『ラジエーションハウス』、初回12.7%も本田翼の演技に批判噴出! 「女医役は無理」の声も

 窪田正孝が主演を務める月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)の初回が4月8日に放送され、平均視聴率が12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。前期で放送されていた、関ジャニ∞・錦戸亮主演『トレース~科捜研の男~』の12.3%を超える好スタートとなったものの、ネット上ではヒロインを務める本田翼について、「かわいいだけで演技力は皆無」「お願いだからしゃべらないで」など、辛らつな意見が飛び交っている。

 このドラマは、漫画雑誌「グランドジャンプ」(集英社)にて連載中の同名コミックが原作で、窪田演じる放射線技師の五十嵐唯織が、CT(コンピューター断層診断)やレントゲンの画像写真を駆使し、“視えない病”を抱える患者たちを救っていく物語。

「本田は、五十嵐が放射線技師になるきっかけを与えた幼馴染みで放射線科医の甘春杏を演じています。初回では、五十嵐が甘春総合病院に就職し、久しぶりに甘春と再会を果たすのですが、彼女は五十嵐のことをまったく覚えておらず。甘春は、つまずいて抱きついてきた五十嵐に『警察を呼びますよ!』といってビンタをするという、なかなか強烈なキャラクターでした。しかし、ネット上では甘春の印象よりも『本田翼って滑舌悪いね』『なにこれ、演技ヘタすぎ……』『なんでこの人が女優として出てこられるのか謎』との感想が見受けられ、本田の“大根演技”ぶりの方が注目を集めることとなりました」(芸能ライター)

 甘美はプライドが高く、放射線技師は「医師の指示に従っていればいい」という考えの持ち主で、かなり気が強い印象。ネットユーザーからは「本田翼に女医の役は無理」「全然医者に見えない」というコメントが多数上がり、“ミスキャスト”との声もある。

「作中では、甘春が白衣のポケットに手を入れ、上から目線で技師たちに指示する場面が多々あったのですが、これが特に『見ててイライラする……』『こういうクール系は米倉涼子とかなら似合うけど、本田翼じゃムリだね』『なんか白衣がしっくりこないよね~。1人だけ浮いてるな』と、視聴者から大不評です」(同)

 また、ドラマの構成については、検事を題材にした木村拓哉主演の同局月9ドラマ『HERO』に似ていると指摘する声も少なくない。

「放射線科の技師たちが、自分たちの持ち場から次々と集まってきて、技長の小野寺俊夫(遠藤憲一)を筆頭に廊下を歩いたり、画面中央に集まったりする演出は『HERO』でも多用されており、ネット上では『オープニングからずっと「HERO」っぽい』『「HERO」のパクリか?』『既視感があって新鮮味に欠ける』と指摘が。とはいえ、『HERO』で演出を務めていた鈴木雅之氏が同作も担当しているので、作風が似てしまうのも仕方がないかもしれません」(同)

 フジテレビとしては、同ドラマで4作連続の視聴率2ケタ発進となり、月9回復の兆しが見え始めてきたところ。第2話以降もこの勢いを保ってほしいものだが……。

『ラジエーションハウス』、初回12.7%も本田翼の演技に批判噴出! 「女医役は無理」の声も

 窪田正孝が主演を務める月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)の初回が4月8日に放送され、平均視聴率が12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。前期で放送されていた、関ジャニ∞・錦戸亮主演『トレース~科捜研の男~』の12.3%を超える好スタートとなったものの、ネット上ではヒロインを務める本田翼について、「かわいいだけで演技力は皆無」「お願いだからしゃべらないで」など、辛らつな意見が飛び交っている。

 このドラマは、漫画雑誌「グランドジャンプ」(集英社)にて連載中の同名コミックが原作で、窪田演じる放射線技師の五十嵐唯織が、CT(コンピューター断層診断)やレントゲンの画像写真を駆使し、“視えない病”を抱える患者たちを救っていく物語。

「本田は、五十嵐が放射線技師になるきっかけを与えた幼馴染みで放射線科医の甘春杏を演じています。初回では、五十嵐が甘春総合病院に就職し、久しぶりに甘春と再会を果たすのですが、彼女は五十嵐のことをまったく覚えておらず。甘春は、つまずいて抱きついてきた五十嵐に『警察を呼びますよ!』といってビンタをするという、なかなか強烈なキャラクターでした。しかし、ネット上では甘春の印象よりも『本田翼って滑舌悪いね』『なにこれ、演技ヘタすぎ……』『なんでこの人が女優として出てこられるのか謎』との感想が見受けられ、本田の“大根演技”ぶりの方が注目を集めることとなりました」(芸能ライター)

 甘美はプライドが高く、放射線技師は「医師の指示に従っていればいい」という考えの持ち主で、かなり気が強い印象。ネットユーザーからは「本田翼に女医の役は無理」「全然医者に見えない」というコメントが多数上がり、“ミスキャスト”との声もある。

「作中では、甘春が白衣のポケットに手を入れ、上から目線で技師たちに指示する場面が多々あったのですが、これが特に『見ててイライラする……』『こういうクール系は米倉涼子とかなら似合うけど、本田翼じゃムリだね』『なんか白衣がしっくりこないよね~。1人だけ浮いてるな』と、視聴者から大不評です」(同)

 また、ドラマの構成については、検事を題材にした木村拓哉主演の同局月9ドラマ『HERO』に似ていると指摘する声も少なくない。

「放射線科の技師たちが、自分たちの持ち場から次々と集まってきて、技長の小野寺俊夫(遠藤憲一)を筆頭に廊下を歩いたり、画面中央に集まったりする演出は『HERO』でも多用されており、ネット上では『オープニングからずっと「HERO」っぽい』『「HERO」のパクリか?』『既視感があって新鮮味に欠ける』と指摘が。とはいえ、『HERO』で演出を務めていた鈴木雅之氏が同作も担当しているので、作風が似てしまうのも仕方がないかもしれません」(同)

 フジテレビとしては、同ドラマで4作連続の視聴率2ケタ発進となり、月9回復の兆しが見え始めてきたところ。第2話以降もこの勢いを保ってほしいものだが……。

福山雅治、主演ドラマ『集団左遷!!』を必死で宣伝 “コケたら終わり”と危機感抱いている?

 福山雅治が主演を務めるTBS系ドラマ『集団左遷!!』が、4月21日にスタートする。福山がTBS系の連続ドラマに出演するのは1998年の『めぐり逢い』以来、実に21年ぶりとなる。

「看板ドラマ枠である日曜9時の放送ということもあり、TBSとしてもかなり力が入っているようです。福山も番宣に協力的なようで、『オールスター感謝祭’19』(6日放送)にも出演していました。まさか福山クラスの俳優が、生放送のクイズ番組に出るとは思ってもいませんでした」(テレビ局関係者)

『オールスター感謝祭』以外にも、ドラマ番宣のために『櫻井・有吉 THE夜会』などの番組にも出演する福山だが、是が非でも『集団左遷!!』をヒットさせたい理由があるのだという。

「年齢的なものもあるとは思うのですが、2015年に吹石一恵と結婚してから、明らかに人気が下がっている。吹石なんてイメージも悪くないし、結婚相手として文句はないはずなのに、やはり女性ファンに支えられている福山の場合は、プライベートの動きが人気を左右してしまうということで、意外とダメージが大きかった。そんな中で、もし今回の『集団左遷!!』がコケたら、いよいよ福山も終わりか……という雰囲気になってしまう。福山本人も、そういう危機感を抱いているのだと思います。だからこそ、必死に番宣をしているのでは」(同)

 今回福山が演じるのは、銀行の支店長。福山主演作では珍しい“ビジネスモノ”のドラマとなっている。

「いまだに福山というと『ガリレオ』(フジテレビ系)のイメージが強いという現実があって、本人としても少々もどかしく思っているのではないでしょうか。最近はテレビ界的にもビジネス系ドラマが好調ですし、50代を迎えたところで、役者として次なるステップを模索しているのかもしれません」(同)

 かなり気合が入っている福山だが、業界的には、そんな気合が逆効果にならなければ……との心配の声も。

「福山は日本でもトップの役者。そんな福山が一生懸命宣伝しているとなれば、『どれだけ面白いドラマなのだろう?』と、ハードルがどんどん上がっていくわけです。でも、テレビ離れが進む今、そんなに高い視聴率なんて期待できない。仮に12~13%くらいのそこそこな視聴率でも“大コケ”なんて叩かれてしまうかもしれないということです。福山としては、宣伝すればするほど、自らにプレッシャーをかけているような状態ともいえます」(同)

 どうにか結果を出したということで、ある意味、大きなばくちに打って出ているともいえそうな福山。ドラマがコケて、本人が“左遷”されるなんてことにならなければいいが……。

『きのう何食べた?』初回3.2%! 西島秀俊&内野聖陽コンビで『孤独のグルメ』超えも?

 西島秀俊と内野聖陽がダブル主演する連続ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)の初回が4月5日深夜に放送され、初回平均視聴率3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2人が演じるほのぼのとした“恋人役”に、放送中からSNS上は大盛り上がりを見せており、視聴率にも好影響を及ぼしているようだ。

 よしながふみの同名コミックを映像化した『きのう何食べた?』。同性愛を明かしていない弁護士・筧史朗(西島)と、カミングアウト済みの美容師・矢吹賢二(内野)による同居生活を、コメディタッチながらシリアスに描いている。

「初回は、主人公の2人を始めとした人間関係についての説明がされていく中、内野と西島が“痴話げんか”を繰り広げるシーンに、視聴者は大興奮でした。原作に忠実な演技とシナリオに、視聴者からは『イメージ通りのキャスト』『お似合いのカップル』と絶賛のツイートが続出し、放送中にはTwitterの世界トレンドで1位を獲得しました」(芸能ライター)

 かつてはタブー視する向きも強かった“同性愛作品”だが、2018年4月期の連続ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の大ヒットもあってか、近頃ではテレビや映画で、人気芸能人による映像化が増えているという。

「20年公開予定の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』では、関ジャニ∞・大倉忠義と成田凌が親密な関係を持つ役を演じるなど、一昔前では考えられなかったBL作品の実写化が、次々と実現しています」(同)

 テレ東の深夜ドラマ枠「ドラマ24」は、コアな層へ向けた作品を中心に制作してきたが、近年ではキー局にも劣らない話題性を獲得している。

「『ドラマ24』では『孤独のグルメ』や『勇者ヨシヒコ』シリーズなどが放送され、視聴率以上の認知度を得ることに成功しています。DVDの販売や配信では、いずれも相当な収益を記録していて、作り手としても“やりたいこと”ができる枠だと、同業他社からは羨望の的となっているんです。視聴率面では、昨年4月6日深夜に放送された『孤独のグルメ』最新シリーズが初回5.1%を記録し、『深夜帯としては驚きの数字』と話題を集めましたが、『きのう何食べた?』はこれに追随する可能性を秘めています」(制作会社関係者)

 多くの作品が初回放送を控える春ドラマ。ダークホース『きのう何食べた?』はどこまで記録を伸ばせるだろうか。

視聴率右肩下がりの石原さとみ 7月期主演ドラマ次第で結婚に拍車も?

 7月から放送されるドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)で主演を務めることが決まっている石原さとみ。今回の作品は、いろいろな意味で重要なものとなりそうだ。

「最近の石原の主演ドラマの全話平均視聴率を見ると、完全に右肩下がり。残念ながら、年齢を重ねるとともに人気は低下していると言わざるをえない状況です」(テレビ局関係者)

 実際に、石原がここ数年の間に主演したドラマの全話平均視聴率を見てみると、2016年の『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)が12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、17年の『アンナチュラル』(TBS系)が11.1%、18年の『高嶺の花』(日本テレビ系)が9.5%となっている。そこまで“爆死”しているわけではないものの、間違いなく低下傾向となっているのだ。

「この『Heaven?』の視聴率が悪かったら、石原の事務所内序列も下がってしまうのでは」(同)

 ホリプロが抱える主演級の女優といえば、石原、綾瀬はるか、深田恭子といったところ。その後輩格として高畑充希が控えている。

「3人の看板女優の間に高畑が入り込むとなると、あまり数字を持っていない石原が“格下げ”になる可能性が高くなる。まさに7月期の『Heaven?』は、石原にとっての試金石になると思います」(芸能事務所関係者)

 尻に火がついた状態の石原だが、一方でプライベートを充実させたいという気持ちもあるようだ。

「昨年交際が報じられたSHOWROOMの前田裕二社長との結婚を考えて、仕事をセーブしていたという噂もあります。ただ、今回ドラマの主演をするということで、気持ちが揺れている部分はあるのでは。もし、『Heaven?』が好評だったら、女優への熱意が復活してくるかもしれないけど、コケてしまったら、いよいよ結婚に向かっていく可能性も高いでしょう」(同)

 いずれにせよ、石原にとって、『Heaven?』というドラマが今後の人生を左右することとなりそうだ。

『さすらい温泉 遠藤憲一』ウルトラマンガイアの名作で印象残した不破万作が魅せた怪演

「遠藤憲一が俳優を引退する決意のもと、温泉で人知れず派遣の仲居(中井田健一と名乗っている)として働いている」

 そんな設定のフェイクドキュメンタリー風人情ドラマ『さすらい温泉 遠藤憲一』(テレビ東京系)。

 最終回を目前に控えた今回(第11話)は、ファンタジー要素がありつつも、ガッツリした人間ドラマ。振り返ります。

(前回までのレビューはこちらから)

冒頭、すでに恋に落ちている健さん

 今回、健さんが訪れたのは都心からやや近い千葉・養老温泉。海のイメージが強い千葉にあって、渓谷や洞窟など、地味ながら味わい深い山間部スポットが並ぶ。千葉は全国一平均標高が低い県とのことで、手軽な低めの山を味わえるのも魅力。

 しかも、内房~外房をつなぐローカル線(小湊鉄道~いすみ鉄道)は、この時期、菜の花と桜の両方が咲き乱れる中をひた走り、黄色と淡いピンクに包まれた童話のような景色が車窓いっぱいに見せてくれる。

 撮影時期的にそのようなシーンはなかったものの、ドラマ開始と同時に美人宿泊客に惹かれ、愛想を振りまいている健さんは今日も春満開。

 いつもはマドンナと出会うシーンから物語がスタートするのだが、今回はすでに知り合っていて、しかもとっとと恋に落ちているというロケットスタートぶり。

 さらに、この美人客・並野真歩(野波麻帆)が川べりに立ってるだけで自殺志願だと思い込み、助けようとして驚かせてしまうという勘違いも披露。この川べりに美女がいるとすぐ「自殺するんじゃないか?」との思い込むのは、第3話でも見せてくれた健さんの特技。

 真歩の「こんな浅い川で?」の一言で「早とちりでした!」と平身低頭謝る素直さもいい。水量の少ない養老渓谷は全体に浅い。彼女は対岸にいたイノシシの子どもを見ようとしただけなのだが、健さんの方がイノシシよりよっぽど猪突猛進。

 だが、両親と早くに生き別れ、この宿(もちの木)のそばで祖父に育てられたという真歩には、確かにどこか陰がある。

 ちなみに居酒屋『養老乃瀧』は岐阜県養老郡養老町にある「養老の滝」にちなんで名付けられており、この養老温泉や養老渓谷とは無関係。ずっと千葉発祥の居酒屋かと思ってました、すみません。

真歩の陰の理由は?

 今回のキーを握っていたのは、不破万作演じる謎の老人。アロハにサングラスに麦わら帽にツナギで長靴という、盆と正月と農繁期が一緒に来たような着こなしのこの老人は、健さんの前に神出鬼没で現れ、幼い子どもを亡くしてることなど真歩の情報を与えてくる。

 実は今回「まさか自殺なんかせんよな……?」と健さんを焚きつけたのも、この老人。着火しやすい健さんには効果てきめん。

 しかし、一度目は勘違い(?)だったものの、夜になって結局、彼女は自殺しようと失踪する。ちょうど一年前に幼い我が子を亡くしたのを苦に、思い出の地・粟又の滝に飛び込もうとしたところを、間一髪駆けつけた健さんに押さえられ、ことなきを得たが、彼女の悲しみは収まらない。

 子どものことを思い出すのがつらく、そのため夫の元からも離れているという真歩が叫ぶ。

「あの子は私の全てだったのに」

「こんなことだったら家族なんて作らなければよかった!」

 失うことで地獄の苦しみを味わうくらいなら、最初から家族がいる喜びなんか知りたくなかった。両親を早くに亡くしている真歩の言葉は重い。

 自身の過去のこともあり、家庭を持つこと自体そもそも悩んだのかもしれない。

 健さんは、失意の真歩に生きる気力を取り戻させるため、猟師だったという真歩の祖父に扮し思い出の猪鍋を振る舞う。

 無口だったという祖父を模しているのだろう、「子どもは真歩の心の中にいるよ」という励ましメッセージを「心臓付近を手で叩く」という選抜サッカー選手のようなジェスチャーで表現する健さん。

 昔から食べていた猪鍋で、固まった心が解きほぐされた瞬間、真歩の夫からの着信。そして、どこからともなく大きな声が。

「早く電話に出ろおおお! お前は、一人じゃねーぞ!」

 遠くで叫ぶ例のアロハの老人を見ながら、泣きそうになっている真歩。失踪以来、何度も無視している、今や唯一の家族となってしまった夫からの電話に出る。

 老人は真歩の亡くなった祖父だったのだ。

 真歩の持っていた御守りの力なのか、ずっと孫のピンチを見守っていたのだろう。

 剥ぎたてのような生々しい毛皮を着込み、まるでマタギのようなイカツイいでたちで祖父に成りきってたつもりの健さんだが、本物はアロハに麦わら、なんならサングラスという亀仙人の如きラフスタイル。

 だが、その飄々とした雰囲気が、余計に孫を思う真剣な気持ちを濃く映し出す。

 夫の電話に出た真歩を確認すると、老人はうれしそうにダブル親指立てのポーズをキメて煙と共に消えた。まるで往年の浪越徳治郎のように。

ウルトラマンガイアの伝説の回で「主役」を演じた不破

 不破万作の得体の知れない雰囲気が、この謎の老人役によくあっていた。

 さすが30年前、40になるかならないかの年で実写版・鬼太郎にて子泣き爺を演じたほどのオーラの持ち主。

 思い出すのは1999年に放送された『ウルトラマンガイア』(TBS系)29話「遠い町・ウクバール」の回。

 空想特撮シリーズへの原点回帰を目指し、ただのヒーローものとは違うシリアスな雰囲気の『ウルトラマンガイア』の中でも、この回は異色な話だった。

 この中で不破は、自分が空中都市ウクバールから来た宇宙人だと頑なに信じ、それを吹聴することで周りから疎まれて小馬鹿にされている配送員を演じた。

 開始15分を過ぎても怪獣どころか事件も起きず、寺島進演じる新人配送員と不破演じるベテラン配送員永田との配送コンビの日常が淡々と描かれる。

 最後にウクバールから来たと思われる怪獣ルクーが現れるのだが、なんの悪さもしないし、ガイアと戦うこともない、ただ現れてすぐに消えた。永田と共に。

 永田は本当に宇宙人だったのか? ウクバールは存在したのか? 怪獣は何しに来たのか? 永田はどこへ消えたのか?

 全ての謎を放置したまま物語は終わる。

 まるで短編映画を見てるような、これがウルトラマンだと忘れてしまうような独特な回だった。

 こういう浮世離れした役に不破はハマる。第2話のかんべちゃん(神戸浩)もそうだが、要所要所に感じるこだわりのキャスティングがドラマに厚みを持たせている。

 いよいよ健さんのさすらいもラスト1回。

 できることならどこかの温泉に浸かりながら、健さんとシンクロしつつ最後の「至福」を楽しみたい。
(文=柿田太郎)

「視聴率ワースト更新?」「ナルシストぶりキツい」ドラマ主演決定も批判された俳優3人

 ドラマの評価を左右すると言っても過言ではない、主演俳優の演技力。4月期ドラマのスタートが迫る中、各ドラマの主演俳優に、早くもネットユーザーからは疑問の声が上がっている。『集団左遷!!』(TBS系)の福山雅治もその一人。

「本作は福山にとって、2016年4月期放送の『ラヴソング』(フジテレビ系)以来、3年ぶりのドラマ主演です。人気ドラマシリーズ『ガリレオ』(同)、NHK大河『龍馬伝』などで大ヒットを飛ばしましたが、15年9月に女優の吹石一恵と結婚して以来、人気は低迷。結婚後初の連続ドラマ主演となった『ラヴソング』は、全話平均視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と月9でありながら大爆死してしまいました。起死回生の一手として、今回福山はTBS日曜劇場枠で初主演を務めるものの、この枠の視聴者層は硬派な作品を好むドラマ通ばかり。福山の起用に『芸能界から左遷されないの?』『人気のピークが過ぎている上に、演技力もない』『ナルシストぶりが見てられない』とネット上からは、厳しいコメントが噴出しています」(芸能ライター)

 また、『白衣の戦士!』(日本テレビ系)で主演を務める中条あやみにも、シビアな意見が寄せられている。

「本作が連ドラ初主演となる、モデルで女優の中条あやみ。女優の水川あさみとダブル主演で、ナースたちの奮闘ぶりを描く痛快ナースコメディとなっており、中条は“元ヤン新米ナース”役を演じます。中条は、昨年暮れから今年にかけて映画『ニセコイ』、映画『雪の華』と主演作が立て続けに公開され、それ以前も多くの作品に主要キャストとして出演していますが、いずれも結果は振るわず。そのためか、ネットユーザーからは『ゴリ押し女優』『演技がヘタすぎで、爆死すると思う』『水10枠の、視聴率ワースト1位を更新しそう』といった、ひどい言われようです」(同)

 人気シリーズのリメイク、『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)で主演を務めるKAT-TUN・亀梨和也も、ドラマファンから不評を買っています。

「同作は12年に竹内結子が主演した連ドラ『ストロベリーナイト』(同)のキャストとスタッフを一新し、再構成するというもので、亀梨和也と二階堂ふみがダブル主演します。亀梨は西島秀俊が演じた年上の部下にあたる巡査部長・菊田役、二階堂は竹内が演じた姫川を継承します。ストロベリーナイトは熱狂的なファンが多い作品なだけに、『西島さんと比べると、演技力に差がありすぎる』『ジャニーズの力で、2番手のキャラを主役に変更できるなんて……』『亀梨だと、役柄に重みが足りない』といった落胆の声が多く聞こえてきました」(同)

 放送前にもかかわらず、批判を集めてしまった3人。裏を返せば、ドラマファンの、注目度が高い証拠なのかもしれない。果たして、下馬評を覆す俳優は出てくるのだろうか。各ドラマの第1話に注目したい。
(立花はるか)

石原さとみ、7月新ドラマ『Heaven?』で“死神”福士蒼汰との共演は大丈夫?

 石原さとみが、7月からスタートするドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)で主演を務めることが発表された。

 同ドラマは、1999年から2003年まで「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されていた佐々木倫子の漫画が原作。石原は店を繁盛させる気のない風変わりなフレンチレストランのオーナーを演じるという。

「石原は昨年主演したドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)が、同じホリプロ所属のライバルである綾瀬はるか主演のドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)に視聴率で完敗。打ち上げでは『悔しい。全責任は私です』『ご迷惑をおかけしました』と、涙ながらに謝罪していたと報じられました。それだけに、今作で挽回したい気持ちが強いはずです」(テレビ誌ライター)

 そんな石原の不安材料となりそうなのが、共演の福士蒼汰だという。

「11年に『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)の主人公でブレークしたイケメン俳優の福士ですが、『無限の住人』(17)『ちょっと今から仕事やめてくる』(17)『曇天に笑う』(18)『ラプラスの魔女』(18)『BLEACH』(18)『旅猫リポート』(18)など、出る映画は全て爆死していることから、『映画界の死神』という不本意な異名を得ているほど。数年前には向井理、東出昌大、山崎賢人と共に“大根イケメン四天王”とも揶揄されていましたが、ほかの3人が成長したことで、実績、実力共において行かれてしまっている印象です。原作では福士演じる伊賀観が主人公なのですが、石原主演に変更されたのは、彼の不人気が意識されてのことでしょう。3月14日発売の『女性セブン』(小学館)ではダレノガレ明美との“合コン”現場をスッパ抜かれ、俳優としての“格”を下げてしまい、さらなるファン離れも予想されます」(テレビ関係者)

 福士同様に、出演ドラマが全コケで『テレビ界の疫病神』と言われた川栄李奈は、1月期のドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)が大ヒットし、見事ジンクスを打ち破っている。福士も汚名返上できるだろうか。

壮絶炎上ドラマ『聖者の行進』がブルーレイ化!! 野島伸司が参考にした障害者虐待事件とは……?

 平成時代のテレビドラマを振り返る際に、必ず名前が挙がるのが1990年代に大人気を博した野島伸司作品だ。彼が脚本を手掛けたフジテレビ系のドラマ『101回目のプロポーズ』(91年)や『ひとつ屋根の下』(93年)はそれぞれ最高視聴率36.7%、37.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と驚異的な数字を記録。コメディもので評価を得た野島作品は、TBS系のドラマ『高校教師』(93年)で近親相姦、『人間・失格』(94年)でイジメや自死といった過激な題材を扱うセンセーショナルな作風へと変わっていく。そんな過激路線のピークを極めたTBSの金曜ドラマ『聖者の行進』(98年)が、放送から21年の歳月を経てブルーレイBOXとしてソフト化された。

 いしだ壱成、酒井法子、広末涼子ら当時の売れっ子キャストに加え、雛形あきこ、松本莉緒(当時は松本恵)、安藤政信ら期待の若手俳優たちがそろった『聖者の行進』は、現在の地上波テレビでは考えられないほど強烈な内容だった。軽度の知的障害を持つ若者・永遠(いしだ壱成)らが住み込みで働くプラスチック工場が舞台だが、永遠たち従業員は雇用主である工場の社長(段田安則)や、その甥っ子(デビッド伊東)らに毎回のように暴行を受ける。さらに永遠たちと一緒に働く妙子(雛形あきこ)は、コスプレ好きな社長によってウェディングドレスなどに着替えさせられた上でレイプされるシーンが合計4回にわたって盛り込まれた。ヒロイン役の広末涼子がクライマックス前にフェードアウトしてしまったことを忘れるほど、刺激的なシーンの連続だった。

 平均視聴率20.3%という高い数字を残した『聖者の行進』だが、TBSには毎週放送後にクレームの電話が鳴り響いた。「週刊文春」(文藝春秋)は大型キャンペーン「テレビが病んでいる」を張り、いしだ壱成らが役づくりのために見学した都内の養護学校の教員が暴力的なドラマ内容に不満を持っていることを伝えている。TBSはマスコミや視聴者への対応に追われ、一部のスポンサーが企業名を番組テロップから外すという騒ぎに。今でいう“大炎上ドラマ”だった。

 放送時34歳だった脚本家の野島伸司が『聖者の行進』の企画を思いつき、ストーリーづくりのベースにしたのが、1995年に発覚した「水戸事件」と呼ばれるものだった。茨城県水戸市で段ボール工場を経営していた赤須社長は、知的障害者を積極的に採用していることで地元の名士として知られていた。ところが実際は、知的障害者の雇用は市からの助成金が目的。助成金が支払われる期間である1年半を過ぎると、工場で働く知的障害者たちは金属バットや椅子で殴られるなど激しい暴力を受け、退職することを余儀なくされていた。

 赤須社長が手に入れたのは、市からの助成金だけではなかった。工場で働く知的障害者には毎月3,000~5,000円が給料として支払われたが、彼らが自立することを願って工場へ送り出した家族には毎月3万円の寮費や寄付金が求められた。給料よりも家族が支払う金額のほうが遥かに多かった。ドラマでは社長から性的暴行を受けるのは雛形あきこだけだったが、実際の事件では女性従業員の多くが社長やその友人の性欲の犠牲となっていたことが『福祉を食う 虐待される障害者たち』(毎日新聞社)に書かれている。

 社長を訴えれば、知的障害者が働く場所がなくなってしまうため、被害者もその家族もなかなか事件化することができずにいた。また、警察も知的障害者から事実内容について聞き取り調査をすることに及び腰だった。横暴の限りを尽くした赤須社長は96年に逮捕されるものの、刑事裁判では詐欺罪・暴行罪・傷害罪のみを問われ、懲役3年執行猶予4年という実刑なしの軽い処分で許されてしまう。その判決内容に怒り、赤須社長らに詰め寄った支援者たちは、逆に器物破損や暴行などで実刑判決を喰らっている。非常に多くの問題を抱えた事件だった。『聖者の行進』の放映終了後も係争は続き、社長から性的暴行を受けた女性従業員たち3名による民事裁判が2004年まで行なわれた。

 水戸事件の発覚と同時期に、滋賀サン・グループ事件、白河育成園事件など日本各地で障害者たちが蹂躙されている事実が次々と明らかになり、11年になって「障害者虐待防止法」が成立することになる。『聖者の行進』が曲がりなりにも問題提起した知的障害者たちを取り巻く環境は、法律が整備されたことで変わったのだろうか。いや、残念ながらそうはならなかった。

 16年に神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」が元職員の男性(犯行時26歳)によって襲撃され、入所者19人が刺殺される残虐な事件が起きている。犯人逮捕後も亡くなった方たちの名前は公表されず、歪んだ思想を持つ犯人の主張ばかりが大きく報道されるという異常な事態となった。物議を醸した『聖者の行進』の放送から21年。知的障害者たちを取り巻く環境は、ますます厳しくなっていると言わざるをえない。
(文=長野辰次)

『聖者の行進』ブルーレイBOXは4月2日より発売。

壮絶炎上ドラマ『聖者の行進』がブルーレイ化!! 野島伸司が参考にした障害者虐待事件とは……?

 平成時代のテレビドラマを振り返る際に、必ず名前が挙がるのが1990年代に大人気を博した野島伸司作品だ。彼が脚本を手掛けたフジテレビ系のドラマ『101回目のプロポーズ』(91年)や『ひとつ屋根の下』(93年)はそれぞれ最高視聴率36.7%、37.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と驚異的な数字を記録。コメディもので評価を得た野島作品は、TBS系のドラマ『高校教師』(93年)で近親相姦、『人間・失格』(94年)でイジメや自死といった過激な題材を扱うセンセーショナルな作風へと変わっていく。そんな過激路線のピークを極めたTBSの金曜ドラマ『聖者の行進』(98年)が、放送から21年の歳月を経てブルーレイBOXとしてソフト化された。

 いしだ壱成、酒井法子、広末涼子ら当時の売れっ子キャストに加え、雛形あきこ、松本莉緒(当時は松本恵)、安藤政信ら期待の若手俳優たちがそろった『聖者の行進』は、現在の地上波テレビでは考えられないほど強烈な内容だった。軽度の知的障害を持つ若者・永遠(いしだ壱成)らが住み込みで働くプラスチック工場が舞台だが、永遠たち従業員は雇用主である工場の社長(段田安則)や、その甥っ子(デビッド伊東)らに毎回のように暴行を受ける。さらに永遠たちと一緒に働く妙子(雛形あきこ)は、コスプレ好きな社長によってウェディングドレスなどに着替えさせられた上でレイプされるシーンが合計4回にわたって盛り込まれた。ヒロイン役の広末涼子がクライマックス前にフェードアウトしてしまったことを忘れるほど、刺激的なシーンの連続だった。

 平均視聴率20.3%という高い数字を残した『聖者の行進』だが、TBSには毎週放送後にクレームの電話が鳴り響いた。「週刊文春」(文藝春秋)は大型キャンペーン「テレビが病んでいる」を張り、いしだ壱成らが役づくりのために見学した都内の養護学校の教員が暴力的なドラマ内容に不満を持っていることを伝えている。TBSはマスコミや視聴者への対応に追われ、一部のスポンサーが企業名を番組テロップから外すという騒ぎに。今でいう“大炎上ドラマ”だった。

 放送時34歳だった脚本家の野島伸司が『聖者の行進』の企画を思いつき、ストーリーづくりのベースにしたのが、1995年に発覚した「水戸事件」と呼ばれるものだった。茨城県水戸市で段ボール工場を経営していた赤須社長は、知的障害者を積極的に採用していることで地元の名士として知られていた。ところが実際は、知的障害者の雇用は市からの助成金が目的。助成金が支払われる期間である1年半を過ぎると、工場で働く知的障害者たちは金属バットや椅子で殴られるなど激しい暴力を受け、退職することを余儀なくされていた。

 赤須社長が手に入れたのは、市からの助成金だけではなかった。工場で働く知的障害者には毎月3,000~5,000円が給料として支払われたが、彼らが自立することを願って工場へ送り出した家族には毎月3万円の寮費や寄付金が求められた。給料よりも家族が支払う金額のほうが遥かに多かった。ドラマでは社長から性的暴行を受けるのは雛形あきこだけだったが、実際の事件では女性従業員の多くが社長やその友人の性欲の犠牲となっていたことが『福祉を食う 虐待される障害者たち』(毎日新聞社)に書かれている。

 社長を訴えれば、知的障害者が働く場所がなくなってしまうため、被害者もその家族もなかなか事件化することができずにいた。また、警察も知的障害者から事実内容について聞き取り調査をすることに及び腰だった。横暴の限りを尽くした赤須社長は96年に逮捕されるものの、刑事裁判では詐欺罪・暴行罪・傷害罪のみを問われ、懲役3年執行猶予4年という実刑なしの軽い処分で許されてしまう。その判決内容に怒り、赤須社長らに詰め寄った支援者たちは、逆に器物破損や暴行などで実刑判決を喰らっている。非常に多くの問題を抱えた事件だった。『聖者の行進』の放映終了後も係争は続き、社長から性的暴行を受けた女性従業員たち3名による民事裁判が2004年まで行なわれた。

 水戸事件の発覚と同時期に、滋賀サン・グループ事件、白河育成園事件など日本各地で障害者たちが蹂躙されている事実が次々と明らかになり、11年になって「障害者虐待防止法」が成立することになる。『聖者の行進』が曲がりなりにも問題提起した知的障害者たちを取り巻く環境は、法律が整備されたことで変わったのだろうか。いや、残念ながらそうはならなかった。

 16年に神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」が元職員の男性(犯行時26歳)によって襲撃され、入所者19人が刺殺される残虐な事件が起きている。犯人逮捕後も亡くなった方たちの名前は公表されず、歪んだ思想を持つ犯人の主張ばかりが大きく報道されるという異常な事態となった。物議を醸した『聖者の行進』の放送から21年。知的障害者たちを取り巻く環境は、ますます厳しくなっていると言わざるをえない。
(文=長野辰次)

『聖者の行進』ブルーレイBOXは4月2日より発売。