参院選出馬の陰で……飛び降り自殺から5年「金なら払う」終わらないワタミ過労死事件の今

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わたなべ美樹(ワタミグループ創業者)公式サイトより
 ワタミ株式会社取締役会長・渡邉美樹氏が、自らのブログで「『ブラック企業』と呼ばれることについて」というタイトルの記事を投稿したのは先月31日。離職率、給与、時間外労働時間、メンタルヘルス率などの数値をもとに「ブラック企業」の謗りに対して反論を行っている。折しもその2日前には、今夏に予定される参議院議員選挙への出馬を表明した渡邉氏。この記事を投稿した裏には、選挙を前に、なんとしても自身のイメージ改善を図りたいという意図が見え隠れする。  明確な定義は存在しないものの、「ファーストリテイリング」「ウェザーニューズ」「ゼンショー」など、ブラック企業と目される企業は多い。にもかかわらず、ワタミがその代表格とされるのは、5年前に起こった従業員の過労死自殺事件の記憶が尾を引いている。  2008年6月、横須賀市内のマンションから、26歳の女性が飛び降り自殺をした。飛び降りたのは、ワタミ京急久里浜店の社員であった森美菜さん。同年4月にワタミに入社し、わずか2カ月あまりで飛び降り自殺を図るまでに追い込まれた。遺書は残されていなかったものの、手帳には「体が痛いです。体が辛いです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」という悲痛な文字が綴られていた。  1カ月の残業時間は140時間。彼女は国が認定する80時間の過労死ラインを大幅に超えて働かなければならなかった。さらに、家に帰れば課題である渡邉美樹氏の執筆した著書の読書感想文を書かねばならず、休日には介護施設などでの“強制的”なボランティアを強いられる。満足に睡眠を取ることもできないまま、ワタミでの2カ月間は過ぎていった。6月頭には母親と電話のやり取りで、しきりに「眠たい」「疲れた」と口にしていたという。そして6月12日、自宅近くのマンションから飛び降りた。肩掛けのバッグに入っていた財布からは、亡くなる数時間前に購入したシャンプーやリンス、そして「会社に行くため」に必要な目覚まし時計のレシートが見つかった。  日用品を買っていたということは、おそらく、彼女は「自殺をする」という強い意志を持っていたわけではないだろう。もしかしたら、飛び降りながらも、彼女は「自殺」という意識を持っていなかったかもしれない。睡眠不足の朦朧とした意識の中、正常な判断力を奪われた彼女は、マンションの手すりを越えた。彼女の死から4年を経た2012年、労災認定が下され、彼女の死は正式に「過労死」として認定された。  140時間の残業をはじめ、彼女がワタミから強いられた苦痛は“ブラック企業認定”を受けるのに十分だ。だが、ワタミのブラック企業としての行動はこれに終わらない。彼女の死後も、その遺族に対して呆れんばかり対応を見せているのだ。ワタミ過労自殺遺族を支援している全国一般東京東部労組書記長の須田光照氏は「彼らは金さえ支払えば解決すると思っているんです」と苦々しい顔を浮かべる。  交渉の過程で、損害賠償を支払う意向を示しているワタミ。もちろん、損害賠償の金額も重要だが、遺族側が求めていることは「娘がなぜ死ななければならなかったのか」という真相の究明と再発防止、ワタミ側の「誠実な」対応だ。 「渡邉美樹氏をはじめ、社内で責任ある立場の人が出てきて、遺族と会ってほしいという要望を提出しています。しかし、その要望はいまだ実現していません」(須田氏)  さらに、遺族の怒りを買う事件が昨年11月に起こった。  ワタミ側と面会を求める遺族側に対して、ワタミが提出した回答は「会長(渡邉氏)との“1回だけ”の面会」「面会時の録音不可」「労働組合の立ち会い不可」という条件のもとでの面会だった。「加害者側であるワタミは、条件を付けることができる立場ではないはず」。須田氏の顔は、怒りを通り越して呆れ顔だ。そして、膠着状態に業を煮やしたのか、ワタミは名古屋地裁に異例ともいえる加害者側からの民事調停を申し立てた。 「過労死問題において、被害者遺族が法的措置を取ることは一般的ですが、加害企業が法的手続きを進めるということは、これまで聞いたことがありません。申し立て趣旨は、ワタミ側が遺族側に対して支払うべき損害賠償の金額を決定するということです」(須田氏)  謝罪でも、真相究明でもなく「慰謝料の金額」にしか興味がないワタミ。その行動の背景には一刻も早く事件を過去のものとし、企業イメージの回復を図りたいという意図が見え隠れする。しかし、事件の真相が闇の中に葬られては、再発防止策など提出できるはずもなく、第二、第三の被害者が発生する可能性は残されたまま。何よりも、ワタミ側からの正式な謝罪がなければ、被害者遺族の気持ちも収まらないままだ。  会社としてだけではなく、経営者・渡邉氏の発表するコメントも世間の不興を買っている一因だ。被害者女性の死が過労死であると認定されたその日に投稿されたツイートは、お世辞にも「誠意がある」とは言えないものだった。
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「労災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理できていなかったとの認識は、ありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです」 「バングラデシュ朝、五時半に、イスラムの祈りが、響き渡っています。たくさんのご指摘に、感謝します。どこまでも、誠実に、大切な社員が亡くなった事実と向き合っていきます。バングラデシュで学校をつくります。そのことは、亡くなった彼女も期待してくれていると信じています」(原文ママ)  あまりに“身勝手すぎる”と受け取られたこれらの投稿が炎上し、「彼女に、心からお詫びをしなくてはならないと考えるに至りました」というコメントを余儀なくされた渡邉氏。しかし、被害者遺族に対する「心からのお詫び」は、この投稿がなされて1年以上を経ても果たされていない。  そもそも、渡邉氏の哲学には、疑問の声を呈する向きが多い。 「たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、無理矢理にでも一週間やらせれば、それは無理じゃなくなる」 「自分を犠牲にしてでも働くべき」 「営業12時間の内メシを食える店長は二流」  先日も、「週刊文春」(文藝春秋)が「365日24時間死ぬまで働け」と記された社内文書の存在を明らかにし、改めて渡邉氏の“哲学”に注目が集まったばかり(http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2761)。厳しい経営哲学や格言も、過労死事件を引き起こした今となっては、犯罪者の持つ凶器と変わらないだろう。にもかかわらず、渡邉氏はいまだ「激励」の言葉を社会に対して投げかけ続けている。今夏に行われる参議院議員選挙の出馬記者会見では「若い方々が元気よく夢を語れる社会にならなければならない」という理想が語られた。5年前、彼が座右の銘として掲げる「夢」に押しつぶされ、マンションから飛び降りた女性がいたにもかかわらず、だ。  森さんと同期に入社したある社員は、入社説明会の席上「労働組合は存在するのか?」と聞いた。人事の回答は、「労働組合は存在しないし、存在する必要もない」というもの。なぜならば「ワタミ社員は家族であり“労使一体”であるから」という説明だった。その言葉の通り、本当に「家族」であるならば森さんの死について、家長である渡邉美樹氏はどのように思っているのだろうか。今、渡邉氏が語らなければならないのは、日本の指針などという大きな言葉ではなく、被害者遺族に対する謝罪なのではないだろうか。  先日、渡邉氏は7月の参院選への出馬を表明した。森さんの死から5年。ワタミが誠意を見せない限り、この事件は解決を迎えない。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン])

DVで逮捕の元サッカー日本代表・奥大介容疑者「指導者時代から情緒不安定だった」

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『ひとりでできるサッカー上達トレーニング』(実業之日本社)
「このままなら本当に殺される……」  脅迫の疑いで神奈川県警戸塚署に逮捕されたサッカー元日本代表の奥大介容疑者の妻で女優の佐伯日菜子が、以前から知人にも、おびえた様子で夫への恐怖を相談していたことが分かった。  長年、夫の家庭内暴力に耐えてきたとされる佐伯だが、彼女と10年近く付き合いのある知人女性によると、数年前にも奥容疑者から「殺すぞ」と脅された話を聞いていたという。 「大介さんの暴力が始まったのは彼が引退した6年ぐらい前からで、『オレが引退したのは、おまえのせいだ』と言われるようになっていたと聞きました。『体は動くのに、精神面が影響している。家族のサポートがないからだ』とか、その暴力も最初は肩を押す程度だったのが平手打ちになり、そのうちに人前でも蹴飛ばすようになって『殺すぞ』と言われるまでにエスカレートしているって」(同)  奥容疑者は日本代表としても活躍したスター選手だったが、2006年に横浜F・マリノスから戦力外通告を受け、翌年に横浜FCへ移籍も同年限りで引退。その後は指導者として活動していたが、この1月に「体調不良」で退職していた。かつて所属していたチームの関係者によると「30代前半で動きが明らかに落ちていたんですが、『オレは負傷さえなければ40まで動ける』とは言っていた」という奥容疑者だけに、無念の引退となったイラ立ちからDV夫となってしまったのだろうか。同関係者は「家族のせいだとは聞いたことはなかった」というものの、前出女性によると「何かにつけ日菜子さんが責められていたようです」という。 「昨年、会ったときにも腕にアザがあった。そのときはあまり詳しくは語りませんでしたが、明らかに大介さんからの暴力だという感じで、仕事をしに出るだけでも『俺への当てつけか』とか『自分のことしか考えていない』と言われていたことを漏らしていました」(同)  実は、奥容疑者の言動が現役時代と違っておかしなものになっていたという話は、1月まで指導者として勤務していた横浜FCでも聞かれていた。 「普段は優秀な指導者なんですが、何かの拍子に急に激しく怒りだすことがあって、周囲で彼のことを避ける人がかなり増えていました。情緒不安定の原因は分かりませんが、今回の逮捕を聞いて驚くよりも“家庭でも暴発していたのか”と思いました」(横浜FC関係者)  本来なら業界で尊敬される立場にある奥容疑者だったが、自身の言動から孤立を深めたせいなのか、最近は地元の兵庫県で、お好み焼き屋の店員に転身していた。 「サッカーに触れる環境にあるとイライラするだろうからという、日菜子さんのアドバイスだったと聞いています」と前出女性。  そんな愛妻にも牙を向けてしまった奥容疑者について、戸塚署の関係者は「日菜子さんは警察に相談するまで相当に我慢を重ねてきたのが分かるほど憔悴していて、緊急性も感じたので、夫の逮捕に踏み切らざるを得なかった」と話している。留置場では非常におとなしくしていると伝えられる奥容疑者、過去の栄光を自ら汚したことに何を思っているのだろうか。 (文=鈴木雅久)

劇団・第17次笑の内閣『65歳からの風営法』国家権力の中枢で上演決定!

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 児童ポルノ法と共に「表現の自由」を侵害する直近の問題として注目を集めている、風営法によるダンス規制。6月12日、現実にそぐわないまま警察当局による取り締りの相次ぐ風営法の改正を求める演劇が、国会議員を集めて上演される。  今回、上演されるのは京都に本拠地を置く劇団・第17次笑の内閣の『65歳からの風営法』だ。この劇団は、これまでも「表現の自由」と、それを規制する人々の不可解さを前面に押し出した演目を上演してきた。2010年の東京都青少年健全育成条例改定問題の際には、漫画の神様に命じられて虐げられている人々を救う魔法少女を描いた『非実在少女のるてちゃん』を上演。京都のみならず、全国各地で巡業を行い好評を博した。  4月に京都で初演した新作「65歳からの風営法」は、警察官を主人公に風営法によるダンス規制のおかしさを突くという内容だ。  前作もそうだったが、今回も京都ならではの反体制的な雰囲気にあふれている。それを国家権力の中枢である永田町で、国会議員相手に上演するというのだから、同劇団にとってもこれまでにない挑戦だ。  上演に至った経緯を、同劇団の高間響上皇(本人曰く「株主総会で解任されて総裁から上皇になった」とのこと……)は語る。 「4月の京都での初演の際に『問題点がよく描けているので議員の前で見せたら、説得材料になる』と言われて……ホンマかいなと思ったら、ホンマになった」  5月17日には、ダンス規制の見直しを求める院内集会が開催され自民党から共産党まで党派を超えた国会議員が結集した。20日には、超党派の国会議員が参加する「ダンス文化推進議員連盟」が発足し、参院選後の臨時国会の改正案提出を目指している。そうした中で、より多くの議員に問題点を知らしめるために今回の上演は期待されている。 「国会議員に見てもらうことが重要なので、開演は、委員会が終わった直後の午後6時に合わせたんです」(高間さん)  正直なところ、集客には不安が残るとはしながらも、高間さんは続ける。 「ダンス規制も児童ポルノ法改悪も、人に迷惑がかからない行為を“気に食わない”と取り締まろうとする点では、根っこは一緒です。上演を通して、そのおかしさを伝えたいと考えています」  漫画でもダンスでも、過剰な規制に対して異を唱える声を上げなくてはならないという意志は、誰もが共有しているようだ。 <笑いの内閣公式サイト> <http://warainonaikaku.sitemix.jp/> <永田町公演> 日時:2013/06/12(水) 18時~ 会場: 星陵会館 ホール <http://www.seiryokai.org/kaikan.html> 料金:前売 1500円 当日 2000円 予約はこちらから: <http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=45870>
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児童ポルノ法改定問題 過去の取材データから探る、高市早苗衆議院議員の本音

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高市早苗(たかいちさなえ)HPより
 児童ポルノ改定案が国会に提出され、ようやくさまざまなメディアも注目するようになってきた。筆者も「週刊プレイボーイ」(6月3日発売号/集英社)、「出版ニュース」(6月10日発売号/出版ニュース社)で、この問題に関する記事を執筆している(宣伝)。  前者のほうでも記しているが、今回、法案提出の中心人物である自民党政調会長の高市早苗衆議院議員は、多忙のため取材に応じることはできないという。その上で、高市議員は2008年当時と、意見は変わっていないという。  そこで今回は、08年当時の高市議員の意見を示す資料を掲載することにする。これは、筆者の送付した質問に高市議員が文書にて回答したものである。今後の議論の上で、多くの人々に役立ててもらいたい。 問1:「児童ポルノ」の定義についてどのようにお考えですか? 【回答】 現行法(平成11年「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」)の第二条3項の定義通り。 第二条3項;「児童ポルノ」とは、写真、電磁的記録に係る記録媒体その他の物であって、次の各号のいずれかに掲げる児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したものをいう。[1]児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態、[2]他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの、[3]衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの 問2:「児童ポルノ」の単純所持禁止について賛成ですか、反対ですか? また、その理由についてお聞かせください。 【回答】 「児童ポルノ単純所持禁止」に賛成 理由[1];個人の性的好奇心を満たす目的による児童ポルノへの「需要」に歯止めをかけない限り、「供給」の根絶は困難であること。 理由[2];単純所持を禁止することで、過去に取得した児童ポルノも廃棄されることになる。児童ポルノの被写体になった被害者の生涯に渡る苦悩(第三者が画像を持ち続けることへの苦痛や拡散への不安)を考えると、規制はやむを得ないと考える。 理由[3];現行法では、平成16年に「附則」として、法律の施行状況や国際的動向を勘案して「施行後3年を目途として」と見直し規定が入っている。ロシアを除くG8諸国では単純所持を禁止する法制度が整備されており、韓国も最近禁止した。 理由[4];内閣府世論調査でも単純所持禁止を求める世論が圧倒的である。 問3:「児童ポルノ」の単純所持禁止により、冤罪が発生する可能性や、スキャンダルや陰謀に利用される可能性が指摘されていますが、その点についてはどのようにお考えになりますか? 【回答】  現在、与党PT(プロジェクトチーム)で検討中の改正案では、本人の意図しない所持(送りつけ等)については罪にならないように、条文の文言に十分な配慮を行っている。 問4:共謀罪などと同じく、警察権力の悪用が起こる可能性も指摘されています。その点についてはどのようにお考えになりますか? 【回答】  そもそも「共謀罪」については警察権力の悪用が目的だとは考えていないが、児童ポルノ禁止法改正の目的も警察権力の悪用ではなく、主に被害者救済である。 問5:漫画・アニメ等の創作物を児童ポルノ法で取り締まるべきという主張をどう受け止められていますか? 【回答】  個人的には、児童ポルノ法での取り締まりは困難だと考えている。理由は、現行の児童ポルノ法では児童の定義を「18歳未満」としており(児童虐待防止法や児童福祉法などと同様)、実在する児童を対象としたものではない漫画やアニメでは、年齢要件を判定できないから。  カナダ、フランス、イタリア、ドイツなど、「実在しない児童をモデルとするもの」についても法規制の対象としている国があることも承知しているし、「漫画やアニメも、児童ポルノを愛好する風潮を助長するものである」とのご意見が多いのも承知しているが、現在の児童ポルノ法が実現しようとしている法益や諸定義から見ると、一部改正ではとても対応できない課題である。  与党PTでは、今後、政府が調査研究する課題として附則に書き込む案が出ている。 問6:改正に向けて拙速な議論が続いており、実際の児童保護の問題が疎かになっているのでは? という批判については、どうお考えでしょうか? 【回答】  「単純所持禁止」については、自民党では1998年、1999年、2003年、2004年と、数次に渡って国会提出に挑戦しており、拙速な議論ではないと思う。主目的は児童保護である。 問7:改正が急がれる理由として「サミットに間に合わせたい」「今後の衆院解散総選挙を睨んだ選挙民へのアピール」があるという声も聞かれますが、どうお考えですか? 【回答】  政調会長に法改正検討の必要性を申し出た一人でもあるが、個人的にはサミットの時期や選挙については考えたこともなかった(むしろ作業を始めてからは嫌がらせの方が多いので、票になるとも思えない)。昨夏まで青少年施策の担当大臣でもあったことから児童が巻き込まれる性的犯罪等に強い問題意識を持っていたが、本法は議員立法案件なので、閣僚の仕事が終わったら取り組んでみたいと考えていた。 問8:一部の議員から「私が不快だから取り締まるべき」との発言もありますが、こうした発言についてはどうお考えでしょうか? 【回答】  自民党の小委員会メンバーや与党PTのメンバーは、個人的な感情ではなく、公益を考えて取り組んでいると思う。 問9:与党PTが単純所持規制の方針を打ち出した際に高市先生は「これは第一弾」と発言されていらっしゃいましたが、第二弾は、高市先生の考えられている有害図書規制を国で行うための新立法と考えてよいでしょうか? 【回答】  そういう意味での発言ではない。今回の法改正内容は「単純所持の禁止」に限定されるだろうが、児童ポルノ禁止法について自民党の小委員会メンバーや公明党から出たご意見(擬似児童ポルノやアニメ等への対処)については、今回の法改正では入れられないだろうという見通しを語ったもの(つまり、将来に向けての調査研究課題とせざるを得ない)だった。  いわゆる有害図書を規制する法案は提出予定無し。 問10:児ポ法や有害図書規制の強化によって、コンテンツ産業振興が阻害される可能性については、どうお考えでしょうか? 【回答】  児童ポルノの提供は、現行法でも禁止されている違法行為であり、コンテンツ産業振興とは関係ない。 問11:児童ポルノを根絶するためには、どのような方法が有効と考えていますか? 持論をお聞かせください。 【回答】  現行法で、提供目的の製造、所持、運搬、輸出入は禁止されているが、単純所持についても禁止すること。  インターネット関係事業者の捜査機関への協力や児童ポルノ流通防止措置。  インターネット上のものについては、「ブロッキング」が効果的だと思う。民間事業者とも意見交換をしたが、技術開発も含めて積極的に対応していただけると考えている。児童ポルノの提供等を禁止していない国もあり、世界的に「根絶」するまでには遠い道程だと思うが、各国が先進的手法について情報を共有しながら取り組みを進めるしかないと思う。 (文=昼間たかし)

プロ野球・オリックス糸井「宇宙人語録」連発も、ささやかれる“異変”

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オリックス公式サイトより
 3月のWBC出場組ながら、1月末に契約トラブルなどが影響してオリックスに電撃トレードで移籍した糸井嘉男。超人的な身体能力と突拍子もない発言で人気を集めている。  移籍直後、チームのスローガンである『速α(スピードアルファ)』に引っかけて、報道陣から「自身にとってアルファの部分は何か?」と聞かれた際、ドヤ顔で「早寝早起き!」と答えた糸井。 「日本ハム時代にも、野手転向初日にヒットを打って三塁に走った話から、『“右中間”と言われて、どこのことか分からなかった』という半ば都市伝説的なエピソードの宝庫です」(スポーツ紙パ・リーグ担当デスク)  元祖・宇宙人語録といえば、日ハム時代の先輩である新庄剛志氏が有名だったが、あるチーム関係者は「完全にそれを超えている。本当に異次元の話が多い」と苦笑する。  だが最近、そんな糸井にある“異変”が見られるのだという。 「確かに最近でも、えっ? と思うようなコメントをすることもありますが、わざと“糸井語録風”にしゃべることが多くなってきているんです。だから、狙いすぎて意味が分からなかったり、変に話がまとまりすぎて記事やネタにしにくくなっている。もっとも、彼の加入で俄然、チームに対するマスコミの注目度が上がったので、今までおとなしくあまり話さなかった主力ナインたちが、糸井に引っ張られて会話するようになったことは、とても大きな効果だと思いますね」  目に見えにくいが着実にナインに好影響を与える言動で、糸井がチームを5年ぶりのクライマックス進出へと導けるか。

習志野市「マルハン」パチンコ店建設問題 “指導要綱無視”の工事強行で保護鳥も犠牲に?

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 住民の猛反対が起こっている習志野市屋敷の大型パチンコ店建設問題で、出店する株式会社マルハンが、市の定めた「開発事業指導要綱」に違反して建設を強行していたことが分かった。  同要綱によると事業者が開発事業を行う場合、習志野市建設指導審査会の合意を得た後に建築確認申請をするものと定められている。本来であればマルハンは4月26日の審査会を経て申請書を出さなければならないところ、そのはるか前の4月4日に民間の検査機関に申請書を出し、5月22日に工事を始めてしまったのだ。  この違反については着工前、住民が宮本泰介市長を通じて抗議をしていたが、マルハンの韓裕代表は「手続きに逸脱したとのご指摘を受け、今後このような対応がないよう努める」としながらも「スケジュール上の必要性」と、あくまで自社都合を主張、予定の見直しはされなかった。これには「まさに、これがパチンコ企業のやり方だ」と、建設地の傍に住む男性は憤る。 「この要綱は破っても罰則がないので、確信犯としか思えません。マルハンはこれまでも地域住民に対して失礼な振る舞いが目立っていますし、今後、何か問題が起きても意に介さないといった、強硬な態度でやり過ごすつもりでしょう」(同)  そのひとつが、一部住民が敷地内の木に、県が重要保護生物に指定しているコチドリの飛来を確認したことだ。男性によると「営巣して産卵が確認された場合は、鳥獣保護の法律で、秋ごろの巣立ちまで工事着工を延期することになる」として、確認の立ち入り調査を求めたが、マルハンはそれすらも却下したという。  5月22日の着工当日、現地に行ってみると、なぜか真っ先に営巣の指摘があった木がなぎ倒され、そこから十数羽の鳥たちが飛び立った。これがコチドリかどうかは確認できなかったが、重機が草木を踏み潰している間も、鳥たちはその場に降り立って鳴き声を上げ続けていた。  このままであれば、業者の思い通りに駐車場777台を擁する大型パチンコ店が住宅地に建てられてしまうため、住民は工事の進め方にも協定を締結したいと申し入れた。また、近隣の障害児童の福祉施設への説明会なども要望していたが「マルハンは『検討する』と言っては逃げるだけ」と同男性。
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「福祉施設には工事の前日になってマルハン担当者が挨拶に来たそうですが、“パチンコ店ができても問題がない場所だ”という一方的な主張を述べるばかりだったそうです」(同)  建設地の周辺はかつて工場が建っていた工業用地であるため、パチンコ店の建設自体は合法なのだが、近隣に学校や障害者施設が囲むように建っており、見回しても住居やマンション、畑しか見当たらず「実質、住宅地域という認識」とする住民は多い。同市には風俗営業に関する規制条例があったが、工事に反対する署名運動などが起こっている渦中の4月、市は唐突にこの条例を廃止、住民からは行政と業者の癒着を疑う声も上がっている。  一部の市議もこれには「習志野市にはまちづくり憲章など建設反対に適用できるものもあるのに、最初から無抵抗で住民より業者を優先するなんて、暴政としか言いようがない」と異議を唱えている。  また、若い住民有志を中心に急きょ立ち上がったパチンコ店問題連絡会は、6月15日18時より市民プラザ大久保にて「大型パチンコ店建設問題を考えるシンポジウム」を開催。まちづくり問題に詳しい、早稲田大学法科大学院教授の日置雅晴弁護士も出席する。 「行政と業者が好き勝手にやれてしまうのが現状。今この問題を真剣に考えないと、私たちの住環境はどんどん壊されてしまう」と、連絡会のメンバーはパチンコ店開業後もこうした訴えを続けていくという。

プロ野球・原巨人に“10年目の崩壊危機”懲罰采配にナインが大幻滅で……

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読売ジャイアンツ公式サイトより
 2日、交流戦真っただ中の巨人は、西武相手に1-5で完敗。チームも5連敗で、好調だった宿敵・阪神と順位が入れ替わり、2位に後退した。今後も、しばらくはTGの怒涛のマッチレースが繰り広げられること間違いなしだが、チーム関係者の間では、原政権“10年目の崩壊危機”を口にする者が多いという。 「このところ、運もない。もう少し先発投手が粘ってほしい。そうすれば、運も味方について(負けている流れが)好転すると思います」  巨大戦力を抱えながら、西武から1点しか奪えなかった原辰徳監督。「渋い表情をしていたのはもちろんですが、ナインはというと、実は戸惑っている人間が多いのも事実」(在京スポーツ紙野球デスク)という。一体、どういうことなのか?  前出関係者が続ける。 「原さんは監督として指揮を執り、今年で通算10年目。ナインもチーム全体もいわゆる勤続疲労がむちゃくちゃ出ているんです。そもそも原監督は、負けがこみだすと、すぐに打順を変えたり、やたらエンドランをかけたりと、じっとできないタイプ(笑)。動けば動くほど、その荒々しい部分が敵チームにハッキリ見えてしまうんです」  事実、5月26日にはスタメン出場する村田修一がエラーで先制点を与え、直後に回ってきた打席では3球三振。「心技体ともに準備ができていなかったという判断」で、1回裏が終わるとベンチに下げたため、マスコミは一斉に「懲罰交代だ!」と大叩きした。 「自身の冷静な判断が、しにくくなっているのでしょうね。それを選手起用に露骨に出すもんだから、チームの士気も下がる。4番でキャプテンの阿部に頼りまくっている現状も、当の本人は満身創痍なので、本音はフル稼働したくないハズ。長期政権になり、長所も短所も分かったが、5月には首位をキープしているのに『来季は松井が監督就任』って書かれたり。そういった部分でのイラだちも加わっての、迷采配なんでしょうね」(球界OB)  さらなる懲罰采配「乱発」となれば、ますます他球団有利の状況が生まれそうだ。

オールスター中間発表1位! ルーキー藤浪晋太郎に至上命令「トーク力を鍛えるべし」

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阪神タイガース公式サイトより
 プロ野球・阪神のスーパールーキー・藤浪晋太郎投手が3日、マツダオールスターゲームのファン投票・セ・リーグ投手(先発)部門の中間発表で、同じルーキーの巨人・菅野智之や“マエケン”こと広島・前田健太らを抑え、堂々の1位(1万2,325票)を獲得した。くしくも前日には登板した試合で勝ち負けはつかなかったが、チームは勝利。巨人と日替わり首位を争う展開になっている。  福岡・ヤフオクドームで取材に応じた藤浪は「それだけ多くのファンの方に投票していただけるのはありがたい。もし出場できるのであれば、ファンの方の期待に応えられるようにプレーしたいです」とコメント。これまで、同じルーキーで“二刀流”挑戦中の日本ハム・大谷翔平に話題を持っていかれがちだったが、「球宴では、打者・大谷との対峙以外にも、目立たせようと努力してきたことがある。それは、トーク力なんです」(プロ野球番記者)  これまで阪神では、超人気球団がゆえに、ファンやマスコミの過剰な期待で潰れていった選手は数知れず。だが、地元・大阪出身の右腕に対して、チーム関係者は「ほかの(潰れた)選手の二の舞いにはさせられない」と心配の声が多かった。そこで取り組んだのが、ボケの効いた質問でもツッコミで返させる──まるで、お笑いの基礎を磨くかのごとく地道に取り組んだ“藤浪流”コミュニケーション能力だという。 「実は、1月の自主トレからチーム関係者と報道陣が対策会議を持ち、『大きな取材の最後には、必ずボケの効いた質問をする』という取り決めを作ったようなんです。これに、最初は戸惑った藤浪でしたが、投球同様、対応力は抜群。徐々にうまく返すようになってきた。この前も、ソフトバンク戦登板を目前に報道陣が藤浪に『ソフトバンクは“速く、そしてつながる”というのがモットーな会社ですが、自軍の打線にも同じ期待をしますか?』という趣旨の質問をされ、『盛り上がるよう、うまく書いておいてください!』と回答。真面目一辺倒だけじゃない、面白いヤツというイメージが少しずつ浸透し始めています」(スポーツ番組プロデューサー)  オールスターについて「もし出られたら、勉強にはなると思います」と話していた藤浪。実際に出場となれば、登板がない試合でのテレビ中継のゲストに招かれる可能性は高い。チームの順位やファン投票同様、トークでも球界のトップを奪取する絶好のチャンスを生かすべく、裏ではこうして準備しているのだ。

「両親不在の女児をカモに……」中国で、教員による教え子レイプ事件が続発するワケ

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イメージ画像 photo by kafka4prez from flickr
 中国で、小学校教員が女子児童に性的暴行を加えるという事件が続発している。5月初め、海南省の小学校校長と市職員が、女児6人とホテルに泊まるという事件が報じられた。女子児童らは、性的暴行を受けていたことが、医師の鑑定によって明らかになっている。  また、5月26日には、河南省の小学校に勤める56歳の教員が、同校の女子児童に性的暴行を加えていた容疑で刑事拘留されたことが報じられた。この教師は、長年にわたって常習的に犯行を重ねており、すでに結婚している被害者もいるという。警察では、さらに多くの被害者がいるとみて取り調べを進めている。  さらに安徽省では、小学校校長による12年間にわたる女児9人への性的暴行と、50代の小学校教員による7歳女児へのわいせつ事件が立て続けに発覚している。ほかにも、湖南省、広東省などで同様の事件が発生しており、山東省では幼稚園児も被害者となっている。教員による教え子を対象にした性犯罪は、5月だけで10件以上起きている。  その背景について、広東省ブロック紙の社会部記者はこう話す。 「被害児童の多くは、親が出稼ぎに出ていて家に不在という農村部の少女たちで、助けを求める相手がいない。また、そうした地域では教師は絶対的存在で、子どもたちが大人たちに被害を打ち明けても『先生がそんなことするはずない』と取り合ってもらえない。地元警察とも同じ公務員同士としてなれ合いの関係となっており、たとえ絶対的な証拠があっても捜査が行われることはない」  明るみになったのは、氷山の一角にすぎないということか。 (文=牧野源)

「これでイーブンだな」五輪開催の競合相手・トルコの抗議デモにニンマリした猪瀬直樹都知事

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 東京都の猪瀬直樹都知事は、ホッと胸をなで下ろしているに違いない。4月下旬、猪瀬氏は米国メディアの取材に、2020年の五輪招致を東京と争うトルコ・イスタンブールについて言及。「イスラム諸国は共有しているのはアラーだけで、互いにケンカばかりしている」「トルコも長生きしたいなら、日本のような文化を作るべきだ」と失言し、窮地に追いやられた。  他国の批判は、五輪招致においてご法度。これまでの積み重ねを台無しにした猪瀬氏には国内からも批判の声が数多く上がり、招致レースは「トルコが一歩リード」という風潮が生まれてしまった。  都政担当記者によると「その後、猪瀬氏はトルコに正式に謝罪し騒動の幕引きを図ったが、あの一件以降、ただでさえ機嫌を取るのが難しいのに、さらにマスコミを敵視するようになった。失言の揚げ足を取られたことを根に持っているようで、某社の記者に『おまえんとこは信用できん』と仏頂面で言い放つこともあった」という。  そんな中、イスタンブール中心部のタクシム広場周辺で先月末から今月頭にかけて、五輪開催を念頭に置いた政府の再開発計画に対する抗議デモが頻発。ロイター通信によると数千人がデモに参加し、5月31日までに1,000人近くが負傷した。  トルコでは、イスラム系与党を率いる首相が約10年にわたり統治。今年5月には、酒の販売や飲酒場所を規制する新たな法律が成立するなど、イスラム色を強調し始めた政権に対する不満が、世俗派の市民の間で広がっているという。  こうした政情不安、治安悪化の影響がモロに出るのが五輪招致だ。前出の都政担当記者は「猪瀬氏は、ここぞとばかりに『俺の言った通りだろ』と得意げで『これで(招致レースは)イーブンだな』と周囲にこぼしていたそうです。もし東京が選ばれなかったら、戦犯として吊るし上げられるのは間違いないですからね。最近も、かなりナーバスになっていた」と明かす。  五輪の開催地は今年9月に決定するが、その瞬間、猪瀬氏の命運も決まることになりそうだ。