アメリカが認めた“ハンバーガー中国起源説”に、人民が微妙な反応「あの国が黙ってない」

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ロウジァモーは、平たいパンに切り込みを入れて肉を詰め込んだもの
 ハンバーガーといえばアメリカ生まれのファストフードだが、これが実は中国起源だったというニュースが中国人民たちを驚かせた。ハンバーガーの起源とされたのは、中国ではおなじみのストリートフードであるロウジァモー(肉夾★=★は食へんに「莫」)で、蒸しパンのようなものを指す。つまり、肉を挟んだパンという意味になる。  ロウジァモーは中国西北部にある陜西省の名物料理で、現在では中国全土で食べられている小吃(スナック)の一つ。平たいパンの中に炒めた肉の細切れが入っており、路上の屋台などで一つ100~200円ほどで売られている。小腹がすいた時に食べるにはちょうどいいおやつだ。
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ロウジァモーが売られているのは、このような屋台や簡易店舗がほとんど
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発酵させた生地を、鉄釜の内側に貼り付けて焼く。フライパンで焼くことも多い。スパイスで味付けした細切れ肉を炒め、焼き上がったパンに入れて出来上がり
 このハンバーガー中国起源説、なんでもかんでも自分たちを起源にしたがる某隣国の“ウリジナル”とは異なり、中国人たちが自ら言いだしたわけではない。ハンバーガーの“祖国”であるアメリカのニュースサイト「ハフィントン・ポスト」が、4月8日付の記事で「世界で最初のハンバーガーは中国から」と伝えたことから始まっているのである。そもそも中国自身がロウジァモーを英語で「チャイニーズ・ハンバーガー」、つまり中国式ハンバーガーと呼んでおり、自分たちのもののほうが先だという意識を持っていなかったのだ。  しかし、ハンバーガー中国起源説に関して微博(中国版Twitter)では、なぜか韓国についての言及が……。 「ハンバーガーが中国起源? 韓国が黙ってないでしょ」 「『ロウジァモーの起源はキムチ餅だ』って、あの国が言いだすぜ(笑)」 「アメリカが認めたんだ。ハンバーガーは中国起源、桜は日本が起源。韓国は何もない」  それはさておき、「ハフィントン・ポスト」の記事は「世界で最初のハンバーガーは、あなたが考えているところから来たものではない。アメリカで発明されたわけでもなく、ドイツに起源があるわけでもない。そう、世界で最初のハンバーガーは中国から来たのだ」で始まり、ロウジァモーは紀元前221年から207年の秦朝の時代にはすでに現れていたとしている。そして「このチャイニーズ・ストリートフードとアメリカンスタイル・バーガーには違いがあるものの、ロウジァモーは世界で最初のハンバーガーと呼ばれている」と結んでいる。  アメリカのハンバーガーの始まりは諸説あるが、1900年ごろといわれており、歴史としてはまだ100年ちょっとにすぎない。確かに、すでに2200年以上の歴史があるロウジァモーとは比べ物にならない。  とはいえ、パンのような食材の中に肉や野菜などの具を挟んだ食べ物は世界各国にある。出現した時期はロウジァモーより遅いかもしれないが、それらがすべてロウジァモーを起源としているとするのは、やや無理がある。ハンバーガー中国起源説のニュース、もしかしたら中国政府を懐柔するためのアメリカ側の深謀遠慮……なんていうのは考えすぎか。 (文=佐久間賢三)

「5歳児レイプ疑惑」警察のシロ判断に父兄の不信感が爆発! 幼児虐待が多発する韓国の危ない保育事情

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警察に再捜査を求める母親たちのデモ(MBNニュースウェブサイトより)
「5歳の娘が、通っている幼稚園の運転手に性的暴行を受けた」  韓国・ソウル近郊の高陽市一山に住む主婦Aさんが警察にこう訴え出たのは、昨年10月末。帰宅時に通園服が破れているなど異変が相次ぎ、娘を問いただして犯行を知ったという。事件は韓国のネットコミュニティで大きな注目を集め、厳正な捜査と処罰を求める世論が沸き起こった。  それから5カ月余りの捜査を経て、警察が3月25日に下した結論は「シロ」。娘に対する4度の面談、防犯カメラ16台の映像確認、さらに被疑者のDNA鑑定まで行った結果だ。娘のおむつから男性の唾液が検出されたが、DNAは父親のものと判定。また、娘の陳述に一貫性がなく、面談では同伴のAさんがしきりに口を差し挟んだことも発表された。  犯行は、単に母親の思い込みだったのではないか――。通常であれば、多くの人がこう考えるところだが、地元一山の反応は異なる。会員数15万人の地元ネットコミュニティ「一山ママ」では、警察に対する不信が爆発。街頭では、母親たちによる捜査のやり直しを求めるデモまで繰り広げられた。 「5歳の子どもに、あれほど詳細な作り話ができるはずがない」 「子を持つ親として真実を知る必要がある」 「子どもの陳述はどう見ても真実なのに、父兄は呆れるしかない」 「母親たちは行動を起こしている。1日も早い解決を望む」  「一山ママ」会員やこれに共感するネットユーザーたちは連日、捜査への不満を書き募り、地元京畿道の道知事(道は県に相当)を名指しする書き込みまで出回った。内容は、知事の親戚が問題の幼稚園を経営しているというものだ。知事はこれを事実無根とし、道地方警察庁サイバー捜査隊に名誉毀損で告発する事態に発展している。さらに、地元有力者が捜査に介入したとの疑惑まで噴出した。ネットでは、現在も不正捜査を疑う声が衰えていない。  80年代以降のアメリカでは、子どもへの性的虐待疑惑をめぐる集団ヒステリーが、無数の訴訟と冤罪を生んだ経緯がある。それと似た事例のようにもうかがえるが、真相は不明のまま。ただし一山の状況からは、警察、幼稚園などに対する市民の根深い不信も浮かび上がる。
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3歳児を殴打し、床に叩きつける女性保育士。キムチを食べなかった、というのが理由(YouTube「KBS News」チャンネルより)
 今回の性的暴行疑惑の背景にあるのは、昨年から韓国中を震撼させた幼稚園・保育園での幼児虐待事件だ。今年1月には京畿道仁川市の保育園で、33歳の女性保育士が3歳の幼児を殴って床に叩きつける防犯カメラの映像がネット上に流出。韓国与党・セヌリ党の金武星代表に「セウォル号沈没事故以来の衝撃」と言わしめた。だが韓国では、同様の事件が2012年頃から増加している。「昼寝しない」「食事を残す」など些細なことで激高した保育士が幼児に暴行する事件が、連日のように報じられてきた。  こうした事態を招いたとされるのが、朴槿恵政権の福祉政策だ。朴大統領は2012年大統領選での公約通り、すべての0~5歳児を対象とする「無償保育」制度を13年に導入。しかし、裕福な主婦まで子どもを預けに来る一方、現場の人手不足と資格制度の不備から質の悪い保育士が大量生産された。一連の事態は、韓国で「保育大乱」と呼ばれ、政権を揺さぶる社会問題のひとつとなっている。また、セウォル号沈没事故などで浮上した、警察など行政への不信も、疑惑を生み出す温床だ。  とどまる気配のない、幼児虐待と市民の疑念。一山の性的暴行疑惑は、真相が明らかになる日が来るのだろうか? (文=コリアラボ)

60年の時を超えて──日本人女性と中国人民解放軍兵士“禁断の恋”をつないだ「3つの約束」

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唯一存在する2人の写真
 第二次世界大戦時中に知り合い、叶わぬ恋と知りながら愛し合った日本人女性と中国人民解放軍兵士だった男性が、60年の時を超え、中国武漢において合葬されていたことが明らかになった。「武漢晩報」などが4月5日付で報じた。  そこには壮絶なストーリーがあった。日本人女性の名前は溝脇千年さん。中国軍人の名前は杜江群さん。世紀をまたいで続いた2人の“愛情”は、ついに宿願が叶ったのだ。  1944年、中国東北地方(当時の満州国)で暮らしていた15歳の溝脇さんは、中国で生活に苦しむ人々の現状を目の当たりにし、ボランティアとして八路軍(当時の中国共産党軍。現在の人民解放軍の前身)に加入。間もなく日本は敗戦を迎えたが、彼女は中国に残り、南下する八路軍とともに軍看護師として10年間、在籍し続けた。  中華人民共和国成立後の52年の夏、彼女と7人の日本人看護師は広西省南寧軍事区にある303医院から湖北省羊楼洞の療養所へ異動となった。そこで当時、結核の療養をしていた杜さんと知り合う。  29歳の杜さんは学校で政治を教える教員で、以前は共産党でスパイとして活動したこともあった。病状は重かったものの、楽観的な性格だったという。外国籍の看護師に対して粗暴な態度を取る患者も多かったが、杜さんが一声かけると皆、素直に従ったので、溝脇さんは安心して仕事をすることができたという。  当時の羊楼洞は水不足で、杜さんが高熱でうなされた時に溝脇さんが氷を買ってきて処置したこともあった。良心的な看護を受け、散歩などで言葉を重ねるうち、徐々に2人の距離は縮まっていったが、一緒にいられる時間は長く続かなかった……。  53年になると、溝脇さんは湖北省で武漢に次ぐ大都市である襄陽の軍医院へ異動となってしまう。彼女は杜さんに宛てた手紙と花の刺繍をあしらったハンカチ、枕カバーを彼の枕元へ忍ばせ、羊楼洞を後にしたという。54年の秋にはさらに武漢東湖の療養院へと異動になり、距離は遠くなる一方だった。  杜さんの結核の病状は徐々に悪化していったが、溝脇さんは日本の家族から帰国の催促を受けていた。彼女の父と兄は太平洋戦争で亡くなっており、当時、彼女の母親は一人で3人の孫娘を育てていた。  別れの手紙を受け取った杜さんは、溝脇さんと離れ離れになることを恐れたが、彼女と家族の幸せを願って「日本に帰るように」との手紙を送った。  55年に溝脇さんが帰国することになると、杜さんは病を押して担架で武漢の埠頭まで彼女を見送りに訪れた。帰国後、2人は手紙で連絡を取り続けていたが、彼女が武漢を離れてから1年が過ぎたころ、33歳の杜さんは病状の悪化で帰らぬ人となったのだった。  溝脇さんは杜さんが亡くなったことを知った後、家の客間に杜さんの写真を掲げ、毎日食事を作り、お茶と花を供えた。命日には粥を作った。亡くなる直前には、杜さんが粥しか食べられなくなっていたからだ。溝脇さんは杜さんと別れる際に3つの約束をしたという。それは帰国後、日本共産党に入党すること。医療の仕事を続けること。日中の国交が正常化したら必ず帰ってくること――。  溝脇さんはこの約束を守り続け、32年後の87年に、やっと中国へ戻ることができた。各地を回って杜さんの親戚や戦友に連絡を取り、杜さんの墓参りをしたいと告げた。しかし、文化大革命など国内で起こったさまざまな混乱が原因で、杜さんの墓を探し出すことも困難であることがわかった。そこで溝脇さんはあらためてお墓を建て、杜さんを供養することにした。墓碑に溝脇さんが刻ませた言葉は「永遠の友」だったという。88年に墓が完成すると、溝脇さんは日本から白い蘭を送り、2人の写真を印刷した陶器とともに墓の中へ入れたという。  その後も溝脇さんはたびたび武漢へ墓参りに訪れ、杜さんに関わる人々と連絡を取り続けた。そして、幾度となく訪中を続けた溝脇さんは2012年、83歳で亡くなった。彼女の遺言は、「遺骨の一部を中国に眠る杜江群と一緒に合葬してほしい」というものだった。  こうして14年6月、溝脇さんの遺灰と遺品は武漢へ送られ、杜さんが眠る墓に葬られた。60年間、離れ離れになった2人が、こうしてようやく結ばれたのだった。終戦直後、中国にいた一部の日本兵が中国にとどまって国共内戦に参加していた話などが伝えられているが、溝脇さんのように看護師として従軍した日本人女性もいたのだ。激動の時代がもたらした2人の数奇な運命に、多くの中国人は感動したようだ。

「性行為や性器が……」韓国政府が接続遮断した“わいせつ物”19禁ウェブ漫画の過激描写とは

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「LEZHIN COMICS」より
 ウェブトゥーン(Web Toon)というものをご存じだろうか? 文字通り、「Web」と「Cartoon(漫画)」を組み合わせた造語で、ウェブ上で公開されているデジタル漫画のこと。韓国では2003年からネット上に姿を見せ始め、Daum(現Daum Kakao)、NAVER、Nateといったポータルサイトを通じて爆発的に普及。スクロールでコマ送りし、すべてがオールカラーというWebの特性を生かしたコンテンツであり、多くの作家たちがプラットホームに作品を提供したことでコンテンツのボリュームも増え、今では韓国の3~4人にひとりが読んでいるといわれるほど。映画『隠密に偉大に』、ドラマ『未生』など、映像化された作品も多い。  韓国の大手通信会社KT傘下のKT経済研究所によると、2014年度のウェブトゥーンの市場規模は2,010億ウォン(約201億円)。同経済研究所の調査によれば、12年度は1,000億ウォン(約100億円)だっただけに、わずか2年間で2倍になったことになり、18年には市場規模が8,805億ウォン(約881億円)まで拡大する見通し。1兆ウォン(約1,000億円)市場になることも夢ではないという。  そんなウェブトゥーン市場で爆発的に業績を伸ばしているのが、13年からスタートした有料サービス「LEZHIN COMICS(レジンコミックス)」だ。ポータルサイトが展開するウェブトゥーン・サービスは、ポータルサイト側が作家に原稿料を支払い、ユーザーはほぼ無料で楽しむことができるが、有料のウェブトゥーン・プラットホームとして2013年にサービスを開始したLEZHIN COMICSは、サービス開始からわずか2年で有料会員数700万人を突破。昨年の売り上げは100億ウォン(約10億円)を超えたというのだ。  そして、その急成長の原動力となったのが、韓国では「19禁(数え年で19歳以下の閲覧禁止)ウェブトゥーン」だといわれている。ポータルサイトのウェブトゥーンが「学園モノ」「恋愛ドラマ」「SFアクション」「コメディ」などをアップロードする中、LEZHIN COMICSは、『悪い情事』『若い彼女』『カラダがいいオトコ』など、タイトルを見ただけでそれとわかる成人漫画に力を注いできた。ためしにLEZHIN COMICSの売り上げランキング・ベスト10を調べみると、1位から5位までが「19禁ウェブトゥーン」なのである。  そんなLEZHIN COMICSは、韓国政府からも目を付けられている。3月26日、政府から委嘱された委員たちで構成される韓国放送通信審査委員会が「19禁表示はあるが、性行為や性器が余すところなくそっくりそのまま露出されている。わいせつ物と判断する」として、LEZHIN COMICSへの接続を遮断するという処置を断行したのだ。成人ウェブトゥーン以外のサービスも遮断されたことにユーザーたちが猛抗議したため、騒ぎは1日で終わり、その後は正常にサービスが行われているが、「19禁ウェブトゥーン」を得意とするLEZHIN COMICSは今後も何かとマークされることは間違いないだろう。  ただ、そんな邪魔が入ったとしても「19禁ウェブトゥーン」は衰退するどころか、ますます勢いを増しそうな気配だ。 「19禁ウェブトゥーンの読者層は、意外にも男女比3対7で女性が圧倒的に多い。特に20~30代の女性たちに人気で、作者も4対6と女性作家が多いです。女性作家たちは、作品作りのために日本のアダルトビデオを見て研究したりもする。そんな熱心さに、女性たちも熱くなる。この流れは止められません」(LEZHIN COMICS関係者)  さしずめ、韓国版レディスコミック隆盛時代といったところか。エッチな女子たちのおかげで、韓国のウェブトゥーン業界は、ますます勢いが増しそうな予感だ。

中国人は「死んでもなお、パクる」!? パクリ建築だらけの豪華共同墓地をめぐるドタバタ劇

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北京にある有名な天壇……ではない
 中国人は死んでもなお、パクリ文化の底なし沼から逃れることはできないようだ――。  武漢の北東に位置する新洲の農村に、中国の名勝・名刹をパクった豪華な共同墓地が建設され、注目を集めている。北京の天壇公園や山西省の応県木塔、海南省三亜の南海観音を模した四面観音像などの建築物が節操なく配置され、墓地内はまさにパクリのオンパレード。  管理員によれば、墓地の面積は約27万平方メートルにも及ぶ広大なもので、2010年に地元自治体の許可を得て施工されたという。同地は8億元、日本円にして160億円の投資マネーが集まり、今年にも落成する予定だという。
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これも、どこかで見覚えのあるような建築だ
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パクリ建築の墓地に眠らされる故人の気持ちを思うと、気の毒だ
 確かに豪華に見えるが、価格帯は一般の市民層を狙っており、想像するほど高くないはない。0.2平米ロッカー型の納骨棚が40万個あり、一基当たりの価格(永代使用権)は1万元(約20万円)からスタートする予定。場所によっては倍の2万元する墓地もあるそうだが、1万元を下回る墓地もあるという。  さて、この墓地の外観写真が出回り、北京故宮のような朱塗りの建築物、イスラムのモスクを想像させる内観など続々と公開されるや、中国国内では「墓までパクリ建築物なのか」と批判する声が上がっている。その一方で、この墓地をめぐっては、さらにキナ臭い話が飛び交っているのだ。武漢市に住む日本人駐在員は言う。
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墓地の内部にあるロッカー式の納骨スペース
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一見、中国のよくあるテーマパークに見えるが
「こっちではニュースになってますよ。現地の農民からは不満の声が漏れているみたいです。というのも、もともとこの墓地は建設業者と結託した地元政府が補償費用を払って農民を立ち退かせたんですが、用地買収をめぐり地元政府が近くの湖から引いていた灌漑の水路を絶ち、稲が育たなくなってしまった。用地買収に応じなかった農民への嫌がらせだったんでしょう」  農民たちの怒りが噴出する中、建設業者側は「もともとゴミ捨て場と9つの養殖場、数百の墓石が並ぶ土地で、農地として使用されている部分は少なかった」として、地元政府と契約し、支払いを済ませた後に施工を強引に開始したという(「法治周末」2013年8月14日付)。将来的には明清代の皇帝が眠る十三陵のような観光地として、リゾートホテルなども建設予定であり、農地を奪われた現地の農民たちとの不和は広がりそうだ。それにしても、墓地を観光地化するというのもヒドい話である。  内陸部ではまだまだ公営墓地の整備が追いつかず、代々使われている無許可の集落の墓地が主流。公営墓地の建設ラッシュが続く中国では、今後もヘンな墓が続々と出現することが予測される。 (文=棟方笙子)

もはや高級ブランド品だけじゃない! “パクリ大国”韓国で、名門ソウル大学を騙る詐欺が横行中

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ソウル大学(Photo By jgmarcelino from Flickr.
 日本では最近、商標法が改定となり、新たに“音”や“色”なども商標登録ができるようになった。さっそく、大幸薬品が「正露丸」のCMで流れる軽快なラッパの旋律を音商標として出願。2008年の最高裁で「正露丸」の商標が「一般的な名称」という判決が下されていたため、大幸薬品としては自社商品の商標を守るために気合が入っているのだろう。  商標の正当性に頭を悩ませているのは、韓国も同じだ。韓国では以前から商標権を侵害するパクリ問題が多く起きている。昨年2月にも、「シャネル」や「ルイ・ヴィトン」などの高級ブランド名がプリントされたペット用衣服を販売し、9億ウォン(約9,000万円)を荒稼ぎしていた業者が逮捕されている。  そんな韓国では最近、高級ブランド品にとどまらず、大学の権威を利用しようとする事例も多発している。特に問題となっているのが、日本の東京大学に相当する国内屈指の最高学府ソウル大学を名乗った詐欺だ。  先月中旬、ソウル大学側に、とある男性から「自分が買ったもやしは、本当にソウル大産なのか」という電話がかかってきた。大学側が至急、調べてみると「ソウル大が開発した」というキャッチコピーを用いたもやし業者が発見された。もちろん、ソウル大からすれば寝耳に水のこと。警告を受け、もやし業者はコピー文を撤回したが、この問題はまだまだ氷山の一角である。  中には、ソウル大学の最寄り駅に、ソウル大のロゴなどが入ったジャンパーを着せたアルバイトを立たせ、ソウル大関係者を装って健康食品を販売して摘発された業者もある。さらに、ソウル大図書館に勝手に本を寄贈して、「名門校が認めた本」としてアピールするところまであるというから驚きだ。  ソウル大学のブランドを悪用した詐欺は、商品だけではない。ある私塾では、「ソウル大キャンプ」といううたい文句で、高校生30人ほどをソウル大学に集め、学食で食事をとらせるイベントを開催。大学との密接な関係を装ったとして告訴される仰天の事件まで起きている。この塾は「大学の学食でご飯を食べることがそんなに問題なのか」と憤りながらも、以降のキャンプを中止にしている。厚顔無恥とはまさにこのことだろう。  ソウル大学はこうした大学名を無断使用した詐欺に対して、2012年から今年3月までに、なんと64件もの訴訟や警告状発送をするはめになったという。現在、ソウル大学では大学名を商標として管理するようになったが、今でも1日に最低1~2件、商品が本物かどうかの問い合わせ電話がかかっているそうだ。  さらに、ソウル大学に関するトラブルは個人レベルでも起きている。今年のソウル大学の入試では、修学能力試験の後に、ほぼ満点解答に偽造した成績表をインターネットに掲載し、カットラインの上昇を示唆して競争相手を減らそうとした20代男性が立件される事件が起こった。逮捕された男性は「どうしてもソウル大に行きたかった……」と供述するなんとも情けない話だが、ソウル大学は韓国最高峰の大学だけに、これからもブランド力を利用しようとする動きは続きそうだ。 (文・取材=慎虎俊)

機内フェラに制服自慰まで!? 中国航空会社CAエロ画像に、ネット民が大騒ぎ

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初めに拡散された組み写真。さすがに機内でこの行為は不可能では……。さらに、それぞれの写真に写る女性が同一人物である確証もない。
 4月8日、中国版Twitter「微博」に、衝撃的な2枚の写真が投稿された。1枚目には、非常口横のジャンプシートに座るCAが、ワイシャツにスラックス姿の男性の下半身あたりで何かを口に含んでいる様子が、そして2枚目には、機内でほほえむ美人CAが写っていたのだった。  投稿主によって「深セン航空CAの規格外サービス」というタイトルが付けられたこの組み写真は、ネット上で瞬く間に拡散。さらにネット民たちの“人肉捜査”(匿名報道された個人情報の割り出しや、事件の真相を暴く行為)により、CAの個人名までが特定された。  さらに、やはり制服姿の女性が、ホテルの一室の鏡の前で股間をまさぐる動画も、同一のCAによるものとしてネット上に投下され、ネット上はお祭り状態となった。
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続いて投稿された動画。確かに美脚だが、残念ながら男性のものだった。 
 ところがその後、CA本人を名乗る微博アカウントで、「ビルの屋上に座っているけど、もう強くなれない」「あなたたちの悪辣さにありがとう。もう私に会うことはないでしょう」などといった、遺書めいた書き込みがなされ、一部メディアも「渦中のCA自殺か!?」などと報じた。  翌9日、深セン航空は騒動に関する公式コメントを発表。人肉捜査によって特定された名前の女性は確かに同航空会社に在籍しているものの、1枚目の写真の女性は別人で、写真自体も合成。ホテルの一室の動画も別人という内容だった。  さらに彼女は、自殺はしていないものの、精神的ショックが大きく、勤務ができない状態にあることも伝えられた。  実際、1枚目の写真はあまりにも現実離れしたシーンであり、誰が撮ったのかという疑問も残る。2枚目の写真のCAと同一人物であるとする根拠も乏しい。また、動画については、この件とまったく無関係の女装家が、過去にネット上で公開していたものであったことが判明している。  しかし、こうして公式に否定された後も、彼女のものとされる新たな写真や動画が多数出現。さらに、「本物に違いない」と固く信じているネット市民も、依然少なくないようだ。  また、騒動に便乗したトロイの木馬型マルウェアまで登場し、一連の写真や動画をダウンロードしようとしたところ、感染したという報告も出ている。  ちなみに、スターアライアンスに加盟する深セン航空は、深セン宝安空港をハブに成田空港と関西空港にも就航している。同CAの名誉回復と、一日でも早い職場復帰を祈りたい。 (文=牧野源)

「結婚しなくてもいい」女性増加で、柴咲コウ主演“三十路女子映画”が韓国でヒット中? 

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『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(アリオラジャパン)
 4月9日から韓国で公開されている、柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ主演の邦画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(以下、『すーちゃん~』)が話題を集めている。  韓国での公開タイトルは『結婚しなくてもいいか』。益田ミリの人気4コマ漫画を原作とする本作。韓国の原作ファンからは「原作が面白かったので、映画も期待大」と公開を待ち望む反応が多かったが、試写会などでいち早く鑑賞した観客からは「女子なら誰でも共感する映画。穏やかな映画だけど、込められた意味は深い」などの絶賛の声が上がっている。  映画のあらすじは、主人公すーちゃん(柴咲)と、その友達のまいちゃん(真木)とさわ子さん(寺島)の仲良し三十路トリオ(元バイト仲間)が、仕事、恋愛、結婚といった10代や20代では感じ得なかったリアルな葛藤を前に、それぞれが思い悩みながらも前向きに生きるという、ともするとどこにでもありがちな平凡な話である。だが、日本同様、女性たちの共感を得ているのは、お隣韓国でも女性の結婚観や仕事観が変化しているからだといえるだろう。  実際、韓国の行政機関である統計庁が昨年実施した結婚に関する意識調査アンケートでは、結婚に対する国民の積極的意識の低下を表す結果が出たという。この調査は13歳以上の男女を対象に結婚にまつわるいくつかの質問を投げかけたものだが、38.9%が「結婚はしてもしなくてもどちらでもいい」と回答したという。この数字に、「結婚はしないほうがいい・してはいけない」と答えた2.0%を足すと、韓国国民の41%が「結婚は必ずするべき」とは思っていないということになるのだ。さらに付け加えると、「結婚はしてもしなくてもどちらでもいい」の男女比は男性34.4%に対して女性43.2%と、女性のほうが「結婚しなくてもいいか」と思っているようだ。  それだけに、今の韓国女性たちには『すーちゃん~』の登場人物たちの感覚がピッタリはまったのかもしれない。  面白いのは、そんな女性の動向や思惑が気になるのか、男性たちの間でも映画が好評を得ているということだ。いわゆる“女子映画”にもかかわらず、一人で劇場に足を運ぶ男性も意外に多いとか。とある映画専門サイトには、映画を鑑賞した男性ファンから映画と原作に関する問い合わせが続いているという。    自立した女性が増えるに従い、大きく変化しつつある、日本と韓国の結婚に対する意識。本作のヒットによって「結婚しなくてもいい」という価値観がさらに広がれば、両国の親たちにとっては悩みの種となりそうだ。 (文=梅田ナリフミ)

小4男児が女性教師を病院送りに! 親は治療費の支払いを拒否!! 荒廃する中国教育現場の現在

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児童の暴力により腰椎を損傷し、入院中の女性教師。
 広東省東莞市の小学校で、4年生の男子児童が教師に暴行を加え、重傷を負わせる事件が発生した。  4月6日付の「光明網」によると、この小学校で美術を担当する女性教師が、宿題を忘れた児童を咎めたところ、児童が突然、襲いかかってきたという。児童は教師を押し倒して馬乗りになり、頭や腹などを殴打。教師は腰椎を痛め、入院することになった。  さらに驚くべきは、保護者の対応だ。学校側が、入院した教師の治療費の支払いを加害児童の両親に求めたところ、支払いを拒否。両親は「見舞いになら行ってもいいが、治療費を払えというなら裁判で決着をつける」と言い放ったという。 一方、入院中の教師は「彼はまだ幼いし、事件を大きくしたくない」として、裁判で争わない姿勢を示しているという。    この児童は、入学当初から粗暴な性格で、これまで4年間の在学中に、4人の教師を殴打したことがあったという。小学校の教頭によると、児童には精神疾患の疑いもあるといい、両親に心療内科での受診を勧めたこともあるというが、両親は聞く耳を持たなかったようだ。    中国では最近、小中学生が加害者となる校内暴力事件が続発している。昨年12月には、雲南省昭通市の中学校で、男子生徒が歴史の授業を担当する女性教師を殴打する事件も起きたばかりだ。    こうした事件が起きるたび、中国では「両親が共働きで、ネグレクト状態で育った」「両親に溺愛されて善悪の区別をしつけられなかった」などと、加害児童の家庭環境が原因として指摘されるのが常だ。しかし、 中国在住フリーライターの吉井透氏はこう話す。 「数年前まで中国の教育現場では、教師による体罰が横行していましたが、今はすぐに訴えられる。逆に、教師は児童生徒に指一本触れられない状況です。そもそも、最近の小中学生は早熟で体も大きく、女性教師では太刀打ちできない」  権威に逆らうことを忘れない子どもたちがそのまま大人になれば、やがて一党独裁体制も崩壊するか!? (文=青山大樹)

リストラ連発中のサムスンが100億円!? 平昌五輪をめぐる、韓国政府と財閥企業のチキンレース

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 財政難が憂慮されている平昌冬季五輪に、サムスンが救いの手を差し伸べた。4月6日、サムスン・グループは平昌冬季五輪組織委員会と共同で記者会見を開き、ローカルスポンサー契約を締結。その額、なんと総額1,000億ウォン(約100億円。現金800億ウォン、現物支給200億ウォン)。サムスン生命、サムスン火災、サムスン証券、第一毛織などグループ全体として平昌五輪をスポンサードしていくという。もともとサムスンは、グループの主幹企業であるサムスン電子が1998年長野五輪からIOC(国際オリンピック委員会)のワールドワイドスポンサーとなっており、昨年8月にはIOCの最高位スポンサー制度「TOPプログラム」の協賛社として2020年東京五輪までその契約を延長している。今回、それとは別にローカルスポンサーとしても平昌五輪を支援すると明らかにしたことで、韓国メディアにはサムスン賛辞があふれている。「平昌救出に出たサムスン」(ニュースメディア「YTN」)、「トップ&ローカルの“二重支援”のサムスン、スポンサーシップの模範示した!」(一般紙「韓国日報」)。ネットメディア「メディア・ペン」などは、「やはりサムスンだ。 財界1位らしく、平昌五輪成功のために、率先して模範を示している」としたほとだ。  もっとも、サムスンの現在の状況は模範的とは言いがたい。かつては隆盛を誇ったスマートフォン市場はiPhoneや中国メーカーの追撃を受けて、14年度の通年決算が9年ぶりに減収。ローカルスポンサー契約を締結した翌7日に発表された今年1~3月の連結決算でも売上高が前年同期比12.4%減、営業利益に至っては30.5%減となっている。こうした業績不振を受けて、サムスン・グループは大規模なリストラも敢行している。日本ではあまり伝わっていないが、サムスン生命とサンスン証券は昨年だけで1,300名あまりの社員をリストラしているし、昨年は退職勧告などで350名ほどの社員のクビを切ったサムスン物産は今年3月にさらに追加で600~700名の希望退職者を募ることを発表しているのだ。サムスン電子も社員の給料アップを凍結するなど、グループ全体が寒風に震えている状態なのである。  にもかかわらず、サムスンが平昌五輪の救済に動いた背景には、パク・クネ大統領の要請があったのだろう。パク大統領は今年2月、サムスン・グループの次期総帥とされるサムスン電子のイ・ジェヨン副会長ら財閥トップを昼食会に招き、「平昌五輪への積極的な支援と配慮を」と訴えた。つまり、政府からの要請に仕方なく身銭を切ることになったわけで、組織委員会などは「サムスンは、苦しい状況下にある中でも支援してくれた。まさに千軍万馬を得た気分だ」と満足げだが、多くのメディアが“善行”としたサムスンの決断をよしと見ない人々が多いのも事実のようだ。  代表的なのが「平昌五輪分散開催を促進する市民の会」である。同市民団体は、希望退職という名目でリストラを強行しているサムスン・グループが、平昌五輪に金を注ぐことは本当に妥当なのか」とし、「企業の利益が労働者たちに還元されていない中で、それを政府と江原道が責任を取らねばならない平昌五輪に注ぐのはおかしい。企業から数十億ウォン、数千億ウォンを強制的に集めようとする政府と平昌組織委員会の態度は理解できない」と猛反発しているのだ。  業績悪化でも財閥1位のプライドにかけて、政府の嘆願に応えたサムスン。「五輪成否は国の威信にかかわる」と民間企業にまで半ば強制的な支援を迫る韓国政府。互いに見栄を張りすぎて、破綻しなければいいのだが……。