑誌でもコラボ企画として、ハメながらインタビューをしてもらいました。読者プレゼントのサインもハメながら書いてもらい、読プレのパンティにはその場で潮をかけてもらったんです。 ──他誌じゃ絶対にできない企画ですね!! 福田 「ソフト・オン・デマンドDVD」は、雑誌として売れるだけではなく、AVユーザーの裾野を広げる使命も担っています。特に、コンビニユーザーをセル店に呼びこむことために、雑誌にクーポンを付けていて、セル店に雑誌を持って行くと、DVDが370円引きになるキャンペーンもしているんです。 ──ところで、編集長が考えるネットにはないエロ本の魅力っていったい何でしょうか? 福田 ページをめくるたびに、驚きがあることですね。A4サイズの大きな版型なので、ヌケる写真をなるべく大きく使うようにこだわっています。 瀬木 どーんと迫力ある写真が見れるのは雑誌ならではですよね。あとはドキドキしながらレジに持っていくのも、エロ本の醍醐味なんじゃないかと思います。 ──瀬木さんは女性ですが、自分でエロ本を購入することも? 瀬木 会社に入ってからはよく買っているんですが、だんだん恥ずかしいっていう感覚が麻痺して来ちゃいました(笑)。 ──雑誌の連載としては、どんなものが人気なのでしょうか? 瀬木 女優さんのグラビアや記事、コラムは人気が高いです。後はやっぱり付録のDVDですかね。月刊SODでは、新作紹介だけでなく森下くるみさんの『うぶ 森下くるみ』や、柔道2段のAV女優が肩を脱臼しながら挑んだ伝説の作品『女柔道家VSレイプ魔』、加藤鷹さんが潮吹きテクニックを教える『秘技伝授』など過去の名作AVを毎月まるまる1本収録しているんです。 ──370円でDVDが1本!?……レンタルするよりもお得じゃないですか!エロ本業界のディアゴスティーニですよ!  ちなみに、今後はどのような挑戦をしていきたいですか? 福田 たくさんのファンに支えられているSODだからこそできる、AVとの連動企画やユーザー参加型の企画を積極的にやっていきたいですね。それから、AVだけでなく、アダルトの総合誌にしていきたいと思っています。 瀬木 『女編集者SのAVの裏のウラ』という、AV業界の裏側を描いたマンガを連載しているんですが、これを単行本化させたいですね。業界内にはファンが多くて、すでに電子書籍にもなっているんですよ! sod_kaigihukeis.jpg ──エロ本マンガの単行本化は異例ですが、ぜひこちらも成功させてほしいです。では、日刊サイゾー読者に一言!! 福田 雑誌はまだまだ捨てたもんじゃないですし、エロ本も面白いことができるメディアです。ぜひ、ネットだけじゃなく、雑誌を手に取ってみてください! 月刊SOD編集部Twitter https://twitter.com/SOD_magazine SOD Shopping http://ec.sod.co.jp/detail/index/-_-/iid/CDVD-1410

大穴はテレ朝『熱闘甲子園』山本雪乃アナ? 2014年入社の「新人女子アナ論」

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テレビ朝日 アナウンサーズ 山本雪乃
 毎年、さまざまなタイプの才媛たちがテレビ局に入社するが、今年4月に入社した新人アナたちも才色兼備ぞろい。秋改編から、いよいよ本格的に活動をスタートさせる。そこで今回の女子アナ名鑑では、彼女たちにスポットを当て、その魅力について言及していく。  まず、各局の新人アナを見渡してみると、実に華々しい肩書の持ち主が多い。その中でも、入社前から大きな注目を集めたのはフジの永島優美アナだろう。元サッカー選手でスポーツコメンテーターの永島昭浩の愛娘であり、関西学院大学のミスキャンパス、『おはよう朝日 土曜日です』(ABCテレビ)のスタッフ経験など、華々しい経歴が話題となった。8月20日時点で秋からの担当番組は未定だが、ハーフっぽい美形のルックスや抜群のスタイルも兼ね備えていることから、次世代のエース候補として期待されている。  永島アナ以外には、日テレの岩本乃蒼アナが「ノンノモデル2010オーディション」でグランプリを獲得して「non-no」専属モデルとなったほか、『ZIP!』(日本テレビ系)のレギュラーなどでタレントとしても活躍。日テレ入社後は1年目ながら、すでに『ZIP!』の気象情報担当としてレギュラーを獲得している。また、日テレでは岩本アナと同期の畑下由佳アナも、成蹊大学のミスコンテストでグランプリに輝いた才媛だ。  TBSの宇垣美里アナはミス同志社大学であり、企業のコマーシャルに出演していた経歴の持ち主。入社直後に他局の男性アナとのデートをスクープされた“大物”でもあり、お騒がせアナとして人気を集めた青木裕子や田中みな実という先輩たちに優るとも劣らないポテンシャルを感じさせている。  そんな華麗なる肩書を誇る新人アナたちと一線を画すのが、テレ朝の山本雪乃アナだ。彼女は早稲田大学時代に読者モデルこそしていたものの、元タレントやミスキャンのような目を引く経歴はゼロであり、他局の新人アナたちのように入社前からメディアに取り上げられることは少なかった。  しかし、山本アナは今年6月、34年目となる長寿番組『熱闘甲子園』のキャスターに大抜擢されるという快挙を成し遂げている。同局では甲子園関連の番組に新人アナを出演させるのは通例だったが、それは地方大会のダイジェストを伝える『速報!甲子園への道』の中でも、さらに小さな関東版という枠でリポートさせるという、かなり地味な部類の仕事であった。しかし、山本アナが出演する『熱闘甲子園』は本大会の模様を伝える全国放送の看板番組であり、関東版のリポートとは比較にならないほどの大きな仕事だ。山本アナは中高とバレーボール部に所属していたり、2人の兄が高校球児というバックボーンの持ち主だが、それだけでこれほど大きな番組を任されることはない。いかに局から高いポテンシャルを認められているのかということをうかがわせるに十分だろう。すでにスタートしている『熱闘甲子園』での山本アナは、まだ入社1年目だけにたどたどしさを感じさせる。だが、回を重ねるごとに落ち着いてきて、徐々に天真爛漫な魅力を見せるようになってもいる。  彼女と同様、前評判がまったく高くなかった日テレの水卜麻美アナやテレ東の狩野恵里アナは、後にポテンシャルを開花させて局を支えるエースに成長した。彼女たちと同じく、“ノンタイトル”の山本アナもまた、入社1年目で手にした大舞台をステップにして、未来の看板アナに羽ばたいてほしいものだ。 (文=百園雷太)

朝日新聞「慰安婦虚報」を糾弾する週刊誌に疑問符 日本人は本当に“被害者”なのか――

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「週刊ポスト」8/29号 中吊り広告より
今週の注目記事 「朝日新聞『慰安婦虚報』の『本当の罪』を暴く」(「週刊ポスト」8/29号) 「『従軍慰安婦記事』日本人を貶めた朝日新聞の大罪」(「週刊現代」8/30号) 「韓国・朴槿恵は『密会男』に操られていた!」(「週刊現代」8/30号) 「『エボラ出血熱日本上陸』の最大リスクは『中国人とコウモリ食』だ」(「週刊ポスト」8/29号) 「タイで15人の赤ん坊をつくったIT御曹子(24歳)の奇抜な家族観」(「週刊ポスト」8/29号) 「竹中平蔵『日本の消費税増税は失敗する』」(「週刊ポスト」8/29号) 「ユニクロ・柳井が封印した『一族』の物語」(「週刊現代」8/30号) 「日本人女性『1000人のオナニー』」(「週刊ポスト」8/29号)  今週は、現代とポストが合併号開けの平常号である。休みの間、STAP細胞の笹井芳樹氏の自殺があり、朝日新聞では慰安婦報道の検証があったりで、満を持しての「特集」を期待していたのだが、笹井氏の自殺に関してはめぼしい記事はなかった。  朝日新聞の誤報検証記事についても、現代までが朝日新聞の「大罪」を指弾しているが、内容的にはポストと同じ目線である。当然ながらポストのほうが朝日新聞、慰安婦問題批判には年季が入っているから、内容的にはポストの圧勝。  今週水曜日に発売される文春、新潮の朝日新聞についての記事も、大方想像がつく。  といったわけで、今週は順位をつけるほどの記事がなかったので、全部平場、ドングリの背比べ的並べ方になった。  まずは、ポストが全国の女性1,000人に聞いたオナニーについてのレポートから。  そのうち既婚者の比率は約65%で、子どもがいる女性が全体の6割弱を占める。年齢層は20~82歳までで、平均年齢は44.6歳だそうだ。  小見出しを並べてみる。オナニーは4割超の女性が「したことがない」。セックスとオナニーは完全に別腹である。一番したくなるのは「生理前」と「排卵前」。約半数が「5分以内」にちゃちゃっと済ませる。秘密のアイテムは「お風呂でシャワー」。過半数が「最高のおかずは妄想」。「オナニーしてます」言えるのはたった3割。死ぬほど恥ずかしい「親バレ」「子バレ」の瞬間。  まあ、なんと言いましょうか、やはりこの~女性用オナニーグッズが売れるわけですな。  佐野眞一氏の『あんぽん』(小学館)や橋下徹大阪市長について書いた週刊朝日の記事を持ち出すまでもなく、功成り名を遂げた人の「出自」を暴くというのが、週刊誌ノンフィクションの常道である。  そこには、もはやあなたは公人なんだから出自も含めてすべて開示されても致し方ないという、メディアや書く側の一方的な思い込みがあるのではないか。今回もユニクロ柳井正氏の「地元嫌い」を親族の出自と絡めてルポしているが、柳井氏を知る上でこうした情報がどれだけ役に立つのか、私には読み終わってもよくわからなかった。  柳井家の親族の1人がこう話す。 「土地から離れようとしているだけでなく、一族からも距離を置こうとしているのは寂しい」  正氏の父・等さんがユニクロの前身となった「小郡商事」を作ったが、実は、もう一つの親族が作った「小郡商事」があったというのである。もう一つの「小郡商事」は、等さんの兄で正の伯父・柳井政雄氏が作ったものだという。  この政雄氏は1908年、現在の山口市で牛馬商を営む父柳井周吉氏の4男として生まれた。 「政雄氏の著書『同和運動の歩み』によれば、尋常高等小学校中退後、炭鉱産業が隆盛だった宇部市の炭鉱で働くなどして青年期を過ごす内に、極道の世界に足を踏み入れたという」(現代)  政雄氏の息子、澤田正之氏はこう言う。 「46年に山口市議に当選してから政界にも人脈が広がった。やくざにも警察にも顔が利くので、重宝がられる。だから周囲からいろいろ頼まれごとをするのですが、断らない人だね。(中略)そうこうするうちに様々な事業に関わるようになっていった。地域で困っているような人を自身が経営する会社で引き受けて面倒も見ていました」  親分肌で面倒見がいい、東映任侠映画に出てくるような人物だったのだろう。伯父の政雄氏や父親の等氏は地域に根差した家族的経営を貫いていった。  しかし柳井正氏は、等氏らが行ってきた家族的経営を批判することから実業家の歩みを始めたという。  正氏は著書『一勝九敗』(新潮社)の中で「義理人情に厚く、生業家業といった観点で仕事をし、企業家とか経営者といった観点はなかった」と彼らのやり方を評している。  しかし、そうした正氏の経営姿勢が功を奏し、広島県でユニクロ1号店を誕生させてから今年で30年、当時年商1億円ほどだった「小郡商事」は、今や1兆円を売り上げる世界のユニクロへと成長したのだ。  ユニクロの前身となった紳士服開業の地は今は空き家で、かつてそこに本社が置かれていたことを示す痕跡はないという。どういう理由で正氏が「故郷を捨て」たのかはわからない。それを彼自身の口から聞いてみたいものである。  ポストで竹中平蔵氏を直撃している。インタビュアーは須田慎一郎氏。嫌な質問もしているのだが、竹中氏はのらりくらりといつものように体をかわしている。  だが、この部分は傾聴に値する。「6月の勤労者世帯実収入は、前年同月比で6.6%減ったが」という質問に対して、 「竹中 それは消費税が上がった影響が大きいでしょう。消費で見ると3月には駆け込み需要で増えているが、5月の落ち込みはひどかった。内閣府の想定以上だったと思います。 これは強調しておきたいのですが、そもそも私は消費増税には反対の立場です。消費税を上げたらマイナス効果が大きいというのは当たり前の話です。安倍さんにしても、本音では消費税は引き上げたくなかったと思います。(中略)  米ハーバード大のアルバート・アレシナ教授がまとめた『アレシナの法則』というものがあります。多くの国のケースで、財政再建に成功した国と失敗した国を検証しています。 結論は極めて常識的で、先に増税した国は失敗している。一方、公務員の給与や社会保障などとことんまで歳出削減したうえでそれでも足りない部分を増税で補った国、これだけが成功しているのです。(中略)  今の社会保障制度を前提に続けるならば、消費税率を30%強にしても財政赤字は残る計算です。消費税をいくら上げても足りないんです。だから、幸いにして高齢でも働けて年金をもらわずに済む人はもらわないようにしないといけないのではないか。これはすぐにはできませんから、時間をかけて議論していく必要があるでしょう」  この男、若者や女性たちから“搾取”するだけでは足りないと、年寄りたちも働かせ、年金を召し上げて搾り取ろうという算段のようだ。こうした人間がのさばっていられる国が住みやすいわけはない。  さて、タイでは15人の赤ん坊を作ったIT御曹子(24歳)の奇妙な行動が問題になっている。  ポストによれば 「騒動の発端は8月5日、タイの首都バンコクのマンションで、日本人男性が父親となり代理出産で生ませたとされる生後1か月~2歳の乳幼児9人が警察により保護されたことだった。タイ警察によれば、男性の子は計15人に上り、すでに4人の子供が男性とともに出国しているという。13日現在、15人中9人の子供の父親のDNAが同一人物だと判明している。ただし父親はこの24歳の男性であるかどうかは、DNA上は確認されていない」 という。  人身売買目的ではないようである。ではなぜこの男性がこれほど多くの子どもを代理出産で生ませ、日本に連れて行こうとしているのか?  この御曹司、日本のIT企業「光通信」創業者の重田康光会長の息子で、同社の大株主だそうだ。光通信の全株式のうち1.44%にあたる68万5500株を保有し、12日の終値ベースの時価総額は約48億円。13年3月期の年間配当金は140円だから、年に約1億円の配当を手にする計算となるという。  そしてこの御曹司は、光通信の事業を受け継ぐ可能性がある。知人の経営者はこう語っている。 「優秀な社員を外部から招聘したり育てたりするといった考えよりも、一族で会社を支える発想に変わっているように思います。本当に信用できるのは誰かを考え、親族という答えになったのではないか。(中略)そうした家族を重視する考え方が代理出産にもつながっているのではないでしょうか」  ユニクロ柳井氏とは真逆に近い発想だが、それでもなぜ、こんなに多くの子どもが必要なのだろうか? まだ何か裏がありそうな気がする。  ところで、致死率は最大で90%という恐怖の感染症・エボラ出血熱が西アフリカで史上最大規模の猛威をふるっている。  今さらだがエボラ出血熱の特徴について、ポストで感染症専門家の元小樽市保健所所長・外岡立人氏がこう解説する。 「感染者には発熱や頭痛、下痢、内出血に加え、皮膚など全身からの出血といった症状が現われます。ワクチンや有効な治療法はなく、感染すれば50~90%が助からないとされます。インフルエンザやSARS(重症急性呼吸器症候群)のように咳やくしゃみでうつることはなく、発病者の血液や汗、糞便などに潜んでいるウイルスが傷口や粘膜を通じて入り込むことによって感染する。西アフリカで感染が広がっているのは、亡くなった人を埋葬する時に亡骸を触る習慣があるからだと考えられています。また、公衆衛生のレベルが遅れていて、医療担当者の知識も不足している。感染拡大阻止に必要な予防衣やゴーグル、手袋も十分に揃っていないのが現状です」  エボラ出血熱の感染源と考えられているのは、コウモリである。 「コウモリはエボラウイルスの自然宿主であり、西アフリカにはコウモリを食べる習慣がある。過去に流行した際も、コウモリから人に感染したと考えられています。米紙ニューヨーク・タイムズが報じたところでは、WHOは今回の流行について昨年12月にギニア奥地の小さな村に住む2歳の子供がコウモリと接触して感染したのが発端だと見ているようです」(外岡氏)  ここからポスト流というのか、あの中国が危険だと、こう持ってくる。 「西アフリカ同様に、コウモリを食べる文化が存在するのが中国である。中国本土にある広東料理店店主が語る。広東省周辺には野生動物を一般的な家庭料理として食べる習慣があり、市場でも食用コウモリが売られています。一部では高級料理の食材として利用され、クコの実や生姜と一緒に丸ごと煮込んでスープにしたりします。スープに浸ったコウモリの肉も食べる。繊維が細く、味はさっぱりとしていて鶏肉に近いですよ』」  現代ではアフリカ各地でエボラ出血熱の治療にあたった米国ジョージア州のフランク・グローバー医師が、こう語っている。 「すでに、感染者が日本に入ってきているかもしれません。日本を含め、世界中でアウトブレイクが起こる可能性があるのです。1970年代に未知のウイルスHIVがアフリカで発生して世界中に蔓延しましたが、同様のことが起きることも考えられる。エボラは数週間で死に至りますから、さらなる悲惨な状況が起きるかもしれないのです」  このウイルスと同様の殺人ウイルスが蔓延する恐怖を映画化した『アウトブレイク』が封切られたのは1995年である。あのときは映画の中だけだと思っていたのに、現実が追いかけ、追い越していくのだ。こうした治療の難しい病気は、これからますます増えていくのであろう。それによって人類は滅びるのかもしれない。  現代では韓国の朴槿恵大統領に男がいて、その男に操られていると報じている。  朴大統領(62歳)が、セウォル号が沈没した4月16日の日中、男と密会していて、7時間にわたって音信不通だった――こんな情報が今、韓国国内を騒然とさせているというのだ。  この密会説を看過できなくなった韓国の野党・新政治民主連合の朴院内代表は7月7日、国会の運営委員会に、朴大統領の最側近である金大統領府秘書室長を呼んで問いただした。  その結果、金室長もセウォル号の事故当日、朴大統領がどこにいたか把握していなかったことが明らかになったのだ。  朴大統領には、彼女の「男」として俎上に上った男性が2人いるという。1人は父親の朴政権時代に、韓国のラスプーチンとの異名を取り、青瓦台に自由に出入りして権勢を欲しいままにした崔牧師(81歳で死去)。  もう一人が崔牧師の娘婿・鄭氏(59)だという。鄭氏は秘書室長として朴氏の一切を取り仕切ってきたが、04年にスキャンダルになるのを恐れて室長を辞任していた。  だが、その鄭氏が今年5月に電撃離婚していたのだ。しかも離婚に当たって、全資産を妻に渡し、さらに一人娘の親権も妻に譲ったというのである。そして要求したのは「夫婦時代に知れ得た一切の個人情報を口外しないこと」であった。  産経新聞は8月3日付で、加藤達也ソウル支局長が「朴大統領が旅客船沈没当日、行方不明に……誰と会っていた?」という記事を書いたのだが、この記事に対して国家元首に対する冒涜であり、訴訟も辞さないと青瓦台が過剰に反応し、ソウル中央地検は8月9日、加藤支局長に対して、出国禁止措置を取った上で18日に出頭するよう通知したという。  私が知る限り、民主国家で海外メディアに対し、ここまで厳しくするのは聞いたことがない。かえってやましいことがあるのではないかと、疑われてしまうのではないか。  現代によれば、韓国経済も失速気味で、韓国のGDPの2割弱をたたき出しているサムスン電子が、第2四半期決算で、売上高約9%減、営業利益24%減と大ブレーキになっており、自動車業界も、最大手の現代自動車の営業利益が13%減、鉄鋼業界も最大手のポスコが20%の減益となっている。  政治的に追い込まれている朴槿恵大統領は、このスキャンダルが事実なら、彼女の明日は真っ暗闇であろう。  朝日新聞は8月5日の朝刊で「慰安婦問題 どう伝えたか」と題する検証記事を組んだ。その中で、韓国・朝鮮の女性を強制的に慰安婦に徴用したと話した吉田清治氏(故人)の証言について「虚偽だ」と判断し、記事を取り消す、当時は虚偽の証言を見抜けなかったとした朝日新聞の記事が大きな話題を呼んでいる。  これまでもポストは、従軍慰安婦に対する軍の「強制性」があったことを否定しており、ここぞとばかり舌鋒鋭く切り込んでいる。 「多くの左派言論人や反戦活動家が『慰安婦が苦しんだのは事実だから、強制連行がなかったとしても問題の本質は変わらない』と話をすり替えていることだ。これは決定的に間違っている。なぜなら、世界で日本が『特殊な性犯罪国家』と非難され続けてきた理由は『強制連行』の一点だからだ。(中略)米軍はじめ世界中の軍隊が『強制連行ではない慰安婦』を雇っていたのであり、『女性たちが苦しんだ』ことは日本だけが非難される問題ではない」(ポスト)  さらに「朝日新聞は検証記事で吉田証言の記事は取り消したが、植村記事については『事実のねじ曲げはなかった』と強弁した。それは、韓国の反日団体、日本の“人権派弁護士”と連携して『強制連行』を国際社会に浸透させ、日本政府からカネを巻き上げる片棒を担いだという疑惑こそ、朝日が絶対認めたくない慰安婦報道の急所だからではないのか」(同)  ポストは 「朝日の虚報によって日本国民は冤罪の犠牲者になり、国際社会に慰安婦=性奴隷説が定着していく。06年には米国議会調査局が『日本軍の慰安婦システム』と題するレポートを発表。吉田氏の証言が引用され、翌年には米下院で日本政府に対する慰安婦への謝罪要求決議が成立した」 と、朝日新聞のでたらめな報道で日本人全体が辱められたと憤る。  西岡力基督教大学教授もこう言う。 「朝日が報じたような事実はなく、慰安所では外出の自由もあった。朝日が吉田証言を完全に否定した以上、日本だけが国際社会から性奴隷国家だと批判される理由は全くないといえます」  海外メディアがこの朝日新聞の検証記事を報じないことや、安倍政権の河野談話を見直ししないという姿勢も、こう批判する。 「国内では朝日を批判しながら、国際的には朝日の虚構から組み立てられた河野談話を踏襲するダブルスタンダードでは、世界に広がった『性奴隷』のイメージを払拭できるはずがない」  現代もポストほどではないが、こう書いている。 「度重なる誤報にきちんと向き合わず、訂正を行わなかった朝日の怠慢は、韓国の反日感情を高めた挙句、謂われなき日本叩きのための『武器』まで与えてしまったのである。朝日の誤報以降、日韓の歴史が歪められたとも言える」  まるで日韓関係の悪化は朝日の従軍慰安婦報道にだけあるかのような言い方ではないか。朝日新聞・植村隆元記者の数本の従軍慰安婦についての記事が誤りだったとしても、日韓併合や植民地時代の苛烈な支配、原爆症で苦しむ朝鮮人被爆者や慰安婦たちの苦しみを、この誤報で帳消しにはできない。  8月6日付の朝日新聞で、父も祖父も太平洋戦争中に強制収容された日系人、米ジョージ・ワシントン大学教授のマイク・モチヅキ氏がこう語っている。 「多くの日本人がもう『もう十分だ。未来志向で行こう』と言うが、それを言うのは被害者の側であって、日本人はまず『私たちは忘れない。過ちを繰り返さない』と言い続けるべきだ」  NHK BS1スペシャル『オリバー・ストーンと語る 原爆×戦争×アメリカ』でも、オリバー・ストーン監督がおおむねこう語っている。 「記憶こそが我々を人間たらしめる『よすが』なのだ。自分が何を為したのかの記憶なくして人は後悔したり罪の意識を抱くことはない。歴史家が記憶を残すのはそれを忘れないためなのだ」  朝日新聞が誤報を認めたからといって、日本がアジアでした行為を抹消することはできない。原爆を落とされても、核の平和利用だと言われれば数多の原子力発電所を作り、あれほどのことをされたアメリカを憎まず、植民地のように付き従う日本という国は、世界から見れば理解しがたい人間の塊のように見えているのではないか。  自分たちの父祖がやったことを忘れず、それについて考え続けることこそ、今の日本人に最も必要であること、言うまでもない。 (文=元木昌彦)

“本当は怖い”博多大吉の愛のムチ 『333トリオさん』の芸人ドリル

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『トリオさん』テレビ朝日
「ホント、30分時間くれれば2人くらい辞めさせる自信がある」  テレビでは見せない、劇場だけの「黒い大吉」があると断った上で、大吉は『333トリオさん』(テレビ朝日系)でそう不敵に笑った。  博多大吉といえば、物腰の柔らかなやさしい人というイメージがある。だが、最近では、これまであまり見せなかった顔をテレビでも時折見せるようになってきた。それは、毒舌芸人としての顔である。その毒舌芸を遺憾なく発揮したのが、『333トリオさん』に出演したときだ。  『333トリオさん』は2010年から始まった、若手トリオ芸人のジャングルポケット、パンサー、ジューシーズがレギュラーを務める深夜番組。毎回、彼らがさまざまな企画に挑戦している。そんな『333トリオさん』の2012年から続く夏休み恒例企画が「大喜利ドリル」である。これは事前にレギュラー陣が大喜利に匿名で答え、その答えを大喜利に定評のある先輩芸人が講師になり品評するという企画だ。12年にはピースの又吉、13年には有吉弘行、そして、今年は博多大吉がその講師役に起用された。  初めに大吉は「大喜利は好み」でしかないから、自分の評価が正解でも不正解でもないと注釈を入れつつ、「ただ一つだけ言えることは、僕はあなたたちより何十倍も稼いでいます」と宣言する。  最初のお題は、「『この占い師、大丈夫?』と疑った最初の一言」。このお題に対し、大吉が気に入った回答はわずか2つ。その後は、「本当に僕、目を疑いましたよ。こんなこと書く人間がテレビに出てるのかと」「大喜利見たことないの?」「努力の跡が見られない」「もうね、読むのが苦痛です」「熱でもあった?」と、大吉の毒舌がどんどん飛び出す、ダメ回答が次々と発表された。  たとえば、こんな回答である。 《何回言ったらわかるんだ! うちは返金とかしねーんだよ……すいません 人違いでした》  これに対し、一瞬絶句した大吉は「逆に聞きたいよ! これなんだ?」と困惑。コントの導入っぽいセリフに「おそらく小さめの劇場で5分から8分のコントをずっとやってる人が書いた」と推測し、こう言い放った。 「企画は大喜利ですから。何をそんな、『自分はコント師です』みたいな、プライドを? そんなプライド出すのは『キングオブコント』獲ってからだというのを言いたいんです、私は!」  さらに、《今日って、4月1日ですよね》という回答には「エイプリルフールでまだ笑い取れると? エイプリルフールで笑い話やってるのって、ホント『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』、この2番組だけですから」とメッタ斬り。「でも、2つとも面白い番組ですよ」と反論されても「出てないでしょ? あなた。(まる子やカツオの)同級生じゃないでしょ?」と、ぐうの音も出せない言葉を返すのだった。 「もうやめてもらっていいですか……?」と意気消沈した若手芸人に、大吉はきっぱりと言う。 「やめません!」  大吉が語るのは、ダメ出しばかりではない。「僕の経験上、『小銭』とかの単語は大喜利で受けやすい」と経験に裏付けられた具体的なアドバイスもしっかりする。「硬貨」よりも「小銭」のほうがウケやすいのだという。「初歩中の初歩」の連想から導き出された回答には、「すぐ思いついたやつは一回消せばいいんです、大喜利っていうのは」と語る。  そして、それは大喜利のテクニックにとどまらない。たとえば、最初の「占い」に関するお題。これに対してまず注意を促したのは、信じている人もたくさんいるから、言葉のチョイスに気をつけないと反感を買ってしまうということだ。つまり、「けなしやすいモノほど、けなしてはいけない」と。これは大喜利だけでなく、芸人としてのスタンスにも通じるものだ。  実際に、その後のお題に対して「ブス」をけなしている回答があった。  「ちょっと毒舌というか、本音でしゃべるほうがいいのかなみたいな感じで書いてしまったのかな?」と、回答者の気持ちを代弁した上で、大吉はバッサリと切り捨てた。 「『本音を出す』ということの意味を履き違えてる!」  けなしやすいモノをけなして、無頼の芸人を気取るのは簡単かもしれない。けれど、今の時代、そんなことをすればすぐに批判の的にされてしまう。本当にその覚悟があるのならいいだろう。けれど、大半は覚悟も矜持もないまま格好を真似ているだけだ。大吉は柔和な笑顔に毒と本音を巧妙にまぶしながら、大喜利を通じて、今のテレビで芸人が生きる道を教えている。大吉の「大喜利ドリル」は、いわば「芸人ドリル」なのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

事務所トラブルで“消えた外タレ” ボビー・オロゴンが芸能界にカムバックできたワケ

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 8月上旬に注目を集めた記事を振り返る、日刊サイゾー人気記事ランキング。今クールは、西武ライオンズの選手の熱愛が相次いで発覚したほか、歌姫・安室奈美恵の独立騒動が話題になりましたが、果たして、ランキングには入っているのでしょうか? 気になるトップ10はこちら! 第1位 ざわちんが整形を繰り返したワケ、紳助ファミリー・新選組リアンに「まだやってたの!?」……哀愁の芸能人たち ざわちんの精神状態が心配です。 第2位 韓国人歌手と結婚で関根麻里降板の『ZIP!』 後任候補・平愛梨の“不安要素”とは 北乃きい説が有力になってきましたが……。 第3位 事務所トラブルで“干され”ても……映画も投資も絶好調!? ボビー・オロゴンは何度でも蘇る! 髪の毛オレンジ色になってた。 第4位 フット・後藤輝基を「カンに触る」とばっさり……川口春奈がよしもとを敵に回せるワケ 気をつけないと干されるよ。 第5位 元AKB48“ファッションリーダー”篠田麻里子は、なぜ集合写真で「笑いながら目を閉じる」のか 完全に痛キャラへ。 次点 デビュー25周年、イカ天バンド【人間椅子】が現代に喝!「この国はヤバいと思っています」 読んじゃって! 次々点 大号泣アイドル衝撃デビュー!? “野々村系女子”緑川百々子ちゃんの素顔に迫る!! 「ミスiD2015」大本命!

寂れゆく町に現われた男は救世主か悪魔なのか? 新エネルギー開発に揺れる『プロミスト・ランド』

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シェールガス革命に沸く米国の裏側を描いた『プロミスト・ランド』。主演のマット・デイモンが製作と脚本も手掛けている。
 田舎育ちの純朴な青年を演じることの多かったマット・デイモンだが、彼自身が脚本を書いた『プロミスト・ランド』では現代のメフィストを演じる。とても誠実で爽やかなナイスガイなので、彼がメフィストであることをみんなコロッと忘れてすんなり大事な魂を売り渡してしまう。本人すら自分がメフィストであることに気づいておらず、各家庭に福音を届けて回っているつもりでいる。でも、彼が立ち去った後の町は、人が住めない荒野と化してしまう。そんなメフィストがもう一人のメフィストと遭遇することで、ようやく自分が今までやってきたことに気がつく。悩めるメフィスト、それが今回のマット・デイモンの役どころだ。  マット・デイモンが製作・主演・脚本を兼ねた本作は、出世作『グッドウィル・ハンティング/旅立ち』(97年)で組んだガス・ヴァン・サント監督との久々のタッグ作。石油を遥かに上回る埋蔵量があるとされる新エネルギー“シェールガス”の開発に一喜一憂する人々の物語となっている。マット・デイモンとの共同脚本を手掛けた若手俳優ジョン・クラシンスキーが、もう一人のメフィストを演じている。  スティーブ(マット・デイモン)は大手エネルギー会社「グローバル社」に勤め、もっぱら米国内陸部の田舎町を訪ね回っている。シェールガスが埋蔵される土地の所有者に会い、掘削権を借り上げるのが彼の役割。田舎町に着いたスティーブは高級スーツを脱ぎ、安物のネルシャツとジーンズに着替える。ブーツはおじいちゃんが使っていた年代ものだ。訪問宅へは古ぼけたレンタカーで赴く。相棒役のスー(フランシス・マクドーマンド)も田舎町がよく似合う、地味めな中年女性。子育てに頭を悩ませる主婦たちのよき相談相手となっている。2人には大企業のエリートサラリーマンにありがちな上から目線な態度も慇懃無礼さもなく、「この人たちなら信頼できそう」と好感を持ってどの田舎町から迎え入れられる。スティーブとスーのチームは、グローバル社の他のチームより契約件数が断然に多い。  抜群の営業成績を誇るスティーブの強みは、彼自身がアイダホ州の農家の生まれで、産業のない田舎で暮らす人たちの今後のことを親身になって憂いているという点にある。このまま過疎化が進めば、小さな町の未来はお先真っ暗。でも、シェールガスの開発が進めば、町は人とお金で潤うではないか。グローバル社と契約さえ結べば、もう家や車のローンに追い立てられることも、子どもを進学させるかどうか悩む必要もない。あくせく働かずとも、毎月数百万円ものお金が振り込まれることになる。町の人たちは一生遊んで暮らせる大金を手に入れ、スティーブは会社の幹部への昇格に近づく。どちらにとってもウィンウィンな美味しい契約ではないか。
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優秀な営業成績を誇るスティーブ(マット・デイモン)。上司たちから「君は我が社の幹部候補だ」と煽てられ、やる気まんまん。
 どこにでもある平凡な田舎町・マッキンリーも、スティーブたちにとっては簡単に片付くはずの町だった。町の有力者への根回しを済ませ、あとは町民集会で形式的な説明を行なえば一件落着だった。ところが、地元高校の老教師フランク(ハル・ホルブルック)が異議を唱える。シェールガスはCO2の排出量が比較的少ない。また、米国だけでも150年分の埋蔵量があることから、石油利権を求めて中東に軍事介入しなくても済むなどのメリットがある。だが、シェールガスが眠る地層にまで亀裂を入れる“水圧破砕法”は大量の水を使い、そして破砕が要因となって水や空気を汚してしまう。さらに破砕の際に様々な化学薬品を投入することから、土地が汚染される。新エネルギーの開発にはすべからく弊害が生じるという事実から目をそらしてはいけない。そのことを念頭に置いて、もう一度考え直すべきではないのかとフランクを主張する。  お金か? それとも環境保護か? スティーブは少数派である反対グループを懐柔できると踏んで、3週間後に住民投票を行なうことでその場を収めた。この騒ぎを聞きつけ、環境活動家のダスティン(ジョン・クラシンスキー)が現われる。ダスティンはスティーブを上回る口の達者さとグローバル社に対する巧みなネガティブキャンペーンで、たちまち町の人たちの心をつかんでいく。どうやらスティーブは各地で環境保護運動を起こすことを食べている“プロの活動家”らしい。町を大企業の毒牙から守る守護天使のように見せているが、彼はそんなクリーンな存在ではない。小さな町でメフィストとメフィストが対峙し合うことになる。この2人は、町の小学校に務める女教員アリス(ローズマリー・デウィット)をめぐっても恋の火花を散らすことになる。  新エネルギーの開発に沸く田舎町を舞台にした本作を観ていて、思い浮かべるのは田原総一朗が1976年に発表したノンフィクション小説『原子力戦争』(ちくま文庫)だ。『原子力戦争』では原発建設予定地に莫大なお金がバラまかれる内情が赤裸々に描かれていた。それまでお金がなくても慎ましく生活することができた田舎で暮らす人たちに、都会からやって来た原発推進派はまずお金の味を覚えさせることから始める。昔ながらの人付き合いが残る田舎のコミュニティーをお金の力で根こそぎ壊してしまえば、原発建設は一気に進む。スティーブが勤めるグローバル社のやり方と『原子力戦争』で描かれた原発誘致の内情はとてもよく似ている。田原総一朗は「原子力発電は海の水や空気を汚す以上に、住民たち自身を腐食させている」と書き記した。新エネルギーを開発するということはその土地の景観を変えてしまうだけでなく、その土地で暮らす人々の生活や心まで丸ごと変えてしまうことに繋がるのだ。
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買収先の田舎町で暮らすアリス(ローズマリー・デウィット)といいムードに。スティーブは単なるビジネスだと割り切れなくなっていく。
 代々受け継がれてきた土地を守ることは大切。でも、このまま放っておけば小さな町はどんどん廃れていく一方。実に悩ましい選択だ。多分、どちらが正解か分からないからこそ、マット・デイモンはドラマ化することを考えたのだろう。どちらに一票を投じるかは、観た人それぞれに委ねられることになる。  最後に、本作で印象に残ったシーンについて。米国の田舎町らしく、小さな女の子がレモネードを売っている姿が何度か登場する。住民投票の当日も、会場の入り口で女の子がやっぱりレモネードを売っている。自分の家の農園で採れたレモンを絞って作ったお手製なのだろう。一杯25セントだ。住民投票の結果に気を揉むスティーブに女の子は「一杯いかが?」と勧める。紙幣で代金を払ったスティーブは「お釣りはいいよ」と立ち去ろうとするが、女の子はにっこり笑顔で釣り銭を手渡す。このレモネードは原材料費と手間賃を合わせた25セントが適正価格であって、それ以上のお金を受け取ることはレモネードの味を歪めてしまうことになるのだ。スティーブは25セントのレモネードを飲むことで、お金の意味を思い出す。メフィストであり続けるには、スティーブはあまりにも純粋だった。 (文=長野辰次) promised-land04.jpg 『プロミスト・ランド』 原作/デイヴ・エッガース 脚本/ジョン・クラシンスキー、マット・デイモン 監督/ガス・ヴァン・サント 出演/マット・デイモン、ジョン・クラシンスキー、フランシス・マクドーマンド、ローズマリー・デウィット、ハル・ホルブルック 配給/キノフィルムズ 8月22日(金)より日比谷TOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー  (c) 2012 Focus Features LLC. All Rights Reserved. http://www.promised-land.jp

やってくれるぜ、俺たちのセガ! 無料配布のTwitterアイコンのチョイスが絶妙すぎる件

ヲタ系ITライターと日刊サイゾー新米編集者が、ここ最近、ネットで話題になったいろいろな出来事について語るコーナーです。
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梅宮アンナオフィシャルブログより(※現在、記事は削除済み)
■梅宮アンナが写真共有サービス「Pinterest」で画像の無断利用→炎上! ITライター・Dr.T 月に1回くらいは芸能人のやらかし炎上騒動が起こるものだけど、今回の炎上物件は梅宮アンナさんだよ。 新米編集者・アキ アンナさんって、そもそもネットを使っているイメージがあまりないんですが……。 Dr.T 僕もそう思っていたんだけど、実はブログなんかもやっているんだよね。で、今回の炎上の舞台になったのは「Instagram」と「Pinterest」っていう、アメリカ発の画像共有サービスでのことだよ。 アキ Instagramは知ってます。フォローしてるユーザーが投稿した写真が流れてくる、Twitterの画像版みたいなサービスですよね。でもピン……ピンタレスト? なんですか、それ。 Dr.T 簡単にいうと、自分のスクラップブックに画像をどんどん貼り付けていくようなサービスだよ。ほかのPinterestユーザーのボードやネットで見つけた写真を集めて共有することができるんだ。 アキ へ~……そんなのもあるんですね。私はTwitterとFacebookすら使いこなせてませんよ。 Dr.T アキちゃんの生息地は、pixivの特定のジャンルだもんね。 アキ 含みのある言い方やめてください! Dr.T 確かにPinterestはまだ日本ではそれほど一般に浸透してないサービスだから、アンナさんが使っていたっていうのはちょっと意外だったかも。とにかく、そんなPinterestで見つけた画像を、アンナさんは勝手に加工してInstagramに投稿しちゃったんだ。これに、周囲から「無断転載なのでは」という声が寄せられたんだけど、アンナさんはブログで反論してしまったんだね。 アキ 私、今までに炎上を見てきた経験から知ってます! 炎上したときに一番まずいのは、ブログで言い訳することだって! Dr.T おお、アキちゃん、ちゃんと学んでるじゃん(笑)。そう、アンナさんはブログで「画像を他から引っ張って、自分の言葉と合体させて、皆にメッセージを贈る。。これは少し前からの私のやり方。。新しいメッセージ法です」とか、「画像引用!!って。。。まるで犯罪かの様な。。。。コレ私が描いた絵だよ!!って言ったら罪ですが。。」と書いたんだ。句点が多くてけだるい雰囲気になってるけど、まぁ簡単にいえば「画像を加工するのは私なりのメッセージ法。自分が描いた絵です、なんて言ってないんだからいいじゃない」ということだね。 アキ うーん、アンナさんは「引用」だと言いたかったのかもしれませんけど、これは引用にはならないですよね。 Dr.T そう。この反論で、ブログとPinterestはあっという間に炎上。現在、アンナさんはブログ記事を削除しているね。 アキ 一応、収まったんでしょうか? Dr.T 話題としては過ぎ去った感はあるけど、しばらくは何かあるたびにこの話が持ち出されるだろうね。ネットでの炎上は、その後もついて回るから……。 アキ とにかく、ネットでは自分のやっていることがどういうことなのかを、しっかり判断できるようにならないとダメってことですね! Dr.T キレイにまとめたね、アキちゃん。ところで、その手に持っている絵は何かな。 アキ これはDr.Tが昨日の飲み会で酔っ払って描いた、上司の似顔絵ですよ。恨みのこもった絵になってるから、ぜひ本人に見せてあげようと思って♪ Dr.T 現実での無断転載も勘弁して~!
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「Togetter」より
■これぞネットの闇……小説パクリ事件に衝撃の結末が! Dr.T 無断転載の話ばかりでアレなんだけど、もうひとつパクリ事件の話が話題になっていたよ。今度は絵じゃなくて、小説だね。 アキ ネット小説ってやつですか? Dr.T そう。しかも、被害者の元にはパクッた本人から「このままでは自分がパクッたと思われるので、オリジナルの作品を消してください」という驚きのメールが届いたというんだ。 アキ えええええ……! 信じられない言い分ですね……。 Dr.T ほんと、信じられないよね。このメールのキャプチャを被害者がTwitterで公開したことで、一連の流れがTwitterまとめサイト「Togetter」(http://togetter.com/li/700047)でまとめられ、一気に注目を集めることになったんだ。 アキ そりゃ、注目も集めますよ! 私も二次創作は好きですけど、これはそういうレベルの話じゃないですよね。 Dr.T 二次創作どころか、パクッた側が書いたのは「文体は同じで、登場人物だけを変えた小説」だからね。もはや盗作だよね。 アキ うわー……。で、その盗作した人が炎上したっていうオチなんですか? Dr.T いやそれが、この後、事件は驚きの展開を見せるんだ。なんと、なぜか被害者のほうがTwitterとpixivのアカウントを消してしまったんだよ。 アキ えっ? 盗作側じゃなくて、被害者のほうが? Dr.T そう。そして、次々にきな臭い事実が明らかになってきた。そもそもこの話には、最初から「うそ臭い」というツッコミが多かったんだ。被害者が公開したメールのキャプチャも、作ろうと思えば自分で作れるしね。ただし、本当のところがどうだったのかは、今となってはわからない。問題は、被害者が過去に盗作していた事実が明らかになったことだよ。 アキ えっ? えっ? 被害者のほうが盗作? どういうことですか、金田一先生。 Dr.T えーっと、つまり、被害者だったはずの人が、実は別の作品から盗作していたことが発覚。それに伴って、今回のメールの件も自作自演なんじゃないかという話が出てきたんだけど、本人はアカウントを消して行方をくらましたので、真相は闇の中……というわけだね。 アキ なんなんですか……本当になんなんですか、その騒動……。 Dr.T いや~、なんていうか、ネットの闇の一端を垣間見た気分だね!
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セガ公式サイトより
■俺たちのセガが配布したTwitterアイコンのチョイスがツッコミどころ多すぎ Dr.T 突然ですが、Dr.Tはセガが大好きです。 アキ セガってゲーセンでしょ? Dr.T なん……だと……? アキ 冗談ですよ、ゲーム会社ですよね。 Dr.T ああ、びっくりした。いや、ゲーセンでもあるんだけどさ。そんなことはどうでもいいんだよ。そんなセガが、またしてもやってくれたんだよ! アキ 興奮しすぎですよ。なんですか? お年玉でもくれたんですか? Dr.T 季節感なさすぎる投げやりな会話のキャッチボールやめて! セガのTwitter公式アカウントが先日10万フォロワーを突破したことを記念して、オリジナルのTwitterアイコンを105種類配布(http://sega.jp/sns/201408/)してくれたんだ。 アキ へ~! それはセガ好きのDr.Tとしては、確かにたまらないですね。 Dr.T ところが、そのセガの用意したアイコンがなかなかツッコミどころが多くて、別の意味でも話題になっているんだ。たとえば105種類のうち、ゲームのハードのアイコンが20種類も……。しかも、そのうちの一つはトイレッツだし。 アキ トイレッツ? Dr.T 数年前にセガが開発した、男子トイレの小便器でおしっこするとミニゲームが遊べるハードだよ。 アキ ……。 Dr.T ま、まぁとにかく、あとはバーチャファイターの結城晶がなぜか一人で5種類も占めていたり、誰が欲しがるんだって言いたくなるような社屋の写真が用意されていたり……。普通こういうのって、自社のゲームキャラをバランスよく配置するんだろうけど、そういうのを完璧に無視して中の人の趣味に走るセガ、さすがっす! アキ というか、セガがこんなにハード出してたの、初めて知りました。 Dr.T これを機に、アキちゃんみたいな人にもセガの歴史や魅力を知ってもらえるといいな! アキ じゃあ、セガがBLゲーム出してくれたら真剣にファンになろうかな。 Dr.T それは……ちょっと難しいかもね……。 (構成=Dr.T)

“プッツン”長澤まさみ、“ヤリチン”ノンスタ井上、“喫煙過多”松たか子……芸能人のプライベートは奔放すぎる!?

ranking130715.jpg  梅雨明け間近で、いよいよ暑い夏がやってくる! こんな季節にピッタリのホットなニュースをまとめてお伝えする、人気記事ランキング。今期は、長澤まさみやノンスタ井上をはじめ、プライベートが奔放すぎる芸能人のみなさんの記事が話題を集めました。やはり芸能人たる者、ストレスがたまるようで……。  それでは早速、チェックしていきましょう! 第1位 長澤まさみがプッツン奇行写真をネット投稿→即削除 事務所を悩ます“奔放”ぶり「自動車メーカーのCMも……」 ストレスたまってるなー。 第2位 創価学会パワーを後ろ盾に、AV女優、アイドルを食いまくるNON STYLE井上裕介「俺とヤリたいんでしょ?」 こういうヤツ、いるいる。 第3位 紅白歌合戦で『アナ雪』を熱唱するのは誰だ!? “本命”は松たか子だが、喫煙過多で…… May J.には朗報。 第4位 裏取引も!? 罪を認めて保釈見込みのASKA被告とは対照的に、栩内被告がいまだ否認を続ける理由とは―― 初公判が楽しみです。 第5位 みうらじゅん・安齋肇が言いたい放題! NHK BSの『笑う洋楽展』が自由すぎる!? このコンビなら、そうなるね。 次点 安室奈美恵がエイベックスにブチ切れ!? レコード会社“移籍騒動”に拍車か エイベ崩壊の足音。 次々点 「さっぱり意味が分らない」織田裕二『奇跡の教室』に視聴者困惑、安藤美姫の“棒演技”も不評 迷走を続ける裕二。

フライデー元編集長が思いを馳せる「ビートたけし襲撃事件」と、老いらくの恋

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週刊文春 2014/07/17日号
今週の注目記事 第1位 「ビートたけし“100億円愛人”」(「週刊文春」7/17号) 第2位 「公明党山口代表 連立離脱『心配でできない』」(「週刊朝日」7/25号) 第3位 「『滋賀県知事選』圧勝予測が掻き消えて『安倍官邸』の動揺」(「週刊新潮」7/17号) 第4位 「拉致被害者の帰国は『有本恵子さんだけ』」(「週刊ポスト」7/25・8/1号) 「北朝鮮高官が明かした安倍が北から連れ帰る『拉致被害者』の名前」(「週刊現代」7/26・8/2号) 「9月解散・総選挙へ」(同) 第5位 「渾名は『発作マン』だった『号泣県議』モンスター事件簿」(「週刊新潮」7/17号) 「野々村竜太郎県議『超マザコン伝説』」(「週刊文春」7/17号) 第6位 「国民的論争『ありのままで?』『自分たちのサッカー?』なんじゃ、それ!」(「週刊現代」7/26・8/2号)  寝不足である。昨夜(7月13日)の全英女子オープン最終日を見て、少し眠り、サッカーW杯決勝「ドイツ対アルゼンチン」戦を4時から見たためだ。  全英は英国サウスポートのロイヤルバークデールGCで行われたが、10メートルの風が吹き荒れ多くのゴルファーがスコアを崩す中、7位から出た伏兵モー・マーティン(米)が18番ホールでイーグルを決め、通算1アンダーで逆転優勝した。  どれだけコンディションが悪かったかは、宮里藍がこの日だけで11オーバー叩いたことを見ればわかろうというものだ。  サッカーの決勝は前評判通り、ドイツが優勢に試合を進め1点をもぎ取って優勝した。アルゼンチンも善戦したが、メッシ頼みのチームの脆さが出てしまった。試合終了後、自失するメッシを見ていて、この選手の能力は認めるが勝ち運のない男だと思った。以前から何がなんでも勝ってやろうという気迫がその表情から窺えなかったのだが、負けた悔しさがにじみ出ていないように感じられたのは、私だけだろうか。  サッカーW杯といえば、早々と姿を消した日本代表への批判がなかなか止まない。今週の現代では、負けた代表選手たちが口にした「ありのままの自分たちのサッカーができなかった」という言い訳を難じている。  ありのままの自分たちのサッカーをすれば勝てたのか? そうではあるまいと現代はいう。「ありのままで」「自分たちらしく」というフレーズがおかしいと、タモリや精神科医、曾野綾子おばあちゃままで出してきて、そんなことでは実力の世界では通用しない、人間は素のままではダメ、磨かなければ光らないと批判させている。  たしかに、サッカー日本代表や勝負の世界に生きる人たちが、実力不足を棚において自分らしくありのままではいけないのはわかるが、だからといってフツーの若者たちのそういう思いまで否定してしまうのには違和感を覚える。  バブルが崩壊して自信を失い、先々への不安や、東日本大震災、福島第一原発事故のために、現実逃避と自己弁護のために「ありのまま」にすがりついていると現代は言及しているが、本当にそうだろうか。  たしかに私が会社にいた時代は、自分らしくとかありのままではなく、どうやってライバルを蹴落としていくのかに力点が置かれ、しゃにむに突っ走ってきた。そうすれば「幸福」になれると単純に信じていた時代でもあった。  だが、そうやって生きてきていまの世の中を眺めてみると、そのすべてが間違いとはいわないが、安倍首相という変な宰相を生み出し、日本はおかしな国に変容していっていることに慨嘆しないわけにはいかない。  先日、フジテレビのノンフィクション番組を見ていたら、京大出のニートを取り上げていた。ニートといわれる若者は60数万人いるといわれるそうだ。彼は引きこもりではなく人と一緒にいることが好きだから、いわゆるニートとは違うと思うのだが、一軒家を借りて仲間とシェアしながら楽しそうに生きている。  過疎地帯にある廃屋をみんなで手を入れてシェア別荘にしたり、ブログに自分たちのほしいモノを書いておくと、誰かがそうしたモノを送ってきてくれたりするそうだ。彼らの表情は生き生きしていて、彼らなりに金をかけずに人生を楽しむ工夫をしているのだ。  無理して働くことはない。好きなことをして自分らしく生きているのだから、他人からとやかくいわれることはない。そうした若者が限界集落へ移住して高齢者たちに受け入れられ、共に生きている姿にホッとする。  努力しろ、自分を磨け、みっともない生き方はするな。そうした安倍首相的な若者への叱咤の仕方は昔からあったが、それに抗い、自分らしく自分の生きたい人生を生きることを責める権限など、誰にもないはずだ。  W杯惨敗をきっかけに曾野綾子的な若者批判をするようでは、現代も耄碌してきたと思われないか。反面教師的な意味で6位に取り上げてみた。  さて、このところのワイドショーは号泣男の話題で持ちきりである。朝メシを食べているとき、あの泣き顔と大声を聞かされるとメシがまずくなる。このおかしな県議を取り上げた新潮と文春が第5位。  文春によれば、きっかけは神戸新聞が野々村竜太郎兵庫県議が「日帰り出張195回の名目で計約300万円を政務調査費から支出した」と報じたことだそうだ。  こんな男がよく県議になれたものだが、11年4月に行われた県議選に出た野々村氏は、勝手に「日本維新の会」と間違う「西宮維新の会」を名乗り、順風だった維新の風に乗って当選したそうだ。  このとき訴えていたのが「議員報酬の半減」と「政務調査費の透明化」だったというのだから笑える。  こんな人間にも約1400万円の報酬が与えられ月50万円の政務活動費が使えるのだ。この政務活動費を満額使い切っていたのだが、昨年だけで176万円分の切手を金券ショップで購入し、自宅近くのスーパーでの買い物もクレジットカードを使用し、事務用消耗品を購入したことにしていたそうだ。  昨年城崎温泉に195回もの「日帰り出張」したとしているが、そんなことができるわけがないことは、メディアの取材で明らかである。  新潮によれば、野々村県議は名門校・北野高校を出て関西大学法学部に進み、卒業後に兵庫県川西市役所に就職した。道路を直角に曲がる小学生時代や、水割りの氷が怖いと号泣した青春時代があったそうだが、市役所時代のエピソードが彼の人となりを物語っているようだ。 「いきなり同僚を怒鳴る、訳のわからないことを喚き散らす、泣く、人間関係をぐちゃぐちゃにする。野々村はそんなヤツでしたわ。市内の中学校の事務員に飛ばされ、着任早々、別の事務員に怒鳴り散らした。で、校長から“もう来んでええ”と叱責されると、ホンマに無断欠勤するようになってしもうたんや」(元川西市役所職員)  役所を辞めてからは町長選挙や市長選挙などに出ては落ちるが、兵庫県会議員選挙で初当選する。野々村議員は辞職に追い込まれたが、こういう人物に一票入れた人間が2万6,000人近くいたことには驚く。この人たちも「反省」すべきだろう。  第4位は、現代とポストの拉致被害者に関する記事と、現代がやっている総選挙予測をまとめてだ。  現代は9月にも安倍首相が訪朝して拉致被害者の何人かを連れて戻り、その余韻がさめやらぬうちに解散・総選挙をするのではないかと予測している。  もしそうなったら、安倍自民党はいまの294議席から350議席へと大躍進し、躊躇することなく憲法改正に手をつけるだろうと読む。  そううまくいくとは思わないが、それはひとまず置いといて、では拉致被害者は誰が戻ってくるというのだろう。  ポストは有本恵子さんひとりではないかと見ている。なぜなら有本さんは、よど号ハイジャック犯の妻が甘言をもって北に入国させたので、北からいわせれば拉致ではなく本人が望んだと主張できるからだというのである。  安倍首相の父で自民党幹事長だった晋太郎氏の時代に、有本さんの両親の訴えを聞いたのが秘書だった晋三氏だったということもあり、安倍首相には思い入れがあるという。  だがもちろん、有本さんひとりだけで安倍首相も納得するはずはないが、第二、第三のリストを小出しにして、北側は日本からの援助を引き出す作戦だと警鐘を鳴らす。  現代も、よど号犯がヨーロッパで拉致した有本さんを始め、石岡亨さん、松木薫さんではないかと推測している。  この中に横田めぐみさんの名前はない。日本政府が認定している拉致被害者は残り12人だが、日本人が納得する解決法は難しいだろう。よって解散・総選挙で自民党圧勝など夢のまた夢である。  3位は新潮の予測がピタッと当たった記事である。滋賀県知事選で「卒原発」を前面に掲げた三日月大造氏が、自民、公明が推薦する元経済産業官僚の小鑓(こやり)隆史氏を小差で破って当選した。三日月氏が中盤から優勢に立ったことは報じられたが、当初は小鑓氏圧勝といわれていたのだから、やはり集団的自衛権行使容認が形勢逆転させたことは間違いない。  7月14付の朝日新聞はこう書いている。 「三日月氏が当選したことで、安倍政権の原発政策に対する根強い批判が示された。さらに与党内からは、1日に閣議決定された集団的自衛権の行使容認が、選挙戦に影響したとの指摘もある。原発政策が争点となる10月の福島県知事選、米軍普天間飛行場の移設の是非が争われる11月の沖縄県知事選を控える中、安倍晋三首相の今後の政権運営に影響が出そうだ」  新潮で政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこういっている。 「先日、菅官房長官は私に『最近の自民党は緩んでいる』とこぼしていた」  安倍首相の緩みが党内隅々まで広がっていると見るべきだろう。こんな党が国民大多数の支持を集めるわけはない。安倍さん、それを知りたかったら現代がいうように早く解散してみたらいい。  今週は内容というよりも、よくもまあいけしゃあしゃあとこんなことをいってくれますなという記事が多い。今週2位の公明党山口代表の記事もそれである。  平和の党など建前であることはわかりきってはいたが、公明党の土壇場での腰折れは、大きな悔いを残してしまった。  山口代表はこういっている。 「私が反対していたのは、外国の防衛を目的とする全面的な集団的自衛権の行使。今回の閣議決定ではそれを認めていません。あくまで自国防衛のための武力行使で、限定的なものになっています。いわゆる集団的自衛権は認めていない。個別的自衛権に毛が生えたものと、そう理解しています」  それなら集団的自衛権など必要ないこというまでもないはずだ。  このインタビューのなかで一番問題だと思うのは次の発言。 「我々から見ると、集団的自衛権に関心があるのは世論調査で1割あるかないか。優先順位が低いのに、新聞・テレビで四六時中載っている。これがずっと続くのは異様です。国民が関心を持っていないテーマに、莫大な政治的エネルギーを使うことがいいことなのか」  ふざけるなである。国の形を変え、戦争のできる国にしてしまおうという企みに関心のない国民のほうがアホなのである。景気や原発政策も重要だが、国民を戦争に駆り立て、若者の命を捨てさせようというふざけたやり方に対し、徹底的に国民にわかるように論議を尽くすのが政治家ではないのか。  安倍首相の国民に真実を知らせないようにしている企みを見抜けないで、国民に関心がないから、与党を離れてまで戦うことではないからと、ハナから弱腰だから舐められてしまうのだ。  それが証拠に、今日(7月14日)のasahi.comで安倍首相がこう発言したと報じられている。 「安倍晋三首相は14日午前の衆院予算委員会の集中審議で、他国への攻撃に武力で反撃する集団的自衛権を使う例として、中東・ペルシャ湾のホルムズ海峡を挙げ、『仮に機雷が敷設された場合、相当の経済危機が発生したといえる。日本に向かう原油の8割はそこを通る。誰かがやらなければ危険はなくならないわけで、我が国の国民生活に死活的影響が生じる』と述べ、自衛隊が機雷除去をする必要性を強調した。  首相が1日の閣議決定後、国会で答弁するのは初めて。集団的自衛権の行使が地理的にどこまで許されるかは、政府・自民党と公明党の間で焦点となっていた。ホルムズ海峡の機雷除去まで含むかどうかは、閣議決定では結論を先送りしていた。  公明党は武力行使の新3要件に『根底から覆される明白な危険がある』との文言を盛り込み、朝鮮半島を含む日本周辺での有事に基本的に限るとみている。首相の答弁は、今後の法案提出までの与党内調整に影響を与える可能性もある」  安倍首相には公明党に対するリスペクトがないこと、これでよくわかる。  さて今週の第1位はあのビートたけし、久々の女性問題である。  文春の中でたけしの事務所関係者がこう話している。 「これまで星の数ほど愛人を作ったたけしさんですが、これほど夢中になった女性は初めてじゃないでしょうか。『カミさんに全財産を渡して(A子さんと)一緒になる』と言ったときはゾッとしました」  たけしは御年67歳、A子さんは49歳。昨今、年の離れたカップルが多い中ではさほど驚く年の差ではないが、たけしは「本気」なのだろうか。  ダウンタウンの浜田雅功がフライデーされたとき、ポストの連載でこう語っていた。 「六十過ぎちゃうとチンポだって勃たないし、そもそもオネエチャンに興味がなくなっちゃう」  ほぼ彼女は50歳。オネエチャンという年ではないから勃つのかもしれないが、忙しい時間をやりくりしてたけし名義の目黒区のデザイナーズマンションに彼女を住まわせ、半同棲状態だというのだ。  モノクログラビアには2人が食事を終えて店から出てくるところが載っている。彼女は100万円もするバーキンを持っているが、これもたけしがプレゼントしたものだという。  彼女はどういう素性なのだろうか。文春によれば「彼女の父は、大手広告代理店の元幹部、国会議員の秘書を経て、地元の熊本で県会議員を務めたこともある名士」。議員秘書や県会議員が「名士」かどうかは判断の分かれるところだろうが、彼女は一時、関西の高級ホテルの「アドバイザー」という肩書きを持っていたそうだ。  09年に彼女はホテル事業の関連会社を立ち上げたが、昨年末に解散している。A子がたけしとの関係を深めていった直後のことだったという。  もしたけしが本気で離婚を考えているとしたら慰謝料はいくらになるか、文春はお節介にも計算している。年収が15億から18億。これまで稼いだカネは100億円はくだらないそうである。  しかもその収入を管理しているのが、たけしの奥さんと長男が代表を務める会社だから、離婚するにあたっては相当揉めること間違いない。  たけしは文春の直撃には答えなかったが、所属事務所の「オフィス北野」森昌行代表がこう話している。 「A子とは仕事の関係で男女の仲ではないと、たけしはいっている」  だが、毎日のようにA子のマンションにたけしが泊まっていることは否定せず、世田谷の家が改修工事に入るためA子のところに泊まらせてもらっているだけだと話す。  たけしといえば、「フライデー襲撃事件」を思い出す向きも多いだろう。86年、専門学校生だったB子さんとの不倫が発覚し、それを報じたフライデー編集部をたけし軍団が夜中に襲撃した傷害事件である。これを機にフライデーは急激に部数を落としていく。  91年にはB子さんとの間に子供が生まれていたことを、私が編集長のときのフライデーで報じた。このときはまだ襲撃事件の余波が残っていたため、社内にもたけしへのアレルギーが強く、社長にも掲載する前に知らせたことを思い出す。  私はたけしの出る報道番組は感心しないし、最近の彼の映画も作り始めた頃と比べると質が落ちていると思っている。そんな彼の焦りが老いらくの恋へと走らせているのではないのか。  このスキャンダルは当然ながらテレビは取り扱っていないようだが、連載をしているポストはどうかと覗いてみたら、ひと言も触れていない。昔のたけしには自分のスキャンダルをネタにしてしまう野太さがあったと思うが、いまや文化人に成り下がったたけしにそれを望むほうが無理なのだろう。 (文=元木昌彦)

太っ腹!TENGA9周年に iroha mini 999名にプレゼントだっ!!

 2005年7月7日に、定番ディープスロートカップを含むスタンダードカップ5種類を発売し、アダルトグッズに革命を起こしたTENGA。その後は次々と新しい商品を世に送り出し、昨年は女性向けブランド「iroha」の立ち上げや、カップル向けバイブレーター「VI-BO」を発売するなど、男性向けアイテムのみならず、「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」という大いなる大義のもと、その歩みを止めることなく新しいオナニーの価値観を提案し続けてる。
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スタンダードカップシリーズ(通称:赤テンガ)
 そんなTENGAからユーザーへ感謝の気持ちを込めて、7月7日~7月22日までの約2週間、iroha miniが999名に当たるプレゼントキャンペーンを特設サイト(http://www.tenga.co.jp/999/index.php)で実施中。18歳以上の国内在住者であれば、男女問わず応募が可能だ。
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9歳のバースデーおめでとう!
 しかし、irohaシリーズは「女性が作った女性のための」セルフプレジャーアイテムではなかったか? 男が手に入れたところでどうすればいいのか? 担当者に聞いてみた。 「もちろんiroha miniは、女性がひとりで愉しむことを想定したアイテムではありますが、それ以外にもアイデア次第でさまざまな用途でご使用いただけます。例えば、恋人や夫婦の営みに取り入れても新鮮ですし、可愛らしいデザインなので親しい相手へのちょっとHなプレゼントにもお勧めです。肩や首にiroha miniの先端を当ててマッサージしたり、自分自身の新しい快感を発見してみるのはいかがでしょうか?」  女性を喜ばせるだけでなく、自分自身を癒し開発することもできるというポケットサイズのミニローター iroha mini。完全防水仕様なので、浴室やシャワーを浴びながら使用することも可能だ。
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 応募は特設サイトの応募フォームから必要事項を記入して送信。ふじれもん、うめあんず、そらみかんの3色の内、どれが当たるかは届いてからのお楽しみだそうだ。 ●TENGA9周年キャンペーン特設サイト http://www.tenga.co.jp/999/index.php