いきなり電話をするのは無礼? 得体の知れないマナーが、知らないうちに常識に

 得体の知れないマナーの氾濫に困惑しているがゆえの出来事なのか。実在しないビジネスマナーを、それっぽく説明する大喜利がTwitterで繰り返される現象が起きている。

「クラウドの語源は“雲”、つまり今後の関係に翳りが出てしまう意味」だから、クラウドは使うな、に始まり「賃金を受け取るのは、単に金のために働いている意思表明だから失礼」など、頓智の聞いたツイートが繰り出されている。

 この現象の背景にあるのが、近年の得体の知れないビジネスマナーの氾濫だ。最近では、日本酒をとっくりからおちょこに注ぐ時に、注ぎ口を使うのは失礼。さらには、客先で出されたお茶を飲むのも失礼など、もはや意味不明なマナーが存在することが次々と明らかになっている。

 もちろん、どれももっともらしい理由がついてはいるものの、本当にそうなのか根拠は薄弱である。

 得体の知れないマナーが氾濫する理由としては、マナー講師などの業界人がでっち上げているのではないかなどともいわれるが、原因は明らかではない。

 ただ、変なマナーの流行の背景にはビジネスの現場での常識の激変が挙げられる。とりわけ顕著なのは、電話をめぐる問題だ。

「近年、目立つのは『いきなり電話をしてはいけない」という妙なマナーです。というのも、電話は相手の都合を考えずに時間を奪う行為だからよくないというのです。事前にメールなりLINEなりで、電話をしてよいか確認を取ってから電話するのがマナーというのですが、いつの間に、そんなマナーはできたんでしょうか」(50代会社員)

 そのメールでも「了解しました」という記述については、賛否の分かれるところ。さらにメールでも手紙のように「拝啓」とか「敬具」を記載すべきかも議論がある様子。

 結局、マナーになんて正解はないし、時間の流れと共に変化をしていく。その中で、なんとなく受け入れられて残ったのだけが、マナーとして定着するということか。
(文=ピーラー・ホラ)

まだそんな指導が……21世紀でも続く「給食を残さず食べましょう」の大問題

 給食は残さず食べるべきか?

 各種食物アレルギーなどにより、食べられるものは個々人で異なることが明らかになっている今の時代に、いまだ一部の小中学校では、給食を残さず食べるよう指導していることが問題になっている。

 11月に報じられた一般社団法人「日本会食恐怖症克服支援協会」の発表では、同協会には、小中学校の給食指導をめぐる相談が、昨年5月から今年9月までに、のべ1,000件以上も寄せられている。中には、給食を残さず食べるよう強要されたことが原因で、不登校になる児童・生徒もいるという。

「給食を残さず食べる」ことがクラスの目標にされていた経験のある人も多い。どうしても食べることができないメニューが出てしまい、給食後の掃除時間などに、ほこりまみれの中で涙目で流し込んだ経験がある人も少なくはないだろう。

 すでに多くの小中学校で、こうした指導は過去のものになっている。都内の小学校教諭は語る。

「とりわけアレルギーの問題が知られるようになってから、給食の完食指導を行う教師は減りました。何しろ生死に直結する問題ですからね。それに食の細い子どもというのもいるものです。ですので、残さず食べるのではなく、量が多かったり、食べられないものがあれば、食べ始める前に戻す指導などをしています。また、一部の地域では本当に給食がまずいところがあって……残す残さない以前に、食べること自体が苦痛になっているという新たな問題を抱えている学校もあります」

 そんな中でも、給食を残さないように指導する教諭というのは「どこか壊れているタイプ」だという。

「病的に、画一的な指導をすることを美徳と考えている教諭は、年齢にかかわらず、いるものです。そうした教師というのは、得てして学級崩壊などの問題を起こすもので。給食以前に、問題教師が淘汰されない従来のシステムを改善しなきゃならないでしょう」(同)

 今どき「給食を残すな」と指導する教諭は、要注意人物とみて間違いなさそうだ。
(文=是枝了以)

半グレ関係者が証言! 政府の「新・金密輸対策」で中国業者がウハウハ⁉

 来年10月の消費税増税を控え、政府は国内業者が金を買い取る際の身元確認を厳格化する方針を固め、年末の税制改正大綱に盛り込むことを決めた。金の売却者の身分証の控えがない場合、買い取り業者は消費税の控除が認められないようになる。

 背景には、金の「消費税還付スキーム」が流行していることがある。金は輸入時に8%の消費税が税関で徴収されるが、消費税がかからない香港などで購入して国内に密輸、その後売却すれば、消費税相当分の現金を還付金として得ることができるというものだ。

 こうした錬金術は消費税が8%に増税されて利ザヤが増えた2014年あたりから流行し始め、当局による取り締まりや監視体制が強化されてきた。16年からは、200万円を超える金の売却にはマイナンバーの提出が必要となった。また、今年3月にはモデルの高垣麗子の元夫のミュージシャンが、香港から金地金を密輸しようとしたとして、関税法違反、消費税法違反などの疑いで逮捕されたことでも話題となった。

 そんな中、日本国内には密輸されたものの、行き場を失った金地金が多数ダブついているという。

 16年頃、金密輸を盛んに行っていた半グレグループの関係者は話す。

「最近は購入元がはっきりせず、税関申告書の控えもないような怪しい地金は、どこの業者も買い取ってくれない。そんな中、金を密輸で持ち込んだはいいが、現金化できないケースが増えている。私の周りだけでも数十億円分の金地金が、売られることもなく、金庫に保管されているよ」

 そんな、国内で行き場を失った金を買い叩く連中がいるという。

「現金化を急ぐ連中は、中国の業者に売却している。ヤツらの買値は相場の8割ほど。密輸にかかった渡航費や人件費を考えると大損だけど、売れない金をいつまでも抱え続けるのも考えもの。ちなみにヤツらは日本で買い叩いた金を、インドやタイに持っていて売却するみたいだけど、相場価格で売れたら2割のもうけなんだから、消費税還付どころじゃない利幅だよ」(同)

 来年10月に始まる身元確認の厳格化は、中国の業者にさらなる利益をもたらすことになるかもしれない。

パキスタンの有名病院でまた……!? 35歳女性が痔の手術中にレイプされたと訴える

 11月下旬、南アジアの国・パキスタンのラホールで、35歳の女性が痔の手術中に病院スタッフにレイプされたと警察に訴えた。

 この女性はパキスタンでも有数の病院として知られるシーク・ザイード病院で8時間にも及ぶ痔の手術を受けたが、手術後に麻酔から目が覚めると、下半身に痛みを覚え、出血もしていたという。

 女性は地元警察に対し、「手術は8時間もかかったのに、その日のうちに退院させられたのよ。麻酔で気を失っている間に、病院のスタッフにレイプされたに違いないわ」と話しているという。

 警察は女性のレイプ査を行い、結果を待っているところだが、女性医師4人によって行われた触診では、レイプの証拠は見つからなかったという。

 また、女性の訴えを受けて、パンジャブ州では調査委員会を設置、調査に当たっているが、委員のひとりは「今のところレイプの証拠は見つかっておらず、女性の“誤解”ではないか」と述べている。

 痔の手術というのは一般的に30分程度で終わり、日帰りが可能だという。しかし、8時間という手術時間は異様に長く、もしそんなに時間がかかるほど重い病状であったのなら、手術後その日のうちに退院させられるというのも変である。

 またこの病院ではかつて、医師や病院スタッフによるレイプ事件が報道されているほか、一番近いところでは今年9月、女性医師が清掃作業員に襲われそうになるという事件も起こっている。

 果たして本当にレイプが行われていたのか、はたまたこの女性の勘違いなのか――警察による検査結果が待たれる。

ピンヒールでウサギを踏みつけ……中国で「美女動物虐待」動画が流行の兆し

 中国で一時期流行したエロ動画配信は、当局からの規制が強まり、鳴りを潜めているが、それに代わって最近勢いを増しているジャンルがある。ミニスカートをはいた女性がピンヒールでウサギを踏みつけたり、犬の首を絞めたりする、美女による動物虐待動画だ。「新京報」(11月26日付)によると、動画は数十元~数万元で取引され、海外にもDVDが多数出荷されているという。

 このジャンルで有名人だという阿佳さん(仮名)は、豚や牛、羊といった大型動物を虐殺する動画を配信している。ある動画サイトの彼女のアカウントは、約1万4,000人のフォロワーを抱えている。動画のオーダーメードにも対応し、記者がインスタントチャット「QQ」でコンタクトを取ると「500元(約8,300円)で亀やウシガエルなどの小動物をハイヒールで踏み殺し、1万5,000元(約24万5,000円)ならロバや羊など比較的大型な動物を、去勢したり皮膚を剥いで虐殺するわ」と説明した。

「美女動物虐待」のカテゴリーは、確立してからすでに20年近くたつという。動画を販売するブローカーも存在し、その一人である周平氏(仮名)は、QQのホーム画面に4,000本以上の動画のサムネイルを表示している。周氏は顧客の要望に基づいて台本を書き、女性に自撮りをさせる。女性側は気軽に参入でき、ひと月で1万元(約16万円)以上稼ぐことも可能だという。たとえば子犬を踏みつける動画を撮るのであれば、市場で20~30元(約330~490円)で買ってくれば、すぐに取りかかれると周氏は説明する。

 報道を受け、ネット上には当然ながら非難が殺到。「この種の商売がエスカレートすると、殺人動画まで出てきてしまうのでは……」と先行きを危惧するコメントも多く見られた。こうした動画はすぐに規制されそうなものだが、北京市弁護士協会刑法專業委員会の李紅釗副秘書長は「諸外国には動物保護に関する法律が存在するが、中国では空白だ」と指摘。近年、動物虐待防止法が何度も議題に上がっているが、成立に至っていないという。動物を守るためには、早急に法整備をする必要がありそうだ。

(文=中山介石)

台湾統一地方選で“セクシー候補者”の出馬相次ぐも、軒並み落選!

 11月24日に投開票された台湾の地方統一選挙では、蔡英文総統率いる与党・民進党が大敗する結果となった。今後、中国による圧力が強まることが懸念されるが、今回の選挙ではもうひとつ話題があった。それは、各地で出馬していた“セクシー候補者”の相次ぐ落選だ。

 台中市市議選の第7選挙区で時代力量党から出馬した呉佩芸氏(26歳)は、選挙ポスターに水着姿の写真を使用したことが話題となった。

 水泳選手でもなければグラビアタレントでもない彼女が、なぜ自身の水着写真を使用したのかは謎で、「選挙ポスターとしてふさわしくない」という批判にもさらされたが、一方で“けがの功名”もあった。現地メディア「上報」(11月25日付)などによると、同選挙区でライバルの民進党・何文海氏が呉氏のポスターを見て、「いい体をしているから、上半身を露出して胸を出すべきだ」と発言して炎上。その後、謝罪する騒ぎになっていたのだ。ただこの一件も、フタを開けてみればそれほどの追い風にならず、何氏は1万1,555票を獲得し、4位で当選。呉氏は、その何氏にわずか9票及ばず落選してしまった。

 一方、高雄市市議選の第6選挙区で、無所属で出馬した蔡宜芳氏(27歳)は国立清華大学材料工程系博士課程に籍を置く才女だが、やたら胸を強調した格好をし、キャッチフレーズは「高雄に嫁ぐ」と、まるでローカルアイドルのよう。ただし、その真意は地元愛からくるものだといい、若者の流出を防ぎたいとの思いから、このキャッチフレーズを付けたという。ところがその想いは届かず、落選した。

 セクシー候補者の刺客は、さらに小さな行政単位にも及ぶ。新北市中和区秀景里(※「里」は台湾の最小行政区分)の里長選に青年陽光党から出馬した陳可★氏は、Facebookのフォロワーが4万人以上の人気女性。それもそのはず、投稿する写真は、どれも露出度が高いカットばかりなのだ。陳氏の肩書は英会話学校の教師となっているが、モデルをしていた経験もあってアイドル並みの美形だ。報道によると、英語だけでなく日本語も堪能とのことだ。陳氏は中国国民党の李淙河氏との一騎打ちだったが、落選した。

 日本では、政治家の実績などないタレント議員が楽々当選する異常事態が続いているが、セクシーな水着写真などに惑わされない台湾の選挙民は、民主主義をより成熟させているといえるかもしれない。

(文=中山介石)

眞子さま、来年にも小室圭さんと“破談”か? 秋篠宮さまの“踏み込んだ発言”と、気になる“400万円男性”の動き

 秋篠宮さまが先月30日に53歳の誕生日を迎えるにあたり、記者会見に臨まれた。会見で秋篠宮さまは、長女・眞子さまと婚約が内定している小室圭さんについて、母親の金銭トラブルなどが報じられていることを念頭に「今でも2人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、それ相応の対応をするべき」と述べ「多くの人が、そのことを納得し、喜んでくれる状況。そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約にあたる『納采の儀』というのを行うことはできません」との声明を出された。

「東京・元赤坂の宮邸で毎年この時期に行われている会見ですが、今年は雰囲気が明らかに違っていました。例年ならば秋篠宮さまがユーモアあふれる語り口で、にこやかに話されるのですが、今年は非常にピリっとされており、周囲を固める宮内庁の関係者もナーバスになっていました」(一般紙のデスク)

 今年2月に、お2人のご結婚が延期と決まって以降初めて、秋篠宮さまが見解を述べられたことになる。

「正直、ここまで踏み込んでお話をされることに宮内庁の関係者も驚いていました。小室さんが誠意ある対応をせず状況が動かなければ、もしかしたら2019年にもご破談になるのではないかといわれています。最近も小室さんの母親の元婚約者で400万円を小室さん側に提供した男性が、自身の三菱UFJ銀行の通帳を証拠として手に持ちながら、週刊誌に再売り込みをしているようです。そんなことがあるにもかかわらず、400万円を返そうとしないばかりか、さらに大金のかかる留学を行っている小室さん側に、宮内庁関係者らが不信感を抱いているのは明らかです」(同)

 このご発言を受けて、小室さん側が「それ相応の対応」をするのか、注目が集まりそうだ。

眞子さま、来年にも小室圭さんと“破談”か? 秋篠宮さまの“踏み込んだ発言”と、気になる“400万円男性”の動き

 秋篠宮さまが先月30日に53歳の誕生日を迎えるにあたり、記者会見に臨まれた。会見で秋篠宮さまは、長女・眞子さまと婚約が内定している小室圭さんについて、母親の金銭トラブルなどが報じられていることを念頭に「今でも2人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、それ相応の対応をするべき」と述べ「多くの人が、そのことを納得し、喜んでくれる状況。そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約にあたる『納采の儀』というのを行うことはできません」との声明を出された。

「東京・元赤坂の宮邸で毎年この時期に行われている会見ですが、今年は雰囲気が明らかに違っていました。例年ならば秋篠宮さまがユーモアあふれる語り口で、にこやかに話されるのですが、今年は非常にピリっとされており、周囲を固める宮内庁の関係者もナーバスになっていました」(一般紙のデスク)

 今年2月に、お2人のご結婚が延期と決まって以降初めて、秋篠宮さまが見解を述べられたことになる。

「正直、ここまで踏み込んでお話をされることに宮内庁の関係者も驚いていました。小室さんが誠意ある対応をせず状況が動かなければ、もしかしたら2019年にもご破談になるのではないかといわれています。最近も小室さんの母親の元婚約者で400万円を小室さん側に提供した男性が、自身の三菱UFJ銀行の通帳を証拠として手に持ちながら、週刊誌に再売り込みをしているようです。そんなことがあるにもかかわらず、400万円を返そうとしないばかりか、さらに大金のかかる留学を行っている小室さん側に、宮内庁関係者らが不信感を抱いているのは明らかです」(同)

 このご発言を受けて、小室さん側が「それ相応の対応」をするのか、注目が集まりそうだ。

ホテルは増えてるけど住民はいない! 「京都らしい風景」よりも人口維持へ……京都市が建物規制を緩和検討

 観光客は「もう来ないで!」の大混雑。なのに、住民の人口が減っている。京都市の建物規制の緩和方針検討をきっかけに、そんな京都市の実情が明らかになっている。

 京都市では、全国でタワーマンションなど高層建築の建設が盛んになった2007年に、新景観政策を実施。これによって、京都駅や四条烏丸などの中心地では、建物の高さを31メートル以内に制限。ほかの地区でも15メートル以内。もっとも厳しい地区では10メートル以内にして京都らしい景観の維持に努めてきた。

 この規制が実施される以前から、京都の市街地で高い建物を建築しようとすれば、騒動になるのが当たり前。古くは1964年に建築された京都タワーの際にも論争になった。京都駅と並んで高い建物として知られる「京都ホテルおいけ本館」は94年に竣工したが、この際にも景観破壊だとして、大きな批判を浴びることとなった。

 建物を高くすれば、景観破壊として猛烈な批判を浴びるのが京都の常識。そんな中で、京都市が規制緩和を実施する理由は、住宅不足による人口減少への危機感である。

 というのも、京都中心市街地では観光客相手のホテルは急増しているものの、住宅は極めて少ない。例えば、京都市内で新築マンションを求めようとすれば、郊外でも東京都心と同程度の価格。市街地には、そもそも新築物件などない。中古物件でも、市街地の物件は安いし狭いしで、ほかの大都市圏に比べて「そうだ、京都に住もう」と思ってもそもそも住むところを探すのが困難になりつつある。

「住宅はもちろんですが、オフィスビルも不足気味です。10月から観光客には宿泊する時に観光税が課されるようにはなりましたが、住民がいなくなってしまうことへの危機感は、ほかの都市よりも強いんです」(不動産業者)

 そもそも、狭い地域に繁華街が集まっていてコンパクトで暮らしやすいのが京都市のよい側面。ホテルばかりが増えて、住民がいなくなってしまっては、その利点も生かせない。

 高さ制限の緩和が実現し、人口が維持できるのかが、正念場になっている。
(文=ピーラー・ホラ)

国民は小室圭さんに嫉妬している――精神科医が「眞子さまとの結婚騒動が盛り上がるワケ」を考察

 今年2月、秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚延期が報じられ、日本中に大激震が走った。2人は昨年9月に婚約内定会見を行い、今年3月に一般の結納に当たる「納采の儀」、そして11月4日には結婚式を執り行う予定だったが、「十分な準備を行う時間的余裕がないこと」を理由に、結婚関連の諸行事を2020年まで延期することとなったのだ。

 こうした延期の背景には、一部で報じられた圭さんの母親・佳代さんと元婚約者A氏との間の“400万円借金トラブル”があるといわれている。このA氏は週刊誌に登場し、佳代さんとの付き合いの中で、いかに“搾取”されてきたかを切々と語り、借金を返してほしいと吐露。世間から、「皇族の結婚相手にふさわしくない」という声が上がり始めた。

 婚約内定当初、インターナショナルスクール育ちでTOIECスコア950、名門・国際基督教大学(ICU)卒という優秀な人物で、「湘南江の島 海の王子」にも選ばれた爽やかなイケメンともてはやされていた圭さん。その一方、パラリーガルの身で収入が低いこと、また家庭環境について、小学生の頃に父が自死し、佳代さんが新興宗教に傾倒していたことなども、スキャンダラスに報じられてきた。

 なぜ人々は、秋篠宮家に巻き起こった結婚延期騒動に熱狂し、圭さんをめぐるスキャンダルに飛びつくのか。そんな大衆の心理について、『被害者のふりをせずにはいられない人』(青春出版社)や『高学歴モンスター~一流大学卒の迷惑な人たち~』(小学館)などの著者である精神科医・片田珠美氏に話を聞いた。

 眞子さまと小室さんの結婚騒動について、「世間は『2人が破談になればいい』と思っているようなフシさえある」と指摘する片田氏。人々が、それほどまでの感情を爆発させる要因はどこにあるのだろうか。

「まず皇室というのは、人々の身分が平等化する世の中で、別格の存在であり、言うなれば日本一の名家。皇室御用達として“ハクがつく”と、“格が高い”とみなされ、人々の興味を引いて売れるのです。そんな皇室は人々にとって『羨望』の対象です。そして、この『羨望』とは、『他人の幸福が我慢できない怒り』なのです。そんな皇室に、しかも天皇陛下の初孫に降って湧いた結婚騒動とあって、人々は『他人の不幸は蜜の味』と感じ熱狂しているのではないでしょうか」

 「他人の不幸は蜜の味」は、裏返せば「他人の幸せは癪の種」ということだ。眞子さまとの婚約内定が報じられると、ネット上では、圭さんを「シンデレラボーイ」と呼ぶ者も多かったが、結婚延期騒動への人々の熱狂には、“圭さんへの嫉妬”が関係していると、片田氏は述べる。

「戦前、女性皇族の嫁ぎ先は皇族か華族とされていましたが、戦後の民主化により、人々の身分が平等になる中、そういった制限はなくなりました。今上天皇の第一皇女である清子さまは、秋篠宮さまと学習院初等科時代からのご学友だった東京都職員・黒田慶樹さんと、また、高円宮家の三女・絢子さまは、日本郵船社員でNPO法人『国境なき子どもたち』の理事も務める守谷慧さんとご結婚されています。ただ、やはりお二人とも“それなりの方”であるのは事実。そんな彼らと比べると、圭さんは、そこらへんにいる若い男の子と変わらない印象で、“図抜けた人”ではありません。そんな人物が、眞子さまとご結婚とあって、特に圭さんと同年代の男性は『なんでアイツはいい思いをしているのに、自分はそうではないのか』と、嫉妬心を抱いたはずです」

 圭さんは、ICU卒業後、三菱UFJ銀行に就職、その後、弁護士事務所でパラリーガルとして働き、年収は250万円程度ではないかと報じられている。

「ICUも名門ですが、トップの東京大学ではない……それ以外にも、圭さんの図抜けていないところはあります。こうした経歴を知り、『自分と学歴や能力はそこまで変わらないのに』とか、母子家庭であるという点で『うちの方が家柄はいいのに』とか思った人がいたのではないでしょうか。つまり、圭さんに対して『自分とそれほど違わない人間なのに不平等だ』と、多くの人が感じたからこそ、圭さんを批判する声が大きくなったと考えられます」

 片田氏は、「皮肉なことですが」と前置きした上で、「世の中が平等になればなるほど、人はちょっとした差や違いに敏感になる」という。

「19世紀のフランスの政治思想家、アレクシ・ド・トクヴィル氏も指摘していますが、身分が平等になることは、実は危険もはらんでいます。つまり、みんな平等だと思えば思うほど、『アイツだけいい思いをしやがって』と、ひりつくような思いを抱きやすいのです。だから、今の圭さんに向けられる世間の視線がこれだけ厳しいのではないでしょうか。例えば圭さんが、東大卒の官僚で、家柄も素晴らしかったら、ここまで世間の批判は盛り上がっていなかったと思いますよ。『自分とは別世界の人だから』と、嫉妬されずに済んだことでしょう」

 圭さんに対する嫉妬が、結婚延期騒動への世間の熱狂を生んだとするならば、一連の騒動の争点が「お金」である点も捨て置けない。佳代さんと元婚約者A氏との借金トラブルはもちろんのこと、小室家の警備費に「莫大な税金が使われている」と世間で物議を醸したことも記憶に新しい。

「景気が良くなったといわれていますが、やはり皆さん、『収入が上がらない』『金銭的に将来が不安』など、お金で苦労されているのだと思います。だからこそ、圭さんに対し『こっちはつらい思いをしているのに、どうして借金も返さず、莫大なお金を使って警備までしてもらってるんだ』と怒りがわくのです。凄まじい怒りというのは、その矛先を向ける人物を、不幸にすることを望みます。なので、圭さんに怒っている人は、もし破談となった場合、拍手喝采となるでしょう。逆に、もし結婚に至った場合、何かしらのクレームをつけるなど、バッシングは収まらないでしょう」

 また、圭さんは今年8月から、国際弁護士資格取得のため、3年間の予定で米フォーダム大学ロースクールに留学しているが、当初、同大のサイトで「眞子さまのフィアンセ」と紹介されたことが話題になった。宮内庁から「納采の儀を行っていないのでフィアンセではない」と通達があり、その文言は削除されたというが、「こうした“ロイヤルファミリーの関係者”としての特別扱いも、世間を煽る」と片田氏は言う。

 片田氏の話を聞くと、いかに圭さんが世間の嫉妬を買ってきたかを痛感するが、それに拍車をかける存在が、母親の佳代さんであるという。

「華やかなバブル時代、家が貧しくていい思いができなかったので、それを今こそ取り戻そうとしている……佳代さんにはそんな印象があります。母子家庭でお金に余裕がない中、圭さんをインターナショナルスクールに通わせ、私立のICUに入れて海外留学もさせる……息子をどうにか輝かせようという気持ちはわかるものの、そのために交際相手にお金を援助してもらうなど、何というかすごく“背伸び”しているんです。圭さんは、そんなお母さんの影響をかなり受けていると思いますね。そして、そんな佳代さんがロイヤルファミリーの関係者になるという成功をつかみかけている点もまた、世間の怒りを買ったのではないでしょうか」

 佳代さんについて、片田氏は「大きなサングラスをかけるなど、ファッションが派手だと感じました。皇族とお付き合いするのであれば、普通はもっと地味にすべきなのに」と率直な感想を述べる。もし佳代さんが、息子が皇族と結婚するにあたり、できるだけ目立つことを避けようという配慮ができていれば、世間のバッシングも免れたのではないかと想像してしまうが……。

「もし佳代さんがそんなふうに考えられる人だったら、眞子さまと圭さんは、婚約内定までいっていませんよ。いくら世の中が平等になったとはいえ、家柄や息子の現在の仕事、年収などを考え、『皇室のプリンセスを我が家に迎えるのは無理。分をわきまえて、諦めなさい』と、息子を諭したのではないでしょうか。週刊誌報道で、佳代さんは圭さんの交際相手の家柄を気にしていたとありましたし、眞子さまとの結婚で、ステップアップを図ろうとしていたようにも見えます」

 皇族との結婚を深く考えていないのではないかという印象を与えかねない小室さん親子の言動は、世間に違和感を与えたことだろう。それが世間の「なぜ皇族との結婚に、あんなにも堂々としていられるのか」「何様のつもりなのか」といった怒りを呼び起こしたのかもしれない。

 眞子さまと圭さんはこうした世間の感情をどのように受け止めているのか。“祝福される結婚”からは遠のくばかりにも思えるが、2人にとって最良の道を選ばれることを祈りたい。