天才シェフ演じる木村拓哉の新ドラマ “熟女”鈴木京香がヒロインで大丈夫?

 木村拓哉が主演する新ドラマが10月期にTBS日曜劇場枠(タイトルは未定)で放送されることがわかった。木村の連ドラ主演は、昨年1月期『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)以来、1年9カ月ぶりとなる。

 今作で木村が演じるのはフランス料理の天才シェフ役。慢心からすべてを失ったカリスマシェフが、世界最高の三つ星レストランを目指し、再び立ち上がるストーリー。

 脚本は『ようこそ、わが家へ』『僕のヤバイ妻』『貴族探偵』『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』(いずれもフジテレビ系)、『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)などを手掛けた黒岩勉氏が担当する。

 そこで気になるのがヒロイン問題だ。木村は何かと注文が多く、撮影は木村のスケジュールに合わせなければならない。ましてや木村の主演ドラマは“高視聴率”を義務づけられるとあって、ヒロインのなり手がなかなか見つからないのが、ここ最近の実状。しかし、今回は意外にも早々に鈴木京香に決定した。鈴木は主人公に再起させるきっかけを与え、一緒にレストランを立ち上げて、三つ星レストランを目指していく女性シェフの役柄だ。

「やはりドラマでヒロインの存在は大事で、視聴率にも影響してきます。『BG』では、菜々緖がヒロイン的な役回りで出演し、それなりの貢献を果たしました。ですが、鈴木は木村より年上で51歳の純然たる熟女。木村の相手役としては、いささか高齢のような懸念もあります。中高年層にはいいかもしれませんが、彼女がヒロインで若年層を引きつけるのは難しい気がします。従って、ワキにそれなりに若い人気女優をキャスティングしないと、数字を取るのに苦労するかもしれませんね」(テレビ誌関係者)

 かつては“平成の視聴率王”として君臨し、ほとんどの主演ドラマで20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)超えを果たしてきた木村だが、加齢とともに、もはや過去の勢いはない。それでも、ここ3作の視聴率は『アイムホーム』(テレビ朝日系、2015年4月期)が平均14.8%、『A LIFE~愛しき人~』(TBS系、17年1月期)が14.6%、『BG』が15.2%と、なんとか15%前後をキープしている。

 今作も、15%が目標値になりそうだが、“熟女ヒロイン”で、その域に達するのかとなると不安がいっぱい。木村をサポートする、そのほかの主要キャストがどのようなメンバーになるのか、注目されるところだ。
(文=田中七男)

『ドクターX』はお断り? 宇垣美里のテレビ露出が少ないワケ

 3月でTBSを退社しフリーに転身、オスカープロモーションの所属となった宇垣美里の活動が順調だ。

 4月に発売されたファーストフォトエッセイ集『風をたべる』(集英社)は好セールスを記録し、「an・an」(マガジンハウス)の尻出しショットもインパクト十分で大いに話題を呼んだ。

 とりわけ、絶好調なのがイベントの仕事。5月11日に池袋サンシャインシティで開かれたコスプレイベントに登場し魔女に扮してみせ、18日には渋谷MODI前で行われた『祇園祭PR大使』の任命式に浴衣姿で出席し、注目を浴びたものだった。

「宇垣は可愛いルックスだけでなく、独特の言い回しで本音を語るので、マスコミも記事にしやすい。そのため彼女のもとにはイベントのオファーが殺到していますよ。ギャラも1回150~200万円とフリーに転向したばかりの女子アナとしては破格です。業界からは『イベントの女王』とも評され、局アナ時代の年収は軽く超えてくるのは間違いない」(芸能記者)

 しかし、その一方で物足りないのがテレビでの露出だ。一部では、10月期に放送予定の米倉涼子主演ドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)で女優デビューするとも伝えられているが……。

「これまで、『ドクターX』の外科部長や院長の“お色気秘書”役は“オスカー枠”で、米倉のバーターとして同事務所の女優が起用されるのが慣例。これまで笛木優子、内藤理沙、田中道子、是永瞳がキャスティングされていることから、次は宇垣ではないかと目されていました。しかし、現時点で彼女の名前は挙がっていないようです」(テレビ誌ライター)

 そんななか、5月31日発売の「FRIDAY」(講談社)によれば、宇垣のテレビ露出が少ないのには理由があるという。

「彼女の意向で所属事務所は“安売り”しないようにしているといいます。そのため、単発の仕事ではなくゴールデンのレギュラーを狙っているそう。女優デビューするにしても、犯人役などのインパクトあるメインゲストならあり得るものの、脇役では受けない方針。当然、『ドクターX』も秘書役では出る気がないのだとか」(週刊誌編集者)

 新人とは思えない「大物感」を漂わせている宇垣。ドラマ、バラエティとオファーは殺到していそうだが、どの番組を選ぶのか楽しみだ。

『いだてん』不調続き……チコちゃん、岡村隆史の投入あるか?

 NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の低視聴率が続いている。ワーストは第16回の7.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)であり、今後さらなる“最低記録更新”も起こりかねない。これから物語が折り返し地点をむかえるにあたり、何とも心もとない数字である。

 今後、求められるのは“テコ入れ策”であろうが、そこには仰天プランも登場しそうだ。

「同局の人気番組『チコちゃんに叱られる!』のチコちゃんと、同番組に出演するナインティナイン岡村隆史の投入ですね。実はこのプランは『いだてん』放送開始当初に一部メディアに報じられ、演出スタッフの一人である大根仁氏がネット上で『全部デタラメ』と反論していました。しかし、その後、岡村が次年度の大河ドラマ『麒麟がくる』への出演が発表されましたら、可能性が消えたわけではないでしょう」(業界関係者)

 ならば、どういったタイミングで「チコちゃん」と「ナイナイ岡村」の登場が予想されるだろうか。

「物語は現在のところ大正時代まで進んでいます。ここから昭和、第二次世界大戦、戦後から東京オリンピックへと進んでいきます。現代史に近づくにつれて、視聴者にとってもおなじみのトピックが増えてくるといえるでしょう。これらに関するトリビア解説などで『チコちゃん』投入といったサプライズもありそうですね。さらに岡村は『めちゃ×2イケてるっ!』(フジテレビ系)のオファーシリーズなどを見てもわかる通り、スポーツ万能キャラであり、次年度の大河出演者の名目もありますから、『いだてん』に絡む要素はありそうです。物語本編に出てこなくとも、番組宣伝プログラムや総集編への登場といった可能性も十分にあります」(同)

『いだてん』低視聴率の原因は、すでに視聴者の興味がストーリーから離れているところにあるだけに、あらゆる手段で再び目を向けてもらう必要はあるといえそうだ。
(文=平田宏利)

木村拓哉の主演ドラマが工藤静香の“汚料理”でぶち壊しに!?

 木村拓哉が今年10月期のTBS日曜劇場で放送されるドラマに主演することが決まった。

 今作で木村が演じるのは「天才シェフ」だという。

「パリで二つ星を獲得するカリスマシェフが、三つ星に届かないプレッシャーで壁にあたり、店で起きた大事件が元で全てを失ってしまう。そんな人生に躓いた男が再び夢に向かう“大人の青春”をかけたヒューマンストーリーだといいます。その木村と共に三つ星を目指すヒロイン役の女性シェフを鈴木京香が演じることに。2人は2007年の日曜劇場『華麗なる一族』以来、12年ぶりのタッグとなります」(テレビ誌ライター)

 ネット上では「どんな役でも木村拓哉」「中年同士の恋愛は生々しくて気持ち悪い」「おじんおばんしか出ないの? チョマテヨおじさんなど誰も求めてない」などと辛らつな意見も飛び交っているが、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の人気企画「ビストロSMAP」を彷彿とさせる役柄だけに、SMAPファンからの期待値は高い。

 しかし一方で、多く聞かれるのが“あの人”が足を引っ張るのではとの不安の声だ。

「女性が集まる掲示板では、『キムタク家に帰ると天才シェフが待ってるよね』『静香のアレがチラつく』と、妻の工藤静香についてのコメントが目立ちます。工藤がSNSに投稿する料理は毎回ツッコミどころ満載で“汚料理”と呼ばれています。ケーキを作れば『固そう』『メレンゲがぐちゃぐちゃ』、手作りのハヤシライスには『色がヤバイ』『雑穀米とルーの彩画グロテスク』と悲鳴が飛び交い、お弁当箱にまるごと1個放り込まれたゆで卵には『せめて切ろうよ』とのツッコミが入る。カボチャとレンコンの煮物は大皿の脇に一つずつという盛り付けセンスです。工藤が日常をさらけ出すことで、木村のミステリアスさがなくなり、『普段こんなものを食べてるんだ』とがっかりする声があるのも事実。天才シェフの実生活の妻が汚料理家というのはイメージが台無しですから、視聴率に悪影響を与えなければいいのですが……」(女性誌ライター)

 木村の敵はアンチでも裏番組でもなく、まさかの身内となるのかも!?

『白い巨塔』順調の岡田准一、ジャニーズの主力俳優に?

 5月22日から26日にかけて5夜連続で放送されたスペシャルドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)が好評だ。視聴率は第1話の12.5%を皮切りに、11.8%、12.2%、13.5%と続き、最終話は15.2%を記録。5話平均では13.3%となった(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

 主人公の財前五郎を演じたのはV6の岡田准一である。これまで田宮二郎、唐沢寿明といった名優が演じてきた大役を見事にこなした。そこで注目されるのが岡田の俳優としての存在感であろう。

「ネットでは岡田の背の低さなどを揶揄する声も見られましたが、むしろ小柄でありながらも権力欲に貪欲な人物として、うまいギャップが出ていたといえます。岡田の身長は169センチ。男性としては決して高い方ではありませんが、もともと背の低さはフェミニンな魅力をあわせもつジャニーズアイドルにとってはプラスの要素です。ただ、岡田は格闘技で鍛え上げたマッチョ体型のため単にカワイイ系だけの存在はない、シブい演技もこなせるバイプレイヤーになりつつあるといえるでしょう」(芸能関係者)

 岡田の台頭により、相対的に事務所内で立場を無くしそうなのが“キムタク”こと木村拓哉だろう。

「SMAP解散後はソロで積極的にバラエティ番組に出演していますが、どれも大きな話題になっていません。10月スタートのTBSドラマ『日曜劇場』では天才シェフを演じることが先ごろ発表されましたが、こちらもオーソドックスなトレンディドラマといった内容であり、視聴者層が従来のファン以外に広がるかは未知数です。むしろ岡田の方がのびしろや将来性はあるといえるでしょう」(同)

 岡田が所属するV6では森田剛も、猟奇的な殺人鬼を演じるなど性格俳優として高い評価を得ている。岡田も従来のジャニーズ系俳優にとどまらない可能性を秘めた存在といえるかもしれない。
(文=平田宏利)

NHK大河『いだてん』、視聴率低迷で責任問題に波及も「職員にとっても命運を懸けた放送に……」

 NHK局内からため息が漏れている。大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK総合)の視聴率が末期的な状態となっている。第16話が放送された4月28日には2012年11月オンエアーの「平清盛」の7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を下回り、統計を取り始めた1994年以降で過去最低の数字となる7.1%となってしまった。第6話の2月10日に9.9%と2桁視聴率を割り込んでから、連続して1桁視聴率で推移している。

「大河ドラマには局員の人件費分を除いて1本あたり6,000万円の予算がついている。年間50回が放送されるのでおおよそ30億円の巨費を投じて制作されています。それにもかかわらず最近では裏番組の低予算番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日)に視聴率でダブルスコアの差をつけられていることで、大河ドラマを担当している制作局第2制作センターは大弱りとなっていますよ。大河は朝ドラと並んでNHKを代表する番組。企画に目を通す放送総局長や専務理事からも不満が漏れ、ドラマ番組部長がヤリ玉にあがっているといいます」(テレビ局関係者)

 2020年の東京オリンピックを控え、無理やり宮藤官九郎に畑違いのスポーツに関する脚本を書いてもらったところに、そもそもの無理があったとも言われている。ただこのままで終われないとばかりにテコ入れをすべく、薬師丸ひろ子、麻生久美子、リリー・フランキー、桐谷健太、加藤雅也、塩見三省といったクドカンファミリーを新キャストに迎え、6月30日からは阿部サダヲが主人公となる第2部がスタートする。

「これで視聴率が上向かなければ、ドラマを統括する部長級が飛ばされるとウワサされています。職員にとっても命運を懸けた放送となりそうですよ」(前出・同)

 心機一転新たなストーリーを展開する第2部で視聴率は上向くのか、注目が集まる。

TBSは顔面蒼白?『半沢直樹』続編は出演者が総入れ替えの危機が浮上

 決めゼリフの「倍返し」が流行語になり、最終回の視聴率は42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。社会現象にもなったドラマ『半沢直樹』(TBS系)の続編が、2020年4月に放送されることがわかった。前回に引き続き堺雅人が主人公の半沢を演じる。

「この件は5月21日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)がスッパ抜きました。その後、スポーツ紙が堺の事務所に確認したところ、認めたため後追いし、その後TBSも公式に放送することを発表しています」(テレビ関係者)

 堺はもとより、前作で悪役として大きなインパクトを残した香川照之や、個性的なキャラが目立った片岡愛之助、“理想の妻”と言われた上戸彩らの再登場などにもファンの期待が集まっているが、TBSサイドは報道に顔面蒼白だったという。

「放送することは決定しているものの、TBSサイドは香川や愛之助、上戸といった堺以外の主要キャストへの根回しがまったくできていない段階で、スッパ抜かれてしまった。『週刊女性』の報道を『決まっていない』と否定しておいて、根回しができてから発表したかったのが本音。ところが、スポーツ紙が報じたことで認めざるをえなくなってしまった。大物俳優もプライドがありますから、中にはメディアに出た後で伝えられることでへそを曲げてしまう人もいる。前作を支えた名脇役たちが出演するかは未知数です」(業界関係者)

 続編は、半沢が出向先の東京セントラル証券に赴任するところから物語がスタートするというが、堺以外のキャストは総入れ替えとなるかも?

岡田准一、『白い巨塔』全話で2ケタ超えに残る疑問符……本当に成功だったのか?

 テレビ朝日開局60周年記念として、22日から26日まで、5夜連続で放送されたスペシャルドラマ『白い巨塔』(V6・岡田准一主演)は、5話すべてで2ケタ超えを果たし、高視聴率で終えたが、本当に成功だったのだろうか?

 各回の視聴率は第1夜(22日)が12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2夜(23日)が11.8%、第3夜(24日)が12.2%、第4夜(25日)が13.5%、第5夜(26日)が15.2%。数字だけ見れば、終盤でグングン上げて、有終の美を飾った格好だ。

 同作は1963年に故山崎豊子氏が発表した小説が原作で、がん手術の天才で自尊心が高く野心家の外科医・財前五郎を主人公に、大学病院という組織の中で繰り広げられる権力争いや腐敗を通じ、命の尊厳とは何かを問いかけた伝説の作品。

 66年に故田宮二郎さん主演で映画化され、67年にNET(現テレ朝)系で、故佐藤慶さんが主演を務めて初めてドラマ化。その後、78年にフジテレビ系(故田宮さん主演)、90年にテレ朝系(村上弘明主演)、2003年にフジ系(唐沢寿明主演)と計4回ドラマ化されたが、中高年層にとっては、やはり故田宮さんの作品が強く印象に残っていることだろう。

 今回、16年ぶりにドラマ化され、主人公の財前役に岡田が、そのライバルで同期の里見修二医師役に松山ケンイチが、財前の愛人・花森ケイ子役には沢尻エリカが起用された。

 唐沢が主演した03年の作品は、平均23.9%をマークする大ヒットとなったが、当時とはテレビを取り巻く視聴環境も異なり、今作と一様に視聴率を比べるのはナンセンスで、全話で2ケタに乗せたのは上々だ。

 しかし、必ずしも成功とはいえない側面もある。『白い巨塔』放送のため、水曜の『特捜9』、木曜の『緊急取調室』といった人気ドラマが休止となった。前週、23日の『特捜9』は12.7%、24日の『緊急取調室』は12.3%を記録しており、『白い巨塔』は水木曜の通常番組より、結果的に数字を落とした。両ドラマのファンからは、「なんで放送が休みなんだ!」との抗議が、テレ朝に寄せられたというだけに、手放しでは喜べない事態となった。

「不朽の名作とは言え、最後のドラマ化から、16年も経過しており、“今さら”感は否めませんでしたが、『白い巨塔』というブランドで2ケタ視聴率が取れたとの印象。田宮版や唐沢版と比べたら、物足りなかったとの声も多数聞かれますし、『名作を汚した』といった意見もあります」(テレビ誌関係者)

 視聴率的には及第点といえる、岡田版『白い巨塔』だが、本当に「名作を汚した」のなら、テレ朝も罪深いことをしてくれたものだ。

『あなたの番です』は超ブラック現場? 悩める軌道修正で撮影スタッフに不運

 原田知世と田中圭がダブル主演を務める日本テレビ系ドラマ『あなたの番です』第7話(5月26日放送)の平均視聴率が6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことが明らかになった。

「初回は8.3%でしたが、2話以降は6%台中頃から7%くらいの間をウロウロしている状態。2クール放送なので、今後の巻き返しもあるとは思いますが、正直寂しい数字ではあると思います」(テレビ局関係者)

 マンションの住人たちの間で繰り広げられる好感殺人ゲームを描く同作品。ホラー・サスペンス要素が強いのも特徴だ。

「視聴者を脅かすような、いかにもホラー作品っぽい演出や不気味な演出もあり、賛否両論となっていました。しかし、放送回数を重ねるごとにちょっとずつ軌道修正しているようです」(同)

 実際、脚本はどんどん書き換わっているようだ。とある制作会社関係者はこう話す。

「ネット上での反応なんかを参考にして、脚本もちょっとずつ変えていっているみたいなんですが、それで脚本の仕上がりが遅れて、撮影スケジュールが変更になることも多いようです。それこそ“脚本がまだだから、明日の撮影はなくなりました”みたいなことがあるのだとか」

 長期間放送されるドラマであるがゆえ、可能な脚本変更ということだろうが、スタッフとしては決して嬉しいことではない。

「俳優さんのスケジュールを組み直すのも大変だろうし、撮影後の編集時間もどんどん少なくなってしまう。最近はテレビ局も働き方改革で、法外な残業もしなくなりつつありますが、『あなたの番です』の現場ではそうも言っていられないかもしれません。あまりにもスケジュールがタイトになりすぎて、超ブラックな現場とも。スタッフたちが過労で倒れてしまうのではないかと心配です」(同)

 スタッフに負担をかけてまで、軌道修正を試みる『あなたの番です』。スタッフたちの犠牲を無駄にしないためにも、視聴率上昇を期待したい。

『インハンド』山下智久、「とてもセクシーな治療法」で天才を証明 菜々緒と友達以上の関係へ?

 山下智久が寄生虫専門のドSな医学者を演じるドラマ『インハンド』(TBS系)の第7話が24日に放送され、平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.8ポイントダウンとなってしまいました。

(前回までのレビューはこちらから)

 前回、牧野巴(菜々緒)に娘がいることを知った紐倉哲(山下)と高家春馬(濱田岳)は、入院中の牧野の娘・美香(吉澤梨里花)のお見舞いへ行くことに。そこで美香が、生まれつき免疫に欠陥があるPID(原発性免疫不全症候群)を患い、骨髄移植のドナー提供者が見つかっていないことを知った紐倉は、牧野からの懇願を受けてPID治療の研究を開始します。

 交通事故で他界した美香の父・賢一(永岡卓也)もまた、PID遺伝子をもっていたものの発症しなかったため、治療法のヒントが隠されているのではないかと、賢一のカラダのあらゆるデータや血液、糞尿、冷凍保存した精子などのサンプルを保管していることを知った紐倉は、賢一の父・将之が運営するPID研究所へと足を運びます。

 そこで紐倉は、牧野が賢一の精子を用いて、美香にドナー提供するための子ども、いわゆる“救世主兄妹”を人工授精しようとしていることを知ります。しかし、たとえ妊娠・出産できたとしても、ドナーとして適合する確率は10分の1程度。倫理的に好ましくないため紐倉は賛成しないのですが、牧野の娘を想う気持ちを知るだけに強く反対はできず、その代わり早急に治療法を見つけることを決意します。

 しかし、天才を自称する紐倉でもPIDの治療法を見つけ出すのは困難。かつての上司で現在は最先端の科学技術を駆使したビジネスで大成功する『フューチャージーン』という会社でCEOを務める福山和成(時任三郎)に意見を求めたり、賢一が採った大量のデータや論文にすべて目を通すものの解決策は得られず、「僕は天才じゃなかったみたいだ」と珍しく弱音を吐きます。

 それでも研究を続けた結果、賢一が残した糞尿から腸内細菌を採取して美香に移植し腸内環境を正常化させる、紐倉いわく「とてもセクシーな治療法」を発見。手術は無事に成功し、一件落着となりました。

 親子の絆が描かれた今回、娘のことを想って牧野が号泣するシーンなどがありましたが、決して感動の押し売り感はなく、1時間があっという間に過ぎました。毎回思いますけど、このドラマはキャストの演技&脚本の緩急のバランスが絶妙だと思います。

 その中でも特に、高家役の濱田岳の演技は抜群。シリアスもコメディもすべてのシーンが、濱田の演技によって自在に切り替わる印象です。山下も菜々緒も格別に演技が上手いわけではないだけに、濱田がこのドラマの支柱といえるでしょう。

 その高家の存在によって、紐倉の偏屈さや、牧野の他人に頼らない強情さはカドが取れてきているようです。今回、紐倉が牧野のことをビジネス仲間ではなく、友達と認める発言をした時の牧野の驚いた表情や、高家が嬉しそうに微笑んだシーンが印象的でした。賢一も紐倉と同じく研究が大好きな変態だったようなので、今後は紐倉と牧野が友達以上の関係へと発展していく可能性もありそうです。

 ただ、その一方で今回のラスト、福山が優秀な科学者を次々と引き抜いていることが判明したことが気がかりでもあります。この福山に関しては第5話の最後、アメリカ陸軍が極秘裏に研究開発した新種のエボラウィルスを密かに保管する怪しげなシーンが流れました。

 そして、その福山の不穏な動きを察知した上司の網野肇(光石研)から、牧野は福山と紐倉の動向を探るよう命じられたわけです。せっかく友情を深め、それ以上の関係に進展するのではないかという兆しが見えたところで、紐倉に対してスパイ的な行為をしなければいけなくなるんですね。仕事と友情、その間で揺れる牧野の心の葛藤が次回から見られるような予感がします。

 また、紐倉にしても何やら福山に想うところがある様子。エボラウィルスの研究を勝手に行ったためアメリカ陸軍に殺された、元助手・入谷廻(松下優也)の研究ノートを福山がずっと保管していたことに対しても、恐らく不審感を抱いていることでしょう。

 前回は、入谷や福山との過去の話にはまったく触れませんでしたが、今回からまたエピソードが繋がったことで楽しみが増えました。福山にはどす黒い裏の顔がありそうなので、紐倉との今後の関係性がどうなっていくのか気になるところです。

 気になる次回は“鬼の血”伝説の謎を追うとのことで、今回とはまるで違った展開になる予感。紐倉の大学の同期で、強烈なライバル心を抱く遠藤匡晃(要潤)という、これまた濃そうなキャラが登場するのも見逃せません。
(文=大羽鴨乃)