6月1日夜に中国湖北省荊州市監利県の長江で沈没した、客船「東方之星」。すでに事故発生から、生存率が大きく低下するとされる72時間を過ぎたが、救出活動は依然難航しており、いまだ行方不明となっている400人以上の乗客の安否にも、絶望感が漂い始めている。 その一方、関心が高まっているのが被害者に対する賠償金額だ。 中国人民保険集団は3日、事故を起こした客船の運航会社が加入していた船舶保険、1,000万元、日本円にしておよそ2億円を支払ったことを公表した。運航会社は、これを被害者の賠償に充てるとされているが、乗客数で割れば一人当たりわずか45万円ほどの金額になってしまう。 これに対し、中国版Twitter「微博」では、「少なすぎる」との声が上がっており、「政府が見舞金を支払うべきだ」という意見もある。 2011年に浙江省温州市で起きた高速鉄道の衝突・脱線事故では、死亡した被害者一人当たり91万5,000元(約1,800万円)の賠償金が遺族に支払われた。当局は当初、死者に対する賠償金額を50万元(1,000万円)としていたが、被害者遺族やネット市民から不満が噴出。その後、大幅に引き上げられたという経緯がある。 ただこの一件では、事故を起こしたのが国鉄であったことから、中国にしては比較的高額な賠償金を支払われた。しかし、今回の沈没船の運航会社は民間企業である東方之星で、どれだけの支払い能力があるかは不明である。 民間交通機関による死亡事故の賠償について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は話す。 「民営の長距離バスの事故などで、死亡した乗客に支払われる賠償金は数十万円程度。しかし今回は世界的ニュースとなった大惨事だけに、当局が見舞金を支払う可能性もあるが、それによって被害者や遺族の境遇は大きく変わってくる」 失われた命が戻ってくることはないが、せめて十分な補償により犠牲者が浮かばれることを祈りたい。 (文=牧野源)事故現場を訪れた李克強首相。救援活動の邪魔になっているとの批判も出た。
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予算の80%が芸能人ライブの出演料に!? 韓国・学園祭をビジネス化する大学側のしたたかな思惑とは
韓国で “大学祝祭(テハク・チュッチェ)”のあり方をめぐり、ちょっとした論争が起きている。大学祝祭とは日本でいうところの学園祭のことで、韓国では毎年5月がそのシーズンとなり、全国各地の大学キャンパスで大学祝祭が行われるのだが、近年は「本当に、学生たちによる、学生たちのための学園祭なのか」という議論が絶えない。 焦点となっているのは、学園祭ライブだ。韓国でも日本の学園祭同様、人気歌手やアイドルグループのライブが大きな目玉になるが、それらはすべて有料で、チケット代がオークションサイトで高騰したり、キャンパス内にダフ屋が出回ることも少なくないらしい。とある学生が言う。 「Rainbow、AOD、EXIDといったガールズグループや、『江南スタイル』のPSYなどの人気アーティストになると、在校生ではないファンが殺到する。1枚1万ウォン(約1,100円)前後のチケットが2~3倍以上になるから僕たち在校生もなかなか手が届かないし、運よくチケットを確保できた在校生はダフ屋になる。盛り上がっているのはファンだけ。誰のための大学祝祭なのか、よくわからない」 一般的にいわれる歌手やアイドルたちの大学祝祭出演料の相場は、1回公演で3~4曲歌って2,000~3000万ウォン(約220~330万円)。その費用を捻出するために大学側はチケットを販売し、それでも足りないのでキャンパス内では協賛ビール会社のイベントが行われたり、化粧品や食品ブランドの広告も出回るのだから、もはや学園祭の域を越えてビジネスと化している。しかも、韓国の行政機関・教育部によると、2012年から3年間で全国134の4年制大学が芸能人を招いており、総額59億ウォン(約6,500万円)あまりが出演料として計上されているという。また、大学祝祭の全体予算のうち43%が出演料に使われており、そこに舞台設営や照明装飾、警備費用なども加わると、全体予算の80%近くが芸能人ライブに使われているという報道もある。とある大物歌手を招聘するために、1億ウォン(約1,100万円)以上の出演料を払ったという大学もある。大学側はなぜ、そこまでするのか? 韓国の教育文化研究者は、こう分析している。 「大学側としては大学祝祭で存在感と知名度を高め、学生募集に役立てたい。その点、芸能人の招聘は効果的だし、大物歌手や人気アイドルを招聘できるとなれば“あの大学は競争力がある”と見栄えもいい。つまり、芸能人ありきの大学祝祭には、大学側のしたたかな思惑があるのです」 もっとも、実際に大学に通う在校生たちの反応は冷ややかだ。アルバイト募集専門ポータルサイト「アルバモン」が全国の大学生1,016名を対象に行ったアンケート調査によると、26%の大学生たちが「芸能人への出演料をほかに使うべき」とショービジネス化してしまった大学祝祭に不満を漏らしている。また、同アンケートでは全体の52%が「(自分が通う大学の)大学祝祭には期待していない」と答え、32%は「大学祝祭には参加しない」という結果も出た。「芸能人のライブは雰囲気を盛り上げるのには最高」と答えた者も16.5%いたが、現役大学生たちはおおむね現行の大学祝祭のあり方に、さほど盛り上がっていないようなのだ。 芸能人招聘で大学祝祭のビジネス化を進める大学側と、大学祝祭にどこか興ざめ気味の大学生たち。結局、一番楽しみ盛り上がっているのは、ファンだけかもしれない。※イメージ画像 photo byMIXTRIBE from Flicker
禁断の「整形旅行」を打ち出した“ジリ貧”韓国に、中国人の大半は失笑?
こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。 多くの中国人が相変わらず日本に観光で押し寄せ、大量の日本製品を購入しています。5月20日付の「環球時報」においては、米メディアを引用する形で、韓国がそんな状況に対して忸怩たる思いを抱いているということを記載していたので、今回はそれについて紹介しようと思います。 概略を話しますと、韓国の観光業界は、中国人観光客を日本から奪うため、「整形大国」をアピールしているとのこと。中国の旅行会社に対しても「韓国整形旅行」などと銘打って宣伝を打ったようです。中国観光業界の統計によると、2014年、韓国で整形をした中国人は、5.6万人。これは、韓国における整形客の7割を占めるまでに至っています。韓国の観光業としては、ここでさらに「整形」を押し出して、新たな中国人観光客をつかみ取ろうというわけなのでしょう。 ですが、この記事に対する中国人のネットユーザーの反応は散々なものでした。もともと、中国人の伝統として、親から授かった体を変えることは「親不孝」だという考え方があります。韓国ですと、親が成人した子どもに整形代をプレゼントするケースもあるみたいですが、中国の封建的な家庭ですと、もしも、親が整形した子どもの顔を見たら、親不孝者として絶縁するケースも多々あることでしょう。最近は韓流ドラマの影響により、そんな考えも一部では変わりつつあるとはいえ、やはり、一般的な中国人は整形と聞いてあまりいいイメージを抱くことはありません。 このニュースを見たとき、僕は、韓国の観光業界は整形を押し出さなければいけないほど苦しい状況なのだろうかと思ったものでした。そして確かに言われてみれば、韓流ドラマやK-POPをはじめ、韓国のエンタテインメントは依然として中国でも人気はありますが、ここ数年、韓国の電化製品は急激に人気を落としていることに気づきます。 中国におけるスマホのシェアランキングを見ると、数年前までは、GALAXYがiPhoneとトップの座を争っていましたが、いまや4位にまで転落。1位がiPhone、2位が中国メーカーの小米、3位がやはり中国メーカーの華為、そして、ようやくGALAXYなのです。もはや「高い金を出してGALAXYを買うんだったら、それより安くても中国メーカーの携帯を買ったほうがマシ」と中国人ユーザーは考えています。韓国が誇るスマホですらこんな具合ですから、「電化製品を爆買いするんだったら、韓国製品よりも日本製品! 高い韓国製品ならば、安い中国製品のほうがマシ」というのが、中国人の一般的な考え方になりつつあるのです。 また、韓国旅行に訪れた友人の話を聞きましたが、そんなにいいものではなかったようです。 「韓流ドラマに出てくる風景を期待していたけれど、そんなになかった。街並みは、香港よりもみすぼらしい感じがした」 「食事はキムチや野菜ばかりで、肉が少なかった」 「買い物をしていたら、韓国人店員からさげすまれるような目で見られた。街で韓国人のおじさんとぶつかっても、彼はまったく謝らなかった」 韓国というと、サムギョプサルのイメージがありますが、意外と一般料理店における肉の割合が少ないようで、彼はそれが不満だったようです。 また、韓国人としては、中国よりも文化が進んでいるという意識があるせいでしょう、どうも中国人観光客を見下す風潮があるようです。日本人の場合、たとえそう思っていても態度に表さないのですが、韓国人店員や韓国人の中には、少なからずそういう感情を表に出してしまう人がいるのでしょう。もっとも、それは韓国人のみならず、香港人にも同じことが言えます。僕ら中国人は、香港旅行に行った際には蔑視の視線を受けるハメになるのです。 これはたまたま友人が行った場所や、出会った人が悪かったという可能性もあるでしょう。韓流好きの女の子の話を聞いたら、まったく別の答えが返ってくるかもしれません。 僕も一度は、韓国にも旅行してみたいと考えています。ただ、この数年の間に、かつてほど中国人にとって韓国が魅力的な国ではなくなりつつあるのかもしれないと、「整形旅行」の記事を見ながら考えてしまったのでした。イメージ画像 Photo By Simon Williams-Im from Flickr.
●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>
韓国・深夜の大通りで青姦? 一部始終を捉えた動画が拡散中「どうせなら、もっと見せろ!」
韓国のとあるコミュニティサイトで話題になっている動画がある。夜のソウルの大通りに止めた車を背に、若いカップルが濃厚なキスをするどころか、半ケツ姿の男は体を上下に揺らし、女性は悶えているのではないか。性行為をしているかどうかは定かではないが、この映像は「深夜の大通り淫乱カップル」と題され、瞬く間にネットで拡散した。 通りすがりの通行人が撮影したように思われるこの映像には、2人のわいせつ行為を制止しに入った警察官の姿も捉えている。 警察官「何やってるんだ!!」 女性「えっ、何よ~」 警察官「家に帰りなさい、家に」 女性「☆○×△☆×……」 警察官「いいから、服を着て家に帰りなさい」 女性「☆○×△!! ☆×●!!」 いら立った口調で2人に帰宅を促す警察官に、意味のわからない言葉を発する女性。明らかに泥酔しているようで、ろれつが回らない口調で警察官を罵倒しているのだから厄介だ。映像は警察官が制止する場面で終わるが、その一部始終を見守る通りすがりの人々のざわめきも聞こえる。 まさにハレンチ極まりないトンデモ動画だが、これを見た韓国のネット民たちもあきれ気味だ。 「大韓民国には、犬に鞭を打つように殴らなければならない狂った奴が多すぎる!」 「どうせなら、もっと見せろ。最後までイカせてやれ」 「韓国の性道徳もここまで地に墜ちたか!!」 「ケツはいい。女の顔が見たい。カメラ、接近しろ」 「この前は地下鉄の車内でイチャつくバカカップルがいた。若いヤツらの性道徳はどうなっているんだ!!」 ちなみにこの動画が撮影された場所は定かではないが、ネット民たちの調査では、若者たちが集まる繁華街で、地下鉄2号線の弘益 (ホンイク) 大学前駅の8番出口付近ではないかと推測されている。そこが、公然わいせつの人気スポットにならなければいいが……。YouTubeより
“爆乳女”に扮した、アホすぎるのぞき魔まで! 中国で急増中「盗撮犯罪」のナゼ
中国メディア「騰訊新聞」などによると、5月24日、山東省南部の滕州で、女装して図書館の女性トイレでのぞき行為をしていた男が現行犯逮捕された。中国では女装での盗撮やのぞきは珍しいものではないが、この男は予想の斜め上をいくものだった。 男は腹部を覆い隠すほどの爆乳だったからだ。タイトなミニスカートとハイヒールをはいており、骨格のつくりが大きく、誰が見ても一目で男とわかる不自然さだった。あまりのバカさ加減にネットユーザーからは「のぞきどうこう以前に、頭が悪すぎる。誰が見ても偽物の胸だってわかるだろ」「もうちょっと小さくできなかったのか」と批判が寄せられていた。爆乳女に女装した盗撮犯。あまりに不自然だ……
最近、中国で増え続ける盗撮やのぞきでよく狙われる場所は、図書館、病院などの公共トイレ、シェアハウス形態のアパート共同バスルームだという。「華龍網」(21日付)によると、重慶市内のルームシェア型マンションに隠しカメラを設置し、毎日住人たちの入浴姿を盗撮していた男性が逮捕されたのだ。男はネットで70元(約1,400円)の隠しカメラを購入。連日生放送を楽しんでいたという。警察は男のパソコンから大量の写真と映像を押収し、現在その男は拘束されている。 さらに5月、南京で、入浴中の女性を窓の隙間からのぞいていた男が、女性の彼氏に見つかり捕まった。男は1998年生まれの17歳。同じマンションの同居人で、窓に隙間があることを熟知していたという。夢中になりすぎて、女性の彼氏が怒鳴っても気がつかないほどだったというから、とんでもないマセガキだ。あやまちを認め、態度もよかったため、警察は厳重注意で釈放したという(「中国江蘇網」26日付)。これでバレないと思った犯人は、別の意味ですごい
のぞきが暴行に発展したケースも。28日、湖北省宜昌市で、共同トイレのアパートに住む40代の男が、19歳の女性の部屋に押し入った容疑で逮捕された。なんと彼女の入浴姿を盗撮した映像を見せ、「映像を公開する」と脅して性的暴行を加えたというのだ。女性は当時シェアしている部屋のドアを開けたまま洗濯物を干しており、侵入を阻止できなかったという(「三峡晩報」)。ほかにも29日には、病院に家族をお見舞いする“ついで”に女子トイレに入って盗撮した男も逮捕されている。中国での盗撮事件の際に流出した画像
5月だけでも相次いで盗撮事件が頻発しているが、中国での盗撮犯罪が日常化していることについて、中国在住のフリーライター・吉井透氏はこう解説する。 「『日本の盗撮モノAVの影響だ』なんていう人もいますが、女性側が無防備すぎることも理由です。窓を明けたままシャワーしたり、トイレも鍵をかけずにする女性も多い。中国の海水浴場なんかに行くと、何も隠さずに水着に着替えちゃう女性もいるくらいです。もうひとつの理由が、盗撮グッズの低価格化です。ライター型やスマホ型の小型盗撮カメラは近年、価格が下がり、1,000~3,000円も出せば種類も豊富にそろう。中学生でも小遣いで買えてしまうので、盗撮の低年齢化も引き起こしている」 くれぐれも、日本への上陸だけは勘弁願いたいものだが……。 (取材・文=五月花子)中国におけるトイレ盗撮(2014年、アモイ大学の集団盗撮事件で流出した写真)
妖艶“ボートガール”求めて韓国カメラ小僧が集結! 「京畿国際ボートショー」異例の大盛況ぶり
韓国のカメラ小僧たちの間で、ひそかに注目を集めていたイベントがある。韓国・高陽(コヤン)市にある国際展示場、KINTEXで行われた「第8回京畿(キョンギ)国際ボートショー」だ。5月28日から5月31日までの4日間にわたって行われた同イベントは、ヨットやゴムボート、マリンジェットスキーといった船舶はもちろん、釣りやマリンスポーツといった海洋レジャーにかかわる企業やブランドが集まる見本市なのだが、今年はいつになく来場者が多かった。 主催者発表によると、昨年の来場者数は2万9,000人あまりだったが、今年はそこからさらに6,000人が増加し、3万5,000人あまりの観客が来場したとか。これを受けて、多くの国内メディアが「海洋レジャー産業に関する国民の関心が増加した」(経済系ネットメディア「マネートゥデイ」)などと報じたが、理由はそれだけではなさそうだ。現地を取材した一般紙の経済記者は語る。
「国際ボートショーは毎年、企業やブランドの関係者や小売業者、さらにはマリンスポーツのファンたちでにぎわうイベントでしたが、今年はいつになくカメラを手にした男性が多かったように思います。みな機材も本格的で、プロ顔負けの装備でしたね」 そんなアマチュアカメラマンのお目当ては、ヨットやボートではなく、各メーカーの展示ブースを彩っていたコンパニオンたち。韓国メディアでは“ボートガール”と呼ばれていた彼女たちの姿を撮ろうと、“韓国版カメラ小僧”たちが多数駆けつけたのである。前出の記者は続ける。 「イベントのテーマが“海”や“マリンスポーツ”ということもあって、モデルたちの衣装も胸の谷間を強調したり、Sライン(腰のくびれ)が大胆だったりと肌の露出も多かった。それが、一部のマニアたちにとっては、たまらなかったのでしょうね」![]()
実際、ネット上のカメラ愛好者コミュニティなどをのぞいてみると、「ソウル・モータショーよりもモデルがセクシーで、撮りがいがある」「モーターショーよりもメディアの数も来場者も少ないので、撮影するには最適な環境」「自分だけの女神をじっくり撮れるし、モデルも目線をくれる。写真集を撮影している気分になれた」と大盛り上がりだった。しかも、イベント開催中は人気モデルがいつどこの企業ブースや特設会場に姿を現すかを記したタイムテーブルも公開され、そのスケジュール表がカメラ愛好者たちの間で出回り、共有されていたらしい。まさに韓国のカメラ小僧たちにとっては、注目度と満足度が高いイベントだったわけだ。 そんなカメラ小僧たちの関心もあって、来場者数も増加した今回のボートショー。主催者発表によると増えたのは来場者だけではなく、商談件数数は前年比15%増加し、商談締結金額に至っては前年比で55%も増加したという。こうした成功を目の当たりにし、「京畿国際ボートショーはもはや、ドバイ、上海と並ぶアジア3大ボートショーになった」と誇らしげに書きつづるメディアもあったが……。 “ボートガール”と“カメラ小僧”たちがいなければ、京畿国際ボートショーも閑古鳥が鳴いていたかもしれない!?![]()
MERS感染拡大で、さらに加速!? “爆買い”中国人観光客の韓国離れ「どうせ行くなら日本がいい!」
韓国で中東呼吸器症候群(MERS)感染拡大の疑いが広がる中、一部の中国人観光客が韓国旅行を取り消したことがわかった。韓国旅行社最大手のハナツアーによると、6月4日から11日にかけて北京や上海から訪韓する予定だった中国人観光客300人が予約を取り消したという。 昨今の観光事業において、“爆買い”中国人観光客を集められるかどうかは最も大きなテーマだ。韓国の観光業界は、MERS感染拡大の余波で、中国人観光客がさらに韓国から離れてしまうことを恐れている。というのも、ただでさえ最近、中国人観光客の“韓国離れ”が進んでいたからだ。 韓国文化観光研究院の調査によると、韓国を訪れた中国人観光客の満足度は、調査対象16カ国中15位と最低レベルで、再訪率はたったの25.7%しかない。韓国は“ショッピング天国”として一時は中国人観光客の人気を集めていたが、実際に訪れた4人のうち3人が「もういいや」と、そっぽを向いてしまっているということになるわけだ。 一方、日本を訪れる中国人観光客が爆発的に増え続けており、2015年1~4月で132万9,000人に達した。前年同時期比98.9%増、つまり約2倍に増えている。韓国を訪れていた中国人観光客が日本に流れている、との見方もある。 だが、それは仕方のないことかもしれない。世界経済フォーラム(WEF)が最近発表した「旅行・観光競争力レポート2015」によると、日本は141カ国中9位。一方の韓国は29位と、大きく水をあけられた。日本が世界1位と評価された「鉄道インフラの質」においては韓国も10位と善戦したが、「顧客対応」では日本1位、韓国18位と差を見せつけられる結果に。また、韓国は「価格競争力」も109位と前回よりも大きく下落しており、「空港密度」では123位と世界最低水準の評価を受けている。 同レポートには、評価結果が一目でわかるヒートマップが国家ごとに作られているのだが、日本と韓国のものを比べると、韓国は日本の“劣化版”という印象を受ける。両国ともに評価の高い項目と低い項目が似通っているのだが、全体的に韓国の数字が悪いからだ。中国人観光客が日本を訪問先として選ぶのもうなずける結果だろう。 さらに韓国に打撃を与えているのは、中国人観光客が使う金額が下がっているという現実だ。ロッテ百貨店によると、今年1~4月にソウル小公洞本店を訪れた中国人観光客の客単価は58万ウォン(約6万4,000円)で、14年の同時期に比べると10%以上も減少していることがわかる。13年は客単価90万ウォン(約10万円)だったので、2年で約35.5%も減ってしまったのだ。その背景に、日本の円安があることはいうまでもない。 国家としての信頼性、ショッピング意欲に直結する価格面で日本に後れを取り、さらに今後はMERS感染拡大の影響も受けることになりそうな韓国。中国人観光客の“韓国離れ”は、ますます加速していきそうだ。イメージ画像 Photo By bigbirdz from Flickr.
婚活暦7年! 高望みすぎる中国ブサイク女に見る、“戸籍なし”生活者の「チャイニーズドリーム」
日本でも、婚活市場で「年収は最低でも1,000万円」「持ち家、外車は必須」と分不相応に高望みする独身女性に対してバッシングが起こることが多いが、中国でも事情は同じようだ。 上海市内のお見合いの“メッカ”人民広場で婚活を続けて7年になるアラサー女性が、注目を浴びている。理由は顔がブサイクすぎるからだ。さらに、この女性の結婚相手に求める条件が分不相応に高いと批判を浴びている。「ホウハイ新聞」などが5月22日に報じた。 女性が挙げた条件とは「お金がある」「勢いがある」「徳がある」「美貌がある」「上海の戸籍がある」こと。ブサイクだけならまだいいが、メディアに語った内容に、ユーザーたちからは批判を通り越して憐れみの声が上がっているほどだ。 「私は見た目も悪くないし、みんな私のことを『品があっていい』って言うわよ。1985年生まれには見えないでしょ」と開口一番、自慢話から始まった彼女は人と目を合わせず、常にイライラして神経質な感じがしたという。「今まで誰か言い寄ってくる人はいなかったのか?」という質問には、「条件が合わない人と話しても時間の無駄だから拒否した」「私は湖北省の高卒だけど、農村の高卒は都市部の短大卒に相当する。だから、私は短大卒の経歴なの。高校では学級委員だったし。上海は有能な人が集まる場所だって、誰かが言った。だから、私の条件も高いのよ」と経歴を“詐称して”婚活に臨んでいることを堂々と言ってのけたという。
この女性は結婚相談所、ネットのお見合いサイト、婚活パーティーなどにも登録したが、カネだけ取られて成果はなかったという。2008年に上海に来て間もなく、結婚相談所に2万元(約40万円)をボッタクられたとか。彼女はメディアに「当時の2万元は今の十数万元に相当するでしょ? もし騙されてなかったら、今ごろ私は会社の社長よ。両親に60歳を過ぎても畑仕事をさせる必要なかったわ」と心境を吐露した。 一方、友達はおらず、人とコミュニケーションをとるのがあまり好きではないという。
外部の農村からの出稼ぎや、仕事で他省から上海に来ている人など、上海に戸籍を持たず生活している人々を「滬漂(コヒョウ)族」という。滬は上海を表し、漂は文字通り漂うという意味だ。住まいを変えながら漂流するように暮らすことから、この名がつけられた。この女性も、そんな滬漂族の一人だ。彼女が住む「西薛家宅」と呼ばれる地区は立ち退きが決定しており、取り壊しの危機に直面している「城中村(スラム)」だ。彼女の住まいはわずか4平米しかない。積み上げられた本と私物以外には黒革の椅子が置いてあるだけで、ベッドも置けないので、折りたたみ椅子を広げてその上に寝ているという。家賃は月200元(約4,000円)だ。 果物やヒマワリの種、お茶で煮た卵、蒸しパンなどの食品を屋台で売りながら生活しているという彼女に、いい相手は現れるのか? 最後に彼女はこう語っている。 「上海にはいたくないわ。条件の合う相手が見つかったら、香港に移民して一緒にお店か会社を開くのよ」 壮大な夢を語る彼女の今後が注目される……。 (文=棟方笙子)
テニス錦織圭、全仏8強入りに韓国人が“恒例の”やっかみ「韓国からポスト錦織生まれる」!?
テニスの全仏オープンで、日本男子としては82年ぶりにベスト8進出を果たした錦織圭。日本では快進撃に大いに沸いているが、隣国・韓国でもその活躍ぶりが報じられている。 「錦織圭旋風、日本人82年ぶりに全仏オープン8強進出」(一般紙「国民日報」)、「日本のテニス選手・錦織圭の爆発的人気」(ネットニュース「news1」)、「全仏オープン、錦織、82年ぶりに日本人8強快挙」(通信社「聯合ニュース」) ネチズンたちの反応もさまざまだ。「錦織、たいしたものだ。昨年の全米オープン準優勝は、まぐれじゃなかったな」「まさに実写版『テニスの王子様』錦織、キミは最高だ!!」と絶賛する声もあれば、「ウワー、本当にスゴイ。日本人だけど認めなきゃいけない」「錦織、うまい!! ただうまいだけじゃない!! 正直、うらやましい」と、錦織を生んだ日本をうらやむ声もある。羨望よりも嫉妬心丸出しで、「82年前だったら日帝時代だな」「大日本帝国は、やはりテニスもうまいんだ」と皮肉る声もあるほどだ。 ただ、韓国がうらやましがるのも当然だろう。錦織はいまや世界ランキング5位にまで上り詰めたが、韓国男子のテニス最高成績は07年全米オープンでシングルス16強まで進出したリ・ヒョンテクの世界ランク36位(07年8月)が最高位で、現役では18歳で“韓国テニス界の有望株”とされるチョン・ヒョンの世界ランキング69位が最高。かなり開きがあり、日韓テニスの実力は雲泥の差なのだ。錦織を引き合いに出すのもおこがましいくらい、韓国男子テニスのレベルは低い。それゆえに、韓国国内で行われるATPツアーもひとつもない。韓国はテニス後進国なのだ。 少し強引なのは、そんな実力差を認めつつ「いつか韓国テニス界にもポスト錦織の出現が期待できる」という声があることだ。その期待を一身に背負うのが、前述したチョン・ヒョン。現在18歳の彼には、サムスン系列のサムスン証券がスポンサーについている。チョンも錦織について、「同じ東洋人選手がトップクラスで活躍していることは自信になる。僕と彼とでは、まだ刺激を受けたり、ライバル意識を感じるまでには実力差がありすぎるが、彼の活躍が自信を得る動機になっていることは事実」と語っている。 もっとも、チョン本人が認めている通り、錦織との実力差は大きい。チョンは5月に行われたソウル・オープンで準優勝したものの、日本の添田豪(ランキング92位)に決勝で敗れているし、全仏オープンでは本選どころか予選1回戦で姿を消した。韓国が錦織をうらやみ、嫉妬する日々は、まだまだ続きそうだ。『錦織圭 in 楽天ジャパンオープン2012 優勝への全記録』(ポニーキャニオン)
韓国政府のエロ規制に国内SNSサービスが悲鳴! “無法地帯”Instagramへユーザーが流出中
「エロ動画をDLしたら警察に捕まる?」「もう二度とネットでエロが見られない?」。韓国ネチズンの間でこんな悲鳴が上がったのが4月中旬。成人コンテンツの規制強化を盛り込んだ電気通信事業法施行令の改正案が、同月16日から実施されたのが原因だ。 同施行令によると、韓国国内のオンラインストレージなどの業者には、今年10月末から「違法わいせつ物」のフィルタリングが義務付けられる。同時にその検索、送受信が制限され、2年間の運用管理記録の保存も必須。違反すると2年以下の懲役、または1億ウォン(約1,100万円)の罰金。また青少年に販売するスマホには、施行令改正案の実施と同時に「違法わいせつ物」をフィルタリングするアプリのインストールが義務化された。 朴槿恵大統領が2013年から政権スローガンのひとつとするのが、“非正常の正常化”。行政から民間の経済活動まで、各方面の不正や歪み=“非正常”を是正しようとする政策だ。今回のネットのエロ規制も、実はその一環。ネットに氾濫するわいせつ物から青少年を守る、というのが骨子だ。また4月30日には、主要ネットメディアからエロを締め出す新聞振興法改正案が可決された。同改正法は国内主要ポータルサイトにコンテンツを提供する企業を対象に、扇情性・暴力性のある記事、また露出度の高い広告の配信を禁止。違反した場合は、最大1,000万ウォン(約111万円)の罰金を科す。 電気通信事業法施行令の改正から1カ月を過ぎたが、今のところ大きな騒ぎにはなっていない。韓国のネットユーザが過剰反応していた面もあるが、同施行令はまだ安定運用に向けた移行期間中だ。一方でこの間、エロ規制をめぐるさまざまな問題も提起されてきた。 中でも重要なのは、違法でない成人コンテンツと違法わいせつ物の違いだ。日本と違って韓国は露出部位の制限が多い上、レイプや獣姦など、行為の内容も規制の対象。しかも、それを0~4の等級に区別する。判定を行うのは放送通信委員会(放通委)だが、基準が曖昧なので運用は恣意的になりがちだ。そこで業者は処罰を逃れるため、違法でない成人コンテンツを次々とフィルタリング対象にしているという。 もうひとつ根本的な問題は、政府のエロ規制は当然ながら国内企業にしか及ばないこと。韓国は日本と異なり、国内企業がSNSはじめ各種ウェブサービスで圧倒的なシェアを占めてきた。だが政府による国内企業への締めつけが、海外企業へのユーザ流出を招いているという。その代表例が、写真や動画を共有するSNSサービスInstagram。特定の韓国語ハッシュタグで検索すると、過激な写真や動画がこれでもかと並ぶ。国内企業のサービスでは厳しく規制される自撮りなどのエロを、海外企業のサービスでどんどん共有するようになったわけだ。 ユーザを奪われる国内企業からは、“逆差別”の声も漏れるエロ規制。そうかと思えば、青少年のスマホにインストール必須のフィルタリングアプリは、早くも無効化アプリが出回って制度が崩壊状態。エロ撲滅のためネットに挑戦する韓国政府だが、前途は多難だ。 (文・コリアラボ)Instagramのキャプチャーにモザイク処理を施したもの。韓国政府は頭を悩ませるが、グローバルサービスなのでお手上げ。
















