鈴木おさむ、フジ『ブス恋』リメークに批判噴出! 「価値観の変化に気づいてない」と指摘

 稲垣吾郎が主演、ヒロインを森三中・村上知子が務めたテレビドラマ『ブスの瞳に恋してる』(フジテレビ系、2006年)が、13年ぶりに『ブスの瞳に恋してる2019』としてリメークされ、動画配信サービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」で公開されることが明らかになった。しかし、ネット上では「なんで今さら?」「時代錯誤も甚だしい」と、批判の声が噴出している。

「『ブスの瞳に恋してる』は、放送作家の鈴木おさむが、妻・大島美幸(森三中)との出会いから、新婚生活までをつづった同名のエッセイが原作。今回は、鈴木本人が脚本を担当し、主演をEXILE・NAOTO、ヒロインを富田望生が務めます」(芸能ライター)

 同作は、「超美人と付き合っていた売れっ子放送作家が、ひょんなことから“ブス”に一目ぼれする」というラブコメディー。“ブス”がタイトルに入ったドラマと言えば、昨年12月に放送が発表された『ちょうどいいブスのススメ』(日本テレビ系)があるが……。

「“ちょうどいいブス”のキャッチコピーでプチブレークしていた、お笑い芸人の相席スタート・山崎ケイの同名エッセイが、今年1月にドラマ化しました。しかし、放送発表の時点で、ネット上では『人の容姿をネタにするな!』『今どき“ブス”とか“美人”とかで人を判断するのはおかしい』『こういうドラマが容姿差別を助長する』と大炎上。結局、タイトルを『人生が楽しくなる幸せの法則』に変更し、放送されました」(同)

 こうした前例もあり「『ブス恋』リメークは地上派じゃ放送できないから配信でやるのか」との声もあるが、「時代に逆行してる。このドラマを今掘り返す意味がわからない」「日テレが炎上騒ぎになったのに、フジは何も学んでないな」と批判も多い。

「原作・脚本を担当している鈴木に対しても、『女性をブスと言うことが面白いと思ってるなら、世間の価値観が変わってることに気付いてない』『そもそも自分の妻を“ブス”と言う人だからね。それがいかに人を傷つける言葉か、いまだに理解してないんでしょう』『もう鈴木おさむは時代錯誤。平成に置き去りにすればよかったのに』と批判が続出。仮にこれが地上派での放送と発表されていたら、『ちょうどいいブス』以上の炎上になっていたかもしれませんね」(同)

 鈴木は18年9月に「週刊朝日」(朝日新聞出版)の連載にて、自身が脚本・演出を担当した舞台で、女性芸人を“ブスいじり”したことについて振り返っている。鈴木はその女性芸人を「俗に『ブスキャラ』と言われることの多い彼女。本人もそれを仕事としてイジられに出る」とした上で、「容姿イジリがウケにくかった。夢を求めて舞台を見に来ている女性客にとっては、好みではなかったのだろう」と、この演出が観客に不評だった理由を分析している。『ブスの瞳に恋してる2019』は、この時の反省がどれほど生かされているのだろうか。

酒井美紀、41歳で大学院生活を告白しても拭えぬ「ゴジラの元カノ」イメージ

 41歳となった現在もドラマ、映画などコンスタントに出演しているが、改めてクローズアップされると、懐かしい気持ちになった視聴者が多かったようだ。

 女優の酒井美紀が8月6日の『ノンストップ!』(フジテレビ系)に出演。今年4月から大学院に通っていることを明かした。

「酒井は13年ほど国際協力に携わっていたといい、国際NGO(非政府組織)の親善大使を務めていたそうです。その影響でもう少し学術的な面も含めて学びたい気持ちになったそう。また、役者としての経験をイギリスで確立されている『ドラマ教育』を体系的にまとめたい思いもあるのだとか。酒井といえば、17歳時に主演したドラマ『白線流し』(フジテレビ系)が有名。番組でもTOKIO・長瀬智也との同じシーンで25回のNGを出したエピソードを披露していました」(テレビ誌ライター)

『酒井美紀』は坂井真紀、水野美紀、水野真紀との「混同しやすい芸能人」としてネット上でいじられるのが定番だが、それとは別に多くの人が思い起こしたのが「松井秀喜」というワードだ。

「酒井は26歳の時に、徳光和夫の紹介でヤンキースで活躍していた松井と交際。芸能活動を休止してニューヨークに長期滞在していました。熱愛が報じられると、酒井はニューヨークから帰国した成田空港で、松井のことを『大事な人』と語ったものの、ほどなく2人は破局。自ら交際についてペラペラ話す酒井に松井が嫌気を差したのが原因だと言われたものでした」(週刊誌記者)

 そんな酒井も2008年にボランティア活動で知り合った医師と結婚。現在は充実した日々を過ごしている。大学院生との二束のわらじもいいが、女優としても「ゴジラの元カノ」のイメージを超える活躍を見せてほしいものだ。

間宮祥太郎の主演ドラマ『べしゃり暮らし』、吉本興業騒動の余波で爆死危機に!

 放送のタイミングが悪かった?

 間宮祥太朗が主演するテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『べしゃり暮らし』が7月27日にスタートし、初回平均視聴率が2.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。

 同ドラマは『ろくでなしBLUES』などのヒット作を持つ森田まさのり氏の同名漫画が原作で、高校生漫才コンビの成長を描く青春物語。ドラマには間宮と渡辺大知のコンビ「きそばオートマティック」のほか、複数の漫才コンビが登場する。

「森田氏はこの作品を書くために、吉本興業の養成所NSCに入所。昨年の『M-1グランプリ』に出場してベストアマチュア賞を獲得しています。間宮はダウンタウン・松本人志と『タウンワーク』CMで共演していますが、その際、アドリブに素早く反応し、松本から頭の回転を褒められています。また役作りにあたっては、親交のある千鳥・大悟と飲みにいって相談していたといいます」(テレビ誌ライター)

 とはいえ、前クールに放送された『東京独身男子』の初回5.7%の半分にも満たないため、数字としては物足りない出足だ。

「原作では吉本がモデルのお笑い事務所が登場、そこに所属する重鎮たちも実在の人物を意識いて描かれている。そのため、昨今の吉本騒動に嫌気がさした視聴者層に敬遠されてしまったのかもしれません。また、ドラマと連動して現在『ヤングジャンプ』(集英社)誌上で連載を再開されていますが、そこでは大手お笑い事務所“ヨシムラ”に干された若手芸人が路上ライブからみごと復活してスポットライトを浴びるというタイムリーな話も描かれています。ドラマに吉本芸人が関与していたらまたひと騒動起きそうですが、演出を手掛けているのは太田プロ所属の劇団ひとりということで、ギリギリセーフとなりそうです(笑)」(放送作家)

 同枠の『おっさんずラブ』は初回2.9%から社会現象を起こしたが、『べしゃり暮らし』もここから挽回し、視聴者を大爆笑させることができるか。

堀北真希や桐谷美玲の結婚で弱体化! あの芸能プロの”スカウト行脚”は時代遅れか?

 堀北真希や桐谷美玲、黒木メイサらを発掘し、スターに育て上げた芸能事務所スウィートパワーが岐路に立たされていると、8月1日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。

 記事によると、近頃スウィートパワーのマネージャーが次々と退社しており、堀北や桐谷に続く、新たなスターの育成に人手を割くことができない状況に陥っているというのだ。

「稼ぎ頭だった堀北真希が2017年に引退、さらに桐谷美玲は2018年に結婚したことで今は仕事をセーブしている状態。事務所としての売り上げが急激に落ちてしまったことは容易に想像できる。そういうこともあって、多くのマネージャーを抱えていられない現実もあるのでしょう」(芸能事務所関係者)

 堀北や桐谷に続くスター候補として、桜庭ななみや南沢奈央などを売り出していた時期もあった。

「桜庭も南沢も出演作品は多く、かなり頑張っていますが、残念ながら堀北や桐谷のようなドル箱女優というほどではない。また、2014年に移籍してきた元KARAの知英を猛プッシュした時期もあり、実際に多くの作品に出演していますが、残念ながらこちらも大ブレイクには至っていない。2人のトップ女優が抜けた穴を数人の中堅クラスで支えているという状態なんですよね。

 単価の高いスターであれば年に数本の作品に出れば相当な売り上げが期待できるけど、中堅クラスとなるとたくさんの作品に出なければならないし、その分スタッフの負担も増える。スウィートパワーの厳しい状況がうかがえます」(同)

 現場レベルのマネージャーだけでなく、幹部クラスの社員も退社しているとの情報もある。

「スウィートパワーの幹部だったXさんという人物がいなくなったことで、事務所としての売出し方針が大きく変わったとの指摘もあります。堀北なんかは新人時代にとにかくいろんな雑誌でグラビアをやって、まずは名前と顔を売るところから始まっていたんですが、最近のスウィートパワーの新人はそういう売り方はしていない。やはりXさんの手法が奏功していたということなのかもしれません」(出版関係者)

 スウィートパワーはこのまま凋落してしまうのだろうか?

「かつては全国にマネージャーを派遣して、各地の美少女をスカウトしていたんですが、SNSが普及した今、現地でスカウトするよりも先に、地方の美少女が世間に発見されて、ほかの事務所に取られてしまうことも多い。そういう意味では、スウィートパワーも方向性を大胆に変える時期なのかもしれないですね」(同)

 スウィートパワーがポスト堀北・桐谷を輩出するには、当分時間がかかりそうだ。

吉本騒動の渦中でスタートした『べしゃり暮らし』は意義ある実写化になるか?

 7月27日より、『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)がスタートした。「M-1グランプリ」に出場するほどお笑い好きな森田まさのりが手掛けるマンガのドラマ化だ。吉本興業が揺れているこのタイミングで、お笑いを真正面から扱った作品が映像化されるというのも不思議な縁である。

第1話あらすじ 笑いのためには髪を剃り上げることも厭わない“学園の爆笑王”

 上妻圭右(間宮祥太朗)は幼い頃から人を笑わせることが大好き。笑いのためなら命懸けでなんでもやる“学園の爆笑王”だ。いつもの調子で、親友の子安蒼太(矢本悠馬)たちと昼の校内放送で軽快なトークを届けていた圭右の前に、関西出身の転校生・辻本潤(渡辺大知)が現れる。圭右は辻本の関西弁を聞くや否や、彼を放送に引き込んだ。すると、突然のアドリブにもかかわらず辻本が絶妙な掛け合いを披露し、全校中が大爆笑に。

 蕎麦屋を営む圭右の父・潔(寺島進)は、大の付くお笑い嫌い。かつては芸人の面倒を見ていたが、そのうちの1組「ねずみ花火」が店をけなすネタを行ったせいで客足は遠のき、外に働きに出た圭右の母・美津子(篠原ゆきこ)は過労で亡くなってしまった。このことが原因で、圭右がお笑いに打ち込むことを反対するようになる。

 辻本が元芸人だと知った圭右は、ライバル心を抱いて“打倒辻本”を掲げた。一方の辻本は、笑いを取るためには髪を剃り上げることも厭わない圭右に興味を抱く。そして、文化祭で行われる漫才コンテストに向けてのコンビ結成を圭右に持ちかけた。コンビ名は、「きそばAT(オートマティック)」。

 きそばATはコンテスト前に満足のいくネタを完成させる。しかし、他のコンビが2人のネタをパクリ、出番直前にそのまま披露してしまった。窮地に陥る2人だが、圭右は「適当にボケるから適当にツッコめ」と辻本にアドリブ漫才を提案。結果、会場は大爆笑に。実は観に来ていた潔も、2人の漫才に笑顔を見せた。コンテスト終了後、辻本は圭右に「本気で芸人を目指さないか?」と持ち掛けた。

連載当時とは受け入れられやすい笑いの形が変わった

『べしゃり暮らし』の連載が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で始まったのは2005年。当時と比べ、世間にウケる笑いの質は変わった。例えば、ねずみ花火がテレビで店のことを「まずい」「汚い」とネタにし、そのせいで客足が遠のいたくだり。かつては芸人特有のイジりとしてよくある手法だったが、放送当日のSNSを見ると「人をディスる笑いは最低!」と拒否反応を示すツイートが多く見受けられたのだ。さらに、文化祭できそばATが披露した即興漫才の内容(文化祭で客が入らなかった展示をイジる)にも「そういう笑いで家族が傷付いたのに自分も同じことをしている」と非難の声が上がっている。

 どちらのネタも、原作の漫才をそのまま再現したものだった。時代によって受け入れられる笑いの形はこうも違うのかと突き付けられた感がある。お笑いを題材にしたドラマは、とかくデリケートで難しい。

 お笑いを題材にしたドラマは、笑いの再現も難しい。さまざまな映画やドラマで俳優が漫才師を演じるシーンを見てきたが、残念な出来になるケースは多い。漫才に演技力は必要だけれど、それでいて漫才と芝居は別物である(だから、2018年3月まで放送されたテレビ朝日『笑×演』はチャレンジングな番組だった)。

 今作では、間宮と渡辺が長尺の漫才に挑んでいる。当然、観ていて“アハハ!”と笑えるクオリティには達していなかった。難しいことはそもそもわかっていたし、プロ並みの出来を求めるのが酷というもの。今作で演出を務める劇団ひとりは、「お笑いナタリー」のインタビュー(19年7月27日)でこんな発言を残している。

「期待して観てくれる方もいると思うんですけど、たぶん笑えないと思います(笑)」

「今回お笑いのシーンをやるうえで『とにかくそれっぽく見える』というところまでは、どうしても上げたかったんです。それさえできたらいいと思いました」

『べしゃり暮らし』の漫才シーンでは、面白さよりも熱を感じたい。今作は人間ドラマとして観るべきストーリーだと思う。

「漫才でなくても『何かやりたい』という気持ちになってくれたら」(渡辺)

 辻本潤役を務める渡辺大知は「テレ朝POST」インタビュー(19年7月27日)で、こんな発言をした。

「今回のドラマは漫才に魅せられる若者の話ですけど、好きなものとかやりたいことにまっすぐな気持ち、熱量、かける想い、がむしゃらさが美しく映ればいいなと思いながら演じました。ドラマを見てくれた10代の人たちがアツい思いを持ってくれたら嬉しいですし、漫才でなくても『自分も何かやりたい』という気持ちになってくれたらいいなって思います」

 肩をぶつけ合いながら舞台の袖からセンターマイクへ駆けていく疾走感。王道ともいえる手法だが、ここに熱と青春を感じることこそ醍醐味だと思う。渡辺が間宮にコンビ結成を申し出、その後、一度は断った間宮が逆にアプローチをし返すくだりは恋愛みたいでソワソワしたものだ。

 キャスティングもいい。間宮は26歳で渡辺は28歳。両者とも高校生活から10年前後経過しているが、それでもキラキラしていた。間宮が持つ暑苦しさは圭右のキャラクターに合っているし、『火花』(Netflix)で売れないストリートミュージシャンを演じた渡辺が辻本役を務めるのも感慨深い。原作のイメージを壊さない配役だと思う。加えて今夜放送第2話では、辻本の元相方役として小芝風花が登場する。彼女の大阪府出身というパーソナリティが生きるか、要注目だ。

 近年、NSC(吉本総合芸能学院)の入学希望者は定員割れしているという。連載開始時には有効だった「芸人を目指す」という設定も、今はさほど共感を呼ぶものではなくなった。しかも、お笑いというジャンル自体が大きな局面を迎えている。だからこそ、意義あるドラマ版になってほしいと願っている。

(文=寺西ジャジューカ)

吉本騒動の渦中でスタートした『べしゃり暮らし』は意義ある実写化になるか?

 7月27日より、『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)がスタートした。「M-1グランプリ」に出場するほどお笑い好きな森田まさのりが手掛けるマンガのドラマ化だ。吉本興業が揺れているこのタイミングで、お笑いを真正面から扱った作品が映像化されるというのも不思議な縁である。

第1話あらすじ 笑いのためには髪を剃り上げることも厭わない“学園の爆笑王”

 上妻圭右(間宮祥太朗)は幼い頃から人を笑わせることが大好き。笑いのためなら命懸けでなんでもやる“学園の爆笑王”だ。いつもの調子で、親友の子安蒼太(矢本悠馬)たちと昼の校内放送で軽快なトークを届けていた圭右の前に、関西出身の転校生・辻本潤(渡辺大知)が現れる。圭右は辻本の関西弁を聞くや否や、彼を放送に引き込んだ。すると、突然のアドリブにもかかわらず辻本が絶妙な掛け合いを披露し、全校中が大爆笑に。

 蕎麦屋を営む圭右の父・潔(寺島進)は、大の付くお笑い嫌い。かつては芸人の面倒を見ていたが、そのうちの1組「ねずみ花火」が店をけなすネタを行ったせいで客足は遠のき、外に働きに出た圭右の母・美津子(篠原ゆきこ)は過労で亡くなってしまった。このことが原因で、圭右がお笑いに打ち込むことを反対するようになる。

 辻本が元芸人だと知った圭右は、ライバル心を抱いて“打倒辻本”を掲げた。一方の辻本は、笑いを取るためには髪を剃り上げることも厭わない圭右に興味を抱く。そして、文化祭で行われる漫才コンテストに向けてのコンビ結成を圭右に持ちかけた。コンビ名は、「きそばAT(オートマティック)」。

 きそばATはコンテスト前に満足のいくネタを完成させる。しかし、他のコンビが2人のネタをパクリ、出番直前にそのまま披露してしまった。窮地に陥る2人だが、圭右は「適当にボケるから適当にツッコめ」と辻本にアドリブ漫才を提案。結果、会場は大爆笑に。実は観に来ていた潔も、2人の漫才に笑顔を見せた。コンテスト終了後、辻本は圭右に「本気で芸人を目指さないか?」と持ち掛けた。

連載当時とは受け入れられやすい笑いの形が変わった

『べしゃり暮らし』の連載が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で始まったのは2005年。当時と比べ、世間にウケる笑いの質は変わった。例えば、ねずみ花火がテレビで店のことを「まずい」「汚い」とネタにし、そのせいで客足が遠のいたくだり。かつては芸人特有のイジりとしてよくある手法だったが、放送当日のSNSを見ると「人をディスる笑いは最低!」と拒否反応を示すツイートが多く見受けられたのだ。さらに、文化祭できそばATが披露した即興漫才の内容(文化祭で客が入らなかった展示をイジる)にも「そういう笑いで家族が傷付いたのに自分も同じことをしている」と非難の声が上がっている。

 どちらのネタも、原作の漫才をそのまま再現したものだった。時代によって受け入れられる笑いの形はこうも違うのかと突き付けられた感がある。お笑いを題材にしたドラマは、とかくデリケートで難しい。

 お笑いを題材にしたドラマは、笑いの再現も難しい。さまざまな映画やドラマで俳優が漫才師を演じるシーンを見てきたが、残念な出来になるケースは多い。漫才に演技力は必要だけれど、それでいて漫才と芝居は別物である(だから、2018年3月まで放送されたテレビ朝日『笑×演』はチャレンジングな番組だった)。

 今作では、間宮と渡辺が長尺の漫才に挑んでいる。当然、観ていて“アハハ!”と笑えるクオリティには達していなかった。難しいことはそもそもわかっていたし、プロ並みの出来を求めるのが酷というもの。今作で演出を務める劇団ひとりは、「お笑いナタリー」のインタビュー(19年7月27日)でこんな発言を残している。

「期待して観てくれる方もいると思うんですけど、たぶん笑えないと思います(笑)」

「今回お笑いのシーンをやるうえで『とにかくそれっぽく見える』というところまでは、どうしても上げたかったんです。それさえできたらいいと思いました」

『べしゃり暮らし』の漫才シーンでは、面白さよりも熱を感じたい。今作は人間ドラマとして観るべきストーリーだと思う。

「漫才でなくても『何かやりたい』という気持ちになってくれたら」(渡辺)

 辻本潤役を務める渡辺大知は「テレ朝POST」インタビュー(19年7月27日)で、こんな発言をした。

「今回のドラマは漫才に魅せられる若者の話ですけど、好きなものとかやりたいことにまっすぐな気持ち、熱量、かける想い、がむしゃらさが美しく映ればいいなと思いながら演じました。ドラマを見てくれた10代の人たちがアツい思いを持ってくれたら嬉しいですし、漫才でなくても『自分も何かやりたい』という気持ちになってくれたらいいなって思います」

 肩をぶつけ合いながら舞台の袖からセンターマイクへ駆けていく疾走感。王道ともいえる手法だが、ここに熱と青春を感じることこそ醍醐味だと思う。渡辺が間宮にコンビ結成を申し出、その後、一度は断った間宮が逆にアプローチをし返すくだりは恋愛みたいでソワソワしたものだ。

 キャスティングもいい。間宮は26歳で渡辺は28歳。両者とも高校生活から10年前後経過しているが、それでもキラキラしていた。間宮が持つ暑苦しさは圭右のキャラクターに合っているし、『火花』(Netflix)で売れないストリートミュージシャンを演じた渡辺が辻本役を務めるのも感慨深い。原作のイメージを壊さない配役だと思う。加えて今夜放送第2話では、辻本の元相方役として小芝風花が登場する。彼女の大阪府出身というパーソナリティが生きるか、要注目だ。

 近年、NSC(吉本総合芸能学院)の入学希望者は定員割れしているという。連載開始時には有効だった「芸人を目指す」という設定も、今はさほど共感を呼ぶものではなくなった。しかも、お笑いというジャンル自体が大きな局面を迎えている。だからこそ、意義あるドラマ版になってほしいと願っている。

(文=寺西ジャジューカ)

吉田沙保里、『ノーサイド・ゲーム』“本人役”で出演に「出たがり」「オーラある」と賛否

 8月11日に放送予定の連続ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)第5話に、元レスリング選手の吉田沙保里が“本人役”で出演することが発表された。

「同ドラマは、大手自動車メーカーの“出世レース”から外れた主人公・君嶋隼人(大泉洋)が、左遷先の工場の総務部長と、会社のラグビーチーム・アストロズのゼネラルマネージャーを兼任して奮闘する物語。第5話は、アストロズがレスリングの道場へ出稽古に行き、吉田が君嶋のタックルを受ける展開となるようです」(芸能ライター)

 今年1月に現役を引退した吉田だが、同ドラマでは、2016年のリオデジャネイロオリンピック以来となるレスリングユニフォーム姿を披露。ドラマ公式サイトでも、その写真が公開されている。

「吉田といえば、以前からNEWS・増田貴久のファンだと公言しており、プライベートでの交流も明かしています。そんなことから、ジャニーズファンを中心にネット上で反感を買うようになり、今年4月から朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)の金曜パーソナリティに就任したときも、多数の不満が出ていました」(同)

 同番組には月曜パーソナリティの風間俊介や、冠コーナーを持つKing&Princeも出演しており、それ以外のジャニーズアイドルが番宣などで登場する機会も多いとあって、ネット上には「『ZIP!』に吉田とか最悪」「自分の好きなアイドルに、吉田が近づいたら嫌だ」「もう『ZIP!』は見ない」といった拒否反応が広がっていた。

「また、7月には吉田が下着メーカー・ワコールのモデルに抜てきされ、この時も『え、何で脱いだの?』『迷走してるのかな……』などとささやかれることに。『ノーサイド・ゲーム』の出演に関しても、ネット上には『ドラマにまで出るのかよ』『この人何がしたいの? ただの“出たがり”にしか見えない』『もう吉田は見飽きたわ……』という書き込みが散見されます」(同)

 一方で、“本人役”としての出演には、ポジティブな意見も寄せられている。

「“霊長類最強女子”とも呼ばれ、レスリング界では伝説的な存在の吉田が本人役で出演するとあって、『やっぱり吉田のユニフォーム姿は目を引くね。オーラが出てる』『カッコイイ女子って感じで最高』『こういう吉田さんをもっと見たい!』といったコメントも少なくありません。同ドラマは初回平均視聴率13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得して以降、第2話で11.8%、第3話で10.9%と右肩下がり中なので、吉田の話題性に期待がかかっていることでしょう」(同)

 しかし一部からは、「吉田とレスリングって、もうパワハラのイメージしかない」という声も。

「吉田は16年11月~18年8月に至学館大学の副学長を務めていましたが、就任中に女子レスリング・伊調馨選手が、当時の同大学レスリング部監督・栄和人氏からの“パワハラ”を告発しました。しかし、吉田がこの件について発言することはなく、ネット上では不信感を募らせる人が続出。吉田が栄氏の“最愛の教え子”という報道まで飛び出し、『もう吉田は信用できない』『こんな人だったなんて知らなかった』と、落胆の声が続出しました。今回のドラマ出演で、この件を思い出す視聴者もいるでしょうね」(同)

 そんな吉田は、ドラマでどこまで存在感を発揮するのだろうか。放送を楽しみにしたい。

『Iターン』第3話で猛フィーチャー! 鈴木愛理がかわいすぎる!! 

 7月26日に放送された『Iターン』(テレビ東京系)の第3話。ムロツヨシ演じる主役・狛江光雄のサラリーマンとヤクザの二重生活がいよいよ本格化し始めた回だった。

第3話あらすじ 古田新太との連携で恐喝に手を染めるムロツヨシ

 狛江は、ネット会議で阿修羅支店の成績が上がっていないことを上司の高峰博之(相島一之)からネチネチと叱責される。同席していた部下の柳直樹(渡辺大知)は高峰のパワハラに憤りを感じ、「ダメ元でアタックしてきます!」と丸越百貨店の部長・深町智博(TKO木下隆行)の元へ出かけていった。一方、もう1人の部下・吉村美月(鈴木愛理)は「2人きりでご飯行きませんか?」と、狛江に意味深な誘いをかけてきた。

 浮かれた狛江が帰宅すると、ピッキングでドアを開けた岩切猛(古田新太)が部屋の中で待っていた。岩切は迷惑料500万円を催促し、さらに丸越を抱き込んで印刷屋を使ったキックバックで金を作れと脅してきた。狛江は深町にもう一度接待をさせてほしいと頼み込み、美月が気になる深町は了承した。

 1軒目は深町行きつけの高級寿司店で食事し、2軒目に向かったのは岩切組がケツ持ちをしているスナック来夢来都である。そこで、ママの麗香(黒木瞳)は狛江に白い粉を渡し、深町のグラスに入れるよう指示。狛江が深町の酒にその粉を混ぜると、深町は気を失った。そして麗香がタクシーを呼ぶと、岩切組組員が運転手に扮して深町を連れ去っていった。

 後日、狛江が深町に会いに行くと、深町は箱いっぱいの仕事を用意しており、それらすべてを狛江に任せると指示をした。その後、岩切に呼び出された狛江は、深町が複数の女性と裸で抱き合っている写真を渡される。「これは恐喝じゃないですか!」狛江が驚くと、岩切は「だとしたらお前がやったんじゃ。おかげで、丸越の仕事取れたんじゃろがい!」と言い返す。狛江はぐうの音も出なかった。

鈴木愛理のかわいさは見どころの1つ

 前回、このドラマについて「面白いのか面白くないのかよくわからないドラマ」と評した。事実、今までの見どころはインテリヤクザを演じる田中圭の出で立ちと、チワワの昌三のかわいらしさくらいである。これだけの個性派俳優を揃え、見どころがその2つというのもどうかと思うが……。

 そんな中、今回猛フィーチャーされたのは鈴木愛理だった。「2人きりで食事に行けないですか?」と誘い、『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)で精神的イケメンを演じていたムロを浮足立たせた愛理。ホステスとイチャつく渡辺を見て嫉妬の表情を浮かべたり、お酒で口内の傷がしみるムロに「無理しないでください」と水を渡したり、ムロとシャドーボクシングをしてボディに1発入れ悶絶させたり、カラオケで阿修羅市のテーマ曲を熱唱してスナック中をヘッドバンキングさせたり。ドラマの面白さは未だわからないが、愛理がかわいいことはわかった。

 そんな愛理に「手相が見れる」と言って腕をさすりまくるのはTKO木下だ。前回の接待で肩に手を回したのに続き、今回も愛理をセクハラしている。木下が若い子をセクハラする様は、妙に生々しい。そんな人が美人局に遭い、白ブリーフ姿で女とまぐわる写真を撮られる展開は、末路として非常にしっくりきた。

 つまり、古田と連携し、そのつもりがないのにムロが犯罪で成果を上げてしまった形だ。悪行に手を染め、サラリーマンとヤクザの二重生活は本格化。小市民が受け身でいて、脇の甘さから圧に負け、絶望の淵にはまっていく下り坂。なのに、不思議と悲壮感がないから不思議だ。きっと、前回までに会社員の悲哀が十分描かれていたことが効いているのだろう。「サラリーマンは打たれ強い」という印象が助走となり、悲劇とコメディの比率がいいバランスになった。ムロがただの善人ではなく、嫌悪すべき欠点を持っていることも大きい。だから、かろうじてコメディに着地している。この手の役をやらせたら、やはりムロの右に出る者はいない。

 1~2話に比べ、若干テンポが良くなった感のある第3話。加えて、ヤクザに翻弄されるムロの下で2人の部下が仕事に目覚めつつあるのも救いだ。あとはムロが巻き返す展開を待つばかりだが、原作を読む限り、そのフェーズに入るのはまだまだ先である。

(文=寺西ジャジューカ)

オダギリジョー、復活『時効警察』主演もあの”視聴率爆死”女優が不安要素に

 あの“汚名”を返上することができるだろうか?

 オダギリジョーの主演ドラマ『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)が10月から“金曜ナイトドラマ”枠でオンエアされる。

 オダギリの連ドラ主演は、2015年10月期の『おかしの家』(TBS系)以来。4年ぶりの主演作とあって、彼の脳裏にはあの苦い記憶がよみがえっていることだろう。

「12年4月期に主演したドラマ『家族のうた』(フジテレビ系)ですよ。数字が見込める日曜夜9時台にもかかわらず、民放のゴールデンタイム帯史上最低の3.1%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。全11話のシリーズだったにもかかわらず、3話も削られて8話目で終了となったことで、ネット上では『打ち切りジョー』の異名が定着しました。以降、オダギリは“ゴールデン恐怖症”となり、『もうゴールデン枠は嫌。テレビをやるなら深夜かWOWOW』と言い出すようになった。彼は一人飲みで泥酔するほどの酒好きですが、子どもを私立に通わせるためにもう一花咲かせたいと、禁酒を決意して撮影に臨んでいるそうです」(テレビ誌編集者)

 そんなオダギリは13年に放送されたNHK大河ドラマ『八重の桜』で主人公・八重(綾瀬はるか)の夫・新島襄役を演じた際にも、「告知映像にオダギリを使うな」との指令が下ったとも報じられている。ただ、「時効警察』シリーズは、2006年1月期のパート1が平均10.1%、その翌年4月期のパート2に至っては同12.0%の高視聴率を獲得している。今作でも是が非でも高い数字を叩き出し、過去の屈辱を振り払いたいところだろう。

 しかし、今回の『時効警察はじめました』には別の不安要素もあるという。

「同作には前シリーズからのおなじみのキャストが集結していますが、新メンバーとして吉岡里帆が参戦することが決まっています。その吉岡も『きみが心に棲みついた』(TBS系)、『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)と主演ドラマが2作連続で爆死。『数字が取れない女優』のレッテルを貼られて脇役に降格となっていますから、オダギリもそれは気になっていることでしょう」(前出・テレビ誌編集者)

 打ち切りジョーと主演降格女優の夢(?)の競演。マイナス×マイナス=プラスとなればよいが。

フジ月9ドラマ、せっかく復調したのに! 10月期ディーン・フジオカ主演作に不安の声ばかり

 フジテレビの看板ドラマ枠“月9”の10月期の作品が、ディーン・フジオカが主演する『シャーロック』だとわかり、業界内外では早くも不安視されている。

 かつて、我が世の春を謳歌した月9だが、近年低迷し、視聴率は1ケタ台が続いていた。一時は枠自体の廃止すら取りざたされたが、昨年7月期『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(沢村一樹主演)が平均10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークして、1年ぶりに2ケタ台に乗せると流れが変わった。

 以後、同10月期『SUITS/スーツ』(織田裕二主演)が10.8%、1月期『トレース~科捜研の男~』(関ジャニ∞・錦戸亮主演)が10.8%、4月期『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(窪田正孝主演)が12.2%と4クール連続で2ケタ台を達成。現在放送中の『監察医 朝顔』(上野樹里主演)も第3話までの平均が12.9%と好調で、看板ドラマ枠は完全に復活を遂げたといってもいいだろう。

 ところが、次クールの『シャーロック』に関しては不安しかない。

 同作は、世界的に有名な小説『シャーロック・ホームズ』を原作にしたミステリーで、フリーランスの犯罪コンサルタントであるシャーロック(ディーン)と、精神科医のワトソン(三代目J SOUL BROTHERS、EXILE・岩田剛典)がバディを組んで、難事件を解決していく物語。脚本は『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジ系)、『緊急取調室』シリーズ、『BG~身辺警護人~』(いずれもテレビ朝日系)などをヒットさせた井上由美子氏が担当する。

 ディーンは2015年後期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』(波瑠主演)で五代友厚役を演じ、大ブレークを果たした。

 だが、その後に主演した作品では『今からあなたを脅迫します』(17年10月期、日本テレビ系、武井咲とのダブル主演)が6.2%、『モンテ・クリスト伯−華麗なる復讐−』(18年4月期、フジ系)が6.2%と、いずれも壮絶爆死を遂げている。

 1月6日に放送されたスペシャルドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』でも、井浦新とダブル主演を務めたが、これまた7.0%と憤死しており、主演ドラマでまるで数字が獲れていない。

「ディーンの賞味期限はとっくに過ぎています。作品自体の問題があったにせよ、それは視聴率でハッキリ示されています。原作が『シャーロック・ホームズ』という有名作だから、数字は獲れると見込んでいるなら甘いでしょう。フジが結果を残せていないディーンにリベンジの機会を与えたいなら、月9ではなく、火曜ドラマとか木曜ドラマにするべきでした。正直なところ、『シャーロック』の苦戦は免れないのではないでしょうか」(テレビ誌関係者)

 長い時間を要して、ようやく復調した月9。そのいい流れを、ディーンが止めてしまうことにならなければいいのだが。