『インハンド』人をつくるのは遺伝か環境か? 山下智久が悲劇の赤鬼伝説に挑む

 山下智久が寄生虫専門のドSな医学者を演じるドラマ『インハンド』(TBS系)の第8話が先月31日に放送され、平均視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.4ポイントのダウンとなってしまいました。

(前回までのレビューはこちらから)

 紐倉哲(山下)はある日、大企業・キガシマホールディングスのポスターに写る女性の髪が赤く染まり、“呪いの血のポスター”と話題になっていることを知ります。おまけに、会長・園川務(柄本明)の息子で後継者候補の直継(夙川アトム)が飛び降り自殺したことと因果関係があるのではないか、とのウワサが流れているため興味津々。居ても立ってもいられず、助手の高家春馬(濱田岳)を引き連れ、そのポスターが展示されている本社へと足を運びます。

 警備員の目を盗んで“血”の成分を調べた紐倉は、それが腸内細菌の一種・セラチア菌であることを確認します。なぜそんなものがポスターに塗りたくられたのかと疑問を抱き、調査を開始しようとしたところ、経産省のアドバイザーを務める、学生時代の同級生・遠藤匡晃(要潤)が登場。ヒトゲノム解析プロジェクトの顧問を務める遠藤は、その出資者だった直継がもつ重要な情報を外部に漏らしたくないという事情と、学生時代からのライバル心から紐倉の妨害をするのでした。

 それでも遠藤の目を盗み調査を続けた紐倉は、直継の地毛が真っ赤であったことや、それが祖父にあたるキガシマホールディングスの創始者・大次郎から遺伝的に受け継いだものであることを突き止めます。

 粗暴だった大次郎に婚約者を奪われた代わりに、彼の娘をもらうことで婿養子になった務は、同じく“赤鬼の遺伝子”を継いだ直継に対して、大次郎のようにならぬよう気をつけろと幼少期の頃から諭し続けてきたのです。

 あらゆる依存症になりやすく、精神的な弱さをもつ“鬼の血”。実の母親は自殺し、自分もいずれは同じ道を辿ることになるのではないかと懸念を抱いた直継は、自身と大次郎の遺伝子が合致するか調べるよう遠藤に依頼。その結果、祖父とまったく同じタイプの遺伝子だと判明し、それを憂いて自殺したという事情があったのです。

 しかし、紐倉は悲劇に至ったのは遺伝子だけではなく、直継に対して幼少期から「鬼の血が流れている」と言い続けた務、つまり育った環境にもよると指摘し、“赤鬼”の遺伝子を持つ者は感受性が強く、アーティスティックな才能にあふれていることを話します。そしてその証拠として、直継の恋人が密かに出産し大事に育ててきた都築歩夢という、務にとって孫にあたる子が絵画コンクールで優勝するほど絵の才能に恵まれていて、穏やかな性格であることを伝えます。

 一方、“呪いの血のポスター”の真相はというと、務に対して同じ悲劇を繰り返さないようにと、遠藤による回りくどい警告だったことが判明したところで終了となりました。

 今回は「人をつくるのは遺伝か環境か?」がテーマだったのですが、紐倉いわくその問いはナンセンスで、その両方が人間を形成するとのこと。務としては直継に対して愛情があるからこそ、鬼の血の危険性について言い聞かせていたわけですが、その“良かれと思って”が結果的に自殺へと追い込んでしまったわけです。

 この「遺伝子or環境」論はさまざまな映画やドラマで扱われていますよね。たとえば2013年に公開された、是枝裕和監督&福山雅治主演映画『そして父になる』では、エリート家庭と中流家庭との間で起こった子どもの取り違えがテーマでしたが、こちらは環境が人格形成を左右するものだという態で描かれていました。

 どの説が正しいかはわかりませんが、紐倉の説には希望があるように思えます。今回のように親が子を洗脳するパターンでなくとも、多少の差はあれ誰しもが親からの影響を受けているもの。それがいわゆる毒親である場合、自分もいずれ同じような人間になってしまうのではないか、と不安を抱いている人は少なからずいることでしょう。

 けれど、その後の環境次第では人格だって変わる。人格が変われば人生も変わる。そんなメッセージも含まれていたのではないかと感じました。紐倉にしても、高家や牧野巴(菜々緒)との出会いによって偏屈さが徐々に解消されて人間味が増してきましたからね。高家と牧野もまた紐倉の強引な性格に感化され、お互いに「(紐倉に)似てきた」とツッコみ合うシーンは微笑ましい限りです。

 ところで、“呪いの血のポスター”については、務に対する遠藤の回りくどい抗議ということであっさり片付けられましたが、セラチア菌はプロジギオシンという赤い色素がコロニーを形成し、健康な人には害がない一方、免疫機能の低下した人は肺炎や敗血症を疾患してしまう可能性があるというのが特徴。そのため、精神的に健康体であれば赤鬼の遺伝子には害がない、というメッセージが込められていたのかもしれません。

 各回しっかりテーマが練り込まれ、ストーリー展開やキャラ設定も申し分ないのですが、視聴率的にはいまいちパッとせず、シリーズ化するには微妙なラインというのが何とも惜しい限り。クライマックスへ向けてこれまで以上に盛り上がることを期待したいと思います。

(文=大羽鴨乃)

『執事 西園寺の名推理2』燕尾服姿で華麗に舞う執事侍がカッコ良すぎる! 浅利陽介の復帰でドラマに広がりが生まれる

 上川隆也がハイスペックな執事役で主演を務めるドラマ『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系)の第6話が先月31日に放送され、平均視聴率7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から2.2ポイントアップとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 今回の舞台は時代劇映画の撮影所。西園寺一(上川)は、亡くなった名優・城ノ内昌胤(西郷輝彦)から主役の座を受け継いだ、若手俳優の奈良橋蓮(佐藤寛太)が主演を務める映画『あだ花侍』の撮影を見学に訪れます。

 しかし、奈良橋を売り出すべく、出資者の天谷光俊(岡部たかし)が独裁者のように振る舞うため、城ノ内のことを慕っていた古参スタッフたちと険悪なムード。その一方で奈良橋は、何かと城ノ内と比較されることに対して不満を抱き、撮影所の所長・笹塚はるみ(有森也実)が両者の間に入ることで何とかバランスを取っている状態なのです。

 そんな中で始まった殺陣の撮影では、忍者役のベテラン俳優・赤城力(菅原大吉)が立ち位置を間違えて奈良橋とぶつかる凡ミス。これをわざとだと感じた奈良橋が激怒し、現場から立ち去ってしまいます。

 一方、浮かれ気分で自撮りしながら撮影所を歩き回っていた新人女優の滝口まりな(小倉優香)が、室内のセットで倒れている天谷を発見。背中に十文字槍が突き刺さり、絶命しているのでした。

 刑事の丸山昭雄(佐藤二朗)が現場に到着し、まりなが撮影した映像を調べたところ、忍者の格好をした人物が駆け足で移動している姿を発見。忍者のコスチュームは特注品で、現存するのは5人の俳優の分のみということで、赤城らに疑いの目が注がれます。

 そこで西園寺が殺陣シーンの再現を申し出た結果、赤城には本番中に82秒の空白の時間があり、その時に天谷から『あだ花侍』で使うお面を盗んだことが判明。記者発表の際、先代が大事にしていたそのお面を奈良橋がハンマーで叩き割り、新たな『あだ花侍』誕生のインパクトを狙った演出が予定されていたのですが、それを阻止しようとしての犯行だったのです。

 しかし赤城は、天谷の殺害に関しては否定。その一方で西園寺は、天谷の爪にチョークが付着していることや、槍が真上から突き刺さったことに着目します。そこから推理を発展させ、上下動する背景幕を利用して頭上から槍を落下させたトリックや、その落下地点に天谷を誘導するため、チョークでバミリ(役者の立ち位置を指示するT字のマーク)を描き、その上に翡翠のペンダントを置いたことを見抜くのでした。

 そして、その翡翠のペンダントの持ち主である笹塚が犯人であることが判明します。笹塚は、廃れ行く時代劇の文化を守るため、強引に改革を推し進める天谷を殺すに至ったというわけだったのです。

 笹塚や古参スタッフたちが時代劇に懸ける想いを知った奈良橋は、新たな『あだ花侍』像を築き上げることを決意。その姿を、幽霊として現れた城ノ内が優しく見守る姿が映ったところで今回は終了となりました。

 さて感想ですが、槍があんなに上手く突き刺さる? とか、天谷を誘導した翡翠の下にチョークでバミリを描いた意味は? とか、忍者のコスチュームなんて簡単に用意できるのでは? とか。謎解きに関してはいつものように疑問に思う点がいくつかありました。

 しかしそんなことよりも、今回の一番の見どころは、西園寺が燕尾服姿で殺陣を行うシーンだったのでしょう。実際、Twitter上でドラマのハッシュタグ検索をすると、そのシーンの感想で埋め尽くされています。忍者たちをバッタバッタと斬りまくる華麗な執事侍はインパクト大でカッコ良すぎました。

 そんな西園寺に憧れを抱く、“慎次くん”こと助手執事の澤田慎次(浅利陽介)が今回から復帰。浅利のスケジュールの都合で、第1話でケガを負って治療に専念していたという設定だったのですが、やはり慎次くんがいると西園寺のカッコ良さが引き立つだけでなく、ドラマに広がりが生まれますね。

 先代の城ノ内と比較されてもがき苦しむ奈良橋にそっと寄り添い、偉大な先輩をもったがゆえのつらい気持ちを共有しつつも、「でも、目指す先を迷わなくてもいいから楽でいい、ともいいますよね」と語った場面は、慎次くんだからこそ説得力がありました。へらへらした顔で西園寺に金魚の糞のようにくっついて回るだけの新米執事・松本松五郎(森永悠希)では味わいの出ないシーンだったと思います。

 次回は西園寺が料理に挑戦するということで、今回の殺陣とは違った魅力を発揮することでしょう。また、初回からちょくちょく現れる謎の女・山崎和歌子(観月ありさ)の存在も気になるところ。今回のラスト、衆議院議員の大川龍之介(古谷一行)と電話で“18年前の西園寺”について会話をするシーンがありましたが、今後のストーリーにどう関わってくるのでしょうか。次週を楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

高橋一生、『凪のお暇』で“28歳”設定キャラに抜てきされ「38歳なのに」「無理ある」の声

 7月期のTBS系金曜午後10時枠で放送される連続ドラマ『凪のお暇』に、高橋一生が出演すると発表された。漫画家・コナリミサト氏による人気原作の実写化で、主演には黒木華が起用されているが、ネットユーザーからは「ドラマへの期待値がどんどん下がっていく」と、悲鳴が上がっている。

「高橋が演じるのは、主人公・大島凪(黒木)の元彼で、仕事はできるが彼女に対して“高圧的”な態度を取ってしまう、我聞慎二というキャラクター。高橋の出演に対して、原作ファンは『役者としては好きだけど、慎二とはイメージが違いすぎる』『凪の配役にガッカリした分、慎二には期待してたのに……』『凪も慎二も原作とかけ離れててショック』と落胆しているようです。ちなみに、凪役が黒木だと発表された際も、ネット上では『イメージとまったく違う』『もっと華のある女優さんに演じてほしかった』と、ブーイングの声が飛び交っていました」(芸能ライター)

 また、凪と慎二はともに“28歳”の設定。黒木は現在29歳なので大差ないが、高橋は現在38歳とあって「高橋一生が演じるのはさすがに無理がある。別の俳優がいい」「慎二、老けすぎでしょ。高橋より年下の俳優なんていくらでもいるだろうに」といった指摘も。「これじゃ、ほかのキャストも期待できない」という書き込みも寄せられている。

「高橋がTBS系の連ドラに出演するのは、2017年1月期の火曜午後10時枠で放送された『カルテット』以来約2年ぶり。高橋がブレークするきっかけとなったのも同ドラマですが、18年2月に『フラッシュ』(光文社)で15歳年下の森川葵との熱愛をスクープされた辺りからファン離れが始まり、その後は、18年4月期放送の連ドラ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で主演した田中圭や、同年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』などに出演した中村倫也に人気を奪われていった印象があります」(同)

 そんな流れもあってか、高橋が昨年10月期に主演したフジテレビ系火曜午後9時枠の連ドラ『僕らは奇跡でできている』は、全話平均視聴率6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大コケ。今年3月には、川口春奈とのダブル主演映画『九月の恋と出会うまで』が公開されたが、初週の映画ランキング(興行通信社調べ)ではトップ10圏外の11位と撃沈している。

「現在、テレ朝系の深夜ドラマ枠『土曜ナイトドラマ』で放送中の高橋主演ドラマ『東京独身男子』も、初回こそ平均5.7%をマークし、同枠では『おっさんずラブ』最終回と並ぶ“歴代最高視聴率”と報じられたものの、その後は大して話題にならず、視聴率も3%台まで落ちています。『凪のお暇』で“高橋一生×TBS”の相性の良さを見せつけられたらいいのですが、ネット上の反応を見るに、放送前から雲行きは怪しいですね」(同)

 とはいえ、高橋のファンからは「脇役でこそ輝く!」という意見もあるだけに、ぜひともドラマ版・慎二の役をモノにして、存在感を発揮してほしいものだ。

木村拓哉フジ特別ドラマは『SMAP×SMAP』復活への布石? 中居への牽制?

 来年正月に2夜連続で放送されるスペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)に、元SMAPのキムタクこと木村拓哉が出演する。同局の開局60周年記念ドラマとして、木村は警察学校の鬼教官を演じる。パイロット、検察官、美容師と、これまでさまざまな職業を演じてきた木村の新境地が見られそうだ。

 木村のブッキングで気になるのが、フジとの関係だろう。同局はSMAPの冠番組である『SMAP×SMAP(スマスマ)』を20年にわたって放送してきた。そのため、今回の木村の起用は『スマスマ』復活への布石と見る声もある。

「可能性が低いとしても、SMAP復活のシナリオは『スマスマ』復活とほぼイコールであるといえるでしょう。そのため、古巣・フジとの関係をキープしている木村にファンの期待が集まるのは必然といえます。木村の一挙手一投足が注目されており、出演したテレビやラジオ番組でわずかでもSMAP関連のトピックに言及されるたびに話題となります」(業界関係者)

 一方で、これは木村とフジではなく、ジャニーズ事務所とフジの蜜月と見る声もある。そこから見えてくるのは中居正広との関係だ。

「中居は、冠番組であった『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)が今年3月で終了、かわって4月からは『中居正広のニュースな会』(同)がスタートするも、関東ローカルに加えて地方ネット局も限られ、規模が縮小しています。現在フジでのレギュラー番組はなく、毎年恒例だった『FNS27時間テレビ』における明石家さんまとの『今夜も眠れない』コーナーも休止したままです。木村のフジでの活躍拡大は、中居の動きを制していると見ることもできるでしょう」(同)

 フジにおけるキムタクの重用は、SMAP復活への布石か、中居ほか元メンバーへの牽制の、どちらだろうか? ただ、現状を見る限り、やはり後者の可能性が高いかもしれない。

(文=平田宏利)

木村拓哉フジ特別ドラマは『SMAP×SMAP』復活への布石? 中居への牽制?

 来年正月に2夜連続で放送されるスペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)に、元SMAPのキムタクこと木村拓哉が出演する。同局の開局60周年記念ドラマとして、木村は警察学校の鬼教官を演じる。パイロット、検察官、美容師と、これまでさまざまな職業を演じてきた木村の新境地が見られそうだ。

 木村のブッキングで気になるのが、フジとの関係だろう。同局はSMAPの冠番組である『SMAP×SMAP(スマスマ)』を20年にわたって放送してきた。そのため、今回の木村の起用は『スマスマ』復活への布石と見る声もある。

「可能性が低いとしても、SMAP復活のシナリオは『スマスマ』復活とほぼイコールであるといえるでしょう。そのため、古巣・フジとの関係をキープしている木村にファンの期待が集まるのは必然といえます。木村の一挙手一投足が注目されており、出演したテレビやラジオ番組でわずかでもSMAP関連のトピックに言及されるたびに話題となります」(業界関係者)

 一方で、これは木村とフジではなく、ジャニーズ事務所とフジの蜜月と見る声もある。そこから見えてくるのは中居正広との関係だ。

「中居は、冠番組であった『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)が今年3月で終了、かわって4月からは『中居正広のニュースな会』(同)がスタートするも、関東ローカルに加えて地方ネット局も限られ、規模が縮小しています。現在フジでのレギュラー番組はなく、毎年恒例だった『FNS27時間テレビ』における明石家さんまとの『今夜も眠れない』コーナーも休止したままです。木村のフジでの活躍拡大は、中居の動きを制していると見ることもできるでしょう」(同)

 フジにおけるキムタクの重用は、SMAP復活への布石か、中居ほか元メンバーへの牽制の、どちらだろうか? ただ、現状を見る限り、やはり後者の可能性が高いかもしれない。

(文=平田宏利)

『ストロベリーナイト・サーガ』原作前作見てないと理解不可能! 中途半端すぎて視聴者「わからない」と嘆き……

(これまでのレビューはこちらから)

 二階堂ふみ、KAT-TUN亀梨和也主演ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の第8話が5月30日に放送され、平均視聴率5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 前回から、1ポイントも減……。もう本当にヤバイ感じですね(苦笑)。

 それでは、今回もあらすじから振り返りましょう。

殺したのは柳井なのか、それとも……

 柳井健斗(ジャニーズJr.寺西拓人)と知り合いの不動産屋だと思っていた牧田(山本耕史)が、実は極桜会の組長だとわかり動揺する姫川(二階堂)だったが、牧田に惹かれていたため、その後も会い続ける。

 そんな中、西堂組の跡目争いの本命とされる仁龍会会長・藤元英也(鈴木隆仁)が何者かに殺害。別の場所で藤元を撃ったとされる拳銃が発見され、それに付着していた指紋が柳井の部屋で見つかったものと一致したことで、柳井を確保しろとの命令が下される。

 やっとのことで姫川班は柳井の潜伏先を見つけ出すも、柳井は首を吊っていた。「小林充(古野陽大)と藤元を殺した」と綴られていた遺書を持って、姫川は牧田に会いに行くと……、というストーリーでした。

 さて、今回は「インビジブルレイン」の後編でしたが……。「じゃあまず、よかったところから」と言いたいんですが、一切なくて……(苦笑)。強いて言うなら、寺西くんが美形だったなってことぐらいですかね~(白目)。

 あとは、本当に見ているのがつらくなるほどツッコミどころが満載。何がダメかというと、原作に寄せたり、映画版に寄せたりと、どっちつかずにしたため、内容が薄っぺらく中途半端になっていた点につきます。

 前回は映画版に寄せている感が劇中から漂っていて菊田の姫川への恋心が突如描かれていたんですよ。でも今回は、なんと最後の2秒ぐらいに亀梨のアップだけで完結。で、牧田の舎弟が実はすべての事件の犯人だったんですが、それに至る部分は一切描かずに、突然「俺は兄貴に跡目を~」といいながら牧田を刺しちゃう(映画版は金子賢が大沢たかおを好きすぎて~って感じな雰囲気を出していてとってもよかったのに……)。さらに、最後は姫川が刺された牧田を抱きしめてウワアアア~と泣いてるシーンでブツリと切れ終了。映画版にはあった上層部の会見シーンはなし……。

 ブツリと切れるのは、9話で後日談をやるための演出だったようなんですが、全体を通してみて、思ったのは「一体何を伝えたいのかわからない」ということです。

 ネットでも「結局、菊田は姫川にどういう気持ちを持ったのかわからない」「これじゃ、ただのウブな女がヤクザに恋するドラマじゃないか」「姫川の心の闇が洗い流されていない」と、まあボロクソ評ばかり。

 多分ですが、原作に寄せようか、映画版に寄せようか迷いながら、もしくは原作と映画版のいいとこどりしようとして失敗しちゃった感がするんですよね~。これまでのすべての回見ていても、「あ~どっち付かず感がすごい(笑)」って思ってたんですが、今回で確信が持てたなと。そういうのは、最初から決めて脚本も演出もやって欲しい。じゃないと、見ている視聴者としては後味が悪く不快な気分になっちゃいますよ~。

原作前作見た人じゃないと無理!

 そうそう、ここまで観ていて思ったのがもう1つ。今回のリメイク版は原作か竹内結子版を見ている前提で作られているような気がするんです。

 だって大事な部分がカットされてるんですよ。今回なら舎弟が殺すまでの状況とか、菊田の恋心に至っては、7話で突然入ってくるし(笑)。

 “一見さんお断り”なら、初回放送前から予告でそういって欲しい(笑)。まっさらな状態だったら、今作見ても一体何がいいたいのかわからないはず。もし、一見さんお断りにしたいなら、いっそ、未映像化作品だけにして、1ストーリーを数話に分けて放送したほうがよかった気がするんですが……。まあ、もう何を言っても手遅れですね……。

 以上、8話のレビューでした。

 もう、正直ここまで駄作になってしまうと、「あと2話(3話かもしれませんが)も正直見たくない」という気持ちでいっぱいです。でも、我慢して最後まで見ることにします。

(どらまっ子KOROちゃん)

『ストロベリーナイト・サーガ』原作前作見てないと理解不可能! 中途半端すぎて視聴者「わからない」と嘆き……

(これまでのレビューはこちらから)

 二階堂ふみ、KAT-TUN亀梨和也主演ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の第8話が5月30日に放送され、平均視聴率5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 前回から、1ポイントも減……。もう本当にヤバイ感じですね(苦笑)。

 それでは、今回もあらすじから振り返りましょう。

殺したのは柳井なのか、それとも……

 柳井健斗(ジャニーズJr.寺西拓人)と知り合いの不動産屋だと思っていた牧田(山本耕史)が、実は極桜会の組長だとわかり動揺する姫川(二階堂)だったが、牧田に惹かれていたため、その後も会い続ける。

 そんな中、西堂組の跡目争いの本命とされる仁龍会会長・藤元英也(鈴木隆仁)が何者かに殺害。別の場所で藤元を撃ったとされる拳銃が発見され、それに付着していた指紋が柳井の部屋で見つかったものと一致したことで、柳井を確保しろとの命令が下される。

 やっとのことで姫川班は柳井の潜伏先を見つけ出すも、柳井は首を吊っていた。「小林充(古野陽大)と藤元を殺した」と綴られていた遺書を持って、姫川は牧田に会いに行くと……、というストーリーでした。

 さて、今回は「インビジブルレイン」の後編でしたが……。「じゃあまず、よかったところから」と言いたいんですが、一切なくて……(苦笑)。強いて言うなら、寺西くんが美形だったなってことぐらいですかね~(白目)。

 あとは、本当に見ているのがつらくなるほどツッコミどころが満載。何がダメかというと、原作に寄せたり、映画版に寄せたりと、どっちつかずにしたため、内容が薄っぺらく中途半端になっていた点につきます。

 前回は映画版に寄せている感が劇中から漂っていて菊田の姫川への恋心が突如描かれていたんですよ。でも今回は、なんと最後の2秒ぐらいに亀梨のアップだけで完結。で、牧田の舎弟が実はすべての事件の犯人だったんですが、それに至る部分は一切描かずに、突然「俺は兄貴に跡目を~」といいながら牧田を刺しちゃう(映画版は金子賢が大沢たかおを好きすぎて~って感じな雰囲気を出していてとってもよかったのに……)。さらに、最後は姫川が刺された牧田を抱きしめてウワアアア~と泣いてるシーンでブツリと切れ終了。映画版にはあった上層部の会見シーンはなし……。

 ブツリと切れるのは、9話で後日談をやるための演出だったようなんですが、全体を通してみて、思ったのは「一体何を伝えたいのかわからない」ということです。

 ネットでも「結局、菊田は姫川にどういう気持ちを持ったのかわからない」「これじゃ、ただのウブな女がヤクザに恋するドラマじゃないか」「姫川の心の闇が洗い流されていない」と、まあボロクソ評ばかり。

 多分ですが、原作に寄せようか、映画版に寄せようか迷いながら、もしくは原作と映画版のいいとこどりしようとして失敗しちゃった感がするんですよね~。これまでのすべての回見ていても、「あ~どっち付かず感がすごい(笑)」って思ってたんですが、今回で確信が持てたなと。そういうのは、最初から決めて脚本も演出もやって欲しい。じゃないと、見ている視聴者としては後味が悪く不快な気分になっちゃいますよ~。

原作前作見た人じゃないと無理!

 そうそう、ここまで観ていて思ったのがもう1つ。今回のリメイク版は原作か竹内結子版を見ている前提で作られているような気がするんです。

 だって大事な部分がカットされてるんですよ。今回なら舎弟が殺すまでの状況とか、菊田の恋心に至っては、7話で突然入ってくるし(笑)。

 “一見さんお断り”なら、初回放送前から予告でそういって欲しい(笑)。まっさらな状態だったら、今作見ても一体何がいいたいのかわからないはず。もし、一見さんお断りにしたいなら、いっそ、未映像化作品だけにして、1ストーリーを数話に分けて放送したほうがよかった気がするんですが……。まあ、もう何を言っても手遅れですね……。

 以上、8話のレビューでした。

 もう、正直ここまで駄作になってしまうと、「あと2話(3話かもしれませんが)も正直見たくない」という気持ちでいっぱいです。でも、我慢して最後まで見ることにします。

(どらまっ子KOROちゃん)

“3児の母”杏、連ドラ出演で子育ては大丈夫? ドラマ現場で進む「働き方改革」

 女優の杏が7月にスタートする水曜ドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)で4年ぶりに連続ドラマ出演を果たす。杏といえば、俳優の東出昌大と2015年にゴールインし、16年に双子の女児を出産。さらに17年には男児が生まれた。

 そんな3児のママである杏が、拘束時間の長いハードな連続ドラマの撮影に臨んでいるのだが、その間、子どもはどうしているのだろうか。

「主演の杏に配慮して、撮影期間を長期にして、1日当たりの撮影時間を短くしているようです。杏の家では基本的に、子どもは保育園に預けることが多く、その預けている時間内で杏の撮影が収まるようにスケジュールが組まれているようです」(テレビ局関係者)

 近年、スタッフや出演者の働き方に考慮して、ドラマの制作現場でもスタジオ収録に時間の制限等を設ける動きが出始め、テレビ業界でも「働き方改革」が進行しているという。

「子育て世代のタレントに勇気を与えたのは昨年、NHK朝の連続ドラマ『まんぷく』のヒロインを務めた安藤サクラです。17年6月に長女を出産し、子連れで朝ドラの撮影を敢行。スタッフの協力もあって10カ月に及ぶ、朝ドラ撮影を無事終え、業界内では子ども連れでドラマ撮影をしてもいいんだという雰囲気ができました。一昔前のドラマの撮影現場といえば、ベテランスタッフの怒号が飛び交い、翌日の明け方まで寝る間も惜しんで働くという光景が見られましたが今や、そういったことはほとんどありません。女性スタッフも増え、どの撮影現場も和気あいあいとしてアットホームになっています。そういった環境作りで子どもを撮影現場に連れてきやすくなりましたし、撮影方針についても演者側の家庭状況を鑑みた調整も通りやすくなりました」(同)

 時代が変わり、ドラマ制作の現場も変革の時期にさしかかっているようだ。

『わたし、定時で帰ります。』内田有紀の夫・坪倉由幸が言った“妻想い”なひと言が大炎上!

(これまでのレビューはこちらから)

 吉高由里子主演ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)の第8話が6月4日に放送され、平均視聴率9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 前回から1.2ポイント下げ、またまた一ケタになってしまいました……(ガーン)。まあでも、評判はいいので大丈夫(だと思います)!

 それでは、今週もあらすじからいきましょう!

「仕事か、家族か?」で悩むママ社員

 低予算過ぎて没になるはずの星印工場の新規案件が福永(ユースケ・サンタマリア)の裏工作で通ってしまった。福永はチーフに八重(内田有紀)を任命。八重も意気込みを見せる。だが、そんな折、夫・陽介(我が家・坪倉由幸)の母が倒れて、陽介が熊本の実家に戻ることに。八重は一人で育児と仕事に奮闘するも、陽介が突然「熊本に残る」と言いだし、八重は“仕事を取るのか、それとも家庭か?”という選択で悩む。

 一方、結衣(吉高由里子)も、巧(KAT-TUN中丸雄一)と些細なことでケンカをしてしまう。家を飛び出した結衣は行きつけの中華料理屋に逃げ込む。するとそこに、種田(向井理)が現れ、酔いつぶれた結衣を介抱する。

 そんな中、八重は仕事をやめて、家族全員で熊本に行くことを決意し、福永に休職を願い出る。しかし、福永は許そうとせず。ネチネチと責め続ける福永に、嫌気が差し、結衣は自分がチーフになると宣言してしまう、というストーリーでした。

 今週は“家族を取るのか、仕事を取るのか”がテーマ。ママ社員の八重がそのメインとなり、陽介の「母親のために熊本に帰る。八重ちゃんは東京で今まで通りに働いて」という言葉でどっちを選択するのか悩むという内容だったんです。が、ちょっとストーリーに難ありなんですよね~。

 陽介は八重の代わりに育休を取り、双子の育児と家事をしたことがあり、結構つらさを知っているはず。そんな陽介が、母親が倒れたからと言って、俺は実家に戻るけど、お前は双子と一緒に東京に残って子育てと仕事していいよ、なんていうと思いますか? 普通、言わないでしょう。つらさわかってるんだし。

 やっぱり、ちょっとね~、この点が後々、響いてくるんですよね~。陽介が結婚記念日に帰ってきて、優しくしてくれ、結局八重は家族を取ることにするんですが、さっきの点が気になって、感動とか共感と全然しない! むしろ、「あれじゃ、そうなるよね」って感じでガッカリ。ネットでも「夫の言葉は無責任じゃない」「優しさ見せながらもモラハラしてるよね(苦笑)」なんてコメントが上がっており、共感は得られなかったようで。

 う~ん、もっと描き方に工夫が必要だったのでは? という感想しかありませんでした。

激怒する中丸、1周して「演技上手い」評

 今週、ちょっとずつ、結衣と巧の考えの違いが浮き彫りになっていくんですが、その甲斐あって(?)、ついに巧が結衣に「残業するのは種田が入るからだろ!」と大爆発を起こしちゃうんです。

 で、このシーンが来た瞬間ネットは「あー、ほらね」といった感じで(笑)。先週、「こいつは結構ヤバイ」「DV系に走る男だよ」という評が上がっていた分、今回の爆発で、視聴者は納得したよう(笑)。「本当に巧が嫌いなる」「こんな男と早く別れろ」というアドバイス(?)が殺到し、一時、話題になってました。

 ですが、そんな声がある中、「結衣や視聴者を嫌な気持ちにさせる中丸の演技は上手いのでは?」という声も浮上していたんですよ。これまで、「棒丸」と言われる棒演技を見せ、失笑を買っていた中丸くんがです!

 確かに、ここまで巧を嫌いにさせる演技ってなかなかできないですよね~。『ラジエーションハウス』(フジテレビ系)の本田翼みたいに、「ヘタクソ商法」がここにも生まれたのかもしれません(笑)。

 以上、8話のレビューでした。

 次週はついに結衣が残業し始めるようで、巧との関係にも亀裂が!? まだまだ目が離せませんね! 放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

二人の関係に名前をつけて縛りつけるのはもうやめよう――ドラマ『パーフェクトワールド』第7話

(これまでのレビューはこちらから)

 私の知り合いに、女友達がやたらと多い男がいる。出会いのきっかけはさまざまのようだが、その中にはかつて付き合っていた女性――いわゆる「元カノ」も結構含まれているらしい。

 正直、私にはそれが理解できない。人の性格によるのかもしれないが、一度恋人関係になって別れた後、何の気まずさもなしに友人関係になれるわけがないのではないかと思ってしまうのだ。

 ドラマ『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)第7話。恋人としての関係を終わらせ、もう連絡は取らないと思っていた樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)が、仕事のために再会する。そこには、お互いの思いを果たせなかった後ろめたさや、くすぶり続ける相手への恋心など、複雑な感情があった。

 

再び会うことになった二人

 地元の松本に戻り、インテリアコーディネーターとして働いていたつぐみは、そこで、車椅子生活になる妻のために家を建てたいというシェフ・高木(山中崇)と出会う。樹に設計をお願いしたいという高木のために、つぐみは、樹の事務所を訪ね、直談判するのだった。

 つぐみの説得もあり、松本に行って話を聞くことにした樹だったが、高木の妻・楓(紺野まひる)は家を建てることに難色を示す。実は、高木はシェフとして自分の店を持つことを夢見ており、そのために貯めたお金で家を建てようとしていたのだ。そんな二人のために、樹が提案したのは、店舗としても使える家だった。高木たちは喜び、つぐみと樹も、前向きに段取りを進めることとなった。

 一方、幼馴染みの是枝(瀬戸康史)とつぐみの関係も変化していた。結婚に向け、前向きに動き始めたのだ。つぐみの両親に挨拶に行き、結婚式場も探し始める。

 そんな時、樹のヘルパー・長沢(中村ゆり)がつぐみの元を訪ねてくる。そして、「樹と付き合い始めた」と話すのだ。それを聞いてつぐみは、気持ちにけじめがつく。高校時代に自身が描き、樹に「もう一度見てみたい」と言われていた絵を捨てようとする。これは、樹を好きになった高校時代の自分と決別するということだろう。

 それぞれにパートナーができたと思った二人は、お互いに新しい道を見つけ、前を向いて歩いていくことになる。つぐみと樹は、“仕事仲間”として、新しい関係を築きつつあった。

 しかし、「樹と付き合い始めた」というのは、長沢が、つぐみの心が樹に戻ることを恐れてついた噓である。相変わらず、長沢の樹への想いは、深く、そして鋭い。では、一方の樹は、長沢のことをどう思っているのだろう? 

 長沢が自分のことを好きだというのは知っている、その上で、ドッグランに誘ったり、料理をごちそうしたりする。長沢がつぐみに噓を言ったことを告白した時も、彼女をなだめ、そっと背中をなでてあげたりもする。正直、ドラマを見ていて一番読めないのは、この樹の気持ちなのである。

 ヘルパーとして頼りにしているのはわかる。ただ、自分への想いを断つために別の人と結婚したり、つぐみとの仲に激しく嫉妬したりする長沢は、少し極端すぎないだろうか。もし、長沢に特別な感情を持っていないのなら、樹は意識して、もう少し距離をとってもいいように思う。

 ただ、長沢と樹の関係以外にも、是枝とつぐみの関係、樹とつぐみの関係も、傍から見たらわかりにくいものかもしれない。それぞれに過ごしてきた歴史があり、思い出があるからだ。「ヘルパーと患者」「婚約者」「元・恋人」名前はいくらでもつけられる。でも、それは多分、あまり意味のないことだ。当人たちには当人たちにしかわからない関係がある。無理に関係を決め、型にはめようとするのは間違っているのかもしれない。

小さな「まちがい」が重なり合う関係?

 お互いの気持ちの整理がつき、ぎこちなさが消えていく樹とつぐみ。全てが収まるところに収まり、まとまっていくように見える中、菅田将暉による主題歌「まちがいさがし」が流れる。

 この曲を聴きながら見ていて、なんだかこの幸せなシーンが、“小さなまちがい”の積み重ねによって作られているように感じてしまった。つぐみの中に樹への想いがあるのを許してしまう是枝、是枝の存在を知ってつぐみの幸せを見届けようとする樹、自分の中に残っている樹への想いをぶつける長沢、それぞれが少しずつ間違いを犯してしまっているのではないか、そんな気持ちになったエンディングだった。

 そんな、どこかひっかかった気持ちの中、松本を地震が襲う。樹の上に倒れてくる建材は、まるで、これから起こる波乱を暗示しているかのようだ。

 このまま、つぐみと是枝は結婚するのだろうか。このドラマでは、自分の気持ちを押し殺すため、別の人と結婚して不幸になった長沢という例がすでにある。そことの対比というところが、このドラマの示す一つの教訓になるかもしれない。

 結婚に関しては、「初恋は成就しない」とか、「一番好きな人よりも、好きになってくれた人と結婚したほうが女性は幸せになれる」など、世間で言われている言葉はいくらでもある。つぐみの中にも、そんな考えがあるのかもしれない。でも結局、どんな決断をした人が幸せになったかなんて、正確な数値を出すことはできないだろう。

 ここまで来たら、つぐみの結婚式に、樹が花嫁を奪い去りに来る……なんていう展開はどうだろう? さすがにベタすぎて、それはないか。

(文=プレヤード)