「1万元出してもいい!?」女子中学生がiPhone4Sを密輸 驚くべき手段とは?

ahfejhhg.jpg
 4月20日、香港との境界線上にある中国広東省深セン市羅湖の税関で、香港国籍の女子中学生が密輸の疑いで逮捕された。彼女は、30台に及ぶiPhone4Sを中学校の制服のスカートの内部に隠し、香港から中国大陸に持ち込もうとしたのだ。彼女は制服姿だったにもかかわらずカバンを持たず、挙動も不振だったことから税関職員による身体検査を受け、密輸が発覚したという。  その後の調べで彼女は、母親に指示されて犯行に及んだことが明らかとなった。さらに母親は、中国国内の販売業者から1台につき約250円の報酬で、“運び屋”となることを持ちかけられていたという。 gdehigaa.jpg  中国では、iPhone4Sをはじめとするアップル社製品は品薄状態が続いており、さらに課せられる税率も高いことから、税関をすり抜けて持ち込まれた密輸品が多数販売されている。  ちなみに、彼女が密輸しようとしたiPhone4Sは、すべて当局に没収されることとなった。ところが、報道された彼女の写真が美少女風であったことや、ス カートの内部に隠してという密輸手段がネット上で話題となり、没収品を熱望する声も上がっている。  中国版Twitterの「微博」に書き込まれたツイートを見ると、「われら人民のために、iPhone4Sを持ち込もうとしてくれた彼女は女神だ!」と、彼女を賞賛するものもあるが、「あそこのボーダーは混雑するから、1時間近くは彼女のスカートの中にあったに違いない。当局は没収品を放出すべき」といった不埒ものがほとんど。さらに「1万元(約13万円)出してもいい」などと、“プレミア価格”まで付き始める始末である……。 (文=牧野源)

大事故につながる危険も……日本語ができない外国人ドライバーは数十万人!?

busjiko.jpg
『第二種免許合格完全マニュアル―
タクシー、バスのプロ免許取得への
最短コース』(日本文芸社)
 群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡した高速ツアーバス事故で、自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された河野化山容疑者は、1994年に日本国籍に帰化した中国出身者で、日本語の理解力に欠けるため、取り調べは中国語通訳を通じて行っていることが分かった。  また、事故を起こしたバスの乗客の証言では、容疑者は運転中、 カーナビを何度も確認するようなしぐさをしていたことも判明しており、不十分な日本語能力が大惨事につながった可能性も指摘されている。  ところが、警察庁関係者の話によると、日本語をまったく解さないドライバーは全国に数十万人単位存在するという。 「外国で発行された運転免許を持っている場合、切り替え試験に合格することで日本の運転免許を取得することができます。河野容疑者は中国で取得した普通免許を、来日した翌年にこの試験を経て日本の普通免許へ切り替えている。試験は筆記と実技がありますが、筆記試験は原付免許の試験程度の難易度で、英語・中国語・スペイン語・ポルトガル語・ペルシャ語・タイ語・ロシア語で受験できます。実技も、難易度としては仮免許の技能試験と同程度。これも通訳の同伴が可能です。また、韓国や台湾をはじめとする24の国と地域発行の免許は、試験免除で切り替えができます。つまり、日本語がまったく分からなくても、日本の運転免許は簡単に取れてしまうのです。ちなみにこうした外国免許からの切り替えによる運転免許の交付は、毎年4万件近く。その大多数が、日本語に流暢ではない外国人です。さらに、 ジュネーブ条約に加盟している約100カ国で発行された運転免許を持っていれば、公的機関に免許証の翻訳書を発行してもらうだけで、来日後、最大1年間はそのまま運転ができる。その中には、車がほとんど走っていない国や、日本と逆の右側通行だったり、道路標識がまるで違う国も含みます」  日本語能力に問題があったことが今回の事故の一因であったとするならば、今後すべての外国人の運転基準に「日本語能力」という条件を加えることが必要になりそうだ。 (文=牧野源)

「入門者がいなくなる!?」元弟子が暴露した貴乃花親方“暴行”疑惑の余波

91yWDsHGqbL._AA1500_.jpg
『NHKスペシャル貴乃花が夢だった』
(NHKエンタープライズ)
 5年前の時津風部屋における弟子暴行死亡事件を皮切りに、各部屋の親方の暴行事件や力士の大麻事件、さらには八百長疑惑による力士の大量解雇など、一時は存亡の危機に直面した大相撲。角界の旧態依然とした体質の大胆な改革を唱え、近い将来の理事長候補として期待されている貴乃花親方の弟子に対する暴行疑惑を、「週刊新潮」(新潮社)の5月3・10日号が報じている。  同誌に告白したのは、2年前に入門し、今年3月8日に廃業した18歳の元弟子。この元弟子によると、今年1月の初場所で、入門から初めて勝ち越したため同親方に報告に行くと、「なんで先輩よりも先に報告に来るんだ!」と怒鳴りつけられ、腹や顔面をボコボコに殴られたという。この元弟子に対する同親方の暴行は入門から1年が過ぎたころから突如始まったが、同親方の弟子たちへの暴行は以前からほぼ満遍なく行われ、1人につき多い時は週に1~2回、少なくとも月1回は繰り返されていたという。  部屋のおかみさんである景子夫人も見て見ぬふりだったというが、この元弟子が部屋を飛び出すと、実家の父親に電話をしてきた景子夫人は、父親から同親方の暴行を聞かされ「知らなかった……ショックです……」と話したという。  さらに、同部屋からは円満解決を図るべく、これまでの生活について「いじめや問題となる行為をなんら受けることはなく……」などと書かれた「誓約書」なる文書が送られ、文書に親子で署名・捺印しての返信を求められたという。怒りが収まらない父親は2度にわたって日本相撲協会に抗議するもナシのつぶてだったというから、角界の変わらぬ体質がまたまた浮き彫りになってしまった。 「貴乃花親方はいわゆる“かわいがり”的な暴行は当たり前の環境で育ってきたため、加減できなかったのでは。2004年2月に貴乃花部屋を構えた際、貴乃花親方は『5年以内に関取を育てる』と宣言したが、いまだに育てた関取はゼロ。というか、名選手が名コーチになれない典型で、教え方があまりうまくなく、まったく入門者がいない時代が続いていた。現在、幕下で十両入りを目指す弟子3人は貴乃花親方自らスカウトしたとはいえ、1人はモンゴル人、2人は高校時代に実績のある力士で、貴乃花親方の指導よりも、本人たちの素質によるところが大きい」(角界関係者)  4月22日に放送されたドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系)では、3月の春場所で担当部長に抜擢された貴乃花親方に密着。集客に奔走する姿、ケガをした弟子をいたわる姿、さらには、地方で入門希望者たちと対面する姿などが放送されたが、少なからず暴行疑惑の余波はありそうだという。 「貴乃花親方は部屋と別の場所に自宅があり、毎朝電車で部屋に通うという角界では珍しい“通い親方”。朝稽古が終わると日課の散歩に出かけるので、ろくに弟子たちとちゃんこを食べないし、景子夫人もめったに部屋に姿を見せない。にもかかわらず、テレビカメラが入ると、“理想の部屋”のような雰囲気を演出して最大限に部屋をPRしている。そんな中、今回明らかになった貴乃花親方の“裏の顔”は、弟子集めに多大なる悪影響を与えるだろう。数年間続いた入門者なしに逆戻りする可能性もありそう」(スポーツ紙記者)  貴乃花親方は25日、暴行疑惑について日本相撲協会から聴取されたが、同協会の危機管理委員会副委員長を務める八角親方(元横綱・北勝海)は「貴乃花親方に事情を聴いたが、暴行の事実は否定していた。今の状況で協会が介入することはない」とコメント。  どうやら、同協会が未来の理事長候補とも言われる貴乃花親方の“裏の顔”をまともに追及する気はなさそうだ。

レストランで料理にウジ虫が混入 そのとき店長がとった行動とは……

ujimushi.jpg
『中華バカ事件簿』(扶桑社)
 食品への異物混入と、その事実を隠そうとする業者側の隠匿体質が社会問題となっている中国だが、「そこまでするか」という事件が起きた。  「北京晨報」によると4月28日、北京市中心部のあるレストランで、「食べ物の中にウジ虫が入っている」と客からクレームを受けた店長が、証拠隠滅を図ったのだ。  驚くべきは、その隠滅方法だ。  この客によると、問題の料理を3分の1ほど食べたところで、皿の中のウジ虫を発見。店長に抗議した。すると店長がそのウジ虫を掴んだので、「手から放しなさい。証拠を隠滅しないように」と忠告したという。ところが店長は、いきなりそのウジ虫を口の中に入れ、飲み込んでしまったのだという。    一方、レストラン側は、料理にウジ虫が混入していたことも、店長が食べて証拠隠滅を図ったことも否認している。    捨て鉢ともいえるこの店長の行動だが、北京で日本食料理店を営む男性は彼の気持ちをこう代弁する。 「下水油事件にはじまり、中国の食の安全が問題視されている中、首都北京では衛生局が取り締まりを強化している。虫一匹の混入でも、見せしめ的に営業停止処分が下されることもあるほどです。そうなれば店長は職を失うことになるので、必死だったのでしょう」  ちなみに中国版Twitterの「微博」上では、ウジ虫を食べた店長に対し、「命がけで職責を果たした」「こんな従業員を雇いたい」「汚職官僚の秘書にスカウトされるぞ」などなど賞賛するような声も上がっており、この国の隠匿体質はまだまだ改善されそうもない……。 (文=牧野源)

レストランで料理にウジ虫が混入 そのとき店長がとった行動とは……

ujimushi.jpg
『中華バカ事件簿』(扶桑社)
 食品への異物混入と、その事実を隠そうとする業者側の隠匿体質が社会問題となっている中国だが、「そこまでするか」という事件が起きた。  「北京晨報」によると4月28日、北京市中心部のあるレストランで、「食べ物の中にウジ虫が入っている」と客からクレームを受けた店長が、証拠隠滅を図ったのだ。  驚くべきは、その隠滅方法だ。  この客によると、問題の料理を3分の1ほど食べたところで、皿の中のウジ虫を発見。店長に抗議した。すると店長がそのウジ虫を掴んだので、「手から放しなさい。証拠を隠滅しないように」と忠告したという。ところが店長は、いきなりそのウジ虫を口の中に入れ、飲み込んでしまったのだという。    一方、レストラン側は、料理にウジ虫が混入していたことも、店長が食べて証拠隠滅を図ったことも否認している。    捨て鉢ともいえるこの店長の行動だが、北京で日本食料理店を営む男性は彼の気持ちをこう代弁する。 「下水油事件にはじまり、中国の食の安全が問題視されている中、首都北京では衛生局が取り締まりを強化している。虫一匹の混入でも、見せしめ的に営業停止処分が下されることもあるほどです。そうなれば店長は職を失うことになるので、必死だったのでしょう」  ちなみに中国版Twitterの「微博」上では、ウジ虫を食べた店長に対し、「命がけで職責を果たした」「こんな従業員を雇いたい」「汚職官僚の秘書にスカウトされるぞ」などなど賞賛するような声も上がっており、この国の隠匿体質はまだまだ改善されそうもない……。 (文=牧野源)

ずさん管理で死亡事故の秋田八幡平クマ牧場閉鎖 飢えたクマ30頭は結局安楽死か──?

kumaarashi0501.jpg
『羆嵐』新潮文庫
 30頭近くのクマが安楽死を迎えることになるのか。あまりに惨い状況には全国から怒りの声も響いている。  鹿角市の「秋田八幡平クマ牧場」で女性従業員がクマに襲われて死亡した事故で、経営者は牧場の閉鎖を決めた。しかし、脱走して射殺された6頭を除く27頭のクマは、今も牧場内にとどまっており、このままでは安楽死という最悪の選択もありえると牧場関係者が漏らしている。 「クマの引き取り先がなく、これまで残飯をエサとして提供していた大館市立総合病院からも5月末で打ち切りが通達されました。このままでは安楽死以外に手段がない」(同関係者)  これには市役所などに「どうにかしてやってくれ!」と抗議の声が相次いでいるが、役所の職員も「市で引き取るわけにもいかない」と無視したままだという。  エサを提供してきた病院関係者によると、これまで提供してきたエサは「入院患者の食事の残飯を週3回、約50キロずつ無償で渡していた」が「それでも足りているようには見えなかった」という。 「テレビや動物園で見るクマより明らかに細い。栄養失調からか、爪や歯がボロボロのクマもいた。腹が減って相当に気が立っていた感じで、あれでは人を襲っても仕方ない。もともと飼い方がずさんで以前、専門家が“無神経な飼育が原因で、冬眠できなくてノイローゼになっているクマもいる”と言ってきたこともあった。左右にずっとウロウロする行動を繰り返している変なクマもいて、本当にかわいそう」(同)  かねてから劣悪な飼育環境が指摘されていた同牧場、周辺住民からは「仔クマの死体が無造作に捨てられたのを見た」「視察に訪れた愛護団体の関係者を追い返していた」という話も聞こえている。  実は、こうしたクマ飼育の失敗は前例がある。  札幌市の「定山渓クマ牧場」は2004年に閉鎖したが、いまだに引き取り手のいない10頭のクマが飼われている状態だ。  現在、市では対応できない状況を見かねて秋田県がエサや資金など支援の受け入れに動いているというが、「5月末までに必要な量が賄えなければ半数ほどは安楽死」と前出・牧場関係者。  人間のエゴの犠牲になったクマたちはいまも激ヤセしてぐったりのまま。地元の市議からは「日本は動物愛護の法律が甘すぎる」という声も出ており、何らかの法整備がなければ、こうしたリアルな動物残酷物語はまた繰り返すことになるだろう。 (文=鈴木雅久)

ずさん管理で死亡事故の秋田八幡平クマ牧場閉鎖 飢えたクマ30頭は結局安楽死か──?

kumaarashi0501.jpg
『羆嵐』新潮文庫
 30頭近くのクマが安楽死を迎えることになるのか。あまりに惨い状況には全国から怒りの声も響いている。  鹿角市の「秋田八幡平クマ牧場」で女性従業員がクマに襲われて死亡した事故で、経営者は牧場の閉鎖を決めた。しかし、脱走して射殺された6頭を除く27頭のクマは、今も牧場内にとどまっており、このままでは安楽死という最悪の選択もありえると牧場関係者が漏らしている。 「クマの引き取り先がなく、これまで残飯をエサとして提供していた大館市立総合病院からも5月末で打ち切りが通達されました。このままでは安楽死以外に手段がない」(同関係者)  これには市役所などに「どうにかしてやってくれ!」と抗議の声が相次いでいるが、役所の職員も「市で引き取るわけにもいかない」と無視したままだという。  エサを提供してきた病院関係者によると、これまで提供してきたエサは「入院患者の食事の残飯を週3回、約50キロずつ無償で渡していた」が「それでも足りているようには見えなかった」という。 「テレビや動物園で見るクマより明らかに細い。栄養失調からか、爪や歯がボロボロのクマもいた。腹が減って相当に気が立っていた感じで、あれでは人を襲っても仕方ない。もともと飼い方がずさんで以前、専門家が“無神経な飼育が原因で、冬眠できなくてノイローゼになっているクマもいる”と言ってきたこともあった。左右にずっとウロウロする行動を繰り返している変なクマもいて、本当にかわいそう」(同)  かねてから劣悪な飼育環境が指摘されていた同牧場、周辺住民からは「仔クマの死体が無造作に捨てられたのを見た」「視察に訪れた愛護団体の関係者を追い返していた」という話も聞こえている。  実は、こうしたクマ飼育の失敗は前例がある。  札幌市の「定山渓クマ牧場」は2004年に閉鎖したが、いまだに引き取り手のいない10頭のクマが飼われている状態だ。  現在、市では対応できない状況を見かねて秋田県がエサや資金など支援の受け入れに動いているというが、「5月末までに必要な量が賄えなければ半数ほどは安楽死」と前出・牧場関係者。  人間のエゴの犠牲になったクマたちはいまも激ヤセしてぐったりのまま。地元の市議からは「日本は動物愛護の法律が甘すぎる」という声も出ており、何らかの法整備がなければ、こうしたリアルな動物残酷物語はまた繰り返すことになるだろう。 (文=鈴木雅久)

「厄介ごとに巻き込まれたくない!?」中国人が変死体を見て見ぬふりするワケ

0023ae66517010faf5c108.jpg
用水路での捜索の様子。
 陝西省咸陽市乾県の用水路で、4月3日からの20日間あまりの間に16体もの遺体が連続して発見される騒動が発生した。遺体の中には、行方不明者として捜索願が出されていたものも複数あったというが、腐敗が進み身元が判明しないものがほとんどだという。警察によると事件性はなく、誤って川に転落したものと見られている。  2月末には山東省徳州市の路上で、放置された嬰児の遺体、約10体が発見されたばかり。このような事件が続発しているのは、不審物を発見しても警察に通報するという習慣がないことが一因だと指摘する声もある。  中国で司法通訳として働いた経験がある馬建華(仮名)さんは、変死体を発見しても警察に通報する人が少ない理由を、こう語る。 「中国では、変死体を発見し警察に通報したのち、事件性があると判断された場合、第一発見者は15日間、警察の監視のもとに置かれるんです。これには3つの意味があって、ひとつは『第一発見者をまず疑え』という原則に基づいたもの。もうひとつは、いつでも好きなときに現場検証などの捜査に協力をさせるため。そしてもうひとつは、犯人から口封じに殺されたり、口止め料を受け取ったりすることを避けるためです。また、単純に『警察と関わりたくない』という警察不信もあって、発見者は通報したがりません。  広東省仏山市で発生した女児ひき逃げ死亡事件で、13人以上の通行人が、路上にうずくまる女児を目撃しながらも何もしなかったことが批判を浴びましたが、彼らには『厄介ごとに巻き込まれたくない』という心理が少なからずあったはずです」  変死体やケガ人を見て見ぬふりする人々に対し「道徳崩壊」の声も上がっているが、安心して通報できる司法制度や警察への信頼が欠如していることも問題のようだ。 (文=牧野源)

「母性愛をください」“木嶋ガールズ”に続き、男子大学生にも木嶋佳苗ファンサークルが……

DSC_6506.jpg
「女性セブン」(小学館)5月10日・17日合併号より
 連続不審死事件で男性3人の殺人罪などに問われ、4月13日に死刑判決を受けた木嶋佳苗(37)の裁判では、傍聴を希望する列に同世代の女性が目立ったことで、報道陣から“木嶋ガールズ”と呼ばれた。 「正直、うらやましい……」 「気持ちはすごく分かる」  彼女たちは意外にも木嶋に対して憧れや共感を抱いており、インタビューした記者たちを絶句させている。朝刊紙の記者によると「殺人は許されませんが、木嶋被告のように男性の気持ちをつかめたら、どんなに楽しいか……恋愛のハウツー本を出してもらいたい」という30代女性や「自分は男性に貢がせた金額も経験も木嶋被告より多く、今も男性をだますことがやめられない」という40代女性がいたという。  さらに驚かされたのは、判決が近づいた3月下旬に「木嶋佳苗の母性愛を」などと書かれたボードを持った男性グループがいたことだ。彼らもまた木嶋に対し、好意を抱いたと話している。後日、このグループのひとりにインタビューした。 「罪を憎んで人を憎まず、犯罪を否定しても彼女の人間性まで全否定する必要はないと思います。むしろ、女性たちは木嶋さんに見習うべきところがあります」  答えてくれたのは23歳、俳優の柳楽優弥にも少し似た大学生Aさんで、3つの大学にまたがる8名の木嶋ファンサークル「苗」を運営しているのだという。 「もとは母性愛を求める心理研究をやっていました。自分自身も過去、女性との交際経験でイライラさせられることが多く、ケンカ別れも多かった。その理由として考えられるのが、女性に母性愛が欠如していることだと思ったんです。そこでハッとしたのが、木嶋被告の存在」  こう話すAさんは、木嶋が最後に5日間を過ごした元恋人男性が「朝はホットケーキ、昼はパスタ、夜はポトフなど手作り料理でもてなされ、就職のために履歴書の書き方もアドバイスしてくれた」と証言したことなどを挙げ、「こういう行為が母性愛の表れで、優れた女性らしさ」なのだという。 「まるで母親みたいな行動です。字も達筆で話し方も柔らかい。みんながスリムに走る中で、あのぽっちゃり体型も母性を強調します。この事件は、あまりに魅力的な女性がいて、それに狂ってしまった男性がいたから起こったことではないでしょうか。一方的に被告を悪人と決め付けるだけでは、真実は見えてこないと思うんです」(Aさん)  殺人で有罪と判断されたことについては「当然」としながらも、Aさんは「それとは別に、彼女には大きな魅力があるということを主張したい。できれば彼女と会って話がしたいし、なれるものなら僕も恋人になってみたい」と話した。  今後、サークルでは裁判を通じて見出した研究結果を報告し、女性の母性愛向上に役立てたいというが、殺人犯だというのに崇拝する木嶋ファンたちの心境は理解しがたいものがある。 (文=和田修二)

「まるで“逆”総会屋!?」揺れるオリンパス臨時株主総会で、コワモテ男性が株主を恫喝

olympus.jpg
オリンパス公式サイトより
 粉飾決算事件に揺れたオリンパスの臨時株主総会では、不正告発で解任されたマイケル・ウッドフォード元社長の復帰を求める動きもあったが、それをかき消したのはまるで暴力団組員のようなコワモテ来場者だった。 「おい早く進めろよ、ゴラァ!」 「腹減ったよ、もういいよ!」  ドスの効いた声は大半が関西弁。面々の顔も、暴力団かと思うような怖い顔をした中年男性ばかりだった。野次は追い詰められる経営陣に飛んでいるのかと思いきや、どうも様子がおかしい。「NO個人株主軽視」とプリントされたトレーナーを着た男性がウッドフォード氏の復帰を求めたときだったからだ。  20日、招集通知には「混雑が予想されますので」とあったが、ホテルニューオータニの大会場「鶴の間」は半分ほどしか埋まらず、場内アナウンスも「空いているお席にお座りください」とあったほど。  おかげでこうした強烈な野次には場内が静まり、その野次を飛ばしていたひとりと見られる男性が質問者として関西訛りでまくし立てた。 「あなた方がやったことは世界中に恥をさらした。経営の根幹が腐っとる。菊川という奴は悪い奴だ。この会社は内視鏡屋さんでしょ! 会社の金庫にまず内視鏡入れなさいよ。これ以上、何かを隠していませんと言いなさいよ!」  一見、経営陣に対する厳しい声だが、その中身は具体性に乏しく、まるで時間稼ぎをしているようにも見えた。  事実、この質問者はその後も品の悪い連中と一緒に大声を出し、この日のハイライトであったウッドフォード氏の質問中も、「質問がなげえんだよ!」「ここは日本だぞぉ!」と遮っていた。 「おそらく、彼らはオリンパス経営陣が呼び込んだ総会屋でしょう」  場内にいた株主のひとりは、そうつぶやいた。関西訛りの質問者はその後、取締役役員とは掛け合い漫才のような馴れ合いを繰り返したあげく、「議長、早く決議しろ!」と終了を促した。まったくもって会社側に都合の良い質問者と野次だったのだ。  終了後には「どう見てもヤクザのような奴らがいたね」という株主たちの声が多々聞かれたが、今回の招集通知には不祥事後に結成された「第三者委員会」の調査と報告書が添付され、「反社会勢力との関係等」という項目も一応あった。ただ、その中身は「反社会勢力の関与は認められませんでした」という短文のみ。 「翌日の報道では“大荒れ”と書いているバカな新聞もありましたが、結局はかつて日本で横行した無風のシャンシャン総会。10年以上前から日本の商法が改正され続け、企業の国際化やコンプライアンス強化が謳われてきたんですが、このオリンパス総会で昔ながらのシャンシャン総会がそのまま残っていたことを示しましたね」(株主男性)  ただ、かつては企業側を糾弾するために存在した総会屋も、いまや“従来型のシノギ”が厳しいからか、その業態は“モノ言う個人株主を恫喝する”という真逆の立場になっているようだ。 (文=鈴木雅久)