かまいたち、金銭トラブルで黄色信号! 山内の怪しげな仮想通貨話に濱家が騙されて大喧嘩も

 目下“ポスト千鳥”としてブレークが期待されているのが、山内健司と濱家隆一によるコンビ「かまいたち」だ。

「2017年のキングオブコントで優勝し、2018年4月から東京に拠点を移し活動中。最近では、『アメトーーク!』などのテレビ朝日・加地倫三プロデューサーの寵愛を受け、同氏が手がける番組によく出演していますね」(テレビ局関係者)

 順風満帆に見えるかまいたちだが、金銭がらみで、ちょっとした懸念材料があるという。

「山内の方が少々怪しげな投資に傾倒しているというんです。トーク番組なんかでも与沢翼と飲み歩いているなんて話がネタにされていますが、投資系情報商材なんかに手を出しているのではないかとも囁かれています」(お笑い事務所関係者)

 6月15日にテレビ東京『ゴッドタン』では「マジギライ1/5 かまいたち山内編」が放送。そこで、山内のことを嫌っているという設定で登場した、とろサーモン・久保田が、仮想通貨で騙されたと告白した。

「芸人の間で仮想通貨が流行っていたとき、山内はいろんな芸人仲間に仮想通貨の購入を勧めていたそうです。でも、その後仮想通貨の暴落で多くの芸人たちが損をしてしまった。損した芸人の自業自得ではありますが、山内のことを本気で恨んでいる芸人もいるようですよ」(同)

 山内は、相方である濱家にも仮想通貨を勧めていたという。

「山内にそそのかされて仮想通貨を購入した濱家も、結局大損してしまったのだとか。それで濱家がブチ切れて、山内と楽屋で大喧嘩になったとも。本当に投資話で相方に損をさせたのであれば、なかなかのトラブルです」(同)

 また、山内は仮想通貨トレーダー・KAZMAX氏との交流が『週刊文春』(文藝春秋)で報じられたこともある。

「KAZMAX氏は自身のオンラインサロン会員を利用して仮想通貨の市場を動かし、利益をあげていたとの疑惑があり、山内もその恩恵を受けていたのではないかと言われている。さらに、KAZMAX氏と反社とのつながりも指摘されており、山内の周囲は心配しています」(週刊誌記者)

 闇営業問題でキナ臭い交友関係に世間が敏感になっているなか、山内の行動はコンビの足を引っ張りかねない。投資話もいいが、本職のお笑いでこそお金を稼いでほしいものだ。

吉本芸人専門の金融屋”よしもとファイナンス”が業界内でも「エゲツない」と悪評噴出のワケ

 吉本興業の芸人を中心とした“闇営業”騒動はいまだに世間に大きな波紋を広げている。

 ここに来て、一部の吉本芸人のSNSによる書き込みなどから、反社会的勢力との闇営業そのものを通り越して、吉本興業のブラック企業ぶりに対する批判の声も高まっている。

「このタイミングで、なだぎ武さんやキートンさんらが自身の生活の困窮ぶりや吉本興業を介した正規の仕事のギャラの安さを改めて示唆したことに加えて、ほとんどの“所属芸人”が会社と正式な契約を交わしていないことを明らかにしたことで、一気に吉本批判が噴出した印象です」(スポーツ紙記者)

 こうした逆風を受けて、吉本サイドは所属芸人たちと大規模な面談を行い“身体検査”に力を入れることを発表したり、公式サイトに「決意表明」と題した声明文を掲載するなど、火消しに奔走しているが、いまだに沈静化の兆候は見られない。

 そもそも、吉本興業のギャラの仕組みや所属芸人との契約はどうなっているのか? 他の芸能事務所のマネジャーはこう明かす。

「ギャラに関しては実際のところ、そのタレントの“格”によって大きく変わってきます。ダウンタウンさんや明石家さんまさんら超大物クラスはかなり恵まれていて、双方の取り分は5対5くらい、本人がやりたくない仕事は断れるなど、芸人サイドにも仕事の選択権が与えられています。当然、きちんとした契約も交わしている。もっとも、こうしたVIP待遇はごく一部で、中堅以下の若手になるとギャラの比率は1対9や2対8というのが通常。当然、正式な契約書もいっさい交わしていません。レギュラー番組を持たない若手がゲストとしてネタ見せ番組に出演しても、場合によっては3,000円程度しかもらえないこともあるようです」

 稼ぎが大きい芸人ほど重宝するというよく言えば実力に特化した吉本興業。悪く言えば企業倫理という点では疑問を抱かざるを得ない前近代的なシステムがいまだにまかり通っているわけだが、こうした傾向は社員にも当てはまるとも。

「一時期、芸能界屈指の大手企業ということでその経営基盤の安定性が評価され、吉本興業さんにも多くの新卒入社希望者が集まりましたが、社員の待遇に関してもけっしてクリーンなイメージはないですね。人件費の安い若手社員を長時間酷使したり、深夜に本社で会議を開いたり、現代の一般的な企業とはかけ離れたルールの中で働かされている印象です。それでいて、幹部のコネで中途入社した社員には1,500万円近い高年収を払ったりもしているようですし」(同マネジャー)

 世間の批判の声が高まる中、業界内では今回の闇営業騒動が同社のさらなる“火種”に引火するのではないかと注目を集めているという。

「吉本ファイナンスの存在です。吉本ファイナンスといえば、吉本興業系列の金融会社として知られ、銀行などの金融機関から不安定な仕事をしていると見られやすく、融資を受けにくい吉本芸人たちが利用していることでも知られています。テレビ番組などで活躍している、現在ある程度売れている芸人たちの中にも、生活費などで困窮を極めていた若手時代やさらなる飛躍を目指した東京進出などの際、吉本ファイナンスから金を借りているというケースは想像以上に多いのですが……。債務者である立場の弱いタレントに安いギャラで仕事を斡旋して借金を返させるというシステムに対しては、以前から業界内でも『えげつない』といった悪評は多く、物議を醸していましたからね」(前出のマネジャー)

 吉本芸人による闇営業騒動は今後もまだまだ尾を引きそうである。

もう怖くて使えない! テレビ業界内で“吉本芸人離れ”加速……ハライチ・澤部が天下獲りへ

 雨上がり決死隊・宮迫博之らによる反社会的勢力への闇営業問題で、テレビ局の“吉本芸人離れ”が加速する可能性が出てきている。

 騒動発覚後、わずか3週間で、吉本芸人13人に謹慎処分が下ったが、テレビ各局も対応に苦慮しているようだ。

「テレビ朝日の亀山慶二社長は宮迫が出演する『アメトトーク!』について『当面、打ち切りなし』と明言する一方、TBS・佐々木卓社長は『反社会的勢力の活動を助ける出演者の出演はあってはならない』と厳しい姿勢を見せており、『炎の体育会TV』での宮迫の出演シーンをカットするとともに、謹慎明けの出演も未定と降板に含みを持たせています。騒動の余波で、吉本芸人らの間では、闇営業は半ば常態化していたこともわかり、今後いつまた反社とのつながりが発覚するとも限らない。そのため、バラエティ関係者からも『吉本の芸人はもう怖くて使えない』との声が聞こえてきます」(週刊誌記者)

 そんななか、7月4日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によれば、あの“非・吉本芸人”が天下獲りに近づいているという。

「ワタナベエンターテインメント所属のハライチ・澤部佑です。彼は吉本芸人のようなギャグやオーバーリアクションはないものの、どんな話題にも対応できるコメント力が持ち味。とはいえ、毒もなく、爆発的な面白味もない。それが逆に、ガツガツ笑いを取る吉本芸人のスタイルを視聴者は辟易していると感じているテレビマンから重宝されているのだとか。事実、先日ニホンモニターが発表した『2019上半期テレビ番組出演本数ランキング』では、193本で18位にランクイン。上位は朝や昼の情報番組のMCが独占しているなか、一人気を吐いています」(前出・週刊誌記者)

 下半期は上位の吉本芸人を一気にまくるかもしれない。

9割も中抜き……吉本興業の”安すぎるギャラ問題”が急浮上! 反社も真っ青なブラック企業ぶりが露呈

 所属芸人による闇営業問題で揺れる吉本興業だが、同社にとって最も触れて欲しくない問題を指摘する声も出てきた。

 それは、他の芸能事務所に比べて安すぎるギャラだ。6月29日放送の『新・情報7days ニュースキャスター』(TBS系)でも、ビートたけしが「闇営業しなきゃならないような状態にしてしまう事務所も悪いよ。最低限の保障をしてあげればいいのにね」と、吉本の所属芸人に対する処遇に疑問を呈している。

「FUJIWARAの藤本敏史がAbema TVの番組で、吉本の若手芸人のギャラ事情を明かしていましたが、それによると400~500人が入る地方の営業で、満杯になっているのにもかかわらず、ギャラがたったの1万円だそうです。しかも2回公演になると、2回目のギャラはなぜか5,000円という理不尽さ。結成13年目のお笑いコンビ、金属バットの友保隼平も自身の給与明細をTwitterでさらしながら、吉本の給与の低さを嘆いています。さらに極楽とんぼの加藤浩次やハリセンボンの近藤春菜が、吉本と所属芸人との間に契約書が存在しないことを暴露するなど、ここに来て吉本のブラックな実態が明らかになっています」(週刊誌記者)

 つまり、闇営業による反社勢力とのつながりは芸人としてのモラルの欠如以前に、吉本の企業体質という構造的問題が招いたとも言える。吉本芸人のギャラの安さは、よく彼らがネタにしているように、ギャラの取り分が芸人が1割、事務所が9割という凄まじい搾取構造に起因している。所属タレントと事務所のギャラ配分は、5対5からそう遠くない比率に設定されていることが一般的だ。

「タレントの取り分が多い事務所として知られるのが浅井企画(キャイ~ン、ずんらが所属)で、ギャラの7割がタレントに入ります。人力舎(おぎやはぎ、アンジャッシュ他)やサンミュージック(カンニング竹山、スギちゃん他)、太田プロ(有吉弘行、劇団ひとり他)、ケイダッシュステージ(オードリー、原口あきまさ他)もタレントが6割なので、厚待遇でしょうね。人気のサンドウィッチマンが所属するグレープカンパニーも、伊達みきおがテレビ番組で6割だと明かしていました。ホリプロコム(バナナマン、スピードワゴン他)とワタナベエンターテインメント(アンガールズ、ハライチ他)は半々といった具合。一方、松竹芸能(よゐこ、TKO他)はタレントの取り分が2割なので、東京に比べて大阪の芸能プロダクションは待遇が悪いと言えそうです」(同)

 こうして見ると、ギャラの9割も中抜きする吉本は突出している。反社も真っ青のブラックぶりだ。闇営業問題を早期に終息させるには所属タレントと正式な契約を結び、生活できる最低限の収入を保証するしかなさそうだが、吉本は6,000人もの芸人を抱えている。全てを保証するとなると、大変な出費を迫られ、会社が傾きかねない。果たして、どう対応するのか。

吉本興業こそ”闇営業”の極致だった? ノンスタ井上「契約せず勝手にグッズ販売」発言で波紋広がる

「闇営業」じゃなかった!

 6月30日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)にて、雨上がり決死隊・宮迫博之ら吉本所属の芸人など15人が反社会的勢力との闇営業で謹慎処分を下された問題に関して、吉本芸人の『NON STYLE』が衝撃発言し、出演者を驚かせた。

「番組で吉本と芸人の契約形態の話題となった際、井上裕介が『僕らも契約書ってのはないです。吉本自体も数十人しかいないっていうのは会社も言っていることなんで』と契約書を交わしていないことを説明。相方の石田明も『僕らは吉本所属というよりは吉本のお得意様みたいな形なんです、言うと。内縁の妻的』と表現しました。しかも、タレントグッズについても契約がなく、気付いたらグッズが出ているのだとか。28日放送の『スッキリ』でも、加藤浩次やハリセンボン・近藤春菜も契約書を交わしていないと告白し、両番組に出演していた菊地幸夫弁護士は驚きを通り越して唖然となっていました」(テレビ誌ライター)

 吉本には約6,000人の芸人がいるものの、加藤や近藤クラスの売れっ子が契約書なしで仕事をしていたことは世間も完全に予想外。

 ネット上では「コンプライアンス宣言以前に、法律や社会的な通念を守る気がないのだろう」「ギャラの税金処理どうなってるのか、査察入らないとおかしい」「グッズのロイヤリティーも払ってないのでは?」と、吉本批判が飛び交っている。

「契約関係にないのであれば、吉本が芸人らを『契約解除』とか『謹慎』と言っている意味がわからない。相手が反社会的勢力だったのは問題だとしても、直で営業するのは咎められることではなかったわけです。むしろ、契約書を交わしていない芸人のグッズを勝手に製造するようなコンプライアンス皆無な会社のほうが問題視されるべき。宮迫らの謹慎処分についても『仕事の斡旋停止』と表現するのが正しいのでは」(週刊誌記者)

 契約関係にない芸人を売り込んでいた吉本こそを「闇営業」と呼ぶべきかもしれない。

宮迫博之らに続きスリムクラブも……ギャラ搾取、事務所のケアもなし! 闇営業を生む「吉本システム」

 吉本芸人の闇営業問題が波紋を広げている。

 カラテカ・入江慎也の口利きでの反社会組織への闇営業で、宮迫博之らが謹慎処分となったが、さらにスリムクラブと2700がモノマネ芸人の仲介で暴力団関係者への会合に参加してギャラを受け取っていたことも明らかになり、彼らも無期限謹慎処分となった。

 吉本は、「この度の件を受け、社員・タレントが一丸となってコンプライアンス遵守の再徹底を図ります」と〈決意表明〉を文書で発表し、再発防止を誓っていたが、

「島田紳助引退の一件がありながら、結局、現状は何も変わっていなかった。今回も、ほとぼりが冷めた頃には、全く同じようなことが繰り返されるようになるでしょう」(お笑い関係者)

 その原因の一つは、お笑い芸人を取り巻く環境にある。

「芸能人は、タレントとマネジャーの“二人三脚”で成長していくものというイメージが、一般的には強いかもしれませんが、実は、芸人はその限りではありません。お笑い部門を持つ事務所はどこも所属・登録タレントが数多く、マネジャー一人で数十人もの芸人のスケジュールの管理を行っているところがほとんど。まともな売り込みも、個々の芸人へのアドバイスも、とてもできる状況ではありません。オーディションやネタ見せ情報をメールやラインで送るだけで、あとは自分で勝手に腕を磨き、勝手に売れてくれというスタイルがほとんどです」(お笑い関係者)

 なぜ、こんなにも芸人が増えているかというと、各お笑いプロ、大手プロには当たり前となっている「お笑い養成所」の存在がある。

「吉本なら『NSC』、ナベプロなら『ワタナベコメディスクール』、人力舎なら『スクールJCA』に、毎年、数百人が芸人を目指して入ってきます。その入学金や授業料が、事務所運営の大きな収入源となっています。一年後の卒業公演後、“足切り”がある養成所もありますが、吉本は見込みがなくても残りたければ“登録”という形で芸人を続けることができて、オーディションやネタ見せ、ライブ出演のチャンスがわずかながら残される。もちろん辞めていくものも多いわけですが、それでも“若手難民”ともいわれる数百人が、毎年のように増えていくわけです」(同前)

 そんな中で力をつけ、ライブでは大ウケ、年に数回はテレビにも出られるようになったとしても、特に事務所のケアが良くなることもなく「勝手に売れろ」のマネジメント姿勢はなかなか変わらない。

「だから、特に若手で実力をつけてきた芸人は『事務所は何もしてくれない。俺たちは自分たちの力でここまできた』と思っています。仕事が増えてきても、吉本はリアルにギャラの9割を持っていかれる。若手はCMに出てもギャラが1万円という現実もありますから、当然、そのレベルでは生活が成り立たない。闇営業で5万円、10万円がもらえるなら、自分の中でいくらでも言い訳が立ちますからね。今後、相手が反社かどうかには慎重になるでしょうけど、闇営業そのものは無くなりません。となれば、いつかまたこうした騒動が繰り返されるようになるでしょう」(同前)

 構造が根本から変わらない限り、〈決意表明〉は単なるお題目に終わりそうだ。

闇営業問題で芸人そのものがダーティーな存在に……吉本興業が中堅事務所に仕事を奪われ、勢力図が激変か

 13人もの芸人が謹慎処分となった、反社会勢力が主催するパーティーでの闇営業問題。今度は、吉本興業所属のスリムクラブと2700が、他事務所の芸人の仲介で稲川会系の暴力団幹部が参加する会合に出席し、ネタを披露していたことが発覚し、それぞれ無期限謹慎処分となった。

「カラテカ入江だけでなく、ほかにも反社会勢力と接点を持つ芸人が複数いたという状況。今回の仲介芸人は吉本ではないものの、こういった不適切な闇営業が芸人たちにとって身近なものであったというのは間違いないでしょう」(週刊誌記者)

 一連の闇営業問題は、お笑い事務所の通常業務にも影響を与えているようだ。

「芸人そのものが、ものすごくダーティーな存在となってしまった。一般の企業や自治体にしてみれば、何の気なしに呼んだ芸人が実は反社の闇営業もやっていた……なんていうリスクを負うこととなる。普通の企業も、気軽に芸人を呼べなくなってしまったわけです。少なくとも、絶対に反社との付き合いがない芸人だけしか呼べませんね」(お笑い関係者)

 たとえば、カラテカ入江と仲がいい芸人などは、真っ先に警戒されることになるのだ。

「吉本内部でも、できるだけクリーンな芸人に営業仕事を回すようにしているようですね。入江と仲がいい芸人はもちろん、今回レイザーラモンHGや天津木村、ムーディ勝山など“一発屋芸人”も多く闇営業に参加していたことが発覚しているので、一発屋系の芸人も敬遠されがちなようです。一発屋芸人は知名度も高いし、誰もが知っているネタを持っているし、営業では重宝されていたんですが、本当にもったいないですね」(同)

 もはや、吉本芸人を使うことそのものがリスクだという声もある。広告代理店関係者はこう話す。

「用心深いスポンサーであれば、吉本は避けるようになるでしょう。またザブングルが謹慎になっているナベプロもしかりです。今回の騒動は芸人が謹慎するというだけでなく、事務所の監督責任も問われるもの。吉本やナベプロは大きな痛手を負うことになりましたね」

 そんななか、その他の中堅事務所は仕事を増やすこととなりそう。

「たとえば、サンドウィッチマンが所属するグレープカンパニーなどは、サンドの好感度の高さもあって、かなりクリーンなイメージです。今まで吉本興業に営業を頼んでいた企業が、グレープカンパニーに鞍替えするということは十分にあり得るでしょう」(同)

 闇営業問題をきっかけに、吉本やナベプロといった大手事務所が、新興の中堅事務所に仕事を奪われるかもしれない……。お笑い事務所の勢力図が、いま書き換えられようとしている。

闇営業問題で吉本とナベプロの対応は何が間違っていたのか…事務所の評価にかかわる”大きな代償”

 吉本興業は6月24日、振り込め詐欺集団のパーティーに“闇営業”として出席していた雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮ら芸人11人に対し、金銭の受領があったとして謹慎処分とすることを発表した。当初、宮迫や田村らは、金銭は受け取っていないと説明していたが、実際にはその説明が虚偽であったというわけだ。

「今回の騒動において吉本は報道が出るより前に、闇営業を仲介していたカラテカ入江慎也を解雇にしており、この対応は早かったと言えるでしょう。しかし、ほかの芸人については『反社会だとは知らなかった、金銭は受け取っていない』という説明で逃げようとしてしまった。この主張について、芸人たちが口裏を合わせたものなのか、あるいは吉本ぐるみでの隠蔽工作だったのかは分かりませんが、事態を甘く見すぎていたということは否めない」(ベテラン芸能記者)

 では、吉本はどういう対応をするべきだったのだろうか。

「安易に『金銭を受け取っていない』と弁明するのではなく、ひとまず不適切な行為があったことを謝罪したうえで、金銭受領の有無については『事実確認中』などしておくべきだったと思います。あるいは、金銭の受領の有無にかかわらず、反社会勢力のパーティーに参加したという事実に対するペナルティーとして、すぐさま謹慎処分でもよかったかもしれない。少なくとも虚偽の説明をするというのは言語道断です」(同)

 今回の騒動では、ワタナベエンターテインメントに所属するザブングルの松尾陽介と加藤歩の2名ても、同様に反社会集団のパーティーに参加していたとして、謹慎処分となった。

「最初に報じた『FRIDAY』(講談社)でザブングルの名前が出ていなかったということもあり、ナベプロはだんまりを決め込んでいましたが、吉本が参加者全員謹慎という処分を下した以上、スルーできなくなったという形。もしも、報道があった直後にナベプロがザブングルに対する重い処分を発表していたら、コンプライアンスを遵守する芸能事務所であると強く印象づけることもできたはず。しかし、ナベプロもまた後手に回ってしまったということで、むしろ“コンプライアンスを守ることよりも、都合の悪いことはスルーする芸能事務所”というイメージが付いてしまった。ナベプロもまた吉本と同様に、対応を間違ったと言わざるを得ないでしょう」(同)

 いずれにしろ、吉本もナベプロも相当に評判を落としてしまう対応であったことは間違いない。あるメディア関係者はこう話す。

「ここ最近は、不祥事があると当該タレントが出演していた番組や映画、CMなど、あらゆるものが差し替えになる時代。1回の失敗に対するリスクが大きいので、スポンサーもテレビ局もキャスティングにはかなり慎重になっています。

 また、不祥事そのものはもちろんですが、その後の対応のまずさで被害が広がるということも多い。そういう意味では、吉本さんもナベプロさんも残念ながら、適切な対応はできなかったわけで、“リスクが高い芸能事務所”だと言わざるを得ない。今後、キャスティングする際に、吉本さんやナベプロさんを避ける関係者も増えて来ると思います」(同)

 保身のためのちょっとした嘘の代償はあまりにも大きい。何かの不祥事やトラブルがあった際に、いかに迅速かつ適切に対応できるかが、芸能事務所の評価につながってくるのだ。

吉本興業の所属芸人、”闇営業”は完全禁止で大量リストラが不可避に!

 これが吉本や所属芸人双方にとって、大きな転換期になりそうだ。

 吉本興業は6月24日、反社会団体の忘年会に出席し、「闇営業」を行っていた雨上がり決死隊の宮迫博之ら芸人11人を当面の間、謹慎処分にすることを発表した。

「最初にこの件が『FRIDAY』(講談社)に報じられた際、楽しんごは『闇営業なんてみんなやってるわ!』とツイート。吉本芸人のキートンは『ちゃんとしたギャラが振り込まれたら、闇営業なんて行かねーよな。仕事は入れない、自分で取ってきた仕事に色々言われる、生活できない、そんな吉本芸人は山ほどいる』と、SNSで不満をぶちまけました。また、千原ジュニアは番組で『僕らのころは直(ちょく)って言ってました』と語り、松本人志ですら30年前にはやっていたことを明かすなど、芸人たちの間では、なかば公然の秘密のようになっていたようです」(テレビ誌ライター)

 会社を通さず仕事を取ることがご法度となったことで、今後、吉本が直面するのが“食えない芸人”問題だという。

「所属芸人が何千人もいるような吉本ですが、闇営業を禁じるのなら、芸人たちがバイトをせずに生活できるくらいの“最低保証”が必要となってくる。そのぶんの人件費は数億円にも上るでしょうね。となると、当然、その全てを抱えるのは無理になる。その結果、契約のハードルが高くなり、いったん全員解雇したうえで、給料を払ってでも抱え込みたい芸人だけが再契約される流れになるのではないか」(放送作家)

 近い将来、吉本芸人の大量リストラが始まりそうだ。

紳助の悪夢再び!宮迫博之の謹慎処分で、吉本興業の損失は5億円以上の試算に

 厳しい沙汰が下されることとなった。

 6月24日、吉本興業は詐欺グループの忘年会で闇営業したと報じられた雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮ら芸人11人に謹慎処分を課すことを発表した。

「宮迫がMCを務める『アメトーーク!』、亮が出演する『ロンドンハーツ』について、テレビ朝日は『当該出演者に関しましては、今後の出演を見合わせることに致します』とコメント。収録済み番組は宮迫らの場面をカットするなど再編集を含めて検討するものとみられています。『アメトーーク!』は銀行系のスポンサーが多いことから、打ち切りの方向で話し合いが進められているようです」(テレビ誌ライター)

 吉本といえば、これまでも島田紳助など所属芸人と反社との関係が問題になったこともあり、相応の対応が求められていたが、宮迫ら人気芸人についてはかばいたかったのが本音だろう。

「紳助さんの時は年間の売り上げが10億円も飛んで大打撃となりましたが、宮迫も1人で5億円以上は売り上げていただけに、経営的には大ダメージになることは間違いない。やはり、最初に『ギャラはもらっていなかった』と言っておいて、実はもらっていたことが明るみに出たのは印象がよくない。そこにきて、さらに詐欺グループにサイン色紙を送っていたことも発覚。ズブズブの関係を疑われてもしかたがない状況になってしまった。謹慎は無期限ですから、しばらくテレビに戻ってくることはできないでしょう。もっとも、高額のギャラを受け取っていたのは、宮迫と亮くらいで、くまだまさしら他の芸人はかなり少額だったと言われており、少し気の毒ですが……」(テレビ関係者)

 最初から「ギャラは受け取った」「反社とは知らなかった」と平謝りしていれば、世間の風向きも少しは違っていただろうか。