『白衣の戦士!』リアル“シンママ”鈴木紗理奈が役にハマるも、重要シーンカットで脚本に違和感

『白衣の戦士!』第7話が29日に放送され、平均視聴率は7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回から0.5ポイントアップ! 始まって以来初の復調の兆しを見せました。ドラマもいよいよ終盤戦、このままの勢いを維持したいところですが……。

 ということで、シングルマザー・鈴木紗理奈が大奮闘した7話のあらすじから振り返ります。

(前回までのレビューはこちらから)

 

元ヤンシングルマザーと息子の絆

 シングルマザーの先輩ナース・貴子(鈴木)に頼まれ、小学生の息子・佑輔くん(五十嵐陽向)を一晩預かることになったはるか(中条あやみ)。意外と料理上手な夏美(水川あさみ)に晩御飯のハンバーグを作ってもらったりしながら、なんとか任務を果たします。

 生意気でヤンチャ坊主な佑輔くんは、貴子の前ではかなり“いい子”。夜勤を終えて帰って来た母のためにうどんを茹でてあげようとして、手にやけどを負ってしまいました。

 幸い軽いやけどで済んだものの、貴子は元夫・一ノ瀬(松尾諭)や義理の両親から責められ、ボロクソに言われてしまいます。

 これをキッカケにして、育児に仕事、さらには階段から落ちて入院している母の面倒と、必要以上に気合を入れる貴子ですが、ついに限界に達したのか、過労で仕事中に倒れてしまうのでした。

 自分を責める貴子は、佑輔くんを引き取ると言ってきた元旦那の申し出を受け入れようとするのですが、はるかから、

「看護師の仕事を頑張っているお母さんが大好き」

 と佑輔くんが書いた忘れ物の作文を見せられ、失いかけていた自信を取り戻し、元旦那を説得することを決意。話し合いで頭を下げ、これまで通り佑輔くんと暮らせることになりました。めでたしめでたし。

 役柄同様、2013年にレゲエミュージシャンの元夫と離婚し、9歳の息子を持つシングルマザーの鈴木紗理奈。今話では“元ヤン”という過去も明かされ、まさにハマリ役でした。中条あやみちゃん演じるはるかも同じ元ヤン設定ですが、さすがはガチな元ヤン、「ゴルラァアアアアア!(怒)」と子役に怒鳴りつけるくらいお手の物。ダメなことはダメときちんと叱る姿は、実生活でもこんな感じでお母さんをしているのかなと思うくらいです。

 特に、息子が書いた作文に涙するシーンは、自分自身と役を重ねて感情移入したのかとても自然な演技で、「ありきたりすぎるんだけど泣いてしまった」「シンママ紗理奈がんばれ」といった声や、「子供を育てながら働く大変さがわかる」「世のお母さん達本当に尊敬する」「子供も子供なりに一生懸命頑張ってる。親が気づかない間に、たくさん成長してるんだね」など、視聴者からも反響の声が上がっていました。

 気になったことを挙げるとすれば、ナースにしては、ややメイクが濃かったことくらいでしょうかね。

 一方で、佑輔くんがやけどをしたことについて、「自分のせいでやけどしたのに心配じゃないのか!?」「だから(仕事をしながら母親一人で子供を育てるなんて)反対だった」「どうせ家事にも手が回らなくて佑輔に手伝わせていたんでしょ!?」などなど、軽い火傷くらいで、まるで命の危険にさらされたみたいに騒ぎ立てる元旦那一家にはツッコミの声が殺到!

「本当にウザい」「言いたいことはわかるけどこれお母さんのせいじゃないだろ」「こんなに責めて母親と関係悪化したら子どもにも会わせてもらえなくなるよ」と、大顰蹙を買っていました。

 親権は旦那で、養育権は貴子が持っているんですかね(?)。それくらい、やかましかったです。まあドラマなので、意図的に誇張して“悪者感”を出したんでしょうけど。

 

一番大事なところをセリフで片付ける脚本に違和感

 今回残念だったのは、あっさり許すとは思えない、一癖も二癖もありそうな元旦那とその両親を説得するくだりを、「ちゃんと頭下げて話したら分かってもらえた!」という貴子のたった一言で片付けられてしまったことです。

 元旦那に嫌味を言われ自信をなくし、育児も仕事も完璧にこなそうと意地になっていた貴子は、過労で倒れたことで、病院のナース仲間や親や友達など周りの人の力を借りながら、自分一人だけではなくみんなに佑輔くんを育ててもらっていることに気がつきました。

 そして、「うちにはお父さんがいないから、ぼくがそばにいてお母さんを守る」という息子の気持ちを知り、“お母さんを続けたい!”という気持ちを今度は貴子が旦那にぶつける――という大事なシーンへと繋がると思ったんですが……。

 今話は特に、起承転結でいうところの、「起」と「転」の描写が長ったらしかったように感じました。佑輔くんが寝た後にはるかと夏美が恋バナをするシーンや、斎藤(小瀧望/ジャニーズWEST)がはるかとの関係を師長の本城(沢村一樹)や外科医の柳楽(安田顕)に問い詰められるシーンをもう少し短くすれば、後半にもっと時間を割けたんじゃないかと思います。何度も言いますが、紗理奈さんはとてもよかっただけに、残念です。

 

ここにきて斎藤がキャラ変

 前回ラストで酔った勢いでキスをしてしまったはるかと斎藤。これまではるかが斎藤を意識して一方的にドギマギしていたのですが、今話では立場が逆転。優等生でいつも落ち着いた立ち居振る舞いの斎藤がキスのことを思い出して動揺しまくりでした。そのかわいらしい姿はまるでヒロインのよう。ここにきてキャラ変しています。

 また、ドラマが始まった当初は本城の気持ちに全く気付いていなかった夏美も、前回本城に“ちゃんと婚活相手として向き合う発言”をして以来、いきなり積極的になるなど、キャラがブレまくりです。

 まぁ、よく言えば、回を追うごとによって意外な一面が見えてくるということ。残り3話でどんな顔を見せてくれるでしょうか……。

 今夜放送の8話では、そんなはるか&斎藤、夏美&本城の2組の恋愛模様のほか、お茶目で優しい柳楽先生にまさかの浮気疑惑が!? 5話の“不倫回”を超えるドロドロ展開に期待したいところですね。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

 

上野樹里、月9の新ドラマ主演決定でジャニーズとの「因縁」再び⁉

 7月スタートのフジテレビ月9ドラマ『監察医 朝顔』に上野樹里が主演する。上野の月9ドラマ出演は、2006年の『のだめカンタービレ』以来、13年ぶりだという。

 今作は大学勤務の新米法医学者を演じる上野が、原因不明の遺体の死因を究明するというストーリー。共演には父親役の時任三郎のほか、ジャニーズ事務所の風間俊介とSixTONES・森本慎太郎が名を連ねている。

 もっとも、6月2日配信の「日刊ゲンダイDIGITAL」によると、上野の起用にはフジ局内から反発の声が上がっていたという。

「ドラマ関係者によれば、上野は気難しい女優として知られている。現場では役柄をめぐり、演出家や共演者と口論することが日常茶飯事なのだとか。今回は風間や森本がその洗礼を受けて、揉めるようなことが起きる可能性がある。とりわけ、森本はジャニーズアイランド社長の滝沢秀明が猛プッシュしているイチ押しアイドルですから、スタッフは戦々恐々としているようです」(週刊誌記者)

 上野には以前にもジャニーズとの“因縁”があるという。

「上野の代表作である『のだめ』は、W主演した玉木宏の好演もヒットした大きな要因です。実は当初、同作はTBSでV6・岡田准一の主演によってドラマ化の予定だった。その際、ジャニーズ事務所の圧力により、原作を大きく変更されたことと、テーマ曲をV6の歌にしようとしたことに原作者の二ノ宮知子が難色を示し、この企画は流れました。 その後、フジが原作を十分尊重し、テーマ曲もクラシック曲にする案で二ノ宮サイドに企画を持ちかけ、ドラマ化が実現。上野は主演継続となりましたが、ジャニーズのタレントは排除されることとなった。そのいきさつから、ドラマの番宣で『のだめ』が再放送される可能性はほとんどないでしょう」(テレビ誌ライター)

 上野がジャニーズタレントたちと良好な関係を築けるのか注目だ。

『ラジエーションハウス』本田翼が入院で出番激減……“ヘタクソ商法”使えず視聴率も激減!

(これまでのレビューはこちらから)

 窪田正孝主演ドラマ『ラジエーションハウス』(フジテレビ系)の第9話が6月3日に放送され、平均視聴率11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 今回、ついに唯織が「医者バレ」しましたね(ワクワク)! それにイケメン医師・辻村役の鈴木伸之がメインの回ということで、目の保養になりました(笑)。

 それでは、今週もあらすじから振り返りましょう!

技師たちが本領発揮……

 杏(本田翼)がエレベーターから転落し、すぐさま唯織(窪田)は駆け寄る。頭部を強打しており、唯織は自分が技師であることを忘れ、レントゲンを撮るように看護師に言うも、看護師は無反応。するとそこに辻村(鈴木)が現れ、レントゲン検査を準備するようにと判断を下す。自分が技師であることを思い出す唯織は、早速レントゲン検査の準備に取り掛かる。

 時同じくして、甘春病院に大物政治家・安野(中村梅雀)が極秘入院することに。辻村の父親で有名大学病院の教授・丈介(名高達男)が連れてきたこともあり、辻村が担当に。ただ、入院は表向きで、本当はスキャンダルから身を隠すための入院。すぐさまマスコミが甘春病院に集まり、安野は何かしらの入院理由を発表するようにと医師たちに告げる。

 担当の辻村は技師たちに形だけの検査をするように、と命令。怪訝な顔を見せる技師たちだったが、検査では本気に。その甲斐あって、スキルス性の胃がんを見つけるのだった、というのが今回のストーリーでした。

 先週杏がエレベーターから落ち、今週は病人として登場。ストーリーも辻村医師がメインとなるという回だったので、おのずと本田の出番が減り、「あ~、あの棒演技を見なくて済む~」なんて、安堵していたんです。

 ですが、出てこないとそれはそれで悲しい気持ちになるんですよね(笑)。なんだろ、あの棒演技を見るために、このドラマを見ていたかのように(笑)。

 棒演技なんですが、よくよく考えると、これがツボるんですよね~。「あ~来たぞ! 棒演技!」ってな具合で逆に注目しちゃう(笑)。“ヘタクソ商法”にまんまとはまっちゃいましたよ~!

 ネットでも「あ~、本田翼の棒演技見れなくて残念」とストレートな声のほか、出番が薄くなかったことで「ばっさーの演技にハマっていた自分に気付いた」という声もチラホラ。みな、今回の出番の少なさに寂しさを感じていた様子。本田の出番が少なかったからか、視聴率も下がりましたしね。

 怪我の功名ってこういうことを言うのですかね(笑)!?

医療モノなのに基本的な部分がおざなり

 技師を下に見ていた辻村のつらい部分や改心するところが見れて、全体的には満足といった感想なんですが、一点気になるところが。

 それは安野が検査前にメロンを相当食べていたところです。普通に考えてダメじゃないですか? それにスキルス性の胃がんが見つかるという設定のため、バリウム検査をするんですが、その検査にはメロンの影もなく……。すごい消化速度ですね。安野が超人としか思えません(笑)。大物政治家で態度の悪い安野ということを強調したがために、メロンを食べる演出を施したのかと思いますが、どう考えてもおかしいですよね~。ちょっと考えたらわかるかと思うのですが……。

「細かい!」と言われそうですが、医療ドラマだからこそ、こういう部分が大事だと思います。

裕乃の片思いが消される……

 先週に裕乃(広瀬アリス)が唯織に片思いし始めた感じのシーンがあり、「お! 4角関係のはじまりか!」なんて思ったんですが、今週はそんな裕乃の恋心を一切描かずに終了しまして(苦笑)。先週のあれは一体……? 原作だと、裕乃が作ってきたお弁当を唯織が食べてそれを見ていた杏がヤキモチを焼くなってシーンありますけど、そういうのを、今週に入れるべきでは?

 さらに言うと、今週は恋模様が少なすぎて……モヤモヤな気持ちに。一切描かないということはなく、ちょこちょこそれらしい雰囲気はかもし出してたんですが、辻村が唯織に宣戦布告するんですが、まあ、そのセリフが安っぽくて(笑)。「仕事でも恋でもライバルでいましょう」って……おいお~い(笑)!

 見ていて、ダサすぎて身震いしちゃいました……。来週はもっとちゃんとしたシーンが見れることを祈ります。

 以上、9話のレビューでした。

 もうすぐ最終回ですね。結構好調なので、この調子で最終回を迎えられるといいですね。ではでは、次週も楽しみに放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

福山雅治『集団左遷!!』まるで別ドラマに鞍替えも2作連続で平均1ケタ台の悪夢が目前に

 福山雅治が主演するTBS日曜劇場『集団左遷!!』の第2章「本部編」が2日放送の第7話でスタートしたが、視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と振るわず、依然低調なまま。ここまでの平均は9.97%と、ついに2ケタを割ってしまった。

 5月26日オンエアの第6話で第1章「蒲田編」が終了。蒲田支店は結果的に、ノルマになっていた融資額プラス100億円を、あと1億円というところで達成できず、廃店となってしまったが、行員たちは生き残り、それぞれ新たな支店へ移ることができた。蒲田支店支店長だった主人公・片岡洋(福山)は、本部の融資部に異動となり、役職は部付部長。天敵である横山輝生(三上博史)は、蒲田支店を犠牲にして、常務から専務に出世。舞台を本部に移して、片岡VS横山専務の新たなバトルが繰り広げられていくことになる。

 第2章は、第1章とはまったく異なる路線を打ち出しており、まるでほとんど別のドラマに鞍替えしたかのようだった。福山が走り回り、顔芸を見せるのは相変わらずだが、第1章のコメディタッチがややシリアスモードに変わっていた。

 こういう展開になってくると、視聴者も戸惑いは隠せず、早くも賛否両論のようだが、ストーリーがガラッと変わっただけに視聴率を回復させるチャンスともいえる。

 初回(13.8%)と第3話(10.1%)では2ケタに乗せたが、第4話以降、9.2%→9.0%→7.8%→9.4%と4週連続1ケタ台と低迷し、平均視聴率も1ケタ台に転落した。この先はコンスタントに2ケタ台を記録することが必須となる。福山としては、全話平均8.5%と爆死した前回の主演ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系、2016年4月期)に続く2作連続1ケタ台だけは、なんとか回避したいところだろう。

「またジャニーズ……」木村拓哉主演『教場』は、東山紀之版『砂の器』の二の舞いになるか

 フジテレビ開局60周年特別企画『教場』(2020年新春、2夜連続)の主演を元SMAPの木村拓哉が務めることが発表され、ネット上では「『砂の器』でコケたのに、またジャニーズか……」と不安視する声が相次いでいる。

 木村がスペシャルドラマに出演するのは、2014年3月のテレビ朝日開局55周年記念『宮本武蔵』以来。原作は長岡弘樹氏の同名ベストセラーミステリーで、脚本は『踊る大捜査線』シリーズの君塚良一氏。木村は冷酷無比な警察学校の教官役を演じるといい、クランク前には「クランクインするずいぶん前から、すぐ10分後にでも撮影を始めたいという気持ちでいました(笑)」「おそらく見たことのない、味わったことのない作品になると思うので驚く方が多いのではないかと思います」などと自信を覗かせている。

「正義感の強いヒーロー役ばかり演じてきた木村にとっては珍しいヒール役ですから、『何を演じてもキムタク』という悪評を打ち消す絶好のチャンスといえそう。しかし、原作ファンからは『木村のイメージじゃない』『渋さが足りない』と早くも心配の声が。少年隊・東山紀之版『砂の器』や、V6・岡田准一版『白い巨塔』の二の舞いになるのではないかと危惧されています」(テレビ誌記者)

 3月に放送されたフジテレビ開局60周年特別企画『砂の器』は、平均視聴率11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2ケタに届いたものの、視聴者からは「名作をやるなら、質を下げないでほしい」「ただの2時間サスペンス」などと酷評が殺到した。

 同様に、先月22日より5夜連続で放送されたテレビ朝日開局60周年記念スペシャルドラマ『白い巨塔』も、その評価はボロボロ。同作のファンから怒りの声が相次いだ。

「ジャニーズ俳優の演技だけが要因ではないものの、こうも評判の悪い作品が続くと『開局記念ドラマとの相性が悪い』と言わざるを得ない。開局記念番組はテレビ局が大々的に宣伝するため、高視聴率が期待できますが、看板に局名を背負っている分、ドラマの評判がそのままテレビ局の評判につながってしまう。もう『砂の器』のような失敗は避けたいフジですが、『教場』に対してネット上では『ジャニーズ主演の開局記念ドラマは、期待するだけ無駄』『キムタクより、中居(正広)くんのほうが見る気になる』なんてネガティブな声が目立ちます」(同)

「またジャニーズか……」と早くも視聴者を落胆させている『教場』。近頃、顔の“お直し”疑惑が話題の木村だが、その若返った顔で渋味のある主人公を演じきることができるだろうか?

「またジャニーズ……」木村拓哉主演『教場』は、東山紀之版『砂の器』の二の舞いになるか

 フジテレビ開局60周年特別企画『教場』(2020年新春、2夜連続)の主演を元SMAPの木村拓哉が務めることが発表され、ネット上では「『砂の器』でコケたのに、またジャニーズか……」と不安視する声が相次いでいる。

 木村がスペシャルドラマに出演するのは、2014年3月のテレビ朝日開局55周年記念『宮本武蔵』以来。原作は長岡弘樹氏の同名ベストセラーミステリーで、脚本は『踊る大捜査線』シリーズの君塚良一氏。木村は冷酷無比な警察学校の教官役を演じるといい、クランク前には「クランクインするずいぶん前から、すぐ10分後にでも撮影を始めたいという気持ちでいました(笑)」「おそらく見たことのない、味わったことのない作品になると思うので驚く方が多いのではないかと思います」などと自信を覗かせている。

「正義感の強いヒーロー役ばかり演じてきた木村にとっては珍しいヒール役ですから、『何を演じてもキムタク』という悪評を打ち消す絶好のチャンスといえそう。しかし、原作ファンからは『木村のイメージじゃない』『渋さが足りない』と早くも心配の声が。少年隊・東山紀之版『砂の器』や、V6・岡田准一版『白い巨塔』の二の舞いになるのではないかと危惧されています」(テレビ誌記者)

 3月に放送されたフジテレビ開局60周年特別企画『砂の器』は、平均視聴率11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2ケタに届いたものの、視聴者からは「名作をやるなら、質を下げないでほしい」「ただの2時間サスペンス」などと酷評が殺到した。

 同様に、先月22日より5夜連続で放送されたテレビ朝日開局60周年記念スペシャルドラマ『白い巨塔』も、その評価はボロボロ。同作のファンから怒りの声が相次いだ。

「ジャニーズ俳優の演技だけが要因ではないものの、こうも評判の悪い作品が続くと『開局記念ドラマとの相性が悪い』と言わざるを得ない。開局記念番組はテレビ局が大々的に宣伝するため、高視聴率が期待できますが、看板に局名を背負っている分、ドラマの評判がそのままテレビ局の評判につながってしまう。もう『砂の器』のような失敗は避けたいフジですが、『教場』に対してネット上では『ジャニーズ主演の開局記念ドラマは、期待するだけ無駄』『キムタクより、中居(正広)くんのほうが見る気になる』なんてネガティブな声が目立ちます」(同)

「またジャニーズか……」と早くも視聴者を落胆させている『教場』。近頃、顔の“お直し”疑惑が話題の木村だが、その若返った顔で渋味のある主人公を演じきることができるだろうか?

福山雅治主演ドラマが『半沢直樹』そっくりに! “加齢なる”本部編のスタート『集団左遷!!』第7話

 福山雅治の顔芸や視聴率が低迷していることばかりが話題となっている『集団左遷!!』(TBS系)。蒲田支店を舞台にした第1章は終わり、キャストもストーリーも大きく変わった第2章が始まりました。はたして、仕切り直しはうまくいったのでしょうか。第7話を振り返ってみましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 廃店が決まっていた三友銀行蒲田支店の支店長となった片岡(福山雅治)の奮闘ぶりが第6話までは描かれてきました。その結果、蒲田支店は廃店。支店員たちはバラバラとなり、片岡は本部融資部へと異動となります。舞台も登場する顔ぶれもドラマ内容も、がらりと変わりました。ぶっちゃけ、視聴率が伸び悩んだ『集団左遷!!』は第6話で打ち切られたようなものだなと感じさせる本部編です。

 三友銀行本部の横山常務(三上博史)はリストラ計画を成功させた手腕を認められ、専務に昇格。AIを導入し、これまで以上に人員の合理化を進めていくことを会議で発表します。そんな折、三友銀行が融資している百貨店グループ「マルハシ」のダニエルCEOが逮捕されたというニュースが飛び込みます。資産を私的流用していた疑いがあるというものです。横山専務はこの機に、前社長だった丸橋会長(本田博太郎)を社長に復帰させようと提案するのでした。

 一方、三友銀行日本橋支店の副支店長となっていた真山(香川照之)のもとに、差出人不明の告発メールが届きます。CEOは会長にハメられたという内容でした。真山も片岡も新しい職場では暇を持て余していました。横山専務の独断ぶりに違和感を覚える隅田常務(別所哲也)に直訴し、片岡と真山は告発メールの差出人を探すことにします。

 

意外性もサスペンス性もまるでなし

 事件の鍵を握るディープスロートは、あっさりと見つかります。真山が「会いたい」と告発者に返信メールを送ると、自宅に招いてくれたのです。出会い系アプリで出会うよりも簡単でした。告発者は百貨店の元経理部長(モロ師岡)で、会長が貸し出し記録をごまかしていることを指摘したことから子会社へ左遷させられていたのでした。悪人顔の丸橋会長がやっぱり真犯人だったのです。

 片岡は百貨店の再建を目指す会長の息子である副社長・丸橋ジュニア(筒井道隆)に協力を求めます。副社長に「父さんの不正を証明する証拠は見つけたよ。今から警察に行きます」と会長に電話を掛けさせます。片岡の考えたハッタリでしたが、会長はまんまと罠にハマり、改竄した貸し出し記録の原本を取りに行ったところを片岡たちに取り押さえられるのでした。

 意外性もサスペンス性もまるで感じさせないエピソードです。まぁ、こんな間抜けな会長が社長に復帰できるような百貨店には未来はないでしょう。カルロス・ゴーン逮捕劇のような大掛かりな事件になるのかと思わせながら、新章になっても『集団左遷!!』はやっぱり『集団左遷!!』のままでした。脚本のズボラさは相変わらずです。

 蒲田支店の若手行員・滝川(神木隆之介)や木田(中村アン)たちが姿を消し、キャストの年齢層がぐ~んと上がった第7話。華麗な新章の幕開けとは言いがたく、加齢臭漂う本部編の始まりとなりました。

 片岡ががんばったせいで、かつては片岡の上司だった宿利部長(酒向芳)は追い出し部屋の住人となってしまい、片岡とは同期入社で仲のよかった梅原(尾美としのり)は横山派閥の一員となり、片岡によそよそしくなります。鮫島(小手伸也)の横山常務へのロボット風腰ぎんちゃくぶりはすっかり板に付いてきました。いろんなタイプのおじさんたちが百花繚乱。おじさん天国となった本部編でした。日本はこれからいよいよ高齢化社会を迎えるのだなと実感した次第です。

 先週はV6の岡田准一が財前教授役を演じた『白い巨塔』(テレビ朝日系)の最終話とバッティングし、ほぼダブルスコアの大差で視聴率バトルに破れてしまいました。新規巻き返しを狙った第7話の気になるその結果は……?

 第6話の視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第7話は9.4%に上昇。池井戸潤原作の『半沢直樹』(TBS系)とは異なるテイストの銀行員ものを目指してスタートした『集団左遷!!』でしたが、金融庁の視察や本部内の派閥争いなど、『半沢直樹』っぽい要素を投入した本部編のほうが数字がよかったとは何とも皮肉です。視聴率の下落を止めるためには、かまっていられなかったのでしょう。裏でテレビ朝日が放映していた岡田准一主演の時代劇大作『関ヶ原』(17年)が大きな話題になってなかったことも幸いしたようです。

 残りの話数で、大手銀行に巣食う闇が暴かれることになるようです。ザルのような脚本なので、どこまでリアルに大企業の闇に迫ることができるのかはなはだ疑問ですが、横山専務を演じる三上博史が独自の組織論、世界観を訴えるシーンには期待を寄せたいと思います。
(文=長野辰次)

“車中不倫”原田龍二、『相棒』降板は必至!? イメージダウンで俳優生命の危機到来!

 遊ぶにしても、芸能人なら、ほかに手段はなかったのだろうか?

 イケメン俳優・原田龍二の“車中不倫”が報じられた。5月30日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によると、原田は郊外の広大なスポーツ公園の脇道に、マイカーである4WDランドクルーザーを駐車して、ファンの女性を招き入れ、事に及んだ。時間にして、わずか約10分。事が終わったら、最寄り駅まで送ってバイバイしたという。このほかに、原田は地方のロケ先でも、ほかの女性と関係をもっており、ほとんどが車中だったとされる。同誌の直撃に、原田は「してはいけないことですね」などと答え、おおむね事実を認めている。

 この事態を受け、原田が出演し、同31日に放送予定だったNHK総合の旅番組が別の内容に差し替えられ、6月1日に石川テレビで放送の『金沢百万石まつり』の中継特番への出演がキャンセルされるなど、早くも影響が出ている。

 原田は俳優として、『水戸黄門』(TBS系)の5代目助さん役を演じたほか、テレビ朝日系の人気ドラマ『相棒』にも、陣川公平刑事役で「シーズン3」から、準レギュラーで出演。近年では、温泉俳優と称して、旅番組で温泉を巡って、全裸になって入浴するシーンが定番となり、日本テレビ系の大みそか特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 笑ってはいけない』シリーズでは、裸芸を披露するなど新境地も開拓。また、2017年からはTOKYO MX『5時に夢中!』で、MCを務めるなど、仕事の幅を広げていた。

 私生活では、2001年に女優と結婚し、2児をもうけ、子煩悩なキャラが定着していただけにイメージダウンは免れないだろう。

「今回の件は、袴田吉彦の“アパ不倫”と何かと比較されますが、明らかに性質が違います。袴田はグラビアアイドルとの不倫が発覚した当時、すでに妻とは別居中でした。密会場所がリーズナブルな料金でおなじみのアパホテルだったことで、『ケチ』とのイメージがついただけ。記事が出たのは相手グラドルの売名行為だった可能性もあって、袴田に同情論も出ました。一時期、袴田は俳優業で干されましたが、後に妻との離婚も成立して禊を終えたこともあり、今ではすっかり仕事も回復し、順調です。一方、原田の相手はファンで、会う場所はカネのかからない車中で、しかも時間は10分。ヤルことヤッたら、さっさと帰してしまうなど最低です。自身の性欲処理にファンを利用していただけで、これを不倫といっていいものかどうか。せめてホテルを使っていたなら、話は変わりますが、車中など論外。イメージダウンは必至で俳優生命の危機が到来したといえそうです」(芸能記者)

 さわやかなイメージで売っていた原田だけに、この報道で、その好感度は地に墜ちそう。俳優業はイメージが大事な仕事だけに、悪影響は避けられそうにない。『相棒』には04年から出演していたが、お呼びがかからなくなる可能性も高そう。当分はオファーがあるのは、バラエティくらいだろうか……。

(文=田中七男)

視聴率“3冠王”日テレに迫る崩壊の序曲 5月第4週でテレ朝に惨敗し無冠

 昨年まで5年連続で年間視聴率“3冠王”に君臨してきた日本テレビが、いよいよヤバい状況になった。

 5月第4週(5月20日~26日)の週間視聴率において、無冠に終わったのだ。同週の時間帯別視聴率は、全日帯(午前6時~深夜0時)が7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、ゴールデン帯(午後7時~10時)が10.7%、プライム帯(午後7時~11時)が10.3%でいずれも2位。日テレが週間視聴率で無冠だったのは、昨年12月3日から9日以来、24週ぶりの非常事態。

 5月第4週のすべての時間帯で首位に立ったのはテレビ朝日で、全日帯7.7%、ゴールデン帯11.6%、プライム帯12.0%で、日テレに大差をつけた。テレ朝は全日帯では7週連続でトップに立っており、これは開局以来初の快挙だという。

 同週、日テレがテレ朝に敗退した最大の要因は、“ドラマ対決”での惨敗であろう。プライム帯の日テレの連ドラは、中条あやみ&水川あさみ主演『白衣の戦士!』(22日)が7.2%、古田新太主演『俺のスカート、どこ行った?』(25日)が7.3%、原田知世&田中圭主演『あなたの番です』(26日)が6.4%とボロボロ。

 一方のテレ朝は、開局60周年記念5夜連続スペシャルドラマ『白い巨塔』(V6・岡田准一主演)を22日から26日まで、午後9時から放送。これが22日=12.5%、23日=11.8%、24日=12.2%、25日=13.5%、26日=15.2%と好調。沢口靖子主演『科捜研の女』(23日)も12.2%と安定した視聴率をマークし、日テレと明暗を分けた。

 昨今、日テレは鉄壁を誇ってきた日曜ゴールデン帯の『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』の牙城が崩れ、テレ朝の『ナニコレ珍百景』『ポツンと一軒家』に敗れることが増えたが、バラエティだけが悪いわけではない。ドラマ、情報・報道番組も立て直していかないと、6年連続視聴率3冠王はないだろう。

(文=田中七男)

絶対に失敗できない『半沢直樹』新シリーズ 不祥事リスクのある俳優は完全排除に

 堺雅人主演のTBS系ドラマ『半沢直樹』の新シリーズが、2020年4月クールに放送されることが決まった。2013年に放送された第1シリーズ最終回の視聴率は42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、平成に放送された民放ドラマの中では第1位。まさにモンスター級の人気ドラマの帰還に、TBSも今から気合が入っているという。

「TBSの佐々木卓社長も定例会見で『ものすごく興奮しています。血がたぎる気分です』と発言するほど。ただ、裏を返せば、絶対にコケることが許されないドラマなので、プレッシャーも相当でしょう」(テレビ局関係者)

 重厚な人間模様を描く作品ということで、通常のドラマよりも時間をかけて制作することとなりそうだ。

「民放ドラマで放送の1年前から制作を発表するのは異例。時間をかけ、脚本も練りに練って完璧なものに仕上げてくるでしょうし、撮影の開始時期も早くなりそうです」(同)

 現時点では、主演の半沢を演じる堺雅人以外のキャストは発表されていない。しかし、ここがネックになりそうだという。

「ここ最近は、新井浩文やピエール瀧といった、多数の作品に出演している個性派俳優が不祥事を起こし、作品が撮り直しになったり、お蔵入りになったりすることも少なくない。登場人物が多い『半沢直樹』についても、十分に気をつけてキャスティングしないと、出演者の不祥事で放送が危ぶまれるなんてこともあり得ると思います。しかも、撮影開始時期が早まったならば、“撮り終わってから時間がたって不祥事発覚”となってしまう可能性も高まるわけですし」(同)

 今後キャスティングするにあたって、TBSは細心の注意を払うこととなるだろう。

「少なくとも出演者たちの身辺調査は慎重に行うでしょう。恋愛スキャンダルが懸念される俳優もおそらく避けられる。ネットで嫌われているとか、SNSで炎上しがちだとか、そういった俳優も使われない可能性が高いですね。諸経費がかかったとしても、絶対に問題のない俳優ばかりを起用することになるはずです」(同)

 絶対に失敗できない『半沢直樹』。真面目なキャスト陣で、ガチガチに固められた作品となりそうだ。