兵士の疲労度はC型肝炎患者レベル!? ドラマ人気で美化される韓国軍に「ちょっと待った!」

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『太陽の末裔』衛星劇場公式サイトより
 最近、韓国で大ヒットしたドラマ『太陽の末裔』(KBS)。同時放送されていた中国でも社会現象になるほどの人気ぶりで、日本でも6月から「衛星劇場」での放送が予定されている。同作ではやたらと軍隊描写が繰り広げられるのだが、それがどうも現実離れしたカッコよさのようで、韓国軍のイメージアップにつながっているそうだ。  実際、韓国陸軍では、同作を軍のイメージ向上のために積極的に活用しているという。以前から人気のあった軍隊生活体験バラエティ番組『本物のオトコ』(MBC)でも、過酷な訓練を乗り越える芸能人たちの姿が感動的に描かれ、視聴者に好印象を与えていたが、『太陽の末裔』効果でその好感度がさらにアップ。昔から韓国では“女性がもっとも毛嫌いする話題”とされていた軍隊の話だが、ここ最近は女性人気も高いようだ。  とはいえ、韓国軍の問題は尽きない。政治家や芸能人の兵役逃れ、軍隊内での自殺、銃器乱射事件など、例を挙げればキリがない。先日はソウル大学と看護士官学校研究チームによる調査で、陸軍兵士の疲労度が「C型慢性肝炎患者レベル」だという結果が発表された。調査対象となった軍人の平均年齢は22歳で、その若さを考えると彼らの疲労度はかなり深刻なものだという。「軍隊では規則正しい生活を送るのだから、健康に役立つのでは?」と思う人もいるだろうが、韓国軍隊の生活環境は一般人の想像を超える厳しさのようだ。  韓国国防研究院(KIDA)の調べによると、軍人たちが最も悩まされているのは“寝不足”だという。軍隊での睡眠時間は22時から6時半までと決まってはいるが、真夜中や明け方の交代勤務もあるため、疲れをため込みやすく、それが昼間の訓練にもいろいろと支障を来すようだ。  しかも、営舎では仕切りのない大部屋で生活する日々。プライバシーなどまったく存在しないし、プライベートの時間もほとんどない。つまり、心休まる時間もなく、常に気を張っていなければならない状況だ。政府はこのような問題を受けて、全兵士にシングルベッドを支給することを目標に、2003年から「軍営生活館現代化」という試みを進めているが、約6兆8,000億ウォン(約6,800万円)という莫大な税金を費やしたにもかかわらず、いまだに迷走中のようだ。  寝不足のほかにも、軍人が受けるストレスはさまざまだ。強度な訓練から受けるプレッシャー、社会から断絶されているという孤立感、劣悪な生活環境。さらには、上官からの暴力やパワハラ、セクハラ、レイプ被害まである。というわけで、最近ネットでは「軍隊は人生最大の無駄な時間だった」「入隊はなるべく避けたほうがいい」「ドラマ見て軍隊に憧れるバカはいないよな?」といった男性たちのコメントをよく見かける。メディアで描写される軍隊での生活は“非現実的”だと、苦情も殺到しているようだ。  そんな男性たちの気もつゆ知らず、女性を中心に軍隊用語やミリタリー柄のファッションがはやっている韓国。これでは、韓国男性による女性嫌悪は、いつまでたってもなくならないと思うのだが……。 (文=S-KOREA<http://s-korea.jp>)

「ヤリ逃げした父親を探し出せ!」急増する“韓国コピーノ訴訟”と、フィリピンで高まる反韓感情

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MBCニュース
 日本と同じく、5月5日は韓国でも「こどもの日」に当たる。そんな韓国で、子どもと関連したとある一連の法廷闘争がクローズアップされている。いわゆるコピーノの“父親探し訴訟”だ  コピーノ(Kopino)とは、もともと韓国人男性とフィリピン人女性の間に生まれた子どもを指す言葉だったが、ここ数年は韓国人の父親に捨てられた“父なし子”を意味する言葉、またそのような社会問題を指すキーワードとして定着している。  フィリピンで女性を妊娠させ、責任を取らずトンズラする韓国人男性が後を絶たない。主に観光やビジネス、英語の短期留学などで現地を訪れた韓国人男性が、コピーノ問題を引き起こしているという。正確な統計は存在しないが、国際児童団体やフィリピン現地の韓国人団体などが指摘しているところによれば、コピーノの数は少なくとも1万人~最大で約3万人に及ぶそうだ。  ただ韓国では最近、逃げた韓国人男性に血縁関係を認めさせるため、コピーノたちによる法廷闘争が急増しているという。韓国の法曹関係者が、韓国メディアに対してその事情を明らかにしている。 「(いわゆる)コピーノの母親が起こした訴訟は現在、ソウル家庭裁判所で係属中の事件のうち、確認されただけで6件(中略)、担当裁判部がまだ記録を確認していない案件まで含めると、実際にはもっと多いだろう」(ソウル家裁の関係者)  ソウル家裁以外の裁判所に持ち込まれた訴訟を含めると、父親探し訴訟は全国で数十件に上ると推定されている。  このコピーノの父親探し訴訟が増えた大きな契機のひとつに、2012年の判決がある。当時、コピーノの数があまりにも増えていたため、韓国とフィリピン間で外交的な懸案事項にすらなりつつあった。そのような事情も作用し、韓国の裁判所は同年に行われた訴訟で、親子関係を認める判決を初めて下すことになる。その訴訟では、韓国人男性側が子ども(コピーノ)の存在を認めなかったため、最終的に裁判所が遺伝子鑑定の結果を根拠に、「親子である」という判決を下すことになった。  その後、同様の判決が続いた。代表的だったのは、昨年6月にソウル家裁が出した判決だ。訴訟の対象となった韓国人男性は、フィリピン出張へ行った際に現地女性を妊娠させたが、その後、韓国にいる妻との関係性から、フィリピン人女性に対する養育費と生活費を打ち切った。それに対し、女性側が提訴。当時、同家裁は、子の存在を認めると同時に、韓国人男性に毎月30万ウォン(約2万7,500円)の養育費を支払うように命じた。男性側は不服を申し立て、現在、控訴審の判決を待っている状況だ。  一方、子の存在を認めてはいたが、親としての責任を果たしていなかったために訴訟を起こされたケースもある。チャットサイトで知り合ったフィリピン人女性を妊娠・出産させた、とある韓国人男性は、今年2月、これまで支払ってこなかった合計357万ウォン(約32万円)に加え、今後毎月15万ウォン(約1万4,000円)を支払うよう、裁判所に命じられている  ちなみに最近、フィリピンでは、韓国人をターゲットにした犯罪が急増中だ。その数は、ほかの外国人をターゲットにした犯罪に比べ、圧倒的に多いといわれている。コピーノ問題はフィリピンでも広く認知されており、反韓感情の温床のひとつになっていることは、ほぼ間違いない。責任を取らず、ヤリ逃げした韓国人男性はもちろん、フィリピンに関わるすべての韓国人に報いが返ってきつつある。 (文=河鐘基)

「ヤリ逃げした父親を探し出せ!」急増する“韓国コピーノ訴訟”と、フィリピンで高まる反韓感情

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MBCニュース
 日本と同じく、5月5日は韓国でも「こどもの日」に当たる。そんな韓国で、子どもと関連したとある一連の法廷闘争がクローズアップされている。いわゆるコピーノの“父親探し訴訟”だ  コピーノ(Kopino)とは、もともと韓国人男性とフィリピン人女性の間に生まれた子どもを指す言葉だったが、ここ数年は韓国人の父親に捨てられた“父なし子”を意味する言葉、またそのような社会問題を指すキーワードとして定着している。  フィリピンで女性を妊娠させ、責任を取らずトンズラする韓国人男性が後を絶たない。主に観光やビジネス、英語の短期留学などで現地を訪れた韓国人男性が、コピーノ問題を引き起こしているという。正確な統計は存在しないが、国際児童団体やフィリピン現地の韓国人団体などが指摘しているところによれば、コピーノの数は少なくとも1万人~最大で約3万人に及ぶそうだ。  ただ韓国では最近、逃げた韓国人男性に血縁関係を認めさせるため、コピーノたちによる法廷闘争が急増しているという。韓国の法曹関係者が、韓国メディアに対してその事情を明らかにしている。 「(いわゆる)コピーノの母親が起こした訴訟は現在、ソウル家庭裁判所で係属中の事件のうち、確認されただけで6件(中略)、担当裁判部がまだ記録を確認していない案件まで含めると、実際にはもっと多いだろう」(ソウル家裁の関係者)  ソウル家裁以外の裁判所に持ち込まれた訴訟を含めると、父親探し訴訟は全国で数十件に上ると推定されている。  このコピーノの父親探し訴訟が増えた大きな契機のひとつに、2012年の判決がある。当時、コピーノの数があまりにも増えていたため、韓国とフィリピン間で外交的な懸案事項にすらなりつつあった。そのような事情も作用し、韓国の裁判所は同年に行われた訴訟で、親子関係を認める判決を初めて下すことになる。その訴訟では、韓国人男性側が子ども(コピーノ)の存在を認めなかったため、最終的に裁判所が遺伝子鑑定の結果を根拠に、「親子である」という判決を下すことになった。  その後、同様の判決が続いた。代表的だったのは、昨年6月にソウル家裁が出した判決だ。訴訟の対象となった韓国人男性は、フィリピン出張へ行った際に現地女性を妊娠させたが、その後、韓国にいる妻との関係性から、フィリピン人女性に対する養育費と生活費を打ち切った。それに対し、女性側が提訴。当時、同家裁は、子の存在を認めると同時に、韓国人男性に毎月30万ウォン(約2万7,500円)の養育費を支払うように命じた。男性側は不服を申し立て、現在、控訴審の判決を待っている状況だ。  一方、子の存在を認めてはいたが、親としての責任を果たしていなかったために訴訟を起こされたケースもある。チャットサイトで知り合ったフィリピン人女性を妊娠・出産させた、とある韓国人男性は、今年2月、これまで支払ってこなかった合計357万ウォン(約32万円)に加え、今後毎月15万ウォン(約1万4,000円)を支払うよう、裁判所に命じられている  ちなみに最近、フィリピンでは、韓国人をターゲットにした犯罪が急増中だ。その数は、ほかの外国人をターゲットにした犯罪に比べ、圧倒的に多いといわれている。コピーノ問題はフィリピンでも広く認知されており、反韓感情の温床のひとつになっていることは、ほぼ間違いない。責任を取らず、ヤリ逃げした韓国人男性はもちろん、フィリピンに関わるすべての韓国人に報いが返ってきつつある。 (文=河鐘基)

アリババ創業者ジャック・マー説は脱落!? ACミランに触手を伸ばす、中国人投資家の正体とは……

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ACミラン買収説を一笑に付したジャック・マー氏。
 5月1日、中国の投資家連合がACミランに買収提案を行ったと、イタリア各紙が報じた。提案額は負債を含め、7億ユーロ程度(約8億5,500万円)とみられている。 自国が誇る名門クラブが外資に買われる可能性が高まる中、イタリアメディアは投資家連合の正体について、こぞって書き立てている。  ミラノのスポーツ紙、ガゼッタ・デロ・スポルトは、中国のネット通販最大手でニューヨーク証券取引所に上場しているアリババグループ会長のジャック・マー(馬雲)氏が乗り出したと伝えている。  アリババグループは、昨年から傘下の自動車ブランドがFIFAクラブワールドカップのメインスポンサーを務めているほか、同大会のアジア王者である広州恒大のスポンサーでもあり、サッカー界とのつながりも深い。ところが、マー氏はこうした報道に対し、ネット上で「ACミランって、イタリアにあるミラノのこと?」ととぼけ、一笑に付している。こうしたことから、中国国内では「アリババ説」は立ち消えとなりつつある。  同紙がもうひとり、投資家連合の一員として掲げるのが、過去10年以上にわたって華人最大の資産家といわれてきた、李嘉誠氏だ。香港最大の企業集団、長江和記実業グループの会長である李氏は、2007年に同じくミラノのサッカークラブ、インテルの購入に関心を示したことが報じられている。また李氏はここ数年、中国国内の資産を削減する一方、ヨーロッパにビジネスの拠点を移しつつある。  こうした動きから、李氏が投資連合の一員であるとする説は、中国のネット上でも信ぴょう性を高めている。  一方、ローマに本社を置くスポーツ紙、コリエレ・デロ・スポルトは、中国最大の検索エンジン・バイドゥの創業者であり、現会長兼CEOのロビン・リー(李彦宏)氏が、投資家連合のひとりであると、かなり早い段階で推察している。47歳と若いリー氏だが、その資産は140億ドル(約1兆5,000億円)ともいわれており、買収する経済力があることは確かだ。  また、イタリアの経済新聞、イル・ソーレ・24オーレなどが、昨年から「ACミラン株買取得に興味あり」と伝えているのが、中国不動産大手のワンダ・グループ会長、王健林氏だ。  フォーブスの2016年版世界長者番付で、李嘉誠氏を抜いてアジア最大の富豪となった王氏は、昨年スペインリーグのアトレティコ・マドリードの株式を20%保有している。  いずれにせよ、この買収提案が受け入れられれば、現在はベルルスコーニ前首相が所有するACミランの次期オーナーは、中国系ということになる。このことは、サッカー界にどんな変化をもたらすのだろうか?

日本に女性首相が生まれないのはなぜか アジアのリーダーと社会構造から考える

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グレース・ポー上院議員公式サイトより

 いまフィリピンで、ある女性が「台風の目」となっている。グレース・ポー上院議員(47)、5月9日投票の大統領選挙に参戦している有力候補だ。

 夏の参議院選挙を前に、日本でも、初の女性首相候補として、自民党の稲田朋美政調会長や野田聖子議員、最近では民進党の山尾志桜里政調会長といった名が取り沙汰されているが、いずれも実現性の薄い話にすぎない。なぜ女性首相が誕生しないのか、その背景を、アジアと比較しながら考察してみる。

■フィリピン、韓国、台湾、ミャンマー、タイも女性リーダー

 グレース・ポー上院議員は、もともと教会の前に捨てられていた孤児だったが、フィリピンの国民的俳優フェルナンド・ポー・ジュニアに引き取られた。成長してから彼女はアメリカに留学するが、養父が大統領選挙に立候補したことをきっかけに政治の世界に入る。養父は敗れたが、彼女はその後、上院選に出馬し、トップ当選を果たす。そして今回の大統領選では、養父の無念を晴らすつもりだ。

 フィリピンは過去にも、コラソン・アキノ、グロリア・アロヨと女性の大統領を輩出している。またアジア諸国を見渡してみれば、韓国の朴槿恵大統領、台湾の蔡英文次期総統など、女性のリーダーが多い。制度上、大統領にはなれないが、ミャンマーのアウンサンスーチーも指導力を発揮しているし、タイは前首相のインラック・シナワトラが女性だ。

 政治の世界に表れているように、アジア諸国では、日本よりもはるかに、女性の社会進出が進んでいる。ILO(国際労働機関)の2015年1月の報告書によれば、女性管理職の割合はフィリピンが47.6%で世界第4位。シンガポールは31.4%で53位、タイは28.2%で64位、ベトナムは23%で76位と続く。日本は11.1%で96位、アジアでは最低ランクだ。

■家事を仕事と見なし、対価を支払う文化

 東南アジアでは、オフィスの主役はむしろ女性だ。オフィスビルのエレベーターでも、乗り合わせるのは女性ばかり。転職は一般的で、会社を替わるごとにキャリアとギャラをアップさせていく女性も多い。

 フロアではときどき、赤ん坊や子どもの声が聞こえてくることもある。職場を託児所代わりにする母親が多いのだ。仕事で会社を離れるときは、手の空いている社員が代わる代わる、子どもの面倒を見る。それで誰からも文句は出ない。おおらかな空気の中で子どもは育ち、母親は社会で活躍することができる。日本のような待機児童の問題は起こりようもない。

 また、メイドという職業が一般層にも浸透している点が大きいと語るのは、近畿大学国際学部教授の柴田直治氏だ。

「アジアで活躍する女性の家庭には、必ずメイドがいます。女性の社会進出を、別の女性たちが支えているのです。ここが日本とアジアの違いです」

 メイドの家庭でメイドを雇っていることも珍しくはない。家事を仕事と見なし、対価を支払うことで負担を軽減し、互いが社会で働く場をつくる。そんな文化がアジアにはある。

■女性が上に立つことに対する違和感が少ない

 男たちの「良い意味でのプライドのなさ」も、女性の社会進出や指導者の誕生を後押しする。

「寒い時期が長い国や、砂漠の国では、男が狩りや農漁業で体を張って家族を養わなければならなかったのに比べ、東南アジアでは二期作、二毛作は当たり前。魚影は濃く、男が必死に働かなくても、ココナッツが落ちてくるのを待てばよいといった世界でした。しかし、炊事、洗濯、調理といった女性の家事は、世界中どこでも長年そう変わりません。だから東南アジアでは、男と比べて女性がよく働くようになったのではないかと推測されます」(同)

 豊かな自然環境が、東南アジアの母系社会をつくっていった。男は自分たちの弱さや情けなさをどこかで受け入れ、尻に敷かれることにあまり抵抗がない。日本の男たちとは違い、女性が上に立つことに対する違和感が少ないのだ。

 ただし東南アジアの場合も、女性政治家の大半が世襲という問題を抱えている。アウンサンスーチーもインラックも、インドネシアのメガワティ・スカルノプトゥリも、インドのインディラ・ガンジーやパキスタンのベナジル・ブットも、家族が国の指導者や有力な政治家だった。グレース・ポーも同様だ。

「ジェンダーというよりも、階層(クラス)や世襲の問題、社会格差の問題でもあるのです」(同)

 だが、やはり世襲政治家がはびこる日本では、女性を担ぎ出す動きは少ない。せいぜい神輿扱いの大臣が関の山で、トップには立っていない。そして実務を期待されてのことではない。

 アジア各国の女性リーダーにも「神輿」に載せられているという側面はあるのだが、精力的に活動し、経済成長などの結果を残すところが日本とは違う。女性の側の政治参画意識もまた、東南アジアのほうが高いのかもしれない。社会構造の大きな変化がなければ、女性リーダーが日本を引っ張る時代になるのは難しそうだ。
(室橋裕和)

葬儀代が出せず、実母の遺体を塩漬けに……韓国・高齢母子の悲劇

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イメージ画像(Thinkstockより)
 韓国の前身といえる朝鮮王朝は厳格な儒教国家であり、長幼の序を貴ぶ精神は今の韓国にも連綿と受け継がれているといわれている。そのため、韓国では年長者を尊重する傾向にある。しかし、最近ではそうした精神に疑問を感じさせる事件が相次いでいる。  4月25日、2015年に韓国国内で起きた事件の中でも、飛び抜けて悪質な事件を起こしたキム被告(56)に、懲役12年の刑が宣告された。  事件は昨年9月25日に起きた。山道に姿を隠したキム被告は、通りがかった80代の老婆の後をつけて暴行した後、80万ウォン(約8万円)相当の金品を強奪。その後、再び現場に戻ると、老婆の胸を揉むなどの性的な暴行を加え、さらに陰部と肛門に石を詰め込むという、猟奇的行為に及んだのだ。  結局、キム被告はすぐに逮捕されるが、先述した敬老精神をかけらも感じさせない所業には、判決が下った今でも各地で怒りの声が続出している。  一方、最近では、誤った形で高齢の母へ“仁義を尽くした”事件が起こり、その悲劇に各地で嘆きの声が相次いでいる。  4月中旬、慶尚北道(キョンサンブクト)のある地域で、自動車の窃盗容疑で逮捕されたパク容疑者(60)。問題は、その車の中に積まれていた黒い袋の中身。なんと、袋の中には実母(86)の遺体が隠されていたのだ。  パク容疑者は事業の失敗により、母親を連れて全国各地を転々とする生活を送っていた。2016年に入るとそうした流転生活すら難しくなり、全羅南道(チョルラナムド)の麗水(ヨス)市内にある貯水池のそばに穴蔵を掘って、そこで雨風をしのいでいたようだ。文明から遠く離れた生活は、高齢の母親の寿命を確実に縮めており、母親は2月末には穴蔵の中で亡くなってしまう。  しかし、パク容疑者には母の葬儀代がなかった。彼は母親の遺体に塩を振りかけると、穴蔵の中に放置したのだ。そうした生活を1カ月も続けたパク容疑者だが、ようやく仕事が決まりかけた。そのため、彼は母親の遺体をそのまま車に乗せて載せて移動していたのだ。  いくら葬儀代がなかったとはいえ、パク容疑者の行いは、死者の尊厳を踏みにじる行為。とはいえ、韓国ネット民の多くは「本当に哀れで残念だ」「難民、難民と声を荒げるよりも、こうした人たちを助けるべきだろう」「金がない人たちは、将来どう生きていけばいいの? 教えてほしい。貧しい人たちのために国がしてくれたことは、何があった……」と、沈痛なコメントが多数。どうしようもない貧しさに同情を寄せる声が少なくなかったのだ。  地獄のような国ということで“ヘル朝鮮”と自国民が揶揄している韓国。まさに地獄のような悲劇といえるかもしれない。

葬儀代が出せず、実母の遺体を塩漬けに……韓国・高齢母子の悲劇

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イメージ画像(Thinkstockより)
 韓国の前身といえる朝鮮王朝は厳格な儒教国家であり、長幼の序を貴ぶ精神は今の韓国にも連綿と受け継がれているといわれている。そのため、韓国では年長者を尊重する傾向にある。しかし、最近ではそうした精神に疑問を感じさせる事件が相次いでいる。  4月25日、2015年に韓国国内で起きた事件の中でも、飛び抜けて悪質な事件を起こしたキム被告(56)に、懲役12年の刑が宣告された。  事件は昨年9月25日に起きた。山道に姿を隠したキム被告は、通りがかった80代の老婆の後をつけて暴行した後、80万ウォン(約8万円)相当の金品を強奪。その後、再び現場に戻ると、老婆の胸を揉むなどの性的な暴行を加え、さらに陰部と肛門に石を詰め込むという、猟奇的行為に及んだのだ。  結局、キム被告はすぐに逮捕されるが、先述した敬老精神をかけらも感じさせない所業には、判決が下った今でも各地で怒りの声が続出している。  一方、最近では、誤った形で高齢の母へ“仁義を尽くした”事件が起こり、その悲劇に各地で嘆きの声が相次いでいる。  4月中旬、慶尚北道(キョンサンブクト)のある地域で、自動車の窃盗容疑で逮捕されたパク容疑者(60)。問題は、その車の中に積まれていた黒い袋の中身。なんと、袋の中には実母(86)の遺体が隠されていたのだ。  パク容疑者は事業の失敗により、母親を連れて全国各地を転々とする生活を送っていた。2016年に入るとそうした流転生活すら難しくなり、全羅南道(チョルラナムド)の麗水(ヨス)市内にある貯水池のそばに穴蔵を掘って、そこで雨風をしのいでいたようだ。文明から遠く離れた生活は、高齢の母親の寿命を確実に縮めており、母親は2月末には穴蔵の中で亡くなってしまう。  しかし、パク容疑者には母の葬儀代がなかった。彼は母親の遺体に塩を振りかけると、穴蔵の中に放置したのだ。そうした生活を1カ月も続けたパク容疑者だが、ようやく仕事が決まりかけた。そのため、彼は母親の遺体をそのまま車に乗せて載せて移動していたのだ。  いくら葬儀代がなかったとはいえ、パク容疑者の行いは、死者の尊厳を踏みにじる行為。とはいえ、韓国ネット民の多くは「本当に哀れで残念だ」「難民、難民と声を荒げるよりも、こうした人たちを助けるべきだろう」「金がない人たちは、将来どう生きていけばいいの? 教えてほしい。貧しい人たちのために国がしてくれたことは、何があった……」と、沈痛なコメントが多数。どうしようもない貧しさに同情を寄せる声が少なくなかったのだ。  地獄のような国ということで“ヘル朝鮮”と自国民が揶揄している韓国。まさに地獄のような悲劇といえるかもしれない。

「生まれ変わったら、ドイツに住みたい」“世界一の嫌韓国家”ドイツに憧れる韓国の若者たち

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イメージ画像(Thinkstockより)
「まるで地獄のような国だ」。そんな意味を込めて自国を“ヘル(地獄)朝鮮”と自嘲している韓国の20代たち。韓国社会の悲惨な現状から夢や希望を持てなくなった彼らは、もし生まれ変われるのなら、どこの国に住みたいと考えているのだろうか?  実際に、その質問に答えたアンケート結果がある。若者の研究機関「大学明日20代研究所」が韓国の若者に、世界の主要8カ国(日本、中国、韓国、インド、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス)に対するイメージ調査を行っている。  総合ランキングから見ていこう。それによると、韓国20代が最も高く評価された国は72.6点を獲得したアメリカ。「政治水準」「経済水準」などの部門で1位となっている。2位は僅差でドイツ(72.3点)となっており、以下、イギリス(69.0点)、フランス(68.8点)、日本(61.1点)、中国(51.3点)、インド(43.7点)となった。最下位は韓国(39.6点)。やはり、“ヘル朝鮮”という言葉の通り、韓国20代にとって自国の印象は最悪のようだ。  では、彼らが「もし生まれ変わったら住みたい国」はどこだろうか? それは、25.4%と大きな支持を集めたドイツだった。ドイツは好感度で断トツ1位となっており、「教育を受けたい国」「自分の子どもを育てたい国」「老後に暮らしたい国」などでも首位を記録した。  そもそも韓国のドイツ好きは、異常なほど。今回のアンケートに限らず、イギリスBBC放送が行っている世界16カ国とEUを対象にした「国家イメージアンケート」(2014)によると、韓国人のドイツに対する評価は、実に84%が肯定的となっている。日本に対しては肯定派が15%しかいないという事実を見ても、韓国人がいかにドイツ好きかわかるだろう。    面白いのは、ドイツ人が韓国嫌いというところ。同アンケートによると、ドイツ人の韓国に対する評価は肯定派24%で、否定派は59%にも及ぶ。日本人の韓国評価でさえ否定派37%にとどまったにもかかわらず、ドイツ人の6割が否定的という結果に。この否定派のパーセンテージだけ見ると、世界一の嫌韓国家がドイツといえるのだ。振り返れば2011年7月、ドイツ在住の韓国人女性がドイツ人女性からタバコを投げつけられるという事件があった。韓国人女性が抗議すると、そのドイツ人女性は彼女を殴打。さらに大声で「目が小さい!」などと罵倒しながら、韓国人女性の首を絞めたという。今年1月末にもドイツ・ミュンヘンのスターバックスで、韓国人が差別を受けたという話も。韓国人女性が注文したドリンクのカップに、東洋人や韓国人を蔑視する「目の細い人」を描いて渡したそうだ。  ドイツに憧れる韓国の20代たちは、ドイツ人は韓国嫌いという現実を認識していないようだ。彼らが“ヘル朝鮮”から脱出してドイツに行こうなどと考えているなら、さらに厳しい現実に打ちのめされるかもしれない。

「中国の河川は“霊安室”になった」1週間で70体以上引き揚げる、中国・揚子江の“遺体漁師”とは?

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船をこぐ陳松さん。川面に遺体が流れるのを見つけると、すぐさま船を出す
 4月14日、フランスの日刊紙・フィガロが、「揚子江の遺体漁師」と題したルポを掲載した。揚子江(中国名・長江)沿岸の大都市・重慶で、川に流れてきた遺体の引き揚げをなりわいとする男性を取り上げたものだ。記事によると、その男性は多いときには1年で200体以上の遺体を回収したこともあるという。
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浮船の上で川面を双眼鏡で見る陳松さん。陳松さんの後継者はまだまだ見つかっていない
 陳松という名前のこの男性、これまでも中国のメディアでは、数度にわたり取り上げられている。この仕事をしていた父親の後を継ぎ、すでに20年近くになるという。  世界保健機関(WHO)が2014年に発表した世界の自殺者の統計によると、中国では年間約12万人が自殺しているという。自殺の形態を見ると、高いビルが少なく飛び降り自殺が難しい農村部では、農薬を使った自殺と並び、入水自殺の割合が高い。中国のメディアは「中国の河川は“霊安室”になった」と評している。  そんな中、陳松さんの出番は少なくない。また、夏場には揚子江では川遊びを楽むことができる一方、水難事故による遺体が流れてくることもしばしばだという。  彼によると、これまでで一番の“大漁”は、1週間で70数体を引き揚げたこと。このときは、200キロ以上も上流で洪水が起きたのが原因だとされている。
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中国の河川で引き上げられた溺死体の数々
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引き上げ費用を払えず、川面に浮かぶ息子の遺体を見守るしかない両親
 1体引き揚げるごとに陳松さんには行政部門から必要経費として500元(約8,500円)が支払われ、遺族が現場に遺体を引き取りに来た場合には、遺族から慰労金という形で謝礼を受け取る。この金額はさまざまで、貧しい人からは500~600元(8,500~1万円)ほど、富裕層からは3,000元(約5万円)程度を受け取るという。  農村部の物価と比較しても、これは良心的な価格といえるだろう。遺体引き揚げをなりわいにしている者には悪質な人間もいるようで、別の川で自殺した男性の遺体を引き揚げた漁師が、遺体を両親に引き渡す際に1万8,000元(約30万円)を要求。しかし両親には支払う余裕がなかったため、遺体が何日も水に浸かったままそれを見ているしかなく、なんとか5,400元(約9万2,000円)を工面して引き揚げてもらったという話もある。  中国の闇は、まだまだ深い。 (文=佐久間賢三)

「中国の河川は“霊安室”になった」1週間で70体以上引き揚げる、中国・揚子江の“遺体漁師”とは?

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船をこぐ陳松さん。川面に遺体が流れるのを見つけると、すぐさま船を出す
 4月14日、フランスの日刊紙・フィガロが、「揚子江の遺体漁師」と題したルポを掲載した。揚子江(中国名・長江)沿岸の大都市・重慶で、川に流れてきた遺体の引き揚げをなりわいとする男性を取り上げたものだ。記事によると、その男性は多いときには1年で200体以上の遺体を回収したこともあるという。
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浮船の上で川面を双眼鏡で見る陳松さん。陳松さんの後継者はまだまだ見つかっていない
 陳松という名前のこの男性、これまでも中国のメディアでは、数度にわたり取り上げられている。この仕事をしていた父親の後を継ぎ、すでに20年近くになるという。  世界保健機関(WHO)が2014年に発表した世界の自殺者の統計によると、中国では年間約12万人が自殺しているという。自殺の形態を見ると、高いビルが少なく飛び降り自殺が難しい農村部では、農薬を使った自殺と並び、入水自殺の割合が高い。中国のメディアは「中国の河川は“霊安室”になった」と評している。  そんな中、陳松さんの出番は少なくない。また、夏場には揚子江では川遊びを楽むことができる一方、水難事故による遺体が流れてくることもしばしばだという。  彼によると、これまでで一番の“大漁”は、1週間で70数体を引き揚げたこと。このときは、200キロ以上も上流で洪水が起きたのが原因だとされている。
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中国の河川で引き上げられた溺死体の数々
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引き上げ費用を払えず、川面に浮かぶ息子の遺体を見守るしかない両親
 1体引き揚げるごとに陳松さんには行政部門から必要経費として500元(約8,500円)が支払われ、遺族が現場に遺体を引き取りに来た場合には、遺族から慰労金という形で謝礼を受け取る。この金額はさまざまで、貧しい人からは500~600元(8,500~1万円)ほど、富裕層からは3,000元(約5万円)程度を受け取るという。  農村部の物価と比較しても、これは良心的な価格といえるだろう。遺体引き揚げをなりわいにしている者には悪質な人間もいるようで、別の川で自殺した男性の遺体を引き揚げた漁師が、遺体を両親に引き渡す際に1万8,000元(約30万円)を要求。しかし両親には支払う余裕がなかったため、遺体が何日も水に浸かったままそれを見ているしかなく、なんとか5,400元(約9万2,000円)を工面して引き揚げてもらったという話もある。  中国の闇は、まだまだ深い。 (文=佐久間賢三)