漫画家・孫向文が大放言「反米感情高まる中国相手に、憲法9条は役に立たない!」

moutakuto080401.jpg
 日本では安保法案をめぐり賛否両論が渦巻いていますが、昨今の中国の動きを見れば、この法案の衆院通過は正しかったと思えてきます。僕は日々、中国の報道を見ていますが、日本人が想像している以上に中国は危険な兆候を強めています。  7月27日、朝鮮戦争勝利62周年記念イベントが催され、習近平政権が「この戦争は、朝鮮の“民主主義”のために、帝国主義を推し進める鬼畜米帝を退治した記念すべき戦いだった」と発表しました。東西が対立していた冷戦時代ならまだしも、この現代において、アメリカをここまで敵視したコメントを発表するのは、異常なことです。  今、中国政府はアメリカに対する反発を急速に強めており、機関メディアでは、事あるごとに、アメリカを敵国と位置付けた報道がなされています。いくつか例を挙げていきましょう。  先月の中国の株価暴落の際には、「アメリカがネガティブな報道ばかりしたせい」とすべてアメリカに責任を押し付けました。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に関しては、中国はこれをAIIB(アジアインフラ投資銀行)のライバルだと見なしています。先日、TPPの条件が見合わずに保留となったことが発表されましたが、中国国内では、「ざまあみろ、そのまま頓挫しろ」という意見が大半を占めています。  また現在、中国国内では人権弁護士が200人以上拘束されていますが、それに対してアメリカ国務省は直ちに解放するように中国に強く求めています。なぜ、国家を分裂させようとする重罪人の弁護士たちを取り締まっているのに、外国から偉そうに言われなければならないのか、中国政府にとっては我慢のならないことです。  そしてグーグルは、グーグルマップ上にて、中国とフィリピンとの間で領有権をめぐり係争中である島の中国名「黄岩島」を削除し、国際的に知られている名前「スカボロー礁」に変更しました。これも、中国にとってはかんに障る話です。それに、中国政府が海外の教育機関と提携している孔子学園が、アメリカで相次いで閉鎖されていますが、これに対しても、中国側は「アメリカは排外主義だ」と非難しています。  こうした数々の対立があり、今、中国国内では「アメリカ、憎し!」の感情が渦巻いています。日本では、中国が覇権主義を強めていると報道されていますが、中国の機関メディアでは「中国は平和主義であり、被害者である」と常日頃から報道されていて、国民もそれを信じています。双方の報道は、まったく逆の立場です。 「これまで世界は、アメリカを中心とする西側諸国のルールで動いてきた。しかし、そんな中、中国が急激に力を付け、ヨーロッパを巻き込んでAIIBの設立を打ち出した。アメリカはそれが面白くないのか、AIIBには一切協力しないばかりか、妨害行為ばかり繰り返してきている!」  それが中国側の見方なのです。  しかし、中国も負けているわけにはいきません。7月、「国家安全法」が全国人民代表大会(全人代=国会に相当)で採択され、中国国内で経済活動をするIT企業の規制や情報監視の強化が盛り込まれました。その中では、海外企業に情報開示を義務付ける条文も盛り込まれています。グーグルやアップル、アマゾン、マイクロソフトなどのIT企業は、今後、大きなダメージを受けることでしょう。中国にとって、これは「正義の反撃」です。  そして現状、中国はアメリカを「敵」だと位置付けており、さらなる実力行使に出てもおかしくない状況になっています。どう反撃するかというと、その取っ掛かりとして、「尖閣諸島」が真っ先に挙げられます。尖閣諸島は、日本の管轄下に置かれていますが、中国政府は、日本の先にあるアメリカを見据えています。かねてから領有権を主張している中国政府が、この島を獲得すれば、アメリカに一矢報いることができるのです。  以上、中国人から見た世界情勢を書いてみましたが、いかがでしょうか? 株価暴落やTPPや、人権弁護士など全ての要素が絡み合い、中国とアメリカが一触即発の状況になりつつあることを、日本国民はもっと認識すべきだと思います。その上で、安保法案について考えるべきです。中国は虎視眈々と憎きアメリカに対する反撃のチャンスをうかがっており、そんな中、日本とアメリカとの絆に綻びが見えたとしたら、一気に尖閣諸島に行くでしょう。  憲法9条は、戦争の引き金になることこそあれ、日本という国を守る上では役に立たないのは、中国人の感覚としてははっきりとわかります。この危険な状況の中、日本はガッシリとアメリカと連携し、隙を見せないことが重要なのです。
S__10805265xxxx.jpg
●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>

スッピン&ビキニ姿の女性のバストサイズを測定!? 中国「水上お見合い大会」に批判殺到

mizugi080401.jpg
参加者の女性たちが、一斉にメイクを落とし始めた!
 8月1日、杭州市内で行われた、一風変わった「お見合い大会」が話題となっている。この日、杭州市内の公園で開かれたお見合い大会には、独身男女約3万人が参加。「素顔でありのままの自分」を見せることをコンセプトにしており、参加女性たちは長机に用意された洗面器を前にメイクを落とし、スッピン姿でお見合いに臨んだのだ。
mizugi080402`.jpg
スッピンになった女性……なかなかかわいい
 さらに「史上最大の涼しいお見合い」という謎のコンセプトも掲げられ、男女ともに参加者は全員、水着姿に。水鉄砲で遊んだり、プールで泳いだりしながら、お目当ての女性を探していた。そして、ビキニ姿になった女性たちの胸囲を男性陣が計測するという意味不明のイベントも行われた。やはり、中国でも「結婚するなら巨乳のほうがいい」ということなのか。写真を見ると、水着からはち切れんばかりの巨乳女性もおり、男性陣も大興奮していたようだ。
mizugi080403`.jpg
ここで謎の胸囲測定タイム! 男性の手元がぎこちない
mizugi080404`.jpg
ビキニ姿の女性が胸囲測定。なかなかの巨乳だ
 日が沈みかけた頃、告白大会に突入。見事カップル成立した男女は、満面の笑みで男性が女性を抱っこし、参加者から拍手喝采を浴びたのだった。この日、数百組のカップルが成立したという。  しかし、微博(中国版Twitter)では、この楽しげなイベントに対する“やっかみ”なのか、若い男女を中心に批判コメントが相次いだ。 「おっぱいの大きさで嫁選びをするのか! ありえない」 「好きな人にだけスッピンを晒すからいいのに、みんなに晒すのは意味ないよ」 「女は男性のチ○コも計測すべきだわ」 「けしからん! もっと写真が見たい!」 「嫁選びというより、スケベ男が売春婦を選んでるシーンみたいだ」 「下品で、劣悪、見ていて気分が悪い」
mizugi080405`.jpg
水着姿で見知らぬ男女が触れ合う……なんとも卑猥なイベントだ
mizugi080406`.jpg
カップル成立した男女たち。とてもうれしそうである
 お見合いというより、素人による「ちょっとエロい水泳大会」のような展開となったイベントだが、参加者には好評だったようだ。日本と同じく、少子高齢化に悩む中国。主催者側もこうした奇抜なお見合いでもしないと、男女が集まらないということか。少子化に悩む日本も、真似してみたほうがいいのかも?

“ナマモノ”にはわりと寛容!? 韓国BL好き「ヤオニョ」の実態とは

08032-1.jpg
『弱虫ペダル(41)』(秋田書店)
 NMB48の三田麻央が『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)でBL(ボーイズラブ)好きを公言。さらに、腐女子の間で「自分たちの中だけで楽しむもの」という暗黙のルールがある実在の人物のカップリング、いわゆる“ナマモノ”と呼ばれる同人誌を公開したことで、非難が殺到している。世の中、当ててはいけないスポットライトもあるが、ナマモノBLもそのうちのひとつなのだ。  一方で、ジリジリと表舞台に浸透してきている日本のBL文化は、韓国にも大きな影響を与えている。韓国ではBL好きの女子のことを、日本へのリスペクトを残した「フジョシ」、または「ヤオニョ」と呼ぶ。  「フジョシ」は日本のBL好きを指す「腐女子」をそのまま使っているが、「ヤオニョ」は、日本のBLを指す同人用語「やおい」に、女性を意味するハングルの「ニョ」が追加された造語だ。ちなみに、ほかにも「キプイン(貴腐人)」「オチョプイン(汚超腐人)」などの呼び方があるが、これらはすべて日本語から派生した呼称。これだけでも、日本が韓国BL界にどれだけの影響を与えているのかがわかる。  また、韓国のヤオニョたちの好みの傾向も、日本の腐女子たちの後追いになっている。最近は、日本で大人気を記録したロードレース漫画『弱虫ペダル』が人気のようだ。ヤオニョたちの中には、こんな発言をする人も。 「トドマキは、公式でプッシュしているから程度だったんだけど、マナオノに釣られちゃいました……フフフ」  この“トドマキ”や“マナオノ”というのは、カップリングを示すもので、日本のBL界でも使われる表現。この発言の場合だと、トドマキは東堂×巻島、マナオノは真波×小野田の組み合わせだ。ちなみに、ただ組み合わせたい人物の、名字や名前2文字を合わせているだけではない。名前の順番によって、“攻め”と“受け”が変わるのだという。こうした細かい部分にまで、ヤオニョは腐女子たちの影響を受けているのだ。  しかし、日本腐女子と韓国ヤオニョの最大の違いは、前述した“ナマモノ”への反応だ。日本では肖像権やプライバシー尊重のために自重。少なくとも大っぴらには公開しないのがマナーだが、韓国では“ナマモノ”に対して割と寛容で、ヤオニョの中には、男性アイドルメンバー同士のナマモノ同人誌を描いて、本人にプレゼントする猛者までいるそうだ。  むしろ男性アイドルグループは、ヤオニョの需要を考慮した上で、メンバー同士の濃厚な絡みを率先して行っている節もある。実際に、検索サイトで「東方神起」や「EXO」などとアーティスト名の後に、「イチャイチャ」と入力して検索すると、メンバー間のドキドキショットが満載であることがわかるだろう。収録中に、メンバーの肩に頭を乗せて居眠りしたり、ぐっと顔を近づけてひそひそ話したりと、ヤオニョたちの妄想をかき立てる行動が多い。一部ファンの間では、「K-POP好きはヤオニョの素質がある」とまで言われるほどなのだ。 「ホモが嫌いな女子はいません」  これは、大学生オタクたちのユルい生活を描いて、一躍人気を博した漫画『げんしけん』の名言。確かに、日本から韓国へと着実に広まっているBL文化を見る限り、あながち間違っていないのかもしれない……。

「番犬を置いたほうがマシ!?」レイプに強盗、集団暴行事件まで! 中国マンション警備員による不祥事相次ぐ

133704382.jpg
2013年に河南省洛陽市で、警備員として勤務するオフィスビルの一室から現金を盗んだ男
 空き巣や強盗事件が多発する中国では、一定以上のグレードの集合住宅には警備員が常駐している。ところが、その警備員が住民を餌食にするという事件が発生した。  7月22日未明、福建省福州市の警察が、市内の集合住宅で警備員から強盗、強姦されそうになった女性から通報を受け、現場に駆けつけて犯人を逮捕した。  女性の話によれば、自宅で聞こえる物音に目を覚ますと、そこには見知らぬ男がクローゼットや収納を開けて物色している最中だった。驚いた女性が助けを求め大声で叫ぶと、男は女性に襲いかかり、枕やタオルケットで女性の口をふさいで押さえつけた。  さらに男は、強姦を試み、女性の寝まきを剥ぎ取ろうとしてきたという。しかし、女性が必死に抵抗したことで、男は携帯電話を盗んでその場から逃走した。  その後、警察が集合住宅内の監視カメラの映像を確認したところ、当直だった警備員の男が、犯行時間に持ち場から姿を消していたことが判明した。女性が証言した犯人の服装が、警備員の制服と共通点が多かったことから、この男を拘束。供述により、付近から女性の携帯電話が発見されたことから容疑が固まり、男は逮捕された。  住民を守るべき警備員による不祥事は、全国で続発している。  同日には、海南省海口市で、集合住宅のエレベーター付近で、女性が強盗に顔などを数分間にわたって殴打され、約10万円相当のネックレスを奪われるという事件が起きた。女性は被害に遭っている間や、強盗が逃走しようとしているときにも、大声で助けを呼んでいたという。しかし、肝心の警備員は持ち場で深い眠りについており、まったく反応しなかったのだ。
cina0803.jpg
中国のマンション警備員の典型的な夜勤スタイル
 また同月20日には、陝西省西安市で、集合住宅の男性住民が警備員と駐車場の管理費をめぐって口論となり、3人の警備員から殴る蹴るなどの暴行を受けた。この住民の話によれば、6月にも同じ理由で別の住民が警備員と口論の末、鉄パイプやこん棒で殴られている。警備員らは、敷地内の公園で大小便を排泄したり、団地の入り口付近で酒をあおったりと、普段から評判が悪かったという。  広東省広州市に住む自営業の日本人男性(34歳)も、集合住宅警備員の質の悪さをこう話す。 「深夜外出時に共有玄関のカードキーを紛失し、家に入れないという事態になったことがあったのですが、詰所にいた警備員に100元札(約2,000円)を握らせると、私の身分照会もしないまま、簡単に玄関を開けてくれた。私がもし泥棒だったとしても、簡単に買収されるでしょう。彼らの代わりに番犬でもおいたほうが安心です」  この国では、自分の身を守るのは自分しかいないようだ。

交際相手の心を引き止めるため警官になりきり、ニセ派出所まで作ってしまった男の末路

nise02.jpg
ニセ派出所の内部。毛沢東の胸像と五星紅旗で、本物っぽさを演出
 電子製品やブランド品まで、さまざまな模倣品はびこる中国。「ニセモノ大国」との国際的批判を受け、警察当局も取り締まり強化に乗り出す中、大胆不敵にもニセ派出所を作ってしまった男がいる。  「中国楚天都市報」(7月17日付)によると、武漢市内の自宅をニセ派出所に改修し、警察官になりすましていた35歳の男が逮捕された。さらに現場からは、自家用車を塗り替え、赤色灯まで設置したニセパトカーや、ニセの警察手帳や制服も押収された。  犯行のきっかけは、ひとりの女性についたウソだった。男は、3年前に交際していた女性に対し、自分は警察官であると身分を偽称していた。ところが、彼女は男の身分を疑うようになり、ある日、別れを切り出した。  そこで男は“職場”を彼女に見せて信用を取り戻そうと、手の込んだ偽装工作に手を染め始めたのだ。しかし、そんな悪あがきも虚しく、女性の決意は揺るがなかった。すると男は、「2人の親密な動画を公開する」とリベンジポルノをほのめかし、脅迫を始めたのだった。  これに恐怖を感じた女性が警察に通報したことで、事件が明るみになったというわけだ。
nise01.jpg
押収された警察の制服。中国では、比較的容易に実物を入手できる
 その後の警察の調査で、男は女性の車にGPSを仕掛けており、行動を監視していたことも判明。さらに、ほかにも複数の女性を、同じ手口でだましていたという。  また、武漢市内の村で地元役人に成りすまし、土地や建物の売買で便宜を図る見返りに約560万円の金銭を騙し取ったという余罪も発覚している。加えて、詐欺の前科もあった。  中国では、詐欺目的で軍施設や役所、銀行などのニセモノが作られる「ハコモノ偽装事件」が過去にも起きているが、女性目当てにここまで大胆不敵な犯行に及んだ例はあまりない。そもそも家も車もあり、中国の恋愛市場ではアドバンテージを得ていたと思われるこの男。まともに恋愛はできなかったのだろうか……。

タコ部屋で死に物狂いで働いても、手元に残る金はほぼゼロ……『日本人が知らない韓国売春婦の真実』

411PQa1ZZIL.jpg
『日本人が知らない韓国売春婦の真実』(宝島社)
 東京・新大久保はコリアンタウンとして有名な街。けれども、ここから北東に進んだ台東区・鶯谷でも大勢の韓国人を見かけることができる。ただし、ここにいるのは、一般的な韓国人ではなく「デリヘル嬢」として仕事を行う売春婦たち。ラブホテルが林立する夜の街は、いつの間にか、韓国デリヘルのメッカとして100店舗以上が営業を行う街に変貌を遂げている。にもかかわらず、韓国では、売春婦に対する差別意識が日本とは比べ物にならないほど強く、周囲にバレることを極端に恐れるため、彼女たちの実態はほとんど謎に包まれてきたのだ。  『名前のない女たち』(宝島社新書)や『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書)、そして『日本の風俗嬢』(新潮新書)などを手がけるノンフィクションライター・中村淳彦氏の著書『日本人が知らない韓国売春婦の真実』(宝島社)は、これまでほとんど可視化されることのなかった日本における韓国デリヘルや、韓国における売春事情を取材した一冊。そして、本書の記述からは、日本とはまったく異なる韓国の「売春」の実態が浮かび上がってくる。  「東京で警察が動かないのは、鶯谷と大塚」といわれるこのエリアでは、サービスの基本は本番行為。そんな背景もあり、韓国デリヘル(韓デリ)は人気を博してきた。さらに中村は、「本番は当然で、ほとんどの女の子は生」「サービスが情熱的」「挿入しようってときにゴムをつけようとすると、女の子のほうから止めてくる」「恋人接客というか、求愛みたいなのが熱い」と、その人気の理由を利用者から聞き出していく。  しかし、そんな熱い声とは裏腹に、韓国人デリヘル嬢たちの仕事は過酷を極めている。鶯谷で働いた経験を持つ韓国人留学生は、「本当にきつかった」と、当時を述懐する。 「韓デリの女の子はほとんどがノービザの観光目的で入国して、寮に住んで働いています。寮っていっても、普通のマンションの一室で、そこで全員が寝泊まりしていた。それぞれに部屋なんてなくて、空いているところに雑魚寝です。24時間営業だから、女の子も24時間体制。朝だろうが夜中だろうが、お客さんが入ったらママから電話がかかってくる」  「寝ていようがカラダがボロボロだろうが、熱があろうが行かされる」という労働環境は、まさに「タコ部屋」という言葉がふさわしい。彼女たちのほとんどは、ブローカーの手引きによって、生活費や整形代などに充てられる前借金を作って来日し、連日連夜、死に物狂いで働かされるのだ。中村の試算によれば、3カ月間でおよそ270万円余りの金額を稼ぎ出す彼女たちだが、借金の支払いや、「手数料」という名目でピンハネされるブローカーへの支払いによって、手元に残る金額はほぼない。さらに、ノービザで来日し、違法な売春行為を行う彼女たちの弱みに付け込んで、客によるヤリ逃げや強盗、盗撮などの被害が後を絶たず、常に危険と隣り合わせの毎日を送っているのが現実だ。  一方、韓国国内では、売春婦たちはどのような生活を送っているのだろうか?   日本では、「性行為」としての売春のみ違法とされているが、韓国では手コキやフェラなどの「性交類似行為」までが2004年に制定された「性売買特別法」によって禁止されている。しかし、もともと韓国は国策で全国に100カ所以上の赤線地帯を設けるなど、売春大国として知られていた。そんな名残があるのか、法律が改正されて以降の厳しい取り締まりにもかかわらず、「ルームサロン」「チケット置屋」「オフィステル」などさまざまな風俗店が営業をしているのが実態だ。04年の法律改正時には、法律の即時撤廃を求めるデモが3,000人の売春婦によって行われた。  では、厳しい法律の規制にもかかわらず、なぜ彼女たちは売春婦になるのだろうか? そこには、韓国政府のネオリベラリズムに傾いた経済政策が関わっている。 「国民の過半数が普通に暮らせない状況になりつつある。大学生は就職できないし、就職できたとしてもリストラがすごい。大学生の正社員就職率は49パーセントしかない。過半数は安い非正規雇用や時給のアルバイトで暮らしているってことです」(本文より)  格差社会の韓国において、非正規雇用で暮らす若者たちの平均給与は、およそ8万8,000円程度。もちろん、この金額では、生活することすらももままならない。「どんなに頑張っても自立できないから、自立したい女性は公務員になるか、思い切ってカラダを売るしかないわけです」と、韓国国内の厳しい現状が語られる。  韓国で性売買特別法が制定されたことによって、日本において韓国デリヘルは一気に盛り上がりを見せた。しかし、ここ数年でその状況も変わりつつある。円安になり、韓国人にとって日本で稼ぐ旨味がなくなりつつある現在では、韓国人売春婦が日本を選ばない代わりに、脱北者や中国朝鮮族が「韓国人」として日本に流入しているというのだ。韓国デリヘルをめぐる状況は、国際的な経済状況を反映して刻一刻と変化している。  LCCの台頭や文化交流の活発化などで、韓国はこれまで以上に「近い」国となっている。しかし、まだまだ知られざる真実に満ちあふれているようだ。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])

東京五輪めぐる日本の迷走ぶりに沸く韓国、「全面白紙化は平昌も見習うべき」の声も

tokyo2020.jpg
 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
 メインスタジアム建設計画白紙撤回に続き、今度は公式エンブレムのデザインが盗用疑惑にさらされている2020年東京五輪。相次ぐ混乱の様子は、お隣・韓国でも詳しく報じられている。 「安倍政権、東京五輪競技場計画白紙化、“安い競技場”を探すことに」(一般紙「京郷新聞」)、「東京五輪、今度はエンブレム盗用疑惑、“似ているにしてもあまりにも似すぎている”」(ニュースサイト「news1」)、「2020年東京五輪、エンブレム盗用論争勃発」(国営テレビ局KBS)。韓国最大発行部数を誇る保守系一般紙「朝鮮日報」などは、スタジアム建設計画白紙化決定やエンブレム騒動が起きる前の7月24日付の朝刊で「日本、右翼の人種主義攻撃、本当に五輪開催国なのか?」と題する社説を掲載していたが、昨今の騒動を受けて「それ見たことか!!」と言わんばかりに、東京五輪にまつわる相次ぐ失態を詳細に報じている。ネット上では、さらに辛辣な言葉が並ぶ。 「東京五輪は歴代最悪の赤字大会になる」 「IOC総会のプレゼンはウソだったのか。約束を守らない日本人」 「日章旗の赤丸を入れただけの完全コピーだな」 「エンブレム、見れば見るほど笑える。サル真似は日本の特技じゃないか」 「日本の真似体質は今さら始まったことじゃない。日本人は複写気質の大家だ」  まさに、韓国のネットユーザーたちはこれ見よがしに日本の迷走をあざ笑っているわけだが、韓国とて東京五輪と同じような問題を抱えていることを忘れてはならないだろう。2018年冬に行われる予定の平昌冬季五輪の公式エンブレムは盗用疑惑こそなかったものの、公式応募したにもかかわらず、フタを開けてみれば国内大手広告代理店の単独入札という“出来レース”だったことが一時問題になったこともあるし、何よりも平昌冬季五輪は依然としてメインスタジアム建設費用や分散開催など多くの懸案を抱えている。そうした現状への危機感から、7月21日付の京郷新聞には「東京五輪施設白紙化、平昌にも適用できる」との社説も掲載された。平昌のメインスタジアム建設費用も高額で、開会式と閉会式のためだけに1000億ウォン(約100億円)をつぎ込むことが合理的なのかという議論が絶えないが、同紙はその社説の中で「韓国政府は日本の安倍首相の言及を省みる必要がある。安倍首相が下した決定を、我々は他山の石にしなければいけない」としているのだ。  また、ニュースサイト「ノーカットニュース」は、「韓日五輪・ジレンマ、平昌は新築、日本は全面白紙化」と両国の対照的な結論を比較しながら、最後にこんな警鐘も鳴らしている。 「五輪の莫大な開催費用は、韓日両国にとって明らかに大きな負担となっている。 果たして相反した選択をする韓日の五輪がどんな結果になるか、見守る必要があるだろう」  平昌冬季五輪まで3年、東京五輪まではあと5年。韓国も日本も、互いの迷走や失態を皮肉ったり、あざ笑っている余裕はなさそうだ。

20歳女がスマホ買ってもらえず、車道に寝転がって親に抗議!? 中国一人っ子政策が生んだ、困ったちゃんたち

dada001.jpg
騒動になった20歳女性。あり得ない行動に批判が殺到した
 22日午後3時頃、春秋戦国時代から古都として栄えた湖北省荊州市の車道で、父親にスマホを買ってもらえなかった20歳の娘が車道中央に横たわって駄々をこね、最後にはスマホを買わせたことが報道され、ユーザーから批判が殺到している。  父親は娘とスマホを買いに来たものの、欲しかった機種は2,000元強(約4万円)と、父にとっては経済的に厳しい価格だった。「高くて買えない」と娘に告げると、娘は突然、車道に飛びだし路上で寝転んでしまったという。あまりにも大人げない、そして危険な行為を目の当たりにした交通警察は、車との接触事故を防ぐため、直ちに数人で娘を囲んだという。  その後、警察官は父と娘を別々に説得し、歩道へ連れ戻すことに成功。娘には、「交通法規を違反しており、捕まってもおかしくない」と注意したが、今度はその場に座り込んで駄々をこね始めたという。様子を見かねた携帯電話販売店の店主が値引き交渉に応じ、定価より安くスマホを売ってくれたため、事態は収まったという。  この娘の行為が報じられると、中国のネットは騒然となり、ユーザーからは多くの批判が寄せられた。中でも同年代からの批判が顕著で、 「私は18歳で働きに出て、今まで一度も両親にお金を要求したことはない」 「この女は20歳まで無駄に養われた。車にはねられればよかったのに」 「路上で寝たらスマホが安く買えるのか! 俺もやってみようかな」 などなど、厳しい意見が相次いだ。一方で、「2,000元ちょっとのスマホも買えない父親なんて、死んでいい」「欲しい物を買ってもらえないのに、父親なんているの?」といったコメントも見られた。90后と呼ばれる、1990年代に生まれたある中国ゆとり世代のユーザーは、「大学に入った時にアップル3セット(iPhone、iPad、iPod touchの3つ)を親にねだり、買ってもらったことがある」といったコメントも……。
dada002.jpg
中国の「小皇帝」たち。ワガママに育った彼らの未来を心配せずにはいられない
 こうした“大きな駄々っ子”は、中国では珍しくないという。上海市在住の日本人大学院生は、こう証言する。 「つい先週も、デパートで見ましたよ。化粧品のセットを親に買ってもらおうと、20代の女が大声で泣きわめいていた。『自分の娘がみすぼらしい格好をしてたら、お前も笑われるんだからな!』って文句を言いながら、ハンドバッグで父親とおぼしき男性の顔をバンバン殴っていた。自動車が欲しくて、ディーラーの前で寝転んで駄々をこねてる20代後半の男も見たことがある。特に中国の若い女性は、親だけでなく、彼氏に駄々をこねて買ってもらう時も同じ方法を使います。80后、90后は子どもの頃から染み付いているんでしょうね。中国の玩具売り場では、そこら中でガキが駄々をこねています」  中国では、男の親が結婚資金やマンション購入費を援助するのは有名な話。親孝行という昔ながらの美徳は一人っ子の弊害から忘れ去られ、「親から搾り取れるだけ搾り取り、親が年を取ったらその時に面倒を見るか決める」というふうに変わってしまったという。そんな社会に、果たして明るい未来はやってくるのだろうか? (取材・文=棟方笙子)

母親が未成年の息子2人に、実父と祖父からの“性的虐待告発”を強要!? 国民的詐欺劇「3母子事件」の顛末

201507300010_41180009700853.jpg
記者会見の様子
 とある母子が引き起こしたトンデモ事件によって、韓国国内でちょっとした騒ぎになっている。この“3母子事件”は、母親と息子2人が、夫とその父親(祖父)から性的虐待を受けていたというもので、母子らが昨年10月に記者会見を開いて被害を告白したことに端を発している。  母子の主張はこうだ。韓国でも有名な教会の牧師を務める夫とその父親は権力と莫大な財力を持っており、家族にも日常的に暴力を振るう乱暴な人物だったという。それどころか、母子へのレイプを繰り返し、さらに親戚や教会信者たちにも母子との乱交を強要させ、その際には媚薬を使って母子たちを弄んでいたという。さらに、まだ10代の子たちは、今まで300人以上の相手を強要されたと訴えたのだ。  この衝撃的な告発を受けて、警察も捜査を開始。しかし、いくら捜査しても性的虐待に関する証拠は何ひとつ出てこなかったため、「証拠不十分」で捜査は打ち切られた。だが、それでも母子はあきらめない。記者会見から約8カ月が過ぎた最近では、ネット上に息子2人が「我々が父親にレイプされたのは本当です」という動画をアップし、それが拡散。ネット上で大騒ぎとなったのである。世論は、母子に対して深く同情的だった。  ただ、そんな母子に対して、懐疑的なメディアもあった。地上波SBSの人気時事番組『それが知りたい』のスタッフたちだ。昨年10月の記者会見から取材を続けていた彼らは、母子たちへの密着取材を開始。その過程で、長男は性的虐待を受けたトラウマから精神科病院に入院しており、母親と次男は告訴のため全国を回る日々を送っていることがわかり、その様子は全国ネットで放映された。番組内では、特に14歳の次男が事実を立証するべく母親よりも積極的に行動しており、番組スタッフとのインタビューでは「肛門から血が出ても、治療を受けさせてもらえなかった」と淡々と語ったり、母子たちが“セックス村”と呼ぶ地方の片田舎で、とある男性に詰め寄って「僕をレイプしたじゃないですか!」と責め立てるシーンもテレビで流れた。  ところが、スタッフは母子たちのもうひとつの顔を見逃さなかった。  例えば、自分が受けた被害を神妙な面持ちで語る次男の横で、クスクス笑う母親。思い出すのもツラいであろう経験を書いた次男の陳述書の最後には、なぜか“ニコちゃんマーク”まであった。取材を続けるうちに、番組スタッフは母子3人の様子がおかしいことに気付いたのである。  そして、決定的な出来事が起きる。インタビューの途中、「少し休憩しましょう」とスタッフが席を外したときのことだ。収録カメラがOFFの状態だと勘違いした兄弟が、驚くべきセリフを口にしたのだ。 次男:「この人たちにウソだと思われたらどうしよう……」 長男:「さっきのお前の発言、説得力あったよ」  番組スタッフたちが自分たちの話を信じてくれるかどうかを不安がっていた次男と、その次男を励ます長男。明らかに不自然な会話が、音声として残っていたのである。しかも、次男はテーブルの上に置かれたマイクがONだったことに気付くと、激しく動揺して落ち着きのない行動を取り始める始末。まさに、大どんでん返しである。  『それが知りたい』の7月25日放送分で公開されたこれらの映像は、視聴者たちに大きなショックを与え、ネット上は大炎上。「今の見た? マジで?」「結局、全部ウソだってことだな」「これはショックすぎる」といったコメントがあふれ、母子たちを応援していたコミュニティーサイト運営陣は「いろんな方に迷惑をかけてしまった」という謝罪文を掲載するとともに、サイトを即座に閉鎖するなど大混乱となったのである。  現在、韓国の一部メディアでは母子3人の虚言じみたこの事件を“国民的詐欺劇”として真相究明に乗り出している。『それが知りたい』番組スタッフは、加害者扱いされていた父親への取材にも成功し、彼と父親が教会運営と財産問題で揉めていることもわかった。彼は現在、釜山で宅配ピザのバイトをしながら生計を立てているという。彼によると、母子の背後には第3の人物がおり、その人物にそそのかされて母子たちは教会から金をせびり取ろうとしたのではないかと推測されているが、気になるのは子どもたちの今後だろう。  というのも、これまで散々主張してきたレイプ描写は、母親によって吹き込まれたものであり、兄弟は利用されていたことになる。専門家はこの母親に対して、「立派な虐待で、子どもたちの精神状態は相当危険なレベル」と危惧している。  「事実は小説よりも奇なり」というが、どうかこれ以上騒ぎが大きくならないことを願うばかりである。 (文=李ハナ)

冤罪で11年間投獄され、国から1,300万円の賠償金を得た男が5年で一文無しになったワケ

zhao1.jpg
国から賠償金を勝ち取った際の趙さん
 無実の罪で11年間も獄中にいた男が、出所してわずか5年で国から支払われた賠償金を使い果たし、ホームレスになりかけていると中国メディアで話題になっている。「中華網」ほかが伝えた。  趙作海さんは、河南省の小さな村の農民だった。1998年のある日、かねてより趙さんと不仲で、ケンカが絶えなかった男が失踪。しばらくすると、首と膝から下がない、激しく腐乱した遺体が村の井戸から発見された。趙さんは容疑者として捕らえられ、2002年10月に故意殺人罪で投獄された。同年12月には執行猶予2年付きの死刑が確定、翌年3月に刑が確定した。  しかし10年4月、被害者とされていた、死んだはずの男が、なんとひょっこりと村に現れた。この男いわく、趙さんとケンカして頭を切りつけ、自分が趙さんを殺してしまったかもしれないと思い、逃亡したという。男の帰省により、趙さんは無罪となった。こうして無実の罪で11年もの間、獄中生活を余儀なくされた趙さんは国に賠償金請求し、翌5月に賠償金および生活補助として65万元(約1,300万円)を得た(記事参照)。  中国の農民にとって大金である65万元が、なぜわずか5年間でなくなってしまったのか?   出所から2カ月後、趙さんの息子が結婚することになり、その準備で6万元(約120万円)を使った。さらに息子は、趙さんの口座からこっそり14万元(約280万円)を盗んでいた。その後、夫婦で小さな旅行会社を経営するも、8カ月で倒産。4万元(約80万円)の損失となる。次にマルチ商法にハマり、17.5万元(約350万円)をだまし取られる。そして、妻のポケットマネー10万元(約200万円)と合わせて、夫婦で40万元(約800万円)を地元の企業に投資。毎月2%の利益を得るはずだったが、責任者が失踪……。  最後の投資について、趙さんは「もう60歳だし、自分で働けないから、利子で食べていけるようにしようと思った。1年間の期限付きの投資だったし、毎月入金予定日の1~2日早く入金してくれていたのに……」と語る。さらに不運なことに、趙さんは投資回収の取り立てに行った際、人とぶつかり、ケガを負った。一文無しとなり、入院費も払えないので、自宅療養をしているという。  趙はマルチ商法の詐欺に遭った後、裁判所から地域清掃の仕事をあてがわれていた。月給1,000元(約2万円)にしかならない仕事だったが、労働で収入を得る喜びをひしひしと感じていた。しかしながら、道路事情の変化により通勤が遠回りとなり、そのために早朝から家を出なければならなくなり、ウンザリして辞めてしまった。その後は、それまで以上に投資生活をもくろんだが、完全に失敗した。
zhao3.jpg
趙さんと妻
 「自分は商売に向いていないと、よくよくわかった。農家に戻る。投資した金が戻ってきたとしても、もう二度としない。本当に金がなくなったら、ホームレスになるしかないな」と話す趙さんには、実はさらなる困難が迫っている。それは妻との離婚。妻の言い分としては、これまで苦労があっても夫に尽くしてきたのに「一文なしになったのは、金遣いの荒い女房のせいだ!」と知らない人にまで言われることに疲れ切ったためだそうだ。  言わずもがな、2000年あたりから10年間の中国はバブルを謳歌した時代であり、まさにその10年間を無実の罪により獄中で過ごした趙さんの心理的な焦りと、それによる無知が招いた結果であることは間違いない。  ネットでは「苦労の多い人生、本当にかわいそう」という声が多いが、「賠償金をもらってそのまま農業をやっていたら、一生悠々自適に過ごせただろうに。強欲すぎるからだ」という声も少なくない。とはいえ、今の中国で、突然の大金が手に入っても投資などせず、農家に戻ったほうがバカにされるのではないだろうか。  しかしながら、ここまで運の悪い人も珍しい。映画化などされて、さらに奇異な人生を送るのかもしれない!?