期待の成長産業!? 14万円で遺灰からダイヤモンドまで作れる「超豪華ペット葬」が中国でブーム

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 空前のペットブームが続く中国では、さまざまな関連ビジネスが興隆中だ。コンサルティング大手のユーロモニター・インターナショナルの試算では、2019年までに中国のペット関連産業は50%以上の成長が見込まれており、その市場規模は約3,200億円に達するとみられている。  そんな中、富裕層の間で、とんでもなく豪華なペット葬が流行しているという。ポータルサイト「騰訊」(8月29日付)が、上海市内にあるペット専門の葬儀会社を密着取材した。  亡きがらの周りを手向けられた白い花が覆い尽くす小さな棺。棺の両脇にも立派な花輪が飾られている。大きく掲げられた遺影を見なければ、これが小型犬の葬儀だと誰が思うだろうか。  飼い主だった女性はその遺影を見つめ、泣きながらこう話した。 「本当にいい子だったの……。火曜日に心臓病が悪化して死んでしまった。あれから家の中であの子の声が聞こえなくなって、本当にツラかったです。そこで以前、近所の友人がペットの葬式をしたという話を思い出して、うちの子にもしてあげようと思ってお願いしたんです」
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 この会社のペット葬の料金プランは、約1~18万円までと幅があり、どんなオプションを付けるかで料金が大きく変わってくる。葬儀の内容は、人間のものとほとんど変わらないそうだ。  葬儀が終わると、4人の男性の手で小さな棺は葬儀用の装飾が施された高級車に運ばれ、ペット専用の火葬場へと移動。
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 ここで飼い主と最後の別れをした後、いよいよ火葬の作業に入る。
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 ちなみにオプションで約14万円を支払うと、遺灰からダイヤモンド(遺灰や遺骨から抽出した炭素を使用し、天然のダイヤモンドが結晶化する過程と同じ方法で製作された合成ダイヤモンド)を製造できるという。その後、遺灰の入った骨壺は寺に送られ、丁重に埋葬されるのだ。  こうした豪華すぎるペット葬に対し、中国版Twitter「微博」には、 「私は、この人の気持ちが理解できるわ。ペットも家族の一員だし、動物だからといって、葬式をしてはいけないなんてことはないと思う」 「金持ちの金の使い方って、本当に理解できない。死んだ犬に何十万円も使って、何になるんだ!」 「俺が死んだら、この犬以上のレベルの葬式ができるのか……。金持ちの家のペットに生まれたほうがよかったかもしれない」  など、さまざまな声が上がっている。
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 上海在住の貿易会社を経営する日本人男性(43歳)は、富裕層のペット事情についてこう話す。 「ここ数年で、犬を飼う中国人が激増しましたよ。その多くが富裕層です。かつては海外の高級車、日本製の家電製品を所有していることが富裕層のステータスでしたが、最近は犬などのペットも加わったような気がします。犬といっても、もちろん高級品種のもの。さらにエサや美容、健康管理にも金を惜しまない。私の身近にも、飼い犬に、香港から取り寄せた和牛を食べさせたりしている知り合いがいる。葬儀だけでなく、亡くなったペットのために、人がうらやむような立派な墓を建てる人もいるそうです」  自分以外の人間は信用できない中国社会で、従順なペットを溺愛する気持ちはわからないでもないが……。
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SNSで美女装い……アフリカに高飛びした横領男に、中国警察がハニートラップ!

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帰国した直後、空港で逮捕された王被告。なんともマヌケな表情だ
「美人計」という言葉をご存じだろうか?  中国古代から伝わる戦術について書かれた『兵法』にある言葉で、有名な戦術の一種である。現代の言葉で置き換えると、すなわち「ハニートラップ」ということになる。「中国新華報業網」(8月28日付)では、警察が仕組んだ「美人計」によって逮捕された男性について報じている。  今回、逮捕された王大山被告は2013年から14年の間、勤務先の会社で会計を担当していたが、会社の金8万元(約160万円)を横領し、その後行方をくらましていた。  会社からの通報を受け、江蘇省南京市の警察は早速、捜査を開始。警察は家族や友人に手がかりを求めたが、家族でさえも半年以上連絡を取っていない状態だった。その後の調べで、王被告は15年初めにナイジェリアへ向けて出国していたことが明らかになった。  ここからがすごい。警察は、友人や家族もいない異国の地で暮らす王被告の精神状態を分析。1人で孤独な状態にあると予想し、SNSのチャット機能で王被告に接近を図る作戦に出たのだ。女性警官が若い中国人美女を装い、SNSで友人リクエストを申請すると、王被告はまんまとひっかかり、申請を受け付けたのだ。その後、警察は20日間にわたり王被告とチャットを続け、徐々に心をつかんでいった。  こうして、チャットの内容から王被告がまだナイジェリアにいることや、ナイジェリア国内にある中国系建築会社で働いていることなどが明らかになった。さらに、その会社の協力の下、「昇級の手続きをするから」という名目で、中国本社に一時帰国するよう王被告に伝えたのだ。  会社の命令に従い、帰国した王被告を空港で待ち受けていたのは、もちろん警察だった。こうして、めでたく逮捕となったというわけだが、中国版Twitter「微博」には、まんまとハニートラップに引っかかった王被告に対し、多くの中国人ネットユーザーからコメントが寄せられた。 「横領して海外逃亡までしたのに、結局ネットでだまされるなんて、頭悪すぎるだろ!」 「たった8万元の横領犯を一生懸命捕まえて、何百億元横領した政治家をなぜ捕まえない?」 「俺たちみたいな非イケメンに、女から友達申請なんて来るわけないだろ! この犯人やっぱりバカだ!」
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ハニートラップは中国の“国技”なのか(写真はイメージです)
 中国では、国内外で情報収集のために美人スパイが暗躍し、ハニートラップが日常的に行われている。過去には日本を含む世界各国の要人も中国のハニートラップにハマり、国家機密を漏洩する事件も発生している。地方の治安警察でもハニートラップを使った捜査が日常的に行われているのはなんとも恐ろしい気もするが、上海市在住の日本人駐在員は民間でも、「美人計」は身近な“ビジネス手法”になっていると証言する。 「ひと頃は、中国に進出した大企業の幹部たちも、ずいぶんハニートラップにかかったものです。以前、僕の同僚だった日本人駐在員も中国人ホステスに引っかかり、企業秘密が詰まったノートPCを盗られてしまいました。“競合の中国企業が仕掛けた”と言っていましたね。この国では、ライバルの料理店のレシピを盗むために料理人にハニートラップを仕掛けることもあるくらい、『美人計』は一般的に使われていますよ」 『兵法』を書いた孫子は、現在中国のこの状況を見て、どう思うのだろうか……。 (取材・文=青山大樹)

「金がなくても、オッサンが好き!」中国で“純愛オジ専”女子が急増中のワケ

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過去に流出した、汚職官僚と愛人のツーショット写真。金銭で結ばれた、中国の伝統的年の差カップルだ
 広西チワン族自治区南寧市の大学に通う20歳の女性が、高校の時に知り合った40代の男性教師に想いを募らせ、不倫関係に。男性教師の妻にバレて泥沼の争いとなり、離婚騒動に発展したことが話題になっている。  ただの不倫騒動なら、中国では取り立てて珍しい話ではない。しかし、この件が注目を集めているのには理由がある。それは2人の関係が、女性が男性に経済的に依存するという、中国の一般的な年上男性・年下女性カップルの典型と異なっていたことだ。  2人は共通の知人を通じて知り合い、女性が大学に進学すると交際を開始した。男性は既婚者だったにもかかわらず、女性は彼を心底愛していたようだ。女性は「私に会うためにわざわざ遠くまで車で来てくれたりする誠実さに、私のバージンをあげる決心がついたの」と語っている。  また、女性は15歳の頃から洋服やカバンなどの販売で収益を得ており、カネには困っておらず、男性の懐を目当てにしての交際というわけではなかったという。それどころか、教師の傍ら、携帯電話の充電サービスの副業を営む男性に、運転資金を貸し付けていたほどだ。  こうした純愛ストーリーは、「若い女と付き合うには金がいる」が常識だった中国人たちに衝撃を与えた。中国版Twitter「微博」には、「金がないオッサンでも相手にしてくれる若い女がいるとは……」「これは、なんというおとぎ話だ!?」といった声が上がっている。  一方、広東省広州市に住む日本人男性(43歳)は、中国の若い女性の間で「オジ専」が増えていると証言する。 「以前は、積極的にアプローチしてくる若いコがいても、『どうせ、カネ目当てだろう』と思って敬遠していた。しかし、最近飲み屋で知り合った20歳のコと付き合ってみたんですが、タカられることもなかった。彼女の友達も、俺と同世代のさえないオジサンばかりを渡り歩いているみたいだし。中国ではかつて、金持ちの男をつかまえることは、女性にとって生きるすべだったんですが、豊かになった証拠でしょうか」  こうしたオジ専ブームについて、ニュースサイト「中国広播網」は、「父親に溺愛されて育った娘は、将来、年齢がかなり上の男性に魅力を感じるようになる」という心理学者の分析を紹介している。  現在の20代の女性といえば、多くが一人っ子として生まれ、両親に溺愛されて育った世代である。若い女性との純愛を希望する諸氏は、中国に行くべし!? 

肥大した大腸が心臓や内臓を押しやり……中国で「うんこ5kg」ため込んだ男が死の淵から生還

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レントゲンに写った男性の肥大した大腸。さぞかしスッキリしたことだろう
 経験した人にしかわからない便秘のつらさ。日本でも、便秘に悩んでいる人は少なくないが、中国では便秘を通り越し、たまりにたまった5kgの便を手術によって摘出した男性がいる。 「華西都市報」(8月29日付)によると、四川省成都市に住む王さん(仮名・27歳)は幼いころから常におなかが張るような痛みを感じており、食事の量や回数に関係なく襲ってくる腹痛に悩まされ続けてきた。これまでに幾度となく病院で検査を受けたが、結局、原因はわからずじまいだった。  しかし8月13日、事態は一変した。この日、耐えられないほどの腹痛に襲われた王さんは、成都市第二人民病院へ救急搬送された。そこで受けた検査で、大量の宿便が腸にたまっていることが判明したのだ。  便により、通常の人の2倍近い大きさに膨れ上がった王さんの腸は、心臓を右に、横隔膜やほかの臓器も通常とは異なる位置にまで追いやっていたという。その後、直ちに開腹手術が行われ、王さんの腸からは5kg以上の便が摘出された。担当医によると「もしこのまま放置していたら、たまった便に耐え切れず、腸が体内で張り裂け、死亡していたかもしれない」という。  術後の回復も良好だった王さんは、その後、無事に退院した。  一方、「中国で便秘が大流行している」と話すのは、広東省在住10年の日本人女性(38歳)だ。 「私の周りでは、男女ともに便秘でない人はいないくらいです。中国では公衆トイレが少なく、あっても汚いので、便意を催してもガマンする癖がついてしまい、便秘になってしまうのでは?また、中国の野菜はやたら筋張っていることが多く、まずいながら食物繊維は豊富なはずなんですが、ここ10年ほどで中国人の食生活が肉中心となり、野菜を食べなくなったことで、便秘が国民病になってきています」  次の爆買い対象は、日本製便秘薬かも!?

「朴槿惠は気の狂った女!」「韓国は間違いだらけ」韓国教育現場で“歴史洗脳”授業が横行中!?

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イメージ画像(「Thinkstockより」)
 韓国の歴史教育が危ない。一部の教師たちが、自分の偏った歴史・政治観を生徒に植え付けようとしているらしい。彼らは生徒たちの前で当然のように歴代大統領の悪口を言い、時には「北朝鮮のほうが正しい。我々は間違いだらけ」といった洗脳教育まで行っているというのだ。 「朝鮮日報」が9月7日に報じたところによると、釜山のとある高校では、数学教師が3年生の授業中に歴史ドキュメンタリー動画『百年戦争』を見せたという。同作は市民団体によって作られたもので、韓国の近・現代史100年を振り返っているものの、歴代大統領へのネガティブな評価が多く、事実関係を歪曲・偏向した内容で、かなり問題になったもの。朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領などは、「共産主義者」「親日派」「卑怯者」「近代化を遅らせた張本人」など完全に悪者扱いで、2013年には韓国放送通信審議委員会から公正・客観性違反と名誉毀損を理由に厳しい懲戒も受けている動画だ。  歴史教師ならともかく、数学教師の意向でそんな問題のドキュメンタリーを見せられたという生徒は「内容にショックを受けたのはもちろんだけど、クラスのみんながそれにうなずく光景は、もっとショックだった」と話す。この生徒はその後、学校の政治偏向授業を監視する市民団体が運営する「扇動・偏向授業申告センター」に、その数学教師を告発したという。  ちなみに「朝鮮日報」が同センターに取材した過去の告発事例によると、「地理教師が朴槿惠(パク・クネ)大統領を“気の狂った女”と罵倒。2010年の哨戒艦・天安沈没事件は情報操作されたものだと教えられた」「国語教師いわく『独立70周年記念式典では朴正煕大統領のおかげで韓国が発展したと言うが、それは今の政府にとって都合のいい話』らしい。(先日、韓国軍兵士2人が重傷を負った)地雷も『北朝鮮ではなく、韓国側が埋めた可能性がある』と話していた」など、教師としてあるまじき偏った発言が全国各地で頻繁に発せられているようだ。  また、大統領だけではなく、現役政治家に対しての暴言も容赦ない。ソウルのとある女子高では、親日派の文学について授業を行っていた国語教師からこんな発言が飛び出したという。 「知らないの? タカギマサオ(朴正煕元大統領の日本名)。本当に知らない? 今の与党セヌリ党代表(金武星国会議員)の親父も親日派なんだよ。そのくせ、自分がまるで独立闘士みたいに行動してるんだから、見てると笑っちゃう」  国語教師のこの発言にあっけにとられ、すぐさまケータイの録音ボタンを押したという生徒は「授業で先生自身の政治思想を我々に植え付けようとする気がして、とても不愉快だった」と話しているが、こうした教師たちの問題発言は、何も教室の中だけではないという。とある中学校教師は、14年のフェリー転覆事故を扱うドキュメンタリー映画のレビューの中で、朴槿惠大統領のことを「バカな女」と表現し、生徒たちの間で話題になったというのだ。    こうした教育現場での騒動に関して、ネット民も怒りや呆れを爆発させている。「教師たちが南北の葛藤を助長している」「こいつらを今すぐ教壇から引きずり下ろせ!」といった書き込みが並び、中には「彼らは何かの似非宗教の信者なのか?」と疑う人もいるほどだ。   一部とはいえ、ねじ曲げられた歴史教育が行われている韓国の教育現場。歴史問題に何かと敏感な韓国だけに、国民からは心配の声が上がっている。 (文=李・ハナ)

【閲覧注意】頭部で繁殖し、脳を食い散らかす! 中国「人体寄生ゴキブリ」の恐怖

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広東省東莞市の男性の耳に寄生していたゴキブリ
 世界的な嫌われ者といってもいいゴキブリ。見た目のおぞましさや、病原菌やウィルスを媒介することなどがその理由だが、中国には、人の命を直接奪いかねないゴキブリが存在する。    ニュースサイト「河北在線網」(8月26日付)によると、広東省東莞市に住む19歳の男性に、身の毛もよだつ事件が起きた。市内の工場でアルバイトをして生計を立てる彼は、ある日の深夜、借家のボロアパートで寝ていたところ、耳の中に強いかゆみを感じた。そのかゆみは収まることなく、だんだんと痛みへと変わってきた。男性はたまりかね、部屋の中を七転八倒したという。  次の日の朝、市内にある病院の耳鼻科に診察へ行くと、なんと男性の耳の中に1匹のゴキブリが生息していることが判明した。さらにそのゴキブリは、耳の中で、25匹もの子を産み、育てていたのだ。  男性の耳の中は充血して腫れ、鼓膜へと続く外耳道の皮膚ははがれていた。担当医によると「診察に来なかったら、耳が聞こえなくなっていたところだ」という。ゴキブリをすべてかき出す処置が行われ、男性の耳の痛みはやっとなくなったという。  ゴキブリに寄生され、後遺症が残ってしまった例もある。北京市在住の日本人女性は話す。 「近所のおばちゃんから聞いた話ですが、男子高校生がある日、自分の耳が腫れていることに気づいた。しかし彼は、虫にでも刺されたものと思い、放っておいたそうなんです。しかし、2日過ぎたころになると頭痛がし始め、その痛みは見る見るうちに頭全体を駆けめぐり、いても立ってもいられなくなった。そこで病院で脳をスキャンしてみると、なにやら異物が脳の至るところにあることが判明。緊急入院して頭を切開してみると、そこには大量のゴキブリが巣食っていたとか。ゴキブリは耳の穴から侵入し、脳みそを食べて育っていたそうです。ゴキブリを排除する手術が行われたが、すでに食い散らかされた脳は元には戻らず、男子高校生には記憶障害が残ってしまったらしい」  こうした人喰いゴキブリについて、広東省在住の日本人男性はこう話す。 「中国のゴキブリは、とにかく生命力がハンパない。ゴキブリホイホイに引っかかっても、1カ月くらいなら平気で生きています。日本から持ってきた駆除剤も、ほとんど効きません。日本で認められていないような毒性の強い殺虫剤や農薬などで鍛えられているからでしょうね」  大陸育ちは、人もゴキブリもしぶといようだ……。

部族間抗争に備え……? 中国山奥に「象形拳」の達人だらけの武術村があった!

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棒と釵(さい)の対練(2人で行う形稽古)をする村人たち
 中国内陸部の貴州省の深い山間にある村落の知られざる実態がレポートされ、話題になっている。ミャオ族(苗族)やトン族(侗族)が暮らす貴州省天柱県の山奥にある村の住人たちが、実は皆、武術の達人だからだ。 「騰訊新聞」(8月27日付)などによると、貴州省と湖南省の境にある同村落では、100を超える世帯が畑仕事に従事する傍ら、日々武術の練習に明け暮れているというのだ。
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叩いてよし、剣や刀をへし折るのもよし、武器であり、捕具でもある特殊武器、鐗(かん)を扱う70代の老人
 同地に暮らす村人は、明朝洪武帝の頃(およそ750年前)、江西省から戦火を逃れて同地に住みついた人々の子孫。陶、陳、陸、楊、袁、宋6つの姓を持つ者しかおらず、123世帯が暮らしているという。姓ごとにそれぞれ異なる武術の門派(流派)を伝え、龍、蛇、虎、豹など動物の動きを模した「象形拳」と呼ばれる徒手を操る。また、刀や槍、果ては農耕具を使った武器術も伝えられているという。  村人が武術を練習することになった理由には、2つの説があるとされる。ひとつは、その昔、村落が猛獣に襲撃され、畑を荒らされた上、家畜や人に危害を加えるようになった説。もうひとつは村落同士の争いがあり、自衛のために外部から2人の武術家を招いて、青年、壮年期の男性が武術を習い始め、やがて老若男女に広まっていったという説だ。  さらに、こんな伝説もある。ある時、村人8人が他の村のもの30人に囲まれ乱闘となった際、この8人はケガひとつせず、相手5人をやっつけたのだ。これが周囲に知れ渡り、徐々にこの村へ武術を学ぶために訪れる者が増え、そのまま住み着いたという話だ。  中国では現在でも、こうした村が数多く残っているとされており、有名な場所としては、700万人が暮らす都市となった今なお、約50もの独立した門派がひしめき合っている河北省滄州市や、太極拳の発祥地として源流を今に伝える河南省焦作市温県の陳家溝などがある。特に少林寺で知られる河南省登封県は、寺が存続の危機に晒された際には周辺の村人によって武術が外部に保存伝承され、寺に平和が戻ると武術を“返還”したという歴史もある。中国に武術留学経験のある日本人大学生は言う。
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4歳から武術の練習を始めたという女の子。クラスの男の子はちょっかいを出せないとか
「中国ではそれこそ、数千年前から現代になっても、村落間や氏族間の武力闘争が日常的に起こっている。こうした武力闘争は『械闘』(かいとう)といって、地元警察も介入できない規模になることもある。昨年1月に広西チワン族自治区で起こった械闘では、2,000人もの村人が衝突し、刀剣類はもちろん、自作の大砲まで使用された。こういう風土ですから、どの村も外部との抗争に備え自衛していて、武術も自衛手段のひとつというわけです」 「高手在民間(達人は民間にいる)」の言葉通り、中国にはまだまだ世に出ていない武術村が存在しているのかもしれない。 (取材・文=五月花子)
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山奥で武術の修行に明け暮れる村民たち。まさにカンフー映画そのもの。

韓国“キムチ王国”崩壊寸前!? 韓国人の食卓を狙う「進撃の中国産キムチ」

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イメージ画像 Photo By Republic of Korea from Flick.
 韓国の食文化として真っ先に連想されるものといえば、キムチだ。しかし、最近は“キムチ=韓国”という図式が崩壊しかけている。元祖キムチ王国を脅かしているのは、中国産キムチの台頭である。  韓国農林畜産食品部が9月6日に提出した資料によれば、国内飲食店のなんと51.6%が中国産キムチを使用していることが明らかになった。その最大の原因は、韓国産キムチが中国産よりも3~5倍も高いこと。その結果、中国から毎年20万トンを超えるキムチが韓国に輸入され、輸入額は年平均1,350億ウォン(約135億円)にも上る。国内での価格競争に敗れた韓国産キムチは、輸出においても大きな打撃を受け、年間赤字は1,300億ウォン(約130億円)に達している。   中国産キムチが増えることに対して、韓国人が受ける感情もさまざまだ。 「ちょっと見ただけでは、中国産かどうかわからない。できるだけ韓国産とわかるキムチを食べる」などと、高価とはいえ、中国産よりも韓国産のキムチを食べたいと望む声が多かった。しかし、中には、このような発言もあった。 「韓国産の白菜に、中国産の唐辛子。これは韓国産なのか、中国産なのか……」  韓国ネット民が指摘するように、韓国では中国産キムチの台頭によって、産地偽装問題が急増している。昨年上半期だけで、原産地を偽装した商品を販売して摘発された件数は、なんと2,148件にも上っている。  韓国で原産地虚偽表示は、罰金1億ウォン(約1,000万円)以下、または懲役7年以下の刑事罰を受けることになる。では、韓国産と中国産の線引きは、どこにあるのだろうか?  農水産物原産地表示に関する法律によれば、原産地を韓国産と表示する食品は、原料のすべてが韓国国内で作られた加工食品でなくてはならないとある。つまり、韓国産白菜と中国産唐辛子で作られたキムチを「韓国産キムチ」として販売することは禁止されているのだ。  しかし、キムチを食べるときに、いちいちパッケージを確認する作業も面倒だ。そこで、韓国大手キムチメーカーが、韓国産と中国産の見分け方を提唱した。ポイントは“色”と“汁”。中国産唐辛子は赤みが強いため、韓国産キムチよりも赤い色を帯びていて、保存性向上のため、酵母が成長しないようにキムチ汁がほとんどないそうだ。  韓国キムチ業界も、中国産キムチの躍進をただ眺めているだけではない。彼らが打開策として見いだしたのが、価格高騰を逆手に取った「キムチ高級化戦略」だ。各キムチメーカーは、国内最高級の原料を使って一流ホテル料理長が監修するなど、高級キムチの販売に乗り出している。3年前から開拓された高級キムチ市場は、中国産キムチが1キロ800ウォン(約80円)ほどなのに対して、10倍以上する9,000ウォン(約900円)と高値でありながら、今では韓国キムチ市場の10%に届く勢いで成長している。  価格で勝てないなら、味と品質で勝負するという韓国キムチメーカーの判断は、低迷している韓国産キムチのブランド力を回復することができるのだろうか? 韓国がキムチ大国の地位を守れるかは、高級化戦略にかかっているといえそうだ。

新入生の親がキャンパスへ大挙し、食堂に泊り込み!? 恐るべし中国のモンスターペアレンツ

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食堂のテーブルの上に寝たり、おしゃべりしたり。「大学の食堂にしては、ずいぶんきれいだな」というネット民の声も
 子どもの就職説明会に親がしゃしゃり出てきて、面接官に給料額や職場環境など質問攻めにする(参照記事)など、子どもに対して過干渉というか、甘やかしすぎの中国の親たち。今度は、子どもが入学した大学でも騒動を巻き起こしたようだ。  中国では、9月1日は大学の新学期。8月末になると、多くの新入生たちが新たな学生生活への期待に胸を膨らませてキャンパスにやってくる。ところが、学生たちと一緒に、なぜか親までやってきた。学生たちは入学手続きをしてから寮に入るだけなので親が来る必要などまったくないのだが、親元を離れる一人息子・娘のことが心配でならないらしい。だが、その親の数がハンパではなかった。
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大学側が提供したゴザと毛布。ずいぶん用意周到
 河南省にある鄭州大学では今年、約1万8,000人もの新入生が入学しており、大勢の親が新入生と共にキャンパスへ。あまりにもその数が多く、大学の周囲には宿泊施設が少ないことから、大学側は急遽、8月28~30日までの間、学生用の食堂を親たちに開放し、ゴザと毛布まで提供することにした。  香港紙「東方日報」(9月1日付)などは、この模様を「怪獣家長が大学生と一緒に入学手続きに」と伝えている。怪獣家長とは、和製英語「モンスターペアレンツ」の中国語訳である。それにしても1万8,000人の新入生とは、全学生数の間違いじゃないかというほどの数である。
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こちらはすでに熟睡状態。固いテーブルでよく眠れるものだ
「中国の家庭は基本的に一人っ子がほとんどなので、親は子どものこととなると、もう心配で心配でしょうがない。子どもが大学を卒業して就職が決まると、今度は“いい生活基盤を作ってあげないと苦労するから”と、家や車を買い与える親もいるほどです。これだから、社会に出ても自分で何もできない」(広州市に住む日本人駐在員)  今回は大学側に無理難題を押し付けて食堂に泊まり込んだわけではないようだが、遠くからやって来る以上、宿の確保くらい前もってやっておくのが常識ある大人の対応というものではないだろうか。  それにしても、こんなに甘やかされた子どもたちが、将来どうなってしまうのか。他人事ながら、心配になってしまう。 (文=佐久間賢三)

東京五輪エンブレム問題に、韓国メディアが大喜び「日本の悪い癖がまた出た」!?

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「聯合ニュース」より
“パクリ疑惑”が浮上し、国民的な批判の的となった末、使用中止が発表された佐野研二郎氏の東京五輪エンブレム。韓国でも、一連のスキャンダルが大きな話題となっており、大手メディアを中心に報道合戦が過熱している。五輪エンブレムだけではなく、佐野氏が手がけた群馬県太田市美術館のロゴやトートバッグなどの写真も、ネットを中心に拡散し続けている。どのメディアも、基本的に「日本の国際的威信が失墜」というスタンスで記事を発表しており、韓国ネット民からは「もともと、日本はパクリが得意。西洋のやつらが知らないだけ」「中国みたい」「また(佐野が)在日ということにすればいいのに」などのコメントが寄せられている。  中には、エンブレム問題を歴史問題と結び付ける、突拍子もない記事もある。ソウル新聞はエンブレム問題を扱ったコラムで、「日本の悪い癖がまた出た」として、次のように書いた。 「(政府や運営関係者は)盗作でエンブレムを廃棄する事態に至りながら、しっかりと認めて謝罪せず、あいまいな態度を取っている。これは、韓国との歴史問題で不利な状況に立った時、玉虫色の言葉で危機を免れようとする行動と同じだ。(中略)盗作という失敗は、誰でも犯す可能性がある。が、それを認めてしっかりと謝罪しなければ、日本の威信は失墜し続けるだろう」  ちなみに、韓国の学会や芸能界では盗作疑惑が頻繁に発生している。一度は、有名教授が「論文をパクッていない学者は、ほとんどいない」と言及するほど、盗作問題は韓国にとって因縁が深い。おそらく同メディアは、そんな自国の事情を考慮しながら、日本の盗作騒動を歴史問題と絡めつつ、どうにか非難しようと躍起になっているようである。  ソウル新聞はまた、「オリンピックは全世界が注目している、最も大きなイベントのひとつ」とし「財政的に困難でスタジアムを造れないことがあったとしても、盗作の場合はすぐに認めて謝罪すべき」と主張している。  これもまた、自国を擁護しつつ、日本のあらをどうにかして探そうとしているようにしか思えない。というのも、韓国では2018年に平昌冬季五輪の開催が予定されているが、財政は非常に困窮を極めており、新設されるスタジアム工事の進捗率も今年6月の時点で平均20%を上回る程度だそうだ。自国民からは「始まる前から、すでに崩壊の予感」「韓国の政治家は後先を考えない」などと失笑を買っている状況だ。  日本の国際的な威信失墜に沸く韓国メディアだが、五輪スキャンダルネタは、近いうちに壮大なブーメランとして自国へ戻ってくる可能性が非常に高そうだ。 (取材・文=河鐘基)