韓国の地方裁判所で、世間の注目を集める判決が下った。 釜山地方裁判所民事部が、「韓国国内において、日本のAVも著作権法の保護対象であると認める」としたのだ。日本のAVメーカー15社および彼らに映像配信権を得ていた企業が、韓国でオンラインファイル共有サイト(動画サイト)を運営している企業に対し、映像物の複製禁止などの仮処分を求めて韓国の司法当局に申請を出していたが、これを同裁判所が認めた形だ。同裁判所は今回の判決について、「表現されている内容、すなわち思想や感情そのものの倫理性は問題にならない。内容が不道徳であったり、違法な部分があっても、(韓国の)著作権法上、著作物として保護され得る」という公式見解を発表している。 これは、韓国国内の裁判所の判決としては、初めてのケースとなる。韓国メディアは、「これを樹に、他国のAVメーカーの訴訟が相次ぐかもしれない」と予想しており、ネットユーザーを中心に今後の展開を“懸念”する書き込みも散見される。 そもそも、韓国ではAVの制作・流通は実質的に違法となっている。というのも、韓国では映像商品を制作すると、内容を審査する機関を通さなければならないのだが、その審査のハードルが日本と比べて異様に高い。ポルノに近いものもあるにはあるが、日本のAVのようなクオリティーだと“淫乱物”というくくりになり、流通させると違法になる。また、「近親相姦」「レイプ」「未成年」などを連想させるものは、審査を通るどころか制作自体が違法となる可能性もある。ちなみに、乳首が出てもアウト。モザイク処理をしなければならない。 淫乱物を取り締まる法律もさまざまで、刑法、情報通信網法、そして児童・青少年の性保護に関する法律などで罰則が設けられている。特に3番目の法律に違反した場合は、最高で無期懲役刑まであるそうだ。 韓国では先頃、勤務中に淫乱物を800作品ほどダウンロードし続けた男性が企業側に解雇されたが、裁判所は「解雇は合法」という判決を出した。また、警察当局内部では、勤務中に淫乱物を見た職員がいた場合、退職させることも辞さないというルールを設けている。韓国は社会的にも法律的にも、淫乱物に厳しいのだ。 となると、淫乱物は違法に配信・流通することが常となる。韓国では日本のAVが大人気である。中には字幕をつけて配布する愛好家もいる。国内のAV商品がほとんどないという事情を鑑みれば、当然といえば当然。そして、その日本製AVは、主に違法動画サイトを通じて楽しまれていた。今回の判決は、ただでさえ厳しい韓国のAV事情に、さらなる圧力となる可能性がある。海外AV企業の著作権を認めるのであれば、違法サイト摘発にさらなる力を注ぐことになるはずだからだ。今後、韓国から日本のAVが消えてゆくのだろうか? PCの向こう側から、韓国人男性たちの悲鳴が聞こえてきそうである。 (取材・文=河鐘基)イメージ画像
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中国農村の子どもたちが、夏休みに北京の地下鉄で物乞いアルバイト「学費や生活費を稼ぐため……」
中国の首都・北京の地下鉄では最近、子どもの物乞いが増えていると、複数の中国メディアが伝えている。この子どもたちのほとんどが中国内陸部にある甘粛省の山間部から来ており、7月になって学校が夏休みに入るとともに、母親と一緒に北京にやってきて物乞いをしてお金を稼いでいるのだという。 「そういえば、夏になってから地下鉄の電車内で物乞いをする子どもの数が増えましたね。下は小学校低学年くらいから、上は中学生くらいまで。一人だったり兄弟一緒だったり。母子でやっているのも見かけます」(北京在住の商社系駐在員)背中に背負ったテープレコーダーから音楽を流し、マイクを持って歌いながら哀れみを請う母子
地下鉄車内での物乞いというと、弱々しく歩いて乗客の前で立ち止まっては小銭の入った缶カラを振ってお金を要求し、無視されると悲しげに立ち去るというのが普通だが、この子たちのやり方はもっとアグレッシブ。座席に座っている乗客の前でお辞儀をしたり、ひざまずいたりして哀れさを演出。それでもお金を恵んでもらえないと、乗客の膝を抱え込み、お金をもらえるまで離さないという強行手段に出る子もいるようだ。乗客の前でお辞儀をする女の子。しっかりと物乞いとしての訓練を積んでいるようだ
北京の地下鉄では、今年5月から地下鉄内で物乞い行動をした者には最高で1,000元(約2万円)の罰金を科す規則が制定されたが、物乞いの数は一向に減る気配を見せないという。 「北京青年報」の報道によると、この子たちは親と一緒に北京に出てきており、中には3年連続して夏休みに北京に来ては物乞いをしている子もいるという。大人が物乞いで捕まると罰金を科せられる危険性があるが、子どもの場合、捕まってもすぐに無罪放免になることが多いからだ。親はその間、地下鉄路線内のどこかの駅で、子どもたちが稼いでくるのを待っている。 彼らは夏休みが終わって新学期が始まる頃には田舎に戻り、また学校に通い始める。いわば夏休みのアルバイトのようなものだが、遊び盛りの子どもたちが夏休みにこんなことをしなくてはならないのは、家が貧しいから。山間部の農村では、一家がやっと食べていけるくらいの収入しかない。そこで、子どもの学費や生活費を稼ぐために、夏休みになると母子で北京にやってきて物乞いをするのだ。同じ村から来た複数の母子が、助け合いながら物乞いをしている。20代前半の若い母親も多い
ただ、1日の稼ぎは50~60元(約1,000~1,200円)で、中には月に1万元(約20万円)以上稼ぐツワモノもいるというから、彼らにとってはなかなか割のいいアルバイトといえそうだ。 「都会に住んでいる子どもたちは、夏休みともなれば親に旅行に連れていってもらったりするのに、辺ぴな農村に生まれたというだけでロクに学校にも通えない子もいる。あまりにも貧富の差が激しすぎます。だからつい、物乞いの子にお金をあげたくなってしまうこともあるのですが、物乞いだけで1万元を稼ぐとか、お金は大人に巻き上げられるだけなんていう話も聞いているから、躊躇してしまいます」(前出・駐在員) 日本に来て爆買いしている中国人などというのは、ほんの一部の人たち。その豊かさが中国全土に行き渡るのは、まだまだ先のようだ。 (文=佐久間賢三)こうされてしまったら、もうお金を渡すしか方法がない
“ニセモノ大国”中国についに出現! たった8万円で本物ソックリのニセ銀行を開設した男
ニセ札にニセATM、ニセ大学、ニセ警察と、当サイトだけでも中国のさまざまなニセモノのニュースをお伝えしてきたが、ついにというか、やっぱりというか、8月に入ってニセ銀行のニュースが飛び込んできた。 中国東部にある山東臨沂市の田舎町で7月下旬、爆竹とともに「中国建設銀行」の支店が華々しくオープンした。中国建設銀行はメガバンクで、中国四大商業銀行の一つ。中国各地はもちろん、東京にも支店があり、香港市場に上場しているほどの大銀行だ。 オープンしてすぐに、地元の男性が事業費4万元(約80万円)を窓口で預けたのだが、後日引き出そうとすると、「今日は本店から金の供給がない」という理由で、金を受け取ることができなかった。 後日、どうしても金が必要になり、中国建設銀行の別の支店に行ってみると、4万元を預けた時の預り証がニセモノだったことが判明。銀行が警察に通報すると、田舎町の支店がニセモノ銀行であることが発覚し、オープンから半月とたたないうちに、支店長を名乗っていた男が逮捕されたのだった。今回の事件の舞台となったニセ銀行。看板や掲示物も本物そっくりだ
窓口も本格的。中国の銀行の窓口は強盗対策のため、ガラス張りが基本
警察がニセ銀行を調べてみると、銀行の看板から窓口、紙幣カウンター、パソコン、プリンター、監視カメラ、はたまた偽札を見分ける方法を伝えるポスターまで、素人には見分けがつかないほど本物の銀行とそっくり。 取り調べに対し犯人は、看板やハンコなどは手作りで、このニセ銀行をつくり上げるのに、たったの4,000元(約8万円)しか使っていないと供述。窓口にいた女性行員たちは犯人の娘とその同級生たちで、にわかには信じがたいが、彼女たちはてっきり本物の銀行に勤めているのだと思っていたという。 それにしても、たったの8万円でニセ銀行を“開設”できてしまうとは、さすがニセモノ大国である。 ちなみに、このニセ銀行で被害に遭ったのは、最初の男性たったひとりだったという。オープンした場所が田舎すぎて、金を預ける人がいなかったのだろうか。ニセ銀行を開設して逮捕された男性。だまし取った4万元は被害者に返還したという
このようなニセ銀行事件は、実は今年1月にも南京で摘発されている。こちらはさらにスケールが大きく、1年間で約200人から合計2億元(約39億円)もの預金をだまして取っていたという。 このニセ銀行の場合は、上記の事件のような大手銀行の名前をかたらず、「南京盟信 農村経済情報専業合作社」というオリジナルの地味な名前。銀行内部は本物そっくりで、ホームページまで持っていた。 そんな無名のニセ銀行がどうやって預金を集めていたかというと、通常の定期預金の金利3.3%に加え、さらに週2%の金利を加えることをうたっていたという。結局カモになったのは、欲の皮が突っ張りすぎて、よく調べもせずに虎の子の金を預けた人たちだったというわけだ。 新たなニセモノ出現は、まだまだ続きそうだ。 (文=佐久間賢三)こちらは1月に事件となった南京のニセ銀行。制服姿の行員もそろえていた
日韓関係改善にはほど遠い? 安倍談話に“やっぱり”韓国からクレームの嵐「謝罪が足りない!」
戦後70年を迎えて発表された安倍談話は、最も口うるさい韓国にどのような影響を与えたのだろうか? 読売新聞によれば、与党のセヌリ党が談話を肯定的に捉えており、また「韓国主要紙で対日関係の改善を求める論調が多くを占めた」という。 確かに、8月15日に行われた「光復節演説」でパク・クネ大統領は、「昨日発表された安倍総理の戦後70周年談話は、私たちとしては残念な部分が少なくないのが事実です」と前置きしながらも、歴代内閣の立場を引き継いだことは評価している。だが、韓国の世論はあくまで否定的だ。 実際に15日、ソウルの駐韓日本大使館前では、安倍首相の戦後70年談話文に向かって、靴を投げるパフォーマンスも。安倍談話の全文が掲載された大きな掲示物には、「植民地支配、侵略戦争、謝罪なき安倍談話」という大きな文字が上書きされ、その不満を爆発させたわけだ。 保守主要紙以外の韓国メディアでも、批判的な論調が目立つ。世界日報は、「米政治圏“安倍談話に失望”、米政府と違う反応」という記事を掲載。米政府は安倍談話を歓迎したが、「米の政治家や北東アジア問題専門家たちは談話の内容を酷評した」と報じて、彼らの声を紹介している。「安倍総理が去る4月の米上・下院合同演説のときよりも、より明確で直接的な用語で歴史問題を解決することを最後に期待したが、その期待が充足されなかった」「それほど驚くことでもないが、安倍総理の談話が日本軍の性奴隷を強要された20万人の慰安婦被害者に対する明確な謝罪の意を伝えることはなかった」などと、米政治家のコメントを伝えた。 ハンギョレ新聞も「安倍談話に隠された“危険な歴史観”」という関連記事を掲載して、「談話が間接的であれ反省・謝罪したのは満州事変から太平洋戦争につながる“昭和の戦争”だけで、朝鮮を強制併合する過程で行われた“明治の戦争”については、むしろ美化した。談話は“昭和の戦争”相手だった米・中に対する遺憾表明ではあっても、韓国に対する謝罪ではなく、韓半島(朝鮮半島)強制併合を正当化しようとする危険な歴史観を隠している」と非難している。 また京郷新聞は、「日王(天皇)初“戦争に深い反省”、安倍とは対照的」という関連記事を報道。日本主要紙が安倍談話をどう評価したかを報じながら、15日の「全国戦没者追悼式」における天皇の発言を紹介。「明仁日王が戦没者追悼式で“さきの大戦に対する深い反省”という言葉を使ったのは初めてのこと」と強調している。 もちろん、韓国の野党も安倍談話に批判的だ。安倍首相の靖国神社参拝に反対するために来日したこともある、イ・ジョンゴル議員は、「安倍談話は巧妙な文章の裏に本心を隠した談話だった」とし、「戦争被害者に対する哀悼という表現があるが、植民地被害に対するものではなかった。日本は反省と謝罪をしたとするが、それは一般的な主張にすぎず、その主張に戦争被害者や被害国は同意できない」などと指摘した。 日本では安倍談話を支持する声が多いようだが、隣国・韓国ではどうも否定的な世論が目立つ。「談話をきっかけに日韓関係が悪化する事態は避けられた」(読売新聞)と判断するのは、若干早いのかもしれない。8月15日の駐韓日本大使館でのパフォーマンスhttp://news20.busan.com/controller/newsController.jsp?newsId=20150817000074
アノ芸能人有名人もお持ち帰りした!! 日本人御用達「連れ出しカラオケサロン」
(前号・梨泰院から続く) ソウルナンバー1イケてる街・梨泰院(イテウォン)で、立ちんぼ美女の代わりに見つけたのは、まだ知られていないちょんの間だった! その喜びもつかの間、ブッサイクなオバちゃんばかりで撃沈したあと、記者とピョ氏は、ちょんの間近くの1軒のバーのカウンターにてビールで喉を潤していた。 「梨泰院って、大通りの向こう側とこっち側で、全然色が違うんだね」 「そうです。あっち側は若い女のコや芸能人も遊びに来るけど、こっちはオヤジかオカマだけです(笑)」 記者的には、向こう側よりこっち側の方が居心地がいいってことは、やっぱりオカマ……じゃなくて、オヤジってことなのだろう。そう思いつつ、予定していたネタが減った分をどうやって取り戻そうか考えていた。その時、ピョ氏が言った。 「近くに日本人観光客専門のカラオケサロンがありますけど、行ってみますか? 日本の芸能人とかも来てますよ。まだ開いてればいいけど……」 へ? 日本の芸能人が来るカラオケって、昨日のノレバン(カラオケボックス)の高級店みたいな感じ? ネタがかぶっちゃいそうだけど行きますよ、こうなったら。 オカマのママが抱きついてくるバーを出て向かったのは、梨泰院のこっち側でも、さらに地味な暗い路地。本当にこんな所に芸能人が来るのかよと思い始めた時、小さな看板が見えた。 「ここです」 店は地下にあり、怪しい雰囲気を醸し出している。その店に入ろうと階段を下りたとき、店から出てきたふたりの美女とすれ違った。 (あれ、モデルさんかな? 韓国の芸能人も出入りしてるのか。こっち側もまんざらじゃないな) すると、美女に続いて出てきたスタッフがピョ氏の顔を見たとたん、大きな声で挨拶したのだ。どうやらスタッフとピョ氏は知り合いらしい。 「久しぶり。今出ていったのは店の女のコ?」 「そうです。今日はヒマで早めに店じまいしました」 記者の手前、日本語で話してくれているようだ。店はたった今閉店して、女のコも全員帰してしまったという。さっきすれ違ったモデルみたいな女のコも、芸能人じゃなくて店の女のコということだ! あ~、もうちょっと早く来てれば……。にしても、昨日のノレバンとは、女のコのレベルがケタ違いなんですけど。 その理由は店に入ってすぐにわかった。個室のカラオケボックスというよりは、広いラウンジのある高級クラブで、ソファーも超柔らかそう。何よりも、店のエントランスには遊びに来た日本の芸能人の写真がズラッと飾られているのだ。暗い路地にあった看板のあるビルの地下へと続く階段。日本人客専門というだけあって、スタッフも日本語が堪能。
中でも目を引くのは、最近はいろいろな問題で干され気味の球界の番長や、一時は名を馳せた格闘家“神の子”に、日本語でも英語でも“猿”という名のお笑い芸人、写真こそないものの、貧乳美尻の有名グラドルYのサインもある。他にも、まだ多数の日本の芸能人が来ているという。さっきの女のコの美女っぷりも納得だ。カラオケサロンと言っても、店内は高級クラブ風。ここに夜ごと日本の観光客や芸能人が遊びに来る。
でも待てよ、ひょっとしてあのコたちって、お持ち帰りは……? 「できますよ(笑)」 「番長もお持ち帰りした?」 「ん、まあ、しましたよ(笑)」 言いにくそうに、それでも笑顔でスタッフはそう教えてくれた。 ちなみにシステムは、ボトルが12万ウォン~、女のコ1人付けると10万ウォン、お持ち帰りは40万ウォンからと、意外にリーズナブル。日本の団体客が、ガイドに連れられて来るらしい。女のコを気に入って常連になり、連絡先を交換して現地妻にしている日本人駐在員も多数いるという。 あんな美人の現地妻がいたら、駐在ライフも天国だろうな。サイゾーでも駐在させて……ムリだよね。 そしてこのあと、午前0時をまわってから向かったのは、ソウルの遊び場として一番有名なアノ街だった! 続く……。 (写真・文=松本雷太)個室も完備なので、有名人はこちら側。「カラオケ」という日本の娯楽文化は、アジアではもはや「風俗」という意味に?
ただの金持ちボンボンだけじゃない!? 韓国財閥2世たちの意外な職業
韓国では最近、銀の匙ならぬ「金の匙」という言葉がはやっている。財閥、資産家、芸能人の2~3世たちのことを「金の匙をくわえて生まれた」と表現しているのだ。大韓航空のナッツ・リターン事件、ロッテのお家騒動など、世間を騒がせたこれらの出来事の共通点も財閥2世、つまり「金の匙」によるものだが、彼らのほかにもたくさんの「金の匙」たちが韓国で注目を浴びている。 最も話題になっているのは、韓国屈指の出版社グループ「民音社」代表の次女パク・ユンハ(17歳)。祖父は創業者で、父はその祖父から経営権を譲り受けたという典型的な「金の匙」だ。グループの年間売り上げは168億ウォン(約16億8,000万円)にも上る。ただ、次女という立場からか、まだ経営には興味がない様子。彼女は歌手を目指しており、テレビのオーディション番組『K-POPスター』に出演し、トップ6に残るほどの歌唱力を誇っている。番組内では、アイドルグループINFINITEのメンバーであるソンギュとデュエットを披露するなど、その才能を開花させている。こんな彼女に、祖父である民音社グループ創業者パ・メンホ氏は、「孫が私より有名になったので、これからは“ユンハのおじいちゃん”と名乗るようにします」と、かわいい孫の活躍を喜ぶコメントをしている。 ミュージカル『風と共に去りぬ』のスカーレット役でデビューを飾ったハム・ヨンジ(23歳)もまた、「金の匙」のひとり。スカーレット役をめぐっては300倍もの競争率があったそうだが、それを勝ち抜いた彼女は、“韓国のキユーピー”ともいえる大手食品会社「オットゥギ」財閥の3世。14歳ですでに12億ウォン(約1億2,000万円)相当の株を所有し、昨年は“20代の株富豪ランキング”で19位にランクイン。また、彼女の経歴を知らなくても、その顔を知る人は多い。韓国で「オットゥギ」といえばインスタントカレーで有名なのだが、彼女はミュージカルデビュー後、自社のカレーCMにも出演したのだ。 ちなみに彼女は、子どもの頃からミュージカル女優を目指しており、ニューヨーク大学芸術学部で演技を専攻。デビュー前はミュージカル俳優ブラッド・リトルが講師を務めるアカデミーで勉強もしたという。ミュージカルへの挑戦は、ただの趣味や暇つぶしではなさそうだ。 一方、石油精製業や通信事業を軸とする財閥、SKグループ現会長チェ・テウォンの次女で、盧泰愚(ノ・テウ)韓国13代大統領の孫娘であるチェ・ミンジョン(24歳)は、誰もが驚くような職業に就いている。ロイヤル・ファミリーのご令嬢である彼女が選んだのは、男性も避けたがる軍隊。中でも、特に厳しいといわれる海軍なのだ。財閥一家初の女性将校となる彼女は現在、4,400トンの駆逐艦「忠武公李舜臣(チュンムゴン・イスンシン)」号の戦闘情報補佐として、中東・アデン湾で海賊対処などの任務に就いている。中国留学時も親になんの援助も求めず、奨学金とバイトで生活していたエピソードが知られている彼女には、国民たちも声援を送らずにはいられない。 このほかに、重工業を軸とする財閥、斗山グループ現会長の長男であるパク・ソウォン(36歳)も注目を集める。彼は斗山グループの力をまったく借りず、シングルマザーを減らすためにコンドームブランドを立ち上げたり、ジャムや靴の事業に参加したり、画期的なアイデアを武器とする青年実業家として、社会貢献に力を入れている。 このように自分の道を突き進む「金の匙」たちがより多くなれば、韓国ドラマでよく描かれる財閥家の話にも多少変化が表れるかも!? (文=李ハナ)財閥一家初の女性将校、チェ・ミンジョン
中国・天津爆発事故にテロ説急浮上! 極度の情報統制下で、地元テレビ局は韓流ドラマ垂れ流し
天津で発生した爆発事故の死者の数は、当局の公式発表によると、8月16日0時時点で112名。しかし、中国人でもこの数字を信じている者は少ない。 政府の情報統制のせいか、ネット上では、消防隊員の活躍ぶりや殉職者を伝える情報が多く、彼らを称賛する声であふれている。原因解明が遅々として進まない中、殉職者の顔写真と名前は早々に公表されているが、こうした目先の情報にごまかされるな、という冷静な意見も見られるようになってきている。重大事故が起こった際のお決まりだが、当局やメディアから発信される情報の少なさに、市民はいら立ちを見せているのだ。テロの疑いもある今回の爆発事故。死者は1,300人を超えるといううわさだ
地元のテレビ局、天津衛視は事故直後、特別番組に切り替えてしかるべきなのに、発生から10時間が経過しても韓流ドラマを放映し続けたことで、批判に晒されている。中国では、テレビというメディアが報道機関として機能していないことをあらためて浮き彫りにした形だ。 救急隊員が実名で公表される一方で、被害者や遺族が報道されることはない。彼らから語られるであろう、政府批判を恐れているからだ。ところが今回は、それだけが理由ではない。テロの可能性を否定できないからだ。政府はいつも以上に、メディアの情報発信に過敏になっている。「鄭州晩報」は、デマを流したという理由で、WeChatの公式アカウントの使用を1週間停止されることになった。これを含め、当局発表と異なる情報を流した50のサイトをアクセス禁止に。うち18のサイトは永久閉鎖とされている。中国版LINE「微信(WeChat)」では、死者は1,300名超との情報も拡散されたが、当局はこれをデマとして、投稿主とされる人物を検挙している。救急隊員の奮闘ぶりを強調することで批判を交わそうとする当局の思惑が透けて見える
しかし、今回の事故をテロだと信じている市民は少なくない。政府が情報を規制すればするほど、その疑念は深まるという皮肉を生んでいる。それに、政府の情報規制も国外までは及ばない。北米の華字メディア「世界新聞網」は、消息筋の話としてこう伝えている。 「北京や天津の危険物倉庫は、来月(9月3日)の(戦勝)パレードに向けて、新疆のテロリストたちがずっと狙っていた。彼らによって引き起こされた可能性が極めて高い」天津衛視は、事故直後10時間がたっても韓流ドラマを放映し続けた。犠牲者には、韓国人も含まれるというが……
天津市は温家宝前首相の地元であり、事故のあった浜海新区は、前政権で急遽開発が進められた。そのためか、危険物倉庫が居住区の近くにあり、それが被害を拡大させている。 香港の「東方日報」も、式典を前に、テロリストたちが天津、河北省などの北京周辺に続々と流入していると伝えている。9月3日の「抗日戦勝70周年記念日」を前に、第2の爆発事故が発生することも否定できない。 (文=中山介石)レイプ疑惑の少林寺住職が犠牲者の冥福を祈祷するパフォーマンス。利用できるものは、なんでも利用する?
「死神は出て行け!」超高齢化社会を突き進む中国で、老人ホーム建設反対運動が勃発
満員の電車やバスの車内に老人が乗ってくると、すぐに座席を譲る。中国人ほど高齢者を大切にする国はないと思っていた。しかし経済発展によって、その美徳は失われつつあるのかもしれない。 上海市郊外、楊浦区の住宅街に隣接して老人ホームが建設されることとなり、住民たちによる反対運動が起きている。8月3日付「新民網」には、マンションの敷地内に掲げられた「死人院は出て行け」という過激な横断幕の写真が掲載された。まるで、斎場や火葬場が建てられるかのような過剰な反応ぶりだ。さすが漢字を発明した国。「死人院」という表現には、感心させられる
くだんの老人ホームが建つ土地の使用権を持つのは、国有企業の「上海儀電集団」。建物はもともと学生寮として貸し出されていたが、2013年に契約が終了した後は、同集団傘下の「上海滄鑫投資管理諮詢有限公司」が管理。老人ホームを新設するに当たり、場所探しに苦心していたため、ここをリノベーションして利用することに決めたという、いわば政府お墨付きのプロジェクトなのだ。投資金額は3,000万元(約5億8,000万円)で、ベッド数は291床となる計画。ところが反対運動を受け、工事はストップしている。老人ホームになる予定の建物。工事は止まったままだ
報道によると、住民が反対する理由は2つだ。まず、老人ホームには霊安室や終末期ケアのための病室が設けられるはずで、環境や住民の心理に影響を及ぼすという主張。住民のひとりが関係当局に宛てた抗議文は、「(亡くなることで)空室になるのがわかったり、遺族の哀哭が聞こえてきたり、病室で汚染された空気を吸い込むことにより、数百人の(マンションの)住民に死神の触手が及ぶかもしれない」と、これまた過激だ。マンションの窓には、至るところにビラが。団体行動が不得手な中国人だが、こういうときの団結力は強い
2つ目は、このマンションの不動産としての価値の低下だ。マンション入り口には、ご丁寧に不動産価格の推移を示すグラフが掲示されている。それによると、上海市や楊浦区の平均を下回っているといい、老人ホームの建設計画がその理由だと主張しているのだ。 現場に足を運ぶと、たまたまテレビ局が取材に訪れており、住民が集まっていた。見ると、50~60代が多い。50代半ばの男性は「とにかくマンションから近すぎる。老人ホームとなる建物のすぐに下には、子どもの遊具だってあるんだ」と憤っていた。マンション入り口には、不動産価格の推移を掲示。住民たちは、不動産価値が下がることを恐れている
彼らには、自分たち自身も将来、老人ホームのお世話になる可能性があるという想像力が働かないのだろう。中国で50代より上は、特にきょうだいの多い世代。親の面倒を見るのに、負担を分散することができた。ところが、自分たちの子どもは一人っ子。一人の子どもが2人の親の面倒を見るのは負担が大きく、老人ホームを選択する家庭は今後間違いなく増えるはずなのだが。 中国では長年の一人っ子政策により、人口構造がいびつになっている。高齢化が急速に進んでいるが、とりわけ上海はスピードが速い。上海市統計局の発表によると、14年時点で65歳以上は270万人を超え、全人口の18.8%を占める(上海戸籍保有者に限る)。この人口構造のひずみが、老人ホームの需要を拡大させている。しかし、今回の反対運動が長期化するようであれば、ほかのプロジェクトにも波及するだろう。中国の高齢化対策は、人々の価値観や道徳心の変化により、難しい局面を迎えようとしている。 (取材・文=大橋史彦)現場にはテレビ局の取材クルーが訪れていた。集まっているのは、高齢者予備軍
おっさんの「路上入浴」に非難轟々! 猛暑の韓国で“裸族”の奇行が止まらない!!
今年の夏は、とにかく暑い。東京では観測史上最長の猛暑日を記録し、日本各地で熱中症の被害が相次いでいる。お隣韓国でも、連日猛暑にさらされている。その結果、己の肉体を人前にさらす“裸族”が相次いで出没しているという。 最も大きな話題となっているのは、浦項(ポハン)市内の路上で堂々と裸体をさらした中年男性だ。彼はなんと全裸で小川に入り、まるで入浴を楽しんでいるかのような姿を披露。この様子は、すぐにインターネット上で拡散された。 さらに、男はその後、ズボンだけはいた半裸の状態で市内を散歩し始めたという。彼の奇行は韓国ネチズンの一部では笑えるハプニングとして取り上げられているが、法律的に見れば、他人に不快感を与える「過多露出法」に抵触しており、軽犯罪となる。しかし、浦項警察関係者は「普通なら10万ウォン(約1万円)以下の罰金に処されるところだが、この場合は意図的ではなく、単純に暑さのためと判断できるので、口頭の注意にとどめる」と説明している。 韓国裸族の奇行は、まだまだある。全州(チョンジュ)市内では、真っ裸の男が夕方の道路を全裸で爆走する姿が目撃されている。その姿は、韓国でも大ヒットの漫画『進撃の巨人』に登場する巨人になぞらえて「奇行種が出た!」と大騒ぎになった。警察に検挙されたその男は後日、精神障害があることが判明。本来なら公然淫乱罪として500万ウォン(約50万円)以下の罰金、もしくは1年以下の懲役に処せられるところだが、警察関係者は「意図的な行為ではなかった」として、無罪放免になった。 犯罪率が上昇する夏場の韓国では、笑えない事件も多発している。路上入浴男
特にその傾向が顕著なのは、韓国南東部に位置する蔚山(ウルサン)。海に面した立地から、夏場には多くの人が集まるリゾート地としても人気が高いのだが、連日30度を超える蒸し暑さは、住人の8割以上が不快感を覚えるレベルにまで到達しているという。「アフリカぐらい暑い」という意味で「ウルフリカ」という造語が作られるほどだ。不快指数上昇に伴い、蔚山では“猛暑犯罪”が猛威を振るっている。 騒がしい隣人の家に乗り込んでぶん殴る、社内トラブルから殴り合いに発展、タクシーで間違った場所で降ろされた腹いせに周囲のガラスを割るなど、この地域での傷害・器物破損事件を挙げればキリがない。蔚山地方警察庁によると、7月だけで昨年の月平均を2,000件も上回る事件があったという。 韓国における夏場の犯罪はこうした暴行事件だけにとどまらず、SNS上でのリゾート宿泊券やバカンス用品の格安販売をうたった詐欺も多く、50人以上から1,100万ウォン(約110万円)をだまし取った22歳男性や、30人余りから1,400万ウォン(約140万円)を受け取った21歳男性などが相次いで検挙されている。 熱に浮かされたような犯罪が続く韓国。ある意味、夏場の韓国旅行はスリルを求めるにはもってこいかも?道路を全裸で爆走する男
年間80~120万人の奇形児が生まれる中国で、びっくり人間「内臓逆位」が相次いで発見!
「内臓逆位」という言葉をご存じだろうか? これは、内臓のすべてが鏡に映したように逆に位置している内臓奇形を指している。かつては、手塚治虫の『ブラック・ジャック』でも取り上げられた症状で、ブラック・ジャックは鏡を使って手術を行っていた。 中国でも最近、内臓逆位に悩まされている男性が出現し、話題となっている。 「南方都市報」(8月5日付)によると、広州東莞市第八人民病院に、左下臀部に強い痛みを訴える40代の男性がやってきた。医師は痛み止めを処方し、しばらく様子を見るように伝えた。しかし、一向に痛みが引かないため、あらためて病院で精密検査を受けることに。医師は男性を問診し、腹膜炎の可能性を疑った。 しかし、検査の中で心音を聞こうと聴診器を当てた医師は、そこで初めて男性の体の異変に気が付いた。心音が、通常とは反対側から聞こえたからだ。その後、詳しい検査で、内臓が通常の人間と正反対に位置していることが判明し、男性の病気もの虫垂炎であることがわかった。男性は現在、快方に向かっているという。 病院によると、内臓逆位の原因としては、胚胎の発育過程で、両親から受け継いだ遺伝子が突然変異し、影響を及ぼしている可能性が高いという。この内臓逆位は100万人に1人の割合で見られる症状で、現在でも研究が行われているが、具体的な原因は不明だという。 さらに8月4日にも、広東省高州市の病院で肝臓にできた腫瘍の摘出手術を受ける予定の男性が内臓逆位だったことがわかり、5時間の手術の末、無事に腫瘍摘出に成功したと報じられた(「広州日報」8月4日付)100万人に1人の割合という珍しい症状だ(写真はイメージです)
100万人に1人の割合なのに、立て続けに内臓逆位が発見されたことに関して、上海市在住の日本人医療コーディネーターはこう解説する。 「中国ではいまだに『生まれてこの方、何十年も医者にかかったことがない』という人が多く存在するので、今まで判明しなかっただけという見方もできます。しかし近年、中国では毎年、80~120万人の奇形を持った新生児が誕生しており、今も微増傾向にある。国家婦人・幼児保健センターも、『環境汚染が原因』と断定している。相変わらず、公害や食品偽装が減らないこの国では、今後もさまざまな奇病患者が出現することでしょう」 中国では、人口の多さに加えて、急激な経済発展による公害が原因とされる遺伝子疾患を持つ人が日本より格段に多い。近年、中国の都市部では水質汚染や大気汚染、食品汚染などの影響から、新生児や動植物の奇形の増加が指摘されている。また、3歳女児が初潮を迎えたり、6歳で乳房が膨らむなど(記事参照)の異常生育も多数、報告されている。今回の内臓逆位にかかわらず、この国で奇病患者の出現が減ることはないだろう。 (取材・文=青山大樹)内臓逆位は医師が手術する際に非常に困難が伴い、危険とされる(写真はイメージです)



























